JP2000303357A - 抗菌性繊維構造物 - Google Patents
抗菌性繊維構造物Info
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Abstract
防しわ性、防縮性等の形態安定性能を有する繊維構造物
を提供する。 【解決手段】セルロース系繊維と繊維構造物1g当たり
の表面積が0.1m2 以上である合成繊維とからなる繊
維構造物であって、該セルロース系繊維が下記式で定義
される架橋指数が1〜4の範囲で架橋改質されたもので
あり、かつ、該合成繊維が分子量200〜700、無機
性/有機性値=0.3〜1.4、平均粒径2μm以下で
あるピリジン系抗菌剤を含む抗菌性繊維構造物。 架橋指数 = (A−B) ここで A:温度30℃、相対湿度90%RH雰囲気下
での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。 B:温度20℃、相対湿度65%RH雰囲気下での架橋
改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
Description
洗濯耐久性に優れた抗菌性を有する繊維構造物に関する
ものである。
は、各種衣料、芯地、裏地、寝装製品、インテリア製品
などに広く利用されている。特に、近年、メチシリン耐
性黄色ブドウ状球菌(以下、「MRSA」という。)に
よる病院内感染が問題となっており、その対策として白
衣、カバー、シーツ、カーテンなどにはMRSA対応の
抗菌性を付与することが望まれている。
℃の工業洗濯を多数繰り返されるため、従来技術では十
分な耐久性を有するものはほとんど得られていない。ま
た、それらがセルロース系繊維を含有する場合には、洗
濯後の形態安定性が劣る点も問題となっていた。
などの無機系抗菌剤を合成繊維の紡糸段階で練り込む方
法と、第四級アンモニウム塩などの有機系抗菌剤をスプ
レー処理あるいはパディング処理して付与する後加工の
方法が主としてとられてきた。前者の場合、洗濯耐久性
という面では優れているが、編織物など布帛上での加工
が不可能である。また、紡糸段階で口金面に抗菌剤が結
晶として析出するため、糸切れが多発するなどの製糸上
の問題があった。一方、後者の場合、布帛上で抗菌加工
ができるという利点はあるものの、抗菌性の洗濯耐久性
という面では劣っていた。
触りがよいなどの点からセルロース系繊維が好ましく用
いられてきたが、その一方で合成繊維構造物に比べ、し
わになりやすい、洗濯により収縮するといった欠点があ
り解決が望まれている。
を鑑み、工業洗濯耐久性に優れた抗菌性を有し、かつ、
防しわ性、防縮性等の形態安定性能を有する繊維構造物
を提供せんとするものである。
物の一態様は、セルロース系繊維と繊維構造物1g当た
りの表面積が0.1m2 以上である合成繊維とからなる
繊維構造物であって、該セルロース系繊維が下記式で定
義される架橋指数が1〜4の範囲で架橋改質されたもの
であり、かつ、該合成繊維が分子量200〜700、無
機性/有機性値=0.3〜1.4、平均粒径2μm以下
であるピリジン系抗菌剤を含むものであることを特徴と
する抗菌性繊維構造物である。
での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
気下での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
セルロース系繊維と単繊維繊度8デニール以下の合成繊
維を含む繊維構造物であって、該セルロース系繊維が下
記式で定義される架橋指数が1〜4の範囲で架橋改質さ
れたものであり、かつ、該合成繊維が分子量200〜7
00、無機性/有機性値=0.3〜1.4、平均粒径2
μm以下であるピリジン系抗菌剤を含むものであること
を特徴とする抗菌性繊維構造物である。
での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
