JP2000299426A - 電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製造方法 - Google Patents
電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製造方法Info
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- fet
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- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/50—Bond wires
- H10W72/541—Dispositions of bond wires
- H10W72/5445—Dispositions of bond wires being orthogonal to a side surface of the chip, e.g. parallel arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/50—Bond wires
- H10W72/541—Dispositions of bond wires
- H10W72/547—Dispositions of multiple bond wires
- H10W72/5475—Dispositions of multiple bond wires multiple bond wires connected to common bond pads at both ends of the wires
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源供給制御系の実装自由度を向上させるこ
と。電子ユニットの小型化を図ること。 【解決手段】 1チップで且つマイコンなどを必要とし
ないハード完結型で、各種負荷への電力供給制御を行う
ことができる電流振動型遮断機能付きスイッチングデバ
イスをワイヤーハーネス上に実装することにより、電源
供給制御系の実装自由度を向上させることができると共
に、電子ユニット内の基盤に電流振動型遮断機能付きス
イッチングデバイスを実装しなくて済むため、電子ユニ
ットの小型化を図ることができる。
と。電子ユニットの小型化を図ること。 【解決手段】 1チップで且つマイコンなどを必要とし
ないハード完結型で、各種負荷への電力供給制御を行う
ことができる電流振動型遮断機能付きスイッチングデバ
イスをワイヤーハーネス上に実装することにより、電源
供給制御系の実装自由度を向上させることができると共
に、電子ユニット内の基盤に電流振動型遮断機能付きス
イッチングデバイスを実装しなくて済むため、電子ユニ
ットの小型化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング制御
により負荷へ電力を供給する電流振動型遮断機能付きス
イッチングデバイスの実装方法及び前記負荷へ電力を伝
送する電源線を含むワイヤーハーネス及びその製造方法
に関する。
により負荷へ電力を供給する電流振動型遮断機能付きス
イッチングデバイスの実装方法及び前記負荷へ電力を伝
送する電源線を含むワイヤーハーネス及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体スイッチを備えた電源供給
制御装置としては、例えば図9に示すようなものがあ
る。本従来例の電源供給制御装置は、自動車においてバ
ッテリからの電源を選択的に各負荷に供給して、負荷へ
の電力供給を制御する装置である。
制御装置としては、例えば図9に示すようなものがあ
る。本従来例の電源供給制御装置は、自動車においてバ
ッテリからの電源を選択的に各負荷に供給して、負荷へ
の電力供給を制御する装置である。
【0003】同図において、本従来例の電源供給制御装
置は、電源101の出力電圧VBをヘッドライトやパワ
ーウィンドウの駆動モータ等々の負荷102に供給する
経路にシャント抵抗RSおよび温度センサー内蔵FET
QFのドレインD−ソースSを直列接続した構成であ
る。また、シャント抵抗RSを流れる電流を検出してハ
ードウェア回路により温度センサー内蔵FETQFの駆
動を制御するドライバ901と、ドライバ901でモニ
タした電流値に基づいて温度センサー内蔵FETQFの
駆動信号をオン/オフ制御するA/D変換器902およ
びマイコン(CPU)903とを備えている。
置は、電源101の出力電圧VBをヘッドライトやパワ
ーウィンドウの駆動モータ等々の負荷102に供給する
経路にシャント抵抗RSおよび温度センサー内蔵FET
QFのドレインD−ソースSを直列接続した構成であ
る。また、シャント抵抗RSを流れる電流を検出してハ
ードウェア回路により温度センサー内蔵FETQFの駆
動を制御するドライバ901と、ドライバ901でモニ
タした電流値に基づいて温度センサー内蔵FETQFの
駆動信号をオン/オフ制御するA/D変換器902およ
びマイコン(CPU)903とを備えている。
【0004】半導体スイッチとしての温度センサー内蔵
FETQFは、図示しない温度センサを内蔵して温度セ
ンサー内蔵FETQFが規定以上の温度まで上昇した場
合には、内蔵するゲート遮断回路によって温度センサー
内蔵FETQFを強制的にオフ制御する過熱遮断機能を
備えている。また、図中のRGは内蔵抵抗であり、ZD
1はゲートG−ソースS間を12[V]に保ってゲート
Gに過電圧が印加されようとした場合にこれをバイパス
させるツェナーダイオードである。
FETQFは、図示しない温度センサを内蔵して温度セ
ンサー内蔵FETQFが規定以上の温度まで上昇した場
合には、内蔵するゲート遮断回路によって温度センサー
内蔵FETQFを強制的にオフ制御する過熱遮断機能を
備えている。また、図中のRGは内蔵抵抗であり、ZD
1はゲートG−ソースS間を12[V]に保ってゲート
Gに過電圧が印加されようとした場合にこれをバイパス
させるツェナーダイオードである。
【0005】また、本従来例の電源供給制御装置では、
負荷102または温度センサー内蔵FETQFのドレイ
ンD−ソースS間における過電流に対する保護機能をも
備えている。即ち、ドライバ901は、電流モニタ回路
としての差動増幅器911,913と、電流制限回路と
しての差動増幅器912と、チャージポンプ回路915
と、マイコン903からのオン/オフ制御信号および電
流制限回路からの過電流判定結果に基づき、内部抵抗R
Gを介して温度センサー内蔵FETQFのゲートGを駆
動する駆動回路914を備えて構成されている。
負荷102または温度センサー内蔵FETQFのドレイ
ンD−ソースS間における過電流に対する保護機能をも
備えている。即ち、ドライバ901は、電流モニタ回路
としての差動増幅器911,913と、電流制限回路と
しての差動増幅器912と、チャージポンプ回路915
と、マイコン903からのオン/オフ制御信号および電
流制限回路からの過電流判定結果に基づき、内部抵抗R
Gを介して温度センサー内蔵FETQFのゲートGを駆
動する駆動回路914を備えて構成されている。
【0006】シャント抵抗RSの電圧降下に基づき差動
増幅器912を介して、電流が判定値(上限)を超えた
として過電流が検出された場合には、駆動回路914に
よって温度センサー内蔵FETQFをオフ動作とし、そ
の後電流が低下して判定値(下限)を下回ったら温度セ
ンサー内蔵FETQFをオン動作させる。
増幅器912を介して、電流が判定値(上限)を超えた
として過電流が検出された場合には、駆動回路914に
よって温度センサー内蔵FETQFをオフ動作とし、そ
の後電流が低下して判定値(下限)を下回ったら温度セ
ンサー内蔵FETQFをオン動作させる。
【0007】一方、マイコン903は、電流モニタ回路
(差動増幅器911,913)を介して電流を常時モニ
タしており、正常値を上回る異常電流が流れていれば、
温度センサー内蔵FETQFの駆動信号をオフすること
により温度センサー内蔵FETQFをオフ動作させる。
なお、マイコン903からオフ制御の駆動信号が出力さ
れる前に、温度センサー内蔵FETQFの温度が規定値
を超えていれば、過熱遮断機能によって温度センサー内
蔵FETQFはオフ動作となる。
(差動増幅器911,913)を介して電流を常時モニ
タしており、正常値を上回る異常電流が流れていれば、
温度センサー内蔵FETQFの駆動信号をオフすること
により温度センサー内蔵FETQFをオフ動作させる。
なお、マイコン903からオフ制御の駆動信号が出力さ
れる前に、温度センサー内蔵FETQFの温度が規定値
を超えていれば、過熱遮断機能によって温度センサー内
蔵FETQFはオフ動作となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
従来の電源供給制御装置はパッケージ化されて図10に
示すように実装されていた(なお、ここでは1パッケー
ジで示しているが、当然複数パッケージの場合もあ
る)。即ち、従来の電源供給制御装置1は、放熱フィン
31側をガラスエポキシ基板32に密着した後、プリン
ト配線部分にピン33を半田付けするなどして、前記基
板32上に実装されていた。
従来の電源供給制御装置はパッケージ化されて図10に
示すように実装されていた(なお、ここでは1パッケー
ジで示しているが、当然複数パッケージの場合もあ
る)。即ち、従来の電源供給制御装置1は、放熱フィン
31側をガラスエポキシ基板32に密着した後、プリン
ト配線部分にピン33を半田付けするなどして、前記基
板32上に実装されていた。
【0009】このような実装方法を採る理由は、従来の
電源供給制御装置1のパッケージ形態ではガラスエポキ
シ基板32上にしか実装できないためである。このよう
な従来の電源供給制御装置1の実装形態では、ジャンク
ションブロック内の電子ユニットに取り込むしかなく、
電子ユニットの小型化が図れないという問題があると共
にリード数が多くなると、電源ラインの配索が難しくな
ってしまうという問題があった。更に、電源供給制御装
置1を電子ユニット内にしか実装できないため、電源供
給制御系の実装自由度が余りないという問題があった。
電源供給制御装置1のパッケージ形態ではガラスエポキ
シ基板32上にしか実装できないためである。このよう
な従来の電源供給制御装置1の実装形態では、ジャンク
ションブロック内の電子ユニットに取り込むしかなく、
電子ユニットの小型化が図れないという問題があると共
にリード数が多くなると、電源ラインの配索が難しくな
ってしまうという問題があった。更に、電源供給制御装
置1を電子ユニット内にしか実装できないため、電源供
給制御系の実装自由度が余りないという問題があった。
【0010】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、電源供給制御系
の実装自由度を向上させることができ、又、電子ユニッ
トの小型化が図れる電流振動型遮断機能付きスイッチン
グデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製
造方法を提供することである。
るためになされたもので、その目的は、電源供給制御系
の実装自由度を向上させることができ、又、電子ユニッ
トの小型化が図れる電流振動型遮断機能付きスイッチン
グデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製
