JP2000292023A - 極低温冷凍機 - Google Patents
極低温冷凍機Info
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- JP2000292023A JP2000292023A JP11101325A JP10132599A JP2000292023A JP 2000292023 A JP2000292023 A JP 2000292023A JP 11101325 A JP11101325 A JP 11101325A JP 10132599 A JP10132599 A JP 10132599A JP 2000292023 A JP2000292023 A JP 2000292023A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気雑音の発生を大幅に低減する。
【解決手段】 GM冷凍機2の第1段の冷却ステージ2
1のシリンダ、第2段の冷却ステージ22のシリンダ、
第1段から第3段のJT熱交換器31、32、33の耐
圧容器、アドソーバ34の耐圧容器、JTバルブ35、
JT回路3の配管の少なくとも1つ、好ましくはこれら
の全てを非磁性材料で構成する。
1のシリンダ、第2段の冷却ステージ22のシリンダ、
第1段から第3段のJT熱交換器31、32、33の耐
圧容器、アドソーバ34の耐圧容器、JTバルブ35、
JT回路3の配管の少なくとも1つ、好ましくはこれら
の全てを非磁性材料で構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SQUIDなど
の超伝導動作素子を超伝導動作可能な極低温にまで冷却
させるために好適な極低温冷凍機に関する。
の超伝導動作素子を超伝導動作可能な極低温にまで冷却
させるために好適な極低温冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、SQUIDなどの超伝導動作
素子を超伝導動作可能な極低温にまで冷却させるための
極低温冷凍機が提案されている。
素子を超伝導動作可能な極低温にまで冷却させるための
極低温冷凍機が提案されている。
【0003】そして、このような極低温冷凍機は、液体
ヘリウムを用いて極低温を実現するものと、冷媒の圧
縮、断熱膨張を複数段で行って、該冷媒の温度を極低温
にまで低下させるものとに大別される。
ヘリウムを用いて極低温を実現するものと、冷媒の圧
縮、断熱膨張を複数段で行って、該冷媒の温度を極低温
にまで低下させるものとに大別される。
【0004】このうち、前者の極低温冷凍機を採用した
場合には、液体ヘリウムの消費量が多いことに起因して
ランニングコストが著しく高くなってしまうだけでな
く、液体ヘリウムを用いる関係上、有資格者が必要であ
る。これに対して、後者の極低温冷凍機を採用する場合
には、上記の不都合を解消できるのみならず、操作が容
易であるから、後者の構成の極低温冷凍機の適用が種々
の分野において検討され、あるいは実際の適用がなされ
始めている。
場合には、液体ヘリウムの消費量が多いことに起因して
ランニングコストが著しく高くなってしまうだけでな
く、液体ヘリウムを用いる関係上、有資格者が必要であ
る。これに対して、後者の極低温冷凍機を採用する場合
には、上記の不都合を解消できるのみならず、操作が容
易であるから、後者の構成の極低温冷凍機の適用が種々
の分野において検討され、あるいは実際の適用がなされ
始めている。
【0005】ここで、後者の極低温冷凍機としては、例
えば、図1に示すように、真空容器1にGM(ギフォー
ド・マクマフォン)冷凍機2およびJT(ジュール−ト
ンプソン)回路3とを設けてなるものが例示される。前
記GM冷凍機2は、従来公知の構成を有するものであ
り、互いに直列接続された第1段の冷却ステージ21と
第2段の冷却ステージ22とを有している。前記JT回
路3は従来公知の構成を有するものであり、第1段のJ
T熱交換器31、第2段のJT熱交換器32、第3段の
JT熱交換器33、アドソーバ34、JTバルブ35お
よび最終段の冷却ステージ36をこの順に直列接続して
なるものである。また、第1段のJT熱交換器31から
