JP2000311465A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2000311465A
JP2000311465A JP11117032A JP11703299A JP2000311465A JP 2000311465 A JP2000311465 A JP 2000311465A JP 11117032 A JP11117032 A JP 11117032A JP 11703299 A JP11703299 A JP 11703299A JP 2000311465 A JP2000311465 A JP 2000311465A
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lid
cam groove
cassette
magnetic tape
sliding pin
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JP11117032A
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Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で、生産性を向上させることがで
き、さらには強度的にも十分な上蓋カム溝を備えた磁気
テープカセットを提供することである。 【解決手段】 トップリッド10の側板内側に突設され
た上蓋摺動ピン10dを案内すべく上カセットハーフ3
5の両側面部には、上蓋カム溝36が形成されている。
この上蓋カム溝36は、上カセットハーフ前方に開放し
た開放部38を有する。開放部38のカム溝天井部38
a及びカム溝底部38bが垂直方向で同一位置に設定さ
れており、前記開放部38の前記カム溝天井部38aと
前記カム溝底部38bとの間の距離Xが前記上蓋摺動ピ
ン10dの直径D以上となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下カセットハー
フと開閉蓋とを備えた磁気テープカセットに関し、さら
に詳しくはトップリッドの上蓋摺動ピンが挿入される上
蓋カム溝の形状に特徴を有する磁気テープカセットに関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体の高密度化等による近年の
技術革新に伴い、磁気テープカセット及びビデオテープ
レコーダー(以下、「VTR」という。)等がコンパク
トになってきている。その結果として、VTRは風景や
人物等の撮影のように屋外で使用される場面が非常に多
くなっている。
【0003】このため、磁気テープカセットは、屋外で
の使用等を考慮し、耐塵埃対策として磁気テープの前面
及び裏面をそれぞれ覆う2枚又は3枚式の蓋が実用化さ
れている。
【0004】図9〜図12は、カセット本体前面の開口
部を開閉自在に覆う開閉蓋が3枚のリッドで構成される
DVC(デジタルビデオカセット)用磁気テープカセッ
トの従来例を示したものである。
【0005】この磁気テープカセット1は、前面にVT
R等の装置側のテープ引出し部材挿入用の開口部2を備
えたカセット本体4と、カセット本体4の前面に設けら
れたテープガイドによって開口部2に張架された磁気テ
ープ5と、携帯時等に開口部2に張架されている磁気テ
ープ5が覆われるように前記カセット本体4の前面側に
組み付けられた開閉蓋7とを備えた構成をなしている。
【0006】カセット本体4は、上カセットハーフ4a
と下カセットハーフ4bとで構成されている。また、開
閉蓋7は、アウターリッド(前蓋)9と、トップリッド
(上蓋)10及びインナーリッド(後蓋)11の3枚の
リッドで構成されている。
【0007】アウターリッド9は、開口部2に張架され
た磁気テープ5の前面側を覆う前蓋板9aと、前蓋板9
aの両側から張り出した側板部9bとを備えている。そ
して、側板部9bの内壁面には支軸ピン9cが突設され
ており、支軸ピン9cが上カセットハーフ4aの前面寄
りの両側面部のピン支持孔に回動可能に嵌合支持され
る。なお、支軸ピン9cが抜け出ないように前記ピン支
持孔は、入口が狭い内方広がり形状からなる。そして、
アウターリッド9は、支軸ピン9cを中心に回動自在で
ある。
【0008】トップリッド10は、開口部2に張架され
た磁気テープ5の上方を覆う上蓋板10aと、上蓋板1
0aの前縁側の両端を前蓋板9aの上端縁に回動自在に
連結する前蓋連結部10bと、上蓋板10aの後端縁か
ら延出した側板部10cの内側に突設されて上カセット
ハーフ4aの両側板部に形成されている上蓋カム溝13
に摺動自在に係合する上蓋摺動ピン10dとを備えてい
る。