造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、複数の電源線や信号線を
テープで束ねて成るワイヤーハーネスにおいて、入力さ
れる制御信号に応じてスイッチング制御されることによ
り電源から前記負荷への電力供給を制御する半導体スイ
ッチング素子と、前記負荷が接続された状態で前記半導
体スイッチング素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性
を有する基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記
半導体スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電圧と
の差を検出する検出手段と、前記検出手段により検出さ
れた前記端子間電圧と前記基準電圧との差に応じて前記
半導体スイッチング素子をオン/オフ制御する制御手段
とを有して成る電流振動型遮断機能付きスイッチングデ
バイスを前記電源線の間に挿入接続して内包したことに
ある。
に、請求項1の発明の特徴は、複数の電源線や信号線を
テープで束ねて成るワイヤーハーネスにおいて、入力さ
れる制御信号に応じてスイッチング制御されることによ
り電源から前記負荷への電力供給を制御する半導体スイ
ッチング素子と、前記負荷が接続された状態で前記半導
体スイッチング素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性
を有する基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記
半導体スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電圧と
の差を検出する検出手段と、前記検出手段により検出さ
れた前記端子間電圧と前記基準電圧との差に応じて前記
半導体スイッチング素子をオン/オフ制御する制御手段
とを有して成る電流振動型遮断機能付きスイッチングデ
バイスを前記電源線の間に挿入接続して内包したことに
ある。
【0012】請求項2の発明の特徴は、複数の電源線や
信号線をテープで束ねて成るワイヤーハーネスを製造す
るワイヤーハーネスの製造方法において、入力される制
御信号に応じてスイッチング制御されることにより電源
から前記負荷への電力供給を制御する半導体スイッチン
グ素子と、前記負荷が接続された状態で前記半導体スイ
ッチング素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有す
る基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記半導体
スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電圧との差を
検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前
記端子間電圧と前記基準電圧との差に応じて前記半導体
スイッチング素子をオン/オフ制御する制御手段とを有
して成る電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイス
を前記電源線の間に挿入接続する工程と、他の電源線又
は信号線と共に前記電流振動型遮断機能付きスイッチン
グデバイスをテープで束ねる工程とを含むことにある。
信号線をテープで束ねて成るワイヤーハーネスを製造す
るワイヤーハーネスの製造方法において、入力される制
御信号に応じてスイッチング制御されることにより電源
から前記負荷への電力供給を制御する半導体スイッチン
グ素子と、前記負荷が接続された状態で前記半導体スイ
ッチング素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有す
る基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記半導体
スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電圧との差を
検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前
記端子間電圧と前記基準電圧との差に応じて前記半導体
スイッチング素子をオン/オフ制御する制御手段とを有
して成る電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイス
を前記電源線の間に挿入接続する工程と、他の電源線又
は信号線と共に前記電流振動型遮断機能付きスイッチン
グデバイスをテープで束ねる工程とを含むことにある。
【0013】請求項3の発明の特徴は、入力される制御
信号に応じてスイッチング制御されることにより電源か
ら前記負荷への電力供給を制御する半導体スイッチング
素子と、前記負荷が接続された状態で前記半導体スイッ
チング素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記半導体ス
イッチング素子の端子間電圧と前記基準電圧との差を検
出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記
端子間電圧と前記基準電圧との差に応じて前記半導体ス
イッチング素子をオン/オフ制御する制御手段とを有し
て成る電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイス
を、複数の電源線や信号線をテープで束ねて成るワイヤ
ーハーネス上に実装することにある。
信号に応じてスイッチング制御されることにより電源か
ら前記負荷への電力供給を制御する半導体スイッチング
素子と、前記負荷が接続された状態で前記半導体スイッ
チング素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記半導体ス
イッチング素子の端子間電圧と前記基準電圧との差を検
出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記
端子間電圧と前記基準電圧との差に応じて前記半導体ス
イッチング素子をオン/オフ制御する制御手段とを有し
て成る電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイス
を、複数の電源線や信号線をテープで束ねて成るワイヤ
ーハーネス上に実装することにある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の電流振動型遮断
機能付きスイッチングデバイス110aの実装方法の一
実施の形態を説明する斜視図であり、図2は、上記実装
方法の工程図である。本例は1チップ化された電流振動
型遮断機能付きスイッチングデバイス110aをワイヤ
ーハーネス上に実装する方法を示している。
に基づいて説明する。図1は、本発明の電流振動型遮断
機能付きスイッチングデバイス110aの実装方法の一
実施の形態を説明する斜視図であり、図2は、上記実装
方法の工程図である。本例は1チップ化された電流振動
型遮断機能付きスイッチングデバイス110aをワイヤ
ーハーネス上に実装する方法を示している。
【0015】上記実装方法を説明する前に、上記1チッ
プ化された電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイ
ス110aについて図3〜図8を参照し説明する。
プ化された電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイ
ス110aについて図3〜図8を参照し説明する。
【0016】図3は本発明の実施形態の電流振動型遮断
機能付きスイッチングデバイス110aを有する電源供
給制御装置の回路構成図、図4は実施形態で使用する半
導体スイッチ(温度センサー内蔵FET)の詳細な回路
構成図、図5、図6および図7は実施形態の電源供給制
御装置および電源供給制御方法が利用する原理を説明す
る説明図、図8は短絡故障時および通常動作時の実施形
態の電源供給制御装置における半導体スイッチの電流と
電圧を例示する波形図である。
機能付きスイッチングデバイス110aを有する電源供
給制御装置の回路構成図、図4は実施形態で使用する半
導体スイッチ(温度センサー内蔵FET)の詳細な回路
構成図、図5、図6および図7は実施形態の電源供給制
御装置および電源供給制御方法が利用する原理を説明す
る説明図、図8は短絡故障時および通常動作時の実施形
態の電源供給制御装置における半導体スイッチの電流と
電圧を例示する波形図である。
【0017】図3において、本実施形態の電源供給制御
装置は、電源101の出力電圧VBを負荷102に供給
する経路に、半導体スイッチとしての温度センサー内蔵
FETQAのドレインD−ソースSを直列接続した構成
である。ここで、温度センサー内蔵FETQAにはDM
OS構造のNMOS型を使用しているがPMOS型でも
実現可能である。
装置は、電源101の出力電圧VBを負荷102に供給
する経路に、半導体スイッチとしての温度センサー内蔵
FETQAのドレインD−ソースSを直列接続した構成
である。ここで、温度センサー内蔵FETQAにはDM
OS構造のNMOS型を使用しているがPMOS型でも
実現可能である。
【0018】また同図において、温度センサー内蔵FE
TQAを駆動制御する部分については、リファレンスF
ETQB、抵抗R1,R2,R5,R8,R10,R
G,Rr,Rv、ツェナーダイオードZD1、ダイオー
ドD1、コンパレータCMP1、駆動回路111および
スイッチSW1を備えた構成である。なお、参照符号と
して抵抗には“R”とそれに続く数字および文字を使用
しているが、以下の説明では参照符号として使用すると
共に、それぞれ該抵抗の抵抗値をも表すものとする。ま
た、図3中の点線で囲った部分110aはアナログ集積
化されるチップ部分(電流振動型遮断機能付きスイッチ
ングデバイス)を示す。
TQAを駆動制御する部分については、リファレンスF
ETQB、抵抗R1,R2,R5,R8,R10,R
G,Rr,Rv、ツェナーダイオードZD1、ダイオー
ドD1、コンパレータCMP1、駆動回路111および
スイッチSW1を備えた構成である。なお、参照符号と
して抵抗には“R”とそれに続く数字および文字を使用
しているが、以下の説明では参照符号として使用すると
共に、それぞれ該抵抗の抵抗値をも表すものとする。ま
た、図3中の点線で囲った部分110aはアナログ集積
化されるチップ部分(電流振動型遮断機能付きスイッチ
ングデバイス)を示す。
【0019】負荷102は例えばヘッドライトやパワー
ウィンドウの駆動モータ等々であり、ユーザ等がスイッ
チSW1をオンさせることにより機能する。駆動回路1
11には、コレクタ側が電位VPに接続されたソースト
ランジスタQ5と、エミッタ側が接地電位(GND)に
接続されたシンクトランジスタQ6とを直列接続して備
え、スイッチSW1のオン/オフ切換えによる切換え信
号に基づき、ソーストランジスタQ5およびシンクトラ
ンジスタQ6をオン/オフ制御して、温度センサー内蔵
FETQAを駆動制御する信号を出力する。なお図中、
VBは電源101の出力電圧であり、例えば12[V]
である。また、VPはチャージポンプの出力電圧であ
り、例えばVB+10[V]である。
ウィンドウの駆動モータ等々であり、ユーザ等がスイッ
チSW1をオンさせることにより機能する。駆動回路1
11には、コレクタ側が電位VPに接続されたソースト
ランジスタQ5と、エミッタ側が接地電位(GND)に
接続されたシンクトランジスタQ6とを直列接続して備
