JP2000298821A - 接触型磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
接触型磁気ヘッドの製造方法Info
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- JP2000298821A JP2000298821A JP11103316A JP10331699A JP2000298821A JP 2000298821 A JP2000298821 A JP 2000298821A JP 11103316 A JP11103316 A JP 11103316A JP 10331699 A JP10331699 A JP 10331699A JP 2000298821 A JP2000298821 A JP 2000298821A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触型磁気ヘッドに備えられる電極の露出作
業を効率化することができ、また、ハンドリングの際に
接触型磁気ヘッドを損傷させる危険が少なく、しかも、
基板上に形成された多数のヘッド素子の識別が容易な接
触型磁気ヘッドの製造方法を提供すること。 【解決手段】 基板12上に分離層14介して素子層1
6が形成された素子板10から、複数のヘッド素子50
aが半切り溝30でつながった短冊状の要素が、少なく
ともその一端において連結しているデバイスシート26
として素子層16を分離する。次いで、デバイスシート
26の状態でエッチングを行い、デバイスシート26に
含まれる各ヘッド素子50aのAuパッド16cを露出
させる。
業を効率化することができ、また、ハンドリングの際に
接触型磁気ヘッドを損傷させる危険が少なく、しかも、
基板上に形成された多数のヘッド素子の識別が容易な接
触型磁気ヘッドの製造方法を提供すること。 【解決手段】 基板12上に分離層14介して素子層1
6が形成された素子板10から、複数のヘッド素子50
aが半切り溝30でつながった短冊状の要素が、少なく
ともその一端において連結しているデバイスシート26
として素子層16を分離する。次いで、デバイスシート
26の状態でエッチングを行い、デバイスシート26に
含まれる各ヘッド素子50aのAuパッド16cを露出
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触型磁気ヘッド
の製造方法に関し、更に詳しくは、コンピュータ、デジ
タルカメラ、デジタルAV等に用いられるフロッピーデ
ィスク、磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体の
高密度記録・再生に好適な接触型磁気ヘッドの製造方法
に関するものである。
の製造方法に関し、更に詳しくは、コンピュータ、デジ
タルカメラ、デジタルAV等に用いられるフロッピーデ
ィスク、磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体の
高密度記録・再生に好適な接触型磁気ヘッドの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク、磁気テープ、ハー
ドディスク等、磁気記録媒体への高密度記録・再生を達
成するには、磁気ヘッドから発生する漏れ磁束が書き込
まれる磁気記録媒体の領域を微小化し、この微小領域か
ら正確に磁気記録情報を読み出す必要がある。そのため
には、磁気記録媒体と磁気ヘッドとをできる限り接近さ
せることが望ましい。このような観点から開発された磁
気記録・再生装置としては、磁極を備えた接触パッドを
磁気記録媒体に直接接触させながら磁気記録情報の記録
・再生を行う接触型磁気ヘッドが知られている。
ドディスク等、磁気記録媒体への高密度記録・再生を達
成するには、磁気ヘッドから発生する漏れ磁束が書き込
まれる磁気記録媒体の領域を微小化し、この微小領域か
ら正確に磁気記録情報を読み出す必要がある。そのため
には、磁気記録媒体と磁気ヘッドとをできる限り接近さ
せることが望ましい。このような観点から開発された磁
気記録・再生装置としては、磁極を備えた接触パッドを
磁気記録媒体に直接接触させながら磁気記録情報の記録
・再生を行う接触型磁気ヘッドが知られている。
【0003】例えば、特開平8−203190号公報に
は、磁気ヘッドスライダ(ヘッドチップ)にダイヤモン
ドからなる1個の接触パッドを設け、接触パッドの先端
を、中心線平均粗さRmaxが0.5nm程度となるよ
うに球面研磨した接触型磁気ヘッドが開示されている。
は、磁気ヘッドスライダ(ヘッドチップ)にダイヤモン
ドからなる1個の接触パッドを設け、接触パッドの先端
を、中心線平均粗さRmaxが0.5nm程度となるよ
うに球面研磨した接触型磁気ヘッドが開示されている。
【0004】また、特願平9−225724号には、薄
膜状のヘッドチップに、磁極を有する接触パッド(以
下、これを「磁極パッド」という。)と、この磁極パッ
ドの接触走行を安定化させるための2個の接触パッド
(以下、これを「補助パッド」という。)を設けた接触
型磁気ヘッドが本件出願人により提案されている。
膜状のヘッドチップに、磁極を有する接触パッド(以
下、これを「磁極パッド」という。)と、この磁極パッ
ドの接触走行を安定化させるための2個の接触パッド
(以下、これを「補助パッド」という。)を設けた接触
型磁気ヘッドが本件出願人により提案されている。
【0005】このような接触パッドを備えた接触型磁気
ヘッドは、リソグラフィ技術を用いて製造することがで
きる。具体的には、以下のような手順により製造するの
が一般的である。すなわち、まず、図5(a)に示すよ
うに、基板12の上に、適当なエッチング液に溶解可能
な材料からなる分離層14を形成し、さらに、分離層1
4の上に素子層16を形成して、素子板10を作製す
る。
ヘッドは、リソグラフィ技術を用いて製造することがで
きる。具体的には、以下のような手順により製造するの
が一般的である。すなわち、まず、図5(a)に示すよ
うに、基板12の上に、適当なエッチング液に溶解可能
な材料からなる分離層14を形成し、さらに、分離層1
4の上に素子層16を形成して、素子板10を作製す
る。
【0006】素子層16は、その内部に磁気ヨーク、コ
イル等からなる多数のヘッド素子(図示せず)が周期的
に形成され、その表面には、各磁気ヨークと磁気的に連
結している磁極を備えた多数の磁極パッド54、54…
が形成されたものである。また、図示はしないが、素子
