JP2000294843A - 圧電素子及び積層型圧電アクチュエータ - Google Patents
圧電素子及び積層型圧電アクチュエータInfo
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Abstract
電素子の内部電極周囲部位に印加される電界が、内部電
極周辺部で連続的に小さくなり、繰り返し駆動させても
圧電素子に亀裂が発生しない、信頼性の高い積層型アク
チュエータを提供すること。 【解決手段】 圧電素子基板1を内部電極層4で挟持し
て成る圧電素子である。圧電素子基板1より比誘電率の
低い低誘電率層5が、圧電素子基板1と内部電極層4の
周辺部との間に介在している。この圧電素子と金属板2
とを積層して成る積層型圧電アクチュエータである。
Description
を用いた積層型圧電アクチュエータに係り、更に詳細に
は、縦効果を利用した積層型圧電アクチュエータであっ
て、例えば、自動車用エンジンの燃料噴射弁、光学装置
等の精密位置決め装置及び防振台の除振マウント等のア
クチュエータとして使用される積層型圧電アクチュエー
タに関するものである。
を得るために、圧電セラミックス板と内部電極層を交互
に積層した、積層型の圧電アクチュエータの構造が提案
されている。このような積層型圧電アクチュエータの従
来例には、特開昭62−299093号公報に開示され
ているものがあり、その構成を図5に示す。
ータは、予め焼成・加工され両面にAg等の焼成内部電
極層105が形成された圧電素子基板101(図5
(c))と、ステンレス等の金属板102(図5
(b))とを交互に積層することにより形成されてい
る。かかる金属板102は3つの舌状片部103を有す
るが、圧電素子基板101を挟んで隣接する金属板10
2同士は、垂直軸回りに位相が約60゜ずれて配置され
ている。即ち、ある一つの金属板102の3つの舌状片
部103が、隣り合う他の金属板102の3つの舌状片
部103のそれぞれの間に位置している(図5(c)参
照)。そして、この金属板102のうち同位相にある金
属板102、即ち一つおきに配置された金属板102の
舌状片部103は、帯状金属板104に溶接又は半田付
けすること等により互いに電気接続されている(図5
(a)参照)。かかる構成を有する積層型圧電アクチュ
エータでは、上記帯状金属板104に電圧を印加する
と、個々の圧電素子基板101に電界が印加され、各圧
電素子が歪を発生して、アクチュエータとして機能す
る。
型圧電アクチュエータにおいては、積層体を構成する個
々の圧電素子基板の両面に電界を印加するために、内部
電極層105を印刷焼成して作成しており、その形状を
図6(a)に示す。この場合、この内部電極層は、上述
の積層体側面に設けられた帯状金属板104と電気的に
接触しないように、圧電素子基板101の周辺部に余白
部分を残して被覆・形成する必要がある。このような形
状の内部電極層に電界を印加すると、圧電素子基板10
1において、内部電極層105で被覆された部分のみに
電歪が発生する(図6(b)参照)。
くなると、圧電素子基板の内部電極層周辺から余白部分
にかけての領域で、印加される電圧の降下が急峻にな
り、その結果、電歪が発生しない余白部分と内部電極層
下部の境界に引っ張り応力が発生する。従って、かかる
積層型圧電アクチュエータを長時間駆動させると、上記
内部電極層の周囲に繰り返し応力が印加され、この部位
から亀裂106が発生し、圧電素子が疲労破壊に至ると
いう課題があった(図6(b)参照)。
35785号公報には、内部電極層周囲の形状を図7
(a)及び(b)に示すように変形し、圧電素子に印加
される電界が、内部電極層から電界の印加されない周囲
部にかけて緩やかに消失するようにすることが提案され
ている。しかしながら、図7(a)のように内部電極層
105の周囲を鋸状の形状とすると、鋸の頂点の部分に
圧電素子101の周囲に向かう電界が集中し、内部電極
層材料に含まれる金属イオンが圧電素子基板の周囲に向
かってエレクトロマイグレーションを起こし、積層体側
面に設置された帯状金属板104と短絡を生じ易くなる
という課題がある。
めて幅の狭い電極パターンを通常1mm程度の幅しかな
い内部電極層105bの周囲に形成する場合には、上記
電極パターンの領域を0.5mm以下とする必要があ
り、圧電素子基板101の両面に形成する内部電極層の
位置を精密にあわせなければならないという製造上の課
題があり、精密な位置合わせが必要ないように上記電極
パターン領域を広く取ると、その分内部電極層面積が縮
小し、圧電素子基板の有効利用率が低下するという課題
があった。
題に鑑みてなされたものであり、特異な形状の内部電極
を用いることなく、圧電素子基板の内部電極周囲部位に