え、スイッチSW1のオン/オフ切換えによる切換え信
号に基づき、ソーストランジスタQ5およびシンクトラ
ンジスタQ6をオン/オフ制御して、温度センサー内蔵
FETQAを駆動制御する信号を出力する。なお図中、
VBは電源101の出力電圧であり、例えば12[V]
である。また、VPはチャージポンプの出力電圧であ
り、例えばVB+10[V]である。
【0020】半導体スイッチとしての温度センサー内蔵
FETQAは、より詳しくは図4に示すような構成を備
えている。図4において、温度センサー内蔵FETQA
は、内蔵抵抗RG、温度センサ121、ラッチ回路12
2及び過熱遮断用FETQSを備えている。なお、ZD
1はゲートG−ソースS間を12[V]に保ってゲート
Gに過電圧が印加されようとした場合にこれをバイパス
させるツェナーダイオードである。
FETQAは、より詳しくは図4に示すような構成を備
えている。図4において、温度センサー内蔵FETQA
は、内蔵抵抗RG、温度センサ121、ラッチ回路12
2及び過熱遮断用FETQSを備えている。なお、ZD
1はゲートG−ソースS間を12[V]に保ってゲート
Gに過電圧が印加されようとした場合にこれをバイパス
させるツェナーダイオードである。
【0021】つまり、本実施形態で使用する温度センサ
ー内蔵FETQAは、温度センサー内蔵FETQAが規
定以上の温度まで上昇したことが温度センサ121によ
って検出された場合には、その旨の検出情報がラッチ回
路122に保持され、ゲート遮断回路としての過熱遮断
用FETQSがオン動作となることによって、温度セン
サー内蔵FETQAを強制的にオフ制御する過熱遮断機
能を備えている。
ー内蔵FETQAは、温度センサー内蔵FETQAが規
定以上の温度まで上昇したことが温度センサ121によ
って検出された場合には、その旨の検出情報がラッチ回
路122に保持され、ゲート遮断回路としての過熱遮断
用FETQSがオン動作となることによって、温度セン
サー内蔵FETQAを強制的にオフ制御する過熱遮断機
能を備えている。
【0022】温度センサ121は4個のダイオードが縦
続接続されてなり、実装上、温度センサ121は温度セ
ンサー内蔵FETQAの近傍に配置形成されている。温
度センサー内蔵FETQAの温度が上昇するにつれて温
度センサ121の各ダイオードの抵抗値が減少するの
で、FETQ51のゲート電位が“L”レベルとされる
電位まで下がると、FETQ51がオン状態からオフ状
態に遷移する。これにより、FETQ54のゲート電位
が温度センサー内蔵FETQAのゲート制御端子(G)
の電位にプルアップされ、FETQ54がオフ状態から
オン状態に遷移して、ラッチ回路122に“1”がラッ
チされることとなる。このとき、ラッチ回路122の出
力が“H”レベルとなって過熱遮断用FETQSがオフ
状態からオン状態に遷移するので、温度センサー内蔵F
ETQAの真のゲート(TG)と温度センサー内蔵FE
TQAのソース5が同電位になって、温度センサー内蔵
FETQAがオン状態からオフ状態に遷移して、過熱遮
断されることとなる。
続接続されてなり、実装上、温度センサ121は温度セ
ンサー内蔵FETQAの近傍に配置形成されている。温
度センサー内蔵FETQAの温度が上昇するにつれて温
度センサ121の各ダイオードの抵抗値が減少するの
で、FETQ51のゲート電位が“L”レベルとされる
電位まで下がると、FETQ51がオン状態からオフ状
態に遷移する。これにより、FETQ54のゲート電位
が温度センサー内蔵FETQAのゲート制御端子(G)
の電位にプルアップされ、FETQ54がオフ状態から
オン状態に遷移して、ラッチ回路122に“1”がラッ
チされることとなる。このとき、ラッチ回路122の出
力が“H”レベルとなって過熱遮断用FETQSがオフ
状態からオン状態に遷移するので、温度センサー内蔵F
ETQAの真のゲート(TG)と温度センサー内蔵FE
TQAのソース5が同電位になって、温度センサー内蔵
FETQAがオン状態からオフ状態に遷移して、過熱遮
断されることとなる。
【0023】また、本実施形態の電源供給制御装置で
は、負荷102または温度センサー内蔵FETQAのソ
ースSと負荷102間において発生する短絡故障による
過電流、或いは不完全短絡故障による異常電流に対する
保護機能をも備えている。以下、図3を参照して、この
保護機能を実現する構成について説明する。
は、負荷102または温度センサー内蔵FETQAのソ
ースSと負荷102間において発生する短絡故障による
過電流、或いは不完全短絡故障による異常電流に対する
保護機能をも備えている。以下、図3を参照して、この
保護機能を実現する構成について説明する。
【0024】先ず、特許請求の範囲にいう基準電圧発生
手段は、リファレンスFET(第2半導体スイッチ)Q
Bおよび抵抗(第2負荷)Rrで構成されている。リフ
ァレンスFETQBのドレインおよびゲートはそれぞれ
温度センサー内蔵FETQAのドレイン(D)および真
のゲート(TG)に接続され、リファレンスFETQB
のソース(SB)は抵抗Rrの一方の端子に接続され、
抵抗Rrの他の端子は接地電位(GND)に接続されて
いる。このように、リファレンスFETQBおよび温度
センサー内蔵FETQAのドレイン(D)およびゲート
(TG)を共通化することにより同一チップ(110
a)への集積化を容易にすることができる。
手段は、リファレンスFET(第2半導体スイッチ)Q
Bおよび抵抗(第2負荷)Rrで構成されている。リフ
ァレンスFETQBのドレインおよびゲートはそれぞれ
温度センサー内蔵FETQAのドレイン(D)および真
のゲート(TG)に接続され、リファレンスFETQB
のソース(SB)は抵抗Rrの一方の端子に接続され、
抵抗Rrの他の端子は接地電位(GND)に接続されて
いる。このように、リファレンスFETQBおよび温度
センサー内蔵FETQAのドレイン(D)およびゲート
(TG)を共通化することにより同一チップ(110
a)への集積化を容易にすることができる。
【0025】また、リファレンスFETQBおよび温度
センサー内蔵FETQAは同一プロセスで同一チップ
(110a)上に形成されたものを使用している。本実
施形態における電流検出手法は、コンパレータCMP1
による温度センサー内蔵FETQAのドレイン−ソース
間電圧VDSA と基準電圧との差の検出によって行われる
ことから、同一チップ上にリファレンスFETQBおよ
び温度センサー内蔵FETQAを形成することにより、
電流検出における同相的誤差要因、即ち電源電圧、温度
ドリフトやロット間のバラツキの影響を除去(削減)す
ることもできる。さらに、抵抗Rr(第2負荷)をチッ
プ110aの外部に設置しているので、基準電圧へのチ
ップ110aの温度変化の影響を受け難くすることがで
き、高精度の電流検出を実現することが可能となる。
センサー内蔵FETQAは同一プロセスで同一チップ
(110a)上に形成されたものを使用している。本実
施形態における電流検出手法は、コンパレータCMP1
による温度センサー内蔵FETQAのドレイン−ソース
間電圧VDSA と基準電圧との差の検出によって行われる
ことから、同一チップ上にリファレンスFETQBおよ
び温度センサー内蔵FETQAを形成することにより、
電流検出における同相的誤差要因、即ち電源電圧、温度
ドリフトやロット間のバラツキの影響を除去(削減)す
ることもできる。さらに、抵抗Rr(第2負荷)をチッ
プ110aの外部に設置しているので、基準電圧へのチ
ップ110aの温度変化の影響を受け難くすることがで
き、高精度の電流検出を実現することが可能となる。
【0026】また、リファレンスFETQBの電流容量
が温度センサー内蔵FETQAの電流容量よりも小さく
なるように、それぞれのFETを構成する並列接続のト
ランジスタ数の比を(リファレンスFETQBのトラン
ジスタ数:1個)<(温度センサー内蔵FETQAのト
ランジスタ数:1000個)となるように構成してい
る。
が温度センサー内蔵FETQAの電流容量よりも小さく
なるように、それぞれのFETを構成する並列接続のト
ランジスタ数の比を(リファレンスFETQBのトラン
ジスタ数:1個)<(温度センサー内蔵FETQAのト
ランジスタ数:1000個)となるように構成してい
る。
【0027】さらに、抵抗Rrの抵抗値は、後述のよう
に負荷102の抵抗値×(温度センサー内蔵FETQA
のトランジスタ数:1000個/リファリンスFETQ
Bのトランジスタ数:1個)の値となるように設定され
る。この抵抗Rrの設定により、温度センサー内蔵FE
TQAに負荷電流(5[mA])が流れたときに抵抗R
rに5[mA]の電流が流れると、温度センサー内蔵F
ETQAと同じドレイン−ソース間電圧VDSをリファレ
ンスFETQBに発生させることができる。また、以上
のような回路規定により、リファレンスFETQBおよ
び抵抗Rrで構成される基準電圧発生手段の構成を極力
小型化することができ、実装スペースを縮小して装置コ
ストを低減することができる。
に負荷102の抵抗値×(温度センサー内蔵FETQA
のトランジスタ数:1000個/リファリンスFETQ
Bのトランジスタ数:1個)の値となるように設定され
る。この抵抗Rrの設定により、温度センサー内蔵FE
TQAに負荷電流(5[mA])が流れたときに抵抗R
rに5[mA]の電流が流れると、温度センサー内蔵F
ETQAと同じドレイン−ソース間電圧VDSをリファレ
ンスFETQBに発生させることができる。また、以上
のような回路規定により、リファレンスFETQBおよ
び抵抗Rrで構成される基準電圧発生手段の構成を極力
小型化することができ、実装スペースを縮小して装置コ
ストを低減することができる。
【0028】可変抵抗RVはチップ外部に設置され、抵
抗R2に並列に接続される。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより抵抗R2の抵抗値を等価的に可変設定す
る。すなわち、抵抗R1,R2,RVは、温度センサー
内蔵FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSA を抵抗
値の比に基づく分圧比で分圧してコンバータCMP1に
供給する分圧手段に該当しており,該分圧比を抵抗RV
の可変設定により調整する。これにより、基準電圧生成
手段の固定された設定値(基準)に対してコンパレータ
CMP1の出力を“H”レベルから“L”レベルに切替
えるドレイン−ソース間電圧VDSのしきい値を変えるこ
とが可能となる。これにより、アナログ集積化する場合
でも1種類のチップ110aで複数の仕様をカバーする
ことが可能となる。
抗R2に並列に接続される。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより抵抗R2の抵抗値を等価的に可変設定す
る。すなわち、抵抗R1,R2,RVは、温度センサー
内蔵FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSA を抵抗
値の比に基づく分圧比で分圧してコンバータCMP1に
供給する分圧手段に該当しており,該分圧比を抵抗RV
の可変設定により調整する。これにより、基準電圧生成
手段の固定された設定値(基準)に対してコンパレータ
CMP1の出力を“H”レベルから“L”レベルに切替
えるドレイン−ソース間電圧VDSのしきい値を変えるこ
とが可能となる。これにより、アナログ集積化する場合
でも1種類のチップ110aで複数の仕様をカバーする
ことが可能となる。
【0029】コンパレータCMP1は、特許請求の範囲
