JP2000303617A - 曲面パネル用形材及びこれを用いた曲面パネル - Google Patents
曲面パネル用形材及びこれを用いた曲面パネルInfo
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Abstract
パネル用形材と、これを用いてカーブ方向が1つの湾曲
面やカーブする方向が交互に異なる複数の湾曲面を有し
且つ組立工数や施工工数を低減し得る曲面パネルを提供
する。 【解決手段】アルミニウム合金の押出形材からなり、そ
の押出方向と直交する断面において略全体に設けたカー
ブした本体部分2と、該本体部分2の両端にそれぞれ上
記本体2におけるカーブした両端の接線と平行で直線状
の雄型嵌合部6及び雌型嵌合部10を有する曲面パネル
用形材1。上記雄型嵌合部6と雌型嵌合部10は、互い
に直線移動して嵌合するため、隣接する形材1,1にお
ける本体部分2,2のカーブする方向が互いに逆向きで
あっても形材1,1を確実に嵌合でき、例えばカーブす
る方向が交互に異なる複数の湾曲面を有する曲面パネル
を容易に形成することができる。
Description
ルを形成するための曲面パネル用形材、及びこの形材を
用いてバス停留所の屋根等を形成する曲面パネルに関す
る。
は、その断面形状を自在に設計できるため、複数の押出
形材をそれらの押出方向と直交する断面方向に沿って互
いに嵌合することにより、任意のデザインを容易に形成
することができる。例えば、図8(A)に示すように、押
出方向と直交する断面全体が緩くカーブした中空形材1
32同士を、図8(B)に示すように、それらの両端の同
様にカーブする断面形状の雄・雌嵌合部134,136
によって互いに嵌合138することにより、全体が同じ
曲率で連続して湾曲する曲面パネル130を形成するこ
とができる。また、上記雄・雌嵌合部134,136の
よる嵌合を繰り返すことにより、図示しない丸い断面の
円筒形の曲面パネルを形成することもできる。
互いに異なり、その断面両端の雄・雌嵌合部134,1
36を有する中空形材132同士を互いに嵌合138す
ることにより、異なる曲率を併有する曲面パネル(13
0)を形成することもできる。しかしながら、互いに回
転して嵌合138する雄・雌嵌合部134,136を用
いる場合、押出精度が高くないとスムースな嵌合操作が
行いにくく、且つ形成される曲面パネルの断面形状が設
計通りに形成し難いという問題がある。更に、断面のカ
ーブが互いに異なる中空形材132同士を嵌合138し
ても、得られる曲面パネル(130)の表面の湾曲面の方
向は常に同じ方向になる。ところで、市街地や公共施設
等のデザインの多様化が求められる昨今においては、単
一の曲率のみからなる上記曲面パネル130や複数の曲
率を併有するものの同じ方向のみに湾曲する曲面パネル
(130)では、個性的で多様なデザインニーズに対応し
にくい、という問題もあった。
38して形成した曲面パネル130は、各形材132を
位置固定する必要がある。このため、互いに嵌合138
した隣接する形材132同士をその雄・雌嵌合部13
4,136付近において、別途図示しない構造部材又は
これに支持される補助部材にボルト・ナットやネジ止め
等により固定している。係るボルト締結作業やネジ止め
作業は曲面パネル130の組立工数や施工工数を増やし
コスト高を招く、という別の問題もあった。更に、前記
の曲面パネル130を形成するため、ハニカムサンドイ
ッチパネルを予めその製造時から、カーブする断面とし
て曲面パネルを形成することも可能であるが、係るサン
ドイッチパネルは製造コストが嵩むという問題があっ
た。
曲面パネルを形成でき、多様なデザインニーズに容易に
形成できる曲面パネル用形材と、これを用いてカーブ方