層16の表面に多数の補助パッドが形成される場合もあ
る。
イル等からなる多数のヘッド素子(図示せず)が周期的
に形成され、その表面には、各磁気ヨークと磁気的に連
結している磁極を備えた多数の磁極パッド54、54…
が形成されたものである。また、図示はしないが、素子
層16の表面に多数の補助パッドが形成される場合もあ
る。
【0007】次に、図5(b)に示すように、磁極パッ
ド54が形成された素子層16の表面を保護レジスト2
2で覆った後、各ヘッド素子50a、50a…の境界線
に沿って、素子層16から、少なくとも分離層14に達
する複数の溝28、28を入れる。次いで、これをエッ
チング液に浸漬し、分離層14を溶解除去した後、保護
レジスト22を除去すれば、図5(c)に示すように、
磁極パッド54を備えた多数の接触型磁気ヘッド50、
50…を基板12から分離することができる。
ド54が形成された素子層16の表面を保護レジスト2
2で覆った後、各ヘッド素子50a、50a…の境界線
に沿って、素子層16から、少なくとも分離層14に達
する複数の溝28、28を入れる。次いで、これをエッ
チング液に浸漬し、分離層14を溶解除去した後、保護
レジスト22を除去すれば、図5(c)に示すように、
磁極パッド54を備えた多数の接触型磁気ヘッド50、
50…を基板12から分離することができる。
【0008】次に、図5(d)に示すように、磁極パッ
ド54が形成された面を下に向けて、分離された各接触
型磁気ヘッド50、50…を適当な接着剤42を介して
固定治具40の上に固定する。そして、図5(e)に示
すように、接触型磁気ヘッド50の磁極パッド54が設
けられた面と反対側の面に埋設されたAuパッド16c
を露出させる。さらに、図5(f)に示すように、Au
パッド16cとサスペンション58とを接合し、固定治
具40から取り出せば、サスペンション58で支持され
た接触型磁気ヘッド50を得ることができる。
ド54が形成された面を下に向けて、分離された各接触
型磁気ヘッド50、50…を適当な接着剤42を介して
固定治具40の上に固定する。そして、図5(e)に示
すように、接触型磁気ヘッド50の磁極パッド54が設
けられた面と反対側の面に埋設されたAuパッド16c
を露出させる。さらに、図5(f)に示すように、Au
パッド16cとサスペンション58とを接合し、固定治
具40から取り出せば、サスペンション58で支持され
た接触型磁気ヘッド50を得ることができる。
【0009】ところで、Auパッド16cは、リード線
(図示せず)を介してコイル(図示せず)に接続されて
おり、接触型磁気ヘッド50側の電極となる部分である
が、素子板10から接触型磁気ヘッド50を切断・分離
した状態では、その表面は、絶縁層で覆われた状態にな
っている。
(図示せず)を介してコイル(図示せず)に接続されて
おり、接触型磁気ヘッド50側の電極となる部分である
が、素子板10から接触型磁気ヘッド50を切断・分離
した状態では、その表面は、絶縁層で覆われた状態にな
っている。
【0010】すなわち、分離層14を介して基板12上
に素子層16が形成された状態では、Auパッド16c
近傍の素子層16は、図6(a)の拡大断面図に示すよ
うに、絶縁層16a、メタルシード16b、Auパッド
16c、リード線16d、及び絶縁層16eがこの順に
積層された構造を有している。
に素子層16が形成された状態では、Auパッド16c
近傍の素子層16は、図6(a)の拡大断面図に示すよ
うに、絶縁層16a、メタルシード16b、Auパッド
16c、リード線16d、及び絶縁層16eがこの順に
積層された構造を有している。
【0011】絶縁層16aとAuパッド16cの間にメ
タルシード16bを介在させるのは、Auパッド16c
をメッキにより形成するためである。また、分離層14
とAuパッド16cの間に絶縁層16aを介在させるの
は、分離層14を溶解する際に使用するエッチング液に
よりメタルシード16bがエッチングされ、さらにはコ
イル等までエッチングされるのを防止するためである。
タルシード16bを介在させるのは、Auパッド16c
をメッキにより形成するためである。また、分離層14
とAuパッド16cの間に絶縁層16aを介在させるの
は、分離層14を溶解する際に使用するエッチング液に
よりメタルシード16bがエッチングされ、さらにはコ
イル等までエッチングされるのを防止するためである。
【0012】従って、上述したように、Auパッド16
cとサスペンション58を接合する前に、Auパッド1
6c表面を覆っている絶縁層16aを除去し、Auパッ
ド16cを露出させる工程が必要となる。
cとサスペンション58を接合する前に、Auパッド1
6c表面を覆っている絶縁層16aを除去し、Auパッ
ド16cを露出させる工程が必要となる。
【0013】このようなAuパッド16cの露出は、上
述したように、まず、素子板10から素子層16を分離
し、これを切断して接触型磁気ヘッド50とした後、図
6(b)に示すように、Auパッド16cが形成された
面を上にして、接触型磁気ヘッド50を接着剤42を用
いて固定治具40に固定する。次いで、図6(c)に示
すように、イオンビームエッチング等のエッチング手段
を用いて、Auパッド16c先端の絶縁層16aを除去
するのが一般的である。
述したように、まず、素子板10から素子層16を分離
し、これを切断して接触型磁気ヘッド50とした後、図
6(b)に示すように、Auパッド16cが形成された
面を上にして、接触型磁気ヘッド50を接着剤42を用
いて固定治具40に固定する。次いで、図6(c)に示
すように、イオンビームエッチング等のエッチング手段
を用いて、Auパッド16c先端の絶縁層16aを除去
するのが一般的である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法では、各ヘッド素子50aの全ての境界線に沿
って分離層14に達する溝28を形成していたために、
分離層14を溶解除去すると、基板12から、各接触型
磁気ヘッド50がバラバラの状態で分離する。
製造方法では、各ヘッド素子50aの全ての境界線に沿
って分離層14に達する溝28を形成していたために、
分離層14を溶解除去すると、基板12から、各接触型
磁気ヘッド50がバラバラの状態で分離する。
【0015】そのため、バラバラになった接触型磁気ヘ
ッド50を1個ずつピックアップし、固定治具の上に固
定する必要があり、作業時間がかかるという問題があ
る。また、固定治具の上に分離した接触型磁気ヘッド5
