JP2000292532A - 角速度検出方法およびそのシステム - Google Patents
角速度検出方法およびそのシステムInfo
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- JP2000292532A JP2000292532A JP11098683A JP9868399A JP2000292532A JP 2000292532 A JP2000292532 A JP 2000292532A JP 11098683 A JP11098683 A JP 11098683A JP 9868399 A JP9868399 A JP 9868399A JP 2000292532 A JP2000292532 A JP 2000292532A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2軸であるためセンス共振を完全に合致でき
ない音叉型角速度センサの性能を越える新規な角速度検
出システムを提供する。 【解決手段】 100〜500kHzの中長波帯の電波
に共振する共振子が組み込まれたマーカ2を道路車線1
中央に等間隔に埋設し、車両3には上記電波を送信可能
なアンテナ4と受信可能な複数のアンテナ5、6、7を
フロントバンパの左右と中央の3箇所に設ける。走行車
両3が進行方向を変えた場合、電波の受信レベルは、マ
ーカ2から受信アンテナまでの距離に反比例するので、
マーカ2上を通過したと考えられる時の3本の受信アン
テナの受信レベルからマーカの横方向の距離を算出し、
さらにマーカ間の距離および上記横方向の距離を基に車
両の変向角を求め、さらにマーカ間での車両の走行時間
を基に角速度を求める。
ない音叉型角速度センサの性能を越える新規な角速度検
出システムを提供する。 【解決手段】 100〜500kHzの中長波帯の電波
に共振する共振子が組み込まれたマーカ2を道路車線1
中央に等間隔に埋設し、車両3には上記電波を送信可能
なアンテナ4と受信可能な複数のアンテナ5、6、7を
フロントバンパの左右と中央の3箇所に設ける。走行車
両3が進行方向を変えた場合、電波の受信レベルは、マ
ーカ2から受信アンテナまでの距離に反比例するので、
マーカ2上を通過したと考えられる時の3本の受信アン
テナの受信レベルからマーカの横方向の距離を算出し、
さらにマーカ間の距離および上記横方向の距離を基に車
両の変向角を求め、さらにマーカ間での車両の走行時間
を基に角速度を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両の左右方
向への曲がりを検出することにより、走行車両の角速度
(ヨーレート)を検出する角速度検出方法およびそのシ
ステムに関する。
向への曲がりを検出することにより、走行車両の角速度
(ヨーレート)を検出する角速度検出方法およびそのシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行車両の角速度を検出するため
には角速度センサが使用されていた。図5は従来の圧電
型振動ジャイロ方式の角速度センサの構成を示す。図5
において、この角速度センサは、U字形の金属振動板1
01の上に2枚の対向する金属振動板102、103
を、U字形の金属振動板101とは直角方向に配置し
た、いわゆる音叉の形状をしており、固定軸104がベ
ースに固定されることにより、走行車両の曲がり対して
1対の音叉が回転検出軸106の回りに回転するように
構成されている。U字形の金属振動板101の外側両側
面には、それぞれ駆動用圧電エレメント101a、10
1bが接合され、上部の金属振動板102、103の一
方の側面には、センス用の圧電エレメント102a、1
03aが接合されている。駆動エレメント101a、1
01bは、センスエレメント102a、103aが、1
05に示す方向に振動して互いに近づいたり離れたりす
るように、一対の音叉を駆動することになる。その場
合、感度を大きくするため、この音叉の共振周波数で駆
動するようになっている。
には角速度センサが使用されていた。図5は従来の圧電
型振動ジャイロ方式の角速度センサの構成を示す。図5
において、この角速度センサは、U字形の金属振動板1
01の上に2枚の対向する金属振動板102、103
を、U字形の金属振動板101とは直角方向に配置し
た、いわゆる音叉の形状をしており、固定軸104がベ
ースに固定されることにより、走行車両の曲がり対して
1対の音叉が回転検出軸106の回りに回転するように
構成されている。U字形の金属振動板101の外側両側
面には、それぞれ駆動用圧電エレメント101a、10
1bが接合され、上部の金属振動板102、103の一
方の側面には、センス用の圧電エレメント102a、1
03aが接合されている。駆動エレメント101a、1
