JP2000295598A - 遠隔監視システム - Google Patents

遠隔監視システム

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JP2000295598A
JP2000295598A JP11098108A JP9810899A JP2000295598A JP 2000295598 A JP2000295598 A JP 2000295598A JP 11098108 A JP11098108 A JP 11098108A JP 9810899 A JP9810899 A JP 9810899A JP 2000295598 A JP2000295598 A JP 2000295598A
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JP11098108A
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Shunpei Murakami
俊平 村上
Masakazu Nishida
雅一 西田
Yasuhiro Mizobuchi
康博 溝渕
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SENON Ltd
Original Assignee
SENON Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作が少なく精度の高い遠隔監視システム
を提供する。 【解決手段】 本発明によれば,金庫室などの監視領域
200の画像情報を取得するビデオカメラなどの撮像装
置204を備え,撮像された画像情報の変動に応じて監
視領域200を監視センタ300において遠隔的に監視
する遠隔監視システムが提供される。そして,ビデオカ
メラなどで撮像された画像情報に基づいて,監視領域2
00に監視ターゲット202を設定し,監視領域内にオ
ブジェクトが発生した場合に,オブジェクトの監視ター
ゲットに対する相対的な変化量を取得し,変化量に応じ
て監視センタに注意喚起を行うか否かを判断するオブジ
ェクト判定装置を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,遠隔監視システム
にかかり,特に監視領域の画像情報を取得する撮像装置
を備え,前記画像情報の変動に応じて前記監視領域を監
視センタにおいて遠隔的に監視する遠隔監視システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来,監視領域にカメラなどの撮像装置
を設置し,カメラで取得した画像情報を,通信回線を利
用して,遠隔地にある監視センタに送信するように構成
された遠隔監視システムが知られている。かかる遠隔監
視システムでは,監視センタのモニタに表示される画像
をオペレータが監視し,異常が発見された場合に,警察
等の関連機関への通報したり,監視領域に警備員の派遣
等の対応措置を講じている。
【0003】また,監視場所にカメラに加えてマイクや
感熱センサなどの各種センサ類を配置し,これらのセン
サからの信号により,不審人物の侵入等を感知し,監視
センタに異常感知信号を送信し,オペレータに注意を喚
起するシステムも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の遠隔監視システムでは,オペレータが常時モニタを
監視していなければ異常を発見することができず,した
がって長時間にわたり連続的に監視を行うためには,複
数のオペレータが交代で監視を行う必要があった。ま
た,異常の発見は,人間であるオペレータが行っている
ため,見落としや判断ミスなどを犯すおそれを免れなか
った。さらに,通常,一人のオペレータは一つのモニタ
を監視できるのみなので,複数箇所の監視場所を監視す
るには,監視場所の数に応じたオペレータを配置せねば
ならなかった。
【0005】また,監視場所の履歴を事後的に確認する
ために,画像情報をビデオテープなどに記録する方法も
提案されているが,記録された映像のチェックは,いち
いちビデオテープを巻き戻して再生し,最終的にはオペ
レータが肉眼で確認せねばならず非常に煩雑な作業であ
った。
【0006】また,マイクや感熱センサなどの各種セン
サ類に連動させる方式では,システムが複雑になるとと
もに,必要以上に警告が発せられるなど誤作動が生じや
