JP2000308794A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000308794A
JP2000308794A JP11121911A JP12191199A JP2000308794A JP 2000308794 A JP2000308794 A JP 2000308794A JP 11121911 A JP11121911 A JP 11121911A JP 12191199 A JP12191199 A JP 12191199A JP 2000308794 A JP2000308794 A JP 2000308794A
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weight
drainage
water
washing
washing machine
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JP11121911A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yoshida
茂樹 吉田
Yuka Yoshida
由佳 吉田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水位センサを設けることなく、正確に排水能
力を検知する。 【解決手段】 吊棒3を固定する吊棒受け金具15に超
磁歪素子を用いた圧力センサ40を設け、該圧力センサ
40により、洗濯脱水槽4に収容された洗濯物の重量及
び外槽2内に貯留された水の重量を検知する。排水バル
ブ22の開放時に、圧力センサ40の検出信号を基にし
て所定時間内の重量減少を検知することにより排水能力
を推定し、排水が甚だしく不良である場合には運転を停
止すると共に異常報知ブザーを鳴動させる。また排水能
力に応じて脱水運転初期の間欠運転の設定時間を変更
し、脱水運転の初期に洗濯物から吐き出された水が外槽
2の底部に溜まることを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯機では、外槽に付設さ
れた水位センサを用いて排水能力が検知されている。具
体的には、例えば、外槽内の2箇所に検知水位が設定さ
れ、排水動作時に、外槽内に貯留された水の水位が上方
の検知水位から下方の検知水位に達するまでの時間を計
測することにより、排水能力が得られるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年商
品化されている、脱水孔を周壁に有さない孔無し洗濯脱
水槽を備えた洗濯機では、外槽内の水位と脱水槽内の水
位とが同一とはならない。通常の洗濯機では外槽内の水
位を検知しさえすればよいが、上記理由により、孔無し
洗濯脱水槽を備えた洗濯機では洗濯脱水槽内の水位を検
知しなければならず、水位センサの取付構造がたいへん
複雑になるという問題もある。また、このような構造の
洗濯機でなくても、コスト削減のために水位センサを省
略したいという要望も強い。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、水位セ
ンサを設けることなしに正確に且つ容易に排水能力や排
水流量を検知することができる洗濯機を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段、及び発明の実施の形態】
上記課題を解決するために成された第1の発明に係る洗
濯機は、外槽内に洗濯脱水槽が回転自在に配設された洗
濯機において、 a)洗濯脱水槽内に収容された洗濯物及び外槽内に貯留さ
れた水の重量を検知可能に設けられた重量検知手段と、 b)外槽から水を排出する際に、前記重量検知手段による
検知重量が所定分だけ減少するのに要する時間又は所定
時間内の検知重量の減少量を測定することにより排水能
力を推定する排水能力推定手段と、 c)該排水能力に基づいて運転を制御する運転制御手段
と、 を備えることを特徴としている。
【0006】この発明に係る洗濯機では、重量検知手段
による検知重量の変化でもって、外槽から外部へ排出さ
れた水の量を判断している。すなわち、排水能力推定手
段は、排水動作時に、例えば所定時間内の検知重量の減
少量が大きいほど、排水能力が高いものと推定する。こ
のようして推定された排水能力を利用して、運転制御手
段は、排水能力の高低によって性能などが影響を受ける
各種運転内容を変更するように制御を実行する。
