JP2000301970A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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JP2000301970A
JP2000301970A JP11111687A JP11168799A JP2000301970A JP 2000301970 A JP2000301970 A JP 2000301970A JP 11111687 A JP11111687 A JP 11111687A JP 11168799 A JP11168799 A JP 11168799A JP 2000301970 A JP2000301970 A JP 2000301970A
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seat
child
headrest
backrest
child seat
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JP11111687A
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Masumi Goto
真澄 後藤
Michio Ando
道夫 安藤
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RIIMAN KK
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RIIMAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より高度な安全性を確保できるチャイルドシー
トを提供すること。 【解決手段】チャイルドシートSは、台座部1と台座部
1に分離されて着脱可能に装着される座席部2とを有
し、座席部2は座部20と座部20に対して傾倒可能な
背部30とを有して構成される。座部20にはフットレ
スト24が臀部支持部23に対して傾倒可能に配置され
るとともに、フットレスト24に軸支する第1の節リン
ク機構200が構成される。背部30にはヘッドレスト
33が背もたれ部31に対して傾倒可能に配置されると
ともに、ヘッドレスト33に軸支する第2の4節リンク
機構300が構成される。第1の4節リンク機構200
と第2の4節リンク機構300は支持軸52に軸支され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用年少者
保護装置に関し、特に新生児・乳児・幼児の各年齢層に
対して対応可能なチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、6才以下の年少者が車に搭乗する
際には、年少者の安全を保護するために年少者安全座席
の搭載が義務づけられるようになり、それに伴って各種
の課題を解決するための改良がなされてきている。一
方、自動車用年少者保護装置は新生児・乳児・幼児等の
年少者が使用する場合、年少者が使用できる年少者保護
装置の区分とそれぞれの年少者に対応する保護装置の使
用状態が「日本工業規格」の中で「自動車用品−年少者
保護装置:JIS−D 0401−1996」として規
定されている。
【0003】それによると、年少者保護装置は、「乳児
用ベッド」、「幼児用シート」及び「学童用シート」に
区分され、さらに年少者の体重によって10Kg未満、
9〜18Kg、15〜25Kg、22〜36Kgの場合
でそれぞれW1、W2、W3、W4というように区分さ
れている。そして「乳児用ベッド」は、主として乳児を
連続した面上で仰向けまたは俯せに寝かせた状態で乳児
を拘束するとともに、進行方向に対して横向きに配置す
るように構成していなければならず、「幼児用シート」
は、W1との組み合わせでは後ろ向きにしなければなら
ず、「学童用シート」は、W1及びW2との組み合わせ
はしてはならないように規定されている。このため、年
少者の各区分に合わせて「乳児用ベッド」、「幼児用シ
ート」(一般にチャイルドシートと呼ばれる)、「学童
用シート」がそれぞれ別々の保護装置として使用されて
いた。
【0004】しかし、それぞれの年少者の年齢や体重に
合わせて、別々の保護装置を装着することは使用者の負
担を増加させるとともに、それぞれの年齢を過ぎると使
用することができなくなり無駄が多い。そのために、1
台の保護装置ですべての年少者を対象に使用できるよう
にする試みが特開平10ー250426号で示されてい
る。以下、この保護装置を「チャイルドシート」と呼
ぶ。それによると、このチャイルドシートは、座席部と
