JP2000313860A - 養生シート - Google Patents

養生シート

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JP2000313860A
JP2000313860A JP12233799A JP12233799A JP2000313860A JP 2000313860 A JP2000313860 A JP 2000313860A JP 12233799 A JP12233799 A JP 12233799A JP 12233799 A JP12233799 A JP 12233799A JP 2000313860 A JP2000313860 A JP 2000313860A
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JP
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resin
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adhesive layer
styrene
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JP12233799A
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Masahiko Goto
昌彦 五藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンボス加工を施しても十分な粘着力が得ら
れ、かつ、剥離したときに被着面に糊残りの生じない養
生シートを提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン樹脂基材層と粘着剤層か
らなる養生シートであって、上記粘着剤層がポリスチレ
ンブロックとスチレン−共役ジエンランダム共重合体ブ
ロックからなるエラストマーの水素添加樹脂100重量
部に対して、粘着付与樹脂10〜50重量部、α−メチ
ルスチレン樹脂0〜30重量部からなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場の壁、床
などの表面に仮接着し、その表面を汚損から保護する目
的の養生シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建設現場では、壁、床などの
表面を汚損から保護するために、それらの表面に段ボー
ル、ベニヤ板、樹脂フィルム等を被覆し、その端部を粘
着テープで止める方法が取られていたが、被覆作業が大
変面倒で、部分的に端部が浮き上がって段差を生じ、こ
れがつまずきの原因になり、現場の安全管理の点でも問
題であった。一方、特開平1−129085号公報に於
いては、ポリオレフィン樹脂フィルムにスチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体を主成分とする粘着剤を積層し
た表面保護フィルムが開示されており、これを養生シー
トとして、壁、床などの表面に貼合して、上記の問題点
に対処することも考えられる。
【0003】しかし、上述のような表面保護フィルム
は、粘着層には離型紙がなく、ロール状に巻かれたシー
トで提供される。離型紙が使用されないのは、離型紙が
高価であること、これを施工現場で剥離すると、これが
嵩ばった廃棄物となり作業効率の低下を余儀なくされる
等の理由からであり、離型紙を用いない代わりに、基材
背面にシリコーン塗布等の離型処理を施して展開力(巻
き戻し力)を小さくしている。
【0004】しかるに、展開力を小さくしても、広幅の
粘着テープである表面保護フィルムを現場で、人が剥離
して、手で貼る作業は大変であり、且つ、貼り終えた表
面が平滑すぎて、人が滑って転倒するため、安全上問題
であった。
【0005】上記問題を解決するため本発明者は、先
に、ポリオレフィン樹脂フィルムと粘着剤層からなる積
層体にエンボス加工を施すことにより、表面の静摩擦係
数を大きくして人が滑りにくくするとともに、展開力
(巻き戻し力)を小さくした養生シートの製造方法を提
案した。この方法は、上記従来の問題をほぼ解決する方
法であるが、エンボス加工により粘着剤層の粘着力が低
下するため、粘着力を増強させる必要がある。しかし、
粘着力を増強させ過ぎると、使用目的終了後壁や床から
養生シートを剥離する際に粘着剤層が壁や床に残る、い
わゆる糊残りが生じる場合があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明の方法は、上述
のような問題を解決するためになされたものであり、エ
ンボス加工を施しても十分な粘着力が得られ、且つ、糊
残りの生じない養生シートを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の養生シートは、
ポリオレフィン樹脂基材層と粘着剤層からなる養生シー
トであって、上記粘着剤層がポリスチレンブロックとス
チレン−共役ジエンランダム共重合体ブロックからなる
エラストマーの水素添加樹脂100重量部に対して、粘
着付与樹脂10〜50重量部、α−メチルスチレン樹脂
0〜30重量部からなることを特徴とする。
【0007】本発明で用いられるポリオレフィン樹脂と
しては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、プロピレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−メチル(メタ)アクリレート共重合
