JP2000311320A - 磁気記録再生装置及び磁気ヘッド素子の摩耗量検出方法 - Google Patents

磁気記録再生装置及び磁気ヘッド素子の摩耗量検出方法

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JP2000311320A
JP2000311320A JP11117120A JP11712099A JP2000311320A JP 2000311320 A JP2000311320 A JP 2000311320A JP 11117120 A JP11117120 A JP 11117120A JP 11712099 A JP11712099 A JP 11712099A JP 2000311320 A JP2000311320 A JP 2000311320A
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magnetic
head element
magnetic head
wear amount
signal
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Yoshiteru Kabaya
美輝 蒲谷
Tadashi Osue
匡 尾末
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気信号の読み出しを行う磁気抵抗効果型の
磁気ヘッド素子の摩耗量を、簡素な構成で適切に検出す
る。 【解決手段】 磁気テープTから磁気信号の読み出しを
行うMRヘッドの摩耗量を、ヘッド摩耗量検出回路にお
いて、MR素子23の抵抗値を基に検出する。MRヘッ
ドの摩耗量を示す信号は、例えば、アラーム発生回路3
7に供給され、このアラーム発生回路37により、MR
ヘッドの寿命を知らせるアラームを発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に記
録された磁気信号を磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子を
用いて再生する磁気記録再生装置及び磁気抵抗効果型の
磁気ヘッド素子の摩耗を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)やデー
タバックアップに用いられるデータレコーダ装置等のよ
うに磁気テープに対して磁気信号の記録再生を行う記録
再生装置においては、従来より、磁気ヘッド素子とし
て、いわゆるメタル・イン・ギャップ型の磁気ヘッド素
子やラミネート型の磁気ヘッド素子といった磁気誘導型
の磁気ヘッド素子が使用されている。
【0003】しかしながら、上記記録再生装置において
は、今後のディジタル化やマルチメディア化等に対応す
るために、磁気ヘッド素子として、より狭トラックで十
分な再生出力を得られるものの適用が求められている。
【0004】このような要求に応じるべく、ハードディ
スク装置等において再生用の磁気ヘッド素子として使用
されている磁気抵抗効果を用いた磁気抵抗効果型の磁気
ヘッド素子(以下、MRヘッドという。)を上記記録再
生装置の再生用磁気ヘッド素子として用いる技術が提案
されている。
【0005】ハードディスク装置等において使用されて
いるMRヘッドは、例えば、軟磁性体よりなる一対の基
板がギャップを介して接合一体化され、ギャップ中に磁
気抵抗効果を発揮する磁気抵抗効果素子(以下、MR素
子という。)が薄膜形成されてなる。
【0006】このMRヘッドは、薄膜形成されるMR素
子の幅によりトラック幅が決定されるので、狭トラック
化が容易であると共に、MR素子が磁気記録媒体と対向
する面から露出しているので再生感度が高く、将来の高
密度磁気記録を実現するために必須のデバイスとして注
目されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、磁気
テープに対して磁気信号の記録再生を行う記録再生装置
において使用されていた磁気誘導型の磁気ヘッド素子
は、ある程度の摩耗は許容されていた。しかしながら、
MRヘッドは、磁気抵抗効果を発揮するMR素子が磁気
記録媒体と対向する面から露出しているので、磁気誘導
型の磁気ヘッド素子と比較して、摩耗に対する制約が厳
しくなっている。ハードディスク装置においては、この
