JP2000307143A - 太陽電池モジュールとそれを用いた太陽電池パネル - Google Patents

太陽電池モジュールとそれを用いた太陽電池パネル

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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙用太陽電池モジュールの組立て作業の簡
素化をはかると共に、宇宙環境下における太陽電池モジ
ュールの破壊を防止すること。 【解決手段】 太陽電池モジュールは、一枚の基板と、
前記基板上に平面的に配列される複数の太陽電池セル
と、前記複数の太陽電池セルを電気的に接続して電気回
路を形成する接続部材と、前記複数の太陽電池セルと接
続部材とを覆う一枚の透明カバー板とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガラスを表面に
接着してなる複数のセルを備えた太陽電池モジュールと
それを用いた太陽電池パネルに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図1
5に示すように、従来の宇宙用太陽電池モジュール9
は、複数の太陽電池セル3の各々にガラス(カバーガラ
ス)1を接着剤2によって接着し、接続部材(インター
コネクタ)6でセル3を直列および並列に接続し、接着
剤4によって基板(サブストレート)5に接着すること
により形成されている。従って、インターコネクタ6お
よびモジュール9の端部に設けられるバスバー8は、露
出しており、宇宙環境にさらされる(例えば特開平5−
136441号公報参照)。
【0003】宇宙は電磁環境でもあり、電離された電子
とイオンがプラズマ状態となって存在している。従っ
て、宇宙で太陽電池モジュール9のインターコネクタ6
がむき出しになっていると、太陽電池モジュール9が、
インターコネクタ6を通して放電し、発生電力の低下お
よび太陽電池セル3の破壊を招く恐れがあるため、イン
ターコネクタ6自体を絶縁樹脂で覆う等の対策がとられ
ている(例えば、特開昭61−202474号公報参
照)。
【0004】また、従来のモジュールでは、図16に示
すように太陽電池セル3にガラス1を接着する時に接着
剤2が側面部より上部にはみ出してしまう。はみ出した
接着剤2は、宇宙環境にさらされて光透過率が低下し、
その下面の太陽電池セル3の出力低下を招くため、取り
除くことが必要である。また、その取り除き作業は、太
陽電池セル3およびガラス1が通常50μmから200
μmと薄く割れ易いため、不良の発生の要因ともなっ
た。
【0005】さらに従来のモジュールでは、個々の太陽
電池セル3にガラス1を接着するため、その接着作業に
は多くの手間を要する。また、太陽電池セル3がガラス
板1に覆われいない部分は、宇宙環境において、特に低
エネルギーの陽子線により急速に劣化する。一方、ガラ
ス1を太陽電池セル3に対し大きくすると、モジュール
の総面積に占める太陽電池セル3の面積比率が小さくな
り、太陽電池パネルの面積当たりの出力が小さくなる。
【0006】このため、ガラス1を太陽電池セル3に対
し大きくするわけにはいかず、太陽電池セル3がガラス
1からはみ出さないよう、ガラス1の接着の際に高い寸
法精度が求められ、この作業をより手間のかかるものと
している。また、太陽電池セル3とガラス1の位置合せ
精度を高くしなければ隣接する太陽電池間の距離が結果
として大きくなり、面積効率が低くなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、一枚の基板
と、前記基板上に平面的に配列される複数の太陽電池セ
ルと、前記複数の太陽電池セルを電気的に接続して電気
回路を形成する接続部材と、前記複数の太陽電池セルと
接続部材とを覆う一枚の透明カバー板とを備える太陽電
池モジュールを提供するものである。
【0008】この発明によれば、一枚の透明カバー板が
複数の太陽電池セルを覆うので、外周部を除き太陽電池
セルの詳細な位置合わせは不要となり、また接着剤の透
明カバー板上面へのはみ出しもない。また、太陽電池セ
ル間の電気的な接続部材も透明カバー板に覆われるた
め、宇宙の電磁環境から受ける悪影響が抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明における基板は、曲率を
有するパネルに装着することも考慮して、ある程度の可
