JP2000298261A - プラズマアドレス液晶表示装置 - Google Patents
プラズマアドレス液晶表示装置Info
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- JP2000298261A JP2000298261A JP10480799A JP10480799A JP2000298261A JP 2000298261 A JP2000298261 A JP 2000298261A JP 10480799 A JP10480799 A JP 10480799A JP 10480799 A JP10480799 A JP 10480799A JP 2000298261 A JP2000298261 A JP 2000298261A
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- liquid crystal
- hfc
- cathode
- plasma
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PALC表示装置において、陰極がスパッタ
リングされ易く、スパッタリングされた電極の原子はガ
ラス基板表面や薄板ガラス裏面を汚染し透過率を低下さ
せる 【解決手段】 ガラス基板上に陰極及び陽極の放電電極
を厚膜印刷法、電着法、プラズマ溶射法及びEB蒸着・
スパッタリング法によって形成する。陰極材料としてH
fCを用いる。
リングされ易く、スパッタリングされた電極の原子はガ
ラス基板表面や薄板ガラス裏面を汚染し透過率を低下さ
せる 【解決手段】 ガラス基板上に陰極及び陽極の放電電極
を厚膜印刷法、電着法、プラズマ溶射法及びEB蒸着・
スパッタリング法によって形成する。陰極材料としてH
fCを用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】特定の電極材料を用いたプラ
ズマアドレス液晶表示装置及び製造方法に関する。
ズマアドレス液晶表示装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマアドレス液晶(PALC)表示
装置の基本構造を説明する。ガラス基板上に放電電極
(陰極、陽極)及び隔壁が設けられ、薄板ガラスを隔て
て液晶層が存在し、薄板ガラスとガラス基板の間には希
ガスを主体とする放電ガスが充填されている。
装置の基本構造を説明する。ガラス基板上に放電電極
(陰極、陽極)及び隔壁が設けられ、薄板ガラスを隔て
て液晶層が存在し、薄板ガラスとガラス基板の間には希
ガスを主体とする放電ガスが充填されている。
【0003】以下にプラズマアドレス液晶の動作原理を
説明する。
説明する。
【0004】陰極と陽極との間に電圧を印加しプラズマ
を発生させる(放電)と薄板ガラスと陽極との間は導通
状態となるため、その時に液晶側のITO電極に電圧を
印加することで薄板ガラス裏面に電荷を書き込む。書き
込んだ電荷は放電を切り薄板ガラスと陽極との間を絶縁
状態にするとフレーム期間内保持される。
を発生させる(放電)と薄板ガラスと陽極との間は導通
状態となるため、その時に液晶側のITO電極に電圧を
印加することで薄板ガラス裏面に電荷を書き込む。書き
込んだ電荷は放電を切り薄板ガラスと陽極との間を絶縁
状態にするとフレーム期間内保持される。
【0005】この様に,プラズマチャネル(放電ガスが
満たされプラズマを発生させる空間)はアクティブマト
リクス液晶表示装置で用いられるTFT(薄膜トランジ
スタ)と同様の役割を果たす。
満たされプラズマを発生させる空間)はアクティブマト
リクス液晶表示装置で用いられるTFT(薄膜トランジ
スタ)と同様の役割を果たす。
【0006】PALC表示装置では、放電電極としてス
クリーン印刷法で形成されたNi等の厚膜ペーストが用
いられ、プラズマチャネルを分離する隔壁としてスクリ
ーン印刷法で形成される黒色ガラスペーストが用いら
れ、液晶としてTN(TwistedNematic)
モードや広視野角化のためASM(AxiallySy
mmetricalignedMicrocellmo
de)が用いられ、プラズマチャネル内の放電ガスとし
て、希ガスまたは希ガスを主体としたガスが用いられて
いる。
クリーン印刷法で形成されたNi等の厚膜ペーストが用
