JP2000291803A - メタルジャケットガスケットの製造方法、加圧ローラ装置およびメタルジャケットガスケット - Google Patents

メタルジャケットガスケットの製造方法、加圧ローラ装置およびメタルジャケットガスケット

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JP2000291803A
JP2000291803A JP11103639A JP10363999A JP2000291803A JP 2000291803 A JP2000291803 A JP 2000291803A JP 11103639 A JP11103639 A JP 11103639A JP 10363999 A JP10363999 A JP 10363999A JP 2000291803 A JP2000291803 A JP 2000291803A
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Satoshi Ono
智 小野
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YUTAKA GASKET KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタルジャケットガスケットを、歩留りよ
く、しかも作業性よく効率的に製造することができる、
メタルジャケットガスケットの製造方法、その製造方法
に使用される加圧ローラ装置、および、その製造方法に
よって製造されるメタルジャケットガスケットを提供す
ること。 【解決手段】 帯状の金属製のベース部材14、帯状の
クッション材15、およびベース部材16よりも幅の狭
い帯状の金属製のカバー部材16をそれぞれ用意して、
ベース部材16の上にクッション材15を重ね、さらに
その上にカバー部材16を重ねて、加圧ローラ31ない
し34によって、ベース部材16の幅方向両側端部を、
カバー部材16の上に重なるように折り返し、帯状のガ
スケット加工部材17を成形し、これを所定の形状に加
工した後、その長さ方向端部を接合することにより、メ
タルジャケットガスケット11を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルジャケット
ガスケットの製造方法、加圧ローラ装置およびメタルジ
ャケットガスケットに関し、詳しくは、熱交換器、圧力
容器、塔槽類、各種機器、バルブ、継手フランジ、マン
ホールなどに使用されるメタルジャケットガスケットの
製造方法、その製造方法に使用される加圧ローラ装置お
よびその製造方法によって製造されるメタルジャケット
ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、石綿やセラミックなどのクッ
ション材を金属で被覆したメタルジャケットガスケット
は、石油精製プラントや発電所など、主として高温高圧
下の熱交換器、圧力容器、塔槽類、各種機器、バルブ、
継手フランジ、マンホールなどのシール性を確保するた
めに使用されている。
【0003】図13に示すように、このようなメタルジ
ャケットガスケット4は、通常、リング状をなし、その
断面が、たとえば、図14に示すように、ベース部材1
の上にクッション材2が重ねられ、さらにその上にベー
ス部材1よりも幅の狭いカバー部材3が重ねられて、ベ
ース部材1の両側端部が、カバー部材3の上に重なるよ
うに折り返されることによって形成されている。
【0004】より具体的には、メタルジャケットガスケ
ット4は、次のようにして製造される。すなわち、ま
ず、金属製の平板から、リング状のベース部材1および
カバー部材3をそれぞれ打ち抜くとともに、所定のクッ
ション材料で形成されている平板から、リング状のクッ
ション材2を打ち抜き、ベース部材1の内周側側端部お
よび外周側側端部を治具を使用して手作業で起立させ、
ベース部材1を断面コ字状に形成した後、そのベース部
材1の開口部分にクッション材2を入れるとともに、そ
の上からカバー部材3を重ね、その後、起立状に形成さ
れたベース部材1の両側端部を、そのカバー部材3の上
に折り曲げ状にかしめるようにして形成している。な
お、リング状に形成されたメタルジャケットガスケット
4には、その目的および用途に応じた所定の形状のパス
5が、メタルジャケットガスケット4の径方向に沿って
架け渡され、その長さ方向両端部が、メタルジャケット
ガスケット4の内周面に溶接されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メタルジャケ
