JP2000303341A - シート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置 - Google Patents
シート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置Info
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で、最適なしわの取り除きを行う
ことができるシート用トリムカバーのしわ取り除き方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 皮革部3と非皮革部4とを有して袋状に
縫製されたシート用トリムカバー2のしわを取り除く方
法であって、ベース部材16に沿って少なくとも一方が
摺動可能に設けられている一対のハンガー部材12s、
12mを有し、前記トリムカバー2の袋内に前記各ハン
ガー部材12s、12mを挿入した後、前記ハンガー部
材12s、12mの少なくとも一方を摺動して、前記ト
リムカバー12s、12mを内から外側に向かって押し
広げて該トリムカバー2に所定の張力を付与すると共
に、前記トリムカバー2の袋内に熱風を吹き込むことに
より、前記皮革部3を主にした部分のしわを取り除くよ
うにした。
ことができるシート用トリムカバーのしわ取り除き方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 皮革部3と非皮革部4とを有して袋状に
縫製されたシート用トリムカバー2のしわを取り除く方
法であって、ベース部材16に沿って少なくとも一方が
摺動可能に設けられている一対のハンガー部材12s、
12mを有し、前記トリムカバー2の袋内に前記各ハン
ガー部材12s、12mを挿入した後、前記ハンガー部
材12s、12mの少なくとも一方を摺動して、前記ト
リムカバー12s、12mを内から外側に向かって押し
広げて該トリムカバー2に所定の張力を付与すると共
に、前記トリムカバー2の袋内に熱風を吹き込むことに
より、前記皮革部3を主にした部分のしわを取り除くよ
うにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート表面を覆っ
ているトリムカバーのうち、特に皮革部分と非皮革部分
とを有して袋状に縫製されているシート用トリムカバー
に生じたしわを取り除く方法及び装置に関するものであ
る。
ているトリムカバーのうち、特に皮革部分と非皮革部分
とを有して袋状に縫製されているシート用トリムカバー
に生じたしわを取り除く方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車のシートにおいて、モール
ドウレタン等の合成樹脂発泡体からなるクッションパッ
ドの基体を、その形状に合わせて裁断し、袋状に縫製し
たトリムカバーにより被覆し、製造されているものが多
い。そのトリムカバーにも色々なものがあり、織物と皮
革を縫い合わせてなるものもある。
ドウレタン等の合成樹脂発泡体からなるクッションパッ
ドの基体を、その形状に合わせて裁断し、袋状に縫製し
たトリムカバーにより被覆し、製造されているものが多
い。そのトリムカバーにも色々なものがあり、織物と皮
革を縫い合わせてなるものもある。
【0003】図6は、そのトリムカバーを用いた自動車
のシート例を模式的に示す図である。同図のシートバッ
ク1は、内部に図示せぬクッションパッドの基体を配し
て、外部をトリムカバー2で被覆した構造である。トリ
ムカバー2は、図7に図6のA部拡大概略断面図として
示す如く、クッションパッドの基体の形状に合わせて純
粋の皮革を用いた皮革部3と、例えば布地等の織物を用
いた非皮革部4とを裁断し、部分5で縫製したものであ
る。なお、皮革部3及び非皮革部4の裏面(内側)に
は、裏基布等の裏打ち材6がそれぞれ一体化されてい
る。
のシート例を模式的に示す図である。同図のシートバッ
ク1は、内部に図示せぬクッションパッドの基体を配し
て、外部をトリムカバー2で被覆した構造である。トリ
ムカバー2は、図7に図6のA部拡大概略断面図として
示す如く、クッションパッドの基体の形状に合わせて純
粋の皮革を用いた皮革部3と、例えば布地等の織物を用
いた非皮革部4とを裁断し、部分5で縫製したものであ
る。なお、皮革部3及び非皮革部4の裏面(内側)に
は、裏基布等の裏打ち材6がそれぞれ一体化されてい
る。
【0004】このようなトリムカバー2は、通常、縫製
加工時や組立ラインへ搬送する過程において大小のしわ
が生じ易く、しわができるとシート組立後の製品外観を
損ねばかりでなく、座り心地にも影響を与える場合もあ
る。そこで、従来は、シートの組立工程等で、トリムカ
バー2を検査し必要に応じてしわを取り除く作業を行っ
ている。ところが、このしわの取り除き作業において、
皮革部3と非皮革部4とを混在したトリムカバー2で
は、通常のスチームアイロンと同様に蒸気を噴射しつつ
スチームプレスすることができない。これは皮革部3が
蒸気により品質劣化し易いためである。そこで、従来方
法は、例えば、組立ラインにおいて、作業者が図6に示
す如く皮革部3に生じたしわにドライヤー7で熱風を当
てながら擦る等してしわを取り除く一方、布地等の非皮
革部4に生じたしわは専用小型スチームアイロン8を当
てて対応している。このしわの取り除き方法はシートク
ッション9の場合も同様である。なお、この種のトリム
カバー2は、通常、縫製及び搬送工程ともに裏返しされ
た状態で取り扱われ、その裏返しされた状態のままシー
ト組立工程に投入されて、クッションパッドの基体に組
み付ける過程で裏返し状態から反転されつつ正規の状態
に配置される。
加工時や組立ラインへ搬送する過程において大小のしわ
が生じ易く、しわができるとシート組立後の製品外観を
損ねばかりでなく、座り心地にも影響を与える場合もあ
る。そこで、従来は、シートの組立工程等で、トリムカ
バー2を検査し必要に応じてしわを取り除く作業を行っ
ている。ところが、このしわの取り除き作業において、
皮革部3と非皮革部4とを混在したトリムカバー2で
は、通常のスチームアイロンと同様に蒸気を噴射しつつ
スチームプレスすることができない。これは皮革部3が
蒸気により品質劣化し易いためである。そこで、従来方
法は、例えば、組立ラインにおいて、作業者が図6に示
す如く皮革部3に生じたしわにドライヤー7で熱風を当
てながら擦る等してしわを取り除く一方、布地等の非皮
革部4に生じたしわは専用小型スチームアイロン8を当
てて対応している。このしわの取り除き方法はシートク
ッション9の場合も同様である。なお、この種のトリム