台座部とを有し、座席部には座部と背部とが配置され、
背部は座部に対して傾倒可能に形成されている。座席部
は台座部に回転可能に装着され、自動車の進行方向に対
して横向き状態、前向き状態、後ろ向き状態に配置可能
に構成されている。そして、横向き状態においては背部
を水平状に傾倒させてベッド状に、前向き状態や後ろ向
き状態においてはシート状にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チャイルドシ
ートは、年少者を保護することが目的のため、確実な安
全保護を構成することが重要であり、進行方向に対して
横向き状態、前向き状態、あるいは後ろ向き状態の各状
態においては、各状態に合わせて年少者の保護ができる
ように構成する必要があり、例えば、横向き状態におい
ては衝突時における年少者の頭部や胴部または脚部を保
護するために年少者の四方から囲うように構成する必要
があり、さらには頭部への二重の保護も必要となる。
【0006】従来のチャイルドシート(特開平10−2
50426号に示されるもの)は、上記の各状態に対応
するために、年少者の回りを囲うサイドガード、ヘッド
レストアームレストとを有して構成され、ヘッドレスト
は背もたれ部に対して傾倒可能に構成されている。さら
には頭部を保護するためのヘッドガードも設けられて、
二重の保護がされている。しかし、脚部に対しては解放
されているため、新生児が収容されるベッド状態におい
ては、安全保護ベルトが装着されているものの、安全ベ
ルトがもし掛着されない状態で運転状態にあれば危険が
生じることになり、特にベッド状態では年少者の四方を
囲うように構成されていることが望まれている。
【0007】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、サイドレスト、アームレスト及びヘッドレスト、
フットレストを備え、特にベッド状態においては年少者
の四方を囲うようにフットレストとヘッドレストとを傾
倒させ、シート状態では頭部を支持できるようにヘッド
レストを傾倒させ、また脚部を折り曲げることのできる
ようにフットレストを傾倒するチャイルドシートを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるチャ
イルドシートでは、上記の課題を解決するために以下の
ように構成するものである。即ち、年少者を着座させた
り寝かせたりすることのできる座席部と、前記座席部を
載設する台座部と、を有し、前記座席部には前記台座部
に装着される座部と、前記座部に傾倒可能な背部とが配
設されるチャイルドシートであって、前記背部には、底
面に形成され年少者の背中を支持する背もたれ部と、前
記背もたれ部の両側から立設され年少者の胴体部を側面
から保護するサイドレストと、前記背もたれ部の先端部
に傾倒可能に支持され年少者の頭部を保護するヘッドレ
ストと、が配設され、前記座部には、下部に形成され略
水平方向に移動可能な臀部支持部と、前記臀部支持部の
両側で立設されるアームレストと、前記臀部支持部の先
端部に傾倒可能に支持され年少者の脚部を保護するフッ
トレストと、が配設され、前記座席部には、前記座部側
に配設され前記フットレストに軸支する第1の4節リン
ク機構と、前記背部側に配設され前記ヘッドレストに軸
支する第2の4節リンク機構とが、前記座席部の両側に
対向するように1対配設され、それぞれの第1の4節リ
ンク機構と第2の4節リンク機構が1個の共通する節点
で連結されていることを特徴とするものである。
【0009】好ましくは、前記背部が、前記座部に対し
て略同一面となる位置から最も立ち上がる位置に傾倒す
るにしたがって、前記ヘッドレストが、前記背もたれ部
に対して最も立ち上がる位置から、前記背もたれ部と略
同一面になる位置に向かって傾倒するように構成されて
いることを特徴とするものであればよい。
【0010】また、前記背部が、前記座部に対して略同
一面となる位置から最も立ち上がる位置に傾倒するにし
たがって、前記フットレストが、前記臀部支持部に対し
て最も立ち上がった位置から、前記臀部支持部と略同一
面から下方に下がった位置に向かって傾倒するように構
成されていることを特徴とするものであればなおよい。
【0011】さらに、このチャイルドシートには、前記
ヘッドレストに回動可能に頭部保護パットが配設され、
前記頭部保護パットは、前記第2の4節リンク機構の節
点に軸支されるとともに、一端を前記背もたれ部側に当
接するように付勢されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】またこのチャイルドシートは、前記座席部
が前記台座部に着脱可能に構成されていることを特徴と
するものであってもよい。
