JP2000301897A - 画像転写方法および画像転写装置 - Google Patents
画像転写方法および画像転写装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印画紙に昇華性インクで印刷した画像を比較
的短時間に透明樹脂をコーテイングした被転写体に、意
匠性良く転写することができる画像転写方法を提供す
る。 【解決手段】 印画紙に昇華性インクで印画された画像
を被転写物の表面に転写するための画像転写方法であっ
て、前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティングした
被転写体を作製する工程と、該被転写体の表面に前記印
画紙を密着させたのち、減圧下で加熱することによって
印画紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する工程を
備えている。
的短時間に透明樹脂をコーテイングした被転写体に、意
匠性良く転写することができる画像転写方法を提供す
る。 【解決手段】 印画紙に昇華性インクで印画された画像
を被転写物の表面に転写するための画像転写方法であっ
て、前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティングした
被転写体を作製する工程と、該被転写体の表面に前記印
画紙を密着させたのち、減圧下で加熱することによって
印画紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する工程を
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇華性インクを用
いるプリンターで出力される画像を減圧下で携帯電話の
フリップなどの被転写物の表面に熱転写する画像転写方
法および画像転写装置に関する。
いるプリンターで出力される画像を減圧下で携帯電話の
フリップなどの被転写物の表面に熱転写する画像転写方
法および画像転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話のフリップなどには、従来、粘
着性のシール紙にビデオプリンターなどで画像を出力
し、これを貼り付ける方法がよく行なわれている。しか
し、単純に画像の紙シールを貼り付ける方法では、意匠
性に優れた高級感のあるものとはならず、長期の使用で
縁が摩耗したり、剥がれてくることが多い。
着性のシール紙にビデオプリンターなどで画像を出力
し、これを貼り付ける方法がよく行なわれている。しか
し、単純に画像の紙シールを貼り付ける方法では、意匠
性に優れた高級感のあるものとはならず、長期の使用で
縁が摩耗したり、剥がれてくることが多い。
【0003】最近では、陶器のマグカップなどの被転写
物に樹脂コーティングを行ない、ここに昇華性インクで
出力された画像を熱転写する方法が提案されている(特
開平8−34158号公報および特開平8−28219
8号公報参照)。
物に樹脂コーティングを行ない、ここに昇華性インクで
出力された画像を熱転写する方法が提案されている(特
開平8−34158号公報および特開平8−28219
8号公報参照)。
【0004】すなわち、前記特開平8−34158号公
報に記載される画像転写方法では、被転写物の表面にア
クリル系樹脂やエポキシ系樹脂をコーティングし、そし
て当該コーティングされた被転写体の表面に印画紙の画
像を貼り付けたのち、たとえばヒーターを設けた加圧体
を圧着して画像を転写し、さらに転写した画像の上にア
クリルフィルムを貼り付けている。また前記特開平8−
282198号公報に記載される画像転写方法では、樹
脂がコーティングされた被転写体の表面に印画紙の画像
を貼り付けたのち、前記加圧体に代えて、高周波加熱に
より画像を転写している。
報に記載される画像転写方法では、被転写物の表面にア
クリル系樹脂やエポキシ系樹脂をコーティングし、そし
て当該コーティングされた被転写体の表面に印画紙の画
像を貼り付けたのち、たとえばヒーターを設けた加圧体
を圧着して画像を転写し、さらに転写した画像の上にア
クリルフィルムを貼り付けている。また前記特開平8−
282198号公報に記載される画像転写方法では、樹
脂がコーティングされた被転写体の表面に印画紙の画像
を貼り付けたのち、前記加圧体に代えて、高周波加熱に
より画像を転写している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常印
画紙のインク受容層にはアクリル系樹脂が用いられてい
