JP2000304158A - 配管の取出構造 - Google Patents

配管の取出構造

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JP2000304158A
JP2000304158A JP11111353A JP11135399A JP2000304158A JP 2000304158 A JP2000304158 A JP 2000304158A JP 11111353 A JP11111353 A JP 11111353A JP 11135399 A JP11135399 A JP 11135399A JP 2000304158 A JP2000304158 A JP 2000304158A
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Shunroku Senoo
俊六 妹尾
Shigeki Inatomi
繁樹 稲富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁体を貫通した配管取出用鞘部材に可撓性樹
脂配管類を挿通して、壁体から取出す、配管の取出構造
であって、比較的粗雑に施工されたり、曲げ癖が残存し
ている可撓性樹脂配管であっても、配管材や配管取出用
鞘部材に無理な力の掛からない、即ち、施工し易く、応
力による配管材や配管取出用鞘部材の疲労破壊などの懸
念の少ない、配管の取出構造を提供すること。 【解決手段】 配管取出用鞘部材を貫通軸回りに回動自
在に保持して、配管材や配管取出用鞘部材に掛かる無理
な応力を開放した後で、壁体と配管取出用鞘部材とを固
定することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床、壁、天井など
の壁体を貫通して設けた配管取出用鞘部材に、水や湯な
どの液体や燃料ガスなどの気体を搬送するための、ポリ
ブテン管や架橋ポリエチレン管等のいわゆる可撓性樹脂
配管類を挿通して、壁体から取出す、配管の取出構造に
関するものである。なお、ここにいう鞘部材とは、内部
に可撓性樹脂配管類を挿通するための空洞を有する部材
全般を指し、直管、曲管、各種継手類などを含むものと
する。又、配管取出用鞘部材とは、可撓性樹脂配管類が
壁体を貫通する部分に用いられる鞘部材で、継手収納ボ
ックス、水栓取付ボックス、水栓ボックス、水栓ジョイ
ント等と呼ばれる部材全般を指し、エルボ型、ストレー
ト型等、配管類の入口軸線と出口軸線のなす角度は問わ
ない。又、可撓性樹脂配管類が壁体を貫通する部分以外
の部分に、例えば可撓性鞘管等の鞘部材を用いるかどう
かも問わない。
【0002】
【従来の技術】従来、床、壁、天井などの壁体を貫通し
て設けた配管取出用鞘部材に、可撓性樹脂配管類を挿通
して、壁体から取出す、配管の取出構造は数多く提案さ
れており、その固定態様から、次のように分類できる。
【0003】特許第1806055号「湯水混合栓へ
の湯水供給装置」、特開昭63−142134「ユニッ
トバス用水栓取付ボックス」等のように、配管取出用鞘
部材を、所定の方向に向けて、壁体又はその支持材、補
強材などに、回転不能に固定しているもの。
【0004】特開平7−19385「エルボ固定装
置」等のように、配管取出用鞘部材の取付角度を所定の
ピッチ角度で変更できるもの。
【0005】特公平8−6360「水栓取付部の防水
構造」等のように、配管取出用鞘部材の取付角度を自由
に設定できるもの。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】可撓性樹脂配管類や、
これに加えて可撓性鞘管を用いる場合は、可撓性である
が故に、従来の鋼管など硬質配管材の場合と比較して、
正確な設計や施工がなされない傾向があるため、配管貫
通部までの経路が一定でなく、様々な方向、或いは設計
とは少なからずずれた方向から、配管貫通部まで配管さ
れる可能性が高いこと、配管材や鞘部材の保管時や運搬