向が自在で任意数の湾曲面を有し且つ組立工数や施工工
数を低減し得ると共に、比較的大型の曲面パネルを安価
に提供することを課題とする。
に、本発明による曲面パネル用形材は、アルミニウム合
金の押出形材からなり、その押出方向と直交する断面に
おいて略全体に設けたカーブした本体部分と、この本体
部分の両端に互いに直線移動して嵌合する嵌合部と、を
含む、ことを特徴とする。また、上記曲面パネル用形材
は、アルミニウム合金の押出形材からなり、その押出方
向と直交する断面において略全体に設けたカーブした本
体部分と、この本体部分の両端にそれぞれ上記本体にお
けるカーブした両端の接線と平行な直線状の嵌合部と、
を含む、曲面パネル用形材、と規定することもできる。
同士を精度良く容易に嵌合できると共に、後述するカー
ブ方向が交互に異なる複数の湾曲面を有する曲面パネル
を容易に形成することができる。従って、多様なデザイ
ンニーズに容易に対応できる曲面パネルを任意且つ自在
に形成することが可能となる。更に、前記本体部分が、
押出方向と直交する断面の長手(幅)方向に沿う寸法の8
0%以上を占める、曲面パネル用形材も含まれる。これ
によれば、各形材を嵌合しても、隣接する形材間におけ
る各嵌合部による直線部分が目立つことなく、複数の形
材の表面が全体に連続した1つのカーブ、又は交互に異
なる方向の複数のカーブを連続的に形成でき、次述する
曲面パネルのデザインを損なわずに各形材を嵌合するこ
とができる。尚、本体部分の上記寸法を80%以上とし
たのは、これが80%未満になると形材同士の嵌合部に
沿って形成される平坦面が目立ち易くなるので、係る事
態を防ぐためである。
の曲面パネル用形材同士を互いに嵌合部で嵌合してカー
ブ方向が共通する1つの湾曲面を形成する、ことを特徴
とする。これによれば、各形材同士の嵌合が直線移動に
よって容易に行え、且つ同じ方向にカーブする曲面パネ
ル(円筒体を含む)を容易に組立てることができる。本発
明のもう1つの曲面パネルは、前記曲面パネル用形材同
士を互いに嵌合部で嵌合して互いにカーブ方向が異なる
複数の湾曲面を形成すると共に、少なくとも隣接するカ
ーブ方向が異なる湾曲面間に各形材の嵌合部が位置して
いる、ことを特徴とする。これにより、カーブ方向が異
なる複数の湾曲面を有する曲面パネルを容易に得られ、
多様なデザインニーズに容易に容易に対応できる曲面パ
ネルを任意且つ自在に形成することができる。尚、カー
ブ方向が異なる複数の湾曲面とは、例えば2つの向きが
異なる隣接するカーブが形成するS形状断面や、多数の
カーブが交互に逆向きに隣接する波形状断面が挙げら
れ、且つそれらの一部も含まれる。
嵌合する嵌合部間が、接着剤により接合されている、曲
面パネルも含まれる。これによれば、互いに嵌合した形
材同士を別途の部材を介してボルトやネジ止めすること
なく、相互に直接接合することができ、曲面パネルの組
立工数や施工工数を低減し且つコスト低減を図ることも
できる。尚、上記接着剤には構造用接着剤(JIS K 6800)
を用いることが望ましい。
嵌合する嵌合部間に、前記接着剤のうち余剰分を受け入
れる間隙が形成されている、曲面パネルも含まれる。こ
れによれば、隣接する各形材における互いに嵌合し合う
嵌合部間で、塗布した接着剤のうち余剰分を吸収でき、
薄くて均一な膜厚の接着剤層を形成できるため、所要の
接着強度によって複数の形材同士を強固且つ一体に接合
した曲面パネルとすることができる。尚、上記間隙に
は、互いに嵌合し合う嵌合部の何れか又は双方に形成し
た凹部は勿論のこと、例えば複雑な断面形状からなる雄
・雌嵌合部間において、形材製造(押出)時の公差により
形成される隙間も含まれ得る。
ット又はその一部、或いは、壁ユニット又はその一部が
含まれる。即ち、カーブ方向が異なる複数の湾曲面を有