るため、加熱後、被転写物のコーティング層と密着し剥
がしにくくなることが多い。また、加熱温度や過熱時間
などを制限した剥がれ易い条件下では、インクがコーテ
ィング樹脂の表面に付着しているだけであるため、表面
に保護用のアクリルフィルムを接合することが必要にな
り、コスト高になる。一方、前記高周波加熱では、加熱
が被加熱物の厚さや種類によって不均一になり、均一な
転写を行なうことが難しい。
画紙のインク受容層にはアクリル系樹脂が用いられてい
るため、加熱後、被転写物のコーティング層と密着し剥
がしにくくなることが多い。また、加熱温度や過熱時間
などを制限した剥がれ易い条件下では、インクがコーテ
ィング樹脂の表面に付着しているだけであるため、表面
に保護用のアクリルフィルムを接合することが必要にな
り、コスト高になる。一方、前記高周波加熱では、加熱
が被加熱物の厚さや種類によって不均一になり、均一な
転写を行なうことが難しい。
【0006】本発明の目的は、印画紙に昇華性インクで
印刷した画像を比較的短時間に透明樹脂をコーテイング
した被転写体に、意匠性良く転写することができる画像
転写方法および画像転写装置を提供することである。
印刷した画像を比較的短時間に透明樹脂をコーテイング
した被転写体に、意匠性良く転写することができる画像
転写方法および画像転写装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
わる画像転写方法は、印画紙に昇華性インクで印画され
た画像を被転写物の表面に転写するための画像転写方法
であって、前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティン
グした被転写体を作製する工程と、該被転写体の表面に
前記印画紙を密着させたのち、減圧下で加熱することに
よって印画紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する
工程を備えることを特徴とする。
わる画像転写方法は、印画紙に昇華性インクで印画され
た画像を被転写物の表面に転写するための画像転写方法
であって、前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティン
グした被転写体を作製する工程と、該被転写体の表面に
前記印画紙を密着させたのち、減圧下で加熱することに
よって印画紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する
工程を備えることを特徴とする。
【0008】また本発明の請求項2にかかわる画像転写
方法は、前記透明塗膜が非黄変型ウレタン系樹脂である
ものである。
方法は、前記透明塗膜が非黄変型ウレタン系樹脂である
ものである。
【0009】また本発明の請求項3にかかわる画像転写
方法は、前記透明塗膜が紫外線吸収剤および光安定剤を
含有しているものである。
方法は、前記透明塗膜が紫外線吸収剤および光安定剤を
含有しているものである。
【0010】また本発明の請求項4にかかわる画像転写
方法は、前記被転写物がMg合金であるものである。
方法は、前記被転写物がMg合金であるものである。
【0011】また本発明の請求項5にかかわる画像転写
方法は、前記被転写物がAl合金であるものである。
方法は、前記被転写物がAl合金であるものである。
【0012】また本発明の請求項6にかかわる画像転写
方法は、前記被転写物が110℃以上のガラス転移温度
を有する耐熱プラスチックであるものである。
方法は、前記被転写物が110℃以上のガラス転移温度
を有する耐熱プラスチックであるものである。
【0013】また、本発明の請求項7にかかわる画像転
写装置は、請求項1、2、3、4、5または6記載の画
像転写方法に用いられる画像転写装置であって、画像を
転写するために、画像読取り手段と、該画像をデジタル
入力し、入力した画像を加工する画像加工手段と、該画
像を印画した印画紙を出力する昇華性インクを用いるプ
リンターと、該印画紙と被転写体を減圧状態に密閉する
手段と、該印画紙を被転写体と密着させ減圧下で加熱す
る加熱プレス機を備えることを特徴とする。
写装置は、請求項1、2、3、4、5または6記載の画
像転写方法に用いられる画像転写装置であって、画像を
転写するために、画像読取り手段と、該画像をデジタル
入力し、入力した画像を加工する画像加工手段と、該画
像を印画した印画紙を出力する昇華性インクを用いるプ
リンターと、該印画紙と被転写体を減圧状態に密閉する
手段と、該印画紙を被転写体と密着させ減圧下で加熱す
