JP2000296954A - 帯状部材の張力制御装置 - Google Patents

帯状部材の張力制御装置

Info

Publication number
JP2000296954A
JP2000296954A JP11104552A JP10455299A JP2000296954A JP 2000296954 A JP2000296954 A JP 2000296954A JP 11104552 A JP11104552 A JP 11104552A JP 10455299 A JP10455299 A JP 10455299A JP 2000296954 A JP2000296954 A JP 2000296954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
belt
film
roller
shaped member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11104552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3668045B2 (ja
Inventor
Akira Kawazoe
晃 川添
Kiyoshi Hirotsuji
潔 広辻
Naoaki Ito
直聡 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP10455299A priority Critical patent/JP3668045B2/ja
Publication of JP2000296954A publication Critical patent/JP2000296954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3668045B2 publication Critical patent/JP3668045B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送経路における帯状部材の張力の制御精度
を高める。 【解決手段】 帯状フィルム1の張力の判断し、かつ、
帯状フィルム1の張力を制御する張力制御装置におい
て、帯状フィルム1を搬送する案内ローラ44,45
と、案内ローラ44,45の間の搬送経路P1に配置さ
れて帯状フィルム1の搬送方向を変換し、かつ、その搬
送方向の変換部分1Aの前側領域1Bと後側領域1Cと
が相互に実質平行になるように帯状フィルム1が掛けら
れるダンサローラ64と、ダンサローラ64を保持し、
かつ、ダンサローラ64の動作方向を、前側領域1Bお
よび後側領域1Cと実質平行に制御するリニアウェイ
と、帯状フィルム1の張力に応じてダンサローラ64に
作用する力とは反対向きにダンサローラ64を付勢する
金属ばね55,56と、ダンサローラ64の動作量に基
づいて帯状フィルム1の張力を判断するバリカムコント
ローラと備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長手方向に搬送
される帯状部材の張力を制御する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、巻出し機に巻き付けられている
帯状部材を、その長手方向に繰り出すとともに、搬送ロ
ーラを介して次工程に供給するような場合には、巻出し
機側の環境変化、あるいは次工程側の環境変化などの原
因により、搬送ローラに供給される帯状部材の張力が変
動する可能性がある。このような帯状部材の搬送および
処理をおこなうような状態としては、缶体の製造工程が
例示される。この缶体の製造工程においては、金属製缶
体の外面に、予め模様や文字などの印刷が施されている
熱可塑性樹脂フィルム(帯状部材)を貼着する作業がお
こなわれる場合がある。このような工程では、フィルム
に印刷されている絵柄のピッチが、基準ピッチとは異な
る場合は、フィルムを搬送する搬送ローラの回転速度が
制御されるために、フィルムの張力が変化してしまう可
能性がある。
【0003】そこで、巻出し機から繰り出された帯状部
材が搬送ローラに供給される場合の張力を一定の状態に
制御するための発明の一例が、実開平1−153233
号公報、実公平3−44138号公報に記載されてい
る。実開平1−153233号公報に記載された装置
は、帯状印刷物(帯状部材)が掛け回される一対の固定
ローラと、この一対の固定ローラの間に配置されたダン
サローラとを有している。このダンサローラは、支軸を
支点として揺動できるように構成されているとともに、
一方の固定ローラにより搬送される帯状印刷物がダンサ
ローラに掛け回された後に、他方の固定ローラに掛け回
されている。そして、帯状印刷物の張力に応じて変化す
るダンサローラの揺動角度に基づいて、帯状印刷物の張
力が判断されている。
【0004】また、実公平3−44138号公報に記載
された送り装置は、テープ(帯状部材)が巻かれたボビ
ンと、モータにより駆動される駆動ローラと、駆動ロー
ラに接触する従動ローラと、支持部材により回動自在に
支持されたテンションレバーと、テンションレバーの回
転角度を検出する角度検出器と、テンションレバーに取
り付けられたテンションローラと、加工布を押える押え
足とを有する。そして、ボビンから繰り出されたテープ
が従動ローラを経由して駆動ローラに巻き掛けられてい
る。さらに、テープがテンションローラを経由して押え
足に送られている。
【0005】そして、テープの搬送中にはテープの張力
によりテンションローラに力が作用し、この力によって
テンションレバーが支軸を中心として揺動する。する
と、テンションレバーの回転角度が角度検出器により検
出されるとともに、この検出結果に基づいてテープの張
力が判断される。そして、この判断結果に基づいて駆動
モータを制御することにより、テープの張力が調整され
るものとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に記載された装置においては、アームまたはテンシ
ョンレバーが支軸を中心として揺動することにともな
い、ダンサローラまたはテンションローラが円弧状の軌
跡で移動する。すると、帯状部材が、ダンサローラまた
はテンションローラの前側領域と後側領域との成す角度
が変動してしまう。このため、帯状部材の張力を正確に
検出するためには、アームまたはテンションレバーの揺
動角度(揺動位置)と、帯状部材の張力との相関関係を
事前に予測した上で、張力を判断しなければならない。
したがって、この判断のために膨大なデータや設定値、
もしくは複雑な計算式を含むプログラムならびに処理装
置が必要になり、制御装置の複雑化およびコスト高を招
く問題があった。