いられ、プラズマチャネルを分離する隔壁としてスクリ
ーン印刷法で形成される黒色ガラスペーストが用いら
れ、液晶としてTN(TwistedNematic)
モードや広視野角化のためASM(AxiallySy
mmetricalignedMicrocellmo
de)が用いられ、プラズマチャネル内の放電ガスとし
て、希ガスまたは希ガスを主体としたガスが用いられて
いる。
【0007】一方DC型プラズマディスプレイ(以下D
C−PDP)は,電極材としてはPALCと同様のもの
を用いる。モノクロPDPの場合Ne−Ar等のガスで
対応できるが、カラーPDPの場合、放電ガスとして蛍
光体を励起発光させるためのXeガスを主体としたPe
nning効果ガス(He/Xe,Ne/Xe)を用い
ることが必須である。
C−PDP)は,電極材としてはPALCと同様のもの
を用いる。モノクロPDPの場合Ne−Ar等のガスで
対応できるが、カラーPDPの場合、放電ガスとして蛍
光体を励起発光させるためのXeガスを主体としたPe
nning効果ガス(He/Xe,Ne/Xe)を用い
ることが必須である。
【0008】HfCを耐熱性オーミック抵抗として用い
た例は特開平6−275554号に記載されている。
た例は特開平6−275554号に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】プラズマアドレス液晶
表示装置では電極材料に厚膜Niを従来より採用してい
る。Ni単体でのスパッタ率(放電ガスのイオンが1個
衝突した時に陰極材の原子が飛び出す個数)は大きいた
めスパッタリングされ易く、スパッタリングされたNi
原子はガラス基板表面や薄板ガラス裏面を汚染し透過率
を低下させると共に、陰極−陽極間の短絡を引き起こ
す。そのため、プラズマチャネル内に水銀を封入し長寿
命化を図る方策が採られている。水銀が陰極のスパッタ
リング防止に寄与するメカニズムは未だ解明できていな
いが、水銀のガス雲がNi表面を覆うことで,放電ガス
イオンの運動エネルギーを吸収すると共に、例えNiが
スパッタリングされたとしても放電ガスとの衝突により
Ni原子が再び陰極表面に戻されるためではないかと推
測される。水銀ガス雲の密度は飽和蒸気圧に非常に相関
があると考えられ、飽和蒸気圧の対数関数的(ランキン
=デュプレの式に従う)な温度依存性により、寿命特性
が温度により大きく変化する。特に低温領域では水銀の
耐スパッタリング効果が十分発揮されない可能性があ
る。
表示装置では電極材料に厚膜Niを従来より採用してい
る。Ni単体でのスパッタ率(放電ガスのイオンが1個
衝突した時に陰極材の原子が飛び出す個数)は大きいた
めスパッタリングされ易く、スパッタリングされたNi
原子はガラス基板表面や薄板ガラス裏面を汚染し透過率
を低下させると共に、陰極−陽極間の短絡を引き起こ
す。そのため、プラズマチャネル内に水銀を封入し長寿
命化を図る方策が採られている。水銀が陰極のスパッタ
リング防止に寄与するメカニズムは未だ解明できていな
いが、水銀のガス雲がNi表面を覆うことで,放電ガス
イオンの運動エネルギーを吸収すると共に、例えNiが
スパッタリングされたとしても放電ガスとの衝突により
Ni原子が再び陰極表面に戻されるためではないかと推
測される。水銀ガス雲の密度は飽和蒸気圧に非常に相関
があると考えられ、飽和蒸気圧の対数関数的(ランキン
=デュプレの式に従う)な温度依存性により、寿命特性
が温度により大きく変化する。特に低温領域では水銀の
耐スパッタリング効果が十分発揮されない可能性があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板上に陰極および陽極からなる放電電極が形成さ
れ、薄板で隔てられ液晶層が配された構造を有するプラ
ズマ液晶表示装置において、陰極、陽極の少なくとも一
方に炭化ハフニウムを主体とした材料を用いることを特
徴とする。
は、基板上に陰極および陽極からなる放電電極が形成さ
れ、薄板で隔てられ液晶層が配された構造を有するプラ
ズマ液晶表示装置において、陰極、陽極の少なくとも一
方に炭化ハフニウムを主体とした材料を用いることを特
徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、炭化ハフニウム
形成に厚膜印刷を用いることを特徴とする。
