JP2000298224A - 光ファイバの端面処理方法 - Google Patents

光ファイバの端面処理方法

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JP2000298224A
JP2000298224A JP11105908A JP10590899A JP2000298224A JP 2000298224 A JP2000298224 A JP 2000298224A JP 11105908 A JP11105908 A JP 11105908A JP 10590899 A JP10590899 A JP 10590899A JP 2000298224 A JP2000298224 A JP 2000298224A
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Japan
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optical fiber
face
heating surface
ferrule
filler
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JP11105908A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Ishikawa
龍一 石川
Yasushi Watanabe
康 渡辺
Masayuki Sugiura
正行 杉浦
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光伝送能力に支障を来すことがなく、かつ従
来のように光ファイバの先端の突き出し長さを制御する
必要のない光ファイバの端面処理方法の提供を課題とす
る。 【解決手段】 光ファイバ10を、光ファイバ保持部で
あるフェルール13内に形成された円柱形状空間である
ガイド孔12内に挿入して加熱面11に垂直に保持する
工程と、端面10aと加熱面11との間に、光ファイバ
10のコアと同屈折率を有する充填材14を配置する工
程と、フェルール13内の加熱面11側の先端に形成さ
れた先端周縁12aを、加熱面11に密着させるように
押し当てて、充填材14を端面10aに溶着させる工程
とを有する方法を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送に使用され
るプラスチック製の光ファイバの端面処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製の光ファイバは、例え
ば、メタクリル樹脂等の繊維からなるコアを、該コアよ
りも屈折率の低いフッ素化メタクリル樹脂製のクラッド
で被覆したものであり、光伝送のためのライトガイド等
として利用されている。この種の光ファイバの光伝送へ
の適用に際しては、その端面を出来るだけ平滑に処理す
ることが要求される。すなわち、この端面の仕上げが粗
雑であると、伝送される光が乱反射を起こして光学的損
失を生じるので、これを極力抑えるために、平滑に仕上
げる必要が有るのである。
【0003】このような仕上げ方法の主なものとして
は、例えば、端面を研磨することで平滑化する研磨処理
法や、端面を切断することで平滑化するフリーカット処
理法や、端面を平滑な加熱面に押し当てることで平滑化
するホットプレート処理法などがある。研磨処理法は、
高い精度の平滑面が得られるという長所を有している
が、処理に時間がかかるという短所も有している。ま
た、フリーカット処理法は、短時間で処理を行えるとい
う長所を有しているが、処理面の平滑性が低いという短
所も有している。
【0004】これらに対し、ホットプレート処理法は、
フリーカット処理法よりも高い精度の端面を、研磨処理
法よりも短時間で処理できるという優れた特長を有して
いる。このホットプレート処理法による、従来の光ファ
イバの端面処理方法の詳細について、F07コネクタプ
ラグへの光ケーブルの接続を例に、図面を参照しながら
以下に説明を行う。
【0005】図7に示すように、まず、ストリッパー1
を用いて光ケーブル2のジャケット2aを所定長さ分
(例えば約7mm)だけ剥ぎ取ることで、光ファイバ2
bを部分的に剥き出しの状態にする。そして、F07コ
ネクタプラグ3に形成されている挿入孔3a内に、所定
長さ寸法(例えば約0.3mm)だけフェルール4の先
端から突出するように光ファイバ2bを挿入した後、こ