吐出されて第2段のJT熱交換器32に導入される冷媒
は、両熱交換器の間において、GM冷凍機2の第1段の
冷却ステージ21で発生する寒冷により冷却される。第
2段のJT熱交換器32から吐出されて第3段のJT熱
交換器33に導入される冷媒は、GM冷凍機2の第2段
の冷却ステージ22で発生する寒冷により冷却される。
そして、このように冷却された冷媒をアドソーバ34お
よびJTバルブ35を通して最終段の冷却ステージ36
に供給して断熱膨張させることにより、超伝導動作素子
を超伝導動作させることができる極低温(例えば、約4
K)を発生させることができる。
えば、図1に示すように、真空容器1にGM(ギフォー
ド・マクマフォン)冷凍機2およびJT(ジュール−ト
ンプソン)回路3とを設けてなるものが例示される。前
記GM冷凍機2は、従来公知の構成を有するものであ
り、互いに直列接続された第1段の冷却ステージ21と
第2段の冷却ステージ22とを有している。前記JT回
路3は従来公知の構成を有するものであり、第1段のJ
T熱交換器31、第2段のJT熱交換器32、第3段の
JT熱交換器33、アドソーバ34、JTバルブ35お
よび最終段の冷却ステージ36をこの順に直列接続して
なるものである。また、第1段のJT熱交換器31から
吐出されて第2段のJT熱交換器32に導入される冷媒
は、両熱交換器の間において、GM冷凍機2の第1段の
冷却ステージ21で発生する寒冷により冷却される。第
2段のJT熱交換器32から吐出されて第3段のJT熱
交換器33に導入される冷媒は、GM冷凍機2の第2段
の冷却ステージ22で発生する寒冷により冷却される。
そして、このように冷却された冷媒をアドソーバ34お
よびJTバルブ35を通して最終段の冷却ステージ36
に供給して断熱膨張させることにより、超伝導動作素子
を超伝導動作させることができる極低温(例えば、約4
K)を発生させることができる。
【0006】また、図1に示す極低温冷凍機の多くの構
成部分(特に、機械的強度が要求される構成部分)は、
オーステナイト系のステンレス鋼で構成されている。
成部分(特に、機械的強度が要求される構成部分)は、
オーステナイト系のステンレス鋼で構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図1に示す構
成の極低温冷凍機を採用した場合には、機械的な動作部
分などに起因する磁気雑音が発生するという不都合があ
る。
成の極低温冷凍機を採用した場合には、機械的な動作部
分などに起因する磁気雑音が発生するという不都合があ
る。
【0008】さらに説明する。
【0009】オーステナイト系のステンレス鋼は一般に
室温では低い磁性を示すが、30K前後に磁化率の極大
点を持ち、比較的強い磁性を示す。したがって、オース
テナイト系のステンレス鋼により構成される構成部分を
有する極低温冷凍機は、冷却時に非冷却時よりも大きな
磁気雑音を発生することになる。
室温では低い磁性を示すが、30K前後に磁化率の極大
点を持ち、比較的強い磁性を示す。したがって、オース
テナイト系のステンレス鋼により構成される構成部分を
有する極低温冷凍機は、冷却時に非冷却時よりも大きな
磁気雑音を発生することになる。
【0010】このように大きな磁気雑音が発生する極低
温冷凍機を用いてSQUID磁束計を極低温にまで冷却
し、超伝導動作させる場合には、SQUIDが磁束を高
感度に検出できるという特性を利用して微弱磁界を計測
しようとするにも拘わらず、極低温冷凍機からの磁気雑
音をも検出してしまい、SQUIDの特性を十分には活
用することができない。
温冷凍機を用いてSQUID磁束計を極低温にまで冷却
し、超伝導動作させる場合には、SQUIDが磁束を高
感度に検出できるという特性を利用して微弱磁界を計測
しようとするにも拘わらず、極低温冷凍機からの磁気雑
音をも検出してしまい、SQUIDの特性を十分には活
用することができない。
【0011】図2中(A)(B)は2Hzの磁気雑音強
度の測定結果(フラックスゲート磁束計にて運転中の磁
気雑音の測定結果)を示す図である。また、図3(A)
(B)は、図2中(A)(B)の横軸を説明する図であ
る。
