JP2000292783A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000292783A
JP2000292783A JP2000019519A JP2000019519A JP2000292783A JP 2000292783 A JP2000292783 A JP 2000292783A JP 2000019519 A JP2000019519 A JP 2000019519A JP 2000019519 A JP2000019519 A JP 2000019519A JP 2000292783 A JP2000292783 A JP 2000292783A
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Japan
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liquid crystal
polarized light
layer
circularly polarized
light component
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JP2000019519A
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English (en)
Inventor
Keiji Kajima
啓二 鹿島
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラックマトリックスを含むカラーフィルタ
ーを用いた液晶表示装置において、外光によるブラック
マトリックスでの反射光を防止するとともに液晶層の観
察側の偏光板の数を減らす。 【解決手段】 液晶層20の外側に1/4波長層22
と、コレステリック液晶層からなるカラーフィルター2
4と、光吸収型の2色性円偏光層30と、をこの順で備
えた液晶表示装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネルにブ
ラックマトリックス、及び出光面に2色性円偏光層を用
いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透過型カラー液晶表示装置は、液晶層の
背後からバックライト光を照射し、液晶層を透過した光
をカラーフィルターに通して液晶パネル表面から出射さ
せ、カラー表示をするようにしている。
【0003】このようにした液晶表示装置としては、例
えば、特開平8−76108号公報に開示されるよう
な、バックライトの前面に、液晶層、ブラックマトリッ
クス、カラーフィルター、ガラス板からなる液晶パネル
モジュールを配置し、更にその前面に2色性直線偏光
層、観察側に円偏光層を配置したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、液晶パ
ネルモジュールの前面に2色性直線偏光層、観察側に円
偏光層を配置した液晶表示装置は、2色性直線偏光層を
通過した光の半分が円偏光層で吸収されてしまい、光利
用効率が不十分であり、また、液晶層の観察側に2枚の
偏光層があるので、コスト高となり、更に、2色性直線
偏光層、円偏光層を透過して入射した外光がブラックマ
トリックスで反射して観察側に出光するためにコントラ
ストの低下、視認性の悪化をもたらすという問題点があ
った。
【0005】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、光利用効率を向上させると共に、
製造コストを低減でき、且つ、外光がブラックマトリッ
クスで反射しないようにした液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明は、請求項1の
ように、光源と、この光源から出射される光のうち、一
方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直線偏光
成分を反射する直線偏光分離層と、液晶及びこの液晶に
電界を印加する電極を含んでなり、前記液晶に電界を印
加して液晶の光に対する旋光性を変化させ、これにより
前記直線偏光分離層を透過して入射する直線偏光光の、
液晶からの出射時の偏光面を0〜π/2シフトして透過
する作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前記直
線偏光分離層の反対側に配置され、液晶セルから入射し
た直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光として透
過する1/4波長層と、この1/4波長層に対して前記
液晶層の反対側に配置されたコレステリック液晶層から
なり、且つ、各画素における各色領域間がブラックマト
リックスにより区画されていて、前記液晶層から入射し
た円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち一方の
円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカラ
ーフィルターと、このカラーフィルターに対して前記1
/4波長層の反対側に配置され、前記カラーフィルター
を透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透過
し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏
光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置により
上記目的を達成するものである。
【0007】第2発明は、請求項2のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を吸収する2
色性直線偏光層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する
電極を含んでなり、前記液晶に電界を印加して液晶の光
に対する旋光性を変化させ、これにより前記2色性直線
偏光層を透過して入射する直線偏光光の、液晶からの出
射時の偏光面を0〜π/2シフトして透過する作用を有
する液晶層と、この液晶層に対して前記2色性直線偏光
層の反対側に配置され、液晶層から入射した直線偏光の
位相をπ/2シフトして円偏光光として透過する1/4
波長層と、この1/4波長層に対して前記液晶層の反対
側に配置されたコレステリック液晶層からなり、且つ、
各画素における各色領域間がブラックマトリックスによ
り区画されていて、前記液晶層から入射した円偏光光の
うち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を
透過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィルター
と、このカラーフィルターに対して前記1/4波長層の
反対側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右
または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏
光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備え
たことを特徴とする液晶表示装置により上記目的を達成
するものである。
【0008】第3発明は、請求項3のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を反射する直
線偏光分離層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する電
極を含んでなり、液晶に電界を印加することにより、液
晶のレタデーション値が一定のまま液晶が面内で回転
し、入射する直線偏光光の位相を実質的に0〜πシフト
させて透過する作用を有する液晶層と、この液晶層に対
して前記直線偏光分離層の反対側に配置され、液晶層か
ら入射した直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光
として透過する1/4波長層と、この1/4波長層に対
して前記液晶層の反対側に配置されたコレステリック液
晶層からなり、且つ、各画素における各色領域間がブラ
ックマトリックスにより区画されていて、前記1/4波
長層から入射した円偏光光のうち、右または左の旋光方
向のうち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分
を反射するカラーフィルターと、このカラーフィルター
に対して前記1/4波長層の反対側に配置され、前記カ
ラーフィルターを透過した右または左の旋光方向の円偏
光成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型
の2色性円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表
示装置により上記目的を達成するものである。
【0009】第4発明は、請求項4のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を吸収する2
色性直線偏光層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する
電極を含んでなり、液晶に電界を印加することにより、
液晶のレタデーション値が一定のまま液晶が面内で回転
し、入射する直線偏光光の位相を実質的に0〜πシフト
させて透過する作用を有する液晶層と、この液晶層に対
して前記2色性直線偏光層の反対側に配置され、液晶層
から入射した直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光
光として透過する1/4波長層と、この1/4波長層に
対して前記液晶層の反対側に配置されたコレステリック
フィルムからなり、且つ、各画素における各色領域間が
ブラックマトリックスにより区画されていて、前記液晶
層から入射した円偏光光のうち、右または左の旋光方向
のうち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を
反射するカラーフィルターと、このカラーフィルターに
対して前記1/4波長層の反対側に配置され、前記カラ
ーフィルターを透過した右または左の旋光方向の円偏光
成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の
2色性円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示
装置により上記目的を達成するものである。
【0010】第5発明は、請求項5のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を反射する直
線偏光分離層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する電
極を含んでなり、液晶に電界を印加することにより、液
晶のレタデーション値が一定のまま液晶が面内で回転し
て、透過する直線偏光光の位相を実質的にπ/2〜−π
/2シフトさせて円偏光に変換する作用を有する液晶層
と、この液晶層に対して前記直線偏光分離層の反対側に
配置されたコレステリック液晶層からなり、且つ、各画
素における各色領域間がブラックマトリックスにより区
画されていて、前記液晶層から入射した円偏光光のう
ち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を透
過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィルター
と、このカラーフィルターに対して前記液晶層の反対側
に配置され、前記カラーフィルターを透過した右または
左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分
を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備えたこと