気下での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
は、綿、麻、パルプなどの天然セルロース繊維、ビスコ
ースレーヨンなどの再生セルロース繊維等が含まれる。
架橋剤により架橋改質されているものである。ここでい
う架橋剤とは、セルロース系繊維を構成しているセルロ
ース分子中の水酸基、とりわけ洗濯時のしわ、収縮の原
因となる非晶領域にある水酸基と反応し、セルロース分
子間および分子内に架橋を形成することが可能な化合物
のことであり、具体的にはホルムアルデヒドや、ジメチ
ロールエチレン尿素、ジメチロールトリアゾン、ジメチ
ロールウロン、ジメチロールグリオキザールモノウレイ
ン、ジメチロールプロピレン尿素、これらのメチロール
基の一部または全部をメトキシ化、エトキシ化したもの
等の繊維素反応型樹脂、ポリカルボン酸類、イソシアネ
ート類等があげられる。これらの架橋剤の中でも、セル
ロース系繊維の架橋改質をより効率的、効果的に行うた
めには、ホルムアルデヒドまたは下記一般式[I]で示
された化合物が好ましく用いられる。
アルキル基、又は−CH2OR7 のいずれかである同種
又は異種の基、R3、R4、R5、R6は−Hまたは−OR
8 のいずれかである同種又は異種の基、R7、R8は−
H、又は炭素数1〜4のアルキル基のいずれかである同
種又は異種の基セルロース系繊維の改質の程度は下記式
で定義される架橋指数が1〜4の範囲内であることが必
要であり、2〜3.5の範囲内が好ましい。かかる架橋
指数は、架橋改質後のセルロース系繊維の温度30℃、
相対湿度90%RH雰囲気下で吸湿率の値から温度20
℃、相対湿度65%RH雰囲気下で吸湿率の値を差し引
いて算出されるものであり、セルロース系繊維がどの程
度架橋改質されているかを知る上での指標となる。すな
わちこれは、架橋改質によりセルロース分子中の水酸基
が封鎖され、結果として吸湿率の値が低下することを利
用したものである。この指数が小さいものほど架橋改質
の度合いが大きく、大きいものほど架橋改質の度合いが
小さい。一般に未加工の木綿、麻で4〜5程度である。
での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
気下での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。
に形成され、布帛の強力や柔軟性が低下し、形態安定性
は良好であるものの、実用に耐えないものとなってしま
う。一方、架橋指数が4より大きい場合は、セルロース
繊維の架橋改質が十分でなく、必要とされるレベルの防
しわ性、防縮性等の形態安定性能が付与できない。布帛
の強力、柔軟性と形態安定性のバランスを考えた場合に
は、架橋指数が2〜3.5の範囲内にあることが好まし
い。
方法としては、各種手段が適用可能であり、具体的には
架橋剤をガス状にして付与する方法、パディング法、浸
漬法、スプレー法、プリント法、コーティング法、グラ
ビア加工法、泡加工法等があげられが、なかでも、架橋
剤がホルムアルデヒドの場合にはガス状にして付与する
方法が、架橋剤が繊維素反応型樹脂、ポリカルボン酸
類、イソシアネート類等の場合にはパディング法が好ま
しく使用される。
り、架橋剤の反応を促進する目的で、触媒を併用するこ
とも好ましく行われ、具体的には、有機酸、有機アミン
塩、塩化マグネシウム、硝酸亜鉛、ホウフッ化亜鉛、硝
酸マグネシウム、塩化亜鉛等の金属塩などを用いること
ができる。
橋改質の方法としては、通常の架橋改質方法が適用可能
であり、具体的には、縫製品の状態にした繊維構造物に
対しホルムアルデヒドで気相処理する方法、布帛の状態
のままの繊維構造物に対し前記架橋剤を付与し、縫製し
た後、加熱処理を施すポストキュア法、布帛の状態のま
まの繊維構造物に対し前記架橋剤を付与して熱処理まで
行うプレキュア法等があげられるがこれらに限定される
