JP2000296574A - 複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木 - Google Patents
複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】強度的に優れることは勿論、軽量で取扱い性に
優れ、低吸水性で長期の屋外での使用にも耐える枕木等
に使用される複合材料を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】天然植物原材をその繊維方向に割裂させる
ことによって得られた複数の割裂片が、その繊維方向を
一方向に引き揃えるように結合材を介して固着されてな
る芯層と、長繊維素材がその繊維方向を一方向に引き揃
えるように発泡樹脂中に分散配置された繊維補強層とを
備え、この繊維補強層が、長繊維素材の繊維方向を芯層
の割裂片の繊維方向に一致させるとともに、芯層の対向
する繊維方向に平行な2面を少なくとも覆うように芯層
に積層されている構成とした。
優れ、低吸水性で長期の屋外での使用にも耐える枕木等
に使用される複合材料を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】天然植物原材をその繊維方向に割裂させる
ことによって得られた複数の割裂片が、その繊維方向を
一方向に引き揃えるように結合材を介して固着されてな
る芯層と、長繊維素材がその繊維方向を一方向に引き揃
えるように発泡樹脂中に分散配置された繊維補強層とを
備え、この繊維補強層が、長繊維素材の繊維方向を芯層
の割裂片の繊維方向に一致させるとともに、芯層の対向
する繊維方向に平行な2面を少なくとも覆うように芯層
に積層されている構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合材料およびこ
の複合材料を用いた合成枕木に関する。
の複合材料を用いた合成枕木に関する。
【0002】
【従来の技術】外観的に天然木材と酷似しており、また
物性的に天然木材と同等以上の性能を示す繊維強化され
た複合材料(熱硬化性発泡樹脂成形品)が建材、構造部
材、枕木、水回り板材等の構造体として使用されてい
る。
物性的に天然木材と同等以上の性能を示す繊維強化され
た複合材料(熱硬化性発泡樹脂成形品)が建材、構造部
材、枕木、水回り板材等の構造体として使用されてい
る。
【0003】従来のこの種の複合材料として、特公昭5
2−2421号公報等に開示されているように、板状ま
たは棒状の成形品本体が、熱硬化性発泡樹脂液を発泡硬
化させて形成されていて、この成形品本体内に長繊維の
ガラス繊維が補強繊維として長手方向に引き揃えられて
略平行に並んで分散されている熱硬化性発泡樹脂成形品
や、特開平7−195313号公報等に開示されている
ように、木材を繊維方向に割裂し、この割裂片をその繊
維方向が一方向に並ぶように並べた状態で圧縮成形によ
って結合材を介して一体化した積層材等が既に提案され
ている。
2−2421号公報等に開示されているように、板状ま
たは棒状の成形品本体が、熱硬化性発泡樹脂液を発泡硬
化させて形成されていて、この成形品本体内に長繊維の
ガラス繊維が補強繊維として長手方向に引き揃えられて
略平行に並んで分散されている熱硬化性発泡樹脂成形品
や、特開平7−195313号公報等に開示されている
ように、木材を繊維方向に割裂し、この割裂片をその繊
維方向が一方向に並ぶように並べた状態で圧縮成形によ
って結合材を介して一体化した積層材等が既に提案され
ている。
【0004】しかしながら、上記のようにな熱硬化性樹
脂成形品や積層材には、つぎのような問題点があった。
すなわち、上記熱硬化性樹脂成形品の場合、ガラス繊維
が成形品の曲げ強度を向上させるために用いられている
のであるが、充分な曲げ強度を発現しようとすると、成
形品の重量が重くなってしまい取扱い性に問題が出てく
る。
脂成形品や積層材には、つぎのような問題点があった。
すなわち、上記熱硬化性樹脂成形品の場合、ガラス繊維
が成形品の曲げ強度を向上させるために用いられている
のであるが、充分な曲げ強度を発現しようとすると、成
形品の重量が重くなってしまい取扱い性に問題が出てく
る。
【0005】一方、上記積層材の場合、軽量ではある
が、吸水性があるために、長期の屋外での使用には不適
である。
が、吸水性があるために、長期の屋外での使用には不適
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、強度的に優れることは勿論、軽量で取扱
い性に優れ、低吸水性で長期の屋外での使用にも耐える
複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木を提供す
ることを目的としている。
事情に鑑みて、強度的に優れることは勿論、軽量で取扱
い性に優れ、低吸水性で長期の屋外での使用にも耐える
複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に記載の複合材料(以下、
「請求項1の複合材料」と記す)は、天然植物原材をそ
の繊維方向に割裂させることによって得られた複数の割
裂片が、その繊維方向を一方向に引き揃えるように結合
材を介して固着されてなる芯層と、長繊維素材がその繊
維方向を一方向に引き揃えるように発泡樹脂中に分散配
置された繊維補強層とを備え、この繊維補強層が、長繊
維素材の繊維方向を芯層の割裂片の繊維方向に一致させ
るとともに、芯層の対向する繊維方向に平行な2面を少
なくとも覆うように芯層に積層されている構成とした。
るために、本発明の請求項1に記載の複合材料(以下、
「請求項1の複合材料」と記す)は、天然植物原材をそ
の繊維方向に割裂させることによって得られた複数の割
裂片が、その繊維方向を一方向に引き揃えるように結合
材を介して固着されてなる芯層と、長繊維素材がその繊
維方向を一方向に引き揃えるように発泡樹脂中に分散配
置された繊維補強層とを備え、この繊維補強層が、長繊
維素材の繊維方向を芯層の割裂片の繊維方向に一致させ
るとともに、芯層の対向する繊維方向に平行な2面を少
なくとも覆うように芯層に積層されている構成とした。
【0008】本発明の請求項2に記載の複合材料(以
下、「請求項2の複合材料」と記す)は、請求項1の複
合材料において、芯層の繊維方向に平行な面の全面に、
繊維補強層を積層した。
下、「請求項2の複合材料」と記す)は、請求項1の複
合材料において、芯層の繊維方向に平行な面の全面に、
繊維補強層を積層した。
【0009】本発明の請求項3に記載の複合材料(以
下、「請求項3の複合材料」と記す)は、天然植物原材
をその繊維方向に割裂させることによって得られた複数
の割裂片が、その繊維方向を一方向に引き揃えるように
結合材を介して固着されてなる芯層と、長繊維素材がそ
の繊維方向を一方向に引き揃えるように発泡樹脂中に分
散配置された繊維補強層とを備え、この繊維補強層が、
長繊維素材の繊維方向を芯層の割裂片の繊維方向と直交
させるとともに、芯層の繊維方向の両端面を覆うように
積層されている構成とした。
下、「請求項3の複合材料」と記す)は、天然植物原材
をその繊維方向に割裂させることによって得られた複数
の割裂片が、その繊維方向を一方向に引き揃えるように
結合材を介して固着されてなる芯層と、長繊維素材がそ
の繊維方向を一方向に引き揃えるように発泡樹脂中に分
散配置された繊維補強層とを備え、この繊維補強層が、
長繊維素材の繊維方向を芯層の割裂片の繊維方向と直交
させるとともに、芯層の繊維方向の両端面を覆うように
積層されている構成とした。
【0010】本発明にかかる合成枕木は、請求項1〜請
求項3の複合材料で形成するようにした。
求項3の複合材料で形成するようにした。
【0011】本発明において、天然植物原材とは、特に
限定されないが、たとえば、積層材として従来より広く
使用されている、ヒバ、杉等の針葉樹、ブナや南洋広葉
樹等もの、または孟宗竹等の竹材が挙げられる。なお、
割裂片は、乾燥状態にしておくことが好ましい。結合材
としては、割裂片(繊維素)を結束させることができれ
ば、特に限定されないが、たとえば、不飽和ポリエステ
ル、エポキシ、ポリウレタン、フェノール、酢酸ビニル
等が好ましく、発泡していても構わない。
限定されないが、たとえば、積層材として従来より広く
使用されている、ヒバ、杉等の針葉樹、ブナや南洋広葉
樹等もの、または孟宗竹等の竹材が挙げられる。なお、
割裂片は、乾燥状態にしておくことが好ましい。結合材
としては、割裂片(繊維素)を結束させることができれ
ば、特に限定されないが、たとえば、不飽和ポリエステ
ル、エポキシ、ポリウレタン、フェノール、酢酸ビニル
等が好ましく、発泡していても構わない。
【0012】長繊維素材としては、補強繊維としての機
能を有していれば、その形状が限定されず、たとえば、
モノフィラメント、フィブリル(髭状の繊維が突き出た
物)化繊維、織り糸等が挙げられる。また、その材質
は、合繊樹脂などの有機繊維、ガラス、炭素などの無機
繊維が挙げられ、特にガラスあるいは炭素が補強効果が
大きく好適である。
能を有していれば、その形状が限定されず、たとえば、
モノフィラメント、フィブリル(髭状の繊維が突き出た
物)化繊維、織り糸等が挙げられる。また、その材質
は、合繊樹脂などの有機繊維、ガラス、炭素などの無機
繊維が挙げられ、特にガラスあるいは炭素が補強効果が
大きく好適である。
【0013】発泡樹脂としては、特に限定されないが、
たとえば、熱分解型発泡剤やフロン等の溶解性発泡剤、
反応硬化時に気体が副生成するものを含む熱硬化性発泡
樹脂液から形成される硬質または半硬質ポリウレタンフ
ォーム、フェノールフォーム、低倍率ポリエステルフォ
ーム等が挙げられ、これらのうち、ポリウレンタフォー
ムが、比較的高い機械強度を有し、発泡時に独立気泡を
形成するために非吸水性に優れると言う特徴があり、好
適に使用される。
たとえば、熱分解型発泡剤やフロン等の溶解性発泡剤、
反応硬化時に気体が副生成するものを含む熱硬化性発泡
樹脂液から形成される硬質または半硬質ポリウレタンフ
ォーム、フェノールフォーム、低倍率ポリエステルフォ
ーム等が挙げられ、これらのうち、ポリウレンタフォー
ムが、比較的高い機械強度を有し、発泡時に独立気泡を
形成するために非吸水性に優れると言う特徴があり、好
適に使用される。
【0014】本発明の複合材料の製造方法は、バッチ式
でも連続式でも構わない。バッチ式の製造方法として
は、たとえば、特開平7−195313号公報に開示さ
れているような方法で、複数の割裂片を結合材の硬化に
よって結合させて芯層となる割裂片結合体を得たのち、
長繊維束に発泡樹脂液を含浸させ発泡樹脂が未硬化のま
まで、金型内で樹脂含浸長繊維束を割裂片結合体の所定
の面を被覆するように配置し、金型内で発泡樹脂液を加
熱発泡硬化させる方法が挙げられる。
でも連続式でも構わない。バッチ式の製造方法として
は、たとえば、特開平7−195313号公報に開示さ
れているような方法で、複数の割裂片を結合材の硬化に
よって結合させて芯層となる割裂片結合体を得たのち、
長繊維束に発泡樹脂液を含浸させ発泡樹脂が未硬化のま
まで、金型内で樹脂含浸長繊維束を割裂片結合体の所定
の面を被覆するように配置し、金型内で発泡樹脂液を加
熱発泡硬化させる方法が挙げられる。
【0015】一方、連続式の製造方法としては、たとえ
ば、特開平7−195313号公報に開示されているよ
うな方法で、多数の割裂片をその繊維方向が一方向揃う
ように積み重ねた状態で、この割裂片群をベルトコンベ
ヤに連続的に載せて、ベルトコンベヤ上で結合材を割裂
片群に振りかけたのち、押圧ロールでベルトコンベヤと
の間でプレスして所定の厚みの積層物にする。
ば、特開平7−195313号公報に開示されているよ
うな方法で、多数の割裂片をその繊維方向が一方向揃う
ように積み重ねた状態で、この割裂片群をベルトコンベ
ヤに連続的に載せて、ベルトコンベヤ上で結合材を割裂
片群に振りかけたのち、押圧ロールでベルトコンベヤと
の間でプレスして所定の厚みの積層物にする。
【0016】そして、結合材が未硬化状態にある間に、
発泡樹脂液を振りかけた長繊維群を積層物の上下面に沿
わせたのち、筒状の成形用通路に導入し、成形用通路内
で発泡樹脂液を加熱発泡硬化させると同時に成形用通路
の断面形状に成形する方法が挙げられる。
発泡樹脂液を振りかけた長繊維群を積層物の上下面に沿
わせたのち、筒状の成形用通路に導入し、成形用通路内
で発泡樹脂液を加熱発泡硬化させると同時に成形用通路
の断面形状に成形する方法が挙げられる。
【0017】また、請求項1の複合材料において、芯層
の繊維補強層で被覆されていない面には、非吸水性の材
料からなる吸水防止層を積層することが好ましい。非吸
水性材料としては、特に限定されないが、たとえば、ポ
リエステル、ポリウレタン等が挙げれる。なお、吸水防
止層は、発泡状態になっていも構わない。
の繊維補強層で被覆されていない面には、非吸水性の材
料からなる吸水防止層を積層することが好ましい。非吸
水性材料としては、特に限定されないが、たとえば、ポ
リエステル、ポリウレタン等が挙げれる。なお、吸水防
止層は、発泡状態になっていも構わない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は請求項1の複
合材料の1つの実施の形態をあらわしている。
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は請求項1の複
合材料の1つの実施の形態をあらわしている。
【0019】図1(a),(b)に示すように、この複
合材料1aは、芯層2aと繊維補強層3とを備えてい
る。芯層2aは、図1(a)に示すように、木材や竹等
の天然植物原材がその繊維方向に割裂されて得られた多
数の割裂片21が、芯層2aの長手方向にその繊維方向
を一方向に引き揃えるように積層され、図1(a),
(b)に示すように、結合材22を介して固着され、割
裂片21の繊維方向と平行に対向する2面が繊維補強層
3によって被覆されている。
合材料1aは、芯層2aと繊維補強層3とを備えてい
る。芯層2aは、図1(a)に示すように、木材や竹等
の天然植物原材がその繊維方向に割裂されて得られた多
数の割裂片21が、芯層2aの長手方向にその繊維方向
を一方向に引き揃えるように積層され、図1(a),
(b)に示すように、結合材22を介して固着され、割
裂片21の繊維方向と平行に対向する2面が繊維補強層
3によって被覆されている。
【0020】すなわち、繊維補強層3は、長繊維素材3
1がその繊維方向を一方向に引き揃えるように発泡樹脂
32中に分散配置されていて、図1(a)に示すよう
に、繊維方向を芯層2aの割裂片21の繊維方向と同一
方向を向くように芯層2aに積層されている。また、芯
層2aの繊維補強層3が設けられていない面は、図1
(b)に示すように、非吸水性の材料で形成された吸水
防止層4によって被覆されている。
1がその繊維方向を一方向に引き揃えるように発泡樹脂
32中に分散配置されていて、図1(a)に示すよう
に、繊維方向を芯層2aの割裂片21の繊維方向と同一
方向を向くように芯層2aに積層されている。また、芯
層2aの繊維補強層3が設けられていない面は、図1
(b)に示すように、非吸水性の材料で形成された吸水
防止層4によって被覆されている。
【0021】この複合材料1は、以上のように、芯層2
aが天然植物原材の割裂片21と結合材22によって形
成されているので、軽量で取扱い性に優れたものとな
る。しかも、芯層2aが繊維補強層3および吸水防止層
4によって被覆されているので、芯層2aを構成する割
裂片21が雨水等に直接さらされることがないため、吸
水性も少なく、屋外に長期間放置して使用される用途に
も好適に用いることができる。
aが天然植物原材の割裂片21と結合材22によって形
成されているので、軽量で取扱い性に優れたものとな
る。しかも、芯層2aが繊維補強層3および吸水防止層
4によって被覆されているので、芯層2aを構成する割
裂片21が雨水等に直接さらされることがないため、吸
水性も少なく、屋外に長期間放置して使用される用途に
も好適に用いることができる。
【0022】また、割裂片21の繊維方向と、繊維補強
層3の長繊維の繊維方向とが複合材料1aの長手方向に
配向しているので、長手方向の曲げ強度に優れている。
層3の長繊維の繊維方向とが複合材料1aの長手方向に
配向しているので、長手方向の曲げ強度に優れている。
【0023】図2は、請求項2の複合材料の1つの実施
の形態をあらわしている。図2に示すように、この複合
材料1bは、吸水防止層4に代えて芯層2aの全周を繊
維補強層3で被覆するようにした以外は、上記複合材料
1aと同様になっている。
の形態をあらわしている。図2に示すように、この複合
材料1bは、吸水防止層4に代えて芯層2aの全周を繊
維補強層3で被覆するようにした以外は、上記複合材料
1aと同様になっている。
【0024】図3は、請求項3の複合材料の1つの実施
の形態をあらわしている。図3に示すように、この複合
材料1cは、割裂片の繊維方向が芯層2bの幅方向に引
き揃えられている以外は、上記複合材料1bと同様にな
っている。
の形態をあらわしている。図3に示すように、この複合
材料1cは、割裂片の繊維方向が芯層2bの幅方向に引
き揃えられている以外は、上記複合材料1bと同様にな
っている。
【0025】すなわち、この複合材料1cによれば、複
合材料1a,1bに比べ長手方向の曲げ強度は弱くなる
が、幅方向の強度が強くなり、2方向の強度が要求され
る場所に使用可能となる。
合材料1a,1bに比べ長手方向の曲げ強度は弱くなる
が、幅方向の強度が強くなり、2方向の強度が要求され
る場所に使用可能となる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
る。
【0027】(実施例1)図4に示す装置5を用い、図
5に示すように、芯層2dの周囲を割裂片の繊維方向
と、補強繊維の繊維方向が一致するように繊維強化層3
dが設けられ、各部が図5に示すとおりの寸法をしてお
り、芯層2dおよび繊維強化層3dが以下の表1に示す
配合条件である複合材料1dを得た。
5に示すように、芯層2dの周囲を割裂片の繊維方向
と、補強繊維の繊維方向が一致するように繊維強化層3
dが設けられ、各部が図5に示すとおりの寸法をしてお
り、芯層2dおよび繊維強化層3dが以下の表1に示す
配合条件である複合材料1dを得た。
【0028】
【表1】
【0029】なお、図4の装置5は、多数の割裂片21
をその繊維方向が一方向揃うように積み重ねた状態で、
この割裂片群21aをベルトコンベヤ51に連続的に載
せて、ベルトコンベヤ51上で結合材22を割裂片群2
1aに振りかけたのち、押圧ロール52とベルトコンベ
ヤ51との間でプレスして所定の厚みの積層物2’にす
る。
をその繊維方向が一方向揃うように積み重ねた状態で、
この割裂片群21aをベルトコンベヤ51に連続的に載
せて、ベルトコンベヤ51上で結合材22を割裂片群2
1aに振りかけたのち、押圧ロール52とベルトコンベ
ヤ51との間でプレスして所定の厚みの積層物2’にす
る。
【0030】そして、結合材22が未硬化状態にある間
に、この積層物2’の上下面に発泡樹脂液33を振りか
けた長繊維群34を沿わせたのち、筒状の成形用通路5
3に導入し、成形用通路53内で結合材22および発泡
樹脂液33を加熱硬化あるいは加熱発泡硬化させると同
時に成形用通路53の断面形状に連続的に成形するよう
になっている。図4中、54は引取り機である。
に、この積層物2’の上下面に発泡樹脂液33を振りか
けた長繊維群34を沿わせたのち、筒状の成形用通路5
3に導入し、成形用通路53内で結合材22および発泡
樹脂液33を加熱硬化あるいは加熱発泡硬化させると同
時に成形用通路53の断面形状に連続的に成形するよう
になっている。図4中、54は引取り機である。
【0031】(実施例2)以下の表2に示す配合割合と
なるように、孟宗竹の割裂片をその繊維方向が一方向に
揃った状態で、結合材としての硬質ポリウレタン樹脂液
とともに図6(a)に示す内寸1000×1000×3
0mmの予備成形型61に入れて、予備成形型61の形状
に予備成形したのち、予備成形品2eの周囲に割裂片の
繊維方向にガラス繊維の繊維方向が直交するように表2
に示す発泡樹脂としての硬質ポウレタン樹脂液が含浸さ
れたガラス繊維ロービングを配置した状態で、図6
(b)に示すように、予備成形品2eを内寸1010×
1010×46mmの成形型62に移し、図6(c)に示
すように、成形型62内で未硬化樹脂を発泡硬化させて
各部が図7に示すとおりの寸法をして複合材料1eを得
た。
なるように、孟宗竹の割裂片をその繊維方向が一方向に
揃った状態で、結合材としての硬質ポリウレタン樹脂液
とともに図6(a)に示す内寸1000×1000×3
0mmの予備成形型61に入れて、予備成形型61の形状
に予備成形したのち、予備成形品2eの周囲に割裂片の
繊維方向にガラス繊維の繊維方向が直交するように表2
に示す発泡樹脂としての硬質ポウレタン樹脂液が含浸さ
れたガラス繊維ロービングを配置した状態で、図6
(b)に示すように、予備成形品2eを内寸1010×
1010×46mmの成形型62に移し、図6(c)に示
すように、成形型62内で未硬化樹脂を発泡硬化させて
各部が図7に示すとおりの寸法をして複合材料1eを得
た。
【0032】
【表2】
【0033】(比較例1)実施例1の芯層と同じブナ材
の割裂片(略3×3×800mm)と、結合材としての硬
質ウレタン樹脂液とを実施例1と同じ配合割合で用いて
長手方向に割裂片の繊維が並んだ幅200mm、高さ15
0mmの断面形状をしたサンプル成形体を得た。 (比較例2)実施例1の表面層と同じガラス繊維ロービ
ングと、硬質ウレタン樹脂液とを実施例1の表面層と同
じ配合割合で用いて長手方向にガラス繊維が並んだ幅2
00mm、高さ150mmの断面形状をしたサンプル成形体
を得た。
の割裂片(略3×3×800mm)と、結合材としての硬
質ウレタン樹脂液とを実施例1と同じ配合割合で用いて
長手方向に割裂片の繊維が並んだ幅200mm、高さ15
0mmの断面形状をしたサンプル成形体を得た。 (比較例2)実施例1の表面層と同じガラス繊維ロービ
ングと、硬質ウレタン樹脂液とを実施例1の表面層と同
じ配合割合で用いて長手方向にガラス繊維が並んだ幅2
00mm、高さ150mmの断面形状をしたサンプル成形体
を得た。
【0034】(比較例3)実施例2の表面層と同じガラ
ス繊維ロービングと、硬質ウレタン樹脂液とを実施例2
の表面層と同じ配合割合で用いて長手方向にガラス繊維
が並んだ幅1010mm、高さ46mmの断面形状をしたサ
ンプル成形体を得た。 (比較例4)実施例2の表面層と同じガラス繊維ロービ
ングと、硬質ウレタン樹脂液とを実施例1の表面層と同
じ配合割合で用いて幅方向にガラス繊維が並んだ幅10
10mm、高さ30mmの断面形状をした芯層の上下面に長
手方向にガラス繊維が並んだ幅1010mm、高さ8mmの
断面形状をした表面層を設けた幅1010mm、高さ46
mmの断面形状をしたサンプル成形体を得た。
ス繊維ロービングと、硬質ウレタン樹脂液とを実施例2
の表面層と同じ配合割合で用いて長手方向にガラス繊維
が並んだ幅1010mm、高さ46mmの断面形状をしたサ
ンプル成形体を得た。 (比較例4)実施例2の表面層と同じガラス繊維ロービ
ングと、硬質ウレタン樹脂液とを実施例1の表面層と同
じ配合割合で用いて幅方向にガラス繊維が並んだ幅10
10mm、高さ30mmの断面形状をした芯層の上下面に長
手方向にガラス繊維が並んだ幅1010mm、高さ8mmの
断面形状をした表面層を設けた幅1010mm、高さ46
mmの断面形状をしたサンプル成形体を得た。
【0035】(比較例5)実施例2の芯層と同じ孟宗竹
の割裂片と、結合材としての硬質ウレタン樹脂液とを実
施例1と同じ配合割合で用いて幅方向に割裂片の繊維が
並んだ幅1010mm、高さ30mmの断面形状をした芯層
の上下面に長手方向に割裂片の繊維が並んだ幅1010
mm、高さ8mmの断面形状をした表面層を設けた幅101
0mm、高さ46mmの断面形状をしたサンプル成形体を得
た。
の割裂片と、結合材としての硬質ウレタン樹脂液とを実
施例1と同じ配合割合で用いて幅方向に割裂片の繊維が
並んだ幅1010mm、高さ30mmの断面形状をした芯層
の上下面に長手方向に割裂片の繊維が並んだ幅1010
mm、高さ8mmの断面形状をした表面層を設けた幅101
0mm、高さ46mmの断面形状をしたサンプル成形体を得
た。
【0036】上記実施例1,2および比較例1〜5で得
た複合材料およびサンプル成形体の長手方向の曲げ強
度、幅方向の曲げ強度、側面吸水率および密度を測定
し、その結果を表3に示した。なお、曲げ強度および側
面吸水率は、JIS Z 2101の方法により測定し
た。
た複合材料およびサンプル成形体の長手方向の曲げ強
度、幅方向の曲げ強度、側面吸水率および密度を測定
し、その結果を表3に示した。なお、曲げ強度および側
面吸水率は、JIS Z 2101の方法により測定し
た。
【0037】
【表3】
【0038】表3から、本発明の複合材料(実施例1,
2)は、軽量でしかも強度的に優れるとともに、低吸水
率であることがわかる。特に実施例2のようにすれば、
長手方向だけでなく幅方向の曲げ強度も向上することが
わかる。
2)は、軽量でしかも強度的に優れるとともに、低吸水
率であることがわかる。特に実施例2のようにすれば、
長手方向だけでなく幅方向の曲げ強度も向上することが
わかる。
【0039】
【発明の効果】本発明にかかる複合材料は、以上のよう
に、芯層が軽量な天然植物材の割裂片で形成されている
ので、軽量で取扱い性に優れている。そして、芯層が被
覆層によって被覆されているので、芯層に天然植物材が
用いられていても吸水性が少ない。特に、請求項1およ
び請求項2の複合材料のようにすれば、長手方向の曲げ
強度に優れたものとなる。
に、芯層が軽量な天然植物材の割裂片で形成されている
ので、軽量で取扱い性に優れている。そして、芯層が被
覆層によって被覆されているので、芯層に天然植物材が
用いられていても吸水性が少ない。特に、請求項1およ
び請求項2の複合材料のようにすれば、長手方向の曲げ
強度に優れたものとなる。
【0040】一方、請求項3の複合材料のようにすれ
ば、長手方向だけでなく、幅方向の曲げ強度にも優れた
ものとなる。他方、本発明にかかる合成枕木は、本発明
の複合材料を用いるようにしたので、軽量で取扱い性が
よく、しかも、吸水性が少ないため、長期間の屋外の使
用にも充分耐えることができる。
ば、長手方向だけでなく、幅方向の曲げ強度にも優れた
ものとなる。他方、本発明にかかる合成枕木は、本発明
の複合材料を用いるようにしたので、軽量で取扱い性が
よく、しかも、吸水性が少ないため、長期間の屋外の使
用にも充分耐えることができる。
【図1】請求項1の複合材料の1つの実施の形態をあら
わし、同図(a)はその断面図、同図(b)は同図
(a)のX−X線断面図である。
わし、同図(a)はその断面図、同図(b)は同図
(a)のX−X線断面図である。
【図2】請求項2の複合材料の1つの実施の形態をあら
わし、同図(a)はその断面図、同図(b)は同図
(a)のY−Y線断面図である。
わし、同図(a)はその断面図、同図(b)は同図
(a)のY−Y線断面図である。
【図3】請求項3の複合材料の1つの実施の形態をあら
わし、同図(a)はその断面図、同図(b)は同図
(a)のZ−Z線断面図である。
わし、同図(a)はその断面図、同図(b)は同図
(a)のZ−Z線断面図である。
【図4】実施例1の複合材料の製造に用いた装置を模式
的にあらわす模式図である。
的にあらわす模式図である。
【図5】実施例1で得られた複合材料の寸法図である。
【図6】実施例2の複合材料の製造工程を順に説明する
説明図である。
説明図である。
【図7】実施例2で得られた複合材料の寸法図である。
1a,1b,1c,1d,1e 複合材料 2a,2b 芯層 21 割裂片 22 結合材 3a 表面層 31 長繊維素材 32 発泡樹脂
Claims (4)
- 【請求項1】天然植物原材をその繊維方向に割裂させる
ことによって得られた複数の割裂片が、その繊維方向を
一方向に引き揃えるように結合材を介して固着されてな
る芯層と、長繊維素材がその繊維方向を一方向に引き揃
えるように発泡樹脂中に分散配置された繊維補強層とを
備え、この繊維補強層が、長繊維素材の繊維方向を芯層
の割裂片の繊維方向に一致させるとともに、芯層の対向
する繊維方向に平行な2面を少なくとも覆うように芯層
に積層されている複合材料。 - 【請求項2】芯層の繊維方向に平行な面の全面に、繊維
補強層が積層されている請求項1に記載の複合材料。 - 【請求項3】天然植物原材をその繊維方向に割裂させる
ことによって得られた複数の割裂片が、その繊維方向を
一方向に引き揃えるように結合材を介して固着されてな
る芯層と、長繊維素材がその繊維方向を一方向に引き揃
えるように発泡樹脂中に分散配置された繊維補強層とを
備え、この繊維補強層が、長繊維素材の繊維方向を芯層
の割裂片の繊維方向と直交させるとともに、芯層の繊維
方向の両端面を覆うように積層されている複合材料。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
の複合材料からなる合成枕木。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109715A JP2000296574A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109715A JP2000296574A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296574A true JP2000296574A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14517398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11109715A Withdrawn JP2000296574A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 複合材料およびこの複合材料を用いた合成枕木 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296574A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006063149A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 長繊維強化ポリウレタン発泡樹脂、並びに、まくら木 |
| JP2010234601A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Japan Vilene Co Ltd | 接合構造体 |
| WO2014165257A1 (en) * | 2013-03-13 | 2014-10-09 | Solidia Technologies, Inc. | Composite railroad ties and methods of production and uses thereof |
| WO2023235291A1 (en) * | 2022-06-01 | 2023-12-07 | Basf Se | Laminated board, pallet and method of laminating a board |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11109715A patent/JP2000296574A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006063149A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 長繊維強化ポリウレタン発泡樹脂、並びに、まくら木 |
| JP2010234601A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Japan Vilene Co Ltd | 接合構造体 |
| WO2014165257A1 (en) * | 2013-03-13 | 2014-10-09 | Solidia Technologies, Inc. | Composite railroad ties and methods of production and uses thereof |
| EA031855B1 (ru) * | 2013-03-13 | 2019-03-29 | Солидия Текнолоджиз, Инк. | Железнодорожная шпала из композиционных материалов и способ ее получения |
| WO2023235291A1 (en) * | 2022-06-01 | 2023-12-07 | Basf Se | Laminated board, pallet and method of laminating a board |
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|---|---|---|---|
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070122 |