【0007】また、可動案内部材が円弧状の軌跡で移動
するために、アームまたはテンションレバーの支軸から
ダンサローラまたはテンションローラまでの長さ(言い
換えれば可動案内部材の動作半径)や、可動案内部材の
初期設定位置の変化により、アームまたはテンションレ
バーの揺動角度と帯状部材の張力との相関関係が不安定
になり、帯状部材の張力制御を安定しておこなうことが
困難であった。上記のような不都合が生じると、帯状部
材の皺や蛇行が生じる可能性がある。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、帯状部材の張力の制御精度を高めることがで
きる帯状部材の張力制御装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、帯状部材を長
手方向に搬送するとともに、前記帯状部材の張力を判断
し、この判断結果に基づいて前記帯状部材の張力を制御
する帯状部材の張力制御装置において、前記帯状部材を
長手方向に搬送する複数の搬送機構と、この複数の搬送
機構同士の間の搬送経路に配置されて前記帯状部材の搬
送方向を変換するとともに、かつ、前記帯状部材の搬送
方向の変換部分の前側領域と後側領域とが相互に実質平
行になるように前記帯状部材が掛け回される可動案内部
材と、この可動案内部材を前記帯状部材の張力変化に応
じて動作可能に保持するとともに、この可動案内部材の
動作方向を、前記帯状部材の搬送方向の変換部分の前側
領域、および前記帯状部材の搬送方向の変換部分の後側
領域と実質平行な方向になるように制御する動作方向設
定機構と、前記帯状部材の張力に応じて前記可動案内部
材に対して作用する力とは反対向きの力を前記可動案内
部材に付与する一定の弾性係数を有する弾性機構と、前
記可動案内部材の動作量に基づいて前記帯状部材の張力
を判断する張力判断機構とを備えていることを特徴とす
るものである。
【0010】請求項1の発明によれば、可動案内部材
が、搬送される帯状部材と実質平行な方向に動作するた
め、帯状部材の搬送方向の変換部分の前側領域と後側領
域とが実質平行な状態に維持される。また、帯状部材の
張力に応じて可動案内部材に対して作用する力とは反対
向きの力が、弾性機構から可動案内部材に対して付与さ
れている。このため、複数の搬送機構同士の間の搬送経
路における帯状部材の張力を、可動案内部材の動作量に
基づいて一義的に判断することができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記動作方向設定機構が直線状のガイド部材を有
し、前記弾性機構が、前記帯状部材の張力に応じて前記
可動案内部材に作用する力とは反対向きの力を前記可動
案内部材に付与する金属ばねを有し、この金属ばねが前
記ガイド部材に対して着脱自在となるように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の作用が生じるほかに、金属ばねを取り替えてそのばね
定数を変更することにより、帯状部材の張力に対応する
可動案内部材の動作を顕著化させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面を参照して
具体的に説明する。図2はこの発明を適用し缶体用フィ
ルム貼着システムK1の全体構成を示す略示的な正面図
であり、缶体用フィルム貼着システムK1は、ロール状
に巻かれた帯状フィルム1を繰り出す巻出し機構(巻出
しステーション)2と、帯状フィルム1同士を接合する
ための接合機構(接合ステーション)3と、接合機構3
を経由して搬送される帯状フィルム1の張力を制御する
張力制御機構(張力制御ステーション)4と、張力制御
機構4を経由して搬送される帯状フィルム1の幅方向の
蛇行を調整する蛇行調整機構(蛇行調整ステーション)
5と、蛇行調整機構5を経由して搬送される帯状フィル
ム1を所定の長さ毎に切断する切断機構(切断ステーシ
ョン)6と、切断されたフィルムを円筒形状の金属製缶
体に貼着するための貼着機構(貼着ステーション)7と
を有している。
【0014】前記帯状フィルム1は、金属製の缶体に貼
着されるフイルムであり、この帯状フィルム1として
は、熱可塑性樹脂フイルムが用いられる。具体的には、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂などのポリエステル系樹脂、ポリエチレン
テレフタレートとイソフタル酸との共重合体などよりな
る共重合ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン樹脂、変
性ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニリデン共重合体などのうちから選ばれ
た透明な高分子樹脂単体、あるいは上記樹脂の複合体か
らなる熱可塑性樹脂フイルムが用いられる。
【0015】なお、樹脂フイルムの厚さは適宜決定する
ことができ、一例として10〜30μm程度の厚さの樹
脂フイルムを使用することができる。またこの樹脂フイ
ルムの一方の面には、印刷層と接着層とが順に形成され
ている。すなわち樹脂フイルムの一方の面に装飾用の印
刷が施され、その印刷層の表面に接着層が設けられてい
る。そしてその印刷には熱硬化性のウレタン系樹脂から
なるインキが使用され、グラビア印刷、フレキソ印刷な
どによる印刷が実施されている。なお、樹脂フイルムの
他方の面に潤滑剤含有の保護塗膜層を設けてもよい。ま
た、樹脂フイルムの一方の面に接着層、他方の面に印刷
層と保護塗膜層とを設けたフイルムでもよい。
【0016】図3は、巻出し機構2の一部を破断した側
面図であり、巻出し機構2はフレーム8に取り付けられ
た電動モータ9を有する。またフレーム2には軸受10
が取り付けられており、この軸受10によりシャフト1
1が水平に保持されている。このシャフト11における
フレーム8の内部側にはギヤ12が取り付けられてい
る。一方、電動モータ9の出力軸13にはギヤ14が設
けられており、ギヤ14とギヤ12とが噛合されてい
る。したがって、電動モータ9の動力によりシャフト1
1を回転させることができる。
【0017】前記シャフト11におけるフレーム8の外
部側の端部には保持腕15が固定されている。この保持
腕15は板形状に構成され、保持腕15の長手方向の中
央部分がシャフト11に連結されている。そして、保持
腕15はシャフト11に対して直交して取り付けられて
いる。この保持腕15の両端には軸受16が別個に取り
付けられており、各軸受16により保持軸17が別個に
支持されている。各保持軸17は水平方向の軸線(図示
せず)を中心として回転(自転)することができるとと
もに、保持腕15が回転した場合は、各保持軸17がシ
