JP2000300065A - シメジ類の人工栽培方法 - Google Patents
シメジ類の人工栽培方法Info
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】胴長形状の栽培瓶を使用したシメジ類の栽培に
適した栽培方法の提供。 【解決手段】多数の栽培瓶11を平皿状のコンテナ10
内に直立させて並べ、その各栽培瓶内に培養基を充填
し、殺菌、種菌接種、菌糸培養,発茸生育させるに際
し、コンテナ10には少なくとも底版に、通気性を確保
するための上下に貫通した多数の開口部を有するものを
使用し、種菌接種までの作業を、コンテナ10内に密に
栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、コンテ
ナ10を、その中央部分の栽培瓶11を1〜複数本抜き
取って上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、
一定期間の菌糸培養を行う。
適した栽培方法の提供。 【解決手段】多数の栽培瓶11を平皿状のコンテナ10
内に直立させて並べ、その各栽培瓶内に培養基を充填
し、殺菌、種菌接種、菌糸培養,発茸生育させるに際
し、コンテナ10には少なくとも底版に、通気性を確保
するための上下に貫通した多数の開口部を有するものを
使用し、種菌接種までの作業を、コンテナ10内に密に
栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、コンテ
ナ10を、その中央部分の栽培瓶11を1〜複数本抜き
取って上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、
一定期間の菌糸培養を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホンシメジ、ブナ
シメジ、エリンギなどのシメジ類を、栽培瓶をコンテナ
に収容して人工栽培するシメジ類の人工栽培方法に関す
る。
シメジ、エリンギなどのシメジ類を、栽培瓶をコンテナ
に収容して人工栽培するシメジ類の人工栽培方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シメジ類の人工栽培は、広口瓶形
状を仕立て合成樹脂製の栽培瓶を使用し、これに大鋸屑
等の培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養、発茸
生育の各工程を、それぞれに適した環境条件下で行わ
せ、出荷に適した大きさまで生育させて収穫している。
状を仕立て合成樹脂製の栽培瓶を使用し、これに大鋸屑
等の培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養、発茸
生育の各工程を、それぞれに適した環境条件下で行わ
せ、出荷に適した大きさまで生育させて収穫している。
【0003】この種の従来の栽培は、図15、図16に
示すように胴部1の直径D1に対して首部2の直径D2
が小さい広口瓶1を使用し、これを一個のコンテナ2に
12〜16本収容し、そのままの状態で生育までの各種
工程を経させ、150g〜200g程度の大きさの株に
生育させ、これを収穫している。
示すように胴部1の直径D1に対して首部2の直径D2
が小さい広口瓶1を使用し、これを一個のコンテナ2に
12〜16本収容し、そのままの状態で生育までの各種
工程を経させ、150g〜200g程度の大きさの株に
生育させ、これを収穫している。
【0004】出荷に際しては、収穫したままの大きさの
1株毎に包装する場合もあるが、多くの場合、販売者の
要求に応じた100g程度の大きさに分割して包装し、
消費者に提供している。しかし、収穫したシメジ類の株
を分割して包装することは、キノコの損傷が大きくなり
日持ち性を損ない、また分割の作業に多くの人手を要す
る等の問題があった。
1株毎に包装する場合もあるが、多くの場合、販売者の
要求に応じた100g程度の大きさに分割して包装し、
消費者に提供している。しかし、収穫したシメジ類の株
を分割して包装することは、キノコの損傷が大きくなり
日持ち性を損ない、また分割の作業に多くの人手を要す
る等の問題があった。
【0005】このような問題を解決すべく、消費者の要
求が多い100g程度の大きさの株に生育させ、1株ず
つ分割しないで包装し、消費者に提供するため、発明者
等は鋭意研究の結果、胴部を従来の栽培瓶に比べて細く
し、胴部と開口部の大きさがあまり違わない、有低筒状
に近い胴長形状の栽培瓶を使用する栽培方法を開発し
た。
求が多い100g程度の大きさの株に生育させ、1株ず
つ分割しないで包装し、消費者に提供するため、発明者
等は鋭意研究の結果、胴部を従来の栽培瓶に比べて細く
し、胴部と開口部の大きさがあまり違わない、有低筒状
に近い胴長形状の栽培瓶を使用する栽培方法を開発し
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな胴長形状の栽培瓶によるシメジ類の栽培を、従来と
同様に1個のコンテナに多数収容したままで行うとする
と、適切な菌糸培養、生育等の状況が得られないという
問題が生じてきた。
うな胴長形状の栽培瓶によるシメジ類の栽培を、従来と
同様に1個のコンテナに多数収容したままで行うとする
と、適切な菌糸培養、生育等の状況が得られないという
問題が生じてきた。
【0007】発明は、このような状況に鑑み、上述した
胴長形状の栽培瓶を使用したシメジ類の栽培に適した栽
培方法の提供を目的としてなされたものである。
胴長形状の栽培瓶を使用したシメジ類の栽培に適した栽
培方法の提供を目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
多数の栽培瓶を平皿状のコンテナ内に直立させて並べ、
その各栽培瓶内に培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌
糸培養,発茸生育させるシメジ類の人工栽培方法におい
て、前記コンテナには少なくとも底版に、通気性を確保
するための上下に貫通した多数の開口部を有するものを
使用し、前記種菌接種までの作業を、前記コンテナ内に
密に栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、前
記コンテナを、その中央部分の栽培瓶を1〜複数本抜き
取って上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、
一定期間の菌糸培養を行うことにある。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
多数の栽培瓶を平皿状のコンテナ内に直立させて並べ、
その各栽培瓶内に培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌
糸培養,発茸生育させるシメジ類の人工栽培方法におい
て、前記コンテナには少なくとも底版に、通気性を確保
するための上下に貫通した多数の開口部を有するものを
使用し、前記種菌接種までの作業を、前記コンテナ内に
密に栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、前
記コンテナを、その中央部分の栽培瓶を1〜複数本抜き
取って上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、
一定期間の菌糸培養を行うことにある。
【0009】尚、菌糸培養後、コンテナ中央部の栽培瓶
抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテナ
の栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して菌
掻き作業を行うこと及び一列6個の栽培瓶を6列収容す
るコンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って
菌糸培養を行うことが好ましい。
抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテナ
の栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して菌
掻き作業を行うこと及び一列6個の栽培瓶を6列収容す
るコンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って
菌糸培養を行うことが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。図において、10は本方法において使
用する胴長形状をした栽培瓶の一例を示しており、胴部
の直径D1が67mm、高さT1が153mm、首部の
直径D2即ち開口部の直径が55mm、高さT2が22
mmのものを使用する。
ついて説明する。図において、10は本方法において使
用する胴長形状をした栽培瓶の一例を示しており、胴部
の直径D1が67mm、高さT1が153mm、首部の
直径D2即ち開口部の直径が55mm、高さT2が22
mmのものを使用する。
【0011】また、11は本方法において使用するコン
テナであり、このコンテナ11は、前述した栽培瓶10
が縦横6本づつ互いに胴部を接触させて並べられるよう
にしており、網目状の底板12の周囲に連続した環状に
立上がらせた、栽培瓶10の半分程度の高さの立上がり
部13が一体に成形され、底板12には、図3、図4に
示すようにその上面に載置される各栽培瓶10,10…
…が単独で立てられるように倒れ防止用の突起14,1
4が多数突設されている。
テナであり、このコンテナ11は、前述した栽培瓶10
が縦横6本づつ互いに胴部を接触させて並べられるよう
にしており、網目状の底板12の周囲に連続した環状に
立上がらせた、栽培瓶10の半分程度の高さの立上がり
部13が一体に成形され、底板12には、図3、図4に
示すようにその上面に載置される各栽培瓶10,10…
…が単独で立てられるように倒れ防止用の突起14,1
4が多数突設されている。
【0012】次に、これら栽培瓶10及びコンテナ11
を使用した本方法を順に説明する。 1.培養基の充填 図2に示す配置に、コンテナ11内に最大収容可能本数
の36本の栽培瓶10を立てて収容し、これを図5に示
すようにコンベア15によって培養基充填機16下に移
動させ、大鋸屑、コーンコブその他の材料を適宜選択し
て混合させた培養基17をコンテナ11内の全栽培瓶1
0に対して同時に充填する。このようにし培養基の充填
後、その中央に接種孔をあけ、各栽培瓶の開口部に通気
性のあるキャップ18(図4に示す)をもって施栓す
る。 2.殺菌 培養基充填工程で培養基が充填されたままの状態で、自
動積み上げ機を使用し、図6に示すように栽培瓶10を
最大収容数収容した多数のコンテナ11をパレット19
上に並べ、多段に積み上げた状態で加熱殺菌釜に入れ、
蒸気によって一定時間殺菌処理する。 3.種菌接種 殺菌処理を終えた培養基入り栽培瓶10を各コンテナ1
1に収容したままの状態で放冷により室温まで冷却後、
各コンテナ11をコンベアにより順次種菌接種機に送
り、コンテナ毎に36本の栽培瓶に対して種菌の接種を
行う。 4.菌糸培養 種菌接種後、各コンテナ11をコンベアによって栽培瓶
抜き取り補充機30に順次送り込む。栽培瓶抜き取り機
30では、図2に示すように36本の栽培瓶10が収容
されたコンテナから図7に示すように中央部分に位置し
ている4本の栽培瓶10aを抜き取り、コンテナ中央に
栽培瓶4本分の空間を形成する。
を使用した本方法を順に説明する。 1.培養基の充填 図2に示す配置に、コンテナ11内に最大収容可能本数
の36本の栽培瓶10を立てて収容し、これを図5に示
すようにコンベア15によって培養基充填機16下に移
動させ、大鋸屑、コーンコブその他の材料を適宜選択し
て混合させた培養基17をコンテナ11内の全栽培瓶1
0に対して同時に充填する。このようにし培養基の充填
後、その中央に接種孔をあけ、各栽培瓶の開口部に通気
性のあるキャップ18(図4に示す)をもって施栓す
る。 2.殺菌 培養基充填工程で培養基が充填されたままの状態で、自
動積み上げ機を使用し、図6に示すように栽培瓶10を
最大収容数収容した多数のコンテナ11をパレット19
上に並べ、多段に積み上げた状態で加熱殺菌釜に入れ、
蒸気によって一定時間殺菌処理する。 3.種菌接種 殺菌処理を終えた培養基入り栽培瓶10を各コンテナ1
1に収容したままの状態で放冷により室温まで冷却後、
各コンテナ11をコンベアにより順次種菌接種機に送
り、コンテナ毎に36本の栽培瓶に対して種菌の接種を
行う。 4.菌糸培養 種菌接種後、各コンテナ11をコンベアによって栽培瓶
抜き取り補充機30に順次送り込む。栽培瓶抜き取り機
30では、図2に示すように36本の栽培瓶10が収容
されたコンテナから図7に示すように中央部分に位置し
ている4本の栽培瓶10aを抜き取り、コンテナ中央に
栽培瓶4本分の空間を形成する。
【0013】栽培瓶抜き取り機30は、図8、図9に示
すようにラインコンベア31と補助コンベア32とがあ
り、補助コンベア32には、コンテナ供給機33により
空の補充コンテナ11aが1個ずつ送り込まれるように
なっている。両コンベアにはそれぞれコンテナ位置決め
装置が備えられ、これによって栽培瓶が収容されたコン
テナ11及び補充コンテナ11aを所定の位置に停止さ
せるようになっている。
すようにラインコンベア31と補助コンベア32とがあ
り、補助コンベア32には、コンテナ供給機33により
空の補充コンテナ11aが1個ずつ送り込まれるように
なっている。両コンベアにはそれぞれコンテナ位置決め
装置が備えられ、これによって栽培瓶が収容されたコン