する屋根ユニット又は壁ユニットを構成でき、多様なデ
ザインニーズに容易に容易に対応することが可能とな
る。上記屋根ユニットは、例えばバス停留所や駅構内に
おけるベンチの上方、或いは駅前広場等における歩行者
用通路の上方に用いられる。また、上記壁ユニットは、
例えば公共的スペースにおけるデザイン間仕切壁等に使
用される。更に、係る屋根・壁ユニットは、例えば鉄道
車両の車体や航空機の機体、或いはそれらの一部に適用
することも可能である。
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は本発明による
一形態の曲面パネル用形材1の断面を示す。形材1は、
JIS:A6063等のアルミニウム合金からなり、その押出方
向と直交する図1(A)に示す断面において、全体が同じ
曲率でカーブした本体部分2と、図示で右端に位置する
雄型嵌合部6と、図示で左端に位置する雌型嵌合部10
と、これらの間に位置してに偏平にカーブした中空部4
とを有する。形材1は、係る断面形状を図1(A)の奥行
き方向に沿って数メートル程度の長さに渉り連続して有
する。上記本体部分2は、互いに同心で且つ平行なカー
ブ片3,3とからなり、図1(A)に示す断面の長手(幅)
方向に沿う寸法の80%以上を占めている。また、上記
雄型嵌合部6と雌型嵌合部10とは、本体部分2におけ
るカーブした両端における接線と平行で且つ直線状に形
成され、図1(A)に示す断面の長手(幅)方向に沿う寸法
において、両者合計でも20%未満とされている。
用形材1の雄型嵌合部6は、図示で上下方向の中央に位
置する断面台形の凹部7と、その上下に対称且つ平行に
右側に突出する一対の断面先尖形状の凸条8,8と、こ
れらの上下に隣接し且つ本体部分2のカーブ片3,3の
端に隣接する段部9,9とを有する。係る凹部7や各凸
条8の中心線及び各段部9は、本体部分2のカーブした
右端における接線と平行で且つ直線状に形成されてい
る。また、雌型嵌合部10は、図1(A)の左端に示すよ
うに、図示で上下方向の中央に位置する断面台形の凸部
11と、その上下に対称且つ平行に右側に凹む断面台形
の一対の凹溝12,12と、これらの上下に隣接する傾
斜片13,13と、本体部分2のカーブ片3,3の端に隣
接する互いに平行な突出片14,14とを有する。係る
凸部11や各凹溝12の中心線及び各突出片14は、本
体部分2のカーブした左端における接線と平行で且つ直
線状に形成されている。
端に、同じ断面を有する曲面パネル用形材1a,1bを
嵌合すると、図1(B)及び(C)に示すような嵌合状態に
なる。即ち、図1(B)に示すように、形材1の雌型嵌合
部10における各凹溝12内には左側に隣接する形材1
bの雄型嵌合部6における各凸条8が、雄型嵌合部6の
凹部7内に雄型嵌合部6の凸部11がそれぞれ直線移動
して進入し、雌型嵌合部10の各突出片14は上記雄型
嵌合部6の各段部9内に位置する。また、図1(C)に示
すように、形材1の雄型嵌合部6における各凸条8は、
その右側に隣接する形材1aの雌型嵌合部10における
各凹溝12内に、雄型嵌合部6の凹部7内には上記雌型
嵌合部10の凸部11が各々直線移動して進入し、雄型
嵌合部6の各段部9内には上記雌型嵌合部10の各突出
片14が位置する。
1a,1bの各嵌合部6,10は、互いに直線移動して
容易に嵌合し合い、両嵌合部6,10を含む形材1,1
a,1bの両端部分のみは直線で構成され、その表裏面
は図示で奥行き方向に沿って細長い平坦面を形成する。
係る嵌合部6,10を両端に有する曲面パネル用形材1
を複数用いることにより、カーブする方向が同じで1つ
の湾曲面のみを有する前述した曲面パネル130は勿論
のこと、後述するカーブする方向が交互に異なる複数の
湾曲面を有する曲面パネルをも容易に形成することが可
能となる。
・雌嵌合部6,10における凹部7と凸部11との間、
一対の凸条8と凹溝12との間、及び、各凸条8の基部
の上下と隣接する傾斜片13との間には、図示で奥行き
方向に沿って断面台形又は菱形の間隙16,18が形成
される。例えば、図2(A)に示すように、形材1の雄型
嵌合部6に予め構造用接着剤Sを塗布した場合、図2
(B)に示すように、形材1aと雄・雌嵌合を行った際
に、余剰となった接着剤17,19を各間隙16,18内
において吸収することができる。この際、形材1,1a
は図2(B)中の部分X1,X2で当接し、両者間に形成さ
れる間隔が一定に保持されるので、接着剤Sの厚みが適
正となる。従って、所要の接着強度をもって複数の形材
1同士を強固且つ一体に接合することができ、後述する
曲面パネルを少ない工数で且つ安価に提供し得る。
ル用形材20の断面を示す。この形材20も前記のアル
ミニウム合金からなり、その押出方向と直交する図3
(A)に示す断面において、全体が同じ曲率でカーブした
本体部分21と、図示で右端に位置する雄型嵌合部24
と、図示で左端に位置する雌型嵌合部30と、これらの
間に位置して偏平にカーブした中空部23とを有する。
上記本体部分21は、互いに同心で且つ平行なカーブ片
22,22とからなり、図3(A)に示す断面の長手(幅)
方向に沿う寸法の約90%を占めている。また、上記雄
型嵌合部24と雌型嵌合部30とは、本体部分21にお
けるカーブした両端における接線と平行で且つ直線状に
形成され、図3(A)に示す断面の長手(幅)方向に沿う寸
法は、両者合計でも全体の約10%を占めるに過ぎな
い。
雄型嵌合部24は、図示で上下方向の中央に位置する断
面台形の凹部26と、その上下に対称且つ平行に右側に
突出する断面台形の凸条28,28と、これらの上下に
隣接する垂直片29とを有する。係る凹部26や各凸条
28の中心線は、本体部分21のカーブした右端におけ
る接線と平行で且つ直線状に形成されている。一方、図
3(A)の左端に示すように、形材20の雌型嵌合部30
は、図示で上下方向の中央に位置する断面台形の凸部3
1と、その上下に対称且つ平行な断面台形の凹溝32,
32と、これらの上下に隣接する垂直片33,33とを
有する。上記凸部31や各凹溝32の中心線は、本体部
分21のカーブした左端における接線と平行で且つ直線
状に形成されている。また、上側の垂直片33の上端に
おいて、本体部分21における上方のカーブ片22の左
端における接線と平行で且つ図示で上側に偏寄してに左
側に水平に突出する水切り片34を一体に有する。
断面を有する形材20a,20bを嵌合すると、図3
(B)に示すような嵌合状態になる。即ち、図3(B)の右
側に示すように、形材20の雄型嵌合部24における各
凸条28は、その右側に隣接する形材20aの雌型嵌合
部10における各凹溝32内に、雄型嵌合部24の凹部
26内には上記雌型嵌合部30の凸部31がそれぞれ直
線移動して進入する。また、雄型嵌合部24における上
側の垂直片29に隣接する外側面に、上記雌型嵌合部3
0の水切り片34が面接触する。一方、図3(B)の左側
に示すように、形材20の雌型嵌合部30における各凹
溝32内には左側に隣接する形材20bの雄型嵌合部2
4における各凸条28が、雄型嵌合部30の凸部31は
上記雄型嵌合部6の凹部26内それぞれ直線移動して進
入する。また、雌型嵌合部30の水切り片34は、形材
20bの上記雄型嵌合部24における上側の垂直片29
に隣接する外側面に面接触する。
20bの各嵌合部24,30は、互いに直線移動して嵌
合し合い、両嵌合部24,30を含む形材20,20a,2
0bの両端部分のみは直線状に構成され、その表裏面は
図示で奥行き方向に沿って細長い平坦面を形成する。嵌