ャフト11を中心として公転することになる。各保持軸
17にはロール形状に巻かれた帯状フィルム1が別個に
装着される。
【0018】そして、保持腕15が停止している状態に
おいて、低い位置(使用位置)で保持される帯状フィル
ム1が接合機構3側に向けて繰り出される(使用状態に
なる)一方、高い位置(待機位置)で保持される帯状フ
ィルム1が待機(未使用)状態になる。また、フレーム
8には残量検出センサー20が設けられており、この残
量検出センサー20により、使用状態にある帯状フィル
ム1の残量が検出される。残量検出センサー20の信号
は、電動モータ9を制御する制御装置(図示せず)に入
力されている。そして、使用中の帯状フィルム1の残量
が少なくなった場合は、電動モータ9を駆動させて保持
腕15を回転させることにより、待機位置にある帯状フ
ィルム1を使用位置に移動させる制御がおこなわれる。
【0019】また、前記保持腕15の両端にはパウダブ
レーキ(神鋼電機(株)製)18がそれぞれ設けられて
いる。各パウダブレーキ18は、自転する各保持軸17
に制動力を作用させるためのものである。このパウダブ
レーキ18は、保持軸17の周囲を取り囲む固定メンバ
ー(図示せず)と、保持軸17と固定側メンバーとの隙
間に介在された磁性粉体と、固定側メンバーに設けられ
た励磁コイル(図示せず)とを備えている。そして、励
磁コイルに通電すると磁界が形成されて各磁性粉体同士
に連結力が生じ、その連結力が摩擦抵抗となって保持軸
17に制動力が付与されるように構成されている。な
お、図2に示すように、保持腕15には保持腕15の平
面方向に対して、相互に逆方向に突出する押え棒18A
が取り付けられている。そして、各押え棒18Aの自由
端には押えローラ19がそれぞれ回転可能に取り付けら
れている。この押えローラ19には巻出し機構2から繰
り出された帯状フィルム1が掛け回されている。
【0020】前記接合機構3は図2に示すように、ベー
スプレート21に設けられた支持軸22を中心として回
転可能なスプライスアーム23と、ベースプレート21
側に設けられたシリンダ機構24とを有している。前記
支持軸22は水平に配置されており、シリンダ機構24
によりスプライスアーム23が支持軸22を中心として
所定角度範囲内で動作する。そして、スプライスアーム
23の自由端は、待機位置にある帯状フィルム1の下方
に位置している。
【0021】このスプライスアーム23における支持軸
22側にはローラ25が設けられているとともに、スプ
ライスアーム23の自由端側にはローラ26が設けられ
ている。このローラ26には、繰り出し中の帯状フィル
ムと待機中の帯状フィルムとが接着された後に、繰り出
し中の帯状フィルムを幅方向に切断するためのカッター
(図示せず)が設けられている。またローラ26を、ス
プライスアーム23の長手方向に移動するためのシリン
ダ機構29が設けられている。ローラ25とローラ26
との間には別のローラ27が設けられており、このロー
ラ27を、スプライスアーム23の長手方向に移動する
ためのシリンダ機構28が設けられている。そして、ロ
ーラ19に掛け回された帯状フィルム1が、ローラ2
6,27を経由してローラ25に掛け回されている。
【0022】図1は前記張力制御機構4の一部を破断し
た正面図、図4は張力制御機構4の平面図、図5は張力
制御機構4の側面図である。張力制御機構4は板形状の
ブロック40を有し、このブロック40とベースプレー
ト21とが平行に配置されている。ブロック40とベー
スプレート21との間には円筒形状のスペーサ41が介
在されており、スペーサ41に挿入されたねじ部材42
により、ブロック40とベースプレート21とが固定さ
れている。
【0023】ブロック40における蛇行調整機構5側の
端部には、一対のシャフト43が水平に、かつ相互に平
行に設けられている。各シャフト43はその一端が、ね
じ部材44によりブロック40側に固定されている。つ
まり、各シャフト43は片持ち固定されている。そして
各シャフト43がブロック40の厚さ方向に、かつ、正
面側に向けて突出している。また各シャフト43には、
案内ローラ44,45が回転可能に取り付けられてい
る。
【0024】またブロック40の前面におけるシャフト
43の側方、および前記巻出し機構2側の端部には、2
つのシャフトホルダー46,47が、ねじ部材48によ
り固定されている。そして、2つのシャフトホルダー4
6,47により、シャフト49の両端が保持されてい
る。シャフト49は水平に、かつ、ブロック40と平行
に保持され、止めねじ50により、シャフト49とシャ
フトホルダー46,47とが固定されている。
【0025】シャフト49にはラックベース51が取り
付けられている。ラックベース51には水平方向に貫通
する軸孔52が形成されており、軸孔52にシャフト4
9が挿入されている。軸孔52に臨むラックベース51
の内周面にはフランジ53が形成されている。前記ブロ
ック40におけるシャフトホルダー46とシャフトホル
ダー47との間には、水平に延びたリニアウェイ(直動
案内方式の軌道)58が設けられている。そして、ラッ
クベース51がスライダー59を介してリニアウェイ5
8に対して移動可能に取り付けられている。
【0026】シャフト49の外周における案内ロール4
4,45側のシャフトホルダー46とフランジ53との
間には、環状の座金54が装着されている。この座金5
4とシャフトホルダー46との間には、金属ばね、具体
的には圧縮コイルスプリング55が設けられている。ま
た、座金54とフランジ53との間には、金属ばね、具
体的には圧縮コイルスプリング56が設けられている。
さらに、巻出し機構2側のシャフトホルダー47とフラ
ンジ53との間には、金属ばね、具体的には圧縮コイル
スプリング57が設けられている。そして、各圧縮コイ
ルスプリング55,56,57がいずれもシャフト49
の外周に装着されている。言い換えれば、各圧縮コイル
スプリング55,56,57が、その長さ方向に直列に
配置されている。
【0027】ここで、圧縮コイルスプリング55および
圧縮コイルスプリング56は、その長さがそれぞれ15
0mmに設定され、巻径が20mmに設定されている。また
圧縮コイルスプリング55および圧縮コイルスプリング
56のばね定数は、いずれも0.06kg/mmに設定され
ている。また、圧縮コイルスプリング57のばね定数
は、圧縮コイルスプリング55または圧縮コイルスプリ
ング56のばね定数の1/2の0.03kg/mmに設定さ
れている。したがって、ラックベース51は、圧縮コイ
ルスプリング55,56の弾性力によりシャフトホルダ
ー47側に付勢(押圧)されている。言い換えれば、圧
縮コイルスプリング55,56により、一定の弾性係数
(ばね定数)に基づく付勢力がラックベース51に対し