【0013】さらにこのチャイルドシートは、前記座席
部が前記台座部に回動可能に装着されていることを特徴
とするものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。以下の説明にあたっては、本
形態のチャイルドシートSの内部構造を詳細に説明する
ために、本来形成されるべくクッション用軟質ウレタン
フォームを図上で省略している。
【0015】本形態のチャイルドシートSは、図1〜3
に示す3つの状態を形成することができ、自動車のシー
トに固着可能に形成される台座部1と、台座部1と分離
されて台座部1に着脱可能に構成される座席部2と、を
有して構成されている。さらに、座席部2は座部20と
座部20に対して傾倒可能に構成される背部30とを有
している。前述の区分の内W1、または新生児または首
が座っていない乳児が使用する状態は、図1に示すよう
に、座席部2が自動車の進行方向に対して横向き状態に
配置され、しかも背部30が台座部1に対して水平方向
に倒されて乳児用ベッドを形成している(以下の説明で
は、この状態を「新生児」用として区分する)。区分W
1の乳児(首が座っている乳児)または幼児が使用する
状態は、図2に示すように、座席部2が自動車の進行方
向に対して後ろ向き状態に配置され、しかも背部30は
台座1に対して斜め上方に傾倒されて幼児用シートを形
成している(以下の説明では、この状態を「乳児」用と
して区分する)。さらに区分W2、W3、W4で幼児が
使用する状態は、図3に示すように、座席部2は台座部
1に対して前向き状態に配置され、しかも背部30は前
述の後ろ向き状態における背部30の傾斜角度より大き
な角度で傾倒されて幼児用シートを形成している(以下
の説明では、この状態を「幼児」用として区分する)。
【0016】各部位の詳細な構成を説明すると、台座部
1は、図1に示すように、座席部2の下面側に形成され
た掛着ピン25に係合可能な受け部11を有して自動車
のシートに固着するように形成され、掛着ピン25が係
合すると図示しないロック装置で座席部2を固着支持す
る。本形態では台座部1の受け部11は、矩形状の各頂
点に位置するように4か所に形成される掛着ピン25に
対応して形成されている。
【0017】座席部2の座部20は、図4に示すよう
に、台座部1に取り付けられる底部21と、底部21の
両側端部から立設されるアームレスト22と、底部21
の上方で略水平方向に移動可能な臀部支持部23と、臀
部支持部23の先端側に臀部支持部23に傾倒可能に支
持されるフットレスト24と、を有して形成されてい
る。さらに、底部21には安全ベルト3を構成する股ベ
ルト4の一端が、収容される年少者の腹部を上方から覆
うように取り付けられている。
【0018】座席部2の背部30は、年少者の背中を支
持する背もたれ部31と、背もたれ部31の両側端縁か
らそれぞれ立設するサイドレスト32と、背もたれ部3
1の頭部側先端に背もたれ部31に傾倒可能に支持され
るヘッドレスト33と、を有して構成されている。な
お、立設されるアームレスト22とサイドレスト32
は、衝撃により年少者がチャイルドシートSから飛び出
すことを防止する役目を有している。
【0019】また、ヘッドレスト33には、両側内面に
頭部保護パット34が回動可能に装着されている。頭部
保護パット34は、図5に示すように、年少者頭部の側
部に配置されるパット部35とパット部35の一端から
突出されヘッドレスト33から突起するように形成され
る支持部33aに回動可能に支持される取付部36とか
ら構成されている。取付部36は、ヘッドレスト33を
挿通する後述の4節リンクを構成するピン部に軸支され
るとともに、ヘッドレスト33に形成されたばね受け部
33bに一端を係止されたねじりコイルばね38を有し
て、パット部35の他端を背もたれ部31側に付勢する
ように装着されている。従って、この頭部保護パット3
4は、背部30が座部20に対して傾倒してもパット部
35他端を常に背もたれ部31に当接させているため年
少者の頭部側面を常時保護することになる。
【0020】上記のように構成された背部30は、座部
20に対して傾倒可能に支持される。背部30と座部2
0との連結は、図6〜8に示すように、背部30のサイ
ドレスト32下部に取り付けられた可動板51が、座部
20のアームレスト22に装着された固定板61に軸支
され、可動板51側に装着されたロックレバー55を操
作することにより背部30が座部20に対して傾倒され
る。さらに詳細に説明すれば、可動板51は凹凸状の薄
肉の金属板で形成され、上方に、固定板61を軸支する
ための支持軸52と、ロックレバー55を軸支するため
の支持ピン53と、が配置される2個の突起部51a、
51bを有して両サイドレスト32の外側面にそれぞれ