形成に厚膜印刷を用いることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、炭化ハフニウム
形成に電着を用いることを特徴とする。
形成に電着を用いることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、炭化ハフニウム
形成にプラズマ溶射を用いることを特徴とする。
形成にプラズマ溶射を用いることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、炭化ハフニウム
形成にEB蒸着を用いることを特徴とする。
形成にEB蒸着を用いることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、炭化ハフニウム
形成にスパッタ法を用いることを特徴とする。
形成にスパッタ法を用いることを特徴とする。
【0016】以下に本発明による作用について説明す
る。
る。
【0017】炭化ハフニウム(HfC)は高融点(約
4,000℃)かつ低仕事関数(約2.0eV)の材料
であるためPALCやDC−PDPに代表される気体放
電を利用する表示装置には適した電極材となり得る。一
般に融点が高いほどスパッタ率が小さいことが知られて
おり、炭化物系材料の中で最も高い融点を有するHfC
は、例え水銀が封入されていなくても、陰極材のスパッ
タリングによる寿命低下を抑制することができる。ま
た,仕事関数は低いほど2次電子放出効率(1個の放電
ガスイオンが陰極に衝突した時放出される2次電子の個
数)が大きく、パッシェン則 Vf=Bpd/(ln(Apd)−lnln(1+1/
γ)) p:ガス圧、d:電極間隔、γ:2次電子放出効率、
A,B:定数 に従い放電開始電圧が低減できる。放電開始電圧を低く
できるとドライバ耐圧を低くでき低コスト化が図れるこ
ととなる。
4,000℃)かつ低仕事関数(約2.0eV)の材料
であるためPALCやDC−PDPに代表される気体放
電を利用する表示装置には適した電極材となり得る。一
般に融点が高いほどスパッタ率が小さいことが知られて
おり、炭化物系材料の中で最も高い融点を有するHfC
は、例え水銀が封入されていなくても、陰極材のスパッ
タリングによる寿命低下を抑制することができる。ま
た,仕事関数は低いほど2次電子放出効率(1個の放電
ガスイオンが陰極に衝突した時放出される2次電子の個
数)が大きく、パッシェン則 Vf=Bpd/(ln(Apd)−lnln(1+1/
γ)) p:ガス圧、d:電極間隔、γ:2次電子放出効率、
A,B:定数 に従い放電開始電圧が低減できる。放電開始電圧を低く
できるとドライバ耐圧を低くでき低コスト化が図れるこ
ととなる。
【0018】DC−PDPでもテレビジョン学会誌Vo
l.48,No.3,pp.295〜300に記載され
ているように、陰極材料としてHfCが検討されてい
る。カラー表示を実現する場合、蛍光体を励起するため
封入ガスとしてXeを含有させる(He−XeやNe−
Xeペニング系が主流)ことが必須であるが、Xe原子
がHfC膜中にトラップされ放電ガス中のXe分圧が減
少し輝度が低下してしまう。トラップされるメカニズム
については明らかにされていないが、おそらくHfとX
eが置換されるなど化学結合的に侵入すると考えられ
る。
l.48,No.3,pp.295〜300に記載され
ているように、陰極材料としてHfCが検討されてい
る。カラー表示を実現する場合、蛍光体を励起するため
封入ガスとしてXeを含有させる(He−XeやNe−
Xeペニング系が主流)ことが必須であるが、Xe原子
がHfC膜中にトラップされ放電ガス中のXe分圧が減
少し輝度が低下してしまう。トラップされるメカニズム
については明らかにされていないが、おそらくHfとX
eが置換されるなど化学結合的に侵入すると考えられ
る。
【0019】PALCの場合は、プラズマ部分は液晶の
スイッチングに用い発光を必要とせず、カラー表示はカ
ラーフィルタで行うため、放電ガスとして必ずしもXe
を用いる必要が無く他の希ガス(He,Ne,Ar,K
r)を適用することができる。
スイッチングに用い発光を必要とせず、カラー表示はカ
ラーフィルタで行うため、放電ガスとして必ずしもXe
を用いる必要が無く他の希ガス(He,Ne,Ar,K
r)を適用することができる。
