JP2000295797A - 永久磁石モータ及びその製造方法 - Google Patents
永久磁石モータ及びその製造方法Info
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- JP2000295797A JP2000295797A JP11101545A JP10154599A JP2000295797A JP 2000295797 A JP2000295797 A JP 2000295797A JP 11101545 A JP11101545 A JP 11101545A JP 10154599 A JP10154599 A JP 10154599A JP 2000295797 A JP2000295797 A JP 2000295797A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータコア及びロータマグネットの形状にか
かわらず、製作性の向上を図るようにする。 【解決手段】 永久磁石モータ21は、ステータコア2
2に複数のコイル23を巻装してなるステータ24と、
ロータコア25にロータマグネット26を設けてなるロ
ータ27とを備えた構成である。ロータ27のロータコ
ア25は、鉄系の軟質磁性材料と熱可塑性樹脂との混練
物を射出成形した成形体から構成されている。ロータコ
ア25の外周部に装着されたロータマグネット26は、
フェライトまたは希土類系の硬質磁性材料と熱可塑性樹
脂との混練物を射出成形した成形体から構成されてい
る。
かわらず、製作性の向上を図るようにする。 【解決手段】 永久磁石モータ21は、ステータコア2
2に複数のコイル23を巻装してなるステータ24と、
ロータコア25にロータマグネット26を設けてなるロ
ータ27とを備えた構成である。ロータ27のロータコ
ア25は、鉄系の軟質磁性材料と熱可塑性樹脂との混練
物を射出成形した成形体から構成されている。ロータコ
ア25の外周部に装着されたロータマグネット26は、
フェライトまたは希土類系の硬質磁性材料と熱可塑性樹
脂との混練物を射出成形した成形体から構成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの構造に改
良を加えた永久磁石モータ及びその製造方法に関する。
良を加えた永久磁石モータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、永久磁石モ
ータとしては、図30ないし図32に示される構成のも
のがある。この永久磁石モータ1は、ステータコア2に
複数のコイル3を巻装してなるステータ4と、ロータコ
ア5にロータマグネット6を設けてなるロータ7とを備
えた構成である。上記ロータ7のロータコア5は、鉄系
の軟質磁性材料から形成されていて、この場合、コギン
グトルクの低減を図るために平面形状が特異な形状とな
るように形成されている。このロータコア5の外周部に
例えばボンド磁石からなる上記ロータマグネット6が装
着されている。また、ロータコアとしては、図33に示
すロータコア8のように、珪素鋼板8aを積層した構成
のものもある。
ータとしては、図30ないし図32に示される構成のも
のがある。この永久磁石モータ1は、ステータコア2に
複数のコイル3を巻装してなるステータ4と、ロータコ
ア5にロータマグネット6を設けてなるロータ7とを備
えた構成である。上記ロータ7のロータコア5は、鉄系
の軟質磁性材料から形成されていて、この場合、コギン
グトルクの低減を図るために平面形状が特異な形状とな
るように形成されている。このロータコア5の外周部に
例えばボンド磁石からなる上記ロータマグネット6が装
着されている。また、ロータコアとしては、図33に示
すロータコア8のように、珪素鋼板8aを積層した構成
のものもある。
【0003】さらにまた、別の構成のロータとして図3
4及び35に示すロータ9もある。このロータ9のロー
タコア10は、内部にボンド磁石11を収容配設する構
成で、これも特異な形状をなる。上記ロータコア10
は、鉄系の軟質磁性材料から形成されている。この種形
状のロータコアとしては図36に示すロータコア12の
ように珪素鋼板12aを積層したものがある。
4及び35に示すロータ9もある。このロータ9のロー
タコア10は、内部にボンド磁石11を収容配設する構
成で、これも特異な形状をなる。上記ロータコア10
は、鉄系の軟質磁性材料から形成されている。この種形
状のロータコアとしては図36に示すロータコア12の
ように珪素鋼板12aを積層したものがある。
【0004】しかしながら、上記図30ないし図32、
あるいは図34及び図35のものでは、ロータコアを材
料素材の削りだし加工により形成しなければならず、そ
の製作がきわめて面倒で、手間がかかるものであった。
特に形状が特異形状である場合にはさらに製作性が悪い
といった問題がある。また、図33あるいは図36のも
のでは、珪素鋼板を積層する構成であるため、その積層
や、鋼板同士の接着が面倒で、しかも積層の際に誤差が
生じるため、ロータコア個々の軸方向長さにばらつきが
多いという問題があった。
あるいは図34及び図35のものでは、ロータコアを材
料素材の削りだし加工により形成しなければならず、そ
の製作がきわめて面倒で、手間がかかるものであった。
特に形状が特異形状である場合にはさらに製作性が悪い
といった問題がある。また、図33あるいは図36のも
のでは、珪素鋼板を積層する構成であるため、その積層
や、鋼板同士の接着が面倒で、しかも積層の際に誤差が
生じるため、ロータコア個々の軸方向長さにばらつきが
多いという問題があった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、材料素材の削りだし加工を省略で
きると共に、珪素鋼板の積層工程や接着工程を省くこと
ができ、総じてロータコア及びロータマグネットの形状
にかかわらず、製作が容易となり、さらに軸方向長さの
ばらつきをなくすことができて製作精度の向上も図るこ
とができる永久磁石モータ及びその製造方法を提供する
にある。
であり、その目的は、材料素材の削りだし加工を省略で
きると共に、珪素鋼板の積層工程や接着工程を省くこと
ができ、総じてロータコア及びロータマグネットの形状
にかかわらず、製作が容易となり、さらに軸方向長さの
ばらつきをなくすことができて製作精度の向上も図るこ
とができる永久磁石モータ及びその製造方法を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の永久磁
石モータは、ステータコアに複数のコイルを巻装してな
るステータと、ロータコアにロータマグネットを設けて
なるロータとを備えた永久磁石モータであって、前記ロ
