JP2000314095A - 塗工ライナー - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フレキソ印刷に際して、モトリングの発生がな
く、かつ白紙光沢および印刷光沢に優れる塗工ライナー
を提供する。 【解決手段】基紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とす
る塗被層を設けてなる塗工ライナーであって、特に該塗
工ライナーの塗被層面の平滑度特性として加圧型平滑度
計を使用し、加圧条件5kgf/cm2 で測定したとき
の平滑度Aが3.0μm以下であり、かつ加圧条件20
kgf/cm2 で測定したときの平滑度をBとすると
き、下記の式(1)を満たす塗工ライナー。 0.3 ≦ B/A ≦ 0.8 (1)
く、かつ白紙光沢および印刷光沢に優れる塗工ライナー
を提供する。 【解決手段】基紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とす
る塗被層を設けてなる塗工ライナーであって、特に該塗
工ライナーの塗被層面の平滑度特性として加圧型平滑度
計を使用し、加圧条件5kgf/cm2 で測定したとき
の平滑度Aが3.0μm以下であり、かつ加圧条件20
kgf/cm2 で測定したときの平滑度をBとすると
き、下記の式(1)を満たす塗工ライナー。 0.3 ≦ B/A ≦ 0.8 (1)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗工ライナーに関
し、さらに詳しくはフレキソ印刷においてモトリングの
発生がなく、かつ白紙光沢および印刷光沢に優れる塗工
ライナーに関する。
し、さらに詳しくはフレキソ印刷においてモトリングの
発生がなく、かつ白紙光沢および印刷光沢に優れる塗工
ライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ライナーは中芯原紙と組合わせ
て段ボール箱にして使用される。その際、外装ライナー
には1〜2色の印刷インキによりフレキソ印刷が行われ
るのが普通である。ところで、近年段ボール箱への印刷
に対して美粧性が要求される傾向があり、特に、そのよ
うな要求に対しては表層に白いパルプを使用してより高
級感を出し、美粧性の発現の一翼を担っている。そし
て、美粧性が要求される白ライナーへの印刷としては、
4色以上のフレキソ印刷やオフセット印刷、あるいはグ
ラビア印刷等がある。なかでも、フレキソ印刷が現在最
も主流の印刷方式である。特に、4色以上のフレキソ印
刷では水性インキの吸収が速やかに行われる必要がある
ことより、ライナー表面にインキを吸収するための十分
な空隙が存在しなければならない。インキの吸収性が低
いとモトリングが発生し、印刷効果を阻害する原因とな
る。また、フレキソ印刷の場合、オフセット印刷やグラ
ビア印刷に比較して、印刷時にかかる圧力が極めて低
く、また、オフセットインキに比較して粘性の低い水性
インキを使用するため、美粧印刷の効果を十分に発現さ
せるには、ライナー表面の印刷強度よりも平滑性が重要
となる。
て段ボール箱にして使用される。その際、外装ライナー
には1〜2色の印刷インキによりフレキソ印刷が行われ
るのが普通である。ところで、近年段ボール箱への印刷
に対して美粧性が要求される傾向があり、特に、そのよ
うな要求に対しては表層に白いパルプを使用してより高
級感を出し、美粧性の発現の一翼を担っている。そし
て、美粧性が要求される白ライナーへの印刷としては、
4色以上のフレキソ印刷やオフセット印刷、あるいはグ
ラビア印刷等がある。なかでも、フレキソ印刷が現在最
も主流の印刷方式である。特に、4色以上のフレキソ印
刷では水性インキの吸収が速やかに行われる必要がある
ことより、ライナー表面にインキを吸収するための十分
な空隙が存在しなければならない。インキの吸収性が低
いとモトリングが発生し、印刷効果を阻害する原因とな
る。また、フレキソ印刷の場合、オフセット印刷やグラ
ビア印刷に比較して、印刷時にかかる圧力が極めて低
く、また、オフセットインキに比較して粘性の低い水性
インキを使用するため、美粧印刷の効果を十分に発現さ
せるには、ライナー表面の印刷強度よりも平滑性が重要
となる。
【0003】一般に、ライナーは白ライナーも含めて表
面平滑性が低く、フレキソ印刷適性の面からみると、モ
トリングが発生し易く、特にハイライト部でのモトリン
グの発生がひどく、印刷仕上りを著しく低下させている
のが実状である。そのために、ライナーへフレキソ印刷
を行う場合には網点の線数を粗くしたり、版の深さを深
くしたりして対応している。したがって、上記の如きラ
イナーの状態での高精細な多色フレキソ印刷は不可能で
あり、フレキソ印刷の長所が十分に活かしきれていない
状態にある。したがって、高精細なフレキソ印刷を必要
とする場合には、顔料を含む塗被組成物を塗被し、キャ
レンダーによる平滑化処理が通常施される。しかし、こ
の場合モトリングを解消乃至は軽減するために、塗被層
をできるだけ多孔性にし、通気性を良くすることが望ま
しい。一方、多孔性にすればするほど、モトリングは減
少するが、光沢、特に印刷光沢が低下し印刷画像の鮮や
かさがなくなるという難点がある。
面平滑性が低く、フレキソ印刷適性の面からみると、モ
トリングが発生し易く、特にハイライト部でのモトリン
グの発生がひどく、印刷仕上りを著しく低下させている
のが実状である。そのために、ライナーへフレキソ印刷
を行う場合には網点の線数を粗くしたり、版の深さを深
くしたりして対応している。したがって、上記の如きラ
イナーの状態での高精細な多色フレキソ印刷は不可能で
あり、フレキソ印刷の長所が十分に活かしきれていない
状態にある。したがって、高精細なフレキソ印刷を必要
とする場合には、顔料を含む塗被組成物を塗被し、キャ
レンダーによる平滑化処理が通常施される。しかし、こ
の場合モトリングを解消乃至は軽減するために、塗被層
をできるだけ多孔性にし、通気性を良くすることが望ま
しい。一方、多孔性にすればするほど、モトリングは減
少するが、光沢、特に印刷光沢が低下し印刷画像の鮮や
かさがなくなるという難点がある。
【0004】従来、上記の如き難点を改善する対策とし
て、微粒子のクレーを使用する、塗被層を増やす、
あるいはカチオン性物質を添加する等が実施されてき