を特徴とする液晶表示装置により上記目的を達成するも
のである。
【0011】第6発明は、請求項6のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を吸収する2
色性直線偏光層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する
電極を含んでなり、液晶に電界を印加することにより、
液晶のレタデーション値が一定のまま液晶が面内で回転
して、透過する直線偏光光の位相を実質的にπ/2〜−
π/2シフトさせて円偏光に変換する作用を有する液晶
層と、この液晶層に対して前記2色性直線偏光層の反対
側に配置さされたコレステリック液晶層からなり、且
つ、各画素における各色領域間がブラックマトリックス
により区画されていて、前記液晶層から入射した円偏光
光のうち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成
分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィル
ターと、このカラーフィルターに対して前記液晶層の反
対側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右ま
たは左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光
成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備えた
ことを特徴とする液晶表示装置により上記目的を達成す
るものである。
【0012】第7発明は、請求項7のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、右または左の旋光方
向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射する
円偏光分離層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する電
極を含んでなり、液晶に電界を印加することにより、液
晶のレタデーション値が一定のまま液晶が面内で回転し
て、透過する円線偏光光の位相を実質的にπ/2〜−π
/2シフトさせて直線偏光に変換する作用を有する液晶
層と、この液晶層に対して前記円偏光分離層の反対側に
配置され、液晶層から入射した直線偏光の位相をπ/2
シフトして円偏光光として透過する1/4波長層と、こ
の1/4波長層に対して前記液晶層の反対側に配置され
たコレステリック液晶層からなり、且つ、各画素におけ
る各色領域間がブラックマトリックスにより区画されて
いて、前記1/4波長層から入射した円偏光光のうち、
右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を透過
し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィルターと、
このカラーフィルターに対して前記1/4波長層の反対
側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右また
は左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成
分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備えたこ
とを特徴とする液晶表示装置により上記目的を達成する
ものである。
【0013】第8発明は、請求項8のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、右または左の旋光方
向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収する
光吸収型の第1の2色性円偏光層と、液晶及びこの液晶
に電界を印加する電極を含んでなり、液晶に電界を印加
することにより、液晶のレタデーション値が一定のまま
液晶が面内で回転して、透過する円線偏光光の位相を実
質的にπ/2〜−π/2シフトさせて直線偏光に変換す
る作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前記第1
の2色性円偏光層の反対側に配置され、液晶層から入射
した直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光として
透過する1/4波長層と、この1/4波長層に対して前
記液晶層の反対側に配置されたコレステリック液晶層か
らなり、且つ、各画素における各色領域間がブラックマ
トリックスにより区画されていて、前記液晶層から入射
した円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち一方
の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカ
ラーフィルターと、このカラーフィルターに対して前記
1/4波長層の反対側に配置され、前記カラーフィルタ
ーを透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透過
し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の第2の2色
性円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置
により上記目的を達成するものである。
【0014】第9発明は、請求項9のように、光源と、
この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を反射する直
線偏光分離層と、透過する光の位相を実質的にπ/2〜
−π/2シフトさせるレタデーション値を有する液晶及
びこの液晶に電界を印加する電極を含んでなり、透過す
る光の位相を実質的にπ/2〜−π/2シフトさせ、右
または左の旋光方向の円偏光光として透過する作用を有
する液晶層と、前記液晶層に対して前記直線偏光分離層
の反対側に配置されたコレステリック液晶層からなり、
且つ、各画素における各色領域間がブラックマトリック
スにより区画されていて、前記液晶層から入射した円偏
光光のうち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光
成分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィ
ルターと、このカラーフィルターに対して前記液晶層の
反対側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右
または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏
光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備え
たことを特徴とする液晶表示装置により上記目的を達成
するものである。
【0015】第10発明は、請求項10のように、光源
と、この光源から出射される光のうち、一方の直線偏光
成分を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を吸収す
る2色性直線偏光層と、透過する光の位相を実質的にπ
/2〜−π/2シフトさせるレタデーション値を有する
液晶及びこの液晶に電界を印加する電極を含んでなり、
透過する光の位相を実質的にπ/2〜−π/2シフトさ
せ、右または左の旋光方向の円偏光光として透過する作
用を有する液晶層と、前記液晶層に対して前記2色性直
線偏光層の反対側に配置されたコレステリック液晶層か
らなり、且つ、各画素における各色領域間がブラックマ
トリックスにより区画されていて、前記液晶層から入射
した円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち一方
の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカ
ラーフィルターと、このカラーフィルターに対して前記
液晶セルの反対側に配置され、前記カラーフィルターを
透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、
他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層
と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置により上記
目的を達成するものである。
【0016】第11発明は、請求項11のように、光源
と、この光源から出射される光のうち右または左の旋光
方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射す
る円偏光分離層と、透過する光の位相を実質的に0〜π
シフトさせるレタデーション値を有する液晶及びこの液
晶に電界を印加する電極を含んでなり、入射する光の位
相を実質的に0〜πシフトさせて、右または左の旋光方
向の円偏光光として透過する作用を有する液晶層と、前
記液晶層に対して前記円偏光分離層の反対側に配置され
たコレステリック液晶層からなり、且つ、各画素におけ
る各色領域間がブラックマトリックスにより区画されて
いて、前記液晶層から入射した円偏光光のうち、右また
は左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を透過し、他方
の円偏光成分を反射するカラーフィルターと、このカラ
ーフィルターに対して前記液晶セルの反対側に配置さ
れ、前記カラーフィルターを透過した右または左の旋光
方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収す
る光吸収型の2色性円偏光層と、を備えたことを特徴と
する液晶表示装置により上記目的を達成するものであ
る。
【0017】第12発明は、請求項12のように、光源
と、この光源から出射される光のうち右または左の旋光
方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収す
る第1の2色性円偏光層と、透過する光の位相を実質的
に0〜πシフトさせるレタデーション値を有する液晶及
びこの液晶に電界を印加する電極を含んでなり、入射す
る光の位相を実質的に0〜πシフトさせて、右または左
の旋光方向の円偏光光として透過する作用を有する液晶
層と、前記液晶層に対して前記第1の2色性円偏光層の
反対側に配置されたコレステリック液晶層からなり、且
つ、各画素における各色領域間がブラックマトリックス
により区画されていて、前記液晶層から入射した円偏光
光のうち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成
分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィル
ターと、このカラーフィルターに対して前記液晶層の反
対側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右ま
たは左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光
成分を吸収する光吸収型の第2の2色性円偏光層と、を
備えたことを特徴とする液晶表示装置により上記目的を
達成するものである。
【0018】又、前記直線偏光分離層と液晶層との間
に、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
線偏光成分を吸収する2色性直線偏光層を設けるように
してもよい。
【0019】更に、前記直線偏光分離層を、複屈折性を
有するフィルムを3層以上に積層してなる平面状多層構
造とし、各層の平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2
つの光のうちの、一方の光に対する厚さ方向に隣接する
層間における屈折率の差と、他方の光に対する厚さ方向
に隣接する層間における屈折率の差とが異なるようにし
てもよい。
【0020】また、前記直線偏光分離層を、透過する光