【0020】従って、PALC表示装置の陰極材料とし
てHfCを用いることにより、水銀を封入することなく
低温領域でも長寿命で、低電圧駆動が可能で、さらにカ
ラー表示の可能なPALC表示装置が実現できる。
てHfCを用いることにより、水銀を封入することなく
低温領域でも長寿命で、低電圧駆動が可能で、さらにカ
ラー表示の可能なPALC表示装置が実現できる。
【0021】本発明の請求項2の発明によれば、生産性
が高く、真空装置が不要で設備投資額が安く済み低コス
ト化が実現できる。
が高く、真空装置が不要で設備投資額が安く済み低コス
ト化が実現できる。
【0022】本発明の請求項3の発明によれば、隔壁焼
成後にHfCを形成可能なため、HfC粒子の表面酸化
を抑制でき、HfC本来の(バルクに近い)放電特性が
得られる。
成後にHfCを形成可能なため、HfC粒子の表面酸化
を抑制でき、HfC本来の(バルクに近い)放電特性が
得られる。
【0023】本発明の請求項4の発明によれば、生産性
が高く、また大画面化も容易である。また、バインダ等
を含まない純粋なHfC膜を形成でき良好なプラズマ特
性を期待できる。
が高く、また大画面化も容易である。また、バインダ等
を含まない純粋なHfC膜を形成でき良好なプラズマ特
性を期待できる。
【0024】本発明の請求項5及び請求項6の発明によ
れば、純粋で且つ結晶性の良好なHfCを形成可能であ
り、安定した放電状態を提供することができる。
れば、純粋で且つ結晶性の良好なHfCを形成可能であ
り、安定した放電状態を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本実施形態のPALC表示装置の
形成プロセスを以下に述べる。図1にPALC表示装置
の断面図を示す。
形成プロセスを以下に述べる。図1にPALC表示装置
の断面図を示す。
【0026】(1)ガラス基板上に放電電極を形成する ガラス基板上に陰極及び陽極の放電電極を厚膜印刷法、
電着法、プラズマ溶射法及びEB蒸着・スパッタリング
法によって形成する。陰極材料としてHfCを用いる。
電着法、プラズマ溶射法及びEB蒸着・スパッタリング
法によって形成する。陰極材料としてHfCを用いる。
【0027】(2)隔壁を形成する 一般的な障壁の形成方法である厚膜ペーストのスクリー
ン多層印刷について説明する。厚膜ペーストは光の反射
や散乱を抑制するため黒色のものを用いる。厚膜ペース
トの構成は、低融点ガラス粉体、セラミックから成るフ
ィラー、有機物(エチルセルロース等)から成るバイン
ダ、BCA(酢酸ジエチレングリコールモノ−nブチル
エーテル)やターピネオール等の溶剤、そして黒色顔料
である。
ン多層印刷について説明する。厚膜ペーストは光の反射
や散乱を抑制するため黒色のものを用いる。厚膜ペース
トの構成は、低融点ガラス粉体、セラミックから成るフ
ィラー、有機物(エチルセルロース等)から成るバイン
ダ、BCA(酢酸ジエチレングリコールモノ−nブチル
エーテル)やターピネオール等の溶剤、そして黒色顔料
である。
【0028】スクリーン印刷はステンレスを編み込んだ
メッシュ上に樹脂にて開口部が切られた版を使い、スキ
ージでペーストをその開口部から押し出しガラス上にパ
ターンを形成する方法であり、スクリーン印刷−ペース
ト乾燥(100〜150℃)−スクリーン印刷−乾燥と
いう工程を10回程度繰り返すことにより約高さ200
μmに形成する。
メッシュ上に樹脂にて開口部が切られた版を使い、スキ
ージでペーストをその開口部から押し出しガラス上にパ
ターンを形成する方法であり、スクリーン印刷−ペース
ト乾燥(100〜150℃)−スクリーン印刷−乾燥と
いう工程を10回程度繰り返すことにより約高さ200
μmに形成する。
【0029】(3)隔壁ペーストを焼成 障壁ペーストを約600℃の温度で焼成することによ
り、脱バインダ(有機バインダを除去)させると共に、
低融点ガラス粒子同士を溶融・結合し、隔壁としての剛
性を確保する。
り、脱バインダ(有機バインダを除去)させると共に、
低融点ガラス粒子同士を溶融・結合し、隔壁としての剛
性を確保する。
【0030】(4)フリットにて薄板ガラスを貼りあわ
せる フリット材(成分:低融点ガラス、セラミックフイラ
ー、有機バインダ、溶剤)によりガスを封入するための
仕切りを作る(図示せず)。工程は、フリットディペン