MRヘッドを磁気ディスク上に浮上させた状態で磁気信
号の読み出しを行うようにしていたので、MRヘッドの
摩耗はあまり問題とならなかったが、磁気テープに対し
て磁気信号の記録再生を行う記録再生装置においては、
磁気ヘッド素子を磁気テープに摺接させた状態で記録再
生を行っているので、この記録再生装置の再生用磁気ヘ
ッド素子としてMRヘッドを適用した場合、長時間使用
すると磁気テープとの摺動によりMRヘッドの摩耗が進
むことになる。
【0008】このように摩耗が進んだMRヘッドを用い
て磁気信号の読み出しを続けようとしても、磁気信号を
適切に読み出すことはできない。したがって、磁気テー
プに対して磁気信号の記録再生を行う記録再生装置の再
生用磁気ヘッド素子としてMRヘッドを用いる場合に
は、このMRヘッドの使用に伴う摩耗量を検出し、この
MRヘッドの摩耗量が所定の値を超えたにまで進んだ場
合に、この摩耗が進んだMRヘッドを新しいMRヘッド
に交換する必要がある。
【0009】本発明は、以上のような実情に鑑みて創案
されたものであって、磁気信号の読み出しを行う磁気抵
抗効果型の磁気ヘッド素子の摩耗量を、簡素な構成で適
切に検出することができる磁気記録再生装置及び磁気ヘ
ッド素子の摩耗量検出方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気記録再
生装置は、磁気記録媒体に記録された磁気信号を読み出
す磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子と、この磁気ヘッド
素子の抵抗値からこの磁気ヘッド素子の摩耗量を検出す
る摩耗量検出手段とを備えることを特徴としている。
【0011】この磁気記録再生装置によれば、磁気記録
媒体に記録された磁気信号は、磁気抵抗効果型の磁気ヘ
ッド素子により、磁気記録媒体から読み出される。この
磁気信号の読み出し動作に伴って、磁気ヘッド素子に
は、摩耗が生じることになる。この磁気ヘッド素子の摩
耗量は、摩耗量検出手段により検出される。摩耗量検出
手段は、磁気ヘッド素子の抵抗値からこの磁気ヘッド素
子の摩耗量を検出する。
【0012】本発明に係る磁気記録再生装置において
は、以上のように、摩耗量検出手段が、磁気ヘッド素子
の抵抗値からこの磁気ヘッド素子の摩耗量を検出するよ
うになされているので、磁気ヘッド素子の摩耗量を簡便
且つ適切に検出することができる。
【0013】なお、本発明に係る磁気記録再生装置にお
いては、摩耗量検出手段により検出された上記磁気ヘッ
ド素子の摩耗量を示す値が所定の値を超えたときに上記
磁気ヘッド素子の寿命を知らせるアラームを発生するア
ラーム発生手段を備えることが望ましい。
【0014】本発明に係る磁気記録再生装置は、以上の
ように、アラーム発生手段が、摩耗量検出手段により検
出された上記磁気ヘッド素子の摩耗量を示す値が所定の
値を超えたときに上記磁気ヘッド素子の寿命を知らせる
アラームを発生するように構成されることにより、磁気
ヘッド素子の寿命を確実にユーザに知らせることができ
る。
【0015】また、本発明に係る磁気記録再生装置にお
いては、摩耗量検出手段が、上記磁気ヘッド素子が上記
磁気記録媒体に記録された磁気信号を読み出す動作を行
っていないときに上記磁気ヘッド素子の抵抗値を測定
し、この抵抗値をもとに上記磁気ヘッド素子の摩耗量を
検出することが望ましい。
【0016】本発明に係る磁気記録再生装置は、以上の
ように、磁気ヘッド素子が上記磁気記録媒体に記録され
た磁気信号を読み出す動作を行っていないときに磁気ヘ
ッド素子の摩耗量を検出するように構成されることによ
り、磁気ヘッド素子により磁気記録媒体から読み出され
た磁気信号に影響を与えることなく、適切に磁気ヘッド
素子の摩耗量を検出することができる。
【0017】また、本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗
量検出方法は、磁気記録媒体に記録された磁気信号を読
み出す磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子の抵抗値を測定
し、この抵抗値をもとに上記磁気ヘッド素子の摩耗量を
検出することを特徴としている。
【0018】この磁気ヘッド素子の摩耗量検出方法によ
れば、磁気ヘッド素子の抵抗値をもとにこの磁気ヘッド