の位相を実質的にπ/2シフトさせるレタデーション値
を有する位相差層と、コレステリック液晶層からなる旋
光選択層とから構成し、前記コレステリック液晶層を透
過した円偏光を、直線偏光に変換するようにしてもよ
い。
【0021】更に、前記円偏光分離層と液晶層との間
に、右又は左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の
円偏光成分を吸収する2色性円偏光層を設けるようにし
てもよい。
【0022】更に又、前記液晶層は、その液晶が2枚の
基板に挟持され、前記電極が一方の電極上に形成され、
前記電極に電圧を印加したときの電界方向が、前記基板
面と実質的に平行な部分を有し、液晶内の大部分の液晶
分子の方向が前記基板面と実質的に平行なまま回転する
モードとしてもよい。
【0023】本発明においては、直線偏光分離層、2色
性直線偏光層の一方、または、円偏光分離層、2色性円
偏光層の一方、1/4波長層、コレステリック液晶層か
らなるカラーフィルター、観察側の2色性円偏光層及び
液晶層の組合せによって、光利用効率を向上させると共
に、製造コストを低減でき、且つ、外光がブラックマト
リックスで反射しないようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の第1例
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】この実施の形態の第1例にかかる液晶表示
装置10は、図1に示されるように、光源12と、この
光源12から出射される光のうち、一方の直線偏光成分
を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を反射する直
線偏光分離層14と、液晶26及びこの液晶26に電界
を印加する電極28A,28B(図2参照)を含んでな
り、前記液晶26に電界を印加して液晶の光に対する旋
光性を変化させ、これにより前記直線偏光分離層14を
透過して入射する直線偏光光の、液晶26からの出射時
の偏光面を0〜π/2シフトして透過する作用を有する
液晶層20と、この液晶層20に対して前記直線偏光分
離層14の反対側に配置され、液晶層20から入射した
直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光として透過
する1/4波長層22と、この1/4波長層22に対し
て前記液晶セル20の反対側に配置されたコレステリッ
ク液晶層からなり、且つ、各画素における各色領域間が
ブラックマトリックスにより区画されていて、前記液晶
層20から入射した円偏光光のうち、右または左の旋光
方向のうち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成
分を反射するカラーフィルター24と、このカラーフィ
ルター24に対して前記1/4波長層22の反対側に配
置され、前記カラーフィルター24を透過した右または
左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分
を吸収する光吸収型の2色性円偏光層26と、を備えて
構成されている。
【0026】図1中、符号R、L(図3参照)は、それ
ぞれ右旋円偏光、左旋円偏光を示している。又、「←
→」、「・」はそれぞれ直線偏光の電場振動ベクトルを
示しており、「←→」は紙面面内方向、「・」は紙面に
垂直な方向である。
【0027】前記光源12は、透明電極を有した透明樹
脂シートに挟持された薄膜状のエレクトロルミネッセン
ス等からなる透明薄膜状白色面光源であって、その背面
側(図1において下側)には、例えば金属薄膜からなる
反射層12Aが配置されている。
【0028】この反射層12Aは、光源12から出射
し、直線偏光分離層14において反射された例えば、
「・」の直線偏光成分を再度直線偏光分離層14方向に
反射し、このとき直線偏光成分の位相を反転させ、又
は、無偏光な状態にし、直線偏光分離層14を透過でき
る「←→」の直線偏光成分として、光利用率を向上させ
ている。
【0029】前記直線偏光分離層14は、複屈折性を有
するフィルムを3層以上に積層してなる平面状多層構造
とし、各層の平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つ
の光のうちの、一方の光に対する厚さ方向に隣接する層
間における屈折率の差と、他方の光に対する厚さ方向に
隣接する層間における屈折率の差とが異なるようにして
もよい。
【0030】上記のような、複屈折性を有するフィルム
は、例えば特開平3−75705号公報等に開示されて
いるように、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、酢酸セルロース系
樹脂等の面内複屈折性(屈折率異方性)を示す物質を延
伸等の方法によって得ることができる。
【0031】例えば、隣り合う複屈折性層(フィルム)
のX軸方向に振動する光線に対する屈折率は実質的にn
xで同じであり、X軸方向での隣接する層間の屈折率差
Δnx(=|nx−nx|)は実質的に0である。
【0032】これに対して、例えば、3層の複屈折性層
のうち第1層と第3層のY軸方向に振動する光線に対す
る屈折率を共にny1とし、第2層における同方向の屈
折率をny2(≠ny1)とすると、Y軸方向での隣接す
る層間の屈折率Δnyは実質的に0でない。
【0033】前記屈折率差の大きい方向(Y軸方向)に
振動する光の反射は、屈折率差の小さい方向(X軸方
向)に振動する光の反射よりも大きく、又、X軸方向の
光の透過はY軸方向の光透過よりも大きくなる。
【0034】このため、X軸方向に振動する光にとっ
て、直線偏光分離層14が、平面状多層構造であって
も、屈折率が実質的に同一であるので、直線偏光分離層
14への入射面及び出射面の2箇所でわずかな表面反射
が生じるのみである。
【0035】これに対して、Y軸方向に振動する光にと
っては、平面状多層構造体内の屈折率が各層間で異なる
ので、直線偏光分離層14全体への入射面及び出射面の
みならず、各層間で表面(界面)反射が起こり、複屈折
率層の層数が多いほどY軸方向に振動する光の反射回数
が多くなる。
【0036】また、前記直線偏光分離層14は、透過す
る光の位相を実質的にπ/2シフトさせるレタデーショ
ン値を有する位相差層と、コレステリック液晶層からな
る旋光選択層とから構成し、前記コレステリック液晶層
を透過した円偏光を、直線偏光に変換するようにして、
前記一方の光である「←→」の直線偏光成分を透過し、
他方の光である「・」の直線偏光成分を反射するように
してもよい。
【0037】又、前記液晶層20は、更に詳細には図2
(A)に示されるように、2枚の基板32A、32Bに
挟持された前記液晶26と、図2(A)において上側の
基板32Aの下側面および下側の基板32Bの上側面に
配置され、液晶26を厚さ方向に挟み込む前記一対の画
素電極28A、28Bと、を備えて構成されている。
【0038】前記液晶層20における液晶26は、TN
(Twisted Nematic)型であり、前記画素電極28A、
28Bから電界を印加して液晶の旋光性を変化させ、こ
れにより前記直線偏光分離層14を透過して入射する直
線偏光光の、液晶26からの出射時の偏光方向を0〜π
/2シフトする作用を有するように調整されている。
【0039】この調整は、液晶層材料、配向膜材料、セ
ル構成を考慮して既知の様々な液晶により行うことがで
きる。
【0040】なお、液晶層20は、図2(B)に示され
るように、前記1/4波長層22及びカラーフィルター
24を基板32Aと画素電極28Aとの間にこれらと一
体的に配置した構成であってもよい。
【0041】前記1/4波長層22は、結晶あるいは光
学ガラスをその基板としたポリイミド等の高分子材料か
らなる位相板であり、入射する直線偏光を円偏光に、ま
たは、その逆に、変換する作用を備えている。
【0042】前記カラーフィルター24は、例えば、特
開平9−318807号公報に開示されるようなコレス
テリック液晶層により構成されている。
【0043】なお、図1、図3〜図6、図11〜図29
は液晶層の1画素、及び、これに対応する各部分を示し
ている。前記カラーフィルター24は、図に示されてい
るように、1画素につきブラックマトリックス34によ
り区画されるR、G、Bの領域を有し、各領域はそれぞ
れの波長領域の光のみを透過し、他の波長領域の光を反
射するようにされている。
【0044】前記光吸収タイプの2色性円偏光層30
は、透過軸方向の偏光光を透過し、透過軸と直交する方
向の偏光光のほとんどを吸収するポラロイド(商品名)
等の2色性の偏光材からなる2色性直線偏光層の片面
に、その光吸収軸に対して、λ/4位相差層を、その進
相軸又は遅相軸が45度の角度になるように積層する等
の方法により構成されている。
【0045】この液晶表示装置10において、光源12
からの無偏光光は、直線偏光分離層14において一方の
「←→」の直線偏光成分が透過され、これと直交方向の
「・」の直線偏光成分が反射される。
【0046】反射された直線偏光成分は、光源12の背
面の反射層12Aで反射される際に、又は、「←→」の
直線偏光成分に変換され、又は、光路中に配置された光
拡散板等(図示せず)によって無偏光な状態となって、
直線偏光分離層14を透過し、液晶層20に到達する。
【0047】液晶層20における液晶層26に画素電極
28A、28Bから電圧を印加することによって、液晶
の捩れ角が変化し、これによって液晶層20を通過する
直線偏光光は、出射時の偏光方向が最大でπ/2シフト
されたとき全量が「・」の直線偏光、また、シフトゼロ
のとき、全量が「←→」の直線偏光となって液晶層20
から出射し、1/4波長層22に入射する。
【0048】1/4波長層22に入射した「←→」の直
線偏光光は、図1中、符号Rで示される、右旋円偏光、
「・」の直線偏光光は、図1中、Lで示される、左旋円
偏光となって、1/4波長層22から出射する。
【0049】前記カラーフィルター24を構成するコレ
ステリック液晶層の透過旋光方向を右旋円偏光、左旋円
偏光の一方、この場合は、右旋円偏光Rと一致させてお
けば、前記右旋円偏光Rはカラーフィルター24を透過
し、左旋円偏光Lの場合は、図3に示されるように、前
記カラーフィルター24で反射される。
【0050】ここで、前記2色性円偏光層30を透過す
る旋光方向を右旋円偏光Rとして前記カラーフィルター
24に一致させておけば、カラーフィルター24を透過
した前記右旋円偏光Rは2色性円偏光層30を透過し、
図1に示されるように明表示となり、左旋円偏光Lの場
合は、図3に示されるように、暗表示となる。
【0051】従って、液晶層26での旋光作用の大きさ
に逆比例して前記2色性円偏光層30を透過する光量が
大きくなり、これにより階調表示が可能となる。
【0052】また、前記2色性円偏光層30は、光吸収
タイプであって、外光(無偏光光)が2色性円偏光層3
0の表面に入射しても、その50%が吸収されるので、
液晶セルにTFTが形成されている場合でも、受光量低
減により受光時に発生する電気によるTFTの誤作動を
抑制することができる。また、残りの50%(右旋円偏
光R)が透過し、更にカラーフィルター24をも透過す
るが、一部はブラックマトリックス34で反射され、反
射によって位相が反転して左旋円偏光L(図1、3参
照)となるために2色性円偏光層30で吸収され、観察
側表面に戻る反射成分がほとんどなくなり、液晶表示装
置10における画面のコントラストの低下を大幅に抑制
することができる。
【0053】ここで、前記直線偏光分離層14は、光源
12からの無偏光光の内の、「・」の直線偏光成分を1
00%反射できない場合がある。従って、反射されなか
った直線偏光成分が液晶層20及び1/4波長層22を
経て、左旋円偏光光としてカラーフィルター24に到達
し、ここで反射され、再度、1/4波長層22及び液晶
層20を経て、「・」の直線偏光光として、直線偏光分
離層14に到達し、ここで再度反射されることがある。
【0054】これにより、カラーフィルター24と直線
偏光分離層14との間で「・」の直線偏光光が多重反射
を生じ、画面のコントラスト低下をもたらすということ
がある。
【0055】これに対しては、図1及び図3において、
