JP2000314877A - 液晶装置及び投射型表示装置 - Google Patents
液晶装置及び投射型表示装置Info
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Abstract
液晶装置において、有効に光学性能を引き出すことので
きる新規の構造を提案する。 【解決手段】 液晶パネル10の対向基板12の外面上
には透明基板5が透明接着剤を介して面接着されてい
る。透明基板5の外面5aは液晶パネル10の液晶層に
対して明視方向に傾斜した傾斜面を有している。液晶パ
ネル10と透明基板5からなるパネル構成体は遮光性を
有するケース体30の内部に収容されている。
Description
入された液晶が当該基板間で捩じれ配向している液晶装
置、およびこの液晶装置をライトバルブとして用いた投
射型表示装置に関する。
晶/ツイステッドネマティックモードの液晶)が当該基
板間で捩じれ配向しているタイプの液晶装置は、たとえ
ば投射型表示装置に対してライトバルブとして搭載され
る。この種の投射型表示装置では、例えば、一般に赤、
青、緑の三原色の光を各液晶装置を通してそれぞれの色
毎に画像成分を形成し、これらの画像成分を合成して所
望のカラー画像を作り出し、投射している。
いて図12を用いて説明する。図12は投射型表示装置
内に設置される液晶パネルモジュールの概略構成であ
る。液晶パネル10は、透明な画素電極、配向膜、画素
スイッチング用の薄膜トランジスタ(以下、TFTと称
す)、データ線、走査線および容量線などが形成された
アクティブマトリクス基板11と、透明な対向電極およ
び配向膜が形成された対向基板12と、これらの基板1
1,12間に封入、挟持されている液晶層10aとから
概略構成されている。ここに封入される液晶としては、
アクティブマトリクス基板11及び対向基板12の内面
上の配向膜によって基板間で90°に捩じれ配向したT
N(ツイステッドネマティック)モードの液晶が広く用
いられている。このように構成した液晶パネル10で
は、アクティブマトリクス基板11において、TFTを
介してデータ線から画素電極に印加した画像信号によっ
て、画素電極と対向電極との間において液晶層10a内
の配向状態を制御することができる。画素電極と対向電
極の対向する液晶層10aの部分は画素を構成し、個々
に独立して液晶により実現された光学状態を制御するこ
とができるようになっている。なお、対向基板12の内
面上には上記画素が配列された有効表示領域と非表示領
域を仕切るための遮光膜12aが形成されている。
板11及び対向基板12の外面上には、ガラスなどから
なる透明基板1,2が図示しない透明接着剤によって面
接着されている。これらの透明基板1,2は、アクティ
ブマトリクス基板11及び対向基板12の外面上に傷が
付いたり、塵埃が付着したりしていると液晶パネル10
によって形成される画像の画質が悪化することを防止す
るために設けられたものである。透明接着剤を介して面
接着された透明基板1,2によって、アクティブマトリ
クス基板11及び対向基板12の外面上の傷が光学的に
隠され、また、アクティブマトリクス基板11及び対向
基板12の外面上に塵埃が付着するのを防止することが
できる。透明基板1,2の外面上にも傷が形成された
り、塵埃が付着したりする可能性はあるが、これらの外
面は液晶層10aから距離が離れているため、デフォー
カス効果によってこれらの外面上の傷や塵埃の画像への
影響は低減される。
対向基板12、並びに、透明基板1及び2からなる液晶
装置は、接着剤を塗布した状態で遮光性を有するケース
体20の内部に収容され、保持具24をケース体の係合
部23に係合させた状態で、接着剤を硬化させることに
より接着固定される。
投射型表示装置内の光源から発せられた光が集光系を通
って照射される。ここで、図示の入射光Iは、液晶層1
0aに対して直交する方向から透明基板2に入射する。
入射光Iは透明基板2及び対向基板12を透過して、液
晶層10aにおいて所定の光変調を受け、アクティブマ
トリクス基板11及び透明基板1を透過して出射され
る。
晶パネル10において、液晶の配向状態を模式的に描い
た図13に示すように、液晶10LCはアクティブマト
リクス基板11と対向基板12との間で90°に捩じれ
配向した状態にある。液晶10LCにこのような90°
の捩じれをもたせるには、アクティブマトリクス基板1
1、対向基板12の表面に配向膜となるポリイミド膜な
どを形成した後、矢印Aおよび矢印Bでそれぞれのラビ
ング方向を示すように、一対の基板間で互いに直角をな
す方向にそれぞれラビング処理を施した後、アクティブ
マトリクス基板11、対向基板12を貼り合わせ、その
隙間に液晶10LCを充填する。その結果、液晶10L
Cは配向膜へのラビング方向に長軸方向を向けて配向
し、一対のアクティブマトリクス基板11と対向基板1
2の間において液晶10LCの長軸方向は90°捩じれ
る。ここで、図13においては対向基板12の配向方向
AをX軸の負の方向に、アクティブマトリクス基板11
の配向方向BをY軸の正の方向に、入射光Iの入射方向
をZ軸の負の方向にとってある。
LCを用いた液晶パネル10では、アクティブマトリク
ス基板11と対向基板12間の中央に位置する液晶10
LCCの配向状態(長軸の方位および長軸の傾き)によ
りコントラスト特性が方向性を示す。すなわち、図13
に示すように液晶10LCを配向させたときは、液晶1
0LCCの長軸を液晶層に投影した場合の方位をL軸と
平行な方向とし、当該方位と直交する方位をS軸と平行
な方向とすると、L軸及びS軸は、ほぼX軸及びY軸に
対してXY平面上で45度の角度を有する方向になる。
この場合、S軸とZ軸とを含む平面(SZ平面とい
う。)内に含まれる方向から見た場合のコントラスト特
性は、図14に示すようにZ軸に対して左右対称な特性
となる。ここで、視角φは図15に示すようにZ軸に対
する上記SZ平面内に含まれる視線方向の角度である。
これに対して、L軸とZ軸とを含む平面(LZ平面とい
う。)内に含まれる方向から見た場合のコントラスト特
性は、図15に示すように、Z軸方向からL軸の正側に
ややずれた方位においてコントラストのピークがあり、
それから外れるとコントラストは大幅に低下する。たと
えば、L軸の負側では著しくコントラストが低下する。
このようなとき、L軸の正側の方向を明視方向といい、
それとは反対の方向を逆明視方向という。ここで、視角
θは図16に示すようにZ軸に対する上記LZ平面に含
まれる方向から見た視線方向の角度である。また、明視
角度θ0はコントラスト比のピークが得られる視角θの
値であり、液晶装置内の液晶分子の特性や傾きなどによ
って変わるが、通常2〜8度程度である。
光の光軸を液晶パネル10の液晶層に垂直に入射させる
ようにしているが、液晶パネル10は上述のように入射
方向Zの延長線上ではなく、明視方向にやや傾いた明視
角度θ0の方向にコントラストのピークを備えているた
め、投射画像としては図15に示すようにピークから外
れた低いコントラスト比が影響して、液晶パネル10に
本来備わったコントラスト特性を投射画像に充分反映す
ることができないという問題点がある。
からやや斜めに入射する光のみを用いて、逆明視方向側
から斜めに入射する光を遮断すればコントラストの高い