にいう検出手段の一部を成す。コンパレータCMP1の
“+”入力端子には、温度センサー内蔵FETQAのド
レインD−ソースS間電圧VDSを抵抗R1と抵抗R2お
よび可変抵抗RVの並列抵抗(R2‖RV)とで分圧し
た電圧が抵抗R5を介して供給されている。また、コン
パレータCMP1の“−”入力端子には、リファレンス
FETQBのドレイン−ソース間電圧VDSB が供給され
ている。つまり、“−”入力端子に供給される電位より
“+”入力端子に供給される電位が大きいときに出力は
有効(“H”レベル)となり、“−”入力端子に供給さ
れる電位より“+”入力端子に供給される電位が小さい
ときに無効(“L”レベル)となる。なお、後述のよう
に、コンパレータCMP1は一定のヒステリシスを持っ
ている。
にいう検出手段の一部を成す。コンパレータCMP1の
“+”入力端子には、温度センサー内蔵FETQAのド
レインD−ソースS間電圧VDSを抵抗R1と抵抗R2お
よび可変抵抗RVの並列抵抗(R2‖RV)とで分圧し
た電圧が抵抗R5を介して供給されている。また、コン
パレータCMP1の“−”入力端子には、リファレンス
FETQBのドレイン−ソース間電圧VDSB が供給され
ている。つまり、“−”入力端子に供給される電位より
“+”入力端子に供給される電位が大きいときに出力は
有効(“H”レベル)となり、“−”入力端子に供給さ
れる電位より“+”入力端子に供給される電位が小さい
ときに無効(“L”レベル)となる。なお、後述のよう
に、コンパレータCMP1は一定のヒステリシスを持っ
ている。
【0030】次に、以上説明した本実施形態の電源供給
制御装置の回路構成を踏まえて、電源供給制御方法を説
明する。具体的な動作説明を行う前に、図5、図6およ
び図7を参照して、本実施形態の電源供給制御装置およ
び電源供給制御方法が利用する原理について説明する。
ここで、図5はオフ状態からオン状態への遷移時のドレ
イン−ソース間電圧の立ち下がり特性の説明図、図6は
概念的回路図、図7は温度センサー内蔵FETのドレイ
ン電流とゲート−ソース間電圧との特性を説明する説明
図である。
制御装置の回路構成を踏まえて、電源供給制御方法を説
明する。具体的な動作説明を行う前に、図5、図6およ
び図7を参照して、本実施形態の電源供給制御装置およ
び電源供給制御方法が利用する原理について説明する。
ここで、図5はオフ状態からオン状態への遷移時のドレ
イン−ソース間電圧の立ち下がり特性の説明図、図6は
概念的回路図、図7は温度センサー内蔵FETのドレイ
ン電流とゲート−ソース間電圧との特性を説明する説明
図である。
【0031】半導体スイッチとして温度センサー内蔵F
ETQAを使用した場合、電源101から負荷102へ
の電力供給経路は、概念的に図6に示すような回路とし
て表される。負荷102には電力供給経路の配線インダ
クタンスL0と配線抵抗R0とを含む。なお、経路また
は負荷102において短絡故障が発生した場合にはR0
には短絡抵抗も含まれることとなる。ここで短絡抵抗
は、本実施形態が適用対象としている自動車において負
荷102をヘッドライトと仮定した場合には、上述の完
全短絡(デッドショート)の場合に約40[mΩ]以下
であり、不完全短絡の場合は約40〜500[mΩ]で
ある。
ETQAを使用した場合、電源101から負荷102へ
の電力供給経路は、概念的に図6に示すような回路とし
て表される。負荷102には電力供給経路の配線インダ
クタンスL0と配線抵抗R0とを含む。なお、経路また
は負荷102において短絡故障が発生した場合にはR0
には短絡抵抗も含まれることとなる。ここで短絡抵抗
は、本実施形態が適用対象としている自動車において負
荷102をヘッドライトと仮定した場合には、上述の完
全短絡(デッドショート)の場合に約40[mΩ]以下
であり、不完全短絡の場合は約40〜500[mΩ]で
ある。
【0032】このような電力供給経路の一部を成す温度
センサー内蔵FETQAのドレイン−ソース間電圧VDS
は、温度センサー内蔵FETQAがオフ状態からオン状
態へ遷移する際の立ち下がり電圧特性として、図5に示
す如くなる。即ち、短絡の場合、基準負荷(通常動作)
の場合、負荷102が抵抗1[KΩ]の場合についての
立ち下がり電圧特性である。このように、立ち下がり特
性は、電力供給経路および負荷の状態、即ち、経路が持
つ配線インダクタンス並びに配線抵抗および短絡抵抗に
基づく時定数に応じて変化する。
センサー内蔵FETQAのドレイン−ソース間電圧VDS
は、温度センサー内蔵FETQAがオフ状態からオン状
態へ遷移する際の立ち下がり電圧特性として、図5に示
す如くなる。即ち、短絡の場合、基準負荷(通常動作)
の場合、負荷102が抵抗1[KΩ]の場合についての
立ち下がり電圧特性である。このように、立ち下がり特
性は、電力供給経路および負荷の状態、即ち、経路が持
つ配線インダクタンス並びに配線抵抗および短絡抵抗に
基づく時定数に応じて変化する。
【0033】このようなドレイン−ソース間電圧VDSの
特性の変化を利用して過電流検出を行う手法として、以
下で説明する手法の他に、所定タイミングで所定しきい
値との比較を行って過電流検出を行う手法が考えられる
が、所定タイミングを規定する手段および所定しきい値
との比較手段を構成するために、コンデンサや複数の抵
抗といった部品を必要とし、これらの部品がばらつくと
検出誤差となってしまうという問題がある。また、コン
デンサが必要であり、該コンデンサはチップ内に搭載で
きないことから、外付け部品が必要となり、装置コスト
のアップ要因となってしまうという問題もあった。
特性の変化を利用して過電流検出を行う手法として、以
下で説明する手法の他に、所定タイミングで所定しきい
値との比較を行って過電流検出を行う手法が考えられる
が、所定タイミングを規定する手段および所定しきい値
との比較手段を構成するために、コンデンサや複数の抵
抗といった部品を必要とし、これらの部品がばらつくと
検出誤差となってしまうという問題がある。また、コン
デンサが必要であり、該コンデンサはチップ内に搭載で
きないことから、外付け部品が必要となり、装置コスト
のアップ要因となってしまうという問題もあった。
【0034】図5において、温度センサー内蔵FETQ
Aがオン状態に遷移してドレイン−ソース間電圧VDSが
飽和するまでの期間は、温度センサー内蔵FETQAは
ピンチオフ領域で動作する。
Aがオン状態に遷移してドレイン−ソース間電圧VDSが
飽和するまでの期間は、温度センサー内蔵FETQAは
ピンチオフ領域で動作する。
【0035】また、負荷102の抵抗が1[KΩ]のと
きのドレイン−ソース間電圧VDSの変化について、次の
ように考察できる。つまり、第1に、例えば、温度セン
サー内蔵FETQAに日立製の「HAF2001]を使
用した場合、電源電圧12[V]のとき、ドレイン電流
ID=12[mA]だから、ゲート−ソース間電圧VTG
Sは、ほぼしきい値電圧1.6[V]に維持される。第
2に、駆動回路111によるゲート(G)への充電は継
続されるから、このまま行くとゲート−ソース間電圧V
TGSは上昇して行ってしまうが、ドレイン−ソース間電
圧VDSが低下して、ゲート−ドレイン間の容量CGDの電
荷を放電させるので、ゲート−ソース間電圧VTGSに達
する電荷を吸収してしまうことになる。即ち、ドレイン
−ソース間電圧VDSはゲート−ソース間電圧VTGS に達
した電荷が電位上昇を生じさせないだけの電荷をゲート
−ドレイン間の容量CGDから放電させるような速度で降
下することになる。これにより、ゲート−ソース間電圧
VTGSは約1.6[V]に維持される。そして、ゲート
−ソース間電圧VTGS の低下につられてドレイン−ソー
ス間電圧VDSも低下する。なお、この時、電荷を吸収す
る要因は2つあり、第1はゲート−ドレイン間電圧VTG
D の低下によるゲート−ドレイン間容量CGDの放電(ミ
ラー容量)であり、第2はn領域の空乏層減少によるゲ
ート−ドレイン間容量CGDの容量増大である。
きのドレイン−ソース間電圧VDSの変化について、次の
ように考察できる。つまり、第1に、例えば、温度セン
サー内蔵FETQAに日立製の「HAF2001]を使
用した場合、電源電圧12[V]のとき、ドレイン電流
ID=12[mA]だから、ゲート−ソース間電圧VTG
Sは、ほぼしきい値電圧1.6[V]に維持される。第
2に、駆動回路111によるゲート(G)への充電は継
続されるから、このまま行くとゲート−ソース間電圧V
TGSは上昇して行ってしまうが、ドレイン−ソース間電
圧VDSが低下して、ゲート−ドレイン間の容量CGDの電
荷を放電させるので、ゲート−ソース間電圧VTGSに達
する電荷を吸収してしまうことになる。即ち、ドレイン
−ソース間電圧VDSはゲート−ソース間電圧VTGS に達
した電荷が電位上昇を生じさせないだけの電荷をゲート
−ドレイン間の容量CGDから放電させるような速度で降
下することになる。これにより、ゲート−ソース間電圧
VTGSは約1.6[V]に維持される。そして、ゲート
−ソース間電圧VTGS の低下につられてドレイン−ソー
ス間電圧VDSも低下する。なお、この時、電荷を吸収す
る要因は2つあり、第1はゲート−ドレイン間電圧VTG
D の低下によるゲート−ドレイン間容量CGDの放電(ミ
ラー容量)であり、第2はn領域の空乏層減少によるゲ
ート−ドレイン間容量CGDの容量増大である。
【0036】また、負荷抵抗=1[KΩ]時のドレイン
−ソース間電圧VDSの変化について、次のような解釈も
可能である。つまり、温度センサー内蔵FETQAがオ
ン状態に遷移した後の各経過時点で、駆動回路111に
よってゲート(G)の送られる充電電荷を吸収し、真の
ゲート(TG)の電圧VTGSを一定に保つうようなドレ
イン−ソース間電圧VDSの値を表わしている。したがっ
て、ある経過時間の後にドレイン−ソース間電圧VDSが
図5の負荷抵抗=1[KG]時の曲線より上側にあれ
ば、ゲート−ソース間電圧VTGSは1.6[V]よりも
高くなっていることを意味する。
−ソース間電圧VDSの変化について、次のような解釈も
可能である。つまり、温度センサー内蔵FETQAがオ
ン状態に遷移した後の各経過時点で、駆動回路111に
よってゲート(G)の送られる充電電荷を吸収し、真の
ゲート(TG)の電圧VTGSを一定に保つうようなドレ
イン−ソース間電圧VDSの値を表わしている。したがっ
て、ある経過時間の後にドレイン−ソース間電圧VDSが
図5の負荷抵抗=1[KG]時の曲線より上側にあれ
ば、ゲート−ソース間電圧VTGSは1.6[V]よりも
高くなっていることを意味する。
【0037】さらに、同一経過時間における図5の負荷
抵抗=1[KΩ]時の曲線からの距離をΔVDSGAPとす
ると、ΔVDSGAP×CGD分の電荷をゲート−ソース間電
圧VTGSから引き去れば、ゲート−ソース間電圧電圧VT
GSは1.6[V]になることを意味する。換言すれば、
ゲート−ソース間電圧VTGSは1.6[V]からこの電
荷分だけ電位が上昇していることを意味する。このこと
を式で示せば次式となる。
抵抗=1[KΩ]時の曲線からの距離をΔVDSGAPとす
ると、ΔVDSGAP×CGD分の電荷をゲート−ソース間電
圧VTGSから引き去れば、ゲート−ソース間電圧電圧VT
GSは1.6[V]になることを意味する。換言すれば、
ゲート−ソース間電圧VTGSは1.6[V]からこの電
荷分だけ電位が上昇していることを意味する。このこと
を式で示せば次式となる。
【0038】 VTGS−1.6=ΔVDSGAP×2CGD/(CGS×2CGD) 即ち、ΔVDSGAPは(ゲート−ソース間電圧VTGS−1.
