JPH0645688A - 半導体レーザ - Google Patents
半導体レーザInfo
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- JPH0645688A JPH0645688A JP19707492A JP19707492A JPH0645688A JP H0645688 A JPH0645688 A JP H0645688A JP 19707492 A JP19707492 A JP 19707492A JP 19707492 A JP19707492 A JP 19707492A JP H0645688 A JPH0645688 A JP H0645688A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が簡単で、レーザ光出力端面での光吸収
が小さい窓構造を備えた半導体レーザを提供する。 【構成】 半導体積層基板内に形成された上下2つのク
ラッド層2,4で活性層3を挟んだ半導体レーザにおい
て、下側クラッド層2の成膜後、そのクラッド層2のう
ち活性層3のレーザ光出力端面Aに対応する隣接部分9
をエッチングして、格子定数が下側クラッド層2よりも
やや小さい真性半導体で埋め込んだ後、その下側クラッ
ド層2の全面に活性層3を成膜した構成となっている。
が小さい窓構造を備えた半導体レーザを提供する。 【構成】 半導体積層基板内に形成された上下2つのク
ラッド層2,4で活性層3を挟んだ半導体レーザにおい
て、下側クラッド層2の成膜後、そのクラッド層2のう
ち活性層3のレーザ光出力端面Aに対応する隣接部分9
をエッチングして、格子定数が下側クラッド層2よりも
やや小さい真性半導体で埋め込んだ後、その下側クラッ
ド層2の全面に活性層3を成膜した構成となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光出力端面での
光吸収を小さくする窓構造を形成した半導体レーザの改
良に関する。
光吸収を小さくする窓構造を形成した半導体レーザの改
良に関する。
【0002】
【従来技術】半導体レーザの高出力化させると、レーザ
光出力端面では、高密度表面準位に起因して光吸収が起
こり、発熱して禁制帯幅が狭くなる為、一層、光吸収が
進み、以下、これらの現象が繰返し行われて発熱し、つ
いには融解してしまう瞬時光学損傷(COD;Catastro
phic Optical Damage)が発生し易くなる。
光出力端面では、高密度表面準位に起因して光吸収が起
こり、発熱して禁制帯幅が狭くなる為、一層、光吸収が
進み、以下、これらの現象が繰返し行われて発熱し、つ
いには融解してしまう瞬時光学損傷(COD;Catastro
phic Optical Damage)が発生し易くなる。
【0003】この為、レーザ光出力端面に光吸収の小さ
い材料を用いる等の対策が考えられ、出力端面に禁制帯
幅の大きい材料を再成長させる等の方法がある。ところ
が、この方法では、半導体基板上の成膜終了後、その基
板をへき開して棒状にした後、その出力端面に膜付けを
行うことが必要で、対象(半導体レーザ)が微小(厚さ
0.1mm、幅0.3〜0.5mm程度)であることとも相俟
って、製造が容易ではなかった。
い材料を用いる等の対策が考えられ、出力端面に禁制帯
幅の大きい材料を再成長させる等の方法がある。ところ
が、この方法では、半導体基板上の成膜終了後、その基
板をへき開して棒状にした後、その出力端面に膜付けを
行うことが必要で、対象(半導体レーザ)が微小(厚さ
0.1mm、幅0.3〜0.5mm程度)であることとも相俟
って、製造が容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて提案されるのもので、製造が簡単で、レーザ光出力
端面での光吸収が小さい窓構造を備えた半導体レーザを
提供することを目的とする。
みて提案されるのもので、製造が簡単で、レーザ光出力
端面での光吸収が小さい窓構造を備えた半導体レーザを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
提案される、請求項1に記載の本発明による半導体レー