表示を行うことができるが、例えば投射型表示装置にお
いては上述のように光源から発せられた光は集光系にお
いて±10〜12゜の角度以下には揃えているものの、
完全な平行光束ではない。そのため液晶パネル10の液
晶層の法線方向に対して逆明視方向に斜めに傾いた方向
から光が入射することを完全に防止することはできな
い。その結果、従来の液晶パネル10では、明視方向側
から斜めに入射する光と同様に、逆明視方向側から斜め
に入射する光も液晶層10aを透過し、アクティブマト
リクス基板11から出射してしまう。それ故、従来の液
晶パネル10を用いた投射型表示装置においてはコント
ラストを望み通りに向上させることができないという問
題点がある。
有するコントラスト特性を備えた液晶装置を有する液晶
装置において、有効に光学性能を引き出すことのできる
新規の構造を提案することを目的とする。
に本発明の液晶装置は、一対の第1基板と第2基板の間
に液晶層が挟持されてなり、前記第1基板側から光が入
射され、前記第2基板側から光が出射されるように用い
られる液晶装置であって、前記液晶層の前記第1基板側
には、前記液晶層に対して傾斜した傾斜面を有すること
を特徴とする。
である第1基板側に液晶層に対して傾斜した傾斜面が設
けられていることによって、傾斜面の傾斜によって入射
光を屈折させることができるため、液晶層に対して斜め
に光を入射させることができる。したがって、液晶層に
対して明視方向側からわずかに斜めに光を入射させるこ
とが可能になり、明視方向側から入射する光をより多く
液晶層に取り込むことができる。さらに、明視方向側か
ら斜めに入射する光量に対するコントラスト比の向上を
阻害する逆明視方向側から斜めに入射する光量の比を低
減することができるので、やはり、画像のコントラスト
の向上を図ることができる。従って、液晶装置によって
形成される画像のコントラストを高めることができる。
前記傾斜面となっている場合がある。
を有するため特別な部品を増やすことなく、簡単な構成
で傾斜面を形成することができる。
側に第3基板を有し、該第3基板の外面が前記傾斜面と
なっている場合もある。
成された第3基板の光入射面が液晶層に対して明視方向
に傾斜していることにより、第3基板によって入射光が
屈折し、明視方向側からの光をより多く液晶層に入射す
ることとなるため、液晶装置から射出される画像のコン
トラスト比を高めることができる。また、上記構成によ
って明視方向側から斜めに入射する光量に対する、コン
トラスト比の向上を阻害する逆明視方向側から斜めに入
射する光量の比を低減することができるので、やはり画
像のコントラストの向上を図ることができる。また、第
1基板の外面上に形成された第3基板は第1基板の外面
上に塵埃が付着することを防止できるとともに、第3基
板の入射面が液晶層から離れることによるデフォーカス
効果により第3基板の入射面に付着する埃塵による画質
の低下を抑制することができる。さらに、第3基板の光
入射面自体を傾斜させているため、部品点数の増大を抑
制できる。また、明視方向側から斜めに入射する光量に
対する、コントラスト比の向上を阻害する逆明視方向側
から斜めに入射する光量の比をさらに低減することがで
きるので、やはり画像のコントラストの向上を図ること
ができる。この場合において、第3基板は第1基板の外
面上に例えば透明接着剤を介して面接着されていること
が好ましい。
前記第1基板の屈折率より大きいことが好ましい。
上に形成された第3基板の光入射面が液晶層に対して明
視方向に傾斜していることにより、第3基板によって入
射光が屈折し、明視方向側からの光をより多く液晶層に
入射できる。そして第3基板の屈折率が第1基板の屈折
率より大きいことにより、光が第3基板から第1基板に
入射した時に、屈折率の違いにより、さらに光が屈折
し、明視方向側からの光をさらに多く液晶層に入射する
ことができる。よって、液晶装置から射出される画像の
コントラスト比を高めることができる。
基板の外面上に透明接着剤を介して面接着されているこ
とが好ましい。
外面上に透明接着剤を介して面接着することにより、第
1基板の外面上に形成された傷が画像に反映されること
を防止できる。
液晶層に対して明視方向側に傾いた方向から入射するよ
うに傾斜していることが好ましい。
視方向側に傾いた方向から入射するように構成されてい
ることにより、光入射面の傾斜角度と入射方向の傾斜角
度の双方によって、明視方向側からの光をより多く液晶
層に入射することができ、かつコントラストの向上を阻
害する逆明視方向側から液晶層に入射する光を低減でき
るため、コントラストの向上を図ることができる。従っ
て、光入射面の傾斜角度と入射方向の傾斜角度のそれぞ
れの傾斜角度を小さくしても、画質向上に関する充分な
効果を得ることができるので、光入射面の傾斜角度を小
さくすることにより、液晶装置全体の厚さを低減するこ
とが可能になり、また入射方向の傾斜角度を小さくする
ことにより既存の光学系を調整するだけで構成すること
が可能になる。
状に配置された画素領域を有し、前記各画素は前記第1
基板側に第1開口部を、前記第2基板側に第2開口部を
それぞれ有し、前記第1開口部の開口中心位置は前記第
2開口部の開口中心位置よりも明視方向側にずれている
ことが好ましい。
開口中心位置が第2開口部の開口中心位置に対して明視
方向側にずれていることにより、明視方向側から液晶層
に入射する光をより多く液晶層内に取り込み、より多く
出射させることができるので、光をより効率的に利用す
ることができ、画像を明るくすることができる。また、
明視方向側から斜めに入射する光量に対する逆明視方向
側から斜めに入射する光量の比を低減することができる
ので、さらにコントラストを高めることができる。
状に配置された画素領域を有し、前記各画素は前記第1
基板側に第1開口部を、前記第2基板側に第2開口部を
それぞれ有し、前記第1基板には前記各画素に対応して
マイクロレンズが形成され、該マイクロレンズの光学的
中心位置は前記第2開口部の開口中心位置よりも明視方
向側にずれていることが好ましい。
イクロレンズの光学的中心位置が出射側の第2開口部の
開口中心位置よりも明視方向にずれていることにより、
明視方向側から入射した光をマイクロレンズにより集光
したとき、集光した光を画素内に効率的に取り込むこと
ができるとともに、入射光のうち、明視方向側から斜め
に液晶層に入射する光量に対する逆明視方向側から斜め
に入射する光量の比を低減することができるので、さら
にコントラストを向上させることができる。
を第2基板自体若しくは第2基板の出射側に設ける場合
もある。この場合には、入射側のマイクロレンズにて集
光された光が液晶層を通過した後に、第2のマイクロレ
ンズによってほぼ平行な光束に変換されるように構成す
ることが、液晶装置の開口率を向上させた場合と同様の
効果が得られるなど、画像若しくは表示上の観点から見
てより好ましい。
基板の一方には前記画素を駆動するためのスイッチング
素子が形成され、該スイッチング素子は、前記第1開口
部の逆明視方向側、若しくは、前記第2開口部の明視方
向側に配置されていることが好ましい。
子を形成する領域には開口部を形成することができない
が、入射側の第1基板にスイッチング素子を形成する場
合には第1開口部の逆明視方向側にスイッチング素子を