6[V]に比例する。
6[V]に比例する。
【0039】また、ゲート−ソース間電圧VTGSとドレ
イン電流IDとの間には、図7の特性に示すように、比
例に近い1対1の関係がある。ここで、図7の特性は日
立製の「HAF2001」のものであり、図中のVGSは
ここではゲート−ソース間電圧VTGSに相当する。した
がって、ΔVDSGAPは図7の特性に示されるような対応
関係に基づいてドレイン電流IDを表すということがで
きる。図7において、ドレイン電流ID=10[A]近
辺の分解能は約60[mV/A]である。即ち、1
[A]のドレイン電流IDの変化が60[mV]のゲー
ト−ソース間電圧VTGS の変化に対応し、±5[A]の
ドレイン電流IDの変化に対して±0.3[V]のゲー
ト−ソース間電圧VTGSの変化が対応する。なお、この
分解能は従来例においてシャント抵抗RS=60[m
Ω]相当の分解能に相当する。
イン電流IDとの間には、図7の特性に示すように、比
例に近い1対1の関係がある。ここで、図7の特性は日
立製の「HAF2001」のものであり、図中のVGSは
ここではゲート−ソース間電圧VTGSに相当する。した
がって、ΔVDSGAPは図7の特性に示されるような対応
関係に基づいてドレイン電流IDを表すということがで
きる。図7において、ドレイン電流ID=10[A]近
辺の分解能は約60[mV/A]である。即ち、1
[A]のドレイン電流IDの変化が60[mV]のゲー
ト−ソース間電圧VTGS の変化に対応し、±5[A]の
ドレイン電流IDの変化に対して±0.3[V]のゲー
ト−ソース間電圧VTGSの変化が対応する。なお、この
分解能は従来例においてシャント抵抗RS=60[m
Ω]相当の分解能に相当する。
【0040】なお、ドレイン電流IDがゼロの時はゲー
トを充電する回路およびミラー容量だけでドレイン−ソ
ース間電圧VDSの曲線は決まるが、ドレイン電流IDが
流れると、回路のインダクタンスLcおよび回路全体の
抵抗Rcの影響を受けることになる。ドレイン電流ID
が増大するに連れてゲート−ソース間電圧電圧VDSの曲
線は浮き上がって行くが、完全短路(デッドショート)
のようにドレイン電流IDが大きくなると、ドレイン電
流IDの立ち上り勾配はゲートを充電する回路による充
電速度で決まる一定値に収れんし、したがって、ゲート
−ソース間電圧VTGSの曲線も収れんすることとなる。
なお、ゲート−ソース間電圧VTGDが変化ゼロであると
きのゲート−ソース間電圧VTGSの曲線の立ち上りで決
まるドレイン電流IDの立ち上り勾配が極限勾配であ
る。
トを充電する回路およびミラー容量だけでドレイン−ソ
ース間電圧VDSの曲線は決まるが、ドレイン電流IDが
流れると、回路のインダクタンスLcおよび回路全体の
抵抗Rcの影響を受けることになる。ドレイン電流ID
が増大するに連れてゲート−ソース間電圧電圧VDSの曲
線は浮き上がって行くが、完全短路(デッドショート)
のようにドレイン電流IDが大きくなると、ドレイン電
流IDの立ち上り勾配はゲートを充電する回路による充
電速度で決まる一定値に収れんし、したがって、ゲート
−ソース間電圧VTGSの曲線も収れんすることとなる。
なお、ゲート−ソース間電圧VTGDが変化ゼロであると
きのゲート−ソース間電圧VTGSの曲線の立ち上りで決
まるドレイン電流IDの立ち上り勾配が極限勾配であ
る。
【0041】次に、再び図6に示す概念的回路図を参照
しながら、駆動回路111がオフ制御を行う時の温度セ
ンサー内蔵FETQAにおける動作(ドレイン−ソース
間電圧VDSおよびドレイン電流IDの力関係)について
詳細に説明する。
しながら、駆動回路111がオフ制御を行う時の温度セ
ンサー内蔵FETQAにおける動作(ドレイン−ソース
間電圧VDSおよびドレイン電流IDの力関係)について
詳細に説明する。
【0042】駆動回路111のソーストランジスタQ5
がオフ状態に遷移してシンクトランジスタQ6がオン状
態に遷移すると、真のゲート(TG)に蓄積された電荷
は抵抗RGおよびR8並びにシンクトランジスタQ6を
介して放電する。
がオフ状態に遷移してシンクトランジスタQ6がオン状
態に遷移すると、真のゲート(TG)に蓄積された電荷
は抵抗RGおよびR8並びにシンクトランジスタQ6を
介して放電する。
【0043】この時、温度センサー内蔵FETQAがオ
ーミック領域にある間は、ゲート電荷が放電し、ゲート
−ソース間電圧VTGSが低下してもドレイン電流IDに
は殆ど影響を受けない。またドレイン−ソース間電圧V
DSも殆ど変化しない。
ーミック領域にある間は、ゲート電荷が放電し、ゲート
−ソース間電圧VTGSが低下してもドレイン電流IDに
は殆ど影響を受けない。またドレイン−ソース間電圧V
DSも殆ど変化しない。
【0044】温度センサー内蔵FETQAがピンチオフ
領域に入ると、ゲート電荷の放電はゲート−ソース間電
圧VTGS を低下させてドレイン電流IDを減少させよう
とするが、ドレイン電流IDは外部回路で決まる条件で
動作を続けようとするので、ドレイン−ソース間電圧V
DSが増加してゲート−ドレイン間容量CGDを充電するこ
とにより、ゲートの放電電荷量をキャンセルしてドレイ
ン電流IDへの影響を無くす働きをする。なお、ドレイ
ン−ソース間電圧VDSが変化できる範囲でこのようなカ
バー動作が続くことになる。また、この現象は、ドレイ
ン電流IDを変化させる力とドレイン−ソース間電圧V
DSを変化させる力の大小関係から生じるものであり、ド
レイン電流IDを変化させる力に比べてドレイン−ソー
ス間電圧VDSを変化させる力が圧倒的に弱いことによる
ものである。
領域に入ると、ゲート電荷の放電はゲート−ソース間電
圧VTGS を低下させてドレイン電流IDを減少させよう
とするが、ドレイン電流IDは外部回路で決まる条件で
動作を続けようとするので、ドレイン−ソース間電圧V
DSが増加してゲート−ドレイン間容量CGDを充電するこ
とにより、ゲートの放電電荷量をキャンセルしてドレイ
ン電流IDへの影響を無くす働きをする。なお、ドレイ
ン−ソース間電圧VDSが変化できる範囲でこのようなカ
バー動作が続くことになる。また、この現象は、ドレイ
ン電流IDを変化させる力とドレイン−ソース間電圧V
DSを変化させる力の大小関係から生じるものであり、ド
レイン電流IDを変化させる力に比べてドレイン−ソー
ス間電圧VDSを変化させる力が圧倒的に弱いことによる
ものである。
【0045】ドレイン電流IDの増加過程で駆動回路1
11がオフ制御を行うようになっても、ドレイン電流I
Dはドレイン−ソース間電圧VDSが変化(増加)できる
間は、該ドレイン−ソース間電圧VDSの変化によってカ
バーされ、ドレイン電流IDは増加しつづける。ドレイ
ン−ソース間電圧VDSが増加できなくなった時点で、ド
レイン電流IDはゲート電荷の放電のみで決まる電位
(ゲート−ソース間電圧VTGS )に従って減少する。す
なわち、駆動回路111がオフ制御を行うようになって
も、ドレイン電流IDはドレイン−ソース間電圧VDSの
変化が終わるまではあまり影響を受けないこととなる。
以上のメカニズムが温度センサー内蔵FETQAのオン
/オフ動作の根源となっている。
11がオフ制御を行うようになっても、ドレイン電流I
Dはドレイン−ソース間電圧VDSが変化(増加)できる
間は、該ドレイン−ソース間電圧VDSの変化によってカ
バーされ、ドレイン電流IDは増加しつづける。ドレイ
ン−ソース間電圧VDSが増加できなくなった時点で、ド
レイン電流IDはゲート電荷の放電のみで決まる電位
(ゲート−ソース間電圧VTGS )に従って減少する。す
なわち、駆動回路111がオフ制御を行うようになって
も、ドレイン電流IDはドレイン−ソース間電圧VDSの
変化が終わるまではあまり影響を受けないこととなる。
以上のメカニズムが温度センサー内蔵FETQAのオン
/オフ動作の根源となっている。
【0046】最後に、ゲートを充電する回路が異なる
と、同じ負荷電流に対してドレイン−ソース間電圧VDS
の曲線は変わってくる。したがって、ゲート充電電流は
常に同じ条件を保つ必要がある。なお、ゲート充電電流
を減らせばドレイン−ソース間電圧VDSの曲線は上方に
シフトすることになる。この性質を利用して、同じドレ
イン電流IDに対してドレイン−ソース間電圧VDSを増
大させるようにすれば、過熱遮断保護機能による過熱遮
断を促進させることができる。後述の過熱遮断促進回路
(過熱遮断促進回路)はこれを利用したものである。
と、同じ負荷電流に対してドレイン−ソース間電圧VDS
の曲線は変わってくる。したがって、ゲート充電電流は
常に同じ条件を保つ必要がある。なお、ゲート充電電流
を減らせばドレイン−ソース間電圧VDSの曲線は上方に
シフトすることになる。この性質を利用して、同じドレ
イン電流IDに対してドレイン−ソース間電圧VDSを増
大させるようにすれば、過熱遮断保護機能による過熱遮
断を促進させることができる。後述の過熱遮断促進回路
(過熱遮断促進回路)はこれを利用したものである。
【0047】次に、以上の考察を踏まえて、本実施形態
の電源供給制御装置の動作を説明する。先ず、温度セン
サー内蔵EFTQAおよび基準電圧生成手段(リファレ
ンスFETQB、抵抗Rr)について説明する。温度セ
ンサー内蔵FETQAとリファレンスFETQBは10
00:1のカレントミラー(Current mirror)回路が構
成し、両者のソース電位が等しいときはドレイン電流I
DQA=1000×ドレイン電流IDQSとなる。
の電源供給制御装置の動作を説明する。先ず、温度セン
サー内蔵EFTQAおよび基準電圧生成手段(リファレ
ンスFETQB、抵抗Rr)について説明する。温度セ
ンサー内蔵FETQAとリファレンスFETQBは10
00:1のカレントミラー(Current mirror)回路が構
成し、両者のソース電位が等しいときはドレイン電流I
DQA=1000×ドレイン電流IDQSとなる。
【0048】したがって、温度センサー内蔵FETQA
のドレイン電流としてIDQA=5[A]、リファレンス
FETQBのドレイン電流としてIDQB=5[mA]が
それぞれ流れているときは、温度センサー内蔵FETQ
AおよびリファレンスFETQBのそれぞれのドレイン
−ソース間電圧VDSとゲート−ソース間電圧VTGSは一
致する。即ち、VDSA =VDSB ,VTGSA=VTGSBとな
る。ここで、VDSA =VDSB はそれぞれ温度センサー内
蔵FETQA、リファレンスFETQBのドレイン−ソ
ース間電圧であり、VTGSA=VTGSBはそれぞれ温度セン
サー内蔵FETQA、リファレンスFETQBのゲート
−ソース間電圧である。
のドレイン電流としてIDQA=5[A]、リファレンス
FETQBのドレイン電流としてIDQB=5[mA]が
それぞれ流れているときは、温度センサー内蔵FETQ
AおよびリファレンスFETQBのそれぞれのドレイン
−ソース間電圧VDSとゲート−ソース間電圧VTGSは一
致する。即ち、VDSA =VDSB ,VTGSA=VTGSBとな
