JP2000303260A - 高圧縮回復性ポリアミドモノフィラメント - Google Patents

高圧縮回復性ポリアミドモノフィラメント

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JP2000303260A
JP2000303260A JP11083522A JP8352299A JP2000303260A JP 2000303260 A JP2000303260 A JP 2000303260A JP 11083522 A JP11083522 A JP 11083522A JP 8352299 A JP8352299 A JP 8352299A JP 2000303260 A JP2000303260 A JP 2000303260A
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monofilament
displacement
compression
core
nylon
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JP11083522A
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Toyohiko Masuda
豊彦 増田
Minoru Tagaya
実 多賀谷
Akira Kinoshita
明 木下
Akira Sakugi
朗 柵木
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
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Toray Monofilament Co Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】十分な圧縮・回復性と適度な引張伸度を有し、
繰り返し圧縮を受ける搾液工程等で使用される工業用織
物の構成素材として有用な、芯鞘複合ポリアミドモノフ
ィラメント 【解決手段】芯成分がポリエステルエラストマまたはポ
リアミドエラストマを主体とするポリマからなり、鞘成
分が結晶性ポリアミドからなる芯鞘複合ポリアミドモノ
フィラメントであって、芯成分と鞘成分との複合比率
が、重量比率で芯成分:鞘成分=5:95〜95:5の
範囲であり、引張伸度が100%未満で20℃、65%
RHで24時間以上放置した状態で測定した圧縮変位率
が1.6%以上、圧縮変位の回復率が65%以上。また
モノフィラメントを20℃のイオン交換水中に16時間
以上浸漬して吸水させた状態で測定した圧縮変位率が
2.3%以上である、芯鞘複合モノフィラメント

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返し圧縮を受
ける搾液工程等で使用される工業用織物の構成素材とし
て有用な、圧縮回復性に優れたポリアミドモノフィラメ
ントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】繰り返し圧縮を受ける工程で使用される
織物は吸液と搾液を繰り返し行う役割を担っているため
に、優れた圧縮性と圧縮から解放されたときの形状回復
性が要求される。
【0003】ポリアミドモノフィラメントは、ポリエス
テルモノフィラメントなどと比較して、圧縮変形と圧縮
後の形状回復性(以下、圧縮・回復性という)とに優
れ、かつ圧縮を受けたときにモノフィラメントが割れ難
い等の特性から従来から広く用いられてきたが、近年、
生産性を高める目的で搾液速度の高速化が進み、一層搾
液性能の良好な圧縮回復性に優れたモノフィラメントが
要求されるようになってきた。
【0004】かかる目的のための技術として、特開平4
−34095号公報において、特定範囲の曲げ弾性率と
特定以上の永久伸びを有するポリアミド系樹脂(ポリエ
ーテルポリアミドブロック共重合体)またはポリエステ
ル系樹脂(ポリエステルポリエーテルブロック共重合体
もしくはポリエステルポリエステルブロック共重合体)
からなる繊維をパッド層および/または基布からなる製
紙用ニードルフェルトが提案されている。該提案技術に
れば従来よりも圧縮・回復性の改善された製紙用ニード
ルフェルトがえられるものの、該公報明細書に記載され
ているごとく、基布の構成素材として提案の繊維をモノ
フィラメントの形態で使用する場合には、伸びやすいた
めに単独では基布の進行方向には適用不可能である問題
点を有していた。
【0005】また、特公昭44−10488号公報、特
開昭57−193521号公報、特開昭58−1042
20号公報、特開昭61−289123号公報、特開昭
61−289124号公報、特開昭61−289125
号公報、特開昭61−289126号公報においてナイ
ロン6等の結晶性ポリアミドとポリアミドエラストマか
らなる複合繊維が提案されているが、いずれも巻縮性も
しくは繊維軸と並行方向の高弾性を目的としたマルチフ
ィラメントに関する技術であり、本願発明における優れ
た微小硬度計で測定した繊維軸とは垂直方向における圧
縮変形と圧縮変形の回復性に代表される、繰り返し圧縮
を受けた場合の高度な圧縮・回復性を有するポリアミド
モノフィラメントに関する技術については何等記載がな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した欠点