ス−フリット乾燥(〜100℃)−有機バインダを飛ば
すためのフリット仮焼成(〜400℃)−薄板を乗せる
−本焼成(〜500℃)。フリット材によるガラス基板
と薄板ガラスとの貼り合わせをフリットシールと呼ぶ。
せる フリット材(成分:低融点ガラス、セラミックフイラ
ー、有機バインダ、溶剤)によりガスを封入するための
仕切りを作る(図示せず)。工程は、フリットディペン
ス−フリット乾燥(〜100℃)−有機バインダを飛ば
すためのフリット仮焼成(〜400℃)−薄板を乗せる
−本焼成(〜500℃)。フリット材によるガラス基板
と薄板ガラスとの貼り合わせをフリットシールと呼ぶ。
【0031】(5)ガスの封入と封止 チップ管と呼ぶ真空引き用の管から排気しプラズマチヤ
ネル内を真空(〜10 -7Torr)にした後、放電ガス
を内部に注入する。HfCを陰極材として用いるため、
放電ガスとしては吸着を起こさないHe、Ne、Ar、
Krあるいはそれらのガスの混合物を用いる。ガス圧に
ついて例を挙げると、Heの場合100Torr程度、
Krの場合は20〜50Torrに設定するのが望まし
い。
ネル内を真空(〜10 -7Torr)にした後、放電ガス
を内部に注入する。HfCを陰極材として用いるため、
放電ガスとしては吸着を起こさないHe、Ne、Ar、
Krあるいはそれらのガスの混合物を用いる。ガス圧に
ついて例を挙げると、Heの場合100Torr程度、
Krの場合は20〜50Torrに設定するのが望まし
い。
【0032】封止工程はCRTにおけるプロセスと同様
にチップ管を加熱溶融することで行う。
にチップ管を加熱溶融することで行う。
【0033】(6)配向膜を形成 薄板ガラスのプラズマチャネルが形成される側とは反対
の面に、ポリイミド等から成る配向材を塗布し200℃
付近の温度で焼成した後、ラビング処理を行う。
の面に、ポリイミド等から成る配向材を塗布し200℃
付近の温度で焼成した後、ラビング処理を行う。
【0034】この際データ電極となるITO電極が形成
されたガラス基板(液晶側)も同様に配向膜を形成して
おく。
されたガラス基板(液晶側)も同様に配向膜を形成して
おく。
【0035】(7)シール材が形成されたガラス基板
(液晶側)と薄板ガラスをスペーサ散布後貼りあわせる シール材(熱硬化性樹脂や紫外線効果樹脂、又はそれら
の混合)を塗布後、仮焼きしガラス基板(液晶側)と貼
りあわせる。
(液晶側)と薄板ガラスをスペーサ散布後貼りあわせる シール材(熱硬化性樹脂や紫外線効果樹脂、又はそれら
の混合)を塗布後、仮焼きしガラス基板(液晶側)と貼
りあわせる。
【0036】(8)液晶注入・封止処理 ネマチック液晶を薄板ガラスとガラス基板(液晶側)の
間に注入し、注入口を樹脂等で封止する。
間に注入し、注入口を樹脂等で封止する。
【0037】以上の工程によりPALC表示装置が作成
される。
される。
【0038】次に、HfCからなる電極の形成方法を説
明する。
明する。
【0039】(i)厚膜印刷を用いた例 HfCを含む厚膜ペースト(HfC粉末、低融点ガラ
ス、有機バインダ、溶剤等から成る)をスクリーン印刷
する。ライン抵抗次第では図2aに示すように陰極、陽
極ともHfCのみで形成することも可能であるが、図2
bに示すようにライン抵抗を低減するために低抵抗なA
l等の導電体を含むペーストで下地電極を形成しておく
のが望ましい。この場合はイオン衝撃を受けない陽極側
へのHfCペーストの被覆はしなくてもよいが、陰極側
はエッジ部のスパッタリングを防ぐため段差部も完全に
カバーする必要がある。
ス、有機バインダ、溶剤等から成る)をスクリーン印刷
する。ライン抵抗次第では図2aに示すように陰極、陽
極ともHfCのみで形成することも可能であるが、図2
bに示すようにライン抵抗を低減するために低抵抗なA
l等の導電体を含むペーストで下地電極を形成しておく
のが望ましい。この場合はイオン衝撃を受けない陽極側
へのHfCペーストの被覆はしなくてもよいが、陰極側
はエッジ部のスパッタリングを防ぐため段差部も完全に
カバーする必要がある。
【0040】また、スクリーン印刷ではペーストだれの
影響のため線幅に限界が有るので,精度を良くするため
にはガラス全面にべた印刷後、DFR(厚み30μm程
度のドライフィルムレジスト)にてパターン形成後サン
ドブラストで電極パターンを抜いてもよい。
影響のため線幅に限界が有るので,精度を良くするため
にはガラス全面にべた印刷後、DFR(厚み30μm程
度のドライフィルムレジスト)にてパターン形成後サン
ドブラストで電極パターンを抜いてもよい。
【0041】この方法によれば、生産性が高く、真空装
置が不要で設備投資額が安く済み低コスト化が実現でき
る。
置が不要で設備投資額が安く済み低コスト化が実現でき
る。
【0042】(ii)電着を用いた例 Al等の導電体薄膜(あるいは厚膜)から成るバス電極
が形成された基板を、水や有機溶剤等の溶媒中にHfC
粉末、低融点ガラス(ホウケイ酸鉛ガラス等)粉末、電
解質(硝酸塩,りん酸塩など)を分散した懸濁液(以下
電着液と呼ぶ)中に浸漬し、外部から電圧を印加するこ
とによりバス電極上に被覆形成する(図3a、3b)。
ここで電着液中のHfCと低融点ガラスの濃度比が電着
膜内の重量比に等しくするために、両者の粒径をほぼ同
じにし電気泳動移動度を同程度にしておくのが望まし
い。
が形成された基板を、水や有機溶剤等の溶媒中にHfC
粉末、低融点ガラス(ホウケイ酸鉛ガラス等)粉末、電
解質(硝酸塩,りん酸塩など)を分散した懸濁液(以下
電着液と呼ぶ)中に浸漬し、外部から電圧を印加するこ
とによりバス電極上に被覆形成する(図3a、3b)。
ここで電着液中のHfCと低融点ガラスの濃度比が電着
膜内の重量比に等しくするために、両者の粒径をほぼ同
じにし電気泳動移動度を同程度にしておくのが望まし
い。
【0043】電着レートは電着液の構成によって変化す
るが、実験によるとHfC及び低融点ガラス粉末の平均
粒径を2μmにし電解質濃度により液中の導電率を調整
することにより、約2分間で6μmの厚みに形成され
た。その後含有している低融点ガラスを500℃付近の
温度で溶融させることによりHfC粒子同士及びHfC
/Al間の接続を取る。
るが、実験によるとHfC及び低融点ガラス粉末の平均
粒径を2μmにし電解質濃度により液中の導電率を調整
することにより、約2分間で6μmの厚みに形成され
た。その後含有している低融点ガラスを500℃付近の
温度で溶融させることによりHfC粒子同士及びHfC
/Al間の接続を取る。
【0044】この方法によれば、隔壁焼成後にHfCを
形成可能なため、HfC粒子の表面酸化を抑制でき、H
fC本来の(バルクに近い)放電特性が得られる。
形成可能なため、HfC粒子の表面酸化を抑制でき、H
fC本来の(バルクに近い)放電特性が得られる。
【0045】(iii)プラズマ溶射を用いた例 バス電極(厚膜でも薄膜でも可)が形成された基板にH
fCプラズマ溶射にて被着形成する。プラズマ溶射法は
プラズマジェット(10,000〜15,000℃にも
達する)中に粉体を送り込み粒子そのものを溶融した状
態で基板に被着形成する手法で、厚膜印刷や電着と異な
り粒子同士を繋ぐバインダが不要である。パターニング
については、DFR(ドライフィルムレジスト)等で予
め溶射膜を形成したい部分にのみ開口部を作っておき、
図4aに示すようにHfCを埋め込んだ後,図4bに示
すようにレジストを除去する方法が取られる。機械的投
錨効果による密着性向上を図るためにその開口部をアル
ミナ砥粒でサンドブラストするなどの前処理を施してお
いても良い。
fCプラズマ溶射にて被着形成する。プラズマ溶射法は
プラズマジェット(10,000〜15,000℃にも
達する)中に粉体を送り込み粒子そのものを溶融した状
態で基板に被着形成する手法で、厚膜印刷や電着と異な
り粒子同士を繋ぐバインダが不要である。パターニング
については、DFR(ドライフィルムレジスト)等で予
め溶射膜を形成したい部分にのみ開口部を作っておき、
図4aに示すようにHfCを埋め込んだ後,図4bに示
すようにレジストを除去する方法が取られる。機械的投
錨効果による密着性向上を図るためにその開口部をアル
ミナ砥粒でサンドブラストするなどの前処理を施してお
いても良い。
【0046】実際の工程では,HfC粉体の平均粒径を
10μm、開口部を100μmに設定し、被着膜厚を3
0μmに形成した。
10μm、開口部を100μmに設定し、被着膜厚を3
0μmに形成した。
【0047】この方法によれば、生産性が高く、また大
画面化も容易である。また、バインダ等を含まない純粋
なHfC膜を形成でき良好なプラズマ特性を期待でき
る。