て付与されている。これに対して、圧縮コイルスプリン
グ57は、ラックベース51をシャフトホルダー46側
に付勢する弾性力を有し、この圧縮コイルスプリング5
7は、ラックベース51とシャフトホルダー47とが当
接することを防止するショックアブソーバとして機能し
ている。
【0028】ラックベース51の上端には、棒状のラッ
ク部材60がねじ部材61により水平に固定されてい
る。このラック部材60の上縁には長手方向に沿って、
樹脂製のラック62が取り付けられている。また、ラッ
クベース51の正面側にはシャフト63が固定され、こ
のシャフト63が水平に、かつ、シャフト43と平行に
突出している。つまり、このシャフト63は片持ち固定
されている。このシャフト63にはダンサローラ64が
回転可能に取り付けられている。そしてダンサローラ6
4の設定高さは、案内ローラ44と案内ローラ45との
間に設定されている。またダンサローラ64の外径は、
案内ローラ44と案内ローラ45との間の距離とほぼ同
一に設定されている。
【0029】上記構成により、図2に示すように、ロー
ラ25を経由して案内ローラ44に掛け回された帯状フ
ィルム1が、ダンサローラ64に掛け回されてほぼU字
形状に方向変換され(折り返され)るとともに、案内ロ
ーラ45に掛け回されている。このようにして、案内ロ
ーラ44と案内ローラ45との間に、帯状フィルム1の
搬送経路(パスライン)P1が形成されている。そし
て、帯状フィルム1の搬送経路P1においては、帯状フ
ィルム1に所定の張力が付与されていると、ダンサロー
ラ64を隔てて、帯状フィルム1の方向変換部分1Aの
前側(入口側)領域1Bと、帯状フィルム1の方向変換
部分1Aの後側(出口側)領域1Cとが相互に平行な状
態になる。言い換えれば、帯状フィルム1の前側領域1
Bおよび後側領域1Cが、いずれも水平状態になる。し
たがって、前記リニアウェイ58およびシャフト49
と、帯状フィルム1の前側領域1Bおよび後側領域1C
とが平行な状態になる。
【0030】また、ブロック40の上部における前面側
には、バリカムプレート65がねじ部材66により固定
されている。さらに図4に示すように、バリカムプレー
ト65とブロック40との間にはスペーサ70が介在さ
れている。そしてバリカムプレート65にはバリカム6
7が取り付けられている。このバリカム67は、ダンサ
ローラ64の水平方向の位置を間接的に検出するための
ものである。このバリカム67は、ロータ68と、ロー
タ68の周囲に設けられ、かつコイルが巻き付けられて
いるステータ(図示せず)と、ロータ68の回転角度を
検出する多回転タイプの角度検出部(図示せず)と、ロ
ータ68に取り付けられたピニオンギヤ69とを有す
る。このピニオンギヤ69のモジュールは1.5に設定
されている。
【0031】そして、ピニオンギヤ69がラック62に
噛合されている。このため、ラックベース51がリニア
ウェイ58に沿って水平移動すると、ピニオンギヤ69
およびロータ68が回転する。このような歯車伝動機構
を用いることにより、ラックベース51の直線運動が、
ローラ68の回転運動に確実に変換される。そして、コ
イルへの通電により生じる可変磁気抵抗の差動変化に基
づいて、ロータ68の回転角度を検出するものである。
【0032】図6は張力制御機構4およびパウダブレー
キ18の制御回路を示すブロック図である。前記バリカ
ム67の角度検出部から出力された検出信号がバリカム
コントローラ71に入力される。そして、バリカム67
の検出信号に基づいて、ラックベース51の水平方向の
位置、言い換えればダンサローラ64と案内ローラ4
4,45との相対位置が演算される。この演算結果に基
づいて、ダンサローラ64を経由して案内ローラ45に
供給される帯状フィルム1の実際の張力が判断される。
具体的には、帯状フィルム1に付与される張力と、圧縮
ばね55,56,57との対応関係を総合的に判断する
ことにより、ダンサローラ64の水平方向の位置に基づ
いて、帯状フィルム1の張力を比例的に推定することが
できる。したがって、バリカムコントローラ71には、
ダンサローラ64の水平方向の位置と、帯状フィルム1
の張力との関係を実験的に求めたデータが予め記憶され
ている。
【0033】一方、バリカムコントローラ71には、ダ
ンサローラ64を経由して案内ローラ45に供給される
帯状フィルム1の張力の目標値が予め設定されている。
このバリカムコントローラ71は、目標張力と検出張力
とを比較し、その比較結果に応じた出力信号をオン・オ
フする演算回路である。また、電子制御装置72は、バ
リカムコントローラ71から入力される信号に基づい
て、予め設定された内容によりパウダブレーキ18のシ
ーケンス制御をおこなうためのものである。この電子制
御装置72は、入出力インターフェースおよび演算処理
装置(CPUまたはMPU)ならびに記憶装置(ROM
およびRAM)を主体とするマイクロコンピュータであ
る。
【0034】そして、電子制御装置72においては、比
例動作および積分動作ならびに微分動作を含む公知のP
ID制御がおこなわれる。さらに、電子制御装置72か
ら出力されるPID制御の信号がD/A変換器73によ
り処理されるとともに、パワーサプライ(直流定電圧電
源)74からパウダーブレーキ18に印加する電圧が制
御される。その結果、使用中の帯状フィルム1を保持し
ている保持軸17に対する制動力が制御され、帯状フィ
ルム1の供給状態が制御される。具体的には、保持軸1
7の回転速度、つまり、帯状フィルム1の送り速度(言
い換えれば送り量)が制御される。なお、上記パワーサ
プライ74としては、零ボルトの電圧でパウダーブレー
キ18の制動が解除され、24ボルトの電圧によりパウ
ダーブレーキ18の制動力が最大になって保持軸17の
回転が完全に停止されるような、電圧可変タイプのもの
が用いられている。
【0035】一方、前記蛇行調整機構5はベースプレー
ト21に設けられており、この蛇行調整機構5は、この
公知の調整機構と同様に構成されている。この蛇行調整
機構5は、ほぼ同じ高さに配置されたローラ75,76
と、このローラ75,76よりも低い位置に、かつ相互
に同じ高さに配置されたローラ77,78とを有してい
る。ローラ75は案内ローラ45の近傍に配置され、ロ
ーラ75の下方にローラ77が配置されている。また、
ローラ76は切断機構6側に配置され、ローラ76の下
方にローラ78が配置されている。そして、案内ローラ
45に掛け回された帯状フィルム1が、ローラ75を経
てローラ77に掛け回され、ついで、ローラ78を経由
してローラ76に掛け回されている。
【0036】前記切断機構6はベースプレート21に取
り付けられた複数のローラ79,80,81を有してい
る。また、切断機構6は、ローラ79,80,81を経