のF07コネクタプラグ3のストッパ取り付け部3b内
にストッパ5を圧入する。この圧入により、F07コネ
クタプラグ3内のジャケット2aは、F07コネクタプ
ラグ3とストッパ5との間に挟み込まれるので、光ケー
ブル2が、抜出不可にF07コネクタプラグ3に固定さ
れることになる。
【0006】このようにしてF07コネクタプラグ3に
取り付けられた光ケーブル2の光ファイバ2bは、図8
に示すホットプレート加熱器6によって端面処理がなさ
れる。すなわち、ホットプレート加熱器6には、加熱面
6aが設けられており、これを例えば約160℃に加熱
し、ここに垂直に光ファイバ2bを、例えば5秒間〜1
0秒間の間、F07コネクタプラグ3ごと押し当てる。
図9が、押し当て前の光ファイバ2bであり、前述した
ように、フェルール4の先端より約0.3mmだけ突出
した状態となっている。なお、本説明のF07コネクタ
プラグ3は、一対のフェルール4を有するものである
が、以下に説明する図9及び図10では、片方のフェル
ール4内の光ファイバ2bを図示して説明を続ける。
【0007】図9に示すように、フェルール4には、光
ファイバ2bが挿通される円柱形状空間であるガイド孔
4aと、該ガイド孔4aの下端よりフェルール4の先端
に向かって開拡する円錐台形状の空間であるテーパ孔4
bとが形成されている。また、テーパ孔4bと光ファイ
バ2bとの間には、間隙空間7が形成されているが、こ
の間隙空間7の容積は、光ファイバ2bの突出部分の体
積と略等しくなっている。
【0008】図10が押し当て中の光ファイバ2bであ
り、上述したように、間隙空間7の容積と前記突出部分
の体積は略等しくされているので、前記突出部分は、加
熱面6aからの伝熱により、間隙空間7を満たすように
溶融変形する。このようにして成形された光ファイバ2
bの先端部分は、テーパ孔4bの形状に合致する末広が
り形状になるとともに、その先端面2cは、平滑な加熱
面6aに密着することで平坦に成形される。
【0009】この後、図10の押し当て状態を保ったま
ま、加熱面6aの加熱を止めることで、光ファイバ2b
の先端部分は、平滑な先端面2cを維持したまま冷却し
て固化され、端面処理が完了する。なお、テーパ孔4b
の代わりに、図11に示す座ぐり孔4cを有するものも
実用化されているが、これも図10のフェルール4と同
様に、光ファイバ2bの突出部分の溶けたものを逃がす
ために座ぐり孔4cを設けたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
ホットプレート処理法による、従来の光ファイバの端面
処理方法では、以下に説明する問題を有していた。すな
わち、先端を溶融させて平滑な先端面2cを得るに際
し、前記突出部分の溶けたものが、フェルール4の先端
面と加熱面6aとの間に流れ込んでバリとなってしまう
のを避けるために、フェルール4には、テーパ孔4bや
座ぐり孔4cが設けられているのであるが、その結果、
光ファイバ2bの先端部分は、図10や図11に示すよ
うな径の広がった先端形状となる。
【0011】この様な光ファイバ2bを光伝送経路中に
使用すると、前記先端部分の形状を原因として結合損失
が大きくなるので、例えば帯域の広い通信用光ファイバ
に使用する場合には、その影響を極力低減させるべく、
図10及び図11に示すフェルール4の寸法△hをでき
るだけ小さくするのが好ましく、さらに好ましくは、寸
法△h≒0とするのが最適である。しかし、この寸法△
hを小さくするためには、これに合わせて光ファイバ2
bの突出部分の突き出し長さを極めて短いものに制御す
ることが要求されるのであるが、この様な微少寸法の正
確な制御は困難であり、突き出し長さが長すぎることに
よってフェルール4の先端面にはみ出して付着したり、
あるいは、突き出し長さが短すぎることによって充分に
加熱面6aに密着できずに平滑な先端面2cを形成でき
ないなどの問題が生じることとなる。
【0012】また、この様な問題を避けるために、ある
程度の寸法△hを確保しようとすると、上記結合損失の
問題の他に、間隙空間7に逃げた光ファイバ2bの溶融
部分が再び軸芯に向かって集中するように戻り、光ファ
イバ2bのコアにクラッドが混入して、光伝送能力に更
なる支障を来す恐れがある。
【0013】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、光ファイバの端面処理において、光伝送能力
に支障を来すことがなく、かつ従来のように光ファイバ