時などの曲げ癖が残存して、配管材や鞘部材の軸線が複
雑な曲線を呈すること、などから、配管取出用鞘部材を
特定の方向に向けて回転不能に固定しようとすると、配
管材や鞘部材に無理な力が掛かるため、施工しにくいの
は勿論、常時かつ長期の応力による配管材や鞘部材の疲
労破壊などの不具合も懸念される。
【0007】これらの不具合は、配管取出用鞘部材がエ
ルボ型の場合に顕著であるが、ストレート型であって
も、配管取出用鞘部材を特定の向きに固定すると、配管
が曲がっている場合に無理な応力が発生するのは勿論、
例え配管が直線状であっても、捩じれ応力が発生し、同
様の課題が生じることは言うまでもない。 又、これら
の不具合は、上記の固定態様で顕著であるが、上記
の固定態様でも、程度の差こそあれ、同様の不具合が懸
念されるのは明白である。従って、 上記及びの固
定態様では、これらの要因による無理な応力を開放する
必要がある。
【0008】一方、上記の固定態様では、配管取出用
鞘部材の取付角度を自由に設定できるため、無理な応力
を開放でき、上記及びの場合のような不具合は生じ
ない。しかし、この固定態様の場合は、特公平8−63
60に見られる通り、壁体裏面側の配管取出用鞘部材本
体(ボックスなど)と、壁体表面側の固定リングとで壁
体を挟み込むようになっているため、壁体に配管取出用
鞘部材を取付けてから壁体を建て込むことができる場合
や、壁体を建て込んだ後で壁体裏面に回って配管取出用
鞘部材を取付けることができる場合はともかく、配管取
出用鞘部材を、壁体建て込み前に所定の位置に保持して
から、壁体を建て込む必要がある場合には、保持する手
段がなく、このままでは施工できないという不具合があ
る。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の主目的は、配管取出用鞘部材を、
壁体建て込み前に所定の位置に保持してから、壁体を建
て込む必要がある場合でも採用でき、かつ、比較的粗雑
に施工されたり、曲げ癖が残存している可撓性樹脂配管
であっても、配管材や配管取出用鞘部材に無理な力の掛
からない、即ち、施工し易く、応力による配管材や配管
取出用鞘部材の疲労破壊などの懸念の少ない、配管の取
出構造を提供することにある。その他、上記以外の要因
による施工性の向上、コストの低減、スペースの節約、
意匠の向上などをも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の各請求項記載の
配管の取出構造について、上記課題を解決するために施
した手段を説明する。
【0011】請求項1記載の配管の取出構造では、配管
や配管取出用鞘部材に無理な力が掛からないようにする
ため、配管取出用鞘部材を貫通軸回りに回動自在に保持
して、配管材や配管取出用鞘部材に掛かる無理な応力を
開放した後で、壁体と配管取出用鞘部材とを固定するこ
ととした。
【0012】請求項2記載の配管の取出構造では、壁体
と配管取出用鞘部材の前後位置の不整合に伴う無用な応
力の発生を防止するため、配管取出用鞘部材を貫通軸に
沿って所定寸法だけ前後移動できるように保持すること
によって、配管取出用鞘部材を壁体に固定する際に、配
管取出用鞘部材の前後位置が自動的に調整されるように
した。なお前後とは、配管貫通軸に沿った方向であり、
所定寸法とは、例えば2乃至十数ミリメートルで、配管
取出用鞘部材のサイズ、壁体の構造や形状、その他の諸
条件により決定される、各種の誤差を吸収するに必要十
分な寸法を指すものとする。
【0013】請求項3記載の配管の取出構造では、狭い
壁体裏面空間を有効に利用するため、配管取出用鞘部材
を、壁体の裏面側で貫通軸に対して所定角度の曲げを有
する、即ちエルボ型の配管取出用鞘部材とした。なお、
所定角度とは、一般的な90°や45°に限定するもの
ではなく、配管取出用鞘部材貫通部の壁体の形状や厚
さ、裏面空間の広さなどの諸条件、及びこれらの条件の
様々な変化に対応可能なように配慮された角度、例えば
30°、45°、60°など、必要に応じて用意され