る加熱プレス機を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明における転写工程では、プ
リンターから出力された昇華性のインクの画像を被転写
体の透明塗膜(コーティング層)に転写する場合、減圧
することにより昇華温度を低減し、比較的低温で転写す
ることができる。真空度は15mmHg〜0.1mmH
g程度が望ましく、15mmHg以上では転写時間が長
くなりすぎ、一方、真空度が0.1mmHg以下に達す
るように気密性を上げるにはコストが高くなる。昇華し
たインクは、被転写体の表面の透明塗膜に浸透し、画像
が転写される。
リンターから出力された昇華性のインクの画像を被転写
体の透明塗膜(コーティング層)に転写する場合、減圧
することにより昇華温度を低減し、比較的低温で転写す
ることができる。真空度は15mmHg〜0.1mmH
g程度が望ましく、15mmHg以上では転写時間が長
くなりすぎ、一方、真空度が0.1mmHg以下に達す
るように気密性を上げるにはコストが高くなる。昇華し
たインクは、被転写体の表面の透明塗膜に浸透し、画像
が転写される。
【0015】また、被転写体の表面の透明塗膜にウレタ
ン系樹脂を用いることによって、印画紙が被転写体に貼
り付いてしまうことなく、良好に転写することができ
る。ウレタン系樹脂のイソシアネート成分は、加熱時に
黄変し易いTDI(トルエンジイソシアネート)系でな
く、黄変し難いHMDI(水添MDI)系やMDI(ジ
イソシアネートジフェニルメタン)系などが望ましい。
ン系樹脂を用いることによって、印画紙が被転写体に貼
り付いてしまうことなく、良好に転写することができ
る。ウレタン系樹脂のイソシアネート成分は、加熱時に
黄変し易いTDI(トルエンジイソシアネート)系でな
く、黄変し難いHMDI(水添MDI)系やMDI(ジ
イソシアネートジフェニルメタン)系などが望ましい。
【0016】以下、本発明を適用した具体的な実施の形
態について、図面を用いて詳細に説明する。
態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】実施の形態1 本実施の形態は、印画紙に昇華性インクで印刷した画像
を被転写体である携帯電話のフリップに転写する例であ
る。
を被転写体である携帯電話のフリップに転写する例であ
る。
【0018】まず、Mg合金(AZ91D)を用い、図
1〜3に示されるように携帯電話のフリップ形状(約4
0mm×55mm、厚さ1mm)の被転写物23に鋳造
した。ついでイソシアネート成分がHMDI系のウレタ
ン系塗料である関西ペイント(株)製PG60の白色の
塗料の、主剤と硬化剤を10:1で混合し、得られた混
合物とPG60用溶剤を1:1で希釈して塗料を調製し
た。そして、この調製した塗料をエアスプレーで前記被
転写物23の表面に塗布したのち、20分間室温で放置
した。ついで乾燥炉を用い90℃で20分間硬化し、2
0〜30μm厚さの塗膜22を得た。さらに、この白色
塗膜22の上に透明塗膜21を重ね塗りした。この透明
塗膜21は、紫外線吸収剤および光安定剤が配合してあ
るイソシアネート成分がHMDI系の花原化学(株)製ウ
レタン系塗料HIコートを用い、前記PG60と同じ塗
装条件でコーティングした。これにより携帯電話のフリ
ップ形状の被転写体48を得た。
1〜3に示されるように携帯電話のフリップ形状(約4
0mm×55mm、厚さ1mm)の被転写物23に鋳造
した。ついでイソシアネート成分がHMDI系のウレタ
ン系塗料である関西ペイント(株)製PG60の白色の
塗料の、主剤と硬化剤を10:1で混合し、得られた混
合物とPG60用溶剤を1:1で希釈して塗料を調製し
た。そして、この調製した塗料をエアスプレーで前記被
転写物23の表面に塗布したのち、20分間室温で放置
した。ついで乾燥炉を用い90℃で20分間硬化し、2
0〜30μm厚さの塗膜22を得た。さらに、この白色
塗膜22の上に透明塗膜21を重ね塗りした。この透明
塗膜21は、紫外線吸収剤および光安定剤が配合してあ
るイソシアネート成分がHMDI系の花原化学(株)製ウ
レタン系塗料HIコートを用い、前記PG60と同じ塗
装条件でコーティングした。これにより携帯電話のフリ
ップ形状の被転写体48を得た。
【0019】ついで、図4に示されるように画像をスキ
ャナー41から読み込み、パーソナルコンピュータ42
で画像を加工したのち、新日本製鉄(株)製のJuan
aプリンター43で画像を印画紙44に印画した。この
プリンタ43は、静電記録方式で昇華染料トナーを用い
ている。
ャナー41から読み込み、パーソナルコンピュータ42
で画像を加工したのち、新日本製鉄(株)製のJuan