2点鎖線で示されるように、「←→」の直線偏光成分を
透過し、これと直交方向の「・」の直線偏光成分を吸収
する2色性直線偏光層36を設けるようにする。
【0056】このようにすると、光源12からの無偏光
光の内、直線偏光分離層14又は液晶層20を透過し
た、「・」の直線偏光成分が、2色性直線偏光層36に
おいて吸収されて、前述のような、直線偏光分離層14
とカラーフィルター24との間のり多重反射が発生しな
いので、多重反射による画面のコントラスト低下を防止
することができる。
【0057】即ち、この2色性直線偏光層36は、透過
軸方向の偏光光、「←→」の直線偏光成分を透過し、透
過軸と直交する方向の「・」の直線偏光成分ほとんどを
吸収するものであり、ポラロイド(商品名)等の2色性
の偏光材から構成されている。
【0058】次に、図4、図5に示される本発明の実施
の形態の第2例に係る反射型カラーフィルターを用いた
液晶表示装置40について説明する。
【0059】この液晶表示装置40は、前記実施の形態
の第1例に係る液晶表示装置10における直線偏光分離
層14の代わりに前記2色性直線偏光層36と同一構成
の2色性直線偏光層42を設けたものである。他の構成
は、前記実施の形態の第1例に係る液晶表示装置10に
おけると同一であるので、同一部分に同一符号を用いる
ことにより説明を省略する。実施の形態の第3例以降の
液晶表示装置についても同様とする。
【0060】従って、この液晶表示装置40において、
光源12からの無偏光光は、2色性直線偏光層42にお
いて一方の「←→」の直線偏光成分が透過されること
は、液晶表示装置10におけると同一であるが、これと
直交方向の「・」の直線偏光成分は、反射されることな
く吸収されてしまうので、反射層12Aで反射され、
「←→」の直線偏光成分に変換されることがない。光源
12からの背面方向の光のみが反射層12Aで反射さ
れ、2色性直線偏光層42に戻される。
【0061】2色性直線偏光層42を透過した「←→」
の直線偏光成分は液晶層20に入射し、以後は、前記実
施の形態の第1例に係る液晶表示装置10におけると同
一過程で明表示(図4参照)や暗表示(図5参照)を行
う。
【0062】次に、図6に示される本発明の実施の形態
の第3例に係る液晶表示装置50について説明する。
【0063】この液晶表示装置50は、前記実施の形態
の第1例に係る液晶表示装置10における液晶層20を
他の構成の液晶セル52に代えたものである。
【0064】この液晶層52は、図7(A)に示される
ように、IPS型の液晶54及びこの液晶54に電界を
印加する画素電極56A、56Bを含んでなり、前記液
晶54に電界を印加して液晶54のレタデーション値が
一定のまま液晶が面内で回転し、入射する直線偏光光の
位相を実質的に0〜πシフトさせて透過する作用を有す
るように調整されている。
【0065】更に、前記液晶層52の構成を、図7
(A)、図7(B)、図8を参照して詳細に説明する。
【0066】液晶層52は、図7(A)に示されるよう
に、2枚の基板58A、58Bに挟持された前記液晶5
4と、図7(A)において下側の基板58Aの上側面に
これと平行方向に離間して配置された前記画素電極56
A、56B、を備えて構成され、画素電極56A、56
B間に回路59から電圧を印加したときの電界方向が、
基板面に実質的に平行で、液晶54内の大部分の液晶分
子のダイレクタDの方向が基板面に実質的に平行なまま
回転するモード(一般的にIPS(In PlainSwitchin
g)モードと呼ばれている。)で作動するようにされて
いる。
【0067】なお、液晶層52は、図7(B)に示され
るように、前記1/4波長層22及びカラーフィルター
24を基板58Bと液晶54との間にこれらと一体的に
配置した構成であってもよい。
【0068】更に、前記液晶54内における液晶のダイ
レクタDの方向について詳述する。図8に示されるよう
に、前記画素電極56A、56B間に電界が印加されて
た状態では、液晶のダイレクタDの方向が紙面に対して
実質的に垂直となる方向に動き、図9に示されるよう
に、画素電極56A、56B間に電界が印加されない状
態では、液晶のダイレクタDは紙面に対して実質的に平
行な方向へ動くようにされている。
【0069】図8における液晶は誘電率異方性Δεが正
の場合を図示したが、誘電率異方性Δεが負の場合は、
前記画素電極56A、56B間に電界が印加されていな
い状態では、液晶のダイレクタDの方向が紙面に対して
実質的に平行な方向となり、画素電極56A、56B間
に電界が印加された状態では、液晶のダイレクタDは紙
面に対して実質的に垂直な方向へ動くようにされてい
る。
【0070】ここで、前記液晶54は、透過する光の位
相を実質的にπシフトするレタデーション値を有するよ
うに調整されており、画素電極56A、56B間の電界
の印加の有無に拘らず、レタデーション値がほとんど同
一である。この調整は液晶層の複屈折及び厚さを制御す
ることによって既知の様々な液晶、例えば、ネマチック
(Nn)液晶により、行うことができる。又液晶のダイ
レクタDの方向は共に、実質的に基板58A、58Bに
対して平行である。
【0071】なお、前記「実質的にπシフトする」、及
び「実質的に基板58A、58Bと平行」における「実
質的に」は、例えば、液晶のプレチルト角や、種々の外
乱等で理想的な状態から若干ずれる場合も包含する意味
である。
【0072】なお、前記「実質的にπシフトする」は、
液晶54自体で位相を実質的に変化させ、あるいは、液
晶層52とは別の位相差層を、液晶層52の一方および
/または他方に隣接して設け、液晶54と位相差層との
相互作用によりこれらを透過する光の位相を実質的にπ
シフトする意味である。
【0073】又、1/4波長層22により直線偏光光の
位相がπ/2シフトされると円偏光光になる。
【0074】上記シフトについて、図10に示されるポ
アンカレの球を用いて説明する。
【0075】ポアンカレの球は、偏光を記述したり、位
相が変化したときの偏光の形がどのように変わるかを調
べたりするときに用いるものであり、図10において、
球の上下の両極はそれぞれ左旋円偏光と右旋円偏光とを
表わし、赤道上の点は直線偏光、その他の点は楕円偏光
をそれぞれ示す。
【0076】又、赤道上の任意の点Hは水平偏光を示
し、点Hを通る直径の反対側にある赤道上の点Vは垂直
偏光を示す。互いに垂直な偏光は1つの直径の両端の点
で表わされることになり、一般に球の半径は1であると
仮定するが、光線の強度に比例するようにとってもよ
い。
【0077】又、単位の半径を持つポアンカレの球の表
面にある任意の点Pは、経度2λ及び緯度2ωで表わさ
れる。但し、−180°<2λ<180°、−90°<
2ω<90°である。
【0078】前記経度は点Hから時計回りに測ったとき
正であり、緯度は赤道から下向きに測ったとき、即ち右
円偏光を表わす極に向かって測ったとき正である。従っ
て、図10の点Pの座標は正である。
【0079】任意の点Pは、楕円の方位角λで、楕円率
がtan|ω|の完全楕円偏光を表わす。又、点Pが上
半球にあるか下半球にあるかによって、左回りであるか
右回りであるかが決定される。これらのことをまとめる
と、点Pの表わす楕円偏光の断面図について、次の
(1)式及び(2)式が成立する。
【0080】α=λ …(1)
【0081】b/a=tan|ω| …(2)
【0082】偏光の向きは2ωが正であれば右回り、負
であれば左回りである。前記により、ポアンカレの球の
上の1つ1つの点は異なった偏光の形を表わすことにな
る。即ち、1つの偏光の形は、ポアンカレの球上の1つ
の点で表わすことができる。
【0083】従って、例えばポアンカレの球の上極の点
の左回りの完全円偏光を、方位角λ=0でπ/2だけ正
方向にシフトさせると、ポアンカレの球における赤道上
の点Hに到達する。即ち、円偏光はπ/2シフトされる
ことによって水平な直線偏光になる。同様に正方向にπ
シフトさせると下極に到着し右回りの完全円偏光とな
る。
【0084】又、ポアンカレの球における下極位置にお
ける右回りの完全円偏光を方位角λ=0でπ/2シフト
させると、赤道上の点Vに到達し、垂直の直線偏光とな
り、πシフトさせると上極に到達し左回りの完全円偏光
となる。シフト量がπ/2又はπでないときは楕円偏光
となる。
【0085】又、液晶のダイレクタDの変化は図7の例
では、液晶セル52に入射する直線偏光の直線偏光軸を
変化させるものであり、これはポアンカレの球上での方
位角λ方向、即ち、経度方向の変化となる。
【0086】この液晶表示装置50において、光源12
からの無偏光光は、前記液晶表示装置10におけると同
様に直線偏光分離層14を経て、「←→」の直線偏光成
分がのみが液晶層52に到達する。
【0087】前記液晶54内における液晶のレタデーシ
ョンは、前記画素電極56A、56B間への電界の印加
の有無にかかわらず一定のままであり、また、液晶のダ
イレクタDは、前記画素電極56A、56B間に電界が
印加されていない状態では変化せず、液晶のダイレクタ
Dの方向が紙面に対して実質的に平行な方向となってい
るので、入射した「←→」の直線偏光成分はそのまま1
/4波長層22に入射する。
【0088】前記画素電極56A、56B間に電界が印
加されている状態では、液晶のダイレクタDの方向が電
界強度に応じて紙面に対して実質的に垂直な方向に動く
ようにされているので、入射した「←→」の直線偏光成
分は、ダイレクタDが最大にシフトされたときはその全
量が、最大でないときはそのシフト量に応じて「・」の
直線偏光成分となって1/4波長層22に入射する。
【0089】1/4波長層22で位相がπ/2シフトさ
れるので、入射した「←→」の直線偏光成分は、符号R
で示される右旋円偏光、「・」の直線偏光成分は、Lで
示される左旋円偏光となって、1/4波長層22から出
射する。
【0090】以後は、前記実施の形態の第1例に係る液
晶表示装置10におけると同一過程で明表示(図6参
照)や暗表示(図11参照)を行う。
【0091】上記液晶表示装置50においても、前述の
液晶表示装置10におけると同様に、直線偏光分離層1
4が、光源12からの無偏光光の内、「・」の直線偏光
成分を100%反射できない場合があり、この場合は、
図6及び図11に示されるように、前記と同様の2色性
直線偏光層36を配置して、直線偏光分離層14とカラ
ーフィルター24との間における多重反射の発生を防止
する。
【0092】次に、図12、図13に示される本発明の
実施の形態の第4例に係る液晶表示装置60について説
明する。
【0093】この液晶表示装置60は、前記実施の形態
の第3例に係る液晶表示装置50における直線偏光分離
層14の代りに2色性直線偏光層42を設けたものであ
る。他の構成は、前記実施の形態の第1例及び第3例に
係る液晶表示装置10、50におけると同一であるの
で、同一部分に同一符号を用いることにより説明を省略
する。
【0094】前記2色性直線偏光層42は、前記実施の
形態の第2例に係る液晶表示装置40におけると同一構
成である。
【0095】したがって、この液晶表示装置60におい
て、光源12からの無偏光光は、2色性直線偏光層42
において、「・」の直線偏光成分が反射されることなく
吸収されてしまうことのみが液晶表示装置50における
と相違し、「←→」の直線偏光成分が透過され、液晶層
52に入射する以後は、前記実施の形態の第3例に係る
液晶表示装置50におけると同一過程で明表示(図12
参照)や暗表示(図13参照)を行う。
【0096】次に、図14、図15に示される本発明の
実施の形態の第5例に係る液晶表示装置70について説
明する。
【0097】この液晶表示装置70は、前記実施の形態
の第1例に係る液晶表示装置10における液晶層20を
他の構成の液晶層72に代えるとともに、1/4波長層
22を省略したものである。
【0098】又、前記液晶層72は、図7に示される液
晶層52と同様の構成であり、2枚の基板に狭持された
IPS型の液晶と、一対の画素電極と(いずれも図示省
略)を備えて構成されている。
【0099】前記液晶層72における液晶は、前記直線
偏光分離層14を透過して入射する直線偏光の位相を実
質的にシフトするようにされ、そのシフト量は、電圧の
印加ゼロのときπ/2、電圧印加のとき−π/2となる