テナ11及び補充コンテナ11aを所定の位置に停止さ
せるようになっている。
【0014】両コンベア31,32に跨らせてその上方
には、栽培瓶掴み機34を上下に移動させる上下搬送手
段35及び該上下搬送手段35をX,Y軸方向に水平移
動させる水平搬送手段36が備えられ、栽培瓶掴み機3
4にてコンテナ中央の4本の栽培瓶を掴んだ状態で上昇
し、補充コンテナ11aの所定の位置まで水平移動させ
て降下させ、該補充コンテナ内に並べて載置するように
している。
には、栽培瓶掴み機34を上下に移動させる上下搬送手
段35及び該上下搬送手段35をX,Y軸方向に水平移
動させる水平搬送手段36が備えられ、栽培瓶掴み機3
4にてコンテナ中央の4本の栽培瓶を掴んだ状態で上昇
し、補充コンテナ11aの所定の位置まで水平移動させ
て降下させ、該補充コンテナ内に並べて載置するように
している。
【0015】補充コンテナ11a内へは、36本の最大
収容本数の内、中央部の4本を除いた図7に示す配置
に、ラインコンベア31上のコンテナ11内から抜き取
った栽培瓶10を並べて収容するようになっている。こ
れらの一連の動作は、自動制御によって自動的に行われ
るようになっている。
収容本数の内、中央部の4本を除いた図7に示す配置
に、ラインコンベア31上のコンテナ11内から抜き取
った栽培瓶10を並べて収容するようになっている。こ
れらの一連の動作は、自動制御によって自動的に行われ
るようになっている。
【0016】このようにして栽培瓶抜き取り後のライン
コンベア31上のコンテナ11と同じ状態に栽培瓶を収
容した補充コンテナ11aはラインコンベア31上に送
り込まれて順次送り出され、自動積み上げ機によって、
前記殺菌工程時と同様に多数のコンテナ11をパレット
19上に並べ、多段に積み上げ、培養室に入れ、所定の
温度及び湿度条件下で一定期間培養する。
コンベア31上のコンテナ11と同じ状態に栽培瓶を収
容した補充コンテナ11aはラインコンベア31上に送
り込まれて順次送り出され、自動積み上げ機によって、
前記殺菌工程時と同様に多数のコンテナ11をパレット
19上に並べ、多段に積み上げ、培養室に入れ、所定の
温度及び湿度条件下で一定期間培養する。
【0017】この培養に際し、菌糸の生長によってガス
(主として二酸化炭素)と熱が発生するが、図10に示
すように、積み上げられたコンテナ11の中心部分に上
下に連通配置の空洞Aが形成されているため、発生した
ガスが室内の循環空気とともに空洞内を移動して排出さ
れ、また、それによって栽培瓶内に発生する熱が放出さ
れ、菌糸培養に適当な温度条件を、積み上げ状態にある
各栽培瓶10に対して均一な状況とすることができる。 5.菌掻き 一定期間の菌糸培養を終えた後、菌掻き作業を行う。こ
の菌掻き作業に先立ち、前述した栽培瓶補充機40を使
用して、各コンテナ11内の先に抜き取った部分に菌糸
培養後の栽培瓶10を補充する。この補充に際しては、
図11に示すように、ラインコンベア41と補助コンベ
ア42とに8:1の割合で菌糸培養後のコンテナ11を
供給し、前述の抜き取りとは逆に、補助コンベア42上
の所定の停止位置に停止させたコンテナ11内から4本
ずつ前述した栽培瓶抜き取り機30の栽培瓶掴み機34
と同じ構成の栽培瓶掴み機44により抜き取り、ライン
コンベア41上の所定の停止位置に停止させたコンテナ
11内の中央部分の空隙部に挿入し、各コンテナに36
本の最大収容数の栽培瓶11を収容し、菌掻き機に送り
込み、コンテナ及び栽培瓶を保持して逆さにして菌掻き
する。尚、図中45は上下搬送手段、46は水平搬送手
段である。 6.発茸生育 菌掻き作業を終了したコンテナは、次に間隔を広げるた
めの分割作業部に送られる。ここでは、各コンテナ11
内の栽培瓶10を図12に示すように、各列毎に一個置
きに栽培瓶を抜き取って移し替えることにより栽培瓶間
隔を広げる。
(主として二酸化炭素)と熱が発生するが、図10に示
すように、積み上げられたコンテナ11の中心部分に上
下に連通配置の空洞Aが形成されているため、発生した
ガスが室内の循環空気とともに空洞内を移動して排出さ
れ、また、それによって栽培瓶内に発生する熱が放出さ
れ、菌糸培養に適当な温度条件を、積み上げ状態にある
各栽培瓶10に対して均一な状況とすることができる。 5.菌掻き 一定期間の菌糸培養を終えた後、菌掻き作業を行う。こ
の菌掻き作業に先立ち、前述した栽培瓶補充機40を使
用して、各コンテナ11内の先に抜き取った部分に菌糸
培養後の栽培瓶10を補充する。この補充に際しては、
図11に示すように、ラインコンベア41と補助コンベ
ア42とに8:1の割合で菌糸培養後のコンテナ11を
供給し、前述の抜き取りとは逆に、補助コンベア42上
の所定の停止位置に停止させたコンテナ11内から4本
ずつ前述した栽培瓶抜き取り機30の栽培瓶掴み機34
と同じ構成の栽培瓶掴み機44により抜き取り、ライン
コンベア41上の所定の停止位置に停止させたコンテナ
11内の中央部分の空隙部に挿入し、各コンテナに36
本の最大収容数の栽培瓶11を収容し、菌掻き機に送り
込み、コンテナ及び栽培瓶を保持して逆さにして菌掻き
する。尚、図中45は上下搬送手段、46は水平搬送手
段である。 6.発茸生育 菌掻き作業を終了したコンテナは、次に間隔を広げるた
めの分割作業部に送られる。ここでは、各コンテナ11
内の栽培瓶10を図12に示すように、各列毎に一個置
きに栽培瓶を抜き取って移し替えることにより栽培瓶間
隔を広げる。
【0018】次いで、生育カバー装着部に送り、図1
3、図14に示すように、各栽培瓶10の首部に生育補
助カバーを嵌め付ける。この生育補助カバー47の嵌め
付けは、図示してないが、コンベア上を搬送されるコン
テナを所定の角度で停止させ、上方より栽培瓶数の育成
補助カバー47を落下させることによりコンテナ毎に一
度に行う。
3、図14に示すように、各栽培瓶10の首部に生育補
助カバーを嵌め付ける。この生育補助カバー47の嵌め
付けは、図示してないが、コンベア上を搬送されるコン
テナを所定の角度で停止させ、上方より栽培瓶数の育成
補助カバー47を落下させることによりコンテナ毎に一
度に行う。
【0019】このようにして各栽培瓶10に生育補助カ
バー47を取り付けた後、生育室の棚に並べて載置し、
温度及び湿度等の所定の生育条件下にて生育する。 7.収穫、出荷 上述のようにして一定期間生育させ、キノコが出荷に適
した大きさまで成長した後、収穫し、包装して出荷す
る。
バー47を取り付けた後、生育室の棚に並べて載置し、
温度及び湿度等の所定の生育条件下にて生育する。 7.収穫、出荷 上述のようにして一定期間生育させ、キノコが出荷に適
した大きさまで成長した後、収穫し、包装して出荷す
る。
【0020】
【発明の効果】上述の如き本発明のシメジ類の人工栽培
方法においては、多数の広口瓶形状をした栽培瓶を平皿
状のコンテナ内に直立させて並べ、その各栽培瓶内に培
