JP2000308567A - カーテン布地、ロールカーテン及びシェードカーテン - Google Patents
カーテン布地、ロールカーテン及びシェードカーテンInfo
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Abstract
なく且つ可撓性及び適度な張り腰を有するカーテン布地
を提供する。また、従来使用し難かったカーテン布地を
用いて製品の種類を拡充できると共に装飾性を高めるこ
とが可能なロールカーテンを提供する。 【解決手段】 本発明のカーテン布地は、織物又は編物
から成る表地11と、織物、編物、不織布又は樹脂フィ
ルムから成る芯地12とを、熱融着性材料としての接着
剤13により貼合せしめて成る。また、本発明のロール
カーテンは、本発明のカーテン布地から成るカーテン
と、該カーテンの巻き取り方向及び送り出し方向の両方
向に回転可能な巻取手段とを備える。
Description
ールカーテン及びシェードカーテンに関し、詳しくは、
カーテンに用いる布地、該布地を用いたロールカーテン
及びシェードカーテンに関する。
テン布地としては、可撓性を有し且つ円滑な巻き取りが
可能な適度の張り腰を持つものが好ましく用いられてい
る。このようなカーテン布地は、張り腰のない柔軟な布
地を樹脂によってコーティング(所謂、硬仕上げ)した
り、透明フィルムで被覆することにより得られる。ま
た、このようなコーティング処理や被覆処理は、カーテ
ン布地が織物又は不織布のときに側縁の糸ほつれを防ぐ
ためにも行われる。
カーテンを捲くり上げる際に生じる折れ襞部(屈折部)
を美しく見せるために、折れ襞部に棒状部材(シェーパ
ーバーやタックバーと呼ばれる)を取り付け、これを昇
降ひもで持ち上げて折れ目を規則的にしたものがある
(特開平7−051156号公報、特開平9−2219
69号公報等参照)。また、カーテン布地が織物又は不
織布であるときには、その側縁の糸ほつれを防止するた
めに、三巻縫製や上述のコーティング処理等がカーテン
に対して施されている。
カーテンに適した張り腰を持つカーテン布地の種類は限
られてしまい、ロールカーテン製品の種類を十分に拡充
することができなかった。また、カーテン布地にコーテ
ィング処理や被覆処理等の加工を施すと、カーテン布地
の生地本来の特質(風合い、質感、触感、美観等)が損
なわれてしまい、このような生地本来の特質を生かした
ロールカーテンが得られなかった。しかも、コーティン
グ処理や被覆処理は、通常、染色ロット単位で行われて
おり、カーテン布地の必要量がそれほど多くないとき
に、より小さいロット単位で必要量のみ製作することは
困難な傾向にあった。
部材及びこの棒状部材をカーテンに付設するための袋部
又は部材が必要となり、また、この袋部の縫製作業及び
棒状部材の取り付け作業が必要であった。従って、部品
点数や製作工数が多くなってコストの増大を招いてい
た。また、棒状部材や縫い目の陰影がカーテンの表側に
映し出されてしまい、カーテンの美観が損なわれるとい
う問題があった。特に、遮光性カーテンの場合には、光
漏れが生じないように縫製する必要があり、非常に手間
が掛かっていた。さらに、カーテンの縁部が三巻縫製や
コーティング処理等によって他の部分よりも厚くなり、
カーテンの昇降時に抵抗が生じてしまった。それに加え
て、棒状部材によってカーテン全体の重量が増大してし
まうので、カーテンを昇降する際の操作性を十分に高め
ることができなかった。
鑑みて、カーテン布地の生地本来の特質を損なうことな
く、且つ可撓性及び適度な張り腰を有するカーテン布地
を提供することを目的とする。また、本発明は、従来使
用し難かったカーテン布地を用いて製品の種類を拡充で
きると共に、装飾性を高めることが可能なロールカーテ
ンを提供することを目的とする。さらに、本発明は、美
観を向上することができると共に、コストを低減するこ
とが可能なシェードカーテンを提供することを目的とす
る。
に、本発明者らは鋭意研究を重ね、コーティング処理や
被覆処理を施さず、柔軟なカーテン布地に対して、可撓
性を維持しつつ良好な張り腰を与えられることを見出
し、本発明に到達した。すなわち、本発明のカーテン布
地は、織物又は編物から成る表地と、織物、編物、不織
布又は樹脂フィルムから成る芯地とを熱融着性材料によ
り貼合せしめて成ることを特徴とする。このようなカー
テン布地によれば、貼合された表地と芯地とが、互いに