【0007】運転制御の具体的な実施態様としては、例
えば排水能力に基づいて脱水運転初期の洗濯脱水槽の回
転速度の立上りを制御するものとすることができる。
【0008】すなわち、排水能力が低い場合には、脱水
運転初期に洗濯物から多量の水が吐き出されると、それ
が外槽の底部に溜まり易い。そこで、運転制御手段は、
排水能力が低い場合には、脱水運転初期の洗濯脱水槽の
回転速度の立上りをより緩慢にすることによって水が洗
濯物から徐々に吐き出されるようにする。それにより、
洗濯物から吐き出された水が外槽から円滑に排出される
ので、外槽の底部に溜まることを防止できる。その結
果、例えば洗剤水が撹拌されることにより生じる泡拘束
などの不所望の現象を回避することができる。ここで、
回転速度の立上りを緩慢にする方法としては各種方法が
考えられるが、例えば間欠運転又は低速運転の時間を長
くする、回転速度の立上りの加速度を下げるなどの方法
が考え得る。
【0009】上記課題を解決するために成された第2の
発明に係る洗濯機は、外槽内に洗濯脱水槽が回転自在に
配設された洗濯機において、 a)洗濯脱水槽内に収容された洗濯物及び外槽内に貯留さ
れた水の重量を検知可能に設けられた重量検知手段と、 b)外槽から水を排出する際に、前記重量検知手段による
所定時間内の検知重量の変化が所定以下である場合に排
水異常であると判断する異常検知手段と、 c)排水異常が検知されたときにそれを報知する異常報知
手段と、 を備えることを特徴としている。
【0010】すなわち、排水動作時に、重量検知手段に
よる検知重量の変化量が非常に小さい場合には、排水流
量が極めて少ないものと判断できる。そのような場合に
は、例えば排水口のゴミ詰まりなどによる排水不良であ
る可能性が非常に高いから、異常報知手段により異常報
知を行うことにより、使用者に異常を迅速に知らせるこ
とができる。
【0011】また、上記課題を解決するために成された
第3の発明に係る洗濯機は、外槽内に洗濯脱水槽が回転
自在に配設された洗濯機において、 a)洗濯脱水槽内に収容された洗濯物及び外槽内に貯留さ
れた水の重量を検知可能に設けられた重量検知手段と、 b)外槽からの水の排出中に前記重量検知手段により検知
される重量の変化が所定以下になったとき、排水終了で
あると判断する終了検知手段と、 を備えることを特徴としている。
【0012】すなわち、排水動作中に検知重量の変化量
が非常に小さくなった、或いは殆ど変化しなくなったよ
うな場合には、洗濯物に染み込んでいる水を除いて外槽
内に残る水が極めて少なくなったものと想定し得る。そ
こで、終了検知手段はこのような状態を検知することに
よって、排水が終了したものと判断する。これにより、
排水終了時点を確実に検知することができるので、迅速
に次の洗濯行程に移行することができる。従来の洗濯機
では、排水動作の開始から所定時間が経過した時点で排
水が終了したものと推定しているので、実際には排水が
終了しているにも拘わらず次の洗濯行程に移行すること
ができなかったり、逆に実際には排水が完全には終了し
ていないにも拘わらず次の洗濯行程に移行するような恐
れもあった。これに対し、上記第3の発明に係る洗濯機
によれば、実際の排水終了後に次の洗濯行程に移れるの
で、時間を無駄に費やすことがなく、また高い洗い性能
及びすすぎ性能を確保することができる。
【0013】上述したように排水中に排水終了を判断す
る場合、排水開始時には外槽内に或る程度以上の水が貯
留されている筈であり、如何なる洗濯物であってもその
吸水には限界がある。したがって、排水動作によって或
る程度以上の量の水は確実に外槽から排出される筈であ
るから、前記終了検知手段は、水を排出し始めてから少
なくとも検知重量が所定分だけ減少した後に排水終了で
あるか否かの判断を開始する構成とすることが好まし
い。これによれば、例えば排水の不具合などによって検
知重量の変化が小さい場合に、これを排水の終了である
と誤って判断してしまうことを軽減できる。
【0014】更には、排水の初期には順調に排水がなさ
れていたものの途中で排水不具合が生じるという可能性
もある。そこで、上記第3の発明に係る洗濯機では、重
量変化が所定値以下になったときに負荷量を基に算出さ
れる基準値を利用して、その時点での検知重量が適正で
あるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により検
知重量が大き過ぎると判断された場合に排水異常である
と判断する異常検知手段と、排水異常が検知されたとき
