JP2000301443A - レンズ周縁研削装置 - Google Patents

レンズ周縁研削装置

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JP2000301443A
JP2000301443A JP2000071515A JP2000071515A JP2000301443A JP 2000301443 A JP2000301443 A JP 2000301443A JP 2000071515 A JP2000071515 A JP 2000071515A JP 2000071515 A JP2000071515 A JP 2000071515A JP 2000301443 A JP2000301443 A JP 2000301443A
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    • B24B47/225—Equipment for exact control of the position of the grinding tool or work at the start of the grinding operation for bevelling optical work, e.g. lenses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】メガネレンズ形状に研削加工した被加工レンズ
のコバ厚をスリム加工により薄くするか否かの判断を迅
速に行うことができると共に、従来であると熟練者が手
作業で行うスリム加工を迅速に行うことができるレンズ
周縁研削装置を提供すること。 【解決手段】メガネフレームFのレンズ形状情報(ρ
n,nΔθ)を測定するメガネレンズ形状測定部46
と、被加工レンズLEのレンズ形状情報(ρn,nΔ
θ)におけるレンズコバ厚を測定する手段と、メガネフ
レームのメガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)を入力す
る手段と、レンズコバ厚から、メガネレンズ形状情報
(ρn, nΔθ)におけるコバ面の厚みに対し面取部の大
きさを設定する手段とを有することを特徴とするレンズ
周縁研削装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加工レンズの
周縁をメガネのレンズ形状に研削加工するレンズ周縁研
削装置(レンズ周縁加工装置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズ周縁研削装置としては玉摺
機が知られている。この玉摺機には、キャリッジを後縁
部を中心に上下回動可能に装置本体に装着し、左右に向
けて同一軸線上に配置した一対のレンズ回転軸を前記キ
ャリッジの左右の軸取付突部にそれぞれ回転自在に保持
させ、且つ一方のレンズ回転軸を他方のレンズ回転軸に
対して進退調整可能に設けると共に、前記レンズ回転軸
の回転駆動手段を設け、前記他方のレンズ回転軸を上下
に回動駆動する昇降手段を設け、前記一対のレンズ回転
軸間に挟持される被加工レンズの下方に位置させて研削
砥石を前記装置本体に回転自在に保持させ、前記回転駆
動手段及び前記昇降手段をメガネレンズ形状情報(ρ
n,nΔθ)に基づいて駆動制御する演算制御回路を設け
たものがある。
【0003】このメガネレンズ形状情報(ρn,nΔθ)
としてはメガネフレームのレンズ枠形状とリムレスフレ
ームの玉型(レンズモデル)等があり、このメガネレン
ズ形状情報は通常フレームリーダー等のレンズ枠形状測
定装置で測定されて玉摺機に転送される様になってい
る。尚、メガネレンズ形状は、円形ではなく、曲率があ
る円弧状部や直線状部あるいは凹状円弧部等が連続する
複雑な形状を有している。
【0004】そして、玉摺機の演算制御回路は、前記回
転駆動手段を駆動制御してレンズ回転軸を回転駆動させ
ることにより、レンズ回転軸に保持された被加工レンズ
を回転させる一方、上述のメガネレンズ形状情報(ρ
n,nΔθ)に基づいて昇降手段を作動制御して、キャリ
ッジを昇降させようになっている。この制御により、被
加工レンズの周縁が研削砥石でメガネレンズ形状に研削
加工されるようになっている。
【0005】この際、図15(a)に示した様にキャリッ
ジの自重によるレンズ回転軸の最降下位置を昇降手段で
回転角nΔθ毎に調整させることにより、回転角nΔθに
おけるレンズ回転軸の回転軸線O1と研削砥石Qの回転
中心(回転軸線)O2との間の軸間距離Lnを調整し
て、被加工レンズLEをメガネレンズ形状に研削加工す
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様にメ
ガネレンズ形状に研削加工した被加工レンズLEのコバ
エッジに面取加工を施して、被加工レンズの周縁をスリ
ムにする(薄くする)スリム加工が行われている。この
スリム加工をして被加工レンズLEの周縁を薄くするか
否かの判断は迅速に行うことができるのが望ましい。ま
た、従来であると熟練者が手作業で例えば30分〜40
分かかるスリム加工を迅速に行うことができるのが望ま
しい。
【0007】そこで、この発明は、メガネレンズ形状に
研削加工した被加工レンズのコバ厚をスリム加工により
薄くするか否かの判断を迅速に行うことができると共
に、従来であると熟練者が手作業で行うスリム加工を迅
速に行うことができるレンズ周縁研削装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、 メガネフレームのメガネレ
ンズ形状情報(ρn, nΔθ)を入力する手段と、 被加
工レンズの前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)に
おけるレンズコバ厚を入力する入力手段と、前記レンズ
コバ厚から、前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)
におけるコバ面の厚みに対し面取部の大きさを設定する
手段とを有するレンズ周縁研削装置としたことを特徴と
する。
【0009】また、請求項2の発明は、メガネフレーム
のメガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)を入力する入力
手段と、被加工レンズの前記メガネレンズ形状情報(ρ
n, nΔθ)におけるレンズコバ厚を入力する手段と、
前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)及び前記レン
ズコバ厚に基づいて、前記 被加工レンズの所定の範囲
内に位置するコバ面を面取加工する研削加工手段とを有
するレンズ周縁研削装置としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (1)第一実施例 <研削加工部>図2において、1はレンズ周縁研削装置
(レンズ周縁加工装置、玉摺機)の筺体状の本体、2は
本体1の前側上部に設けられた傾斜面、3は傾斜面2の
左側半分に設けられた液晶表示部、4は傾斜面2の右側
に設けられたキーボード部である。
【0011】このキーボード4は、FPD入力モード用
のスイッチ4a,PD入力モード用のスイッチ4b,ブ
リッジ幅入力モード用のスイッチ4c,レンズ材質選択
用のスイッチ4d,モード切換用のスイッチ4e、測定
開始スイッチ4f、加工スイッチ4g、テンキー5等を
有する。
【0012】また、本体1の中央及び左側部近傍の部分
には凹部1a,1bが設けられていて、凹部1aには本
体1に回転自在に保持された研削砥石6(研削砥石車)
が配設されている。この研削砥石6は、粗研削砥石6
a,V溝研削砥石(ヤゲン砥石)6b及び仕上砥石(細
砥粒研削砥石)6cを備え、図1に示したモータ7で回
転駆動される様になっている。
【0013】本体1内には、図3に示した様に、キャリ
ッジ支持用の支持台9が固定されている。この支持台9
は、左右の脚部9a,9bと、脚部9b側に偏らせて脚
部9a,9b間に配設した中間脚部9cと、脚部9a〜
9cの上端部を連設している取付板部9dを有する。
【0014】しかも、取付板部9dの両側部には軸取付
用のブラケット10,11が突設され、取付板部9dの
中間部には軸支持突起12が突設されている。このブラ
ケット10,11及び軸支持突起12は図2に示した平
面形状がコ字状のカバー13で覆われている。このブラ
ケット10,11には軸支持突起12を貫通する支持軸
14の両端部が固定されている。 <キャリッジ>本体1上にはキャリッジ15が配設され
ている。このキャリッジ15は、キャリッジ本体15a
と、このキャリッジ本体15aの両側に前方に向けて一
体に設けられた互いに平行なアーム部15b,15c
と、キャリッジ本体15aの両側に後方に向けて突設さ
れた突起15d,15eを有する。
【0015】この突起15d,15eは、図3に示した
様に軸支持突起12を挟む位置に配設されていると共
に、支持軸14の軸線回りに回動可能に且つ支持軸14
の長手方向(左右)に移動自在に支持軸14に保持され
ている。これによりキャリッジ15の前端部が支持軸1
4を中心に上下回動できるようになっている。
【0016】このキャリッジ15のアーム部15bには
レンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ1
5のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配
設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転
軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレ
ンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加
工レンズLEが挟持される様になっている。また、レン
ズ回転軸16の他端部には図示を省略した固定手段によ
り円板Tが着脱可能に取り付けられている。この固定手
段の構造は周知のものを用いている。
【0017】このレンズ回転軸16,17は軸回転駆動
装置(軸回転駆動手段)で回転駆動されるようになって
いる。この軸回転駆動装置は、キャリッジ本体15a内
に固定されたパルスモータ18(回転駆動手段)と、パ
ルスモータ18の回転をレンズ回転軸16,17に伝達
する動力伝達機構(動力伝達手段)19を有する。
【0018】この動力伝達機構19は、レンズ回転軸1
6,17にそれぞれ取り付けられたプーリ20,20
と、キャリッジ本体15aに回転自在に保持された回転
軸21と、回転軸21の両端部にそれぞれ固定されたプ
ーリ22,22と、プーリ20,22に掛け渡されたタ
イミングベルト23と、回転軸21に固定されたギヤ2
4と、パルスモータ18の出力用のピニオン25等から
構成されている。
【0019】また、支持軸14には、本体1の凹部1a
に配設した支持アーム26の後部が左右動自在に保持さ
れている。この支持アーム26は、キャリッジ15に対
して相対回転自在に且つ左右方向には一体的に移動可能
に保持されている。尚、支持アーム26の中間部は本体
1に図示しない軸で左右動自在に保持されている。
【0020】この支持アーム26とブラケット10との
間には支持軸14に巻回したスプリング27が介装さ
れ、本体1とブラケット11との間にはスプリング28
が介装されている。そして、キャリッジ15はスプリン
グ27,28のバネ力がバランスする位置で停止し、こ
の停止位置ではレンズ回転軸16,17間に保持された
被加工レンズLEが粗研削砥石6a上に位置するように
なっている。 <キャリッジ横移動手段>このキャリッジ15はキャリ
ッジ横移動手段29で左右に移動駆動可能に設けられて
いる。
【0021】このキャリッジ横移動手段29は、支持ア
ーム26の前面に固定されたコ字状のブラケット30
と、ブラケット30内に位置させて支持アーム26の前
面に固定されたバリアブルモータ31と、バリアブルモ
ータ31の支持アーム26を貫通する出力軸31aに固
定されたプーリ32と、支持台9の脚部9b,9c間に
両端が固定され且つプーリ32に捲回されたワイヤ33
を有する。
【0022】また、キャリッジ横移動手段29は、ブラ
ケット30に固定されたロータリーエンコーダ34(検