由した帯状フィルム1を、さらに後工程に向けて搬送す
るドライブローラ82を備えている。さらにドライブロ
ーラ82に対面する押えローラ84が設けられていると
ともに、押えローラ84とドライブローラ82との相対
位置を制御するシリンダ機構85が設けられ、ドライブ
ローラ82と押えローラ84との挟持力により帯状フィ
ルム1が搬送される。
【0037】そして、ドライブローラ82および押えロ
ーラ84よりも、帯状フィルム1の搬送方向の下流側に
は、切断刃86およびカッターローラ87が設けられて
いる。この切断刃86およびカッターローラ87は、ド
ライブローラ82と押えローラ84との間を通過した帯
状フィルム1を切断してフィルムシート(図示せず)を
得るためのものである。
【0038】前記貼着機構7は、ベースプレート21側
の支軸88を中心として図2で反時計方向に回転するフ
ィルム保持ドラム89を有する。このフィルム保持ドラ
ム89の外周面には吸気孔(図示せず)が形成されてお
り、切断後のフィルムシートを、フィルム保持ドラム8
9により真空吸着することができる。
【0039】また、貼着機構7は回転軸(図示せず)を
中心として図2の時計方向に回転する回転ターレット9
0を有する。この回転ターレット90の一方の側面に
は、円周方向に沿って複数のマンドレル91が形成され
ている。このマンドレル91は円柱形状に構成され、そ
の軸線が水平方向に設定されている。このマンドレル9
1により金属製の缶体(図示せず)が保持される。さら
に、回転ターレット90には各マンドレル91の内周側
に複数の保持ブロック92が形成されている。
【0040】そして、各マンドレル91を回転ターレッ
ト90の半径方向に移動させる移動機構(図示せず)が
設けられている。具体的には、回転ターレット90の回
転にともないフィルム保持ドラム89に接近するマンド
レル91を、フィルム保持ドラム89の外周形状に沿う
軌跡で移動させるとともに、その後、回転ターレット9
0の回転にともない、マンドレル91をフィルム保持ド
ラム89から離れる向に移動させる。さらに、マンドレ
ル91がフィルム保持ドラム89の外周面形状に沿って
円弧形状に移動する際に、マンドレル91を図2におい
て時計方向に自転させるマンドレル回転機構(図示せ
ず)が設けられている。さらにまた、各マンドレル91
を、高周波誘導加熱またはヒータ加熱などの手段により
加熱する加熱装置(図示せず)が設けられている。
【0041】ここで、上記実施形態の構成と、この発明
の構成との対応関係を説明する。缶体用フィルム貼着シ
ステムK1が、この発明に係る帯状部材の張力制御装置
に相当し、帯状フィルム1がこの発明の帯状部材に相当
し、案内ローラ44,45がこの発明の搬送機構に相当
し、ダンサローラ64がこの発明の可動案内部材に相当
する。また、リニアウェイ58、シャフト49、スライ
ダー59、ラックベース51、シャフト63がこの発明
の動作方向設定機構に相当し、圧縮コイルスプリング5
5,56がこの発明の弾性機構に相当し、バリカム6
7、バリカムコントローラ71、電子制御装置72が張
力判断機構に相当し、シャフト49がこの発明のガイド
部材に相当する。
【0042】つぎに、図1,〜図6に示す実施形態の動
作を説明する。使用位置の保持軸17に装着されている
帯状フィルム1は、押えローラ19およびローラ26な
らびにローラ27を経由してローラ25に掛け回されて
いる。さらに、帯状フィルム1は、案内ローラ44に掛
け回されるとともに、ダンサローラ64に掛け回され、
ついで、案内ローラ45に掛け回されている。また帯状
フィルム1は、ローラ75,77,78,76に掛け回
され、さらにローラ79,80,81に掛け回されてい
る。そして、帯状フィルム1はドライブローラ82と押
えローラ84との間に進入し、ドライブローラ82と押
えローラ84との挟持力により帯状フィルム1が長手方
向に搬送(牽引)され、保持軸17により保持されてい
る帯状フィルム1が連続的に繰り出される。このような
帯状フィルム1の繰り出し動作にともない保持軸17が
回転する。カッターローラ87と切断刃86とにより帯
状フィルム1を切断する場合は、その搬送方向の先端の
一部が、貼着ローラ89により真空吸着された後におこ
なわれる。そして、貼着ローラ89が、図2において矢
印で示すように反時計方向に回転することにより、切断
されたフィルムシートが、貼着ローラ89により保持さ
れたまま回転ターレット90側に搬送される。
【0043】一方、各マンドレル91には缶体が保持さ
れているとともに、加熱装置により各マンドレル91を
介して缶体が加熱されている。そして、回転ターレット
90が、図2において矢印で示すように時計方向に回転
することにより、各マンドレル91に保持された缶体
が、順次貼着ローラ90に近づく方向に移送される。
【0044】フィルムシートと缶体とが接触すると、缶
体の熱によりフィルムシートが缶体に対して接着層を介
して熱接着されるとともに、マンドレル91および缶体
が、図2において時計方向に回転することにより、フィ
ルムシートが缶体の外周に順次貼着される。このよう
に、フィルムシートが貼着された缶体は、回転ターレッ
ト90の回転にともなって貼着ローラ89から離れる方
向に移送され、マンドレル91から取り外される。つま
り、缶体を保持しているマンドレル91は、図2の一点
鎖線で示す矢印のような軌跡で移動する。以下、帯状フ
ィルム1を切断する動作と、切断されたフィルムシート
を貼着ローラ89により真空吸着する動作と、貼着ロー
ラ89により真空吸着されているフィルムシートを、マ
ンドレル91により保持されている缶体に貼着する動作
とが繰り返される。
【0045】一方、上記動作の繰り返しにより、使用位
置にある保持軸17の帯状フィルム1の残量が減少す
る。帯状フィルム1の残量は残量検出センサー20によ
り検出されており、帯状フィルム1の残量が所定量以下
まで減少すると、低速運転モード(ドライブローラ82
の回転速度を低下させることにより、帯状フィルム1の
搬送速度を低下するモード)になり、シリンダ機構24
の動作により、スプライスアーム23が図2において支
持軸22を中心として反時計方向に所定角度回転する。
【0046】この動作に並行して、ピッチセンサ(図示
せず)により帯状フィルム1のピッチマークが検出され
ており、帯状フィルム1のピッチマークに合わせてシリ
ンダ機構28が動作する。このようにして、繰り出し中
の帯状フィルム1の一部がローラ27により上方に押し
上げられるとともに、押し上げられた部分が待機中の帯
状フィルム1の繰り出し側の端部に押し付けられる。そ
して、繰り出し中の帯状フィルム1と待機中の帯状フィ
ルム1とが、熱溶着もしくは接着剤による接着などの手
段により接合される。
【0047】ついで、シリンダ機構29の動作により、