にそれを報知する異常報知手段と、を更に備え、前記終
了検知手段は前記判定手段により検知重量が適正である
と判定された場合に排水終了であると判断する構成とす
ることが一層好ましい。
【0015】ここで、基準値は洗濯物が非常に吸水性に
富むものであったことを想定して負荷量に応じて決めら
れる値である。すなわち、洗濯物に含まれる水によって
検知重量が基準値を上回ることは考えられないから、そ
のような場合には異常検知手段は排水不良が生じたもの
と判断する。また、それ以外の場合には正常な終了検知
であると判断することができる。これにより、排水開始
当初のみならず排水途中で発生する排水不良も検知して
使用者に知らせることができると共に、排水の終了検知
がより誤りなく行える。
【0016】また、このようにして排水終了と判断され
たとき、その時点での検知重量に基づいて洗濯物の吸水
性を判断する吸水性検知手段と、該吸水性検知結果に基
づいて運転を制御する運転制御手段と、を備える構成と
することもできる。
【0017】すなわち、正常に排水が終了したときに
は、検知重量は負荷量と洗濯物に染み込んでいる水の重
量との和である筈である。負荷量が既知であれば、検知
重量から洗濯物に染み込んでいる水の重量を求めること
ができるから、それに応じて洗濯物の吸水性を判断する
ことができる。
【0018】吸水性検知結果に基づく運転制御の実施態
様としては、吸水性検知結果に応じて脱水運転の時間を
調節するものとすることができる。すなわち、洗濯物が
吸水性が高いものである場合には脱水運転時に洗濯物か
ら水が吐き出されにくい。そこで、運転制御手段は、洗
濯物の吸水性が高いと判断した場合には脱水時間を相対
的に長くすることによって脱水性能を確保する。これに
より、どのような洗濯物に対しても高い脱水性能を得る
ことができると共に、脱水され易い洗濯物では脱水時間
が短くなるので運転時間が短縮化され、洗濯物の布傷み
も少なくて済む。
【0019】また、洗濯物が吸水性が高いものである場
合には、洗い運転時に染み込んだ洗剤水がすすぎ運転に
よっても抜けにくい。そこで、前記運転制御手段は、吸
水性検知結果に応じてすすぎ運転の時間、すすぎ運転の
種類又はすすぎ運転の回数の少なくともいずれか1つを
変更することによって、すすぎ効果を高めるようにする
ことが好ましい。これにより、どのような洗濯物に対し
ても高いすすぎ性能を得ることができると共に、すすぎ
され易い洗濯物では運転時間が短縮化される。
【0020】なお、前記重量検知手段としては種々のも
のを利用することができるが、例えば、外力を受ける磁
歪素子と、該磁歪素子の磁気特性の変化をインダクタン
スの変化として検知するコイルとを含む圧力センサを利
用することができる。コイルのインダクタンスの変化
は、例えば該コイルを含むLC発振器において発振周波
数の変化として検出すればよい。
【0021】このような圧力センサは小型・軽量であっ
て、且つ検知範囲が広いという特徴を有する。したがっ
て、洗濯機内の如何なる部位に取り付けても、大きなス
ペースを占有せず、洗濯機の小型化、大容量化の妨げに
ならない。また、ばねのような可動部材を使用していな
いので、それ自体が振動の原因になることはなく、可動
部材の経時劣化による検知精度の低下もない。
【0022】
【発明の効果】第1乃至第3の発明に係る洗濯機によれ
ば、水位センサを用いることなく排水能力や排水流量を
検知することができる。したがって、水位センサを設け
る必要がないのでコストを削減することができる。ま
た、孔無し脱水槽のような水位センサの取付が困難であ
るような構造を有する洗濯機にも好適である。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る洗濯機の一実施例を図面
に基づいて説明する。
【0024】図1は本実施例の洗濯機の構成を示す側面
断面図である。洗濯機の機枠1の内部には外槽2が4本
(図1中では2本のみが見えている)の吊棒3により吊
支されており、外槽2の内部には周壁に多数の脱水孔を
有する洗濯脱水槽4が主軸5を中心に回転自在に軸支さ
れている。洗濯脱水槽4の底部には洗濯物を撹拌するた
めのパルセータ6が配置されており、外槽2の下面に取
り付けられたモータ7の回転動力がモータプーリ8、ベ
ルト9、主プーリ10及び動力切換機構11を介して洗
濯脱水槽4及びパルセータ6へ伝達される。
【0025】吊棒3の下端部は外槽2の底壁より外側に
張り出した取付片12を貫通し、その先端には圧縮コイ