た。また、特定の無機顔料と有機顔料からなる顔料成分
を含むライナー用塗被組成物を塗被することで優れた光
学特性や印刷適性を有する塗工ライナーが特許公報第2
516067号に開示されている。しかしながら、これ
らのいずれの対策も、多色フレキソ印刷におけるモトリ
ングの軽減と白紙光沢および印刷光沢の改善といった両
方の課題を効果的にバランス良く改善させる迄には至っ
ていない。
て、微粒子のクレーを使用する、塗被層を増やす、
あるいはカチオン性物質を添加する等が実施されてき
た。また、特定の無機顔料と有機顔料からなる顔料成分
を含むライナー用塗被組成物を塗被することで優れた光
学特性や印刷適性を有する塗工ライナーが特許公報第2
516067号に開示されている。しかしながら、これ
らのいずれの対策も、多色フレキソ印刷におけるモトリ
ングの軽減と白紙光沢および印刷光沢の改善といった両
方の課題を効果的にバランス良く改善させる迄には至っ
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記したよ
うに、従来の塗工ライナーの抱える難点を解決し、安定
して優れた多色フレキソ印刷適性を備えた塗工ライナー
を得ることにある。即ち、本発明は白紙光沢および印刷
光沢が高く、特にモトリングの発生のない、多色高精細
フレキソ印刷適性に優れる塗工ライナーを提供すること
にある。
うに、従来の塗工ライナーの抱える難点を解決し、安定
して優れた多色フレキソ印刷適性を備えた塗工ライナー
を得ることにある。即ち、本発明は白紙光沢および印刷
光沢が高く、特にモトリングの発生のない、多色高精細
フレキソ印刷適性に優れる塗工ライナーを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基紙の片面
に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を設けてなる塗
工ライナーにおいて、該塗工ライナーの塗被層面の平滑
度特性として加圧型平滑度計を使用し、加圧条件5kg
f/cm2 で測定したときの平滑度Aが3.0μm以下
であり、かつ加圧条件20kgf/cm2 で測定したと
きの平滑度をBとするとき、下記の式(1)を満たすこ
とを特徴とする塗工ライナーである。 0.3 ≦ B/A ≦ 0.8 (1) なお、本発明は以下の態様も含むものである。即ち、塗
工ライナーを加圧型平滑度計を使用し、加圧条件20k
gf/cm2で測定したときの平滑度Bが1.5μm以
下である前記に記載の塗工ライナー、および前記塗工ラ
イナーを王研式透気度計で測定した透気度が3000秒
以下である前記に記載の塗工ライナーである。さらに、
塗工ライナーを弾性ロールと金属ロールよりなるソフト
キャレンダーに通紙して仕上げるに際し、該弾性ロール
のショアD硬度が80°以上、かつ2回以下の通紙ニッ
プ数で仕上げを行う前記に記載の塗工ライナーも含むも
のである。
に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を設けてなる塗
工ライナーにおいて、該塗工ライナーの塗被層面の平滑
度特性として加圧型平滑度計を使用し、加圧条件5kg
f/cm2 で測定したときの平滑度Aが3.0μm以下
であり、かつ加圧条件20kgf/cm2 で測定したと
きの平滑度をBとするとき、下記の式(1)を満たすこ
とを特徴とする塗工ライナーである。 0.3 ≦ B/A ≦ 0.8 (1) なお、本発明は以下の態様も含むものである。即ち、塗
工ライナーを加圧型平滑度計を使用し、加圧条件20k
gf/cm2で測定したときの平滑度Bが1.5μm以
下である前記に記載の塗工ライナー、および前記塗工ラ
イナーを王研式透気度計で測定した透気度が3000秒
以下である前記に記載の塗工ライナーである。さらに、
塗工ライナーを弾性ロールと金属ロールよりなるソフト
キャレンダーに通紙して仕上げるに際し、該弾性ロール
のショアD硬度が80°以上、かつ2回以下の通紙ニッ
プ数で仕上げを行う前記に記載の塗工ライナーも含むも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】前記した如く、通常の塗工ライナ
ーはフレキソ印刷適性、特に多色フレキソ印刷適性の点
で難点を抱えている。具体的にいえば、多色印刷におい
てモトリングを発生し易く、平滑性が低いために美粧性
に優れる印刷効果が得られ難いというものである。本発
明は、白紙光沢および印刷光沢が高く、特にモトリング
の発生がなく、多色高精細フレキソ印刷適性に優れると
同時に、美粧性に優れる塗工ライナーに関するものであ
る。
ーはフレキソ印刷適性、特に多色フレキソ印刷適性の点
で難点を抱えている。具体的にいえば、多色印刷におい
てモトリングを発生し易く、平滑性が低いために美粧性
に優れる印刷効果が得られ難いというものである。本発
明は、白紙光沢および印刷光沢が高く、特にモトリング
の発生がなく、多色高精細フレキソ印刷適性に優れると
同時に、美粧性に優れる塗工ライナーに関するものであ
る。
【0008】一般に、塗被層が嵩高で多孔性になるとモ
トリングの発生は軽減されるが、他方、印刷インキの光
沢に関与する樹脂成分等が塗被層中に浸透し易くなるた
めに、光沢、特に印刷光沢が低下する傾向にある。した
がって、塗被層を嵩高にしてモトリングの発生を減少さ
せ、一方で印刷面の光沢を高くするのは通常は難しいこ
とである。そこで、本発明者等はこの難点を解決するべ
く鋭意検討、研究を重ねた。その結果、本発明は顔料成
分を含有する塗被層を設けてなる塗工ライナーであっ
て、特に、その塗被層面における加圧型平滑度計による
平滑度特性として、加圧条件が5kgf/cm2 のとき
の平滑度をAとするとき、Aが3.0μm以下で、かつ
加圧条件が20kgf/cm2 のときの平滑度をBとす
るとき、0.3 ≦B/A ≦ 0.8なる式を満足す
る塗工ライナーとすることで本発明が所望とする効果が
得られることを見出したものである。さらに好ましく
は、前記塗工ライナーの加圧条件が20kgf/cm2
における加圧型平滑度計による値が1.5μm以下、あ
るいは塗工ライナーの王研式透気度計で測定した透気度
が3000秒以下、および塗工ライナーを弾性ロールと
金属ロールよりなるソフトキャレンダーに通紙して仕上
げるに際し、該弾性ロールのショアーD硬度が80°以