01bは、センスエレメント102a、103aが、1
05に示す方向に振動して互いに近づいたり離れたりす
るように、一対の音叉を駆動することになる。その場
合、感度を大きくするため、この音叉の共振周波数で駆
動するようになっている。
【0003】図6は上記従来の角速度センサの回路構成
を示している。まず、駆動系は、一方の駆動エレメント
101bの出力を取り出し、その信号を入力するチャー
ジアンプ111、このチャージアンプ111の出力から
ドライブ回路113の利得を決定する直流信号を作り出
すAGC回路112、もう一方の駆動エレメント101
aを駆動するドライブ回路113から構成されている。
また、センサ系は、2つのセンスエレメント102a、
103aからの合成信号を電圧に変換するチャージアン
プ114、その信号を90度シフトする90°シフト回
路115、駆動系のチャージアンプ111の出力との間
で同期検波する同期検波回路116、同期検波信号から
角速度センサの出力となる信号を復調させる低域濾波回
路(LPF)117からなる。
を示している。まず、駆動系は、一方の駆動エレメント
101bの出力を取り出し、その信号を入力するチャー
ジアンプ111、このチャージアンプ111の出力から
ドライブ回路113の利得を決定する直流信号を作り出
すAGC回路112、もう一方の駆動エレメント101
aを駆動するドライブ回路113から構成されている。
また、センサ系は、2つのセンスエレメント102a、
103aからの合成信号を電圧に変換するチャージアン
プ114、その信号を90度シフトする90°シフト回
路115、駆動系のチャージアンプ111の出力との間
で同期検波する同期検波回路116、同期検波信号から
角速度センサの出力となる信号を復調させる低域濾波回
路(LPF)117からなる。
【0004】次に、上記従来の角速度センサの動作につ
いて説明する。まず、音叉の共振周波数(一般的には1
〜2kHz)で駆動エレメント101a、101bを駆
動するが、チャージアンプ111の出力にはノイズが含
まれるため、一般には共振周波数を中心とする帯域濾波
回路がチャージアンプ111の後に付加される。チャー
ジアンプ111の出力は、帯域濾波されてAGC回路1
12に入力され、チャージアンプ111の出力に応じた
直流信号に変換され、ドライブ回路113に入力され
る。そして、この直流信号が一定の値になるようにドラ
イブ回路113の出力が決定され、常に一定の速度(共
振周波数×振幅)で金属振動板102、103からなる
音叉が駆動される。
いて説明する。まず、音叉の共振周波数(一般的には1
〜2kHz)で駆動エレメント101a、101bを駆
動するが、チャージアンプ111の出力にはノイズが含
まれるため、一般には共振周波数を中心とする帯域濾波
回路がチャージアンプ111の後に付加される。チャー
ジアンプ111の出力は、帯域濾波されてAGC回路1
12に入力され、チャージアンプ111の出力に応じた
直流信号に変換され、ドライブ回路113に入力され
る。そして、この直流信号が一定の値になるようにドラ
イブ回路113の出力が決定され、常に一定の速度(共
振周波数×振幅)で金属振動板102、103からなる
音叉が駆動される。
【0005】このように駆動されている音叉に、図5の
回転検出軸106の回りに回転力が加わると、金属振動
板102と103に逆向きのコリオリ力Fcが生じ、次
式で示す力がセンスエレメント102a、103aを撓
ませる方向に働き、センスエレメント102a、103
aの出力が、駆動による信号を搬送波とするなら、コリ
オリ力による信号が変調波となるようにAM変調され
る。駆動エレメント101a、101bの駆動による信
号に対して、センスエレメント102a、103aの振
動による信号は、90度シフトしているので、これを9
0°シフト回路115で90度シフトさせることによっ
て、駆動による信号と同相にする。次に、駆動系とセン
サ系のチャージアンプ111と114の出力どうしを、
同期検波回路116で同期検波を行うと、コリオリ力で
生じた信号が復調され、この復調信号には駆動信号(1
〜2kHz)のリーク分が入っているので、必要とする
100Hz以下の信号を得るために低域濾波回路117
で低域濾波した後、角速度検出出力として出力される。
このように、上記従来の角速度センサでも、角速度を検
出することにより走行車両の左右方向の曲がり(ヨー)
を検出することができる。
回転検出軸106の回りに回転力が加わると、金属振動
板102と103に逆向きのコリオリ力Fcが生じ、次
式で示す力がセンスエレメント102a、103aを撓
ませる方向に働き、センスエレメント102a、103
aの出力が、駆動による信号を搬送波とするなら、コリ
オリ力による信号が変調波となるようにAM変調され
る。駆動エレメント101a、101bの駆動による信
号に対して、センスエレメント102a、103aの振