aプリンター43で画像を印画紙44に印画した。この
プリンタ43は、静電記録方式で昇華染料トナーを用い
ている。
【0020】つぎに、図5に示されるようにポリエチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムから作製される、空気の
排出口49aを設けた減圧用の密閉バッグ49にフリッ
プ状の被転写体48と画像を出力した印画紙44を適正
な配置となるようにセットし、ついで加熱プレス機45
の下型50の上に設置した。そして真空ポンプ(図示せ
ず)により5mmHgに減圧し、熱盤46により160
℃に加熱してある上型47を5分間100g/cm2の
圧力で押し付けて、印画紙44の画像を被転写体48に
転写した。その結果、図6において、断面形状を示すよ
うに昇華インク31が浸透した意匠性に優れた転写物5
1を得た。なお、上型47と下型50はフリップの曲面
形状にフィットするように作製した。
ンテレフタレート樹脂フィルムから作製される、空気の
排出口49aを設けた減圧用の密閉バッグ49にフリッ
プ状の被転写体48と画像を出力した印画紙44を適正
な配置となるようにセットし、ついで加熱プレス機45
の下型50の上に設置した。そして真空ポンプ(図示せ
ず)により5mmHgに減圧し、熱盤46により160
℃に加熱してある上型47を5分間100g/cm2の
圧力で押し付けて、印画紙44の画像を被転写体48に
転写した。その結果、図6において、断面形状を示すよ
うに昇華インク31が浸透した意匠性に優れた転写物5
1を得た。なお、上型47と下型50はフリップの曲面
形状にフィットするように作製した。
【0021】なお、前記透明塗膜は転写後の剥がし易さ
から、ウレタン樹脂が好ましく、耐光性を向上させるた
めに、紫外線吸収剤や光安定剤を配合したコーティング
材を用いることが望ましい。
から、ウレタン樹脂が好ましく、耐光性を向上させるた
めに、紫外線吸収剤や光安定剤を配合したコーティング
材を用いることが望ましい。
【0022】また、本発明において被転写体としてある
程度耐熱性のある任意の素材が使用可能であるが、携帯
電話フリップなどへの転写を考えた場合、軽量性が要求
されるため、Mg合金のほかAl合金などの軽金属や融
点が110℃以上の結晶性プラスチックまたはガラス転
移温度が110℃以上の非晶性プラスチックなどが好適
である。
程度耐熱性のある任意の素材が使用可能であるが、携帯
電話フリップなどへの転写を考えた場合、軽量性が要求
されるため、Mg合金のほかAl合金などの軽金属や融
点が110℃以上の結晶性プラスチックまたはガラス転
移温度が110℃以上の非晶性プラスチックなどが好適
である。
【0023】実施の形態2 Al合金(ADC12)を用いたこと以外は実施の形態
1と同様に作製し、Al合金製の意匠性に優れた転写物
を得た。
1と同様に作製し、Al合金製の意匠性に優れた転写物
を得た。
【0024】実施の形態3 ガラス転移温度が150℃の三菱エンジニアリングプラ
スチックス(株)製ポリカーボネート樹脂S−2000
を用い、射出成形により、図1に示した携帯電話のフリ
ップ形状の被転写物23を成形した。透明塗膜は実施の
形態1と同様に形成し、携帯電話のフリップ形状の被転
写体を得た。つぎに、画像をスキャナーから読み込み、
パソコンで画像を加工したのち、新日本製鉄(株)製の
Juanaプリンターで画像を印画紙に出力した。ポリ
エチレンテレフタレート樹脂フィルムで作製される、空
気の排出口を設けた減圧用の密閉バッグにフリップ状の
被転写体と画像を出力した印画紙を適正な配置となるよ
うにセットし、ついで加熱プレス機の下型の上に設置し
た。そして真空ポンプにより1mmHgに減圧し、13
0℃に加熱してある上型を10分間押し付けて、印画紙
の画像を被転写体に転写した。その結果、意匠性に優れ
た転写物を得た。なお、上型と下型はフリップの曲面製
状にフィットするように作製した。
スチックス(株)製ポリカーボネート樹脂S−2000
を用い、射出成形により、図1に示した携帯電話のフリ
ップ形状の被転写物23を成形した。透明塗膜は実施の
形態1と同様に形成し、携帯電話のフリップ形状の被転
写体を得た。つぎに、画像をスキャナーから読み込み、
パソコンで画像を加工したのち、新日本製鉄(株)製の
Juanaプリンターで画像を印画紙に出力した。ポリ
エチレンテレフタレート樹脂フィルムで作製される、空
気の排出口を設けた減圧用の密閉バッグにフリップ状の
被転写体と画像を出力した印画紙を適正な配置となるよ
うにセットし、ついで加熱プレス機の下型の上に設置し