0を密に並べることができないために、1バッチのエッ
チングで処理できる素子数が少なく、作業効率が悪いと
いう問題がある。さらに、個々の接触型磁気ヘッド50
をハンドリングする必要があるために、接触型磁気ヘッ
ド50を損傷させる危険もある。
ッド50を1個ずつピックアップし、固定治具の上に固
定する必要があり、作業時間がかかるという問題があ
る。また、固定治具の上に分離した接触型磁気ヘッド5
0を密に並べることができないために、1バッチのエッ
チングで処理できる素子数が少なく、作業効率が悪いと
いう問題がある。さらに、個々の接触型磁気ヘッド50
をハンドリングする必要があるために、接触型磁気ヘッ
ド50を損傷させる危険もある。
【0016】また、基板12上に形成された多数のヘッ
ド素子50aの中には、不良素子も含まれている。ある
いは、複数種類のヘッド素子50aを1つの基板12上
に作り込む場合もある。しかしながら、分離層14の溶
解除去を行う際、各ヘッド素子50aがバラバラになる
ような方法で分離すると、ヘッド素子50aの識別が困
難になるという問題がある。
ド素子50aの中には、不良素子も含まれている。ある
いは、複数種類のヘッド素子50aを1つの基板12上
に作り込む場合もある。しかしながら、分離層14の溶
解除去を行う際、各ヘッド素子50aがバラバラになる
ような方法で分離すると、ヘッド素子50aの識別が困
難になるという問題がある。
【0017】本発明が解決しようとする課題は、接触型
磁気ヘッドに備えられる電極の露出作業を効率化するこ
とができ、しかも、ハンドリングの際に接触型磁気ヘッ
ドを損傷させる危険の少ない接触型磁気ヘッドの製造方
法を提供することにある。
磁気ヘッドに備えられる電極の露出作業を効率化するこ
とができ、しかも、ハンドリングの際に接触型磁気ヘッ
ドを損傷させる危険の少ない接触型磁気ヘッドの製造方
法を提供することにある。
【0018】また、本発明が解決しようとする他の課題
は、不良素子の識別、複数種類の素子の識別等、基板上
に形成された多数のヘッド素子の識別が容易な接触型磁
気ヘッドの製造方法を提供することにある。
は、不良素子の識別、複数種類の素子の識別等、基板上
に形成された多数のヘッド素子の識別が容易な接触型磁
気ヘッドの製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る接触型磁気ヘッドの製造方法は、基板
上に、分離層を介して、複数のヘッド素子を含む素子層
が形成された素子板を作製する素子板作製工程と、前記
素子板に対し、前記素子層の表面から前記分離層に達す
る複数の全切り溝と前記素子層の内部で止まる複数の半
切り溝とを形成することにより、前記素子層を、前記複
数のヘッド素子が前記半切り溝を介して連結している複
数の短冊要素が、少なくともその一端において並列に連
結しているシートに区分する溝形成工程と、前記分離層
を除去し、前記シートを前記基板から分離する分離工程
と、前記シートの状態で、前記各ヘッド素子の電極を露
出させる電極露出工程と、前記シートを前記半切り溝に
沿って切断する切断工程とを備えていることを要旨とす
るものである。
に、本発明に係る接触型磁気ヘッドの製造方法は、基板
上に、分離層を介して、複数のヘッド素子を含む素子層
が形成された素子板を作製する素子板作製工程と、前記
素子板に対し、前記素子層の表面から前記分離層に達す
る複数の全切り溝と前記素子層の内部で止まる複数の半
切り溝とを形成することにより、前記素子層を、前記複
数のヘッド素子が前記半切り溝を介して連結している複
数の短冊要素が、少なくともその一端において並列に連
結しているシートに区分する溝形成工程と、前記分離層
を除去し、前記シートを前記基板から分離する分離工程
と、前記シートの状態で、前記各ヘッド素子の電極を露
出させる電極露出工程と、前記シートを前記半切り溝に
沿って切断する切断工程とを備えていることを要旨とす
るものである。
【0020】上記構成を有する本発明に係る接触型磁気
ヘッドの製造方法によれば、基板から、複数のヘッド素
子が半切り溝で連結しているシートとして素子層を分離
し、このシートの状態で電極の露出加工が行われるの
で、バラバラに分離した個々の接触型磁気ヘッドをピッ
クアップし、固定治具上に並べる場合に比較して、作業
時間を大幅に短縮することができる。
ヘッドの製造方法によれば、基板から、複数のヘッド素
子が半切り溝で連結しているシートとして素子層を分離
し、このシートの状態で電極の露出加工が行われるの
で、バラバラに分離した個々の接触型磁気ヘッドをピッ
クアップし、固定治具上に並べる場合に比較して、作業
時間を大幅に短縮することができる。
【0021】また、ヘッド素子が密に並んだシートの状
態で固定治具上に固定できるので、1バッチのエッチン
グにより処理できる素子数が大幅に増加する。また、シ
ートの状態でハンドリング作業が行われるので、ヘッド
素子を損傷させる危険が少ない。さらに、各ヘッド素子
がバラバラになることがないので、不良素子の識別や、
複数種類の素子の識別も容易になる。
態で固定治具上に固定できるので、1バッチのエッチン
グにより処理できる素子数が大幅に増加する。また、シ
ートの状態でハンドリング作業が行われるので、ヘッド
素子を損傷させる危険が少ない。さらに、各ヘッド素子
がバラバラになることがないので、不良素子の識別や、
複数種類の素子の識別も容易になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4
に、本発明に係る接触型磁気ヘッドの製造工程の一例を
示す。図1〜図4において、本実施の形態に係る接触型
磁気ヘッドの製造方法は、素子板作製工程と、溝形成工
程と、分離工程と、電極露出工程と、切断工程とを備え
ている。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4
に、本発明に係る接触型磁気ヘッドの製造工程の一例を
示す。図1〜図4において、本実施の形態に係る接触型
磁気ヘッドの製造方法は、素子板作製工程と、溝形成工
程と、分離工程と、電極露出工程と、切断工程とを備え
ている。
【0023】まず、素子板作製工程について説明する。
素子板作製工程は、図1(a)に示すように、基板12
の上に分離層14を介して素子層16が形成された素子
板10を作製する工程である。基板12は、素子層16
を支持するためのものであり、用途に応じて、種々の形
状、材質を有するものが用いられる。一般的には、アル