配置することにより、画素において第1開口部を明視方
向側に広げて開口させることができ、また、出射側の第
2基板にスイッチング素子を形成する場合には第2開口
部の明視方向側にスイッチング素子を配置することによ
り、画素において第2開口部を逆明視方向側に広げて開
口させることができる。したがって、いずれの場合にお
いても、明視方向側から斜めに液晶層に入射する光を効
率的に画素内に取り込むことができるとともに出射させ
ることができ、しかも逆明視方向側から斜めに液晶層に
入射する光量比を低減できるため、コントラストの向上
及び実質的な開口率向上を図り、画像をはっきりと且つ
明るく形成することができる。
イッチング素子に接続される走査線及び容量線が、前記
第1開口部の逆明視方向側、若しくは、前記第2開口部
の明視方向側に配置されていることが好ましい。
子と同様に、走査線及び容量線を形成する領域には開口
部を形成することができないが、入射側の第1基板に走
査線及び容量線を形成する場合には第1開口部の逆明視
方向側に走査線及び容量線を配置することにより、画素
において第1開口部を明視方向側に広げて開口させるこ
とができ、また、出射側の第2基板に走査線及び容量線
を形成する場合には第2開口部の明視方向側に走査線及
び容量線を配置することにより、画素において第2開口
部を逆明視方向側に広げて開口させることができる。し
たがって、いずれの場合においても、明視方向側から斜
めに液晶層に入射する光を効率的に画素内に導入し、出
射させることができ、逆明視方向側から斜めに液晶層に
入射する光量比を低減できるため、コントラストの向上
及び実質的な開口率向上を図り、画像をはっきりと且つ
明るく形成することができる。
された光を前記液晶装置に導く集光系と、当該液晶装置
で光変調した光を拡大投射する拡大投射光学系とを有す
ることが好ましい。
の液晶層に明視方向側から光を入射することができるた
め、拡大投射光学系を通じてスクリーンなどに投影され
る投射画像のコントラストを向上させることができる。
液晶層に対して前記明視方向側に傾いた方向から光を前
記液晶装置に照射するように構成されていることが好ま
しい。
視方向側に傾いた方向から入射するように構成されてい
ることにより、傾斜面の傾斜角度と入射方向の傾斜角度
の双方によって明視方向側からの光をより多く液晶層に
入射することができ、かつコントラストの向上を阻害す
る逆明視方向側から液晶層に入射する光を低減できるた
め、コントラストの向上を図ることができる。従って、
傾斜面の傾斜角度と入射方向の傾斜角度のそれぞれの傾
斜角度を小さくしても、画質向上に関する充分な効果を
得ることができるので、傾斜面の傾斜角度を小さくする
ことにより液晶装置全体の厚さを低減することが可能に
なり、また入射方向の傾斜角度を小さくすることにより
既存の光学系を調整するだけで構成することが可能にな
る。
ンズを有し、前記集光レンズは前記液晶層に対して前記
明視方向側に傾いた方向から光を前記液晶装置に照射す
るように配置されていることが好ましい。
層に対して前記明視方向側に傾いた方向から光を前記液
晶装置に照射するように配置することによって、明視方
向側からの光をより多く液晶層に入射することができ、
かつコントラストの向上を阻害する逆明視方向側から液
晶層に入射する光を低減できるため、コントラストの向
上を図ることができる。また、本構成によれば、光学系
を大幅に変更することなく、既存の光学系をわずかに変
更するだけで構成することが可能である。
ラーを有し、前記反射ミラーは、前記液晶層に対して前
記明視方向側に傾いた方向から光を前記液晶装置に照射
するように配置されていることが好ましい。
ーを前記液晶層に対して前記明視方向側に傾いた方向か
ら光を前記液晶装置に照射するように配置することによ
って、明視方向側からの光をより多く液晶層に入射する
ことができ、かつコントラストの向上を阻害する逆明視
方向側から液晶層に入射する光を低減できるため、コン
トラストの向上を図ることができる。また、本構成によ
れば、光学系を大幅に変更することなく、既存の光学系
をわずかに変更するだけで構成することが可能である。
られている場合には、該複数枚の液晶装置毎に、入射す
る光の光軸が液晶装置の法線方向に対して傾いている角
度がそれぞれ所定の値に設定されていることが好まし
い。
られるとともに、該複数枚の液晶装置毎に、前記集光レ
ンズと前記反射ミラーの少なくとも一方に、入射する光
の光軸が液晶装置の法線方向に対して角度を調整する調
整手段を有することが好ましい。
ピ−クとなる入射光の角度は、液晶パネルの法線方向よ
り明視方向側に傾いている。この角度は液晶パネルによ
ってばらつきがあり、通常2〜8度程度である。このよ
うな場合においても、本発明の集光レンズと反射ミラー
の少なくとも一方の角度を調節し、液晶パネルへ入射す
る光の光軸を法線方向に対して調整することにより、液
晶パネル毎に最適な角度に配置することができ、さらに
コントラストを向上させることができる。
晶層に対して直交するように構成されていることが好ま
しい。
射光学系の光軸が直交していることにより、投射画像中
の拡大率の差異によって生ずるキーストーン歪みを低減
することができる。
て傾いている傾斜面とは、液晶層の広がり方向の仮想平
面に対して平行でも直交してもいないこと、すなわち、
仮想平面の法線に対して傾いていることを言い、液晶層
における実質的な光変調作用を成す光学面(光変調面)
に対して傾いていることを示すものである。
開口中心位置とは画素領域内の表示に寄与する部分の交
点、あるいは交点を特定できないような形状の場合は画
素内の表示に寄与する部分の重心を示す。また、マイク
ロレンズの光学的中心位置は、マイクロレンズの幾何学
的な中心位置ではなく、光軸、即ちレンズの光学表面の
曲率中心を結んだ線上の位置を意味する。
「明視方向側にずらす」ということは単に明視方向に向
けて配置したりずらしたりすることを意味するだけでな
く、液晶層に沿ったいずれかの明視方向に近い方向に配
置したり、ずらしたりすることも含むものとする。例え
ば、明視方向が1時半方向である場合におけるずらす方
向としては12時方向或いは3時方向を含み、また明視
方向が10時半である場合におけるずらす方向としては
12時方向或いは9時方向を含むものとし、このような
方向にずらすことによりコントラストの高い表示を行う
ことができる。
開口部としては、第1基板及び第2基板の内面上に形成
された遮光膜に取り囲まれるようにして画成されている
ことが好ましい。
液晶装置及びこれを用いた投射型表示装置の各実施形態
を説明する。なお、以下に説明する各実施形態に係る液
晶装置は、先に説明した従来の液晶装置と基本的な構成
が同一なので、共通する機能を有する部分には同じ符号
を付して説明する。尚、各実施の形態をそれぞれ説明す
る前に、各実施の形態で共通する構成を説明しておく。
む電子機器の一例として、投射型表示装置装置の概略構
成例を示すものである。図1に示されるように投射型表
示装置2001は、液晶パネル10を含む液晶装置であ
る液晶表示モジュールを3個用有し、3個の液晶装置は
各々RGB用のライトバルブ2030R、2030G及
び2030Bとして用いられている。液晶プロジェクタ
2001のハウジング内には光学ユニットが搭載され、