度の測定結果(フラックスゲート磁束計にて運転中の磁
気雑音の測定結果)を示す図である。また、図3(A)
(B)は、図2中(A)(B)の横軸を説明する図であ
る。
【0012】これらの測定結果から分かるように、角度
が約100degの位置{図3(A)中の矢印参照}で
磁気雑音強度が約2.5nT(rms)であり、フラン
ジから約350mmの位置{図3(B)中の矢印参照}
で磁気雑音強度が約3.0nT(rms)であった。
が約100degの位置{図3(A)中の矢印参照}で
磁気雑音強度が約2.5nT(rms)であり、フラン
ジから約350mmの位置{図3(B)中の矢印参照}
で磁気雑音強度が約3.0nT(rms)であった。
【0013】また、図4に示すように、GM冷凍機を動
作させ、このGM冷凍機の上方において、図1の構成の
極低温冷凍機を用いて極低温にまで冷却された32個の
SQUID磁束計を配列してGM冷凍機の磁気雑音を測
定したところ、図5中(A)〜(G)に示す測定結果が
得られた。なお、図5において、縦軸は1目盛りが5p
Tであり、横軸は0〜2秒である。
作させ、このGM冷凍機の上方において、図1の構成の
極低温冷凍機を用いて極低温にまで冷却された32個の
SQUID磁束計を配列してGM冷凍機の磁気雑音を測
定したところ、図5中(A)〜(G)に示す測定結果が
得られた。なお、図5において、縦軸は1目盛りが5p
Tであり、横軸は0〜2秒である。
【0014】また、図2、図5に見られるような周期的
な磁気雑音は、GM冷凍機のシリンダ内の圧力変動に伴
って磁性体に周期的な力が加わることによって発生して
いると思われる。さらに、図2において最も大きな磁気
雑音を示す位置は、第2段の冷却ステージのシリンダの
低温端のステンレスパイプと銅製の冷却ステージとの継
ぎ目に最も大きな力が加わるため、およびこの付近の磁
性が最も高くなっているためであると思われる。これに
対して、JT回路では周期的な圧力の変動はないが、最
終段の冷却ステージ(4Kステージ)で数十mKに対応
する低圧(JTバルブより下流の圧力)の変動がある。
このため、JT回路の系内の圧力が変化し、ステンレス
鋼からなる部分から同様に磁気雑音(GM冷凍機に比べ
ると小さい磁気雑音)が発生する。
な磁気雑音は、GM冷凍機のシリンダ内の圧力変動に伴
って磁性体に周期的な力が加わることによって発生して
いると思われる。さらに、図2において最も大きな磁気
雑音を示す位置は、第2段の冷却ステージのシリンダの
低温端のステンレスパイプと銅製の冷却ステージとの継
ぎ目に最も大きな力が加わるため、およびこの付近の磁
性が最も高くなっているためであると思われる。これに
対して、JT回路では周期的な圧力の変動はないが、最
終段の冷却ステージ(4Kステージ)で数十mKに対応
する低圧(JTバルブより下流の圧力)の変動がある。
このため、JT回路の系内の圧力が変化し、ステンレス
鋼からなる部分から同様に磁気雑音(GM冷凍機に比べ
ると小さい磁気雑音)が発生する。
【0015】これらの測定結果から分かるように、数K
までのクールダウンを行う場合において、30K前後で
磁気雑音が最も大きく、クールダウン後においてもある
程度の磁気雑音がある。
までのクールダウンを行う場合において、30K前後で
磁気雑音が最も大きく、クールダウン後においてもある
程度の磁気雑音がある。
【0016】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、冷媒の圧縮、断熱膨張を少なくとも1段
で行って、該冷媒の温度を極低温にまで低下させるに当
たって、磁気雑音の発生を低減することができる極低温
冷凍機を提供することを目的としている。
たものであり、冷媒の圧縮、断熱膨張を少なくとも1段
で行って、該冷媒の温度を極低温にまで低下させるに当
たって、磁気雑音の発生を低減することができる極低温
冷凍機を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の極低温冷凍機
は、冷媒の圧縮、断熱膨張を少なくとも1段で行って、
該冷媒の温度を極低温にまで低下させるものであって、
各段のシリンダ、熱交換器の耐圧容器、バルブ、配管の
少なくとも一部を磁気雑音の発生を阻止すべく非磁性材
