JP2000296736A - 車両用前照灯光軸方向自動調整装置 - Google Patents
車両用前照灯光軸方向自動調整装置Info
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Abstract
照灯)の光軸方向を頻繁に切替えることなく適切に調整
すること。 【解決手段】 車両の前後輪に配設されたハイトセンサ
11F,11Rからの信号に基づき車両の前後方向のピ
ッチ角が算出される。ここで、車速に基づく加速度が通
常の運転状態では到達し得ないよう設定された判定レベ
ルを越えると、続いて加速度は大きく変動するが車両姿
勢はそれ程変動することはない。このため、こののち車
両の定速状態が所定時間継続し安定した運転状態となる
まで、加速度に対応した制御モードに対応するフィルタ
が固定され頻繁に切替えられることなく、ヘッドライト
30L,30Rの光軸方向を加速度の変動に追従させな
いようにされる。これにより、車両の走行状態に対応し
てヘッドライト30L,30Rの光軸方向が適切に調整
される。
Description
前照灯による照射の光軸方向を自動的に調整する車両用
前照灯光軸方向自動調整装置に関するものである。
傾きによって前照灯の光軸方向が上向きになると対向車
等に眩光を与えたり、光軸方向が下向きになると運転者
の遠方視認性が低下することとなるため、前照灯の光軸
方向を一定に保持したいという要望がある。
開平9−301055号公報にて開示されたものが知ら
れている。このものでは、加速度に応じて制御モードを
設定し、加速度が所定値未満であるときにはフィルタ処
理を実行し、加速度が所定値以上となると制御モードの
切替えを遅らせないようにするためフィルタ処理をなく
し、そのときの車高変化に基づき前照灯の光軸方向を調
整する技術が示されている。
では、通常の運転状態で到達し得ないようなレベルの加
速度が周知のTRC制御やABS制御に伴って検出され
ると、加速度が所定値以上であるためフィルタ処理がな
されず制御モードが頻繁に切替わることとなる。ところ
が、TRC制御を伴う加速時(以下、『TRC制御時』
と記す)やABS制御を伴う減速時(以下、『ABS制
御時』と記す)では、加速度は大きく変動しているが車
両姿勢はそれ程変動することはないため、前照灯の光軸
方向をこのときの加速度の変動に追従させると不適切な
光軸制御が現出するという不具合があった。
るためになされたもので、車両の走行状態に対応させ前
照灯の光軸方向を頻繁に切替えることなく適切に調整可
能な車両用前照灯光軸方向自動調整装置の提供を課題と
している。
光軸方向自動調整装置によれば、傾き角演算手段で例え
ば、車両の前部及び後部のそれぞれ1箇所に配設された
車高センサからの出力値に基づき車両の前照灯の光軸方
向の水平面に対する傾き角が算出され、車速検出として
例えば、車輪速センサで検出された車速とそれに基づき
算出された加速度とから走行状態に対応してモード決定
手段で決定された制御モードによってフィルタ切換手段
で前照灯の光軸方向の調整の応答性を変更するフィルタ
が切換えられ、そのフィルタがかけられて得られた角度
に基づき光軸方向調整手段で前照灯の光軸方向が調整さ
れる。ここで、モード決定手段によって加速度が通常の
運転状態では到達し得ないよう設定された最上位の判定
レベルを越えたときには、こののち車両の定速状態が所
定期間継続しない限り車両の加速状態または減速状態に
対応する制御モードが継続される。つまり、加速度が通
常の運転状態では到達し得ないよう設定された最上位の
判定レベルを越えるようなときには、この後の所定期間
に大きな加速度変動が起きるが車両姿勢とは一致しない
という現象を捉え、この所定期間では車両の加速状態ま
たは減速状態に対応する制御モードが変更されフィルタ
が頻繁に切替えられることがないよう固定されるのであ
る。これにより、車両の走行状態に対応したフィルタが
傾き角にかけられ車両の前照灯の光軸方向が適切な応答
性で以て調整されるため光軸制御の有効性を高めること
ができる。
装置では、最上位の判定レベルが加速度がTRC制御時
またはABS制御時において到達することができる大き
さに設定されており、通常の運転状態では到達すること
がないため、TRC制御時またはABS制御時が確実に
判定されることとなり、この判定に基づく所定の光軸制
御を適切に実行することができる。