合部24,30を両端に有する曲面パネル用形材20を
複数互いに嵌合することで、カーブする方向が1つの湾
曲面のみを有する曲面パネルは勿論、後述するカーブす
る方向が交互に異なる複数の湾曲面を有する曲面パネル
を容易に形成することも可能となる。また、形材20,
20a,20bの嵌合部分に沿って水切り片34が外側
面に沿って配置されるので、後述する屋根ユニット等の
曲面パネルに活用した場合、優れた雨仕舞い機能を発揮
し得る。
部24,30における凹部26と凸部31との間、及び
各凸条28の各凹溝32との間には、図示で奥行き方向
に沿って断面台形の間隙36,38が形成されている。
形材20の嵌合部24,30に予め構造用接着剤Sを塗
布した場合、図3(B)に示すように、形材20a,20b
と嵌合をした際、余剰となった接着剤37,39を各間
隙36,38内にて吸収できる。また、雄・雌嵌合部2
4,30はそれらの垂直片29,33が互いに当接するこ
とにより、両者間に挟持される接着剤Sの厚みを適正で
きるため、必要な接合強度が容易に得られ、且つ一定に
安定して保つことができる。従って、所要の接着強度を
もって複数の形材20同士を強固且つ一体に接合するこ
とができ、後述する曲面パネルを少ない工数で且つ安価
に提供できる。
面パネルに関し、図4(A)は複数の形材1又は形材20
同士を嵌合し、カーブする方向が異なる二つの湾曲面4
2,43を有する断面略S字形の曲面パネル40を示
す。図4(A)中で左右両端には一端に嵌合部のない形材
1c,1d(20c,20d)が必要に応じて配置される。
また、図4(B)は複数の形材1同士又は形材20同士を
嵌合し、カーブする方向が交互に異なる3つの湾曲面4
6,48,48を有する断面略逆W字形の曲面パネル44
を示す。図4(B)中で左右両端にも、一端に嵌合部のな
い形材1e,1f(20e,20f)が必要に応じて配置さ
れる。ところで、曲面パネル40,44において、互い
に嵌合する複数の形材1又は形材20同士は、予め塗布
した前記接着剤Sにて互いに接合されている。即ち、曲
面パネル40,44は一体物のユニットである。尚、曲
面パネル40,44を形成する途中において、1つの湾
曲面42,46のみを有する前述した曲面パネル130
と同様の曲面パネルを形成できることも明らかである。
ニットとして用いたバス停留所50を示す。即ち、停留
所50は、プラットフォーム51上に植設された複数の
支柱52の上端に跨って直かに又は図示しない梁材を介
して屋根ユニットたる曲面パネル40を固定したもので
ある。また、図4(D)は、前記曲面パネル44を屋根ユ
ニットとして用いたバス停留所54を示し、この停留所
54は、プラットフォーム56上に植設された複数の支
柱58の上端に跨って直かに又は図示しない梁材を介し
て屋根ユニットたる曲面パネル44を固定したものであ
る。以上のようなバス停留所50,54は、その屋根を
構成する屋根ユニットたる曲面パネル40,44によ
り、単純な片寄せ屋根や蒲鉾形状の屋根を有する一般的
なデザインの停留所に比べて、ユニークで個性的なデザ
インを呈し、公共的スペースにおける景観を多様化する
ことに寄与することができる。尚、雨仕舞いの観点から
停留所50,54の屋根ユニットとなる曲面パネル40,
44には、前記水切り片34を嵌合部30に有する前記
形材20を用いることが望ましい。
20を用いて連続する波形にした曲面パネル60に関す
る。曲面パネル60は、複数の形材1同士又は形材20
同士を嵌合し、カーブする方向が交互に異なる湾曲面6
1,62を有する。係る曲面パネル60は、屋根付通路6
4の屋根ユニットに使用される。尚、図5(B)において
曲面パネル60の両側の端面は、波形を呈する図示しな
い端部材が固定される。即ち、通路64は路面Gから一