固着されている。支持軸52は、図7または図8に示す
ように、可動板51と固定板61に嵌合され胴体部には
ねじりコイルばね56が巻回されている。支持ピン53
は、可動板51に嵌合されロックレバー55を回動可能
に支承している。ロックレバー55は、中央部で支持ピ
ン53に支承されるとともに、一端に手動操作部55a
が形成され他端に固定板61に形成されたラッチ部63
に係合可能なフック部55bが形成されている。さら
に、ロックレバー55と可動板51との間には、フック
部55bをラッチ部63側に付勢する引っ張りコイルば
ね57が係止されている。
【0021】固定板61は薄肉の金属板で形成され、可
動板51と同様に上方に2個の突起部61a、61bを
有し、一端はアームレスト22の先端まで延設され他端
には背部30の選択的に傾倒される位置を決定するため
の選択係合部62が形成されている。選択係合部62に
はロックレバー55のフック部55bに係合可能な複数
のラッチ部63が形成されている。図6において、上方
の3か所のラッチ部63は背部30が座部20に対して
傾斜角度を有する3か所の位置を示し、下方のラッチ部
63は背部30が略水平方向に傾倒された位置を示すも
のである。上方のラッチ部63のうち最上段のラッチ部
63Aは「幼児」用の位置を形成するものであり、背部
30は座部20に対して最大の傾斜角度で傾倒されてい
る。そして、この位置においては座席部2は台座部1に
対して前向きに配置される。下段のラッチ部63Bは
「乳児」用の位置を形成するものであり「幼児」用の位
置より背部30の座部20に対する傾斜角度は小さく設
定されている。そして、この位置においては、座席部2
は台座部1に対して後ろ向きに配置される。なお、ラッ
チ部63Aとラッチ部63Bとの間に配置されるラッチ
部63Cは予備の位置として設けられている。また、下
方に配置されるラッチ部63Dは、「新生児」用として
ベッドを形成するものであり、背部30は座部20と略
同一の平面を形成する。そしてこの位置においては、座
席部2は台座部1に対して横向きに配置される。
【0022】従って、年少者の区分により背部30を傾
倒する際には、ロックレバー55の手動操作部55aを
操作してフック部55bをラッチ部63から離脱した
後、背部30を支持軸52を中心に回転させ必要な傾倒
位置に合わせてからフック部55bをラッチ部63に係
合させる。
【0023】ヘッドレスト33及びフットレスト24
は、第1の4節リンク機構と第2の4節リンク機構を連
結する複合4節リンク構造の中で傾倒可能に配置され
る。この構成を図1〜3及び図6に基づいて説明する。
第1の4節リンク機構200は、座部20の回りに、リ
ンク201、202、203、204を有して構成さ
れ、第2の4節リンク機構300は、背部30の回り
に、リンク301、302、303、304を有して構
成されている。
【0024】リンク201は臀部支持部23に相当し、
リンク202はアームレスト22に相当し、リンク20
3はフットレスト24に相当し、リンク204は、図6
における可動板51に相当し、可動板51は支持軸52
に揺動可能に支持されるとともに、一端が臀部支持部2
3の一端に枢着されて臀部支持部23とアームレスト2
2を連結している。フットレスト24は臀部支持部23
に軸支されるとともにアームレスト22にも軸支されて
いるため、リンク201、202、203、204で第
1の4節リンク機構200を構成することができる。さ
らにリンク204は、図6における固定板(アームレス
ト22に固着されている)61に装着される支持軸53
を中心に揺動可能に装着されるため、臀部支持部23
(リンク201)を略水平方向に移動させることができ
る。臀部支持部23(リンク201)の水平方向の移動
は、フットレスト24(リンク203)を、フットレス
ト24(リンク203)とアームレスト22(リンク2
02)との軸支部を中心に揺動させることができる。
【0025】第2の4節リンク機構300のリンク30
1は背もたれ部31に相当し、リンク302は、一端が
図6における固定板61の一端に枢着され他端はサイド
レスト32を通ってヘッドレスト33に軸支されてい
る。リンク303はヘッドレスト33に相当し、リンク
304は固定板61に相当する。ヘッドレスト33は、
リンク304に軸支されるとともに背もたれ部31にも
軸支され、背もたれ部31は図6における可動板51に
軸支され、固定板61は背もたれ部31と一体的に形成
されたサイドレスト32が可動板51を介して支持軸5
2で枢着されるため、リンク301、302、303、
304で第2の4節リンク機構300を構成することが
できる。さらに、可動板51を介して背もたれ部31