例に基づいて説明する。
かる車両用前照灯光軸方向自動調整装置の全体構成を示
す概略図である。
席側または助手席側の車軸と車体との間のサスペンショ
ンにはそれぞれフロント(前輪)側のハイトセンサ(車
高センサ)11F、リヤ(後輪)側のハイトセンサ(車
高センサ)11Rが取付けられている。このハイトセン
サ11F,11Rからは前輪側の車軸及び後輪側の車軸
と車体との相対変位量(車高の変位量)としてのフロン
トハイト値(前輪側の車高の変位量)HF及びリヤハイ
ト値(後輪側の車高の変位量)HR、また、車速センサ
としての車両側に配設され周知のTRC制御やABS制
御等で用いられている車輪速センサ12から車輪速パル
ス等の各種センサ信号が車両に搭載されたECU(Elec
tronic Control Unit:電子制御ユニット)20に入力さ
れる。なお、ECU20及び車輪速センサ12は便宜
上、車両の外部に図示されている。
のCPU21、制御プログラムを格納したROM22、
各種データを格納するRAM23、B/U(バックアッ
プ)RAM24、入出力回路25及びそれらを接続する
バスライン26等からなる論理演算回路として構成され
ている。
の左右のヘッドライト(前照灯)30L,30Rの各ア
クチュエータ35L,35Rに入力され、後述するよう
に、左右のヘッドライト30L,30Rの光軸方向が調
整される。なお、車輪速センサ12等からの各種センサ
信号は、車両の停車モード、加速モード、減速モード、
定速モード等のモード判定に用いられる。
R)の要部構成を示す断面図である。
R)は主として、ランプ31とそのランプ31を固定す
るリフレクタ32、そのリフレクタ32を円弧矢印方向
に揺動自在に支持する一方のロッド状の支持部33及び
リフレクタ32を支持すると共に可動自在な他方のロッ
ド状の可動部34、その可動部34を前後矢印方向に駆
動するステップモータまたはDCモータ等からなるアク
チュエータ35L(35R)にて構成されている。この
ため、可動部34がアクチュエータ35L(35R)に
て前後方向に駆動されることで支持部33の先端を支点
としてリフレクタ32が上下方向に後述のアクチュエー
タ駆動角(目標光軸方向調整角度)θaだけ傾けられ、
ヘッドライト30L(30R)の光軸方向が調整され
る。なお、ヘッドライト30L(30R)の光軸方向は
運転者1名が乗車した状態を想定して初期設定されてい
る。
動調整装置で用いられる車両の前後方向のピッチ角θp
の算出について述べる。
サ信号のうちハイトセンサ11F,11Rからのフロン
トハイト値HF及びリヤハイト値HRに基づき車両の前
後方向の予め設定された基準面に対する傾き角としての
ピッチ角θp 〔°〕が、次式(1)にて算出される。こ
こで、Lw は前輪及び後輪のホイールベース(軸間距
離)である。
かる車両用前照灯光軸方向自動調整装置で用いられる制
御モードに対応するフィルタ領域を示すテーブルであ
る。
速Vが微分演算された加速度dV/dt〔m/s2 〕と
したときの車両の制御モード(停車モード、加速モー
ド、TRC加速モード、ABS減速モード、減速モー
ド、定速モード)に対応する各フィルタ領域A,B,C
が表されている。これらのフィルタとしては、ハイトセ
ンサ信号に対してハードウェア(例えば、CR回路によ
る信号の平滑化)によるもの、ハイトセンサ信号または
ピッチ角に対してソフトウェア(例えば、ECUによる
移動平均や標準偏差を用いた信号の平滑化)によるもの
があり、本システムでは元々ECUが内蔵されているた
めコスト的に有利なピッチ角に対する移動平均を用いる
ものとする。
km/h(例えば、2〔km/h〕)未満のときには停
車モードに対応したフィルタAとされ、停車時には荷物
の積卸し等で大きなピッチ角変動が予想されるためフィ
ルタをかけないか、ごく弱いフィルタをかけてそのピッ
チ角変動に対し素早くアクチュエータを応答させるよう
にする。
〔km/h〕)以上であって、その車速Vが微分演算さ
れた加速度dV/dtが予め設定された閾値(例えば、
±2〔m/s2 〕)を越えているときには加速モードま
たは減速モードに対応したフィルタBとされ、ピッチ角
変動も大きいためフィルタをかけないか、ごく弱いフィ
ルタをかけてそのピッチ角変動に対し素早くアクチュエ
ータを応答させるようにする。
が車速Vが数km/h(例えば、2〔km/h〕)以上
であって、その車速Vが微分演算された加速度dV/d