相手の伸縮を制限し合うので、表地のみでは柔軟性が高
く且つ伸縮が大きいものでも、ロールカーテン等のカー
テン布地に適した可撓性及び適度な張り腰が得られる。
従って、従来はロールカーテン等に使用し難かったカー
テン布地をロールカーテン等に使用し得る。また、この
張り腰の程度は、表地及び/又は芯地の材料や厚みを適
宜選択することによって調整され得る。しかも、従来の
ようなコーティングや被覆が施こされないので、表地本
来の特質が全く損なわれない。むしろ、張り腰感が生じ
ることによって、本発明のカーテン布地を用いたロール
カーテン等の装飾性を高め得る。また、従来のようなコ
ーティング処理や被覆処理が必要ないので、従来よりも
小さい生産ロット単位で必要量のみを製作することが可
能となる。加えて、芯地として、カーテン布地の表側に
使用できるような柄模様を有するものを用いることによ
り、両面を表側とできる(リバーシブルな)カーテン布
地が得られ得る。またさらに、表地と芯地とが熱融着性
材料の熱融着によって簡易且つ強固に貼合されるので、
十分な張り腰を持つカーテン布地が簡易に得られる。さ
らにまた、熱融着性材料として、熱が印加されない状
態、例えば室温において、粘着性及び接着性を有しない
ものを用いることにより、表地及び/又は芯地に予め熱
融着性材料を付着させておいても、むやみに接着してし
まうことがなく、取り扱いが平易である。或いは、熱融
着性材料をフィルム状、シート状、不織布状として用い
ても、取り扱いが平易である。さらに加えて、表地と芯
地とを重ね合わせて貼合位置を十分に調整してから両者
を貼合し得るので、仕上がりの美しいカーテン布地を簡
易に製作することが可能である。
地、芯地及び熱融着性材料のうち少なくともいずれか1
つのものによって溶着されて成ると好適である。このよ
うにすると、カーテン布地の側縁部において、表地と芯
地とが一体的に結合されるので、糸ほつれや剥がれが防
止される。そして、従来の三巻縫製又はコーティング処
理が不要なので、カーテン布地の側縁部が他の部分に比
して厚くならない。よって、カーテン布地をロールカー
テン、シェードカーテン等に好適に用いることができ
る。また、溶着時に側縁部を所望の形状にしたり、所望
の模様を付与したりといった装飾を施し得るので、側縁
部がデザイン性及び機能性に極めて優れたカーテン布地
が得られ得る。
に、表地と芯地とが、各々の織り目又は編み目の方向が
互いに異なるように貼合されて成ると有用である。この
ようにしても、表地と芯地が貼合されて表地の織り目又
は編み目方向の伸縮が制限されるので、表地の裁断方向
をいかように変えても、適度な張り腰を持つカーテン布
地が得られる。従って、同一の柄模様の表地を任意の方
向に裁断して使用することができ、いろいろなパターン
や模様のロールカーテン等を製作し得る。
の上記カーテン布地から成るカーテンと、該カーテンの
基端部が固定され、該カーテンの巻き取り方向及び送り
出し方向の両方向に回転可能な巻取手段とを備えること
を特徴とする。このように構成されたロールカーテンに
よれば、カーテンが可撓性及び適度な張り腰を有するの
で、カーテンの縒れや乱れが防止され、送り出された状
態のカーテンが巻取手段によってきれいに且つ円滑に巻
き取られる。そして、従来ロールカーテンに使用し難か
ったカーテン布地を用い得るので、多種多様な特質を持
つロールカーテンを製作し得る。しかも、カーテンに適
度な張り腰感が付与されることにより、ロールカーテン
としての装飾性が格段に高められる。
明の上記カーテン布地から成るカーテンと、該カーテン
の基端部が固定された支持体と、カーテンの他方端部に
接続された線状部材、及び該線状部材の位置を制限する
制限手段を有して前記カーテンを昇降する昇降手段とを
備えることを特徴とする。このように構成されたシェー
ドカーテンにおいては、カーテンが可撓性及び適度な張
り腰を有するので、従来の棒状部材を用いなくとも、カ
ーテンを捲り上げる際に生じる折れ襞部が乱れたり引っ
掛かることがない。また、棒状部材及びこの棒状部材を
付設するための袋部又は部材が不要となるため、部品点
数が削減される。加えて、上記袋部の縫製や棒状部材の
取り付けが不要となるので、製作工数が軽減される。さ
らに、棒状部材及び上記の縫製箇所がないので、棒状部
材及び縫い目の陰影がカーテンの表側に映し出されるこ
とがない。それに加えて、棒状部材がないので、折れ襞
部がコンパクトにすっきりまとまりもするので、シェー