る、1乃至数種類の角度を指すものとする。
【0014】請求項4記載の配管の取出構造では、配管
取出用鞘部材を貫通軸回りに回動自在に、かつ容易に仮
固定するため、取出部支持材を、円筒の一部を円筒軸方
向全長に渉って切り欠いた、断面略C字状の鞘部材支持
部を有するものとして、配管取出用鞘部材に設けた支持
用円筒部を、側方から容易に嵌合できるようにした。
【0015】請求項5記載の配管の取出構造では、請求
項4記載の配管の取出構造において、配管取出用鞘部材
を貫通軸に沿って所定寸法だけ前後移動可能に保持する
ため、鞘部材支持部の切欠円筒内面に、円周方向の凸条
を設けるとともに、配管取出用鞘部材に設けた支持用円
筒部の一部に、上記凸条の前後幅より所定寸法だけ幅広
の、円周方向の係合用凹溝を設け、鞘部材支持部と支持
用円筒部を嵌合した際に、幅の差だけの遊びがある状態
で保持できるようにした。
【0016】請求項6記載の配管の取出構造では、請求
項4記載の配管の取出構造において、配管取出用鞘部材
を貫通軸に沿って所定寸法だけ前後移動可能に保持する
ため、配管取出用鞘部材の支持用円筒部の前後に、これ
より大径の大径部を形成するとともに、この大径部間の
間隔を、鞘部材支持部の前後幅より所定寸法だけ大きく
して、鞘部材支持部と支持用円筒部を嵌合した際に、寸
法差だけの遊びがある状態で保持できるようにした。な
お、ここにいう大径とは、必ずしも全周に渉って大径の
円形状である必要はなく、部分的に大径部分を有する形
状、例えば楕円形状とか歯車形状であっても良い。
【0017】請求項7記載の配管の取出構造では、浴室
ユニットなど水を使う場所の壁体貫通にも適用できるよ
うに、壁体と配管取出用鞘部材、及び配管取出用鞘部材
と可撓性樹脂配管とを水密的に固定した。
【0018】請求項8記載の配管の取出構造では、室内
側からの鞘部材の接続や保持作業を容易に可能とするた
め、壁体が、配管作業口が開設された、床、壁、天井な
どの第一壁体と、この配管作業口を塞ぐ第二壁体とから
なり、配管取出用鞘部材は第二壁体を貫通、固定される
ように構成した。即ち、第一壁体では、作業用開口と貫
通穴とを兼用し、それを塞ぐ第二壁体に配管取出用鞘部
材を固定した。
【0019】請求項9記載の配管の取出構造では、請求
項8記載の配管の取出構造において、コストの削減と取
付位置精度の向上を図るため、取出部支持材を、第一壁
体またはその支持材、補強材類に設けることとした。例
えば、壁体が浴室ユニットの防水床パンである場合に、
取出部支持材は、防水床パン又はその関連部材と一体的
に形成するか、これらに取付けることにより、建築躯体
など、施工現場の状況によって取合が異なる他の部分に
取付けずに済むようにした。
【0020】請求項10記載の配管の取出構造では、狭
い、接続位置が見えにくいなどの作業環境下でも、可撓
性鞘管との接続を容易とするため、配管取出用鞘部材両
端の少なくとも一方に、可撓性鞘管とのワンタッチ接続
構造を有するものとした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しつつ説明する。
【0022】図1は、本発明を浴室ユニットの防水床パ
ンの配管貫通部に適用した、 第1実施例の部分断面分
解斜視図で、1は防水床パン(第一壁体)、2は取出部
支持材、3はエルボ型鞘部材(配管取出用鞘部材)、4
は可撓性鞘管、5は配管作業口蓋体(第二壁体)、6は
可撓性樹脂配管である。
【0023】防水床パン1の浴槽載置部見え隠れ面に
は、他の部分11より一段高く隆起部12が形成され、
作業に必要十分な大きさの配管作業口13が開口されて
いる。なお、配管作業口13の一辺には、取出部支持材
取付部14が形成されている。
【0024】取出部支持材取付部14には、取出部支持
材2が取付けられる。取出部支持材2は、エルボ型鞘部
材3のエルボ本体31に設けた支持用円筒部311の外
径と略同一径の内径を有する円筒の一部に、前後方向全
長に渉って切欠き22を設けて断面略C字状とし、内面
