JP2000297302A - 通電焼結方法及び通電焼結装置及び通電焼結用の型 - Google Patents

通電焼結方法及び通電焼結装置及び通電焼結用の型

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JP2000297302A
JP2000297302A JP2000026215A JP2000026215A JP2000297302A JP 2000297302 A JP2000297302 A JP 2000297302A JP 2000026215 A JP2000026215 A JP 2000026215A JP 2000026215 A JP2000026215 A JP 2000026215A JP 2000297302 A JP2000297302 A JP 2000297302A
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die
powder material
electric
mold
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Atsushi Kuroishi
農士 黒石
Shigeru Tsuboi
茂 壺井
Yasuaki Shiomi
泰章 塩見
Atsushi Sugai
淳 菅井
Masahiro Murata
真宏 村田
Jun Yoshino
順 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プラズマ放電焼結またはパルス通
電焼結等とにおいて、通電焼結処理を高効率で行うこと
ができる技術を得ることを目的とする。 【解決手段】 粉末材料1を装入可能な凹部を備えたダ
イ3と、凹部内に進入可能なパンチ4a,4bとを有す
る通電焼結用の型2であって、パンチ4a,4bとダイ
3の少なくとも一方が、導電性の金属ホウ化物を含有し
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電焼結用の型及
び通電焼結方法及び通電焼結装置に関し、すなわち、プ
ラズマ放電焼結またはパルス通電焼結等と言った通電焼
結技術に関する。
【0002】さらに具体的には、本発明は特に、粉末材
料を挟着可能な挟着部を備え、外部から加えるパルス電
流に基づいて前記挟着部内の粉末材料に発生するジュー
ル熱と、加圧装置によって前記挟着部内の粉末材料に加
えられる圧力との作用によって前記粉末材料を通電焼結
処理する通電焼結用の型に関する。或いは、本発明は特
に、粉末材料を装入可能な凹部を備えたダイと、前記凹
部内に進入可能なパンチとを有し、前記粉末材料を前記
通電焼結処理する通電焼結用の型に関する。また、本発
明は特に、前記粉末材料を通電焼結処理する通電焼結方
法に関する。或いは、本発明は特に、その焼結のため
の、粉末材料を装入可能な凹部を備えたダイと、前記凹
部内に進入可能なパンチと、前記ダイ内の粉末材料層に
通電可能な一対の電極と、前記両電極にパルス電流を供
給可能な電源装置とを備え、前記粉末材料を通電焼結処
理する通電焼結装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、通電焼結において、粉末材料を短
時間で焼結するのに、パルス電流に基づいて粉末材料に
発生するジュール熱と、加圧装置によって粉末材料に加
えられる圧力との作用によって粉末材料を焼結処理する
通電焼結法が提案されている。こうした通電焼結法は、
ダイ内に充填した粉末材料を加圧する上下に配置したパ
ンチの間で電圧印可し、粉末材料を充填した粉末材料層
中に通電することで、ジュール熱により前記粉末材料自
身に発熱させ、それにより焼結させるというものであ
る。こうした通電焼結法によれば、従来の炉内雰囲気で
加熱する焼結法が数時間の処理時間を要するに対して、
上記通電焼結法によれば、焼結処理時間を短縮できると
いうものである。
【0004】また、このような通電焼結用の型には、外
部からの電流を型を介して型内の粉末材料に通流する必
要から高い導電性が求められ、それと同時に、型内の粉
末材料に発生する高温に耐えつつ、加圧装置が発生する
圧力を型内の粉末材料に伝達する必要から高温条件下に
おける充分な機械的強度が求められる。そこで、このよ
うな導電性と高温条件下における機械的強度とを同時に
満足する通電焼結用の型の材質として従来は、グラファ
イト、或いは、超硬系材料であるWC−Coが用いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年焼結に
よる製品成形に対する要求が高まっており、殊に、自動
車エンジン用のピストンヘッド等を焼結により形成する
ことが行われるようになってきた。上記従来提案されて
いる通電焼結法においては、処理時間が短縮されたとは
いえ、被焼結材料がアルミニウムのように電気伝導度の
高いものであれば、ジュール熱を高くとるためには、大
きな電流密度を必要とする。従って、通電のための電源
装置の電流容量を極めて大きなものにしなければ、焼結
温度にまでの昇温に時間を要し、通常の電源装置であれ
ば焼結処理時間が約半時間を要する等、焼結処理におけ