養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養,発茸生育さ
せるシメジ類の人工栽培方法において、種菌接種までの
作業を、コンテナ内に密に栽培瓶を並べた状態で行い、
菌糸培養に先立ち、前記コンテナを、その中央部分の栽
培瓶を1〜複数本抜き取って上下に多段に積み上げた状
態で培養室に収容し、一定期間の菌糸培養を行うように
したことにより、種菌接種までの作業を小スペースで効
率良く行うことができ、また菌糸培養に際しては、発生
するガス及び熱の放出が適度になされ、菌糸培養条件を
各栽培瓶毎に均一なものとすることができ、収穫時に株
の大きさのばらつきが少なくなり、発育不良のものを再
度生育室に戻す作業が少なくなり、その分栽培設備を効
率よく使用できる。
方法においては、多数の広口瓶形状をした栽培瓶を平皿
状のコンテナ内に直立させて並べ、その各栽培瓶内に培
養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養,発茸生育さ
せるシメジ類の人工栽培方法において、種菌接種までの
作業を、コンテナ内に密に栽培瓶を並べた状態で行い、
菌糸培養に先立ち、前記コンテナを、その中央部分の栽
培瓶を1〜複数本抜き取って上下に多段に積み上げた状
態で培養室に収容し、一定期間の菌糸培養を行うように
したことにより、種菌接種までの作業を小スペースで効
率良く行うことができ、また菌糸培養に際しては、発生
するガス及び熱の放出が適度になされ、菌糸培養条件を
各栽培瓶毎に均一なものとすることができ、収穫時に株
の大きさのばらつきが少なくなり、発育不良のものを再
度生育室に戻す作業が少なくなり、その分栽培設備を効
率よく使用できる。
【0021】また、菌糸培養後、コンテナ中央部の栽培
瓶抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテ
ナの栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して
菌掻き作業を行うようにすることにより、菌掻き作業効
率が高く、作業性が向上する。
瓶抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテ
ナの栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して
菌掻き作業を行うようにすることにより、菌掻き作業効
率が高く、作業性が向上する。
【0022】更に、一列6個の栽培瓶を6列収容するコ
ンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って菌糸
培養を行うことにより、好適な菌糸培養管理が得られ
る。
ンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って菌糸
培養を行うことにより、好適な菌糸培養管理が得られ
る。
【図1】本発明方法において使用する栽培瓶の一例の側
面図である。
面図である。
【図2】本発明方法において使用する一例のコンテナ内
を栽培瓶をいっぱいに収容した状態の平面図である。
を栽培瓶をいっぱいに収容した状態の平面図である。
【図3】同上のコンテナの部分平面図である。
【図4】同上の栽培瓶収容状態の部分縦断面図である。
【図5】本発明方法における培養基充填工程時の状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】本発明方法における殺菌工程時の状態を示す断
面図である。
面図である。
【図7】本発明における菌糸培養時の採取抜き取り後の
平面図である。
平面図である。
【図8】本発明方法に使用する栽培瓶抜き取り機の抜き
取り工程状態を示す平面図である。
取り工程状態を示す平面図である。
【図9】同上の縦断正面図である。
【図10】本発明方法における菌糸培養工程時の状態を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図11】本発明方法に使用する栽培瓶補充機の補充工
程状態を示す平面図である。
程状態を示す平面図である。
【図12】本発明における栽培瓶間隔広げ工程状態を示
す平面図である
す平面図である
【図13】同上の栽培瓶に生育補助カバーを装着した状
態の平面図である。
態の平面図である。
【図14】同上の部分断面図である。
【図15】従来使用している栽培瓶を示す側面図であ
る。
る。
【図16】同平面図である。
10 栽培瓶 10a 栽培瓶 11 コンテナ 11a 補充コンテナ 12 底板 15 コンベア 16 培養基充填機 17 培養基 18 キャップ 19 パレット 30 栽培瓶抜き取り機 31 ラインコンベア 32 補助コンベア 33 コンテナ供給機 34 栽培瓶掴み機 35 上下搬送手段 36 水平搬送手段 40 栽培瓶補充機 41 ラインコンベア 42 補助コンベア 44 栽培瓶掴み機 45 上下搬送手段 46 水平搬送手段 47 育成補助カバー
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シメジ類の人工栽培方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホンシメジ、ブナ
シメジ、エリンギなどのシメジ類を、栽培瓶をコンテナ
に収容して人工栽培するシメジ類の人工栽培方法に関す
る。
シメジ、エリンギなどのシメジ類を、栽培瓶をコンテナ
に収容して人工栽培するシメジ類の人工栽培方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シメジ類の人工栽培は、広口瓶形
状を仕立て合成樹脂製の栽培瓶を使用し、これに大鋸屑
等の培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養、発茸
生育の各工程を、それぞれに適した環境条件下で行わ
せ、出荷に適した大きさまで生育させて収穫している。
状を仕立て合成樹脂製の栽培瓶を使用し、これに大鋸屑
等の培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養、発茸
生育の各工程を、それぞれに適した環境条件下で行わ
せ、出荷に適した大きさまで生育させて収穫している。
【0003】この種の従来の栽培は、図15、図16に
示すように胴部1の直径D1に対して首部2の直径D2
が小さい広口瓶1を使用し、これを一個のコンテナ2に
12〜16本収容し、そのままの状態で生育までの各種
工程を経させ、150g〜200g程度の大きさの株に
生育させ、これを収穫している。
示すように胴部1の直径D1に対して首部2の直径D2
が小さい広口瓶1を使用し、これを一個のコンテナ2に
12〜16本収容し、そのままの状態で生育までの各種
工程を経させ、150g〜200g程度の大きさの株に