料で構成したものである。
は、冷媒の圧縮、断熱膨張を少なくとも1段で行って、
該冷媒の温度を極低温にまで低下させるものであって、
各段のシリンダ、熱交換器の耐圧容器、バルブ、配管の
少なくとも一部を磁気雑音の発生を阻止すべく非磁性材
料で構成したものである。
【0018】
【作用】請求項1の極低温冷凍機であれば、各段のシリ
ンダ、熱交換器の耐圧容器、バルブ、配管の少なくとも
一部を磁気雑音の発生を阻止すべく非磁性材料で構成し
ているので、極低温冷凍機により極低温を発生させた状
態において、オーステナイト系のステンレス鋼で対応す
る部分を構成した場合と比較して磁気雑音の発生量を低
減することができる。
ンダ、熱交換器の耐圧容器、バルブ、配管の少なくとも
一部を磁気雑音の発生を阻止すべく非磁性材料で構成し
ているので、極低温冷凍機により極低温を発生させた状
態において、オーステナイト系のステンレス鋼で対応す
る部分を構成した場合と比較して磁気雑音の発生量を低
減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の極低温冷凍機の実施の態様を詳細に説明する。
発明の極低温冷凍機の実施の態様を詳細に説明する。
【0020】図1はこの発明の極低温冷凍機の一実施態
様を示す概略図である。
様を示す概略図である。
【0021】この極低温冷凍機は、真空容器1にGM冷
凍機2およびJT回路3とを設けてなるものである。具
体的には、これらは真空容器1のフランジ1aに固定さ
れている。前記GM冷凍機2は、従来公知の構成を有す
るものであり、互いに直列接続された第1段の冷却ステ
ージ21と第2段の冷却ステージ22とを有している。
そして、各段の冷却ステージは、シリンダの内部に往復
動可能なピストン、蓄冷材などを有し、冷媒ガスの圧
縮、断熱膨張を行って所定の寒冷を発生させる。前記J
T回路3は従来公知の構成を有するものであり、第1段
のJT熱交換器31、第2段のJT熱交換器32、第3
段のJT熱交換器33、アドソーバ(JTバルブの目詰
まりを防止するためのフィルタ)34、JTバルブ35
および最終段の冷却ステージ36をこの順に直列接続し
てなるものである。そして、第1段のJT熱交換器31
から吐出されて第2段のJT熱交換器32に導入される
冷媒は、両熱交換器の間において、GM冷凍機2の第1
段の冷却ステージ21で発生する寒冷により冷却され
る。第2段のJT熱交換器32から吐出されて第3段の
JT熱交換器33に導入される冷媒は、GM冷凍機2の
第2段の冷却ステージ22で発生する寒冷により冷却さ
れる。なお、JTバルブ35は、外部操作部35aによ
って開度が調整される。
凍機2およびJT回路3とを設けてなるものである。具
体的には、これらは真空容器1のフランジ1aに固定さ
れている。前記GM冷凍機2は、従来公知の構成を有す
るものであり、互いに直列接続された第1段の冷却ステ
ージ21と第2段の冷却ステージ22とを有している。
そして、各段の冷却ステージは、シリンダの内部に往復
動可能なピストン、蓄冷材などを有し、冷媒ガスの圧
縮、断熱膨張を行って所定の寒冷を発生させる。前記J
T回路3は従来公知の構成を有するものであり、第1段
のJT熱交換器31、第2段のJT熱交換器32、第3
段のJT熱交換器33、アドソーバ(JTバルブの目詰
まりを防止するためのフィルタ)34、JTバルブ35
および最終段の冷却ステージ36をこの順に直列接続し
てなるものである。そして、第1段のJT熱交換器31
から吐出されて第2段のJT熱交換器32に導入される
冷媒は、両熱交換器の間において、GM冷凍機2の第1
段の冷却ステージ21で発生する寒冷により冷却され
る。第2段のJT熱交換器32から吐出されて第3段の
JT熱交換器33に導入される冷媒は、GM冷凍機2の
第2段の冷却ステージ22で発生する寒冷により冷却さ
れる。なお、JTバルブ35は、外部操作部35aによ
って開度が調整される。
【0022】また、GM冷凍機2の第1段の冷却ステー
ジ21のシリンダ、第2段の冷却ステージ22のシリン
ダ、第1段から第3段のJT熱交換器31、32、33
の耐圧容器、アドソーバ34の耐圧容器、JTバルブ3