た。そして真空ポンプにより1mmHgに減圧し、13
0℃に加熱してある上型を10分間押し付けて、印画紙
の画像を被転写体に転写した。その結果、意匠性に優れ
た転写物を得た。なお、上型と下型はフリップの曲面製
状にフィットするように作製した。
【0025】実施の形態4 Mg合金(AZ91D)を用い、実施の形態1と同様に
透明塗膜を作製される、携帯電話のフリップ形状の被転
写体を得た。つぎに、画像をスキャナーから読み込み、
パソコンで画像を加工したのち、三菱電機(株)製のビ
デオプリンターCP700で画像を印画紙に出力した。
このプリンターは昇華性インクを熱転写方式で出力する
ものである。ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
で作製し、空気の排出口を設けた減圧用の密閉バッグに
フリップ状の被転写体と画像を出力した印画紙を適正な
配置となるようにセットし、ついで加熱プレス機の下型
の上に設置した。そして真空ポンプにより5mmHgに
減圧し、180℃に加熱してある上型を5分間押し付け
て、印画紙の画像を被転写体に転写した。その結果、意
匠性に優れた転写物を得た。なお、上型と下型はフリッ
プの曲面形状にフィットするように作製した。
透明塗膜を作製される、携帯電話のフリップ形状の被転
写体を得た。つぎに、画像をスキャナーから読み込み、
パソコンで画像を加工したのち、三菱電機(株)製のビ
デオプリンターCP700で画像を印画紙に出力した。
このプリンターは昇華性インクを熱転写方式で出力する
ものである。ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
で作製し、空気の排出口を設けた減圧用の密閉バッグに
フリップ状の被転写体と画像を出力した印画紙を適正な
配置となるようにセットし、ついで加熱プレス機の下型
の上に設置した。そして真空ポンプにより5mmHgに
減圧し、180℃に加熱してある上型を5分間押し付け
て、印画紙の画像を被転写体に転写した。その結果、意
匠性に優れた転写物を得た。なお、上型と下型はフリッ
プの曲面形状にフィットするように作製した。
【0026】実施の形態5 Al合金(ADC12)を用いたこと以外は実施の形態
3と同様に作製し、Al合金製の意匠性に優れた転写物
を得た。
3と同様に作製し、Al合金製の意匠性に優れた転写物
を得た。
【0027】実施の形態6 ガラス転移温度が150℃である三菱エンジニアリング
プラスチックス(株)製ポリカーボネート樹脂S−20
00を用い、射出成形により、図1に示した携帯電話の
フリップ形状の被転写物を成形した。透明塗膜は実施の
形態1と同様に形成し、携帯電話のフリップ形状の被転
写体を得た。つぎに、画像をスキャナーから読み込み、
パソコンで画像を加工したのち、三菱電機(株)製のビ
デオプリンターCP700で画像を印画紙に出力した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムで作製され
る、空気の排出口を設けた減圧用の密閉バッグにフリッ
プ状の被転写体と画像を出力した印画紙を適正な配置と
なるようにセットし、ついで加熱プレス機の下型の上に
設置した。そして真空ポンプにより0.1mmHgに減
圧し、130℃に加熱してある上型を15分間押し付け
て、印画紙の画像を被転写体に転写した。その結果、意
匠性に優れた転写物を得た。なお、上型と下型はフリッ
プの曲面形状にフィットするように作製した。
プラスチックス(株)製ポリカーボネート樹脂S−20
00を用い、射出成形により、図1に示した携帯電話の
フリップ形状の被転写物を成形した。透明塗膜は実施の
形態1と同様に形成し、携帯電話のフリップ形状の被転
写体を得た。つぎに、画像をスキャナーから読み込み、
パソコンで画像を加工したのち、三菱電機(株)製のビ
デオプリンターCP700で画像を印画紙に出力した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムで作製され
る、空気の排出口を設けた減圧用の密閉バッグにフリッ
プ状の被転写体と画像を出力した印画紙を適正な配置と
なるようにセットし、ついで加熱プレス機の下型の上に
設置した。そして真空ポンプにより0.1mmHgに減
圧し、130℃に加熱してある上型を15分間押し付け
て、印画紙の画像を被転写体に転写した。その結果、意
匠性に優れた転写物を得た。なお、上型と下型はフリッ
プの曲面形状にフィットするように作製した。
【0028】比較例1 ガラス転移温度が100℃である三菱レイヨン(株)製
ABS樹脂ダイヤペット1001を用いた他は実施の形
態3と同様であるが、熱変形温度以上に加熱されたた
め、転写中に変形してしまい、また、転写された画像は
薄く、意匠性に優れた転写物を得ることはできなかっ
た。
ABS樹脂ダイヤペット1001を用いた他は実施の形
態3と同様であるが、熱変形温度以上に加熱されたた
め、転写中に変形してしまい、また、転写された画像は
薄く、意匠性に優れた転写物を得ることはできなかっ
た。
【0029】比較例2 透明塗膜に大日本塗料(株)製アクリル系樹脂塗料アクロ
ーゼ#6200を用いた以外は実施の形態1と同様であ
るが、アクリル系塗料を用いたため、転写時に印画紙が
透明塗膜に貼り付いてしまい、うまく剥がすことができ
ず、意匠性に優れた転写物を得ることはできなかった。
ーゼ#6200を用いた以外は実施の形態1と同様であ
るが、アクリル系塗料を用いたため、転写時に印画紙が
透明塗膜に貼り付いてしまい、うまく剥がすことができ
ず、意匠性に優れた転写物を得ることはできなかった。
【0030】比較例3 透明塗膜に大日本塗料(株)製エポキシ系樹脂塗料エポニ
ックス110を用いた以外は実施の形態1と同様である
が、エポキシ系塗料を用いたため、転写時に印画紙が透
明と膜に貼り付きぎみであり、一部剥がれずに残った。
そして、エポキシ樹脂の透明塗膜は若干黄変し、意匠性
に優れた転写物を得ることはできなかった。
ックス110を用いた以外は実施の形態1と同様である
が、エポキシ系塗料を用いたため、転写時に印画紙が透
明と膜に貼り付きぎみであり、一部剥がれずに残った。
そして、エポキシ樹脂の透明塗膜は若干黄変し、意匠性
に優れた転写物を得ることはできなかった。
【0031】実施の形態7 前記実施の形態1〜6の画像の転写は図4〜5に示した
画像転写装置で行なった。すなわち画像読取り手段であ
るスキャナ41で読み込んだ画像を画像加工手段である
パーソナルコンピュータ42で加工し、ついで昇華性イ
ンクを用いる熱転写プリンターであるビデオプリンター
43で画像を印画した印画紙44を出力する。なお、画
像の入力はスキャナーに限らず、デジタルカメラまたは
ビデオカメラなどを接続して行なうことができる。ま
た、CD−ROMに保存されている画像なども用いるこ
とができる。つぎに画像が出力された印画紙44を減圧
できる手段であるバッグ49と被転写体44を支えると
ともに、加熱できる上下型47、50を備えた加熱プレ
ス機45によって、被転写体44に減圧下で画像を転写
する。
画像転写装置で行なった。すなわち画像読取り手段であ
るスキャナ41で読み込んだ画像を画像加工手段である
パーソナルコンピュータ42で加工し、ついで昇華性イ
ンクを用いる熱転写プリンターであるビデオプリンター
43で画像を印画した印画紙44を出力する。なお、画
像の入力はスキャナーに限らず、デジタルカメラまたは
ビデオカメラなどを接続して行なうことができる。ま
た、CD−ROMに保存されている画像なども用いるこ
とができる。つぎに画像が出力された印画紙44を減圧
できる手段であるバッグ49と被転写体44を支えると
ともに、加熱できる上下型47、50を備えた加熱プレ
ス機45によって、被転写体44に減圧下で画像を転写
する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の請求項1
によれば、印画紙に昇華性インクで印画された画像を被
転写物の表面に転写するための画像転写方法であって、
前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティングした被転
写体を作製する工程と、該被転写体の表面に前記印画紙
を密着させたのち、減圧下で加熱することによって印画
紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する工程を備え
るので、比較的短時間に意匠性に優れた画像を転写する
ことができる。
によれば、印画紙に昇華性インクで印画された画像を被
転写物の表面に転写するための画像転写方法であって、
前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティングした被転
写体を作製する工程と、該被転写体の表面に前記印画紙
を密着させたのち、減圧下で加熱することによって印画
紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する工程を備え
るので、比較的短時間に意匠性に優れた画像を転写する
ことができる。
【0033】また本発明の請求項2によれば、前記透明
塗膜が非黄変型ウレタン系樹脂であるので、印画紙が被
転写体に貼りついてしまうことなく、良好に転写するこ
とができる。
塗膜が非黄変型ウレタン系樹脂であるので、印画紙が被
転写体に貼りついてしまうことなく、良好に転写するこ
とができる。
【0034】また本発明の請求項3によれば、前記透明
塗膜が紫外線吸収剤および光安定剤を含有しているの
で、日照による退色や変色を防止することができる。
塗膜が紫外線吸収剤および光安定剤を含有しているの
で、日照による退色や変色を防止することができる。
【0035】また本発明の請求項4〜6によれば、被転
写物としてMg合金、Al合金、または耐熱プラスチッ
クを用いるので携帯電話フリップなどに必要な軽量な被
転写体とすることができる。
写物としてMg合金、Al合金、または耐熱プラスチッ
クを用いるので携帯電話フリップなどに必要な軽量な被
転写体とすることができる。
【0036】さらに本発明の請求項7によれば、請求項
1、2、3、4、5または6記載の画像転写方法に用い
られる画像転写装置であって、画像を転写するために、
画像読取り手段と、該画像をデジタル入力し、入力した
画像を加工する画像加工手段と、該画像を印画した印画
紙を出力する昇華性インクを用いるプリンターと、該印
画紙と被転写体を減圧状態に密閉する手段と、該印画紙
を被転写体と密着させ減圧下で加熱する加熱プレス機を
備えるので、比較的短時間に意匠性に優れた画像を転写
することができる。
1、2、3、4、5または6記載の画像転写方法に用い
られる画像転写装置であって、画像を転写するために、
画像読取り手段と、該画像をデジタル入力し、入力した
画像を加工する画像加工手段と、該画像を印画した印画
紙を出力する昇華性インクを用いるプリンターと、該印
画紙と被転写体を減圧状態に密閉する手段と、該印画紙
を被転写体と密着させ減圧下で加熱する加熱プレス機を
備えるので、比較的短時間に意匠性に優れた画像を転写
することができる。
【図1】 被転写体の正面図である。
【図2】 被転写体の側面図である。
【図3】 被転写体の断面図である。
【図4】 画像転写装置の模式図である。
【図5】 画像転写装置の模式図である。
【図6】 画像を転写した被転写体の断面図である。
21 透明塗膜(コーティング層)、22 白色下塗り
層、23 被転写物、31 転写し浸透した昇華性イン
ク、41 スキャナー、42 パーソナルコンピュタ
ー、43 プリンター、44 画像を印画した印画紙、
45 加熱プレス機、46 熱盤、47 上型、 48
被転写体、49 減圧バッグ、49a 排出口、50
下型。
層、23 被転写物、31 転写し浸透した昇華性イン
ク、41 スキャナー、42 パーソナルコンピュタ
ー、43 プリンター、44 画像を印画した印画紙、
45 加熱プレス機、46 熱盤、47 上型、 48
被転写体、49 減圧バッグ、49a 排出口、50
下型。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 5/00 116 B41F 16/00 C // B41F 16/00 B41J 3/20 117A (72)発明者 稲葉 好次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 上坂 和夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 阪部 茂一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2C065 AB10 AB11 AE07 CJ01 CJ03 CJ06 CJ08 DA10 DA23 DA33 DA36 3B005 FA12 FA13 FB33 GA12 GC08 4H057 AA02 BA12 CA03 CB08 CC01 DA02 DA29 FA16 FA17 FA42 GA05 HA01 HA02 JA10 JA14 JB02
Claims (7)
- 【請求項1】 印画紙に昇華性インクで印画された画像
を被転写物の表面に転写するための画像転写方法であっ
て、前記被転写物の表面に透明塗膜をコーティングした
被転写体を作製する工程と、該被転写体の表面に前記印
画紙を密着させたのち、減圧下で加熱することによって
印画紙の表面の画像を被転写体の表面に転写する工程を
備えることを特徴とする画像転写方法。 - 【請求項2】 前記透明塗膜が非黄変型ウレタン系樹脂
であることを特徴とする請求項1記載の画像転写方法。 - 【請求項3】 前記透明塗膜が紫外線吸収剤および光安
定剤を含有していることを特徴とする請求項1または2