ルばねを備えた防振体13が設けられている。そのコイ
ルばねの上端は取付片12に固着されており、外槽2の
荷重が取付片12を介して防振体13に加わると、コイ
ルばねが伸縮して外槽2の振動を吸収する。一方、吊棒
3の上端部は機枠1から内側に張り出した取付片14に
固定された吊棒受け金具15でもって上下方向に移動自
在に保持されており、4個の吊棒受け金具15の内の1
個には吊棒3に掛かる荷重を受けるように圧力センサ4
0が設けられている。
【0026】機枠1の上部後方には、給水機構として、
その途中に給水バルブ16が設けられた水道水給水管1
7が配設され、水道水給水管17を通して外部から供給
された水は洗剤容器及び柔軟仕上剤容器を備える注水口
20から洗濯脱水槽4内へと注水される。また、外槽2
の底部には排水口21が設けられ、排水バルブ22、排
水路23を介して起立自在な排水ホース24に連なって
いる。排水バルブ22にはトルクモータが付設されてお
り、該トルクモータが駆動されると2段階にワイヤを引
張るようになっている。すなわち、トルクモータにより
ワイヤが途中まで引張られると、動力切換機構11内の
クラッチ(図示せず)を駆動して洗濯脱水槽4とパルセ
ータ6とを連結するとともにブレーキ(図示せず)を解
除する。このときには排水バルブ22は閉鎖状態に維持
される。更にワイヤが引張られると、排水バルブ22が
開放する。これにより、排水バルブ22の閉鎖時には、
ワイヤの引張状態に応じて、パルセータ6のみが回転す
る場合と、洗濯脱水槽4とパルセータ6とが一体として
回転する場合とがあり、排水バルブ22の開放時には、
洗濯脱水槽4とパルセータ6とが一体として回転する。
【0027】図2は、圧力センサ40の一例を示す縦断
面図である。圧力センサ40は、円柱形状の超磁歪素子
41と、超磁歪素子41の周囲に巻回されたコイル42
と、コイル42を取り囲む有底円筒形状のケース43
と、超磁歪素子41の一端面に密着してケース43の開
口端面から突出して設けられた受圧部44とを有して成
る。超磁歪素子41は、機械的な圧縮、伸長、捻りなど
の外荷重を受けて変形すると、その力の速度や大きさに
応じて磁気特性が変化する素子である。すなわち、上記
圧力センサ40では、例えば図2に示すように受圧部4
4に外荷重を受け、受圧部44を介して超磁歪素子41
の上端面に圧力が加わると、コイル42の自己インダク
タンスが変化する。
【0028】図3は、圧力センサ40における外荷重の
大きさとインダクタンスとの関係の一例を示すグラフで
ある。図3に明らかなように、この圧力センサ40は外
荷重が小さい領域ほど同一外荷重変化量に対するインダ
クタンスの変化量が大きい、つまり検知感度が高いとい
う特性を有している。上記本実施例の洗濯機では、圧力
センサ40は吊棒3により懸垂支持される外槽2やその
内側の洗濯脱水槽4などの重量による外荷重を受け、洗
濯脱水槽4に洗濯物が収容されたり、更に外槽2内に水
が貯留されたりすると、その洗濯物や水の重量の分だけ
外荷重が増加する。図3に示すように、上記圧力センサ
40の検知感度は、緻密に重量を検知することが要求さ
れる洗濯物の量(つまり負荷量)の検知領域において相
対的に高く、おおまかに重量を検知できさえすればよい
水重量検知領域において相対的に低くなる。すなわち、
この圧力センサ40の検知感度は目的とする重量の検知
に適合したものとなっている。
【0029】図4はこの洗濯機の要部の電気系構成図で
ある。LC発振器31は、上記圧力センサ40のコイル
42のインダクタンスとコンデンサとによる共振によっ
て、そのインダクタンスに応じた周波数を有する発振を
生じさせる。周波数検出部32はその発振波形の周波数
を検出し、その検出結果を制御部30へと入力する。制
御部30は、各種演算処理を実行するCPU、運転プロ
グラムを格納したメモリ、タイマなどを備えており、周
波数検出部32のほかに、操作部33、表示部34、モ
ータ7、給水バルブ16、排水バルブ22が接続されて
いる。制御部30は周波数検出部32から得られる検出
信号に基づいて圧力センサ40に加わる外荷重の大き
さ、つまり洗濯脱水槽4内に収容されている洗濯物の重
量と外槽2内に貯留されている水の重量とを検知してい
る。
【0030】図5は、本実施例の洗濯機における標準的
な洗濯行程の流れを示すフローチャートである。図5を
参照して、この洗濯機の動作を概略的に説明する。洗濯
が開始されると、まず洗濯脱水槽4内に所定量の給水が
行われ(ステップS51)、パルセータ6が所定速度で