上、かつ2回以下の通紙ニップ数で加圧仕上げを行う前
記に記載の塗工ライナーとすることが望ましい。
トリングの発生は軽減されるが、他方、印刷インキの光
沢に関与する樹脂成分等が塗被層中に浸透し易くなるた
めに、光沢、特に印刷光沢が低下する傾向にある。した
がって、塗被層を嵩高にしてモトリングの発生を減少さ
せ、一方で印刷面の光沢を高くするのは通常は難しいこ
とである。そこで、本発明者等はこの難点を解決するべ
く鋭意検討、研究を重ねた。その結果、本発明は顔料成
分を含有する塗被層を設けてなる塗工ライナーであっ
て、特に、その塗被層面における加圧型平滑度計による
平滑度特性として、加圧条件が5kgf/cm2 のとき
の平滑度をAとするとき、Aが3.0μm以下で、かつ
加圧条件が20kgf/cm2 のときの平滑度をBとす
るとき、0.3 ≦B/A ≦ 0.8なる式を満足す
る塗工ライナーとすることで本発明が所望とする効果が
得られることを見出したものである。さらに好ましく
は、前記塗工ライナーの加圧条件が20kgf/cm2
における加圧型平滑度計による値が1.5μm以下、あ
るいは塗工ライナーの王研式透気度計で測定した透気度
が3000秒以下、および塗工ライナーを弾性ロールと
金属ロールよりなるソフトキャレンダーに通紙して仕上
げるに際し、該弾性ロールのショアーD硬度が80°以
上、かつ2回以下の通紙ニップ数で加圧仕上げを行う前
記に記載の塗工ライナーとすることが望ましい。
【0009】上記の如く、塗被層の平滑度特性を満足さ
せることで、塗工ライナーにおける多色フレキソ印刷に
おけるモトリングの解消と光沢の向上が同時にバランス
良く改善される理由については必ずしも定かではない
が、以下の如く推考される。多色高精細フレキソ印刷用
の塗工ライナーに求められる必要な特性は、塗被層が、
水性インキの吸収を速やかに行うための空隙(多孔性)
を十分に有し、さらに、フレキソ印刷程度の低い印刷圧
力でもインキが効率良く転写されるために、塗被層表面
が低圧力下でも高い平滑性を有していることが必要であ
る。上記のような観点から、種々検討を重ねた結果、塗
被層の多孔性については、加圧型平滑度計による平滑度
特性によりその指標を見出したのである。即ち、加圧条
件5kgf/cm2 のときの加圧型平滑度値、および加
圧条件5kgf/cm2 と20kgf/cm2 における
加圧型平滑度値の差異により、その多孔性の程度が極め
て相関性良く把握できることを見出したのである。つま
り、低圧下と高圧下での加圧型平滑度の差が大きいほ
ど、その塗被層はクッション性、所謂潰れしろの有るこ
と、かつ多孔性であることを示すものである。なお、低
圧力下での表面平滑性は、加圧条件が5kgf/cm2
のときの加圧型平滑度値で示される。
せることで、塗工ライナーにおける多色フレキソ印刷に
おけるモトリングの解消と光沢の向上が同時にバランス
良く改善される理由については必ずしも定かではない
が、以下の如く推考される。多色高精細フレキソ印刷用
の塗工ライナーに求められる必要な特性は、塗被層が、
水性インキの吸収を速やかに行うための空隙(多孔性)
を十分に有し、さらに、フレキソ印刷程度の低い印刷圧
力でもインキが効率良く転写されるために、塗被層表面
が低圧力下でも高い平滑性を有していることが必要であ
る。上記のような観点から、種々検討を重ねた結果、塗
被層の多孔性については、加圧型平滑度計による平滑度
特性によりその指標を見出したのである。即ち、加圧条
件5kgf/cm2 のときの加圧型平滑度値、および加
圧条件5kgf/cm2 と20kgf/cm2 における
加圧型平滑度値の差異により、その多孔性の程度が極め
て相関性良く把握できることを見出したのである。つま
り、低圧下と高圧下での加圧型平滑度の差が大きいほ
ど、その塗被層はクッション性、所謂潰れしろの有るこ
と、かつ多孔性であることを示すものである。なお、低
圧力下での表面平滑性は、加圧条件が5kgf/cm2
のときの加圧型平滑度値で示される。
【0010】而して、本発明は、前記したように、加圧
型平滑度の加圧条件が5kgf/cm2 のときの平滑度
Aが3.0μm以下、および加圧条件が20kgf/c
m2のときの平滑度をBとするとき、0.3 ≦ B/
A ≦ 0.8なる式を満足する塗工ライナーであり、
さらに、好ましくは塗工ライナーを加圧型平滑度計を使
用し、加圧条件20kgf/cm2 で測定したときの平
滑度Bが1.5μm以下である前記の塗工ライナー、お
よび前記塗工ライナーを王研式透気度計で測定した透気
度が3000秒以下である塗工ライナーである。さら
に、塗工ライナーを弾性ロールと金属ロールよりなるソ
フトキャレンダーに通紙して仕上げるに際し、該弾性ロ
ールのショアD硬度が80°以上、かつ2回以下の通紙
ニップ数で加圧仕上げを行う前記の塗工ライナーであ
る。
型平滑度の加圧条件が5kgf/cm2 のときの平滑度
Aが3.0μm以下、および加圧条件が20kgf/c
m2のときの平滑度をBとするとき、0.3 ≦ B/
A ≦ 0.8なる式を満足する塗工ライナーであり、
さらに、好ましくは塗工ライナーを加圧型平滑度計を使
用し、加圧条件20kgf/cm2 で測定したときの平
滑度Bが1.5μm以下である前記の塗工ライナー、お
よび前記塗工ライナーを王研式透気度計で測定した透気
度が3000秒以下である塗工ライナーである。さら
に、塗工ライナーを弾性ロールと金属ロールよりなるソ
フトキャレンダーに通紙して仕上げるに際し、該弾性ロ
ールのショアD硬度が80°以上、かつ2回以下の通紙
ニップ数で加圧仕上げを行う前記の塗工ライナーであ
る。
【0011】因みに、加圧条件が5kgf/cm2 のと
きの平滑度Aが3.0μmを越えるような場合には、満
足な塗被層面の平滑性が得られず、本発明が所望とする
フレキソ印刷における優れた印刷効果を得ることができ
ない。また、B/A式の値が0.8を越える、つまり加
圧条件が5kgf/cm2 での平滑度値が、20kgf
/cm2 での平滑度値に近づくと、塗被層のクッション
性が少なく、インキを吸収するだけの十分な空隙が得ら
れず、モトリングが多発し易くなる。なお、高加圧時よ
りも低加圧時の方の測定平滑度が高いという現象は、通
常は有り得ないので、B/Aの値が1.0を越えること
はないと考えてよい。一方、B/Aの値が0.3未満と