出手段)と、ロータリーエンコーダ34の回転軸34a
とバリアブルモータ31の出力軸31bとを連結するカ
ップリング35を有する。尚、バリアブルモータ31は
通電を停止させると、出力軸31bが自由回転し得る状
態となる。 <キャリッジ昇降手段>円板Tに対応する位置の下方に
は図3に示した様にキャリッジ昇降手段36が配設され
ている。
【0023】このキャリッジ昇降手段36は、自由端部
が上下回動可能に基端部を枢軸37a,37aで支持ア
ーム26に回動自在に取り付けたリンク37,37と、
リンク37,37の自由端部に枢軸37b,37bで回
動自在に取り付けたリンク38と、リンク38に上方に
向けて突設した支持ロッド39と、支持ロッド39の上
端に設けられた板状の型受台40を有する。
【0024】また、キャリッジ昇降手段36は、支持ロ
ッド39とは直角に前側に向けて突設された軸部材41
と、キャリッジ15の移動方向に延びて軸部材41を支
持する軸受部材42と、軸受部材42と一体に設けられ
且つ周方向に回転不能且つ上下動可能に図示しない位置
で本体1に保持された雌ネジ筒43と、雌ネジ筒43に
螺合された雄ネジ44と、本体1に固定され且つ雄ネジ
44を回転駆動するパルスモータ45を有する。 <メガネレンズ形状測定部(メガネレンズ形状測定装
置)>装置本体1の正面にはリッド1cが設けられてい
て、リッド1cを開くことにより、装置本体1内に配設
したメガネレンズ形状測定手段としてのメガネレンズ形
状測定部46が出し入れ可能となっている。
【0025】このメガネレンズ形状測定部46は、図1
(a)に示したように、パルスモータ47と、パルスモー
タ47の出力軸47aに取り付けられた回転アーム48
と、回転アーム48に保持されたレール49と、レール
49に沿って長手方向に移動可能なフィラー支持体50
と、フィラー支持体50に装着されたフィラー51(接
触子)と、フィラー支持体50の移動量を検出するエン
コーダ52と、フィラー支持体50を一方向に付勢して
いるスプリング53を有する。このエンコーダ52に
は、マグネスケールやリニアエンコーダ等を用いること
ができる。
【0026】なお、レンズ枠形状測定部46をレンズ加
工装置と一体に構成するか、これをレンズ加工装置と別
体に構成し両者を電気的に接続する代わりに、レンズ加
工装置と別体のレンズ枠形状測定装置により測定された
レンズ枠形状データをフロッピー(登録商標)ディスク
やICカードに一旦入力し、レンズ加工装置にはこれら記
憶媒体からデータを読み取る読取装置を設けるように構
成してもよいし、眼鏡フレームメーカーからオンライン
でレンズ枠形状データをレンズ加工装置に入力できるよ
うに構成してもよい。
【0027】また、図1(a)では、フィーラー51とし
て算盤玉状のものがフレーム枠(レンズ枠)の形状測定
用として用いているが、必ずしもこれに限定されるもの
ではない。例えば、図1(b)に示したように、フィラー
51の代わりに、蒲鉾状のフィラー51´をリムレスフ
レームの型板(玉型)50のレンズ形状測定用としてフ
ィラー支持体50に装着してもよいし、この両フィラー
51,51´をフィラー支持体50に設けてもよい。更
に、フレーム枠(レンズ枠)の形状測定に用いるフィー
ラーとしては、算盤玉状のものの他に平板状のものであ
ってもよい。この両フィラー51,51´をフィラー支
持体50に設けた構造としては、特願平7−10633
号に開示された様な構造を採用できる。また、メガネレ
ンズ形状測定装置としては、特願平7−10633号に
開示された様な玉摺機とは別体のメガネレンズ形状測定
装置を用いることもできる。 <制御回路>制御回路は、演算制御回路100(制御手
段)を有する。この演算制御回路100には、液晶表示
部3,FDP入力モード用のスイッチ4a,PD入力モ
ード用のスイッチ4b,ブリッジ幅入力モード用のスイ
ッチ4c,レンズ材質選択用のスイッチ4d,その他の
モード切換用のスイッチ4e、測定開始スイッチ4f、
加工開始スイッチ4g、テンキー5等が接続されてい
る。
【0028】また、演算制御回路100には、ロータリ
エンコーダ34,ドライブコントローラ101,フレー
ムデータメモリ102が接続されている。このドライブ
コントローラ101には、上述の研削加工部のモータ
7,パルスモータ18,バリアブルモータ31,パルス
モータ45等が接続されていると共に、パルス発生器1
03が接続されている。このパルス発生器103にはパ
ルスモータ47が接続され、メガネレンズ形状測定部4
6のエンコーダ52はフレームデータメモリ102に接
続されている。
【0029】更に、演算制御回路100には、レンズ加
工データメモリ104,補正テーブルメモリ(補正デー
タ用メモリ)105,レンズ回転軸用の基準回転速度用
メモリ106,形状情報メモリ107,軸間距離用のメ
モリ108、ズレ角メモリ109が接続されている。
【0030】次に、上述した演算制御回路100の機能
を作用と共に説明する。 (A)レンズ周縁加工用データの算出 (1)メガネレンズ形状測定 図示しない電源をオンさせた後、スイッチ4eを操作し
て、メガネフレームFのレンズ枠形状(レンズ枠に枠入
れされるメガネレンズのレンズ形状)又はリムレスフレ
ームの玉板(型板)の形状(メガネレンズ形状)等のメ
ガネレンズ形状測定モードにする。一方、リッド1cを
開いて、装置本体1内のメガネレンズ形状測定部46を
引き出して、メガネフレームF又は玉板を所定位置にセ
ットして、測定開始スイッチ4fを押して測定を開始さ
せる。
【0031】これにより、演算制御部100は、ドライ
ブコントローラ101を作動制御して、パルス発生器1
06から駆動パルスを発生させることにより、このパル
スでパルスモータ47を作動させて回転アーム48を回
転させる。これにより、フィーラー51が眼鏡フレーム
F(眼鏡枠)のレンズ枠RFまたはLFの内周に沿って移動
させられる。
【0032】この際、上述したフィーラー51の移動量
はエンコーダ52で検出され動径長ρnとしてフレーム
データメモリ102(メガネレンズ形状データメモリ)
に入力され、パルス発生器106からパルスモータ47
に供給されたと同じパルスが回転アーム48の回転角す