この光学ユニット内には、光源ランプ2011(光源)
と、微小なレンズの集合体からなるインテグレータレン
ズ2012,2014、及び、偏光分離膜とλ/4波長
板との集合体からなる偏光変換素子2016を備える照
明用光学系2015と、この照明用光学系2015から
出射される白色光束を、赤、緑、青の各色光束R,G,
Bに分離する色分離光学系2020と、各色光束を変調
する上記3枚のライトバルブ2030R、2030G及
び2030Bと、変調された色光束を再合成する色合成
光学系としてのダイクロイックプリズムからなるプリズ
ムユニット2042と、合成された光束をスクリーンに
拡大投射する投射レンズユニット2050(拡大投射光
学系)とが構成されている。
ンプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用い
ることができる。この光学ユニットでは、偏光変換素子
2016において各プリズム体で分離されたP偏光及び
S偏光のうち、P偏光の出射位置にλ/2板を配置した
構成に相当するため、光束をS偏光に揃えることができ
る。
7を備えており、照明用光学系2015の中心光軸を装
置前方に向けて直角に折り曲げるようにしている。色分
離光学系2020には、赤緑反射ダイクロイックミラー
2022と、緑反射ダイクロイックミラー2024と、
反射ミラー2026とが配置されている。光源ランプ2
011から出射された白色光束は、照明用光学系201
5を経て、まず、赤緑反射ダイクロイックミラー202
2において、そこに含まれている赤色光束R及び緑色光
束Gが直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー
2024の側に向かう。青色光束Bはこの赤緑反射ダイ
クロイックミラー2022を透過して、後方の反射ミラ
ー2026で直角に反射されて、青色光束の出射部から
プリズムユニット2042の側に出射される。赤緑反射
ダイクロイックミラー2022において反射された赤及
び緑の光束R,Gのうち、緑反射ダイクロイックミラー
2024において、緑色光束Gのみが直角に反射され
て、緑色光束の出射部からプリズムユニット2042の
側に出射される。これに対して、緑反射ダイクロイック
ミラー2024を通過した赤色光束Rは、赤色光束の出
射部から導光系2044の側に出射される。色分離光学
系2020における各色光束の出射側には、それぞれ集
光レンズ2027R、2027G、2027Bが配置さ
れている。したがって、各出射部から出射した各色光束
は、これらの集光レンズ2027R,2027G,20
27Bに入射して各ライトバルブ2030R,2030
G,2030Bに集光される。このようにして、本実施
形態では、照明用光学系2015、色分離光学系202
0、集光レンズ2027R,2027G,2027Bお
よび導光系2044によって光源ランプ2011から出
射された光を集光しながら各ライトバルブ2030R,
2030G,2030Bに導く集光光学系が構成されて
いる。
のうち、青色及び緑色の光束B,Gはライトバルブ20
30B、2030Gに入射して変調され、各色光に対応
した画像情報(映像情報)が附加される。すなわち、こ
れらのライトバルブは図示しない駆動手段によって画像
情報に応じてスイッチング制御されて、これにより、こ
こを通過する各色光の変調が行われる。このような駆動
手段は公知の手段をそのまま使用することができる。
してライトバルブ2030Rに導かれて、ここにおい
て、同様に画像情報に応じて変調が施される。なお、導
光系2044は、入射側レンズ2045と、入射側反射
ミラー2046と、出射側反射ミラー2047と、これ
らの間に配置した中間レンズ2048とによって構成さ
れている。
0G,2030Bを通って変調された各色光束は、プリ
ズムユニット2042に入射され、ここで再合成され
る。ここで再合成されたカラー画像は、投射レンズユニ
ット2050を介して、所定の位置にあるスクリーン
(投射面)上に拡大投影される。
液晶パネルの構造について説明する。図2は、本実施形
態に係る液晶装置の液晶パネル10を対向基板の側から
みた概略平面図であり、図3は図2のVI−VI線で切断し
たときの液晶パネル10の概略断面図である。
は、多数の画素電極がマトリクス状に形成されたアクテ
ィブマトリクス基板11と、対向電極が形成された対向
基板12と、これらのアクティブマトリクス基板11と
対向基板12との間に封入、挟持されている液晶で構成
される液晶層10aとから概略構成されている。アクテ
ィブマトリクス基板11と対向基板12とは、対向基板
12の外周縁に沿って形成されたギャップ材含有のシー
ル材14によって所定の間隙を介して貼り合わされてい
る。また、アクティブマトリクス基板11と対向基板1
2との間には、ギャップ材含有のシール材14によって
液晶封入領域が区画形成され、この内側に液晶層10a
が形成されている。シール材14としては、エポキシ樹
脂や各種の紫外線硬化樹脂などを用いることができる。
また、ギャップ材としては、約2μm〜約10μmの無
機あるいは有機質のファイバ若しくは球を用いることが
できる。
11よりも小さく、アクティブマトリクス基板11の周
辺部分は、対向基板12の外周縁よりはみ出た状態に貼
り合わされる。従って、アクティブマトリクス基板11
の駆動回路(走査線駆動回路17やデータ線駆動回路1
8)や入出力端子19は対向基板12から露出した状態
にある。ここで、シール材14は部分的に途切れて液晶
注入口14aが構成されている。対向基板12とアクテ
ィブマトリクス基板11とを貼り合わせた後、液晶注入
口14aから液晶を注入し、さらにその後、液晶注入口
14aを封止剤15で塞ぐ。尚、対向基板12には、シ
ール材14の内側において画像表示領域と非表示領域と
を仕切るための遮光膜12aも形成されている。また、
対向基板12のコーナー部のいずれにも、アクティブマ
トリクス基板11と対向基板12との間で電気的導通を
とるための上下導通材が形成されている。
(ACF)などを介してフレキシブル配線基板16の一
端部が導電接続され、このフレキシブル配線基板16の
他端部は後述する投射型表示装置の内部に設置されたコ
ネクタに接続される。
発明に係る液晶装置の第1実施形態について説明する。
この実施形態では、上述と同様の液晶パネル10を有
し、液晶パネル10の対向基板12の外面上に透明基板
5を図示しない透明接着剤を介して面接着している。こ
こで、透明基板5及び透明接着剤は対向基板12と屈折
率がほぼ等しいものが好ましい。透明基板5の外面5a
の傾斜面は液晶パネル10の液晶層10aに対して明視
方向側に傾斜している。ここで、明視方向側に傾斜して
いるとは、逆明視方向から明視方向に向けて外面5aが
液晶層10aに接近するように傾斜している状態を言
う。したがって、外面5aは明視方向とは直交する方
向、すなわち、図4の紙面と直交する方向について傾斜
していても構わない。なお、上記の液晶パネル10と透
明基板5からなるパネル構成体は遮光性を有するケース
体30の内部に収容されている。
入射光Iの入射方向は液晶パネル10の液晶層10aの
法線方向とほぼ一致するようになっている。入射光Iが
入射すると、透明基板5aの外面において光は屈折さ
れ、対向基板12を通過して液晶層10aに明視方向側