ものではない。なお、熱処理温度としては80〜220
℃の範囲にあることが好ましく、120〜200℃の範
囲で熱処理を行うことがさらに好ましい。
リエチレンテレフタレートやポリブレチンテレフタレー
トなどのポリエステル系繊維、アクリル系繊維、ナイロ
ン6やナイロン66などのポリアミド系繊維等が挙げら
れる。本発明の繊維構造物は、糸、織布、不織布等を使
用することができる。かかる合成繊維の中でもポリエス
テル繊維が、抗菌性の工業洗濯耐久性が最も優れている
繊維構造物を提供することができる。
を損なわずに抗菌性を付与する観点から着色されている
ことが好ましい。ここで着色されているとは、合成繊維
が分散染料、酸性染料、カチオン染料、蛍光増白剤など
の着色物を含むことをいう。
れ得る繊維構造物は、繊維構造物1g当たりの合成繊維
の表面積が0.1m2 以上または繊維構造物の単繊維繊
度が8デニール以下であるもの、好ましくは表面積が
0.15m2 以上または単繊維繊度が4デニール以下の
ものである。合成繊維に抗菌剤が付着または吸尽する作
用は繊維の表面積もしくは繊維の単繊維繊度に依存する
ので、表面積が0.1m 2 以上の繊維または単繊維繊度
が8デニール以下の繊維では、高度な工業洗濯耐久性を
有する抗菌性繊維構造物を得ることができる。なお、複
数種の合成繊維やさらに天然繊維を組み合わせた場合で
も同等の効果が得られる。
ス系繊維および合成繊維が混繊、混紡、交繊、交編等に
より混用されていなければならないが、その他に羊毛、
絹等が混用されていても構わない。有効な形態安定性能
を確保する観点から、セルロース系繊維は、繊維重量で
10〜90wt%の範囲で含有していることが好まし
い。
0〜700であり、無機性/有機性値=0.3〜1.4
のもので、かつ、平均粒径2μm以下であるというピリ
ジン系抗菌剤を含むものである。
し強固に付着または吸尽・拡散する。これは、特定な分
子量、無機性/有機性値ならびに平均粒径の3つの要件
を、繊維内部に吸尽・拡散する分散染料に近い条件に近
づけることにより、分散染料と同じ挙動を示すものと考
えられる。これら条件を満足しない場合、抗菌剤は合成
繊維に対して強固に付着または吸尽・拡散せず、十分な
工業洗濯耐久性は得られない。
成繊維に付着または吸尽・拡散するが洗濯耐久性は低
い。一方、分子量が700を超えるときは、抗菌剤が合
成繊維に付着または吸尽しない。好ましくは、抗菌剤の
分子量は300〜500である。
とは、藤田稔氏が考案した各種有機化合物の極性を有機
概念的に取り扱った値であり〔改編 化学実験学−有機
化学篇−河出書房(1971)参照〕、炭素(C)1個
を有機性20とし、それに対し各種極性基の無機性、有
機性の値を表1の如く定め、無機性値の和と有機性値の
和を求め両者の比をとった値をいう。
レフタレートの無機性/有機性値を算出すると0.7、
本発明は、かかる有機概念で算出された値をもとにして
合成繊維と抗菌剤との親和性に注目し、無機性/有機性
値が所定の範囲内にある抗菌剤を合成繊維に付着または
吸尽・拡散させたものである。
機性が強くなりすぎて、逆に1.4を超える場合は無機
性が強くなりすぎて、合成繊維に付着または吸尽・拡散
しにくくなる。無機性/有機性値は0.35〜1.3で
あることが好ましく、0.4〜1.2であることがより
好ましい。
4−ヒドロキシピリジンの場合、ベンゼン核を1つ、−
Cl基を4つ、−OH基を1つ、−NR2基を1つ含む
ため無機性値は265となる。また有機性値は、C(炭
素)を5つ、−Cl基を4つ含むため180となり、無
機性値/有機性値は1.47となる。また、2−ピリジ
ルチオール−1−オキシド亜鉛はキレート錯体として存
在し、電気陰性度の点から亜鉛と硫黄は共有結合をして
いると考えるので、この化合物の無機性値は85、有機
性値は190となり無機性値/有機性値は0.45と計
算できる。一方、同じピリジン系抗菌剤である2−ピリ
ジルチオール−1−オキシドナトリウムは、ナトリウム