tが加速モードまたは減速モードと判定される閾値(例
えば、±2〔m/s2 〕)を越え更に、通常の運転状態
では到達し得ないよう予め設定された閾値(例えば、±
10〔m/s2 〕)を一旦、越えたときには、こののち
車両の定速走行状態が所定期間(例えば、0.5〔se
c〕)継続されない限りTRC制御時におけるTRC加
速モードまたはABS制御時におけるABS減速モード
として加速モードまたは減速モードと同じフィルタBが
継続される。
〔km/h〕)以上であって、その車速Vが微分演算さ
れた加速度dV/dtが予め設定された閾値(例えば、
±2〔m/s2 〕)未満のときには定速モードに対応し
たフィルタCとされ、通常、大きなピッチ角変動はない
と予想されるため走行時の振動の高周波成分や路面の凹
凸によるピッチ角変動を除去するよう強いフィルタをか
けてアクチュエータを応答させないようにするものであ
る。
かる車両用前照灯光軸方向自動調整装置で使用されてい
るECU20内のCPU21における光軸制御の処理手
順を示す図4のフローチャートに基づき、図3のテーブ
ル、図5及び図6のタイムチャートを参照して説明す
る。なお、この光軸制御ルーチンは約50ms毎にCP
U21にて繰返し実行される。
定が実行されたのちステップS102に移行し、車輪速
パルス、フロントハイト値HF、リヤハイト値HR等の
各種センサ信号が読込まれる。次にステップS103に
移行して、ステップS102で読込まれた車輪速パルス
から演算された車速Vが予め設定された閾値V0 未満で
あるかが判定される。なお、閾値V0 としては、図3の
テーブルに示すように、例えば、2〔km/h〕とされ
る。ステップS103の判定条件が成立、即ち、車速V
が2〔km/h〕未満と低いときにはステップS104
に移行し、後述のフラグFlagが「0」とされる。次
にステップS105に移行して、後述のタイマTB が
「0」にクリアされる。そして、ステップS106に移
行し、停車モードであるとして上式(1)で算出された
ピッチ角θp に対して図3に示す弱いフィルタAがかけ
られる。このように、弱いフィルタAがピッチ角θp に
かけられフィルタ処理されたピッチ角θpfは、実際のピ
ッチ角θp の遷移状態にある程度追従されたものとな
る。
せず、即ち、車速Vが2〔km/h〕以上と高いときに
はステップS107に移行し、車速Vが微分演算された
加速度dV/dtの絶対値が予め設定された閾値α1 以
下であるかが判定される。この閾値α1 としては、図3
のテーブルに示すように、例えば、±2〔m/s2 〕と
される。ステップS107の判定条件が成立せず、即
ち、加速度dV/dtの絶対値が閾値α1 を越え大きい
ときにはステップS108に移行し、加速度dV/dt
の絶対値が閾値α2 以下であるかが判定される。この閾
値α2 としては、図3のテーブルに示すように、通常の
運転状態では到達し得ないよう予め設定された加速度で
ある例えば、±10〔m/s2 〕とされる。ステップS
108の判定条件が成立、即ち、加速度dV/dtの絶
対値が閾値α2 以下と小さいときにはステップS109
に移行し、後述のタイマTB が「0」にクリアされる。
次にステップS110に移行して、加減速モード(加速
モードまたは減速モード)であるとして上式(1)で算
出されたピッチ角θp に対して図3に示す弱いフィルタ
Bがかけられる。このように、弱いフィルタBがピッチ
角θp にかけられフィルタ処理されたピッチ角θpfは、
停車モードのときと同様に、実際のピッチ角θp の遷移
状態にある程度追従されたものとなる。
せず、即ち、加速度dV/dtの絶対値が閾値α2 を越
え大きいときにはステップS111に移行し、加速度d
V/dtの絶対値が一旦、閾値α2 を越えたことを示す
フラグFlagが「1」とされたのちステップS112
で後述のタイマTB が「0」にクリアされる。次にステ
ップS113に移行して、TRC制御時におけるTRC
加速モードまたはABS制御時におけるABS減速モー
ドであるとして上式(1)で算出されたピッチ角θp に
対して図3に示す弱いフィルタBがかけられる。このよ
うに、弱いフィルタBがピッチ角θp にかけられフィル
タ処理されたピッチ角θpfは、停車モードのときと同様
に、実際のピッチ角θp の遷移状態にある程度追従され
たものとなる。
ップS108における制御モードの切替判定において、