印加される電界が、内部電極周辺部で連続的に小さくな
り、繰り返し駆動させても圧電素子基板に亀裂が発生し
ない、信頼性の高い圧電素子及びこれを用いた積層型圧
電アクチュエータを提供することを目的としている。
を解決すべく鋭意検討を行った結果、圧電素子基板より
も比誘電率の低い低誘電率層を、圧電素子基板と内部電
極層の周辺部との間に介在させることにより、上記課題
が解決できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
を内部電極層で挟持して成る圧電素子において、上記圧
電素子基板より比誘電率の低い低誘電率層を、上記圧電
素子基板と上記内部電極層の周辺部との間に介在させて
成ることを特徴とする。
記低誘電率層の比誘電率が10〜2000の範囲にある
ことを特徴とする。
は、上述の如き複数枚の圧電素子と、上記圧電素子の間
に挟持されて該圧電素子に電気接続された、接続用突起
を有する複数枚の金属板とを積層した積層体と、この積
層体の上下端部に接合され、相互に平行な端面を有する
圧電板とを具備し、上記金属板の接続用突起を2以上の
方向に上記圧電素子の間より交互に突出させ、この接続
用突起を上記積層体の積層方向に沿って折曲して、同一
方向に突出させた他の接続用突起に接合して成る、こと
を特徴とする。
の圧電素子基板と内部電極層の周辺部との間に、この圧
電素子基板よりも比誘電率の低い低誘電率層を介在させ
た。従って、内部電極層の周辺部において、圧電素子に
印加される電圧が好適に低減される。
電素子基板面の間には、圧電素子よりも比誘電率が十分
に低い低誘電率層が存在する。該低誘電率層は、印刷焼
成工法で作製できる10μm程度の厚さの膜に形成して
も、厚さ数百μmの圧電素子と同等の静電容量となるよ
うな、低い比誘電率を有するものである。そのため、こ
の領域に印加された電界は、低誘電率層と圧電素子に分
配され、圧電素子には全電圧の1/2程度しか印加され
ない。このように、内部電極層と電極周囲の余白部の境
界に、上記低誘電率層を介在させた領域を設けることに
より、圧電素子に印加される電界は、内部電極層周辺で
いったん1/2程度に低下してから、余白部で0となる
ため、この領域での引っ張り応力は緩和され、繰り返し
電界を印加しても、疲労破壊の発生を回避することがで
きる。
型圧電アクチュエータを、図面を参照して若干の実施形
態により詳細に説明する。
タの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、このアク
チュエータの部分断面図である。図2において、このア
クチュエータでは、板状の圧電素子基板1と金属板2が
交互に積層されており、積層体3を構成している。圧電
素子基板1と金属板2との間には内部電極層4が設けら
れており、両者を接合するとともに圧電素子基板1の表
面と金属板2を電気的に接合している。また、内部電極
層4の周辺部と圧電素子基板1の間には、低誘電率層5
が形成されて、本発明の圧電素子を構成しており、内部
電極層周辺で圧電素子に印加される電圧を緩和してい
る。
タにおける金属板や圧電素子の構成を示した平面図であ
る。金属板2は、図3(a)に示す構造をしており、円
板部6と接続用突起7から成る。また、圧電素子基板1
の一方の表面には、同図(b)に示すように、内部電極
層周辺部に相当する部位に、円弧状の低誘電率層5aと
5a’が形成され、その上に内部電極層4が被覆形成さ
れている(図3(c)参照)。この一方、圧電素子基板
1の他方の表面には、低誘電率層5bと5b’とが、一
方の表面に形成された低誘電率層に対して90°回転変
位した位置に形成されており、更に内部電極層が被覆さ
れている(図3(d)参照)。更に、このアクチュエー
タにおいては、図3(e)に示すように、金属板2と圧
電素子基板1は、接続用突起7が低誘電率層の形成され
ない部位に位置するように配置される。
述のような金属板や圧電素子を積層して積層体を形成す
るが、その際、図1(b)に示すように、隣接する金属
板の接続用突起8a、8a’及び8b、8b’が当該積
層体の軸の回りに90°変位した位置にくるようにす
る。このように金属板2を配置することにより、積層さ
れた金属板2では一層飛びに同じ電圧を印加できるよう
になっている。即ち、図2において、積層体3の外周か
ら突出した金属板2の接続用突起7は、積層方向に沿っ
て折り曲げられ、一層おきに溶接や半田等により電気的
に接続され、外部電極8を構成する。なお、この場合、
「積層方向」とは、図1(a)の鉛直方向、特に鉛直下
向き方向を指すものとする。
(a)に示したように、外部電極8aと8bに、リード
線9aと9bが接続され、このリード線に電圧を印加す
ることにより、積層体3の個々の圧電素子に電圧が印加