ットガスケット4を、このような方法によって製造する
と次のような不具合がある。すなわち、まず、ベース部
材1、クッション材2およびカバー部材3を、それぞれ
平板から打ち抜くことによって成形すると、打ち抜いた
後に残った材料がロスとなり、歩留りが低く、そのた
め、材料コストが高くなるという不具合がある。
【0006】また、ベース部材1の内周側側端部および
外周側側端部を治具を使用して手作業で起立させ、クッ
ション材2およびカバー部材3を重ねた後、起立させた
ベース部材1の両側端部をカバー部材3の上に折り曲げ
状にかしめるようにすると、非常に手間がかかり、作業
効率が低く、製造コストが高くなるという不具合があ
る。
【0007】本発明は、上記した不具合を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、メタ
ルジャケットガスケットを、歩留りよく、しかも作業性
よく効率的に製造することができる、メタルジャケット
ガスケットの製造方法、その製造方法に使用される加圧
ローラ装置およびその製造方法によって製造されるメタ
ルジャケットガスケットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、帯状の金属製のベース部
材、帯状のクッション材、および前記ベース部材よりも
幅の狭い帯状の金属製のカバー部材をそれぞれ用意し
て、前記ベース部材の上に前記クッション材を重ね、さ
らにその上に前記カバー部材を重ねて、前記ベース部材
の幅方向両側端部を、前記カバー部材の上に重なるよう
に折り返すことによって、前記クッション材が前記ベー
ス部材と前記カバー部材との間で挟まれた帯状のガスケ
ット加工部材を成形し、前記ガスケット加工部材を所定
の形状に加工した後、前記ガスケット加工部材の端部を
接合することを特徴としている。
【0009】このような構成によると、メタルジャケッ
トガスケットは、予め用意された、帯状の、ベース部
材、クッション材およびカバー部材を重ねて、ベース部
材の幅方向両側端部をカバー部材の上に重なるように折
り返すことによって、帯状のガスケット加工部材を成形
し、これを所定の形状に加工した後、その端部を接合す
ることにより製造することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記ベース部材の幅方向両側端
部を所定の角度に折り曲げる加圧ローラを複数用意し
て、各前記加圧ローラを、前記加圧ローラの上流側から
下流側にいくに従って前記ベース部材の幅方向両側端部
を折り返すように加圧するように構成し、前記ベース部
材の上に前記クッション材を重ね、さらにその上に前記
カバー部材を重ねた状態で、これらを、前記加圧ローラ
の上流側から下流側に向けて供給することによって、前
記ベース部材の幅方向両側端部を、前記カバー部材の上
に重なるように折り返すことを特徴としている。
【0011】このような構成によると、ベース部材、ク
ッション材およびカバー部材を重ねた状態で、加圧ロー
ラの上流側から下流側に向けて連続的に供給すれば、ベ
ース部材の幅方向両側端部をカバー部材の上に連続的に
折り返すことができ、これによって、帯状のガスケット
加工部材を連続的に成形することができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、帯状の金
属製のベース部材の上に、帯状のクッション材が重ねら
れ、さらにその上に前記ベース部材よりも幅の狭い帯状
の金属製のカバー部材が重ねられた帯状の成形材料か
ら、前記クッション材が前記ベース部材と前記カバー部
材との間で挟まれた、メタルジャケットガスケットの加
工材料として使用されるガスケット加工部材を成形する
ための加圧ローラ装置であって、前記ベース部材の幅方
向両側端部を所定の角度に折り曲げる加圧ローラが、整
列状態で複数設けられ、各前記加圧ローラは、各前記加
圧ローラ毎に、前記ベース部材の幅方向両側端部の折り
曲げ角度が異なるように形成され、前記成形材料を、前
記加圧ローラの上流側から下流側に向けて供給すること
によって、前記ベース部材の幅方向両側端部を、前記カ
バー部材の上に重なるように折り返すように構成されて
いることを特徴としている。
【0013】このような構成によると、ベース部材、ク
ッション材およびカバー部材を重ねた帯状の成形材料
を、加圧ローラの上流側から下流側に向けて連続的に供
給すれば、ベース部材の幅方向両側端部をカバー部材の
上に連続的に折り返すことができ、これによって、帯状
のガスケット加工部材を連続的に成形することができ