ミナ、TiC等のセラミックスからなる直径約150m
m、厚さ2〜3mm程度のセラミック基板が用いられ
る。
素子板作製工程は、図1(a)に示すように、基板12
の上に分離層14を介して素子層16が形成された素子
板10を作製する工程である。基板12は、素子層16
を支持するためのものであり、用途に応じて、種々の形
状、材質を有するものが用いられる。一般的には、アル
ミナ、TiC等のセラミックスからなる直径約150m
m、厚さ2〜3mm程度のセラミック基板が用いられ
る。
【0024】分離層14は、基板12と素子層16とを
接着すると同時に、製造工程の最終段階において基板1
2と素子層16とを分離させる役割を有するものであ
る。従って、分離層14には、適当なエッチング液によ
り容易に溶解する材料が用いられる。具体的には、銅、
クロム、ニッケル等からなる金属薄膜が好適である。
接着すると同時に、製造工程の最終段階において基板1
2と素子層16とを分離させる役割を有するものであ
る。従って、分離層14には、適当なエッチング液によ
り容易に溶解する材料が用いられる。具体的には、銅、
クロム、ニッケル等からなる金属薄膜が好適である。
【0025】なお、分離層14は、真空蒸着、スパッタ
リング、メッキ等の周知の手段を用いて基板12上に形
成することができる。また、分離層14の厚さは、成膜
速度、基板12と素子層16との分離の容易性等を考慮
して、任意に定めるとよい。通常は、数μm〜十数μm
程度である。
リング、メッキ等の周知の手段を用いて基板12上に形
成することができる。また、分離層14の厚さは、成膜
速度、基板12と素子層16との分離の容易性等を考慮
して、任意に定めるとよい。通常は、数μm〜十数μm
程度である。
【0026】素子層16は、分離・切断後に接触型磁気
ヘッドとなる複数のヘッド素子(図示せず)が周期的に
形成された層であり、その厚さは、通常、50μm程度
である。素子層16に含まれるヘッド素子の数は、素子
の大きさにもよるが、直径150mm程度の基板を用い
る場合には、数千個〜1万個程度となる。
ヘッドとなる複数のヘッド素子(図示せず)が周期的に
形成された層であり、その厚さは、通常、50μm程度
である。素子層16に含まれるヘッド素子の数は、素子
の大きさにもよるが、直径150mm程度の基板を用い
る場合には、数千個〜1万個程度となる。
【0027】このような素子層16は、リソグラフィ技
術を用いて作製することができ、得られた素子層16
は、多数の薄膜が積層された積層構造を呈している。素
子層16の主要部分には、一般に、アルミナ、シリカ等
のセラミックス材料が用いられる。また、素子層16の
内部には、磁気ヨーク、コイル、リード線、接続パッド
(Auパッド)等の構成要素がヘッド素子の数だけ形成
されている。
術を用いて作製することができ、得られた素子層16
は、多数の薄膜が積層された積層構造を呈している。素
子層16の主要部分には、一般に、アルミナ、シリカ等
のセラミックス材料が用いられる。また、素子層16の
内部には、磁気ヨーク、コイル、リード線、接続パッド
(Auパッド)等の構成要素がヘッド素子の数だけ形成
されている。
【0028】また、素子層16の表面には、複数の磁極
パッド54、54…が突設されている。磁極パッド54
の大きさは、用途にもよるが、高密度の記録再生用とし
て使用する場合には、長さ数十μm〜百μm、高さ数μ
m程度である。各磁極パッド54内部には、磁極(図示
せず)が設けられ、各磁極は、それぞれ、素子層16内
に形成された各磁気ヨーク(図示せず)につながってお
り、磁極18及び磁気ヨークにより磁気回路が構成され
ている。
パッド54、54…が突設されている。磁極パッド54
の大きさは、用途にもよるが、高密度の記録再生用とし
て使用する場合には、長さ数十μm〜百μm、高さ数μ
m程度である。各磁極パッド54内部には、磁極(図示
せず)が設けられ、各磁極は、それぞれ、素子層16内
に形成された各磁気ヨーク(図示せず)につながってお
り、磁極18及び磁気ヨークにより磁気回路が構成され
ている。
【0029】なお、磁極パッド54には、一般に、高い
硬度を有し、かつ、摩擦係数の小さいダイヤモンドライ
クカーボンが用いられる。また、磁極パッド54内部の
磁極には、一般に、NiFe(パーマロイ)等の軟磁性
材料が用いられるが、磁極先端など、記録時に磁束密度
が非常に高くなる部分については、CoZrTaなどの
Co系アモルファス材料や、FeTaNなどの高飽和磁
化材料を用いてもよく、特に限定されるものではない。
硬度を有し、かつ、摩擦係数の小さいダイヤモンドライ
クカーボンが用いられる。また、磁極パッド54内部の
磁極には、一般に、NiFe(パーマロイ)等の軟磁性
材料が用いられるが、磁極先端など、記録時に磁束密度
が非常に高くなる部分については、CoZrTaなどの
Co系アモルファス材料や、FeTaNなどの高飽和磁
化材料を用いてもよく、特に限定されるものではない。
【0030】次に、溝形成工程について説明する。溝形
成工程は、分離層14にエッチング液を供給し、素子層
16の分離を容易化するための全切り溝と、各ヘッド素
子の離散を防止し、かつ、素子層16の分断を容易化す
るための半切り溝とを、各ヘッド素子の境界線に沿って
互いに交差するように形成する工程である。
成工程は、分離層14にエッチング液を供給し、素子層
16の分離を容易化するための全切り溝と、各ヘッド素
子の離散を防止し、かつ、素子層16の分断を容易化す
るための半切り溝とを、各ヘッド素子の境界線に沿って
互いに交差するように形成する工程である。
【0031】ここで、全切り溝及び半切り溝は、例え
ば、素子層16が短冊状の要素に区分され、短冊状の要
素内では、複数のヘッド素子が半切り溝を介して一列に
並んだ状態となるように形成してもよい。しかしなが
ら、後述する切断工程を効率化するためには、素子層1
6がシート状に区分されるように溝を形成することが望
ましい。具体的には、以下のような手順に従い、溝を形
成するとよい。
ば、素子層16が短冊状の要素に区分され、短冊状の要
素内では、複数のヘッド素子が半切り溝を介して一列に
並んだ状態となるように形成してもよい。しかしなが
ら、後述する切断工程を効率化するためには、素子層1
6がシート状に区分されるように溝を形成することが望
ましい。具体的には、以下のような手順に従い、溝を形
成するとよい。
【0032】すなわち、まず、図1(b)に示すよう
に、素子板10の表面に保護膜22を形成する。これ
は、溝を入れる際に生ずる溶融物、切り粉等の不要物が