加速度dV/dtの絶対値に対する2段階の閾値α1,α
2 を設けることの有効性について図5及び図6のタイム
チャートを参照して説明する。
制御時またはABS制御時では速度V〔km/h〕が微
分演算された加速度dV/dt〔m/s2 〕が通常の運
転状態では到達し得ないようなレベルまで大きく変動す
る。ここで、制御モードの切替判定における加速度dV
/dtの絶対値に対する閾値が、図3に示す±2〔m/
s2 〕の1段階のみであるとすると、図5に示すよう
に、TRC制御時またはABS制御時の加速度dV/d
tの大きな変動に連れて制御モードが加速モード、減速
モード、定速モードの間で頻繁に切替わることとなる。
このため、図5に示すように、制御モードに対応するフ
ィルタがBとCとの間で頻繁に切替えられることとな
る。
の切替判定における加速度dV/dtの絶対値に対する
閾値が、図3に示すように、±2〔m/s2 〕、±10
〔m/s2 〕の2段階に設定されている。このうち±1
0〔m/s2 〕の閾値は、車両の通常の運転状態におけ
る加速度dV/dtの絶対値では到達し得ないようなレ
ベルであり、TRC制御時またはABS制御時における
加速度dV/dtの変動でのみ到達することができる。
このため、図6に示すように、TRC制御時またはAB
S制御時の加速度dV/dtの大きな変動によりTRC
加速モードまたはABS減速モードと一旦、判定された
のちでは、定速走行状態が所定期間継続しない限り制御
モードに対応するフィルタがBに固定され頻繁に切替え
られることがなくなるのである。
立、即ち、加速度dV/dtの絶対値が閾値α1 以下と
小さいときにはステップS114に移行し、フラグFl
agが「1」であるかが判定される。ステップS114
の判定条件が成立、即ち、このときのフラグFlagが
「1」であるときにはステップS115に移行し、加速
度dV/dtの絶対値が一旦、閾値α2 を越えたときか
らの時間を計測するタイマTB のカウント時間が予め設
定された時間T0 を越えているかが判定される。ここ
で、時間T0 としては、TRC制御またはABS制御が
作動終了すると考えられるまでの例えば、0.5〔se
c〕とされる。ステップS115の判定条件が成立せ
ず、即ち、タイマTB のカウント時間が時間T0 以下と
短いときにはステップS116に移行し、タイマTB に
サンプリング周期としての時間ΔTが加算される。な
お、本実施例では、所定期間として所定時間を計測して
いるが加速度dV/dtの絶対値が一旦、閾値α2 を越
えたのち、連続して閾値α1 以下であるときの回数を数
えてもよい。
同様、TRC加速モードまたはABS減速モードに対応
する図3に示す弱いフィルタBがそのまま続けてかけら
れる。一方、ステップS115の判定条件が成立、即
ち、タイマTB のカウント時間が時間T0 を越え長くな
ると車両が安定した定速走行状態にあるとしてステップ
S117に移行し、フラグFlagが「0」とされたの
ちステップS118でタイマTB が「0」にクリアされ
る。
テップS114の判定条件が成立せず、即ち、フラグF
lagが「0」であるときにはステップS115、ステ
ップS117及びステップS118がスキップされ、ス
テップS119に移行し、定速モードであるとして上式
(1)で算出されたピッチ角θp に対して図3に示す強
いフィルタCがかけられる。このように、強いフィルタ
Cがピッチ角θp にかけられフィルタ処理されたピッチ
角θpfは、実際のピッチ角θp の遷移状態から振動の高
周波成分が除去され細かな変動がないものとなる。
の停車モード、ステップS110で車両の加減速モー
ド、ステップS113で車両のTRC加速モードまたは
ABS減速モード、ステップS119で車両の定速モー
ドにおいてそれぞれフィルタ処理された各ピッチ角θpf
に対して、θa ≒−θpfであって対向車に眩光を与える
ことのないアクチュエータ駆動角(目標光軸方向調整角
度)θa が算出される。次にステップS120に移行
し、算出されたアクチュエータ駆動角θa に基づきアク
チュエータ35L(35R)が駆動されヘッドライト3
0L(30R)の光軸方向が調整されたのちステップS
102に戻り、以降、ステップS102〜ステップS1
20の処理が繰返し実行される。なお、アクチュエータ
35L(35R)に対する制御速度設定等については省
略されている。これにより、車両の走行状態(停車モー