生育させ、これを収穫している。
【0004】出荷に際しては、収穫したままの大きさの
1株毎に包装する場合もあるが、多くの場合、販売者の
要求に応じた100g程度の大きさに分割して包装し、
消費者に提供している。しかし、収穫したシメジ類の株
を分割して包装することは、キノコの損傷が大きくなり
日持ち性を損ない、また分割の作業に多くの人手を要す
る等の問題があった。
1株毎に包装する場合もあるが、多くの場合、販売者の
要求に応じた100g程度の大きさに分割して包装し、
消費者に提供している。しかし、収穫したシメジ類の株
を分割して包装することは、キノコの損傷が大きくなり
日持ち性を損ない、また分割の作業に多くの人手を要す
る等の問題があった。
【0005】このような問題を解決すべく、消費者の要
求が多い100g程度の大きさの株に生育させ、1株ず
つ分割しないで包装し、消費者に提供するため、発明者
等は鋭意研究の結果、胴部を従来の栽培瓶に比べて細く
し、胴部と開口部の大きさがあまり違わない、有底筒状
に近い胴長形状の栽培瓶を使用する栽培方法を開発し
た。
求が多い100g程度の大きさの株に生育させ、1株ず
つ分割しないで包装し、消費者に提供するため、発明者
等は鋭意研究の結果、胴部を従来の栽培瓶に比べて細く
し、胴部と開口部の大きさがあまり違わない、有底筒状
に近い胴長形状の栽培瓶を使用する栽培方法を開発し
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな胴長形状の栽培瓶によるシメジ類の栽培を、従来と
同様に1個のコンテナに多数収容したままで行うとする
と、適切な菌糸培養、生育等の状況が得られないという
問題が生じてきた。
うな胴長形状の栽培瓶によるシメジ類の栽培を、従来と
同様に1個のコンテナに多数収容したままで行うとする
と、適切な菌糸培養、生育等の状況が得られないという
問題が生じてきた。
【0007】発明は、このような状況に鑑み、上述した
胴長形状の栽培瓶を使用したシメジ類の栽培に適した栽
培方法の提供を目的としてなされたものである。
胴長形状の栽培瓶を使用したシメジ類の栽培に適した栽
培方法の提供を目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
多数の栽培瓶を平皿状のコンテナ内に直立させて並べ、
その各栽培瓶内に培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌
糸培養,発茸生育させるシメジ類の人工栽培方法におい
て、胴部を細くし、胴部と開口部の大きさがあまり違わ
ない有底筒状に近い胴長形状の栽培瓶を使用するととも
に、前記コンテナには少なくとも底版に、通気性を確保
するための上下に貫通した多数の開口部を有するものを
使用し、前記種菌接種までの作業を、前記コンテナ内に
密に栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、前
記コンテナを、その中央部分の栽培瓶を1〜複数本抜き
取って上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、
一定期間の菌糸培養を行うことにある。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
多数の栽培瓶を平皿状のコンテナ内に直立させて並べ、
その各栽培瓶内に培養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌
糸培養,発茸生育させるシメジ類の人工栽培方法におい
て、胴部を細くし、胴部と開口部の大きさがあまり違わ
ない有底筒状に近い胴長形状の栽培瓶を使用するととも
に、前記コンテナには少なくとも底版に、通気性を確保
するための上下に貫通した多数の開口部を有するものを
使用し、前記種菌接種までの作業を、前記コンテナ内に
密に栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、前
記コンテナを、その中央部分の栽培瓶を1〜複数本抜き
取って上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、
一定期間の菌糸培養を行うことにある。
【0009】尚、菌糸培養後、コンテナ中央部の栽培瓶
抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテナ
の栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して菌
掻き作業を行うこと及び一列6個の栽培瓶を6列収容す
るコンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って
菌糸培養を行うことが好ましい。
抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテナ
の栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して菌
掻き作業を行うこと及び一列6個の栽培瓶を6列収容す
るコンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って
菌糸培養を行うことが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。図において、10は本方法において使
用する栽培瓶の一例を示しており、これは、胴部を従来
の栽培瓶に比べて細くし、胴部と開口部の大きさがあま
り違わない有底筒状に近い胴長の形状をなすものであっ
て、胴部の直径D1が67mm、高さT1が153m
m、首部の直径D2即ち開口部の直径が55mm、高さ
T2が22mmのものを使用する。
ついて説明する。図において、10は本方法において使
用する栽培瓶の一例を示しており、これは、胴部を従来
の栽培瓶に比べて細くし、胴部と開口部の大きさがあま
り違わない有底筒状に近い胴長の形状をなすものであっ
て、胴部の直径D1が67mm、高さT1が153m
m、首部の直径D2即ち開口部の直径が55mm、高さ
T2が22mmのものを使用する。
【0011】また、11は本方法において使用するコン
テナであり、このコンテナ11は、前述した栽培瓶10
が縦横6本づつ互いに胴部を接触させて並べられるよう
にしており、網目状の底板12の周囲に連続した環状に
立上がらせた、栽培瓶10の半分程度の高さの立上がり
部13が一体に成形され、底板12には、図3、図4に
示すようにその上面に載置される各栽培瓶10,10…
…が単独で立てられるように倒れ防止用の突起14,1
4が多数突設されている。
テナであり、このコンテナ11は、前述した栽培瓶10
が縦横6本づつ互いに胴部を接触させて並べられるよう
にしており、網目状の底板12の周囲に連続した環状に