のない、十分な圧縮・回復性と適度な柔軟性を有し、繰
り返し圧縮を受ける搾液工程等で使用される工業用織物
の構成素材として有用なポリアミドモノフィラメントを
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は次の手段
によって達成される。 1.芯成分がポリエステルエラストマまたはポリアミド
エラストマを主体とするポリマからなり、鞘成分が結晶
性ポリアミドからなる芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントであって、芯成分と鞘成分との複合比率が、重量比
率で芯成分:鞘成分=95:5〜5:95の範囲であ
り、引張伸度が100%未満であって、該モノフィラメ
ントを20℃、65%RHの環境下で24時間以上放置
した状態で測定した圧縮変位率が1.0%以上、圧縮変
位の回復率が65%以上である芯鞘複合ポリアミドモノ
フィラメント。(ただし、引張伸度の測定は、20℃、
65%RHの環境下で24時間以上放置した状態の、圧
縮変位率および圧縮変位の回復率の測定に供する前のモ
ノフィラメントを試料として、(株)オリエンテック製
「テンシロン万能試験機 RTM500を使用して測定
したものである。
【0008】また、圧縮変位率および圧縮変位の回復率
の測定は、(株)島津製作所製「島津粉体圧縮試験機
PCT−200」を使用して次の条件で測定するものと
する。
【0009】20℃、65%RHの環境下で24時間以
上放置したモノフィラメントの側面を直径500μmの
平面を有するダイヤモンド製円盤状加圧子で原点荷重1
5gf、最大荷重50gf、荷重付加速度1.44gf
/秒の条件で圧縮・回復時の糸直径変位を読み取り、次
の式から圧縮変位率および圧縮変位の回復率を求めた。
なお同一のモノフィラメントから3本の試料を採取し、
n3の測定を行い平均値を求める。 (1)圧縮変位率(%)=(L1÷糸直径)×100 (2)復元率(%)=[(L1−L2)÷糸直径]×1
00 (3)圧縮変位の回復率(%)=(復元率÷圧縮変位
率)×100 ただし、上記式中におけるL1は、最初に試料に与えた
原点荷重15gf時点での変位と最大荷重50gfにお
ける変位との変位差の絶対値をμmで表したものであ
り、L2は、L1と最大荷重50gfの最大荷重から荷
重を15gfに減じた時の復元変位との差(残留変位)
の絶対値をμmで表したものであり、糸直径は、20
℃、65%RHの環境下で24時間以上放置した状態の
モノフィラメントの直径を、ノギスまたはアンリツ
(株)製「レーザー外径測定機 KL−151Aを使用
して測定したものであり、μmで表したものである。) 2.芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントにおける鞘成
分を構成する結晶性ポリアミドがナイロン6、ナイロン
66またはナイロン6とナイロン66の共重合体から選
ばれた少なくとも1種であり、該モノフィラメントを2
0℃、65%RHの環境下で24時間以上放置した状態
で測定した圧縮変位率が1.6%以上である、上記した
芯鞘複合ポリアミドモノフィラメント。 3.モノフィラメントを20℃のイオン交換水中に16
時間以上浸漬して吸水させた状態で測定した圧縮変位率
が1.2%以上である、上記した芯鞘複合ポリアミドモ
ノフィラメント。(ただし、圧縮変位率の測定は、
(株)島津製作所製「島津粉体圧縮試験機 PCT−2
00」を使用して次の条件で測定するものとする。
【0010】20℃のイオン交換水中に16時間以上浸
漬して吸水させたモノフィラメントの側面を直径500
μmの平面を有するダイヤモンド製円盤状加圧子で原点
荷重15gf、最大荷重50gf、荷重付加速度1.4
4gf/秒の条件で圧縮・回復時の糸直径変位を読み取
り、次の式から圧縮変位率を求めた。なお同一のモノフ
ィラメントから3本の試料を採取し、n3の測定を行い
平均値を求める。
【0011】圧縮変位率(%)=(L1÷糸直径)×1
00 ただし、上記式中におけるL1は、最初に試料に与えた
原点荷重15gf時点での変位と最大荷重50gfにお
ける変位との変位差の絶対値をμmで表したものであ
り、糸直径は、20℃、65%RHの環境下で24時間
以上放置した状態のモノフィラメントの直径を、ノギス
またはアンリツ(株)製「レーザー外径測定機 KL−
151Aを使用して測定したものであり、μmで表した
ものである。) 4.芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントにおける鞘成
分を構成する結晶性ポリアミドがナイロン6、ナイロン
66またはナイロン6とナイロン66の共重合体から選
ばれた少なくとも1種であり、該モノフィラメントを2
0℃のイオン交換水中に16時間以上浸漬して吸水させ
た状態で測定した圧縮変位率が2.3%以上である、上
記した芯鞘複合ポリアミドモノフィラメント。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明のモノフィラメントは1本の単糸か
らなる連続糸である。本発明のポリアミドモノフィラメ
ントの断面形状はいかなるものでもよく、例えば丸、楕
円、3角、T、Y、H、+、5葉,6葉,7葉,8葉な
どの多葉形状、正方形、長方形、菱形、繭型、馬蹄型な
