JP2000294877A - 高出力半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents

高出力半導体レーザ及びその製造方法

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JP2000294877A
JP2000294877A JP11101341A JP10134199A JP2000294877A JP 2000294877 A JP2000294877 A JP 2000294877A JP 11101341 A JP11101341 A JP 11101341A JP 10134199 A JP10134199 A JP 10134199A JP 2000294877 A JP2000294877 A JP 2000294877A
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stripe
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Kentaro Tada
健太郎 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高光出力のレーザ光源を必要とする書き換え
可能な光ディスクなどへの適用が可能な、キンク光出力
が高い半導体レーザとその製造方法を提供する。また、
レーザ発振時の注入電流による発熱を低く抑えること
で、動作電流が低い半導体レーザとその製造方法を提供
する。 【解決手段】 ドライエッチングにより、適当なエッチ
ングガス圧、適当な基板温度の条件下でメサ112の形
成を行うことで、閃亜鉛鉱型化合物半導体からなる、基
板面方位が(001)から傾斜した基板102上に、少
なくとも活性層104とそれを挟むクラッド層103、
107からなるダブルヘテロ構造を有し、かつ水平横方
向の光閉じ込めを行うためのメサ状のストライプを有
し、かつ前記メサのストライプ方向に垂直な断面形状が
基板を下にして見たときに左右対称であり、メサ裾にだ
れが無い半導体レーザを製作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
ピックアップ用光源、その他の電子装置、情報処理装置
などに必要な光源として用いられる半導体レーザ、及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(001)面から[110]方向に傾斜
した基板上にドライエッチングによるメサを形成し、半
導体レーザを製作した例は次の2例で、いずれもAlG
aInP系赤色半導体レーザに関するものである。
【0003】第1の例は多田らが試作したもので、エレ
クトロニクス・レターズの30巻2035ページに記さ
れている。その断面構造図を図7に示す。同例では、基
板面方位が(001)面から、[110]方向に6°傾
斜したGaAs基板を用いて製作されている。ドライエ
ッチング後に、ウェットエッチングによるダメージ層除
去を行うことで、ウェットエッチングのみでメサ形成を
行ったものと同等の動作信頼性を得ている。また、ウェ
ットエッチングのみのときと比べ、左右対称に近いメサ
形状を実現しているが、ドライエッチング後にウェット
エッチングを行っているため、やや台形状になってお
り、メサ裾にだれが見られる。
【0004】第2の例は木戸口らにより、ジャパニーズ
・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックスの36
巻1892ページに記されており、その断面構造図を図
8に示す。同例では、基板面方位が(001)面から、
[110]方向に傾斜したGaAs基板を用いて製作さ
れているが、基板面方位は明記されていない。ドライエ
ッチング後に、ウェットエッチングによるダメージ層除
去を行うことで、光出力25mWでの動作信頼性を得て
いる。また、左右対称に近いメサ形状も実現している
が、ドライエッチング後にウェットエッチングを行って
いるため、やや台形状になっており、メサ裾にだれが見
られる。
【0005】また、多田らは以前、図9(b)に示すよ
うな構造のレーザを試作し、第58回応用物理学会学術