5、JT回路3の配管の少なくとも1つ、好ましくはこ
れらの全てを非磁性材料{チタン、チタン合金、銅合
金、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)など}で
構成している。ただし、発生する磁気雑音の大きさに着
目すれば、GM冷凍機2の第2段の冷却ステージ22の
シリンダのみを非磁性材料で構成してもよく、またはG
M冷凍機2の第1段の冷却ステージ21と第2段の冷却
ステージ22とのシリンダを非磁性材料で構成してもよ
い。
ジ21のシリンダ、第2段の冷却ステージ22のシリン
ダ、第1段から第3段のJT熱交換器31、32、33
の耐圧容器、アドソーバ34の耐圧容器、JTバルブ3
5、JT回路3の配管の少なくとも1つ、好ましくはこ
れらの全てを非磁性材料{チタン、チタン合金、銅合
金、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)など}で
構成している。ただし、発生する磁気雑音の大きさに着
目すれば、GM冷凍機2の第2段の冷却ステージ22の
シリンダのみを非磁性材料で構成してもよく、またはG
M冷凍機2の第1段の冷却ステージ21と第2段の冷却
ステージ22とのシリンダを非磁性材料で構成してもよ
い。
【0023】上記の構成の極低温冷凍機の作用は次のと
おりである。
おりである。
【0024】GM冷凍機2の図示しない圧縮機によって
冷媒ガスを高圧ガスとして第1段の冷却ステージ21、
第2段の冷却ステージ22に順次供給して各ピストンを
動作させることによって、冷媒ガスの圧縮、断熱膨張を
行い、断熱膨張により低圧になった冷媒ガスを圧縮機に
戻すことによって、それぞれ第1の寒冷、第2の寒冷
(数十K)を発生させる。
冷媒ガスを高圧ガスとして第1段の冷却ステージ21、
第2段の冷却ステージ22に順次供給して各ピストンを
動作させることによって、冷媒ガスの圧縮、断熱膨張を
行い、断熱膨張により低圧になった冷媒ガスを圧縮機に
戻すことによって、それぞれ第1の寒冷、第2の寒冷
(数十K)を発生させる。
【0025】また、GM冷凍機2の動作と同時にJT回
路2の図示しない圧縮機によって冷媒ガスを高圧ガスと
して第1段のJT熱交換器31、第2段のJT熱交換器
32、第3段のJT熱交換器33、アドソーバ34、J
Tバルブ35および最終段の冷却ステージ36にこの順
に供給し、次いで低圧となった冷媒ガスを第3段のJT
熱交換器33、第2段のJT熱交換器32、第1段のJ
T熱交換器31をこの順に通って圧縮機に戻す。この間
において、第1段のJT熱交換器31、第2段のJT熱
交換器32、第3段のJT熱交換器33では、それぞれ
低温の低圧ガスと高圧ガスとの間で熱交換を行って、高
圧ガスの温度を順次低下させる。また、第1段のJT熱
交換器31と第2段のJT熱交換器32との間におい
て、高圧ガスはGM冷凍機2の第1段の冷却ステージ2
1により冷却され、第2段のJT熱交換器32と第3段
のJT熱交換器33との間において、高圧ガスはGM冷
凍機2の第2段の冷却ステージ22により冷却される。
したがって、第3段のJT熱交換器33から流出する高
圧ガスはGM冷凍機2の第2段の冷却ステージ22の温
度よりも低い温度になる。
路2の図示しない圧縮機によって冷媒ガスを高圧ガスと
して第1段のJT熱交換器31、第2段のJT熱交換器
32、第3段のJT熱交換器33、アドソーバ34、J
Tバルブ35および最終段の冷却ステージ36にこの順
に供給し、次いで低圧となった冷媒ガスを第3段のJT
熱交換器33、第2段のJT熱交換器32、第1段のJ
T熱交換器31をこの順に通って圧縮機に戻す。この間
において、第1段のJT熱交換器31、第2段のJT熱
交換器32、第3段のJT熱交換器33では、それぞれ
低温の低圧ガスと高圧ガスとの間で熱交換を行って、高
圧ガスの温度を順次低下させる。また、第1段のJT熱
交換器31と第2段のJT熱交換器32との間におい
て、高圧ガスはGM冷凍機2の第1段の冷却ステージ2
1により冷却され、第2段のJT熱交換器32と第3段
のJT熱交換器33との間において、高圧ガスはGM冷
凍機2の第2段の冷却ステージ22により冷却される。