なわち動径角nΔθとしてフレームデータメモリ102
に入力される。しかも、この動径ρnと動径角nΔθは、
メガネレンズ形状データ(ρn,nΔθ)[ここでn=0,
1,2,3………j]としてフレームメモリ102に記
憶される様になっている。本実施例では、iを1,00
0として、回転角度Δθを一回転の1,000分の1
(360゜/1,000)の0.36゜としている。 (2)ズレ角dθnの算出 演算制御回路100は、メガネレンズ形状測定部46で
測定されたレンズ周縁加工のためのメガネレンズ形状デ
ータ(ρn,nΔθ)と研削砥石の曲率半径Rとから、回
転角nΔθの動径ρnにおける仮想加工点と回転角nΔθ
における被加工レンズの研削砥石への実際の当接加工点
とのズレ角dθnを図10のフローに従って求める。 ステップ1:フレーム形状測定手段としてのフレーム形
状測定部(フレーム形状測定装置)46によりフレーム
のレンズ枠Fまたはそれから倣い加工された型板、或は
リムレスフレームのレンズモデル(玉型)のメガネレン
ズ形状すなわち動径情報(ρn,nΔθ)(n=1,2,
3,…N)を求め、この情報をフレームデータメモリ1
02に記憶する。 ステップ2:フレームデータメモリ102からの動径情
報(ρn,nΔθ)をもとに、その情報の中で最大の動径
長ρ0をもつ動径情報(ρ0,0Δθ)を求める。 ステップ3:最大動径情報(ρ0,0Δθ)を動径を加工
するときのレンズ回転軸16,17の軸O2と、研削砥
石6の回転軸O1との軸間距離をとする(図11参
照)。ここで、L0は既知の砥石半径Rと動径長ρ0とか
らL0=ρ0+Rとして求められる。さらに、加工情報
(L0,ρ0,0Δθ)をメモリ108へ入力し記憶させ
る。 ステップ4:次にレンズLEを単位回転角Δθ回転した
とき、最大動径長ρ0の動径が研削砥石6と接する加工
点F0における軸間距離L1を求める。
【数1】 として求められる。 ステップ5:最大動径ρ0が加工点F0に位置する状態
で、フレームデータメモリ102の動径情報(ρn,nΔ
θ)に基づいて、最大動径から、予め定めたI番目まで
の動径情報(ρ1,1Δθ)、(ρ2,2Δθ)、…(ρ
i,iΔθ)、…(ρI,IΔθ)の仮想加工点F1、F
2、…Fi、…FIを求め、さらに、それぞれの加工点
を加工するための仮想砥石半径R1、R2、…Ri、…
RIを求める(図12参照)。 ステップ6:実際の研削砥石6の半径Rと、上記ステッ
プ5により求められた半径Ri(i=1、2、3、…
I)とを比較する。R≦Riであれば、加工点F0におい
て最大動径(ρ0,0Δθ)に基づくレンズ研削をして
も、他の動径の仮想加工点Fi(i=1、2、3、…
i、…I)と研削砥石6との接触はないので、ズレ角d
θiは生じることはなく、「砥石の干渉」は発生しない
と判定され、このときの加工情報(L1,ρ1,1Δθ)
をステップ10においてメモリ108へ入力して記憶さ
せ、その後ステップ11へ移行する。また、R>Riで
あれば、ステップ7へ進む。 ステップ7:ステップ6でR>Riと判定されたとき
は、図13に示すように、仮想加工点Fiで「砥石の干
渉」によるズレ角dθiが発生する。この場合は、仮想
(干渉)加工点Fiを半径Rの砥石で加工するための軸
間距離L1(Fi)を、
【数2】 から求める(図14参照)。 ステップ8:ステップ7で求められた軸間距離L1(F
i)で加工される加工点Fiを基準として、ステップ5と
同様予め定めた。I番目までの動径についてそれぞれの
仮想加工点を求め、それぞれの仮想砥石Ri(Fi)を求
める。 ステップ9:ステップ6と同様に、軸間距離L1(Fi)
の場合の砥石半径Rと、ステップ8の仮想砥石半径Ri
(Fi)とを比較する。R≦Ri(Fi)であれば、ステ
ップ10へ移行する。R>Ri(Fi)であれば、この新
たな干渉点“ζ”における軸間距離を求めるべくステッ
プ7へ戻る。 ステップ10:ステップ9で、R≦Ri(Fi)となった
とき、加工情報 (L1(Fi),ρ1,1Δθ)をメモリ
108へ入力し、これを記憶させる。 ステップ11:上記のステップ3ないしステップ10に
より、(ρ1,1Δθ)の動径情報について「砥石の干
渉」が発生するか否かを調べ、発生すると判断された場
合にはこれを発生させない加工情報(L1,ρ1,1Δ
θ)または(L1(Fi),ρ1,1Δθ)がえられたこと
になる。続いて、次の動径(ρ2,2Δθ)についてもス
テップ3ないしステップ10を実行し、さらに残りの全
動径についてもこれらのステップを実行する。 ステップ12:nΔθ=360°すなわち全動径情報に
ついて上述のような「砥石の干渉」によるズレ角dθn
(n=0,1,2,3,…i,…I)が発生するか否か
を調べ、かつ発生すると判断された場合にはこれを発生
させない加工情報(Ln,ρn,nΔθ)が得られたか否
かを判定する。この様にして求められた加工情報(L
n,ρn,nΔθ)はメモリ108に記憶されるまた、演
算制御回路100は、この様にして加工情報(Ln,ρ
n,nΔθ)を求める際に、ズレ角dθnを求め、求めた
ズレ角dθnをズレ角メモリ109に加工情報(Ln,d
θn,ρn,nΔθ)として記憶させる。
【0033】この後、演算制御回路100は、ズレ角メ
モリ109に記憶された加工情報(Ln,dθn,ρn,n
Δθ)からnΔθ毎のズレ角dθnを呼び出して、ズレ角
dθnが設定角度値Δθx,Δyより大きいか否かを判
断する。本実施例では、設定角度Δθxを2゜、Δyを
4゜としている。
【0034】しかも、演算制御回路100は、ズレ角d
θnが設定角度値Δθxより小さい場合は基準設定速度
研削形状であると判断して補正回転速度Vnがv1に対応
する回転速度補正コードamを形状情報メモリ107に
a1として記憶させる。また、演算制御回路100は、
ズレ角dθnが設定値Δθx,Δθy(Δθx<Δθ
y)の範囲では形状が直線であると判断して補正回転速
度Vnがv2(v1<v2)に対応する回転速度補正コード
amを形状情報メモリ107にa2として記憶させる。更
に、演算制御回路100は、ズレ角dθnが設定値Δθ
yより大きい場合は形状が凹であると判断して補正回転
速度Vnがv3(v2<v3)に対応する回転速度補正コー