るターンアラウンドを改善するには、設備の大型化、及
び設備コストの増大を招くという問題を有している。つ
まり、量産品の焼結による成形には、焼結の処理サイク
ルをできるだけ短時間にすることが課題とされる、しか
も、製造コストの面からは、設備の大型化を避けねばな
らないのである。
【0006】さらに、従来の通電焼結用の型として使わ
れているグラファイトまたはWC−Co製の通電焼結用
型では、焼結対象物として装入されている粉末材料が高
温高圧下で及ぼす物理的並びに化学的反応によって型の
内面が次第に侵食される傾向が高かった。したがって、
特に型の内寸、言い換えれば、焼結処理によって得られ
る成形体の寸法精度を必要なだけ高く維持しながら型を
多数回にわたって使用するためには、使用の度に、粉末
材料の装入に先だって、型に(通常はダイの内面とパン
チの押し面に)窒化ホウ素(BN)粉末またはスプレー
或いは炭素系粉末などと言った離型剤を塗布する必要が
あった。すなわち、通電焼結操作を終える度に、型内の
寸法と表面状態を点検し、型が再使用可能となれば離型
剤を塗布し直して、次の粉末材料装入工程に移行すると
言う煩雑な工程を、実際の通電焼結操作以外に実施する
必要があり、改善の余地があった。
【0007】また、離型剤を適用しつつ使用した場合で
も、上記従来のグラファイトまたはWC−Co製の通電
焼結用型の寿命は、経済的見地から見て不十分であっ
た。これは、離型剤が装入粉末材料と型内面との高温高
圧下での反応を完全には阻止できていないからと推定さ
れる。
【0008】従って、本発明の目的は、上に例示した従
来技術による通電焼結技術の持つ前述した欠点に鑑み、
電源装置の電流容量を大きくすることなく、焼結の処理
に要する時間を極力短縮すると共に、焼結対象物として
の粉末材料の装入に先だって型に離型剤を塗布する必要
のなく通電焼結後の成形体との型離れ性が充分に高い上
に、従来のグラファイトまたはWC−Co製の通電焼結
用型の寿命を上回る耐用性を持つ通電焼結用の型を実現
して、通電焼結処理を高効率で行うことができる技術を
得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通電焼結用の型は、請求項1に記載されて
いるように、導電性の金属ホウ化物を含有していること
を特徴構成としている。本構成によれば、本発明の通電
焼結用の型は、導電性が高い金属ホウ化物若しくは、そ
の金属ホウ化物に金属ホウ化物以外の例えば耐火素材(
SiO2、Al2O3等の酸化物、SiC等の炭化物、
SIALON、Si3N4等の窒化物を一例として挙げ
ることができ、これらどうしの混合物も含まれる。) を
添加した材料の成形体であるので、外部からの電流を型
を介して内部の粉末材料のジュール熱に効率的に変換す
ることができ、また、通電焼結後の成形体との型離れ性
が従来のグラファイトまたはWC−Co製の通電焼結用
型に比して高いので焼結対象物としての粉末材料の装入
に先だって型に離型剤を塗布する必要がなくなり、しか
も、離型剤を塗布するまでもなく、上記従来のグラファ
イトまたはWC−Co製の通電焼結用型の寿命を上回る
耐用性が得られた。
【0010】また、上記目的を達成するために、本発明
の通電焼結用の型は、請求項2に記載されているよう
に、前記パンチと前記ダイの少なくとも一方が、導電性
の金属ホウ化物を含有していることを特徴としている。
【0011】本構成によれば、本発明の請求項2による
通電焼結用の型では、パンチとダイの少なくとも一方
が、導電性が高い金属ホウ化物若しくは、その金属ホウ
化物に金属ホウ化物以外の例えば耐火素材( SiO2、
Al2O3等の酸化物、SiC等の炭化物、SIALO
N、Si3N4等の窒化物を一例として挙げることがで
き、これらどうしの混合物も含まれる。) を添加した材
料の成形体であるので、外部からのパルス電流を型を介
して内部の粉末材料のジュール熱に効率的に変換するこ
とができ、また、通電焼結後の成形体との型離れ性が従
来のグラファイトまたはWC−Co製の通電焼結用型に
比して高いので焼結対象物としての粉末材料の装入に先
だって型に離型剤をパンチ若しくはダイに塗布する必要
がなくなり、しかも、離型剤を塗布するまでもなく、上
記従来のグラファイトまたはWC−Co製の通電焼結用
型の寿命を上回る耐用性が得られた。
【0012】ところで、本発明の通電焼結用の型におい
て、請求項3に記載されているように、前記金属ホウ化
物を含有する材料としては、電気抵抗値が、10×10
-7〜10×10-1(Ωcm)の範囲内であるものを選択
することが、外部から加えるパルス電流を可及的に無駄
無く型内の粉末材料のジュール熱に変換させる意味で好
ましい。
【0013】また、本発明の通電焼結用の型において、
請求項4に記載されているように、前記金属ホウ化物を
含有する材料としては、そのビッカース強度が、10〜
50(GPa)の範囲内であるものを選択することが、
加圧装置によって加えられる圧力に基づく粉末材料の型
内面への食い込みを回避し、型の充分に高い耐用回数と
充分に高い成形体精度を得る意味から好ましい。
【0014】本発明の通電焼結用の型において、請求項
5に記載されているように、前記金属ホウ化物の具体例