講演会(4a−Zc−6)で発表している。同例は面方
位(115)A((001)面から[110]方向に1
5.8°傾斜)のGaAs基板を用い、ウェットエッチ
ングによってメサ形成を行ったもので、これにより、温
度70℃、光出力30mWでの動作信頼性を実現してい
る。面方位(001)に比べ、面方位(115)A
((001)面から[110]方向に15.8°傾斜)
のGaAs基板を用いたときの長所は、ステップバンチ
ングの抑制により、閾値電流値を下げられることと、自
然超格子無秩序化により、発振波長の短波長化が容易で
あることである。
【0006】また、InP系半導体レーザ、AlGaA
s系レーザでは、ドライエッチングを用いてメサ形成を
行った例が数多くあり、例えばInP系では特開平7−
106704号に埋め込みヘテロ型の例が、AlGaA
s系では特開平4−127764号にリッジストライプ
型の例が開示されている。これらの系では、通常、傾斜
基板が用いられることは少なく、それは面方位が(00
1)である基板を用いても、前述のステップバンチン
グ、自然超格子の問題が顕著とならないからである。
【0007】尚、InP系半導体レーザの中には、わず
かに生じるステップバンチングを抑制するために、(0
01)面から2°程度傾斜した基板が用いられることも
あるが、これらは全てストライプ方向である[−11
0]方向への傾斜である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】問題点は、半導体レー
ザのキンク光出力が低くなる、ということである。キン
ク光出力が小さくなると、高光出力のレーザ光源を必要
とする書き換え可能な光ディスクなどへの適用ができな
くなる。
【0009】キンク光出力が下がる理由は、導波路スト
ライプ方向に垂直な断面でのメサ形状が、基板を下にし
て見たときに左右非対称であることにある。あるいは、
左右対称であっても、メサ側面の面方位と基板面方位の
なす角度が80°以下であったり、メサ裾にだれがある
と、キンク光出力は下がる。通常、メサ形成はSiO 2
膜などをマスクとして、適当なエッチング液で半導体を
エッチングすることで行うが、多くのエッチング液の場
合、化学的に安定な(111)面が側面となる。
【0010】したがって、面方位が(001)から[1
10]方向に傾いている傾斜基板に[−110]方向を
向いているストライプを設けるために、ウェットエッチ
ングでメサ形成を行うと、基板面とメサ側面のなす角の
大きさが、左右で異なったものとなる。また、このと
き、浅い角をなしている方のメサ側面はメサ裾が尾を引
いたようなだれた形状となりやすい。以上述べた傾向は
基板傾斜確度が大きいほど大きい。特に、傾斜角度が1
5°以上になると、メサ形状の非対称性、メサ裾のだれ
の問題が顕著になり、いずれも半導体レーザのキンク光
出力が低くなる原因となる。
【0011】特に、埋め込みヘテロ型半導体レーザは、
メサの中に活性層が含まれるようにするので、リッジス
トライプ型のレーザに比べ、メサ形成の際のエッチング
深さが大きく、台形状メサの上底と下底の差が大きくな
る。したがって、ウェットエッチング法を埋め込みヘテ
ロ型半導体レーザのメサ形成に適用すると、リッジスト
ライプ型に比べ、基板傾斜角が小さい場合でも、上記の
ようなキンク光出力が低いという問題が発生する。
【0012】また、他の問題点は、基板を下にして見た
ときのメサ断面形状が、下底より上底が小さい台形状で
あると、上底付近の電気抵抗が大きくなり、電流注入時
の発熱が増大するため、高温でのレーザ動作電流値が大
きくなってしまうことである。この傾向もエッチング深
さが大きいほど、顕著になる。このことも、光ディスク
への応用に不都合である。
【0013】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、高光出力のレーザ光源を必要とす
る書き換え可能な光ディスクなどへの適用が可能な、キ
ンク光出力が高い半導体レーザとその製造方法を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、レーザ発振
時の注入電流による発熱を低く抑えることで、動作電流