る。ここで、VDSA =VDSB はそれぞれ温度センサー内
蔵FETQA、リファレンスFETQBのドレイン−ソ
ース間電圧であり、VTGSA=VTGSBはそれぞれ温度セン
サー内蔵FETQA、リファレンスFETQBのゲート
−ソース間電圧である。
【0049】したがって、リファレンスFETQBが完
全にオン状態に遷移しているときは、抵抗Rrの両端に
ほぼ電源電圧VBが印加されるから、温度センサー内蔵
FETQAに接続する5[A]負荷に等価なリファレン
スFETQBの負荷として、抵抗Rrの抵抗値は、Rr
=12[V]/5[mA]−1.4[KΩ]として決定
される。
全にオン状態に遷移しているときは、抵抗Rrの両端に
ほぼ電源電圧VBが印加されるから、温度センサー内蔵
FETQAに接続する5[A]負荷に等価なリファレン
スFETQBの負荷として、抵抗Rrの抵抗値は、Rr
=12[V]/5[mA]−1.4[KΩ]として決定
される。
【0050】このように、ここでは、温度センサー内蔵
FETQAに5[A]の負荷電流が流れたときのドレイ
ン−ソース間電圧VDSの値(曲線)を基準とするが、温
度センサー内蔵FETQAに対してトランジスタ数比
(=電流容量比)の小さいリファレンスFETQBを用
いて基準電圧生成手段を構成することにより、基準電圧
生成手段をより小型化して、小さなチップ占有面積で要
求機能を実現できるわけである。さらに、上述のよう
に、リファレンスFETQBと温度センサー内蔵FET
QAと同一プロセスで、同一チップ上に構成することに
より、ロット間ばらつき、温度ドリフトの影響を除去す
ることができて、検出精度を大幅に改善できる。
FETQAに5[A]の負荷電流が流れたときのドレイ
ン−ソース間電圧VDSの値(曲線)を基準とするが、温
度センサー内蔵FETQAに対してトランジスタ数比
(=電流容量比)の小さいリファレンスFETQBを用
いて基準電圧生成手段を構成することにより、基準電圧
生成手段をより小型化して、小さなチップ占有面積で要
求機能を実現できるわけである。さらに、上述のよう
に、リファレンスFETQBと温度センサー内蔵FET
QAと同一プロセスで、同一チップ上に構成することに
より、ロット間ばらつき、温度ドリフトの影響を除去す
ることができて、検出精度を大幅に改善できる。
【0051】次に、ピンチオフ領域における動作につい
て説明する。温度センサー内蔵FETQAがオン状態か
らオン状態になると、ドレイン電流はIDQAは回路抵抗
で決まる最終負荷電流値を目指して立ち上がっていく。
また、温度センサー内蔵FETQAのゲート−ソース間
電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAで決まる値を取り、
ドレイン−ソース間電圧VDSAの低下によるコンデンサ
容量CGDのミラー効果でブレーキをかけられながら、こ
れも立ち上がっていく。さらに、リファレンスFETQ
Bのゲート−ソース間電圧VTGSBは、リファレンスFE
TQBが抵抗Rr=1.4[KΩ]を負荷とするソース
フォロアとして動作することにより決まる。
て説明する。温度センサー内蔵FETQAがオン状態か
らオン状態になると、ドレイン電流はIDQAは回路抵抗
で決まる最終負荷電流値を目指して立ち上がっていく。
また、温度センサー内蔵FETQAのゲート−ソース間
電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAで決まる値を取り、
ドレイン−ソース間電圧VDSAの低下によるコンデンサ
容量CGDのミラー効果でブレーキをかけられながら、こ
れも立ち上がっていく。さらに、リファレンスFETQ
Bのゲート−ソース間電圧VTGSBは、リファレンスFE
TQBが抵抗Rr=1.4[KΩ]を負荷とするソース
フォロアとして動作することにより決まる。
【0052】また、温度センサー内蔵FETQAのゲー
ト−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加
に応じて大きくなっていくので、ゲート−ソース間電圧
はVTGSB<VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSB+VTG
D ,VDSB =VTGSB+VTGDの関係があるから、VDSA
−VDSB =VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソ
ース間電圧の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA
−IDQBを表すから、VTGSA−VTGSBを検出することに
より、IDQAと基準電圧発生手段を流れる電流IDQBと
の差を得ることができる。基準電圧発生手段を流れる電
流IDQBは、VDSBが小さくなるにつれて(このときは
VDSAも小さくなっている)IDQA=5[A]に相当す
る5[mA]に近づく。
ト−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加
に応じて大きくなっていくので、ゲート−ソース間電圧
はVTGSB<VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSB+VTG
D ,VDSB =VTGSB+VTGDの関係があるから、VDSA
−VDSB =VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソ
ース間電圧の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA
−IDQBを表すから、VTGSA−VTGSBを検出することに
より、IDQAと基準電圧発生手段を流れる電流IDQBと
の差を得ることができる。基準電圧発生手段を流れる電
流IDQBは、VDSBが小さくなるにつれて(このときは
VDSAも小さくなっている)IDQA=5[A]に相当す
る5[mA]に近づく。
【0053】リファレンスFETQBのドレイン−ソー
ス間電圧VDSBはコンパレータCMP1に直接入力さ
れ、温度センサー内蔵FETQAのドレイン−ソース間
電圧VDSAはR1と抵抗R2 で分圧した値(ここでは可
変抵抗RVについて考慮に入れないものとする)がコン
パレータCMP1に入力される。即ち、 VDSA×R1/(R1+R2)………(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。温度
センサー内蔵FETQAがオン状態に遷移した直後は、
リファレンスFETQBのドレイン−ソース間電圧VDS
B>(1)であるが、温度センサー内蔵FETQAのド
レイン電流IDQAが増加するに連れて(1)は増加し、
ついにはリファレンスFETQBのドレイン−ソース間
電圧VDSBより大きくなり、この時、コンパレータCM
P1の出力は“H”レベルから“L”レベルに変化し
て、駆動回路111のオフ制御により、温度センサー内
蔵FETQAをオフ状態に遷移させる。
ス間電圧VDSBはコンパレータCMP1に直接入力さ
れ、温度センサー内蔵FETQAのドレイン−ソース間
電圧VDSAはR1と抵抗R2 で分圧した値(ここでは可
変抵抗RVについて考慮に入れないものとする)がコン
パレータCMP1に入力される。即ち、 VDSA×R1/(R1+R2)………(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。温度
センサー内蔵FETQAがオン状態に遷移した直後は、
リファレンスFETQBのドレイン−ソース間電圧VDS
B>(1)であるが、温度センサー内蔵FETQAのド
レイン電流IDQAが増加するに連れて(1)は増加し、
ついにはリファレンスFETQBのドレイン−ソース間
電圧VDSBより大きくなり、この時、コンパレータCM
P1の出力は“H”レベルから“L”レベルに変化し
て、駆動回路111のオフ制御により、温度センサー内
蔵FETQAをオフ状態に遷移させる。
【0054】なお、コンパレータCMP1では、ダイオ
ードD1と抵抗R5でヒステリシスが形成されている。
温度センサー内蔵FETQAがオフ状態に遷移したと
き、駆動回路111のシンクトランジスタQ6によりゲ
ート電位は接地され、ダイオードD1のカソード側と温
度センサー内蔵FETQAのドレインD間の電位差は、
VDSB+0.7[V](ツェナーダイオードZD1の順
方向電圧)になるので、抵抗R1→抵抗R5→ダイオー
ドD1の経路で電流が流れ、コンパレータCMP1の
“+”入力端子の電位は、駆動回路111がオン制御し
ているときより低下する。したがって、オフ状態に遷移
したときより小さいドレイン−ソース間電圧の差VDSA
−VDSBまで温度センサー内蔵FETQAはオフ状態を
維持し、その後オン状態に遷移することとなる。なお、
ヒステリシス特性の付け方にはいろいろな方法がある
が、これはその一例である。
ードD1と抵抗R5でヒステリシスが形成されている。
温度センサー内蔵FETQAがオフ状態に遷移したと
き、駆動回路111のシンクトランジスタQ6によりゲ
ート電位は接地され、ダイオードD1のカソード側と温
度センサー内蔵FETQAのドレインD間の電位差は、
VDSB+0.7[V](ツェナーダイオードZD1の順
方向電圧)になるので、抵抗R1→抵抗R5→ダイオー
ドD1の経路で電流が流れ、コンパレータCMP1の
“+”入力端子の電位は、駆動回路111がオン制御し
ているときより低下する。したがって、オフ状態に遷移
したときより小さいドレイン−ソース間電圧の差VDSA
−VDSBまで温度センサー内蔵FETQAはオフ状態を
維持し、その後オン状態に遷移することとなる。なお、
ヒステリシス特性の付け方にはいろいろな方法がある
が、これはその一例である。
【0055】温度センサー内蔵FETQAがオフ状態に
遷移するときのドレイン−ソース間電圧VDSAをしきい
値VDSAthとすると、次式が成立する。
遷移するときのドレイン−ソース間電圧VDSAをしきい
値VDSAthとすると、次式が成立する。
【0056】
【数1】 VDSAth−VDSA=R2/R1×VDSB(at 5[mA])………(2) 過電流判定値は(2)式で決まることになる。なお、過
電流判定値を変更するには、チップ110a外部に接地
されている抵抗R2に並列接続の可変抵抗RVを調整す
る。可変抵抗RVの抵抗値を小さくすることにより過電
流判定値を下方にシフトさせることができる。
電流判定値を変更するには、チップ110a外部に接地
されている抵抗R2に並列接続の可変抵抗RVを調整す
る。可変抵抗RVの抵抗値を小さくすることにより過電
流判定値を下方にシフトさせることができる。
【0057】次に、オーミック領域における動作につい
て説明する。配線が正常な状態で、温度センサー内蔵F
ETQAがオン状態に遷移すると、温度センサー内蔵F
ETQAは連続的にオン状態を維持することとなるの