ザは、半導体積層基板内に形成された上下2つのクラッ
ド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、下側クラ
ッド層の成膜後、そのクラッド層のうち活性層のレーザ
光出力端面に対応する隣接部分をエッチングして、格子
定数が下側クラッド層よりもやや小さい真性半導体で埋
め込んだ後、その下側クラッド層の全面に活性層を成膜
した構成となっている。
提案される、請求項1に記載の本発明による半導体レー
ザは、半導体積層基板内に形成された上下2つのクラッ
ド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、下側クラ
ッド層の成膜後、そのクラッド層のうち活性層のレーザ
光出力端面に対応する隣接部分をエッチングして、格子
定数が下側クラッド層よりもやや小さい真性半導体で埋
め込んだ後、その下側クラッド層の全面に活性層を成膜
した構成となっている。
【0006】請求項2に記載の本発明による半導体レー
ザは、半導体積層基板内に形成された上下2つのクラッ
ド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、キャップ
層の成膜後、該キャップ層の上面より活性層のレーザ光
出力端面部分を含む下側クラッド層に至る迄の部分をエ
ッチングし、そのエッチングした部分に、禁制帯幅が活
性層よりも大きい真性半導体を埋め込んだ構成となって
いる。
ザは、半導体積層基板内に形成された上下2つのクラッ
ド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、キャップ
層の成膜後、該キャップ層の上面より活性層のレーザ光
出力端面部分を含む下側クラッド層に至る迄の部分をエ
ッチングし、そのエッチングした部分に、禁制帯幅が活
性層よりも大きい真性半導体を埋め込んだ構成となって
いる。
【0007】請求項3に記載の本発明による半導体レー
ザは、半導体積層基板内に形成された上下2つのクラッ
ド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、下側クラ
ッド層の成膜前に、活性層のレーザ光出力端面に対応す
る部分で半導体基板と下側クラッド層との境界面に微傾
斜を形成した構成となっている。
ザは、半導体積層基板内に形成された上下2つのクラッ
ド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、下側クラ
ッド層の成膜前に、活性層のレーザ光出力端面に対応す
る部分で半導体基板と下側クラッド層との境界面に微傾
斜を形成した構成となっている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明による半導体レーザで
は、これを製造する際、活性層下側に形成されるクラッ
ド層を成膜した後、そのクラッド層の活性層のレーザ光
出力端面に対応した隣接部分をエッチングし、このエッ
チングした部分に格子定数が活性層よりもやや小さい真
性半導体で埋め合わせ、その上面に活性層を成膜してい
る。
は、これを製造する際、活性層下側に形成されるクラッ
ド層を成膜した後、そのクラッド層の活性層のレーザ光
出力端面に対応した隣接部分をエッチングし、このエッ
チングした部分に格子定数が活性層よりもやや小さい真
性半導体で埋め合わせ、その上面に活性層を成膜してい
る。
【0009】この為、活性層のレーザ光出力端面は、格
子定数がやや小さいクラッド層によって圧縮歪を受け
て、禁制帯幅が大きくなるので、活性層のレーザ光出力
端面での光吸収が小さくなる窓構造が形成される。請求
項2に記載の本発明による半導体レーザでは、これを製
造する際、キャップ層の成膜後、キャップ層の上面より
レーザ光出力端面に対応する部分を含む下側クラッド層
に至る迄の部分をエッチングし、そのエッチングした部
分に活性層よりも禁制帯幅の大きい真性半導体を埋め込
んでいる。
子定数がやや小さいクラッド層によって圧縮歪を受け
て、禁制帯幅が大きくなるので、活性層のレーザ光出力
端面での光吸収が小さくなる窓構造が形成される。請求
項2に記載の本発明による半導体レーザでは、これを製
造する際、キャップ層の成膜後、キャップ層の上面より