されるように構成される。なお、積層体3の上下端部
(図1(a)では頂部と底部)には、不活性板10が接
着剤により接合される。
等について説明する。圧電素子基板1としては、チタン
酸ジルコン酸鉛Pb(ZrTi)O3、(PZT)を主
成分とする焼結体が挙げられるが、これに限定されるも
のではなく、圧電性を有するセラミックスであればよ
く、圧電定数d33の大きなものを使うことが好まし
い。また、圧電素子基板1の形状は、円形でも矩形でも
よい。
0.2mm〜0.6mmとすることが好ましい。本発明
のアクチュエータでは、予め焼結した素子基板を積層す
る関係上、板状に成形・焼結したり、ブロック体を焼結
後に板状に切り出し加工したりするが、0.2mm未満
では、非現実的であり、0.6mmを超えると、高い駆
動電圧が必要になって電源が高価になるので好ましくな
い。
導電性接着剤の焼成温度より融点の高いものであること
が好ましい。かかる金属の具体例としては、銀、真鍮、
銅、燐青銅及びステンレス等を挙げることができるが、
これらに限定されるものではない。また、上記金属板の
厚さは、金属板自体は電歪を発生しないので、積層型圧
電アクチュエータの効率の面からなるべく薄い方が好ま
しいが、積層体を構成したときに、隣接する圧電素子に
おいて、内部電極層の下層に低誘電率層を有する部位が
接触しないように、20μm以上の厚さであることが好
ましい。
照)の直径は、積層体の作製時に低誘電率層5aと5
a’に重ならない範囲で、なるべく大きな値とすること
が好ましく、この場合、円弧状の低誘電率層の内径より
0.6mm以上小さく設定することが好ましい。
の場合、その外径が圧電素子基板1の周囲に0.3mm
以上の余白が残る範囲とすることが好ましい。印刷焼成
により作製する都合上、印刷誤差により圧電素子基板の
側面に達しないのを確実にするためである。なお、円弧
の幅は、電圧緩和領域の確保のため、0.5〜2mmの
範囲とすると効果的である。
設置される低誘電率層5aと5a’の間隔L(図3
(b)参照)は、金属板2の接続用突起7と重ならない
よう、接続用突起の幅よりも0.5mm以上広く確保す
ることが好ましい。更に、上部の内部電極層4も印刷焼
成にて作製するため、低誘電率層は5〜20μm程度の
厚さであることが好ましい。
0〜2000の範囲であることが好ましい。理由は以下
の通りである。図2において、内部電極層4の下部に低
誘電率層5が設置された部位は、一般に誘電率の高い圧
電素子を低誘電率層で両側から挟んだ構成となってい
る。ここで、図4に示すように、異なる比誘電率εp、
εxを有する誘電体を三層に重ねて電界を印加したとす
ると、全誘電体層において電束密度Dは等しいから、各
誘電体中の電界Ex,Epの比は、次の(1)式に示す
ように、各々の比誘電率の逆数の比に等しい。
Ex,Epにそれぞれの膜厚dx,dpを乗じて和をと
った値となる((2)式)。
の比誘電率εxなる低誘電率層を用いたとき、圧電素子
に全電圧VTのKV倍の電圧が加わるとすると、簡単な
計算により、両者は次の(3)式の関係にあることがわ
かる。
チュエータにおいて、圧電素子の内部電極層周辺から余
白にかけての領域で、圧電素子に印加される電圧の降下
が急峻になるのを抑制するものである。従って、内部電
極層4の下部に低誘電率層5が設置された部位の圧電素
子に印加される電圧は、全電圧VT0.25〜0.75
であることが好ましいといえる。
〜0.6mmと低誘電率層の厚さ5〜20μmを前提と
して、上記式(3)で計算すると、低誘電率層の比誘電
率ε xは、圧電素子の比誘電率εpの0.5〜60%の
範囲にあることが好ましい。更に、圧電素子としてPZ
Tセラミックスを使用する場合は、その比誘電率は通常
2000〜5000の範囲にあるので、上述の如く、低
誘電率層の比誘電率εxは、10〜2000の範囲にあ
ることが好ましい。
TiO系の微粉末を、εx≦2000の範囲ではBaT
iO3系の微粉末を、ガラスフリットに適切な混合比に
混合して印刷焼成することにより、作製可能である。ま
た、誘電体粉末を混合するガラスフリットは、PbO−
SiO2−B2O3を主成分とし、軟化点等の耐熱性が
600℃以上のものが好ましい。600℃未満のもので
は、後述するように、上層に内部電極層を印刷焼成する
際に、焼成温度(300〜600℃)で溶融してしまう
からである。
が低誘電率層上に位置するように、低誘電率層がなす円
弧の外径よりも小さく設定されることが好ましい。内部
電極層に使用する導電性接着層用ペーストは、Ag等の
金属粉末とガラス粉末を含有し、上記金属板が溶融しな
い温度(300〜600℃程度)でガラス粉末が溶融す
るものであることが好ましく、該ガラス粉末としてはZ
nO−SiO2−B2O3等が用いられるが、これに限
定されるものではない。