が低い半導体レーザとその製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、閃亜鉛鉱型化合物半導体からなる、基板面方位が
(001)から[110]方向に傾斜した基板上に、少
なくとも活性層とそれを挟むクラッド層からなるダブル
ヘテロ構造を有し、かつ水平横方向の光閉じ込めを行う
ためのメサ状のストライプを有し、かつ前記ストライプ
が[−110]方向を向いており、かつ前記メサのスト
ライプ方向に垂直な断面形状が基板を下にして見たとき
に左右対称であり、かつメサ裾にだれが無いことを特徴
とする。
【0015】また、本発明の他の半導体レーザは、閃亜
鉛鉱型化合物半導体からなる、基板面方位が(001)
面から、[110]方向に15°以上傾斜しているか、
(11n)A(1≦n≦5)方向である基板上に、少な
くとも活性層とそれを挟むクラッド層からなるダブルヘ
テロ構造を有し、かつ水平横方向の光閉じ込めを行うた
めのメサ状のストライプを有し、かつ前記ストライプが
[−110]方向を向いており、かつ前記メサのストラ
イプ方向に垂直な断面形状が基板を下にして見たときに
左右対称であり、かつメサ裾にだれが無いことを特徴と
する。
【0016】また、本発明の他の半導体レーザは、前記
特徴に加えて、メサ側面の面方位と基板面方位のなす角
度が80°以上であることを特徴とする。
【0017】また、本発明の他の半導体レーザは、前記
特徴のいずれかを有し、さらに活性層又はクラッド層
が、GaInP層、AlGaInP層、又はGaInP
とAlGaInPからなる量子井戸層を含むことを特徴
とする。
【0018】また、本発明の半導体レーザの製造方法
は、ドライエッチング法でAlGaInP半導体をエッ
チングすることでメサ形成を行う際、基板温度を150
℃以上、エッチングガス圧を1×10-4torr以上か
つ5×10-3torr以下にすることを特徴とする。
【0019】一般に、キンク光出力は導波路ストライプ
の幅が小さい方が大きい。これは、導波路ストライプ幅
が小さいと、キンクの発生原因である、水平横方向の高
次モードの影響を抑えられるからである。
【0020】図13に種々の異なったメサ形状を有する
リッジストライプ型半導体レーザの、ストライプ幅とキ
ンク光出力の関係を表したグラフを示す。1301、1
302、1303、1304の曲線はそれぞれ、図1、
図10、図9(a)、図9(b)の構造を有する半導体
レーザである。図1は基板面方位が(001)面から、
[110]方向に15.8°傾斜した(115)面方位
基板上に[−110]方向を向いているストライプを設
けるために、ドライエッチングによってメサ形成を行っ
た対称矩形メサを有する本発明の構造、図10は基板面
方位が(001)である基板上に[−110]方向を向
いているストライプを設けるために、ウェットエッチン
グによるメサ形成を行った対称台形メサを有する構造、
図9(a)は基板面方位が(001)面から、[11
0]方向に10°傾斜した基板上に[−110]方向を
向いているストライプを設けるために、ウェットエッチ
ングによるメサ形成を行った非対称台形メサを有する構
造、図9(b)は基板面方位が(001)面から、[1
10]方向に15.8°傾斜した基板上に[−110]
方向を向いているストライプを設けるために、ウェット
エッチングによるメサ形成を行った非対称台形メサを有
する構造で、図9(b)の構造は図9(a)の構造より
も非対称性が大きい。
【0021】また、今の場合のストライプ幅とは、各図
に示したようにメサ底の幅である。どの構造もp、n両
クラッド層厚は約1.5μm、活性層はGaInPとA
lGaInPからなる4重量子井戸構造で、発振波長は
約660nmとなるように井戸層厚、格子歪量を調整し
てある。グラフからわかるように、キンク光出力は13
01、1302、1303、1304の順に大きい。ま
た、非対称性によるキンク光出力低下の程度は1303
よりも、1304で大きく見られ、傾斜角が15°以上
のところで、同傾向が強くなることがわかる。
【0022】次に図15にそれぞれの構造を有する半導
体レーザの連続発振時光出力が30mWのときの動作電
流値を示す。表からわかるように動作電流値は、130
1が最も小さい。これは、メサ上部の幅が広いことで、