(リンク301)が、固定板61(リンク304)に支
持される支持軸52を中心に回動すると、固定板61
(リンク304)に軸支されたリンク302は、ヘッド
レスト33(リンク303)を、背もたれ部31(リン
ク301)とヘッドレスト33(リンク303)との軸
支部を中心に揺動させることができる。
【0026】また、第1の4節リンク機構200と第2
の4節リンク機構300とはいずれも支持軸52に枢着
され、しかも第1の4節リンク機構200のリンク20
1と第2の4節リンク機構300のリンク301とはお
互いに回動可能に連結され、さらに、第1の4節リンク
機構200のリンク202と第2の4節リンク機構30
0のリンク302とはお互いに回動可能に連結されてい
るため、背もたれ部31(リンク301)を支持軸52
を中心に回動することによって、ヘッドレスト33(リ
ンク303)を揺動させるとともに臀部支持部23(リ
ンク201)を略水平方向に移動させてフットレスト2
4(リンク203)を揺動させることができる。
【0027】ヘッドレスト33の揺動(背もたれ部31
に対する傾倒)とフットレスト24の揺動(臀部支持部
23に対する傾倒)は、背もたれ部31の臀部支持部2
3との傾斜角度がほぼ0°の場合、つまり、背もたれ部
31と臀部支持部23とが略同一平面上にある場合、図
1のようにヘッドレスト33は背もたれ部31に対して
略直交する方向に立設され、フットレスト24は臀部支
持部23に対して略直交する方向に立設されている。次
に、背もたれ部31が臀部支持部23と略同一面に傾倒
されている位置から上方に向かって傾倒するにしたがっ
て、つまり、「新生児」の位置から「幼児」の位置に向
かって傾倒するにしたがって、ヘッドレスト31は徐々
に背もたれ部31と同一平面の方向になるように傾倒さ
れ、フットレスト24は傾倒されて臀部支持部23と略
同一面になって年少者の脚部が伸長できる位置に達し、
臀部支持部23との同一面の位置からさらに傾倒されて
年少者の脚部が折り曲げることのできる位置に達する
(図2〜3)。
【0028】なお、第2の4節リンク機構300のリン
ク302はヘッドレスト33を軸支するとともに上端部
で内側に屈折して、図5に示すように、頭部保護パット
34の取付部36を軸支している。
【0029】次に、各年少者をチャイルドシートSに収
容する作用について説明する。まず、台座部1を自動車
のシートに固定する。台座部1をシートに対して前向き
(自動車の進行方向に対して前向き)に配置し、図示し
ないシートベルトで台座部1に固着する。
【0030】「新生児」を収容する場合は、座席部2の
背部30を水平方向に傾倒させ、座部20と略同一面の
ベッド状にする。この傾倒は、背部30の可動板51に
取り付けたロックレバー55を、座部20の固定板61
に形成された選択係合部62のラッチ部63から係合解
除し、背部30を押圧操作することによって行なわれ
る。この状態においては、フットレスト24は、座部2
0内で上方に傾倒された位置にあり、ヘッドレスト33
は背部30内で上方に傾倒された位置にあり、これによ
って、「新生児」は四方に立設する各レストに囲まれる
ことになる。
【0031】次に「乳児」を収容する場合は、もし、座
席部2が横向きに装着されている場合には、図示しない
操作レバーをロック解除の位置に移動させて座席部2を
台座部1から離脱させる。ベッド状にセットされた座席
部2のロックレバー55をラッチ部63から離脱させて
背部30を傾倒させ、「乳児」用に設定される位置でロ
ックレバー55をラッチ部63に係合させる。そして、
座席部2を後ろ向きに配置した状態で台座部1に装着す
る。この状態においては、フットレスト24は臀部支持
部23と略同一面に位置され、ヘッドレスト33は背も
たれ部31に対して僅かに上方に傾倒する位置にあり、
「乳児」の脚部は解放され、頭部は僅かに規制される。
【0032】次に、「幼児」を収容する場合は、同様な
操作で背部30を台座部1に対して設定された所定の角
度になるように傾倒させた状態で座席部2を台座部1に
前向きで装着する。この状態においては、フットレスト
24は臀部支持部23より下方に傾倒する位置にあり、
「幼児」は脚を下方に折り曲げることができ、ヘッドレ
スト33は背もたれ部31と略同一面に形成され「幼
児」が着座する際の頭部を支持することができる。
【0033】上述のように、このチャイルドシートS
は、台座部1に対して分離された座席部2を、区分され
た年少者に合わせてセットされた状態で台座部1に装着
することになる。従って、より高い安全性を確保するこ
とができる。
【0034】なお、上記のチャイルドシートSを構成す
る各装置については、上記の形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載されている内容であれば他