と硫黄は電気陰性度差が1.6以上あり、この結合はイ
オン結合となり、この場合、ナトリウムは軽金属塩とし
て働くため無機性値は585、有機性値は190と算出
でき、無機性値/有機性値は3.0となることから、ポ
リエステルとの親和性は悪くなる。
中でも、平均粒径が2μm以下のものを用いる。平均粒
径が2μmを超えると、合成繊維に付着または吸尽しに
くくなる上に、加工液にした時に粒子の沈降が起こり、
液の安定性に欠ける傾向を示すものである。好ましく
は、抗菌剤の平均粒径は1μm以下である。
リクロロメチルピリジン、2−クロロ−4−トリクロロ
メチル−6−メトキシピリジン、2−クロロ−4−トリ
クロロメチル−6−(2−フリルメトキシ)ピリジン、
ジ(4−クロロフェニル)ピリジルメタノール、2,
3,5−トリクロロ−4−(n−プロピルスルフォニ
ル)ピリジン、2−ピリジルチオール−1−オキシド亜
鉛、ジ(2−ピリジルチオール−1−オキシド)等のピ
リジン系化合物を用いることができる。その中でも特
に、2−ピリジルチオール−1−オキシド亜鉛が、繊維
との親和性がよく、繊維に対して強固に付着、吸尽する
ため洗濯耐久性が良く、MRSAをはじめ効果を示す対
象菌種の広さの点で好ましい。
を混合した洗液を使い、80℃で12分/回×50回の
工業洗濯処理後も、SEK(繊維製品新機能評価協議
会)の定める制菌評価方法(統一試験法)で、静菌活性
値が2.2以上であるものが好ましい。より好ましく
は、界面活性剤を混合した洗液を使い、85℃で15分
/回×50回の工業洗濯処理後も、SEK(繊維製品新
機能評価協議会)の定める制菌評価方法(統一試験法)
で、静菌活性値が2.2以上のものである。
も、静菌活性値が2.2以上であるものがさらに好まし
い。すなわち、過酸化物、強アルカリ剤、界面活性剤を
混合した洗液を使い、80℃で12分/回×50回の工
業洗濯処理後も、SEK(繊維製品新機能評価協議会)
の定める制菌評価方法(統一試験法)で、静菌活性値が
2.2以上であるものがさらに好ましい。最も好ましい
のは、過酸化物、強アルカリ剤、界面活性剤を混合した
洗液を使い、85℃で15分/回×50回の工業洗濯処
理後も、SEK(繊維製品新機能評価協議会)の定める
制菌評価方法(統一試験法)で、静菌活性値が2.2以
上のものである。
活性剤を混合した洗液とは、界面活性剤として、例えば
花王(株)製洗剤“ザブ”(登録商標)2g/l、過酸
化物として過酸化水素水(35%工業用)3cc/l、
強アルカリ剤として過炭酸ナトリウム1.5g/lを、
それぞれ所定量に秤量した後、浴比1:20の割合で水
を張ったドラム染色機内に投入し混合して調整したもの
である。その後この洗液を温度85℃まで昇温し、本発
明の抗菌性繊維構造物と捨布を投入後15分間洗濯す
る。その後排液、脱水後、オーバーフロー水洗を10分
間実施し、最後に脱水を行い、これを洗濯1回とする。
この工程を50回繰り返した後、タンブラー・ドライヤ
ーを用いて20分間で乾燥させ、制菌評価を行う。
させる方法としては、液流染色機等で抗菌剤を含む液中
に繊維構造物を浸し、常圧または加圧の下、90〜16
0℃で10〜120分間、より好ましくは120〜13
5℃で20〜60分間加熱する。このとき、必要に応じ
て分散染料または分散性蛍光増白剤を液中に添加しても
よい。
中処理した後、テンター等で160〜200℃で15秒
〜5分間、より好ましくは170〜190℃で30秒〜
2分間の乾熱処理を行うことができる。かかる乾熱処理
により、抗菌剤は繊維表面から内部に拡散して繊維内部
リング分布の状態になり、抗菌性を損なうことなく洗濯
耐久性を向上させることができる。この処理条件を変更
することで抗菌剤を繊維表面付着、繊維内部リング分
布、繊維内部拡散の各状態にコントロールすることがで
きる。
レー法等で該抗菌剤を含む液を繊維構造物に付着させた
後、テンター等で160〜200℃で30秒〜10分
間、より好ましくは170〜190℃で1〜5分間、乾
熱処理および湿熱処理から選ばれた少なくとも1種の加
熱処理をすることにより製造することができる。
ディング法やスプレー法等で、該架橋剤および抗菌剤を
同時に繊維構造物に付着させた後、170〜190℃で
30秒〜5分熱処理を行う方法が好ましく用いられるが
これらに限定されるものではない。
る抗菌性、形態安定性に優れ、織物、編物の形態で好ま
しく用いられ、ドレスシャツ、ユニフォーム、インナー
靴下、インテリア、スポーツ衣料等の用途に好適であ
る。
に説明する。
によるものである。 (1)洗濯方法 ドラム染色機を用い、花王(株)製洗剤“ザブ”(登録
商標)2g/l、過酸化水素水(35%工業用)3cc
/l、過炭酸ナトリウム1.5g/l、温度85±2
℃、浴比1:20で15分間洗濯し、その後排液、脱水
後、オーバーフロー水洗を10分間実施した。水洗後タ
ンブラー・ドライヤーを用いて20分間で乾燥させた。
これを洗濯1回とした。 (2)抗菌試験方法 試験方法は統一試験法を採用し、試験菌体はMRSA臨
床分離株を用いた。試験方法は、滅菌試料布に上記試験
菌のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器中で37℃、1
8時間培養後の生菌数を計測し、殖菌数に対する菌数を
求め、次の基準に従った。
g(B/C)を菌数増減値差とし、2.2以上を合格レ
ベルとした。
した菌数、Bは無加工品の18時間培養後分散回収した
菌数、Cは加工品の18時間培養後分散回収した菌数を
表す。 (3)防しわ性の評価 AATCC124−19845段階レプリカ法に基づい
て判定した。 5級(良好)〜1級(不良) (4)洗濯収縮率 JIS L−1042により測定した。
剤50gとナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物2
0gおよびリグニンスルホン酸ナトリウム30gを水3
00gと共にスラリー化し、次いでガラスビーズを用い
て湿式粉砕処理を施し、平均粒径1μmのコロイド状態
の組成物を得た。なお、抗菌剤は2−ピリジンチオール
−1−オキシド亜鉛を使用した。また、架橋剤はジメチ
ロールジヒドロキシエチレン尿素樹脂水溶液(固形分2
0%)を、触媒として塩化マグネシウムを使用した。
トスパン糸(繊維構造物1g当たりの表面積が0.28
m2、単繊維繊度1デニール、繊維長38mm)と綿糸
の割合が50:50となるように混紡した45番手の紡
績糸を経糸および緯糸に用いた織物(目付185g/m
2)を作製した。
浸漬し、絞り率80%でパディング後、130℃×90
秒予備乾燥、次いで180℃×1分熱処理し、試料を作
製した。評価結果と併せて表2に示す。
耐久性に優れた抗菌性を示すものが得られた。
エチレンテレフタレートフィラメント糸(繊維構造物1
g当たりの表面積が0.27m2、単繊維繊度1.04
デニール)と、45番手の綿糸を50:50の割合で交
編させた編物を使用した。かかる編物を実施例1に示し
た条件で加工し、試料を作製した。評価結果と併せて表
2に示す。
耐久性に優れた抗菌性を示すものが得られた。
織物を高圧染色試験機を用いて抗菌剤1%owf、浴比
1:10、pH5の液中に浸し、130℃、60分間の
条件で染色加工の常法に従って処理した。その後、ジメ
チロールジヒドロキシエチレン尿素樹脂水溶液(固形分
20%)を100g/l、塩化マグネシウムを15g/
l含む加工液を用い、実施例1と同様の条件で加工し、
試料を作製した。評価結果と併せて表2に示す。
耐久性に優れた抗菌性を示すものが得られた。
に加工を行い試料を作製した。評価結果と併せて表2に
示す。
比較例2については防しわ性、防縮性等の形態安定性能
が得られていないことがわかる。
た抗菌性を有し、かつ、防しわ性、防縮性等の形態安定
性能を有する繊維構造物を提供することができる。
Claims (10)
- 【請求項1】セルロース系繊維と繊維構造物1g当たり
の表面積が0.1m2 以上である合成繊維とからなる繊