電気抵抗が小さくなり、電流注入時発熱が抑えられてい
るためである。
【0023】次に図14に種々の異なったメサ形状を有
する埋め込みヘテロ型半導体レーザの、ストライプ幅と
キンク光出力の関係を表したグラフを示す。1401、
1402、1403の曲線は、それぞれ、図3、図1
1、図12の構造を有する半導体レーザである。図3は
基板面方位が(001)面から、[110]方向に1
5.8°傾斜した(115)面方位基板上に[−11
0]方向を向いているストライプを設けるために、ドラ
イエッチングによってメサ形成を行った対称矩形メサを
有する本発明の構造、図11は基板面方位が(001)
である基板上に[−110]方向を向いているストライ
プを設けるために、ウェットエッチングによるメサ形成
を行った対称台形メサを有する構造、図12は基板面方
位が(001)面から、[110]方向に10°傾斜し
た基板上に[−110]方向を向いているストライプを
設けるために、ウェットエッチングによるメサ形成を行
った非対称台形メサを有する構造である。基板面方位が
(001)面から、[110]方向に15.8°傾斜し
た基板上に[−110]方向を向いているストライプを
設けるために、ウェットエッチングによるメサ形成を行
った非対称台形メサを有する構造は、実施の形態の項で
示す理由で作製できない。
【0024】また、今の場合のストライプ幅とは、各図
に示したように活性層の幅である。どの構造もp、n両
クラッド層厚は約1.5μm、活性層はGaInPとA
lGaInPからなる4重量子井戸構造で、発振波長は
約660nmとなるように井戸層厚、格子歪量を調整し
てある。グラフからわかるように、キンク光出力は14
01、1402、1403の順に大きい。また、非対称
性によるキンク光出力低下の程度は1403で大きく見
られ、傾斜角が10°以上のところで、同傾向が強くな
ることがわかる。
【0025】次に図16にそれぞれの構造を有する半導
体レーザの連続発振時光出力が30mWのときの動作電
流値を示す。表からわかるように動作電流値は、140
1が最も小さい。これは、メサ上部の幅が広いことで、
電気抵抗が小さくなり、電流注入時発熱が抑えられてい
るためである。
【0026】以上のようにドライエッチングを用いて矩
形対称メサを形成することで、半導体レーザのキンク光
出力を高め、動作電流値を下げられることがわかる。ま
た、矩形対称メサ構造は、光ディスク用光源として用い
られるAlGaInP系赤色半導体レーザにおいて、特
に有効である。なぜなら、同半導体レーザは、光ファイ
バ通信用励起光源などに用いられるAlGaAs系半導
体レーザに比べ、キンク光出力が低く、発熱による動作
電流増大が大きいためである。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図4は本発明のリッジストラ
イプ型半導体レーザの製作工程を導波路ストライプに垂
直な方向から見た断面図である。
【0028】はじめに気相有機金属結晶成長(MOVP
E)法により、基板面方位が(001)面から、[11
0]方向に15.8°傾斜したn型GaAs基板102
上に、n型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド層
103(厚さ1.5μm)、GaInP(厚さ7nm)
と(Al0.7Ga0.30.5In0.5P(厚さ4nm)から
なる4重量子井戸活性層104、p型(Al0.7
0.30.5In0.5Pクラッド層107(厚さ1.5μ
m)、p型GaInPヘテロ緩衝層108(厚さ20n
m)、p型GaAsキャップ層109(厚さ0.3μ
m)を積層し、その後、熱CVD法でSiO2膜を基板
全面に成膜した後、フォトリソグラフィー法により、
[−110]方向を向いている、幅3.5μmのSiO
2ストライプ113を形成する(a)。
【0029】次にSiO2ストライプ113をマスクと
して、RIBE装置を用い、基板温度200℃、ガス圧
5×10-4torrで、塩素プラズマにより、活性層1
04の上側0.3μmのところまで半導体のドライエッ
チングを行い、メサ形成を行う(b)。
【0030】次にMOVPE法で、SiO2ストライプ
113をマスクとして、メサ脇を選択的にn型AlIn