カバー2は、通常、縫製及び搬送工程ともに裏返しされ
た状態で取り扱われ、その裏返しされた状態のままシー
ト組立工程に投入されて、クッションパッドの基体に組
み付ける過程で裏返し状態から反転されつつ正規の状態
に配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、皮革
部3と非皮革部4とを混在したトリムカバー2におい
て、袋状に縫製された後に行われる従来のしわを取り除
く作業は、個別的に行われる手作業に依存しているとい
うのが現状である。そして、皮革部3のしわは、作業者
がしわの箇所毎に熱風を当てながら擦る等するため、時
間が係り、煩雑で力も必要な作業になっている。また、
非皮革部4及び皮革部3の両方にしわが生じた場合は、
非皮革部4のしわ部分をスチームアイロン8を用いて対
処し、皮革部3のしわ部分を蒸気を伴わないドライヤー
7等により対処しなくてはならないことから、作業性が
悪いという問題があった。
部3と非皮革部4とを混在したトリムカバー2におい
て、袋状に縫製された後に行われる従来のしわを取り除
く作業は、個別的に行われる手作業に依存しているとい
うのが現状である。そして、皮革部3のしわは、作業者
がしわの箇所毎に熱風を当てながら擦る等するため、時
間が係り、煩雑で力も必要な作業になっている。また、
非皮革部4及び皮革部3の両方にしわが生じた場合は、
非皮革部4のしわ部分をスチームアイロン8を用いて対
処し、皮革部3のしわ部分を蒸気を伴わないドライヤー
7等により対処しなくてはならないことから、作業性が
悪いという問題があった。
【0006】本発明は上記した問題に鑑み開発されたも
のである。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的
簡単な構造で、かつ最適なしわの取り除きを行うことが
できるシート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装
置を提供することにある。更に他の目的は、以下に説明
する内容の中で順次明らかにして行く。
のである。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的
簡単な構造で、かつ最適なしわの取り除きを行うことが
できるシート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装
置を提供することにある。更に他の目的は、以下に説明
する内容の中で順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明方法は、図1〜図5に例示される如く、皮革部3
と非皮革部4とを有して袋状に縫製されたシート用トリ
ムカバー2のしわを取り除く方法であって、ベース部材
16に沿って少なくとも一方が摺動可能に設けられてい
る一対のハンガー部材12s、12mを有し、前記トリ
ムカバー2の袋内に前記各ハンガー部材12s、12m
を挿入した後、前記ハンガー部材12s、12mの少な
くとも一方を摺動して、前記トリムカバー12s、12
mを内から外側に向かって押し広げて該トリムカバー2
に所定の張力を付与すると共に、前記トリムカバー2の
袋内に熱風を吹き込むことにより、前記皮革部3を主に
した部分のしわを取り除くようにしたものである。以上
の構成では、前記各ハンガー部材12s、12mの外側
にそれぞれ摺動可能に配置されていると共に、前記対応
するハンガー部材12s、12m側へ蒸気を噴射する蒸
気吐出孔27を持つ一対の押圧パッド13,13を有
し、前記トリムカバー2が前記ハンガー部材12s、1
2mにて張力を受けている状態で、前記押圧パッド13
を前記非皮革部3に外側から押し付けてスチームプレス
することにより、前記非皮革部3を主にした部分のしわ
を取り除くことが好ましい。
本発明方法は、図1〜図5に例示される如く、皮革部3
と非皮革部4とを有して袋状に縫製されたシート用トリ
ムカバー2のしわを取り除く方法であって、ベース部材
16に沿って少なくとも一方が摺動可能に設けられてい
る一対のハンガー部材12s、12mを有し、前記トリ
ムカバー2の袋内に前記各ハンガー部材12s、12m
を挿入した後、前記ハンガー部材12s、12mの少な
くとも一方を摺動して、前記トリムカバー12s、12
mを内から外側に向かって押し広げて該トリムカバー2
に所定の張力を付与すると共に、前記トリムカバー2の
袋内に熱風を吹き込むことにより、前記皮革部3を主に
した部分のしわを取り除くようにしたものである。以上
の構成では、前記各ハンガー部材12s、12mの外側
にそれぞれ摺動可能に配置されていると共に、前記対応
するハンガー部材12s、12m側へ蒸気を噴射する蒸
気吐出孔27を持つ一対の押圧パッド13,13を有
し、前記トリムカバー2が前記ハンガー部材12s、1
2mにて張力を受けている状態で、前記押圧パッド13
を前記非皮革部3に外側から押し付けてスチームプレス
することにより、前記非皮革部3を主にした部分のしわ
を取り除くことが好ましい。
【0008】また、本発明装置は、図1〜図5に例示さ
れる如く、皮革部3と非皮革部4とを有して袋状に縫製
されたシート用トリムカバー2のしわを取り除く装置で
あって、所定高さに設置されて横方向に延びているベー
ス部材16と、前記ベース部材16に沿って少なくとも
一方が摺動可能に設けられている一対のハンガー部材1
2s、12mと、前記各ハンガー部材12s、12mを
前記トリムカバー2の袋内に挿入した状態から、前記両
ハンガー部材12s、12mの少なくとも一方を摺動し
て、前記両ハンガー部材12s、12mで前記トリムカ
バー2を内側から外側に向かって押し広げて該トリムカ
バー2に所定の張力を付与するためのハンガー移動制御
手段20,33と、前記ハンガー部材12s、12mに
て保持される前記トリムカバー2の袋内に外部からダク
ト22を通じて熱風を導いて噴射する熱風供給手段23
と、を備えている構成である。以上の装置構成では、前
記ハンガー部材12s、12mの外側にそれぞれ摺動可
能に配置されていると共に、前記対応するハンガー部材
12s、12m側へ蒸気を噴射する蒸気吐出孔27を持
つ一対の押圧パッド13,13と、前記各押圧パッド1
3を前記トリムカバー2と離れた非プレス位置から前記
トリムカバー2に接近したプレス位置へ切り替え移動す
るための押圧パッド移動制御手段26,34と、外部か
ら蒸気をダクトを通じて前記押圧パッド内に導いて、前
記蒸気吐出口27から噴き出すスチーム供給手段38と
を有していることがより好ましい。なお、以上の装置
は、前記トリムカバー2が皮革部3と非皮革部4とを有