ドカーテンの美観を格別に向上することができる。ま
た、遮光性カーテンであっても、上記の縫製箇所がない
ので、光漏れが生じる虞がない。さらに、カーテンの側
縁が溶着され得るので、従来のような厚い側縁部とはな
らず、捲り上げる際の抵抗が軽減され得る。しかも、棒
状部材が必要なく、カーテン全体が軽量化されるので、
カーテンを捲り上げる際の操作性が格段に高められる。
地」とは、従来カーテンに使用される布地を含むもので
あり、また、「芯地」とは、表地と貼合せしめられるこ
とによって、少なくともカーテンの引っ張り方向(例え
ば、縦方向)における表地の伸縮を制限するものであ
る。前述したように、「表地」は織物又は編物から成
り、「芯地」は織物、編物、不織布又は樹脂フィルムか
ら成るものである。ここで、「布地」とは、上記表地及
び/又は芯地を含む生地、この生地を加工、仕上げ、又
は裁断したものである。また、「樹脂フィルム」とは、
樹脂及び樹脂組成物から成るフィルム状又はシート状の
ものである。さらに、本発明のシェードカーテンにおけ
る「線状部材」とは、糸、ひも、金属線、ワイヤー、コ
ード等であり、これらの2種以上から成る複合部材を含
む。
実施形態を説明する。なお、同一の要素には同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。
実施形態を示す分解斜視図である。図1に示すカーテン
布地1は、織物から成る表地11と、熱可塑性を有する
織物から成る芯地12とが貼合されて成っている。芯地
12の貼合面には、熱融着性を有する接着剤13(熱融
着性材料;所謂、ホットメルト)が略均一に添着されて
いる。この接着剤13は室温において粘着性及び接着性
を有しない固体である。表地11と芯地12との貼合
は、両者を重ね合わせた後、片面又は両面から熱を印加
することにより簡易且つ強固に行われている。
となるように裁断(所謂、バイアスカット)されてお
り、矢印S11で示す方向の伸縮が最大となっている。
一方、芯地12は、織り目が図示上下左右となるように
裁断されており、矢印S12で示す方向の伸縮性が最大
となっている。すなわち、カーテン布地1においては、
表地11及び芯地12のそれぞれの織り目が互いに異な
る方向となるように貼合されている。さらに、カーテン
布地1の側縁は、公知の超音波カットによって溶断及び
溶着されている。このとき、側縁部の芯地12及び接着
剤13は、超音波振動による摩擦熱が印加されて一旦溶
融し、それらが固まる際に、表地11と芯地12とが結
合して一体化される。また、この超音波カットを用いた
溶断及び溶着によって、カーテン布地1の側縁部は所望
の形状に切断され、且つ表地11側に模様が付与されて
いる。これは、超音波カットに用いられる公知の超音波
溶着機の溶着ローラを適宜選択することによって可能で
ある。
れば、表地11及び芯地12が互いに相手の伸縮を制限
し合い、カーテン布地1の伸縮は、表地11単独での伸
縮に比して小さくなる。その結果、カーテン布地1は、
可撓性を有しつつ適度な張り腰を有するようになり、ロ
ールカーテン等に好適なカーテン布地となる。よって、
表地11が、張り腰を持たないために単独ではロールカ
ーテン等に使用し難く不向きなものであっても、カーテ
ン布地1としてロールカーテン等に使用することができ
る。このとき、カーテン布地1の図示縦方向の伸縮は、
表地11の同方向の伸縮に比して大分小さくなるので、
この方向を引っ張り方向としてロールカーテン等に供す
ると好適である。また、表地11の織り目がどの方向を
向いていても、カーテン布地1は適度な張り腰を有す
る。すなわち、表地11の裁断方向を任意に変えること
ができるので、同じ表地11を用いても、いろいろなパ
ターンや模様のカーテン布地1を製作することができ
る。このように、張り腰のない表地11やバイアスカッ
トされた表地11に芯地12を貼合することにより、ロ
ールカーテン等として従来は使用し難かったカーテン布
地をロールカーテン等に用い得る。よって、多種多様な
特質及び柄模様のカーテンを有するロールカーテン等を
製作し得る。さらに、カーテン布地1の張り腰の程度
は、表地11及び芯地12の材質、種類、厚み等を適宜
選択することによって調節し得るので、各種用途に応じ
た張り腰を有するカーテン布地1を簡易に製作すること
が可能となる。
脂によるコーティングや透明フィルムによる被覆が施さ
れないので、表地11本来の特質が全く損なわれない。