【0009】トップリッド10は、アウターリッド9の
開蓋時には、前蓋連結部10bの支軸ピン9c回りの旋
回移動に伴って、上蓋摺動ピン10dが上蓋カム溝13
に沿って移動し、図11に示すように、カセット本体4
の上面と略平行に、カセット本体4の後端側に移動す
る。
【0010】インナーリッド11は、開口部に張架され
た磁気テープの後面側を覆う内蓋板11aと、内蓋板1
1aの上縁を上縁板10aに回動自在に連結する上蓋連
結部11bと、内蓋11aの下縁側両端部から突出して
カセット本体4の内側板部に形成されている内蓋カム溝
15に係合する内蓋摺動ピン11cとを備えている。
【0011】インナーリッド11は、アウターリッド9
の開蓋時には、トップリッド10の移動に上蓋連結部1
1bが追従し、上蓋連結部11bの移動に伴って、内蓋
摺動ピン11cが内蓋カム溝15上を移動する。すなわ
ち、図11に示すようにインナーリッド11はトップリ
ッド10の開閉動作に従動して、開口部2の上方に退避
する。
【0012】上述の如き磁気テープカセット1は、VT
R装置に装填されると、装置側に装備された開閉ピン
(図示せず。)によってアウターリッド9の側板部9b
が上方に突き上げられ、その時のアウターリッド9の開
閉動作に連動して、トップリン10及びインナーリッド
11が開蓋動作をする。VTR装置から磁気テープカセ
ットを取り出すには、装填時とは逆に、各リッドが閉蓋
動作する。
【0013】図12に、このような3枚リッド式の開閉
蓋7を有した磁気テープカセット1の組立方法の一工程
を示す。図12に示すように、予めアウターリッド9、
トップリッド10及びインナーリッド11を仮組みして
おく。そして、上カセットハーフ4aの前面寄りの両側
面部のピン支持孔12にアウターリッド9の支軸ピン9
cを嵌合させるとともに上カセットハーフ4aに装備さ
れた上蓋カム溝13にトップリッド10の上蓋摺動ピン
10dを挿入し、3枚のリッド9,10,11を上カセ
ットハーフ4aに組み付けた状態にする。次いで、上カ
セットハーフ4aと下カセットハーフ4bとの組付けを
ねじで螺着することにより行っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すように上カセットハーフ4aの前面寄りの両側面
部のピン支持孔12にアウターリッド9の支軸ピン9c
を嵌合させるのは水平方向の運動であり、上カセットハ
ーフ4aに形成された上蓋カム溝13にトップリッド1
0の上蓋摺動ピン10dを挿入するのは上蓋カム溝13
の挿入部13a,13bが傾斜しているため傾斜方向の
運動である。すなわち、組み付けの際、水平方向と傾斜
方向の運動を同時にしなければならないので、上蓋摺動
ピン10dの上蓋カム溝13への挿入が円滑に行えず、
生産性の向上が困難となる。仮に、水平方向から上蓋カ
ム溝13に上蓋摺動ピン10dを挿入せずとも、上蓋カ
ム溝13に挿入できることは確かであるが、組付け動作
は煩雑となるので、生産性の向上が困難となる。
【0015】そこで、上記課題を解決するために、上蓋
カム溝のカム溝底面を水平方向に延出することで組付け
性の向上を図った発明が本出願人によって特開平10−
334637号公報に提案されている。しかしながら、
この延出した部分の肉厚は肉薄である場合が多く、破損
をし易い形状であった。また、エッジに類似する形状で
あるためバリが発生し易い部分でもあった。
【0016】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は組立が容易で、生産性を向上させ
ることができ、さらには強度的にも十分な上蓋カム溝を
備えた磁気テープカセットを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請
求項1から3に記載の発明によって達成される。請求項
1の磁気テープカセットは、上下カセットハーフからな
るカセット本体と、アウターリッド、トップリッド及び
インナーリッドとを有する開閉蓋と、前記トップリッド
の側板内側に突設された上蓋摺動ピンを案内すべく前記
上カセットハーフの両側面部に設けられた上蓋カム溝と
を備え、前記上蓋カム溝は、前記上カセットハーフ前方
に開放した開放部を有する磁気テープカセットにおい
て、前記開放部のカム溝天井部及びカム溝底部が垂直方
向で同一位置に設定されており、前記開放部の前記カム
溝天井部と前記カム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動
ピンの直径以上であることを特徴とする。
【0018】請求項1の磁気テープカセットによれば、
開放部のカム溝天井部及びカム溝底部が垂直方向で同一
位置、すなわち、上蓋摺動ピンの挿入方向に対して上蓋