撓性を有する基板であることが好ましく、それには、例
えば厚さ0.1〜0.2mmのポリイミドフィルムやF
RPフィルムが用いられる。また、太陽電池セルには、
従来公知のもの、例えばN形シリコン表面にP形不純物
を拡散させて構成した、いわゆるシリコン太陽電池(厚
さ50〜200μm)を用いることができる。
【0010】太陽電池セルを電気的に接続する接続部材
とは、当該技術分野で一般的にインターコネクタと呼ば
れ太陽電池セル間の接続を行うものや、バスバーと呼ば
れ太陽電池モジュールから出力電流を取り出すものであ
る。インターコネクタは外部ストレスを吸収する構造、
いわゆるストレスリリーフ構造を有することが好まし
い。バスバーの材料としては銀材や金めっきした銀材、
銀メッキしたコバール,モリブデン,アルミニウム,銅
などがあげられる。
【0011】透明カバー板は、通常、カバーガラスと呼
ばれるが、その使用環境を考慮すると宇宙放射線等の曝
露を受けても着色されず、太陽電池セルの波長感度特性
に適した波長、例えば0.35〜1.2μmの波長を効
率よく透過させ、太陽電池セルを宇宙放射線から保護
し、機械的強度および耐熱性にすぐれた材質からなるこ
とが好ましい。それには、例えば厚さが50〜200μ
m程度の無機ガラスが使用されるが、特にセリウム添加
ガラスは宇宙線等の曝露による着色が少ないので好まし
い。
【0012】この発明の太陽電池モジュールにおいて
は、複数の太陽電池セルを接続部材で直列および/又は
並列接続して電気回路を形成するが、このモジュールを
複数個接続して太陽電池パネルとする場合に、あるモジ
ュールまたはセルが何らかの外因により太陽光を受光で
きない時、そのモジュールの電気回路をバイパスして電
流が流れるようにその電気回路には保護用素子としてバ
イパスダイオード又はスイッチング素子を並列接続する
ことが好ましい。
【0013】なお、この保護用素子は太陽電池セルの各
々に並列接続してもよい。しかし、それでは多量の素子
が必要となるので、各モジュール毎に1つの素子を接続
することが望ましい。
【0014】また、この発明の太陽電池モジュールは、
複数個接続されて太陽電池パネルを形成するが、太陽電
池パネルの出力は通常負荷およびバッテリーに接続され
るので、太陽電池モジュールが太陽光を受光できないと
きにバッテリーから印加される逆電圧を阻止するための
保護用素子として逆電圧阻止ダイオード、つまりブロッ
キングダイオードを直列接続することが好ましい。
【0015】なお、上記バイパスダイオードおよびブロ
ッキングダイオードのような保護用素子は、基板と透明
カバー板との間に設置される。その場合には、太陽電池
セルの一部に切り欠き部を設け、その切り欠き部のスペ
ースにバイパスダイオードやブロッキングダイオードを
収納するようにしてもよい。
【0016】また、隣接する太陽電池セル間にスペース
が存在する場合には、そのスペースにこれらのダイオー
ドを収容してもよい。その時、バイパスダイオードやブ
ロッキングダイオードは収納されるスペースに対応する
形状(例えば横断面が3角形や台形)を有することが好
ましい。
【0017】太陽電池モジュールは電気回路の出力を外
部へ接続する接続端子をさらに備えてもよい。その接続
端子の収納スペースを確保するため、太陽電池セルに切
り欠き部を設けてもよい。
【0018】なお、上記接続端子を用いて太陽電池モジ
ュール間を接続する場合、接続端子部分に対応する透明
カバー板の部分を予め切り欠いておき、接続後に透明カ
バー板の切り欠き部分をガラス板又はセラミック板で覆
い、接続端子を宇宙空間の放射線や電場環境から遮蔽す
るようにしてもよい。
【0019】1つの太陽電池モジュールにおいて、独立
した複数の電気回路が形成されてもよい。その場合、各
電気回路毎にバイパスダイオードが並列接続されること
が好ましい。また、太陽電池モジュールを複数個接続す
ることにより、1つの電力生成回路を形成するようにし
てもよい。
【0020】太陽電池セルと透明カバー板とは樹脂によ
って接着され、その樹脂は、アウトガスの少ないシリコ
ーン樹脂であることが好ましい。この場合、シリコーン
樹脂は低温(約−100℃)で急激に物性が変化をする
ので、その時に生じる応力を緩和するために樹脂層を分
断する隔離部材を設けることが好ましい。透明カバー板
は太陽電池セルを位置決めするための突起を設けてもよ
い。
【0021】太陽電池セルと透明カバー板との熱膨張率
の違いによる伸縮を緩和させるため、隣接する太陽電池