としては、その電気抵抗値の低さとビッカース強度の高
さから、二ホウ化チタン( TiB2 )が最も適してい
る。
【0015】上記目的を達成するために、本発明の通電
焼結方法は、請求項6に記載されているように、前記粉
末材料を予め昇温した状態で、前記ダイ内で加圧して前
記通電焼結処理することを特徴とする。本構成によれ
ば、ダイ内で焼結する前に、粉末材料を昇温してあるか
ら、通電による前記粉末材料の昇温に時間を要すること
なく、通電焼結法の利点を生かして極めて短時間に焼結
を完結できるようになる。
【0016】ところで、本発明の通電焼結方法におい
て、請求項7に記載されているように、前記粉末材料を
予め昇温する温度を、前記粉末材料の溶融温度未満で、
通電焼結する温度に対して摂氏温度スケールで40%以
上の温度とすればさらによい。本構成によれば、上記温
度範囲内で粉末材料を予熱すれば、さらに良好な焼結体
が短時間に形成できるようになる。つまり、請求項6の
通電焼結方法における粉末材料の予備昇温が効果的とな
る温度範囲を選択したのである。前記予備昇温の温度が
高ければ、通電による焼結は速く進行する。これには、
粉末材料が予熱されることで、その変形抵抗が低下する
こともあり、圧縮加工時の密度を高くすることが容易に
なる点も寄与している。また、前記予備昇温の温度が低
ければ、前記粉末材料の予備昇温に際する加熱による金
属結晶の粗大化を防止できる。しかし、予備昇温時間が
短いならば、結晶成長に時間を与えなくて済むから、そ
の温度が高くても前記金属結晶の粗大化は防止できる。
従って、できるだけ短時間に、できるだけ高い温度に予
備昇温することが好ましい。但し、あまり前記粉末材料
の溶融温度に近くなるまで昇温すれば、予備加熱の段階
で焼結が始まるから、少なくとも、前記粉末材料の溶融
温度に近づかないようにする必要がある。予備昇温の時
間を短くできるならば、焼結温度程度にまで予備昇温す
るのが好ましい。このように焼結温度に予備昇温すれ
ば、これを加圧して、通電すれば、極めて短時間に焼結
することができる。
【0017】また、本発明の通電焼結方法において、請
求項8に記載されているように、前記ダイを昇温した状
態で、前記粉末材料を前記通電焼結処理すればさらによ
い。本構成によれば、ダイが予熱された粉末材料を冷却
することがなく、前記ダイの側からも加熱しながら焼結
するから、前記粉末材料への通電を一層効果的にして、
焼結に要する時間をさらに短縮できる。
【0018】上記目的を達成するために、本発明の通電
焼結装置は、請求項9に記載されているように、前記ダ
イに充填された粉末材料又は前記ダイ自体を加熱可能な
第二の加熱手段を、前記ダイに設けてあることを特徴と
する。本構成によれば、予め加熱してある粉末材料をダ
イ内に充填する場合には、前記粉末材料を予熱温度から
冷却することを防止して、粉末材料を加熱して焼結する
のに、通電による加熱を効率化でき、焼結に要する時間
を短縮できる。これは、粉末材料が予熱されることで、
その変形抵抗が低下することもあり、圧縮加工時の密度
を高くすることが容易になるからである。また、ダイ内
で粉末材料を予め加熱するのにも好適であり、例えば真
空中で焼結する場合には、真空チャンバー内に設けた前
記ダイ内に前記粉末材料を供給して、前記ダイ内で前記
粉末材料を予め加熱した後に、パンチで加圧し、通電し
て焼結することも可能である。この場合には、前記ダイ
内に前記第二の加熱手段を埋設してあることから、前記
ダイ内に供給された粉末材料を予備昇温する際に、熱抵
抗層を薄くできるから、加熱効率を良好に維持できる利
点もある。その結果、電源装置の電流容量を大きくする
ことなく、焼結処理のサイクルタイムを短縮して、大量
生産に適した焼結処理工程を構成できるようになる。
【0019】ところで、本発明の通電焼結装置におい
て、請求項10に記載されているように、前記ダイ及び
前記パンチとして、前記請求項2から5の何れか1項に
記載の通電焼結用の型を備えることも好ましい。第二の
加熱手段によって前記ダイに充填された粉末材料又は前
記ダイ自体を加熱して、電源装置の電流容量を大きくす
ることなく、焼結処理のサイクルタイムを短縮すること
ができる本発明の通電焼結装置において、本構成のごと
く、請求項2から5の何れか1項に記載の通電焼結用の
型を備えることで、上記本発明の通電焼結用の型と同様
の作用効果を得ることができ、通電焼結処理を一層高効
率で行うことができる通電焼結装置を得ることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例について
図面に基づいて解説する。
【0021】(パルス通電焼結装置の構成)本発明の実
施のための通電焼結装置は、図1に示すように、粉末材
料1を収容して加圧しながら焼結する焼結ダイ3と前記
焼結ダイ3内に前記粉末材料1を充填した粉末材料層1
4を加圧する一対のパンチ4a,4bとによって構成さ
れた通電焼結用の型2と、前記焼結ダイ3内の粉末材料
層14に通電可能な一対のパンチ電極8a,8bと、前
記両パンチ電極8a,8bに電力を供給自在な焼結電源
12とを備えている。前記焼結ダイ3は、円筒状に形成
し、従来はサーメット等の電気抵抗が大きく、且つ、耐