を切欠円筒内面23として、これをエルボ支持部(鞘部
材支持部)21として利用するものである。なお、切欠
円筒内面23には、円周方向の凸条24が設けられ、エ
ルボ本体31に設けた支持用円筒部311の一部に設け
た円周方向の係合用凹溝312と係合して、エルボ本体
31の前後移動を規制する。ただし、係合用凹溝312
の前後幅を、凸条24の前後幅より所定寸法だけ幅広と
したので、エルボ本体31は、前後方向にある程度の遊
びのある状態で、取出部支持材2に保持される。
【0025】エルボ本体31は支持用円筒部311の下
方で、貫通軸に対して所定の角度Aで曲げられ、その先
端部は裏面側配管接続端313となっており、本実施例
では、可撓性鞘管4を接続するためのワンタッチ接続端
314としている。
【0026】ここで、本実施例の、標準的な施工要領
と、それぞれの施工段階における本実施例の効果につい
て説明する。なお、施工順序その他の要領は、必ずしも
この通りでなくとも良い。
【0027】下記で防水床パン1を設置した際に配
管作業口13が来る部分に向けて、建築床面(図示せ
ず)に、可撓性鞘管4を敷設する。可撓性の鞘管である
ため、比較的ラフな施工が許され、コストの低減に寄与
する。
【0028】防水床パン1を設置し、配管作業口13
から、可撓性鞘管4を床上に引込む。配管作業口蓋体5
を取付けるまでは、大きな配管作業口13に可撓性鞘管
4を通して作業できるので、小さな配管挿通穴と、それ
とは別の配管作業口を設ける場合に比較して、本作業
や、下記〜の作業が室内側から容易に行えるばかり
か、作業用開口と配管挿通穴とを兼用することにより、
部品点数の削減、コストの低減、スペースの節約などが
図れる。また、本実施例では、配管作業口蓋体は見え隠
れ面に位置しているが、見え掛かり面にある場合には、
外観の向上をも図れる。
【0029】取出部支持材2の固定ねじ用凹所26に
開けられた固定穴(図示せず)を利用して、取出部支持
材2を取出部支持材取付部14に固定する。建築躯体な
ど、現場の状況によって取合が異なる部分に取付けずに
済むので、コストの削減と取付位置精度の向上が図れ
る。
【0030】可撓性鞘管4を適当な長さに切断し、エ
ルボ本体31のワンタッチ接続端314に差し込む。こ
れだけで接続されるので、狭い場所でも、非常に容易、
かつ確実に施工できる。
【0031】エルボ本体31の支持用円筒部311
を、取出部支持材2の切欠き22に合わせて、側方から
嵌め込む。この簡単な作業で、貫通軸回りに回動自在に
嵌合、保持され、可撓性鞘管4の曲がり状態に合わせ
て、可撓性鞘管4及びエルボ本体31にかかる応力が最
小になる方向に自然に回転して、この状態で仮固定され
る。このため、施工が容易で、無理な荷重が配管に掛か
ることを防止でき、従って、常時かつ長期の応力による
配管材や鞘部材の破損を防止できる。また、支持用円筒
部311の係合用凹溝312と切欠円筒内面23の凸条
24とが嵌合して、前後方向にはある程度の遊びのある
状態で保持される。これは、下記で効果を発揮する。
エルボ本体31の貫通軸とワンタッチ接続端314の管
軸とは、所定の角度A、本実施例の場合は60°程度の
角度を有しているため、ストレート型の場合に比較する
と、建築床面との距離が比較的小さくても、可撓性鞘管
4を容易に、無理なく曲げられる。即ち、施工性の向上
と狭い壁体裏面の有効利用が図れる。また、90°のエ
ルボの場合に比較すると、防水床パン1の裏面リブ16
などとの干渉を避け易い、建築床との距離が比較的大き
い場合でも可撓性鞘管4を比較的小さい水平距離で建築
床面に当接固定することができる、などの利点があり、
建築床面との距離がかなり変化しても、同じエルボ型鞘
部材3を共用できる。
【0032】エルボ本体31の支持用円筒部311の
上方に設けられたフランジ315の上に、裏面側パッキ
ン321を置く。
【0033】配管作業口蓋体5の平面部分51に開け
られた貫通穴52を、エルボ本体31の上端部に合わせ