素子層16表面に付着するのを防止するためである。従
って、保護膜22は、素子層16への不要物の付着を阻
止できる程度の厚さがあればよい。具体的には、10μ
m程度とすればよい。
に、素子板10の表面に保護膜22を形成する。これ
は、溝を入れる際に生ずる溶融物、切り粉等の不要物が
素子層16表面に付着するのを防止するためである。従
って、保護膜22は、素子層16への不要物の付着を阻
止できる程度の厚さがあればよい。具体的には、10μ
m程度とすればよい。
【0033】保護膜22としては、具体的には、フォト
レジスト膜、ポリミド等が一例として挙げられる。特
に、フォトレジスト膜は、膜の形成及び除去が容易であ
るので、保護膜22として好適である。なお、フォトレ
ジスト膜を素子層16の表面に形成する場合、例えば、
回転塗布等の手段を用いて素子板10の表面に液体状の
フォトレジストを塗布し、電気炉内で硬化処理すればよ
い。
レジスト膜、ポリミド等が一例として挙げられる。特
に、フォトレジスト膜は、膜の形成及び除去が容易であ
るので、保護膜22として好適である。なお、フォトレ
ジスト膜を素子層16の表面に形成する場合、例えば、
回転塗布等の手段を用いて素子板10の表面に液体状の
フォトレジストを塗布し、電気炉内で硬化処理すればよ
い。
【0034】次に、保護膜22が形成された素子板10
の表面に全切り溝と半切り溝を形成する。上述の工程を
経て得られた素子板10は、図2(a)に示すように、
その表面に多数のヘッド素子50aが規則的に配列した
状態になっている。そこで、まず、図2(b)に示すよ
うに、素子層16を、複数のヘッド素子50aが縦横に
配列した四角形状のシート26(以下、これを「デバイ
スシート26」という。)に区分するための全切り溝2
4(以下、これを「シート区分溝24」という。)を素
子板10の縦横に形成する。
の表面に全切り溝と半切り溝を形成する。上述の工程を
経て得られた素子板10は、図2(a)に示すように、
その表面に多数のヘッド素子50aが規則的に配列した
状態になっている。そこで、まず、図2(b)に示すよ
うに、素子層16を、複数のヘッド素子50aが縦横に
配列した四角形状のシート26(以下、これを「デバイ
スシート26」という。)に区分するための全切り溝2
4(以下、これを「シート区分溝24」という。)を素
子板10の縦横に形成する。
【0035】さらに、シート区分溝24で区分されたデ
バイスシート26の内部には、図3(a)の拡大平面
図、図3(b)のB−B’線断面図、及び図3(c)の
C−C’線断面図に示すように、各ヘッド素子50aを
複数の短冊要素に区分するための直線状の全切り溝28
(以下、これを「短冊要素区分溝28」といい、図3
(a)中、実線で表示。)を入れ、短冊要素区分溝28
と直交する方向に複数の半切り溝30(図3(a)中、
点線で表示。)を入れる。
バイスシート26の内部には、図3(a)の拡大平面
図、図3(b)のB−B’線断面図、及び図3(c)の
C−C’線断面図に示すように、各ヘッド素子50aを
複数の短冊要素に区分するための直線状の全切り溝28
(以下、これを「短冊要素区分溝28」といい、図3
(a)中、実線で表示。)を入れ、短冊要素区分溝28
と直交する方向に複数の半切り溝30(図3(a)中、
点線で表示。)を入れる。
【0036】ここで、「全切り溝」とは、少なくとも分
離層14に達する深さを有する溝をいう。全切り溝の先
端は、分離層14の途中で止まっていてもよく、あるい
は、基板12に達するものであってもよい。また、「半
切り溝30」とは、その先端が素子層16内部で止まっ
ているものをいう。
離層14に達する深さを有する溝をいう。全切り溝の先
端は、分離層14の途中で止まっていてもよく、あるい
は、基板12に達するものであってもよい。また、「半
切り溝30」とは、その先端が素子層16内部で止まっ
ているものをいう。
【0037】また、デバイスシート26として素子層1
6を分離するためには、各短冊要素区分溝28の少なく
とも一端は、シート区分溝24と連通しないように形成
する必要がある。これは、デバイスシート26を基板1
2から分離したときに、半切り溝30を介して短冊状に
つながっているヘッド素子50aが離散しないようにす
るためである。一方、半切り溝30は、シート区分溝2
4と連通するように形成した方が好ましい。これは、半
切り溝30がデバイスシート26の一端から他端まで形
成されている方が、デバイスシート26の分断が容易に
なるためである。
6を分離するためには、各短冊要素区分溝28の少なく
とも一端は、シート区分溝24と連通しないように形成
する必要がある。これは、デバイスシート26を基板1
2から分離したときに、半切り溝30を介して短冊状に
つながっているヘッド素子50aが離散しないようにす
るためである。一方、半切り溝30は、シート区分溝2
4と連通するように形成した方が好ましい。これは、半
切り溝30がデバイスシート26の一端から他端まで形
成されている方が、デバイスシート26の分断が容易に
なるためである。
【0038】なお、シート区分溝24、短冊要素区分溝
28、及び半切り溝30は、ダイシング、レーザースク
ライブ等の手段を用いて形成することができる。特に、
レーザースクライブは、溝の幅を数十μm程度にするこ
とができ、材料歩留まりが向上するので、溝形成方法と
して好適である。また、半切り溝30については、ウエ
ハースクライバーを用いてもよい。
28、及び半切り溝30は、ダイシング、レーザースク
ライブ等の手段を用いて形成することができる。特に、
レーザースクライブは、溝の幅を数十μm程度にするこ
とができ、材料歩留まりが向上するので、溝形成方法と
して好適である。また、半切り溝30については、ウエ
ハースクライバーを用いてもよい。
【0039】次に、分離工程について説明する。分離工
程は、分離層14を除去し、素子層16を基板12から
分離する工程である。具体的には、図1(c)に示すよ
うに、シート区分溝24、短冊要素区分溝28(図示せ
ず)、及び半切り溝30が形成された素子板10を、分
離層14のみを溶解するエッチング液に浸漬する。例え
ば、分離層14として銅を用いる場合には、エッチング
液として熱硝酸を用いればよい。
程は、分離層14を除去し、素子層16を基板12から
分離する工程である。具体的には、図1(c)に示すよ
うに、シート区分溝24、短冊要素区分溝28(図示せ
ず)、及び半切り溝30が形成された素子板10を、分
離層14のみを溶解するエッチング液に浸漬する。例え