熱衝撃性の高い耐熱材料で形成してあり、上下から前記
パンチ4a,4bが挿入される。通電焼結用の型2は、
導電性の耐熱金属などで構成された一対の押し板7a,
7bを介して、上部および下部のパンチ電極8a,8b
の間に挟まれた状態で設置される。前記パンチ4a,4
bは、円柱状に形成し、従来はタングステンやモリブデ
ン等の導電性のある耐熱材料で形成されたものであり、
前記一対のパンチ電極8a,8bは、これらのパンチ4
a,4bに夫々電気的に接続され、前記一対のパンチ電
極8a,8bで第一の加熱手段を構成する。この通電焼
結装置は、これら焼結ダイ3、上下一対のパンチ4a,
4b、これらパンチ4a,4bに接続された上下一対の
パンチ電極8a,8bを共に水冷された真空チャンバー
10内に納めてあり、前記両パンチ4a,4bを相対近
接させるように押圧する加圧機構6a,6bを、前記真
空チャンバー10の底部と天井部に設けてある。
【0022】(通電焼結用の型)本発明の通電焼結用の
型2は、図2に示されるように、焼結ダイ3と、上部お
よび下部のパンチ4a,4bとからなる。焼結ダイ3
は、内径が20mmφ、外径が55mmφ、そして高さ
が40mmの円筒形状を持ち、上下の各パンチ4a,4
bはいずれも、外径が20mmφで高さが20mmの円
柱形状を持つ。上下の各パンチ4a,4bの先端部は、
焼結ダイ3の内径内に進入可能なプランジャー部を構成
している。焼結ダイ3と上下の各パンチ4a,4bとは
いずれも、二ホウ化チタン( TiB2 )の成形体であ
り、理論密度の約90%以上の密度と、約12×10-6
Ωcmの電気抵抗率と、約26GPaのビッカース硬度
を有する。これらの成形体は、当業者に良く知られる成
形条件(二ホウ化チタンの粒径、および加熱加圧条件な
ど)に基づいた常圧焼成法及びホットプレス法によって
得ることができる。尚、同じ方法で得られた二ホウ化チ
タン( TiB2 )の成形体試料の500℃における不活
性雰囲気中での曲げ強度は、700MPaである。
【0023】(通電焼結用の型の実施例1)上記のパル
ス通電焼結装置において、本発明の上記通電焼結用の型
2を用い、粉末材料1の一例であるアルミニウム合金
(例えばAl−12Si)からるアルミニウム合金粉体
13を用い、以下のような工程で通電焼結を行った。 〈1〉図1の焼結ダイ3と下部パンチ4bが形成する空
間部に、通電焼結の対象としてのアルミニウム合金粉体
13(平均粒径は約400μm)を冷間で装入する(図
1−イを参照)。装入するアルミニウム合金粉体13の
量としては、例えば約5gで良い。 〈2〉引き続き、焼結ダイ3の内径内に上部パンチ4a
を前記供給したアルミニウム合金粉体13からなる粉末
材料層14の上から挿入する(図1−ロを参照)。ここ
までの工程で、焼結ダイ3の内面や、上下のパンチ4
a,4bの押し面には、離型剤は全く塗布しない。 〈3〉油圧ユニットを用いて前記合金粉末に約150M
Paの加圧する(図1−ハを参照)。 〈4〉通電焼結用の型2内の合金粉末に対する前記約1
50MPaの加圧状態を維持しながら、約40℃/mi
nの昇温速度で合金粉末を所定温度(500℃)まで加
熱する。加熱は、焼結電源12に接続された上部および
下部のパンチ電極8a,8bを介して、前記焼結ダイ3
内に充填したアルミニウム合金粉体13からなる粉末材
料層14に通電して、ジュール熱により前記アルミニウ
ム合金粉体13自身に発熱させることで前記供給したア
ルミニウム合金粉体13を焼結する(ジュール熱は、特
に電気抵抗の高い部位、すなわち、合金粉末の粒子どう
しの界面で発生する)。 〈5〉上下のパンチ4a,4bおよび補助のプランジャ
ーなどを利用しながら、加圧ユニットによって、通電焼
結された合金粉末の焼結体20を焼結ダイ3から抜き出
す(図1−ニを参照)。 ところで、焼結ダイ3の側面には、温度検知用の貫通孔
(不図示)が形成されており、この貫通孔から熱電対な
どの温度計を内部の合金粉末と接触するように挿通可能
となっている。したがって、焼結電源からのパルス電流
の高さをこの温度検知結果に基づいて操作することによ
って、昇温や保温を正確に制御することができる。
【0024】(通電焼結用の型の耐用性)本発明による
焼結ダイ3と上下の各パンチ4a,4bを用いて、上記
の工程に基づいてAl−12Siからなるアルミニウム
合金粉体13のパルス通電焼結を行った結果、型内面な
どへの離型剤の塗布を一切行うことなく、Al−12S
i合金成形体の通電焼結と脱型を数百回繰り返し行うこ
とができた。
【0025】(通電焼結用の型の実施例2)ここでは、
上記と同じ通電焼結用の型2を用い、上記パルス通電焼
結装置において、通電焼結の対象として鉄系のアモルフ
ァス粉末を用い、上記の実施例1と基本的に同じ工程で
通電焼結を行った。但し、アモルファス粉末は硬度が高
く難焼結性であるため、油圧ユニットによる金属粉末へ
の加圧力を約500MPa(温度条件は400℃)にす
ることで初めて、高密度(理論密度の80%以上)のプ
リフォームが得られた。因みに、従来のグラファイト或
いはWC−Co製の型では、機械的な強度が不足するた
めに、150MPaを超える圧力を加えることはできな
かった。したがって、従来のグラファイト或いはWC−