して袋状に形成されており、前記ハンガー部材12s、
12mが前記非皮革部4を主にする部分に当たるよう用
いられる。前記非皮革部4を主にする部分が、前記押圧
パッド13及びスチーム供給手段38により前記対応す
るハンガー部材12s、12mとの間に挟み込まれた状
態でスチームプレスされることになる。
れる如く、皮革部3と非皮革部4とを有して袋状に縫製
されたシート用トリムカバー2のしわを取り除く装置で
あって、所定高さに設置されて横方向に延びているベー
ス部材16と、前記ベース部材16に沿って少なくとも
一方が摺動可能に設けられている一対のハンガー部材1
2s、12mと、前記各ハンガー部材12s、12mを
前記トリムカバー2の袋内に挿入した状態から、前記両
ハンガー部材12s、12mの少なくとも一方を摺動し
て、前記両ハンガー部材12s、12mで前記トリムカ
バー2を内側から外側に向かって押し広げて該トリムカ
バー2に所定の張力を付与するためのハンガー移動制御
手段20,33と、前記ハンガー部材12s、12mに
て保持される前記トリムカバー2の袋内に外部からダク
ト22を通じて熱風を導いて噴射する熱風供給手段23
と、を備えている構成である。以上の装置構成では、前
記ハンガー部材12s、12mの外側にそれぞれ摺動可
能に配置されていると共に、前記対応するハンガー部材
12s、12m側へ蒸気を噴射する蒸気吐出孔27を持
つ一対の押圧パッド13,13と、前記各押圧パッド1
3を前記トリムカバー2と離れた非プレス位置から前記
トリムカバー2に接近したプレス位置へ切り替え移動す
るための押圧パッド移動制御手段26,34と、外部か
ら蒸気をダクトを通じて前記押圧パッド内に導いて、前
記蒸気吐出口27から噴き出すスチーム供給手段38と
を有していることがより好ましい。なお、以上の装置
は、前記トリムカバー2が皮革部3と非皮革部4とを有
して袋状に形成されており、前記ハンガー部材12s、
12mが前記非皮革部4を主にする部分に当たるよう用
いられる。前記非皮革部4を主にする部分が、前記押圧
パッド13及びスチーム供給手段38により前記対応す
るハンガー部材12s、12mとの間に挟み込まれた状
態でスチームプレスされることになる。
【0009】以上の本発明方法及び装置は、トリムカバ
ー2が皮革部3と非皮革部4とを有して袋状に形成され
ている態様の場合、通常、皮革部3が前後のメイン部を
形成し、非皮革部4が横マチ部である両側部を形成して
いることに着目し、かつ、皮革部3のしわは熱風を当て
た状態で所定の張力を加えることにより比較的容易に除
去可能なことを知見し、検討を重ね完成されたものであ
る。発明の主要部は、ハンガー部材12s、12mによ
り皮革部3を主にした部分に専ら所定の張力を加えると
共に熱風を導入する構成と、蒸気により品質劣化し易い
皮革部3の部分に非皮革部4に適用される蒸気を極力当
たらないようにするスチームプレス構成とにある。そし
て、本発明の適用態様としては、例えば、皮革部3だけ
にしわが生じているケース(請求項1,3)と、皮革部
3と共に非皮革部4にもしわが生じているケース(請求
項2,4,5)とにより大別される。
ー2が皮革部3と非皮革部4とを有して袋状に形成され
ている態様の場合、通常、皮革部3が前後のメイン部を
形成し、非皮革部4が横マチ部である両側部を形成して
いることに着目し、かつ、皮革部3のしわは熱風を当て
た状態で所定の張力を加えることにより比較的容易に除
去可能なことを知見し、検討を重ね完成されたものであ
る。発明の主要部は、ハンガー部材12s、12mによ
り皮革部3を主にした部分に専ら所定の張力を加えると
共に熱風を導入する構成と、蒸気により品質劣化し易い
皮革部3の部分に非皮革部4に適用される蒸気を極力当
たらないようにするスチームプレス構成とにある。そし
て、本発明の適用態様としては、例えば、皮革部3だけ
にしわが生じているケース(請求項1,3)と、皮革部
3と共に非皮革部4にもしわが生じているケース(請求
項2,4,5)とにより大別される。
【0010】すなわち、皮革部3だけにしわが生じてい
る場合は、トリムカバー2が袋内に挿入される一対のハ
ンガー部材12s、12mにより仮保持され、この仮保
持状態から両方又は一方のハンガー部材を互いに離れる
方向へ移動すると、非皮革部4の内面にハンガー部材1
2s、12mを押し当てた状態で幅方向へ張られて所定
の張力が全体に加えられる。同時に、トリムカバー2の
袋内にはダクト22を通じて熱風が吹き込まれて暖めら
れる。これにより、前記皮革部3を主にした部分、つま
りハンガー部材12s、12mに当てられていない皮革
部3のしわを主体し、場合によっては非皮革部4の小さ
なしわも含めてしわが効率的に取り除かれる。皮革部3
と共に非皮革部4にもしわが生じている場合は、トリム
カバー2がハンガー部材12s、12mで張力を受けて
いる状態で、押圧パッド13を非皮革部3に外側から押
し付けてスチームプレスすることになる。このスチーム
プレスは、非皮革部4に押圧パッド13を押し付けるた
め非皮革部4のしわを短時間で取り除くことができる。
また、このスチームプレスでは、非皮革部4の内側に当
たっているハンガー部材12s、12mの存在によりト
リムカバー2の袋内に蒸気がほとんど進入することな
く、蒸気を用いることによって皮革部3の品質を損なう
こともない。このように、本発明では、皮革部3のしわ
単独、或いは皮革部3及び非皮革部4の各しわを同時
に、かつ自動的に取り除くことができる。
る場合は、トリムカバー2が袋内に挿入される一対のハ
ンガー部材12s、12mにより仮保持され、この仮保
持状態から両方又は一方のハンガー部材を互いに離れる
方向へ移動すると、非皮革部4の内面にハンガー部材1
2s、12mを押し当てた状態で幅方向へ張られて所定
の張力が全体に加えられる。同時に、トリムカバー2の
袋内にはダクト22を通じて熱風が吹き込まれて暖めら
れる。これにより、前記皮革部3を主にした部分、つま
りハンガー部材12s、12mに当てられていない皮革
部3のしわを主体し、場合によっては非皮革部4の小さ
なしわも含めてしわが効率的に取り除かれる。皮革部3
と共に非皮革部4にもしわが生じている場合は、トリム
カバー2がハンガー部材12s、12mで張力を受けて
いる状態で、押圧パッド13を非皮革部3に外側から押
し付けてスチームプレスすることになる。このスチーム
プレスは、非皮革部4に押圧パッド13を押し付けるた
め非皮革部4のしわを短時間で取り除くことができる。
また、このスチームプレスでは、非皮革部4の内側に当
たっているハンガー部材12s、12mの存在によりト
リムカバー2の袋内に蒸気がほとんど進入することな