レーザ光出力端面に対応する部分を含む下側クラッド層
に至る迄の部分をエッチングし、そのエッチングした部
分に活性層よりも禁制帯幅の大きい真性半導体を埋め込
んでいる。
【0010】この為、活性層のレーザ光出力端面は活性
層よりも禁制帯幅が大きくなり、活性層のレーザ光出力
端面には光吸収が小さい窓構造が形成される。請求項3
に記載の本発明による半導体レーザでは、これを製造す
る際、下側クラッド層の成膜前に、活性層のレーザ光出
力端面に対応する半導体基板と下側クラッド層との境界
面に微傾斜を形成している。
層よりも禁制帯幅が大きくなり、活性層のレーザ光出力
端面には光吸収が小さい窓構造が形成される。請求項3
に記載の本発明による半導体レーザでは、これを製造す
る際、下側クラッド層の成膜前に、活性層のレーザ光出
力端面に対応する半導体基板と下側クラッド層との境界
面に微傾斜を形成している。
【0011】この為、その微傾斜境界面の上側の有機金
属熱分解(MOCVD)法で成膜された各層は、禁制帯
幅の小さい自然超格子の形成が抑制され、禁制帯幅が大
きくなり、その結果、活性層のレーザ光出力端面には光
吸収が小さい窓構造が形成される。
属熱分解(MOCVD)法で成膜された各層は、禁制帯
幅の小さい自然超格子の形成が抑制され、禁制帯幅が大
きくなり、その結果、活性層のレーザ光出力端面には光
吸収が小さい窓構造が形成される。
【0012】
【実施例】以下に、添付図を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は、請求項1に記載の本発明による半導
体レーザの一例として、AlGaInP系レーザの構造
を側面から示したもので、ダブルヘテロ型の構造に形成
した例を示している。n−GaAs基板1の上面には、
n−AlGaInP層2とp−AlGaInP層4より
なる下側と上側のクラッド層によって上下から挟み込む
ようにして、GaInP層で形成された活性層3が形成
され、その上にp−GaInP層よりなるキャップ層5
が形成されており、上記下側のn−AlGaInPクラ
ッド層2のレーザ光出力端面に対応する部分9には、格
子定数が下側のn−AlGaInPクラッド層2よりや
や小さい真性半導体AlGaInP9´が埋め込まれ、
その為、そのすぐ上のGaInP活性層3のA部分に
は、光吸収の小さな窓構造が形成されている。
説明する。図1は、請求項1に記載の本発明による半導
体レーザの一例として、AlGaInP系レーザの構造
を側面から示したもので、ダブルヘテロ型の構造に形成
した例を示している。n−GaAs基板1の上面には、
n−AlGaInP層2とp−AlGaInP層4より
なる下側と上側のクラッド層によって上下から挟み込む
ようにして、GaInP層で形成された活性層3が形成
され、その上にp−GaInP層よりなるキャップ層5
が形成されており、上記下側のn−AlGaInPクラ
ッド層2のレーザ光出力端面に対応する部分9には、格
子定数が下側のn−AlGaInPクラッド層2よりや
や小さい真性半導体AlGaInP9´が埋め込まれ、
その為、そのすぐ上のGaInP活性層3のA部分に
は、光吸収の小さな窓構造が形成されている。
【0013】このような構造の半導体レーザは以下のよ
うな方法で製造される。n−GaAs基板1の上面に、
下側のn−AlGaInPクラッド層2を成膜した後、
そのクラッド層2のレーザ光出力端面に対応した部分9
を図2で示したようにエッチングし、このエッチングし
た部分に真性半導体AlGaInP9´を埋め込む。こ
の時、埋め込む真性半導体AlGaInPの格子定数
は、下側のn−AlGaInPクラッド層2の格子定数
よりやや小さくなるように、Inの量を減らしておく
(Inは分子量が大きく、従って、原子が大きいので、
半導体に占める組成比が大きくなるほど、その半導体の
格子定数も大きくなる)。
うな方法で製造される。n−GaAs基板1の上面に、
下側のn−AlGaInPクラッド層2を成膜した後、
そのクラッド層2のレーザ光出力端面に対応した部分9
を図2で示したようにエッチングし、このエッチングし
た部分に真性半導体AlGaInP9´を埋め込む。こ
の時、埋め込む真性半導体AlGaInPの格子定数
は、下側のn−AlGaInPクラッド層2の格子定数