したがって、第3段のJT熱交換器33から流出する高
圧ガスはGM冷凍機2の第2段の冷却ステージ22の温
度よりも低い温度になる。
【0026】そして、第3段のJT熱交換器33から流
出する高圧ガスはアドソーバ34を通してJTバルブ3
5に供給され、断熱膨張されることによって最終段の冷
却ステージ36において極低温(例えば、数K)を発生
させることができる。
出する高圧ガスはアドソーバ34を通してJTバルブ3
5に供給され、断熱膨張されることによって最終段の冷
却ステージ36において極低温(例えば、数K)を発生
させることができる。
【0027】また、以上の動作を行う間において、GM
冷凍機2の第1段の冷却ステージ21と第2段の冷却ス
テージ22とのシリンダ、第1段から第3段のJT熱交
換器31、32、33の耐圧容器、アドソーバ34の耐
圧容器、JTバルブ35、JT回路3の配管の少なくと
も1つ、好ましくはこれらの全てを非磁性材料{チタ
ン、チタン合金、銅合金、GFRP(ガラス繊維強化プ
ラスチック)など}で構成し、または、GM冷凍機2の
第2段の冷却ステージ22のシリンダのみを非磁性材料
で構成し、または、GM冷凍機2の第1段の冷却ステー
ジ21と第2段の冷却ステージ22とのシリンダを非磁
性材料で構成しているのであるから、これらの部分をオ
ーステナイト系のステンレス鋼で構成する場合と比較し
て、磁気雑音の発生を抑制することができる。
冷凍機2の第1段の冷却ステージ21と第2段の冷却ス
テージ22とのシリンダ、第1段から第3段のJT熱交
換器31、32、33の耐圧容器、アドソーバ34の耐
圧容器、JTバルブ35、JT回路3の配管の少なくと
も1つ、好ましくはこれらの全てを非磁性材料{チタ
ン、チタン合金、銅合金、GFRP(ガラス繊維強化プ
ラスチック)など}で構成し、または、GM冷凍機2の
第2段の冷却ステージ22のシリンダのみを非磁性材料
で構成し、または、GM冷凍機2の第1段の冷却ステー
ジ21と第2段の冷却ステージ22とのシリンダを非磁
性材料で構成しているのであるから、これらの部分をオ
ーステナイト系のステンレス鋼で構成する場合と比較し
て、磁気雑音の発生を抑制することができる。
【0028】なお、以上には、GM冷凍機とJT回路と
を組み合わせてなるGM/JT冷凍機のみについて説明
したが、同様の構成を有するスターリン/JT冷凍機、
パルス管/JT冷凍機にも同様に適用することができ
る。また、高温超伝導材料からなる超伝導動作素子を冷
却する場合には、JT回路が不要であるから、GM冷凍
機、スターリン冷凍機、パルス管冷凍機、JT冷凍機の
何れかを採用することができ、これらの場合にも同様に
適用することができる。さらに、冷却ステージの段数は
3段には限られず、必要な極低温のレベルに応じて、3
段未満、もしくは4段以上に設定することが可能であ
る。
を組み合わせてなるGM/JT冷凍機のみについて説明
したが、同様の構成を有するスターリン/JT冷凍機、
パルス管/JT冷凍機にも同様に適用することができ
る。また、高温超伝導材料からなる超伝導動作素子を冷
却する場合には、JT回路が不要であるから、GM冷凍
機、スターリン冷凍機、パルス管冷凍機、JT冷凍機の
何れかを採用することができ、これらの場合にも同様に
適用することができる。さらに、冷却ステージの段数は
3段には限られず、必要な極低温のレベルに応じて、3
段未満、もしくは4段以上に設定することが可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、オーステナイト系の
ステンレス鋼で構成した場合と比較して磁気雑音の発生
量を低減することができるという特有の効果を奏する。
ステンレス鋼で構成した場合と比較して磁気雑音の発生
量を低減することができるという特有の効果を奏する。
【図1】この発明の極低温冷凍機の一実施態様を示す概
略図である。
略図である。
【図2】2Hzの磁気雑音強度の測定結果を示す図であ
る。
る。
【図3】図2中(A)(B)の横軸を説明する図であ
る。
る。
【図4】GM冷凍機を動作させ、このGM冷凍機の上方
において、図1の構成の極低温冷凍機を用いて極低温に
まで冷却された32個のSQUID磁束計を配列してG
M冷凍機の磁気雑音を測定する状態を説明する図であ
る。
において、図1の構成の極低温冷凍機を用いて極低温に
まで冷却された32個のSQUID磁束計を配列してG
M冷凍機の磁気雑音を測定する状態を説明する図であ
る。
【図5】図4によって得られた測定結果を示す図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 冷媒の圧縮、断熱膨張を少なくとも1段
で行って、該冷媒の温度を極低温にまで低下させる極低
温冷凍機において、 各段のシリンダ、熱交換器の耐圧容器、バルブ、配管の
少なくとも一部を磁気雑音の発生を阻止すべく非磁性材
料で構成したことを特徴とする極低温冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101325A JP2000292023A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 極低温冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101325A JP2000292023A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 極低温冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000292023A true JP2000292023A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14297680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11101325A Pending JP2000292023A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 極低温冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000292023A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111765156A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-10-13 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 斯特林制冷机推移活塞与换热器连接结构及其连接方法 |
| CN115200247A (zh) * | 2022-07-11 | 2022-10-18 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种节流制冷耦合绝热去磁制冷机的低温结构及实现方法 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP11101325A patent/JP2000292023A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111765156A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-10-13 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 斯特林制冷机推移活塞与换热器连接结构及其连接方法 |
| CN115200247A (zh) * | 2022-07-11 | 2022-10-18 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种节流制冷耦合绝热去磁制冷机的低温结构及实现方法 |
| CN115200247B (zh) * | 2022-07-11 | 2024-05-07 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种节流制冷耦合绝热去磁制冷机的低温结构及实现方法 |
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