く、蒸気を用いることによって皮革部3の品質を損なう
こともない。このように、本発明では、皮革部3のしわ
単独、或いは皮革部3及び非皮革部4の各しわを同時
に、かつ自動的に取り除くことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照して詳細に説明する。この実施形態は、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の技術的範囲を制約するものではない。また、技術構成
を簡略化するのに、本発明でしわ取りを行うトリムカバ
ーは図6及び図7に示したものと同じ構造をしたトリム
カバーのしわ取りを行う場合として説明する。したがっ
て、図6及び図7と同じ符号を付して示すものは図6及
び図7と同じものを示している。
添付図面を参照して詳細に説明する。この実施形態は、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の技術的範囲を制約するものではない。また、技術構成
を簡略化するのに、本発明でしわ取りを行うトリムカバ
ーは図6及び図7に示したものと同じ構造をしたトリム
カバーのしわ取りを行う場合として説明する。したがっ
て、図6及び図7と同じ符号を付して示すものは図6及
び図7と同じものを示している。
【0012】図1は本発明の実施の形態として示すシー
ト用トリムカバーのしわ取り除き装置の概略構成配置図
である。図1において、このしわの取り除く装置は、装
置本体11と、一対のハンガー部材12s,12mと、
一対の押圧パッド13及び制御ボックス14等で構成さ
れている。
ト用トリムカバーのしわ取り除き装置の概略構成配置図
である。図1において、このしわの取り除く装置は、装
置本体11と、一対のハンガー部材12s,12mと、
一対の押圧パッド13及び制御ボックス14等で構成さ
れている。
【0011】更に詳述する。装置本体11は、台座15
で支えられ、床面から所定の高さ位置で、左右の横方向
に延ばした状態にして配設されているベース部材16を
有している。その所定の高さ位置とは、作業者がトリム
カバー2をハンガー部材12s,12mに着脱するとき
に、作業を行い易い位置であり、作業環境によって設計
される。ベース部材16上にはガイドレール17が、ベ
ース部材16に沿って左右横方向に延ばされた状態にて
配設されている。なお、本実施の形態では、ハンガー部
材12s,12mにトリムカバー2を保持するとき、該
トリムカバー2が裏返しされた状態となつている。これ
は、上記した如くトリムカバー2が縫製及び搬送工程と
もに裏返しされた状態で取り扱われ、その裏返しされた
状態のままシート組立工程に投入されるからである。
で支えられ、床面から所定の高さ位置で、左右の横方向
に延ばした状態にして配設されているベース部材16を
有している。その所定の高さ位置とは、作業者がトリム
カバー2をハンガー部材12s,12mに着脱するとき
に、作業を行い易い位置であり、作業環境によって設計
される。ベース部材16上にはガイドレール17が、ベ
ース部材16に沿って左右横方向に延ばされた状態にて
配設されている。なお、本実施の形態では、ハンガー部
材12s,12mにトリムカバー2を保持するとき、該
トリムカバー2が裏返しされた状態となつている。これ
は、上記した如くトリムカバー2が縫製及び搬送工程と
もに裏返しされた状態で取り扱われ、その裏返しされた
状態のままシート組立工程に投入されるからである。
【0012】両ハンガー部材12s,12mは、それぞ
れアーム材18と型材19とで構成されている。このう
ち、ハンガー部材12s側のアーム材18はベース部材
16に固定されていて、型材19がアーム材18を介し
てベース部材16から前側へ略水平に突出した状態で配
設されている。一方、ハンガー部材12m側のアーム材
18は、ガイドレール17上に不図示のスライダーを介
して左右方向に移動可能に設けられている。また、ハン
ガー部材12m側のアーム材18及び型材19は、ベー
ス部材16から前側へ突出されて、ハンガー部材12s
と略平行に配設されている。なお、型材19の外周形状
は、この一対のハンガー部材12s,12mを裏返しさ
れたトリムカバー2の袋内部に挿入させ、更に両ハンガ
ー部材12s,12mの間を更に離間して、両ハンガー
部材12s,12mでトリムカバー2を内側から外側に
向かって押し広げたときに、当接している非皮革部(両
側の横マチ部)4と略一致するように設計されている。
また、ハンガー部材12mはエアシリンダ20を介して
摺動可能になっている。すなわち、ハンガー部材12m
のアーム部材18には、ベース部材16に固定されてい
るエアシリンダ20の摺動ロッド20aが連結されてい
る。そして、ハンガー部材12mは、エアシリンダ20
が駆動されるとガイドレール17に沿って水平方向に移
動され、この移動でハンガー部材12mがハンガー部材
12sに対して近づいた位置(以下、この位置を「仮保
持状態の位置」という)と、離れた位置(以下、この位
置を「「保持状態の位置」という)とに切り替えられ
る。
れアーム材18と型材19とで構成されている。このう
ち、ハンガー部材12s側のアーム材18はベース部材
16に固定されていて、型材19がアーム材18を介し
てベース部材16から前側へ略水平に突出した状態で配
設されている。一方、ハンガー部材12m側のアーム材
18は、ガイドレール17上に不図示のスライダーを介
して左右方向に移動可能に設けられている。また、ハン
ガー部材12m側のアーム材18及び型材19は、ベー
ス部材16から前側へ突出されて、ハンガー部材12s
と略平行に配設されている。なお、型材19の外周形状
は、この一対のハンガー部材12s,12mを裏返しさ
れたトリムカバー2の袋内部に挿入させ、更に両ハンガ
ー部材12s,12mの間を更に離間して、両ハンガー
部材12s,12mでトリムカバー2を内側から外側に
向かって押し広げたときに、当接している非皮革部(両
側の横マチ部)4と略一致するように設計されている。
また、ハンガー部材12mはエアシリンダ20を介して
摺動可能になっている。すなわち、ハンガー部材12m
のアーム部材18には、ベース部材16に固定されてい
るエアシリンダ20の摺動ロッド20aが連結されてい
る。そして、ハンガー部材12mは、エアシリンダ20
が駆動されるとガイドレール17に沿って水平方向に移
動され、この移動でハンガー部材12mがハンガー部材
12sに対して近づいた位置(以下、この位置を「仮保
持状態の位置」という)と、離れた位置(以下、この位
置を「「保持状態の位置」という)とに切り替えられ
る。
【0013】更に、各ハンガー部材12s,12mに