の先端の突き出し長さを制御する必要のない光ファイバ
の端面処理方法の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバの端
面処理方法は、上記課題を解決するために以下の手段を
採用した。すなわち請求項1記載の光ファイバの端面処
理方法は、光ファイバの端面を平滑な加熱面を用いて平
滑化させる光ファイバの端面処理方法において、前記光
ファイバを、光ファイバ保持部内に形成された円柱形状
空間であるガイド孔内に挿入して前記加熱面に垂直に保
持する工程と、前記端面と前記加熱面との間に、前記光
ファイバのコアと同屈折率を有する充填材を配置する工
程と、前記光ファイバ保持部の前記加熱面側の先端に形
成された先端周縁を、前記加熱面に密着させるように押
し当てて、前記充填材を前記端面に溶着させる工程とを
有することを特徴とする。
【0015】上記請求項1記載の光ファイバの端面処理
方法によれば、まず、ガイド孔内に光ファイバを挿入し
て固定すると共に、充填材を、光ファイバの端面と加熱
面との間に位置するように配置させる。その後、ガイド
孔の先端周縁を加熱面に向けて押し当てることで、充填
材が、光ファイバの端面と加熱面との間に挟み込まれ
る。このときの充填材は、加熱面からの伝熱により溶融
しており、端面に形成された凹凸の凹部内に流れ込んで
これを満たすと共に、平滑な加熱面に密着する形状に変
形することで平滑に成形される。
【0016】請求項2記載の光ファイバの端面処理方法
は、請求項1記載の光ファイバの端面処理方法におい
て、前記光ファイバ保持部としてフェルールを用い、前
記ガイド孔が、フェルール内部に同軸に形成されてお
り、該フェルールの先端外周部には、前記先端周縁に向
かって先細りとなるテーパ面が形成されていることを特
徴とする。
【0017】上記請求項2記載の光ファイバの端面処理
方法によれば、フェルールの先端部を先端周縁に向かっ
て先細りな形状のテーパ面とすることで、鋭利な先端部
となる。
【0018】請求項3記載の光ファイバの端面処理方法
は、請求項1又は2記載の光ファイバの端面処理方法に
おいて、前記ガイド孔の内径寸法と略同じ外径寸法の円
形端面を有する柱状体の前記円形端面を加熱面として用
いることを特徴とする。
【0019】上記請求項3記載の光ファイバの端面処理
方法によれば、光ファイバの押し当ての際に、円形端面
の周縁とガイド孔の先端周縁とを合致させることで、こ
れらが、充填材のはみ出し部分を切り取る刃の役目をす
る。さらには、フェルールの先端面は加熱面に当接しな
いので、必要以上に充填材を圧迫してこれがフェルール
の先端面に貼り付きやすくなることがない。
【0020】請求項4記載の光ファイバの端面処理方法
は、請求項1から3のいずれかに記載の光ファイバの端
面処理方法において、前記充填材が、前記コアと同材質
であることを特徴とする。
【0021】上記請求項4記載の光ファイバの端面処理
方法によれば、充填材の材質を光ファイバのコアと同じ
材質にすることで、充填材が充填された部分の屈折率等
の光学的特性と、熱収縮率等の熱的特性とが、光ファイ
バ本体のコアと同じになる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバの端面処理方
法は、光ファイバの端面を平滑な加熱面に押し当てて平
滑化させるものであり、その各実施形態例を図面を参照
しながら以下に説明するが、本発明がそれらに限定解釈
されるものでないことはもちろんである。なお、各実施
形態例においても、F07コネクタプラグに光ファイバ
を取り付ける場合を例に説明を行うものとする。
【0023】[実施形態例1]まず、図1〜図3を参照
しながら、実施形態例1について説明する。光ケーブル
2のジャケット2aを剥ぎ取って光ファイバ2bを部分
的に剥き出しの状態にする工程までは、従来の技術で説
明したものと同様である。
【0024】本実施形態例1では、光ファイバ10を、
円柱形状空間であるガイド孔12が内部に同軸状に形成
されたフェルール13(光ファイバ保持部)内に挿入し
て、ホットプレート加熱器の加熱面11に垂直に保持す
る工程と、光ファイバ10の端面10aと加熱面11と
の間に、光ファイバ10のコアと同屈折率を有する充填
材14を配置する工程と、ガイド孔12の先端(前記光
ファイバ保持部の、加熱面11側を向いた先端)に形成
された先端周縁12aを、加熱面11に密着させるよう
に押し当てて、充填材14を端面10aに溶着させると
共に、先端周縁12aと加熱面11との間から外部に押