回転されることによって洗い運転が実行される(ステッ
プS52)。洗い運転が終了すると洗濯脱水槽4内の水
は排水され(ステップS53)、洗濯脱水槽4とパルセ
ータ6とが一体に高速で回転されることにより中間脱水
が実行される(ステップS54)。この中間脱水によ
り、洗濯物に染み込んでいる洗剤水が飛散して除去され
る。
【0031】次に、1回目のすすぎとして脱水すすぎ運
転が行われる(ステップS55)。脱水すすぎは、脱水
時のように洗濯脱水槽4を高速回転させながら注水口2
0から水をシャワー状に洗濯物に降り掛けることによ
り、洗濯物に染み込んでいる洗剤水を飛散させて除去す
るものである。脱水すすぎ運転の終了後には上記ステッ
プS54と同様のステップS56の処理により中間脱水
が行われ、その後、洗濯脱水槽4内に所定量の給水がな
される(ステップS57)。そして、上記ステップS5
2と同様にパルセータ6が回転されることにより溜めす
すぎ運転が実行され(ステップS58)、溜めすすぎ運
転が終了すると洗濯脱水槽4内の水は排水され(ステッ
プS59)、最後に上記中間脱水と同様に洗濯脱水槽4
とパルセータ6とが一体に高速で回転されることにより
最終脱水が実行される(ステップS60)。
【0032】本実施例の洗濯機では、ステップS53に
おいて行われる排水時の制御に特徴を有している。より
詳しく述べると、排水時に、上記圧力センサ40による
検知信号(実際には重量に応じた周波数検出信号)を利
用して排水不良を検知すると共に、排水能力を推定し、
排水能力に依存する運転等の制御を行っている。図6及
び図7は、この排水時における制御フローチャートであ
る。以下、図6及び図7を参照して、本実施例の洗濯機
における制御部30を中心とする制御動作を説明する。
【0033】制御部30は、排水動作開始直前に圧力セ
ンサ40により重量W0を検知する(ステップS1)。
具体的に述べると、上述のようにトルクモータを駆動し
てワイヤを途中まで引張り、洗濯脱水槽4とパルセータ
6とが一体で回転するように連結させる。その状態で洗
濯脱水槽4を約30rpmで回転させるようにモータ7
を駆動し、0.5秒間隔で4回つまり洗濯脱水槽4が約
90°回転する毎に、その時点での外荷重に応じた周波
数を周波数検出部32から読み込み、それらの平均値を
計算する。そして、その平均値に基づいて洗濯脱水槽4
の中に収容されている洗濯物の重量と水の重量との加算
値である重量W0を算出する。このように洗濯脱水槽4
が90°回転する毎に圧力センサ40に加わる外荷重を
検知することにより、洗濯物の偏在によるばらつきを平
均化して、精度の高い重量検知を行うことができる。な
お、外荷重の平均値から重量を求めるには、予備実験に
よりその両者の対応関係を測定しメモリに格納してお
き、そのメモリを参照して重量を取得する構成とすれば
よい。
【0034】このようにして排水バルブ22開放直後の
重量W0が求まったならば、トルクモータによりワイヤ
を更に引張り排水バルブ22を開放させる(ステップS
2)。それにより排水動作が始まると、すぐにタイマに
よる計時を開始し(ステップS3)、その計時が10秒
に達するまで待機する(ステップS4)。その10秒間
に、外槽2内に貯留されていた水は排水ホース24を通
して外部へ排出されるので、洗濯脱水槽4内の水位は徐
々に低下してゆく。10秒が経過すると、制御部30は
ステップS2と同様にして圧力センサ40による重量W
1を検知する(ステップS5)。そして、この重量W1と
先に求めた重量W0との重量差ΔWを計算する(ステッ
プS6)。この重量差ΔWに相当する水量が先の10秒
の間に排出された水の量であり、これを利用して排水不
良を検知すると共に、脱水運転の初期に行う間欠脱水運
転の設定時間の長さの調節を実行する。
【0035】この重量差ΔWが非常に小さい場合には排
水量は極めて少なく、排水能力は甚だしく低いものとみ
ることができる。そこで、そこで、ΔWが1kg未満、
つまり排水量が1L(リットル)未満であるか否かを判
定し(ステップS7)、ΔWが1kg未満である場合に
は排水が著しく不良であると判断して、例えばブザーを
鳴動させることにより異常報知を行うと共に、全ての運
転動作を停止する(ステップS8)。
【0036】ステップS7にてΔWが1kg以上である
と判定されると、次にΔWが3kg未満、つまり排水量
が3L未満であるか否かを判定し(ステップS9)、Δ
Wが3kg未満である場合には排水能力が相対的に低い
ものと判断し、間欠脱水運転の設定時間を30秒延長す