素子の摩耗量が検出されるので、磁気ヘッド素子の摩耗
量の検出を簡便且つ適切に行うことができる。
【0019】なお、本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗
量検出方法においては、上記磁気ヘッド素子の摩耗量が
所定の値を超えたときに上記磁気ヘッド素子の寿命を知
らせるアラームを発生することが望ましい。
【0020】本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗量検出
方法は、以上のように、磁気ヘッド素子の摩耗量が所定
の値を超えたときにこの磁気ヘッド素子の寿命を知らせ
るアラームを発生することにより、磁気ヘッド素子の寿
命を確実にユーザに知らせることができる。
【0021】また、本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗
量検出方法においては、上記磁気ヘッド素子が上記磁気
記録媒体に記録された磁気信号を読み出す動作を行って
いないときに上記磁気ヘッド素子の抵抗値を測定するこ
とが望ましい。
【0022】本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗量検出
方法は、以上のように、磁気ヘッド素子が上記磁気記録
媒体に記録された磁気信号を読み出す動作を行っていな
いときに磁気ヘッド素子の摩耗量を検出することによ
り、磁気ヘッド素子により磁気記録媒体から読み出され
た磁気信号に影響を与えることなく、適切に磁気ヘッド
素子の摩耗量を検出することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、ここでは、本発明を磁気テ
ープに対してヘリカルスキャン方式で磁気信号の記録再
生を行う記録再生装置に本発明を適用した例について説
明するが、本発明はこの例に限定されるものではなく、
例えば、記録媒体としてディスク状の記録媒体を用いる
ものや、固定ヘッドで記録媒体に対する信号の記録再生
を行うもの等、再生用磁気ヘッド素子が磁気記録媒体に
接触した状態でこの磁気記録媒体から信号を読み出すよ
うになされたあらゆる記録再生装置に適用可能である。
【0024】本発明を適用した記録再生装置の一例を図
1に示す。この図1に示すように、この記録再生装置1
は、筐体2内のベースに固定されて設けられた固定ドラ
ムとこの固定ドラムに対して回転可能に設けられた回転
ドラムとを有する回転磁気ヘッド装置10と、磁気テー
プTの送り側リール及び巻き取り側リールを回転させる
一対の回転軸3,4と、磁気テープTの走行を案内する
複数のガイドピン5とを備えている。そして、この記録
再生装置1は、筐体2内に設けられたカセット装着部に
磁気テープTを収納したテープカセット6が装着される
と、このテープカセット6から磁気テープTを引き出し
て、この磁気テープTをガイドピン5に沿って回転磁気
ヘッド装置10の外周面に巻き付けた状態で走行させ、
回転磁気ヘッド装置10により、走行する磁気テープT
に対して磁気信号の記録再生を行うように構成されてい
る。
【0025】回転磁気ヘッド装置10は、図2に示すよ
うに、円柱状の固定ドラム11と回転ドラム12とを有
し、例えば回転ドラム12が図示しないモータの回転軸
に取り付けられて、この回転軸を回転中心として回転す
るようになされている。
【0026】固定ドラム11には、その外周面に、磁気
テープTが回転磁気ヘッド装置10に摺接する際の姿勢
を維持するためのテープガイド溝13が形成されてい
る。このテープガイド溝13は、モータの回転軸と直交
する方向に対して所定の角度で傾斜するように形成され
ている。磁気テープTは、このテープガイド溝13に沿
って回転磁気ヘッド装置10の外周面に巻き付けられる
ことにより、モータの回転軸と直交する方向に対して所
定の角度で傾斜した状態で、回転磁気ヘッド装置10の
外周面に沿って走行する。
【0027】また、回転ドラム12には、その外周面に
て開口する窓部14が形成されている。そして、回転ド
ラム12には、この窓部14を介して外方にやや突出す
るように、磁気ヘッド素子20が取り付けられている。
この磁気ヘッド素子20は、回転ドラム12が回転する
ことにより、回転ドラム12の回転中心を中心とする円
軌道を描いて移動する。これにより、回転磁気ヘッド装