の形態でも含まれるものである。例えば、上記の台座部
1と座席部2は着脱されるものではなく、座席部2が台
座部1に対して回動可能に構成されるものであってもよ
い。この場合、自動車の進行方向に沿って前向きに自動
車のシートに固着される台座部1に対して、座席部2が
横向きまたは前向きあるいは後ろ向きの各状態に配置さ
れた場合には、各位置で固定されるようにロック機構が
設けられる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1のチャイルド
シートは、年少者を着座させたり寝かせたりすることの
できる座席部と、前記座席部を載設する台座部と、を有
し、前記座席部には前記台座部に装着される座部と、前
記座部に傾倒可能な背部とが配設され、前記背部には、
底面に形成され年少者の背中を支持する背もたれ部と、
前記背もたれ部の両側から立設され年少者の胴体部を側
面から保護するサイドレストと、前記背もたれ部の先端
部に傾倒可能に支持され年少者の頭部を保護するヘッド
レストと、が配設され、前記座部には、下部に形成され
略水平方向に移動可能な臀部支持部と、前記臀部支持部
の両側で立設されるアームレストと、前記臀部支持部の
先端部に傾倒可能に支持され年少者の脚部を保護するフ
ットレストと、が配設され、前記座席部には、前記座部
側に配設され前記フットレストに軸支する第1の4節リ
ンク機構と、前記背部側に配設され前記ヘッドレストに
軸支する第2の4節リンク機構とが、前記座席部の両側
に対向するように1対配設され、それぞれの第1の4節
リンク機構と第2の4節リンク機構が1個の共通する節
点で連結されている。
【0036】前記背部は前記座部に対して傾倒可能に構
成されているため、前記フットレストと前記ヘッドレス
トとは、前記背部が前記座部に対して傾倒すると同時に
それぞれ傾倒することができ、年少者の安全を確保する
ための最適な位置に、前記フットレストと前記ヘッドレ
ストとを配置することが可能となる。
【0037】請求項2のチャイルドシートは、前記背部
が、前記座部に対して略同一面となる位置から最も立ち
上がる位置に傾倒するにしたがって、前記ヘッドレスト
が、前記背もたれ部に対して最も立ち上がる位置から、
前記背もたれ部と略同一面になる位置に向かって傾倒す
るように構成されている。従って、前記座席部がベッド
状に形成されると前記ヘッドレストは立設され年少者の
頭部を囲うように配置されて年少者の頭部からの飛び出
しを防止することができ、前記座席部がシート状に倒さ
れると前記ヘッドレストは前記背もたれ部に対してその
傾倒角度を小さくして前記ヘッドレストを前記背もたれ
部側と同一面となる方向に傾倒させるため年少者の頭部
を支持することができる。
【0038】請求項3のチャイルドシートは、前記背部
が、前記座部に対して略同一面となる位置から最も立ち
上がる位置に傾倒するにしたがって、前記フットレスト
が、前記臀部支持部に対して最も立ち上がった位置か
ら、前記臀部支持部と略同一面から下方に下がった位置
に向かって傾倒するように構成されている。そのため、
前記座席部がベッド状に形成されると前記フットレスト
は立設され年少者の脚部を囲うように配置されて年少者
の脚部からの飛び出しを防止することができ、前記座席
部がシート状に傾倒されると前記フットレストは下方に
倒され、年少者の脚を折り曲げることができる。
【0039】請求項4のチャイルドシートは、前記ヘッ
ドレストに回動可能に頭部保護パットが配設され、前記
頭部保護パットは、前記第2の4節リンク機構の節点に
軸支されるとともに、一端を前記背もたれ部側に当接す
るように付勢されている。従って、この頭部保護パット
は、前記背部が前記座部に対していかなる位置に傾倒し
ても前記頭部保護パット部を常に前記背もたれ部に当接
させているため年少者の頭部側面を常時保護することが
できる。
【0040】請求項5のチャイルドシートは、前記座席
部が前記台座部に着脱可能に構成されるタイプのもので
も、請求項1から4の効果を発揮することができる。
【0041】また、請求項6のチャイルドシートでは、
前記座席部が前記台座部に回動可能に装着されているも
のであっても請求項1から4の効果を発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるチャイルドシートの「新
生児」用の状態の4節リンク機構を示す簡略図
【図2】同「乳児」用の状態の4節リンク機構を示す簡
略図
【図3】同「幼児」用の状態の4節リンク機構を示す簡
略図
【図4】本発明の一形態のチャイルドシートを示す全体
斜視図
【図5】図3における頭部保護パットの装着状態を示す
一部拡大図