Co製の型を用いて、アモルファス粉末から高密度(す
なわち、理論密度の80%以上)のプリフォームを得る
ことはできなかった。
【0026】(通電焼結用の型の実施例3)上記のパル
ス通電焼結装置を用い、焼結ダイ3は二ホウ化チタン(
TiB2 )製の成形体とし、各パンチ4a,4bは合金
工具鋼材SKD61製として、上記の実施例1と基本的
に同じ工程でAl−12Siからなるアルミニウム合金
粉体13のパルス通電焼結を行った。通電焼結を行っ
た。結果、高密度(理論密度の90%以上)のプリフォ
ームを得ることができ、型内面などへの離型剤の塗布を
一切行うことなく、Al−12Si合金成形体の通電焼
結と脱型を数百回繰り返し行うことができた。
【0027】(通電焼結用の型の実施例4)また、通電
焼結用の型2の材料として、二ホウ化チタン( Ti
2 )に炭化珪素(SiC)を50重量%を添加した成
形体を製作した。この材料は理論密度の約90%以上の
密度と、約34×10-5Ωcmの電気抵抗率と、約24
GPaのビッカース硬度を示した。この材料で製作され
た焼結ダイ3と各パンチ4a,4bを用いて、上記の実
施例1と基本的に同じ工程でAl−12Siからなるア
ルミニウム合金粉体13のパルス通電焼結を行った。結
果、型内面などへの離型剤の塗布を一切行うことなく、
Al−12Si合金成形体の通電焼結と脱型を数百回繰
り返し行うことができた。
【0028】(通電焼結用の型の別実施形態) 〈1〉上記実施形態で用いた二ホウ化チタン( Ti
2 )製の焼結ダイ3または上下の各パンチ4a,4b
は、二ホウ化チタン( TiB2 )の導電性を利用した放
電加工によってブロック状の成形体から切り出し成形す
ることもできる。
【0029】〈2〉通電焼結用の型の素材としては、電
気抵抗値が10×10-7〜10×10 -1(Ωcm)の範
囲内で、ビッカース強度が10〜50(GPa)の範囲
内であれば、二ホウ化チタン( TiB2 )以外の金属ホ
ウ化物(例えば、ホウ化ジルコニウム)でも適用可能で
ある。また、上記の電気抵抗値(導電性)とビッカース
強度の範囲を逸脱しない簡易で金属ホウ化物以外の耐火
素材( SiO2 、Al23 等の酸化物、SiC等の炭
化物、SIALON、Si3 4 等の窒化物を一例とし
て挙げることができ、これらどうしの混合物も含まれ
る)からなるフィラーを添加しても良い。また、このよ
うに二ホウ化チタン( TiB2 )及びそれに金属ホウ化
物以外の耐火素材を添加した材料の電気抵抗値及びビッ
カース強度について、下表に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から判るように、二ホウ化チタン( T
iB2 )に、SiCを約60重量%まで添加したもの、
及びSi3 4 を約68重量%まで添加したものの電気
抵抗値は、上記に示した好ましい範囲内であり、外部か
ら加えるパルス電流を可及的に無駄無く型内の粉末材料
のジュール熱に変換させることが言える。また、表1の
二ホウ化チタン( TiB2 )を含有するすべての材料に
ついて、ビッカース強度が上記に示した好ましい範囲内
であり、加えられる圧力に基づく粉末材料の型内面への
食い込みを回避し、型の充分に高い耐用回数と充分に高
い成形体精度を得ることができる。
【0032】〈3〉図3に示すように、焼結ダイ3を省
き、上記のパルス通電焼結装置の内部に上下のパンチ4
a,4bのみからなる通電焼結用の型を設置しても良
い。 この場合、既存の金属板30上に実施例1または
2に比して極少量の金属粉末を薄い層状に載置し(図3
−イを参照)、この金属板30を金属粉末と共にパンチ
4a,4bの間の挟着部15で挟み込んで通電焼結すれ
ば(図3−ロを参照)、前記金属粉末のソリッド層25
を金属板30に一体焼結することができる(図3−ハを
参照)。或いはまた、パンチ4a,4bの間に実施例1
または2に比して極少量の金属粉末を薄い層状に載置し
て通電焼結すれば、厚さ1mm以下などの薄板状のアル
ミ合金プリフォームを成形することができる。
【0033】(通電焼結方法及びその装置)次に、本発
明の通電焼結方法の実施の形態の一例について、本発明
の通電焼結装置の一例と共に以下に、図面を参照しなが
ら説明する。図4は、本発明の通電焼結方法に使用する
通電焼結装置の説明図である。図4に示す通電焼結装置
においては、上記の実施の形態で説明した通電焼結装置
において、前記焼結ダイ3に、充填された粉末材料1を
加熱可能な、例えば埋め込み発熱体からなる、前記両パ
ンチ電極8a,8bとは別の第二の加熱手段5を設けて
構成したものである。また、前記焼結電源12は、前記
焼結ダイ3内に埋設した第二の加熱手段5にも電力を供
給可能に構成する。この焼結ダイ3内に埋設した第二の
加熱手段5は、外部への放熱が少なく、効果的に前記焼
結ダイ3の内部空間を加熱できるから、加熱効率を高め
ることができる。前記焼結ダイ3を耐熱衝撃性のある材
料(例えばサーメット)で形成してあれば、前記焼結ダ
イ3を急速加熱することも可能であり、前記焼結ダイ3
内で前記粉末材料1を非通電、非加圧状態で予備昇温す
る場合には好適である。
【0034】(通電焼結方法及びその装置の実施例1)