むしろ、張り腰感が生じることによって装飾性が格段に
高められる。さらに、表地11と芯地12とが、熱融着
性を有する接着剤13によって簡易に且つ強固に接着さ
れているので、十分な張り腰を持つカーテン布地1を簡
易に得ることができる。また、接着剤13は、熱が印加
されなければ粘着性及び接着性を呈しないので、接着剤
13が添着された芯地12の取り扱いは至って平易であ
る。そして、表地11と芯地12を重ね合わせて熱を印
加するだけで上記の如く強固な貼合とすることが可能な
ので、カーテン布地1の製作が極めて簡易となる。
テン布地1を従来の染色ロットよりも小さなロット単位
で製作したり、更には、端布から製作したりすることが
できる利点がある。そして、このような利点により、例
えば、部屋のサッシ大窓に用いたエレガントな質感の柔
軟性に富む(張り腰のない)カーテンの端布を表地11
に用いてカーテン布地1を製作し、このカーテン布地1
から、小窓用のロールカーテンや他のクロス等を製作す
るといったトータルコーディネイトを非常に簡単に実施
し得る。
溶着されているので、表地11及び芯地12の側縁の糸
ほつれや、貼合された表地11と芯地12とが剥がれて
しまうことが防止される。また、従来の三巻縫製やコー
ティング処理を施した側縁とは対照的に、側縁部が他の
部分に比して厚くならないため、カーテン布地1をロー
ルカーテン、シェードカーテン等に用いることが一層好
適となる。しかも、溶断及び溶着時にカーテン布地1の
側縁部に装飾が施されているので、側縁部のデザイン性
及び機能性が極めて高められている。従って、デザイン
的及び機能的に至極優れたカーテン布地1を得ることが
可能である。そして、この溶断及び溶着が超音波カット
によって行われているので、側縁が均一に処理されて仕
上がりが一層美しいカーテン布地1を得ることができ
る。
実施形態を示す分解斜視図である。図2に示すカーテン
布地2は、編物から成る表地21と、熱可塑性を有する
樹脂フィルムから成る芯地22とが貼合されて成ってい
る。芯地22の貼合面には、接着剤13が添着されてお
り、表地21と芯地22とは、図1に示すカーテン布地
1と同様に、この接着剤13によって簡易且つ強固に貼
合されている。表地21は、編物なので一般に伸縮性が
高く且つ張り腰を有しておらず、単独ではロールカーテ
ン等に用いられることが殆どないものである。一方、芯
地22は、表地21に比して伸縮が小さく、また、織物
のように特定の方向の伸縮が特に大きいということはな
い。しかるに、表地21に編物を採用して上記のように
構成されたカーテン布地2においても、図1に示すカー
テン布地1と同様の作用及び効果を奏する。
実施形態を示す分解斜視図である。図3に示すカーテン
布地5は、織物から成る表地51aと、織物51b及び
熱融着性を有する接着剤シート53(熱融着性材料;所
謂、ヒートシート)から成る芯地52とが貼合されて成
っている。表地51a及び織物51bは、それぞれ異な
る柄模様を有しており、両者共にカーテンの表柄(表
側)として使用できるようになっている。また、接着剤
シート53は、熱融着性の樹脂繊維から形成された不織
布である。そして、この接着剤シート53を挟むよう
に、表地51aと織物51bとを重ねて熱を印加するこ
とにより、両者が強固に貼合される。このように構成さ
れたカーテン布地5は、図1に示すカーテン布地1と同
様の作用及び効果を奏するのに加え、カーテン布地5の
両面を表柄(表側)として使用できる利点を有してい
る。従って、カーテン布地5をロールカーテン等に用い
ることにより、両面を表柄として使用可能なロールカー
テン等を製作し得る。
適な実施形態を示す斜視図である。ロールカーテン3
は、本発明のカーテン布地から成るカーテン31の基端
部が、このカーテン31の巻き取り方向(図4に示すA
方向)及び送り出し方向(図4に示すA方向と逆の方
向)の両方向に回転可能な巻取軸32に固定されて成っ
ている。巻取軸32は、両端部がそれぞれ軸受け部3
3,34に回動自在に支持されており、上半部がカバー
ケース38で囲まれている。また、上記巻取軸32の内
部には、図示しない軸が挿通されており、この軸に対し
て巻取軸32をカーテン31の巻取り方向へ付勢する捩
りバネ(図示せず)が配設されている。このように、巻
取軸32、軸、捩りバネによって巻取手段が形成されて
いる。また、軸受け部33の内部には、巻取軸32内の
上記軸に連結されたカム・ラチェット(図示せず)が配