る(ステップS10)。一方、ステップS9にてΔWが
3kg以上であると判定されると、次いでΔWが4.5
kg以上、つまり排水量が4.5L以上であるか否かを
判定し(ステップS11)、ΔWが4.5kg以上であ
る場合には排水能力が相対的に高いものと判断し、間欠
脱水運転の設定時間を30秒短縮する(ステップS1
2)。
【0037】ここで、脱水(中間脱水及び最終脱水)運
転時の制御について説明する。脱水(特に洗い運転の直
後の中間脱水)運転の初期段階では、洗濯物に含まれる
水が多量に吐き出されて外槽2底部に溜まると泡拘束の
原因となる。そこで、モータ7を間欠的にオン駆動させ
ることにより、洗濯脱水槽4の回転速度を比較的低い状
態に維持し、洗濯物から徐々に水を吐出させる。そし
て、所定時間だけ間欠脱水運転を行った後に洗濯脱水槽
4の回転速度を急速に立ち上げて、本格的な脱水を行う
ようにしている。排水能力が低い場合には、この回転速
度の立上げ時に外槽2底部に水が溜まる可能性が高いこ
とから、間欠脱水運転の時間を長くし、その間にできる
だけ多くの水を洗濯物から吐き出させておくことが好ま
しい。一方、排水能力が高い場合には、間欠脱水運転の
時間を短くしても外槽2底部に水が溜まる恐れがないか
ら、運転時間の短縮を優先して間欠脱水運転の時間を短
縮する。このような制御が上記ステップS9〜S12の
処理によって達成される。
【0038】初期的に検知した重量差ΔWに基づいて上
述のような処理を行った後、タイマによる計時が20秒
を経過するまで待機する(ステップS13)。その間
に、外槽2内の水位は更に低下する。20秒が経過する
と、制御部30は上記ステップS1及びS4〜S6に示
した処理と同様にして10秒の間の重量変化である重量
差ΔW’を算出する(ステップS14)。そして、この
重量差ΔW’が1kg未満であるか否かを判定する(ス
テップS15)。ここで、重量差ΔW’が1kg未満と
なるのは、洗濯物に染み込んでいる水を除いて外槽2内
に残る水が殆ど無くなって重量が変化しなくなった場合
と、初めは排水が順調に行われていたものが途中で何ら
かの原因(例えば排水溝のゴミ詰まり)により排水不良
に陥った場合とが想定される。
【0039】そこで、ステップS15にて重量差ΔWが
1kg未満であると判定されると、次にその時点での重
量W3を検知し(ステップS16)、この重量W3を判定
することによって排水不良であるか否かを判断すると共
に、脱水運転やすすぎ運転時の制御を決定する。以降の
処理では、2種類の比較基準値が用いられる。すなわ
ち、そのうちの1つである異常検知重量Waは、洗濯物
が非常に吸水性が高いものである場合に想定される、洗
濯物の含水率を考慮した係数(最大含水係数)を、洗濯
の開始直後に検知された洗濯物の重量(負荷量)に乗じ
たものである。また、他の1つの布質判定重量Wbは、
例えば木綿などの吸水性の高い洗濯物の含水率と化学繊
維などの吸水性の低い洗濯物の含水率とを考慮した適宜
の係数(基準含水係数)を負荷量に乗じたものである。
この両者の関係は当然Wa>Wbである。
【0040】まず制御部30は、重量W3が異常検知重
量Waよりも大きいか否かを判定する(ステップS1
7)。W3がWaよりも大きい場合には、外槽2内に残っ
ている水の量が洗濯物に染み込んでいると想定され得る
水量よりも多いと判断できる。このようなことは排水不
良が原因であると考えられるので、例えばブザーを鳴動
させることにより異常報知を行うと共に、全ての運転動
作を停止する(ステップS18)。ステップS17にて
重量W3がWa以下であると判定された場合には、排水は
正常に終了したものとみなせる。
【0041】その場合には、次いで重量W3が布質判定
重量Wbよりも小さいか否かを判定する(ステップS1
9)。W3がWbよりも小さいときには、洗濯物に含まれ
る水の量は相対的に少ないものと判断できるから、洗濯
物の布質は化学繊維などの吸水性の低いもの、換言すれ
ば水の吐出が容易に行われるものであると判断できる。
このような布質の洗濯物を脱水する場合には洗濯物から
吐き出される水の量も少なく、しかも短時間で吐出され
る。また、上述した脱水すすぎ運転の際にも洗剤水が吐
出され易く、高いすすぎ効果が得られる。このようなこ
とから、脱水運転時間を設定されている時間から1分短
縮し(ステップS20)、間欠脱水運転時間を設定され
ている時間から30秒短縮し(ステップS21)、更に
溜めすすぎ運転時間を設定されている時間から1分短縮
する(ステップS22)。これにより、洗濯の所要時間