すく,かえってオペレータの負担を増大させるという問
題があった。
【0007】本発明は,従来の遠隔監視システムが有す
る上記問題点に鑑みてなされたものであり,監視領域に
設置された撮像装置により取得された画像情報に基づい
て,誤動作なく,必要な場合にのみ監視センタに注意を
喚起して,オペレータの負担を軽減するとともに,監視
精度を向上させ,セキュリティ性に優れた,新規かつ改
良された遠隔監視システムを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明によれば,金庫室などの監視領域の画像情報
を取得するビデオカメラなどの撮像装置を備え,撮像さ
れた画像情報の変動に応じて監視領域を監視センタにお
いて遠隔的に監視する遠隔監視システムが提供される。
そして,本発明の請求項1に記載の発明は,ビデオカメ
ラなどで撮像された画像情報に基づいて,監視領域に監
視ターゲットを設定し,監視領域内にオブジェクトが発
生した場合に,オブジェクトの監視ターゲットに対する
相対的な変化量を取得し,これらの変化量に応じて監視
センタに注意喚起を行うか否かを判断するオブジェクト
判定装置を備えたことを特徴としている。
【0009】なお注意喚起の判断材料となるオブジェク
トの監視ターゲットに対する相対的な記変化量は,監視
領域内で移動するオブジェクトと監視領域内で静止する
監視ターゲットの相対的関係,より具体的に言えば,オ
ブジェクトが監視ターゲットの脅威,あるいは問題とな
る危険レベルまで接近したかどうかを判断することが可
能な変化量である。例えば,請求項2に記載のように,
オブジェクトの大きさの変化量とすることも可能である
し,請求項3に記載のように,オブジェクトの移動量と
することも可能であるし,請求項4に記載のように,オ
ブジェクトの移動方向の変化量とすることも可能である
し,請求項5に記載のように,オブジェクトの輝度変化
量とすることも可能である。
【0010】かかる構成によれば,単に画像情報の変動
の変動に基づいて監視領域内に注意喚起事項が発生した
か否かを判断するのではなく,監視領域内に発生したオ
ブジェクトを監視領域内に設定された監視ターゲットの
関係で捕捉し,そのオブジェクトの変化量が例えば所定
のしきい値を越えた場合にのみ,注意喚起を行うように
オブジェクト判定装置を構成することが可能なので,遠
隔地において監視領域を自動的に監視することが可能と
なるとともに,真に必要な場合にのみ監視センタのオペ
レータに対して注意喚起することが可能な監視精度の高
いシステムを構築することが可能である。例えば,本発
明によれば,ネズミなどの小動物の移動は監視ターゲッ
トに脅威を与えないものと判断されるで,監視センタに
不必要な警告が送られるような誤動作が軽減され,オペ
レータの負担が軽減される。
【0011】なお,請求項6に記載のように,監視セン
タに,監視領域を表示可能なモニタを設置して,オブジ
ェクト判定装置からの注意喚起に応じて,問題監視領域
を表示するように構成すれば,複数の監視領域を同時に
監視する場合であっても,監視領域に対応する数のモニ
タを設置する必要が無く,システム構成を簡略化するこ
とが可能であると共に,オペレータの負担を軽減し,監
視精度を向上させることが可能となる。
【0012】また,請求項7に記載のように,監視セン
タに,画像記憶装置を設置して,オブジェクト判定装置
からの注意喚起に応じて,問題監視領域に関する画像情
報を記録するように構成すれば,事後的に問題監視領域
の検討分析を行う場合であっても,従来のように,すべ
ての画像情報を検討せずとも,問題部分を容易に発見す
ることが可能である。
【0013】さらに,請求項8に記載のように,監視領
域に,監視センタのオペレータとの対話システムを設置
し,オブジェクト判定装置からの注意喚起に応じて,対
話システムを活性化するように構成すれば,本遠隔監視
システムを,不審者の侵入を防止する単なる警備システ
ムに限らず,監視領域に所在のクライアントと監視セン
タのオペレータとの対話が必要な,無人の入室管理シス
テムや駐車場システムなどにも応用することが可能とな
る。
【0014】さらにまた,請求項9に記載のように,監
視領域に,オブジェクトを感知するセンサ,例えば集音
マイクや感熱センサなどのセキュリティセンサを設置
し,オブジェクト判定装置がセンサの感知信号を注意喚
起時に考慮するように構成すれば,さらに一層誤動作を