なること、つまり、加圧条件5kgf/cm2 での平滑
度の値が大きく、20kgf/cm2 での平滑度の値と
の間での差が大きいと、低圧下での塗被層表面の平滑性
が低いことを一般的には物語っており、フレキソ印刷時
に印刷インキが効率良く転写されずに白抜け等の発生が
ある。また、Bが1.5μmを越える場合にも、平滑性
が劣るものであり、満足な多色フレキソ印刷適性が得ら
れない虞れがあり、さらに、印刷光沢や印刷濃度の低下
が懸念される。
きの平滑度Aが3.0μmを越えるような場合には、満
足な塗被層面の平滑性が得られず、本発明が所望とする
フレキソ印刷における優れた印刷効果を得ることができ
ない。また、B/A式の値が0.8を越える、つまり加
圧条件が5kgf/cm2 での平滑度値が、20kgf
/cm2 での平滑度値に近づくと、塗被層のクッション
性が少なく、インキを吸収するだけの十分な空隙が得ら
れず、モトリングが多発し易くなる。なお、高加圧時よ
りも低加圧時の方の測定平滑度が高いという現象は、通
常は有り得ないので、B/Aの値が1.0を越えること
はないと考えてよい。一方、B/Aの値が0.3未満と
なること、つまり、加圧条件5kgf/cm2 での平滑
度の値が大きく、20kgf/cm2 での平滑度の値と
の間での差が大きいと、低圧下での塗被層表面の平滑性
が低いことを一般的には物語っており、フレキソ印刷時
に印刷インキが効率良く転写されずに白抜け等の発生が
ある。また、Bが1.5μmを越える場合にも、平滑性
が劣るものであり、満足な多色フレキソ印刷適性が得ら
れない虞れがあり、さらに、印刷光沢や印刷濃度の低下
が懸念される。
【0012】ここに、モトリングとはフレキソ印刷に限
らず、複数インキの着肉不良により、印刷面に細かいイ
ンキ濃度ムラや光沢ムラ等が発生し、所謂印刷面が斑状
態になる現象を指していう。このモトリング現象が起こ
ると、印刷図柄が不均一となり、印刷物の美粧性は損な
われ、特に商品の宣伝効果を目的とする包装紙にとって
は重大な欠陥となるものである。印刷方式や洋紙、板紙
の違いに係わらず、モトリングが発生する大きな原因は
紙のインキ吸収ムラに起因するものであるが、特に非塗
工紙の場合には原紙の地合と密接な関係がある。一方、
塗被紙の場合には、モトリングと直接関係するのは塗被
層の均一性であるが、これは塗被層を形成するための塗
料中の接着剤の原紙層への浸透ムラや、原紙の凹凸に由
来する塗被層の厚みムラ、密度ムラなどと密接な関係が
ある。勿論、原紙の地合の影響も大きく、凹凸がひどい
と非塗工紙の場合と同様に影響を受ける。
らず、複数インキの着肉不良により、印刷面に細かいイ
ンキ濃度ムラや光沢ムラ等が発生し、所謂印刷面が斑状
態になる現象を指していう。このモトリング現象が起こ
ると、印刷図柄が不均一となり、印刷物の美粧性は損な
われ、特に商品の宣伝効果を目的とする包装紙にとって
は重大な欠陥となるものである。印刷方式や洋紙、板紙
の違いに係わらず、モトリングが発生する大きな原因は
紙のインキ吸収ムラに起因するものであるが、特に非塗
工紙の場合には原紙の地合と密接な関係がある。一方、
塗被紙の場合には、モトリングと直接関係するのは塗被
層の均一性であるが、これは塗被層を形成するための塗
料中の接着剤の原紙層への浸透ムラや、原紙の凹凸に由
来する塗被層の厚みムラ、密度ムラなどと密接な関係が
ある。勿論、原紙の地合の影響も大きく、凹凸がひどい
と非塗工紙の場合と同様に影響を受ける。
【0013】また、一般的に塗被層の多孔性は透気度に
よっても表すこともできる。この場合、本発明者等の検
討結果によると、塗工ライナーの透気度は、王研式透気
度計で3000秒以下にすることが望ましい。因みに、
3000秒を越えると、塗被層の空隙量が少なく、印刷
インキを十分に吸収することができずに、結果的にモト
リングの発生が懸念される。なお、王研式透気度の下限
値については特に限定されるものではないが、一般に通
常の原紙(塗料を塗被する前)の状態で100〜150
秒程度、ポリビニルアルコールやポリアクリルアミド等
の水溶液(クリア液)のみを塗被した状態では200〜
500秒程度であるので、概ね下限値としては100秒
程度(100秒以下になることはない)と推定される。
よっても表すこともできる。この場合、本発明者等の検
討結果によると、塗工ライナーの透気度は、王研式透気
度計で3000秒以下にすることが望ましい。因みに、
3000秒を越えると、塗被層の空隙量が少なく、印刷
インキを十分に吸収することができずに、結果的にモト
リングの発生が懸念される。なお、王研式透気度の下限
値については特に限定されるものではないが、一般に通
常の原紙(塗料を塗被する前)の状態で100〜150
秒程度、ポリビニルアルコールやポリアクリルアミド等
の水溶液(クリア液)のみを塗被した状態では200〜
500秒程度であるので、概ね下限値としては100秒
程度(100秒以下になることはない)と推定される。
【0014】なお、上記の如き塗被層の平滑度、および
透気度を得るための方法については、特に限定するもの
ではないが、例えば以下のような方法がある。即ち、塗
被層の構成成分である顔料として、例えば焼成クレー、
構造化カオリン、有機ピグメント等は、他の無機顔料等
と比較し、相対的に嵩高い塗被層を形成し易い顔料であ
るので、このような顔料を主体とする配合からなる塗被
組成物(以後、単に塗料と称す)を塗被することによ
り、原紙表面の原紙被覆性が増大し、その分平滑化(加
圧)処理により、高平滑性をもつ塗被層面と、嵩高い塗
被層が得られ易い。さらに、基紙上に塗被層を設けた
後、キャレンダー、特にソフトキャレンダー等の装置を
使用して軽度の加圧処理を施すことで、塗被層を強く締
めることなく、平滑性に優れ、かつ多孔性を有する塗被
層を得ることができるので好ましい態様である。
透気度を得るための方法については、特に限定するもの
ではないが、例えば以下のような方法がある。即ち、塗
被層の構成成分である顔料として、例えば焼成クレー、
構造化カオリン、有機ピグメント等は、他の無機顔料等
と比較し、相対的に嵩高い塗被層を形成し易い顔料であ
るので、このような顔料を主体とする配合からなる塗被
組成物(以後、単に塗料と称す)を塗被することによ
り、原紙表面の原紙被覆性が増大し、その分平滑化(加
圧)処理により、高平滑性をもつ塗被層面と、嵩高い塗