から斜めに入射する。液晶層10aを透過した光はアク
ティブマトリクス基板11を透過して図示右側へ出射さ
れる。
5の外面5aが液晶層10aに対して明視方向側に傾斜
していることにより、光の屈折作用により液晶層10a
に対して光が明視方向側から斜めに入射するので、液晶
パネル10のコントラスト比が向上し、良好な画像若し
くは表示を実現することができる。ここで、外面5aの
傾斜角度は出射光の光軸方向から見たコントラスト比が
最良となる角度を選べばよい。この選ばれる角度は、透
明基板5或いはアクティブマトリクス基板11、対向基
板12の屈折率や液晶層10aの光学特性によって決定
される。
0の光入射側に透明基板5を面接着し、この透明基板5
の外面5aを明視方向に傾斜させているが、透明基板5
を面接着することなく、対向基板12自体の外面を傾斜
面として明視方向に傾斜させてもよい。もちろん、この
場合に対向基板12の外面にさらに透明基板を面接着し
てもよいが、透明基板の外面が結果的に液晶層に対して
明視方向に傾斜していなければならない。さらに、複数
枚の透明基板を対向基板12に面接着してもよい。この
場合には、最終的にもっとも外側の透明基板の外面が傾
斜していればよい。
リクス基板11の外面にも透明接着剤を介して従来と同
様の平行平板状の透明基板3(図1に点線で示す。)を
面接着してもよい。また、この透明基板3の代わりに、
外面6aが逆明視方向に傾斜した透明基板6(図1に破
線で示す。)を面接着してもよい。この透明基板6を設
けることによって、図示のように透明基板5によって屈
折した光は透明基板6の外面6aにおいて逆方向に屈折
し、入射光の入射方向と出射光の出射方向との角度を減
殺することができ、特に、入射方向と出射方向とを平行
にすることもできる。
変形例について、図5を用いて説明する。第1実施形態
の変形例は、第1実施形態と同様な構成を有し、異なる
点のみ説明する。本変形例は、第1実施形態と同様に光
の入射側に透明基板5と対向基板12を設けているが、
透明基板5の屈折率が対向基板12の屈折率より大きく
なるような部材を用いている点で異なる。かかる構成に
よれば、透明基板5から対向基板12に光が入射した時
に、屈折率の違いにより、さらに光が屈折し、明視方向
側からの光を液晶層10aにより多く入射させることが
できる。
発明に係る液晶装置の第2実施形態について説明する。
この実施形態においても液晶パネル10は上記第1実施
形態のものと同様であり、異なる点のみ説明する。本実
施形態では、液晶パネル10の対向基板12の外面上に
透明接着剤を介して透明基板7を面接着している。この
透明基板7の外面7aもまた、液晶層10aに対して明
視方向に傾斜している。液晶パネル10と透明基板7か
らなるパネル構造体はケース体40の内部に収容されて
いる。
明基板7の外面7aに対してほぼ直交するように配置さ
れ、透明基板7は傾斜面を有している。そのため、液晶
パネル10は入射方向に対して傾斜していることにな
り、本実施形態においても、入射光Iは透明基板7及び
対向基板12を通過した後、明視方向側から斜めに液晶
層10aに入射する。したがって、本実施形態において
も第1実施形態と同様に、液晶パネル10のコントラス
トが向上し、良好な画像若しくは表示を形成することが
できる。
いて述べたように、図示点線で示す平行平板状の透明基
板3をアクティブマトリクス基板11の外面上に透明接
着剤を介して面接着してもよい。また、図示破線で示す
ように、透明基板3の代わりに、外面8aが液晶層に対
して逆明視方向に傾斜した透明基板8を面接着してもよ
い。この透明基板8を設けることにより、上記と同様に
入射光の入射方向と出射光の出射方向との間の角度差を
減殺することができ、入射方向と出射方向とを平行にす
ることも可能である。さらに、複数枚の透明基板を対向
基板12に面接着してもよい。この場合には、最終的に
もっとも外側の透明基板の外面が傾斜していればよい。
また、本実施形態においても、第1実施形態の変形例と
同様に、透明基板5の屈折率を対向基板12の屈折率よ
りも大きくすることにより、明視方向側からの光を多く
液晶層に入射させることができる。
は、入射光Iの入射方向と液晶層若しくは光入射面(外
面5a,7a)との関係において異なるものの、液晶装
置内の基本的な構成については共通している。本発明は
上記第1実施形態のように入射方向と液晶層とが直交す
る場合、上記第2実施形態のように入射方向と傾斜面で
ある光入射面(外面)とが直交する場合に限定されるも
のではなく、両者の中間状態である入射方向と液晶層若
しくは傾斜面との間の任意の関係において効果が得られ
るものである。
いて図7及び図8を用いて説明する。第3実施形態は、
上記第1実施形態乃至第2実施形態に示す液晶装置に用
いられる液晶パネル10の好適な細部構造に関するもの
である。
用いたアクティブマトリクス基板11、対向基板12お
よびこれらの基板の貼り合わせ構造を拡大して示す平面
配置図であり、図8は、本実施形態に係る液晶パネル1
0に用いたアクティブマトリクス基板11、対向基板1
2およびこれらの基板の貼り合わせ構造を拡大して示
す、図7に示すVIII-VIII'線に沿って切断した状態を示
す断面図である。
は、アクティブマトリクス基板11上にクロムなどの金
属膜からなる遮光膜111(図7において右上に伸びる
斜線でその形成領域を示す)が形成され、その上を下地
保護膜112が被覆している。この遮光膜111は、隣
接する画素の境界部分にマトリクス状に形成されてい
る。このため、遮光膜111は、アクティブマトリクス
基板11に形成されたデータ線118、走査線114、
容量線116、データ線と走査線114との交差部に形
成されたTFT119、蓄積容量115などと平面的に
重なる領域に形成されている。この遮光膜111によっ
てアクティブマトリクス基板11の各画素Gには図8に
示す第2開口部A2がマトリクス状に区画形成されてい
る。この第2開口部A2に対応する平面領域には下地保
護膜112上に透明な画素電極113が形成されてい
る。さらに、以上の構造上には配向膜117が形成され
ている。
マトリクス基板11の遮光膜111と対向するように遮
光膜121(図7において左上に伸びる斜線でその形成
領域を示す。)がマトリクス状に形成され、この遮光膜
121によって第1開口部A1がマトリクス状に区画形
成されている。また、対向基板12には遮光膜121の
上に透明な対向電極123が形成されている。さらに、
これらの構造上には配向膜124が形成されている。そ
して、アクティブマトリクス基板11上の配向膜117
と対向基板12上の配向膜124との間には、前述の液
晶が充填されている。
て画素スイッチング用のTFT119が位置する方(図
示左側)が明視方向になっており、それとは反対側が逆
明視方向になっている。
開口部A1の開口中心位置C1は、第2開口部A2の開
口中心位置C2よりも明視方向側にずれるように構成さ
れている。即ち、遮光膜111は明視方向側で第1開口
部A1とWだけ重なるように構成されている。このた
め、対向基板12の側から入射した光のうち、明視方向
に傾いた方向から入射した光であって、第1開口部A1
の周縁部を通過した光は、アクティブマトリクス基板1
1の第2開口部A2から出射され、表示に関与するが、