よりやや小さくなるように、Inの量を減らしておく
(Inは分子量が大きく、従って、原子が大きいので、
半導体に占める組成比が大きくなるほど、その半導体の
格子定数も大きくなる)。
【0014】次に、このクラッド層2と埋め込んだ半導
体9´の上面を平坦化して、GaInP活性層3を成膜
すると、GaInP活性層3の膜厚が薄い為、下地とな
る下側のクラッド層2と埋め込んだ半導体9´の格子定
数に影響されて、埋め込んだAlGaInP半導体9´
のすぐ上方に位置するGaInP活性層3のレーザ光出
力端面Aは圧縮歪を受け、光吸収の小さい窓構造が形成
される。
体9´の上面を平坦化して、GaInP活性層3を成膜
すると、GaInP活性層3の膜厚が薄い為、下地とな
る下側のクラッド層2と埋め込んだ半導体9´の格子定
数に影響されて、埋め込んだAlGaInP半導体9´
のすぐ上方に位置するGaInP活性層3のレーザ光出
力端面Aは圧縮歪を受け、光吸収の小さい窓構造が形成
される。
【0015】ここで、図3(a)は圧縮歪を受けた時、
(b)は自然状態、(c)は引張歪を受けた時の禁制帯
幅Egの変化を表わしたもので、圧縮歪を受けた時に
は、(a)に示されるように、禁制帯幅Egが、(b)
の自然状態の時よりも大きくなり、従って、圧縮歪を受
けるGaInP活性層3のレーザ光出力端面Aは禁制帯
幅Egが大きくなる。
(b)は自然状態、(c)は引張歪を受けた時の禁制帯
幅Egの変化を表わしたもので、圧縮歪を受けた時に
は、(a)に示されるように、禁制帯幅Egが、(b)
の自然状態の時よりも大きくなり、従って、圧縮歪を受
けるGaInP活性層3のレーザ光出力端面Aは禁制帯
幅Egが大きくなる。
【0016】次いで、GaInP活性層3の上にp−A
lGaInPクラッド層4、p−GaInPキャップ層
5の順に成膜し、p電極6とn電極7を付加して、へき
開面8でへき開すれば、活性層のレーザ光出力端面Aに
は、光吸収の小さな窓構造を備えた半導体レーザが得ら
れる。尚、上述とは逆に、下層のクラッド層の活性層の
中央部分に相当する部分を、クラッド層の物質より格子
定数の大きな物質で埋めれば、この上の活性層の中央部
分には引張歪が発生するので、図3(c)に示すように
禁制帯幅Egが小さくなり、相対的にレーザ光出力端面
の禁制帯幅Egが大きくなり、光吸収の小さな窓構造が
形成される。
lGaInPクラッド層4、p−GaInPキャップ層
5の順に成膜し、p電極6とn電極7を付加して、へき
開面8でへき開すれば、活性層のレーザ光出力端面Aに
は、光吸収の小さな窓構造を備えた半導体レーザが得ら
れる。尚、上述とは逆に、下層のクラッド層の活性層の
中央部分に相当する部分を、クラッド層の物質より格子
定数の大きな物質で埋めれば、この上の活性層の中央部
分には引張歪が発生するので、図3(c)に示すように
禁制帯幅Egが小さくなり、相対的にレーザ光出力端面
の禁制帯幅Egが大きくなり、光吸収の小さな窓構造が
形成される。
【0017】従って、格子定数を小さく出来ないAlG
aAs系半導体レーザの場合、下層のクラッド層の活性
層の中央部分に相当する部分を、Inを加えて格子定数
を大きくしたAlGaInAsで埋めれば、この上の活
性層の中央部分には引張歪が発生して、図3(c)に示
すように禁制帯幅Egが小さくなり、相対的にレーザ光
出力端面の禁制帯幅Egが大きくなるので、光吸収の小
さな窓構造が形成される。
aAs系半導体レーザの場合、下層のクラッド層の活性
層の中央部分に相当する部分を、Inを加えて格子定数
を大きくしたAlGaInAsで埋めれば、この上の活
性層の中央部分には引張歪が発生して、図3(c)に示
すように禁制帯幅Egが小さくなり、相対的にレーザ光
出力端面の禁制帯幅Egが大きくなるので、光吸収の小
さな窓構造が形成される。
【0018】図5は、請求項2に記載の本発明による半
導体レーザの一例として、AlGaAs系半導体レーザ
の構造を側面から示したもので、ダブルヘテロ型の構造
に形成した例を示している。n−GaAs基板10の上
面には、n−AlGaAs層11とp−AlGaAs層
13よりなるクラッド層によって上下から挟み込むよう
にして、GaAs層で形成された活性層12が形成さ
