JP2000296440A - 研削加工装置 - Google Patents
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Abstract
用していたため、作業に時間や手間がかかるという問題
点があった。 【解決手段】 主軸1を設けた主軸台2と、主軸台と2
の間で被加工物Wを挟持する心押し台4と、研削砥石5
を設けた砥石台6と、砥石台6を進退駆動する砥石台駆
動手段7と、主軸1の回転負荷を検出する主軸負荷検出
手段8と、主軸負荷検出手段8からの検出信号に基づい
て砥石台駆動手段7を制御する研削加工制御手段9を備
えた研削加工装置であって、被加工物Wを挟持する簡単
な構造でありながら、主軸1の回転負荷に応じて研削砥
石5の切込み量を自動的に調整するようにして、高精度
な研削加工を可能にし、且つ従来使用していたケレやド
ッグを不要にして作業の時間や手間を節減した。
Description
円柱体あるいは非真円の円柱体などを含む概略円柱体の
被加工物の外周面を研削加工するのに用いられる研削加
工装置に関するものである。
図10に示すようなものがあった。図示の研削加工装置
は、回転駆動される主軸101を設けた主軸台102
と、回転自在なセンタ103を設けた心押し台104
と、研削砥石105を設けた砥石台106を備えてお
り、主軸台102の主軸101と心押し台104のセン
タ103とで被加工物Wを軸回りに回転可能に保持して
いる。このとき、主軸台102には、主軸101ととも
に旋回するケレ107が設けてあり、被加工物Wには、
ケレ107に係合するドッグ108が取付けてあって、
ケレ107およびドッグ108により被加工物Wに回転
を与えるようになっている。また、砥石台106は、回
転駆動源であるモータ109と、回転伝達機構や砥石回
転軸を収容したハウジング110を備えており、砥石台
駆動手段111により、主軸台102および心押し台1
04で保持された被加工物Wに対して進退する方向(図
の上下方向)および被加工物Wの軸線方向(図の左右方
向)に駆動される。
砥石105を互いに同方向もしくは逆方向に回転させ、
砥石台106を適宜の方向に移動させながら被加工物W
の外周面に研削加工を行うこととなる。
うな従来の研削加工装置にあっては、予め被加工物Wに
ドッグ108を取付けることから、加工前の段取りに時
間がかかり、また、ドッグ108を取付けた部分を研削
することができないので、この部分を研削するために
は、それ以外の部分を研削し終えた被加工物Wを一旦取
外し、ドッグ108の取付け位置および被加工物Wの向
きを反転させてセットし直す必要がある。このため、従
来の研削加工装置は、作業に多くの時間と手間がかかる
という問題点があり、このような問題点を解決すること
が課題になっていた。
端部を把持するチャックを備えた構成とし、ケレやドッ
グを用いないものもあったが、この場合、装置の構造が
複雑になると共に、チャックで把持した部分の研削がで
きないので、ドッグを用いた場合と同様の問題点があっ
た。
されたもので、従来使用していたケレやドッグあるいは
チャックを一切不要にして装置を簡略化し、作業の時間
や手間を節減することができると共に、高精度の研削加
工を自動的に行うことができる研削加工装置を提供する
ことを目的としている。
装置は、請求項1として、回転駆動される主軸を設けた
主軸台と、主軸台との間で被加工物を回転可能に挟持す
る心押し台と、回転駆動される研削砥石を設けた砥石台
と、挟持された被加工物に対して砥石台を進退駆動する
砥石台駆動手段と、主軸台の主軸の回転負荷を検出する
主軸負荷検出手段と、主軸負荷検出手段からの検出信号
に基づいて砥石台駆動手段を制御する研削加工制御手段
を備えた構成とし、請求項2として、研削加工制御手段
が、研削加工中における主軸負荷検出手段からの検出信
号の変動が基準値を超えたときに、砥石台駆動手段に砥
石台の後退指令を出力する手段である構成とし、請求項
3として、主軸台の主軸の回転速度を調整する主軸回転
調整手段と、砥石台の研削砥石の回転負荷を検出する砥
石負荷検出手段を備え、研削加工制御手段が、砥石負荷
検出手段からの検出信号に基づいて主軸回転調整手段を
制御する手段である構成とし、請求項4として、研削加
工制御手段が、研削加工中における砥石負荷検出手段か
らの検出信号が基準値以下になったときに、主軸回転調
整手段に主軸の減速指令を出力し、その後、研削砥石の
切込み量を一定量増加させる手段である構成としてお
り、上記の構成をもって従来の課題を解決するための手
段としている。
求項5として、回転駆動される主軸を設けた主軸台と、
主軸台との間で被加工物を回転可能に挟持する心押し台
と、心押し台の少なくともセンタを主軸台に対して進退
駆動するセンタ駆動手段と、回転駆動される研削砥石を
設けた砥石台と、挟持された被加工物に対して砥石台を
進退駆動する砥石台駆動手段と、主軸台の主軸の回転負
荷を検出する主軸負荷検出手段と、主軸負荷検出手段か
らの検出信号に基づいてセンタ駆動手段を制御する研削
加工制御手段を備えた構成とし、請求項6として、研削
加工制御手段が、研削加工中における主軸負荷検出手段
からの検出信号の変動が基準値を超えたときに、センタ
駆動手段にセンタの前進指令を出力する手段である構成
とし、請求項7として、砥石台の研削砥石の回転負荷を
検出する砥石負荷検出手段を備え、研削加工制御手段
が、砥石負荷検出手段からの検出信号に基づいて砥石台
駆動手段を制御する手段である構成とし、請求項8とし
て、研削加工制御手段が、研削加工中における砥石負荷
検出手段からの検出信号の変動が基準値を超えたとき
に、砥石台駆動手段に砥石台の後退指令を出力する手段
である構成とし、請求項9として、研削加工制御手段
が、砥石台駆動手段に砥石台の後退指令を出力し、砥石
負荷検出手段からの検出信号が基準値以下になったとき
に、センタ駆動手段にセンタの後退指令を出力する手段
である構成としており、上記の構成を課題を解決するた
めの手段としている。
では、主軸台の主軸と心押し台との間で被加工物を回転
可能に挟持し、被加工物と研削砥石を互いに同方向もし
くは逆方向に回転させて被加工物の外周面に研削加工を
行う。この際、研削加工装置では、主軸負荷検出手段に
より主軸の回転負荷を検出し、研削加工制御手段によ
り、主軸負荷検出手段からの検出信号に基づいて砥石台
駆動手段を制御しており、主軸の回転負荷の変化に応じ
て、砥石台を進退駆動して被加工物に対する研削砥石の
切込み量を変化させる。つまり、主軸台と心押し台との
間において被加工物を所定の力で挟持しておけば、主軸
と被加工物との保持状態が良好に維持されるように、被
加工物に対する研削砥石の切込み量が調整される。
は、研削加工中における主軸負荷検出手段からの検出信
号の変動が基準値を超えたとき、すなわち、被加工物に
対する研削砥石の切込み量が過大であるために、主軸台
の主軸と被加工物との間でスリップが生じたときに、主
軸の回転負荷が低下するので、この回転負荷の低下を検
出することで被加工物のスリップを判断し、研削加工制
御手段により、砥石台駆動手段に砥石台の後退指令を出
力して、被加工物に対する研削砥石の切込み量を減少さ
せる。
は、主軸の回転負荷の低下に伴って研削砥石の切込み量
を減少させる一方で、砥石負荷検出手段により砥石台の
研削砥石の回転負荷を検出し、研削加工制御手段によ
り、砥石負荷検出手段からの検出信号に基づいて主軸回
転調整手段を制御しており、研削砥石の回転負荷の変化
に応じて主軸台の主軸の回転速度を変化させる。
は、主軸台の主軸の回転負荷の低下に伴って研削砥石の
切込み量を減少させた状態において、研削加工中におけ
る砥石負荷検出手段からの検出信号が基準値以下になっ
たときに、研削加工制御手段により、主軸回転調整手段
に主軸の減速指令を出力して主軸を減速させ、その後、
研削砥石の切込み量を一定量増加させて切込み量が零に
なるのを防止し、自動的に最適条件を決定する。
は、主軸台の主軸と心押し台との間で被加工物を回転可
能に挟持し、被加工物と研削砥石を互いに同方向もしく
は逆方向に回転させて被加工物の外周面に研削加工を行
う。この際、研削加工装置では、主軸負荷検出手段によ
り主軸の回転負荷を検出し、研削加工制御手段により、
主軸負荷検出手段からの検出信号に基づいてセンタ駆動
手段を制御しており、主軸の回転負荷の変化に応じて、
心押し台のセンタを進退駆動して主軸とセンタによる被
加工物の挟持力を変化させ、主軸およびセンタと被加工
物との保持状態を常に良好に維持する。
は、研削加工中における主軸負荷検出手段からの検出信
号の変動が基準値を超えたとき、すなわち、被加工物に
対する研削砥石の切込み量が過大であるために、主軸台
の主軸と被加工物との間でスリップが生じたときに、主
軸の回転負荷が低下するので、この回転負荷の低下を検
出することで被加工物のスリップを判断し、研削加工制
御手段により、センタ駆動手段にセンタの前進指令を出
力して、主軸とセンタによる被加工物の挟持力を増大さ
せる。
は、主軸台の主軸の回転負荷の低下に伴って心押し台の
センタを前進させる一方で、砥石負荷検出手段により砥
石台の研削砥石の回転負荷を検出し、研削加工制御手段
により、研削砥石の回転負荷の検出信号に基づいて砥石
台駆動手段を制御しており、研削砥石の回転負荷の変化
に応じて、砥石台を進退駆動して被加工物に対する研削
砥石の切込み量を変化させる。
は、主軸の回転負荷の低下に伴って心押し台のセンタを
前進させた状態において、研削加工中における砥石負荷
検出手段からの検出信号の変動が基準値を超えたとき
に、研削加工制御手段により、砥石台駆動手段に砥石台
の後退指令を出力して、被加工物に対する研削砥石の切
込み量を減少させる。
は、主軸の回転負荷の低下に伴って心押し台のセンタを
前進させた状態において、砥石負荷検出手段からの検出
信号の変動が基準値を超え、砥石台駆動手段に砥石台の
後退指令を出力した後、砥石負荷検出手段からの検出信
号が基準値以下になったときに、研削加工制御手段によ
り、センタ駆動手段にセンタの後退指令を出力して、主
軸とセンタによる被加工物の挟持力を減少させる。
によれば、主軸を有する主軸台、心押し台、砥石台、砥
石台駆動手段、主軸負荷検出手段、および研削加工制御
手段を備えた構成を採用したことにより、主軸台と心押
し台とで被加工物を挟持する簡単な構造で、被加工物を
確実に保持し且つ被加工物に回転を与えることができ、
これにより、従来使用していたケレやドッグあるいはチ
ャックが一切不要になると共に、従来のような被加工物
のセットのし直しといった作業が不要になって、作業の
時間や手間を節減することができ、さらに、被加工物の
セットおよび取出しの自動化や、研削加工可能な被加工
物の自由度の向上なども実現することができる。また、
砥石台駆動手段、主軸負荷検出手段、および研削加工制
御手段を用いた自動制御により、主軸と被加工物との圧
接状態が良好に維持されるように、被加工物に対する研
削砥石の切込み量を最適なものに調整し得るので、主軸
台と心押し台とで被加工物を挟持する簡単な構造であり
ながら、高精度の研削加工を自動的に行うことができ
る。
よれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえ
に、とくに、主軸台の主軸と被加工物との間でスリップ
が生じた際に、被加工物に対する研削砥石の切込み量を
自動的に一定量減少させて、それ以降のスリップの発生
を抑制することができる。
よれば、請求項1および2と同様の効果を得ることがで
きるうえに、とくに、主軸回転調整手段および砥石負荷
検出手段を用いた自動制御により、砥石台駆動手段およ
び主軸負荷検出手段による切込み量の制御をカバーする
ものとして、研削砥石の回転負荷の変化に応じて主軸台
の主軸の回転速度を変化させて、研削砥石の回転負荷を
最適なものに調整することができる。
よれば、請求項3と同様の効果を得ることができるうえ
に、とくに、主軸台の主軸の回転負荷の低下に伴って研
削砥石の切込み量が一定量以下に減少した際に、主軸台
の主軸を減速させることで研削砥石の回転負荷を一定量
減少させて、被加工物のスリップの発生をより確実に防
止すると共に、再び砥石の切込みを与えることにより、
被加工物に対する研削砥石の切込み量が減少し過ぎるの
を防止することができる。
よれば、主軸を有する主軸台、心押し台、センタ駆動手
段、砥石台、砥石台駆動手段、主軸負荷検出手段、およ
び研削加工制御手段を備えた構成を採用したことによ
り、主軸台と心押し台とで被加工物を挟持する簡単な構
造で、被加工物を確実に保持し且つ被加工物に回転を与
えることができ、これにより、従来使用していたケレや
ドッグあるいはチャックが一切不要になると共に、従来
のような被加工物のセットのし直しといった作業が不要
になって、作業の時間や手間を節減することができ、さ
らに、被加工物のセットおよび取出しの自動化や、研削
加工可能な被加工物の自由度の向上なども実現すること
ができる。また、センタ駆動手段、主軸負荷検出手段、
および研削加工制御手段を用いた自動制御により、主軸
の回転負荷の変化に応じて、主軸およびセンタと被加工
物との圧接状態を常に良好に維持し得ると共に、例え
ば、研削砥石の切込み量を多くしたい場合には、主軸と
センタによる被加工物の挟持力を大きくし、切込み量を
少なくしたい場合には挟持力を小さくするように制御し
得るので、被加工物に必要以上の挟持力が加わるのを防
止することができ、被加工物の変形を防止することがで
き、主軸台と心押し台とで被加工物を挟持する簡単な構
造でありながら、高精度の研削加工を自動的に行うこと
ができる。
よれば、請求項5と同様の効果を得ることができるうえ
に、とくに、主軸台の主軸と被加工物との間でスリップ
が生じた際に、主軸とセンタによる被加工物の挟持力を
自動的に一定量増大させて、それ以降のスリップの発生
を抑制することができる。
よれば、請求項5および6と同様の効果を得ることがで
きるうえに、とくに、砥石台駆動手段および砥石負荷検
出手段を用いた自動制御により、センタ駆動手段および
主軸負荷検出手段による挟持力の制御をカバーするもの
として、研削砥石の回転負荷の変化に応じて、被加工物
に対する研削砥石の切込み量を最適なものに調整するこ
とができる。
よれば、請求項7と同様の効果を得ることができるうえ
に、とくに、主軸の回転負荷の低下に伴って心押し台の
センタが一定量以上に前進した際に、被加工物に対する
研削砥石の切込み量を減少させて、被加工物のスリップ
の発生をより確実に防止すると共に、被加工物にそれ以
上の挟持力が加わるのを防止することができる。これに
より、被加工物が比較的小径である場合でも、主軸とセ
ンタによる挟持力を適切なものにして、被加工物の変形
を防止することができ、高精度の研削加工を行うことが
できる。
よれば、請求項8と同様の効果を得ることができるうえ
に、とくに、主軸の回転負荷の低下に伴って心押し台の
センタを一定量以上に前進させ、さらに、被加工物に対
する研削砥石の切込み量を減少させた際に、主軸とセン
タによる被加工物の挟持力を減少させて、被加工物に必
要以上の挟持力が加わるのをより確実に防止することが
できる。
一実施例を説明する図である。
る主軸1を設けた主軸台2と、センタ3を回転自在に設
けた心押し台4と、回転駆動される研削砥石5を設けた
砥石台6と、挟持された被加工物Wに対して砥石台6を
進退駆動する砥石台駆動手段7と、主軸台2の主軸1の
回転負荷を検出する主軸負荷検出手段8と、主軸負荷検
出手段8からの検出信号に基づいて砥石台駆動手段7を
制御する研削加工制御手段9を備えている。この実施例
の被加工物Wは、中間に大径部を有する概略円柱体であ
る。
モータ10を内蔵している。主軸台2および心押し台4
は、図示しないベッド上に配置してあって、不動の主軸
台2に対して心押し台4を進退させることができ、主軸
1とセンタ3との間で被加工物Wを軸回りに回転可能に
挟持する。ここで、主軸1およびセンタ3は、先端部が
尖頭状を成している。これに対して、被加工物Wは、そ
の両端部に、円錐形のテーパ穴が同軸状に形成してあ
り、両テーパ穴に主軸1およびセンタ3の尖頭状先端部
を係合させた状態にして回転可能に挟持される。
タ11と、回転伝達機構や砥石回転軸を収容したハウジ
ング12を備え、研削砥石5の回転軸が主軸1やセンタ
3の軸線と平行になるように配置してある。砥石台駆動
手段7は、スライド用モータ13を駆動源とするスライ
ド機構により、主軸1およびセンタ3で挟持された被加
工物Wに対して砥石台6を進退駆動すると共に、図示し
ない別のモータおよびスライド機構により、砥石台6を
被加工物Wの軸線方向にも往復駆動する。
モータ10に取付けた電流検出器あるいは電流/電圧検
出器を入力源とするものであって、検出した電流あるい
は電流と電圧に基づいて主軸1の回転負荷を検出する。
8からの検出信号が入力される演算装置14と、演算装
置14からの指令信号に基づいて砥石台駆動手段7のス
ライド用モータ13に駆動指令を出力する制御装置15
を備えている。ここで、研削加工制御手段9は、研削加
工中における主軸負荷検出手段8からの検出信号の変動
が基準値を超えたときに、砥石台駆動手段7のスライド
用モータ13に砥石台6の後退指令を出力する。とく
に、この実施例では、演算装置14において、主軸1の
回転負荷の変動を監視し、その変動量が予め設定した基
準値を超えたときに、制御装置15からの指令により砥
石台6を一定量後退させる。
図2のフローチャートを用いて説明する。
に位置決めにより、主軸台2の主軸1と心押し台4のセ
ンタ3とで被加工物Wを一定の挟持力で保持したのち、
主軸用モータ10を作動させて、主軸1とともに被加工
物Wを回転させる。つまり、被加工物Wには、主軸1と
の間の摩擦力により回転が与えられる。そして、砥石用
モータ11を作動させて、被加工物Wの回転方向と同一
または逆の方向に研削砥石5を回転させ、さらに、砥石
台駆動手段7により砥石台6を移動させて、被加工物W
の外周面に対する研削加工を開始する(ステップS1,
S2)。
置は、主軸負荷検出手段8により常に主軸1の回転負荷
を検出し、研削加工制御手段9において、回転負荷の変
動を監視し続けている(ステップS3)。ここで、例え
ば、被加工物Wにおいて研削砥石5から受ける力が大き
くなり、主軸1と被加工物Wとの間でスリップが生じる
と、図3に示すように、主軸1の回転負荷(主軸用モー
タ10の負荷)が急激に減少する。
9の演算装置14において、回転負荷の変動量が基準値
を超えたと判定(ステップS3においてNo)すると、
主軸1と被加工物Wとの間でスリップが発生したと判断
して、制御装置15に指令信号を出力し、さらに、制御
装置15から砥石台駆動手段7のスライド用モータ13
に後退指令を出力し、砥石台6を一定量後退(上昇)さ
せることにより、被加工物Wに対する研削砥石5の切込
み量を一定量減少させる(ステップS4〜S7)。
し、それ以降の被加工物Wのスリップが防止されて、良
好な研削加工が継続されることになる。なお、再び被加
工物Wのスリップが生じれば、研削砥石5の切込み量を
一定量減少させる上記の制御を繰り返し行い、被加工物
Wへの負荷を適切なものにする。
いて、主軸1の回転負荷の変動量が基準値の範囲内であ
ると判定(ステップS3においてYes)したときに
は、研削加工の終了を確認するのに続いて、加工ステッ
プが全て終了しているか否かを判定し、終了していない
と判定(ステップS9においてNo)した場合には、上
記の制御フローを繰り返し、終了したと判定(ステップ
S9においてYes)した場合には、作業を終了する
(ステップS8〜S10)。
は、従来使用していたケレやドッグあるいはチャック等
が不要であって、セットした被加工物Wの全体を研削加
工し得るので、従来のように部分的に研削加工した被加
工物Wをセットし直す必要も無く、被加工物Wのセット
や取外しを自動化することも容易である。また、被加工
物Wを挟持するという簡単な構造でありながら、主軸1
に対して被加工物Wがスリップした際には、研削砥石5
の切込み量を減少させてスリップを防止する自動制御を
行うこととなり、言い換えれば、研削砥石5の最適な切
込み条件を自動的に決定し得ることとなる。
工装置の他の実施例を説明する図である。なお、先の実
施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
装置(図1参照)の構成に加えて、主軸台2の主軸1の
回転速度を調整する主軸回転調整手段21と、砥石台6
の研削砥石5の回転負荷を検出する砥石負荷検出手段2
2を備えると共に、研削加工制御手段9が、主軸負荷検
出手段8からの検出信号に基づいて砥石台駆動手段7を
制御するのに加えて、砥石負荷検出手段22からの検出
信号に基づいて主軸回転調整手段21を制御するように
なっている。
10の回転数を調整するインバータが用いられ、このイ
ンバータの働きで主軸1の回転速度を調整する。砥石負
荷検出手段22は、砥石用モータ11に取付けた電流検
出器あるいは電流/電圧検出器を入力源とするものであ
って、検出した電流あるいは電流と電圧に基づいて研削
砥石5の回転負荷を検出する。
て、主軸1の回転負荷の低下に伴って研削砥石5の切込
み量を減少させる制御を行ったうえで、砥石負荷検出手
段22からの検出信号が基準値以下になったときに、主
軸回転調整手段21に主軸の減速指令を出力し、その
後、研削砥石5の切込み量を一定量増加させる。
図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5に
おけるステップS21〜S27およびステップS32〜
S34は、先の実施例の動作(図2参照)でのステップ
S1〜S7およびS8〜S10と同じである。
工物Wとの間でスリップが発生し、これにより主軸1の
回転負荷が低下し、ステップ23において、主軸1の回
転負荷の変動量が基準値を超えたと判定(No)したと
きに、研削砥石5の切込み量を一定量減少させる制御
(ステップS24〜S27)を行い、その後、研削加工
制御手段9の演算装置14において、砥石負荷検出手段
22からの検出信号に基づいて研削砥石5の回転負荷が
基準値以下であるか否かを判定する(ステップS2
8)。
下ではない場合(No)には、ステップS23に戻り、
また、研削砥石5の回転負荷が基準値以下である場合
(Yes)には、制御装置15に指令信号を出力し、制
御装置15から主軸回転調整手段21に主軸1の減速指
令を出力し、主軸1(主軸用モータ10)の回転数を一
定量減少させ、その後、砥石台6とともに研削砥石5を
前進させて一定の切込みを与える(ステップS29〜S
33)。
軸1の回転負荷の低下に伴って研削砥石5の切込み量を
一定量減少させる制御を行うが、この制御を繰り返し行
うと研削砥石5の切込み量が著しく減少してしまう恐れ
があるため、主軸回転調整手段21および砥石負荷検出
手段22を用いた自動制御により、主軸1を減速させた
後に砥石台6を前進させて研削砥石5の切込みを与え、
研削砥石5の回転負荷を最適なものに調整し、これによ
り、被加工物Wのスリップの発生をより確実に防止し、
且つ被加工物Wに対する研削砥石5の切込み量が減少し
過ぎるのを防止するものとなっている。
工装置のさらに他の実施例を説明する図である。なお、
先の実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
た主軸台2と、主軸台2との間で被加工物Wを回転可能
に挟持する心押し台4と、心押し台4の少なくともセン
タ3を主軸台2に対して進退駆動するセンタ駆動手段2
3と、回転駆動される研削砥石5を設けた砥石台6と、
挟持された被加工物Wに対して砥石台6を進退駆動する
砥石台駆動手段7と、主軸1の回転負荷を検出する主軸
負荷検出手段8と、主軸負荷検出手段8からの検出信号
に基づいてセンタ駆動手段23を制御する研削加工制御
手段9を備えている。
してセンタ3を進退駆動する駆動部25を備えている。
研削加工制御手段9は、研削加工中における主軸負荷検
出手段8からの検出信号の変動が基準値を超えたとき
に、センタ駆動手段23にセンタ3の前進指令を出力す
る。
図7のフローチャートを用いて説明する。なお、図7に
おけるステップS41〜S43およびステップS47〜
S49は、先の実施例の動作(図2参照)でのステップ
S1〜S7およびS8〜S10と同じである。
工中において、主軸1と被加工物Wとの間でスリップが
発生し、これにより主軸1の回転負荷が低下し、研削加
工制御手段9の演算装置14において、主軸1の回転負
荷の変動量が基準値を超えたと判定(ステップS43に
おいてNo)すると、制御装置15に指令信号を出力
し、制御装置15からセンタ駆動手段23に前進指令を
出力して、心押し台4のセンタ3を一定量前進させ、主
軸1とセンタ3による被加工物Wの挟持力を一定量増加
させる(ステップS44〜S46)。つまり、被加工物
Wとの接触部面積が増大するため、主軸1と被加工物W
との摩擦力、および被加工物Wとセンタ3との摩擦力が
増大し、それ以降の被加工物Wのスリップが防止され
る。
1の回転負荷の変化に応じて、主軸1とセンタ3による
被加工物Wの挟持力が最適なものとなるように制御し得
るので、上記したスリップの防止だけでなく、例えば、
研削加工の種類に対応して挟持力を最適なものに制御す
ることができ、具体的には、研削砥石5の切込み量を大
きくして粗加工を行う場合には、その負荷に対応して被
加工物Wの挟持力を増大させ、研削砥石5の切込み量を
小さくして仕上げ加工を行う場合には、挟持力を減少さ
せるように制御することができる。なお、センタ駆動手
段は、心押し台4の全体を進退駆動するものであっても
良い。
工装置のさらに他の実施例を説明する図である。なお、
先の実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
構成(図6参照)に加えて、砥石台6の研削砥石5の回
転負荷を検出する砥石負荷検出手段22を備えると共
に、研削加工制御手段9が、主軸負荷検出手段8からの
出力信号に基づいてセンタ駆動手段23を制御するのに
加えて、砥石負荷検出手段22からの検出信号に基づい
て砥石台駆動手段7を制御する。
て、主軸1の回転負荷の低下に伴って主軸1とセンタ3
による被加工物Wの挟持力のを一定量増大させる制御を
行ったうえで、砥石負荷検出手段22からの検出信号の
変動が基準値を超えたとき、すなわち、研削砥石5の回
転負荷の変動量が予め定めた基準値を超えたときに、砥
石台駆動手段7に砥石台6の後退指令を出力する。
図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図9に
おけるステップS51〜S56およびステップS62〜
S64は、前の実施例の動作(図7参照)でのステップ
S41〜S46およびS47〜S49と同じである。
工物Wとの間でスリップが発生し、これにより主軸1の
回転負荷が低下し、ステップ53において、主軸1の回
転負荷の変動量が基準値を超えたと判定(No)したと
きに、センタ3を前進させて挟持力を一定量増加させる
制御(ステップS54〜S56)を行い、その後、研削
加工制御手段9の演算装置14において、砥石負荷検出
手段22からの検出信号に基づいて研削砥石5の回転負
荷の変動量が基準値を超えているか否かを判定する(ス
テップS57)。
基準値以内である場合(Yes)には、ステップS53
に戻り、回転負荷の変動量が基準値を超えている場合
(No)には、現在行っている研削加工が仕上げ加工で
あるか否かを判定する(ステップS58)。このとき、
仕上げ加工ではない場合(No)つまり粗加工である場
合には、研削砥石5の大きい切込み量が必要であるた
め、ステップS53に戻って研削加工を継続する。
(Yes)には、制御装置15に指令信号を出力し、制
御装置15から砥石台駆動手段7に砥石台6の後退指令
を出力し、被加工物Wに対する研削砥石5の切込み量を
一定量減少させる(ステップS59〜S61)。
軸1の回転負荷の低下に伴ってセンタ3の前進させ、被
加工物Wの挟持力を一定量増加させる制御を行うが、こ
の制御を繰り返し行うと、挟持力が過大になって被加工
物Wを変形させてしまう恐れがあるため、砥石負荷検出
手段22および砥石台駆動手段7を用いた自動制御によ
り、研削砥石5の回転負荷の変動量が基準値を超えたと
き、すなわち、被加工物Wの変形に伴って負荷の変動が
大となるときに、研削砥石5の切込み量を減少させるこ
とで、被加工物Wのスリップの発生をより確実に防止
し、且つ被加工物Wに対する挟持力が必要以上に大きく
なるのを防止するものとなっている。
あるか仕上げ加工であるかを判断するには、研削砥石5
の初期の切込み量(原点からの移動量)等を用いる。こ
の場合、研削加工制御手段9において、制御装置15か
ら演算装置14に切込み量を判断する信号を入力すれば
よい。
記の動作に加えて、砥石台駆動手段7に砥石台6の後退
指令を出力し、研削砥石5の切込み量を減少させたとき
に、被加工物Wへの負荷も減少するので、研削加工制御
手段9により、被加工物Wに対する挟持力が初期値に戻
るように、センタ駆動手段23にセンタ3の後退指令を
出力する。これにより、被加工物Wに必要以上の挟持力
が加わるのがより確実に防止されることとなる。
自動制御により、被加工物Wに影響を及ぼすことのない
最適な挟持力を自動的に決定し得るので、被加工物Wが
外径の小さい曲りやすいものであっても高精度の研削加
工を行い得る。また、砥石負荷検出手段22からの検出
信号に基づいて研削砥石5の回転負荷の変動量が基準値
を超えているか否かを判定した際に、その変動量が著し
く大きく、予め設定した上限値を上回るような場合は、
被加工物Wに変形が生じたものと判断し、研削加工を中
断する制御を行うこともできる。
構成部位の具体例が上記各実施例のみに限定されるもの
ではない。また、上記各実施例以外に各手段を組み合わ
せた構成にして、研削加工装置を制御することも可能で
ある。
説明図である。
ーチャートである。
を説明するものとして、時間経過に伴う主軸用モータの
負荷の変化を示すグラフである。
す説明図である。
ーチャートである。
例を示す説明図である。
ーチャートである。
例を示す説明図である。
ーチャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 回転駆動される主軸を設けた主軸台と、
主軸台との間で被加工物を回転可能に挟持する心押し台
と、回転駆動される研削砥石を設けた砥石台と、挟持さ
れた被加工物に対して砥石台を進退駆動する砥石台駆動
手段と、主軸台の主軸の回転負荷を検出する主軸負荷検
出手段と、主軸負荷検出手段からの検出信号に基づいて
砥石台駆動手段を制御する研削加工制御手段を備えたこ
とを特徴とする研削加工装置。 - 【請求項2】 研削加工制御手段が、研削加工中におけ
る主軸負荷検出手段からの検出信号の変動が基準値を超
えたときに、砥石台駆動手段に砥石台の後退指令を出力
する手段であることを特徴とする請求項1に記載の研削
加工装置。 - 【請求項3】 主軸台の主軸の回転速度を調整する主軸
回転調整手段と、砥石台の研削砥石の回転負荷を検出す
る砥石負荷検出手段を備え、研削加工制御手段が、砥石
負荷検出手段からの検出信号に基づいて主軸回転調整手
段を制御する手段であることを特徴とする請求項1また
は2に記載の研削加工装置。 - 【請求項4】 研削加工制御手段が、研削加工中におけ
る砥石負荷検出手段からの検出信号が基準値以下になっ
たときに、主軸回転調整手段に主軸の減速指令を出力
し、その後、研削砥石の切込み量を一定量増加させる手
段であることを特徴とする請求項3に記載の研削加工装
置。 - 【請求項5】 回転駆動される主軸を設けた主軸台と、
主軸台との間で被加工物を回転可能に挟持する心押し台
と、心押し台の少なくともセンタを主軸台に対して進退
駆動するセンタ駆動手段と、回転駆動される研削砥石を
設けた砥石台と、挟持された被加工物に対して砥石台を
進退駆動する砥石台駆動手段と、主軸台の主軸の回転負
荷を検出する主軸負荷検出手段と、主軸負荷検出手段か
らの検出信号に基づいてセンタ駆動手段を制御する研削
加工制御手段を備えたことを特徴とする研削加工装置。 - 【請求項6】 研削加工制御手段が、研削加工中におけ
る主軸負荷検出手段からの検出信号の変動が基準値を超
えたときに、センタ駆動手段にセンタの前進指令を出力
する手段であることを特徴とする請求項5に記載の研削
加工装置。 - 【請求項7】 砥石台の研削砥石の回転負荷を検出する
砥石負荷検出手段を備え、研削加工制御手段が、砥石負
荷検出手段からの検出信号に基づいて砥石台駆動手段を
制御する手段であることを特徴とする請求項5または6
に記載の研削加工装置。 - 【請求項8】 研削加工制御手段が、研削加工中におけ
る砥石負荷検出手段からの検出信号の変動が基準値を超
えたときに、砥石台駆動手段に砥石台の後退指令を出力
する手段であることを特徴とする請求項7に記載の研削
加工装置。 - 【請求項9】 研削加工制御手段が、砥石台駆動手段に
砥石台の後退指令を出力し、砥石負荷検出手段からの検
出信号が基準値以下になったときに、センタ駆動手段に
センタの後退指令を出力する手段であることを特徴とす
る請求項8に記載の研削加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10576199A JP3918896B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 研削加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10576199A JP3918896B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 研削加工装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296440A true JP2000296440A (ja) | 2000-10-24 |
| JP3918896B2 JP3918896B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=14416202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10576199A Expired - Fee Related JP3918896B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 研削加工装置 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3918896B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016194079A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 株式会社日立製作所 | 加工装置 |
| KR20240060051A (ko) * | 2022-10-28 | 2024-05-08 | 주식회사 테스트원 | Iot 기반의 지능형 자동 커팅 머신 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP10576199A patent/JP3918896B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016194079A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 株式会社日立製作所 | 加工装置 |
| KR20240060051A (ko) * | 2022-10-28 | 2024-05-08 | 주식회사 테스트원 | Iot 기반의 지능형 자동 커팅 머신 |
| KR102749215B1 (ko) | 2022-10-28 | 2025-01-03 | 주식회사 테스트원 | Iot 기반의 지능형 자동 커팅 머신 |
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|---|---|
| JP3918896B2 (ja) | 2007-05-23 |
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