どを挙げることができ、また、これらの形状を一部変更
したものであってもよい。また、使用に当たってはこれ
ら各種断面形状のフィラメントを適宜組み合わせて用い
ることができる。また、糸の必要強度は用途により異な
るが、概ね3.0g/デニール以上が好ましい。
【0014】本発明のポリアミドモノフィラメントの構
造は芯鞘複合繊維である。本発明における芯鞘複合繊維
は、2重以上の芯鞘複合構造の他に、芯成分が芯鞘複合
繊維中の鞘(海)成分中に複数本の島状に存在する海島
型複合繊維であってもよい。
【0015】本発明のポリアミドモノフィラメントの太
さは、該モノフィラメントの断面における外郭2点間を
直線で結んだ距離が最も長い距離を直径とする円の直径
で表し、0.04〜4.00mmの範囲であり、0.1
0〜1.00mmの範囲が更に好ましく使用される。
【0016】本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントにおける芯成分を形成するポリエステルエラストマ
およびポリアミドエラストマについて説明する。
【0017】本発明に用いられるポリエステルエラスト
マは、芳香族ポリエステル単位と、脂肪族ポリエーテル
単位を主たる構成成分とするポリエステル・ポリエーテ
ルブロック共重合体または芳香族ポリエステル単位と、
脂肪族ポリエステル単位を主たる構成成分とするポリエ
ステル・ポリエステルブロック共重合体である。中でも
ポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体が好まし
い。
【0018】該ポリエステル・ポリエーテルブロック共
重合体またはポリエステル・ポリエステルブロック共重
合体を構成する芳香族ポリエステル単位は、芳香族ジカ
ルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と、脂肪族ジ
オールから形成されるポリエステルであり、好ましくは
テレフタル酸および/またはジメチルテレフタレートと
1,4−ブタンジオールから誘導されるポリブチレンテ
レフタレートであるが、この他にテレフタル酸、イソフ
タル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸、、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニル
−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカル
ボン酸、5−スルフォイソフタル酸、あるいはこれらの
エステル形成性誘導体などのジカルボン酸性分と、分子
量300以下のジオール、例えば1,4−ブタンジオー
ル、エチレングリコール、トリメチレングリコール、ペ
ンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコールなど
の脂肪族ジオール、1、4ーシクロヘキサンジメタノー
ル、トリシクロデカンジメチロールなどの脂環式ジオー
ル、キシリレングリコール、ビス(p−ヒドロキシ)ジ
フェニル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル]プロパン、ビス[4−(2−ヒドロキシ)フェニ
ル]スルホン、1,1−ビス[4−(2−ヒドロキシエ
トキシ)フェニル]シクロヘキサン、4,4’−ジヒド
ロキシ−p−ターフェニル、4,4’−ジヒドロキシ−
p−クォーターフェニルなどの芳香族ジオールなどから
誘導されるポリエステル、あるいはこれらのジカルボン
酸成分およびジオール成分を2種以上併用した共重合体
であってもよい。また、3官能以上の多官能カルボン酸
成分、多官能オキシ成分および多官能ヒドロキシ成分な
どを5モル%以下の範囲で共重合することも可能であ
る。
【0019】本発明に用いられるポリエステル・ポリエ
ーテルブロック共重合体における脂肪族ポリエーテル単
位は、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(プ
ロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレン
オキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシ
ド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドの共重合体、ポリ(プロピレンオキシド)グリコール
のエチレンオキシド付加重合体、エチレンオキシドとテ
トラヒドロフランの共重合体などの脂肪族ポリエーテル
が挙げられる。これらの脂肪族ポリエーテルの中でも、
ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(プ
ロピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加
重合体が好ましい。これらの脂肪族ポリエーテル単位の
数平均分子量としては300〜6000程度であること
が好ましい。
【0020】本発明におけるポリエステルエラストマで
あるポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体にお
けるポリエーテル単位の共重合量は、10〜80重量
%、好ましくは15〜75重量%である。
【0021】本発明に用いられるポリエステル・ポリエ