て通し、蓋体固定穴53を通して、蓋体固定ねじ54
で、配管作業口蓋体5を防水床パン1の隆起部12に固
定する。なお、本実施例では、パッキン15は予め隆起
部12に貼りつけられている。この作業により、防水床
パン1と配管作業口蓋体5とは、水密的に接合される。
【0034】エルボ本体31のエルボ固定ねじ316
部分に、表面側パッキン322、座金323をこの順序
で嵌め、締付ナット324で締め付ける。この際に、六
角面317にスパナ類を掛けて押さえると、エルボ本体
31の共回りを防止できる。エルボ本体31は、前後方
向にある程度の遊びのある状態で保持されているため、
この操作により、フランジ315、裏面側パッキン32
1、配管作業口蓋体5が、それぞれ十分に密着、圧縮さ
れるまでエルボ本体31が引き上げられ、さらに、表面
側パッキン322の効果も相俟って、配管用作業口蓋体
5とエルボ型鞘部材3とは、容易かつ確実に、水密的に
固定される。なお、下記で可撓性樹脂配管6を挿通し
た際の応力を開放するためには、この段階では、締付ナ
ット324を軽く螺合する程度に止め、で可撓性樹脂
配管6を挿通した後で、締付ナット324を締め付ける
と良い。
【0035】エルボ本体31の表面側端318から、
可撓性樹脂配管6を挿通し、パッキン331、すべり座
金332をこの順序で可撓性樹脂配管6に嵌め、袋ナッ
ト333で締め付ける。この操作により、エルボ本体3
1と可撓性樹脂配管6とは、水密的に固定される。この
段階でも、六角面317が役立つ。
【0036】図2は、本発明の 第2実施例の、要部の
分解斜視図である。 第1実施例との違いは、取出部支
持材2のエルボ支持部21と、エルボ本体31の支持用
円筒部311とその前後の形態のみであり、他の部分
は、基本的に 第1実施例と同一で、施工要領やそれぞ
れの施工段階における効果も共通であるので、共通する
部分の図示と、共通する部分の説明は省略する。
【0037】取出部支持材2の、 第1実施例との違い
は、エルボ支持部21の切欠円筒内面23に、凸条24
がないことのみである。
【0038】一方、エルボ本体31の、 第1実施例と
の違いは、支持用円筒部311に係合用凹溝312がな
く、代わりに、支持用円筒部311の前後部分が、支持
用円筒部311より大径で、かつ、二つの大径部間の間
隔、即ち支持用円筒部311の前後幅が、エルボ支持部
21の前後幅より所定寸法だけ幅広であることである。
なお、本実施例では、上側の大径部はフランジ315で
兼用し、下側大径部319のみ追加している。
【0039】以上の構成により、 第2実施例でも、 第
1実施例と同様、施工段階において、エルボ本体31
の支持用円筒部311を、取出部支持材2の切欠き22
に合わせて、側方から嵌め込むと、貫通軸回りに回動自
在に嵌合され、前後方向にはある程度の遊びのある状態
で保持されるので、施工段階とにおいて、 第1実
施例と同様の効果を奏する。
【0040】図3は、本発明の 第3実施例の要部の部
分断面分解斜視図である。 第2実施例との違いは、取
出部支持材取付部14、取出部支持材2、及びエルボ本
体31の支持用円筒部311前後の形態のみであり、他
の部分は、基本的に 第2実施例と同一で、施工要領や
それぞれの施工段階における効果も共通であるので、第
2実施例の場合と同様、 第1実施例と共通する部分の
図示と、共通する部分の説明は省略する。
【0041】取出部支持材取付部14は、 第2実施例
のように下方への曲げがなく、隆起部12の水平面をそ
のまま兼用している。エルボ本体31の、 第2実施例
との違いは、支持用円筒部311の前後幅が小さいこと
と、下側大径部が、その後方の部分と同径のため、特別
な大径部として図示されていないことのみである。
【0042】取出部支持材2のエルボ支持部21は、支
持用円筒部311と側方から嵌合できるように、支持用
円筒部311の外径と略同一径の内径を有する円形穴2
7の一部28が、外部と繋がった形状をしている。
【0043】なお、以上の構成は、 第2実施例の取出