軽減し,監視精度を向上させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかる遠隔監視システムの好適な実施形態
について詳細に説明する。なお,図1には,本発明の実
施の一形態にかかる遠隔監視システム概略構成が示され
ており,図2には,該遠隔監視システムの監視領域側シ
ステムの概略構成が示されている。さらに,図3および
図4には,本発明の実施の一形態にかかる遠隔監視シス
テムの動作の概略を示すフローチャートが示されてい
る。また,以下の説明および添付図面において,略同一
の機能構成を有する部材については,同一の符号を付す
ることにより重複説明を省略することにする。
【0016】図1に示すように,本実施形態にかかる遠
隔監視システムは,ISDNのような公衆回線網100
を介して,複数の監視領域#1〜#n(200−1〜2
00−n)と,監視センタ300と,警備員詰め所や警
察署や消防署などの関係機関400とを相互接続する広
域ネットワークシステムとして構築される。なお,図示
の例では公衆回線網100を相互接続網として使用して
いるが,本発明はかかる例に限定されず,ケーブルテレ
ビ網などの有線ネットワーク,あるいは無線端末で相互
接続される無線ネットワークにも対しても応用できるこ
とは言うまでもない。さらに,図示の例では,広域ネッ
トワークシステムとして,遠隔監視システムを構築した
が,本発明はかかる例に限定されず,中域ネットワーク
システム,あるいは社内のイントラネットワークシステ
ムを利用したシステムとして構築することが可能である
ことも言うまでもない。
【0017】次に,図2を参照しながら,監視領域20
0−1の構成について説明する。監視領域としては,例
えば公共機関,学校機関,研究機関内の金庫室や書類保
管室などの重要施設,CD(Cash Dispens
er)やATM(Automated Teller
Machine)の設置コーナーなどの金融施設,博物
館や美術館などの展示施設,老人ホームなどの福祉施
設,コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの
店舗施設などが挙げられる。もちろん,本発明はかかる
施設に限定されず,不審者の侵入,火災や漏水などの発
生,異常発生時に顧客対応が必要な無人施設など,監視
センタ側のオペレータによる遠隔監視が可能なあらゆる
領域の遠隔監視システムに適応可能であることは言うま
でもない。
【0018】また,図2に示す例では,監視領域200
−1内に,監視ターゲットととして金庫202が設置さ
れている。なお本明細書において,監視ターゲットと
は,監視領域内において特に監視対象として設定される
対象物を指すものであり,図示の例では,不審者のアク
セスが禁止される金庫202が監視ターゲットに該当す
る。なお監視ターゲットは,監視領域の種類に応じて様
々に設定することが可能である。例えば,上記監視施設
の例で言えば,書類保管室が監視領域の場合には,重要
書類保管棚を監視ターゲットとして設定することが可能
であり,金融施設が監視領域であれば,CDやATMを
監視ターゲットとして設定することが可能であり,展示
施設が監視領域であれば,絵画などの展示物を監視ター
ゲットとして設定することが可能であり,さらに老人ホ
ームが監視領域であれば,トイレなどの人目につきにく
い場所を監視ターゲットとして設定することが可能であ
り,店舗施設が監視領域であれば,倉庫入口やレジなど
を監視ターゲットとして設定することが可能である。ま
た,監視ターゲットを所定の物体に特定せずに,監視領
域の画像全体として設定しても構わない。例えば,撮像
装置が金庫に直接設置されているような場合には,撮像
装置自体へのオブジェクトの接近が問題となるが,かか
る場合には,監視ターゲットを監視領域全体として設定
し,オブジェクトの撮像装置への接近等を問題とするよ
うに構成することができる。
【0019】再び図2を参照しながら,監視領域200
−1内に設置されるシステム構成について説明すると,
監視領域200−1には,監視ターゲット202周辺の
映像を撮像可能なITV(産業用テレビジョン)カメラ
204,監視ターゲット202周辺の音声を拾う集音マ
イク206,監視ターゲット202周辺の環境変化を感
知する感熱センサなどのセキュリティセンサ208,監
視ターゲット202周辺を照明可能な照明ライト21
0,呼びかけ用スピーカ212などが設置されている。
さらに監視ターゲット202自体にも異常感知センサ