立上がらせた、栽培瓶10の半分程度の高さの立上がり
部13が一体に成形され、底板12には、図3、図4に
示すようにその上面に載置される各栽培瓶10,10…
…が単独で立てられるように倒れ防止用の突起14,1
4が多数突設されている。
【0012】次に、これら栽培瓶10及びコンテナ11
を使用した本方法を順に説明する。 1.培養基の充填 図2に示す配置に、コンテナ11内に最大収容可能本数
の36本の栽培瓶10を立てて収容し、これを図5に示
すようにコンベア15によって培養基充填機16下に移
動させ、大鋸屑、コーンコブその他の材料を適宜選択し
て混合させた培養基17をコンテナ11内の全栽培瓶1
0に対して同時に充填する。このようにし培養基の充填
後、その中央に接種孔をあけ、各栽培瓶の開口部に通気
性のあるキャップ18(図4に示す)をもって施栓す
る。 2.殺菌 培養基充填工程で培養基が充填されたままの状態で、自
動積み上げ機を使用し、図6に示すように栽培瓶10を
最大収容数収容した多数のコンテナ11をパレット19
上に並べ、多段に積み上げた状態で加熱殺菌釜に入れ、
蒸気によって一定時間殺菌処理する。 3.種菌接種 殺菌処理を終えた培養基入り栽培瓶10を各コンテナ1
1に収容したままの状態で放冷により室温まで冷却後、
各コンテナ11をコンベアにより順次種菌接種機に送
り、コンテナ毎に36本の栽培瓶に対して種菌の接種を
行う。 4.菌糸培養 種菌接種後、各コンテナ11をコンベアによって栽培瓶
抜き取り補充機30に順次送り込む。栽培瓶抜き取り機
30では、図2に示すように36本の栽培瓶10が収容
されたコンテナから図7に示すように中央部分に位置し
ている4本の栽培瓶10aを抜き取り、コンテナ中央に
栽培瓶4本分の空間を形成する。
を使用した本方法を順に説明する。 1.培養基の充填 図2に示す配置に、コンテナ11内に最大収容可能本数
の36本の栽培瓶10を立てて収容し、これを図5に示
すようにコンベア15によって培養基充填機16下に移
動させ、大鋸屑、コーンコブその他の材料を適宜選択し
て混合させた培養基17をコンテナ11内の全栽培瓶1
0に対して同時に充填する。このようにし培養基の充填
後、その中央に接種孔をあけ、各栽培瓶の開口部に通気
性のあるキャップ18(図4に示す)をもって施栓す
る。 2.殺菌 培養基充填工程で培養基が充填されたままの状態で、自
動積み上げ機を使用し、図6に示すように栽培瓶10を
最大収容数収容した多数のコンテナ11をパレット19
上に並べ、多段に積み上げた状態で加熱殺菌釜に入れ、
蒸気によって一定時間殺菌処理する。 3.種菌接種 殺菌処理を終えた培養基入り栽培瓶10を各コンテナ1
1に収容したままの状態で放冷により室温まで冷却後、
各コンテナ11をコンベアにより順次種菌接種機に送
り、コンテナ毎に36本の栽培瓶に対して種菌の接種を
行う。 4.菌糸培養 種菌接種後、各コンテナ11をコンベアによって栽培瓶
抜き取り補充機30に順次送り込む。栽培瓶抜き取り機
30では、図2に示すように36本の栽培瓶10が収容
されたコンテナから図7に示すように中央部分に位置し
ている4本の栽培瓶10aを抜き取り、コンテナ中央に
栽培瓶4本分の空間を形成する。
【0013】栽培瓶抜き取り機30は、図8、図9に示
すようにラインコンベア31と補助コンベア32とがあ
り、補助コンベア32には、コンテナ供給機33により
空の補充コンテナ11aが1個ずつ送り込まれるように
なっている。両コンベアにはそれぞれコンテナ位置決め
装置が備えられ、これによって栽培瓶が収容されたコン
テナ11及び補充コンテナ11aを所定の位置に停止さ
せるようになっている。
すようにラインコンベア31と補助コンベア32とがあ
り、補助コンベア32には、コンテナ供給機33により
空の補充コンテナ11aが1個ずつ送り込まれるように
なっている。両コンベアにはそれぞれコンテナ位置決め
装置が備えられ、これによって栽培瓶が収容されたコン
テナ11及び補充コンテナ11aを所定の位置に停止さ
せるようになっている。
【0014】両コンベア31,32に跨らせてその上方
には、栽培瓶掴み機34を上下に移動させる上下搬送手
段35及び該上下搬送手段35をX,Y軸方向に水平移
動させる水平搬送手段36が備えられ、栽培瓶掴み機3
4にてコンテナ中央の4本の栽培瓶を掴んだ状態で上昇
し、補充コンテナ11aの所定の位置まで水平移動させ
て降下させ、該補充コンテナ内に並べて載置するように
している。
には、栽培瓶掴み機34を上下に移動させる上下搬送手
段35及び該上下搬送手段35をX,Y軸方向に水平移
動させる水平搬送手段36が備えられ、栽培瓶掴み機3
4にてコンテナ中央の4本の栽培瓶を掴んだ状態で上昇
し、補充コンテナ11aの所定の位置まで水平移動させ
て降下させ、該補充コンテナ内に並べて載置するように
している。
【0015】補充コンテナ11a内へは、36本の最大
収容本数の内、中央部の4本を除いた図7に示す配置
に、ラインコンベア31上のコンテナ11内から抜き取
った栽培瓶10を並べて収容するようになっている。こ
れらの一連の動作は、自動制御によって自動的に行われ
るようになっている。
収容本数の内、中央部の4本を除いた図7に示す配置
に、ラインコンベア31上のコンテナ11内から抜き取
った栽培瓶10を並べて収容するようになっている。こ
れらの一連の動作は、自動制御によって自動的に行われ
るようになっている。
【0016】このようにして栽培瓶抜き取り後のライン
コンベア31上のコンテナ11と同じ状態に栽培瓶を収
容した補充コンテナ11aはラインコンベア31上に送
り込まれて順次送り出され、自動積み上げ機によって、
前記殺菌工程時と同様に多数のコンテナ11をパレット
19上に並べ、多段に積み上げ、培養室に入れ、所定の
温度及び湿度条件下で一定期間培養する。
コンベア31上のコンテナ11と同じ状態に栽培瓶を収
容した補充コンテナ11aはラインコンベア31上に送
り込まれて順次送り出され、自動積み上げ機によって、
前記殺菌工程時と同様に多数のコンテナ11をパレット
19上に並べ、多段に積み上げ、培養室に入れ、所定の
温度及び湿度条件下で一定期間培養する。
【0017】この培養に際し、菌糸の生長によってガス
(主として二酸化炭素)と熱が発生するが、図10に示
すように、積み上げられたコンテナ11の中心部分に上
下に連通配置の空洞Aが形成されているため、発生した
ガスが室内の循環空気とともに空洞内を移動して排出さ
れ、また、それによって栽培瓶内に発生する熱が放出さ
れ、菌糸培養に適当な温度条件を、積み上げ状態にある
各栽培瓶10に対して均一な状況とすることができる。 5.菌掻き 一定期間の菌糸培養を終えた後、菌掻き作業を行う。こ
の菌掻き作業に先立ち、前述した栽培瓶補充機40を使
用して、各コンテナ11内の先に抜き取った部分に菌糸
培養後の栽培瓶10を補充する。この補充に際しては、
図11に示すように、ラインコンベア41と補助コンベ