部支持材2及び支持用円筒部311の前後幅を極端に小
さくしたものと解釈できる。
【0044】以上の構成により、 第3実施例でも、 第
1実施例と同様、施工段階において、エルボ本体31
の支持用円筒部311を、取出部支持材2の円形穴27
が外部と繋がった部分28に合わせて、側方から嵌め込
むと、貫通軸回りに回動自在に嵌合され、前後方向には
ある程度の遊びのある状態で保持されるので、施工段階
とにおいて、 第1実施例と同様の効果を奏する。
【0045】以上述べたことから、 第1実施例は、請
求項4乃至6に具体的に示された2種類の配管の取出構
造の内、請求項4乃び5を満足する実施例であり、第2
乃び第3実施例は、請求項4及び6を満足する実施例
で、各実施例は、その他の請求項全てを満足するもので
あることが解かる。
【0046】しかし、本発明の基本は、請求項1であ
り、その他の請求項は、その具体的な手段や、補足的な
機能などを示すものである。従って、請求項2乃至10
は、期待する効果によって、適宜取捨選択すれば良い
し、請求項2乃至10に示す範囲内で、他の実施例を採
用しても良い。即ち、第1乃至 第3実施例は、あくま
で一例を示すものであり、例えば、以下のような実施
例、その他の多くの実施例が考えられ、第1乃至 第3
実施例の例示によって、請求項1乃至10に、構成、形
状、仕様など、いかなる制限をも加えるものではないこ
とは言うまでもない。
【0047】例1.浴室ユニットの防水床パンでなく、
壁や天井などに適用しても良いし、配管作業口部分で貫
通する必要も、配管作業口を設ける必要さえもない。
【0048】例2.エルボ型鞘部材を、直線状のソケッ
ト型鞘部材などに変更しても良い。
【0049】例3.エルボ本体と取出部支持材とのワン
タッチ嵌合方式を、他の方法、例えばねじ固定方式に変
更しても良い。
【0050】例4.裏面側鞘管接続端は、ワンタッチ接
続構造でなくとも良い。また、可撓性鞘管とのワンタッ
チ接続構造は、数多く提案されているが、何れかの構造
に限定するものでもない。
【0051】例5.壁体裏面側の配管に可撓性鞘管を併
用しているが、可撓性樹脂配管が壁体を貫通する部分、
即ち配管取出用鞘部材以外には、鞘部材を用いなくても
良い。
【0052】例6.壁体と配管取出用鞘部材の固定方法
は、これ以外の方法、例えば壁体とフランジ315をね
じ固定する方法でも良いし、水密的に固定する必要もな
い。
【0053】例7. 第1実施例及び 第2実施例では、
取出部支持材取付部14を、防水床パン1の隆起部12
に一体的に形成したが、別体としても良いし、逆に、
第3実施例の取出部支持材2を、隆起部12と一体的に
形成しても良い。
【0054】例8.最初に可撓性鞘管のみを敷設し、配
管作業口蓋体で塞いでから可撓性樹脂配管を挿通した
が、配管作業口蓋体で塞ぐ前に可撓性樹脂配管を挿通し
ても良いし、予め可撓性樹脂配管を挿通した可撓性鞘管
を敷設しても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。
【0056】請求項1記載の配管の取出構造では、配管
取出用鞘部材を貫通軸回りに回動自在に保持して、配管
材や配管取出用鞘部材に掛かる無理な応力を開放した後
で、壁体と配管取出用鞘部材とを固定することとしたの
で、配管取出用鞘部材を、壁体建て込み前に所定の位置
に保持してから、壁体を建て込む必要がある場合でも採
用でき、かつ、配管材や鞘部材に無理な力が掛からず、
従って、施工し易く、常時かつ長期の応力による配管材
や鞘部材の疲労破壊などの懸念も軽減される。
【0057】請求項2記載の配管の取出構造では、配管
取出用鞘部材を貫通軸に沿って所定寸法だけ前後移動で
きる、即ち、配管取出用鞘部材を壁体に固定する際に、
配管取出用鞘部材の前後位置が自動的に調整されるよう
にしたので、壁体と配管取出用鞘部材の前後位置の不整
合に伴う無用な応力の発生を防止できる。従って、請求
項1の効果を増強するとともに、壁体の変形を防止し、
見え掛かり面の場合は外観の低下を防止する効果もあ