る。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、帯状の金
属製のベース部材、帯状のクッション材、および前記ベ
ース部材よりも幅の狭い帯状の金属製のカバー部材が使
用され、前記ベース部材の上にクッション材が重ねら
れ、さらにその上にカバー部材が重ねられて、前記ベー
ス部材の幅方向両側端部が、前記カバー部材の上に重な
るように折り返されることによって、前記クッション材
が前記ベース部材と前記カバー部材との間で挟まれた帯
状のガスケット加工部材が成形され、前記ガスケット加
工部材が所定の形状に加工された後、前記ガスケット加
工部材の端部が接合されることにより形成されているこ
とを特徴としている。
【0015】このような構成によると、メタルジャケッ
トガスケットは、予め用意された、帯状の、ベース部
材、クッション材およびカバー部材が重ねられ、ベース
部材の幅方向両側端部がカバー部材の上に重なるように
折り返されることによって、帯状のガスケット加工部材
が成形され、これが所定の形状に加工された後、その端
部が接合されることにより形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のメタルジャケッ
トガスケットの一実施形態を示す正面図である。図1に
おいて、このメタルジャケットガスケット11は、石油
精製プラントや発電所など、主として高温高圧下の熱交
換器、圧力容器、塔槽類、各種機器、バルブ、継手フラ
ンジ、マンホールなどのシール性を確保するために使用
されるものであって、リング状のガスケット本体12
に、1本のパス13が、そのガスケット本体12の径方
向に沿って架設されている。
【0017】ガスケット本体12およびパス13は、図
2にその断面図を示すように、ステンレスなどの金属か
らなるベース部材14と、石綿、セラミック、グラファ
イト、フェルトなどからなるクッション材15と、ステ
ンレスなどの金属からなり、ベース部材14よりも幅の
狭いカバー部材16とにより構成されており、ベース部
材14の上にクッション材15が重ねられ、さらにその
クッション材15の上にカバー部材16が重ねられた状
態で、ベース部材14の両側端部が、カバー部材16の
上に重なるように折り返されることによって形成されて
いる。
【0018】このようなメタルジャケットガスケット1
1は、次のようにして製造される。すなわち、まず、帯
状のベース部材14、帯状のクッション材15、および
帯状のカバー部材16をそれぞれ用意する。帯状のベー
ス部材14としては、たとえば、その幅が、10mm、
13mm、16mm程度の長尺状のものが使用され、ロ
ール状に巻回したものなどが好適に使用される。また、
帯状のクッション材15としては、その幅が、ベース部
材14より広くカバー部材16よりも狭い程度の長尺状
のものが使用され、ロール状に巻回したものなどが好適
に使用される。なお、このような長尺状のクッション材
15は、たとえば、粉状のクッション材15を圧縮成形
することなどによって得ることができる。また、帯状の
カバー部材16としては、その幅が、ベース部材14よ
り狭い長尺状のものが使用され、ロール状に巻回したも
のなどが好適に使用される。
【0019】そして、ベース部材14の上にクッション
材15を重ね、さらにその上にカバー部材16を重ね
て、ベース部材14の幅方向両側端部を、カバー部材1
6の上に重なるように折り返すことによって、クッショ
ン材15がベース部材14とカバー部材16との間で挟
まれた帯状のガスケット加工部材17を形成する。
【0020】このガスケット加工部材17は、たとえ
ば、図3に示す成形装置18を使用することにより成形
することができる。図3において、この成形装置18
は、ロール状に巻回されたベース部材14、クッション
材15、およびカバー部材16を支持する支持ユニット
19と、ベース部材14の幅方向両側端部を、カバー部
材16の上に重なるように折り返すためのローラ装置と
してのローラユニット20とを備えている。
【0021】支持ユニット19は、ベースフレーム22
と、ベースフレーム22の長さ方向途中から上方に向か
って延びる大径ロール支持フレーム23と、大径ロール
支持フレーム23の長さ方向途中から、後方に向かい水
平方向に延びるサイドフレーム24と、このサイドフレ
ーム24の遊端部から、垂直方向に交差して延びる小径
ロール支持フレーム25とを備えている。
【0022】大径ロール支持フレーム23には、その上
部において、カバー部材16がロール状に巻回されてい
る大径の第1ロール26が回転可能に支持されており、
その下部において、ベース部材14がロール状に巻回さ