ステルブロック共重合体における脂肪族ポリエステル単
位は、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリエナントラク
トン、ポリカプリロラクトン、ポリブチレンアジペー
ト、ポリエチレンアジペートなどの脂肪族ポリエステル
が挙げられる。これらの脂肪族ポリエステル中でもポリ
(ε−カプロラクトン)、ポリブチレンアジペート、ポ
リエチレンアジペートが好ましい。
【0022】また、本発明におけるポリエステルエラス
トマであるポリエステル・ポリエーテルブロック共重合
体またはポリエステル・ポリエステルブロック共重合体
は、ASTM D1484に準拠して測定したショアD
硬度が20D〜80Dの範囲のものが好ましい。
【0023】本発明におけるポリエステルエラストマで
あるポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体また
はポリエステル・ポリエステルブロック共重合体は公知
の方法で製造することができる。例えば、芳香族ジカル
ボン酸の低級アルコールジエステル、過剰量の低分子量
グリコール、および脂肪族ポリエーテルまたは脂肪族ポ
リエステルを系触媒の存在下エステル交換せしめ、得ら
れる反応生成物を重縮合する方法、あるいは芳香族ジカ
ルボン酸と過剰量の低分子量グリコールおよび脂肪族ポ
リエーテルまたは脂肪族ポリエステルを触媒の存在下エ
ステル化反応せしめ、得られる反応生成物を重縮合する
方法、また、あらかじめ芳香族ポリエステルを作ってお
き、これに脂肪族ポリエーテルまたは脂肪族ポリエステ
ルを添加してエステル交換反応によってブロック共重合
体化せしめる方法、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエ
ーテルまたは脂肪族ポリエステルを鎖連結剤でつなぐ方
法、あるいはポリ(ε−カプロラクトン)を脂肪族ポリ
エステルとして用いる場合には、芳香族ポリエステルに
ε−カプロラクトンを付加反応させる方法など、いずれ
の方法をとってもよい。
【0024】また、上記した本発明におけるポリエステ
ルエラストマは、市販品として、“ハイトレル”(東レ
・デュポン社製品)、“ペルプレン”(東洋紡社製品)
等が知られており、これらを使用することができる。
【0025】本発明に用いられるポリアミドエラストマ
は、ハードセグメントである結晶性ポリアミド単位と、
ソフトセグメントである脂肪族ポリエーテル単位または
脂肪族ポリエーテルと低級アルキルジカルボン酸とを縮
重合せしめた脂肪族ポリエーテルエステル単位を主体と
するブロックとの共重合体であり、該ハードセグメント
である結晶性ポリアミド単位としては結晶性ポリアミド
であればいずれでもよいが、例えばナイロン6、ナイロ
ン11、ナイロン12、ナイロン4、ナイロン46、ナ
イロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロ
ン666、ナイロン6T、ナイロン6T12などを挙げ
ることができ、中でもナイロン6、ナイロン12などが
特に好ましい。またソフトセグメントである脂肪族ポリ
エーテル単位としては脂肪族ポリエーテルであればいず
れでもよいが、例えばポリ(エチレンオキシド)グリコ
ール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコール、ポリ
(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサ
メチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドの共重合体、ポリ(プロピレンオキシ
ド)グリコールのエチレンオキシド付加重合体、エチレ
ンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体などの脂肪
族ポリエーテルが挙げることができる。また、これらの
脂肪族ポリエーテルとアジピン酸、セバシン酸などの低
級アルキルジカルボン酸とを縮重合せしめた脂肪族ポリ
エーテルポリエステルを挙げることができ、中でも、ポ
リ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(プロ
ピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加重
合体およびポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ル、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールのエチレン
オキシド付加重合体とアジピン酸、セバシン酸などの低
級アルキルジカルボン酸とを縮重合せしめた脂肪族ポリ
エーテルポリエステルが好ましい。。該ポリアミドエラ
ストマは市販品として“ペバックス”(東レ社製品)、
“グリラックス”(大日本インキ社製品)、“ダイアミ
ド”(ダイセルヒュルス社製品)などが知られており、
これらを使用することができる。
【0026】本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントにおける芯成分には、上記したポリエステルエラス
トマおよびポリアミドエラストマから選ばれた1種を単
独で使用することが好ましいが、目的に応じて2種以上
