JP2000296416A - ワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置

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JP2000296416A
JP2000296416A JP11104858A JP10485899A JP2000296416A JP 2000296416 A JP2000296416 A JP 2000296416A JP 11104858 A JP11104858 A JP 11104858A JP 10485899 A JP10485899 A JP 10485899A JP 2000296416 A JP2000296416 A JP 2000296416A
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wire
roller
pull
head
guide pipe
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JP11104858A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kokayu
市郎 小粥
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 このワイヤ送り装置は,引出しローラの近傍
にエア噴出ノズルを設け,ワイヤの送りを確実にする。 【解決手段】 このワイヤ送り装置は,工作物を加工し
た後のワイヤ1を受け取る下ワイヤヘッドから繰り出さ
れるワイヤ1を引き込んだワイヤガイドパイプ15の出
口32に近接して設けられた引出しローラ17の付近に
エア噴出ノズル6を設ける。エア噴出ノズル6は,引出
しローラ17の回転に応答して開放するソレノイドバル
ブ6Aを備えている。コントローラ40は,引出しロー
ラ17の回転に応答してエア噴出ノズル6のソレノイド
バルブ6Aを開放してワイヤ1の進行方向にエアを噴き
出すように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ワイヤ電極と工
作物との間に極間電圧を印加して発生する放電エネルギ
で工作物を放電加工するワイヤ放電加工機において,ワ
イヤ電極を構成するワイヤをワイヤ送り系に供給するワ
イヤ送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ワイヤ放電加工機においてワイヤ
供給装置として種々のタイプが開発されている。例え
ば,特公平7−96168号公報には,ワイヤ放電加工
機のワイヤ自動供給装置が開示されている。また,特公
平7−96167号公報には,ワイヤ放電加工機におい
て,ワイヤ電極を放電加工部位に供給するため,ワイヤ
電極が挿通するアームが加工槽の側壁を貫通する部分の
シール装置が開示されている。従来のワイヤ放電加工機
では,下ヘッドを支持する下アームは加工槽の後部側壁
に形成された長孔を貫通して設けられ,下ワイヤヘッド
は上ワイヤヘッドに対応して設けられており,加工槽は
下アームに対してX−Y軸上で相対移動するように構成
されている。
【0003】しかしながら,従来のワイヤ放電加工機で
は,加工槽の側壁に形成された長孔と下アームとの間に
シール装置を設ける場合に,加工槽から加工液が漏洩す
るのを防止するため,シール装置のシール性能をアップ
するように良好なシール構造に構成すると,下アームに
対して相対移動する加工槽が大きな摺動摩擦抵抗を受け
ることになり,工作物の加工精度に悪影響を及ぼすと共
に,部品の摩耗等による破損を招くことになる。
【0004】そこで,上記問題を解決するため,本出願
人は,図7に示すようなワイヤ送り装置を開発した(特
開平9−192935号公報参照)。該公報に開示され
た浸漬形ワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置は,
加工槽のシール構造をシンプルに且つ加工槽の摺動抵抗
を低減したものである。該浸漬形ワイヤ放電加工機は,
ワイヤ1から成るワイヤ電極と工作物11との間に極間
電圧を印加して発生する放電エネルギで工作物11を放
電加工するものであり,ワイヤ電極を構成するワイヤ1
は工作物11に形成されたスタートホールや加工スリッ
ト39に貫通される。ヘッド3に設けられた下アーム1
2は,加工槽2の上方から垂下し,下アームケース13
に下ワイヤヘッド9を支持している。加工液10を入れ
た加工槽2は,スライド34上に取り付けられたテーブ
ル21上に設置されており,工作物11は加工槽2内で
テーブル21上にクランプ42によって固定される。上
ワイヤヘッド8は,ヘッド3に対して上下動可能に取り
付けられている。下ワイヤヘッド9は,上ワイヤヘッド
8に対向して設けられている。下ワイヤヘッド9の下流
側には,工作物11を放電加工した後の廃ワイヤである
ワイヤ1を引き出してワイヤ1を緊張状態にする一対の
引出しローラ17が設けられている。
【0005】下アームケース13にガイドローラ14を
回転自在に支持する。ワイヤガイドパイプ15は,加工
槽2内を傾斜状態に延びて下アームケース13内に開口
すると共に加工槽2の上縁部に開口する。下アームケー
ス13内に位置するワイヤガイドパイプ15の入口33
にワイヤ1を挿通するため,ワイヤガイドパイプ15内
へ流体を噴き込むエア噴出ノズル30が設けられてい
る。ワイヤ電極1を引き出すワイヤ引出ローラ17は,
ワイヤガイドパイプ15の出口32に近接して設けられ
ている。引出しローラ17は,ヘッド3に設けたブリッ
ジ5に固定されたブラケット5Aに取り付けられてい
る。この浸漬形ワイヤ放電加工機では,加工槽2に隣接
して廃ワイヤホッパ18が設けられている。引出しロー
ラ17から引き出されたワイヤ電極1は廃ワイヤホッパ
18へ排出される。加工槽2には,オーバフロー通路2
0が形成され,オーバフロー通路20には加工液回収通
路29が接続されている。
【0006】加工液10を収容する加工槽2は,加工液
10中に工作物11を支持するX軸テーブル21に取り
付けられている。下アーム12は,ヘッド3から加工槽
2の上方から垂下するように取り付けられ,下アーム1
2の先端には下アームケース13が設けられている。ま
た,工作物11に対して放電加工を行なったワイヤ1を
受け入れる下ワイヤヘッド9は,下アームケース13に
支持されている。下アームケース13に回転自在に支持
されたガイドローラ14は,下ワイヤヘッド9から繰り
出されるワイヤ電極1を方向転換させてワイヤガイドパ
イプ15の入口へと案内する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
ワイヤ送り装置は,ワイヤ1がワイヤガイドパイプ15
を通じて引出しローラ17で引き出される場合に,ワイ
ヤ1が引出しローラ17の周面に巻きついたり,引出し
ローラ17の出口側に設けられた廃ワイヤホッパ18の
壁面31に付着したり,又は隙間36に入り込んだりす
る現象が発生し,ワイヤ1がスムースに排出されないこ
とがある。特に,ワイヤ1が0.07〜0.15mm程
度の細線になると,ワイヤ1が引出しローラ17にキャ
ッチされずに,引出しローラ17の入口側の近傍に滞留
したり,隙間36に入り込んだりする現象が現れ,ワイ
ヤ1が断線したり,ワイヤ1の送りができなくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の主たる目的
は,上記の課題を解決することであり,工作物を放電加
工した後の細線等の廃ワイヤをスムースに排出するた
め,下ワイヤヘッドの下流側に配設されたワイヤガイド
パイプの出口側に設けられた引出しローラの付近,即
ち,引出しローラの上流側及び/又は下流側に引出しロ
ーラの回転中のみに,ワイヤの送り方向にエアを噴き付
け,ワイヤがワイヤ通路の壁面に付着したり,隙間に入
り込んだりすることを防止し,ワイヤを加工槽外の廃ワ
イヤホッパ等へ的確にスムースに排出させるワイヤ放電
加工機におけるワイヤ送り装置を提供することである。
【0009】この発明は,ワイヤ電極と工作物との間に
極間電圧を印加して前記工作物を放電加工する加工槽を
備えたワイヤ放電加工機において,ヘッドに設けられ且
つ前記ワイヤ電極を構成するワイヤを前記工作物へ供給
する上ワイヤヘッド,該上ワイヤヘッドの下方に対向し
て配置され且つ前記工作物を加工した後の前記ワイヤを
受け取る下ワイヤヘッド,前記下ワイヤヘッドから繰り
出される前記ワイヤを案内する前記加工槽内に配置され
たガイドローラ,該ガイドローラからの前記ワイヤを送
り出すため前記加工槽に配置されたワイヤガイドパイ
プ,前記ワイヤガイドパイプの出口に近接して設けられ
た前記ワイヤを引き出す引出しローラ,及び該引出しロ
ーラの回転時に作動して前記ワイヤの排出方向にエアを
吹きつける前記引出しローラの周辺に配置されたエア噴
出ノズルから成ることを特徴とするワイヤ送り装置に関
する。
【0010】前記エア噴出ノズルは,前記引出しローラ
の回転に応答して開放するソレノイドバルブを備えてい
る。また,前記エア噴出ノズルは,前記ワイヤガイドパ
イプと前記引出しローラとの間に配置されて前記ワイヤ
を前記引出しローラへと方向付ける作用を行う。更に,
前記エア噴出ノズルは,前記引出しローラの出口側に配
置されて前記ワイヤを廃ワイヤホッパへと方向付ける作
用を行う。
【0011】前記ワイヤガイドパイプは,下流側が上方
になるように前記加工槽内を傾斜した方向又は水平な方
向に延びているものである。更に,前記引出しローラの
出口側には,前記ワイヤを排出側へガイドするガイド板
が設けられている。
【0012】このワイヤ送り装置は,上記のように構成
したので,引出しローラの回転に応答して,エア噴出ノ
ズルからエアがワイヤの送り方向即ち進行方向に噴き出
され,ワイヤガイドパイプから排出されたワイヤが,ワ
イヤガイドパイプと引出しローラとの間の隙間に入り込
んだり,引出しローラに巻きついたり,或いは引出しロ
ーラの出口側のガイドプレートの壁面に付着することが
防止され,エアブローの助けでスムースに廃ワイヤホッ
パへ排出される。特に,ワイヤが0.07〜0.15m
m程度の細線であったとしても,ワイヤはワイヤガイド
パイプから引出しローラで確実に引き出されてエアに同
伴されて確実に廃ワイヤホッパへと排出される。また,
エア噴出ノズルを引出しローラの入口側と出口側に設け
れば,ワイヤは更に確実に廃ワイヤホッパへと排出さ
れ,ワイヤの送りが常に良好に達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
によるワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置の実施
例について説明する。図1はこの発明によるワイヤ放電
加工機におけるワイヤ送り装置の要部の一実施例を示す
概略正面図,図2は図1のワイヤ送り装置の要部を示す
概略上面図,図3はこの発明によるワイヤ放電加工機に
おけるワイヤ送り装置の要部の別の実施例を示す概略正
面図,及び図4は図3のワイヤ送り装置を組み込んだワ
イヤ放電加工機の要部の概略説明図である。
【0014】まず,図1,図2及び図4を参照して,こ
の発明によるワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置
の一実施例を説明する。このワイヤ送り装置は,概し
て,図4に示すように,ヘッド3に設けられ且つワイヤ
電極を構成するワイヤ1を工作物11へ供給する上ワイ
ヤヘッド8,上ワイヤヘッド8の下方に対向して配置さ
れ且つ工作物11を加工した後のワイヤ1を受け取る下
ワイヤヘッド9,下ワイヤヘッド9から繰り出されるワ
イヤ1を案内する加工槽2内に配置されたガイドローラ
14,ガイドローラ14からのワイヤ1を送り出すため
加工槽2に配置されたワイヤガイドパイプ15,及びワ
イヤガイドパイプ15の出口32に近接して設けられた
ワイヤ1を引き出す引出しローラ17を備えている。
【0015】このワイヤ送り装置は,特に,図1及び図
2に示すように,加工槽2内を傾斜状態に延びるワイヤ
ガイドパイプ15,ワイヤガイドパイプ15の入口(図
4の符号33に相当)に向かって流体噴出ノズルとして
エア噴出ノズル30,ワイヤガイドパイプ15の出口3
2に近接して配置された引出しローラ17,及びワイヤ
ガイドパイプ15と引出しローラ17との間のワイヤ送
り系に設けられたエア噴出ノズル6を備えている。ワイ
ヤガイドパイプ15は,入口33を下アームケース13
内に開口し,出口32を加工槽2の上縁部に開口してい
る。ワイヤガイドパイプ15は,下アームケース13か
ら下アーム12内を通って下アーム壁体を貫通し,加工
液10中を通って加工槽2の上縁部の上方へ傾斜した状
態で延び,その先端は加工液10の水平面から突き出す
ように上方に傾斜している。更に,ワイヤガイドパイプ
15の入口33は,ワイヤ1を受入れ易くするため,そ
の下部がラッパ状に開いた形状に形成されることが好ま
しく,また,ワイヤ1に送り抵抗を与えないためワイヤ
ガイドパイプ15の上面側はストレートに延びているこ
とが好ましい。ワイヤガイドパイプ15の入口側のガイ
ドローラ14の下方には,エア噴出ノズル30が設けら
れ,エア噴出ノズル30からはワイヤ1をワイヤガイド
パイプ15へとガイドするようにエアが噴き出される。
【0016】このワイヤ送り装置は,特に,一対の引出
しローラ17の付近にエア噴出ノズル6を設けたことに
特徴を有する。引出しローラ17は,コントローラ40
の指令で回転軸28を通じて回転駆動される。引出しロ
ーラ17は支持体4Aに回転可能に支持され,また,支
持体4Aは,ヘッド3に設けたブリッジ(図4の符号5
に相当)に固定されたブラケット5Aに取り付けられて
いる。更に,支持体4と支持体4Aとの間の引出しロー
ラ17の周辺には,ブラケット5Aに取り付けられたエ
ア噴出ノズル6が設置されている。エア噴出ノズル6
は,引出しローラ17の回転時にコントローラ40の指
令でソレノイドバルブ6Aを開放し,ワイヤ1の排出方
向にエアを噴き出すように制御される。引出しローラ1
7の出口側には,ワイヤ1を排出側へガイドするガイド
板25が設け,ガイド板25は,引出しローラ17から
送り出されたワイヤ1を廃ワイヤホッパ18に案内す
る。
【0017】支持体4は,ワイヤガイドパイプ15の出
口32側の端部を支持している。支持体4は,ヘッド3
に設けたブリッジ5に固定されたブラケット5Aに支持
フランジ部26を介して取り付けられている。支持体4
には,一端にワイヤガイドパイプ15の先端部がプラグ
38によって固定されている。ワイヤガイドパイプ15
の端部にはワイヤガイドノズル22が隙間を有する状態
で連結され,また,ワイヤガイドノズル22の先端には
ワイヤガイドノズル23が隙間を有する状態で連結され
ている。従って,ワイヤ1は,ワイヤガイドパイプ15
からワイヤガイドノズル22及び23にガイドされて引
出しローラ17の入口へ送り込まれ,引出しローラ17
によって確実に挟持され,引き出される状態になる。ま
た,加工液10は,ワイヤガイドノズル22,23の隙
間から下方へ流れ,支持体4の出口24から流出するよ
うになる。
【0018】エア噴出ノズル6は,ワイヤガイドパイプ
の先端のワイヤガイドノズル23と引出しローラ17と
の間に配置されて,ワイヤ1を引出しローラ17へと方
向付ける作用を行う。エア噴出ノズル6は,枢支点41
で旋回可能にブラケット5Aに取り付けられ,適正な方
向付けを行うことができるように調整可能に構成されて
いる。エアは,コンプレッサ等の圧縮空気源からエアパ
イプ27を通じてエア噴出ノズル6へ送り込まれる。エ
アパイプ27の途中には,ソレノイドバルブ19を設け
ることもできる。ソレノイドバルブ19をエアパイプ2
7の途中に設けた場合には,エア噴出ノズル6に内蔵し
たソレノイドバルブ6Aを設けなくてもよいことは勿論
である。ソレノイドバルブ6Aは,コントローラ40の
指令で引出しローラ17の回転中にのみに開放し,エア
噴出ノズル6からエアが噴き出されるように制御され
る。
【0019】次に,図3及び図4を参照して,この発明
によるワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置の別の
実施例を説明する。この実施例は,上記実施例と比較し
て,引出しローラ17の後流にエア噴出ノズル7を設け
た以外は,全く同一の構成を有し,また,図4に示すワ
イヤ送り装置は,図7に示す従来のワイヤ送り装置に図
3に示すワイヤ送り装置を組み込んだものであるので,
図1,図2及び図7に示す部材と,同一の部材には同一
の符号を付し,重複する説明を省略する。
【0020】図4に示すように,下ワイヤヘッド9の下
流側に配置されたワイヤガイドパイプ15は,その下流
側が上方になるように加工槽2内を傾斜した方向に延び
ており,ワイヤガイドパイプ15の出口32に対向して
引出しローラ17が設けられている。図3に示すよう
に,エア噴出ノズル7は,引出しローラ17の出口側に
配置されており,ソレノイドバルブ7Aを備えている。
エア噴出ノズル7のソレノイドバルブ7Aは,エア噴出
ノズル6のソレノイドバルブ6Aと同様に,コントロー
ラ40によって制御され,ワイヤ1を廃ワイヤホッパ1
8へと方向付ける作用を行う。エアは,コンプレッサ等
の圧縮空気源からエアパイプ27を通じて分岐管16に
よってエア噴出ノズル6と7とに分配されてエア噴出ノ
ズル6と7へ送り込まれる。エア噴出ノズル7へのエア
パイプ27の途中にソレノイドバルブ19と同様のソレ
ノイドバルブを設けてもよい。
【0021】次に,図3及び図5を参照して,この発明
によるワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置の更に
別の実施例を説明する。この実施例は,図4に示す実施
例と比較すると,ワイヤガイドパイプ49が加工槽内を
水平な方向に延びている以外は,全く同一の構成を有す
るものであり,また,図5に示すワイヤ送り装置は,図
3に示すワイヤ送り装置を組み込んだものであるので,
図3及び図4に示す部材と,同一の部材には同一の符号
を付し,重複する説明を省略する。
【0022】図5には,ワイヤ放電加工機における自動
ワイヤ供給装置が示されている。該自動ワイヤ供給装置
は,アニールして真っ直ぐに伸長させたワイヤ電極を水
流を用いずにスタートホールに通すアニールドライ供給
方式に構成されている。自動ワイヤ供給装置は,ソース
ボビン35から繰り出されるワイヤ電極1を工作物11
のスタートホールや加工スリットのような孔39へ供給
するため,各種の方向変換ローラ37,テンションロー
ラ45,ブレーキローラ43,方向転換ローラ44,引
出しローラ17等から成るワイヤ電極供給系を有してい
る。下ワイヤヘッド47は,加工槽の上方から垂下する
ようにヘッドに取り付けられた下アームの先端部に支持
されており,内部に方向転換ローラ44を備えている。
ワイヤ電極1は,上ワイヤヘッド46と下ワイヤヘッド
47とによって案内されて工作物11に対して正確に走
行する。下ワイヤヘッド47の後流には,ワイヤガイド
パイプ49を通してワイヤ電極1を引き出してワイヤ電
極1を緊張状態にする一対の引出しローラ17が加工槽
の外部に取り付けられている。このワイヤ送り装置で
は,ワイヤガイドパイプ49が加工槽内を水平な方向に
延びており,ワイヤガイドパイプ49の出口32に対向
して引出しローラ17が設けられ,引出しローラ17の
付近の上流側と下流側にエア噴出ノズル6,7が設けら
れている。ここで,エア噴出ノズル6,7は,図3に示
すものと同一構成であるので,それらの説明は省略す
る。
【0023】次に,図3及び図6を参照して,この発明
によるワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置の他の
実施例を説明する。この実施例は,図5に示す実施例と
比較すると,ワイヤガイドパイプ50に液体ポンプ等で
噴流が入口53から供給されると共にワイヤ供給のため
に供給パイプ55を備えている以外は,全く同一の構成
を有するものであり,また,図6に示すワイヤ送り装置
は,図3に示すワイヤ送り装置を組み込んだものである
ので,図3に示す部材と,同一の部材には同一の符号を
付し,重複する説明を省略する。
【0024】図6には,自動ワイヤ供給装置を備えたワ
イヤ放電加工機が示されている。該自動ワイヤ放電加工
機は,ソースボビンからのワイヤ電極1は,ワイヤ放電
加工機のヘッドの上部に設けた方向変換ローラやフェル
トブレーキローラ,及びヘッドの下部に設けられた方向
変換ローラ等の各種ローラを通じて工作物11の加工部
位へ供給される。また,ワイヤ放電加工機には,供給パ
イプ55の下端と挟持部材58との間においてワイヤ電
極1を切断するカッタ56,ワイヤ電極1を挟持又は解
放のため接離可能な一対の挟持部材58,カッタ56で
切断されたワイヤ電極1を除去する廃ワイヤクランプ,
及びワイヤ電極1をガイドするガイドローラが設けられ
ている。上ワイヤヘッド51に対向して設けられた下ワ
イヤヘッド52は,ヘッドのベースに下部アームを介し
て設けられている。ワイヤ電極1で放電加工される工作
物11は,上ワイヤヘッド51と下ワイヤヘッド52と
の間で位置設定される。また,下ワイヤヘッド52から
排出される消耗したワイヤ電極1は,ワイヤ電極回収装
置によって引き出して回収される。
【0025】ワイヤ電極回収装置は,下ワイヤヘッド5
2の後流に設置された方向変換ローラ54,方向変換ロ
ーラ54の後流に設けたワイヤガイドパイプ50,ワイ
ヤガイドパイプ50の出口32に配置された引出しロー
ラ17,及び引出しローラ17の付近の上流側と下流側
にエア噴出ノズル6,7から構成されている。ワイヤガ
イドパイプ50には,方向変換ローラ54から繰り出さ
れるワイヤ電極1を水流等の噴流に乗せて送り出すよう
に,液体ポンプ等で噴流が入口53から供給される。方
向変換部57は,方向変換ローラ54を収納し,矢印S
方向からワイヤ電極1を供給すると共に,P方向から水
流が噴入されて噴流と共にワイヤ電極1を後流の排出口
59から送出する。ワイヤガイドパイプ50は,排出口
59に一端が接続され,水及びワイヤ電極1を側方に移
送する。水分離部を備えた支持体には,ワイヤガイドパ
イプ50の他端に接続され,水のみを分離して排出する
と共にワイヤ電極1を後流の引出しローラ17の方向へ
エア噴出ノズル6のエアによって送り込むように構成さ
れている。また,引出しローラ17の出口側に設けられ
たエア噴出ノズル7から噴出されるエアは,廃ワイヤホ
ッパ18へとワイヤ1をガイドする。方向変換部57に
おいて圧入される流体は,水以外の液体,その他の気体
であってもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明によるワイヤ放電加工機におけ
るワイヤ送り装置は,上記のように構成されているの
で,ワイヤは,下ワイヤヘッドからガイドローラに案内
されてワイヤガイドパイプに送り込まれ,次いで,ワイ
ヤガイドパイプから送り出されるが,特に,ワイヤガイ
ドパイプから送り出されたワイヤは,エア噴出ノズルの
作用で確実に引出しローラに挟持され,ワイヤガイドパ
イプと引出しローラとの間の隙間等に入り込んだり,引
出しローラに巻き付いたり,或いは廃ワイヤホッパのガ
イドプレートの壁面に付着することがなく,廃ワイヤホ
ッパへ確実に排出され,ワイヤの自動供給確率を向上さ
せ,加工中にワイヤの絡まりによる断線等が発生しな
い。また,このワイヤ送り装置は,エア噴出ノズルから
のエアは常時噴き出されるのではなく,引出しローラが
回転に応答してコントローラの指令でソレノイドバルブ
が開放してエア噴出ノズルからエアが噴き出されるよう
に制御されるので,エア源の省エネルギに貢献すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明によるワイヤ放電加工機におけ
るワイヤ送り装置の要部の一実施例を示す概略正面図で
ある。
【図2】図1のワイヤ送り装置の要部を示す概略上面図
である。
【図3】この発明によるワイヤ放電加工機におけるワイ
ヤ送り装置の要部の別の実施例を示す概略正面図であ
る。
【図4】図3のワイヤ送り装置を組み込んだワイヤ放電
加工機の要部の概略説明図である。
【図5】図3のワイヤ送り装置を組み込んだワイヤ放電
加工機の別の実施例を示す概略説明図である。
【図6】図3のワイヤ送り装置を組み込んだワイヤ放電
加工機の更に別の実施例を示す概略説明図である。
【図7】従来のワイヤ送り装置を組み込んだワイヤ放電
加工機の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】 1 ワイヤ 2 加工槽 3 ヘッド 4,4A 支持体 5 ブリッジ 5A ブラケット 6,7 エア噴出ノズル 6A,7A,19 ソレノイドバルブ 8,46,51 上ワイヤヘッド 9,47,52 下ワイヤヘッド 10 加工液 11 工作物 12 下アーム 13 下アームケース 14 ガイドローラ 15,49,50 ワイヤガイドパイプ 17 引出しローラ 18 廃ワイヤホッパ 19 ソレノイドバルブ 22,23 ワイヤガイドノズル 25 ガイド板 27 エアパイプ 31 壁面 32 出口 33 入口 36 隙間 40 コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極と工作物との間に極間電圧を
    印加して前記工作物を放電加工する加工槽を備えたワイ
    ヤ放電加工機において,ヘッドに設けられ且つ前記ワイ
    ヤ電極を構成するワイヤを前記工作物へ供給する上ワイ
    ヤヘッド,該上ワイヤヘッドの下方に対向して配置され
    且つ前記工作物を加工した後の前記ワイヤを受け取る下
    ワイヤヘッド,前記下ワイヤヘッドから繰り出される前
    記ワイヤを案内する前記加工槽内に配置されたガイドロ
    ーラ,該ガイドローラからの前記ワイヤを送り出すため
    前記加工槽に配置されたワイヤガイドパイプ,前記ワイ
    ヤガイドパイプの出口に近接して設けられた前記ワイヤ
    を引き出す引出しローラ,及び該引出しローラの回転時
    に作動して前記ワイヤの排出方向にエアを吹き出して前
    記ワイヤを排出させため前記引出しローラの付近に配置
    されたエア噴出ノズルから成ることを特徴とするワイヤ
    送り装置。
  2. 【請求項2】 前記エア噴出ノズルは,前記引出しロー
    ラの回転に応答して開放するソレノイドバルブを備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ送り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記エア噴出ノズルは,前記ワイヤガイ
    ドパイプと前記引出しローラとの間に配置されて前記ワ
    イヤを前記引出しローラへと方向付ける作用を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のワイヤ送り装置。
  4. 【請求項4】 前記エア噴出ノズルは,前記引出しロー
    ラの出口側に配置されて前記ワイヤを廃ワイヤホッパへ
    と方向付ける作用を行うことを特徴とする請求項1に記
    載のワイヤ送り装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤガイドパイプは,下流側が上
    方になるように前記加工槽内を傾斜した方向又は水平な
    方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のワ
    イヤ送り装置。
  6. 【請求項6】 前記引出しローラの出口側には,前記ワ
    イヤを排出側へガイドするガイド板が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワイヤ送り装置。
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