置10の外周面に沿って斜めに走行する磁気テープT上
を、回転ドラム12に取り付けられた磁気ヘッド素子2
0が斜めに摺動することになる。
【0028】本発明を適用した記録再生装置1におい
て、再生用の磁気ヘッド素子20としては、磁気抵抗効
果を利用して磁気テープTに記録された磁気信号を読み
出す磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子(以下、MRヘッ
ド20という。)が用いられる。
【0029】このMRヘッド20は、例えば、磁気抵抗
効果を発揮する磁気抵抗効果素子(以下、MR素子とい
う。)が、絶縁膜よりなるギャップを介して、一対の軟
磁性フェライト基板により挟持されてなるいわゆる基板
シールド型のMRヘッドとして構成されている。なお、
本発明に係る磁気記録再生装置において、磁気ヘッド素
子20として用いられるMRヘッドの種類は、ここで例
示する基板シールド型のMRヘッドに限定されるもので
はなく、例えば薄膜シールド型のMRヘッドやノンシー
ルド型のMRヘッド等、あらゆるタイプのMRヘッドが
適用可能である。また、スピンバルブ効果を利用したス
ピンバルブ型のMR素子や強磁性トンネル効果を利用し
たMRヘッド、巨大磁気抵抗効果を発揮するGMR膜を
備えたGMRヘッド等を用いるようにしてもよい。
【0030】MRヘッド20は、従来ヘリカルスキャン
の記録再生装置において再生用の磁気ヘッド素子として
用いられてきたインダクティブ型の磁気ヘッド素子と比
較して、狭ギャップ化が容易であり、また、高い再生出
力が得られるという特徴を有している。したがって、記
録再生装置1は、再生用の磁気ヘッド素子としてMRヘ
ッド20を適用することにより、高密度記録に対応しな
がら、且つ記録再生特性の向上を図ることができる。
【0031】本例の記録再生装置1において、再生用の
磁気ヘッド素子として用いられる基板シールド型のMR
ヘッド20は、図3及び図4に示すように、軟磁性フェ
ライトよりなる第1のシールド基板21と、この第1の
シールド基板21上に形成された第1の絶縁膜22と、
一端が媒体摺動面20aから外方を臨むように第1の絶
縁膜22上に形成されたMR素子23と、一端部がMR
素子23と接続されるように第1の絶縁膜22上に形成
された一対の導体部24と、一対の導体部24の他端部
上にそれぞれ設けられた接続端子部25と、MR素子2
3及び一対の導体部24を覆うように形成された第2の
絶縁膜26と、第2の絶縁膜26上に接合された軟磁性
フェライトよりなる第2のシールド基板27とを備えて
いる。
【0032】このMRヘッド20は、第1のシールド基
板21と第2のシールド基板27との間に第1及び第2
の絶縁膜22,26よりなるギャップが形成され、この
ギャップ中に、MR素子23が配設された構成とされて
いる。そして、接続端子部25及び一対の導体部24を
介してMR素子23にセンス電流が供給されるようにな
されている。
【0033】以上のように構成されたMRヘッド20
は、例えば図示しないヘッドベースに取り付けられた状
態で回転ドラム12に搭載される。そして、MRヘッド
20は、回転ドラム12の回転に伴って回転し、媒体摺
導面20aが、磁気信号が記録された磁気テープT上を
摺動する。このとき、MR素子23は、記録信号に対応
する磁気テープTの磁界の変化に応じてその抵抗値を変
化させる。MRヘッド20は、MR素子23にセンス電
流を供給し、その抵抗変化を検出することにより、磁気
テープTに記録された磁気信号を読み出すようにしてい
る。
【0034】ここで、以上のように構成される記録再生
装置1により磁気テープTに記録された磁気信号を再生
する動作について説明する。
【0035】この記録再生装置1により、磁気テープT
に記録された磁気信号を再生する際は、先ず、磁気テー
プTを収納したテープカセット6が、筐体2内のカセッ
ト装着部に装着される。このとき、一対の回転軸3,4
が、テープカセット6の送りリール及び巻き取りリール
の中心部にそれぞれ挿通される。そして、カセット内か
ら磁気テープTが引き出され、複数のガイドピン5によ
り形成される筐体2内のテープ走行経路上にセッティン
グされる。これにより、磁気テープTは、その走行経路
の中途部において、回転磁気ヘッド装置10の外周面
に、例えば180度の巻き付け角で斜めに巻き付けられ
た状態とされる。