Pブロック層105(厚さ0.3μm)、n型GaAs
ブロック層106(厚さ0.5μm)で埋め込む
(c)。
【0031】次に、バッファードフッ酸でSiO2スト
ライプ113を除去し、再びMOVPE法で基板全面に
p型GaAsコンタクト層110を積層した後、p側電
極111、n側電極101を蒸着法で形成する(d)。
【0032】最後に、レーザ基板を導波路ストライプが
中心線となるように、幅300μm、共振器長600μ
mの個々のチップにへき開すると、図1に示した構造が
完成する。
【0033】このようにして製作した半導体レーザの特
性を評価したところ、ストライプ幅3.5μmのとき
に、キンク光出力は50mW、15mW連続発振時の動
作電流値は55mAであった。ちなみに、同様の基板、
層構造、ストライプ幅を有する、ウェットエッチングで
メサ形成を行った半導体レーザ(図9の構造)のキンク
光出力、15mW連続発振時の動作電流値は、それぞれ
30mW、60mAであった。
【0034】図5は本発明の埋め込みヘテロ型半導体レ
ーザの製作工程を導波路ストライプに垂直な方向から見
た断面図である。はじめに気相有機金属結晶成長(MO
VPE)法により、基板面方位が(001)面から、
[110]方向に10°傾斜したn型GaAs基板20
2上に、n型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド
層203(厚さ1.5μm)、GaInP(厚さ7n
m)と(Al0.7Ga0.3 0.5In0.5P(厚さ4nm)
からなる4重量子井戸活性層204、p型(Al0. 7
0.30.5In0.5Pクラッド層207(厚さ1.5μ
m)、p型GaInPヘテロ緩衝層208(厚さ20n
m)、p型GaAsキャップ層209(厚さ0.3μ
m)を積層し、その後、熱CVD法でSiO2膜を基板
全面に成膜した後、フォトリソグラフィー法により、
[−110]方向を向いている、幅3μmのSiO2
トライプ213を形成する(a)。
【0035】次にSiO2ストライプ213をマスクと
して、RIBE装置を用い、基板温度200℃、ガス圧
5×10-4torrで、塩素プラズマにより、活性層2
04の下側0.3μmのところまで半導体のドライエッ
チングを行い、メサ形成を行う(b)。
【0036】次にMOVPE法で、SiO2ストライプ
213をマスクとして、メサ脇を選択的にp型AlIn
Pとn型AlInPの1層ずつからなるAlInPブロ
ック層205(厚さ0.3μm)、n型GaAsブロッ
ク層206(厚さ0.5μm)で埋め込む(c)。
【0037】次に、バッファードフッ酸でSiO2スト
ライプ213を除去し、再びMOVPE法で基板全面に
p型GaAsコンタクト層210を積層した後、p側電
極211、n側電極201を蒸着法で形成する(d)。
【0038】最後に、レーザ基板を導波路ストライプが
中心線となるように、幅300μm、共振器長600μ
mの個々のチップにへき開すると、図2に示した構造が
完成する。
【0039】このようにして製作した半導体レーザの特
性を評価したところ、ストライプ幅3μmのときに、キ
ンク光出力は60mW、15mW連続発振時の動作電流
値は50mAであった。ちなみに、同様の基板、層構
造、ストライプ幅を有する、ウェットエッチングでメサ
形成を行った半導体レーザ(図12の構造)のキンク光
出力、15mW連続発振時の動作電流値は、それぞれ4
0mW、60mAであった。
【0040】図6は本発明の埋め込みヘテロ型半導体レ
ーザの製作工程を導波路ストライプに垂直な方向から見
た断面図である。はじめに気相有機金属結晶成長(MO
VPE)法により、基板面方位が(001)面から、
[110]方向に15.8°傾斜したn型GaAs基板
302上に、n型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラ
ッド層303(厚さ1.5μm)、GaInP(厚さ7
nm)と(Al0.7Ga0 .30.5In0.5P(厚さ4n
m)からなる4重量子井戸活性層304、p型(Al
0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド層307(厚さ1.