動による信号は、90度シフトしているので、これを9
0°シフト回路115で90度シフトさせることによっ
て、駆動による信号と同相にする。次に、駆動系とセン
サ系のチャージアンプ111と114の出力どうしを、
同期検波回路116で同期検波を行うと、コリオリ力で
生じた信号が復調され、この復調信号には駆動信号(1
〜2kHz)のリーク分が入っているので、必要とする
100Hz以下の信号を得るために低域濾波回路117
で低域濾波した後、角速度検出出力として出力される。
このように、上記従来の角速度センサでも、角速度を検
出することにより走行車両の左右方向の曲がり(ヨー)
を検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の角速度センサでは、一対の金属振動板からなる音叉
振動子が、厳密に温度特性も含めて共振周波数を合わせ
なければならず、生産時の共振周波数調整のためのコス
トアップや生産性の低下をもたらしていた。また、図7
に示すように非共振型であれ、共振型であれ、音叉(振
動)共振、センス共振を、2軸であるという限界のため
に合致させることができず、感度が小さく、温度ドリフ
トの増大をもたらし、角速度を高精度に検出できないと
いう問題があった。本発明は、このような従来の問題を
解決し、角速度を高精度に検出することのできる新規な
角速度検出方法およびそのシステムを提供することを目
的とする。
来の角速度センサでは、一対の金属振動板からなる音叉
振動子が、厳密に温度特性も含めて共振周波数を合わせ
なければならず、生産時の共振周波数調整のためのコス
トアップや生産性の低下をもたらしていた。また、図7
に示すように非共振型であれ、共振型であれ、音叉(振
動)共振、センス共振を、2軸であるという限界のため
に合致させることができず、感度が小さく、温度ドリフ
トの増大をもたらし、角速度を高精度に検出できないと
いう問題があった。本発明は、このような従来の問題を
解決し、角速度を高精度に検出することのできる新規な
角速度検出方法およびそのシステムを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電磁波に共振する共振子が組み込まれた
マーカを道路に等間隔に埋設し、車両には上記電磁波を
送受信可能な複数のアンテナと回路を組み込み、走行車
両が進行方向を変えた場合、電磁波の受信レベルは、マ
ーカから受信アンテナまでの距離に反比例するから、マ
ーカ上を通過したと考えられる時の複数のアンテナの受
信レベルからマーカの横方向の距離を算出し、さらにマ
ーカ間の距離および上記横方向の距離を基に車両の変向
角θを求め、さらにマーカ間での車両の走行時間を基に
角速度を求めるようにしたものである。これにより、角
速度を高精度に検出するとともに、将来のインフラ(道
路)側への進展への対応を実現させることができる。
成するために、電磁波に共振する共振子が組み込まれた
マーカを道路に等間隔に埋設し、車両には上記電磁波を
送受信可能な複数のアンテナと回路を組み込み、走行車
両が進行方向を変えた場合、電磁波の受信レベルは、マ
ーカから受信アンテナまでの距離に反比例するから、マ
ーカ上を通過したと考えられる時の複数のアンテナの受
信レベルからマーカの横方向の距離を算出し、さらにマ
ーカ間の距離および上記横方向の距離を基に車両の変向
角θを求め、さらにマーカ間での車両の走行時間を基に
角速度を求めるようにしたものである。これにより、角
速度を高精度に検出するとともに、将来のインフラ(道
路)側への進展への対応を実現させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、車両に設置された複数のアンテナから電磁波を走行
道路に向けて発射し、道路に一定間隔で埋設され、電磁
波に共振する共振子が組み込まれたマーカからの反射電
磁波を車両に設置された複数のアンテナで受信し、前記
複数のアンテナで受信した電磁波の受信レベルから前記
マーカからの横方向の距離を算出し、算出した横方向の
距離およびマーカ間の距離を基に車両の変向角を求め、
さらにマーカ間における車両の走行時間から角速度を算
出することを特徴とする角速度検出方法であり、走行車
両の角速度を高精度に検出できるという作用を有する。
は、車両に設置された複数のアンテナから電磁波を走行
道路に向けて発射し、道路に一定間隔で埋設され、電磁
波に共振する共振子が組み込まれたマーカからの反射電
磁波を車両に設置された複数のアンテナで受信し、前記
複数のアンテナで受信した電磁波の受信レベルから前記
マーカからの横方向の距離を算出し、算出した横方向の
距離およびマーカ間の距離を基に車両の変向角を求め、
さらにマーカ間における車両の走行時間から角速度を算
出することを特徴とする角速度検出方法であり、走行車