のエラストマを任意に組み合わせて使用することができ
る。
【0027】本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントにおける鞘成分を形成するポリアミドは公知の結晶
性ポリアミドであり、例えばナイロン4、ナイロン4
6、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロ
ン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン6
66(ナイロン6・66共重合体)、ナイロン6T、ナ
イロン6T12などを挙げることができ、これらの中か
ら1種以上を単独または組み合わせて使用することがで
きる。なかでも、ナイロン6、ナイロン66およびナイ
ロン666(ナイロン6・66共重合体)がより好まし
い。これらのポリアミドは市販品として、例えば、ナイ
ロン6は“アミラン”ナイロン樹脂CM1010,CM
1021,CM1021T(東レ(株)製品)、ナイロ
ン66は“アミラン”ナイロン樹脂CM3001N(東
レ(株)製品)、ナイロン6・66共重合体は“アミラ
ン”ナイロン樹脂CM6001,CM6151(東レ
(株)製品)、ナイロン610は“アミラン”ナイロン
樹脂CM2001(東レ(株)製品)、ナイロン12は
“アミラン”ナイロン樹脂CM5036E(東レ(株)
製品)、ナイロン11は“リルサン”(エルフ・アトケ
ム・ジャパン社製品)およびナイロン46は“スタニ
ル”(ディーエスエムジェイエスアールエンジニアリン
グプラスチックス社製品)などがあり、購入使用するこ
とができる。
【0028】また、本発明のモノフィラメントを構成す
る結晶性ポリアミド、ポリエステルエラストマまたはポ
リアミドエラストマは、必要に応じて公知の有機・無機
の各種材料を含有することができ、例えば各種抗酸化
剤、耐光剤、難燃剤、酸化チタン、酸化珪素、硫酸バリ
ウム、クレイ、タルク、カボンブラックなどの無機粒子
・顔料類、フタロシアニン金属系各種顔料、ステアリン
酸ナトリウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸カルシウムなどのステアリン酸金属
類、エチレンビスステアリン酸アミド、ヨウ化銅、ヨウ
化カリウム、ステアリン酸、メタ珪酸カルシウム、含水
珪酸マグネシウム、アミノシラン、メラミンシアヌレー
ト等を含有することができる。また、本発明のモノフィ
ラメントを構成するポリエステルエラストマは、必要に
応じて公知のモノまたはポリカルボジイミド化合物、モ
ノまたはポリエポキシド化合物およびモノまたはポリオ
キサゾリン化合物などを含有することができる。
【0029】本発明の芯鞘複合モノフィラメントにおい
ては、芯成分がポリエステルエラストマおよびポリアミ
ドエラストマからなり、鞘成分が結晶性ポリアミドから
なる複合構造が重要である。芯成分と鞘成分が逆転した
構造では摩擦係数の高いエラストマがモノフィラメント
の表面に存在するため、製織性が悪く品位の低い織物と
なるため好ましくない。また、モノフィラメント全体が
エラストマからなるモノフィラメントでは繊維軸方向へ
の伸びが大きすぎて、高速で走行する搾液用織物の経糸
としての適用が困難で、製織性も悪いものとなるため好
ましくない。モノフィラメントがポリエステルエラスト
マおよびポリアミドエラストマを主体とする芯成分と結
晶性ポリアミドを主体とする鞘成分とからなる芯鞘複合
構造であることによって、十分な繊維軸方向への圧縮・
回復性有するポリアミドモノフィラメントが可能とな
る。
【0030】本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントにおける芯(島)成分と鞘(海)成分との複合比率
は、重量比率で芯成分:鞘成分=5:95〜95:5の
範囲であり、芯成分:鞘成分=15:85〜85:10
の複合比率が更に好ましい。
【0031】モノフィラメント重量に対する芯成分の重
量比率が5%より少ないと圧縮変位の回復率が不足し、
一方、95%より多いと繊維の伸度が大きくなり過ぎる
ため好ましくない。
【0032】本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントは、引張伸度が100%未満であり、80%以下が
更に好ましい。引張伸度が100%以上であると伸びが
大きすぎて、高速で走行する搾液用織物の経糸としての
適用が困難となるため好ましくない。本発明における引
張伸度の測定は、20℃、65%RHの環境下で24時
間以上放置した状態の、圧縮変位率および圧縮変位の回
復率の測定に供する前のモノフィラメントを試料とし
て、(株)オリエンテック製「テンシロン万能試験機
RTM500を使用して測定したものである。
【0033】本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメ
ントは、該モノフィラメントを20℃、65%RHの環
境下で24時間以上放置した状態で測定した圧縮変位率
が1.0%以上、圧縮変位の回復率が65%以上であ
る。
【0034】圧縮変位率および圧縮変位の回復率が上記
範囲より小さいとモノフィラメントの繊維軸と垂直方向
の圧縮・回復性が不足するため好ましくない。
【0035】(ただし、圧縮変位率および圧縮変位の回
復率の測定は、(株)島津製作所製「島津粉体圧縮試験