セル間に、太陽電池セルよりも熱膨張率の高い部材をは
さむことが好ましい。この部材は、さらに機械的応力を
緩和するため、太陽電池セルよりも剛性が低いことが好
ましい。
【0022】基板上に隣接する太陽電池セル間を通って
先端が透明カバー板に当接する部材を設け、その先端は
太陽光を反射して太陽電池セルに入射させるように形成
されてもよい。
【0023】透明カバー板については、太陽電池セルと
同じ大きさの複数のガラスを、熱膨張率がそのガラスよ
りも小さい材料で貼り合わせ、一枚の透明カバー板とし
てもよい。透明カバー板は、機械的あるいは熱的な応力
を受けた時に、隣接する太陽電池セル間で割れるよう、
あらかじめ、傷又はスリットが形成されることが好まし
い。
【0024】この発明はまた、互いに電気的に接続され
平面的に配列された複数の太陽電池セルと、前記複数の
太陽電池セルを覆う一枚の透明カバー板とを備え、複数
の太陽電池セルと透明カバー板とが接着された太陽電池
モジュールを提供するものである。この発明において
も、太陽電池およびその電気的接続部材(インターコネ
クタ)が透明カバー板により覆われているので、これら
が宇宙の電磁環境から蒙る影響が軽減されている。ま
た、この太陽電池モジュールは、複数個を一枚の基板上
に平面的に設置して用いることができる。従って、太陽
電池の取扱いや設置についての作業性が向上する。
【0025】実施例 以下、図面に示す実施例を用いてこの発明を詳述する。
図1はこの発明の実施例である太陽電池モジュール19
の要部断面図を示す。同図に示すように、太陽電池モジ
ュール19は、一枚の基板15と、基板15上に平面的
に配列され接着剤14により接着される複数の太陽電池
セル13と、複数の太陽電池セル13を電気的に接続す
る接続部材つまりインターコネクタ16と、太陽電池セ
ル13とインターコネクタ16とを覆う一枚のカバーガ
ラス(以下ガラスという)11を備える。ガラス11は
接着剤12により太陽電池セル13とインターコネクタ
16に接着されている。
【0026】太陽電池モジュール19は、複数の太陽電
池セル13が1枚のガラス11に覆われて形成されてお
り、ガラス11内に太陽電池セル13を収めれば良いた
め、太陽電池セル13の位置合せ精度を高くする必要が
ない。
【0027】また、接着剤12は、外周部を除きガラス
11の上面にはみ出すことがない。また、図示していな
いが、インターコネクタ16は、ストレスリリーフ部を
持った構造にしておくと、宇宙での熱環境により生じる
熱歪みが生じても応力が緩和され、接着剤12の剥離
や、太陽電池セル13およびガラス11の破損が軽減さ
れる。
【0028】図2はこの実施例の太陽電池モジュール1
9の平面図、図3は側面図である。但し、図を簡単にす
るため、図2は基板15を除去した状態を示す。これら
の図において、ガラス11と基板15との間には図2に
示すように左右それぞれ5つの太陽電池セル13が接着
され、さらにバイパスダイオード17,ブロッキングダ
イオード29,バスバー18が接着されている。
【0029】従って、太陽電池セル13,インターコネ
クタ16,バスバー18,バイパスダイオード17,ブ
ロッキングダイオード29等のモジュールに必要な電気
回路部品はすべてガラス11に覆われており、宇宙環境
から保護する事ができる。この時の電気回路図の一例を
図4に示す。
【0030】図4に示すように太陽電池モジュール19
では、それぞれ5つの太陽電池セル13をインターコネ
クタ16で直列接続した2組の直列回路をバスバー18
でさらに直列接続して1つの電力生成回路を形成してい
る。そして、電力生成回路の一端はバスバー18で外部
へ引出され、他端はブロッキングダイオード29を直列
に介して外部へ引出され、この電力生成回路にはバイパ
スダイオード17が並列接続されている。
【0031】なお、図4は4つの太陽電池モジュール1
9の直並列回路から負荷LにスイッチSを介して電力を
供給する一般的な回路の一例を示し、補助バッテリBが
太陽電池モジュール19の直並列回路に並列に挿入され
ている。
【0032】太陽電池モジュール19に光が照射される
時にはその起電力は負荷Lに電力を供給すると共にバッ
テリBを充電する。太陽電池モジュール19の1つに光
が照射されなくなると、他の太陽電池モジュール19か
らの電流はその照射されない太陽電池モジュール19の
バイパスダイオード17を通って負荷LやバッテリBに
供給される。また、太陽電池モジュール19の起電圧が
低くなりバッテリBから逆電圧が印加されるとブロッキ
ングダイオード29の作用により太陽電池モジュール1
9は保護される。
【0033】次に、10個の太陽電池モジュール19を
バスバー18で電気的に直列又は並列に接続して基台2
5の上に装着した太陽電池パネル22を図5に示す。
【0034】図6はこの発明の他の実施例を示し、太陽
電池セル13は両肩を切り欠いた形状をしており、隣接
する太陽電池モジュール19間の接続は、この切り欠き
部分のスペースを利用して行われる。なお、ガラス11
もこの接続部分に対応した切り欠き部分を有し、接続作
業の終了後にこの切り欠き部分には、図示しないカバー
ガラスが接着される。なお、モジュール19間の接続は
はんだ付け又は溶接により行われる。
【0035】図7と図8はそれぞれ形状の異なるブロッ
キングダイオード29を収容した太陽電池モジュール1
3の変形例について、隣接する2つの太陽電池モジュー
ル13を互いに接続する状況を示した要部拡大図であ
り、図7はブロッキングダイオード29が三角形の板状
である場合を、図8はバスバー18とほぼ同じ幅を有す
る長方形の板状である場合を示している。
【0036】図9はこの発明の他の実施例を示す平面図
である。同図において、太陽電池モジュール22は4つ
の太陽電池モジュール19aと4つの太陽電池モジュー
ル19bとを組合せたものである。太陽電池モジュール
19aは2組の太陽電池セル13の直列回路とバイパス
ダイオード17とブロッキングダイオード29とを備
え、太陽電池モジュール19bは1組の太陽電池セル1
3の直列回路のみを備えている。
【0037】そして、太陽電池モジュール19aと19
bを接続することによって図4の太陽電池モジュール1
9のような電力生成回路が得られるようになっている。
従って、太陽電池モジュールの回路が長く1枚のガラス
で覆うには作業性や取扱性が悪くなる場合に、有効であ
る。なお、太陽電池モジュール19a,19bはそれぞ
れ図1に示すように構成部品がすべてガラス11によっ
て覆われている。
【0038】図10〜図14は、太陽電池セル3の接着
部分の変形例を示す要部断面図である。図10は、ガラ
ス11に突起34を設け、太陽電池セル13の位置を決
めて複数の太陽電池セル13を接着し易いようにした例
を示す。この突起34は、ガラス11を形成する際にそ
の表面を機械的処理又はアルカリ等によるエッチング処
理によって削る方法や、突起34となるガラスまたはセ
ラミック材料をガラス11に貼り合わせる方法などによ
って形成される。
【0039】ガラス11の熱膨張係数は、太陽電池セル
13や基板15(図1)の材料に比べて大きいため、宇
宙での熱環境により熱歪みが生じ、接着剤12の剥離
や、太陽電池セル13およびガラス11の破損に繋が
る。これを防ぐために、図11に示すように、太陽電池
セル13と太陽電池セル13との間に、太陽電池セル1
3より熱膨張係数が高く剛性が低い部材35を設置す
る。これにより熱歪みを緩和することができる。
【0040】また、接着剤12としてシリコーン接着剤
を用いた場合、シリコーン接着剤は、温度を低温(−1
00℃)に下げていくと急激な物性変化を生じ、熱膨張
係数,弾性率等が、数桁変動する。このため、シリコー
ン接着剤の剥離や太陽電池セル13又はガラス11の破
損をもたらすことがある。特に大きなガラス11や大面
積の接着剤の場合にこの影響が大きくなる。
【0041】そこで、図12に示すように接着剤12が
連続した1枚の層にならないように接着剤12を分断す
る部材36を太陽電池セル間に設けている。なお、部材
35,36の材料としては、シリコーン樹脂,エポキシ
樹脂,アクリル樹脂などがあげられる。
【0042】またガラス11は、小さな複数枚のガラス
を熱膨張率がそのガラスよりも小さい材料で貼り合わ
せ、一枚のガラスとしてもよい。それにより、ガラス1
1に加わる機械的あるいは熱的な応力が緩和され、ガラ
ス11が割れにくくなる。
【0043】またガラス11は、あらかじめ、表面に傷
又はスリットを備え、ガラス11に機械的あるいは熱的
な応力が加わった時に、太陽電池セル3と太陽電池セル
3の間で割れるようにしてもよい。これによって、太陽
電池セル13が割れるという重大な損傷を免れる事がで
きる。
【0044】図13は、太陽電池セル13の位置ぎめ用
又は、接着剤の分断用として、基板15上に部材37を
設けたものを示す。部材37は図14に示すように太陽
光38が反射して太陽電池セル13に入射するように先
端が尖った形状で反射特性の高いものが用いられる。こ
の反射により、より多くの太陽光が太陽電池セル13表
面に照射される。このため、太陽電池モジュールの発電
量が増大する。部材37の先端はアルミや銀を蒸着して
反射率を向上させてもよい。
【0045】図17はこの発明のさらに他の実施例を示
す側面図である。同図に示すように太陽電池モジュール
19aでは、複数の太陽電池セル13を平面的に配列
し、それらを並列および直列方向にインターコネクタ1
6で電気的に接続した後、太陽電池セル13とインター
コネクタ16とを一枚のガラス11で覆い、太陽電池セ
ル13とインターコネクタ16をガラス11の下面にシ
リコーン接着剤のような接着剤12により固着してい
る。つまり、この実施例における太陽電池モジュール1
9aは、図1に示す太陽電池モジュール19から基板1
5を除去した形で形成される。
【0046】図18と図19は8個の太陽電池モジュー
ル19aを用いて構成した電力生成回路を示す平面図と
側面図である。ここでは、8つの太陽電池モジュール1
9aが互いに電気的に直並列接続され、1つの電力生成
回路を構成する。この実施例においても、太陽電池13
とインターコネクタ16がガラス11で覆われているの
で、宇宙の電磁環境から蒙る影響が軽減される。また、
太陽電池をモジュール単位で基板に設置できるので、太
陽電池の取扱いや設置作業が容易になる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、一枚のガラスに複数
の太陽電池セルを接着するため、ガラスと太陽電池セル
との精密な位置合わせは不要となり、また接着剤のガラ
ス上面へのはみ出しが無くなるため、組立て作業が大幅
に簡素化される。ガラスと太陽電池セルとの精密な位置
合わせが必要な場合は、あらかじめ太陽電池セルの位置
合わせ用突起を設けたガラス等を使用すれば、作業が簡
素化される。
【0048】また、太陽電池セル間の電気的接続部材も
ガラスに覆われるため、その接続部材と宇宙の電磁環境
との相互作用も少なくなる。また、隣接する太陽電池セ
ル間に太陽電池セルより熱膨張係数が高く剛性が低い材
料を設置することにより、宇宙での熱環境による熱歪み
が緩和されるため、接着剤の剥離や、太陽電池セルおよ
びガラスの破損が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の太陽電池モジュールの要
部断面図である。
【図2】図1に示す太陽電池モジュールの平面図であ
る。
【図3】図2に示す太陽電池モジュールの側面図であ
る。
【図4】図2に示す太陽電池モジュールの回路とその使
用例を示す電気回路図である。
【図5】図2に示す太陽電池モジュールを組込んだパネ
ルの一例を示す平面図である。
【図6】この発明の他の実施例の太陽電池モジュールを
示す平面図である。
【図7】この発明の太陽電池モジュールの変形例を示す
要部拡大図である。
【図8】この発明の太陽電池モジュールの他の変形例を
示す要部拡大図である。
【図9】この発明の太陽電池モジュールの他の実施例を
示す平面図である。
【図10】この発明の太陽電池モジュールの他の実施例
を示す要部断面図である。
【図11】この発明の太陽電池モジュールの他の実施例
を示す要部断面図である。
【図12】この発明の太陽電池モジュールの他の実施例
を示す要部断面図である。
【図13】この発明の太陽電池モジュールの他の実施例
の要部断面図である。
【図14】図13の要部拡大図である。
【図15】従来例の太陽電池モジュールの要部断面図で
ある。
【図16】従来例の太陽電池モジュールの要部拡大断面
図である。
【図17】この発明の太陽電池モジュールの他の実施例
を示す側面図である。
【図18】図17に示す太陽電池モジュールの配置例を
示す平面図である。
【図19】図17に示す太陽電池モジュールの配置例を
示す側面図である。
【符号の説明】
11 ガラス 12 接着剤 13 太陽電池セル 14 接着剤 15 基板 16 インターコネクタ 19 太陽電池モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐賀 達男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 島田 啓二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F051 EA03 EA18 JA07 JA08 KA07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の基板と、前記基板上に平面的に配