ようにされている。すなわち、液晶のレタデーション値
が一定のまま、電圧の印加量に応じて液晶が面内で回転
して、そのダイレクタDの方向が変化しない、または変
化することにより−π/2〜π/2シフトする作用を有
するように調整されている。
【0100】上記シフトについて、図10に示されるポ
アンカレの球を用いて説明する。
【0101】例えばポアンカレの球における赤道上の点
Hの水平な直線偏光を、方位角λ=0でπ/2だけ正方
向にシフトさせると、ポアンカレの球の下極に到着し右
回りの完全円偏光Rとなり、π/2だけ負方向にシフト
させると、ポアンカレの球の上極に到着し左回りの完全
円偏光Lとなる。シフト量がπ/2又はπでないときは
楕円偏光となる。
【0102】この液晶表示装置70において、光源12
からの無偏光光は、前記液晶表示装置10におけると同
様に直線偏光分離層14を経て、「←→」の直線偏光成
分のみが液晶層72に到達する。
【0103】前記液晶層内における液晶のレタデーショ
ンは一定に維持されたまま、前記画素電極間に電界が印
加されていない状態ではダイレクタが変化せず、入射し
た「←→」の直線偏光成分は−π/2シフトされ、右旋
円偏光Rとなってカラーフィルター24に入射し、電界
が印加されている状態では、液晶のダイレクタの変化に
より、入射した「←→」の直線偏光成分はπ/2シフト
され、左旋円偏光Lとなってカラーフィルター24に入
射する。
【0104】前述と同様に、前記カラーフィルター24
を構成するコレステリック液晶層の透過旋光方向を右旋
円偏光、左旋円偏光の一方、例えば、右旋円偏光Rと一
致させておけば、前記右旋円偏光Rはカラーフィルター
24を透過し、左旋円偏光Lの場合は、図15に示され
るように、前記カラーフィルター24で反射される。
【0105】以後は、前記実施の形態の第1例に係る液
晶表示装置10におけると同一過程で明表示(図14参
照)や暗表示(図15参照)を行う。
【0106】上記液晶表示装置70においても、前述の
液晶表示装置10におけると同様に、直線偏光分離層1
4が、光源12からの無偏光光の内、「・」の直線偏光
成分を100%反射できない場合があり、この場合は、
図14及び図15に示されるように、前記と同様の2色
性直線偏光層36を配置して、直線偏光分離層14と、
カラーフィルター24との間における多重反射の発生を
防止する。
【0107】次に、図16、図17に示される本発明の
実施の形態の第6例に係る液晶表示装置80について説
明する。
【0108】この液晶表示装置80は、前記実施の形態
の第5例に係る液晶表示装置70における直線偏光分離
層14の代りに2色性直線偏光層42を設けたものであ
る。他の構成は、前記実施の形態の第1例及び第5例に
係る液晶表示装置10、70におけると同一であるの
で、同一部分に同一符号を用いることにより説明を省略
する。
【0109】前記2色性直線偏光層42は、前記実施の
形態の第2例、第4例に係る液晶表示装置40、60に
おけると同一構成である。
【0110】したがって、この液晶表示装置80におい
て、光源12からの無偏光光は、2色性直線偏光層42
において、「・」の直線偏光成分が反射されることなく
吸収されてしまうことのみが液晶表示装置70における
と相違し、「←→」の直線偏光成分が透過され、液晶層
72に入射する以後は、前記実施の形態の第5例に係る
液晶表示装置70におけると同一過程で明表示(図16
参照)や暗表示(図17参照)を行う。
【0111】次に、図18、図19に示される本発明の
実施の形態の第7例に係る液晶表示装置90について説
明する。
【0112】この液晶表示装置90は、前記実施の形態
の第5例に係る液晶表示装置70における直線偏光分離
層14を円偏光分離層92に代えるとともに、1/4波
長層22を加えたものである。
【0113】前記円偏光分離層92は、例えばコレステ
リック液晶からなり、光源から出射される光のうち、右
または左の旋回方向のうち一方、例えば左旋円偏光Lを
透過し、他方の右旋円偏光Rを反射するようにされてい
る。
【0114】この液晶表示装置90において、光源12
からの無偏光光は、前記円偏光分離層92を経て、
「L」の円偏光成分がのみが液晶層72に到達する。右
旋円偏光Rは円偏光分離層92で位相が反転されること
なく反射され、反射層12Aで反射されて左旋円偏光L
となって円偏光分離層92を透過する。
【0115】前記液晶層内における液晶のレタデーショ
ンは、前記画素電極間に電界が印加されていない状態で
は変化せず、入射した左旋円偏光Rは−π/2シフトさ
れ、「←→」の直線偏光成分となって1/4波長層22
に入射し、電界が印加されている状態では、液晶のレタ
デーションの変化により、入射したは左旋円偏光Lπ/
2シフトされ、「・」の直線偏光成分となって1/4波
長層22に入射する。
【0116】前記「←→」及び「・」の直線偏光光は1
/4波長層22で、それぞれ右旋円偏光R及び左旋偏光
Lに変換され、カラーフィルター24に入射する。
【0117】前述と同様に、前記カラーフィルター24
を構成するコレステリック液晶層の透過旋光方向をを右
旋円偏光、左旋円偏光の一方、例えば、右旋円偏光Rと
一致させておけば、前記右旋円偏光Rはカラーフィルタ
ー24を透過し、左旋円偏光Lの場合は、図19に示さ
れるように、前記カラーフィルター24で反射される。
【0118】以後は、前記実施の形態の第1例に係る液
晶表示装置10におけると同一過程で明表示(図18参
照)や暗表示(図19参照)を行う。
【0119】ここで円偏光分離層92は、光源12から
の無偏光光の内の、右旋円偏光Rを100%反射できな
い場合がある。従って、反射されなかった右旋円偏光R
が液晶層72及び1/4波長層22を経て、「・」の直
線偏光光としてカラーフィルター24に到達し、ここで
反射され、再度、1/4波長層22及び液晶層20を経
て、右旋円偏光Rとして、円偏光分離層92に到達し、
ここで再度反射されることがある。
【0120】これにより、カラーフィルター24と円偏
光分離層92との間で偏光光が多重反射を生じ、画面の
コントラスト低下をもたらすということがある。
【0121】これに対しては、図18及び図19におい
て、2点鎖線で示されるように、左旋円偏光Lを透過
し、右旋円偏光Rを吸収する副2色性円偏光層94を設
けるようにする。
【0122】このようにすると、光源12からの無偏光
光の内、円偏光分離層92及び液晶層72を通した、右
旋円偏光Rが、副2色性円偏光層94において、吸収さ
れて、前述のような、円偏光分離層92とカラーフィル
ター24との間の多重反射が発生しないので、多重反射
による画面のコントラスト低下を防止することができ
る。
【0123】前記副2色性円偏光層94は、前記2色性
円偏光層30と同様の偏光材から構成されているが、反
射、吸収特性は逆である。
【0124】次に、図20、図21に示される本発明の
実施の形態の第8例に係る液晶表示装置100について
説明する。
【0125】この液晶表示装置100は、前記実施の形
態の第7例に係る液晶表示装置90における円偏光分離
層92の代りに2色性円偏光層102を設けたものであ
る。他の構成は、前記実施の形態の第7例に係る液晶表
示装置90におけると同一であるので、同一部分に同一
符号を用いることにより説明を省略する。
【0126】前記2色性円偏光層102は、前述のよう
な2色性直線偏光層の片面に1/4波長層を貼付けて又
は直接形成して構成され、入射した円偏光光のうち、右
または左の旋回方向のうち一方、例えば左旋円偏光Lを
透過し、他方の右旋円偏光Rを吸収する光吸収型とされ
ている。
【0127】したがって、この液晶表示装置100にお
いて、光源12からの無偏光光は、2色性円偏光層10
2において、「R」の円偏光成分が反射されることなく
吸収されてしまうことのみが液晶表示装置90における
と相違し、「L」の円偏光成分が透過され、液晶セル7
2に入射する以後は、前記実施の形態の第7例に係る液
晶表示装置90におけると同一過程で明表示(図20参
照)や暗表示(図21参照)を行う。
【0128】次に、図22、図23に示される本発明の
実施の形態の第9例に係る液晶表示装置110について
説明する。
【0129】この液晶表示装置110は、前記実施の形
態の第5例に係る液晶表示装置70における液晶層72
を他の構成の液晶層112に代えたものである。
【0130】又、前記液晶層112は、図2に示される
液晶層20と同様の構成であり、2枚の基板に挟持され
た液晶と、上側の基板の下側面および下側の基板の上側
面に配置され、液晶を厚さ方向に挟み込む一対の画素電
極と(いずれも図示省略)、を備えて構成されている。
【0131】前記液晶層112における液晶は、前記直
線偏光分離層14を透過して入射する直線偏光の位相を
実質的にシフトするようにされ、そのシフト量は、電圧
の印加ゼロのときπ/2、電圧印加のとき−π/2とな
るようにされている。すなわち、電圧の印加量に応じて
液晶のレタデーション値を変化させ、これにより−π/
2〜π/2シフトする作用を有するように調整されてい
る。
【0132】この調整は、液晶の複屈折及び厚さを制御
することによって既知の様々な液晶により行うことがで
きる。
【0133】このような液晶は、ECB(Electrikally
Controlled Briefringence)方式として知られてお
り、DAP(Deformation of vertical Aligned Ph
ases)モード、HAN(Hybrid Aligned Nematic)モ
ード、STN(Super Twisted Nematic)モード、S
BE(Super Twisted Briefringence Effect)SS
FLC(Surface Stabilized Ferroelectric Liquid
Crystal)モード、 OCB(Opticcally Compensate
d Beud)モード、VAN(Vertically-alignednemati
c)モード等がある。
【0134】OCBモードは通常、ベンド配向の液晶層
と2軸性位相差板を、光吸収軸が直交関係にある光吸収
型の2色性直線偏光板の間に挟んだ構成を言うが、本発
明においては、ベンド配向の液晶セルのみを言う。
【0135】VANモードは通常、Nn(ネマティッ
ク)液晶を垂直に挟んだVAN配列セルを、光吸収軸が
直交関係にある光吸収型の2色性直線偏光板の間に挟ん
だ構成を言うが、本発明においては、VAN配向の液晶
層のみを言う。
【0136】他モードも同様である。
【0137】なお、ECB方式という表現は複屈折を利
用したカラー表示方式としての意味で用いられる場合が
多いが、本発明においては、液晶層の複屈折の値が変化
するモードという意味で用いている。
【0138】なお、前記「実質的に−π/2〜π/2シ
フトする」は、液晶自体で位相を実質的に変化させ、あ
るいは、液晶層112とは別の位相差層を、液晶層11
2の両側又は片側に形成して、液晶層と位相差層との相
互作用によりこれらを透過する光の位相を実質的に−π
/2〜π/2シフトする意味である。
【0139】例えば、前記液晶層自体でのレタデーショ
ン値を、0〜πまで変化させ、前記液晶層の両側又は片
側に別に設けたレタデーション値が実質的にπ/2であ
る位相差層との相互作用によって、これらを透過する光
の位相を実質的に−π/2〜π/2シフトさせることを
包含する。
【0140】前記相互作用とは、液晶層のレタデーショ
ン値がπを示す時の進相軸又は遅相軸に対して、レタデ
ーション値が実質的にπ/2である位相差層の進相軸又
は遅相軸を直交させる等した場合に起こる作用のこと
で、例えば、0−π/2=−π/2、π−π/2=π/
2、のように計算することができる。
【0141】なお、位相を実質的に−π/2〜π/2シ
フトする作用を有する液晶セルを用いることも本発明の
範囲に入ることは言うまでもない。
【0142】上記シフトについて、図10に示されるポ
アンカレの球を用いて説明する。
【0143】例えばポアンカレの球における赤道上の点
Hの水平な直線偏光を、方位角λ=0でπ/2だけ正方
向にシフトさせると、ポアンカレの球の下極に到着し右
回りの完全円偏光Rとなり、π/2だけ負方向にシフト
させると、ポアンカレの球の上極に到着し左回りの完全