機 PCT−200」を使用して次の条件で測定したも
のである。
【0036】20℃、65%RHの環境下で24時間以
上放置したモノフィラメントの側面を直径500μmの
平面を有するダイヤモンド製円盤状加圧子で原点荷重1
5gf、最大荷重50gf、荷重付加速度1.44gf
/秒の条件で圧縮・回復時の糸直径変位を読み取り、次
の式から圧縮変位率および圧縮変位の回復率を求めた。
なお同一のモノフィラメントから3本の試料を採取し、
n3の測定を行い平均値を求める。 (1)圧縮変位率(%)=(L1÷糸直径)×100 (2)復元率(%)=[(L1−L2)÷糸直径]×1
00 (3)圧縮変位の回復率(%)=(復元率÷圧縮変位
率)×100 ただし、上記式中におけるL1は、最初に試料に与えた
原点荷重15gf時点での変位と最大荷重50gfにお
ける変位との変位差の絶対値をμmで表したものであ
り、L2は、L1と最大荷重50gfの最大荷重から荷
重を15gfに減じた時の復元変位との差(残留変位)
の絶対値をμmで表したものであり、糸直径は、20
℃、65%RHの環境下で24時間以上放置した状態の
モノフィラメントの直径を、ノギスまたはアンリツ
(株)製「レーザー外径測定機 KL−151Aを使用
して測定したものであり、μmで表したものである。) 本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントが、該モ
ノフィラメントにおける鞘成分を形成する結晶性ポリア
ミドがナイロン6、ナイロン66およびナイロン6・6
6共重合体から選ばれた少なくとも1種であって、該モ
ノフィラメントを20℃、65%RHの環境下で24時
間以上放置した状態で測定した圧縮変位率が1.6%以
上のものであると、該モノフィラメントを使用した織物
の搾液性能が向上するため更に好適である。
【0037】また、本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフ
ィラメントの主たる目的が搾水用織物の構成糸として使
用されるものであることから、該モノフィラメントを吸
水させた状態における圧縮特性が重要である。すなわ
ち、本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントが、
上記した特性に加えて、該モノフィラメントを20℃の
イオン交換水中に16時間以上浸漬して吸水させた状態
で測定した圧縮変位率が1.2%以上であると更に好適
である。また、上記した特性に加えて、鞘成分がナイロ
ン6、ナイロン66またはナイロン6とナイロン66の
共重合体から選ばれた少なくとも1種からなる芯鞘複合
ポリアミドモノフィラメントであって、該モノフィラメ
ントを20℃のイオン交換水中に16時間以上浸漬して
吸水させた状態で測定した圧縮変位率(以下、吸水糸の
圧縮変位率という)が2.3%以上である芯鞘複合ポリ
アミドモノフィラメントであると一層好適である。(た
だし、吸水糸の圧縮変位率の測定は、(株)島津製作所
製「島津粉体圧縮試験機 PCT−200」を使用して
次の条件で測定するものとする。
【0038】20℃のイオン交換水中に16時間以上浸
漬して吸水させたモノフィラメントの側面を直径500
μmの平面を有するダイヤモンド製円盤状加圧子で原点
荷重15gf、最大荷重50gf、荷重付加速度1.4
4gf/秒の条件で圧縮・回復時の糸直径変位を読み取
り、次の式から圧縮変位率を求めた。なお同一のモノフ
ィラメントから3本の試料を採取し、n3の測定を行い
平均値を求める。
【0039】圧縮変位率(%)=(L1÷糸直径)×1
00 ただし、上記式中におけるL1は、最初に試料に与えた
原点荷重15gf時点での変位と最大荷重50gfにお
ける変位との変位差の絶対値をμmで表したものであ
り、L2は、L1と最大荷重50gfの最大荷重から荷
重を15gfに減じた時の復元変位との差(残留変位)
の絶対値をμmで表したものであり、糸直径は、20
℃、65%RHの環境下で24時間以上放置した状態の
モノフィラメントの直径を、ノギスまたはアンリツ
(株)製「レーザー外径測定機 KL−151Aを使用
して測定したものであり、μmで表したものである。)
本発明の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントの製造
は、次のように行うことができる。
【0040】一例を示すと、芯成分がポリアミドエラス
トマ、鞘成分がナイロン6で芯鞘複合重量比率が芯30
/鞘70の芯鞘複合モノフィラメントの場合には、芯と
鞘用に2基の30mmφエクストルダーと各々の先端に
ギヤポンプを備え、その先に16ホールの同心円状芯鞘
複合口金を有した複合構造パックを使用して、芯成分お
よび鞘成分を各々の融点+30℃以上に加熱し、芯成分
と鞘成分と吐出量重量比率を芯30/鞘70にて紡出を
行い、溶融糸条を冷却水槽で冷却後、50℃〜220℃
の温度で延伸・熱セットし巻き取ることによって行うこ
とができる。
【0041】かくして得られる本発明のポリアミドモノ
フィラメントは優れた圧縮・回復性適度な引張伸度を有
しているため、繰り返し圧縮を受ける搾液工程等で使用
される工業用織物の構成素材として有用なものである。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 実施例1 鞘成分用ポリマとしてナイロン6である東レ(株)製