れている大径の第2ロール27が回転可能に支持されて
いる。また、小径ロール支持フレーム25には、その上
端部に、クッション材15がロール状に巻回されている
小径の第3ロール28が回転可能に支持されており、そ
の下端部に、同じく、クッション材15がロール状に巻
回されている小径の第4ロール29が回転可能に支持さ
れている。
【0023】そして、これら第1ロール26ないし第4
ロール29から、ベース部材14、クッション材15、
およびカバー部材16をそれぞれ引き出して、ベース部
材14の上にクッション材15を重ね、さらにその上に
カバー部材16を重ねた状態で、これを成形材料として
ローラユニット20に供給するようにしている。なお、
第3ロール28および第4ロール29からそれぞれ引き
出されるクッション材15は、大径ロール支持フレーム
23に設けられるガイドローラ30によって、ローラユ
ニット20に向けて案内されている。
【0024】ローラユニット20は、架台51上に設け
られ、ベース部材14の幅方向両側端部を所定の角度に
折り曲げるための複数の加圧ローラ31ないし34が、
成形材料が供給される方向に沿って整列状態で順次設け
られている。これら加圧ローラ31ないし34は、その
加圧ローラ31ないし34を挟んで対向するホルダ部材
21に回転可能に支持されており、図示しない駆動源と
してのモータから、図示しないギヤ列を介して、成形材
料を供給方向における上流側から下流側に向かって搬送
する方向に回転されるように構成されている。
【0025】さらに、具体的には、この加圧ローラ31
ないし34は、上下方向において互い対向する上側ロー
ラ35ないし38および下側ローラ39ないし42から
構成されており、各上側ローラ35ないし38および下
側ローラ39ないし42毎に、ベース部材14の幅方向
両側端部の折り曲げ角度が異なるように形成されてい
る。すなわち、最も上流側の第1加圧ローラ31は、図
4に示すように、第1上側ローラ35と第1下側ローラ
39とを備えており、それらが対向する部分の形状にお
いて、その第1上側ローラ35が、平坦面35aと、そ
の平坦面35aの両端から斜め上方外側に向かって延び
る傾斜面35bとによって形成される加圧部分を備えて
おり、その第1下側ローラ39が、平坦面39aと、そ
の平坦面39aの両端から斜め上方外側に向かって延び
る傾斜面39bとによって形成される加圧部分を備えて
いる。
【0026】そして、このローラユニット20に供給さ
れるベース部材14は、まず、最初に、この第1加圧ロ
ーラ31の第1上側ローラ35と第1下側ローラ39と
の間で加圧され、図5で示すような、平坦状のベース部
分14aと、このベース部分14aの両端から斜め上方
外側に向かって延びる側端部14bとを有するような形
状に成形される。
【0027】第1加圧ローラ31に隣り合う下流側に設
けられる第2加圧ローラ32は、図6に示すように、第
2上側ローラ36と第2下側ローラ40とを備えてお
り、それらが対向する部分の形状において、その第2上
側ローラ36が、平坦面36aと、その平坦面36aの
両端から垂直に上方に向かって延びる垂直面36bとに
よって形成される加圧部分を備えており、その第2下側
ローラ40が、平坦面40aと、その平坦面40aの両
端から垂直に上方に向かって延びる垂直面40bとによ
って形成される加圧部分を備えている。
【0028】そして、第1加圧ローラ31により成形さ
れたベース部材14は、次いで、この第2加圧ローラ3
2の第2上側ローラ36と第2下側ローラ40との間
で、さらに加圧され、図7で示すような、平坦状のベー
ス部分14aと、このベース部分14aの両端から垂直
に上方に向かって延びる側端部14bとを有するような
形状に成形される。
【0029】第2加圧ローラ32に隣り合う下流側に設
けられる第3加圧ローラ33は、図8に示すように、第
3上側ローラ37と第3下側ローラ41とを備えてお
り、それらが対向する部分の形状において、その第3上
側ローラ37が、平坦面37aと、その平坦面36aの
両端から斜め下方外側に向かって延びる傾斜面37bと
によって形成される加圧部分を備えており、その第3下
側ローラ41が、平坦面41aと、その平坦面41aの
両端から垂直に上方に向かって延びる垂直面41bとに
よって形成される加圧部分を備えている。
【0030】そして、第2加圧ローラ32により成形さ
れたベース部材14は、次いで、この第3加圧ローラ3
3の第3上側ローラ37と第3下側ローラ41との間
で、さらに加圧され、図9で示すような、平坦状のベー
ス部分14aと、このベース部分14aの両端から垂直