れ、その上にp−GaAs層よりなるキャップ層14が
形成されており、p−GaAsキャップ層14の上面か
ら活性層12のレーザ光出力端面を含むn−AlGaA
sクラッド層11に達する迄の部分に、禁制帯幅がGa
As活性層12より大きい真性半導体AlGaAs18
´が埋め込まれ、この為、活性層12のレーザ光出力端
面には、光吸収の小さな窓構造が形成されている。
導体レーザの一例として、AlGaAs系半導体レーザ
の構造を側面から示したもので、ダブルヘテロ型の構造
に形成した例を示している。n−GaAs基板10の上
面には、n−AlGaAs層11とp−AlGaAs層
13よりなるクラッド層によって上下から挟み込むよう
にして、GaAs層で形成された活性層12が形成さ
れ、その上にp−GaAs層よりなるキャップ層14が
形成されており、p−GaAsキャップ層14の上面か
ら活性層12のレーザ光出力端面を含むn−AlGaA
sクラッド層11に達する迄の部分に、禁制帯幅がGa
As活性層12より大きい真性半導体AlGaAs18
´が埋め込まれ、この為、活性層12のレーザ光出力端
面には、光吸収の小さな窓構造が形成されている。
【0019】このような構造の半導体レーザは以下のよ
うな方法で製造される。n−GaAs基板10の上にn
−AlGaAsクラッド層11、GaAs活性層12、
p−AlGaAsクラッド層13、p−GaAsキャッ
プ層14を成膜した後、図4に示すようにレーザ光出力
端面に対応する部分18をエッチングする。エッチング
はGaAs活性層12の下のn−AlGaAsクラッド
層11に達する迄行い、エッチングされた部分をGaA
s活性層12より禁制帯幅の大きい真性半導体AlGa
As18´で埋め込む。
うな方法で製造される。n−GaAs基板10の上にn
−AlGaAsクラッド層11、GaAs活性層12、
p−AlGaAsクラッド層13、p−GaAsキャッ
プ層14を成膜した後、図4に示すようにレーザ光出力
端面に対応する部分18をエッチングする。エッチング
はGaAs活性層12の下のn−AlGaAsクラッド
層11に達する迄行い、エッチングされた部分をGaA
s活性層12より禁制帯幅の大きい真性半導体AlGa
As18´で埋め込む。
【0020】次に、キャップ層14及び真性半導体Al
GaAs18´の上面を平坦化して、p電極15とn電
極16を付加して、へき開面17でへき開すれば、禁制
帯幅Egの大きな、従って、光吸収の小さなレーザ光出
力端面が形成出来る。図6は、請求項3に記載の本発明
による半導体レーザの一例として、AlGaInP系半
導体レーザの構造を側面から示したもので、ダブルヘテ
ロ型の構造に形成した例を示している。n−GaAs基
板19の上面には、n−AlGaInP層20とp−A
lGaInP層22よりなるクラッド層によって上下か
ら挟み込むようにして、GaInP層で形成された活性
層21が形成され、その上にn−GaAs層からなる電
流阻止層23とp−GaAs層よりなるキャップ層24
が形成されており、活性層21のレーザ光出力端面に対
応する半導体基板19と下側クラッド層20との境界面
Bに、微傾斜が設けられて、その上部に成膜されたGa
InP活性層21には、光吸収が小さいレーザ光出力端
面が形成された構造となっている。
GaAs18´の上面を平坦化して、p電極15とn電
極16を付加して、へき開面17でへき開すれば、禁制
帯幅Egの大きな、従って、光吸収の小さなレーザ光出
力端面が形成出来る。図6は、請求項3に記載の本発明
による半導体レーザの一例として、AlGaInP系半
導体レーザの構造を側面から示したもので、ダブルヘテ
ロ型の構造に形成した例を示している。n−GaAs基
板19の上面には、n−AlGaInP層20とp−A
lGaInP層22よりなるクラッド層によって上下か
ら挟み込むようにして、GaInP層で形成された活性
層21が形成され、その上にn−GaAs層からなる電
流阻止層23とp−GaAs層よりなるキャップ層24
が形成されており、活性層21のレーザ光出力端面に対
応する半導体基板19と下側クラッド層20との境界面
Bに、微傾斜が設けられて、その上部に成膜されたGa
InP活性層21には、光吸収が小さいレーザ光出力端
面が形成された構造となっている。