設されており、このカム・ラチェットによって、上記軸
の回転がロック(固定)され、且つ、このロックが解除
されるようになっている。さらに、カーテン31の先端
部(図示下端部)には、カーテン31を操作するための
操作ひも37が環状リング36を介して接続され、ま
た、カーテン31の張りを保つための錘芯材35がカー
テン31の先端縁に沿って取付けられている。なお、上
記巻取軸32の内部構造及び上記カム・ラチェット等の
構造は、例えば特開平9−278295号公報等に掲載
又は引用された公知の構造を用いることが可能である。
よれば、カーテン31が、可撓性及び適度な張り腰を有
する本発明のカーテン布地から成るので、カーテン31
がカバーケース38から引き出された状態から、操作ひ
も37を操作してカーテン31を巻取軸32に巻き取る
際に、縒れたり乱れることが防止される。従って、カー
テン31は巻取軸32によってきれいに且つ円滑に巻き
取られる。そして、カーテン31は、従来ロールカーテ
ンとして使用し難かった表地を備えるカーテン布地から
製作することができるので、多種多様な特質や柄模様を
持つカーテン31を有するロールカーテン3を製作する
ことが可能となる。従って、ロールカーテン3の製品の
種類(商品幅)を格別に拡充することが可能となる。ま
た、カーテン31は、張り腰感によって装飾性が高めら
れているので、ロールカーテン3の装飾性も高められ、
ロールカーテン3に高級感が付与され得る。
第1実施形態を示す斜視図であり、構成部材であるカー
テンを引き降ろした状態を示す図であり、また、図6
は、同カーテンを捲り上げた状態を示す斜視図である。
図5及び図6に示すシェードカーテン4は、本発明のカ
ーテン布地から成るカーテン41の基端部が支持ケース
42(支持体)に固定されて成っている。また、カーテ
ン41の先端部には、昇降コード44(線状部材)の一
方端が接続されており、この昇降コード44は、カーテ
ン41の芯地面に所定間隔で取り付けられた複数の環状
リング43(制限手段)を鉛直に連通している。そし
て、この昇降コード44は、支持ケース42の内部にお
いて、ガイド46,47に摺動可能に支持されており、
昇降コード44の他方端は支持ケース42の端部底壁に
穿設された孔部から外部下方へ引き出されている。この
ように、昇降コード44、環状リング43及びガイド4
6,47によって、昇降手段が形成されている。
なっており、昇降コード44を所望の位置でロック(固
定)し、且つこのロックを解除できるようになている。
さらに、カーテン41の張りを保つための錘芯材45が
カーテン41の先端縁に沿って取付けられている。そし
て、図5に示す状態から、カーテン41脇の昇降コード
44を下方へ引っ張ると、環状リング43を連通してい
る部分の昇降コード44が引っ張り上げられてカーテン
41が捲り上げられ、図6に示す状態となる。
によれば、カーテン41が、可撓性及び適度な張り腰を
有する本発明のカーテン布地から成るので、カーテン4
1を捲り上げる際に生じる折れ襞部が乱れたり引っ掛か
ることがない(図6参照)。従って、従来の棒状部材を
用いなくとも、カーテン41をきれいに且つ円滑に昇降
することが可能となる。また、従来の棒状部材が必要な
いので、図6に示す如く、カーテン41をコンパクトに
折り畳むことができ、カーテン41を捲くり上げた状態
の外観をすっきりさせてシェードカーテン4の美観を格
別に向上することが可能である。さらに、従来の棒状部
材及びこの棒状部材を付設するための袋部又は部材が不
要となるため、部品点数が削減される。従って、コスト
を低減することが可能となる。加えて、上記袋部の縫製
や棒状部材の取り付けが不要なので、製作工数が軽減さ
れる。よって、コストを一層低減することが可能とな
る。また、棒状部材及び上記の縫製箇所がないので、棒
状部材及び縫い目の陰影がカーテン41の表側に映し出
されることがない。従って、シェードカーテン4の美観
を一層向上することができる。さらに、上記のような縫
製箇所がないので、従来のような光漏れが生じる虞がな
い。よって、例えばカーテン41の芯地として遮光性を
有するものを用いることにより、良好な遮光性能を有す
るシェードカーテン4を得ることが可能となる。また、
カーテン41の側縁は、溶断及び溶着されているので、
従来の三巻縫製やコーティング処理とは対照的に、他の
部分に比して厚くならない。よって、カーテン41を捲
り上げるときの抵抗を低減できる。それに加えて、棒状