円偏光Lとなる。シフト量がπ/2又はπでないときは
楕円偏光となる。
【0144】この液晶表示装置110において、光源1
2からの無偏光光は、前記液晶表示装置10におけると
同様に直線偏光分離層14を経て、「←→」の直線偏光
成分がのみが液晶層112に到達する。
【0145】前記液晶層内における液晶のレタデーショ
ンは、前記画素電極間に電界が印加されていない状態で
は変化せず、入射した「←→」の直線偏光成分はπ/2
シフトされ、右旋円偏光Rとなってカラーフィルター2
4に入射し、電界が印加されている状態では、液晶のレ
タデーションの変化により、入射した「←→」の直線偏
光成分は−π/2シフトされ、左旋円偏光Lとなってカ
ラーフィルター24に入射する。
【0146】前述と同様に、前記カラーフィルター24
を構成するコレステリック液晶層の透過旋光方向をを右
旋円偏光、左旋円偏光の一方、例えば、右旋円偏光Rと
一致させておけば、前記右旋円偏光Rはカラーフィルタ
ー24を透過し、左旋円偏光Lの場合は、図23に示さ
れるように、前記カラーフィルター24で反射される。
【0147】以後は、前記実施の形態の第1例に係る液
晶表示装置10におけると同一過程で明表示(図22参
照)や暗表示(図23参照)を行う。
【0148】上記液晶表示装置110においても、前述
の液晶表示装置10におけると同様に、直線偏光分離層
14が、光源12からの無偏光光の内、「・」の直線偏
光成分を100%反射できない場合があり、この場合
は、図22及び図23に示されるように、前記と同様の
2色性直線偏光層36を配置して、直線偏光分離層14
と、カラーフィルター24との間における多重反射の発
生を防止する。
【0149】次に、図24、図25に示される本発明の
実施の形態の第10例に係る液晶表示装置120につい
て説明する。
【0150】この液晶表示装置120は、前記実施の形
態の第9例に係る液晶表示装置110における直線偏光
分離層14の代りに2色性直線偏光層42を設けたもの
である。他の構成は、前記実施の形態の第1例及び第9
例に係る液晶表示装置10、110におけると同一であ
るので、同一部分に同一符号を用いることにより説明を
省略する。
【0151】したがって、この液晶表示装置120にお
いて、光源12からの無偏光光は、2色性直線偏光層4
2において、「・」の直線偏光成分が反射されることな
く吸収されてしまうことのみが液晶表示装置110にお
けると相違し、「←→」の直線偏光成分が透過され、液
晶層112に入射する以後は、前記実施の形態の第5例
に係る液晶表示装置110におけると同一過程で明表示
(図24参照)や暗表示(図25参照)を行う。
【0152】次に、図26、図27に示される本発明の
実施の形態の第11例に係る液晶表示装置130につい
て説明する。
【0153】この液晶表示装置130は、前記実施の形
態の第9例に係る液晶表示装置110における液晶層と
同様のECB型でシフト量が異なる液晶層132を用い
るとともに、直線偏光分離層14に代えて、前記と同様
の円偏光分離層92を設けたものである。
【0154】前記液晶層132における液晶層は、前記
円偏光分離層92を透過して入射する円偏光の位相を実
質的にシフトするようにされ、そのシフト量は、電圧の
印加ゼロのときπ、電圧印加のときゼロとなるようにさ
れている。すなわち、電圧の印加量に応じて液晶のレタ
デーション値を変化させ、これにより0〜πシフトする
作用を有するように調整されている。
【0155】この調整は、前述と同様に、液晶層の複屈
折及び厚さを制御することによって既知の様々な液晶に
より行うことができる。
【0156】上記シフトについて、図10に示されるポ
アンカレの球を用いて説明する。
【0157】例えばポアンカレの球の上極の左回りの完
全円偏光Lは方位角λ=0でπだけ正方向にシフトさせ
ると、ポアンカレの球の下極に到着し右回りの完全円偏
光Rとなる。シフト量が0、π/2又はπでないときは
楕円偏光となる。
【0158】この液晶表示装置130において、光源1
2からの無偏光光は、前記液晶表示装置90におけると
同様に円偏光分離層92を経て、「L」の円偏光成分が
のみが液晶層132に到達する。
【0159】前記液晶層内における液晶のレタデーショ
ンは、前記画素電極間に電界が印加されていない状態で
は変化せず、入射した「L」の円偏光成分はπシフトさ
れ、右旋円偏光Rとなってカラーフィルター24に入射
し、電界が印加されている状態では、液晶のレタデーシ
ョンの変化により、入射した「L」の円偏光成分はシフ
トされず、左旋円偏光Lのままカラーフィルター24に
入射する。
【0160】前述と同様に、前記カラーフィルター24
を構成するコレステリック液晶層の透過旋光方向をを右
旋円偏光、左旋円偏光の一方、例えば、右旋円偏光Rと
一致させておけば、前記右旋円偏光Rはカラーフィルタ
ー24を透過し、左旋円偏光Lの場合は、図27に示さ
れるように、前記カラーフィルター24で反射される。
【0161】以後は、前記実施の形態の第1例に係る液
晶表示装置10におけると同一過程で明表示(図26参
照)や暗表示(図27参照)を行う。
【0162】上記液晶表示装置130においても、前述
の液晶表示装置90におけると同様に、円偏光分離層9
2が、光源12からの無偏光光の内、右旋円偏光Rを1
00%反射できない場合があり、この場合は、図26及
び図27に示されるように、前記と同様の副2色性円偏
光層94を配置して、円偏光分離層92と、カラーフィ
ルター24との間における多重反射の発生を防止する。
【0163】次に、図28、図29に示される本発明の
実施の形態の第12例に係る液晶表示装置140につい
て説明する。
【0164】この液晶表示装置140は、前記実施の形
態の第11例に係る液晶表示装置130における円偏光
分離層92の代りに2色性円偏光層102を設けたもの
である。他の構成は、前記実施の形態の第1例及び第1
1例に係る液晶表示装置10、130におけると同一で
あるので、同一部分に同一符号を用いることにより説明
を省略する。
【0165】前記2色性円偏光層102は、前記実施の
形態の第8例に係る液晶表示装置90におけると同一構
成である。
【0166】したがって、この液晶表示装置140にお
いて、光源12からの無偏光光は、2色性円偏光層10
2において、「R」の円偏光成分が反射されることなく
吸収されてしまうことのみが液晶表示装置130におけ
ると相違し、「L」の円偏光成分が透過され、液晶層1
32に入射する以後は、前記実施の形態の第11例に係
る液晶表示装置130におけると同一過程で明表示(図
28参照)や暗表示(図29参照)を行う。
【0167】なお、上記実施の形態の例において、前記
光源12は、透明電極を有した透明樹脂シートに挟持さ
れた薄膜状のエレクトロルミネッセンス等からなる透明
薄膜状白色面光源であって、背面に、例えば金属薄膜か
らなる反射層12Aを設けたものであるが、本発明はこ
れに限定されることなく、導光板の側端面から入射した
光源光を、導光板の一方の面から出射させるもの等であ
ってもよい。この場合、前記導光板の他方の面には金属
薄膜等からなる反射層が設けられるが、白色PET(ポ
リエチレンテレフタレート)を用いても良い。
【0168】又、上記各液晶表示装置は、液晶セルに電
圧が印加されていないときに画素が最も明るくなり、電
圧が印加されているときに黒表示であり、「ノーマリー
ホワイトモード」とされているが、本発明はこれに限定
されるものでなく、液晶セルに電圧が印加されていない
ときに黒表示となる「ノーマリーブラックモード」にも
当然適用されるものである。
【0169】
【実施例】図1に示される液晶表示装置10を、電圧の
印加により旋光性を変化させ、直線偏光の出射偏光軸を
シフトするTN液晶を用いた液晶層20、直線偏光分離
層14、1/4波長層22、コレステリックフィルムか
らなるカラーフィルター24、光吸収型の2色性円偏光
層26を積層して作成し、液晶層20に電界を印加し
て、液晶の旋光性を変化させたところ、外光に起因する
ブラックマトリックス及びカラーフィルターでの反射光
を防止でき、且つ、受光時に発生する電気によるTFT
の誤作動を防止することができ、更に、大幅なコントラ
ストの低下がなく、光の利用効率を向上させることがで
きた。又、観測側の偏光層が1枚であるのでコストを低
減できた。
【0170】図4に示される液晶表示装置40を、2色
性直線偏光層42を用いて構成したところ、光源12か
らの無偏光光は、2色性直線偏光層42において「・」
の直線偏光成分が吸収されてしまって、反射層12Aで
反射されて「←→」の直線偏光成分に変換されることが
ない分だけ、図1に示される液晶表示装置10と比較し
て明表示の際の画面の明るさがやや低下するが、他の作
用効果は同一であった。
【0171】図6に示される液晶表示装置50を、IP
S型の液晶54を含む液晶層52を用いて作成し、液晶
54に電界を印加して液晶54のレタデーション値が一
定のまま液晶が面内で回転して、透過する直線偏光光の
位相を実質的にπシフトさせ、又は、シフトしないで透
過するようにしたところ、前記図1に示される液晶表示
装置10と同一の作用効果が得られた。
【0172】図12に示される液晶表示装置60を、液
晶表示装置50における直線偏光分離層14の代りに2
色性直線偏光層42を設けて構成したところ、液晶表示
装置50と比較して明表示の際の画面の明るさがやや低
下するが、他の作用効果は同一であった。
【0173】図14に示される液晶表示装置70を、前
記図1の液晶表示装置10における液晶層20をECB
型の液晶を含む液晶層72に代えるとともに、1/4波
長層22を省略して構成し、液晶層72に電界を印加し
て、液晶のレタデーチョンを変化させたところ、図1の
液晶表示装置10の実施例と同様に、外光に起因するブ
ラックマトリックス及びカラーフィルターでの反射光、
及び、受光時のTFTの誤作動の防止、大幅なコントラ
ストの低下がなく、光の利用効率を向上させることがで
きた。
【0174】図16に示される液晶表示装置80を、前
記液晶表示装置70における直線偏光分離層14の代り
に2色性直線偏光層42を設けて構成したところ、液晶
表示装置70と比較して明表示の際の画面の明るさがや
や低下するが、他の作用効果は同一であった。
【0175】特に、図14、図16、図22〜29に示
された液晶表示装置70、80、90、110、12
0、130、140では1/4波長層を省略しているの
でコストを低減できた。作用・効果については前記と同
様であった。
【0176】更に、図1、3、6、11、14、15、
18、19、22、23、26、27において、2点鎖
線で示されるように、2色性直線偏光層36、あるいは
副2色性円偏光層94を設けた場合は、直線又は円偏光
分離層とカラーフィルターとの間の多重反射を完全に防
止することができた。
【0177】
【発明の効果】本発明はカラーフィルターにブラックマ
トリックスを用いた液晶表示装置を上記のように構成し
たので、外光によるブラックマトリックス及びカラーフ
ィルターでの反射光を防止できるとともに液晶層のバッ
クライト側にTFTが形成されている場合の、受光時に
発生する電気によるTFTの誤作動を防止することがで
きるという優れた効果を有する。
【0178】また、上記のような液晶表示装置におい
て、光の利用効率を大幅に向上できると共に、外光に起
因する大幅なコントラストの低下がなく、良好な表示状
態を得ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る反射型カラーフ
ィルターを用いた液晶表示装置の要部を分解して示す略
示断面図
【図2A】同液晶表示装置における液晶層を拡大して示
す略示断面図
【図2B】同液晶層の他の構成を示す略示断面図
【図3】同液晶表示装置の暗表示の状態を示す略示断面
【図4】本発明の実施の形態の第2例の液晶表示装置を
明表示の状態で示す図1と同様の略示断面図
【図5】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図6】本発明の実施の形態の第3例を明表示の状態で
示す図1と同様の略示断面図
【図7A】同第3例における液晶層を拡大して示す略示
断面図
【図7B】同液晶層の他の構成を示す略示断面図
【図8】同液晶セルにおける電界不印加時の液晶のダイ