【0021】このような構造の半導体レーザは以下のよ
うな方法で製造される。活性層21のレーザ光出力端面
に対応する半導体基板19と下側クラッド層20との境
界面Bに微傾斜を設け、その上に、n−AlGaInP
クラッド層20、GaInP活性層21、p−AlGa
InPクラッド層22、n−GaAs電流阻止層23、
p−GaAsキャップ層24の順に有機金属熱分解(M
OCVD)法で成膜する。そうすると、その各層の微傾
斜の上部の部分は、禁制帯幅の小さい自然超格子の形成
が抑制されて、禁制帯幅が大きくなる。この結果、Ga
InP活性層21のレーザ光出力端面近傍の禁制帯幅も
大きくなって、光吸収が小さくなる。
うな方法で製造される。活性層21のレーザ光出力端面
に対応する半導体基板19と下側クラッド層20との境
界面Bに微傾斜を設け、その上に、n−AlGaInP
クラッド層20、GaInP活性層21、p−AlGa
InPクラッド層22、n−GaAs電流阻止層23、
p−GaAsキャップ層24の順に有機金属熱分解(M
OCVD)法で成膜する。そうすると、その各層の微傾
斜の上部の部分は、禁制帯幅の小さい自然超格子の形成
が抑制されて、禁制帯幅が大きくなる。この結果、Ga
InP活性層21のレーザ光出力端面近傍の禁制帯幅も
大きくなって、光吸収が小さくなる。
【0022】次に、p電極25とn電極26を付加して
へき開すれば、レーザ光出力端面の光吸収が小さい半導
体レーザが得られる。図7は、このようなAlGaIn
P系半導体レーザの構造を正面から示したものである。
尚、上記の微傾斜の方向は、上下どちらでも良い。ま
た、製造に当たっては、n−GaAs基板19に予め微
傾斜をパターニングしておき、その上に有機金属熱分解
(MOCVD)法でAlGaInP系半導体レーザ構造
を形成するとよい。 更に、本発明に適用出来る半導体
は、上述の3実施例に記述されたものに限られないこと
は、言うまでも無い。
へき開すれば、レーザ光出力端面の光吸収が小さい半導
体レーザが得られる。図7は、このようなAlGaIn
P系半導体レーザの構造を正面から示したものである。
尚、上記の微傾斜の方向は、上下どちらでも良い。ま
た、製造に当たっては、n−GaAs基板19に予め微
傾斜をパターニングしておき、その上に有機金属熱分解
(MOCVD)法でAlGaInP系半導体レーザ構造
を形成するとよい。 更に、本発明に適用出来る半導体
は、上述の3実施例に記述されたものに限られないこと
は、言うまでも無い。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明による半導体レ
ーザによれば、これを製造する際、活性層下側に形成さ
れるクラッド層を成膜した後、そのクラッド層の活性層
のレーザ光出力端面に対応した隣接部分をエッチング
し、このエッチングした部分に格子定数が活性層よりも
やや小さい真性半導体で埋め合わせ、その上面に活性層
を成膜している為、活性層のレーザ光出力端面は、格子
定数がやや小さいクラッド層によって圧縮歪を受けて、
禁制帯幅が大きくなるので、活性層のレーザ光出力端面
での光吸収が小さくなる窓構造が形成される。従って、
活性層をエッチングすることなく、光吸収の小さな窓構
造を持った半導体レーザを得ることが出来る。また、基
板をへき開する前に、レーザ光出力端面をコート出来る
ので、製造工程が大幅に簡略化出来る。
ーザによれば、これを製造する際、活性層下側に形成さ
れるクラッド層を成膜した後、そのクラッド層の活性層
のレーザ光出力端面に対応した隣接部分をエッチング
し、このエッチングした部分に格子定数が活性層よりも
やや小さい真性半導体で埋め合わせ、その上面に活性層
を成膜している為、活性層のレーザ光出力端面は、格子
定数がやや小さいクラッド層によって圧縮歪を受けて、
禁制帯幅が大きくなるので、活性層のレーザ光出力端面
での光吸収が小さくなる窓構造が形成される。従って、
活性層をエッチングすることなく、光吸収の小さな窓構
造を持った半導体レーザを得ることが出来る。また、基
板をへき開する前に、レーザ光出力端面をコート出来る
ので、製造工程が大幅に簡略化出来る。
【0024】請求項2に記載の本発明による半導体レー
ザによれば、これを製造する際、キャップ層の成膜後、