し出された充填材14のはみ出し部14aを、先端周縁
12aで切り取る工程とを有する点が従来と比較して異
なっている。
【0025】更に、本実施形態例1では、フェルール1
3の先端外周部に、先端周縁12aに向かって先細りと
なるテーパ面15が形成されている点も、従来の技術で
説明したフェルール4と異なっている。このテーパ面1
5としては、フェルール13の軸線を通る断面(図1に
示す断面)で見た場合、前記軸線に垂直な仮想平面との
なす角度αは、フェルール先端部の製造の難易度、充填
材のはみ出し部の剥離性、フェルールと結合されるレセ
プタクルの形状等を考慮して、0度<α<90度の範囲
から適宜設定されるが、製造が容易であるため、10度
〜60度の範囲であることが好ましい。
【0026】以下に詳細な説明を行うと、まず、ガイド
孔12内に、光ファイバ10を同軸に挿入し、その端面
10aを先端周縁12aにできるだけ近付けてから、か
しめ等によって光ファイバ10を被覆する図示されない
ジャケットをF07コネクタプラグに抜出不可に固定す
る。その後、フェルール13及びガイド孔12が加熱面
11に対して垂直をなすように加熱面11の上方にフェ
ルール13を保持すると共に、充填材14を、光ファイ
バ10の端面10aと加熱面11との間に位置するよう
に加熱面11上に載置することで、図1に示す押し当て
前の状態となる。
【0027】ここで用いられる充填材14はビーズ形状
を有するものであり、その材質としては、光ファイバ1
0のコアと同じ光学的特性(少なくとも屈折率が同じで
あること)と、同じ熱的特性(熱収縮率等が同じであ
る)とを有していることが好ましく、コアと同材質とす
ることがより好ましい。
【0028】次に、加熱面11に対する垂直状態を保っ
たままフェルール13を下降させて、先端周縁12aと
加熱面11との間に充填材14を挟み込む。このときの
充填材14は、例えば約160℃に加熱された加熱面1
1からの伝熱により溶融しており、光ファイバ10の端
面10aに形成された凹凸の凹部内に流れ込んでこれを
満たすと共に、余分となったものは、先端周縁12aと
加熱面11との間から外部に押し出されてはみ出し部1
4aとなる。
【0029】更に押し当てを進めると、図2に示すよう
に、先端周縁12aが加熱面11に緊密に当接し、はみ
出し部分14aが光ファイバ10本体より分断されると
共に、充填材14の加熱面11に接している面が、平滑
な加熱面11に密着して平滑に端面処理される。
【0030】この押し当ての際の、ガイド孔12内に充
填された充填材14は、光ファイバ10の径方向に広が
ろうとしても、ガイド孔12による規制を受けているの
で、広がることができないようになっている。これによ
り、光ファイバ10の先端部分は、従来のようにその断
面形状が末広がりに大きくならず、一定外径断面を維持
した直円柱形状に成形される。この後、図2の押し当て
状態を保ったまま加熱面11の加熱を止めることで、充
填材14は、放熱冷却により固化し、平滑で、かつフェ
ルール13の先端周縁12aを周縁とする平坦面16を
形成する。この時、はみ出し部14aも同時に固化す
る。
【0031】そして、図3に示すように、フェルール1
3を加熱面11の上方に上昇させることで、はみ出し部
14aが取り除かれ、取り付け作業が完了する。このと
き、はみ出し部14aがフェルール13に付着したとし
ても、その付着力は後述される理由により強いものでは
ないので、エアーの吹き付け等で簡単に取り除かれる。
この取り付け後のF07コネクタプラグは、図示されな
いレセプタクルにおいて他の光ファイバと突き合わせ接
続され、この接続部分を介して通光され、他端から出て
くる光量を測定することで、結合損失の評価が行われ
る。
【0032】本実施形態例1の光ファイバの端面処理方
法によれば、光ファイバ10のコアと同屈折率を有する
充填材14を溶融させて光ファイバ10の端面10aの
不足部分を充填することで、前記不足部分が充填材14
で満たされて平滑に成形されるので、光伝送能力に支障
を来すことがなく、かつ従来のように光ファイバ10の
先端の突き出し長さを制御する必要もない。
【0033】また、本実施形態例1の光ファイバの端面
処理方法によれば、フェルール13の先端外周部を、先
端周縁12aに向かう先細り形状のテーパ面15とする
ことで、鋭利な先端部となるので、先端周縁12aと加
熱面11を当接させることにより、はみ出した余分なは
み出し部14aを容易かつ確実に切断することが可能と
なる。さらに、このテーパ面15は加熱面11に当接し