維構造物であって、該セルロース系繊維が下記式で定義
される架橋指数が1〜4の範囲で架橋改質されたもので
あり、かつ、該合成繊維が分子量200〜700、無機
性/有機性値=0.3〜1.4、平均粒径2μm以下で
あるピリジン系抗菌剤を含むものであることを特徴とす
る抗菌性繊維構造物。 架橋指数 = (A−B) ここで A:温度30℃、相対湿度90%RH雰囲気下
での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。 B:温度20℃、相対湿度65%RH雰囲気下での架橋
改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。 - 【請求項2】セルロース系繊維と単繊維繊度8デニール
以下の合成繊維を含む繊維構造物であって、該セルロー
ス系繊維が下記式で定義される架橋指数が1〜4の範囲
で架橋改質されたものであり、かつ、該合成繊維が分子
量200〜700、無機性/有機性値=0.3〜1.
4、平均粒径2μm以下であるピリジン系抗菌剤を含む
ものであることを特徴とする抗菌性繊維構造物。 架橋指数 = (A−B) ここで A:温度30℃、相対湿度90%RH雰囲気下
での架橋改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。 B:温度20℃、相対湿度65%RH雰囲気下での架橋
改質後の繊維構造物の吸湿率(%)。 - 【請求項3】該ピリジン系抗菌剤が、2−クロロ−6−
トリクロロメチルピリジン、2−クロロ−4−トリクロ
ロメチル−6−メトキシピリジン、2−クロロ−4−ト
リクロロメチル−6−(2−フリルメトキシ)ピリジ
ン、ジ(4−クロロフェニル)ピリジルメタノール、
2,3,5−トリクロロ−4−(n−プロピルスルフォ
ニル)ピリジン、2−ピリジルチオール−1−オキシド
亜鉛、ジ(2−ピリジルチオール−1−オキシド)から
選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項
1または2に記載の抗菌性繊維構造物。 - 【請求項4】該ピリジン系抗菌剤が、2−ピリジルチオ
ール−1−オキシド亜鉛であることを特徴とする請求項
1〜3いずれかに記載の抗菌性繊維構造物。 - 【請求項5】該セルロース系繊維の架橋指数が2〜3.
5であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載
の抗菌性繊維構造物。 - 【請求項6】繊維重量で10〜90wt%の範囲でセル
ロース系繊維を含有することを特徴とする請求項1〜5
いずれかに記載の繊維構造物。 - 【請求項7】該セルロース系繊維が、ホルムアルデヒド
を架橋剤として用いて架橋改質されていることを特徴と
する請求項1〜6いずれかに記載の抗菌性繊維構造物。 - 【請求項8】該セルロース系繊維が、下記一般式[I]
で示される化合物を架橋剤として用いて架橋改質されて
いることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の抗
菌性繊維構造物。 【化1】 ここで R1、R2は−H、炭素数1〜4のアルキル基、
又は−CH2OR7 のいずれかである同種又は異種の
基、 R3、R4、R5、R6は−Hまたは−OR8 のいずれかで
ある同種又は異種の基、 R7、R8は−H、又は炭素数1〜4のアルキル基のいず
れかである同種又は異種の基。 - 【請求項9】該抗菌剤が、該合成繊維に付着または吸尽
していることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載
の抗菌性繊維構造物。 - 【請求項10】該合成繊維が、ポリエステルからなるこ
とを特徴とする請求項1〜9いずれかに記載の抗菌性繊
維構造物。
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