画面化も容易である。また、バインダ等を含まない純粋
なHfC膜を形成でき良好なプラズマ特性を期待でき
る。
【0048】(iv)EB蒸着・スパッタを用いた例 図5aに示すようにAl等のバス電極となる低抵抗な材
料とHfC薄膜をEB蒸着あるいはスパッタリング法に
てHfC膜を順次形成しパターニングする。膜厚はバス
電極が2μm、HfCが1μm程度である。但しパター
ニングについては、HfCは耐薬品性に優れる反面エッ
チングしにくいという欠点があるため、プラズマ溶射の
場合と同様、リフトオフ法によらなければならない。ま
た長寿命化のためには図4aで示した構造よりも、図5
に示すようにバス電極をパターニングした後HfC薄膜
を成膜しバス電極を完全に被覆するようにHfC薄膜を
パターニングすることが望ましい。
料とHfC薄膜をEB蒸着あるいはスパッタリング法に
てHfC膜を順次形成しパターニングする。膜厚はバス
電極が2μm、HfCが1μm程度である。但しパター
ニングについては、HfCは耐薬品性に優れる反面エッ
チングしにくいという欠点があるため、プラズマ溶射の
場合と同様、リフトオフ法によらなければならない。ま
た長寿命化のためには図4aで示した構造よりも、図5
に示すようにバス電極をパターニングした後HfC薄膜
を成膜しバス電極を完全に被覆するようにHfC薄膜を
パターニングすることが望ましい。
【0049】この方法によれば、純粋で且つ結晶性の良
好なHfCを形成可能であり、安定した放電状態を提供
することができる。
好なHfCを形成可能であり、安定した放電状態を提供
することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、水銀が封入されていな
くても、陰極材のスパッタリングによる寿命低下を抑制
することができる。また、放電開始電圧を低くすること
ができ、ドライバ耐圧を低くでき低コスト化が図れるこ
ととなる。
くても、陰極材のスパッタリングによる寿命低下を抑制
することができる。また、放電開始電圧を低くすること
ができ、ドライバ耐圧を低くでき低コスト化が図れるこ
ととなる。
【0051】本発明の請求項2の発明によれば、生産性
が高く、真空装置が不要で設備投資額が安く済み低コス
ト化が実現できる。
が高く、真空装置が不要で設備投資額が安く済み低コス
ト化が実現できる。
【0052】本発明の請求項3の発明によれば、隔壁焼
成後にHfCを形成可能なため、HfC粒子の表面酸化
を抑制でき、HfC本来の(バルクに近い)放電特性が
得られる。
成後にHfCを形成可能なため、HfC粒子の表面酸化
を抑制でき、HfC本来の(バルクに近い)放電特性が
得られる。
【0053】本発明の請求項4の発明によれば、生産性
が高く、また大画面化も容易である。また、バインダ等
を含まない純粋なHfC膜を形成でき良好なプラズマ特
性を期待できる。
が高く、また大画面化も容易である。また、バインダ等
を含まない純粋なHfC膜を形成でき良好なプラズマ特
性を期待できる。
【0054】本発明の請求項5及び請求項6の発明によ
れば、純粋で且つ結晶性の良好なHfCを形成可能であ
り、安定した放電状態を提供することができる。
れば、純粋で且つ結晶性の良好なHfCを形成可能であ
り、安定した放電状態を提供することができる。
【図1】PALC表示装置の断面図である。
【図2】厚膜印刷を用いた電極形成を説明する図であ
る。
る。
【図3】電着を用いた電極形成を説明する図である。
【図4】プラズマ溶射を用いた電極形成を説明する図で
ある。
ある。
【図5】EB蒸着・スパッタを用いた電極形成を説明す
る図である。
る図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA36 QA16 5C027 AA02 AA03 5C040 FA02 FA09 GB08 GB09 GC18 GC19 JA07 JA08 JA12 JA16 KA03 KB17 MA03 MA10 MA12 MA17 5C094 AA07 BA31 BA43 EA10 FB12 GB01
Claims (6)
- 【請求項1】 基板上に陰極および陽極からなる放電電
極が形成され、薄板で隔てられ液晶層が配された構造を
有するプラズマ液晶表示装置において、 陰極、陽極の少なくとも一方に炭化ハフニウムを主体と
した材料を用いることを特徴とするプラズマアドレス液