記載の画像転写方法。 - 【請求項4】 前記被転写物がMg合金であることを特
徴とする請求項1または2記載の画像転写方法。 - 【請求項5】 前記被転写物がAl合金であることを特
徴とする請求項1または2記載の画像転写方法。 - 【請求項6】 前記被転写物が110℃以上のガラス転
移温度を有する耐熱プラスチックであることを特徴とす
る請求項1または2記載の画像転写方法。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
の画像転写方法に用いられる画像転写装置であって、画
像を転写するために、画像読取り手段と、該画像をデジ
タル入力し、入力した画像を加工する画像加工手段と、
該画像を印画した印画紙を出力する昇華性インクを用い
るプリンターと、該印画紙と被転写体を減圧状態に密閉
する手段と、該印画紙を被転写体と密着させ減圧下で加
熱する加熱プレス機を備えることを特徴とする画像転写
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11117899A JP2000301897A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 画像転写方法および画像転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11117899A JP2000301897A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 画像転写方法および画像転写装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000301897A true JP2000301897A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14722969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11117899A Pending JP2000301897A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 画像転写方法および画像転写装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000301897A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001096929A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-10 | Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd | 転写画像形成部品及びそれを用いた機器装置 |
| JP2002254896A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Seiko Epson Corp | 画像形成方法およびこれに用いる転写シートフィルム、並びに画像形成装置 |
| JP2002300249A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Kyocera Corp | 携帯電話装置、及びそれに使用するデータ転写装置 |
| JP2013014868A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Nidek Co Ltd | シリコーン成型品又はポリウレタン成型品の染色方法 |
| WO2013137314A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本化薬株式会社 | 昇華転写染色方法及びその染色物 |
| JP2019066668A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd | 染色眼鏡レンズの製造方法 |
| CN116638857A (zh) * | 2023-03-16 | 2023-08-25 | 温州市格致诚正文化用品有限公司 | 一种用于削笔器的转印设备 |
-
1999
- 1999-04-26 JP JP11117899A patent/JP2000301897A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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