る。また、配管取出用鞘部材と壁体との当接すべき面が
確実に密着するため、固定強度や、必要な場合の水密性
を確保できる。
【0058】請求項3記載の配管の取出構造では、配管
取出用鞘部材を、壁体の裏面側で、貫通軸に対して所定
角度の曲げを有する配管取出用鞘部材、即ちエルボ型鞘
部材としたので、狭い壁体裏面空間の有効利用と、配管
取出用鞘部材の種類の削減が図れる。
【0059】請求項4記載の配管の取出構造では、取出
部支持材を、円筒の一部を円筒軸方向全長に渉って切り
欠いた断面略C字状の、エルボ支持部を有するものとし
て、配管取出用鞘部材に設けた支持用円筒部を、側方か
ら容易に嵌合できるので、配管取出用鞘部材を貫通軸回
りに回動自在に、かつ容易に、保持できる。従って、請
求項1の効果を具体的に実現できる。
【0060】請求項5記載の配管の取出構造では、請求
項4記載の配管の取出構造において、エルボ支持部の切
欠円筒内面に、円周方向の凸条を設けるとともに、配管
取出用鞘部材に設けた支持用円筒部の一部に、上記凸条
の前後幅より所定寸法だけ幅広の、円周方向の係合用凹
溝を設け、エルボ支持部と支持用円筒部を嵌合した際
に、幅の差だけの遊びができるようにしたので、配管取
出用鞘部材が、貫通軸に沿って所定寸法だけ前後移動可
能となる。従って、請求項2の効果を具体的に実現でき
る。
【0061】請求項6記載の配管の取出構造では、請求
項4記載の配管の取出構造において、配管取出用鞘部材
に設けた支持用円筒部の前後に、支持用円筒部より大径
の大径部を形成するとともに、この大径部間の間隔を、
エルボ支持部の前後幅より所定寸法だけ大きくして、エ
ルボ支持部と支持用円筒部を嵌合した際に、寸法差だけ
の遊びができるようにしたので、配管取出用鞘部材が、
貫通軸に沿って所定寸法だけ前後移動可能となる。従っ
て、請求項5と同様、請求項2の効果を具体的に実現で
きる。
【0062】請求項7記載の配管の取出構造では、壁体
と配管取出用鞘部材、及び配管取出用鞘部材と可撓性樹
脂配管とを水密的に固定したので、浴室ユニットなどの
壁体貫通にも適用できる。
【0063】請求項8記載の配管の取出構造では、壁体
が、配管作業口が開設された、床、壁、天井などの第一
壁体と、配管作業口を塞ぐ第二壁体からなり、配管取出
用鞘部材は第二壁体を貫通、固定されるように構成した
ので、第二壁体を取付けるまでは、大きな配管作業用開
口に可撓性鞘管を挿通して作業できるため、室内側から
の鞘部材の接続及び保持作業が容易に可能となる。ま
た、作業用開口と貫通穴との兼用により、部品点数の削
減、スペースの節約、外観の向上が図れる。
【0064】請求項9記載の配管の取出構造では、取出
部支持材を、第一壁体またはその支持材、補強材類に設
けることとしたので、コストの削減と、取付位置精度の
向上が図れる。
【0065】請求項10記載の配管の取出構造では、配
管取出用鞘部材両端の少なくとも一方に、可撓性鞘管と
のワンタッチ接続構造を有するものとしたので、狭い、
接続位置が見えにくいなどの作業環境下でも、可撓性鞘
管との接続が容易になり、これに伴って、コストの低減
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の、部分断面分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例の、要部の分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例の、要部の部分断面分解斜
視図である。
【符号の説明】 1…防水床パン(第一壁体) 12…隆起部 13…配管作業口 14…継手支持材取付部 2…取出部支持材 21…エルボ支持部(鞘部材支持部) 22…切欠き 23…切欠円筒内面 24…凸条 27…円形穴 3…エルボ型鞘部材(配管取出用鞘部材) 31…エルボ本体 311…支持用円筒部 312…係合用凹溝 314…ワンタッチ接続端 315…フランジ 319…下側大径部 4…可撓性鞘管 5…配管作業口蓋体(第二壁体) 52…貫通穴 6…可撓性樹脂配管