部材が不要となってカーテン41全体が軽量化されるの
で、カーテン41を昇降する際の操作性を格段に高める
ことができる。
第2実施形態を示す斜視図である。図7に示すシェード
カーテン4は、環状リング43の鉛直方向及び水平方向
の間隔が異なる以外は、図5及び図6に示すシェードカ
ーテン4と同様に構成されている。前述の如く、従来の
シェードカーテンでは、折れ襞部の垂れ下がりを防止す
るために棒状部材が用いられている。このような従来の
シェードカーテンにおいて、環状リングがカーテンに取
り付けられている場合には、その環状リングの間隔を拡
げ過ぎると、カーテンに張り腰がないために環状リング
を頂点として必要以上にカーテンが垂れ下がってしまい
美しくない傾向にあった。また、従来のシェードカーテ
ンから棒状部材を取り除いてしまうと、当然ながらこの
傾向が顕著となり、環状リング、昇降コード及びガイド
を多く用いた多点支持によってそのような垂れ下がりを
防止するほかなかった。一方、本発明のシェードカーテ
ン4によれば、カーテン41が適度に十分な張り腰を有
するので、図7に示す距離d1,d2,d3,d4を従
来に比して大きくしても、カーテン41が必要以上に垂
れ下がってしまうことが防止される。従って、シェード
カーテン4の美観を向上できると共に、環状リング4
3、昇降コード44及びガイド46の部品点数を削減し
てコストを更に一層低減することが可能となる。
構成する表地及び芯地の具体的な材料原料としては、例
えば、セルロース、ポリエステル、ナイロン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ビニロン、ポ
リプロピレン、ポリスチロール、アクリル、金属等を含
む材料が挙げられる。また、カーテン布地の側縁の処理
性、及び表地と芯地とを貼合する際の貼合性の観点から
は、表地及び芯地の少なくともいずれか一方が熱可塑性
を有することが好ましい。また、カーテン布地1,2,
5は、表地が1層から成っているが、複数層としてもよ
い。こうすると、特に表地が薄い布地のとき、柄の重ね
合わせによってより変化に富んだ柄模様を有するカーテ
ン布地が得られる。従って、このようなカーテン布地を
用いることにより、ロールカーテンやシェードカーテン
の製品の種類を一層拡充することができる。さらに、表
地には、刺しゅう、パイル、植毛、立毛等が施されてい
てもよく、製品の種類が更に一層拡充され得る。
施形態においては、芯地12,22に接着剤13を添着
しているが、表地11,21に接着剤13を添着しても
よく、表地11,21及び芯地12,22の両者の貼合
面に接着剤13を添着してももちろんよい。さらに、接
着剤としては、接着剤13(ホットメルト)や接着剤シ
ート53(ヒートシート)に限られるものではなく、熱
融着性を有していれば他の熱融着性材料から成る接着剤
であってもよい。接着剤の主成分としては、合成系有機
化合物である酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系、
ポリビニルアセタール系、塩化ビニル系、アクリル系、
ポリアミド系、ポリエチレン系、セルロース系、ユリア
系、メラミン系、フェノール系、エポキシ系、ポリエス
テル系、ポリウレタン系、ポリアロマティック系、レゾ
ルシノール系等の化合物を含む成分が挙げられ、これら
成分が単独或いは2種以上混合されて用いられる。そし
て、これら主成分に、必要に応じて溶剤、可塑剤、樹
脂、充填剤、顔料、硬化剤、劣化防止剤、防腐剤、増粘
剤、消泡剤、カップリング剤(増強剤)等を添加して接
着剤とすることが好ましい。
融着性材料によって貼合せしめて成ることをひとつの特
徴とするが、表地と芯地とは、室温硬化型、熱硬化型、
感圧型及び再湿型の他の接着剤によっても貼合され得
る。また、接着剤は添着させた固体、フィルム又はシー
トでなくともよく、溶液、エマルジョン、粉末等の形態
であってもよい。なお、上記他の接着剤としては、合成
有機接着剤であるクロロプレン系、ニトリルゴム系、ス
チレンゴム系、ブチルゴム系、シリコンゴム系、ポリサ
ルファイド系等の化合物を含む合成ゴム系の接着剤、或
いは天然系接着剤、合成系無機接着剤等が挙げられる。
においては、カーテン布地の側縁を超音波カットによっ
て溶断及び溶着しているが、ヒーターカット又はレーザ
ーカットによって溶断及び溶着しても構わない。また、
上述のロールカーテン3において、カーテン31の基端