【0036】次に、巻き取りリールの中心部に挿通され
た回転軸3が回転駆動されることにより巻き取り側リー
ルが回転し、磁気テープTが走行経路上を所定の速度で
走行する。また、回転磁気ヘッド装置10の回転ドラム
12が、モータの回転駆動に伴い回転する。これによ
り、回転磁気ヘッド装置10の回転ドラム12に取り付
けられたMRヘッド20が、走行する磁気テープT上を
斜めに摺動し、この磁気テープTに記録された磁気信号
を読み出す。
【0037】MRヘッド20により読み出された信号
は、回転ドラム12と固定ドラム11との間に設けられ
たロータリートランスを介して固定ドラム11側に交流
伝送された後、筐体2内のベースの裏面側に設けられた
回路基板上に構成された信号処理回路に供給され、再生
信号として外部に出力される。
【0038】ところで、本発明を適用した記録再生装置
1において、再生用の磁気ヘッド素子として用いられる
MRヘッド20は、回転磁気ヘッド装置10の外周面に
巻き付けられた状態で走行する磁気テープT上を高速で
摺動するので、長時間使用していると媒体摺動面20a
の摩耗が進むことになる。そして、MRヘッド20は、
摩耗によりMR素子23の媒体摺動面20a側の先端部
から基端部までの距離(以下、MRハイトという。)が
所定の値よりも小さくなると、磁気テープTからの磁気
信号の読み出しを適切に行うことができなくなる。
【0039】そこで、本発明を適用した記録再生装置1
においては、記録再生用回路の他にMRヘッド20の摩
耗量を検出するためのヘッド摩耗量検出用回路を設け、
このヘッド摩耗量検出回路を用いて再生用の磁気ヘッド
素子として用いるMRヘッド20の摩耗量を検出し、こ
のMRヘッド20の摩耗量が所定の値以上となったと
き、すなわち、MRハイトが所定の値よりも小さくなっ
たときにはその旨をユーザに知らせて、摩耗が進んだM
Rヘッド20を新しいMRヘッド20と交換させるよう
にしている。
【0040】MR素子23の抵抗値変化とMRハイトの
変化量との関係の一例を図5に示す。この図5からも分
かるように、MRヘッド20は、MR素子23の抵抗値
がMRハイトにより一意的に決まり、MRハイトが小さ
くなるに従って、すなわち、MRヘッド20の摩耗が進
行するに従ってMR素子23の抵抗値が高くなる。そこ
で、本発明を適用した記録再生装置1においては、MR
素子23の抵抗値を検出し、このMR素子23の抵抗値
からMRハイトの大きさ、すなわち、MRヘッドの摩耗
量を認識するようにしている。そして、この記録再生装
置1は、MRヘッド20の摩耗量が所定の値以上となっ
たときに、MRヘッド20の交換をユーザに促すための
アラームを発生するようにしている。
【0041】この記録再生装置1の再生回路とヘッド摩
耗量検出回路とを含む回路構成の一例を図6に示す。こ
の記録再生装置1において、磁気テープT上を摺動する
MRヘッド20のMR素子23にセンス電流を供給する
と、MR素子23の抵抗値が磁気テープTに記録された
磁気信号に応じて変化し、このMR素子23の抵抗値変
化が電圧変化として検出される。MR素子23により検
出された信号は、ロータリートランス31を介して、回
転ドラム12側から固定ドラム11側へと交流伝送され
る。固定ドラム11側へ伝送された信号は、イコライザ
32、PLL回路33及び検波器34を介してデジタル
信号として出力される。
【0042】一方、MRヘッド20の摩耗量の検出は、
例えば、記録再生動作を行う前、或いは記録再生動作を
行った後等の空き時間を利用して行う。すなわち、この
記録再生装置1において、MRヘッド20の摩耗量の検
出は、磁気テープTが回転磁気ヘッド10の外周面に巻
き付けられておらず、MRヘッド20が磁気テープTか
ら離間した状態のときに行う。このように、MRヘッド
20が磁気テープTから離間した状態のときにMRヘッ
ド20の摩耗量の検出を行うことにより、再生信号の検
出に影響を与えることなく、適切にMRヘッド20の摩
耗量の検出を行うことができる。
【0043】MRヘッド20が磁気テープTから離間し
た状態でMRヘッド20のMR素子23にセンス電流を
供給すると、MR素子23の抵抗値がその摩耗量に応じ
て一意的に決まることから、摩耗量に応じた一定レベル
の出力が得られる。このMR素子23の摩耗量に応じた
一定レベルの出力は、増幅器で増幅された後に、V/F