キャップ層の上面よりレーザ光出力端面に対応する部分
を含む下側クラッド層に至る迄の部分をエッチングし、
そのエッチングした部分に活性層よりも禁制帯幅の大き
い真性半導体を埋め込んでいる為、活性層のレーザ光出
力端面は活性層よりも禁制帯幅が大きくなり、活性層の
レーザ光出力端面には光吸収が小さい窓構造が形成され
る。また、基板をへき開する前に、レーザ光出力端面を
コート出来るので、製造工程が大幅に簡略化出来る。
ザによれば、これを製造する際、キャップ層の成膜後、
キャップ層の上面よりレーザ光出力端面に対応する部分
を含む下側クラッド層に至る迄の部分をエッチングし、
そのエッチングした部分に活性層よりも禁制帯幅の大き
い真性半導体を埋め込んでいる為、活性層のレーザ光出
力端面は活性層よりも禁制帯幅が大きくなり、活性層の
レーザ光出力端面には光吸収が小さい窓構造が形成され
る。また、基板をへき開する前に、レーザ光出力端面を
コート出来るので、製造工程が大幅に簡略化出来る。
【0025】請求項3に記載の本発明による半導体レー
ザによれば、これを製造する際、下側クラッド層の成膜
前に、活性層のレーザ光出力端面に対応する半導体基板
と下側クラッド層との境界面に微傾斜を形成している
為、その微傾斜境界面の上側の有機金属熱分解(MOC
VD)法で成膜された各層は、禁制帯幅の小さい自然超
格子の形成が抑制され、禁制帯幅が大きくなり、その結
果、活性層のレーザ光出力端面には光吸収が小さい窓構
造が形成される。また、レーザ光出力端面に禁制帯幅の
広い物質を別に成長させる必要がないので、製造工程が
大幅に簡略化出来る。
ザによれば、これを製造する際、下側クラッド層の成膜
前に、活性層のレーザ光出力端面に対応する半導体基板
と下側クラッド層との境界面に微傾斜を形成している
為、その微傾斜境界面の上側の有機金属熱分解(MOC
VD)法で成膜された各層は、禁制帯幅の小さい自然超
格子の形成が抑制され、禁制帯幅が大きくなり、その結
果、活性層のレーザ光出力端面には光吸収が小さい窓構
造が形成される。また、レーザ光出力端面に禁制帯幅の
広い物質を別に成長させる必要がないので、製造工程が
大幅に簡略化出来る。
【図1】請求項1に記載の本発明による半導体レーザの
一実施例を側面から示した構造図である。
一実施例を側面から示した構造図である。
【図2】請求項1に記載の本発明による半導体レーザの
製造工程を説明する為の図である。
製造工程を説明する為の図である。
【図3】(a)は、圧縮歪を受けた時の禁制帯幅Egの
変化を表わした図である。(b)は、自然状態の時の禁
制帯幅Egを表わした図である。(c)は、引張歪を受
けた時の禁制帯幅Egの変化を表わした図である。
変化を表わした図である。(b)は、自然状態の時の禁
制帯幅Egを表わした図である。(c)は、引張歪を受
けた時の禁制帯幅Egの変化を表わした図である。
【図4】請求項2に記載の本発明による半導体レーザの
製造工程を説明する為の図である。
製造工程を説明する為の図である。
【図5】請求項2に記載の本発明による半導体レーザの
一実施例を側面から示した構造図である。
一実施例を側面から示した構造図である。
【図6】請求項3に記載の本発明による半導体レーザの
一実施例を側面から示した構造図である。
一実施例を側面から示した構造図である。
【図7】請求項3に記載の本発明による半導体レーザの
一実施例を正面から示した構造図である。
一実施例を正面から示した構造図である。
1,10,19・・・n−GaAs基板 2,20・・・n−AlGaInPクラッド層 3,21・・・GaInP活性層 4,22・・・p−AlGaInPクラッド層 9・・・n−AlGaInPクラッド層のレーザ光出力
端面に対応する部分 9´・・・真性半導体AlGaInP 11・・・n−AlGaAsクラッド層 12・・・GaAs活性層 13・・・p−AlGaAsクラッド層 14・・・p−GaAsキャップ層 18・・・レーザ光出力端面に対応する部分 18´・・・真性半導体AlGaAs A・・・GaInP活性層の圧縮歪を受ける部分 B・・・活性層のレーザ光出力端面に対応する半導体基
板と下側クラッド層との境界面