カム溝の入口がそろっており、前記開放部のカム溝天井
部とカム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径
以上であるので、水平移動させる運動で上蓋摺動ピンが
上蓋カム溝へ円滑に挿入される。 したがって、上蓋摺
動ピンの挿入動作を円滑に行うことができ、カセットの
組立が容易となる。
【0019】また、請求項2の磁気テープカセットは、
上下カセットハーフからなるカセット本体と、アウター
リッド、トップリッド及びインナーリッドとを有する開
閉蓋と、前記トップリッドの側板内側に突設された上蓋
摺動ピンを案内すべく前記上カセットハーフの両側面部
に設けられた上蓋カム溝とを備え、前記上蓋カム溝は、
前記上カセットハーフ前方に開放した開放部を有する磁
気テープカセットにおいて、前記開放部のカム溝天井部
から延出する部分の端部が曲面となっており、前記開放
部の前記カム溝天井部と前記カム溝底部との間の距離が
前記上蓋摺動ピンの直径以上であることを特徴とする。
【0020】請求項2の磁気テープカセットによれば、
開放部のカム溝天井部から延出する部分の端部が曲面、
すなわち、内蓋摺動ピンを挿入する際に始めに接触する
部分が曲面になっており、前記開放部のカム溝天井部と
カム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径以上
であるので、水平移動させる運動で上蓋摺動ピンが曲面
によって案内されながら、カム溝へ円滑に挿入される。
したがって、上蓋摺動ピンの挿入動作を円滑に行うこと
ができ、カセットの組立が容易となる。
【0021】また、請求項3の磁気テープカセットは、
上下カセットハーフからなるカセット本体と、アウター
リッド、トップリッド及びインナーリッドとを有する開
閉蓋と、前記トップリッドの側板内側に突設された上蓋
摺動ピンを案内すべく前記上カセットハーフの両側面部
に設けられた上蓋カム溝とを備え、前記上蓋カム溝は、
前記上カセットハーフ前方に開放した開放部を有する磁
気テープカセットにおいて、前記開放部のカム溝天井部
から水平方向に延出する部分が設けられており、前記開
放部の前記カム溝天井部と前記カム溝底部との間の距離
が前記上蓋摺動ピンの直径以上であることを特徴とす
る。
【0022】請求項3の磁気テープカセットによれば、
開放部のカム溝天井部から水平方向に延出する部分は、
リッドを組み立てる際の移動方向、すなわち水平方向と
平行な運動となり、前記開放部のカム溝天井部とカム溝
底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径以上である
ので、水平移動させる運動で上蓋摺動ピンがカム溝へ円
滑に挿入される。したがって、上蓋摺動ピンの挿入動作
を円滑に行うことができ、カセットの組立が容易とな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基いて本発明の
一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施
形態に係る磁気テープカセット30の上カセットハーフ
35を示す側面図である。なお、従来の磁気テープカセ
ットと同一構成部分については、その説明を簡略化或い
は省略する。
【0024】図1に示すように、磁気テープカセット3
0には、上カセットハーフ35の両側面部に上蓋カム溝
36が形成されている。上蓋カム溝36には、上カセッ
トハーフ35の前方に向かって開放した開放部38が設
けられている。本実施形態の特徴的構成として、前記開
放部38のカム溝天井部38a及びカム溝底部38bが
一点鎖線で示すように、垂直方向で同一位置に設定され
ている。すなわち、従来の開放部38のカム溝天井部3
8aの位置をカセット後方に設定することで、図2に示
す上蓋摺動ピン10dの挿入方向に対して上蓋カム溝3
6の入口がそろうことになる。また、前記開放部38の
カム溝天井部38aとカム溝底部38bとの間の距離X
が前記上蓋摺動ピン10dの直径D以上に設定されてい
る。
【0025】次に、図2を参照して本実施形態の3枚式
の開閉蓋7を有した磁気テープカセット30の組立方法
を説明する。図2に示すように、従来と同様、アウター
リッド9、トップリッド10及びインナーリッド11を
予め仮組みしておく。そして、上カセットハーフ35の
前面寄りの両側板部のピン支持孔37にアウターリッド
の支軸ピン9cを嵌合させるとともに上カセットハーフ
35の両側板に形成された上蓋カム溝36にトップリッ
ド10の上蓋上蓋摺動ピン10dを挿入し、3枚のリッ
ド9,10,11を上カセットハーフに組み付けた状態
にする。
【0026】この際、上蓋カム溝36には、上カセット