対ずつ平行に立設するポスト65と、各ポスト65の上
端に跨って固定した梁66と、一対のポスト65間を連
結する桁68とにより、予め屋根ユニットを支持する構
造体が形成される。梁66の上に曲面パネル60の各湾
曲面62の底面に接してこれを固定する支持材67を取
付ける。各支持材67を介して、曲面パネル60を通路
64の長手方向に沿って波形を呈するように固定し、屋
根付通路64が得られる。従って、係る通路64はその
屋根を構成する曲面パネル60により、一層ユニークで
個性的なデザインを呈し、公共的スペースにおける景観
を多様化することに寄与することができる。尚、曲面パ
ネル60は予め形材1,20を接着剤により適当なスパ
ン毎に分割して一体化されていると共に、現場において
各分割体を互いに接着して形成される。
の曲面パネルに関する。図6(A)は複数の形材1,1同
士を嵌合し、断面半円形を呈する複数の湾曲面72,7
3,74が交互に異なる方向にカーブする曲面パネル7
0を示す。即ち、隣接する湾曲面72〜74における湾
曲する方向の変化点(曲率の変化点)Yで、互いに隣接す
る形材1,1のカーブ方向を変えて配置し嵌合すること
により、一種類の形材1のみで曲面パネル70を形成す
ることができる。これにより、深い波形状に連続した曲
面を容易に形成できる。また、図6(B)は複数の同じ形
材1,1同士を嵌合し、断面が浅い円弧形を呈する複数の
湾曲面77,78,79が交互に異なる方向にカーブする
曲面パネル76を示す。この曲面パネル76も湾曲面7
7〜79における湾曲する方向の変化点Yで隣接する形
材1,1のカーブ方向を変えて配置し嵌合したものであ
る。これにより、一種類の形材1で断面が浅い円弧形の
湾曲面77〜79が交互に反転して連続する浅い波形状
の曲面を容易に形成することができる。尚、曲面パネル
70,76も、互いに嵌合した複数の形材1,1を、予め
塗布した前記接着剤Sにより互いに一体化して接合され
ている。また、水切片34を有する前記形材20をこれ
らに用いる場合には、水切片34の先端を下向きにして
配置するため、水切片34を突設する位置が異なる二種
類の形材が必要となる。
ットとして用いた間仕切壁80を示す。この間仕切壁8
0は、その凹んだ湾曲面72〜75内の中間に水平な棚
板又はデスク82を固定している。この棚板82を用い
て、公衆電話や各種展示品等の受け機能を持たせたり、
或いはオフィス等におけるプライベートデスクとして活
用することも可能である。また、図6(D)は前記曲面パ
ネル76を壁ユニットとして用いた間仕切壁84を示
し、湾曲面77〜79の裏面にカーブした案内等の表示
物86を固定したり、或いは湾曲面77内等に照明灯8
8を取付けている。以上の間仕切壁80,84によれ
ば、複数の湾曲面が連続した波形として形成された壁面
を形成するので、役所や駅舎内等のスペースをカーブを
伴って自在に仕切ることができ、柔らかくて落ち着いた
屋内空間を演出することができる。
定されるものではない。例えば、前記形材1(20)にお
ける嵌合部には、図7(A)に示すように、図示で上下の
垂直片91の間に断面台形の凸条92を有する雄型嵌合
部90と、凸条92を受け入れる相似形断面の凹溝95
を中間に有し且つ上下端から水平に且つ互いに対称に延
びる断面L字形の突出片96,96を有する雌型嵌合部
94とを用いることもできる。凸条92と凹溝95との
間隙には接着剤Sが充填される。そして、外側に位置す
る突出片96は隣接する垂直片91に接触又は近接する
と共に、形材1,1間から万一進入した雨水を受ける樋
としての機能も果たす。また、図7(B)に示すように、
形材1(20)の右端には上記と同じ雄型嵌合部90を、
形材1(20)の左端には同様の凹溝95を中間に有し且
つ上下端から水平に延びる厚肉のフランジ97を有する
雌型嵌合部94を設けても良い。しかも、各フランジ9
7の内側には隣接する凸条92の各傾斜面93に接触す
る断面O形のパッキン98を、図示で奥行き方向に沿っ
て保持させたものである。この形態では、パッキン98
は図7(B)で上側のみに保持し、下側は省略しても良
い。尚、凸条92と凹溝95との間には、予め接着剤S
が塗布してある。
0)の嵌合部は、右端の垂直片101から平行に突出す
る断面が細長三角形の凸条102を3個突設し、上表面
に沿って設けた段部104の中間には断面矩形の凹み1
03を有する嵌合部100と、左端の上記各凸条102
を受け入れる相似形断面の凹溝106を3個中間に有
し、且つ上端から水平に延びて上記段部104の上に位
置するフランジ107を設けた嵌合部105とからな
る。この形態では、段部104とフランジ107の間か
ら進入した雨水は樋とし機能する凹み103内に入った
後、外部に排水される。尚、各凸条102と凹溝106
間には予め前記接着剤Sが塗布されている。また、図7
(D)に示すように、形材1(20)の右端には段部104
の中間に底広断面の凹み108を有する上記同様の嵌合
部100を設け、左端に上記と同じ嵌合部105を設
け、且つ凹み108に図示で上側面がフランジ107の
内側面に密着するパッキン109を図示で奥行き方向に
沿って保持させても良い。
0)における右端の嵌合部110は、図示で上下の中間
から突出する偏平で先端に浅溝111を有する凸条11
2と、その上下の垂直片113の中間から水平に突出す
る凸片114と、それらの間の細溝115と、上下端の
段部116を有する。また、左端の嵌合部118は、上
下の中間にて上記凸条112を受け入れる浅い凹溝12
0と、その上下に位置し上記細溝115内に進入する一
対の中凸片122と、それらの上下に位置し上記凸片1
14を受け入れる一対の円弧溝124と、上下端に位置
し上記段部116内に位置する一対の外凸片126とを
有する。予め、凸条112の浅溝111内と円弧溝12
4内の底部には接着剤Sを充填しておく。図7(E)に示
すように、形材1,1の嵌合部110,118を嵌合する
と、接着剤Sは両者間の隙間に薄く広がって隣接する形
材1,1を強固に接合する。尚、各円弧溝124の底部
に沿って弾性を有するシール材を別途挿入することもで
きる。加えて、本発明の曲面パネルは、断面形状が異な
る複数の曲面パネル用形材を用意することにより、一つ
の湾曲面内に複数の異なる曲率を併有する断面楕円形や
サイクロイド曲線等を含むことも可能である。尚、曲面
パネル用形材は前述した中空材に限らず、少なくとも一
方の側面(屋外側面)がカーブした本体部分を有する断面
のものであれば、所謂オープン形材を用いることも可能
である。更に、曲面パネル用形材の各嵌合部付近や本体
部分の内側には、該形材の端面に樋や軒先材等の端部材
を固定するため、ビスを受け入れるビスホールを適宜一
体に付設した形態とすることも容易である。
ル用形材によれば、隣接する各形材の嵌合部同士を容易
に嵌合できると共に、カーブ方向が1つの湾曲面を有す
る曲面パネルや、カーブ方向が交互に異なる複数の湾曲
面を有する曲面パネルを精度良く容易に形成できる。従
って、簡単な嵌合により曲面パネルを形成できると共
に、多様なデザインニーズに容易に対応できる曲面パネ
ルを任意且つ自在に提供することが可能となる。また、
本発明の曲面パネルによれば、カーブ方向が1つの湾曲
面を有する曲面パネルは勿論のこと、カーブする方向が
交互に異なる複数の湾曲面を有する曲面パネルも容易に
形成することができる。従って、多様なデザインニーズ
に容易に対応できる曲面パネルを任意且つ自在に形成す
ることができる。更に、請求項6及び/又は請求項7の