ローラ26の一部に取り付けられているカッター(図示
せず)が突出して使用中の帯状フィルム1の残存部分が
切断され、待機位置にある保持軸17側の帯状フィルム
1が新たに繰り出される。このようにして、2本の帯状
フィルム1が接合されると、シリンダ機構24の動作に
よりスプライスアーム23が図2の時計方向に回転して
元の位置に復帰する。同様にして、シリンダ機構28,
29も元の位置に復帰する。
【0048】さらに、電動モータ9の駆動により、保持
腕15が反時計方向に所定角度回転するとともに、待機
位置にある保持軸17が使用位置まで移動した時点で保
持腕15が停止する。このため、使用位置に停止してい
た保持軸17が待機位置に移動し、この保持軸17に装
着されている使用済みの帯状フィルム1に代えて未使用
の帯状フィルムが装着される。また、フィルム接合部分
が自動排除された後、ドライブローラ82の回転速度が
上昇することにより、帯状フィルム1の搬送速度を高め
る通常運転モードに切り換わる。
【0049】上記のような帯状フィルム1の交換にとも
なう動作、または貼着機構7側におけるフィルムの貼着
動作などが原因となって、張力制御機構4から蛇行調整
機構5に送られる帯状フィルム1は、その長手方向の張
力が常時変動している。例えば、帯状フィルム1に印刷
されている絵柄のピッチと、缶体の供給間隔とがずれて
いた場合は、貼着ローラ89側に送られる帯状フィルム
1の搬送速度が制御される。
【0050】この実施形態において、帯状フィルム1の
張力が変動した場合の制御内容を具体的に説明する。上
記のような各種の動作により、案内ローラ44から案内
ローラ45に送られる帯状フィルム1の張力が変動した
場合は、ダンサローラ64が水平方向に移動する。具体
的には、帯状フィルム1の張力が増加した場合は、圧縮
コイルスプリング55,56の弾性力と張力との対応関
係に基づいて、ラックベース51が、図1および図2に
おいて左方向に水平移動する。これに対して、帯状フィ
ルム1の張力が減少した場合は、圧縮コイルスプリング
55,56の弾性力と張力との対応関係に基づいて、ラ
ックベース51が、図1および図2において右方向に水
平移動する。
【0051】その結果、ラックベース51の移動量およ
び移動方向に対応して、ピニオンギヤ69およびバリカ
ム67のロータ68が所定方向に所定角度だけ回転す
る。すると、バリカムコントローラ71により、ロータ
68の回転方向および回転角度が検出されるとともに、
ラックベース51の水平方向の位置、つまり、ダンサロ
ーラ64と案内ローラ44,45との相対位置が演算さ
れる。この演算結果に基づいて、ダンサローラ64を経
由して案内ローラ45に供給される帯状フィルム1の実
際の張力が判断される。
【0052】ついで、バリカムコントローラ71によ
り、張力の目標値と張力の検出値とが比較され、その比
較結果に応じた出力信号がオン・オフされる。ここで、
帯状フィルム1の搬送中はロータ68が常に1〜3度程
度回転(振動)するために、張力の目標値から一定の範
囲で不感帯を設定している。この実施形態においては、
目標値に対して±5度の範囲に不感帯が設定されてい
る。この不感帯による張力の演算誤差は、実際の張力と
比較して±0.05kgf の誤差の範囲であり、帯状フィ
ルム1の張力制御に支障はない。
【0053】ついで、電子制御装置72から、PID制
御信号が出力されるとともに、この信号がD/A変換器
73により処理されて、パワーサプライ74からパウダ
ーブレーキ18に印加する電圧が制御される。このよう
にして、繰り出し中の帯状フィルム1を保持している保
持軸17に対するパウダーブレーキ18の制動力が制御
され、保持軸17の回転速度、つまり、繰り出し中の帯
状フィルム1の送り速度(言い換えれば送り量)が制御
され、帯状フィルム1の張力が所定値になるようにフィ
ードバック制御される。そして、帯状フィルム1の張力
が予め定められている値に設定された場合は、パウダー
ブレーキ18の制動力がその状態に制御され、ラックベ
ース51が水平方向の所定位置で停止することになる。
【0054】このように、上記実施形態においては、張
力変化によりダンサローラ64が水平移動した場合で
も、ダンサローラ64の水平動作方向と、帯状フィルム
1の折り返し部分1Aの前側領域1Bおよび後側領域1
Cとが、相互に平行になるように構成されている。ま
た、図1に示すように、帯状フィルム1におけるダンサ
ローラ64と案内ローラ45との間の領域と、帯状フィ
ルム1における案内ローラ45とローラ75との間の領
域とのなす角度θ1が一定に制御されるとともに、帯状
フィルム1におけるダンサローラ64と案内ローラ44
との間の領域と、帯状フィルム1における案内ローラ4
4の前側領域とのなす角度θ2も一定に制御される。
【0055】このため、搬送経路P1における帯状フィ
ルム1の張力を、ダンサローラ64の水平方向の動作位
置に基づいて、一義的、かつ、正確に判断することがで
きる。したがって、ダンサローラ64から案内ローラ4
5およびローラ75に供給される帯状フィルム1の張力
を、高精度に制御することができ、張力制御機能が向上
する。また、帯状フィルム1の実際の張力を推定するた
めの複雑な設定値や膨大なデータを電子制御装置72に
記憶する必要性がなく、かつ、比較的簡単な計算式やプ
ログラムにより、実際の張力を演算することができ、帯
状フィルム1の張力の制御に必要なパウダーブレーキ1
8のシーケンス制御の簡素化と、システムの低コスト化
とを図ることができる。
【0056】また、ダンサローラ64の初期位置におけ
る帯状フィルム1の張力と、バリカム67のロータ68
の位相との相関関係が一定になり、張力の推定精度およ
び制御精度を安定させることができる。このようにこの
実施形態においては、帯状フィルム1の長手方向におけ
る張力の推定および制御を確実におこなうことができる
ために、帯状フィルム1の厚さや材質に関わりなく皺の
発生や蛇行の発生を抑制することができる。
【0057】特に、この実施形態のように、絵柄の印刷
された帯状フィルムを缶体の外周面に貼着する装置に適
用した場合は、切断されたフィルムシートの長手方向の
寸法誤差が回避されるとともに、フィルムシートの蛇行
や皺などのトラブルが発生しにくく、缶体に貼着された
後のフィルムシートの見栄えや外観の品質が向上する。
【0058】さらに、張力制御機構4が、直線状のシャ
フト49と、帯状フィルム1の張力に応じてダンサロー
ラ64に作用する力とは反対向きの力をダンサローラ6
4に付与する圧縮コイルスプリング55,56とを有
し、この圧縮コイルスプリング55,56がシャフト4
9に対して着脱自在に構成されている。このため、例え
ば、シャフトホルダー46のねじ部材50を緩めてシャ