晶表示装置。 - 【請求項2】 炭化ハフニウム形成に厚膜印刷を用いた
ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアドレス液
晶表示装置。 - 【請求項3】 炭化ハフニウム形成に電着を用いたこと
を特徴とする請求項1に記載のプラズマアドレス液晶表
示装置。 - 【請求項4】 炭化ハフニウム形成にプラズマ溶射を用
いたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置。 - 【請求項5】 炭化ハフニウム形成にEB蒸着を用いた
ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアドレス液
晶表示装置。 - 【請求項6】 炭化ハフニウム形成にスパッタ法を用い
たことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアドレス
液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10480799A JP2000298261A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | プラズマアドレス液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10480799A JP2000298261A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | プラズマアドレス液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000298261A true JP2000298261A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14390704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10480799A Pending JP2000298261A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | プラズマアドレス液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000298261A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105182573A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-12-23 | 武汉华星光电技术有限公司 | 透明导电电极的修补装置 |
| CN115390295A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-11-25 | 广州华星光电半导体显示技术有限公司 | 显示面板 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP10480799A patent/JP2000298261A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105182573A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-12-23 | 武汉华星光电技术有限公司 | 透明导电电极的修补装置 |
| WO2017031785A1 (zh) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 武汉华星光电技术有限公司 | 透明导电电极的修补装置 |
| CN105182573B (zh) * | 2015-08-26 | 2018-06-22 | 武汉华星光电技术有限公司 | 透明导电电极的修补装置 |
| CN115390295A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-11-25 | 广州华星光电半导体显示技术有限公司 | 显示面板 |
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