で、ゲート−ソース間電圧VTGSA、VTGSBは10[V]
近くまで達し、温度センサー内蔵FETQA,リファレ
ンスFETQBともオーミック領域で動作する。
て説明する。配線が正常な状態で、温度センサー内蔵F
ETQAがオン状態に遷移すると、温度センサー内蔵F
ETQAは連続的にオン状態を維持することとなるの
で、ゲート−ソース間電圧VTGSA、VTGSBは10[V]
近くまで達し、温度センサー内蔵FETQA,リファレ
ンスFETQBともオーミック領域で動作する。
【0058】この領域ではゲート−ソース間電圧VGSと
ドレイン電流IDの間には1対1の関係は無くなる。日
立製の「HAF2001」の場合、オン抵抗がゲート−
ソース間電圧VGS=10[V]のとき、RDS(ON)=3
0[mΩ]であるので、次式となる。
ドレイン電流IDの間には1対1の関係は無くなる。日
立製の「HAF2001」の場合、オン抵抗がゲート−
ソース間電圧VGS=10[V]のとき、RDS(ON)=3
0[mΩ]であるので、次式となる。
【0059】
【数2】 VDSB=5[A]×30[mΩ]=0.15[V] VDSA=IDQA×30[mΩ] VDSA−VDSB=30[mΩ]×(IDQA−5[A])……(3) また、配線の短絡等でドレイン電流IDQAが増加すると
式(3)の値が大きくなり、過電流判定値を超えると温
度センサー内蔵FETQAをオフ状態に遷移させる。こ
の後は上記ピンチオフ領域の状態に移り、温度センサー
内蔵FETQAはオン状態およびオフ状態への遷移を繰
り返して、最終的に過熱遮断に至る。なお、過熱遮断に
至る前に、配線が正常に復帰すれば、(間欠的短絡故障
の例)、温度センサー内蔵FETQAは連続的にオン状
態を維持するようになり、オーミック領域の動作に戻
る。
式(3)の値が大きくなり、過電流判定値を超えると温
度センサー内蔵FETQAをオフ状態に遷移させる。こ
の後は上記ピンチオフ領域の状態に移り、温度センサー
内蔵FETQAはオン状態およびオフ状態への遷移を繰
り返して、最終的に過熱遮断に至る。なお、過熱遮断に
至る前に、配線が正常に復帰すれば、(間欠的短絡故障
の例)、温度センサー内蔵FETQAは連続的にオン状
態を維持するようになり、オーミック領域の動作に戻
る。
【0060】図8には、本実施形態の電源供給制御装置
における温度センサー内蔵FETQAの電流と電圧の波
形図を例示している。
における温度センサー内蔵FETQAの電流と電圧の波
形図を例示している。
【0061】ここで、図8(a)はドレイン電流ID
(A)を、図8(b)はドレイン−ソース間電圧VDSを
それぞれ示し、図中、は正常動作の場合、は過負荷
(ソース〜負荷間の配線短絡抵抗を含む)の場合であ
る。
(A)を、図8(b)はドレイン−ソース間電圧VDSを
それぞれ示し、図中、は正常動作の場合、は過負荷
(ソース〜負荷間の配線短絡抵抗を含む)の場合であ
る。
【0062】過負荷状態の場合(図中)は、上述のよ
うに温度センサー内蔵FETQAのオン/オフ制御を繰
り返って、温度センサー内蔵FETQAの周期的な発熱
作用によって、過熱遮断保護機能を働かせている。
うに温度センサー内蔵FETQAのオン/オフ制御を繰
り返って、温度センサー内蔵FETQAの周期的な発熱
作用によって、過熱遮断保護機能を働かせている。
【0063】完全短絡(デッドショート)が発生してい
る場合(図中)には、温度センサー内蔵FETQAが
オフ状態からオン状態に遷移したとき、ドレイン電流I
Dが急激に流れるが、温度センサー内蔵FETQAのオ
ン状態を継続して、温度センサー内蔵FETQAを過熱
させ、過熱遮断の保護機能、即ち過熱遮断用FETQS
のオン状態への遷移によって温度センサー内蔵FETQ
Aを過熱遮断する。
る場合(図中)には、温度センサー内蔵FETQAが
オフ状態からオン状態に遷移したとき、ドレイン電流I
Dが急激に流れるが、温度センサー内蔵FETQAのオ
ン状態を継続して、温度センサー内蔵FETQAを過熱
させ、過熱遮断の保護機能、即ち過熱遮断用FETQS
のオン状態への遷移によって温度センサー内蔵FETQ
Aを過熱遮断する。
【0064】また、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短
絡が発生している場合(図中)には、上述のように温
度センサー内蔵FETQAのオン/オフ制御を繰り返し
て行って、ドレイン電流IDを大きく変動させ、温度セ
ンサー内蔵FETQAの周期的な発熱作用によって、過
熱遮断の保護機能、即ち過熱遮断用FETQSのオン状
態への遷移によって温度センサー内蔵FETQAを過熱
遮断を速めている。
絡が発生している場合(図中)には、上述のように温
度センサー内蔵FETQAのオン/オフ制御を繰り返し
て行って、ドレイン電流IDを大きく変動させ、温度セ
ンサー内蔵FETQAの周期的な発熱作用によって、過
熱遮断の保護機能、即ち過熱遮断用FETQSのオン状
態への遷移によって温度センサー内蔵FETQAを過熱
遮断を速めている。
【0065】以上説明したように、本実施形態の電源供
給制御装置および電源供給制御方法では、電流検出を行
うために電力の供給経路に直列接続される従来のような
シャント抵抗を不要とし、シャント抵抗を用いずに高精
度の過電流検出が可能であり、装置全体としての熱損失
を抑えることができ、また、完全短絡による過電流検出
のみならず、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡など
のレアショートが発生した場合の異常電流をもハードウ
ェア回路によって連続的に検出可能である。
給制御装置および電源供給制御方法では、電流検出を行
うために電力の供給経路に直列接続される従来のような
シャント抵抗を不要とし、シャント抵抗を用いずに高精
度の過電流検出が可能であり、装置全体としての熱損失
を抑えることができ、また、完全短絡による過電流検出
のみならず、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡など
のレアショートが発生した場合の異常電流をもハードウ
ェア回路によって連続的に検出可能である。
【0066】また、不完全短絡の場合、温度センサー内
蔵FETQAのオン/オフ制御を繰り返し行って電流を
大きく変動させ、半導体スイッチの周期的な発熱作用に
よって過熱保護機能による温度センサー内蔵FETQA
の遮断(オフ制御)を速めることができる。さらに、マ
イコンを用いないハードウェア回路のみで構成して半導
体スイッチのオン/オフ制御を行えるため、電源供給制
御装置の実装スペースを縮小でき、装置コストを大幅に
削減することができる。
蔵FETQAのオン/オフ制御を繰り返し行って電流を
大きく変動させ、半導体スイッチの周期的な発熱作用に
よって過熱保護機能による温度センサー内蔵FETQA
の遮断(オフ制御)を速めることができる。さらに、マ
イコンを用いないハードウェア回路のみで構成して半導
体スイッチのオン/オフ制御を行えるため、電源供給制
御装置の実装スペースを縮小でき、装置コストを大幅に
削減することができる。
【0067】また、本実施形態と同様に、ドレイン−ソ
ース間電圧VDSの特性の変化を利用するものの所定タイ
ミングで所定しきい値との比較を行って過電流検出を行
う他の手法と比較して、コンデンサや複数の抵抗といっ
た部品が不要になるので、該部品のバラツキによる検出
誤差がより低減できるとともに、チップ110aに対す
る外付けコンデンサも不要であることから、実装スペー
スおよび装置コストをより削減することができる。
ース間電圧VDSの特性の変化を利用するものの所定タイ
ミングで所定しきい値との比較を行って過電流検出を行
う他の手法と比較して、コンデンサや複数の抵抗といっ
た部品が不要になるので、該部品のバラツキによる検出
誤差がより低減できるとともに、チップ110aに対す
る外付けコンデンサも不要であることから、実装スペー
スおよび装置コストをより削減することができる。
【0068】さらに、可変抵抗RVの調整により、負荷
102の種別(ヘッドランプ、駆動モータ等)に応じた
完全短絡、不完全短絡の切り分けを確実に検出すること
が可能となり、短絡故障に対する保護を精度良く行うこ
とができる。
102の種別(ヘッドランプ、駆動モータ等)に応じた
完全短絡、不完全短絡の切り分けを確実に検出すること
が可能となり、短絡故障に対する保護を精度良く行うこ
とができる。
【0069】次に、図1、図2に戻り、上記電流振動型
遮断機能付きスイッチングデバイス110aの実装方法
について説明する。
遮断機能付きスイッチングデバイス110aの実装方法
について説明する。
【0070】図2に示すように、ステップ201にて、
1チップ化された電流振動型遮断機能付きスイッチング
デバイス110aをセラミック基板21上に半田付けす
ると共に、端子22及びFPC23を半田付けする。次
にステップ202にて、電流振動型遮断機能付きスイッ
チングデバイス110aとセラミック基板21上のプリ
ント配線とをワイヤーボンディングする。次にステップ
203にて、セラミック基板21を電極を兼ねた放熱フ
ィン25に接着する。
1チップ化された電流振動型遮断機能付きスイッチング
デバイス110aをセラミック基板21上に半田付けす
ると共に、端子22及びFPC23を半田付けする。次
にステップ202にて、電流振動型遮断機能付きスイッ
チングデバイス110aとセラミック基板21上のプリ
ント配線とをワイヤーボンディングする。次にステップ
203にて、セラミック基板21を電極を兼ねた放熱フ
ィン25に接着する。
【0071】次にステップ204にて、スイッチングデ
バイス110aのソースパッド24と端子22及びドレ
イン26と放熱フィン25をワイヤーボンディングす
る。更に、ステップ205にて、電流振動型遮断機能付
きスイッチングデバイス110a及びその周囲をポイン
ティング樹脂で覆って耐湿性等をあげる。その後、ステ
ップ206にて、端子22にワイヤーハーネスを構成す
る電源線27を通してかしめ、同様に、放熱フィン25
から連続して形成された端子30にワイヤーハーネスを
構成する電源線28を通してかしめる。
バイス110aのソースパッド24と端子22及びドレ
イン26と放熱フィン25をワイヤーボンディングす
る。更に、ステップ205にて、電流振動型遮断機能付
きスイッチングデバイス110a及びその周囲をポイン
ティング樹脂で覆って耐湿性等をあげる。その後、ステ
ップ206にて、端子22にワイヤーハーネスを構成す
る電源線27を通してかしめ、同様に、放熱フィン25
から連続して形成された端子30にワイヤーハーネスを
構成する電源線28を通してかしめる。
【0072】最後に、上記のように実装されたスイッチ
ングデバイス110aと共にワイヤーハーネスを構成す
る複数の電源線とFPCをテープで束ねて、ワイヤーハ
ーネス上に電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイ
ス110aを実装する。
ングデバイス110aと共にワイヤーハーネスを構成す
る複数の電源線とFPCをテープで束ねて、ワイヤーハ
ーネス上に電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイ
ス110aを実装する。
【0073】本実施の形態によれば、電流振動型遮断機
能付きスイッチングデバイス110aは1チップで、且
つマイコンなどを必要としないハード完結型で、各種負
荷への電力供給制御を行うことができるために、ワイヤ
ーハーネス上に実装することができる。これにより、電
子ユニットのガラスエポキシ基板の実装スペースを小さ
くすることができるため、電子ユニットの小型化を図る
ことができると共に、そのリード線数を削減できるた
め、電源ラインと信号ラインの配策を容易にすることが
できる。
能付きスイッチングデバイス110aは1チップで、且
つマイコンなどを必要としないハード完結型で、各種負
荷への電力供給制御を行うことができるために、ワイヤ
ーハーネス上に実装することができる。これにより、電
子ユニットのガラスエポキシ基板の実装スペースを小さ
くすることができるため、電子ユニットの小型化を図る
ことができると共に、そのリード線数を削減できるた
め、電源ラインと信号ラインの配策を容易にすることが
できる。
【0074】又、電流振動型遮断機能付きスイッチング
デバイス110aを実装したワイヤーハーネスを他のワ
イヤーハーネスと共にテーピングすることもでき、ワイ
ヤーハーネスが占める空間を削減することもできる。
デバイス110aを実装したワイヤーハーネスを他のワ
イヤーハーネスと共にテーピングすることもでき、ワイ
ヤーハーネスが占める空間を削減することもできる。
【0075】更に、電流振動型遮断機能付きスイッチン
グデバイス110aをワイヤーハーネス上に実装するこ
とができるため、電力供給制御系の実装上の自由度を著
しく向上させることができる。
グデバイス110aをワイヤーハーネス上に実装するこ
とができるため、電力供給制御系の実装上の自由度を著
しく向上させることができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスを
ワイヤーハーネス上に実装することにより、電源供給制
御系の実装自由度を向上させることができ、又、電子ユ
ニットの小型化を図ることができる。
れば、電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスを
ワイヤーハーネス上に実装することにより、電源供給制
御系の実装自由度を向上させることができ、又、電子ユ
ニットの小型化を図ることができる。
【図1】本発明の電流振動型遮断機能付きスイッチング
デバイスの実装方法の一実施の形態を説明する斜視図で
ある。
デバイスの実装方法の一実施の形態を説明する斜視図で
ある。
【図2】本実施の形態の電流振動型遮断機能付きスイッ
チングデバイスの実装方法を説明するフロー図である。
チングデバイスの実装方法を説明するフロー図である。
【図3】本発明の実施形態の電源供給制御装置の回路構
成図である。
成図である。
【図4】実施形態で使用する半導体スイッチ(温度セン
サー内蔵FET)の詳細な回路構成図である。
サー内蔵FET)の詳細な回路構成図である。
【図5】実施形態の電源供給制御装置および電源供給制
御方法が利用する原理を説明する説明図である。
御方法が利用する原理を説明する説明図である。
【図6】実施形態の電源供給制御装置および電源供給制
御方法が利用する原理を説明する説明図である。
御方法が利用する原理を説明する説明図である。
【図7】実施形態の電源供給制御装置および電源供給制
御方法が利用する原理を説明する説明図である。
御方法が利用する原理を説明する説明図である。
【図8】短絡故障時および通常動作時の実施形態の電源
供給制御装置における半導体スイッチの電流と電圧を例
示する波形図である。
供給制御装置における半導体スイッチの電流と電圧を例
示する波形図である。
【図9】従来の半導体スイッチを備えた電源供給制御装
置の回路構成図である。
置の回路構成図である。
【図10】従来の電源供給制御装置の実装状態の一例を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
110a 電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイ
ス 21 セラミック基板 22、30 端子 23 FPC 24 ソースパッド 25 放熱フィン 26 ドレイン 27、28 電源線 29 ポッティング樹脂
ス 21 セラミック基板 22、30 端子 23 FPC 24 ソースパッド 25 放熱フィン 26 ドレイン 27、28 電源線 29 ポッティング樹脂
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の電源線や信号線をテープで束ねて
成るワイヤーハーネスにおいて、 入力される制御信号に応じてスイッチング制御されるこ
とにより電源から前記負荷への電力供給を制御する半導
体スイッチング素子と、 前記負荷が接続された状態で前記半導体スイッチング素
子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する基準電圧
を発生する基準電圧発生手段と、 前記半導体スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電
圧との差を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記端子間電圧と前記基
準電圧との差に応じて前記半導体スイッチング素子をオ
ン/オフ制御する制御手段とを有して成る電流振動型遮
断機能付きスイッチングデバイスを前記電源線の間に挿
入接続して内包したことを特徴とするワイヤーハーネ
ス。 - 【請求項2】 複数の電源線や信号線をテープで束ねて
成るワイヤーハーネスを製造するワイヤーハーネスの製
造方法において、 入力される制御信号に応じてスイッチング制御されるこ
とにより電源から前記負荷への電力供給を制御する半導
体スイッチング素子と、 前記負荷が接続された状態で前記半導体スイッチング素
子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する基準電圧
を発生する基準電圧発生手段と、 前記半導体スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電
圧との差を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記端子間電圧と前記基
準電圧との差に応じて前記半導体スイッチング素子をオ
ン/オフ制御する制御手段とを有して成る電流振動型遮
断機能付きスイッチングデバイスを前記電源線の間に挿
入接続する工程と、 他の電源線又は信号線と共に前記電流振動型遮断機能付
きスイッチングデバイスをテープで束ねる工程とを含む
ことを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。 - 【請求項3】 入力される制御信号に応じてスイッチン
グ制御されることにより電源から前記負荷への電力供給
を制御する半導体スイッチング素子と、 前記負荷が接続された状態で前記半導体スイッチング素
子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する基準電圧
を発生する基準電圧発生手段と、 前記半導体スイッチング素子の端子間電圧と前記基準電
圧との差を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記端子間電圧と前記基
準電圧との差に応じて前記半導体スイッチング素子をオ
ン/オフ制御する制御手段とを有して成る電流振動型遮
断機能付きスイッチングデバイスを、複数の電源線や信
号線をテープで束ねて成るワイヤーハーネス上に実装す
ることを特徴とする電流振動型遮断機能付きスイッチン
グデバイスの実装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000028212A JP2000299426A (ja) | 1999-02-14 | 2000-02-04 | 電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7424999 | 1999-02-14 | ||
| JP11-74249 | 1999-02-14 | ||
| JP2000028212A JP2000299426A (ja) | 1999-02-14 | 2000-02-04 | 電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000299426A true JP2000299426A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=26415369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000028212A Pending JP2000299426A (ja) | 1999-02-14 | 2000-02-04 | 電流振動型遮断機能付きスイッチングデバイスの実装方法及びワイヤーハーネス及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000299426A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013169113A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 車両用電線保護装置 |
| CN112046417A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-08 | 戴涛 | 电控单元及其控制方法、电控系统、存储介质 |
-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000028212A patent/JP2000299426A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013169113A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 車両用電線保護装置 |
| CN112046417A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-08 | 戴涛 | 电控单元及其控制方法、电控系统、存储介质 |
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