ータコアを、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形した
成形体から構成し、前記ロータマグネットをフェライト
または希土類系の硬質磁性材料と樹脂との混練物を成形
した成形体から構成したところに特徴を有する。この構
成においては、ロータコア及びロータマグネットに樹脂
を含んでいるので、これらロータコア及びロータマグネ
ットをそれぞれ成形型により成形でき、また、これらロ
ータコアを型成形した後これに対してロータマグネット
を一体成形することも可能となり、あるいはロータマグ
ネットを型成形した後これに対してロータコアを一体成
形することも可能となり、総じて、一体成形材料素材の
削りだし加工を行なわずに済むと共に、珪素鋼板の積層
工程や接着工程も不要で、総じて、ロータコア及びロー
タマグネットの形状にかかわらず、製作が容易となり、
さらに軸方向長さのばらつきをなくすことができて製作
精度の向上も図ることができるようになる。さらにロー
タコア及びロータマグネットに樹脂が含まれるので、う
ず電流も抑えることができ、珪素鋼板積層構成とは違っ
て、製造性の向上を図りつつモータ特性の向上に寄与で
きるようになる。
石モータは、ステータコアに複数のコイルを巻装してな
るステータと、ロータコアにロータマグネットを設けて
なるロータとを備えた永久磁石モータであって、前記ロ
ータコアを、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形した
成形体から構成し、前記ロータマグネットをフェライト
または希土類系の硬質磁性材料と樹脂との混練物を成形
した成形体から構成したところに特徴を有する。この構
成においては、ロータコア及びロータマグネットに樹脂
を含んでいるので、これらロータコア及びロータマグネ
ットをそれぞれ成形型により成形でき、また、これらロ
ータコアを型成形した後これに対してロータマグネット
を一体成形することも可能となり、あるいはロータマグ
ネットを型成形した後これに対してロータコアを一体成
形することも可能となり、総じて、一体成形材料素材の
削りだし加工を行なわずに済むと共に、珪素鋼板の積層
工程や接着工程も不要で、総じて、ロータコア及びロー
タマグネットの形状にかかわらず、製作が容易となり、
さらに軸方向長さのばらつきをなくすことができて製作
精度の向上も図ることができるようになる。さらにロー
タコア及びロータマグネットに樹脂が含まれるので、う
ず電流も抑えることができ、珪素鋼板積層構成とは違っ
て、製造性の向上を図りつつモータ特性の向上に寄与で
きるようになる。
【0007】この場合、ロータは、ロータコアの外周部
にロータマグネットを配設した構成としても良い(請求
項2の発明)。また、ロータコアの内周部にロータマグ
ネットを配設した構成としても良い(請求項3の発
明)。さらにロータは、ステータの外側に位置するよう
にしても良く(請求項4の発明)、あるいは、ステータ
の内側に位置するようにしても良い(請求項5の発
明)。また、ロータコアにおける軟質磁性材料は鉄系の
軟質磁性材料とし、同じくロータコアにおける樹脂は熱
可塑性樹脂としても良い(請求項6の発明)。さらにま
た、ロータマグネットにおける樹脂は熱可塑性樹脂とし
ても良い(請求項7の発明)。
にロータマグネットを配設した構成としても良い(請求
項2の発明)。また、ロータコアの内周部にロータマグ
ネットを配設した構成としても良い(請求項3の発
明)。さらにロータは、ステータの外側に位置するよう
にしても良く(請求項4の発明)、あるいは、ステータ
の内側に位置するようにしても良い(請求項5の発
明)。また、ロータコアにおける軟質磁性材料は鉄系の
軟質磁性材料とし、同じくロータコアにおける樹脂は熱
可塑性樹脂としても良い(請求項6の発明)。さらにま
た、ロータマグネットにおける樹脂は熱可塑性樹脂とし
ても良い(請求項7の発明)。
【0008】請求項8の発明の永久磁石モータの製造方
法は、ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステ
ータと、ロータコアにロータマグネットを設けてなるロ
ータとを備えた永久磁石モータを製造する方法におい
て、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射出注入
して固化することにより前記ロータコアを射出成形し、
このロータコアの成形体を前記成形型に残した状態で、
この成形型にフェライトまたは希土類系の硬質磁性材料
と樹脂との混練物を射出注入して固化することにより、
前記ロータマグネットをこのロータコアと一体に射出成
形するようにしたところに特徴を有する。この方法にお
いては、一つの成形型によりロータコアとロータマグネ
ットとを成形できるようになり、成形型の構成の簡単化
が図れると共に、ロータの製作時間の短縮化も図ること
ができるようになる。
法は、ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステ
ータと、ロータコアにロータマグネットを設けてなるロ
ータとを備えた永久磁石モータを製造する方法におい
て、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射出注入
して固化することにより前記ロータコアを射出成形し、
このロータコアの成形体を前記成形型に残した状態で、
この成形型にフェライトまたは希土類系の硬質磁性材料
と樹脂との混練物を射出注入して固化することにより、
前記ロータマグネットをこのロータコアと一体に射出成
形するようにしたところに特徴を有する。この方法にお
いては、一つの成形型によりロータコアとロータマグネ
ットとを成形できるようになり、成形型の構成の簡単化
が図れると共に、ロータの製作時間の短縮化も図ること
ができるようになる。
【0009】この場合、フェライトまたは希土類系の硬
質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射出注入して固
化することによりロータマグネットを射出成形し、この
ロータマグネットの成形体を前記成形型に残した状態
で、この成形型に軟質磁性材料と樹脂との混練物を射出
注入して固化することにより、ロータコアをこのロータ
マグネットと一体に射出成形するようにしても良い(請
求項9の発明)。
質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射出注入して固
化することによりロータマグネットを射出成形し、この
ロータマグネットの成形体を前記成形型に残した状態
で、この成形型に軟質磁性材料と樹脂との混練物を射出
注入して固化することにより、ロータコアをこのロータ
マグネットと一体に射出成形するようにしても良い(請
求項9の発明)。
【0010】この方法においては、先にロータマグネッ