ドamを形状情報メモリ107にa3として記憶させる。
【0035】本実施例では、図6(a)に示したように、
回転速度補正コードa1を「0」,回転速度補正コード
a2を「1」,回転速度補正コードa3を「2」としてい
る。そして、上述のようにして回転角nΔθ毎に求めら
れる回転速度補正コードamは、メガネレンズ形状デー
タ(ρn,nΔθ)と共にメガネレンズ形状情報(ρn,n
Δθ,am)として形状情報メモリ107に記憶され
る。
【0036】ここで、区間6,7のズレ角dθnを見て
みると、ズレ角dθnが区間6では2.52,区間7で
は5.4であるので、区間6,7ではズレ角dθnが2
゜と4゜の間にある。この結果、区間6,7では回転速
度補正コードがa2の「1」となる。また、区間80
1,802のズレ角dθnを見てみると、区間801で
は4.68,区間802では9であるので、区間80
1,802ではズレ角dθnが4゜を越えていることに
なる。この結果、区間801,802では回転速度補正
コードがa3の「2」となる。尚、他の区間では、ズレ
角dθが2゜以下なので、回転速度補正コードがa1の
「0」となる。 (3)1データ当たり(nΔθ毎)の補正回転速度Vn算出 また、演算制御回路100は、被加工レンズLEの材質
に応じた基準回転速度Vbi及び回転速度補正コードam
に対応する補正係数kiを基準回転速度用メモリ106
及び補正テーブルメモリ105からそれぞれ呼び出す。
ここで、被加工レンズLEの材質としては、例えば図6
(b),(c)に示した様に、ガラスやプラスチック,ポリカ
ーボネイト,アクリル等の樹脂が考えられる。
【0037】そして、基準回転速度用メモリ106に
は、図6(b)に示した様に被加工レンズLEの材質毎
に、粗加工に応じた基準回転速度Vb1,ヤゲン加工に
応じた基準回転速度Vb2,平加工に応じた基準回転速
度Vb3及び鏡面加工(仕上加工)に応じた基準回転速
度Vb4等の基準回転速度Vbiが記憶させられてい
る。
【0038】即ち、本実施例では、ガラスの基準回転速
度Vb1,Vb2,Vb3,Vb4がそれぞれ10秒,
12秒,12秒,15秒、プラスチックの基準回転速度
Vb1,Vb2,Vb3,Vb4がそれぞれ8秒,12
秒,12秒,15秒、ポリカーボネイト及びアクリルの
基準回転速度Vb1,Vb2,Vb3,Vb4がそれぞ
れ13秒,13秒,13秒,20秒それぞれ13秒,1
3秒,13秒,20秒となっている。
【0039】また、補正テーブルメモリ105には、図
6(c)に示した様に被加工レンズLEの材質毎に、回転
速度補正コードa1(基準すなわちその他),a2(直線
判断),a3(凹判断)に対応する速度補正係数k0,k
1,k2がそれぞれ記憶されている。
【0040】即ち、本実施例では、ガラスの速度補正係
数k1,k2,k0がそれぞれ1.3,1.8,1.0、
プラスチックの速度補正係数k1,k2,k0がそれぞれ
1.5,2.2,1.0、ポリカーボネイトの速度補正
係数k1,k2,k0がそれぞれ1.5,2.5,1.
0、アクリルの速度補正係数k1,k2,k0がそれぞれ
1.5,2.2,1.0となっている。
【0041】しかも、演算制御回路100は、回転角n
Δθごとに回転速度補正コードamを形状情報メモリ1
07から読み出して、この読み出した補正コードamと
速度補正係数ki及び基準回転速度VbiからnΔθ毎の
被加工レンズLEの補正回転速度Vnを求める。そし
て、演算制御回路100は、求めた補正回転速度Vnを
データ(ρn,nΔθ)と共にレンズ加工データメモリ1
04に加工用データ(ρn,nΔθ,Vn)として記憶さ
せる。
【0042】即ち、被加工レンズLEの材質がプラスチ
ックのときの鏡面加工(仕上加工)における場合を考え
ると、本実施例では1回転の基準回転速度Vb4が15
秒である。従って、この1回転の基準回転速度Vb4か
ら1データ(回転角nΔθすなわち各区間n)毎の回転
速度ΔVを求めると、本実施例ではn=1,000に設
定してあるから、Δv=Vb4/1,000=15/
1,000=15msecとなる。
【0043】一方、速度補正係数k1,k2,k0はそれ
ぞれ回転速度補正コードa2即ち「1」,a3即ち
「2」,a1即ち「0」に対応している。この結果、1
データ当たりの補正回転速度Vnは、回転速度補正コー
ドが直線判断のa2即ち「1」のときにk1×Δv,凹判
断のa3即ち「2」のときにk2×Δv,その他の判断a
1即ち「0」のときにk0×Δvとなる。しかも、被加工
レンズLEがプラスチックの場合の速度補正係数k1,
k2,k0がそれぞれ1.5,2.2,1.0である。従
って、被加工レンズLEがプラスチックの場合の1デー
タ当たり(Δθ=0.36゜)の補正回転速度Vnは、
直線判断のa2即ち「1」のときにk1×Δv=1.5×
15msec=22.5msec,凹判断のa3即ち「2」のと
きにk2×Δv=2.2×15msec=33msec,その他
の判断a1即ち「0」のときにk0×Δv=1.0×15
msec=15msecとなる。
【0044】この様にして求められたVnは図6(a)に示
した様にnΔθ毎にレンズ加工データメモリ104に記
憶される。 (B)レンズ周縁研削 次に、被加工レンズLEの材質がプラスチックであっ
て、且つ、加工すべきメガネレンズ形状がリムレスフレ
ームの玉型の形状である場合を基に、被加工レンズLE
の周縁の研削加工に付いて説明する。
【0045】レンズ研削加工前の初期位置では、レンズ
回転軸16,17間に保持させた被加工レンズLEが研
削砥石6の粗研削砥石6a上に位置している。この状態
で、レンズ研削開始のための加工開始スイッチ4gをオ
ンさせる。
【0046】そして、演算制御回路100は、加工開始
スイッチ4gをオンさせると、ドライブコントローラ1
01を介してモータ7を回転駆動制御させ、研削砥石6
を回転駆動させると共に、ドライブコントローラ101
を介してパルスモータ18,45を駆動制御して、研削
砥石6の粗研削砥石6aによる被加工レンズLEの周縁
の研削が開始される。
【0047】このパルスモータ18によるレンズ回転軸
16,17の一回転の回転速度は平加工の12秒とな