被層が得られ易い。さらに、基紙上に塗被層を設けた
後、キャレンダー、特にソフトキャレンダー等の装置を
使用して軽度の加圧処理を施すことで、塗被層を強く締
めることなく、平滑性に優れ、かつ多孔性を有する塗被
層を得ることができるので好ましい態様である。
【0015】一方、有機ピグメント、構造化カオリン、
特に有機ピグメントを配合した場合は、熱可塑性である
有機ピグメントが溶融、可塑化し易いので、より高い効
果が得られる。また、キャレンダー等を使用して平滑化
処理することで、白紙光沢が向上、即ち、印刷光沢のベ
ースが高くなること、さらに有機ピグメントがインキ中
の水分を吸収し膨潤する結果、塗被面の空隙が減少し、
インキ光沢に関与するビヒクルの過度の浸透が抑制され
るので、印刷光沢が高められる。上記の如き理由から、
モトリングの発生がなく、かつ白紙および印刷面光沢の
高い、多色フレキソ印刷適性に優れる塗工ライナーが得
られるものと考えられる。
特に有機ピグメントを配合した場合は、熱可塑性である
有機ピグメントが溶融、可塑化し易いので、より高い効
果が得られる。また、キャレンダー等を使用して平滑化
処理することで、白紙光沢が向上、即ち、印刷光沢のベ
ースが高くなること、さらに有機ピグメントがインキ中
の水分を吸収し膨潤する結果、塗被面の空隙が減少し、
インキ光沢に関与するビヒクルの過度の浸透が抑制され
るので、印刷光沢が高められる。上記の如き理由から、
モトリングの発生がなく、かつ白紙および印刷面光沢の
高い、多色フレキソ印刷適性に優れる塗工ライナーが得
られるものと考えられる。
【0016】塗料の塗被量としては、基紙の片面に乾燥
重量で3〜12g/m2 で塗被されることが望ましい。
因みに、3g/m2 未満の場合、インキの吸収性や平滑
性面でフレキソ印刷適性が劣り、他方、12g/m2 を
越えると、製函時に罫線を入れて箱にした場合等に塗被
層割れを起こす懸念がある。また、塗料を基紙に塗被、
乾燥した後に、JIS Z2246に準拠して測定した
弾性ロールの硬度が、ショアD硬度で80°以上のソフ
トキャレンダーで仕上げると、より効果的に良好な多色
フレキソ印刷適性を得ることができる。因みに、80°
未満の弾性ロールを使用したソフトキャレンダーでは、
弾性ロールが柔か過ぎて、高い平滑性が得られなくなる
虞れがある。
重量で3〜12g/m2 で塗被されることが望ましい。
因みに、3g/m2 未満の場合、インキの吸収性や平滑
性面でフレキソ印刷適性が劣り、他方、12g/m2 を
越えると、製函時に罫線を入れて箱にした場合等に塗被
層割れを起こす懸念がある。また、塗料を基紙に塗被、
乾燥した後に、JIS Z2246に準拠して測定した
弾性ロールの硬度が、ショアD硬度で80°以上のソフ
トキャレンダーで仕上げると、より効果的に良好な多色
フレキソ印刷適性を得ることができる。因みに、80°
未満の弾性ロールを使用したソフトキャレンダーでは、
弾性ロールが柔か過ぎて、高い平滑性が得られなくなる
虞れがある。
【0017】なお、ソフトキャレンダーの代わりに、マ
シンキャレンダー、あるいはスーパーキャレンダー等を
使用してもある程度の効果は得られるが、ソフトキャレ
ンダーでは高温での熱ロール処理ができるので、スーパ
ーキャレンダー(多段ニップ数)等と比較して低い加圧
力、具体的には2回以下の通紙ニップ数で加圧処理する
ことで塗被層を必要以上に潰すことなく、空隙を維持し
た状態で表面のみを効率良く平滑化することができるの
で好ましい。
シンキャレンダー、あるいはスーパーキャレンダー等を
使用してもある程度の効果は得られるが、ソフトキャレ
ンダーでは高温での熱ロール処理ができるので、スーパ
ーキャレンダー(多段ニップ数)等と比較して低い加圧
力、具体的には2回以下の通紙ニップ数で加圧処理する
ことで塗被層を必要以上に潰すことなく、空隙を維持し
た状態で表面のみを効率良く平滑化することができるの
で好ましい。
【0018】塗料には、必要に応じて上記の特定顔料以
外の顔料、例えば通常のクレー、重質炭酸カルシウム、
軽質炭酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、シリカ、サチンホワイト、タルク等の一般塗被紙製
造分野で使用されている公知公用の顔料の1種以上が適
宜使用できる。
外の顔料、例えば通常のクレー、重質炭酸カルシウム、
軽質炭酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、シリカ、サチンホワイト、タルク等の一般塗被紙製
造分野で使用されている公知公用の顔料の1種以上が適
宜使用できる。
【0019】次いで、顔料以外の主要成分である接着剤
としては、特に限定するものではなく、一般塗被紙の製
造分野で使用されている接着剤が適宜使用できる。具体
的には、例えば澱粉(リン酸エステル化澱粉、カチオン
化澱粉、酵素変性澱粉等の各種の変性澱粉)、ポリビニ
ルアルコール、カゼインやスチレン−ブタジエン系共重
合体ラテックス、酢酸ビニル系共重合体ラテックス、ア
クリル系共重合体ラテックス、ウレタン系共重合体ラテ
ックス等の合成樹脂ラテックス等を例示できる。これら
の接着剤は単独でも、あるいは二種以上を混合使用して
もよい。なかでも、アルカリを添加すると、ラテックス
粒子が膨潤するアルカリ膨潤型スチレン−ブタジエン系
共重合体ラテックスおよび/またはアクリル系共重合体
ラテックスを使用すると、カス付着性が軽減され、さら
にTgが−10℃以下、好ましくは−50℃〜−15℃
のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスおよび/
またはアクリル系共重合体ラテックスを使用すると、フ
レキソ印刷におけるモトリングが極めて効果的に軽減さ
れ得る傾向があるので、フレキソ印刷におけるモトリン
グの解消面からはより望ましい。
としては、特に限定するものではなく、一般塗被紙の製
造分野で使用されている接着剤が適宜使用できる。具体
的には、例えば澱粉(リン酸エステル化澱粉、カチオン
化澱粉、酵素変性澱粉等の各種の変性澱粉)、ポリビニ
ルアルコール、カゼインやスチレン−ブタジエン系共重
合体ラテックス、酢酸ビニル系共重合体ラテックス、ア
クリル系共重合体ラテックス、ウレタン系共重合体ラテ
ックス等の合成樹脂ラテックス等を例示できる。これら
の接着剤は単独でも、あるいは二種以上を混合使用して
もよい。なかでも、アルカリを添加すると、ラテックス
粒子が膨潤するアルカリ膨潤型スチレン−ブタジエン系
共重合体ラテックスおよび/またはアクリル系共重合体
ラテックスを使用すると、カス付着性が軽減され、さら
にTgが−10℃以下、好ましくは−50℃〜−15℃
のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスおよび/
またはアクリル系共重合体ラテックスを使用すると、フ
レキソ印刷におけるモトリングが極めて効果的に軽減さ
れ得る傾向があるので、フレキソ印刷におけるモトリン
グの解消面からはより望ましい。
【0020】その他、必要に応じて、塗料中には分散
剤、苛性ソーダやアンモニア水等のpH調整剤、消泡
剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、染料、耐水化剤、流動
変性剤、着色顔料等を適宜添加することもできる。
剤、苛性ソーダやアンモニア水等のpH調整剤、消泡
剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、染料、耐水化剤、流動
変性剤、着色顔料等を適宜添加することもできる。
【0021】基紙へ塗料を塗被するための塗工装置とし
ては特に限定されるものではなく、例えばエアナイフコ
ーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコー
ターおよびゲートロールコーター、サイズプレス等のロ
ールコーター、ビルブレードコーター、ベルバパコータ
ー等が適宜使用される。また、基紙に塗料を塗被する前
にマシンキャレンダー、ソフトキャレンダー、あるいは
ヤンキードライヤー等を使用して、予め基紙に平滑化処
理を施すこともできる。
ては特に限定されるものではなく、例えばエアナイフコ
ーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコー
ターおよびゲートロールコーター、サイズプレス等のロ
ールコーター、ビルブレードコーター、ベルバパコータ
ー等が適宜使用される。また、基紙に塗料を塗被する前
にマシンキャレンダー、ソフトキャレンダー、あるいは
ヤンキードライヤー等を使用して、予め基紙に平滑化処
理を施すこともできる。
【0022】基紙を構成するパルプとしては特に限定さ
れるものではなく、例えば化学パルプ、機械パルプ、古
紙パルプ等の1種、または2種以上を適宜混合して使用
される。さらに、2層以上のパルプ層を抄き合わせて多
層構成になる基紙を使用することもできる。その他、基
紙には必要に応じて、サイズ剤、紙力増強剤、濾水剤、
填料、着色剤および蛍光増白剤等の助剤を適宜添加する
こともできる。
れるものではなく、例えば化学パルプ、機械パルプ、古
紙パルプ等の1種、または2種以上を適宜混合して使用
される。さらに、2層以上のパルプ層を抄き合わせて多
層構成になる基紙を使用することもできる。その他、基
紙には必要に応じて、サイズ剤、紙力増強剤、濾水剤、
填料、着色剤および蛍光増白剤等の助剤を適宜添加する
こともできる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明する。勿論、本発明はそれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、特に断らない限り、例中の部および
%はそれぞれ「重量部」および「重量%」を示す。
明する。勿論、本発明はそれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、特に断らない限り、例中の部および
%はそれぞれ「重量部」および「重量%」を示す。
【0024】実施例1 水中に分散剤(商品名:アロンT−40/東亜合成社)
を有効成分で0.2部、水酸化ナトリウムを有効成分で
0.1部、消泡剤(商品名:ノプコ8034L/サンノ
プコ社)0.1部を添加し、コーレス攪拌機で攪拌しな
がら、さらに顔料として、焼成クレー(商品名:アルフ
ァテックス/ECC・インターナショナル社)を35
部、構造化カオリン(商品名:ロトプリント/ヒューバ
社)を60部、および中空型有機ピグメント(商品名:
NipolMH−5055/日本ゼオン社)5部をそれ
ぞれ添加し、30分間攪拌、分散して顔料スラリーを調
製した。次いで、上記顔料スラリー中に接着剤として共
重合体ラテックス(商品名:L−1117:非アルカリ
膨潤型スチレン−ブタジエン系共重合体ラテックス、T
g=−2℃/旭化成社)を固形分換算で15部、および
水を添加して仕上がり濃度45%の塗料を調製した。
を有効成分で0.2部、水酸化ナトリウムを有効成分で
0.1部、消泡剤(商品名:ノプコ8034L/サンノ
プコ社)0.1部を添加し、コーレス攪拌機で攪拌しな
がら、さらに顔料として、焼成クレー(商品名:アルフ
ァテックス/ECC・インターナショナル社)を35
部、構造化カオリン(商品名:ロトプリント/ヒューバ
社)を60部、および中空型有機ピグメント(商品名:
NipolMH−5055/日本ゼオン社)5部をそれ
ぞれ添加し、30分間攪拌、分散して顔料スラリーを調
製した。次いで、上記顔料スラリー中に接着剤として共
重合体ラテックス(商品名:L−1117:非アルカリ
膨潤型スチレン−ブタジエン系共重合体ラテックス、T
g=−2℃/旭化成社)を固形分換算で15部、および
水を添加して仕上がり濃度45%の塗料を調製した。
【0025】表層が米坪50g/m2 の晒化学パルプか
ら構成され、中芯層および裏面層が古紙(再生)パルプ
からなる、米坪170g/m2 の基紙ライナーの表層上
に、前記の塗料をマイヤーバーを用いて乾燥後の塗被量
が10g/m2 となるように塗工、乾燥した。このよう
にして得た塗工ライナーをJIS P8111の条件に
準拠して6時間調湿後、チルドロールの表面温度が15
0℃で、JISZ2246に準拠して測定した弾性ロー
ルのショアーD硬度が85°のソフトキャレンダーで、
塗被面がチルドロールにあたるように線圧110kg/
cm、通紙ニップ数1(1回通紙)の条件で加圧処理し
て塗工ライナーを得た。
ら構成され、中芯層および裏面層が古紙(再生)パルプ
からなる、米坪170g/m2 の基紙ライナーの表層上
に、前記の塗料をマイヤーバーを用いて乾燥後の塗被量