両の角速度を高精度に検出できるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、道路に
一定間隔で埋設され、電磁波に共振する共振子が組み込
まれたマーカと、車両に搭載されて電磁波を送受信可能
な複数のアンテナおよび角速度検出装置とを含み、前記
複数のアンテナで受信した電磁波の受信レベルから前記
マーカからの横方向の距離を算出し、算出した横方向の
距離およびマーカ間の距離を基に車両の変向角を求め、
さらにマーカ間における車両の走行時間から角速度を算
出することを特徴とする角速度検出システムであり、走
行車両の角速度を高精度に検出できるという作用を有す
る。
一定間隔で埋設され、電磁波に共振する共振子が組み込
まれたマーカと、車両に搭載されて電磁波を送受信可能
な複数のアンテナおよび角速度検出装置とを含み、前記
複数のアンテナで受信した電磁波の受信レベルから前記
マーカからの横方向の距離を算出し、算出した横方向の
距離およびマーカ間の距離を基に車両の変向角を求め、
さらにマーカ間における車両の走行時間から角速度を算
出することを特徴とする角速度検出システムであり、走
行車両の角速度を高精度に検出できるという作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、角速度
検出装置が、電磁波を送受信するための手段と、受信し
た電磁波の電界レベルを検出する手段と、検出された受
信電界レベルの電圧をA/D変換する手段と、A/D変
換された電圧値を入力して所定の演算を行う手段とを備
えた請求項2記載の角速度検出システムであり、走行車
両の角速度を簡単な回路構成で高精度に検出できるとい
う作用を有する。
検出装置が、電磁波を送受信するための手段と、受信し
た電磁波の電界レベルを検出する手段と、検出された受
信電界レベルの電圧をA/D変換する手段と、A/D変
換された電圧値を入力して所定の演算を行う手段とを備
えた請求項2記載の角速度検出システムであり、走行車
両の角速度を簡単な回路構成で高精度に検出できるとい
う作用を有する。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、送信ア
ンテナがループアンテナであり、受信アンテナがフェラ
イトバーアンテナであり、それぞれ車両のフロントバン
パーに組み込まれていることを特徴とする請求項2また
は3記載の角速度検出システムであり、コンパクトなア
ンテナ構造で走行車両の角速度を高精度に検出できると
いう作用を有する。
ンテナがループアンテナであり、受信アンテナがフェラ
イトバーアンテナであり、それぞれ車両のフロントバン
パーに組み込まれていることを特徴とする請求項2また
は3記載の角速度検出システムであり、コンパクトなア
ンテナ構造で走行車両の角速度を高精度に検出できると
いう作用を有する。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、マーカ
の共振子が電池を必要としないフェライト共振子である
請求項2から4のいずれかに記載の角速度検出システム
であり、保守点検の容易なマーカを使用して走行車両の
角速度を高精度に検出できるという作用を有する。
の共振子が電池を必要としないフェライト共振子である
請求項2から4のいずれかに記載の角速度検出システム
であり、保守点検の容易なマーカを使用して走行車両の
角速度を高精度に検出できるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。 (実施の形態)図1は本発明の実施の形態におけるイン
フラ構造を示している。図1において、1は道路車線で
あり、道路の幅に応じていくつかの車線に区切られてい
る。2は道路車線1の中央に等間隔、例えば2m毎に埋
設された電池を必要としないマーカであり、100〜5
00kHzの中長波帯の電磁波に共振する共振子が組み
込まれている。3は車両であり、そのフロントバンパー
には、ループアンテナである送信アンテナ4、および両
端と中央の3ヵ所に、フェライトバーアンテナである第
1受信アンテナ5、第2受信アンテナ6、第3受信アン
テナ7が設けられている。これらアンテナの設置場所は
フロントバンパーに限定されない。
て説明する。 (実施の形態)図1は本発明の実施の形態におけるイン
フラ構造を示している。図1において、1は道路車線で
あり、道路の幅に応じていくつかの車線に区切られてい
る。2は道路車線1の中央に等間隔、例えば2m毎に埋
設された電池を必要としないマーカであり、100〜5
00kHzの中長波帯の電磁波に共振する共振子が組み
込まれている。3は車両であり、そのフロントバンパー
には、ループアンテナである送信アンテナ4、および両
端と中央の3ヵ所に、フェライトバーアンテナである第
1受信アンテナ5、第2受信アンテナ6、第3受信アン