は、その内側に沿って温風ダクト22が配設されてい
る。温風ダクト22の一端は、型材19の先端より手前
まで延びて開口している。他端は、装置本体11上の温
風供給手段としての温風器23に接続されている。そし
て、温風器23が駆動されると、各温風ダクト22の先
端開口から温風を吹き出す。その温風の温度は任意に調
整可能であり、通常は約80〜90度に設定される。
は、その内側に沿って温風ダクト22が配設されてい
る。温風ダクト22の一端は、型材19の先端より手前
まで延びて開口している。他端は、装置本体11上の温
風供給手段としての温風器23に接続されている。そし
て、温風器23が駆動されると、各温風ダクト22の先
端開口から温風を吹き出す。その温風の温度は任意に調
整可能であり、通常は約80〜90度に設定される。
【0014】これに対し、両押圧パッド13は、それぞ
れアーム材24及びスライダー25を介してガイドレー
ル17上に左右方向に移動可能にして、互いに略平行な
状態で配設されている。また、各押圧パッド13は、ベ
ース部材16から前側へ略水平に突出し、対応するハン
ガー部材12s,12mの外側に位置している。更に、
各押圧パッド13は、図1では一部省略しているが、エ
アシリンダ26を介してそれぞれ摺動可能になってい
る。すなわち、各アーム材24には、ベース部材16上
に取り付けられているエアシリンダ26の摺動ロッド2
6aが連結されている。そして、両押圧パッド13は、
エアシリンダ26が駆動されるとガイドレール17に沿
って水平方向に移動され、この移動で対応するハンガー
部材12mとハンガー部材12sとに対して外側から当
接された位置(以下、この位置を「プレス位置」とい
う)と離れた位置(以下、この位置を「非プレス位置」
という)とに切り替えられる。
れアーム材24及びスライダー25を介してガイドレー
ル17上に左右方向に移動可能にして、互いに略平行な
状態で配設されている。また、各押圧パッド13は、ベ
ース部材16から前側へ略水平に突出し、対応するハン
ガー部材12s,12mの外側に位置している。更に、
各押圧パッド13は、図1では一部省略しているが、エ
アシリンダ26を介してそれぞれ摺動可能になってい
る。すなわち、各アーム材24には、ベース部材16上
に取り付けられているエアシリンダ26の摺動ロッド2
6aが連結されている。そして、両押圧パッド13は、
エアシリンダ26が駆動されるとガイドレール17に沿
って水平方向に移動され、この移動で対応するハンガー
部材12mとハンガー部材12sとに対して外側から当
接された位置(以下、この位置を「プレス位置」とい
う)と離れた位置(以下、この位置を「非プレス位置」
という)とに切り替えられる。
【0015】各押圧パッド13の内側面13aの形状
は、ハンガー部材12s,12mにおける型材19の外
側面の形状に略対応していている。つまり、各押圧パッ
ド13の内側面は、トリムカバー2を挟んで対応するハ
ンガー部材12s,12mに押圧されたとき、トリムカ
バー2の非皮革部(両側の横マチ部)4の裏面形状に密
接するよう形成されている。また、内側面13aには多
数の蒸気吐出孔27が設けられていると共に、押圧パッ
ド13内にはスチーム管28の一端が接続されている。
スチーム管28の他端は、スチームドレン抜きや非常停
止スイッチ等を配したスチーム制御器29を介して図示
せぬスチーム供給源に接続されている。そして、スチー
ム制御器29の制御下において、スチームつまり蒸気が
スチーム管28を介して押圧パッド13内に供給され
て、蒸気吐出孔27から吐き出すことができる。そのス
チームの温度は任意に調整可能であり、通常は約90〜
100度に設定される。
は、ハンガー部材12s,12mにおける型材19の外
側面の形状に略対応していている。つまり、各押圧パッ
ド13の内側面は、トリムカバー2を挟んで対応するハ
ンガー部材12s,12mに押圧されたとき、トリムカ
バー2の非皮革部(両側の横マチ部)4の裏面形状に密
接するよう形成されている。また、内側面13aには多
数の蒸気吐出孔27が設けられていると共に、押圧パッ
ド13内にはスチーム管28の一端が接続されている。
スチーム管28の他端は、スチームドレン抜きや非常停
止スイッチ等を配したスチーム制御器29を介して図示
せぬスチーム供給源に接続されている。そして、スチー
ム制御器29の制御下において、スチームつまり蒸気が
スチーム管28を介して押圧パッド13内に供給され
て、蒸気吐出孔27から吐き出すことができる。そのス
チームの温度は任意に調整可能であり、通常は約90〜
100度に設定される。
【0016】なお、図1中、符号30はガイドレール1
7上を覆っている保護カバーである。符号10は装置の
起動と停止を制御するペダルスイッチである。そのペダ
ルスイッチ10は制御ボックス14に接続されている。
7上を覆っている保護カバーである。符号10は装置の
起動と停止を制御するペダルスイッチである。そのペダ
ルスイッチ10は制御ボックス14に接続されている。
【0017】図2は上記した図1のしわ取り除き装置の
制御系の構成を示すブロック図である。図2において、
図1と同一符号を付したものは図1と同一のものを示し
ている。図2中、制御部(CPU)31は、メモリ32
に予め組み込まれているプログラムに従って装置全体を
制御する。シリンダ駆動部33は、ハンガー部材12m
を移動させるためのエアシリンダ20の駆動を制御する
ためのものである。シリンダ駆動部34は、押圧パッド
13を駆動させるためのエアシリンダ26の駆動を制御
するためのものである。熱風供給手段制御部36は、熱
風供給手段としての温風器23から供給される温風の温
度及び風量等を設定するものである。スチーム供給手段
制御部37は、スチーム供給手段38から供給されるス
チームつまり蒸気の温度及び量等をスチーム制御器29
を介して設定するものである。
制御系の構成を示すブロック図である。図2において、
図1と同一符号を付したものは図1と同一のものを示し
ている。図2中、制御部(CPU)31は、メモリ32
に予め組み込まれているプログラムに従って装置全体を
制御する。シリンダ駆動部33は、ハンガー部材12m
を移動させるためのエアシリンダ20の駆動を制御する
ためのものである。シリンダ駆動部34は、押圧パッド
13を駆動させるためのエアシリンダ26の駆動を制御
するためのものである。熱風供給手段制御部36は、熱
風供給手段としての温風器23から供給される温風の温
度及び風量等を設定するものである。スチーム供給手段
制御部37は、スチーム供給手段38から供給されるス
チームつまり蒸気の温度及び量等をスチーム制御器29