図4に示す通電焼結装置を用いて、粉末材料1の一例で
あるアルミニウム合金(例えば12%Si−Al)から
なるアルミニウム合金粉体13を焼結する例について以
下に説明する。先ず、アルミニウム合金粉体13を加圧
しない状態で、前記アルミニウム合金粉体13に通電す
ることなく、真空に維持されている真空チャンバー10
内で200〜550℃に昇温しておく。一方、焼結ダイ
3も、第二の加熱手段5を用いて、500℃近くに予熱
しておく。また、前記予熱してある焼結ダイ3に、下側
のパンチ4bを挿入して保持しておく。前記焼結ダイ3
が所定の温度に昇温されている状態で、前記予備昇温し
てあるアルミニウム合金粉体13を、前記焼結ダイ3内
に所定量供給する(図4(イ)参照)。その後、上側の
パンチ4aを、前記供給したアルミニウム合金粉体13
からなる粉末材料層14の上から挿入して、前記アルミ
ニウム合金粉体13を前記焼結ダイ3内で加圧する(同
図(ロ)参照)と共に、前記上下一対のパンチ4a,4
bに取り付けてある上下一対のパンチ電極8a,8bに
電圧を印可し、前記焼結ダイ3内に充填したアルミニウ
ム合金粉体13からなる粉末材料層14に通電して、ジ
ュール熱により前記アルミニウム合金粉体13自身に発
熱させることで前記供給したアルミニウム合金粉体13
を焼結する(同図(ハ)参照)。その後、前記焼結ダイ
3から前記下側のパンチ4bを抜き出して、前記上側の
パンチ4aをさらに押し下げて、焼結体20を取り出す
(同図(ニ)参照)。前記予備昇温したアルミニウム合
金粉体13の温度は、前記粉末材料1の溶融温度未満
で、前記通電焼結する温度に対して摂氏温度スケールで
40%以上の温度である。上記通電する際の圧力は、5
0〜150MPaであり、焼結温度は、550℃であ
る。
【0035】以上のようにしてアルミニウム合金粉体1
3を焼結すれば、従来の電源設備を用いた通電焼結法に
よれば、アルミニウム合金粉体13を焼結ダイ3に供給
してから、焼結完了までに約30分を要していたもの
が、例えば、アルミニウム合金粉体13を予め400℃
にまで昇温しておけば、加圧後550℃に昇温すること
で、5分乃至15分で焼結を完了するようになった。実
験に供したアルミニウム合金粉体13は、平均粒径40
0μmの、珪素を12重量%含有するAl−12Si合
金(Al−17Siでも同様である)であり、50MP
aで加圧した後の昇温速度は、約20℃/分であった。
得られた焼結体20の気孔率はほぼゼロであった。
【0036】(通電焼結方法及びその装置の実施例2)
性能試験のために、図4に示す通電焼結装置を用いて、
焼結ダイ3を外径150mm、内径58mm、長さ15
0mmの円筒状に形成し、上下のパンチ4a,4bは、
夫々外径58mm、長さ65mmの円柱状に形成し、珪
素を12重量%含有するAl−12Siからなるアルミ
ニウム合金粉体13を焼結した。前記アルミニウム合金
粉体13を真空チャンバー10中の焼結ダイ3内で40
0℃に予備昇温し、焼結ダイ3内に上側のパンチ4aを
挿入して、通電しながら、50MPaで加圧しながら焼
結温度まで昇温した。焼結最高到達温度は500℃であ
る。昇温速度は20℃/分であった。得られた焼結体の
嵩密度は、Al−12Siからなるアルミニウム合金と
同じであった。焼結所要時間は5分であった。尚、通電
用の電源装置は従来のものを用いた。因みに、アルミニ
ウム合金粉体13を予備昇温しない従来の方法で焼結す
れば、焼結所要時間は30分である。この点は、珪素を
17重量%含有するAl−17Siからなるアルミニウ
ム合金粉末においても同様であった。
【0037】(通電焼結方法及びその装置の実施例3)
性能試験のために、図4に示す通電焼結装置を用いて、
通電焼結用の型2の材料として合金工具鋼鋼材SKD6
1を使用し、焼結ダイ3を外径150mm、内径90m
m、長さ150mmの円筒状に形成し、上下のパンチ4
a,4bは、夫々外径90mm、長さ65mmの円柱状
に形成し、珪素を17重量%含有するAl−17Siか
らなるアルミニウム合金粉体13を焼結した。前記アル
ミニウム合金粉体13を焼結ダイ3内で450℃に予備
昇温し、焼結ダイ内に上側のパンチ4aを挿入して、通
電しながら、150MPaで加圧しながら焼結温度まで
昇温した。結果、得られた焼結体の嵩密度は、Al−1
7Siからなるアルミニウム合金と同じであった。ま
た、焼結所要時間は約1分であった。
【0038】(通電焼結方法及びその装置の実施例4)
性能試験のために、図4示す通電焼結装置を用いて、通
電焼結用の型2の材料として合金工具鋼鋼材SKD61
を使用し、焼結ダイ3を外径120mm、内径58m
m、長さ150mmの円筒状に形成し、上下のパンチ4
a,4bは、夫々外径58mm、長さ65mmの円柱状
に形成し、珪素を17重量%含有するAl−17Siか
らなるアルミニウム合金粉体13を焼結した。前記アル
ミニウム合金粉体13を焼結ダイ3内で450℃に予備
昇温し、焼結ダイ内に上側のパンチ4aを挿入して、通
電しながら、150MPaで加圧しながら焼結温度まで
昇温した。通電における印加電流を約5000Aに設定
して焼結を行った。このときの焼結所要時間は約2.5
分であった。結果、得られた焼結体の嵩密度は、Al−