を短縮化することができる。
【0042】上記ステップS19にて重量W3がWb以上
である場合には、次いで重量W3がWbよりも大きいか否
かを判定する(ステップS23)。W3がWbよりも大き
いときには、洗濯物に含まれる水の量は相対的に多いも
のと判断できるから、洗濯物の布質は木綿などの吸水性
の高いもの、換言すれば水が吐出されにくいものである
と判断できる。このような布質の洗濯物を脱水すると、
洗濯物から多量の水が吐き出される。また、上述した脱
水すすぎ運転の際にも洗剤水が吐出されにくく、すすぎ
効果が相対的に低い。このようなことから、脱水運転時
間を設定されている時間から1分延長し(ステップS2
4)、間欠脱水運転時間を設定されている時間から30
秒延長し(ステップS25)、更に溜めすすぎ運転を、
より高いすすぎ効果が得られる注水すすぎ運転に変更す
る(ステップS26)。これにより、脱水運転時に、洗
濯物から吐き出された水が外槽2の底部に溜まることを
回避でき、充分な脱水性能を得ることができる。また、
すすぎ性能も充分に高くなる。以上のような処理をもっ
て、一連の排水処理を終了する。
【0043】このように上記実施例の洗濯機では、従来
の洗濯機で一般に備えられていた水位センサを用いる代
わりに、圧力センサ40の検出信号を用いて排水の制御
を達成している。また同時に、圧力センサ40の検出信
号を用いて排水能力を推定し、排水能力に依存している
運転に関する制御を実現している。
【0044】なお、上記ステップS26にて溜めすすぎ
運転を注水すすぎ運転に変更する代わりに、溜めすすぎ
運転を1回追加するようにしてもよい。また、溜めすす
ぎ運転の時間を延長するようにしてもよい。
【0045】また、上記実施例では、所定時間(10秒
間)内の検知重量の減少分(ΔW)に基づいて排水能力
を推定していたが、逆に、検知重量が所定分だけ減少す
るのに要する時間をタイマにより測定し、その計時に基
づいて排水能力を推定するようにしてもよい。
【0046】また、上記実施例の説明では、圧力センサ
40を吊棒受け金具15に取り付けているが、洗濯脱水
槽4に収容された洗濯物の重量や給水された水の重量を
検知可能な位置であれば洗濯機内のいずれの位置に設け
てもよい。具体的には、例えば洗濯機の機枠1を支える
ゴム製の脚部に埋設し、床面から受ける外荷重を検知す
る構成とすることができる。
【0047】また、上記実施例では4個の吊棒受け金具
15のうちの1個のみに圧力センサ40を設けていた
が、各吊棒受け金具15にそれぞれ圧力センサ40を設
ける構成とすれば、洗濯脱水槽4を回転させなくても正
確な重量検知が可能である。
【0048】また、本発明に係る洗濯機における重量検
知手段は上述したような構成の圧力センサに限るもので
はなく、実時間で重量を検知可能な各種構成の重量セン
サを利用することができる。
【0049】更に、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修
正を行えることも明らかである。例えば、上記実施例は
いずれも垂直軸を中心に洗濯脱水槽が回転自在に配設さ
れた渦巻式全自動洗濯機に本発明を適用した例であった
が、水平軸を中心にドラムが回転自在に配設されたドラ
ム式洗濯機に本発明が適用し得ることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による洗濯機の側面断面
図。
【図2】 本実施例に用いられる圧力センサの縦断面
図。
【図3】 この圧力センサに印加される外荷重の大きさ
とインダクタンスとの関係を示すグラフ。
【図4】 本実施例による洗濯機の要部の電気系構成
図。
【図5】 本実施例の洗濯機における標準的な洗濯行程
の流れを示すフローチャート。
【図6】 本実施例の洗濯機における排水時の制御フロ
ーチャート。
【図7】 本実施例の洗濯機における排水時の制御フロ
ーチャート。
【符号の説明】
2…外槽 3…吊棒 4…洗濯脱水槽 15…吊棒受け金具 21…排水口 22…排水バルブ 23…排水路 24…排水ホース 30…制御部 31…LC発振器 32…周波数検出部 40…圧力センサ 41…超磁歪素子 42…コイル 43…ケース 44…受圧部
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA03 AA06 BA08 BB05 BB09 BB16 CB06 JB06 KA18 KA28 KB10 LA02 LB02 LB18 LB22 LB30 MA01 MA02 MA05 MA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に洗濯脱水槽が回転自在に配設さ