ータの製造方法の一例について説明する。まず、圧電ア
クチュエータ用材料として適している円板状のPZT系
焼結体の両面をラッピング研磨して、直径14mm、厚
さ0.3mmの圧電セラミック板(圧電素子基板1)を
製造する。次に、粒径3μm以下のBaTiO3粉末を
PbO、ZnO、SiO2及びB 2O3を主成分とする
ガラス粉末中に、体積含有率40%となるように混合し
て、適切な樹脂バインダ溶剤を添加してペーストを作製
し、圧電素子基板1の表面に図3(b)に示す形状を7
50℃で印刷・焼成して、厚さ10μmの低誘電率層5
を形成する。
13mm、内径を11mm、2個所の円弧状パターンの
間隔Lを3mmとして、圧電素子基板1のそれぞれの面
(表裏面)で90°回転変位した配置とする(図3
(b)、(c)及び(d)参照)。更に、該圧電素子基
板1の両面に、Ag等の金属粉末とガラス粉末を含有す
るペーストを印刷乾燥して直径12mm、厚さ10μm
の厚膜とし、520℃で焼成して内部電極層4を作製す
る(図3(e)参照)。また、この際、内部電極層4の
周辺部幅0.5mmの領域が、低誘電率層5に重なるよ
うにする。
に幅2×長さ5.5mmの接続用突起部7を有する直径
9mmの円板状に打ち抜き、図3(a)に示すような金
属板2を製造する。得られた金属板2を、低誘電率層5
aと5bの間隔Lに接続用突起7が位置するように、圧
電素子基板1上に重ねる(図3(e)参照)。
せを99枚用い、図1と図2に示すように、圧電素子基
板1と金属板2を交互に積層して、金属板2の接続用突
起7が一層おきに同じ位置(真上又は真下)に来るよう
に、90゜ずつずらして配置された積層体3を組み上げ
る(図1及び図2参照)。また、積層体3の上下端部
(頂面及び底面)には、内部電極層4の形成に使用した
Agペーストを予め印刷焼成した不活性板10を配設す
る(図1(a)参照)。次いで、上述のようにして組み
上げた積層体3を、適切な荷重で加圧しながら、520
℃、30分で内部電極層を再溶融させ接合する。
用突起7を積層体の軸方向(積層方向)に折り曲げ、一
層おいた隣の接続用突起部7に半田で接合して、外部電
極8を形成する(図2参照)。このように、積層体3の
外周側面の4個所に外部電極8を形成することにより、
積層体を構成する100枚の金属板2は、外部電極8a
と8a’により電気的に接続された50枚の金属板2
と、外部電極8bと8b’により電気的に接続され、上
記金属板50枚とは圧電素子1を隔てて絶縁されている
他方の50枚の金属板2との2組に分けられる(図1
(a))。
9aと9bを半田により接合し、積層体3の外周側面を
シリコーン樹脂で被覆し、脱泡処理を行い、外部電極と
積層体側面の間隙に樹脂を完全に充填させた後、硬化さ
せる。そして、積層体3の上下単板(不活性板10)を
研削加工することにより、上下面の平行度を調整する。
しかる後、かかる積層体3を80℃のシリコーンオイル
中に浸漬し、直流電源の正極にリード線9aを、負極に
9bを接続し、圧電素子基板1に3kV/mmの電界を
30分間印加して圧電素子基板1を分極処理し、本実施
形態の積層型圧電アクチュエータを得る。
層型圧電アクチュエータに、分極時の電界と同方向に5
00Vの直流電圧を印加したところ、40μm以上の変
位が得られ、アクチュエータとして正常に機能すること
を確認した。更に、本実施例の積層型圧電アクチュエー
タ10個を、湿度95%の環境で、0Vから500Vの
交流電界を50Hzの周波数で印加し、1×108回連
続駆動したが、圧電素子に亀裂は発生せず、全て正常に
動作した。
子基板1の表面に内部電極層4を直接作製した以外は、
すべて実施例と同じ構成を採用して本例の積層型圧電ア
クチュエータを製造した。得られたアクチュエータに、
3kV/mmの電界を30分間印加して分極した結果、
500Vの直流電圧により40μmの変位が得られた。
しかし、実施例と同様の条件下で、0Vから500Vの
交流電界を50Hzの周波数で印加して1×107回連
続駆動した結果、10個のうち7個に短絡が発生して駆
動しなくなった。また、短絡したアクチュエータの積層
体側面を観察した結果、亀裂が発生している圧電素子が
認められ、この部位を切断して観察したところ、内部電
極層の周囲に亀裂が発生し、破断面で短絡が発生してい
た。
より詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。例えば、金属板の接続用突起7は2
本のみならず、3本以上とすることが可能であり、これ
に対応して、低誘電率層の間隔Lの個数を調整すればよ
い。また、積層体3の形状は円柱状に限定されるもので
はなく、多角柱状であってもよく、かかる形状に対応し
て、低誘電率層のパターン形状や間隔Lの個数を調整す
ればよい。