17Siからなるアルミニウム合金と同じであった。ま
た、通電における印加電流を約10000Aに設定して
焼結を行った。このときの焼結所要時間は約1分であっ
た。よって、印加電流値を大電流にすることにより、焼
結時間を短縮することができることが判る。
【0039】(通電焼結方法及びその装置の別実施形
態) 〈1〉上記実施の形態に於いては、第二の加熱手段5を
焼結ダイ3内に埋設した例について説明したが、前記第
二の加熱手段5は、前記焼結ダイ3を囲んで設けてもよ
い。例えば、前記焼結ダイ3をマッフル炉内に配置して
もよい。
【0040】〈2〉上記実施の形態に於いては、第二の
加熱手段5を設けた焼結ダイ3の上下から一対のパンチ
4a,4bを挿入する例について説明したが、前記第二
の加熱手段5を設けた焼結ダイ3を底付きのものに形成
して、上側からのみパンチ4aを挿入して加圧するよう
にしてあってもよい。この場合には、下側のパンチ電極
8bは、前記焼結ダイ3の底に配置すればよい。
【0041】〈3〉上記実施の形態に於いては、焼結ダ
イ3を、サーメット等の電気抵抗が大きく、且つ、耐熱
衝撃性の高い耐熱材料で形成してある例について説明し
たが、その材料は任意であって、所要の特性に合致する
材質を選択する。殊に、本発明によれば、焼結温度を低
く引き下げることも可能であるから、電気抵抗が高いこ
とは必要であるが、耐熱性に関する要求は、従来に比し
て軽減される。
【0042】〈4〉上記実施の形態に於いては、パンチ
4a,4bが、例えばタングステンやモリブデン等の導
電性のある耐熱材料で形成された例について説明した
が、その材料は任意であって、所要の特性に合致する材
質を選択する。殊に、本発明によれば、焼結温度を低く
引き下げることも可能であるから、導電性を有すること
は必要であるが、耐熱性に関する要求は、従来に比して
軽減される。
【0043】〈5〉さらに、この第二の加熱手段5を備
えた通電焼結装置において、通電焼結用の型2の焼結ダ
イ3と上下のパンチ4a,4bの、少なくとも1つ好ま
しくは前部を、前に説明した二ホウ化チタン( Ti
2 )の成形体等の、導電性の金属ホウ化物を含有して
いる材料の成形体とすることで、型内面などへの離型剤
の塗布を一切行うことなく、通電焼結と脱型を数百回繰
り返し行うことができる通電焼結装置を構成することが
できる。
【0044】〈6〉上記実施の形態に於いては、アルミ
ニウム合金粉体13を、真空に維持されている真空チャ
ンバー10内で200〜550℃に昇温しておく例につ
いて説明したが、粉末材料1を焼結ダイ3内に供給した
後、前記上側のパンチ4aを前記焼結ダイ3に挿入する
前に、前記焼結ダイ3内で前記粉末材料1を昇温するよ
うにしてもよい。
【0045】〈7〉上記実施の形態に於いては、アルミ
ニウム合金粉体13を、真空に維持されている真空チャ
ンバー10内で昇温し、焼結する例について説明した
が、粉末材料1を不活性雰囲気或いは大気中で予備昇温
してもよく、その焼結も不活性雰囲気或いは大気中で行
ってもよい。
【0046】通電焼結の対象素材として使用可能な粉末
材料の例としては、上記のAl−12Si合金やAl−
17Si合金と言ったアルミニウム合金粉末の他、マグ
ネシウムなどアルミニウム以外の金属単体または合金の
粉末、これらの複数種類の金属粉末どうしの混合物、お
よび、以上の金属組成の粉末に金属以外の耐火材料(S
iO2、Al2O3等の酸化物、SiC等の炭化物、S
IALON、Si3N4等の窒化物を一例として挙げる
ことができ、これらどうしの混合物も含まれる)の粉末
を通電焼結性を妨げない範囲で加えた粉末を挙げること
ができる。
【0047】また、通電焼結される粉末材料1として、
Fe,Cr,Ni,Zr,Mn,Moの遷移金属元素よ
り選ばれる1種ないし2種以上の元素:1〜15wt
%,Si:10〜30wt%,Cu:0.5〜5wt
%,Mg:1〜5wt%,残部実質的にAlからなり、
結晶粒径0.05μm以上2μm以下,粉体粒子径50
μm以上1000μm以下であり、遷移金属元素の含有
量が互いに異なる2種類以上のアルミニウム合金粉末を
用いることで、その成形後の焼結体に高速超塑性特性を
持たせることができる。また、その焼結体は、液相線直
下の温度域で、歪み加工速度(ε)10-2/sec以上
の高速加工を行うことができ、この加工条件下に、伸び
率約200%以上の高延性を示し、その変形流動応力は
約20MPa以下と著しく低く、高速度・低加圧力下の
効率的な圧縮塑性加工を実現することができる。よっ
て、例えば、アルミニウム合金粉末にFe等の遷移金属
元素を例えば5〜15wt%と多く含有させて、焼結体
を製作し、その焼結体を上記高速圧縮塑性加工を行うこ
とで、高温強度や耐摩耗性にすぐれたピストン部品等の
成形体を製作することができる。
【0048】上記実施の形態に於いては、通電焼結用の
型2において、焼結ダイ3を円筒状に形成し、パンチ4
a,4bを円柱状に形成した例について説明したが、前
記焼結ダイ3の形状は、焼結体20の形状に合わせるも
のであり、前記パンチ4a,4bも、前記焼結ダイ3及
び前記焼結体20の形状に合わせるものであって、その
形状は任意である。尚、特許請求の範囲の項に図面との
対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本
発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による通電焼結用型を用い
たパルス通電焼結装置の概念図
【図2】本発明の一実施形態による通電焼結用型の斜視
【図3】本発明の別の実施形態による通電焼結用型を用
いたパルス通電焼結装置の概念図
【図4】本発明の一実施形態による通電焼結装置の概念
【符号の説明】 1 粉末材料 2 通電焼結用の型 3 焼結ダイ 4 上下のパンチ 5 第二の加熱手段 8 上下のパンチ電極 14 粉末材料層 15 挟着部 12 焼結用パルス電源 20 焼結体(プリフォーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 泰章 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目6番 株式会 社クボタ基盤技術研究所内 (72)発明者 菅井 淳 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目6番 株式会 社クボタ基盤技術研究所内 (72)発明者 村田 真宏 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目6番 株式会 社クボタ基盤技術研究所内 (72)発明者 吉野 順 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目6番 株式会 社クボタ基盤技術研究所内 Fターム(参考) 4K018 AA15 EA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末材料を挟着可能な挟着部を備え、外
    部から加えるパルス電流に基づいて前記挟着部内の粉末
    材料に発生するジュール熱と、加圧装置によって前記挟
    着部内の粉末材料に加えられる圧力との作用によって前
    記粉末材料を通電焼結処理する通電焼結用の型であっ
    て、 導電性の金属ホウ化物を含有していることを特徴とする
    通電焼結用の型。
  2. 【請求項2】 粉末材料を装入可能な凹部を備えたダイ
    と、前記凹部内に進入可能なパンチとを有し、外部から
    加えるパルス電流に基づいて前記ダイの凹部内の粉末材
    料に発生するジュール熱と、加圧装置と前記パンチを介
    して前記凹部内の粉末材料に加えられる圧力との作用に
    よって前記粉末材料を通電焼結処理する通電焼結用の型
    であって、 前記パンチと前記ダイの少なくとも一方が、導電性の金
    属ホウ化物を含有していることを特徴とする通電焼結用
    の型。
  3. 【請求項3】 前記金属ホウ化物を含有する材料の電気
    抵抗値が、10×10-7〜10×10-1(Ωcm)の範
    囲内である請求項1または2に記載の通電焼結用の型。
  4. 【請求項4】 前記金属ホウ化物を含有する材料のビッ
    カース強度が、10〜50(GPa)の範囲内である請
    求項1から3のいずれか1項に記載の通電焼結用の型。
  5. 【請求項5】 前記金属ホウ化物が二ホウ化チタン( T
    iB2 )である請求項1から4のいずれか1項に記載の
    通電焼結用の型。
  6. 【請求項6】 パルス電流に基づいてダイ内の粉末材料
    に発生するジュール熱と、加圧装置によって前記ダイ内
    の粉末材料に加えられる圧力との作用によって前記粉末
    材料を通電焼結処理する通電焼結方法であって、 前記粉末材料を予め昇温した状態で、前記ダイ内で加圧
    して前記通電焼結処理する通電焼結方法。
  7. 【請求項7】 前記粉末材料を予め昇温する温度を、前
    記粉末材料の溶融温度未満で、通電焼結する温度に対し
    て摂氏温度スケールで40%以上の温度とする請求項6
    記載の通電焼結方法。
  8. 【請求項8】 前記ダイを昇温した状態で、前記粉末材
    料を前記通電焼結処理する請求項6又は7に記載の通電
    焼結方法。
  9. 【請求項9】 粉末材料を装入可能な凹部を備えたダイ
    と、前記凹部内に進入可能なパンチと、前記ダイ内の粉
    末材料層に通電可能な一対の電極と、前記両電極にパル
    ス電流を供給可能な電源装置とを備え、前記電極から加
    える前記パルス電流に基づいて前記ダイの凹部内の粉末
    材料に発生するジュール熱と、加圧装置と前記パンチを
    介して前記凹部内の粉末材料に加えられる圧力との作用
    によって前記粉末材料を通電焼結処理する通電焼結装置
    であって、 前記ダイに充填された粉末材料又は前記ダイ自体を加熱
    可能な第二の加熱手段を、前記ダイに設けてある通電焼
    結装置。
  10. 【請求項10】 前記ダイ及び前記パンチとして、前記
    請求項2から5の何れか1項に記載の通電焼結用の型を
    備えた請求項9に記載の通電焼結装置。
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