【図6】図4の背部を傾倒するロックレバー辺りの構成
を示す一部詳細図
【図7】図6におけるVII −VII 断面図
【図8】図6におけるVIII−VIII断面図
【符号の説明】
S…チャイルドシート 1…台座部 2…座席部 20…座部 21…底部 22…アームレスト 23…臀部支持部 24…フットレスト 30…座席部 31…背もたれ部 32…サイドレスト 33…ヘッドレスト 34…頭部保護パット 200…第1の4節リンク機構 300…第2の4節リンク機構 51…可動板 52…支持軸 55…ロックレバー 61…固定板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 年少者を着座させたり寝かせたりするこ
    とのできる座席部と、前記座席部を載設する台座部と、
    を有し、前記座席部には前記台座部に装着される座部
    と、前記座部に傾倒可能な背部とが配設されるチャイル
    ドシートであって、 前記背部には、底面に形成され年少者の背中を支持する
    背もたれ部と、前記背もたれ部の両側から立設され年少
    者の胴体部を側面から保護するサイドレストと、前記背
    もたれ部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の頭部を
    保護するヘッドレストと、が配設され、 前記座部には、下部に形成され略水平方向に移動可能な
    臀部支持部と、前記臀部支持部の両側で立設されるアー
    ムレストと、前記臀部支持部の先端部に傾倒可能に支持
    され年少者の脚部を保護するフットレストと、が配設さ
    れ、 前記座席部には、前記座部側に配設され前記フットレス
    トに軸支する第1の4節リンク機構と、前記背部側に配
    設され前記ヘッドレストに軸支する第2の4節リンク機
    構とが、前記座席部の両側に対向するように1対配設さ
    れ、それぞれの第1の4節リンク機構と第2の4節リン
    ク機構が1個の共通する節点で連結されていることを特
    徴とするチャイルドシート。
  2. 【請求項2】 前記背部が、前記座部に対して略同一面
    となる位置から最も立ち上がる位置に傾倒するにしたが
    って、前記ヘッドレストが、前記背もたれ部に対して最
    も立ち上がる位置から、前記背もたれ部と略同一面にな
    る位置に向かって傾倒するように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  3. 【請求項3】 前記背部が、前記座部に対して略同一面
    となる位置から最も立ち上がる位置に傾倒するにしたが
    って、前記フットレストが、前記臀部支持部に対して最
    も立ち上がった位置から、前記臀部支持部と略同一面か
    ら下方に下がった位置に向かって傾倒するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、または2記載のチ
    ャイルドシート。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドレストに回動可能に頭部保護
    パットが配設され、前記頭部保護パットは、前記第2の
    4節リンク機構の節点に軸支されるとともに、一端を前
    記背もたれ部側に当接する方向に付勢されていることを
    特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  5. 【請求項5】 前記座席部が前記台座部に着脱可能に構
    成されていることを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載のチャイルドシート。
  6. 【請求項6】 前記座席部が前記台座部に回動可能に装
    着されていることを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載のチャイルドシート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246061A (ja) * 2006-02-16 2007-09-27 Leaman Kk チャイルドシート
CN113682213A (zh) * 2020-05-19 2021-11-23 好孩子儿童用品有限公司 一种集成于汽车座椅上的儿童安全座椅
JP2025066759A (ja) * 2019-12-30 2025-04-23 バンビーノ プレツィオーソ スウィツァーランド アーゲー チャイルドセーフティシート

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