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体を貫通した配管取出用鞘部材に可撓
    性樹脂配管類を挿通して、壁体から取出す、配管の取出
    構造であって、上記配管取出用鞘部材が壁体を貫通する
    位置に対応させて上記壁体の裏面側に設けた取出部支持
    材に、上記配管取出用鞘部材を、貫通軸回りに回動自在
    に保持して上記壁体を貫通させ、次いで、上記壁体と上
    記配管取出用鞘部材とを固定することを特徴とする、配
    管の取出構造。
  2. 【請求項2】 上記配管取出用鞘部材が、上記貫通軸に
    沿って所定寸法だけ前後移動可能に保持されることを特
    徴とする、請求項1記載の配管の取出構造。
  3. 【請求項3】 上記配管取出用鞘部材が、上記壁体の裏
    面側で上記貫通軸に対して所定角度の曲げを有するエル
    ボ型の配管取出用鞘部材であることを特徴とする、請求
    項1又は2記載の配管の取出構造。
  4. 【請求項4】 上記取出部支持材が、上記配管取出用鞘
    部材に設けた支持用円筒部の外径と略同一径の内径を有
    し、かつ、上記支持用円筒部を側方から嵌合可能なよう
    に、円筒の一部を円筒軸方向の全長に渉って切り欠いた
    断面略C字状の、鞘部材支持部を有するものであること
    を特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の配管
    の取出構造。
  5. 【請求項5】 上記鞘部材支持部の切欠円筒内面に、円
    周方向の凸条を設けるとともに、上記配管取出用鞘部材
    に設けた上記支持用円筒部の一部に、上記凸条の前後幅
    より所定寸法だけ幅広の、円周方向の係合用凹溝を設け
    たことを特徴とする、請求項4記載の配管の取出構造。
  6. 【請求項6】 上記配管取出用鞘部材に設けた上記支持
    用円筒部の前後に、上記支持用円筒部より大径の大径部
    を形成するとともに、上記大径部間の間隔を、上記鞘部
    材支持部の前後幅より所定寸法だけ大きくしたことを特
    徴とする、請求項4記載の配管の取出構造。
  7. 【請求項7】 上記壁体と上記配管取出用鞘部材、及び
    上記配管取出用鞘部材と上記可撓性樹脂配管とを水密的
    に固定したことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれ
    かに記載の配管の取出構造。
  8. 【請求項8】 上記壁体が、配管作業口が開設された
    床、壁、天井などの第一壁体と、この配管作業口を塞ぐ
    第二壁体とを備え、上記配管取出用鞘部材が直接貫通、
    固定されるのは上記第二壁体であることを特徴とする、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の配管の取出構造。
  9. 【請求項9】 上記取出部支持材が、上記第一壁体又は
    その支持材、補強材類に設けられたことを特徴とする、
    請求項8記載の配管の取出構造。
  10. 【請求項10】 上記配管取出用鞘部材両端の少なくと
    も一方に、可撓性鞘管とのワンタッチ接続構造を有する
    ことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記載の
    配管の取出構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124512A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Sekisui Home Techno Kk 防水床パンの配管構造

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