に上方に向かって延びる下側端部14bと、この下側端
部14bから斜め上方内側に向かって延びる上側端部1
4cとを有するような形状に成形される。
【0031】第3加圧ローラ33に隣り合う下流側に設
けられる第4加圧ローラ34は、図10に示すように、
第4上側ローラ38と第4下側ローラ42とを備えてお
り、それらが対向する部分の形状において、その第4上
側ローラ38が、平坦面38aによって形成される加圧
部分を備えており、その第4下側ローラ42が、平坦面
42aと、その平坦面42aの両端から垂直に上方に向
かって延びる垂直面42bとによって形成される加圧部
分を備えている。
【0032】そして、第3加圧ローラ33により成形さ
れたベース部材14は、次いで、この第4加圧ローラ3
4の第4上側ローラ38と第3下側ローラ42との間
で、さらに加圧され、図11で示すような、平坦状のベ
ース部分14aと、このベース部分14aの両端から垂
直に上方に向かって延びる下側端部14bと、この下側
端部14bから、水平方向内側に延びる上側端部14c
とを有するような形状に成形される。
【0033】したがって、このようなロールユニット2
0に、ベース部材14の上にクッション材15を重ね、
さらにその上にカバー部材16を重ねて連続的に供給す
るようにすれば、ベース部材14の幅方向両側端部をカ
バー部材16の上に連続的に折り返すことができ、これ
によって、帯状のガスケット加工部材17を連続的に形
成することができる。
【0034】次いで、このように形成された帯状のガス
ケット加工部材17を、リング状に加工する。リング状
に加工するには、公知のベンディング装置47を使用す
ればよい。このようなベンディング装置47は、たとえ
ば、図12に示すように、3つの加圧ローラ48、49
および50を備えており、そのローラ軸48a、49a
および50aが、三角形の頂点にそれぞれ配置されるよ
うに設けられており、この各加圧ローラ48、49およ
び50の間に、帯状のガスケット加工部材17を挿入し
て加圧し、所望の径となるまでリング状に湾曲させれば
よい。
【0035】そして、得られたリング状のガスケット加
工部材17の長さ方向両端部を、突き合わせた状態で、
溶接などの公知の接合手段によって接合することによ
り、リング状のガスケット本体12を得ることができ
る。なお、この接合部分は、たとえば、図1の点線43
として示されるが、研磨などの仕上げ加工によって、外
観上、目立たないように仕上げることができる。
【0036】また、図1に示すパス13を設けるには、
帯状に形成されたガスケット加工部材17を、そのガス
ケット本体12の内径寸法に相当する長さに切断し、こ
れを、ガスケット本体12の径方向に沿って架け渡し、
パス13の長さ方向両端部を、ガスケット本体12の内
周面にそれぞれ溶接などの公知の接合手段によって接合
すればよい。これによって、図1に示すようなメタルジ
ャケットガスケット11を製造することができる。な
お、この接合部分も、たとえば、図1の点線44として
示されるが、研磨などの仕上げ加工によって、外観上、
目立たないように仕上げることができる。
【0037】なお、このようなパス13は、配管などを
挿通するための仕切りであって、図1に示される形状の
他、その目的および用途によって種々の形状があり、い
ずれの形状であっても公知の方法により加工および/ま
たは接合した後に、ガスケット本体12の内周面に接合
すればよい。また、パス13は、特に設けなくてもよ
い。
【0038】このような本実施形態のメタルジャケット
ガスケットの製造方法によれば、メタルジャケットガス
ケット11を、予め用意された、帯状の、ベース部材1
4、クッション材15およびカバー部材16を使用して
製造することができるので、平板を打ち抜くことによる
材料のロスがなく、歩留りよく製造することができる。
したがって、材料コストを大幅に低減でき、メタルジャ
ケットガスケット11を安価に提供することができる。
【0039】また、ベース部材14、クッション材15
およびカバー部材16を重ねた状態で、ローラユニット
20に備えられる複数の加圧ローラ31ないし34に、
その上流側から下流側に向けて連続的に供給するのみ
で、ベース部材14の幅方向両側端部をカバー部材16
の上に連続的に折り返すことができ、これによって、帯
状のガスケット加工部材17を連続的に形成することが
できる。そのため、従来のように、ベース部材16の両
側端部を治具を使用して手作業で起立させた後、折り曲
げ状にかしめるような手間を要することがなく、作業効
率を大幅に向上させることができる。したがって、製造
コストを抑えることができ、メタルジャケットガスケッ