レクタの方向を示す略示断面図
【図9】同液晶セルにおける電界印加時の液晶のダイレ
クタの方向を示す略示断面図
【図10】光線の偏光状態の変化を記述するためのポア
ンカレの球を示す線図
【図11】同第3例を暗表示の状態を示す図3と同様の
略示断面図
【図12】本発明の実施の形態の第4例を明表示の状態
で示す図1と同様の略示断面図
【図13】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図14】本発明の実施の形態の第5例を明表示の状態
で示す図1と同様の略示断面図
【図15】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図16】本発明の実施の形態の第6例を明表示の状態
で示す図1と同様の略示断面図
【図17】暗表示の状態を示す略示断面図
【図18】本発明の実施の形態の第7例を明表示の状態
で示す図1と同様の略示断面図
【図19】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図20】本発明の実施の形態の第8例を明表示の状態
で示す図1と同様の略示断面図
【図21】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図22】本発明の実施の形態の第9例を明表示の状態
で示す図1と同様の略示断面図
【図23】暗表示の状態を示す略示断面図
【図24】本発明の実施の形態の第10例を明表示の状
態で示す図1と同様の略示断面図
【図25】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図26】本発明の実施の形態の第11例を明表示の状
態で示す図1と同様の略示断面図
【図27】同暗表示の状態を示す略示断面図
【図28】本発明の実施の形態の第12例を明表示の状
態で示す図1と同様の略示断面図
【図29】暗表示の状態を示す略示断面図
【符号の説明】
10、40、50、60、70、80、90、100、
110、120、130、140…液晶表示装置 12…光源 14…直線偏光分離層 20、52、72、112、132…液晶層 22…1/4波長層 24…カラーフィルター 26、54…液晶層 28A、28B、56A、56B…画素電極 30…2色性円偏光層 32A、32B…基板 34…ブラックマトリックス 36、42…2色性直線偏光層 92…円偏光分離層 94…副2色性円偏光層 102…2色性円偏光層

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を反射する直線偏光分離層と、液晶及びこの
    液晶に電界を印加する電極を含んでなり、前記液晶に電
    界を印加して光に対する旋光性を変化させ、これにより
    前記直線偏光分離層を透過して入射する直線偏光光の、
    液晶からの出射時の偏光面を0〜π/2シフトして透過
    する作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前記直
    線偏光分離層の反対側に配置され、液晶層から入射した
    直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光として透過
    する1/4波長層と、この1/4波長層に対して前記液
    晶層の反対側に配置されたコレステリック液晶層からな
    り、且つ、各画素における各色領域間がブラックマトリ
    ックスにより区画されていて、前記液晶層から入射した
    円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち一方の円
    偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカラー
    フィルターと、このカラーフィルターに対して前記1/
    4波長層の反対側に配置され、前記カラーフィルターを
    透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、
    他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層
    と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を吸収する2色性直線偏光層と、液晶及びこ
    の液晶に電界を印加する電極を含んでなり、前記液晶に
    電界を印加して光に対する旋光性を変化させ、これによ
    り前記2色性直線偏光層を透過して入射する直線偏光光
    の、液晶からの出射時の偏光面を0〜π/2シフトして
    透過する作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前
    記2色性直線偏光層の反対側に配置され、液晶層から入
    射した直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光とし
    て透過する1/4波長層と、この1/4波長層に対して
    前記液晶層の反対側に配置されたコレステリック液晶層
    からなり、且つ、各画素における各色領域間がブラック
    マトリックスにより区画されていて、前記液晶層から入
    射した円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち一
    方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射する
    カラーフィルターと、このカラーフィルターに対して前
    記1/4波長層の反対側に配置され、前記カラーフィル
    ターを透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透
    過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性円
    偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を反射する直線偏光分離層と、液晶及びこの
    液晶に電界を印加する電極を含んでなり、液晶に電界を
    印加することにより、液晶のレタデーション値が一定の
    まま液晶が面内で回転し、入射する直線偏光光の位相を
    実質的に0〜πシフトさせて透過する作用を有する液晶
    層と、この液晶層に対して前記直線偏光分離層の反対側
    に配置され、液晶層から入射した直線偏光の位相をπ/
    2シフトして円偏光光として透過する1/4波長層と、
    この1/4波長層に対して前記液晶層の反対側に配置さ
    れたコレステリック液晶層からなり、且つ、各画素にお
    ける各色領域間がブラックマトリックスにより区画され
    ていて、前記1/4波長層から入射した円偏光光のう
    ち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を透
    過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィルター
    と、このカラーフィルターに対して前記1/4波長層の
    反対側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右
    または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏
    光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備え
    たことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を吸収する2色性直線偏光層と、液晶及びこ
    の液晶に電界を印加する電極を含んでなり、液晶に電界
    を印加することにより、液晶のレタデーション値が一定
    のまま液晶が面内で回転し、入射する直線偏光光の位相
    を実質的に0〜πシフトさせて透過する作用を有する液
    晶層と、この液晶層に対して前記2色性直線偏光層の反
    対側に配置され、液晶層から入射した直線偏光の位相を
    π/2シフトして円偏光光として透過する1/4波長層
    と、この1/4波長層に対して前記液晶層の反対側に配
    置されたコレステリック液晶層からなり、且つ、各画素
    における各色領域間がブラックマトリックスにより区画
    されていて、前記液晶層から入射した円偏光光のうち、
    右または左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を透過
    し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィルターと、
    このカラーフィルターに対して前記1/4波長層の反対
    側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右また
    は左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成
    分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備えたこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を反射する直線偏光分離層と、液晶及びこの
    液晶に電界を印加する電極を含んでなり、液晶に電界を
    印加することにより、液晶のレタデーション値が一定の
    まま液晶が面内で回転して、透過する直線偏光光の位相
    を実質的にπ/2〜−π/2シフトさせて円偏光に変換
    する作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前記直
    線偏光分離層の反対側に配置されたコレステリック液晶
    層からなり、且つ、各画素における各色領域間がブラッ
    クマトリックスにより区画されていて、前記液晶層から
    入射した円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち
    一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射す
    るカラーフィルターと、このカラーフィルターに対して
    前記液晶層の反対側に配置され、前記カラーフィルター
    を透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透過
    し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏
    光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を吸収する2色性直線偏光層と、液晶及びこ
    の液晶に電界を印加する電極を含んでなり、液晶に電界
    を印加することにより、液晶のレタデーション値が一定
    のまま液晶が面内で回転して、透過する直線偏光光の位
    相を実質的にπ/2〜−π/2シフトさせて円偏光に変
    換する作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前記
    2色性直線偏光層の反対側に配置さされたコレステリッ
    ク液晶層からなり、且つ、各画素における各色領域間が
    ブラックマトリックスにより区画されていて、前記液晶
    層から入射した円偏光光のうち、右または左の旋光方向
    のうち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を
    反射するカラーフィルターと、このカラーフィルターに
    対して前記液晶層の反対側に配置され、前記カラーフィ
    ルターを透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を