ド、加減速モード、TRC加速モードまたはABS減速
モード、定速モード)に対応してヘッドライト30L
(30R)の光軸方向が頻繁に切替えられることなく適
切に調整される。
RC加速モードまたはABS制御時におけるABS減速
モードを含む光軸制御によるピッチ角〔°〕に対応した
制御角〔°〕の遷移状態を示す図7のタイムチャートを
参照して説明する。
め示すように、制御モードの切替判定における加速度d
V/dtの絶対値に対する閾値を±2〔m/s2 〕の1
段階のみとする光軸制御では、ピッチ角に対応する制御
角が比較的大きく変動されている。これに対して、図7
に制御角として太い実線にて示すように、制御モードの
切替判定における加速度dV/dtの絶対値に対する閾
値を±2〔m/s2 〕、±10〔m/s2 〕の2段階と
する上述の光軸制御によれば、同じピッチ角に対応する
制御角が緩やかに変動されている。このため、結果的
に、ヘッドライト30L(30R)に対するTRC制御
時やABS制御時を含んだ光軸制御を運転者等にとって
違和感のないものとすることができる。
方向自動調整装置は、車両の前部及び後部のそれぞれ1
箇所に配設され、車両の車高の変位量を検出するハイト
センサ11F,11Rと、ハイトセンサ11F,11R
からの出力値HF,HRに基づき車両のヘッドライト
(前照灯)30L,30Rの光軸方向の水平面に対する
傾き角としてのピッチ角θp を算出するECU20にて
達成される傾き角演算手段と、車両の左右車輪速VL ,
VR に基づき車速Vを検出する車速センサとしての車輪
速センサ12と、車速Vとその車速Vに基づき算出され
た加速度dV/dtとから走行状態に対応する制御モー
ドを決定するECU20にて達成されるモード決定手段
と、前記モード決定手段で決定された制御モードに対応
しヘッドライト30L,30Rの光軸方向の調整の応答
性を変更するフィルタを切換えるECU20にて達成さ
れるフィルタ切換手段と、前記傾き角演算手段で算出さ
れた傾き角θp に対して前記フィルタ切換手段によるフ
ィルタをかけて得られた角度としてのピッチ角θpfに対
応するアクチュエータ駆動角θa に基づきヘッドライト
30L,30Rの光軸方向を調整するECU20にて達
成される光軸方向調整手段とを具備し、前記モード決定
手段は車両の加速状態または減速状態への移行を判定す
る複数の判定レベルとしての2つの閾値α1 ,α2 を有
し、加速度dV/dtの絶対値が2つの閾値α1 ,α2
のうち通常の運転状態では到達し得ないよう設定された
最上位の判定レベルとしての閾値α2 を越えたときに
は、車両の定速状態が所定時間T0 継続しない限り車両
の加速状態または減速状態に対応する制御モードを継続
するものである。また、最上位の判定レベルα2 を加速
度dV/dtの絶対値がTRC制御、ABS制御が実行
されたときの運転状態で到達する大きさとして±10
〔m/s2 〕に設定するものである。
CU20で車両の少なくとも前部及び後部のそれぞれ1
箇所に配設されたハイトセンサ11F,11Rからの出
力値HF,HRに基づき車両のヘッドライト30L,3
0Rの光軸方向の水平面に対するピッチ角θp が算出さ
れ、車輪速センサ12で検出された車速Vとそれに基づ
き算出された加速度dV/dtとから走行状態に対応し
てモード決定手段を達成するECU20で決定された制
御モードによってフィルタ切換手段を達成するECU2
0でヘッドライト30L,30Rの光軸方向の調整の応
答性を変更するフィルタが切換えられ、そのフィルタが
かけられて得られたピッチ角θpfに基づき光軸方向調整
手段を達成するECU20でヘッドライト30L,30
Rの光軸方向が調整される。ここで、モード決定手段を
達成するECU20によって加速度dV/dtの絶対値
が通常の運転状態では到達し得ないよう設定された最上
位の閾値α2 を越えたときには、こののち車両の定速状
態が所定時間T0 継続しない限り車両の加速状態または
減速状態に対応する制御モードを継続するようにされ
る。つまり、加速度dV/dtの絶対値が、TRC制御
時またはABS制御時においてのみ到達することができ
る閾値α2 を越えたようなときには、加速度dV/dt
は大きく変動するが車両姿勢はそれ程変動することはな
いため、こののち車両の定速状態が所定時間T0 継続し
安定した運転状態となるまでヘッドライト30L,30
Rの光軸方向を加速度dV/dtの変動に追従させない