    れた洗濯機において、 a)洗濯脱水槽内に収容された洗濯物及び外槽内に貯留さ
    れた水の重量を検知可能に設けられた重量検知手段と、 b)外槽から水を排出する際に、前記重量検知手段による
    検知重量が所定分だけ減少するのに要する時間又は所定
    時間内の検知重量の減少量を測定することにより排水能
    力を推定する排水能力推定手段と、 c)該排水能力に基づいて運転を制御する運転制御手段
    と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記運転制御手段は、排水能力に基づい
    て脱水運転初期の洗濯脱水槽の回転速度の立上りを制御
    することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 外槽内に洗濯脱水槽が回転自在に配設さ
    れた洗濯機において、 a)洗濯脱水槽内に収容された洗濯物及び外槽内に貯留さ
    れた水の重量を検知可能に設けられた重量検知手段と、 b)外槽から水を排出する際に、前記重量検知手段による
    所定時間内の検知重量の変化が所定以下である場合に排
    水異常であると判断する異常検知手段と、 c)排水異常が検知されたときにそれを報知する異常報知
    手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 外槽内に洗濯脱水槽が回転自在に配設さ
    れた洗濯機において、 a)洗濯脱水槽内に収容された洗濯物及び外槽内に貯留さ
    れた水の重量を検知可能に設けられた重量検知手段と、 b)外槽からの水の排出中に前記重量検知手段により検知
    される重量の変化が所定以下になったとき、排水終了で
    あると判断する終了検知手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記終了検知手段は、水を排出し始めて
    から少なくとも前記重量検知手段による検知重量が所定
    分だけ減少した後に排水終了であるか否かの判断を開始
    することを特徴とする請求項4に記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 重量変化が所定値以下になったときに負
    荷量を基に算出される基準値を利用して、その時点での
    検知重量が適正であるか否かを判定する判定手段と、該
    判定手段により検知重量が大き過ぎると判断された場合
    に排水異常であると判断する異常検知手段と、排水異常
    が検知されたときにそれを報知する異常報知手段と、を
    更に備え、前記終了検知手段は前記判定手段により検知
    重量が適正であると判定された場合に排水終了であると
    判断することを特徴とする請求項4又は5に記載の洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 排水終了と判断されたとき、その時点で
    の検知重量に基づいて洗濯物の吸水性を判断する吸水性
    検知手段と、該吸水性検知結果に基づいて運転を制御す
    る運転制御手段と、を備えることを特徴とする請求項4
    乃至6のいずれかに記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 前記運転制御手段は、吸水性検知結果に
    応じて脱水運転の時間を調節することを特徴とする請求
    項7に記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 前記運転制御手段は、吸水性検知結果に
    応じてすすぎ運転の時間、すすぎ運転の種類又はすすぎ
    運転の回数の少なくともいずれか1つを変更することを
    特徴とする請求項7に記載の洗濯機。
  10. 【請求項10】 前記重量検知手段は、外力を受ける磁
    歪素子と、該磁歪素子の磁気特性の変化をインダクタン
    スの変化として検知するコイルとを含む圧力センサであ
    ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の
    洗濯機。
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