5μm)、p型GaInPヘテロ緩衝層308(厚さ2
0nm)、p型GaAsキャップ層309(厚さ0.3
μm)を積層し、その後、熱CVD法でSiO2膜を基
板全面に成膜した後、フォトリソグラフィー法により、
[−110]方向を向いている、幅3μmのSiO2
トライプ313を形成する(a)。
【0041】次にSiO2ストライプ313をマスクと
して、RIBE装置を用い、基板温度200℃、ガス圧
5×10-4torrで、塩素プラズマにより、活性層3
04の下側0.3μmのところまで半導体のドライエッ
チングを行い、メサ形成を行う(b)。
【0042】次にMOVPE法で、SiO2ストライプ
313をマスクとして、メサ脇を選択的にp型AlIn
Pとn型AlInPの1層ずつからなるAlInPブロ
ック層305(厚さ0.3μm)、n型GaAsブロッ
ク層306(厚さ0.5μm)で埋め込む(c)。
【0043】次に、バッファードフッ酸でSiO2スト
ライプ313を除去し、再びMOVPE法で基板全面に
p型GaAsコンタクト層310を積層した後、p側電
極311、n側電極301を蒸着法で形成する(d)。
【0044】最後に、レーザ基板を導波路ストライプが
中心線となるように、幅300μm、共振器長600μ
mの個々のチップにへき開すると、図3に示した構造が
完成する。
【0045】このようにして製作した半導体レーザの特
性を評価したところ、ストライプ幅3μmのときに、キ
ンク光出力は60mW、15mW連続発振時の動作電流
値は50mAであった。ちなみに、同様の層構造、スト
ライプ幅の半導体レーザを、ウェットエッチングでメサ
形成により作ろうとしたところ、メサの上底部のサイド
エッチングにより、SiO2ストライプがリフトオフさ
れてしまい、製作できないことがわかった。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高光出
力のレーザ光源を必要とする書き換え可能な光ディスク
などへの適用が可能な、キンク光出力が高い半導体レー
ザを得ることができる。また、本発明によれば、レーザ
発振時の注入電流による発熱を低く抑えることで、動作
電流が低い半導体レーザを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構造図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構造図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構造図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の製作工程図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態の製作工程図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態の製作工程図であ
る。
【図7】従来の形態の構造図である。
【図8】従来の形態の構造図である。
【図9】従来の形態の構造図である。
【図10】従来の形態の構造図である。
【図11】従来の形態の構造図である。
【図12】従来の形態の構造図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態の特性を従来の形
態のものと比較したグラフである。
【図14】本発明の第2の実施の形態の特性を従来の形
態のものと比較したグラフである。
【図15】本発明の第1の実施の形態の特性を従来の形
態のものと比較した表である。
【図16】本発明の第2の実施の形態の特性を従来の形
態のものと比較した表である。
【符号の説明】
101.n側電極 102.n型GaAs基板 103.n型AlGaInPクラッド層 104.4重量子井戸活性層 105.n型AlInPブロック層 106.n型GaAsブロック層 107.p型AlGaInPクラッド層 108.p型GaInPヘテロ緩衝層 109.p型GaAsキャップ層 110.p型GaAsコンタクト層 111.p側電極 112.メサ 113.SiO2ストライプ 201.n側電極 202.n型GaAs基板 203.n型AlGaInPクラッド層 204.4重量子井戸活性層 205.AlInPブロック層 206.n型GaAsブロック層 207.p型AlGaInPクラッド層 208.p型GaInPヘテロ緩衝層 209.p型GaAsキャップ層 210.p型GaAsコンタクト層 211.p側電極 213.SiO2ストライプ 301.n側電極 302.n型GaAs基板 303.n型AlGaInPクラッド層 304.4重量子井戸活性層 305.AlInPブロック層 306.n型GaAsブロック層 307.p型AlGaInPクラッド層 308.p型GaInPヘテロ緩衝層 309.p型GaAsキャップ層 310.p型GaAsコンタクト層 311.p側電極 312.メサ 313.SiO2ストライプ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃亜鉛鉱型化合物半導体からなる、基板
    面方位が(001)から[110]方向に傾斜した基板
    上に、少なくとも活性層とそれを挟むクラッド層からな
    るダブルヘテロ構造を有し、かつ水平横方向の光閉じ込
    めを行うためのメサ状のストライプを有し、かつ前記ス