ア42とに8:1の割合で菌糸培養後のコンテナ11を
供給し、前述の抜き取りとは逆に、補助コンベア42上
の所定の停止位置に停止させたコンテナ11内から4本
ずつ前述した栽培瓶抜き取り機30の栽培瓶掴み機34
と同じ構成の栽培瓶掴み機44により抜き取り、ライン
コンベア41上の所定の停止位置に停止させたコンテナ
11内の中央部分の空隙部に挿入し、各コンテナに36
本の最大収容数の栽培瓶11を収容し、菌掻き機に送り
込み、コンテナ及び栽培瓶を保持して逆さにして菌掻き
する。尚、図中45は上下搬送手段、46は水平搬送手
段である。 6.発茸生育 菌掻き作業を終了したコンテナは、次に間隔を広げるた
めの分割作業部に送られる。ここでは、各コンテナ11
内の栽培瓶10を図12に示すように、各列毎に一個置
きに栽培瓶を抜き取って移し替えることにより栽培瓶間
隔を広げる。
(主として二酸化炭素)と熱が発生するが、図10に示
すように、積み上げられたコンテナ11の中心部分に上
下に連通配置の空洞Aが形成されているため、発生した
ガスが室内の循環空気とともに空洞内を移動して排出さ
れ、また、それによって栽培瓶内に発生する熱が放出さ
れ、菌糸培養に適当な温度条件を、積み上げ状態にある
各栽培瓶10に対して均一な状況とすることができる。 5.菌掻き 一定期間の菌糸培養を終えた後、菌掻き作業を行う。こ
の菌掻き作業に先立ち、前述した栽培瓶補充機40を使
用して、各コンテナ11内の先に抜き取った部分に菌糸
培養後の栽培瓶10を補充する。この補充に際しては、
図11に示すように、ラインコンベア41と補助コンベ
ア42とに8:1の割合で菌糸培養後のコンテナ11を
供給し、前述の抜き取りとは逆に、補助コンベア42上
の所定の停止位置に停止させたコンテナ11内から4本
ずつ前述した栽培瓶抜き取り機30の栽培瓶掴み機34
と同じ構成の栽培瓶掴み機44により抜き取り、ライン
コンベア41上の所定の停止位置に停止させたコンテナ
11内の中央部分の空隙部に挿入し、各コンテナに36
本の最大収容数の栽培瓶11を収容し、菌掻き機に送り
込み、コンテナ及び栽培瓶を保持して逆さにして菌掻き
する。尚、図中45は上下搬送手段、46は水平搬送手
段である。 6.発茸生育 菌掻き作業を終了したコンテナは、次に間隔を広げるた
めの分割作業部に送られる。ここでは、各コンテナ11
内の栽培瓶10を図12に示すように、各列毎に一個置
きに栽培瓶を抜き取って移し替えることにより栽培瓶間
隔を広げる。
【0018】次いで、生育カバー装着部に送り、図1
3、図14に示すように、各栽培瓶10の首部に生育補
助カバーを嵌め付ける。この生育補助カバー47の嵌め
付けは、図示してないが、コンベア上を搬送されるコン
テナを所定の角度で停止させ、上方より栽培瓶数の育成
補助カバー47を落下させることによりコンテナ毎に一
度に行う。
3、図14に示すように、各栽培瓶10の首部に生育補
助カバーを嵌め付ける。この生育補助カバー47の嵌め
付けは、図示してないが、コンベア上を搬送されるコン
テナを所定の角度で停止させ、上方より栽培瓶数の育成
補助カバー47を落下させることによりコンテナ毎に一
度に行う。
【0019】このようにして各栽培瓶10に生育補助カ
バー47を取り付けた後、生育室の棚に並べて載置し、
温度及び湿度等の所定の生育条件下にて生育する。 7.収穫、出荷 上述のようにして一定期間生育させ、キノコが出荷に適
した大きさまで成長した後、収穫し、包装して出荷す
る。
バー47を取り付けた後、生育室の棚に並べて載置し、
温度及び湿度等の所定の生育条件下にて生育する。 7.収穫、出荷 上述のようにして一定期間生育させ、キノコが出荷に適
した大きさまで成長した後、収穫し、包装して出荷す
る。
【0020】
【発明の効果】上述の如き本発明のシメジ類の人工栽培
方法においては、多数の広口瓶形状をした栽培瓶を平皿
状のコンテナ内に直立させて並べ、その各栽培瓶内に培
養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養,発茸生育さ
せるシメジ類の人工栽培方法において、胴部を細くし、
胴部と開口部の大きさがあまり違わない有底筒状に近い
胴長形状の栽培瓶を使用するとともに、種菌接種までの
作業を、コンテナ内に密に栽培瓶を並べた状態で行い、
菌糸培養に先立ち、前記コンテナを、その中央部分の栽
培瓶を1〜複数本抜き取って上下に多段に積み上げた状
態で培養室に収容し、一定期間の菌糸培養を行うように
したことにより、種菌接種までの作業を小スペースで効
率良く行うことができ、また菌糸培養に際しては、発生
するガス及び熱の放出が適度になされ、菌糸培養条件を
各栽培瓶毎に均一なものとすることができ、収穫時に株
の大きさのばらつきが少なくなり、発育不良のものを再
度生育室に戻す作業が少なくなり、その分栽培設備を効
率よく使用できる。
方法においては、多数の広口瓶形状をした栽培瓶を平皿
状のコンテナ内に直立させて並べ、その各栽培瓶内に培
養基を充填し、殺菌、種菌接種、菌糸培養,発茸生育さ
せるシメジ類の人工栽培方法において、胴部を細くし、
胴部と開口部の大きさがあまり違わない有底筒状に近い
胴長形状の栽培瓶を使用するとともに、種菌接種までの
作業を、コンテナ内に密に栽培瓶を並べた状態で行い、
菌糸培養に先立ち、前記コンテナを、その中央部分の栽
培瓶を1〜複数本抜き取って上下に多段に積み上げた状
態で培養室に収容し、一定期間の菌糸培養を行うように
したことにより、種菌接種までの作業を小スペースで効
率良く行うことができ、また菌糸培養に際しては、発生
するガス及び熱の放出が適度になされ、菌糸培養条件を
各栽培瓶毎に均一なものとすることができ、収穫時に株
の大きさのばらつきが少なくなり、発育不良のものを再
度生育室に戻す作業が少なくなり、その分栽培設備を効
率よく使用できる。
【0021】また、菌糸培養後、コンテナ中央部の栽培
瓶抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテ
ナの栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して
菌掻き作業を行うようにすることにより、菌掻き作業効
率が高く、作業性が向上する。
瓶抜き取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテ
ナの栽培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して
菌掻き作業を行うようにすることにより、菌掻き作業効
率が高く、作業性が向上する。
【0022】更に、一列6個の栽培瓶を6列収容するコ
ンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って菌糸
培養を行うことにより、好適な菌糸培養管理が得られ
る。