ば、分離層14として銅を用いる場合には、エッチング
液として熱硝酸を用いればよい。
【0040】素子板10をエッチング液に浸漬すると、
素子板10に形成されたシート区分溝24及び短冊要素
区分溝28を通って、エッチング液が分離層14に供給
される。そのため、数十分程度で分離層14が完全に溶
解し、図1(d)に示すように、基板12から素子層1
6が分離する。さらに、素子層16の表面を覆っていた
保護膜22を除去すれば、図1(e)に示すように、複
数のヘッド素子50aが半切り溝30を介して連結して
いるデバイスシート26を得ることができる。
素子板10に形成されたシート区分溝24及び短冊要素
区分溝28を通って、エッチング液が分離層14に供給
される。そのため、数十分程度で分離層14が完全に溶
解し、図1(d)に示すように、基板12から素子層1
6が分離する。さらに、素子層16の表面を覆っていた
保護膜22を除去すれば、図1(e)に示すように、複
数のヘッド素子50aが半切り溝30を介して連結して
いるデバイスシート26を得ることができる。
【0041】なお、レーザースクライブを用いて溝を形
成する場合、レーザーにより溶融した基板12、分離層
14及び/又は素子層16の成分がドロスとなって、保
護膜22の表面、並びにシート区分溝24、短冊要素区
分溝28及び半切り溝30の内部に付着する。特に、シ
ート区分溝24及び短冊要素区分溝28内に付着したド
ロスは、分離層14へのエッチング液の供給を妨げ、分
離層14の溶解速度を遅延させる原因となる。
成する場合、レーザーにより溶融した基板12、分離層
14及び/又は素子層16の成分がドロスとなって、保
護膜22の表面、並びにシート区分溝24、短冊要素区
分溝28及び半切り溝30の内部に付着する。特に、シ
ート区分溝24及び短冊要素区分溝28内に付着したド
ロスは、分離層14へのエッチング液の供給を妨げ、分
離層14の溶解速度を遅延させる原因となる。
【0042】また、素子層16を基板12から分離する
際、ドロスによって素子層16と基板12とが機械的に
連結され、素子層16の分離が困難となる場合がある。
さらに、ドロスが付着したまま各ヘッド素子に切り離
し、接触型磁気ヘッド50として使用すると、付着した
ドロスにより磁気記録媒体を傷つけるおそれがある。
際、ドロスによって素子層16と基板12とが機械的に
連結され、素子層16の分離が困難となる場合がある。
さらに、ドロスが付着したまま各ヘッド素子に切り離
し、接触型磁気ヘッド50として使用すると、付着した
ドロスにより磁気記録媒体を傷つけるおそれがある。
【0043】従って、レーザースクライブにより溝2
4、28、30を入れた後、素子層16を分離する前
に、ドロスを除去することが望ましい。具体的には、特
開平10−3616号公報において本件出願人により提
案されている方法を用いて、ドロスを除去するとよい。
4、28、30を入れた後、素子層16を分離する前
に、ドロスを除去することが望ましい。具体的には、特
開平10−3616号公報において本件出願人により提
案されている方法を用いて、ドロスを除去するとよい。
【0044】すなわち、まず、レーザースクライブによ
り溝24、28、30を入れた後、素子層16を溶解可
能なエッチング液に素子板10を浸漬し、付着したドロ
スと素子層16の界面に空隙を形成する。さらに、素子
板10に対し、メガソニック等を用いて超音波振動を付
与する。これにより、ドロスが破壊され、素子層16か
らドロスを容易に除去することができる。
り溝24、28、30を入れた後、素子層16を溶解可
能なエッチング液に素子板10を浸漬し、付着したドロ
スと素子層16の界面に空隙を形成する。さらに、素子
板10に対し、メガソニック等を用いて超音波振動を付
与する。これにより、ドロスが破壊され、素子層16か
らドロスを容易に除去することができる。
【0045】次に、電極露出工程について説明する。電
極露出工程は、デバイスシート26内に形成されたAu
パッド(電極)16cを露出させる工程である。具体的
には、以下の手順に従って、電極の露出を行うとよい。
極露出工程は、デバイスシート26内に形成されたAu
パッド(電極)16cを露出させる工程である。具体的
には、以下の手順に従って、電極の露出を行うとよい。
【0046】すなわち、まず、図4(a)に示すよう
に、素子板10から分離されたデバイスシート26を、
磁極パッド54が形成された面を下にして、適当な接着
剤42を介して、固定治具40の上に固定する。接着剤
42としては、ワックス、フォトレジスト等を用いると
よい。
に、素子板10から分離されたデバイスシート26を、
磁極パッド54が形成された面を下にして、適当な接着
剤42を介して、固定治具40の上に固定する。接着剤
42としては、ワックス、フォトレジスト等を用いると
よい。
【0047】次に、デバイスシート26が接着された固
定治具40をエッチング装置内に入れ、デバイスシート
26表面の絶縁層をエッチングにより除去する。エッチ
ング方法としては、具体的には、イオンビームエッチン
グ(IBE)等が好適である。これにより、図4(b)
に示すように、デバイスシート26に含まれる各ヘッド
素子50aの表面に、Auパッド16cが露出する。
定治具40をエッチング装置内に入れ、デバイスシート
26表面の絶縁層をエッチングにより除去する。エッチ
ング方法としては、具体的には、イオンビームエッチン
グ(IBE)等が好適である。これにより、図4(b)
に示すように、デバイスシート26に含まれる各ヘッド
素子50aの表面に、Auパッド16cが露出する。
【0048】なお、Auパッド16cを露出させた後、
サスペンション58を接合する前に、断線その他の不良
の有無を確認するための素子特性検査を行うとよい。具
体的には、図4(c)に示すように、デバイスシート2
6の状態で、露出したAuパッド16cにプローブ46
を押し当てればよい。
サスペンション58を接合する前に、断線その他の不良
の有無を確認するための素子特性検査を行うとよい。具
体的には、図4(c)に示すように、デバイスシート2
6の状態で、露出したAuパッド16cにプローブ46
を押し当てればよい。
【0049】また、素子特性検査の結果、不良素子が発
見された場合には、図4(d)に示すように、レーザー
等を用いて、不良判定されたヘッド素子50aの表面
に、不良素子であることを識別するための溝(バッドマ
ーク)48を形成するとよい。
見された場合には、図4(d)に示すように、レーザー
等を用いて、不良判定されたヘッド素子50aの表面