る。この際、演算制御回路100は、レンズ加工データ
メモリ104に記憶された加工用データ(ρn,nΔθ,
Vn)を読み出し、この加工用データ(ρn,nΔθ,V
n)の動径ρnと回転角nΔθに基づいてパルスモータ4
5を駆動制御して、レンズ回転軸6,7の回転中心線
(回転軸線)と研削砥石6の回転中心線(回転軸線)と
の軸間距離Ln(=R+ρn)を調整する。この様に演算
制御回路100は、軸間距離Lnを調整しながら、被加
工レンズLEの周縁を研削砥石6の粗研削砥石6aでメ
ガネレンズ形状に仕上加工代を残した状態で研削加工す
る。
【0048】この平加工が終了すると演算制御回路10
0は、ロータリーエンコーダ34からの出力を基にキャ
リッジ15の位置を検出しながら、ドライブコントロー
ラ101を介してバリアブルモータ31を作動制御し、
キャリッジ15を右方に移動させて、レンズ回転軸1
6,17間の被加工レンズLEを仕上砥石6c上に移動
させる。
【0049】この後、演算制御回路100は、ドライブ
コントローラ101を介してモータ7を回転駆動制御さ
せ、研削砥石6を回転駆動させると共に、ドライブコン
トローラ101を介してパルスモータ18,45を駆動
制御して、研削砥石6の粗研削砥石6aによる被加工レ
ンズLEの周縁の鏡面研削加工が開始する。
【0050】この際、演算制御回路100は、レンズ加
工データメモリ104に記憶された加工用データ(ρ
n,nΔθ,Vn)の回転角nΔθと補正速度Vnに基づい
て、パルスモータ18の回転速度を1データ毎に制御す
る。例えば、上述したプラスチックの例では、パルスモ
ータ18によるレンズ回転軸16,17の回転速度を、
区間1〜5では15msecとし、区間6,7では22.5
msecとし、区間801,802では33msecとする。
【0051】この様にパルスモータ18によるレンズ回
転軸16,17の回転速度を区間6,7では22.5ms
ecとすると共に区間801,802では33msecとする
ことにより、区間6,7,801,802におけるレン
ズ回転軸16,17の回転角速度を小さくして、区間
6,7,801,802における被加工レンズLEの周
縁の仕上砥石6cに接触している滞留時間が直線部や凹
部,その他の部分等の形状の相違に拘らず常に略略一定
にすることができる。この結果、被加工レンズLEの直
線部や凹部,その他の部分等の形状の相違に拘らず、被
加工レンズLEの周縁を略均一に研削してメガネレンズ
形状に加工することができる。 (2)第2実施例 <構成>以上説明した第1実施例では、研削砥石6が粗
研削砥石6a,V溝研削砥石(ヤゲン砥石)6b及び仕
上砥石(細砥粒研削砥石)6cを備えている構成とした
が、研削砥石の構成は必ずしも第1実施例の構成に限定
されるものではない。
【0052】例えば、第1実施例における研削砥石6
は、図7(a),図7(b),図7(c)に示した様な平研削加
工とスリム加工を兼ねる研削砥石60,60´,60
a、又は図7(d)に示したヤゲン研削加工,平研削加工
及びスリム加工の機能を備えた研削砥石62、或は図7
(e),(f)の様なヤゲン研削加工及びスリム研削加工を兼
ねる研削砥石63,63´に置き換えることものでき
る。
【0053】ここで、スリム研削加工(スリム加工)と
は、被加工レンズのコバのエッジ(コバエッジ)に面取
り加工を行うことにより、コバ厚を薄くする加工をい
う。
【0054】上述の図7(a)の研削砥石60は、粗研削
砥石64,中仕上砥石(細砥粒研削砥石)65,超スリ
ム仕上砥石(細砥粒研削砥石)66を有する。この中仕
上砥石65は、中仕上平研削砥石面65aと、傾斜する
中仕上スリム研削砥石面(コバエッジ面取用のスリム研
削加工砥石面)65bを周面に備える。また、超スリム
加工中仕上砥石66は、台座67と、傾斜するスリム研
削加工砥石面68aが設けられた超仕上加工砥石68を
有する。
【0055】また、図7(b)の研削砥石60´は、図7
(a)のスリム加工仕上砥石66を仕上砥石(細砥粒研削
砥石)66´に置き換えた例を示したものである。この
仕上砥石66´は、図7(a)の台座67を中仕上平研削
砥石69に置き換えたものである。
【0056】しかも、図7(c)の研削砥石60aは、図
7(a)の研削砥石60の中仕上砥石65に互いに拡開す
る方向に傾斜する中仕上スリム研削加工砥石面(コバエ
ッジ面取用のスリム研削加工砥石面)65b,65dを
設けると共に、スリム研削加工砥石面68bを有する超
仕上研削加工砥石68´をスリム加工仕上砥石66に追
加したものである、そして、スリム研削加工砥石面68
a,68bは互いに開く方向に傾斜させられている。こ
の研削砥石60aのスリム研削加工砥石面65b,65
d及び68a,68bは、被加工レンズのコバ面と前側
屈折面とのコバエッジ及び被加工レンズのコバ面と後側
屈折面との間のコバエッジに面取(スリム研削加工)を
行うために用いられる。
【0057】更に、図7(d)に示した研削砥石70は、
図7(a)における中仕上砥石65をV溝研削砥石(ヤゲ
ン研削砥石)70とスリム加工中仕上砥石71に代えた
例を示したものである。このスリム加工用中仕上砥石7
1は、台座72と、傾斜するスリム中仕上研削加工面7
3aが設けられたスリム中仕上研削加工砥石(細砥粒研
削砥石)73を有する。図7(c)中、70aはV溝研削
砥石70のV溝(ヤゲン溝)である。
【0058】また、図7(e)の研削砥石62は、図7(b)
のヤゲン砥石65´,仕上砥石74を仕上砥石65,6
6´に代えてそれぞれ設けた例を示したものである。こ
のヤゲン砥石65´は、中仕上平研削砥石面65aに開
放し且つ周方向に延びるV溝(ヤゲン溝)65cを図7
(b)の中仕上砥石65に設けることにより、形成したも
のである。また、ヤゲン砥石74は、ヤゲン砥石69´
とスリム研削加工面68aを備えている。尚、このヤゲ
ン砥石69´は、周面に開放し且つ周方向に延びるV溝
(ヤゲン溝)69aを図7(b)の仕上砥石69に設ける
ことにより、形成したものである。
【0059】しかも、図7(f)の研削砥石62´は、図
7(e)の研削砥石62の中仕上砥石65に互いに拡開す
る方向に傾斜する中仕上スリム研削加工砥石面(コバエ