変換器35に供給される。回転ドラム12と固定ドラム
11との間の信号の伝送を行うロータリートランス31
は、交流信号のみを伝送するので、MR素子23の摩耗
量に応じた一定レベルの出力は、V/F変換器35で周
波数変換された後に、交流信号としてロータリートラン
ス31を介して固定ドラム11側に伝送される。
【0044】ロータリートランスを介して固定ドラム1
1側に伝送された交流信号は、増幅器で増幅された後
に、F/V変換器36に供給され、このF/V変換器3
6においてF/V変換される。F/V変換器36におい
てF/V変換されたMR素子23の摩耗量を示す信号
は、増幅器で増幅された後にアラーム発生回路37に供
給される。アラーム発生回路37は、F/V変換器36
から供給されたMR素子23の摩耗量を示す信号レベル
が、予め設定されたレベルよりも高いか低いかによりM
R素子23の摩耗量が所定の値を超えたかどうかを判断
し、MR素子23の摩耗量を示す信号レベルが予め設定
されたレベルよりも高い場合、すなわち、MR素子23
の摩耗量が所定の値以上となったと判断した場合には、
MRヘッド20の交換をユーザに促すためのアラームを
発生する。これにより、ユーザは、MRヘッド20の寿
命を的確に認識することができ、磁気テープに記録され
た信号が適切に再生が行われないことに起因して、例え
ば、映像が途中で途切れたり、或いは、データを消失し
てしまったりといったアクシデントを未然に回避するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る磁気記録再生装置によれ
ば、摩耗量検出手段が、磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素
子の抵抗値からこの磁気ヘッド素子の摩耗量を検出する
ので、磁気ヘッド素子の摩耗量を簡便且つ適切に検出す
ることができる。
【0046】また、本発明に係る磁気記録再生装置は、
摩耗量検出手段により検出された磁気ヘッド素子の摩耗
量を示す値が所定の値を超えたときに磁気ヘッド素子の
寿命を知らせるアラームを発生するアラーム発生手段を
備えることにより、磁気ヘッド素子の寿命を確実にユー
ザに知らせることができる。
【0047】また、本発明に係る磁気記録再生装置にお
いては、磁気ヘッド素子が磁気記録媒体に記録された磁
気信号を読み出す動作を行っていないときに、摩耗量検
出手段が磁気ヘッド素子の抵抗値を測定し、この抵抗値
をもとに磁気ヘッド素子の摩耗量を検出することによ
り、磁気ヘッド素子により磁気記録媒体から読み出され
た磁気信号に影響を与えることなく、適切に磁気ヘッド
素子の摩耗量を検出することができる。
【0048】また、本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗
量検出方法は、磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子の抵抗
値を測定し、この抵抗値をもとに磁気ヘッド素子の摩耗
量を検出するようにしているので、磁気ヘッド素子の摩
耗量の検出を簡便且つ適切に行うことができる。
【0049】また、本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗
量検出方法においては、磁気ヘッド素子の摩耗量が所定
の値を超えたときに磁気ヘッド素子の寿命を知らせるア
ラームを発生することにより、磁気ヘッド素子の寿命を
確実にユーザに知らせることができる。
【0050】また、本発明に係る磁気ヘッド素子の摩耗
量検出方法においては、磁気ヘッド素子が磁気記録媒体
に記録された磁気信号を読み出す動作を行っていないと
きに磁気ヘッド素子の抵抗値を測定することにより、磁
気ヘッド素子により磁気記録媒体から読み出された磁気
信号に影響を与えることなく、適切に磁気ヘッド素子の
摩耗量を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録再生装置の概略構成を示
す模式図である。
【図2】上記記録再生装置が備える回転磁気ヘッド装置
の斜視図である。
【図3】上記回転磁気ヘッド装置が備えるMRヘッドの
縦断面図である。
【図4】上記MRヘッドの分解斜視図である。
【図5】MR素子の抵抗値変化とMRハイト変化との関
係の一例を示す図である。
【図6】上記記録再生装置の再生回路とヘッド摩耗量検