に、不良素子であることを識別するための溝(バッドマ
ーク)48を形成するとよい。
【0050】このように、デバイスシート26の状態で
Auパッド16cの露出を行うようにすれば、バラバラ
に分離した接触型磁気ヘッド50を1個ずつピックアッ
プして固定治具40の上に並べる従来の方法に比較し
て、固定治具40に並べるための作業時間を大幅に短縮
することができる。
Auパッド16cの露出を行うようにすれば、バラバラ
に分離した接触型磁気ヘッド50を1個ずつピックアッ
プして固定治具40の上に並べる従来の方法に比較し
て、固定治具40に並べるための作業時間を大幅に短縮
することができる。
【0051】また、ヘッド素子50aが密に並んだデバ
イスシート26の状態で固定治具40の上に固定するこ
とができるので、1バッチ当たりのエッチングで処理で
きる素子数を多くすることができ、作業効率が向上す
る。しかも、個々のヘッド素子50aをハンドリングす
る必要がないので、電極露出工程において、ヘッド素子
50aを損傷させる危険も極めて少ない。
イスシート26の状態で固定治具40の上に固定するこ
とができるので、1バッチ当たりのエッチングで処理で
きる素子数を多くすることができ、作業効率が向上す
る。しかも、個々のヘッド素子50aをハンドリングす
る必要がないので、電極露出工程において、ヘッド素子
50aを損傷させる危険も極めて少ない。
【0052】また、デバイスシート26の状態で素子特
性の検査を行うようにすれば、不良素子の判別が容易と
なるだけではなく、基板12上における不良素子の発生
位置も容易に知ることができる。
性の検査を行うようにすれば、不良素子の判別が容易と
なるだけではなく、基板12上における不良素子の発生
位置も容易に知ることができる。
【0053】さらに、基板12上に素子層16を形成す
る際、デバイスシート26毎に種類の異なるヘッド素子
を作り込むこともできる。この場合、種類の異なるヘッ
ド素子50aの判別や分類、あるいは、種類の異なるヘ
ッド素子50a毎に異なる条件下で素子特性検査を行う
ことも極めて容易となる。また、これによって、1つの
基板12上に種類の異なるヘッド素子50aを作る場合
であっても、一連の工程の自動化が容易になる。
る際、デバイスシート26毎に種類の異なるヘッド素子
を作り込むこともできる。この場合、種類の異なるヘッ
ド素子50aの判別や分類、あるいは、種類の異なるヘ
ッド素子50a毎に異なる条件下で素子特性検査を行う
ことも極めて容易となる。また、これによって、1つの
基板12上に種類の異なるヘッド素子50aを作る場合
であっても、一連の工程の自動化が容易になる。
【0054】次に、切断工程について説明する。切断工
程は、Auパッド16cを露出させたデバイスシート2
6を固定治具40から取り外し、半切り溝30に沿って
分断する工程である。これにより、図4(e)に示すよ
うに、デバイスシート26が、複数の接触型磁気ヘッド
50、50…に分割される。
程は、Auパッド16cを露出させたデバイスシート2
6を固定治具40から取り外し、半切り溝30に沿って
分断する工程である。これにより、図4(e)に示すよ
うに、デバイスシート26が、複数の接触型磁気ヘッド
50、50…に分割される。
【0055】この場合、デバイスシート26は、半切り
溝30に沿って分断されるので、複数の接触型磁気ヘッ
ド50、50は、1列に並んだ状態でデバイスシート2
6から分離する。そのため、得られた接触型磁気ヘッド
50の中に不良素子が含まれる場合であっても、その不
良素子を容易に選別することができる。
溝30に沿って分断されるので、複数の接触型磁気ヘッ
ド50、50は、1列に並んだ状態でデバイスシート2
6から分離する。そのため、得られた接触型磁気ヘッド
50の中に不良素子が含まれる場合であっても、その不
良素子を容易に選別することができる。
【0056】なお、切断方法としては、種々の方法を用
いることができ、特に限定されるものではない。例え
ば、吸引治具を用いてデバイスシート26を吸引固定
し、半切り溝30に沿って折り曲げてもよい。あるい
は、デバイスシート26を粘着テープに貼り付け、半切
り溝30に沿って折り曲げてもよい。
いることができ、特に限定されるものではない。例え
ば、吸引治具を用いてデバイスシート26を吸引固定
し、半切り溝30に沿って折り曲げてもよい。あるい
は、デバイスシート26を粘着テープに貼り付け、半切
り溝30に沿って折り曲げてもよい。
【0057】最後に、露出させたAuパッド16cとサ
スペンション58とを接合すれば、図4(f)に示すよ
うに、サスペンション58で支持された接触型磁気ヘッ
ド50が得られる。この後、磁極パッド54先端のラッ
ピングを行い、磁極パッド54先端の磁極を完全に露出
させれば、接触型磁気ヘッド50が完成する。
スペンション58とを接合すれば、図4(f)に示すよ
うに、サスペンション58で支持された接触型磁気ヘッ
ド50が得られる。この後、磁極パッド54先端のラッ
ピングを行い、磁極パッド54先端の磁極を完全に露出
させれば、接触型磁気ヘッド50が完成する。
【0058】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の改変が可能である。
説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の改変が可能である。
【0059】例えば、上記実施の形態では、素子板10
に直線状の短冊要素区分溝28を平行に形成している
が、短冊要素区分溝28の形状を、ジグザグ状としても
よい。これにより、三角形状、あるいは、台形状の接触
型磁気ヘッドを歩留よく製造することができる。
に直線状の短冊要素区分溝28を平行に形成している
が、短冊要素区分溝28の形状を、ジグザグ状としても
よい。これにより、三角形状、あるいは、台形状の接触
型磁気ヘッドを歩留よく製造することができる。
【0060】また、上記実施の形態においては、磁極パ
ッド54を備えた接触型磁気ヘッド50の製造方法につ
いて説明したが、磁極パッド54及び補助パッドの双方
を備えた接触型磁気ヘッドに対しても本発明を適用する
ことができる。
ッド54を備えた接触型磁気ヘッド50の製造方法につ
いて説明したが、磁極パッド54及び補助パッドの双方
を備えた接触型磁気ヘッドに対しても本発明を適用する
ことができる。
【0061】さらに、本発明は、水平磁化を行う誘導型
の接触型磁気ヘッド、垂直磁化を行う接触型磁気ヘッ
ド、あるいは、磁気抵抗効果を利用するMRヘッドに対