が10g/m2 となるように塗工、乾燥した。このよう
にして得た塗工ライナーをJIS P8111の条件に
準拠して6時間調湿後、チルドロールの表面温度が15
0℃で、JISZ2246に準拠して測定した弾性ロー
ルのショアーD硬度が85°のソフトキャレンダーで、
塗被面がチルドロールにあたるように線圧110kg/
cm、通紙ニップ数1(1回通紙)の条件で加圧処理し
て塗工ライナーを得た。
【0026】実施例2 実施例1において、塗料調製に当たり、顔料として中空
型有機ピグメント(NipolMH−5055/前出)
5部を二酸化チタン(商品名:クロノスKA−10/チ
タン工業社)5部に変更した以外は、実施例1と同様に
して塗工ライナーを得た。
型有機ピグメント(NipolMH−5055/前出)
5部を二酸化チタン(商品名:クロノスKA−10/チ
タン工業社)5部に変更した以外は、実施例1と同様に
して塗工ライナーを得た。
【0027】実施例3 実施例1において、塗料調製に当たり、顔料としてデラ
ミネーテッドクレー(商品名:ニュークレー/エンゲル
ハード社)を30部、構造化カオリン(ロトプリント/
前出)を60部、および中空型有機ピグメント(Nip
olMH−5055/前出)10部に変更した以外は、
実施例1と同様にして塗工ライナーを得た。
ミネーテッドクレー(商品名:ニュークレー/エンゲル
ハード社)を30部、構造化カオリン(ロトプリント/
前出)を60部、および中空型有機ピグメント(Nip
olMH−5055/前出)10部に変更した以外は、
実施例1と同様にして塗工ライナーを得た。
【0028】実施例4 実施例1において、塗料調製に当たり、接着剤として共
重合体ラテックス(L−1117/前出)15部をアル
カリ膨潤型スチレン−ブタジエン系共重合体ラテックス
(商品名:SN−134C…Tg=−37℃/住化A&
L社)15部に変更した以外は、実施例1と同様にして
塗工ライナーを得た。
重合体ラテックス(L−1117/前出)15部をアル
カリ膨潤型スチレン−ブタジエン系共重合体ラテックス
(商品名:SN−134C…Tg=−37℃/住化A&
L社)15部に変更した以外は、実施例1と同様にして
塗工ライナーを得た。
【0029】実施例5 実施例4において、ソフトキャレンダー処理に際して、
弾性ロールのショアーD硬度を、85°から82°に変
更した以外は、実施例4と同様にして塗工ライナーを得
た。
弾性ロールのショアーD硬度を、85°から82°に変
更した以外は、実施例4と同様にして塗工ライナーを得
た。
【0030】実施例6 実施例4において、塗料の乾燥後の塗被量を10g/m
2 から5g/m2 に変更した以外は、実施例4と同様に
して塗工ライナーを得た。
2 から5g/m2 に変更した以外は、実施例4と同様に
して塗工ライナーを得た。
【0031】実施例7 実施例4において、ソフトキャレンダー処理に際して、
ニップ数を2(通紙2回)とした以外は、実施例4と同
様にして塗工ライナーを得た。
ニップ数を2(通紙2回)とした以外は、実施例4と同
様にして塗工ライナーを得た。
【0032】比較例1 実施例1において、塗料調製に当たり、顔料として、カ
オリン(商品名:アマゾンSD/CADAM社)を60
部、軽質炭酸カルシウム(商品名:TP−123−CS
/奥多摩工業社)30部、および二酸化チタン(商品
名:クロノスKA−10/チタン工業社)10部に変更
した以外は、実施例1と同様にして塗工ライナーを得
た。
オリン(商品名:アマゾンSD/CADAM社)を60
部、軽質炭酸カルシウム(商品名:TP−123−CS
/奥多摩工業社)30部、および二酸化チタン(商品
名:クロノスKA−10/チタン工業社)10部に変更
した以外は、実施例1と同様にして塗工ライナーを得
た。
【0033】比較例2 実施例2において、塗料調製に当たり、接着剤として共
重合体ラテックス(L−1117/前出)の添加量15
部を18部へ増量し、さらに、仕上げに際し、ソフトキ
ャレンダー処理を、金属ロールの表面温度…80℃、線
圧…350kg/cm、および6ニップという条件での
スーパーキャレンダーによる通紙処理へ変更した以外
は、実施例2と同様にして塗工ライナーを得た。
重合体ラテックス(L−1117/前出)の添加量15
部を18部へ増量し、さらに、仕上げに際し、ソフトキ
ャレンダー処理を、金属ロールの表面温度…80℃、線
圧…350kg/cm、および6ニップという条件での
スーパーキャレンダーによる通紙処理へ変更した以外
は、実施例2と同様にして塗工ライナーを得た。
【0034】比較例3 実施例4において、ソフトキャレンダー仕上げに際し、
弾性ロールのショアーD硬度を85°から78°に変更
した以外は、実施例4と同様にして塗工ライナーを得
た。
弾性ロールのショアーD硬度を85°から78°に変更
した以外は、実施例4と同様にして塗工ライナーを得
た。
【0035】比較例4 実施例4において、塗料の乾燥後の塗被量を10g/m
2 から2g/m2 に変更した以外は、実施例4と同様に
して塗工ライナーを得た。
2 から2g/m2 に変更した以外は、実施例4と同様に
して塗工ライナーを得た。
【0036】比較例5 実施例4において、ソフトキャレンダーでの通紙処理に
際し、通紙を3回(ニップ数3)行った以外は、実施例
4と同様にして塗工ライナーを得た。
際し、通紙を3回(ニップ数3)行った以外は、実施例
4と同様にして塗工ライナーを得た。
【0037】上記のようにして得られた塗工ライナーを
JIS P8111に準拠した条件で6時間調湿後、モ
トリングの評価、および白紙光沢、加圧型平滑度、王研
式透気度についてそれぞれ評価した。各実施例および比
較例における塗被層の塗料配合およびソフトキャレンダ
ーの通紙条件を表1に、また評価結果を表2に纏めてそ
れぞれ示した。なお、各評価試験は下記に準じて実施し
た。
JIS P8111に準拠した条件で6時間調湿後、モ
トリングの評価、および白紙光沢、加圧型平滑度、王研
式透気度についてそれぞれ評価した。各実施例および比
較例における塗被層の塗料配合およびソフトキャレンダ
ーの通紙条件を表1に、また評価結果を表2に纏めてそ
れぞれ示した。なお、各評価試験は下記に準じて実施し
た。
【0038】(モトリング) :塗工ライナーの塗工面
に、適当な濃度に薄めた水性インキをメイヤーバーで塗
工し、インキの吸収の状態を目視評価した。 ◎ : インキの吸収が均一で吸収ムラがない ○ : 吸収ムラは殆ど認められない △ : やや吸収ムラがある × : 吸収ムラがひどい
に、適当な濃度に薄めた水性インキをメイヤーバーで塗
工し、インキの吸収の状態を目視評価した。 ◎ : インキの吸収が均一で吸収ムラがない ○ : 吸収ムラは殆ど認められない △ : やや吸収ムラがある × : 吸収ムラがひどい
【0039】(白紙光沢) :塗工面の鏡面光沢をJI
S P8142に準じて測定した。
S P8142に準じて測定した。
【0040】(印刷光沢) :ベタ印刷部の鏡面光沢を
JIS Z8741に準じて、入射角60°で測定し
た。
JIS Z8741に準じて、入射角60°で測定し
た。
【0041】(加圧型平滑度) :加圧型平滑度計(測
定器:パーカープリントサーフ/Messmer Bu
chel社)を使用して、加圧条件が5kgf/cm2
の時と、20kgf/cm2 の時の平滑度を測定し、そ
れぞれA、Bとした。
定器:パーカープリントサーフ/Messmer Bu
chel社)を使用して、加圧条件が5kgf/cm2
の時と、20kgf/cm2 の時の平滑度を測定し、そ
れぞれA、Bとした。
【0042】(王研式透気度) :王研式透気度計(旭
精工社)により、透気度を測定した。
精工社)により、透気度を測定した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】表2より明らかなように、本発明に係る
塗工ライナーは、白紙光沢および印刷光沢が高く、かつ
モトリングの発生のない、多色高精細フレキソ印刷適性
に優れる塗工ライナーであった。
塗工ライナーは、白紙光沢および印刷光沢が高く、かつ
モトリングの発生のない、多色高精細フレキソ印刷適性
に優れる塗工ライナーであった。
Claims (4)
- 【請求項1】基紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とす
る塗被層を設けてなる塗工ライナーにおいて、該塗工ラ
イナーの塗被層面の平滑度特性として加圧型平滑度計を
使用し、加圧条件5kgf/cm2 で測定したときの平
滑度Aが3.0μm以下であり、かつ加圧条件20kg
f/cm2 で測定したときの平滑度をBとするとき、下
記の式(1)を満たすことを特徴とする塗工ライナー。 0.3 ≦ B/A ≦ 0.8 (1) - 【請求項2】前記塗工ライナーを加圧型平滑度計を使用
し、加圧条件20kgf/cm2 で測定したときの平滑
度Bが1.5μm以下である請求項1に記載の塗工ライ
ナー。 - 【請求項3】前記塗工ライナーを王研式透気度計で測定
した透気度が3000秒以下である請求項1または2に
記載の塗工ライナー。 - 【請求項4】前記塗工ライナーを弾性ロールと金属ロー
ルよりなるソフトキャレンダーに通紙して仕上げるに際
し、該弾性ロールのショアーD硬度が80°以上、かつ
2回以下の通紙ニップ数で仕上げを行う請求項1〜3の
いずれか1項に記載の塗工ライナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12699099A JP2000314095A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 塗工ライナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12699099A JP2000314095A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 塗工ライナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000314095A true JP2000314095A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14948934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12699099A Pending JP2000314095A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 塗工ライナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000314095A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002275788A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-25 | Oji Paper Co Ltd | 段ボール用ライナ紙 |
| JP2005530607A (ja) * | 2002-06-24 | 2005-10-13 | ボイス ペ−パ− パテント ゲ−エムベ−ハ− | 好ましくは紙またはボール紙でできた材料シートを処理し、任意でその処理の前に材料のシートを製造する、非接触適用デバイスと材料平滑化デバイスとを含む機械 |
| JP2008266865A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-11-06 | Oji Paper Co Ltd | 塗工ライナー及びそれを用いた段ボール |
| JP2009127164A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Oji Paper Co Ltd | 塗工ライナー及びそれを用いた段ボール |
| JP2009228184A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Oji Paper Co Ltd | 塗工ライナー及びそれを用いた段ボールシート |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP12699099A patent/JP2000314095A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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