品、“アミラン”ポリアミドチップCM1021(ηr
3.4)チップ(以下、ナイロン6チップという)を準
備した。一方、芯成分用ポリマとしてポリアミドエラス
トマである“ペバックス”5533チップ(東レ(株)
製品)を用意した。なお、“ペバックス”5533チッ
プは60℃で16時間真空乾燥した。
【0043】芯と鞘用に2基の30mmφ1軸エクスト
ルダーと各々の先端にギヤポンプを備え、その先に内径
が0.8mmφで16ホールの同心円状芯鞘複合吐出孔
付き口金を有した複合構造パックを備えた芯鞘複合紡糸
機を使用し、芯鞘成分エクストルダーに“ペバックス”
5533チップを投入し、鞘成分用エクストルダーにナ
イロン6チップを投入た。芯成分260℃、鞘成分27
0℃で各々のポリマを溶融混練し、芯成分を18.9g
/分、鞘成分を44.2g/分で紡糸口金から紡出し、
口金直下に設けた25℃の冷却水槽にて溶融糸条を冷却
固化し、引き続いて1段目延伸を80℃、2段目延伸を
110℃にてトータル延伸倍率4.60倍に延伸し、次
いで120℃、0.88倍でヒートセットを行った後に
巻き取ることで、芯鞘複合比率が芯成分:鞘成分=7
0:30で、直径0.210mmの円形断面を有する同
心円状の芯鞘複合糸を得た。
【0044】該モノフィラメントの圧縮・回復性、曲げ
硬さを表1に示す。 比較実施例1 比較のために実施例1における芯成分を鞘成分と同じナ
イロン6チップに変更して芯鞘共にナイロン6製のモノ
フィラメントを得た以外は実施例1と同様に行ったモノ
フィラメントの諸特性を表1に併示する。 比較実施例2 比較のために実施例1における鞘成分を芯成分と同じ
“ペバックス”5533チップに変更して芯鞘共に“ペ
バックス”5533製のモノフィラメントを得た以外は
実施例1と同様に行ったモノフィラメントの諸特性を表
1に併示する。 実施例2〜3 実施例1における芯成分の“ペバックス”5533チッ
プを表1に記載の“ペバックス”チップに変更した以外
は実施例1と同様に行ったモノフィラメントの諸特性を
表1に併示する。 実施例4,5 実施例1〜3における鞘成分のナイロン6チップをナイ
ロン66チップである東レ(株)製品、“アミラン”ポ
リアミドチップCM3001Nまたはナイロン6・66
共重合体チップである東レ(株)製品、“アミラン”ポ
リアミドチップCM6001Nに変更した以外は実施例
1〜4と同様に行ったモノフィラメントの諸特性を表1
に併示する。 実施例6 実施例1における鞘成分のナイロン6チップをナイロン
6・10チップである東レ(株)製品、“アミラン”ポ
リアミドチップCM2001に変更した以外は実施例1
と同様に行ったモノフィラメントの諸特性を表1に併示
する。 実施例7〜10 実施例1における芯鞘複合比率を表1に記載のとおり変
更した以外は実施例1と同様に行ったモノフィラメント
の諸特性を表1に併示する。 実施例11〜実施例13、比較実施例3 実施例1、実施例4,5および比較実施例2における
“ペバックス”5533チップをポリエステルエラスト
マである“ハイトレル”5557チップ(東レ・デュポ
ン社製品)に変更した以外は実施例1、実施例4,5お
よび比較実施例2と同様に行ったモノフィラメントの諸
特性を表1に併示する。 比較実施例4 実施例6における芯成分を鞘成分と同じナイロン6・1
0チップである東レ(株)製品、“アミラン”ポリアミ
ドチップCM2001に変更して芯鞘共にナイロン6・
10からなるモノフィラメントを得たこと以外は実施例
6と同様に行ったモノフィラメントの諸特性を表1に併
示する。 実施例14,15 実施例7、実施例10における芯成分を“ペバックス”
6312に変更し、鞘成分をナイロン6・10チップで
ある東レ(株)製品、“アミラン”ポリアミドチップC
M2001に変更した以外は実施例7、実施例10と同
様に行ったモノフィラメントの特性を表1に併示する。 比較実施例5 比較実施例2における芯成分と鞘成分とを“ペバック
ス”6312に変更した以外は比較実施例2と同様に行
ったモノフィラメントの特性を表1に併示する。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明のポリアミドモノフィラメントは
優れた圧縮・回復性と適度な引張伸度を有し、繰り返し
圧縮を受ける搾液工程等で使用される工業用織物の構成
素材として有用なものである。
フロントページの続き (72)発明者 多賀谷 実 静岡県三島市4845番地 東レ株式会社三島 工場内 (72)発明者 木下 明 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 (72)発明者 柵木 朗 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 (72)発明者 小林 勉 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 Fターム(参考) 4L041 AA07 AA15 AA18 BA02 BA05 BA21 BA46 BC17 BD20 CA21 CA25 CA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯成分がポリエステルエラストマまたはポ
    リアミドエラストマを主体とするポリマからなり、鞘成
    分が結晶性ポリアミドからなる芯鞘複合ポリアミドモノ