    列される複数の太陽電池セルと、前記複数の太陽電池セ
    ルを電気的に接続して電気回路を形成する接続部材と、
    前記複数の太陽電池セルと接続部材とを覆う一枚の透明
    カバー板とを備える太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 電気回路に接続される保護用素子を基板
    と透明カバー板との間にさらに備えてなる請求項1記載
    の太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 保護用素子がバイパスダイオード又はブ
    ロッキングダイオードである請求項2記載の太陽電池モ
    ジュール。
  4. 【請求項4】 太陽電池セルは一部に切り欠き部を有
    し、保護用素子はその切り欠き部に設置されてなる請求
    項2記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 太陽電池セルは一部に切り欠き部を有
    し、その切り欠き部において外部回路と接続される請求
    項1記載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の太陽電池モジュールを複
    数組合わせた太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 透明カバー板はセリウム添加ガラスから
    なり、厚さが50〜200μmである請求項1記載の太
    陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 太陽電池セルは厚さが50〜200μm
    である請求項1記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 太陽電池セルは透明カバー板に接着され
    る請求項1記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 透明カバー板は各太陽電池セルを位置
    決めするために太陽電池セルの方向へ突出する突起部を
    備えてなる請求項1記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 複数の太陽電池セルは透明カバー板に
    接着剤層を介して接着され、隣接する太陽電池セル間に
    介在して接着剤層を太陽電池セル毎に隔離する隔離部材
    を備えてなる請求項1記載の太陽電池モジュール。
  12. 【請求項12】 基板から延出し太陽電池セル間を通っ
    て先端が透明カバー板に当接する反射部材をさらに備
    え、その反射部材の先端は透明カバー板から入射する光
    を太陽電池セルへ反射するように形成されてなる請求項
    1記載の太陽電池モジュール。
  13. 【請求項13】 隣接する太陽電池間に熱膨張吸収部材
    をさらに備えてなる請求項1記載の太陽電池モジュー
    ル。
  14. 【請求項14】 熱膨張吸収部材は太陽電池セルよりも
    剛性が低い請求項13記載の太陽電池モジュール。
  15. 【請求項15】 透明カバー板は機械的又は熱的応力に
    より破壊されるようにスリット状の傷を有する請求項1
    記載の太陽電池モジュール。
  16. 【請求項16】 複数の請求項1記載の太陽電池モジュ
    ールと、前記複数の太陽電池モジュールを装着する基体
    とを備えた太陽電池パネル。
  17. 【請求項17】 保護用素子が切り欠き部の形状に対応
    する外形を有する請求項4記載の太陽電池モジュール。
  18. 【請求項18】 互いに電気的に接続され平面的に配列
    された複数の太陽電池セルと、前記複数の太陽電池セル
    を覆う一枚の透明カバー板とを備え、複数の太陽電池セ
    ルと透明カバー板とが接着された太陽電池モジュール。
  19. 【請求項19】 複数の請求項18記載の太陽電池モジ
    ュールを1枚の基板上に平面的に配置した太陽電池パネ
    ル。
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