    トライプが[−110]方向を向いており、かつ前記メ
    サのストライプ方向に垂直な断面形状が基板を下にして
    見たときに左右対称であり、メサ裾にだれが無いことを
    特徴とするリッジストライプ型の半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 閃亜鉛鉱型化合物半導体からなる、基板
    面方位が(001)面から[110]方向に15°以上
    傾斜しているか、(11n)A(1≦n≦5)方向であ
    る基板上に、少なくとも活性層とそれを挟むクラッド層
    からなるダブルヘテロ構造を有し、かつ水平横方向の光
    閉じ込めを行うためのメサ状のストライプを有し、かつ
    前記ストライプが[−110]方向を向いており、かつ
    前記メサのストライプ方向に垂直な断面形状が基板を下
    にして見たときに左右対称であり、メサ裾にだれが無い
    ことを特徴とするリッジストライプ型の半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 メサ側面の面方位と基板面方位のなす角
    度が80°以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 メサ側面の面方位と基板面方位のなす角
    度が80°以上であることを特徴とする請求項2に記載
    の半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 閃亜鉛鉱型化合物半導体からなる、基板
    面方位が(001)から[110]方向に傾斜した基板
    上に、少なくとも活性層とそれを挟むクラッド層からな
    るダブルヘテロ構造を有し、かつ水平横方向の光閉じ込
    めを行うためのメサ状のストライプを有し、かつ前記ス
    トライプが[−110]方向を向いており、かつ前記メ
    サのストライプ方向に垂直な断面形状が基板を下にして
    見たときに左右対称であり、メサ裾にだれが無いことを
    特徴とする埋め込みヘテロ型の半導体レーザ。
  6. 【請求項6】 閃亜鉛鉱型化合物半導体からなる、基板
    面方位が(001)方向から[110]方向に15°以
    上傾斜しているか、(11n)A(1≦n≦5)方向で
    ある基板上に、少なくとも活性層とそれを挟むクラッド
    層からなるダブルヘテロ構造を有し、かつ水平横方向の
    光閉じ込めを行うためのメサ状のストライプを有し、か
    つ前記ストライプが[−110]方向を向いており、か
    つ前記メサのストライプ方向に垂直な断面形状が基板を
    下にして見たときに左右対称であり、メサ裾にだれが無
    いことを特徴とする埋め込みヘテロ型の半導体レーザ。
  7. 【請求項7】 メサ側面の面方位と基板面方位のなす角
    度が80°以上であることを特徴とする請求項5に記載
    の半導体レーザ。
  8. 【請求項8】 メサ側面の面方位と基板面方位のなす角
    度が80°以上であることを特徴とする請求項6に記載
    の半導体レーザ。
  9. 【請求項9】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の半導体レーザ。
  10. 【請求項10】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項2
    に記載の半導体レーザ。
  11. 【請求項11】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項3
    に記載の半導体レーザ。
  12. 【請求項12】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項4
    に記載の半導体レーザ。
  13. 【請求項13】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項5
    に記載の半導体レーザ。
  14. 【請求項14】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項6
    に記載の半導体レーザ。
  15. 【請求項15】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項7
    に記載の半導体レーザ。
  16. 【請求項16】 活性層又はクラッド層が、GaInP
    層、AlGaInP層、又はGaInPとAlGaIn
    Pからなる量子井戸層を含むことを特徴とする請求項8
    に記載の半導体レーザ。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の半導体レーザを製造するに当たり、ドライエッチング
    法でAlGaInP半導体をエッチングすることでメサ
    形成を行う際、基板温度を150℃以上、エッチングガ
    ス圧を1×10-4torr以上かつ5×10-3torr
    以下にすることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
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