(セキュリティセンサ)214が設置されている。そし
てこれらの入出力装置類204〜214は,各種信号を
処理して対応する出力信号を発生する制御装置216に
接続されている。制御装置216は,いわゆるマイクロ
コンピュータであり,演算装置および記憶装置を備えて
おり,通信制御装置218−1を介して公衆回線網10
0に接続されている。
【0020】なお図2に示すシステム構成例では,IT
Vカメラ204以外にも各種入力装置(各種センサ類な
ど)や各種出力装置(各種スピーカ,照明ライトなど)
を設置しているが,監視領域200−1には,少なくと
も監視ターゲット202周辺の画像情報を取得可能な撮
像装置(画像入力装置)が設置されておれば良く,IT
Vカメラ204以外にも各種アナログ式,ディジタル式
の画像入力装置を採用することが可能である。また,上
記撮像装置として組み合わして用いることが可能な入力
装置や出力装置も,監視領域の種類や重要度,費用など
に応じて任意に選択することが可能である。例えば,監
視領域200−1に設置される入力装置としてのセンサ
類も,上記例に限定されず,監視領域内の異常を検知可
能な各種センサ,例えば煙センサ,漏水センサなどを設
置することができる。また,監視領域200−1に設置
される出力装置としても,照明ランプ210やスピーカ
212に限定されず各種出力装置,例えば放水スプリン
クラや各種威嚇装置などを設置することが可能である。
【0021】再び図1に戻って,監視センタ300の構
成について説明する。監視センタ300には,各監視領
域200−1〜200−nからの注意喚起信号を公衆回
線100を介して受信したり,逆に各監視領域200−
1〜200−nに対応する指令を公衆回線100を介し
て送信することが可能な通信制御装置302と,通信制
御装置302を介して送られてきた信号を処理するとと
もに必要な指令を発生する制御装置304と,各種監視
プログラムが格納されるとともに,必要な場合に各監視
領域200−1〜200−nから送信された画像情報を
格納することが可能な記憶装置306と,さらに各監視
領域200−1〜200−nの状態を表示して,オペレ
ータが肉眼で状況確認を行う監視モニタ308が設置さ
れている。
【0022】なお監視モニタ308はマルチ画面を表示
することが可能であることが好ましい。図示の例では,
画面下方に4枚のサブ画面308−1〜308−4が表
示され,画面中央に1枚のメイン画面308−5が表示
されるように構成されている。例えば,サブ画面308
−1〜308−4には,各監視領域が順次切り換えられ
ながら表示され,メイン画面308−5には,監視プロ
グラムのメニュー画面が表示される。そして,後述する
ように,注意喚起信号を受信した場合には,メイン画面
308−5に問題となっている監視領域の画面が表示さ
れるように構成される。
【0023】このように図示の例では,監視モニタ30
8としてマルチ画面構成の一台のモニタを採用したが,
もちろん本発明はかかる例に限定されない。例えば,監
視センタに複数のモニタを設置し,各モニタに対応する
監視領域の画面が表示されるように構成し,注意喚起が
必要なモニタに対して警告ランプ等などを点灯させるよ
うに構成することも可能であることは言うまでもない。
【0024】次に,図3および図4を参照しながら,本
実施の形態にかかる遠隔監視システムの動作について説
明する。
【0025】まず図3を参照しながら,監視領域側にお
ける監視動作について説明する。監視領域200−1に
所定の入出力装置を設置した後に,初期設定を行う。こ
の初期設定では,まず監視領域の画像情報を取得し(S
102),監視領域全体を画像情報として記憶する。次
いで,監視領域から監視ターゲット202を特定し,記
憶する(S104)。これで,監視領域200−1の初
期設定が完了し,次いで実際の監視行動が実行される
(S106)。
【0026】かかる監視行動中に,監視領域200−1
中にオブジェクトが発生すると,初期設定された背景画
像が変化する(S108)。なお,本明細書にいうオブ
ジェクトとは,ITVカメラ204などで撮像可能な物
体を総称するものであり,特に初期設定された不動の背
景画面に対して移動物体として監視領域内に発生するも
のをいうものとする。より具体的には,オブジェクトに
は,監視ターゲット202を正規に使用可能なユーザ,
監視ターゲット202に不正アクセスしようとする不審
者,監視領域200を移動するネズミやゴキブリなどの
小動物,風などにより巻き上げられた木の葉やごみなど
の移動物体など,背景画面に対して移動物体として把握
されるすべての物体が含まれる。
【0027】これらのオブジェクトの発見については,
公知の各種画像処理技術を応用することが可能である
が,オブジェクトの発見自体については,本発明とは直
接関係しないので,その詳細については説明しない。た
だし,本実施の形態の場合には,ITVカメラ204の
他にも,集音マイク206やセキュリティセンサ208
ば設置されているので,画像処理によるオブジェクトの
発見に加えて,監視領域内の音声や熱などの環境変化を
も参考として,より正確にオブジェクトの発生を発見す
ることが可能なように構成されている。
【0028】このように監視領域内にオブジェクトが発
見された後は,発見されたオブジェクトと監視ターゲッ
トとの関係が監視される。例えば,監視ターゲットにオ
ブジェクトが接近しようとした場合には,オブジェクト
の大きさの変化,移動量の変化,移動方向の変化として
撮像装置に捉えられる。また,オブジェクトが懐中電灯
などのライトを使用していれば,オブジェクトの移動は
輝度の変化として撮像装置に捉えられる。そして,制御
装置216は,これらのオブジェクトと監視ターゲット
との間の変化量を総合的に考慮して,このオブジェクト
の存在を遠隔地の監視センタに報告すべきかどうかを判
断する(S112)。
【0029】例えば,オブジェクトの大きさが大きくな
って,監視ターゲットに接近していることが類推されて
も,その大きさがある大きさ以下であれば,そのオブジ
ェクトはネズミなどの小動物であると判断され,監視セ
ンタへの注意喚起は見送られる。また,移動量や移動方
向の変化についても,人間では不可能な行動変化,例え
ばジグザグ運動であれば,監視領域に存在するオブジェ
クトは,小動物や木の葉などであると判断され,監視セ
ンタへの注意喚起は見送られる。また輝度の変化であっ
ても,それが一時的なものであれば,監視領域の外部を
通過する車両のライトの射し込みであると判断され,監
視センタへの注意喚起は見送られ,オブジェクトの監視
が継続される。
【0030】しかしながら,ステップS112におい
て,オブジェクトと監視ターゲットとの相対的変化量
が,注意喚起レベルにまで到達した判断された場合,例
えばオブジェクトが監視ターゲットに脅威となる程度ま
で接近したと判断された場合には,公衆回線網100を
通じて遠隔地にある監視センタに注意が喚起される(S
114)。
【0031】次いで,図4を参照しながら監視センタに
おける監視動作について説明する。監視センタにおいて
は,遠隔監視を実行しているが(S102),複数の監
視領域が存在する場合に,すべての監視領域を限定され
た数のオペレータが同時に監視することは不可能であ
る。しかし,本実施の形態によれば,ある監視領域にお
いて,図3に示すフローに従って異常が発見された場合
には,注意喚起信号が監視センタに送られる(S20
4)ので,その注意監視信号に応じて,問題監視領域を
特定することが可能なので,限定された数のオペレータ
で複数の監視領域を同時に監視することが可能である。
【0032】監視センタでは,注意喚起信号に従って,
例えば,監視モニタのメイン画面に問題となっている監
視領域が表示される。その結果,オペレータは,監視モ
ニタの画面により,監視領域の状況を確認することがで
きる(S206)。また同時に,監視領域の状況の変化
について記憶装置への記録が開始される。画像記憶装置
は,監視領域から送られてくる信号がアナログのビデオ
信号であれば,ビデオレコーダなどのアナログ式記憶装
置が使用され,監視領域から送られてくる信号がデジタ
ル信号であれば,ハードディスクなどのデジタル式記憶
装置が使用される。
【0033】オペレータは,監視モニタの画面を肉眼で
確認し,オブジェクトに対して何らかの対応が必要であ
るか否かを判断し(S208),必要な対応措置をとる
(S210)。例えば,監視ターゲットに不審者が接近
していると確認されれば,監視領域に近接する警備員詰
め所や警察署に通報を行うとともに,必要によっては,
照明を点灯したり,電気錠の施錠その他設備の制御を行
ったり,不審者に対してスピーカで呼びかけを行ったり
する。これに対して,状況を確認しても異常が発見され
ない場合や,監視ターゲットに接近する人物が正規のア
クセス権を有している場合などには,注意喚起を解除し
て,通常の遠隔監視行動に復帰する。
【0034】このように,本実施の形態にかかる遠隔監
視システムによれば,監視領域における異常の発生が監
視ターゲットの相対的関係において把握されるので,従
来からあるシステムに大きな変更を加えずに,監視領域
における異常の発生を正確に確認することが可能な遠隔
監視システムを構築することが可能であり,またオペレ
ータの負担を軽減することが可能となるとともに,監視
精度を向上させることが可能である。
【0035】以上,添付図面を参照しながら,本発明の
好適な実施形態にかかる遠隔監視システムについて説明
したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であ
れば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内
において,各種の変更例や修正例に想到し得ることは明
らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範
囲に属するものと了解される。
【0036】例えば,図1〜図4に示す例においては,
監視領域内の監視ターゲットに接近する不審者を発見す
ることを主目的とする遠隔監視システムに本発明を適用
した例を説明したが,本発明はかかる例に限定されな
い。例えば,本発明は,図5に示すような,入室管理シ
ステムに応用することも可能である。
【0037】図5に示すように,この入室管理システム
500は,電気錠502が設けられた監視ターゲットと
してドア504を備えている。さらに,ドア504に隣
接して,撮像装置506,集音マイク508,スピーカ
510,モニタ512,解施錠システム514などが設
けられている。そして,これらの入出力装置は制御装置
516に接続されており,さらに通信制御装置518お
よび公衆回線100を介して監視センタ300に接続さ
れている。
【0038】撮像装置506は,本発明にかかる監視領
域に関する画像取得装置を構成するとともに,必要に応
じて,集音マイク508,スピーカ510,モニタ51
2とともに,入室者との対話システムを構成する。ま
た,本システムにおいては,監視ターゲットは特に設定
されず,撮像装置506により撮像される監視領域全体
の画面が監視ターゲットとして設定される。
【0039】次に,この入室管理システムの動作につい
て説明する。まず,監視領域にオブジェクトが発生する
と,撮像装置506により撮像された画像情報から,オ
ブジェクトと監視ターゲットとの関係が監視され,オブ
ジェクトが撮像装置506,すなわちドア504に接近
しているかどうかが判断される。そして,オブジェクト
がドア504に接近していると判断された場合には,監
視センタ300に注意喚起信号が送られ,オブジェクト
の画像の記録が開始される。また必要に応じて,監視セ
ンタとの対話システムが起動される。
【0040】監視センタでは,解施錠システム514を
操作する入室者の顔が,識別コードと関連づけられて登
録された登録者の顔情報と一致するか否かを判断するこ
とができる。そして,入室者が識別コードに関連づけら
れた登録者でない場合には,入室を拒否する。これに対
して,入室者が正規登録者である場合には,入室を許可
する。また,必要によっては,入室者と監視センタが対
話システムを利用して対話を行い,入室の許諾の監視精
度を高めても良い。また,入室者と登録者との比較は,
オペレータが肉眼で行っても良いし,公知の画像処理技
術によって自動的に行うように構成しても良い。
【0041】このように,本システムによれば,従来の
システムもより安全性に優れた無人の入室管理システム
を構築することができる。また,従来の単にIDカード
等を利用した入室管理システムにおいては,操作者の特
定が困難であったため,内部犯や警備員の犯行を未然に
防止することが困難であったが,本システムによれば,
ドアに接近する人物を自動的に記録することが可能なの
で,操作者の特定が容易確実となり,よりセキュリティ
に優れた入室管理システムを構築することが可能であ
る。
【0042】さらに本発明は,図6に示すような無人の
駐車場管理システム600にも応用することが可能であ
る。この無人の駐車場管理システム600は,ゲートバ
ー602と,管理ボックス604を備えている。管理ボ
ックス604は,本発明にかかる撮像装置606と,別
の撮像装置608,スピーカ610,マイク612,モ
ニタ614,書画カメラ616などから成る対話システ
ムを備えている。さらに管理ボックス604は制御装置
618に接続されており,さらに通信制御装置620お
よび公衆回線100を介して監視センタ300に接続さ
れている。
【0043】本実施の形態においては,監視ターゲット
として,ゲートバー602から所定距離を置いた空間が
設定される。そして,監視領域にオブジェクト650が
発生した場合に,このオブジェクトと監視ターゲットと
の関係が監視される。例えば,このオブジェクトが車6
50である場合に,その車650は駐車場に入るため,
あるいは駐車場から出るためにゲートバー602に接近
するものなのか,あるいは単に管理ボックス604付近
を移動する車なのかが判断される。そして,車650が
管理ボックス604あるいはゲートバー602に接近す
るものである場合には,接近する車の画像が撮像され,
監視センタ300に注意が喚起されると共に,車種やナ
ンバープレートなどの車に関する情報が記憶装置に記憶
される。また同時に,対話システムが起動される。
【0044】ここで,駐車場が一般駐車場である場合に
は,管理ボックス604に接近した車605に対して,
通常の駐車券の発券操作や精算操作が行われ,必要に応
じてゲートバー602が操作される。しかしながら,ゲ
ートバー602が稼働しなかったり,駐車券の発券や受
け取りが拒否されたり,紙幣詰まりなどのトラブルが生
じた場合には,対話システムが起動し,運転者は円滑に
監視センタ300と連絡を取り合うことが可能となり,
必要な場合には係員を派遣するなどして,トラブルを未
然に防止することが可能である。
【0045】これに対して駐車場が高度の保安性が要求
される監視駐車場である場合には,本システムによれ
ば,先に説明した入室管理システムと同様に,ゲートバ
ー602に接近する車に関する情報が自動的に監視セン
タ300に記憶され,当該車が駐車場にアクセスが許可
されている車か否かの判断を行うことが可能である。さ
らに,本システムの場合には,書画カメラ616が設け
られているので,運転者は必要に応じて,書画カメラ6
16により免許証や駐車場定期券を撮像し,監視センタ
300に送ることにより,監視センタ300側がその情
報に応じて,ゲート制御を行うことが可能である。
【0046】このように,本遠隔監視システムを無人駐
車場の管理システムに適用することにより,遠隔地にお
いて駐車場への車の入出管理を容易に行うことが可能と
なる。また高度の保安性が要求される駐車場であって
も,無人化が可能となる。さらに,書画カメラ616に
より免許証などを撮像することにより,駐車料金の後払
いシステムなどへの応用も可能である。なお,本実施の
形態においては,撮像装置として,606,608,6
16の三つのカメラを設けたが,これらを一つのカメラ
に集約することも可能であることは言うまでもなく,特
に,免許証などを撮像する書画カメラについては,対話
システムの撮像装置と兼用することによりシステムを簡
略化できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
単に画像情報の変動の変動に基づいて監視領域内に注意
喚起事項が発生したか否かを判断するのではなく,監視
領域内に発生したオブジェクトを監視領域内に設定され
た監視ターゲットの関係で捕らえ,そのオブジェクトの
変化量が例えば所定のしきい値を越えた場合にのみ,注
意喚起を行うようにオブジェクト判定装置を構成するこ
とが可能なので,遠隔地において監視領域を自動的に監
視することが可能となるとともに,真に必要な場合にの
み監視センタのオペレータに対して注意喚起することが
可能な監視精度の高いセキュリティシステムを構築する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる遠隔管理システ
ムの概略的な構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる遠隔管理システ
ムの管理領域側の概略的なシステム構成を示す構成図で
ある。
【図3】図1および図2に示す遠隔管理システムの管理
領域側の作業フローを概略的に示す流れ図である。
【図4】図1および図2に示す遠隔管理システムの管理
センタ側の作業フローを概略的に示す流れ図である。
【図5】本発明にかかる遠隔管理システムを入出管理シ
ステムに応用した別の実施の形態の概略構成を示すシス
テム構成図である。
【図6】本発明にかかる遠隔管理システムを駐車場入出
管理システムに応用した別の実施の形態の概略構成を示
すシステム構成図である。
【符号の説明】
100 公衆回線網 200−1〜200−n 監視領域 202 監視ターゲット 204 ITVカメラ 206 マイク 208 セキュリティセンサ 210 照明ランプ 212 スピーカ 214 セキュリティセンサ 216 制御装置 218−1〜218−n 通信制御装置 300 監視センタ 302 通信制御装置 304 制御装置 306 記憶装置 308 モニタ 308−1〜308−4 サブ画面 308−5 メイン画面 400 関係機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝渕 康博 東京都新宿区西新宿3丁目2番11号新宿三 井ビル二号館 株式会社セノン内 Fターム(参考) 5C054 CH08 DA01 EA03 FC01 FC05 FC12 FC13 FC15 FE09 FE28 FF06 GB01 HA18 5C084 AA02 AA03 AA07 AA09 BB01 BB04 BB31 DD11 GG17 GG54 GG78 HH12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視領域の画像情報を取得する撮像装置
    を備え,前記画像情報の変動に応じて前記監視領域を監
    視センタにおいて遠隔的に監視する遠隔監視システムに
    おいて,前記画像情報に基づいて前記監視領域に監視タ
    ーゲットを設定し,前記監視領域内にオブジェクトが発
    生した場合に,前記オブジェクトの前記監視ターゲット
    に対する相対的な変化量を取得し,前記変化量に応じて
    監視センタに注意喚起を行うか否かを判断するオブジェ
    クト判定装置を備えたことを特徴とする,遠隔監視シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記変化量は,前記オブジェクトの大き
    さの変化量であることを特徴とする,請求項1に記載の
    遠隔監視システム。
  3. 【請求項3】 前記変化量は,前記オブジェクトの移動
    量であることを特徴とする,請求項1または2のいずれ
    かに記載の遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】 前記変化量は,前記オブジェクトの移動
    方向の変化量であることを特徴とする,請求項1,2ま
    たは3のいずれかに記載の遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】 前記変化量は,前記オブジェクトの輝度
    変化量であることを特徴とする,請求項1,2,3また
    は4のいずれかに記載の遠隔監視システム。
  6. 【請求項6】 前記監視センタには,監視領域を表示可
    能なモニタが設置されており,前記注意喚起に応じて,
    問題監視領域を表示することを特徴とする,請求項1,
    2,3,4または5のいずれかに記載の遠隔監視システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記監視センタには,画像記憶装置が設
    置されており,前記注意喚起に応じて,問題監視領域に
    関する画像情報を記録することを特徴とする,請求項
    1,2,3,4,5または6のいずれかに記載の遠隔監
    視システム。
  8. 【請求項8】 前記監視領域には,前記監視センタのオ
    ペレータとの対話システムが設置されており,前記注意
    喚起に応じて,前記対話システムが活性化されることを
    特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6または7の
    いずれかに記載の遠隔監視システム。
  9. 【請求項9】 前記監視領域には,オブジェクトを感知
    するセンサが設置されており,前記オブジェクト判定装
    置は,前記センサの感知信号を注意喚起時に考慮するこ
    とを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7ま
    たは8のいずれかに記載の遠隔監視システム。
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