ようにされるのである。これにより、加速度が通常の運
転状態では到達し得ないレベルを越えると定速状態が所
定期間継続しない限り制御モードに対応するフィルタが
固定され頻繁に切替えられることがなくなり、車両の走
行状態に対応したフィルタがピッチ角θp にかけられ車
両のヘッドライト30L,30Rの光軸方向が適切な応
答性で以て調整されるため光軸制御の有効性を高めるこ
とができる。
る車両用前照灯光軸方向自動調整装置の全体構成を示す
概略図である。
断面図である。
る車両用前照灯光軸方向自動調整装置で用いられる制御
モードに対応するフィルタ領域を示すテーブルである。
る車両用前照灯光軸方向自動調整装置で使用されている
ECU内のCPUにおける光軸制御の処理手順を示すフ
ローチャートである。
る車両用前照灯光軸方向自動調整装置による光軸制御の
有効性を説明する比較例としてのタイムチャートであ
る。
る車両用前照灯光軸方向自動調整装置による光軸制御の
有効性を説明するタイムチャートである。
る車両用前照灯光軸方向自動調整装置による光軸制御に
おけるピッチ角に対応した制御角の遷移状態を示すタイ
ムチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の車高の変位量を検出する車高セン
サと、 前記車高センサからの出力値に基づき前記車両の前照灯
の光軸方向の水平面に対する傾き角を算出する傾き角演
算手段と、 前記車両の車速を検出する車速センサと、 前記車速とその車速に基づき算出された加速度とから走
行状態に対応する制御モードを決定するモード決定手段
と、 前記モード決定手段で決定された前記制御モードに対応
し前記前照灯の光軸方向の調整の応答性を変更するフィ
ルタを切換えるフィルタ切換手段と、 前記傾き角演算手段で算出された前記傾き角に対して前
記フィルタ切換手段による前記フィルタをかけて得られ
た角度に基づき前記前照灯の光軸方向を調整する光軸方
向調整手段とを具備し、 前記モード決定手段は前記車両の加速状態または減速状
態への移行を判定する複数の判定レベルを有し、前記加
速度が前記複数の判定レベルのうち通常の運転状態では
到達し得ないよう設定された最上位の判定レベルを越え
たときには、前記車両の定速状態が所定期間継続しない
限り前記車両の加速状態または減速状態に対応する制御
モードを継続することを特徴とする車両用前照灯光軸方
向自動調整装置。 - 【請求項2】 前記最上位の判定レベルは、前記加速度
がTRC(TractionControl System)制御、ABS(Anti
lock Brake System)制御が実行されたときの運転状態
で到達する大きさに設定することを特徴とする請求項1
に記載の車両用前照灯光軸方向自動調整装置。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10785299A JP3565084B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 車両用前照灯光軸方向自動調整装置 |
| DE69927318T DE69927318T2 (de) | 1998-06-16 | 1999-06-15 | Verfahren zur automatischen Steuerung der Richtung der optischen Achse eines Kfz-Scheinwerfers |
| DE69941636T DE69941636D1 (de) | 1998-06-16 | 1999-06-15 | System zur automatischen Einstellung der Richtung einer optischen Achse eines Fahrzeugscheinwerfers |
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| EP06004374A EP1671842B1 (en) | 1998-06-16 | 1999-06-15 | System for automatically adjusting optical axis direction of vehicle headlight |
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