逆明視方向に傾いた方向から対向基板12に入射した光
であって、第1開口部A1の明視方向側の周縁部を通過
した光は、アクティブマトリクス基板11に対して第2
開口部A2から外れて、各画素Gの明視方向側に位置す
る遮光膜111によって遮られるので、アクティブマト
リクス基板11から出射されない。したがって、対向基
板12側から入射する光に明視方向および逆明視方向に
傾いた光が含まれていたとしても、コントラストを低下
させる原因となる逆明視方向に傾いた光は表示に関与す
る割合が少なくなる。よって、本実施形態の液晶パネル
10によれば、コントラストの高い表示を行うことがで
きる。
施形態及び第2実施形態に示すように、明視方向側から
液晶層10aにより多くの光が入射するように構成され
ているので、逆明視方向側から斜めに入射する光の寄与
を低減しつつ、明視方向側から斜めに入射するより多く
の光を効率的に透過させることができる。従って、実質
的な開口率を高めることができ、コントラストの向上と
表示の明るさの双方を達成することができる。
各画素Gにおいて、画素スイッチング用のTFT119
及びそれに接続された走査線114、容量線116が画
素電極113に対して明視方向側に形成されているの
で、逆明視方向に傾いた方向から入射した光を効果的に
遮ることができる。すなわち、アクティブマトリクス基
板11において、第2開口部A2は、基本的には、デー
タ線118、走査線114および容量線116によって
矩形に区画された領域から画素スイッチング用のTFT
119および蓄積容量115の形成領域を除いた領域と
して構成されるので、画素スイッチング用のTFT11
9、走査線114、及びそれに接続された容量線が形成
されている側ではその分だけ遮光膜111が張り出して
いる。このため、画素スイッチング用のTFT119及
びそれに接続された走査線114、容量線116が形成
されている側ではその分だけ、光が通らない領域が広い
ことになるので、逆明視方向に傾いた方向から入射した
光を画素スイッチング用のTFT119、それに接続さ
れた走査線114、容量線116を形成した領域を利用
して遮ることができる。本実施形態においては、遮光膜
111が第2開口部A2を規定するように形成されてい
るが、遮光膜111がない場合、あるいはあったとして
も第2開口部A2を規定するほど幅広に形成されていな
い場合もある。そのような場合であっても、走査線等の
配線や画素スイッチング用TFTが遮光膜111の代わ
りとして機能して、逆明視方向に傾いた方向から入射し
た光は画素スイッチング用のTFT119、それに接続
された走査線114、容量線116により遮ることがで
きる。
クス基板11の側に形成されている遮光膜111が、対
向基板12の側に形成されている第1開口部A1に対し
て逆明視方向側と比較して明視方向側で幅広に重なって
いるが、これとは逆に、遮光膜121が画素Gの逆明視
方向側においてアクティブマトリクス基板11の第2開
口部A2に対して明視方向側に較べて幅広に重なるよう
に構成されていてもよい。また、このように遮光膜12
1が逆明視方向側において第2開口部A2に重なる構成
は、上記本実施形態のように遮光膜111が第1開口部
A1に対して明視方向側で幅広に重なっている構成と組
み合わせてもよい。すなわち、第1開口部A1が全体的
に第2開口部A2に対して明視方向側にずれるように形
成されていてもよい。
参照して本発明に係る第4実施形態の液晶装置について
説明する。図9は本実施形態に係る液晶パネル10に用
いたアクティブマトリクス基板11、対向基板12およ
びこれらの基板の貼り合わせ構造を拡大して示す平面配
置図であり、図10は、本実施形態に係る液晶パネル1
0に用いたアクティブマトリクス基板11、対向基板1
2およびこれらの基板の貼り合わせ構造を拡大して示
す、図9に示すX-X'線に沿って切断した状態を示す断
面図である。
様に第1実施形態及び第2実施形態の液晶装置に内蔵さ
れる液晶パネル10の構造に関するものであり、第3実
施形態と同様に、アクティブマトリクス基板11上に、
遮光膜111、下地保護膜112、画素電極113、走
査線114、蓄積容量115、容量線116、配向膜1
17、データ線118、TFT119などが形成され、
対向基板12上に、遮光膜121、対向電極123、配
向膜124が形成されている。
ティブマトリクス基板11の画素電極113と対向する
ようにマイクロレンズ125(微少レンズ)がマトリク
ス状に形成されている。このような構造の対向基板12
は、たとえば、マイクロレンズ125の光学面が表面上
に形成されたレンズアレイ基板126に対して、接着剤
として機能する透明な合成樹脂127によって薄板ガラ
ス128を貼り合わせることによって構成されている。
レンズアレイ基板126に対して合成樹脂127は屈折
率が異なる(図10の場合は、屈折率が低い。)ので、
レンズアレイ基板126と合成樹脂127との曲面上の
境界面は画素Gに光を集光するマイクロレンズ125と
なる。
て画素スイッチング用のTFT119が位置する側(図
示左側)が明視方向になっており、それとは反対側(図
示右側)が逆明視方向になっている。
マイクロレンズ125の焦点位置L1をアクティブマト
リクス基板11の第2開口部A2の開口中心位置C2に
対して、距離dだけ明視方向側にずらしてある。このた
め、液晶パネル10においては、対向基板12の側から
入射した光のうち、明視方向側に傾いた方向から入射し
た光はマイクロレンズ125で屈折してもアクティブマ
トリクス基板11の第2開口部A2から出射され、表示
に関与する。これに対して、逆明視方向側に傾いた方向
から対向基板12に入射した光はマイクロレンズ125
で屈折した後、アクティブマトリクス基板11に対して
は第2開口部A2から外れた位置に照射され、各画素G
において明視方向側に位置する遮光膜111によって遮
られるものが出てくる。したがって、逆明視方向側から
斜めに入射した光による出射光の寄与を低減することが
できる。それ故、対向基板12側から入射する光に明視
方向および逆明視方向に傾いた光が含まれていたとして
も、コントラストを低下させる原因となる逆明視方向に
傾いた光についてはアクティブマトリクス基板11から
出射されるのを抑えることができるので、表示に関与し
にくくなる。よって、本発明を適用した液晶パネル10
によれば、コントラストの高い表示を行うことができ
る。
第3実施形態で説明したように各画素Gにおいて、画素
スイッチング用のTFT119及びそれに接続された走
査線114、容量線116が画素電極113に対して明
視方向側に形成されているので、逆明視方向に傾いた方
向から入射した光を効果的に遮ることができる。
レンズを形成する場合を説明したが、アクティブマトリ
クス基板11側に各画素Gに対応したマイクロレンズを
設けてもよい。また、対向基板12とアクティブマトリ
クス基板11の両方にマイクロレンズを設けても良い。
この場合、アクティブマトリクス基板11に形成するマ
イクロレンズは液晶パネルに明視方向側から傾いて入射
された光を拡散光とすることが可能となるため、画素の
光の開口率を実質的に高めることができる。また用途に
応じて拡大させたり、収束させたりしてもかまわない。
また、対向基板12に形成するマイクロレンズの光学的
中心位置L1を明視方向側にずらし、さらにアクティブ