トを成形するが、一つの成形型によりロータマグネット
とロータコアとを成形できるようになり、もって、成形
型の構成の簡単化が図れると共に、ロータの製作時間の
短縮化も図ることができるようになる。
トを成形するが、一つの成形型によりロータマグネット
とロータコアとを成形できるようになり、もって、成形
型の構成の簡単化が図れると共に、ロータの製作時間の
短縮化も図ることができるようになる。
【0011】請求項10の永久磁石モータの製造方法
は、ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステー
タと、ロータコアにロータマグネットを設けてなるロー
タとを備えた永久磁石モータを製造する方法において、
軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射出注入して
固化することにより前記ロータコアを射出成形し、この
ロータコアの成型体を別の成形型に配置し、この別の成
形型にフェライトまたは希土類系の硬質磁性材料と樹脂
との混練物を射出注入して固化することにより、前記ロ
ータマグネットをこのロータコアと一体に射出成形する
ようにしたところに特徴を有する。この方法において
は、別に成形しておいたロータコアに対してロータマグ
ネットを一体に成形でき、接着工程を要しない。
は、ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステー
タと、ロータコアにロータマグネットを設けてなるロー
タとを備えた永久磁石モータを製造する方法において、
軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射出注入して
固化することにより前記ロータコアを射出成形し、この
ロータコアの成型体を別の成形型に配置し、この別の成
形型にフェライトまたは希土類系の硬質磁性材料と樹脂
との混練物を射出注入して固化することにより、前記ロ
ータマグネットをこのロータコアと一体に射出成形する
ようにしたところに特徴を有する。この方法において
は、別に成形しておいたロータコアに対してロータマグ
ネットを一体に成形でき、接着工程を要しない。
【0012】この場合、軟質磁性材料と樹脂との混練物
を成形型に射出注入して固化することによりロータコア
を射出成形し、このロータコアの成型体を別の成形型に
配置し、この別の成形型にフェライトまたは希土類系の
硬質磁性材料と樹脂との混練物を射出注入して固化する
ことにより、ロータマグネットをこのロータコアと一体
に射出成形するようにしても良い(請求項11の発
明)。この方法においても同様の効果を得ることができ
るようになる。
を成形型に射出注入して固化することによりロータコア
を射出成形し、このロータコアの成型体を別の成形型に
配置し、この別の成形型にフェライトまたは希土類系の
硬質磁性材料と樹脂との混練物を射出注入して固化する
ことにより、ロータマグネットをこのロータコアと一体
に射出成形するようにしても良い(請求項11の発
明)。この方法においても同様の効果を得ることができ
るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図8を参照しながら説明する。図1には永
久磁石モータを平面的に示している。この永久磁石モー
タ21は、ステータコア22に複数のコイル23を巻装
してなるステータ24と、ロータコア25にロータマグ
ネット26を設けてなるロータ27とを備えた構成であ
る。ロータ27はステータ24の内側に位置するもの
で、インナーロータ形である。上記ロータ27のロータ
コア25は、鉄系の軟質磁性材料と熱可塑性樹脂との混
練物を射出成形した成形体から構成されており、この場
合、コギングトルクの低減を図るために平面形状が特異
な形状となるように形成されている。
き図1ないし図8を参照しながら説明する。図1には永
久磁石モータを平面的に示している。この永久磁石モー
タ21は、ステータコア22に複数のコイル23を巻装
してなるステータ24と、ロータコア25にロータマグ
ネット26を設けてなるロータ27とを備えた構成であ
る。ロータ27はステータ24の内側に位置するもの
で、インナーロータ形である。上記ロータ27のロータ
コア25は、鉄系の軟質磁性材料と熱可塑性樹脂との混
練物を射出成形した成形体から構成されており、この場
合、コギングトルクの低減を図るために平面形状が特異
な形状となるように形成されている。
【0014】また、このロータコア25の外周部に例え
ばボンド磁石からなる上記ロータマグネット26が装着
されており、このロータマグネット26は、フェライト
または希土類系の硬質磁性材料と熱可塑性樹脂との混練
物を射出成形した成形体から構成されている。
ばボンド磁石からなる上記ロータマグネット26が装着
されており、このロータマグネット26は、フェライト
または希土類系の硬質磁性材料と熱可塑性樹脂との混練
物を射出成形した成形体から構成されている。
【0015】上記ロータ27の製造方法について図3な
いし図8を参照して述べる。まず、成形型装置28につ
いて述べる。型開き状態を示す図3において、テーブル
28aは、矢印A方向及びその反対方向へ移動可能であ
ると共に、軸部28bを中心として矢印B方向及びその
反対方向へ回動可能となっている。このテーブル28a
の一面側には、ロータコア及びロータマグネット兼用の
同じ構成の成形型29、30が取付けられている。この
成形型29、30には、ロータ全体と同じ大きさのキャ
ビティ29a、30aがそれぞれ形成されていると共
に、エジェクタピン29b、30bがそれぞれ設けられ
ている。
いし図8を参照して述べる。まず、成形型装置28につ
いて述べる。型開き状態を示す図3において、テーブル
28aは、矢印A方向及びその反対方向へ移動可能であ
ると共に、軸部28bを中心として矢印B方向及びその
反対方向へ回動可能となっている。このテーブル28a
の一面側には、ロータコア及びロータマグネット兼用の
同じ構成の成形型29、30が取付けられている。この
成形型29、30には、ロータ全体と同じ大きさのキャ
ビティ29a、30aがそれぞれ形成されていると共
に、エジェクタピン29b、30bがそれぞれ設けられ
ている。
【0016】図3において、成形型29と対向する位置
P1には、ロータコア用注入型31が設けられている。
このロータコア用注入型31の押え型31aの押え面
(図示左面)には、成形しようとするロータマグネット
の形状と合致する形状の突出部31bが形成されてい
る。この突出部31bは、キャビティ29a、30aに
ロータコア分のスペースを形成するためのものである。
P1には、ロータコア用注入型31が設けられている。
このロータコア用注入型31の押え型31aの押え面