を介して設定するものである。
【0018】図3は上記したしわ取り除き装置の動作手
順例を示すフローチャートであり、図4及び図5はその
装置の模式動作図である。そこで、図3のフローチャー
トに基づいて本実施の形態における動作を図4及び図5
と共に次に説明する。
順例を示すフローチャートであり、図4及び図5はその
装置の模式動作図である。そこで、図3のフローチャー
トに基づいて本実施の形態における動作を図4及び図5
と共に次に説明する。
【0019】まず、しわを取り除くためのトリムカバー
2をセットする前、押圧パッド13はエアシリンダ26
によって「非プレス位置」に配置されて、対応するハン
ガー部材12s,12mから大きく離れている。また、
ハンガー部材12mはエアシリンダ20によって「仮保
持状態の位置」に配置されていて、ハンガー部材12s
と近づている。この状態では、裏返しされているトリム
カバー2の袋状内に両ハンガー部材12s,12mを挿
入させて、各ハンガー部材12s,12mにトリムカバ
ー2をセットすることができる。図1は、このようにし
てトリムカバー2を一対のハンガー部材12s,12m
にセットする直前の状態を示しており、図4はトリムカ
バー2をハンガー部材12s,12mにセットして仮保
持した状態を示している。
2をセットする前、押圧パッド13はエアシリンダ26
によって「非プレス位置」に配置されて、対応するハン
ガー部材12s,12mから大きく離れている。また、
ハンガー部材12mはエアシリンダ20によって「仮保
持状態の位置」に配置されていて、ハンガー部材12s
と近づている。この状態では、裏返しされているトリム
カバー2の袋状内に両ハンガー部材12s,12mを挿
入させて、各ハンガー部材12s,12mにトリムカバ
ー2をセットすることができる。図1は、このようにし
てトリムカバー2を一対のハンガー部材12s,12m
にセットする直前の状態を示しており、図4はトリムカ
バー2をハンガー部材12s,12mにセットして仮保
持した状態を示している。
【0020】このようにしてトリムカバー2をセットし
たら(ステップST1)、次にスイッチペダル10を踏
んで図示せぬ起動スイッチをオンにすると、シリンダ駆
動部33を介してエアシリンダ20が駆動される。そし
て、ハンガー部材12mが「「仮保持状態の位置」から
「保持状態の位置」に移動され、袋状トリムカバー2を
一対のハンガー部材12s,12mで内側から外側に向
かって強く張る(ステップST2)。すなわち、この状
態では、ハンガー部材12s,12mが両側の非皮革部
4に当たり、皮革部3が幅方向に非皮革部4と共に強く
引っ張られている。次いで、温風供給手段制御部36を
介して温風器23から温風ダクト22を通してトリムカ
バー2内に熱風が送り込まれる。また、所定の張力を受
けている皮革部3の部分が熱風で熱せられると、皮革部
3を主とする部分におけるしわ((これは、理論上、皮
革部3のしわだけに限られず、非皮革部4の小さなしわ
等も含まれる場合があるという意味である)が取り除か
れる(ステップST3)。なお、温風ダクト22の吐き
出し位置的には、例えば、トリムカバー2内で前後動つ
まり皮革部3の位置応じて、トリムカバー2内を移動し
ながら専ら皮革部3に熱風を吹き付けられるよう調整可
能にすることがより好ましい。
たら(ステップST1)、次にスイッチペダル10を踏
んで図示せぬ起動スイッチをオンにすると、シリンダ駆
動部33を介してエアシリンダ20が駆動される。そし
て、ハンガー部材12mが「「仮保持状態の位置」から
「保持状態の位置」に移動され、袋状トリムカバー2を
一対のハンガー部材12s,12mで内側から外側に向
かって強く張る(ステップST2)。すなわち、この状
態では、ハンガー部材12s,12mが両側の非皮革部
4に当たり、皮革部3が幅方向に非皮革部4と共に強く
引っ張られている。次いで、温風供給手段制御部36を
介して温風器23から温風ダクト22を通してトリムカ
バー2内に熱風が送り込まれる。また、所定の張力を受
けている皮革部3の部分が熱風で熱せられると、皮革部
3を主とする部分におけるしわ((これは、理論上、皮
革部3のしわだけに限られず、非皮革部4の小さなしわ
等も含まれる場合があるという意味である)が取り除か
れる(ステップST3)。なお、温風ダクト22の吐き
出し位置的には、例えば、トリムカバー2内で前後動つ
まり皮革部3の位置応じて、トリムカバー2内を移動し
ながら専ら皮革部3に熱風を吹き付けられるよう調整可
能にすることがより好ましい。
【0021】同時に、シリンダ駆動部34を介してエア
シリンダ26が各々駆動され、各押圧パッド13が「非
プレス位置」から「プレス位置」へ移動される。この移
動で、押圧パッド13がそれぞれトリムカバー2(の非
皮革部4)を介在して対応するハンガー部材12s,1
2mに押し付けられる(ステップST4)。なお、この
押圧パッド13がそれぞれ押し付けられた部分は、トリ
ムカバー2の非皮革部4の裏側部分である。これとほぼ
前後して、スチーム供給手段38がスチーム供給手段制
御部37を介して作動される。そして、押圧パッド13
の蒸気吐出孔27からスチームが噴き出され、このスチ
ームと押圧パッド13とでスチームプレスをして非皮革
部4の部分におけるしわを取る(ステップST5)。な
お、ここでの蒸気吐出形態的には、例えば、多数の蒸気
吐出孔27の全てから同時に吐き出さず、部分的な位置
にある蒸気吐出孔27からだけ噴き出させたり、また、
その位置も切り替えられて、非皮革部4の任意の箇所に
応じ吐出可能にすることがより好ましい。
シリンダ26が各々駆動され、各押圧パッド13が「非
プレス位置」から「プレス位置」へ移動される。この移
動で、押圧パッド13がそれぞれトリムカバー2(の非
皮革部4)を介在して対応するハンガー部材12s,1
2mに押し付けられる(ステップST4)。なお、この
押圧パッド13がそれぞれ押し付けられた部分は、トリ
ムカバー2の非皮革部4の裏側部分である。これとほぼ
前後して、スチーム供給手段38がスチーム供給手段制
御部37を介して作動される。そして、押圧パッド13
の蒸気吐出孔27からスチームが噴き出され、このスチ
ームと押圧パッド13とでスチームプレスをして非皮革
部4の部分におけるしわを取る(ステップST5)。な
お、ここでの蒸気吐出形態的には、例えば、多数の蒸気
吐出孔27の全てから同時に吐き出さず、部分的な位置
にある蒸気吐出孔27からだけ噴き出させたり、また、
その位置も切り替えられて、非皮革部4の任意の箇所に
応じ吐出可能にすることがより好ましい。
【0022】上記熱風の供給とスチームの供給は所定時
間(通常は数秒)行われる。設定した時間が経過する