しても適用でき、これにより上記実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
の接触型磁気ヘッド、垂直磁化を行う接触型磁気ヘッ
ド、あるいは、磁気抵抗効果を利用するMRヘッドに対
しても適用でき、これにより上記実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る接触型磁気ヘッドの製造方
法は、素子板から、複数のヘッド素子が半切り溝でつな
がったデバイスシートとして素子層を分離し、デバイス
シートの状態で電極の露出を行うので、個々に分離した
ヘッド素子を固定治具の上に並べる必要がなくなり、作
業時間を大幅に短縮することができるという効果があ
る。
法は、素子板から、複数のヘッド素子が半切り溝でつな
がったデバイスシートとして素子層を分離し、デバイス
シートの状態で電極の露出を行うので、個々に分離した
ヘッド素子を固定治具の上に並べる必要がなくなり、作
業時間を大幅に短縮することができるという効果があ
る。
【0063】また、固定治具の上にヘッド素子を密に並
べることができるので、1バッチのエッチングで処理で
きる素子数を多くすることができるという効果がある。
また、個々のヘッド素子をハンドリングする必要がない
ので、電極露出工程において、ヘッド素子を損傷させる
危険が少ないという効果がある。
べることができるので、1バッチのエッチングで処理で
きる素子数を多くすることができるという効果がある。
また、個々のヘッド素子をハンドリングする必要がない
ので、電極露出工程において、ヘッド素子を損傷させる
危険が少ないという効果がある。
【0064】さらに、素子層を基板上に成膜してから素
子特性検査に至るまでの間、ヘッド素子がバラバラにな
ることがないので、不良素子の識別や複数種類の素子の
識別等、素子の識別が容易になるという効果がある。
子特性検査に至るまでの間、ヘッド素子がバラバラにな
ることがないので、不良素子の識別や複数種類の素子の
識別等、素子の識別が容易になるという効果がある。
【0065】以上のように、本発明に係る接触型磁気ヘ
ッドの製造方法によれば、電極露出工程に要する作業時
間の短縮と、不良素子の発生頻度の低下が可能となり、
これによって、接触型磁気ヘッドの製造コストの大幅な
削減と信頼性の向上が可能となるものであり、産業上そ
の効果の極めて大きい発明である。
ッドの製造方法によれば、電極露出工程に要する作業時
間の短縮と、不良素子の発生頻度の低下が可能となり、
これによって、接触型磁気ヘッドの製造コストの大幅な
削減と信頼性の向上が可能となるものであり、産業上そ
の効果の極めて大きい発明である。
【図1】本発明に係る接触型磁気ヘッドの製造方法を示
す工程図である。
す工程図である。
【図2】図2(a)は、素子板表面にヘッド素子が規則
的に形成された状態を示す平面図であり、図2(b)
は、図2(a)に示す素子板にシート区分溝を形成した
状態を示す平面図である。
的に形成された状態を示す平面図であり、図2(b)
は、図2(a)に示す素子板にシート区分溝を形成した
状態を示す平面図である。
【図3】図3(a)は、デバイスシートの拡大平面図で
あり、図3(b)は、そのB−B’線断面図、図3
(c)は、そのC−C’線断面図である。
あり、図3(b)は、そのB−B’線断面図、図3
(c)は、そのC−C’線断面図である。
【図4】図1に示す工程図の続きである。
【図5】従来の接触型磁気ヘッドの製造方法を示す工程
図である。
図である。
【図6】従来のAuパッドの露出方法を示す工程図であ
る。
る。
10 素子板 12 基板 14 分離層 16 素子層 16c Auパッド(電極) 24 全切り溝(シート区分溝) 26 デバイスシート 28 全切り溝(短冊要素区分溝) 30 半切り溝 50 接触型磁気ヘッド 50a ヘッド素子
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に、分離層を介して、複数のヘッ
ド素子を含む素子層が形成された素子板を作製する素子
板作製工程と、 前記素子板に対し、前記素子層の表面から前記分離層に
達する複数の全切り溝と前記素子層の内部で止まる複数
の半切り溝とを形成することにより、前記素子層を、前
記複数のヘッド素子が前記半切り溝を介して連結してい
る複数の短冊要素が、少なくともその一端において並列
に連結しているシートに区分する溝形成工程と、 前記分離層を除去し、前記シートを前記基板から分離す
る分離工程と、 前記シートの状態で、前記各ヘッド素子の電極を露出さ
せる電極露出工程と、 前記シートを前記半切り溝に沿って切断する切断工程と
を備えている接触型磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103316A JP2000298821A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 接触型磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103316A JP2000298821A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 接触型磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000298821A true JP2000298821A (ja) | 2000-10-24 |
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ID=14350807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11103316A Pending JP2000298821A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 接触型磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000298821A (ja) |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11103316A patent/JP2000298821A/ja active Pending
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