(図示左面)には、成形しようとするロータマグネット
の形状と合致する形状の突出部31bが形成されてい
る。この突出部31bは、キャビティ29a、30aに
ロータコア分のスペースを形成するためのものである。
【0017】また、図3において、成形型30と対向す
る位置P2には、ロータマグネット用注入型32が設け
られている。このロータマグネット用注入型32の押え
型32aの押え面(図示左面)には、上記突出部31b
のような部分は形成されておらず、平坦面となってい
る。
る位置P2には、ロータマグネット用注入型32が設け
られている。このロータマグネット用注入型32の押え
型32aの押え面(図示左面)には、上記突出部31b
のような部分は形成されておらず、平坦面となってい
る。
【0018】しかして、ロータ27の製造手順について
述べる。まず、図3の状態から、テーブル28aを矢印
A方向へ移動させて、成形型29と注入型31とを型合
わせすると共に、及び成形型30と注入型32とを型合
わせする。この時、注入型31の突出部31bが成形型
29のキャビティ29aの径大側の内面に嵌合し、この
キャビティ29aに、ロータコア形状のスペースS25
が形成される。そして、まずロータコア25用の混練物
25pを図示しない射出装置から注入型31を通して、
成形型29のキャビティ29aのスペースS25に射出
注入する。この混練物25pは、Fe−Si系金属の軟
質磁性材料の粉体と、ナイロン系の熱可塑性樹脂の溶融
物とを混練したものである。
述べる。まず、図3の状態から、テーブル28aを矢印
A方向へ移動させて、成形型29と注入型31とを型合
わせすると共に、及び成形型30と注入型32とを型合
わせする。この時、注入型31の突出部31bが成形型
29のキャビティ29aの径大側の内面に嵌合し、この
キャビティ29aに、ロータコア形状のスペースS25
が形成される。そして、まずロータコア25用の混練物
25pを図示しない射出装置から注入型31を通して、
成形型29のキャビティ29aのスペースS25に射出
注入する。この混練物25pは、Fe−Si系金属の軟
質磁性材料の粉体と、ナイロン系の熱可塑性樹脂の溶融
物とを混練したものである。
【0019】上記混練物25pが固化すると、この固化
物はロータコア25の成形体25rとなり、そして、型
開きを行なった後、テーブル28aを180°回転させ
る。この状態を図5に示している。上記型開きにより、
成形型29のキャビティ29aから突出部31bが後退
し、もって、ロータマグネット成形用のスペースS26
が現出する。そして、上記回転により、上述の成形体2
5rが残ったままで且つ及びスペースS26が存する成
形型29が注入型32に対向し、また、成形型30が注
入型31に対向する。
物はロータコア25の成形体25rとなり、そして、型
開きを行なった後、テーブル28aを180°回転させ
る。この状態を図5に示している。上記型開きにより、
成形型29のキャビティ29aから突出部31bが後退
し、もって、ロータマグネット成形用のスペースS26
が現出する。そして、上記回転により、上述の成形体2
5rが残ったままで且つ及びスペースS26が存する成
形型29が注入型32に対向し、また、成形型30が注
入型31に対向する。
【0020】この図5の状態から型合わせを行ない、図
6に示すように、注入型31から前述した組成の混練物
25pを射出注入し、また、注入型32からロータマグ
ネット用の混練物26pを前記スペースS26に射出注
入する。この混練物26pは、希土類合金あるいはフェ
ライト合金の硬質磁性材料の粉体と、ナイロン系の熱可
塑性樹脂の溶融物とを混練したものである。この混練物
26pが固化することによって、ロータマグネットの成
形体26rがロータコアの成形体25rと一体に射出成
形され、もってロータの成形体27rが成形される。こ
の後、図7に示すように型開きをして、上記ロータの成
形体27rを取り出す。この後は、テーブル28aを元
位置に回転させて(図8参照)、図6(型合わせ及び射
出注入)、図7(型開き及び取り出し)、テーブル28
aの180°回転といったことを繰り返す。上記取り出
したロータの成形体27rのロータマグネットの成形体
26rには所要の着磁を施すものである。このようにし
てロータコア25及びロータマグネット26を有したロ
ータ27が製造される。
6に示すように、注入型31から前述した組成の混練物
25pを射出注入し、また、注入型32からロータマグ
ネット用の混練物26pを前記スペースS26に射出注
入する。この混練物26pは、希土類合金あるいはフェ
ライト合金の硬質磁性材料の粉体と、ナイロン系の熱可
塑性樹脂の溶融物とを混練したものである。この混練物
26pが固化することによって、ロータマグネットの成
形体26rがロータコアの成形体25rと一体に射出成
形され、もってロータの成形体27rが成形される。こ
の後、図7に示すように型開きをして、上記ロータの成
形体27rを取り出す。この後は、テーブル28aを元
位置に回転させて(図8参照)、図6(型合わせ及び射
出注入)、図7(型開き及び取り出し)、テーブル28
aの180°回転といったことを繰り返す。上記取り出
したロータの成形体27rのロータマグネットの成形体
26rには所要の着磁を施すものである。このようにし
てロータコア25及びロータマグネット26を有したロ
ータ27が製造される。
【0021】この構成においては、ロータコア25及び
ロータマグネット26に熱可塑性樹脂を含んでいるの
で、これらロータコア25及びロータマグネット26を
それぞれ成形型装置28により射出成形でき、総じて、
材料素材の削りだし加工を行なわずに済むと共に、珪素
鋼板の積層工程や接着工程も不要で、総じて製作の容易
化を図ることができ、さらに軸方向長さのばらつきをな
くすことができて製作精度の向上も図ることができるよ
うになる。さらにロータコア25及びロータマグネット
26に熱可塑性樹脂が含まれるので、うず電流も抑える
ことができ、珪素鋼板積層構成とは違って、製造性の向
上を図りつつモータ特性の向上に寄与できる。
ロータマグネット26に熱可塑性樹脂を含んでいるの
で、これらロータコア25及びロータマグネット26を
それぞれ成形型装置28により射出成形でき、総じて、
材料素材の削りだし加工を行なわずに済むと共に、珪素
鋼板の積層工程や接着工程も不要で、総じて製作の容易
化を図ることができ、さらに軸方向長さのばらつきをな
くすことができて製作精度の向上も図ることができるよ
うになる。さらにロータコア25及びロータマグネット
26に熱可塑性樹脂が含まれるので、うず電流も抑える
ことができ、珪素鋼板積層構成とは違って、製造性の向
上を図りつつモータ特性の向上に寄与できる。
【0022】また、本実施例によれば、ロータコア25
を成形型29(あるいは30)によりまず射出成形し、
このロータコア25の成形体を前記成形型29(あるい
は30)に残した状態でロータマグネット26をこのロ
ータコア25と一体に射出成形するようにしたから、一
つの成形型29(あるいは30)によりロータコア25
とロータマグネット26とを成形できるようになり、成
形型装置28の構成の簡単化が図れると共に、ロータ2
7の製作時間の短縮化も図ることができる。
を成形型29(あるいは30)によりまず射出成形し、
このロータコア25の成形体を前記成形型29(あるい
は30)に残した状態でロータマグネット26をこのロ
ータコア25と一体に射出成形するようにしたから、一
つの成形型29(あるいは30)によりロータコア25
とロータマグネット26とを成形できるようになり、成
形型装置28の構成の簡単化が図れると共に、ロータ2
7の製作時間の短縮化も図ることができる。
【0023】具体的には、成形型29、30のキャビテ
ィ29a、30aをロータ形状の共通構成とし、一方の
注入型31にロータマグネットのキャビティ形成用の突
出部31bを形成し、他方の注入型32をこの突出部3
1bが無い構成としたので、ロータコア25とロータマ
グネット26とを同時成形できるところの成形型装置2
8の簡単化を実現できた。
ィ29a、30aをロータ形状の共通構成とし、一方の
注入型31にロータマグネットのキャビティ形成用の突
出部31bを形成し、他方の注入型32をこの突出部3
1bが無い構成としたので、ロータコア25とロータマ
グネット26とを同時成形できるところの成形型装置2
8の簡単化を実現できた。
【0024】次に図9ないし図14は本発明の第2の実
施例を示しており、この実施例においては、次の点が第
1の実施例と異なる。すなわち、この成形型装置40に
おいて、位置P1に存するロータマグネット用注入型4
1の押え型41aの押え面(図示左面)には、成形しよ
うとするロータコアの形状と合致する形状の突出部41
bが形成されている。この突出部41bは、キャビティ
29a、30aにロータマグネット分のスペースを形成
するためのものである。また、位置P2には、ロータコ
ア用注入型42が設けられており、これの押え型42a
には上記突出部41bのような部分はない。
施例を示しており、この実施例においては、次の点が第
1の実施例と異なる。すなわち、この成形型装置40に
おいて、位置P1に存するロータマグネット用注入型4
1の押え型41aの押え面(図示左面)には、成形しよ
うとするロータコアの形状と合致する形状の突出部41
bが形成されている。この突出部41bは、キャビティ
29a、30aにロータマグネット分のスペースを形成
するためのものである。また、位置P2には、ロータコ
ア用注入型42が設けられており、これの押え型42a
には上記突出部41bのような部分はない。
【0025】しかして、上記成形型装置40を用いてロ
ータ27を製造する手順について述べる。まず、図9の
状態から、テーブル28aを矢印A方向へ移動させて、
成形型29と注入型41と型合わせ、及び成形型30と
注入型42との型合わせをそれぞれ行なう。この時、注
入型41の突出部41bが成形型29のキャビティ29
aの中央部分に嵌合し、このキャビティ29aには、成
形しようとするロータマグネット形状のスペースS26
が形成される。そして、まずロータマグネット26用の
混練物26pを図示しない射出装置から注入型41を通
して、成形型29のキャビティ29aのスペースS26
に射出注入する(図10参照)。
ータ27を製造する手順について述べる。まず、図9の
状態から、テーブル28aを矢印A方向へ移動させて、
成形型29と注入型41と型合わせ、及び成形型30と
注入型42との型合わせをそれぞれ行なう。この時、注
入型41の突出部41bが成形型29のキャビティ29
aの中央部分に嵌合し、このキャビティ29aには、成
形しようとするロータマグネット形状のスペースS26
が形成される。そして、まずロータマグネット26用の
混練物26pを図示しない射出装置から注入型41を通
して、成形型29のキャビティ29aのスペースS26
に射出注入する(図10参照)。
【0026】上記混練物26pが固化すると、この固化
物はロータマグネット26の成形体26rとなり、そし
て、型開きを行なった後、テーブル28aを180°回
転させる。この状態を図11に示している。上記型開き
により、成形型29のキャビティ29aから突出部41
bが後退し、もって、ロータコア成形用のスペースS2
5が現出する。そして、上記回転により、上述の成形体
26rが残ったままで且つ及びスペースS25が存する
成形型29が注入型42に対向し、成形型30が注入型
41に対向する。
物はロータマグネット26の成形体26rとなり、そし
て、型開きを行なった後、テーブル28aを180°回
転させる。この状態を図11に示している。上記型開き
により、成形型29のキャビティ29aから突出部41
bが後退し、もって、ロータコア成形用のスペースS2
5が現出する。そして、上記回転により、上述の成形体
26rが残ったままで且つ及びスペースS25が存する
成形型29が注入型42に対向し、成形型30が注入型
41に対向する。
【0027】この図11の状態から型合わせを行ない、
図12に示すように、注入型41から前述の混練物26
pを射出注入し、また、注入型42からロータマグネッ
ト用の混練物25pを前記キャビティ29aのスペース
S25に射出注入する。この混練物25pが固化するこ
とによって成形体25rとなり、ロータコアの成形体2
5rがロータマグネットの成形体26rと一体に射出成
形され、もってロータ27の成形体27rが成形され
る。この後、図13に示すように型開きをして、上記ロ
ータの成形体27rを取り出す。この後は、テーブル2
8aを元位置に回転させて(図14参照)、図12(型
合わせ及び射出注入)、図13(型開き及び取り出
し)、テーブル28aの180°回転といったことを繰
り返す。なお取り出した上記ロータの成形体27rのロ
ータマグネットの成形体26rには所要の着磁を施す。
このようにしてロータコア25及びロータマグネット2
6を有したロータ27が製造される。
図12に示すように、注入型41から前述の混練物26
pを射出注入し、また、注入型42からロータマグネッ
ト用の混練物25pを前記キャビティ29aのスペース
S25に射出注入する。この混練物25pが固化するこ
とによって成形体25rとなり、ロータコアの成形体2
5rがロータマグネットの成形体26rと一体に射出成
形され、もってロータ27の成形体27rが成形され
る。この後、図13に示すように型開きをして、上記ロ
ータの成形体27rを取り出す。この後は、テーブル2
8aを元位置に回転させて(図14参照)、図12(型
合わせ及び射出注入)、図13(型開き及び取り出
し)、テーブル28aの180°回転といったことを繰
り返す。なお取り出した上記ロータの成形体27rのロ
ータマグネットの成形体26rには所要の着磁を施す。
このようにしてロータコア25及びロータマグネット2
6を有したロータ27が製造される。
【0028】この実施例においては、ロータマグネット
26を成形型29(あるいは30)によりまず射出成形
し、このロータマグネット26の成形体を前記成形型2
9(あるいは30)に残した状態でロータコア25をこ
のロータマグネット26と一体に射出成形するようにし
たから、一つの成形型29(あるいは30)によりロー
タコア25とロータマグネット26とを成形できるよう
になり、成形型装置28の構成の簡単化が図れると共
に、ロータ27の製作時間の短縮化も図ることができ
る。
26を成形型29(あるいは30)によりまず射出成形
し、このロータマグネット26の成形体を前記成形型2
9(あるいは30)に残した状態でロータコア25をこ
のロータマグネット26と一体に射出成形するようにし
たから、一つの成形型29(あるいは30)によりロー
タコア25とロータマグネット26とを成形できるよう
になり、成形型装置28の構成の簡単化が図れると共
に、ロータ27の製作時間の短縮化も図ることができ
る。
【0029】また、この実施例においても、成形型2
9、30のキャビティ29a、30aをロータ形状の共
通構成とし、ロータマグネット用注入型41にロータマ
グネットのキャビティ形成用の突出部41bを形成し、
ロータコア用注入型42をこの突出部41bが無い構成
としたので、成形型装置28の簡単化を実現できた。
9、30のキャビティ29a、30aをロータ形状の共
通構成とし、ロータマグネット用注入型41にロータマ
グネットのキャビティ形成用の突出部41bを形成し、
ロータコア用注入型42をこの突出部41bが無い構成
としたので、成形型装置28の簡単化を実現できた。
【0030】図15ないし図20は本発明の第3の実施
例を示しており、この実施例では、ロータコア25を最
初にロータコア専用の成形型装置51により射出成形
し、このロータコア25を別体の成形型である2段成形
専用の成形型装置52の成形型55のキャビティ55a
に配置してロータマグネット26を一体に射出成形する
ようにしたものである。
例を示しており、この実施例では、ロータコア25を最
初にロータコア専用の成形型装置51により射出成形
し、このロータコア25を別体の成形型である2段成形
専用の成形型装置52の成形型55のキャビティ55a
に配置してロータマグネット26を一体に射出成形する
ようにしたものである。
【0031】すなわち、成形型装置51は図15及び図
16に示すように、成形しようとするロータコアの形状
に合致するキャビティ53aを形成した成形型53を有
すると共に注入型54を有して構成されている。別の成
形型装置52は、図18及び図19に示すように、成形
しようとするロータの全体形状に合致するキャビティ5
5aを形成した成形型55を有すると共に、注入型56
を有して構成されている。
16に示すように、成形しようとするロータコアの形状
に合致するキャビティ53aを形成した成形型53を有
すると共に注入型54を有して構成されている。別の成
形型装置52は、図18及び図19に示すように、成形
しようとするロータの全体形状に合致するキャビティ5
5aを形成した成形型55を有すると共に、注入型56
を有して構成されている。
【0032】製造手順について説明すると、上記成形型
装置51により、図17に示すように、ロータコアの成
形体25rを射出成形し、このロータコアの成形体25
rを、図19に示すように、別の成形型装置52の成形
型55のキャビティ55aに配置する。この配置によ
り、このキャビティ55aにロータマグネット用のスペ
ースS26が形成されるものである。そして、図20に
示すように、このスペースS26に混練物26pを射出
注入し、固化してロータの成形体27rを射出成形す
る。この実施例によれば、別に成形しておいたロータコ
ア25(これは成形体25rである)に対してロータマ
グネット26を一体に射出成形でき、接着工程を要しな
い。
装置51により、図17に示すように、ロータコアの成
形体25rを射出成形し、このロータコアの成形体25
rを、図19に示すように、別の成形型装置52の成形
型55のキャビティ55aに配置する。この配置によ
り、このキャビティ55aにロータマグネット用のスペ
ースS26が形成されるものである。そして、図20に
示すように、このスペースS26に混練物26pを射出
注入し、固化してロータの成形体27rを射出成形す
る。この実施例によれば、別に成形しておいたロータコ
ア25(これは成形体25rである)に対してロータマ
グネット26を一体に射出成形でき、接着工程を要しな
い。
【0033】図21ないし図26は本発明の第4の実施
例を示しており、この実施例では、ロータマグネット2
6を最初にロータマグネット専用の成形型装置61によ
り射出成形し、このロータマグネット26を別の成形型
である2段成形専用の成形型装置62の成形型65のキ
ャビティ65aに配置してロータコア25を一体に射出
成形するようにしたものである。
例を示しており、この実施例では、ロータマグネット2
6を最初にロータマグネット専用の成形型装置61によ
り射出成形し、このロータマグネット26を別の成形型
である2段成形専用の成形型装置62の成形型65のキ
ャビティ65aに配置してロータコア25を一体に射出
成形するようにしたものである。
【0034】すなわち、成形型装置61は、図21に示
すように、成形しようとするロータマグネットの形状に
合致するキャビティ63aを形成した成形型63を有す
ると共に注入型64を有して構成されている。別の成形
型装置62は、図24に示すように、成形しようとする
ロータの全体形状に合致するキャビティ65aを形成し
た成形型65を有すると共に注入型66を有して構成さ
れている。
すように、成形しようとするロータマグネットの形状に
合致するキャビティ63aを形成した成形型63を有す
ると共に注入型64を有して構成されている。別の成形
型装置62は、図24に示すように、成形しようとする
ロータの全体形状に合致するキャビティ65aを形成し
た成形型65を有すると共に注入型66を有して構成さ
れている。
【0035】製造手順について説明すると、図23に示
すように、上記成形型装置61によりロータマグネット
の成形体26rを射出成形し、このロータマグネットの
成形体26rを、図25に示すように、別の成形型装置
62の成形型65のキャビティ65aに配置する。この
配置により、このキャビティ65aにロータコア用のス
ペースS25が形成される。そして、このスペースS2
5に混練物25pを射出注入し、固化してロータの成型
体27rを射出成形する。この実施例によれば、別に成
形しておいたロータマグネット26(これは成形体26
rである)に対してロータコア25を一体に成形でき、
接着工程を要しない。
すように、上記成形型装置61によりロータマグネット
の成形体26rを射出成形し、このロータマグネットの
成形体26rを、図25に示すように、別の成形型装置
62の成形型65のキャビティ65aに配置する。この
配置により、このキャビティ65aにロータコア用のス
ペースS25が形成される。そして、このスペースS2
5に混練物25pを射出注入し、固化してロータの成型
体27rを射出成形する。この実施例によれば、別に成
形しておいたロータマグネット26(これは成形体26
rである)に対してロータコア25を一体に成形でき、
接着工程を要しない。
【0036】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、例えば、本発明の第5の実施例として示す図27及
び図28に示すようなロータ71でも良い。このロータ
71は、ロータコア72の4箇所にロータマグネット収
容部72aを形成し、このロータマグネット収容部72
aにロータマグネット73を充填配設した構成である。
この場合、このロータコア72は上述と同様に、Fe−
Si系金属の粉体と、ナイロン系の熱可塑性樹脂の溶融
物とを混練した混練物から成形したものであり、また、
ロータマグネット73は、希土類合金あるいはフェライ
ト合金の粉体と、ナイロン系の熱可塑性樹脂の溶融物と
を混練した混練物から成形したものである。これによっ
ても基本的には第1の実施例と同様の効果を得ることが
できる。
ず、例えば、本発明の第5の実施例として示す図27及
び図28に示すようなロータ71でも良い。このロータ
71は、ロータコア72の4箇所にロータマグネット収
容部72aを形成し、このロータマグネット収容部72
aにロータマグネット73を充填配設した構成である。
この場合、このロータコア72は上述と同様に、Fe−
Si系金属の粉体と、ナイロン系の熱可塑性樹脂の溶融
物とを混練した混練物から成形したものであり、また、
ロータマグネット73は、希土類合金あるいはフェライ
ト合金の粉体と、ナイロン系の熱可塑性樹脂の溶融物と
を混練した混練物から成形したものである。これによっ
ても基本的には第1の実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0037】また、上記各実施例では、インナーロータ
形の永久磁石モータを例示したから、本発明の第6の実
施例として示す図29のようにアウターロータ形の永久
磁石モータ81に適用しても良い。すなわち、ステータ
82の外側にロータ83が位置する構成であり、このロ
ータ83は、ロータコア84の内側にロータマグネット
85を配設した構成である。
形の永久磁石モータを例示したから、本発明の第6の実
施例として示す図29のようにアウターロータ形の永久
磁石モータ81に適用しても良い。すなわち、ステータ
82の外側にロータ83が位置する構成であり、このロ
ータ83は、ロータコア84の内側にロータマグネット
85を配設した構成である。
【0038】本発明は上記各実施例に限定されず、例え
ば、ロータコアの混練物の鉄系金属としては、Fe−S
i系金属の他に、Fe−Si−B系金属、Fe−Si−
Al系金属、Fe−Ni系金属でも良い。
ば、ロータコアの混練物の鉄系金属としては、Fe−S
i系金属の他に、Fe−Si−B系金属、Fe−Si−
Al系金属、Fe−Ni系金属でも良い。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、材料素材の削りだし加工を省略できると共に、珪素
鋼板の積層工程や接着工程を省くことができ、総じて、
ロータコア及びロータマグネットの形状にかかわらず、
製作の容易化を図ることができ、また軸方向長さのばら
つきをなくすことができて製作精度の向上も図ることが
でき、さらにまた、うず電流の低減も図ることができる
といった優れた効果を奏する。
に、材料素材の削りだし加工を省略できると共に、珪素
鋼板の積層工程や接着工程を省くことができ、総じて、
ロータコア及びロータマグネットの形状にかかわらず、
製作の容易化を図ることができ、また軸方向長さのばら
つきをなくすことができて製作精度の向上も図ることが
でき、さらにまた、うず電流の低減も図ることができる
といった優れた効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例を示すモータの平面図
【図2】ロータの平面図
【図3】成形型装置を示す縦断側面図
【図4】成形手順を説明するための図
【図5】成形手順を説明するための図
【図6】成形手順を説明するための図
【図7】成形手順を説明するための図
【図8】成形手順を説明するための図
【図9】本発明の第2の実施例を示す成形型装置の縦断
側面図
側面図
【図10】成形手順を説明するための成形型装置の縦断
側面図
側面図
【図11】成形手順を説明するための成形型装置の縦断
側面図
側面図
【図12】成形手順を説明するための成形型装置の縦断
側面図
側面図
【図13】成形手順を説明するための成形型装置の縦断
側面図
側面図
【図14】成形手順を説明するための成形型装置の縦断
側面図
側面図
【図15】本発明の第3の実施例を示す成形型装置の縦
断側面図
断側面図
【図16】成形型の平面図
【図17】成形の様子を示す成形型装置の縦断側面図
【図18】別の成形型装置の縦断側面図
【図19】成形型の平面図
【図20】成形の様子を示す成形型装置の縦断側面図
【図21】本発明の第4の実施例を示す成形型装置の縦
断側面図
断側面図
【図22】成形型の平面図
【図23】成形の様子を示す成形型装置の縦断側面図
【図24】別の成形型装置の縦断側面図
【図25】成形型の平面図
【図26】成形の様子を示す成形型装置の縦断側面図
【図27】本発明の第5の実施例を示すモータの平面図
【図28】ロータの平面図
【図29】本発明の第6の実施例を示すモータの平面図
【図30】従来例を示すモータの平面図
【図31】ロータの平面図
【図32】ロータコアの斜視図
【図33】異なる従来例を示すロータコアの斜視図
【図34】異なる従来例を示すロータの平面図
【図35】ロータコアの斜視図
【図36】異なる従来例を示すロータコアの斜視図
【符号の説明】 21は永久磁石モータ、22はステータコア、23はコ
イル、24はステータ、25はロータコア、26はロー
タマグネット、27はロータ、28は成形型装置、2
9、30は成形型、31はロータコア用注入型、31b
は突出部、32はロータマグネット用注入型、41はロ
ータマグネット用注入型、41bは突出部、42はロー
タコア用注入型、51はロータコア専用の成形型装置、
52は2段成形専用の成形型装置、61はロータマグネ
ット専用の成形型装置、62は2段成形専用の成形型装
置、71はロータ、72はロータコア、73はロータマ
グネット、81は永久磁石モータ、82はステータ、8
3はロータ、84はロータコア、85はロータマグネッ
トを示す。
イル、24はステータ、25はロータコア、26はロー
タマグネット、27はロータ、28は成形型装置、2
9、30は成形型、31はロータコア用注入型、31b
は突出部、32はロータマグネット用注入型、41はロ
ータマグネット用注入型、41bは突出部、42はロー
タコア用注入型、51はロータコア専用の成形型装置、
52は2段成形専用の成形型装置、61はロータマグネ
ット専用の成形型装置、62は2段成形専用の成形型装
置、71はロータ、72はロータコア、73はロータマ
グネット、81は永久磁石モータ、82はステータ、8
3はロータ、84はロータコア、85はロータマグネッ
トを示す。
Claims (11)
- 【請求項1】 ステータコアに複数のコイルを巻装して
なるステータと、ロータコアにロータマグネットを設け
てなるロータとを備えた永久磁石モータであって、前記
ロータコアを、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形し
た成形体から構成し、前記ロータマグネットをフェライ
トまたは希土類系の硬質磁性材料と樹脂との混練物を成
形した成形体から構成したことを特徴とする永久磁石モ
ータ。 - 【請求項2】 ロータは、ロータコアの外周部にロータ
マグネットを配設した構成であることを特徴とする請求
項1記載の永久磁石モータ。 - 【請求項3】 ロータは、ロータコアの内周部にロータ
マグネットを配設した構成であることを特徴とする請求
項1記載の永久磁石モータ。 - 【請求項4】 ロータは、ステータの外側に位置するこ
とを特徴とする請求項1記載の永久磁石モータ。 - 【請求項5】 ロータは、ステータの内側に位置するこ
とを特徴とする請求項1記載の永久磁石モータ。 - 【請求項6】 ロータコアにおける軟質磁性材料は鉄系
の軟質磁性材料であり、同じくロータコアにおける樹脂
は熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の
永久磁石モータ。 - 【請求項7】 ロータマグネットにおける樹脂は熱可塑
性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の永久磁石
モータ。 - 【請求項8】 ステータコアに複数のコイルを巻装して
なるステータと、ロータコアにロータマグネットを設け
てなるロータとを備えた永久磁石モータを製造する方法
において、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に射
出注入して固化することにより前記ロータコアを射出成
形し、このロータコアの成形体を前記成形型に残した状
態で、この成形型にフェライトまたは希土類系の硬質磁
性材料と樹脂との混練物を射出注入して固化することに
より、前記ロータマグネットをこのロータコアと一体に
射出成形するようにしたことを特徴とする永久磁石モー
タの製造方法。 - 【請求項9】 ステータコアに複数のコイルを巻装して
なるステータと、ロータコアにロータマグネットを設け
てなるロータとを備えた永久磁石モータを製造する方法
において、フェライトまたは希土類系の硬質磁性材料と
樹脂との混練物を成形型に射出注入して固化することに
より前記ロータマグネットを射出成形し、このロータマ
グネットの成形体を前記成形型に残した状態で、この成
形型に軟質磁性材料と樹脂との混練物を射出注入して固
化することにより、前記ロータコアをこのロータマグネ
ットと一体に射出成形するようにしたことを特徴とする
永久磁石モータの製造方法。 - 【請求項10】 ステータコアに複数のコイルを巻装し
てなるステータと、ロータコアにロータマグネットを設
けてなるロータとを備えた永久磁石モータを製造する方
法において、軟質磁性材料と樹脂との混練物を成形型に
射出注入して固化することにより前記ロータコアを射出
成形し、このロータコアの成型体を別の成形型に配置
し、この別の成形型にフェライトまたは希土類系の硬質
磁性材料と樹脂との混練物を射出注入して固化すること
により、前記ロータマグネットをこのロータコアと一体
に射出成形するようにしたことを特徴とする永久磁石モ
ータの製造方法。 - 【請求項11】 ステータコアに複数のコイルを巻装し
てなるステータと、ロータコアにロータマグネットを設
けてなるロータとを備えた永久磁石モータを製造する方
法において、フェライトまたは希土類系の硬質磁性材料
と樹脂との混練物を成形型に射出注入して固化すること
により、前記ロータマグネットを射出成形し、このロー
タマグネットの成型体を別の成形型に配置し、この別の
成形型に軟質磁性材料と樹脂との混練物を射出注入して
固化することにより、前記ロータコアをこのロータマグ
ネットと一体に射出成形するようにしたことを特徴とす
る永久磁石モータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101545A JP2000295797A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 永久磁石モータ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101545A JP2000295797A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 永久磁石モータ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000295797A true JP2000295797A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14303420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11101545A Pending JP2000295797A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 永久磁石モータ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000295797A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
- 1999-04-08 JP JP11101545A patent/JP2000295797A/ja active Pending
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