と、熱風供給手段制御部36及びスチーム供給手段制御
部37を介して熱風の供給及びスチームの供給が停止さ
れる(ステップST6,ST7)。次いで、シリンダ駆
動部34を介してエアシリンダ26を各々駆動させ、押
圧パッド13を「プレス位置」から「非プレス位置」に
移動して押圧を解除する((ステップST8)。続い
て、シリンダ駆動部33を介してエアシリンダ20を駆
動させ、ハンガー部材12mを「保持状態の位置」から
「仮保持状態の位置」に移動復帰させてトリムカバー2
の張力を解除する(ステップST9)。その後、トリム
カバー2をハンガー部材12s,12mから取り外す。
これにより、皮革部3の部分と非皮革部4の部分におけ
るしわが取り除かれたトリムカバー2が得られる。な
お、次のしわ取り処理が終わっていない新たなトリムカ
バー2をハンガー部材12s,12mにセットすること
によって、同様にしてしわの取り除き処理を行うことが
できる。
間(通常は数秒)行われる。設定した時間が経過する
と、熱風供給手段制御部36及びスチーム供給手段制御
部37を介して熱風の供給及びスチームの供給が停止さ
れる(ステップST6,ST7)。次いで、シリンダ駆
動部34を介してエアシリンダ26を各々駆動させ、押
圧パッド13を「プレス位置」から「非プレス位置」に
移動して押圧を解除する((ステップST8)。続い
て、シリンダ駆動部33を介してエアシリンダ20を駆
動させ、ハンガー部材12mを「保持状態の位置」から
「仮保持状態の位置」に移動復帰させてトリムカバー2
の張力を解除する(ステップST9)。その後、トリム
カバー2をハンガー部材12s,12mから取り外す。
これにより、皮革部3の部分と非皮革部4の部分におけ
るしわが取り除かれたトリムカバー2が得られる。な
お、次のしわ取り処理が終わっていない新たなトリムカ
バー2をハンガー部材12s,12mにセットすること
によって、同様にしてしわの取り除き処理を行うことが
できる。
【0023】したがって、以上の形態によれば、袋状ト
リムカバー2の内部に一対のハンガー部材12s,12
mを挿入し、各ハンガー部材12a,12bにトリムカ
バー2を仮保持し、続いて各ハンガー部材12a,12
bの間を離間してトリムカバー2に皮革部3を主体とし
て所定の張力を与え、同時にトリムカバー2内に熱風を
吹き込んで皮革部3を表面側から暖めて、皮革部3の部
分におけるしわを品質を損なうことなく効率よく取り除
くことができる。また、この状態で、トリムカバー2の
外側(トリムカバー2の裏面を形成ている側)から非皮
革部4に押圧パッド13を押し付けてスチームプレスし
て、非皮革部4におけるしわを取り除くことができる。
このため、この構造では、作業者の労力を軽減すること
ができ、作業性を大きく改善できることになる。また、
ハンガー部材12s,12mを水平方向に離して設けて
いるので、水平展開及び作業性が容易となる。
リムカバー2の内部に一対のハンガー部材12s,12
mを挿入し、各ハンガー部材12a,12bにトリムカ
バー2を仮保持し、続いて各ハンガー部材12a,12
bの間を離間してトリムカバー2に皮革部3を主体とし
て所定の張力を与え、同時にトリムカバー2内に熱風を
吹き込んで皮革部3を表面側から暖めて、皮革部3の部
分におけるしわを品質を損なうことなく効率よく取り除
くことができる。また、この状態で、トリムカバー2の
外側(トリムカバー2の裏面を形成ている側)から非皮
革部4に押圧パッド13を押し付けてスチームプレスし
て、非皮革部4におけるしわを取り除くことができる。
このため、この構造では、作業者の労力を軽減すること
ができ、作業性を大きく改善できることになる。また、
ハンガー部材12s,12mを水平方向に離して設けて
いるので、水平展開及び作業性が容易となる。
【0024】なお、以上の形態では、一対のハンガー部
材12s,12mのうち、ハンガー部材12sを固定と
した構造を開示したが、両方のハンガー部材12s,1
2mを可動にしてもよいものである。
材12s,12mのうち、ハンガー部材12sを固定と
した構造を開示したが、両方のハンガー部材12s,1
2mを可動にしてもよいものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るシー
ト用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置にあって
は、皮革部のしわを品質を損ねることなく自動的に効率
よく取り除くことができる。また、皮革部のしわと非皮
革部のしわを同時に、かつ自動的に取り除くことができ
るので、作業者の労力を軽減させることができると共に
作業性を向上できる。更に自動的にしわを取り除くので
熟練を必要とせず、また品質も安定する。
ト用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置にあって
は、皮革部のしわを品質を損ねることなく自動的に効率
よく取り除くことができる。また、皮革部のしわと非皮
革部のしわを同時に、かつ自動的に取り除くことができ
るので、作業者の労力を軽減させることができると共に
作業性を向上できる。更に自動的にしわを取り除くので
熟練を必要とせず、また品質も安定する。
【図1】本発明の実施の形態における装置の概略構成配
置図である。
置図である。
【図2】上記形態における装置の制御系構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】上記装置のしわ取り動作手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】上記装置の模式動作説明図である。
【図5】上記装置の模式動作説明図である。
【図6】従来のしわ取り除き方法を説明する図である。
【図7】トリムカバーの構造を説明する図である。
1はシートバック 2はトリムカバー 3は皮革部 4は非皮革部 5は縫製部分 12sはハンガー部材 12mはハンガー部材 13は押圧パッド 14は制御ボックス 22は温風ダクト 23は温風器 27は蒸気吐出孔 28はスチーム管 29はスチーム制御器
Claims (5)
- 【請求項1】 皮革部と非皮革部とを有して袋状に縫製
されたシート用トリムカバーのしわを取り除く方法であ
って、 ベース部材に沿って少なくとも一方が摺動可能に設けら
れている一対のハンガー部材を有し、前記トリムカバー
の袋内に前記各ハンガー部材を挿入した後、前記ハンガ
ー部材の少なくとも一方を摺動して、前記トリムカバー
を内から外側に向かって押し広げて該トリムカバーに所
定の張力を付与すると共に、前記トリムカバーの袋内に