フトホルダー46をブロック40から取り外すととも
に、圧縮コイルスプリング55,56を取り替えてその
ばね定数を変更することにより、帯状フィルム1の張力
の変化に対応するダンサローラ64の水平移動量(移動
割合、移動率)およびロータ68の回転角度の変化量
(回転角度の変化割合、回転角度の変化率)を、顕著化
させることができる。したがって、帯状フィルム1の
幅、材質、厚さなどが変更された場合においても、実際
の張力の検出範囲の拡大および検出精度の向上、ならび
に張力の制御精度の向上を容易に図ることができる。
【0059】さらに、この実施形態においては帯状フィ
ルム1の張力制御にPID制御を用いているために、ハ
ンチングのない滑らかな制御を比例動作でおこない、積
分動作でオフセットを自動的に修正し、微分動作で外乱
に対応する応答を速くすることができる。したがって、
缶体用フィルム貼着システムK1が起動してからダンサ
ローラ64が初期位置に停止し、帯状フィルム1に所定
の張力が付与されるまでの動作を短時間で収束させるこ
とができる。
【0060】また、この実施形態においては、多回転タ
イプの位置検出センサによりロータ68の回転角度を検
出しているために、従来から用いられている機械的な位
置検出機構(例えばリミットスイッチ式の移動長さによ
るもの)に比べて、安価に製造することができ、かつ、
振動によるノイズがあっても正確にロータ68の回転角
度を検出することができる。
【0061】また、この実施形態においては、ラック6
2およびピニオン69の歯数、またはピニオン69の外
径などを設計変更することにより、ダンサローラ64の
水平移動量と、バリカム67のロータ68の回転角度と
の対応関係を自由に変更することもできる。このような
設計変更をおこなうことにより、設定するべき張力が小
さい(例えば0.5〜2.0kgf )帯状フィルムにも対
応できる。
【0062】さらに、帯状フィルム1の張力に応じてダ
ンサローラ64を水平方向に移動させるための付勢手段
としては、一定のばね定数を有する金属ばねである圧縮
コイルスプリング55,56に代えて、油圧、空気圧を
利用した流体ばね、またはゴムばねなどの合成樹脂ば
ね、あるいは金属ばねとゴムばねとを組み合わせた複合
ばねや、空気ばねと金属ばねとを組合せた複合ばねなど
を用いることもできる。なお、この発明において帯状部
材を搬送する機構は、ローラに限らずガイド部材などで
もよい。またこの発明の帯状部材の張力制御装置は、金
属製缶体以外の容器、例えば、ガラス製瓶、プラスチッ
ク製ボトルなどの容器の外面に、帯状フィルムを切断し
て得たフィルムラベルを貼着するシステムにも適用でき
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、可動案内部材が、搬送される帯状部材と実質平
行な方向に動作するため、帯状部材の搬送方向の変換部
分の前側領域と後側領域とが実質平行な状態に維持され
る。このため、複数の搬送機構同士の間の搬送経路にお
ける帯状部材の張力を、可動案内部材の動作量に基づい
て一義的に判断することができる。したがって、複数の
搬送機構の間の搬送経路における帯状部材の張力を、高
精度に制御することができ、張力制御機能が向上する。
また、帯状部材の実際の張力を推定するための複雑な設
定値や膨大なデータが不要になり、かつ、比較的簡単な
計算式やプログラムにより、実際の張力を演算すること
ができ、帯状部材の張力の制御に伴うシーケンス制御の
簡素化と、システムの低コスト化とを図ることができ
る。
【0064】また、可動案内部材の動作量に関わりな
く、帯状部材の搬送方向の変換部分の前側領域と後側領
域とが実質平行な状態に維持される。このため、可動案
内部材の初期位置における帯状部材の張力と可動案内部
材の位置との相関関係が一定になり、張力の推定および
制御の精度を安定させることができる。したがって、帯
状部材の厚さや材質に関わりなく皺の発生や蛇行の発生
を抑制できる。
【0065】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得られるほかに、金属ばねを取り替えてそのば
ね定数を変更することにより、帯状部材の張力に対応す
る可動案内部材の動作量を顕著化させることができる。
したがって、帯状部材の寸法や材質などが変更された場
合でも、張力の検出範囲の拡大および検出精度の向上、
ならびに張力の制御精度の向上を容易に図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明が適用された缶体用フィルム貼着シ
ステムの張力制御機構を示す一部判断正面図である。
【図2】 この発明が適用された缶体用フィルム貼着シ
ステムの全体構成を示す正面図である。
【図3】 図2に示された巻出し機構の一部破断側面図
である。
【図4】 図2に示された張力制御機構の要部を示す平
面図である。
【図5】 図2に示された張力制御機構の要部を示す側
面図である。
【図6】 図2に示された張力制御機構および巻出し機
構の制御回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…帯状フィルム、 1A…方向変換部分、 1B…前
側領域、 1C…後側領域、 44,45…案内ロー
ラ、 49…シャフト、 51…ラックベース、55,
56…圧縮コイルスプリング、 59…スライダー、
63…シャフト、 64…ダンサローラ、 66…バリ
カム、 71…バリカムコントローラ、72…電子制御
装置、 73…D/A変換器、 74…パワーサプラ
イ、 K1…缶体用フィルム貼着システム、 P1…搬
送経路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状部材を長手方向に搬送するととも
    に、前記帯状部材の張力を判断し、この判断結果に基づ
    いて前記帯状部材の張力を制御する帯状部材の張力制御
    装置において、 前記帯状部材を長手方向に搬送する複数の搬送機構と、 この複数の搬送機構同士の間の搬送経路に配置されて前
    記帯状部材の搬送方向を変換するとともに、かつ、前記
    帯状部材の搬送方向の変換部分の前側領域と後側領域と
    が相互に実質平行になるように前記帯状部材が掛け回さ
    れる可動案内部材と、 この可動案内部材を前記帯状部材の張力変化に応じて動
    作可能に保持するとともに、この可動案内部材の動作方
    向を、前記帯状部材の搬送方向の変換部分の前側領域、
    および前記帯状部材の搬送方向の変換部分の後側領域と
    実質平行な方向になるように制御する動作方向設定機構
    と、 前記帯状部材の張力に応じて前記可動案内部材に対して
    作用する力とは反対向きの力を前記可動案内部材に付与