曲面パネルによれば、互いに嵌合した形材同士を別途の
部材を介してボルトやネジ止めすることなく、所要の強
度をもって接合することが容易にできる。従って、曲面
パネルの組立工数や施工工数を一層低減し且つコスト低
減を図ることもできる。
す断面図、(B),(C)は(A)の形材の両端における隣接
する同じ形材との嵌合状態を示す部分断面図。
示す部分断面図、(B)はその後における嵌合した状態を
示す部分断面図。
面図、(B)は(A)の形材の両端に隣接する同じ形材とそ
れぞれ嵌合した状態を示す断面図。
図、(C)及び(D)は係る曲面パネルを屋根ユニットとし
て用いたバス停留所を示す概略図。
ユニットとして用いた屋根付き通路の垂直断面図又は側
面図。
示す断面図、(C)及び(D)は係る曲面パネルを壁ユニッ
トとして用いた間仕切壁の概略を示す斜視図。
ける更に異なる形態の嵌合部を示す部分断面図。
た曲面パネルの断面図、(B)は(A)中の一点鎖線部分B
の拡大断面図。
…曲面パネル用形材 2,21………………………………………………………
…本体部分 6,24,90…………………………………………………
…雄型嵌合部(嵌合部) 10,30,94………………………………………………
…雌型嵌合部(嵌合部) 16,18……………………………………………………
…間隙 17,19,S…………………………………………………
…接着剤 40,44,60,70,76…………………………………
…曲面パネル 42,43,46,48,61,62,72〜74,77〜7
9…湾曲面 100,105,110,118……………………………
…嵌合部
Claims (7)
- 【請求項1】アルミニウム合金の押出形材からなり、そ
の押出方向と直交する断面において略全体に設けたカー
ブした本体部分と、この本体部分の両端において互いに
直線移動して嵌合する嵌合部と、を含む、 ことを特徴とする曲面パネル用形材。 - 【請求項2】アルミニウム合金の押出形材からなり、そ
の押出方向と直交する断面において略全体に設けたカー
ブした本体部分と、この本体部分の両端においてそれぞ
れ上記本体部分におけるカーブした両端の接線と平行な
直線状の嵌合部と、を含む、ことを特徴とする曲面パネ
ル用形材。 - 【請求項3】前記本体部分が、押出方向と直交する断面
の長手方向に沿う寸法の80%以上を占める、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の曲面パネル用
形材。 - 【請求項4】請求項1乃至3に記載の前記曲面パネル用
形材同士を互いに嵌合部で嵌合してカーブ方向が共通す
る1つの湾曲面を形成する、 ことを特徴とする曲面パネル。 - 【請求項5】請求項1乃至3に記載の前記曲面パネル用
形材同士を互いに嵌合部で嵌合して互いにカーブ方向が
異なる複数の湾曲面を形成すると共に、少なくとも隣接
するカーブ方向が異なる湾曲面間に各形材の嵌合部が位
置している、 ことを特徴とする曲面パネル。 - 【請求項6】前記曲面パネル用形材同士が互いに嵌合す
る嵌合部間が、接着剤で接合されている、ことを特徴と
する請求項4又は5に記載の曲面パネル。 - 【請求項7】前記曲面パネル用形材同士が互いに嵌合す
る嵌合部間に、前記接着剤のうち余剰分を受け入れる間
隙が形成されている、 ことを特徴とする請求項6に記載の曲面パネル。
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1999
- 1999-04-26 JP JP11736699A patent/JP4003344B2/ja not_active Expired - Fee Related
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