ッジ面取用のスリム研削加工砥石面)65b,65dを
設けると共に、スリム研削加工砥石面68bを有する超
仕上研削加工砥石68´をスリム加工仕上砥石66に追
加したものである、そして、スリム研削加工砥石面68
a,68bは互いに開く方向に傾斜させられている。こ
の研削砥石60aのスリム研削加工砥石面65b,65
d及び68a,68bは、被加工レンズのコバ面と前側
屈折面とのコバエッジ及び被加工レンズのコバ面と後側
屈折面との間のコバエッジに面取(スリム研削加工)を
行うために用いられる。 <作用> (スリム加工の判断)上述の図7に示した様な研削砥石
60,60´,61,62を第1実施例の構成に適用し
た場合には、演算制御回路100にスリム加工を行うか
否かの判断をさせるようにする。この判断は、図9(a)
の被加工レンズLEからメガネレンズ形状90を取る場
合に、例えば、レンズ形状90の320゜〜40゜の角
度範囲α内のコバ厚W(図9(b)参照)に設定値W1以
上の箇所W2が存在するか否かで行わせ、W1以上の部
分がある場合にはスリム加工を行うと判断させるように
設定する。
【0060】本実施例では、例えば、角度範囲α内のコ
バ厚WにW1=5mm以上の箇所が存在するか否かで行わ
せ、5mm以上の部分がある場合にはスリム加工を行うと
判断させる様に設定する。しかし、この範囲以外の箇所
にコバ厚が5mmを越える箇所がある場合にもスリム加工
を行うと判断する様に設定することもできる。このスリ
ム加工の判断基準は5mmに限定されるものではない。
【0061】一方、ヤゲン加工を行う場合におけるスリ
ム加工の判断は、図9(a)の被加工レンズLEからメガ
ネレンズ形状90を取る場合において、例えば、メガネ
レンズ形状のヤゲンSの頂点TPからコバ裏面(後側屈
折面Lb)までの厚みWaが設定値Wb以上の部分があ
るか否かで行わせ、厚みWb以上の部分がある場合には
スリム加工を行うと判断させるように設定する。
【0062】本実施例では、例えば、角度範囲α内の厚
みWaにWb=3mm以上の箇所があるか否かで行わせ、
3mm以上の部分がある場合にはスリム加工をすると判断
させるようにする。しかし、この範囲以外の箇所にコバ
厚が3mmを越える箇所がある場合にもスリム加工を行う
と判断する様に設定することもできる。このスリム加工
の判断基準は3mmに限定されるものではない。
【0063】また、演算制御回路100は、この様なス
リム加工を行わないと判断した場合、通常の平加工或は
ヤゲン加工を行う。
【0064】尚、本実施例では、図示及び説明を省略し
たが、玉摺機にレンズコバ厚測定手段を設けて、このレ
ンズコバ厚測定手段で被加工レンズのメガネレンズ形状
におけるコバ厚を測定する。このコバ厚測定手段には、
図9の被加工レンズLEの前屈折面Lfと後屈折面Lbに
当接させた一対のフィーラーの間隔をレンズ形状情報
(ρn,nΔθ)に倣って求める様にした従来周知の構成
を用いる。この測定手段により、メガネレンズ形状のレ
ンズ形状情報(ρn,nΔθ)におけるレンズコバ厚を求
める。ここで、メガネレンズ形状は、メガネフレームの
場合にはレンズ枠形状であり、リムレスフレームの場合
にはモデル玉型(型板)のメガネレンズ形状である。 (スリム加工)そして、演算制御回路100は、平加工
(平研削加工)を行う際に、スリム加工を行うと判断し
た場合、図7(a),(b),(c)に示した研削砥石60又は
60´,60aを用いる。また、演算制御回路100
は、ヤゲン加工を行う際に、スリム加工を行うと判断し
た場合、図7(d),(e),(f)に示した研削砥石61又は
62,62´を用いる。
【0065】以下、図7(a)の研削砥石60を用いた平
加工、及び、図7(c)の研削砥石61を用いたヤゲン加
工について説明する。
【0066】即ち、研削砥石60を用いて、リムレスフ
レームのメガネレンズ形状に被加工レンズの周縁を研削
する際に、被加工レンズLEのコバエッジL1にスリム
研削加工も行う場合、先ず、図8(a)の(イ)に示した
様に、被加工レンズLEの周縁を仕上研削加工代を残し
た状態で粗研削砥石64でメガネレンズ形状に略研削す
る。次に図8(a)の(ロ)の如く、中仕上砥石65の中
仕上平研削砥石面65aで被加工レンズLEの仕上研削
加工代をメガネレンズ形状に研削すると共に、図9
(b),(d)の被加工レンズLEのコバエッジの内の後側屈
折面Lb側にスリム研削砥石面65bで面取部Mを形成
する。この場合、W1(本実施例では5mm)を越える部
分W2に面取部Mを形成する。そして、最終的に、図8
(a)の(ハ)の如く超スリム仕上砥石66のスリム研削
加工砥石面68aで面取部Mを研磨する。
【0067】また、ここでは、図7(c)の研削砥石61
を用いてヤゲン加工を行う場合、先ず、図8(b)の
(イ)に示した様に、被加工レンズLEの周縁を仕上研
削加工代を残した状態で粗研削砥石64でメガネレンズ
形状に略研削する。次に図8(b)の(ロ)の如く、被加
工レンズLEの周縁に仕上研削加工代を残した状態で被
加工レンズLEの周縁をヤゲン砥石70でレンズ枠形状
に研削加工する。この後、図8(b)の(ハ)の如く、図
9(c),(e)の被加工レンズLEのコバエッジの内の後側
屈折面Lb側にスリム研削加工中仕上砥石73のスリム
中仕上研削加工砥石面73aで面取部Mを形成する。こ
の場合、Wb(本実施例では3mm)を越える部分Wcに
面取部Mを形成する。そして、最終的に、図8(b)の
(ニ)の如く超スリム仕上砥石66のスリム研削加工砥
石面68aで面取部Mを研磨する。
【0068】そして、上述した仕上砥石65,65´,
66,66´,71,74等の細砥粒研削砥石による被
加工レンズの仕上研削加工時には、第1実施例の仕上砥
石6cによる被加工レンズの仕上研削加工と同様に、被
加工レンズの回転速度を演算制御回路100により制御
する。
【0069】この様な研削砥石60,60´,61,6
2等を用いることで、メガネレンズ形状に研削加工した
被加工レンズのコバ厚をスリム加工により薄くするか否
かの判断を迅速に行うことができると共に、従来である
と熟練者が手作業で例えば30分〜40分かかるスリム