ハーフ35の開放部38のカム溝天井部38a及びカム
溝底部38bが垂直方向で同一位置でありながら前記開
放部38のカム溝天井部38aとカム溝底部38bとの
間の距離Xが前記上蓋摺動ピンの直径D以上であるの
で、上カセットハーフ35のピン支持孔37にアウター
リッド9の支軸ピン9cを嵌合させる運動と、上カセッ
トハーフ35の上蓋カム溝36にトップリッド10の上
蓋摺動ピン10dを挿入させる運動はともに水平方向の
運動となるとともに、始めに当接する位置がそろってい
るので、上蓋摺動ピン10dの上蓋カム溝13への挿入
が円滑に行える。
【0027】次に、図3を参照して本発明の第2実施形
態について説明する。図3は本発明の第2実施形態に係
る磁気テープカセット40の上カセットハーフ45を示
す側面図である。
【0028】図3に示すように、磁気テープカセット4
0には、上カセットハーフ45の両側面部に上蓋カム溝
46が形成されている。上蓋カム溝46には、上カセッ
トハーフ45の前方に向かって開放した開放部48が設
けられている。本実施形態の特徴的構成として、前記開
放部48のカム溝天井部48a及びカム溝底部48bが
一点鎖線で示すように、垂直方向で同一位置に設定され
ている。すなわち、従来の上蓋カム溝46と比較してカ
ム溝底部48bを延出することで図2に示した上蓋摺動
ピン10dの挿入方向に対して上蓋カム溝46の入口を
そろえている。なお、この延出部分は、従来例で示した
特開平10−334637号公報記載の延出部に比較し
て肉厚は厚く、強度的に十分なものとされている。ま
た、前記開放部48のカム溝天井部48aとカム溝底部
48bとの間の距離Xが前記上蓋摺動ピン10dの直径
D以上に設定されている。したがって、上述した第1実
施形態と同一の作用効果を奏することができる。
【0029】次に、図4を参照して本発明の第3実施形
態について説明する。図4は本発明の第3実施形態に係
る磁気テープカセット50の上カセットハーフ55を示
す側面図である。
【0030】図4に示すように、磁気テープカセット5
0には、上カセットハーフ55の両側面部に上蓋カム溝
56が形成されている。上蓋カム溝56には、上カセッ
トハーフ55の前方に向かって開放した開放部58が設
けられている。本実施形態の特徴的構成として、前記開
放部58のカム溝天井部58a及びカム溝底部58bが
一点鎖線で示すように、垂直方向で同一位置に設定され
ている。すなわち、従来の上蓋カム溝56と比較してカ
ム溝底部58bを延出することで図2に示した上蓋摺動
ピン10dの挿入方向に対して上蓋カム溝56の入口を
そろえている。この延出部分は、第2実施形態と比較し
て、厚肉になっており、さらに強度的に十分なものとす
ることができる。また、第1及び第2実施形態と同じく
前記開放部48のカム溝天井部48aとカム溝底部48
bとの間の距離Xが前記上蓋摺動ピン10dの直径D以
上に設定されている。したがって、上述した第1及び第
2実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
【0031】次に、図5を参照して本発明の第4実施形
態について説明する。図5は本発明の第4実施形態に係
る磁気テープカセット60の上カセットハーフ65を示
す側面図である。
【0032】図5に示すように、磁気テープカセット6
0には、上カセットハーフ65の両側面部に上蓋カム溝
66が形成されている。上蓋カム溝66には、上カセッ
トハーフ65の前方に向かって開放した開放部68が設
けられている。本実施形態の特徴的構成として、前記開
放部68のカム溝天井部68aの端部68cが曲面とな
っている。すなわち、内蓋摺動ピン10dの挿入する際
に始めに当接する部分が曲面になっている。また、第1
から第3実施形態と同じく、前記開放部68のカム溝天
井部68aとカム溝底部68bとの間の距離Xが前記上
蓋摺動ピン10dの直径以上であるので、水平移動させ
る運動で上蓋摺動ピン10dが曲面によって案内されな
がら、上蓋カム溝68へ円滑に挿入される。
【0033】次に、図6を参照して本発明の第5実施形
態について説明する。図6は本発明の第5実施形態に係
る磁気テープカセット70の上カセットハーフ75を示
す側面図である。
【0034】図6に示すように、磁気テープカセット7
0には、上カセットハーフ75の両側面部に上蓋カム溝
76が形成されている。上蓋カム溝76には、上カセッ
トハーフ75の前方に向かって開放した開放部78が設
けられている。本実施形態の特徴的構成として、前記開
放部78のカム溝天井部78aから水平方向に延出した
水平部78dが設けられており、その水平部78dの端
部78cが曲面となっている。すなわち、内蓋摺動ピン