ンテナを使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って菌糸
培養を行うことにより、好適な菌糸培養管理が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法において使用する栽培瓶の一例の側
面図である。
面図である。
【図2】本発明方法において使用する一例のコンテナ内
を栽培瓶をいっぱいに収容した状態の平面図である。
を栽培瓶をいっぱいに収容した状態の平面図である。
【図3】同上のコンテナの部分平面図である。
【図4】同上の栽培瓶収容状態の部分縦断面図である。
【図5】本発明方法における培養基充填工程時の状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】本発明方法における殺菌工程時の状態を示す断
面図である。
面図である。
【図7】本発明における菌糸培養時の採取抜き取り後の
平面図である。
平面図である。
【図8】本発明方法に使用する栽培瓶抜き取り機の抜き
取り工程状態を示す平面図である。
取り工程状態を示す平面図である。
【図9】同上の縦断正面図である。
【図10】本発明方法における菌糸培養工程時の状態を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図11】本発明方法に使用する栽培瓶補充機の補充工
程状態を示す平面図である。
程状態を示す平面図である。
【図12】本発明における栽培瓶間隔広げ工程状態を示
す平面図である
す平面図である
【図13】同上の栽培瓶に生育補助カバーを装着した状
態の平面図である。
態の平面図である。
【図14】同上の部分断面図である。
【図15】従来使用している栽培瓶を示す側面図であ
る。
る。
【図16】同平面図である。
【符号の説明】 10 栽培瓶 10a 栽培瓶 11 コンテナ 11a 補充コンテナ 12 底板 15 コンベア 16 培養基充填機 17 培養基 18 キャップ 19 パレット 30 栽培瓶抜き取り機 31 ラインコンベア 32 補助コンベア 33 コンテナ供給機 34 栽培瓶掴み機 35 上下搬送手段 36 水平搬送手段 40 栽培瓶補充機 41 ラインコンベア 42 補助コンベア 44 栽培瓶掴み機 45 上下搬送手段 46 水平搬送手段 47 育成補助カバー
Claims (3)
- 【請求項1】多数の栽培瓶を平皿状のコンテナ内に直立
させて並べ、その各栽培瓶内に培養基を充填し、殺菌、
種菌接種、菌糸培養,発茸生育させるシメジ類の人工栽
培方法において、 前記コンテナには少なくとも底版に、通気性を確保する
ための上下に貫通した多数の開口部を有するものを使用
し、前記種菌接種までの作業を、前記コンテナ内に密に
栽培瓶を並べた状態で行い、菌糸培養に先立ち、前記コ
ンテナを、その中央部分の栽培瓶を1〜複数本抜き取っ
て上下に多段に積み上げた状態で培養室に収容し、一定
期間の菌糸培養を行うことを特徴としてなるシメジ類の
人工栽培方法。 - 【請求項2】菌糸培養後、コンテナ中央部の栽培瓶抜き
取り空間に、同時に菌糸培養を行った他のコンテナの栽
培瓶を、菌糸培養前に抜き取った数だけ挿入して菌掻き
作業を行う請求項1に記載のシメジ類の人工栽培方法。 - 【請求項3】一列6個の栽培瓶を6列収容するコンテナ
を使用し、中央の4本の栽培瓶を抜き取って菌糸培養を
行う請求項1若しくは2に記載のシメジ類の人工栽培方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11113944A JP2000300065A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | シメジ類の人工栽培方法 |
| JP2000110404A JP3928168B2 (ja) | 1999-04-21 | 2000-04-12 | ホンシメジ、ブナシメジ又はエリンギの人工栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11113944A JP2000300065A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | シメジ類の人工栽培方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000110404A Division JP3928168B2 (ja) | 1999-04-21 | 2000-04-12 | ホンシメジ、ブナシメジ又はエリンギの人工栽培方法 |
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|---|---|
| JP2000300065A true JP2000300065A (ja) | 2000-10-31 |
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ID=14625125
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|---|---|---|---|
| JP11113944A Pending JP2000300065A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | シメジ類の人工栽培方法 |
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|---|---|---|---|
| JP2000110404A Expired - Fee Related JP3928168B2 (ja) | 1999-04-21 | 2000-04-12 | ホンシメジ、ブナシメジ又はエリンギの人工栽培方法 |
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN106550770A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-04-05 | 上海丰科生物科技股份有限公司 | 一种食用菌栽培筐及食用菌瓶栽工厂化生产线 |
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- 1999-04-21 JP JP11113944A patent/JP2000300065A/ja active Pending
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2000
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| JP3928168B2 (ja) | 2007-06-13 |
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