圧電素子基板よりも比誘電率の低い低誘電率層を、圧電
素子基板と内部電極層の周辺部との間に介在させること
としたため、特異な形状の内部電極を用いることなく、
圧電素子基板の内部電極周囲部位に印加される電界が、
内部電極周辺部で連続的に小さくなり、繰り返し駆動さ
せても圧電素子基板に亀裂が発生しない、信頼性の高い
圧電素子及びこれを用いた積層型圧電アクチュエータを
提供することができる。
は、印刷内部電極層の周辺部と圧電素子基板との間に、
圧電素子基板よりも比誘電率の低い低誘電率層を介在さ
せたことにより、低誘電率層下部の圧電素子に印加され
る電界が緩和され、圧電素子の内部電極層周辺部から周
囲の余白部へかけての印加電界の変化が穏やかになるた
め、特異な形状の内部電極層を採用することなく、従来
圧電素子に亀裂が発生していたような駆動電圧で長時間
駆動させても、圧電素子の内部電極層周囲部に亀裂が発
生することのない、信頼性が高い積層型圧電アクチュエ
ータが得られる。
を示す斜視図及び上部端面図である。
を軸方向に切断した部分断面図である。
れる部品の形状を示す平面図である。
体で挟んだ積層構造の誘電体において、各誘電体に印加
される電界の分布を示す説明図である。
斜視図である。
電素子に電圧が印加された状態を示す横断面図及び縦断
面図であって、内部電極層の形状及び印加電圧により電
歪が発生した状態を示す。
部分平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 圧電素子基板を内部電極層で挟持して成
る圧電素子において、上記圧電素子基板より比誘電率の
低い低誘電率層を、上記圧電素子基板と上記内部電極層
の周辺部との間に介在させて成ることを特徴とする圧電
素子。 - 【請求項2】 上記低誘電率層の比誘電率が10〜20
00の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の圧電
素子。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の複数枚の圧電素子
と、上記圧電素子の間に挟持されて該圧電素子に電気接
続された、接続用突起を有する複数枚の金属板とを積層
した積層体と、 この積層体の上下端部に接合され、相互に平行な端面を
有する圧電板とを具備し、 上記金属板の接続用突起を2以上の方向に上記圧電素子
の間より交互に突出させ、この接続用突起を上記積層体
の積層方向に沿って折曲して、同一方向に突出させた他
の接続用突起に接合して成る、ことを特徴とする積層型
圧電アクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10114199A JP4468510B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 圧電素子及び積層型圧電アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10114199A JP4468510B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 圧電素子及び積層型圧電アクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000294843A true JP2000294843A (ja) | 2000-10-20 |
| JP4468510B2 JP4468510B2 (ja) | 2010-05-26 |
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ID=14292817
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|---|---|---|---|
| JP10114199A Expired - Fee Related JP4468510B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 圧電素子及び積層型圧電アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4468510B2 (ja) |
Cited By (5)
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1999
- 1999-04-08 JP JP10114199A patent/JP4468510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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