部を巻取軸32に固定する方法としては、接着してもよ
いし、面ファスナー等で着脱容易に固定してもよい。さ
らに、上述のシェードカーテン4において、カーテン4
1を支持ケース42に固定する方法も同様である。
ーテン布地の生地本来の特質を損なうことなく、且つ可
撓性及び適度な張り腰を有するカーテン布地を得ること
ができる。また、従来使用し難かったカーテン布地を用
いて製品の種類を拡充できると共に、装飾性を高めるこ
とが可能なロールカーテンを得ることが可能となる。さ
らに、美観を向上することができると共に、コストを低
減することが可能なシェードカーテンを得ることができ
る。
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
す斜視図である。
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
シェードカーテン、11,21,51a…表地、12,
22,51b…芯地、13…接着剤(熱融着性材料)、
31,41…カーテン、32…巻取軸(巻取手段)、4
2…支持ケース(支持体)、43…環状リング(制限手
段)、44…昇降コード(昇降手段)、46,47…ガ
イド(昇降手段)、53…接着剤シート(熱融着性材
料)。
Claims (5)
- 【請求項1】 織物又は編物から成る表地と、織物、編
物、不織布又は樹脂フィルムから成る芯地とを熱融着性
材料により貼合せしめて成ることを特徴とするカーテン
布地。 - 【請求項2】 前記表地の側縁と前記芯地の側縁とが、
前記表地、前記芯地及び前記熱融着性材料のうち少なく
ともいずれか1つのものによって溶着されて成ることを
特徴とする請求項1記載のカーテン布地。 - 【請求項3】 前記芯地が織物又は編物であるときに、
前記表地と前記芯地とが、各々の織り目又は編み目の方
向が互いに異なるように貼合されて成ることを特徴とす
る請求項1又は2に記載のカーテン布地。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカ
ーテン布地から成るカーテンと、 前記カーテンの基端部が固定され、該カーテンの巻き取
り方向及び送り出し方向の両方向に回転可能な巻取手段
と、を備えることを特徴とするロールカーテン。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカ
ーテン布地から成るカーテンと、 前記カーテンの基端部が固定された支持体と、 前記カーテンの他方端部に接続された線状部材、及び該
線状部材の位置を制限する制限手段を有し、前記カーテ
ンを昇降する昇降手段と、を備えることを特徴とするシ
ェードカーテン。
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|---|---|---|---|
| JP12216999A JP3487579B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ロールカーテン又はシェードカーテン用カーテン布地、ロールカーテン及びシェードカーテン |
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| JP2006314360A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Mutsuko Oi | カーテン用生地の製造方法 |
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| JP2023035489A (ja) * | 2021-09-01 | 2023-03-13 | アイリスオーヤマ株式会社 | カーテン |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3003507U (ja) | 1994-04-26 | 1994-10-25 | テラックス株式会社 | ツーフェースカーテン |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12216999A patent/JP3487579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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