10dを挿入する水平方向と前記水平部78dが平行に
なり、内蓋摺動ピン10dを挿入する際に始めに接触す
る部分が曲面になっている。また、第1から第4実施形
態と同じく、前記開放部78のカム溝天井部78aとカ
ム溝底部78bとの間の距離Xが前記上蓋摺動ピン10
dの直径以上であるので、水平移動させる運動で上蓋摺
動ピン10dが上蓋カム溝78へ円滑に挿入される。
【0035】次に、図7を参照して本発明の第5実施形
態について説明する。図7は本発明の第6実施形態に係
る磁気テープカセット80の上カセットハーフ85を示
す拡大側面図である。
【0036】図7に示すように、磁気テープカセット8
0には、上カセットハーフ85の両側面部に上蓋カム溝
86が形成されている。上蓋カム溝86には、上カセッ
トハーフ85の前方に向かって開放した開放部88が設
けられている。本実施形態の特徴的構成として、前記開
放部88のカム溝天井部88aから水平方向に延出した
水平部88dが設けられており、その水平部88dの端
部88cが曲面となっており、さらに曲面からなる端部
88cからカセット前方に向って傾斜面88eが形成さ
れている。すなわち、内蓋摺動ピン10dを挿入する水
平方向と前記水平部88dが平行になり、内蓋摺動ピン
10dを挿入する際に始めに接触する部分が傾斜面88
c及び曲面88cになっている。また、第1から第5実
施形態と同じく、前記開放部88のカム溝天井部88a
とカム溝底部88bとの間の距離Xが前記上蓋摺動ピン
10dの直径以上であるので、水平移動させる運動で上
蓋摺動ピン10dが上蓋カム溝88へ円滑に挿入され
る。
【0037】以上、本発明の第1から第6実施形態につ
いて示したが、上カセットハーフの形状は以下に示すも
のであっても適用可能である。図8にこの上カセットハ
ーフ95の側面図を示す。図8に示すように、上カセッ
トハーフ95は上述した実施形態と異なり、アウターリ
ッド9の支軸ピン9cが嵌合するピン支持孔97がカセ
ット下面に向って開放しており、支軸ピン9cが抜け出
ないように入口が狭く内方広がり形状からなる。このよ
うなピン支持孔97に支軸ピン9cを挿入しようとする
と、水平方向の運動及び垂直方向の運動の両方を行わな
ければならないため、トップリッド10とアウターリッ
ド9が互いに所定量回動した状態となっていなければな
らないが、このような上カセットハーフ95の形状であ
っても、上述した第1から第6実施形態の条件を満たす
ことで挿入を円滑に行うことができる。なお、支軸ピン
9cは上ハーフ95の先端部に傾斜面95hがあること
が望ましい。このような形状となっていれば、上述した
実施形態のような形状になっていなくても、傾斜面95
hによって支軸ピン9cが案内されるので、支軸ピン9
cの嵌合を容易に行うことができ、結果として上蓋摺動
ピン10dも容易に挿入できるからである。
【0038】なお、本発発明は上述した実施形態に限定
されず、適宜変更・改良等が可能であることは言うまで
もない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、開放部のカム溝天井部及びカム溝底部が垂直方
向で同一位置であり、前記開放部のカム溝天井部とカム
溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径以上であ
るので、水平移動させる運動で上蓋摺動ピンが上蓋カム
溝へ円滑に挿入される。したがって、上蓋摺動ピンの挿
入動作を円滑に行うことができ、カセットの組立が容易
となる。
【0040】また、請求項2に記載の磁気テープカセッ
トによれば、開放部のカム溝天井部から延出する部分の
端部が曲面になっており、前記開放部のカム溝天井部と
カム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径以上
であるので、水平移動させる運動で上蓋摺動ピンが曲面
によって案内されながら、カム溝へ円滑に挿入される。
したがって、上蓋摺動ピンの挿入動作を円滑に行うこと
ができ、カセットの組立が容易となる。
【0041】また、請求項3の磁気テープカセットによ
れば、開放部のカム溝天井部から水平方向に延出する部
分が設けられており、前記開放部のカム溝天井部とカム
溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径以上であ
るので、水平移動させる運動で上蓋摺動ピンがカム溝へ
円滑に挿入される。したがって、上蓋摺動ピンの挿入動
作を円滑に行うことができ、カセットの組立が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る磁気テープカセッ
ト30の上カセットハーフ35を示す側面図である。
【図2】第1実施形態の3枚式の開閉蓋を有した磁気テ
ープカセット30の組立方法の一工程を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る磁気テープカセッ
ト40の上カセットハーフ45を示す側面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る磁気テープカセッ
ト50の上カセットハーフ55を示す側面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る磁気テープカセッ
ト60の上カセットハーフ65を示す側面図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係る磁気テープカセッ
ト70の上カセットハーフ75を示す側面図である。
【図7】本発明の第6実施形態に係る磁気テープカセッ
ト80の上カセットハーフ85を示す側面図である。
【図8】第1から第6実施形態と異なる形状からなる上
カセットハーフ95へ開閉蓋を組付ける方法を示す図で
ある。
【図9】従来の磁気テープカセットの斜視図である。
【図10】従来の磁気テープカセットの縦断面図であ
る。
【図11】図10の開閉蓋を開蓋した状態の図である。
【図12】従来の磁気テープカセットの組立方法の一工
程を示す図である。
【符号の説明】
9 アウターリッド 10 トップリッド 11 インナーリッド 30,40,50,60,70,80 磁気テープカセ
ット 35,45,55,65,75,85 上カセットハー
フ 36,46,56,66,76,86 上蓋カム溝 38,48,58,68,78,88 開放部 38a,48a,58a,68a,78a,88a カ
ム溝天井部 38b,48b,58b,68b,78b,88b カ
ム溝底部 68c,78c,88c 端部 78d,88d 水平部 88e 傾斜部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下カセットハーフからなるカセット本
    体と、 アウターリッド、トップリッド及びインナーリッドとを
    有する開閉蓋と、 前記トップリッドの側板内側に突設された上蓋摺動ピン
    を案内すべく前記上カセットハーフの両側面部に設けら
    れた上蓋カム溝とを備え、 前記上蓋カム溝は、前記上カセットハーフ前方に開放し
    た開放部を有する磁気テープカセットにおいて、 前記開放部のカム溝天井部及びカム溝底部が垂直方向で
    同一位置に設定されており、前記開放部の前記カム溝天
    井部と前記カム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピン
    の直径以上であることを特徴とする磁気テープカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上下カセットハーフからなるカセット本
    体と、 アウターリッド、トップリッド及びインナーリッドとを
    有する開閉蓋と、 前記トップリッドの側板内側に突設された上蓋摺動ピン
    を案内すべく前記上カセットハーフの両側面部に設けら
    れた上蓋カム溝とを備え、 前記上蓋カム溝は、前記上カセットハーフ前方に開放し
    た開放部を有する磁気テープカセットにおいて、 前記開放部のカム溝天井部から延出する部分の端部が曲
    面となっており、前記開放部の前記カム溝天井部と前記
    カム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径以上
    であることを特徴とする磁気テープカセット。
  3. 【請求項3】 上下カセットハーフからなるカセット本
    体と、 アウターリッド、トップリッド及びインナーリッドとを
    有する開閉蓋と、 前記トップリッドの側板内側に突設された上蓋摺動ピン
    を案内すべく前記上カセットハーフの両側面部に設けら
    れた上蓋カム溝とを備え、 前記上蓋カム溝は、前記上カセットハーフ前方に開放し
    た開放部を有する磁気テープカセットにおいて、 前記開放部のカム溝天井部から水平方向に延出する水平
    部が設けられており、前記開放部の前記カム溝天井部と
    前記カム溝底部との間の距離が前記上蓋摺動ピンの直径
    以上であることを特徴とする磁気テープカセット。
JP11117032A 1999-04-23 1999-04-23 磁気テープカセット Pending JP2000311465A (ja)

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