    フィラメントであって、芯成分と鞘成分との複合比率
    が、重量比率で芯成分:鞘成分=5:95〜95:5の
    範囲であり、引張伸度が100%未満であって、該モノ
    フィラメントを20℃、65%RHの環境下で24時間
    以上放置した状態で測定した圧縮変位率が1.0%以
    上、圧縮変位の回復率が65%以上である芯鞘複合ポリ
    アミドモノフィラメント。(ただし、引張伸度の測定
    は、20℃、65%RHの環境下で24時間以上放置し
    た状態の、圧縮変位率および圧縮変位の回復率の測定に
    供する前のモノフィラメントを試料として、(株)オリ
    エンテック製「テンシロン万能試験機 RTM500を
    使用して測定したものである。また、圧縮変位率および
    圧縮変位の回復率の測定は、(株)島津製作所製「島津
    粉体圧縮試験機 PCT−200」を使用して次の条件
    で測定するものとする。20℃、65%RHの環境下で
    24時間以上放置したモノフィラメントの側面を直径5
    00μmの平面を有するダイヤモンド製円盤状加圧子で
    原点荷重15gf、最大荷重50gf、荷重付加速度
    1.44gf/秒の条件で圧縮・回復時の糸直径変位を
    読み取り、次の式から圧縮変位率および圧縮変位の回復
    率を求めた。なお同一のモノフィラメントから3本の試
    料を採取し、n3の測定を行い平均値を求める。 (1)圧縮変位率(%)=(L1÷糸直径)×100 (2)復元率(%)=[(L1−L2)÷糸直径]×1
    00 (3)圧縮変位の回復率(%)=(復元率÷圧縮変位
    率)×100 ただし、上記式中におけるL1は、最初に試料に与えた
    原点荷重15gf時点での変位と最大荷重50gfにお
    ける変位との変位差の絶対値をμmで表したものであ
    り、L2は、L1と最大荷重50gfの最大荷重から荷
    重を15gfに減じた時の復元変位との差(残留変位)
    の絶対値をμmで表したものであり、糸直径は、20
    ℃、65%RHの環境下で24時間以上放置した状態の
    モノフィラメントの直径を、ノギスまたはアンリツ
    (株)製「レーザー外径測定機 KL−151Aを使用
    して測定したものであり、μmで表したものである。試
    験に供する前の原糸の直径をμmで表したものであ
    る。)
  2. 【請求項2】芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントにお
    ける鞘成分を構成する結晶性ポリアミドがナイロン6、
    ナイロン66またはナイロン6とナイロン66の共重合
    体から選ばれた少なくとも1種であり、該モノフィラメ
    ントを20℃、65%RHの環境下で24時間以上放置
    した状態で測定した圧縮変位率が1.6%以上である、
    請求項1記載の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメント。
  3. 【請求項3】モノフィラメントを20℃のイオン交換水
    中に16時間以上浸漬して吸水させた状態で測定した圧
    縮変位率が1.2%以上である、請求項1または2のい
    ずれか1項記載の芯鞘複合ポリアミドモノフィラメン
    ト。(ただし、引張伸度の測定は、(株)オリエンテッ
    ク製「テンシロン万能試験機RTM500を使用して測
    定したものである。また、圧縮変位率の測定は、(株)
    島津製作所製「島津粉体圧縮試験機 PCT−200」
    を使用して次の条件で測定するものとする。20℃のイ
    オン交換水中に16時間以上浸漬して吸水させたモノフ
    ィラメントの側面を直径500μmの平面を有するダイ
    ヤモンド製円盤状加圧子で原点荷重15gf、最大荷重
    50gf、荷重付加速度1.44gf/秒の条件で圧縮
    ・回復時の糸直径変位を読み取り、次の式から圧縮変位
    率を求めた。なお同一のモノフィラメントから3本の試
    料を採取し、n3の測定を行い平均値を求める。 圧縮変位率(%)=(L1÷糸直径)×100 ただし上記式中におけるL1は、最初に試料に与えた原
    点荷重15gf時点での変位と最大荷重50gfにおけ
    る変位との変位差の絶対値をμmで表したものであり、
    糸直径は、20℃、65%RHの環境下で24時間以上
    放置した状態のモノフィラメントの直径を、ノギスまた
    はアンリツ(株)製「レーザー外径測定機 KL−15
    1Aを使用して測定したものであり、μmで表したもの
    である。)
  4. 【請求項4】芯鞘複合ポリアミドモノフィラメントにお
    ける鞘成分を構成する結晶性ポリアミドがナイロン6、
    ナイロン66またはナイロン6とナイロン66の共重合
    体から選ばれた少なくとも1種であり、該モノフィラメ
    ントを20℃のイオン交換水中に16時間以上浸漬して
    吸水させた状態で測定した圧縮変位率が2.3%以上で
    ある、請求項1〜3のいずれか1項記載の芯鞘複合ポリ
    アミドモノフィラメント。
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