体、エチレン−n−ブチルアクリレート共重合体、ポリ
プロピレンなどが挙げられる。通常、これらの少なくと
も1種が使用されフィルム状に成膜されて基材層となさ
れる。なお、上記ポリオレフィン樹脂フィルムからなる
基材層は、識別のために、例えば、白色、青色、緑色等
に着色してもよい。
【0008】本発明の粘着剤層に用いられるポリスチレ
ンブロックとスチレン−共役ジエンランダム共重合体ブ
ロックからなるエラストマーの水素添加樹脂(以下、H
SBR樹脂と略記する)とは、スチレン系化合物重合体
ブロックを示すAと、スチレン系化合物と共役ジエン化
合物とのランダム共重合体ブロックを示すBと、スチレ
ン系化合物と共役ジエン化合物とのランダム共重合体の
うちスチレン系化合物が漸増するテーパーブロックを示
すCとを構成成分とし、一般式A−B−Cで表されるブ
ロック共重合体を水素添加したものをいう。
【0009】上記HSBR樹脂における、全モノマー中
のスチレン系化合物と共役ジエン化合物との割合は、ス
チレン系化合物の割合が少なくなると粘着剤層を形成し
たときの凝集力が低下するため剥離時に糊残りが生じや
すくなり、また、その割合が多くなると粘着性の不足し
た粘着剤層しか与えなくなるので、重量比で5〜60:
95〜40が好ましく、より好ましくは7〜40:93
〜60である。
【0010】また、スチレン系化合物重合体ブロックA
とテーパーブロックC中のスチレン系化合物の結合含量
は全モノマーの3〜50重量%が好ましく、より好まし
くは5〜40重量%、さらに好ましくは5〜25重量%
である。且つ、スチレン系化合物重合体ブロックA中の
スチレン系化合物の結合含量としては、少なくなると粘
着剤層を形成したときの凝集力が低下するため剥離時に
糊残りが生じやすくなり、また、その割合が多くなると
粘着性の不足した粘着剤層しか与えなくなるので、少な
くとも3重量%が好ましく、より好ましくは3〜20重
量%である。
【0011】さらに、スチレン系化合物と共役ジエン化
合物とのランダム共重合体ブロックB中の共役ジエン部
分のビニル結合量は、少なくなると粘着性が不足するの
で、60重量%を超える量が好ましく、より好ましくは
70重量%以上、さらに好ましくは80重量%以上であ
る。
【0012】このHSBR樹脂において、ランダム共重
合体ブロックB中の共役ジエン部分の二重結合の少なく
とも80%以上が水素添加されて飽和されていることが
好ましく、より好ましくは90%以上、さらに好ましく
は95〜100%である。水素添加が80%未満では耐
熱性、耐候性に劣るものとなる。
【0013】上記HSBR樹脂は、ポリスチレン換算重
量平均分子量が5万未満では粘着剤層を形成したときの
凝集力が低下して剥離時に糊残りが生じやすくなり、4
0万を超えると粘着性が不足するので、5万〜40万が
好ましく、より好ましくは8万〜20万である。
【0014】本発明の粘着剤層に用いられる粘着付与樹
脂としては、例えば、ロジン系樹脂、テルペンフェノー
ル系樹脂、脂環族石油樹脂、脂肪族石油樹脂、クマロン
・インデン樹脂などが挙げらる。HSBR樹脂100重
量部に対する配合量としては、10重量部未満では必要
な粘着力が得られず、50重量部を超えると粘着力が強
くなりすぎて剥離しにくくなるので、10〜50重量部
に限定される。
【0015】本発明の粘着剤層に用いられるα−メチル
スチレン樹脂は、必ずしも用いる必要はないが、HSB
R樹脂100重量部に対して30重量部以下を配合する
ことにより得られる養生シートに高速剥離性を与えるこ
とができるので、30重量部以下を配合することが好ま
しい。
【0016】本発明の粘着剤層には、上記HSBR樹
脂、粘着付与樹脂、α−メチルスチレン樹脂に加えて、
必要に応じ、軟化剤、酸化防止剤、紫外線安定化剤、顔
料などが適宜配合される。
【0017】粘着剤を作製するには、上記の各種成分を
バンバリーロール、ニーダー、押出機などで混合・混練
して、ホットメルト型接着剤としたり、適宜の溶剤に溶
解ないしは分散させればよいが、いずれの方法を採るか
は積層の手段に応じて決定すればよい。
【0018】ポリオレフィン樹脂基材層に粘着剤を積層
するには、通常、塗工、溶融コート、押出コート、共押
出成形などの方法が取られ、本発明の場合には、生産性
の面から、共押出成形が好適に利用される。
【0019】上記積層方法によりポリオレフィン樹脂フ
ィルムに粘着剤が積層された養生シートは、通常、エン
ボス加工を施して離型紙なしでロール状に巻き取られ
る。巻き取る場合には、粘着剤層を内側にしてもよい
し、粘着剤層を外側にして巻き取ってもよい。施工現場
での巻き戻しと施工のやりやすさの点から粘着剤層を外
側にして巻き取る方が好ましい。
【0020】かくして得られた養生シートは、施工現場
で巻き戻されて、床板や壁体に仮接着される。この養生
シートの粘着剤層の背面にあるポリオレフィン樹脂フィ
ルムは、粘着剤に対して担体であると同時に離型シート
であり、施工現場の人間に対しては、滑り防止シートの
役目を果たしている。施工現場で巻き戻す際の展開力を
軽くし、また、滑りにくくするために、養生シートには
エンボス加工が施されるのが好ましいのである。
【0021】本発明の養生シートのエンボス加工として
は、ポリオレフィン樹脂のビカット針入試験による軟化
温度以下のエンボスロール温度でなされることが好まし
い。ここに於いて、ビカット針入試験による軟化温度
は、ASTM D 1525に規定された試験方法で測
定され、ビカット針入試験機に於いて、金属台の上に試
験片を置き、その中央部に先端を平坦に仕上げた直径1
mmの針をのせ、針の上部に荷重1kgを加えた状態で
50℃/60分の速度で温度を上昇させ、試験片が柔ら
かくなって針が1mm浸入した時の温度と定義される。