ないので、はみ出し部14aを必要以上に圧迫してこれ
がフェルール13の先端部に貼り付きやすくなるのを防
ぐことが可能となり、エアーの吹き付け等によりフェル
ール13から容易にはみ出し部14aを除去することが
可能となる。
【0034】また、本実施形態例1の光ファイバの端面
処理方法によれば、充填材14の材質を光ファイバ10
のコアの材質と同じにすることで、充填材14が充填さ
れた部分の、屈折率等の光学的特性が光ファイバ10の
コアと同じになるので、光伝送能力を低下させることが
ない。更には、充填材14が充填された部分の、熱収縮
率等の熱的特性も光ファイバ10のコアと同じになるの
で、冷却後に端面10aから剥がれ落ちるなどの不具合
を防ぐことも可能となる。
【0035】[実施形態例2]次に、図4〜図6を参照
しながら、本発明の実施形態例2について以下に説明を
行う。なお、本実施形態例2において、上記実施形態例
1の図1〜図3で説明したものと同一構成要素には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0036】本実施形態例2では、上記実施形態例1に
比較して、フェルール13の先端部分にテーパ面15で
はなく中空円形状の先端面20が形成されている点と、
ガイド孔12の内径寸法d1(例えば1ミリメートル)
と略同じ外径寸法d2(例えば1ミリメートル)の円形
の加熱面21aを上端面とする円柱形状突起(柱状体)
21が形成されている点と、シート形状(例えば厚さ1
00マイクロメートル)の充填材22を採用している点
とが異なっている。
【0037】まず、ガイド孔12内に光ファイバ10を
挿入し、かしめ等によって光ファイバ10をF07コネ
クタプラグに抜出不可に固定する。その後、フェルール
10及びガイド孔12が加熱面21aに対して垂直をな
すように加熱面11の上方にフェルール13を保持する
と共に、シート形状の充填材22を、光ファイバ10の
端面10aと加熱面21aとの間に位置するように加熱
面21a上に載置することで、図4に示す押し当て前の
状態となる。
【0038】ここで用いられる充填材22の材質として
は、実施形態例1と同様に、光ファイバ10のコアと同
じ光学的特性(少なくとも同じ屈折率である)と同じ熱
的特性(熱収縮率等が同じである)とを有していること
が好ましく、コアと同材質とすることがより好ましい。
【0039】次に、フェルール13を下降させて、先端
周縁12aと加熱面21aとの間に充填材22を挟み込
む。このときの充填材22は、例えば約160℃に加熱
された加熱面21aからの伝熱により溶融しており、光
ファイバ10の端面10aに形成された凹凸の凹部内に
流れ込んでこれを満たすと共に、余分となったものは、
先端周縁12aと加熱面21aとの間から外部に押し出
されてはみ出し部22aとなる。更に押し当てを進める
と、先端周縁12aと加熱面21aの周縁21bとが合
致し、これらが、刃としてはみ出し部22aを切り取る
ことで、図5に示す押し当て状態となる。
【0040】この押し当ての際に、ガイド孔12内に残
った充填材22は、ガイド孔12による規制を受けてい
るので、径方向に広がることができないようになってい
る。これにより、光ファイバ10の先端部分は、従来の
ようにその断面形状が末広がりに大きくならず、一定外
径断面を維持した直円柱形状に成形される。この後、図
5の押し当て状態を保ったまま、加熱面21aの加熱を
止めることで、光ファイバ10の先端部分は、放熱冷却
により固化し、平滑で、かつフェルール13の先端面2
0と面一な平坦面23を形成する。
【0041】そして、図6に示すように、フェルール1
3を加熱面11の上方に上昇させることで、はみ出し部
22aが取り除かれ、取り付け作業が完了する。このと
き、はみ出し部22aがフェルール13に付着していた
としても、その付着力は上記実施形態例1で説明したと
同じ理由により強いものではないので、エアー等の吹き
付けを行うことで、簡単に取り除かれる。この取り付け
後のF07コネクタプラグは、図示されないレセプタク
ルにおいて他の光ファイバと突き合わせ接続され、この
接続部分を介して通光され、他端から出てくる光量を測
定することで、結合損失の評価が行われる。
【0042】本実施形態例2によれば、上記実施形態例
1と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形
態例2によれば、加熱面21aの周縁21bとガイド孔
12の先端周縁12aとを合致させることで、これら
が、充填材22のはみ出し部22aを切り取る刃の役目
をするので、容易かつ確実にはみ出し部22aを取り除
くことが可能となる。さらに、フェルール13の先端面
20は加熱面21aに当接しないので、必要以上にはみ
出し部22aを圧迫してこれがフェルール13の先端面
20に貼り付きやすくなるのを防ぐことが可能となり、
エアーの吹き付け等によりフェルール13から容易には
み出し部22aを除去することが可能となる。
【0043】なお、上記実施形態例1及び上記実施形態
例2の光ファイバの端面処理方法においては、F07コ
ネクタプラグに光ファイバ10を取り付ける場合を例に
説明を行ったが、F07コネクタプラグに限らず、その
他のタイプの光コネクタへの取り付けに本発明を適用し
ても良い。
【0044】また、上記実施形態例1及び上記実施形態
例2では光ファイバ保持部としてフェルール13を用
い、フェルール13内の孔をガイド孔12とし、成端後
にそのままF07コネクタプラグに固定するものとした
が、これに限らず、ガイド孔10を有する治具(図示せ
ず)を用意し、これを光ファイバ保持部としてフェルー
ル13の代わりに用いて上記実施形態例1及び上記実施
形態例2と同様に、そのガイド孔12内に光ファイバ1
0を挿入して成端し、成端後にガイド孔12内から引き
抜いて、これを光コネクタ等に挿入して固定する2段式
の成端方法を採用しても良い。
【0045】また、上記実施形態例1では、ビーズ形状
の充填材14を用いたが、シート形状の充填材22な
ど、その他の形状のものを使用しても良い。また、逆
に、上記実施形態例2では、シート形状の充填材22を
用いたが、ビーズ形状の充填材14など、その他の形状
のものを使用しても良い。
【0046】また、上記実施形態例1の加熱面11は平
坦であったが、上記実施形態例2に示したように円柱形
状突起21の円形の端面を加熱面21aとして採用して
も良い。また、逆に、上記実施形態例2では、円柱形状
突起21の上端面を加熱面21aとして使用したが、こ
れに限らず、上記実施形態例1のような平坦な加熱面1
1を用いても良い。
【0047】また、上記実施形態例1では、フェルール
13として、その先端部分にテーパ面15を有するもの
を使用したが、これに限らず、上記実施形態例2に示し
たような、中空円形状の平坦な先端面20を有するもの
を使用しても良い。また、逆に、上記実施形態例2で
は、フェルール13として、その先端部分に中空円形状
の平坦な先端面20を有するものを使用したが、これに
限らず、テーパ面15を有するものを使用しても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の光ファイバの端
面処理方法によれば、光ファイバのコアと同屈折率を有
する充填材を溶融させて光ファイバの端面の不足部分を
充填することで、この不足部分が充填材で満たされて平
滑に成形されるので、光伝送能力に支障を来すことがな
く、かつ従来のように光ファイバの先端の突き出し長さ
を調節する必要をなくすことが可能となる。
【0049】また、請求項2記載の光ファイバの端面処
理方法によれば、フェルールの先端部を先細り形状のテ
ーパ面形状とすることで、鋭利な先端部となるので、先
端周縁と加熱面との間からはみ出した余分な充填材量を
容易かつ確実に切断することが可能となる。さらに、こ
のテーパ面は加熱面に当接しないので、はみ出した充填
材を必要以上に圧迫してこれがフェルール先端部に貼り
付きやすくなるのを防ぐことも可能となり、エアーの吹
き付け等によりフェルールから容易に充填材のはみ出し
部を除去することが可能となる。
【0050】また、請求項3記載の光ファイバの端面処
理方法によれば、柱状体の円形端面を加熱面として使用
し、該加熱面の周縁とガイド孔の先端周縁とを合致させ
ることで、これらが、充填材のはみ出し部を切り取る刃
の役目をするので、容易かつ確実に充填材のはみ出し部
を取り除くことが可能となる。さらに、フェルールの先
端面は加熱面に当接しないので、はみ出した充填材を必
要以上に圧迫してこれがフェルールの先端面に貼り付き
やすくなるのを防ぐことも可能となり、エアーの吹き付
け等によりフェルールから容易に充填材のはみ出し部を
除去することが可能となる。
【0051】また、請求項4記載の光ファイバの端面処
理方法によれば、充填材の材質を光ファイバのコアと同
じ材質にすることで、充填材が充填された部分における
屈折率等の光学的特性が光ファイバ本体のコアと同じに
なるので、光伝送能力を低下させることがない。更に
は、充填材が充填された部分における熱収縮率等の熱的
特性も光ファイバ本体のコアと同じになるので、冷却後
に光ファイバの端面から剥がれ落ちるなどの不具合を防
ぐことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバの端面処理方法の実施形
態例1の工程を示す図であって、側断面図である。
【図2】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を示
す図であって、側断面図である。
【図3】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を示
す図であって、側断面図である。
【図4】 本発明の光ファイバの端面処理方法の実施形
態例2の工程を示す図であって、側断面図である。
【図5】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を示
す図であって、側断面図である。
【図6】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を示
す図であって、側断面図である。
【図7】 従来の光ファイバの端面処理方法の工程を示
す図であって、斜視図である。
【図8】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を示
す図であって、斜視図である。
【図9】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を示
す図であって、側断面図である。
【図10】 同光ファイバの端面処理方法の次の工程を
示す図であって、側断面図である。
【図11】 同光ファイバの端面処理方法の変形例を示
す図であって、側断面図である。
【符号の説明】
10・・・光ファイバ 10a・・・端面 11・・・加熱面 12・・・ガイド孔 14、22・・・充填材 12a・・・先端周縁 13・・・フェルール、光ファイバ保持部 15・・・テーパ面 d1・・・内径寸法 d2・・・外径寸法 21a・・・円形端面(加熱面) 21・・・円柱形状突起(柱状体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 正行 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 Fターム(参考) 2H036 KA03 QA14 QA21 2H050 AA13 AB43Z AB47Z AC87 AC90

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの端面を平滑な加熱面を用い
    て平滑化させる光ファイバの端面処理方法において、 前記光ファイバを、光ファイバ保持部内に形成された円
    柱形状空間であるガイド孔内に挿入して前記加熱面に垂
    直に保持する工程と、 前記端面と前記加熱面との間に、前記光ファイバのコア
    と同屈折率を有する充填材を配置する工程と、 前記光ファイバ保持部の前記加熱面側の先端に形成され
    た先端周縁を、前記加熱面に密着させるように押し当て
    て、前記充填材を前記端面に溶着させる工程とを有する
    ことを特徴とする光ファイバの端面処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバの端面処理方
    法において、 前記光ファイバ保持部としてフェルールを用い、 前記ガイド孔は、フェルール内部に同軸に形成されてお
    り、 該フェルールの先端外周部には、前記先端周縁に向かっ
    て先細りとなるテーパ面が形成されていることを特徴と
    する光ファイバの端面処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ファイバの端面
    処理方法において、 前記ガイド孔の内径寸法と略同じ外径寸法の円形端面を
    有する柱状体の前記円形端面を加熱面として用いること
    を特徴とする光ファイバの端面処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の光フ
    ァイバの端面処理方法において、 前記充填材は、前記コアと同材質であることを特徴とす
    る光ファイバの端面処理方法。
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