テナ7が設けられている。これらアンテナの設置場所は
フロントバンパーに限定されない。
【0014】図2(a)は本実施の形態における角速度
検出装置の回路構成を示している。11は送信アンプ、
12は1本の送信アンテナ、13は3本の受信アンテナ
である。14は受信アンプ、15はミキサであり、それ
ぞれ3本の受信アンテナ13に対応できるように3台が
設置されている。16は3入力のA/D変換器、17は
マイクロコンピュータ、18はタイミングロジックであ
り、送信アンプ11の送信タイミングおよびミキサ15
の受信タイミングを制御する。
検出装置の回路構成を示している。11は送信アンプ、
12は1本の送信アンテナ、13は3本の受信アンテナ
である。14は受信アンプ、15はミキサであり、それ
ぞれ3本の受信アンテナ13に対応できるように3台が
設置されている。16は3入力のA/D変換器、17は
マイクロコンピュータ、18はタイミングロジックであ
り、送信アンプ11の送信タイミングおよびミキサ15
の受信タイミングを制御する。
【0015】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。マイクロコンピュータ17の制御により、4ms間
隔、デューティ比50%で中長波(100〜500kH
z)の電磁波を送信アンプ11、送信アンテナ12から
発射する。その電磁波の包絡線を図2(b)に示す。ル
ープアンテナである送信アンテナ12から発射された中
長波の電磁波は、道路上のマーカ2に到達すると、マー
カ2に組み込まれた共振子(フェライトLC共振子)が
共振し、マーカ2から電磁波が反射する。反射した電磁
波は、フェライトバーアンテナである受信アンテナ13
に到達する。各受信アンテナで受信された電磁波は、受
信アンプ14で増幅され、図3に示すように、ミキサ1
5で送信時のレベルをカットされ、受信レベルのみが取
り出される。この受信レベルの電圧をA/D変換器16
でA/D変換して、マイクロコンピュータ17に取り込
む。
る。マイクロコンピュータ17の制御により、4ms間
隔、デューティ比50%で中長波(100〜500kH
z)の電磁波を送信アンプ11、送信アンテナ12から
発射する。その電磁波の包絡線を図2(b)に示す。ル
ープアンテナである送信アンテナ12から発射された中
長波の電磁波は、道路上のマーカ2に到達すると、マー
カ2に組み込まれた共振子(フェライトLC共振子)が
共振し、マーカ2から電磁波が反射する。反射した電磁
波は、フェライトバーアンテナである受信アンテナ13
に到達する。各受信アンテナで受信された電磁波は、受
信アンプ14で増幅され、図3に示すように、ミキサ1
5で送信時のレベルをカットされ、受信レベルのみが取
り出される。この受信レベルの電圧をA/D変換器16
でA/D変換して、マイクロコンピュータ17に取り込
む。
【0016】図3に示すように、各アンテナがマーカに
近づいた時のみマーカから電磁波が反射されるので、そ
の包絡線が最大になった時がマーカを通過した時と考え
られ、最大と最大との間の時間が1つのマーカから次の
マーカを通過した時間であり、距離である。また、電磁
波の受信レベルは、マーカから受信アンテナまでの距離
に反比例するので、マーカ上を通過したと考えられる時
の第1、第2、第3受信アンテナの受信レベルからマー
カの横方向の距離d(m)を算出することができる。次
に、図4に示すように、車両がマーカ2aの直上を通過
してから次のマーカ2bの左方向d(m)の所を通過し
たとすれば、マーカ間の距離をL(m)とすると、車両
の変向角θは、 θ = tan-1(d/L) となる。また、マーカ間での車両の走行時間をTとすれ
ば、角速度δθ/δtは、 δθ/δt= θ/T となり、dおよびLがcm単位の精度を有するため、十
分な精度を持つ角速度を検出することができる。また、
通常の走行では、dがLよりも十分小さいと考えられる
ので、次式で近似することが可能である。 θ = 360°×(d/2πL)
近づいた時のみマーカから電磁波が反射されるので、そ
の包絡線が最大になった時がマーカを通過した時と考え
られ、最大と最大との間の時間が1つのマーカから次の
マーカを通過した時間であり、距離である。また、電磁
波の受信レベルは、マーカから受信アンテナまでの距離
に反比例するので、マーカ上を通過したと考えられる時
の第1、第2、第3受信アンテナの受信レベルからマー
カの横方向の距離d(m)を算出することができる。次
に、図4に示すように、車両がマーカ2aの直上を通過
してから次のマーカ2bの左方向d(m)の所を通過し
たとすれば、マーカ間の距離をL(m)とすると、車両
の変向角θは、 θ = tan-1(d/L) となる。また、マーカ間での車両の走行時間をTとすれ
ば、角速度δθ/δtは、 δθ/δt= θ/T となり、dおよびLがcm単位の精度を有するため、十
分な精度を持つ角速度を検出することができる。また、
通常の走行では、dがLよりも十分小さいと考えられる
ので、次式で近似することが可能である。 θ = 360°×(d/2πL)
【0017】以上のように、本実施の形態によれば、道
路車線中央に、100〜500kHzの中長波の電磁波
に共振し反射するLC共振子内蔵のマーカを等間隔に埋
設し、車両には、中長波の電磁波を送受信可能な複数の
アンテナを組み込むことにより、車両とマーカとの横方
向の距離を検知することができ、この横方向の距離から
角速度を精度よく検出することができる。
路車線中央に、100〜500kHzの中長波の電磁波
に共振し反射するLC共振子内蔵のマーカを等間隔に埋
設し、車両には、中長波の電磁波を送受信可能な複数の
アンテナを組み込むことにより、車両とマーカとの横方
向の距離を検知することができ、この横方向の距離から
角速度を精度よく検出することができる。
【0018】なお、本実施の形態におけるレーンマーカ
システムが電磁波中長波共振反射方式を採用しているの
は以下の理由による。 (1)電磁波の到達距離が他の方式に比べて長く、車載
側機器、特にアンテナの取り付け位置の自由度が高い。 (2)マーカが電池を必要としないタイプでよく、道路
側のメンテナンス等のインフラ側としても扱いやすい。 (3)中長波であるため、悪環境に強く、マーカが冠水
したり、雪に埋もれても使用可能であり、性能低下がな
い。 (4)コスト的に最も安価なシステムを構築することが
できる。
システムが電磁波中長波共振反射方式を採用しているの
は以下の理由による。 (1)電磁波の到達距離が他の方式に比べて長く、車載
側機器、特にアンテナの取り付け位置の自由度が高い。 (2)マーカが電池を必要としないタイプでよく、道路
側のメンテナンス等のインフラ側としても扱いやすい。 (3)中長波であるため、悪環境に強く、マーカが冠水
したり、雪に埋もれても使用可能であり、性能低下がな
い。 (4)コスト的に最も安価なシステムを構築することが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、電磁波に共振する共振子が組み込まれたマーカ
を道路に一定間隔で埋設し、車両には、電磁波を送受信
可能な複数のアンテナおよび送受信回路を備え、複数の
アンテナで受信した電磁波の受信レベルからマーカから
の横方向の距離を検出し、検出した横方向の距離および
マーカ間の距離を基に車両の変向角を求め、さらにマー
カ間での車両の走行時間から角速度を算出するようにし
たので、走行車両の角速度を精度よく検出することがで
きる。したがって、本発明による角速度検出システムを
サスペンション制御装置に応用すれば、姿勢制御を精度
よく行え、またナビゲーション装置に応用すれば、経路
探索、目的地検索を精度よく行うことができる。さら
に、本発明におけるレーンマーカシステムを利用してI
TS(高度道路交通システム)における種々のシステム
を構築することができる。
ように、電磁波に共振する共振子が組み込まれたマーカ
を道路に一定間隔で埋設し、車両には、電磁波を送受信
可能な複数のアンテナおよび送受信回路を備え、複数の
アンテナで受信した電磁波の受信レベルからマーカから
の横方向の距離を検出し、検出した横方向の距離および
マーカ間の距離を基に車両の変向角を求め、さらにマー
カ間での車両の走行時間から角速度を算出するようにし
たので、走行車両の角速度を精度よく検出することがで
きる。したがって、本発明による角速度検出システムを
サスペンション制御装置に応用すれば、姿勢制御を精度
よく行え、またナビゲーション装置に応用すれば、経路
探索、目的地検索を精度よく行うことができる。さら
に、本発明におけるレーンマーカシステムを利用してI
TS(高度道路交通システム)における種々のシステム
を構築することができる。
【図1】本発明の実施の形態におけるインフラ側の構成
を示す概略図
を示す概略図
【図2】(a)本発明の実施の形態における回路構成を
示すブロック図 (b)本発明の実施の形態における送受信電磁波のタイ
ミング波形図
示すブロック図 (b)本発明の実施の形態における送受信電磁波のタイ
ミング波形図
【図3】本実施の形態における受信電磁波のタイミング
波形図
波形図
【図4】本実施の形態における角速度算出のための説明
図
図
【図5】従来の角速度センサの構成を示す概略斜視図
【図6】従来の角速度センサの回路を示すブロック図
【図7】従来の角速度センサの周波数特性を示す特性図
1 道路車線 2 マーカ 3 車両 4 送信アンテナ 5、6、7 受信アンテナ 11 送信アンプ 12 送信アンテナ 13 受信アンテナ 14 受信アンプ 15 ミキサ 16 A/D変換器 17 マイクロコンピュータ 18 タイミングロジック
Claims (5)
- 【請求項1】 車両に設置された複数のアンテナから電