熱風を吹き込むことにより、前記皮革部を主にした部分
のしわを取り除くことを特徴とするシート用トリムカバ
ーのしわ取り除き方法。 - 【請求項2】 前記各ハンガー部材の外側に摺動可能に
それぞれ配置されて、前記対応するハンガー部材側へ蒸
気を噴射する蒸気吐出孔を持つ一対の押圧パッドを有
し、前記トリムカバーが前記ハンガー部材にて張力を受
けている状態で、前記押圧パッドを前記非皮革部に外側
から押し付けてスチームプレスすることにより、前記非
皮革部を主にした部分のしわを取り除く請求項1に記載
のシート用トリムカバーのしわ取り除き方法。 - 【請求項3】 皮革部と非皮革部とを有して袋状に縫製
されたシート用トリムカバーのしわを取り除く装置であ
って、 所定高さに設置されて横方向に延びているベース部材
と、 前記ベース部材に沿って少なくとも一方が摺動可能に設
けられている一対のハンガー部材と、 前記各ハンガー部材を前記トリムカバーの袋内に挿入し
た状態から、前記両ハンガー部材の少なくとも一方を摺
動して、前記両ハンガー部材で前記トリムカバーを内側
から外側に向かって押し広げて該トリムカバーに所定の
張力を付与するためのハンガー移動制御手段と、 前記ハンガー部材にて保持される前記トリムカバーの袋
内に外部からダクトを通じて熱風を導いて噴射する熱風
供給手段と、 とを備えたことを特徴とするシート用トリムカバーのし
わ取り除き装置。 - 【請求項4】 前記ハンガー部材の外側にそれぞれ摺動
可能に配置されて、前記対応するハンガー部材側へ蒸気
を噴射する蒸気吐出孔を持つ一対の押圧パッドと、前記
各押圧パッドを前記トリムカバーと離れた非プレス位置
から前記トリムカバーに接近したプレス位置へ切り替え
移動するための押圧パッド移動制御手段と、外部から蒸
気をダクトを通し前記押圧パッド内に導いて、前記蒸気
吐出口から噴き出すスチーム供給手段とを有している請
求項3に記載のシート用トリムカバーのしわ取り除き装
置。 - 【請求項5】 前記ハンガー部材が前記非皮革部を主と
する部分に当たると共に、前記押圧パッドが前記対応す
るハンガー部材との間に前記非皮革部を挟み込んだ状態
でスチームプレスする請求項4に記載のシート用トリム
カバーのしわ取り除き装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11117560A JP2000303341A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | シート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11117560A JP2000303341A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | シート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000303341A true JP2000303341A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14714847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11117560A Pending JP2000303341A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | シート用トリムカバーのしわ取り除き方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000303341A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003103457A3 (de) * | 2002-06-05 | 2004-10-21 | Johnson Controls Gmbh | Verfahren zur behandlung von bezugsmaterialien von innenausstattungsteilen, insbesondere für kraftfahrzeuge und innenausstattungsteil |
| FR2883815A1 (fr) * | 2005-04-01 | 2006-10-06 | Cera | Procede de realisation d'une matelassure realisee sur plusieurs sites separes |
-
1999
- 1999-04-26 JP JP11117560A patent/JP2000303341A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003103457A3 (de) * | 2002-06-05 | 2004-10-21 | Johnson Controls Gmbh | Verfahren zur behandlung von bezugsmaterialien von innenausstattungsteilen, insbesondere für kraftfahrzeuge und innenausstattungsteil |
| DE10225084B4 (de) * | 2002-06-05 | 2007-11-15 | Johnson Controls Gmbh | Verfahren zur Behandlung von Bezugsmaterialien von Innenausstattungsteilen, insbesondere für Kraftfahrzeuge, und Innenausstattungsteil |
| US7870685B2 (en) | 2002-06-05 | 2011-01-18 | Johnson Controls Gmbh | Method for the treatment of covering materials for interior fitting pieces in particular for vehicle interiors and interior fitting pieces |
| FR2883815A1 (fr) * | 2005-04-01 | 2006-10-06 | Cera | Procede de realisation d'une matelassure realisee sur plusieurs sites separes |
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