ト11をより安価に提供することができる。
【0040】そのため、以上のようにして製造されたメ
タルジャケットガスケット11は、材料コストおよび製
造コストが大幅に低減されるので、安価に提供される。
なお、本実施形態の製造方法によれば、かなり大径のも
のであっても、その接合部分43を1箇所のみで形成す
ることができるため、強度の高い大径のメタルジャケッ
トガスケット11を製造することができる。
【0041】なお、本実施形態では、ガスケット本体1
2をリング状に加工したが、本発明においては、その目
的および用途によって、たとえば、楕円、矩形など種々
の形状に加工してもよく、また、使用される用途も特に
制限されることはない。
【0042】また、本実施形態では、ローラユニット2
0の加圧ローラ31ないし34の数を4本としたが、そ
の本数は限定されず、たとえば、これより多い本数とし
て、より回数を増やしてベース部材14の幅方向両側端
部を折り曲げていくようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、メタルジャケットガスケットを、予め用意
された、帯状の、ベース部材、クッション材およびカバ
ー部材を使用して製造することができるので、平板を打
ち抜くことによる材料のロスがなく、歩留りよく製造す
ることができる。したがって、材料コストを大幅に低減
でき、メタルジャケットガスケットを安価に提供するこ
とができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、ベース部
材、クッション材およびカバー部材を重ねた状態で、加
圧ローラの上流側から下流側に向けて連続的に供給する
のみで、ベース部材の幅方向両側端部をカバー部材の上
に連続的に折り返すことができ、これによって、帯状の
ガスケット加工部材を連続的に成形することができる。
そのため、従来のように、ベース部材の両側端部を治具
を使用して手作業で起立させた後、折り曲げ状にかしめ
るような手間を要することがなく、作業効率を大幅に向
上させることができる。したがって、製造コストを抑え
ることができ、メタルジャケットガスケットをより安価
に提供することができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、ベース部
材、クッション材およびカバー部材を重ねた帯状の成形
材料を、加圧ローラの上流側から下流側に向けて連続的
に供給するのみで、ベース部材の幅方向両側端部をカバ
ー部材の上に連続的に折り返すことができ、これによっ
て、帯状のガスケット加工部材を連続的に成形すること
ができる。そのため、従来のように、ベース部材の両側
端部を治具を使用して手作業で起立させた後、折り曲げ
状にかしめるような手間を要することがなく、作業効率
を大幅に向上させることができる。したがって、製造コ
ストを抑えることができ、メタルジャケットガスケット
をより安価に提供することができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、メタルジ
ャケットガスケットは、平板の打ち抜きによりロスが発
生する材料ではなく、予め用意された、帯状の、ベース
部材、クッション材およびカバー部材が使用されている
ので、歩留りよく製造されている。したがって、材料コ
ストが大幅に低減された、メタルジャケットガスケット
として安価に提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタルジャケットガスケットの一実施
形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すメタルジャケットガスケットの断面
図である。
【図3】ガスケット加工部材を成形するための成形装置
を示す概略説明図である。
【図4】図3に示すローラユニットの第1加圧ローラを
示す正面図である。
【図5】図4に示す第1加圧ローラによって成形された
ベース部材の形状を示す断面図である。
【図6】図3に示すローラユニットの第2加圧ローラを
示す正面図である。
【図7】図6に示す第2加圧ローラによって成形された
ベース部材の形状を示す断面図である。
【図8】図3に示すローラユニットの第3加圧ローラを
示す正面図である。
【図9】図8に示す第3加圧ローラによって成形された
ベース部材の形状を示す断面図である。
【図10】図3に示すローラユニットの第4加圧ローラ
を示す正面図である。
【図11】図10に示す第4加圧ローラによって成形さ
れたベース部材の形状を示す断面図である。
【図12】ガスケット加工部材を加工するためのベンデ
ィング装置の概略説明図である。
【図13】従来のメタルジャケットガスケットを示す正
面図である。
【図14】図13に示すメタルジャケットガスケットの
断面図である。
【符号の説明】 11 メタルジャケットガスケット 14 ベース部材 15 クッション材 16 カバー部材 17 ガスケット加工部材 20 ローラユニット 31 加圧ローラ 32 加圧ローラ 33 加圧ローラ 34 加圧ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の金属製のベース部材、帯状のクッ
    ション材、および前記ベース部材よりも幅の狭い帯状の
    金属製のカバー部材をそれぞれ用意して、 前記ベース部材の上に前記クッション材を重ね、さらに
    その上に前記カバー部材を重ねて、前記ベース部材の幅
    方向両側端部を、前記カバー部材の上に重なるように折
    り返すことによって、前記クッション材が前記ベース部
    材と前記カバー部材との間で挟まれた帯状のガスケット
    加工部材を成形し、 前記ガスケット加工部材を所定の形状に加工した後、 前記ガスケット加工部材の端部を接合することを特徴と
    する、メタルジャケットガスケットの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材の幅方向両側端部を所定
    の角度に折り曲げる加圧ローラを複数用意して、各前記
    加圧ローラを、前記加圧ローラの上流側から下流側にい
    くに従って前記ベース部材の幅方向両側端部を折り返す
    ように加圧するように構成し、 前記ベース部材の上に前記クッション材を重ね、さらに
    その上に前記カバー部材を重ねた状態で、これらを、前
    記加圧ローラの上流側から下流側に向けて供給すること
    によって、前記ベース部材の幅方向両側端部を、前記カ
    バー部材の上に重なるように折り返すことを特徴とす
    る、請求項1に記載のメタルジャケットガスケットの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 帯状の金属製のベース部材の上に、帯状
    のクッション材が重ねられ、さらにその上に前記ベース
    部材よりも幅の狭い帯状の金属製のカバー部材が重ねら
    れた帯状の成形材料から、前記クッション材が前記ベー
    ス部材と前記カバー部材との間で挟まれた、メタルジャ
    ケットガスケットの加工材料として使用されるガスケッ
    ト加工部材を成形するための加圧ローラ装置であって、 前記ベース部材の幅方向両側端部を所定の角度に折り曲
    げる加圧ローラが、整列状態で複数設けられ、 各前記加圧ローラは、各前記加圧ローラ毎に、前記ベー
    ス部材の幅方向両側端部の折り曲げ角度が異なるように
    形成され、前記成形材料を、前記加圧ローラの上流側か
    ら下流側に向けて供給することによって、前記ベース部
    材の幅方向両側端部を、前記カバー部材の上に重なるよ
    うに折り返すように構成されていることを特徴とする、
    加圧ローラ装置。
  4. 【請求項4】 帯状の金属製のベース部材、帯状のクッ
    ション材、および前記ベース部材よりも幅の狭い帯状の
    金属製のカバー部材が使用され、 前記ベース部材の上にクッション材が重ねられ、さらに
    その上にカバー部材が重ねられて、前記ベース部材の幅
    方向両側端部が、前記カバー部材の上に重なるように折
    り返されることによって、前記クッション材が前記ベー
    ス部材と前記カバー部材との間で挟まれた帯状のガスケ
    ット加工部材が成形され、 前記ガスケット加工部材が所定の形状に加工された後、 前記ガスケット加工部材の端部が接合されることにより
    形成されていることを特徴とする、メタルジャケット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226456A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Asahi Press Industry Co Ltd 高耐熱ガスケット及びその製造方法
JP2006346693A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Riken Light Metal Ind Co Ltd 押出形材のカシメ装置

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