加工を数十秒〜数分で迅速に行うことができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、請求項1に係る発明は、 メガネフレームのメガネレ
ンズ形状情報(ρn, nΔθ)を入力する手段と、 被加
工レンズの前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)に
おけるレンズコバ厚を入力する入力手段と、 前記レン
ズコバ厚から、前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔ
θ)におけるコバ面の厚みに対し面取部の大きさを設定
する手段とを有する構成としたので、レンズコバ厚が設
定値以上の部分がある場合に、この設定値以上の厚さの
コバのエッジに面取加工を施して、被加工レンズのコバ
厚を薄くすることができる。しかも、メガネレンズ形状
に研削加工した被加工レンズのコバ厚をスリム加工によ
り薄くするか否かの判断を迅速に行うことができると共
に、従来であると熟練者が手作業で例えば30分〜40
分かかるスリム加工を数十秒〜数分で迅速に行うことが
できる。
【0071】また、請求項2に係る発明は、メガネフレ
ームのメガネレンズ形状情報(ρn,nΔθ)を入力する
入力手段と、 被加工レンズの前記メガネレンズ形状情
報(ρn, nΔθ)におけるレンズコバ厚を入力する手段
と、 前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)及び前
記レンズコバ厚に基づいて、前記 被加工レンズの所定
の範囲内に位置するコバ面を面取加工する研削加工手段
とを有する構成としたので、前記被加工レンズの所定の
角度範囲内において、レンズコバ厚が設定値以上の部分
がある場合に、この設定値以上の厚さのコバのエッジに
面取加工を施して、被加工レンズの所定の角度範囲内の
コバ厚を薄くすることができる。しかも、メガネレンズ
形状に研削加工した被加工レンズのコバ厚をスリム加工
により薄くするか否かの判断を迅速に行うことができる
と共に、従来であると熟練者が手作業で例えば30分〜
40分かかるスリム加工を数十秒〜数分で迅速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明に係るレンズ研削装置の制御回
路の説明図、(b)は(a)に示した形状測定手段の他の例を
示す説明図である。
【図2】図1に示した制御回路を備える玉摺機の概略斜
視図である。
【図3】図1に示したキャリッジの取付部の説明図であ
る。
【図4】図3のA−A線に沿う部分断面図である。
【図5】図1に示したキャリッジの部分平面図である。
【図6】(a)は図1(a)に示したメモリに記憶されるデー
タの説明図、(b)は被加工レンズの材質に応じたレンズ
軸(レンズ回転軸)の位置回転当たりの基準回転速度の
説明図、(c)は被加工レンズの材質に応じた補正係数の
説明図である。
【図7】(a)〜(f)は図1に示した研削砥石の他の例を示
す部分説明図である。
【図8】(a),(b)は図7(a),(c)に示した研削砥石の使
用状態を示す説明図である。
【図9】(a)は被加工レンズ(円形の未加工レンズ)と
メガネレンズ形状との関係を示す説明図、(b)は(a)の被
加工レンズをメガネレンズ形状に平加工したときの断面
図、(c)は(a)の被加工レンズをメガネレンズ形状にヤゲ
ン加工したときの断面図、(d)は(b)の被加工レンズに
面取り加工したときの説明図、(e)は(c)の被加工レン
ズに面取り加工したときの説明図である。
【図10】図1に示したレンズ周縁研削装置のフローチ
ャートである。
【図11】図10のフローチャートによる説明のための
メガネレンズの動径と研削砥石の径との関係を示す説明
図である。
【図12】図10のフローチャートによる説明のための
メガネレンズの動径と研削砥石の径との関係を示す説明
図である。
【図13】図10のフローチャートによる説明のための
メガネレンズの動径と研削砥石の径との関係を示す説明
図である。
【図14】図10のフローチャートによる説明のための
メガネレンズの動径と研削砥石の径との関係を示す説明
図である。
【図15】(a)は従来の被加工レンズの研削加工説明
図、(b)は(a)における被加工レンズが回転した位置での
拡大説明図である。
【符号の説明】
46・・・メガネレンズ形状測定部(レンズ形状測定手
段) 60,60′,60a,63,63′・・・研削砥石 65・・・中仕上砥石(細砥粒研削砥石) 65b・・・中仕上スリム研削加工砥石面 65d,65d・・・スリム研削加工砥石面 66・・・超スリム仕上砥石(細砥粒研削砥石) 68・・・超仕上加工砥石 68a,68b・・・スリム研削加工砥石面 73・・・スリム研削加工中仕上砥石 73a・・・スリム中仕上研削加工砥石面 100・・・演算制御回路 F・・・メガネフレーム LE・・・被加工レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メガネフレームのメガネレンズ形状情報
    (ρn, nΔθ)を入力する手段と、 被加工レンズの前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔ
    θ)におけるレンズコバ厚を入力する入力手段と、 前記レンズコバ厚から、前記メガネレンズ形状情報(ρ
    n, nΔθ)におけるコバ面の厚みに対し面取部の大きさ
    を設定する手段とを有することを特徴とするレンズ周縁
    研削装置。
  2. 【請求項2】メガネフレームのメガネレンズ形状情報
    (ρn, nΔθ)を入力する入力手段と、 被加工レンズの前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔ
    θ)におけるレンズコバ厚を入力する手段と、 前記メガネレンズ形状情報(ρn, nΔθ)及び前記レン
    ズコバ厚に基づいて、前記 被加工レンズの所定の範囲
    内に位置するコバ面を面取加工する研削加工手段とを有
    することを特徴とするレンズ周縁研削装置。
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