【0022】また、 エンボス加工の深さの程度として
は、人が養生シートの上で作業する際の滑りやすさと関
係し、中心線平均粗さ(Ra)が0.5〜3μm程度の
エンボス加工をすることが好ましい。上記 中心線平均
粗さ(Ra)とは、JIS B 0601「表面粗さの
定義と表示」の3.1「中心線平均粗さ(Ra)の定
義」に規定された数値で、JIS B 0651「接針
式表面粗さ測定器」に規定された測定機で測定される。
【0023】
【作用】本発明の養生シートは、ポリオレフィン樹脂基
材層と粘着剤層からなる養生シートであって、上記粘着
剤層がポリスチレンブロックとスチレン−共役ジエンラ
ンダム共重合体ブロックからなるエラストマーの水素添
加樹脂100重量部に対して、粘着付与樹脂10〜50
重量部、α−メチルスチレン樹脂0〜30重量部からな
るものであるので、エンボス加工を施しても十分な粘着
力が得られ、且つ、糊残りの生じない養生シートであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例、比較例を
挙げて具体的に説明する。 実施例1 (1)粘着剤の作製 HSBR樹脂(ジェイエスアール社製「ダイナロン13
21P」)100重量部に対して、粘着付与樹脂(荒川
化学社製、商品名「アルコンP−100」)30重量
部、α−メチルスチレン樹脂(理化ハーキュレス社製
「エンデックス155」)10重量部、酸化防止剤(チ
バスペシャルティケミカルズ社製、商品名「イルガノッ
クス1010」)0.5重量部を配合して混練して、粘
着剤を作製した。 (2)養生シートの作製 低密度ポリエチレン(三井化学社製、商品名「ミラソン
12」、ビカット針入試験による軟化温度100℃)に
白色顔料6重量部を配合した基材層樹脂と、上記(1)
の粘着剤とを共押出成形して、基材層100μm、粘着
剤層20μmのシートを作製し、温度180℃の金型か
ら吐出後直ちにエンボスロール温度70℃で基材層表面
にエンボス加工し、冷却して、紙芯に粘着剤層を外側に
して巻き取り養生シートを得た。得られた養生シートの
エンボス中心線平均粗さ(Ra)は1.5μmであっ
た。得られた養生シートは、後述する評価方法によっ
て、粘着力、展開力、床板接着力を測定し、表1に示し
た。
【0025】実施例2 α−メチルスチレン樹脂を配合しない粘着剤組成とした
こと以外は実施例1と同様にして養生シートを作製し
た。
【0026】比較例1 実施例のHSBR樹脂に替えて、スチレン−ブタジエン
−スチレントリブロック共重合体の水素添加物(シェル
化学社製「クレイトンG1657」を用いた以外は、実
施例と同様にして養生シートを作製した。結果を表1に
示した。
【0027】<評価方法> 粘着力:JIS Z 0237−8に準じて180度引
き剥がし法による粘着力を測定した。 展開力:JIS Z 0237−10に準じて測定し、
展開速度を30m/分、展開力の単位をg/50mmと
した。 床板接着力:JIS Z 0237−8に準じて朝日ウ
ッドテック社製床材「DQH0530」を被着体として
測定し接着力の単位をg/25mmとした。 糊残り:粘着力及び床板接着力の測定後に試験板上の糊
残りの有無を目視で調べた。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の養生シートは、上述のように構
成されているので、エンボス加工を施しても十分な粘着
力が得られ、かつ、糊残りの生じないものである。さら
に、人がこの養生シートの上で作業しても、滑らず、剥
がれず、しかも、手貼り施工が容易である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン樹脂基材層と粘着剤層か
    らなる養生シートであって、上記粘着剤層がポリスチレ
    ンブロックとスチレン−共役ジエンランダム共重合体ブ
    ロックからなるエラストマーの水素添加樹脂100重量
    部に対して、粘着付与樹脂10〜50重量部、α−メチ
    ルスチレン樹脂0〜30重量部からなることを特徴とす
    る養生シート。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155622A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Okabe Co Ltd 樹脂製足場マット
JP2005170985A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Jsr Corp 粘着性フィルム
JP2007016217A (ja) * 2005-06-06 2007-01-25 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護フィルム
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JP2008133011A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 埋込形配線器具用の梱包箱並びに梱包方法、埋込形配線器具用の養生シート
JP2012021078A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Asahi Kasei Chemicals Corp 粘接着剤用ポリマー組成物及び粘接着剤組成物
JP2015203032A (ja) * 2014-04-10 2015-11-16 電気化学工業株式会社 養生テープ

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