    する一定の弾性係数を有する弾性機構と、 前記可動案内部材の動作量に基づいて前記帯状部材の張
    力を判断する張力判断機構とを備えていることを特徴と
    する帯状部材の張力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記動作方向設定機構が直線状のガイド
    部材を有し、前記弾性機構が、前記帯状部材の張力に応
    じて前記可動案内部材に作用する力とは反対向きの力を
    前記可動案内部材に付与する金属ばねを有し、この金属
    ばねが前記ガイド部材に対して着脱自在となるように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の帯状部
    材の張力制御装置。
JP10455299A 1999-04-12 1999-04-12 帯状部材の張力制御装置 Expired - Fee Related JP3668045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10455299A JP3668045B2 (ja) 1999-04-12 1999-04-12 帯状部材の張力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10455299A JP3668045B2 (ja) 1999-04-12 1999-04-12 帯状部材の張力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000296954A true JP2000296954A (ja) 2000-10-24
JP3668045B2 JP3668045B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=14383645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10455299A Expired - Fee Related JP3668045B2 (ja) 1999-04-12 1999-04-12 帯状部材の張力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3668045B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241911A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Ntn Corp パターン修正装置およびパターン修正方法
JP2009274776A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN107473003A (zh) * 2017-08-31 2017-12-15 安徽新生纺织有限公司 一种防断线的纺织设备用送线装置
CN113104637A (zh) * 2021-03-04 2021-07-13 唐翀 一种无纺布输送用压平机构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241911A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Ntn Corp パターン修正装置およびパターン修正方法
JP2009274776A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN107473003A (zh) * 2017-08-31 2017-12-15 安徽新生纺织有限公司 一种防断线的纺织设备用送线装置
CN107473003B (zh) * 2017-08-31 2023-11-03 安徽新生纺织股份有限公司 一种防断线的纺织设备用送线装置
CN113104637A (zh) * 2021-03-04 2021-07-13 唐翀 一种无纺布输送用压平机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3668045B2 (ja) 2005-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3391794B2 (ja) 印刷シリンダー用のら旋状キャリヤスリーブを作製するための方法及び装置とその製品
US7201345B2 (en) Reeled material splicing method and apparatus
US8002924B2 (en) Apparatus for splicing webs
CN101678685B (zh) 带驱动装置
JP3957250B2 (ja) 樹脂フイルム上に保持されたセラミックグリーンシートの搬送装置及び搬送方法
KR101155362B1 (ko) 웹의 와인딩을 전환시키는 전환 장치 및 방법
US10017345B2 (en) Device for cutting film-like media
JP2010265062A (ja) シート搬送装置およびシート蛇行修正方法
CN101678688B (zh) 带驱动装置
JP3668045B2 (ja) 帯状部材の張力制御装置
JP4142889B2 (ja) 台紙なし粘着ラベルのスタッカ装置
JP5915861B2 (ja) ラミネート装置
JP4392289B2 (ja) フイルム繰り出し装置
JP2002145499A (ja) シート材の張力制御装置および印刷機
JP3963735B2 (ja) 帯状ゴム部材の貼合わせ方法及びその装置
JP7080979B2 (ja) シート供給装置及びシート供給方法
JP2014237534A (ja) 薄膜シート巻取装置
JP2011046472A (ja) シート終端検出装置
TWI912602B (zh) 搬運控制裝置、搬運裝置、搬運控制方法、搬運控制程式
CN111874718A (zh) 全自动双面胶带粘贴机
CN220351251U (zh) 一种双面胶自动粘贴设备
JP2002166475A (ja) ラミネート装置
JP2015034050A (ja) 台紙レスラベルの下貼り機構および下貼り方法
US20260070322A1 (en) Laminating apparatus including laminating portion that laminates first member on which image is recorded and second member together
JP2767932B2 (ja) ウエブの搬送方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees