JP2000292464A - 電流測定における誘導誤差の補正方法 - Google Patents

電流測定における誘導誤差の補正方法

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JP2000292464A
JP2000292464A JP11096814A JP9681499A JP2000292464A JP 2000292464 A JP2000292464 A JP 2000292464A JP 11096814 A JP11096814 A JP 11096814A JP 9681499 A JP9681499 A JP 9681499A JP 2000292464 A JP2000292464 A JP 2000292464A
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equation
phase
magnetic field
vector
signal
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JP11096814A
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Norio Abe
則雄 阿部
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁界センサを用いた電流検出センサの送配
電線路での測定誤差を補正して正しい電流測定が行える
ようにする。 【解決手段】 水平一列又は垂直一列に配置された送配
電線路4の各相A,B,Cに流れる電流によりセンサ1
a〜1cに誘起される送配電線路4の各相A,B,Cご
とのみかけの測定信号のベクトルに対し、簡単に得られ
るその3つのベクトル和iERR を使って補正することに
より、簡単に正しい電流測定が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光磁界センサを
用いた電流測定における誘導誤差の補正方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】BSO,BGOあるいはZnSeなどの
光学結晶は、磁界を加えると偏光面が回転するファラデ
ー効果のあることが知られている。このファラデー素子
を利用した光磁界センサは、センサ部と信号変換器との
間が絶縁性の高い光ファイバで結ばれているので、絶縁
破壊や短絡の心配がないことから、送配電線路や運転中
の電気機器の内部や周辺における電流などの測定に使用
されている。
【0003】すなわち、ファラデー素子で構成された光
磁界センサ1は、図8(a)に示すように、その両側に
光ファイバ3,3’を取り付けた構成となっており、円
形鉄芯2に設けたギャップ部に挟み込み、送電線路4に
嵌入する。そして、送電線路4より離れた所に設置され
た信号変換器5の発光部から出た光は、光ファイバ3、
光センサ1、光ファイバ3’を経て、信号変換器5の受
光部に戻る。このとき、送電線路4に流れる電流に比例
して発生する磁界により光磁界センサ1への入射光がフ
ァラデー素子部で強度変調を受けたのち信号変換器5の
受光部に達して、実際の電流Iに対応する信号I’を検
出するものである(同図(b)参照)。
【0004】従来、このような光磁界センサ1は、例え
ば、水平あるいは垂直配列された送配電線路の3相各相
に取り付けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような測定方法では、3相各相に取り付けられた光磁界
センサは、他相からの電磁誘導で互いに誤差を生じてし
まうという問題がある。
【0006】すなわち、上記のものでは、鉄芯のギャッ
プで光磁界センサを挟み込む構造のため、20〜30ミ
リメートル程度のギャップを必要とする。このようにギ
ャップが広いと、このギャップを通過する他相からの磁
力線が多くなり、本来の相による磁界と合成されて磁界
が変化する。その結果、光磁界センサの検出する電流値
に誤差を生じてしまう。
【0007】そこで、この発明の課題は、光磁界センサ
の検出する電流値誤差を補正して正しい測定が行えるよ
うにすることである。
【0008】
【課題を解決するための構成】上記の課題を解決するた
め、この発明では、水平あるいは垂直配列の送配電線路
の3相それぞれに、光磁界センサを設け、検出した各相
のみかけの測定信号のベクトルと、その3つの信号の合
成ベクトルとから下記の式に基づいて補正し、各線路の
電流のより真値に近い値を求めるという方法を採用した
のである。
【0009】
【数2】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】この形態は、図1に示すように、例えば、
水平または垂直送配電系統の電流測定系に本願発明を適
用したもので、3相送電線路A,B.Cに取り付けられ
た各電流センサ1a,1b,1cは信号変換器5と接続
されている。
【0012】各電流センサ1a,1b,1cは、図8で
述べた鉄芯2に光磁界センサ1を備えたもので、前述し
たとおり、鉄芯2に設けたギャップ部に前記光磁界セン
サ1を挟み込む構造となっており、鉄芯2に挿通された
線路A,B,Cに発生する磁界の強さに応じて強度変調
を受けた光出力を出力する。
【0013】信号変換器5は、演算手段を有し、本願発
明の補正方法に基づいて各線路A,B,Cのより正確な
電流値を算出する。そのため、その原理について以下に
詳述する。
【0014】例えば、図2(a)に示すように、配置が
中央にある送配電線路Bを、ここではB相と称する。こ
のB相の両側の送配電線路のうち、どちらかの線路の位
相は、B相よりも略120°進んでおり、その線路をA
相と称し、B相より略120°遅れた線路をC相と称す
る。
【0015】図2(a)では、左からA,B,Cの順と
なっているが、右からA,B,Cの順となった場合でも
以下の説明は同じであるので、この例で説明する。
【0016】また、各線路A,B,Cの間隔は、A〜B
間≒B〜C間とする。
【0017】そして、A相、B相、C相の各相電流に応
じて各センサ1a,1b,1cが検出するみかけの測定
信号のベクトルを、それぞれ、
【0018】
【数3】
【0019】とし、そのときの実際の電流に対応する真
の信号のベクトルを
【0020】
【数4】
【0021】とする。
【0022】以上のように定義したうえで、次に、A
相、B相、C相の各相の電流についてそれぞれ検討す
る。
【0023】まず、A相について検討する。すなわち、
A相に対するB相からの誘導分を
【0024】
【数5】
【0025】とし、C相からの誘導分を
【0026】
【数6】
【0027】として、
【0028】
【数7】
【0029】と
【0030】
【数8】
【0031】の合成ベクトルを
【0032】
【数9】
【0033】とする。
【0034】ところで、電流
【0035】
【数10】
【0036】の流れる導体から距離rの点の磁界の強度
【0037】
【数11】
【0038】は、
【0039】
【数12】
【0040】で示され、距離rに反比例する。
【0041】したがって、B相からA相への磁界
【0042】
【数13】
【0043】に対応する信号のベクトル
【0044】
【数14】
【0045】は、
【0046】
【数15】
【0047】となり、C相からA相への磁界
【0048】
【数16】
【0049】に対応する信号ベクトル
【0050】
【数17】
【0051】は、
【0052】
【数18】
【0053】となる。
【0054】ここで、通常の送配電系統では3相の電流
はほぼ大きさが等しいので、近似的に
【0055】
【数19】
【0056】とすることができる。つまり、
【0057】
【数20】
【0058】となる。
【0059】そのため、これに基づいて各信号のベクト
ル図を作ると、図3に示すようになり、図から
【0060】
【数21】
【0061】となる。
【0062】このとき、
【0063】
【数22】
【0064】は
【0065】
【数23】
【0066】に比して十分に大きいので、近似的に
【0067】
【数24】
【0068】とすることができる。
【0069】同様に、B相の場合は、B相に対するA相
からの誘導分を
【0070】
【数25】
【0071】とし、C相からの誘導分を
【0072】
【数26】
【0073】として
【0074】
【数27】
【0075】の合成ベクトルを
【0076】
【数28】
【0077】とする。
【0078】このとき、B相は、中央の位置にあるの
で、A相からB相への磁界
【0079】
【数29】
【0080】、C相からB相への磁界
【0081】
【数30】
【0082】に対応する信号のベクトル
【0083】
【数31】
【0084】は、
【0085】
【数32】
【0086】とおける。
【0087】これらの結果から、各信号のベクトル図を
作ると、図4に示すようになり、図から
【0088】
【数33】
【0089】
【数34】
【0090】となる。
【0091】一方、C相の場合は、A相からの誘導分を
【0092】
【数35】
【0093】とし、B相からの誘導分を
【0094】
【数36】
【0095】として、
【0096】
【数37】
【0097】と
【0098】
【数38】
【0099】の合成ベクトルを
【0100】
【数39】
【0101】とする。
【0102】このとき、図2の(a)からA〜C相間の
距離は2l、B〜C相間の距離はlなので、A相のとこ
ろで述べたと同様に、
【0103】
【数40】
【0104】とおける。したがって、A相、B相の場合
と同様に信号のベクトル図を作図すると、図5に示すよ
うになり、図から
【0105】
【数41】
【0106】を求めることができる。
【0107】いま、ここで、A,B,C相からの誘導分
を含む見掛けの測定信号のベクトル
【0108】
【数42】
【0109】のベクトルの合成値
【0110】
【数43】
【0111】は、
【0112】
【数44】
【0113】であり、各測定信号は、
【0114】
【数45】
【0115】なので、これを上式に代入すると、
【0116】
【数46】
【0117】となる。
【0118】このとき、右辺の前の項は、3相の相電流
の和が0になるので、
【0119】
【数47】
【0120】となる。
【0121】ここで、図3,4から誤差分の信号の大き
さと位相は、
【0122】
【数48】
【0123】であり、信号のベクトルは、図6のように
なる。
【0124】この図から
【0125】
【数49】
【0126】となり、
【0127】
【数50】
【0128】となる。
【0129】この式(4)を式(1),(2),(3)
に代入して関係式を導くと、
【0130】
【数51】
【0131】が求められる。
【0132】つまり、各相の電流検出センサ1a,1
b,1cが検出したみかけの測定信号のベクトルを合成
し、その絶対値
【0133】
【数52】
【0134】を算出すれば、より真値に近い電流値を極
めて容易に算出することができる。
【0135】このように、従来考慮していなかった誘導
成分に対する補正を行うことができるので、補正をしな
い従来の測定値に比べ、測定誤差を十分の一以下とする
ことが見込める。
【0136】また、そのため第2実施形態として、この
合成回路20を模式的に示したブロック図を図7に示
す。
【0137】すなわち、図6に示すように、合成回路2
0は、オペアンプ一つの簡単な加算器によるアナログ回
路で構成することができる。
【0138】一方、第2実施形態では、合成回路をアナ
ログ的に示したが、デジタル方法によっても以下のよう
にすれば、容易にできるので、第3実施形態として以下
に述べる。
【0139】すなわち、A/D変換器を用いたデジタル
処理の場合でも、例えば、 ia 信号の時系列的サンプルデータ群 ia1,ia2・・・ian・・・ ib 信号の時系列的サンプルデータ群 ib1,ib2・・・ibn・・・ iC 信号の時系列的サンプルデータ群 ic1,ic2・・・icn・・・ とすると、 (ia +ib +ic )=(ia1+ib1+ic1),(ia2+ib2+ic2)・・・ ・・・・・・・・・・(ian+ibn+icn) のデータ群の演算をすればよい。
【0140】このように、簡単な回路や演算で適用でき
るので、従来の測定精度を簡単に向上させることができ
る。
【0141】なお、図2では、水平配列を示している
が、垂直配列でもよいことは明らかである。
【0142】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したこと
により、別段特殊な装置を付加することなく、従来のセ
ンサ出力を用いて電流の測定誤差を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブロック図
【図2】(a)第1実施形態の作用説明図 (b)第1実施形態の作用説明図
【図3】第1実施形態のA相の信号のベクトル図
【図4】第1実施形態のB相の信号のベクトル図
【図5】第1実施形態のC相の信号のベクトル図
【図6】第1実施形態の誤差信号の信号のベクトル図
【図7】第2実施形態のブロック回路図
【図8】(a)光磁界センサのブロック図 (b)光磁界センサの出力波形図
【符号の説明】
1a〜1c 光磁界センサ 4 送配電線路
【数53】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平あるいは垂直配列の送配電線路の3
    相それぞれに、光磁界センサを設け、検出した各相のみ
    かけの測定信号のベクトルと、その3つの信号の合成ベ
    クトルとから下記の式に基づいて各線路のより正確な電
    流値を求めるところの電流測定における誘導誤差の補正
    方法。 【数1】
JP11096814A 1999-04-02 1999-04-02 電流測定における誘導誤差の補正方法 Pending JP2000292464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528795A (ja) * 2008-07-21 2011-11-24 パワーセンス・アクティーゼルスカブ 3相ファラデー光電流センサ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528795A (ja) * 2008-07-21 2011-11-24 パワーセンス・アクティーゼルスカブ 3相ファラデー光電流センサ装置

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