    透過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性
    円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、右または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方
    の円偏光成分を反射する円偏光分離層と、液晶及びこの
    液晶に電界を印加する電極を含んでなり、液晶に電界を
    印加することにより、液晶のレタデーション値が一定の
    まま液晶が面内で回転して、透過する円線偏光光の位相
    を実質的にπ/2〜−π/2シフトさせて直線偏光に変
    換する作用を有する液晶層と、この液晶層に対して前記
    円偏光分離層の反対側に配置され、液晶層から入射した
    直線偏光の位相をπ/2シフトして円偏光光として透過
    する1/4波長層と、この1/4波長層に対して前記液
    晶層の反対側に配置されたコレステリック液晶層からな
    り、且つ、各画素における各色領域間がブラックマトリ
    ックスにより区画されていて、前記1/4波長層から入
    射した円偏光光のうち、右または左の旋光方向のうち一
    方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反射する
    カラーフィルターと、このカラーフィルターに対して前
    記1/4波長層の反対側に配置され、前記カラーフィル
    ターを透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透
    過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2色性円
    偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、右または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方
    の円偏光成分を吸収する光吸収型の第1の2色性円偏光
    層と、液晶及びこの液晶に電界を印加する電極を含んで
    なり、液晶に電界を印加することにより、液晶のレタデ
    ーション値が一定のまま液晶が面内で回転して、透過す
    る円線偏光光の位相を実質的にπ/2〜−π/2シフト
    させて直線偏光に変換する作用を有する液晶層と、この
    液晶層に対して前記第1の2色性円偏光層の反対側に配
    置され、液晶層から入射した直線偏光の位相をπ/2シ
    フトして円偏光光として透過する1/4波長層と、この
    1/4波長層に対して前記液晶セルの反対側に配置され
    たコレステリック液晶層からなり、且つ、各画素におけ
    る各色領域間がブラックマトリックスにより区画されて
    いて、前記液晶層から入射した円偏光光のうち、右また
    は左の旋光方向のうち一方の円偏光成分を透過し、他方
    の円偏光成分を反射するカラーフィルターと、このカラ
    ーフィルターに対して前記1/4波長層の反対側に配置
    され、前記カラーフィルターを透過した右または左の旋
    光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収
    する光吸収型の第2の2色性円偏光層と、を備えたこと
    を特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を反射する直線偏光分離層と、透過する光の
    位相を実質的にπ/2〜−π/2シフトさせるレタデー
    ション値を有する液晶及びこの液晶に電界を印加する電
    極を含んでなり、透過する光の位相を実質的にπ/2〜
    −π/2シフトさせ、右または左の旋光方向の円偏光光
    として透過する作用を有する液晶層と、前記液晶層に対
    して前記直線偏光分離層の反対側に配置されたコレステ
    リック液晶層からなり、且つ、各画素における各色領域
    間がブラックマトリックスにより区画されていて、前記
    液晶層から入射した円偏光光のうち、右または左の旋光
    方向のうち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成
    分を反射するカラーフィルターと、このカラーフィルタ
    ーに対して前記液晶層の反対側に配置され、前記カラー
    フィルターを透過した右または左の旋光方向の円偏光成
    分を透過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の2
    色性円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  10. 【請求項10】光源と、この光源から出射される光のう
    ち、一方の直線偏光成分を透過し、これと直交方向の直
    線偏光成分を吸収する2色性直線偏光層と、透過する光
    の位相を実質的にπ/2〜−π/2シフトさせるレタデ
    ーション値を有する液晶及びこの液晶に電界を印加する
    電極を含んでなり、透過する光の位相を実質的にπ/2
    〜−π/2シフトさせ、右または左の旋光方向の円偏光
    光として透過する作用を有する液晶層と、前記液晶層に
    対して前記2色性直線偏光層の反対側に配置されたコレ
    ステリック液晶層からなり、且つ、各画素における各色
    領域間がブラックマトリックスにより区画されていて、
    前記液晶層から入射した円偏光光のうち、右または左の
    旋光方向のうち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏
    光成分を反射するカラーフィルターと、このカラーフィ
    ルターに対して前記液晶層の反対側に配置され、前記カ
    ラーフィルターを透過した右または左の旋光方向の円偏
    光成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型
    の2色性円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表
    示装置。
  11. 【請求項11】光源と、この光源から出射される光のう
    ち右または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の
    円偏光成分を反射する円偏光分離層と、透過する光の位
    相を実質的に0〜πシフトさせるレタデーション値を有
    する液晶及びこの液晶に電界を印加する電極を含んでな
    り、入射する光の位相を実質的に0〜πシフトさせて、
    右または左の旋光方向の円偏光光として透過する作用を
    有する液晶層と、前記液晶層に対して前記円偏光分離層
    の反対側に配置されたコレステリック液晶層からなり、
    且つ、各画素における各色領域間がブラックマトリック
    スにより区画されていて、前記液晶層から入射した円偏
    光光のうち、右または左の旋光方向のうち一方の円偏光
    成分を透過し、他方の円偏光成分を反射するカラーフィ
    ルターと、このカラーフィルターに対して前記液晶層の
    反対側に配置され、前記カラーフィルターを透過した右
    または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の円偏
    光成分を吸収する光吸収型の2色性円偏光層と、を備え
    たことを特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】光源と、この光源から出射される光のう
    ち右または左の旋光方向の円偏光成分を透過し、他方の
    円偏光成分を吸収する第1の2色性円偏光層と、透過す
    る光の位相を実質的に0〜πシフトさせるレタデーショ
    ン値を有する液晶及びこの液晶に電界を印加する電極を
    含んでなり、入射する光の位相を実質的に0〜πシフト
    させて、右または左の旋光方向の円偏光光として透過す
    る作用を有する液晶層と、前記液晶層に対して前記第1
    の2色性円偏光層の反対側に配置されたコレステリック
    液晶層からなり、且つ、各画素における各色領域間がブ
    ラックマトリックスにより区画されていて、前記液晶層
    から入射した円偏光光のうち、右または左の旋光方向の
    うち一方の円偏光成分を透過し、他方の円偏光成分を反
    射するカラーフィルターと、このカラーフィルターに対
    して前記液晶層の反対側に配置され、前記カラーフィル
    ターを透過した右または左の旋光方向の円偏光成分を透
    過し、他方の円偏光成分を吸収する光吸収型の第2の2
    色性円偏光層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1、3、5又は9において、前記
    直線偏光分離層と液晶層との間に、一方の直線偏光成分
    を透過し、これと直交方向の直線偏光成分を吸収する2
    色性直線偏光層を設けたことを特徴とするた液晶表示装
    置。
  14. 【請求項14】請求項1、3、5、9または13におい
    て、前記直線偏光分離層を、複屈折性を有するフィルム
    を3層以上に積層してなる平面状多層構造とし、各層の
    平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つの光のうち
    の、一方の光に対する厚さ方向に隣接する層間における
    屈折率の差と、他方の光に対する厚さ方向に隣接する層
    間における屈折率の差とが異なるようにしたことを特徴
    とするた液晶表示装置。
  15. 【請求項15】請求項1、3、5、9または13におい
    て、前記直線偏光分離層を、透過する光の位相を実質的
    にπ/2シフトさせるレタデーション値を有する位相差
    層と、コレステリック液晶層からなる旋光選択層とから
    構成し、前記コレステリック液晶層を透過した円偏光
    を、直線偏光に変換するようにしたことを特徴とする液
    晶表示装置。
  16. 【請求項16】請求項7又は11において、前記円偏光
    分離層と液晶層との間に、右又は左の旋光方向の円偏光
    成分を透過し、他方の円偏光成分を吸収する副2色性円
    偏光層を設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  17. 【請求項17】請求項1乃至16のいずれかにおいて、
    前記2色性円偏光層は、2色性直線偏光層に1/4波長
    層を貼付けて又は直接形成して構成されたことを特徴と
    する液晶表示装置。
  18. 【請求項18】請求項3乃至8のいずれかにおいて、前
    記液晶層は、その液晶層が2枚の基板に挟持され、前記
    電極が一方の電極上に形成され、前記電極に電圧を印加
    したときの電界方向が、前記基板面と実質的に平行な部
    分を有し、液晶層内の大部分の液晶分子の方向が前記基
    板面と実質的に平行なまま回転するモードであることを
    特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8860914B2 (en) 2010-03-11 2014-10-14 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of manufacturing the same
KR20180063060A (ko) 2015-09-30 2018-06-11 도레이 카부시키가이샤 네가티브형 감광성 수지 조성물, 경화막, 경화막을 구비하는 소자 및 표시 장치, 및 그의 제조 방법
CN117170134A (zh) * 2023-08-29 2023-12-05 陕西晶彩明为科技有限公司 一种远景显示面板及显示装置

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