磁波を走行道路に向けて発射し、道路に一定間隔で埋設
され、電磁波に共振する共振子が組み込まれたマーカか
らの反射電磁波を車両に設置された複数のアンテナで受
信し、前記複数のアンテナで受信した電磁波の受信レベ
ルから前記マーカからの横方向の距離を算出し、算出し
た横方向の距離およびマーカ間の距離を基に車両の変向
角を求め、さらにマーカ間における車両の走行時間から
角速度を算出することを特徴とする角速度検出方法。 - 【請求項2】 道路に一定間隔で埋設され、電磁波に共
振する共振子が組み込まれたマーカと、車両に搭載され
て電磁波を送受信可能な複数のアンテナおよび角速度検
出装置とを含み、前記複数のアンテナで受信した電磁波
の受信レベルから前記マーカからの横方向の距離を算出
し、算出した横方向の距離およびマーカ間の距離を基に
車両の変向角を求め、さらにマーカ間における車両の走
行時間から角速度を算出することを特徴とする角速度検
出システム。 - 【請求項3】 角速度検出装置が、電磁波を送受信する
ための手段と、受信した電磁波の電界レベルを検出する
手段と、検出された受信電界レベルの電圧をA/D変換
する手段と、A/D変換された電圧値を入力して所定の
演算を行う手段とを備えた請求項2記載の角速度検出シ
ステム。 - 【請求項4】 送信アンテナがループアンテナであり、
受信アンテナがフェライトバーアンテナであり、それぞ
れ車両のフロントバンパーに組み込まれていることを特
徴とする請求項2または3記載の角速度検出システム。 - 【請求項5】 マーカの共振子が電池を必要としないフ
ェライト共振子である請求項2から4のいずれかに記載
の角速度検出システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098683A JP2000292532A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 角速度検出方法およびそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098683A JP2000292532A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 角速度検出方法およびそのシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000292532A true JP2000292532A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14226319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11098683A Pending JP2000292532A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 角速度検出方法およびそのシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000292532A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002337637A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Isuzu Motors Ltd | アンダランプロテクタ |
| JP3424007B2 (ja) | 2000-06-14 | 2003-07-07 | 国土交通省国土技術政策総合研究所長 | 電波式レーンマーカ位置検出方式 |
| JP2007101390A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送受一体アンテナ方式レーダ |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP11098683A patent/JP2000292532A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3424007B2 (ja) | 2000-06-14 | 2003-07-07 | 国土交通省国土技術政策総合研究所長 | 電波式レーンマーカ位置検出方式 |
| JP2002337637A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Isuzu Motors Ltd | アンダランプロテクタ |
| JP2007101390A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送受一体アンテナ方式レーダ |
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