マトリクス基板11に形成するマイクロレンズの光学的
中心位置を明視方向側にずらし、互いの焦点位置を一致
させるようにすれば、光の利用効率を高めることができ
る。
ィブマトリクス基板11自体にマイクロレンズを設けて
もよいが、対向基板12やアクティブマトリクス基板1
1の外面上に別途マイクロレンズを有するレンズアレイ
基板などを貼着してもよい。
態と同様に、対向基板12の側に形成された第1開口部
A1の開口中心位置C1を、アクティブマトリクス基板
11の側に形成された第2開口部A2の開口中心位置C
2に対して明視方向側にずらしてもよい。このように構
成するにあたっては、対向基板12の側に形成されてい
る遮光膜121が、アクティブマトリクス基板11の側
に形成されている第2開口部A2に対して明視方向側と
比較して逆明視方向側で幅広に重なっている構成の他、
アクティブマトリクス基板11の側に形成されている遮
光膜111が、対向基板12の側に形成されている第1
開口部A1に対して逆明視方向側と比較して明視方向側
で幅広に重なっている構成、あるいは、これらの構成を
共に有する構成であってもよい。
いて図11を参照して説明する。第5実施形態は、上記
第1実施形態、第2実施形態、あるいは第1実施形態と
第2実施形態に第3実施形態及び第4実施形態を組み合
わせた構成を有する液晶装置を液晶ライトバルブとして
投射型表示装置に適用した場合のさらに有効な構成につ
いて説明する。
の3枚の液晶ライトバルブ2030R、2030G、2
030Bのうちの液晶ライトバルブ2030Bを例にと
って説明するものであり、液晶ライトバルブ2030
B、集光レンズ2027B及び反射ミラー2026の傾
き姿勢を横方向(3時−9時方向)からみた状態として
示す説明図である。
晶ライトバルブ2030Bについては、第1及び第2実
施形態で説明したように、液晶層10aは、外面5aが
液晶層に対して明視方向に傾斜している分だけ光が液晶
層に対して明視方向側に傾斜していることとなる。従っ
て、液晶層10aには明視方向側から斜めに光が入射
し、上述と同様に液晶パネル10(液晶ライトバルブ2
030B)のコントラストを向上させることができる。
さらに、本実施形態では、例えば図11の点線で示すよ
うに反射ミラー2026(図1参照)において、液晶ラ
イトバルブ2030Bに入射する光の光軸Lが液晶ライ
トバルブ2030Bの法線M方向に対してさらに明視方
向側に傾くように、図11に一点鎖線で示す直立姿勢か
らやや後方に倒して、実線で示すような斜め上向き姿勢
にしている。さらに、本実施形態では、集光光学系に用
いた集光レンズ2027B(図1参照)についても、液
晶ライトバルブ2030Bに入射する光の光軸Lが液晶
ライトバルブ2030Bの法線M方向に対してさらに明
視方向側に傾くように、図11に一点鎖線で示す直立姿
勢からやや後方に倒して、実線で示すような斜め上向き
姿勢にしてある。
ルブは、第1実施形態乃至第4実施形態の液晶装置の構
成のいずれかを有し、さらに投射型表示装置は本実施形
態の集光光学系と反射ミラーの少なくとも一方の配置と
を組み合わせることにより、コントラストをさらに向上
させることができる。
角度に限界があって液晶ライトバルブ2030Bの傾斜
面を最適な角度にまで傾かせることができなくても、こ
のような傾きの不足分を集光光学系の反射ミラー202
6や集光レンズ2027Bの傾きによって補うことがで
きる。よって、本実施形態によれば、液晶ライトバルブ
2030Bに入射する光の光軸Lを液晶ライトバルブ2
030Bの光入射面に対する法線M方向からみて明視方
向側に、コントラスト特性の面で最適な条件にまで傾け
ることができる。
る光軸の傾きは、上記のように集光レンズ2027Bや
反射ミラー2026によって最適化することができる
が、液晶ライトバルブ2030Rに対する光軸の傾き
は、たとえば、集光レンズ2027Rや反射ミラー20
47などよって行うことができ、液晶ライトバルブ20
30Gに対する光軸の傾きは、たとえば、集光レンズ2
027Gや緑反射ダイクロイックミラー2024などに
よって行うことができる。
に、液晶ライトバルブ(液晶装置)が複数枚用いられて
いる場合には、各液晶ライトバルブ2030R、203
0G、2030B毎に、入射する光の光軸が各液晶ライ
トバルブの法線方向に対して傾く角度が最適な角度に設
定されていることが好ましい。このように構成する際に
は、各液晶ライトバルブ2030R、2030G、20
30Bに対応する集光レンズや反射ミラーの傾きを各色
毎に最適化することが好ましい。また、最適な角度は、
液晶装置毎にばらつきを有することがある。そのような
場合、液晶装置を投射型表示装置に組み込む際に、液晶
装置のコントラスト比を測定しながら集光レンズと反射
ミラーの少なくとも一方の角度を調整手段により調整し
て、液晶装置を投射型表示装置に固定するとよい。この
ような構成によれば、集光レンズあるいは反射ミラーの
角度を微調整すれば、液晶装置毎に最適なコントラスト
比を得ることができる。
ニット2050(拡大投射光学系)の光軸が液晶ライト
バルブの液晶層の光変調面に対して直交していることが
好ましい。このようにすることによって、レンズユニッ
ト2050の光軸に対して直交する投射面を有するスク
リーン(図示せず)に画像を投影した場合、キーストー
ン歪みの少ない画像を得ることが可能になる。
装置では、液晶層に対して入射光を明視方向側から斜め
に入射させることができるので、明視方向側から斜めに
入射する光量に対する逆明視方向側から斜めに入射する
光量の比を低減することができるので、コントラストの
高い表示を行うことができる。
の一例としてのプロジェクタの光学系の構成を示す概略
構成図である。
略平面図である。
略断面図である。
示す概略構成断面図である。
の構成を示す概略構成断面図である。
示す概略構成断面図である。
液晶パネルの対向基板に形成した開口部と、アクティブ
マトリクス基板に形成した開口部との位置関係を示す平
面配置図である。
液晶パネルの内部構成を模式的に示す概略拡大断面図で
ある。
液晶パネルの対向基板に形成したマイクロレンズと、ア
クティブマトリクス基板に形成した開口部との位置関係
を示す平面配置図である。
る液晶パネルの内部構成を模式的に示す概略拡大断面図
である。
置により構成されるライトバルブに対して反射ミラー及
び集光レンズを傾斜姿勢で設置した例を示す説明図であ
る。
ある。
及び光学特性の方向を示す説明図である。
視角φに対するコントラスト比の変化を示すグラフであ
る。
視角θに対するコントラスト比の変化を示すグラフであ
る。
の関係を示す説明図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 一対の第1基板と第2基板の間に液晶層
が挟持されてなり、前記第1基板側から光が入射され、
前記第2基板側から光が出射されるように用いられる液
晶装置であって、 前記液晶層の前記第1基板側には、前記液晶層に対して
傾斜した傾斜面を有することを特徴とする液晶装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記第1基板の外面
が前記傾斜面となっていることを特徴とする液晶装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記第1基板の前記
液晶層とは反対側に第3基板を有し、該第3基板の外面
が前記傾斜面となっていることを特徴とする液晶装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記第3基板の屈折
率は前記第1基板の屈折率より大きいことを特徴とする
液晶装置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4において、前記第
3基板は前記第1基板の外面上に透明接着剤を介して面
接着されていることを特徴とする液晶装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか一
項において、前記傾斜面は、光が前記液晶層に対して明
視方向側に傾いた方向から入射するように傾斜している
ことを特徴とする液晶装置。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか一
項において、複数の画素がマトリクス状に配置された画
素領域を有し、前記各画素は前記第1基板側に第1開口
部を、前記第2基板側に第2開口部をそれぞれ有し、前
記第1開口部の開口中心位置は前記第2開口部の開口中
心位置よりも明視方向側にずれていることを特徴とする
液晶装置。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか一
項において、複数の画素がマトリクス状に配置された画
素領域を有し、前記各画素は前記第1基板側に第1開口
部を、前記第2基板側に第2開口部をそれぞれ有し、前
記第1基板には前記各画素に対応してマイクロレンズが
形成され、該マイクロレンズの光学的中心位置は前記第
2開口部の開口中心位置よりも明視方向側にずれている
ことを特徴とする液晶装置。 - 【請求項9】 請求項7又は請求項8において、前記第
1基板と前記第2基板の一方には前記画素を駆動するた
めのスイッチング素子が形成され、該スイッチング素子
は、前記第1開口部の逆明視方向側、若しくは、前記第
2開口部の明視方向側に配置されていることを特徴とす
る液晶装置。 - 【請求項10】 請求項7から請求項9までのいずれか
一項において、前記各画素では、前記スイッチング素子
に接続される走査線及び容量線が、前記第1開口部の逆
明視方向側、若しくは、前記第2開口部の明視方向側に
配置されていることを特徴とする液晶装置。 - 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれ
か一項に記載された液晶装置を用いた投射型表示装置で
あって、光源と、該光源から出射された光を前記液晶装
置に導く集光光学系と、当該液晶装置で光変調した光を
拡大投射する拡大投射光学系とを有することを特徴とす
る投射型表示装置。 - 【請求項12】 請求項11において、前記集光光学系
は、前記液晶層に対して前記明視方向側に傾いた方向か
ら光を前記液晶装置に照射するように構成されているこ
とを特徴とする投射型表示装置。 - 【請求項13】 請求項12において、前記集光光学系
は集光レンズを有し、前記集光レンズは前記液晶層に対
して前記明視方向側に傾いた方向から光を前記液晶装置
に照射するように配置されていることを特徴とする投射
型表示装置。 - 【請求項14】 請求項12において、前記集光光学系
は反射ミラーを有、前記反射ミラーは前記液晶層に対し
て前記明視方向側に傾いた方向から光を前記液晶装置に
照射するように配置されていることを特徴とする投射型
表示装置。 - 【請求項15】 請求項11から請求項14までのいず
れか一項において、前記液晶装置が複数枚用いられてい
るとともに、該複数枚の液晶装置毎に、入射する光の光
軸が液晶装置の法線方向に対して傾いている角度がそれ
ぞれ所定の値に設定されていることを特徴とする投射型
表示装置。 - 【請求項16】 請求項11から請求項14までのいず
れか一項において、前記液晶装置が複数枚用いられると
ともに、該複数枚の液晶装置毎に、前記集光レンズと前
記反射ミラーの少なくとも一方に、入射する光の光軸が
液晶装置の法線方向に対して角度を調整する調整手段を
有することを特徴とする請求項11に記載の投射型表示
装置。 - 【請求項17】 請求項11から請求項16までのいず
れか一項において、前記拡大投射光学系の光軸が前記液
晶層に対して直交するように構成されていることを特徴
とする投射型表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125072A JP2000314877A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 液晶装置及び投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125072A JP2000314877A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 液晶装置及び投射型表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000314877A true JP2000314877A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14901137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11125072A Withdrawn JP2000314877A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 液晶装置及び投射型表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000314877A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010052886A1 (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-14 | パナソニック株式会社 | 液晶表示装置 |
| WO2013031625A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11125072A patent/JP2000314877A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010052886A1 (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-14 | パナソニック株式会社 | 液晶表示装置 |
| US8390765B2 (en) | 2008-11-06 | 2013-03-05 | Panasonic Corporation | Liquid crystal display apparatus |
| WO2013031625A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
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