出回路とを含む回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、10 回転磁気ヘッド装置、11
固定ドラム、12 回転ドラム、20 MRヘッド、2
3 MR素子、31 ロータリートランス、35 V/
F変換回路、36 F/V変換回路、37 アラーム発
生回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に記録された磁気信号を読
    み出す磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子と、 上記磁気ヘッド素子の抵抗値から上記磁気ヘッド素子の
    摩耗量を検出する摩耗量検出手段とを備えることを特徴
    とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記摩耗量検出手段により検出された上
    記磁気ヘッド素子の摩耗量を示す値が所定の値を超えた
    ときに上記磁気ヘッド素子の寿命を知らせるアラームを
    発生するアラーム発生手段を備えることを特徴とする請
    求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記摩耗量検出手段は、上記磁気ヘッド
    素子が上記磁気記録媒体に記録された磁気信号を読み出
    す動作を行っていないときに上記磁気ヘッド素子の抵抗
    値を測定し、この抵抗値をもとに上記磁気ヘッド素子の
    摩耗量を検出することを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記磁気ヘッド素子は回転ドラムに搭載
    され、ヘリカルスキャン方式で上記磁気記録媒体に記録
    された磁気信号を読み出すことを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記摩耗量検出手段は、上記磁気ヘッド
    素子の抵抗値を示す信号をこの抵抗値に比例した周波数
    に変換して交流信号とした後に、ロータリートランスを
    介して上記回転ドラムの外部に伝送することを特徴とす
    る請求項4記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記摩耗量検出手段は、上記ロータリー
    トランスを介して伝送された交流信号を上記磁気ヘッド
    素子の抵抗値を示す信号に変換して出力することを特徴
    とする請求項5記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 磁気記録媒体に記録された磁気信号を読
    み出す磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子の抵抗値を測定
    し、この抵抗値をもとに上記磁気ヘッド素子の摩耗量を
    検出することを特徴とする磁気ヘッド素子の摩耗量検出
    方法。
  8. 【請求項8】 上記磁気ヘッド素子の摩耗量が所定の値
    を超えたときに上記磁気ヘッド素子の寿命を知らせるア
    ラームを発生することを特徴とする請求項7記載の磁気
    ヘッド素子の摩耗量検出方法。
  9. 【請求項9】 上記磁気ヘッド素子が上記磁気記録媒体
    に記録された磁気信号を読み出す動作を行っていないと
    きに上記磁気ヘッド素子の抵抗値を測定することを特徴
    とする請求項7記載の磁気ヘッド素子の摩耗量検出方
    法。
  10. 【請求項10】 上記磁気ヘッド素子は回転ドラムに搭
    載されており、上記磁気ヘッド素子の抵抗値を示す信号
    をこの抵抗値に比例した周波数に変換して交流信号とし
    た後に、ロータリートランスを介して上記回転ドラムの
    外部に伝送することを特徴とする請求項7記載の磁気ヘ
    ッド素子の摩耗量検出方法。
  11. 【請求項11】 上記ロータリートランスを介して伝送
    された交流信号を上記磁気ヘッド素子の抵抗値を示す信
    号に変換して出力することを特徴とする請求項10記載
    の磁気ヘッド素子の摩耗量検出方法。
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