端面に対応する部分 9´・・・真性半導体AlGaInP 11・・・n−AlGaAsクラッド層 12・・・GaAs活性層 13・・・p−AlGaAsクラッド層 14・・・p−GaAsキャップ層 18・・・レーザ光出力端面に対応する部分 18´・・・真性半導体AlGaAs A・・・GaInP活性層の圧縮歪を受ける部分 B・・・活性層のレーザ光出力端面に対応する半導体基
板と下側クラッド層との境界面
Claims (3)
- 【請求項1】半導体積層基板内に形成された上下2つの
クラッド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、 下側クラッド層の成膜後、そのクラッド層のうち活性層
のレーザ光出力端面に対応する隣接部分をエッチングし
て、格子定数が下側クラッド層よりもやや小さい真性半
導体で埋め込んだ後、その下側クラッド層の全面に活性
層を成膜したことを特徴とする半導体レーザ。 - 【請求項2】半導体積層基板内に形成された上下2つの
クラッド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、 キャップ層の成膜後、該キャップ層の上面より活性層の
レーザ光出力端面部分を含む下側クラッド層に至る迄の
部分をエッチングし、そのエッチングした部分に、禁制
帯幅が活性層よりも大きい真性半導体を埋め込んだこと
を特徴とする半導体レーザ。 - 【請求項3】半導体積層基板内に形成された上下2つの
クラッド層で活性層を挟んだ半導体レーザにおいて、 下側クラッド層の成膜前に、活性層のレーザ光出力端面
に対応する部分で半導体基板と下側クラッド層との境界
面に微傾斜を形成したことを特徴とする半導体レーザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19707492A JPH0645688A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19707492A JPH0645688A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 半導体レーザ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645688A true JPH0645688A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16368288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19707492A Withdrawn JPH0645688A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 半導体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645688A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015179749A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 株式会社日立製作所 | 半導体光素子 |
| WO2024166180A1 (ja) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | 日本電信電話株式会社 | 半導体光源の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP19707492A patent/JPH0645688A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015179749A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 株式会社日立製作所 | 半導体光素子 |
| WO2024166180A1 (ja) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | 日本電信電話株式会社 | 半導体光源の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |