JP2000297401A - レールの設置構造、および、既設マクラギの補修方法 - Google Patents
レールの設置構造、および、既設マクラギの補修方法Info
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Abstract
に、再度凹みが発生することを防止する。 【解決手段】 レール1をタイプレート3を介してマク
ラギ10により保持するレール設置構造であって、マク
ラギ10の上面には、少なくともタイプレート3の載置
される部分に繊維強化硬質合成樹脂層21などの硬質の
補強部材20を設け、補強部材20の上面には少なくと
もタイプレート3の載置される部分にゴムなどの弾性部
材30を取付けている。
Description
ートを介してマクラギにより保持するレール設置構造、
および、このように設置されているマクラギを補修する
方法に関する発明である。
ncrete)製のものが広く使用されている。しかし、木製
のマクラギは耐用年数が短いばかりか、木材資源の減少
などの問題より採用が控えられるようになっている。ま
た、PC製のマクラギは、コスト高であるばかりか、重
いため敷設工事が煩雑である。しかも、PC製のマクラ
ギは振動に弱いためレールの分岐部などに不適である。
これらのマクラギに代わるものとして、繊維硬質強化樹
脂発泡体によって形成された合成マクラギが注目されて
いる。この繊維硬質強化樹脂発泡体により形成された合
成マクラギは重量が軽く、強度に優れ、耐久性において
も優れている。
ギは長繊維と硬質の発泡樹脂によって作成されているの
で、PC製のマクラギに比して磨耗し易い。このため図
9(イ)に示すようにレール1をタイプレート3を介し
てマクラギ10に固定する構造による場合には、このタ
イプレート3の端部に接触している部分が列車通過時の
荷重、振動によって削れてしまい図9(ロ)に示すよう
な凹みAが発生する。つまり、列車通過時の荷重などに
よってマクラギ10下方のバラストが徐々に沈下し、マ
クラギ10が上下するいわゆる「あおり現象」が生じ、
この上下動によるタイプレート3との摩擦によってマク
ラギ10の表面が磨耗する。このような凹みAは、例え
ば踏切、分岐部等、タイプレート3の中央部分よりも端
にレール1が位置し、列車などの荷重がタイプレート3
の端にかたよって作用する場合に顕著に発生する。
止のために、金属板またはゴム板をスペーサーとして単
に介在した構造も考えられ得るが、金属板であればタイ
プレート3と同様にその端部との接触により凹みが発生
する。また、ゴム板によればその弾性により振動を吸収
できるものの、列車通過時の荷重を分散することができ
ないため、マクラギ表面の凹み発生を確実に防止するこ
とができない。さらに、単にスペーサーとしてタイプレ
ート3とマクラギ10との間に介在させた場合には、ゴ
ム板とマクラギ10との間に砂、小石等が入り込んでし
まい、この砂等が振動によりマクラギ10を磨耗し、凹
みが発生する。
なされたものであり、本発明の課題は、タイプレートに
対応するマクラギ表面部の凹みの発生を確実に防止でき
るレール設置構造、および、発生した凹みを的確に補修
できる既設マクラギの補修方法を提供することを課題と
する。
本発明に係るレール設置構造は、レールをタイプレート
を介してマクラギにより保持するレール設置構造であっ
て、マクラギの上面には、少なくともタイプレートの載
置される部分に繊維強化硬質合成樹脂などからなる硬質
の補強部材が設けられており、且つ該補強部材とタイプ
レートの間にはゴムなどの弾性部材が介設されているこ
とを特徴とする。
は、マクラギにはタイプレートが載置される部分に補強
部材および弾性部材が位置するので、硬質の補強部材に
よって通過する列車の荷重などを的確に分散でき、タイ
プレートとの接触によるマクラギの磨耗を的確に防止で
きる。
法は、請求項2記載のように、タイプレートの下方に発
生するマクラギの凹み部分を補修する既設マクラギの補
修方法であって、繊維強化硬質合成樹脂などからなる硬
質の補強部材の上面にゴムなどの弾性部材を取付けて、
該補強部材をマクラギの凹み部分に取付けることを特徴
とする。
よれば、タイプレートとの接触により凹みが発生したマ
クラギを補修することができ、しかも補修されたマクラ
ギはタイプレートが載置される部分に補強部材および弾
性部材が位置しているので、列車通行時の荷重などによ
るマクラギのタイプレート下方部分の磨耗が的確に防止
される。
は、請求項3記載のように、補強部材をマクラギの凹み
部分に取付ける前に、マクラギの凹み部分の表面をサン
ダーなどで研削する方法を採用することが好ましい。
取付ける前に凹み部分を予め研削することで、補強部材
の取付面を予め洗浄することができ、補強部材を確実且
つ的確にマクラギに取付けることができる。
設置構造におけるマクラギの正面図を示す。図2は図1
のマクラギを用いた本発明の実施形態のレール設置構造
の断面図を示す。図3は他の実施形態におけるマクラギ
の正面図を示す。図4は他の実施形態におけるマクラギ
を示し、(イ)は断面正面図、(ロ)は断面側面図であ
る。図5および図6はそれぞれ他の実施形態におけるマ
クラギの断面正面図を示す。図7は他の実施形態におけ
るマクラギの断面を含む斜視図を示す。図8は本発明の
既設マクラギの補修方法の一工程におけるマクラギ本体
の正面断面図を示す。
合成樹脂発泡体の板材から本体11が構成されている。
この板材を構成する発泡樹脂の種類としては、例えば、
ウレタン、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化樹脂であ
って硬質のものが好適に使用される。なお、発泡樹脂中
に、圧縮強度の向上や低コスト化を図るために、炭酸カ
ルシウム、石膏、タルク、水酸化アルミニウム、クレー
などの無機充填材や、シラスバルーン、パーライト、ガ
ラスバルーン等の軽量骨材が添加されてもよい。板材の
硬質樹脂発泡材を補強する繊維としては、例えば、ガラ
ス繊維、炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維等の無機
質繊維や、芳香族ポリアミド繊維等の合成繊維や天然繊
維等の有機質繊維の何れかであればよいが、強度や経済
性の面からガラス繊維が適している。繊維の形態は、ヤ
ーン、クロス、ロービング、ロービングクロス、クロス
マット等の長繊維形態のものが好適であり、必要に応じ
てチップ、ミドルファイバー等の短繊維やシラスバルー
ン等の中空充填材を併用しても良い。ガラス繊維として
は、ガラスロービング、ガラスロービングクロス、ガラ
スマット、コンティニュアスストランドマット等の形態
のものが挙げられる。この繊維は、単独で使用してもよ
いし、2層以上積層して使用してもよく、また、長繊維
と短繊維を混ぜて使用してもよい。最も好適な材料とし
ては硬質ウレタン樹脂をガラス長繊維で補強した発泡体
である(例えば、商品名「エスロンネオランバー FF
U」積水化学工業株式会社製)。
わたって繊維強化硬質合成樹脂(発泡体を除く)からな
る補強層21が形成されている。本実施形態において、
この繊維強化硬質合成樹脂製の補強層21から補強部材
20が構成されている。この補強層21を構成するガラ
ス繊維は少なくとも2種類のものが積層されている。例
えばガラスマットとガラスロービングを交互に積層して
樹脂層を形成することができる。積層するガラス繊維の
数は耐磨耗性に応じて適宜定めることができ、例えば、
ガラスマット(M)とガラスロービング(R)を計十一
層積層したFRP11プライ(MRMRMRMRM)と
することができる。
ってゴム板30が貼着されている。このゴム板30の貼
着は、補強層21の上面またはゴム板30の下面に全面
的に接着剤を塗布して、この接着剤によりゴム板30は
貼着されている。また、本実施形態において該ゴム板3
0から弾性部材が構成されている。ゴム板30として
は、例えばクロロプレンゴム製のものが使用できる。
レート3を固着して、このタイプレート3上でレール1
が載置固定されるが、ここでは図2に示すように踏切内
部のマクラギ10として使用される例について説明す
る。
レール1を載置固定するためのタイプレート3が左右二
箇所に固定される(右側のタイプレートの図示は省略し
ている)。
れ、このレール1が犬釘などの固定手段(図示省略)に
よってタイプレート3およびマクラギ10と一体的に固
定される。
な本線レール1に沿って一対のガイドレール1が内側に
敷設されており、各タイプレート3には一本の本線レー
ル1とそれに隣接する一本のガイドレール1が載置固定
されている。
および本線レール1の外側(図2の左側)には、レール
添え木5がレール1に沿って立設されている。このガイ
ドレール1の内側に立設されたレール添え木5同士の間
(図2の右側のレール添え木5の右側)および本線レー
ル1の側部に立設されたレール添え木5の背面側(図2
の左側のレール添え木5の左側)には、アスファルトな
どの舗装材7が充填されており、これにより踏切内には
レール1との段差をなくすための舗装が施されている。
らなるので、列車通過の際の荷重、振動を繊維強化硬質
合成樹脂からなる補強層21とゴム板30とにより的確
に吸収して、繊維強化硬質合成樹脂発泡体からなるマク
ラギ本体11の磨耗を防止することができる。特に、列
車が通過する本線レール1はタイプレート3の中央部分
よりも端に位置し、列車などの荷重がタイプレート3の
端にかたよって作用するものの、この荷重を繊維強化硬
質合成樹脂からなる補強層21によって的確に分散する
ことができ、集中荷重によるマクラギ本体11の磨耗を
的確に防止できる。
わたって補強層21の形成およびゴム板30の貼着を施
したが、本発明はこれに限定されず、例えば図3に示す
ようにタイプレート3が載置固定される箇所に部分的に
補強部材20たる補強層21の形成および弾性部材たる
ゴム板30の貼着を行った構造も、本発明の意図する範
囲内である。
レート3に対応する位置に補強部材20を収容するため
の収容部11aを形成し、この収容部11aに図4、図
5、図6、図7にそれぞれ示すように補強部材20を取
付けたものであっても本発明の意図する範囲内である。
質合成樹脂によるものに限られず、図4に示すように金
属板22により構成することも本発明の意図する範囲内
である。この図4に示すマクラギ10は、鉄板からなる
金属板22(補強部材20)の上面に弾性部材としての
ゴム板30を貼着し、これをマクラギ本体11にコーチ
スクリューなどの固定手段23によって固定しているも
のである。より具体的に説明すると、マクラギ本体11
には、タイプレート3の載置される部分が側部上方およ
び上面において削られ、補強部材20の収容部11aが
形成されて、この収容部11aに略倒コの字状の金属板
22からなる補強部材20が収容され、金属板22の側
部に形成した孔部22aを介してスクリューボルト23
をマクラギ本体11に螺着せしめ、ゴム板30を上面に
有する金属板22をマクラギ本体11に固定している。
するものに本発明は限定されるものでなく、図5、図
6、図7にそれぞれ示されるように、補強部材20を多
層構造とすることも可能である。図5に示す補強部材2
0は、マクラギ本体11の材質と同様の繊維強化硬質合
成樹脂発泡体の板材からなる心材25の上面に、繊維強
化硬質合成樹脂(発泡体を除く)からなる樹脂層24が
形成されたものである。また、図6に示す補強部材20
は、マクラギ本体11の材質と同様の繊維強化硬質合成
樹脂発泡体の板材からなる心材25の上面および下面
に、繊維強化硬質合成樹脂(発泡体を除く)からなる樹
脂層24が形成されたものである。さらに、図7に示す
補強部材20は、金属板22の下面にマクラギ本体11
の材質と同様の繊維強化硬質合成樹脂発泡体の板材から
なる心材25が固着されているものである。
ラギ10にあってはマクラギ本体11の収容部11aの
段差と補強部材20の厚みとが略同一で、収容された補
強部材20の上面とマクラギ本体11の上面とが略面一
となり、このマクラギ本体11の上面から弾性部材30
が上方に突出するように設けられているが、収容部11
aの段差を補強部材20の厚みよりも大きくして、弾性
部材30の上面とマクラギ本体11の上面とが略面一に
なるように設けることも可能である。
部材20とを接着剤により全面的に接着したが、補強部
材20への弾性部材30の取付方法はこれに限定される
ものではない。但し、上記実施形態のように弾性部材3
0と補強部材20とを全面的に接着して弾性部材30を
取付けることが好ましく、これにより弾性部材30と補
強部材20との間に砂、小石などが入り込むことを防止
できる。
とを例えば接着剤で全面的に接着する、あるいは図1ま
たは図3のようにマクラギ本体11に補強部材20(補
強層21)を一体的に形成するなどの方法により、補強
部材20とマクラギ本体11との間に隙間が形成されな
いように補強部材20をマクラギ10に設けることが好
ましい。これにより、両者の間に砂等が入り込んで、列
車通過の振動等によってマクラギ本体11が磨耗するこ
とを防止できる。
ル設置構造を例にとり説明したが、本発明は一般のレー
ル設置構造にも適用できる。しかるに、本発明は踏切、
分岐部など、タイプレート3の中心部よりも端に列車通
過の荷重等が働く場所のレール設置構造に適用すれば、
かかる場所で問題が顕著なマクラギ本体11の磨耗を的
確に防止できる。
体11を繊維強化硬質合成樹脂発砲体より構成したため
強度においても優れ、軽量で取扱いやすいという利点を
有するが、マクラギ本体11を木材、PC等から構成す
ることも本発明の意図する範囲内である。
20とその上面に取付けた弾性部材30とにより列車通
過の荷重、振動を分散、吸収するという技術思想は、既
設マクラギの補修方法にも採用することかできる。次
に、図9(ロ)に示すようにマクラギ本体11の上面に
タイプレート3との摩擦により凹みAが発生したマクラ
ギを補修する方法について説明する。
体11の上面に食い込んだタイプレート3をマクラギ本
体11から離反せしめ、この凹み部分Aをサンダー等の
研削手段によって、その表面部分を洗浄するとともに図
8に示すような補強部材20の収容部11aを形成す
る。
を貼着して複合板を形成せしめておき、この複合板をマ
クラギ本体11に取付ける。具体的に説明すると、例え
ば繊維強化硬質合成樹脂(発砲体を除く)等からなる補
強部材20の上面にゴム板等からなる弾性部材30を貼
着して形成した複合板を、マクラギ本体11に形成され
た収容部11aに収容して、補強部材20とマクラギ本
体11とを接着剤等により接着する。このように補強部
材20と弾性部材30とからなる複合板を予め作成して
おき、この複合板をマクラギ本体11に取付ける方法に
よれば、補修現場での作業を簡易化することができる。
されたマクラギ本体11を再度バラスト上に載置して、
弾性部材30が表出する部位にタイプレート3を載置固
定して、このタイプレート3にレール1を載置した状態
で犬釘等によりレール1を締結せしめる。これにより、
凹みが発生したマクラギ本体11を利用して、上記実施
形態で説明したマクラギ本体11の凹みを的確に防止し
たレール設置構造が得られる。
ギにはタイプレートが載置される部分に硬質の補強部材
および弾性部材が位置するので、補強部材により通過す
る列車の荷重などを的確に分散でき、マクラギの表面部
の凹みの発生を確実に防止できる。
法は、硬質の補強部材の上面に弾性部材を取付け、補強
部材をマクラギの凹み部分に取付ける方法なので、タイ
プレートとの接触により凹みが発生したマクラギを補修
することができるとともに、補修されたマクラギはタイ
プレートが載置される部分に補強部材および弾性部材が
取付けられているため、マクラギの表面部の凹みの発生
を確実に防止されている。
クラギの正面図を示す。
ール設置構造の断面図を示す。
図を示す。
し、(イ)は断面正面図、(ロ)は断面側面図である。
正面図を示す。
正面図を示す。
を含む斜視図を示す。
けるマクラギ本体の正面断面図を示す。
図、(ロ)はマクラギとタイトプレートとの状態を示す
腰部拡大正面断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 レールをタイプレートを介してマクラギ
により保持するレール設置構造であって、マクラギの上
面には、少なくともタイプレートの載置される部分に繊
維強化硬質合成樹脂などからなる硬質の補強部材が設け
られており、且つ補強部材とタイプレートの間にはゴム
などの弾性部材が介設されていることを特徴とするレー
ルの設置構造。 - 【請求項2】 タイプレートの下方に発生するマクラギ
の凹み部分を補修する既設マクラギの補修方法であっ
て、繊維強化硬質合成樹脂などからなる硬質の補強部材
の上面にゴムなどの弾性部材を取付けて、該補強部材を
マクラギの凹み部分に取付けることを特徴とする既設マ
クラギの補修方法。 - 【請求項3】 前記補強部材をマクラギの凹み部分に取
付ける前に、マクラギの凹み部分をサンダーなどで研削
する請求項2記載の既設マクラギ補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10663199A JP3387848B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | レールの設置構造、および、既設マクラギの補修方法 |
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| JP (1) | JP3387848B2 (ja) |
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-
1999
- 1999-04-14 JP JP10663199A patent/JP3387848B2/ja not_active Expired - Fee Related
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