JP2000314984A - 消色性トナー - Google Patents
消色性トナーInfo
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- JP2000314984A JP2000314984A JP12270599A JP12270599A JP2000314984A JP 2000314984 A JP2000314984 A JP 2000314984A JP 12270599 A JP12270599 A JP 12270599A JP 12270599 A JP12270599 A JP 12270599A JP 2000314984 A JP2000314984 A JP 2000314984A
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- colorants
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消色のために照射される光のエネルギーを効
率よく消色反応に利用することができ、かつ彩度を低減
した消色性トナーを提供する。 【解決手段】 光により消色可能なトナーにおいて、色
相の異なる2種または3種の着色剤および消色剤を含
み、前記2種または3種の着色剤の可視光領域における
吸収ピークのピークトップがそれぞれ20nm以上離れ
ている消色性トナーにする。
率よく消色反応に利用することができ、かつ彩度を低減
した消色性トナーを提供する。 【解決手段】 光により消色可能なトナーにおいて、色
相の異なる2種または3種の着色剤および消色剤を含
み、前記2種または3種の着色剤の可視光領域における
吸収ピークのピークトップがそれぞれ20nm以上離れ
ている消色性トナーにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消色性トナーに関
する。さらに詳しくは、光導電性物質を利用し、電気的
潜像(静電潜像)を形成し、ついで該潜像をトナーを用
いて現像し、必要に応じて紙などの画像支持体上にトナ
ーからなる粉像を転写したのち、加熱、加圧もしくはそ
の他の適当な定着方法によって定着させる写真法または
印刷法に用いられる消色性トナーに関する。
する。さらに詳しくは、光導電性物質を利用し、電気的
潜像(静電潜像)を形成し、ついで該潜像をトナーを用
いて現像し、必要に応じて紙などの画像支持体上にトナ
ーからなる粉像を転写したのち、加熱、加圧もしくはそ
の他の適当な定着方法によって定着させる写真法または
印刷法に用いられる消色性トナーに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】不要
になった、または間違って複写した複写物や印刷物は、
廃棄されるのが一般的である。このような廃棄物は、焼
却されたり、埋め立てるなどの方法で処理される。
になった、または間違って複写した複写物や印刷物は、
廃棄されるのが一般的である。このような廃棄物は、焼
却されたり、埋め立てるなどの方法で処理される。
【0003】一方、自然保護の面や都市ゴミの問題の低
減の面などから、紙のリサイクル(再生紙)が注目され
ているが、古紙の回収にともない機密漏洩の問題が生じ
る、コスト高となるなどのため、あまり普及していない
のが実情である。したがって、前記のごとき複写物や印
刷物の文字や画像を容易に消去することが可能となれ
ば、オフィスなどにおける紙のリサイクルが可能とな
り、先にあげた問題が低減する。
減の面などから、紙のリサイクル(再生紙)が注目され
ているが、古紙の回収にともない機密漏洩の問題が生じ
る、コスト高となるなどのため、あまり普及していない
のが実情である。したがって、前記のごとき複写物や印
刷物の文字や画像を容易に消去することが可能となれ
ば、オフィスなどにおける紙のリサイクルが可能とな
り、先にあげた問題が低減する。
【0004】複写物や印刷物の文字や画像を消去してリ
サイクルするには、容易・迅速に、かつ安全に文字や画
像を消去する必要がある。この方法として、ある波長の
近赤外光に照射することにより消色する機能を有する染
料(特開平4−362935号公報)を結着樹脂中に含
有させた静電潜像現像用消色性トナー(特開平5−11
9520号公報他)や、この消色性トナーを用いた関連
技術があげられる。
サイクルするには、容易・迅速に、かつ安全に文字や画
像を消去する必要がある。この方法として、ある波長の
近赤外光に照射することにより消色する機能を有する染
料(特開平4−362935号公報)を結着樹脂中に含
有させた静電潜像現像用消色性トナー(特開平5−11
9520号公報他)や、この消色性トナーを用いた関連
技術があげられる。
【0005】消色性トナーは、光化学反応により着色剤
の色が無色になるため、コピーまたはプリントした紙の
リサイクルを行なうことができる。この光化学反応は、
着色剤の吸収した光エネルギーによって反応が起こるた
め、着色剤が吸収ピークを有する波長以外の波長の光で
は充分に光化学反応をおこすことができない。それゆ
え、消色のために照射される光のエネルギーすべてが効
率よく消色反応に利用されるわけではない。つまり、消
色のために照射される光のエネルギーには無駄が多い。
の色が無色になるため、コピーまたはプリントした紙の
リサイクルを行なうことができる。この光化学反応は、
着色剤の吸収した光エネルギーによって反応が起こるた
め、着色剤が吸収ピークを有する波長以外の波長の光で
は充分に光化学反応をおこすことができない。それゆ
え、消色のために照射される光のエネルギーすべてが効
率よく消色反応に利用されるわけではない。つまり、消
色のために照射される光のエネルギーには無駄が多い。
【0006】本来、消色性トナーは紙の使用量を減らす
ことによって、森林資源の保護、環境保護に貢献するた
めの製品であるため、エネルギーの消費量は少ない方が
コスト以外の点からも望ましい。
ことによって、森林資源の保護、環境保護に貢献するた
めの製品であるため、エネルギーの消費量は少ない方が
コスト以外の点からも望ましい。
【0007】また、消色性トナーは、黒でない有色であ
るが、一般の黒トナーと同じく文書を中心として書類な
どに使用されるものである。このような文字を中心とし
た書類の場合、鮮やかなカラーコピーは、細かい文字な
どはまぶしくて読みにくいため、消色性トナーの色は彩
度が低いほどよい。理想的には黒に近い色が好ましい。
るが、一般の黒トナーと同じく文書を中心として書類な
どに使用されるものである。このような文字を中心とし
た書類の場合、鮮やかなカラーコピーは、細かい文字な
どはまぶしくて読みにくいため、消色性トナーの色は彩
度が低いほどよい。理想的には黒に近い色が好ましい。
【0008】しかし、前記のような光化学反応によって
無色に変わる着色剤は、特定の化学構造を有する化合物
に限定される。たとえばカーボンなどのように黒トナー
に使用される着色剤のほとんどは、このような化学反応
を起こさない。
無色に変わる着色剤は、特定の化学構造を有する化合物
に限定される。たとえばカーボンなどのように黒トナー
に使用される着色剤のほとんどは、このような化学反応
を起こさない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
決するためになされたものであり、光により消色可能な
トナーにおいて、一般式(I): Z+ ・ A- (I) (式中、Z+は可視光領域から近赤外光領域に吸収をも
つ陽イオン、A-はホウ素イオン、ハロゲンイオン、過
塩素酸イオン、PF6 -、BF4 -、SbF6 -、OH-およ
びR−SO3 -から選ばれる陰イオン、ただし、Rはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、置換アルキル基、
置換アリール基または置換アラルキル基である)で表わ
される着色剤に属する色相の異なる2種の着色剤および
一般式(II):
決するためになされたものであり、光により消色可能な
トナーにおいて、一般式(I): Z+ ・ A- (I) (式中、Z+は可視光領域から近赤外光領域に吸収をも
つ陽イオン、A-はホウ素イオン、ハロゲンイオン、過
塩素酸イオン、PF6 -、BF4 -、SbF6 -、OH-およ
びR−SO3 -から選ばれる陰イオン、ただし、Rはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、置換アルキル基、
置換アリール基または置換アラルキル基である)で表わ
される着色剤に属する色相の異なる2種の着色剤および
一般式(II):
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1〜R8はそれぞれ独立して水素
原子、アルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環式
基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール基、
置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基または置換シリル基である)で表わされる消色剤を含
み、前記2種の着色剤の可視光領域における吸収ピーク
のピークトップが20nm以上離れていることを特徴と
する消色性トナー(請求項1)、光により消色可能なト
ナーにおいて、前記一般式(I)で表わされる着色剤に
属する色相の異なる3種の着色剤および前記一般式(I
I)で表わされる消色剤を含み、前記3種の着色剤の可
視光領域における吸収ピークのピークトップがそれぞれ
20nm以上離れていることを特徴とする消色性トナー
(請求項2)、一般式(I)で表わされる着色剤に属す
る3種の着色剤のうちの1種が、マンセル表色における
色相がG、BG、B、PBのいずれかであり、1種が
P、RP、Rのいずれかであり、のこりの1種がYR、
Y、GYのいずれかである請求項2記載の消色性トナー
(請求項3)、一般式(I)で表わされる着色剤に属す
る3種の着色剤のうちの1種が400〜500nmに吸
収ピークのピークトップを有し、1種が500〜570
nmに吸収ピークのピークトップを有し、のこりの1種
が570〜700nmに吸収ピークのピークトップを有
する請求項2または3記載の消色性トナー(請求項4)
およびマンセル表色における彩度(C)が12以下であ
る請求項1、2、3または4記載の消色性トナー(請求
項5)に関する。
原子、アルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環式
基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール基、
置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基または置換シリル基である)で表わされる消色剤を含
み、前記2種の着色剤の可視光領域における吸収ピーク
のピークトップが20nm以上離れていることを特徴と
する消色性トナー(請求項1)、光により消色可能なト
ナーにおいて、前記一般式(I)で表わされる着色剤に
属する色相の異なる3種の着色剤および前記一般式(I
I)で表わされる消色剤を含み、前記3種の着色剤の可
視光領域における吸収ピークのピークトップがそれぞれ
20nm以上離れていることを特徴とする消色性トナー
(請求項2)、一般式(I)で表わされる着色剤に属す
る3種の着色剤のうちの1種が、マンセル表色における
色相がG、BG、B、PBのいずれかであり、1種が
P、RP、Rのいずれかであり、のこりの1種がYR、
Y、GYのいずれかである請求項2記載の消色性トナー
(請求項3)、一般式(I)で表わされる着色剤に属す
る3種の着色剤のうちの1種が400〜500nmに吸
収ピークのピークトップを有し、1種が500〜570
nmに吸収ピークのピークトップを有し、のこりの1種
が570〜700nmに吸収ピークのピークトップを有
する請求項2または3記載の消色性トナー(請求項4)
およびマンセル表色における彩度(C)が12以下であ
る請求項1、2、3または4記載の消色性トナー(請求
項5)に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の光により消色可能なトナ
ーとしては、たとえば樹脂Aからなるマトリックス、着
色剤(染料)および消色剤からなる消色性トナーがあげ
られる。
ーとしては、たとえば樹脂Aからなるマトリックス、着
色剤(染料)および消色剤からなる消色性トナーがあげ
られる。
【0013】前記着色剤としては、一般式(I): Z+ + A- (I) (式中、Z+は可視光領域から近赤外光領域に吸収をも
つ陽イオン、A-はホウ素イオン、ハロゲンイオン、過
塩素酸イオン、PF6 -、BF4 -、SbF6 -、OH-およ
びR−SO3 -から選ばれる陰イオン、ただし、Rはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、置換アルキル基、
置換アリール基または置換アラルキル基である)で表わ
される着色剤に属する色相の異なる2種または3種の着
色剤が含まれ、該2種または3種の着色剤の可視光領域
における吸収ピークのピークトップがそれぞれ20nm
以上離れていることが必要である。このように、吸収ピ
ークのピークトップがそれぞれ20nm以上離れている
異なる色相の2種または3種の着色剤を使用するため、
色調が暗くなる。とくに、赤系、青系、黄系の色を混合
することにより無彩色、つまり黒に近くすることがで
き、細かい文字などでも読みやすい色にすることができ
る。また、消色のために照射される光の広い波長領域を
吸収し、消色反応に利用することができる。
つ陽イオン、A-はホウ素イオン、ハロゲンイオン、過
塩素酸イオン、PF6 -、BF4 -、SbF6 -、OH-およ
びR−SO3 -から選ばれる陰イオン、ただし、Rはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、置換アルキル基、
置換アリール基または置換アラルキル基である)で表わ
される着色剤に属する色相の異なる2種または3種の着
色剤が含まれ、該2種または3種の着色剤の可視光領域
における吸収ピークのピークトップがそれぞれ20nm
以上離れていることが必要である。このように、吸収ピ
ークのピークトップがそれぞれ20nm以上離れている
異なる色相の2種または3種の着色剤を使用するため、
色調が暗くなる。とくに、赤系、青系、黄系の色を混合
することにより無彩色、つまり黒に近くすることがで
き、細かい文字などでも読みやすい色にすることができ
る。また、消色のために照射される光の広い波長領域を
吸収し、消色反応に利用することができる。
【0014】前記異なる色相の2種または3種の着色剤
として、マンセル表色における色相がG、BG、B、P
Bのいずれかと、P、RP、Rのいずれかと、YR、
Y、GYのいずれかとから選ばれる2種または3種を組
み合わせて用いることが、黒色に近くすることができる
点から好ましく、ことに各着色剤が400〜500n
m、500〜570nmおよび570〜700nmのい
ずれかの範囲に別々に吸収ピークのピークトップを有す
るものであって、それぞれのピークトップが20nm以
上離れているものが好ましい。
として、マンセル表色における色相がG、BG、B、P
Bのいずれかと、P、RP、Rのいずれかと、YR、
Y、GYのいずれかとから選ばれる2種または3種を組
み合わせて用いることが、黒色に近くすることができる
点から好ましく、ことに各着色剤が400〜500n
m、500〜570nmおよび570〜700nmのい
ずれかの範囲に別々に吸収ピークのピークトップを有す
るものであって、それぞれのピークトップが20nm以
上離れているものが好ましい。
【0015】一般式(I)で表わされる着色剤として
は、たとえば一般式(III):
は、たとえば一般式(III):
【0016】
【化3】
【0017】(式中、Z+は可視光領域から近赤外光領
域に吸収をもつ陽イオン、R9、R10、R11およびR12
はそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、脂環式基、
アリール基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シリル基、複素環式基、置換アルキル基、置換脂環
式基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換アルケ
ニル基、置換アルキニル基または置換シリル基を示す)
で表わされる陽イオン着色剤(陽イオン染料)または一
般式(IV): Z+・E- (IV) (式中、Z+は可視光領域から近赤外光領域に吸収をも
つ陽イオン、E-はハロゲンイオン、過塩素酸イオン、
PF6 -、SbF6 -、BF4 -、OH-またはスルホン酸イ
オン(R−SO3 -、ただし、Rはアルキル基、アリール
基、アラルキル基、置換アルキル基、置換アリール基ま
たは置換アラルキル基である)を示す)で表わされる陽
イオン着色剤(陽イオン染料)が代表例としてあげられ
る。
域に吸収をもつ陽イオン、R9、R10、R11およびR12
はそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、脂環式基、
アリール基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シリル基、複素環式基、置換アルキル基、置換脂環
式基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換アルケ
ニル基、置換アルキニル基または置換シリル基を示す)
で表わされる陽イオン着色剤(陽イオン染料)または一
般式(IV): Z+・E- (IV) (式中、Z+は可視光領域から近赤外光領域に吸収をも
つ陽イオン、E-はハロゲンイオン、過塩素酸イオン、
PF6 -、SbF6 -、BF4 -、OH-またはスルホン酸イ
オン(R−SO3 -、ただし、Rはアルキル基、アリール
基、アラルキル基、置換アルキル基、置換アリール基ま
たは置換アラルキル基である)を示す)で表わされる陽
イオン着色剤(陽イオン染料)が代表例としてあげられ
る。
【0018】前記一般式(III)におけるZ+の例のうち
の好ましいものとしては、たとえばシアニン、トリアリ
ールメタン、アミニウム 、ジインモニウム、チアジ
ン、キサンテン、チアジン、オキサジン、ジアリルメタ
ン、トリアリルメタン、スチリル、ピリリウム、チオピ
リリウム系陽イオン染料などに含まれる陽イオンなどが
あげられる。かかる陽イオン染料の代表例としては、た
とえば表1−1〜表1−7に記載されたものなどがあげ
られる。
の好ましいものとしては、たとえばシアニン、トリアリ
ールメタン、アミニウム 、ジインモニウム、チアジ
ン、キサンテン、チアジン、オキサジン、ジアリルメタ
ン、トリアリルメタン、スチリル、ピリリウム、チオピ
リリウム系陽イオン染料などに含まれる陽イオンなどが
あげられる。かかる陽イオン染料の代表例としては、た
とえば表1−1〜表1−7に記載されたものなどがあげ
られる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】なお、表1−1〜表1−7において、M
e:メチル基、Et:エチル基、n−Bu:n−ブチル
基、n−Hex:n−ヘキシル基、n−Oct:n−オ
クチル基、Ar:アリール基、Ph:フェニル基、To
l:トリル基、Anisyl:アニシル基、OMe:メ
トキシ基を表わす。
e:メチル基、Et:エチル基、n−Bu:n−ブチル
基、n−Hex:n−ヘキシル基、n−Oct:n−オ
クチル基、Ar:アリール基、Ph:フェニル基、To
l:トリル基、Anisyl:アニシル基、OMe:メ
トキシ基を表わす。
【0027】また、前記一般式(III)におけるR9、R
10、R11およびR12の具体例としては、前記のごとく水
素原子、アルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
式基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール
基、置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
ニル基、置換シリル基があげられるが、これらのなかで
もR9、R10、R11およびR12のうちの少なくとも1個
がアルキル基であることが、消色反応を促進するうえで
好ましい。
10、R11およびR12の具体例としては、前記のごとく水
素原子、アルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
式基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール
基、置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
ニル基、置換シリル基があげられるが、これらのなかで
もR9、R10、R11およびR12のうちの少なくとも1個
がアルキル基であることが、消色反応を促進するうえで
好ましい。
【0028】前記アルキル基の具体例としては、たとえ
ばn−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n
−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ドデシル基などの
炭素数1〜12、さらには4〜12のアルキル基があげ
られる。
ばn−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n
−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ドデシル基などの
炭素数1〜12、さらには4〜12のアルキル基があげ
られる。
【0029】また、前記脂環式基の具体例としては、た
とえばシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基などの炭
素数5〜6の脂環式基があげられる。
とえばシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基などの炭
素数5〜6の脂環式基があげられる。
【0030】さらに、前記アリール基の具体例として
は、たとえばフェニル基、ナフチル基など;アラルキル
基の具体例としては、たとえばベンジル基など;アルケ
ニル基の具体例としては、たとえばビニル基、アリル基
など;シリル基の具体例としては、たとえばトリフェニ
ルシリル基、ジメチルフェニルシリル基、ジブチルフェ
ニルシリル基、トリメチルシリル基など;複素環式基の
具体例としては、たとえばピペリジル基、チエニル基、
フリル基など;置換アルキル基の具体例としては、たと
えばメトキシメチル基、メトキシエチル基など;置換ア
リール基の具体例としては、たとえばアニシル基、エト
キシフェニル基、トリル基、トルイル基、t−ブチルフ
ェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ジ
エチルアミノフェニル基、キシリル基などがあげられ
る。
は、たとえばフェニル基、ナフチル基など;アラルキル
基の具体例としては、たとえばベンジル基など;アルケ
ニル基の具体例としては、たとえばビニル基、アリル基
など;シリル基の具体例としては、たとえばトリフェニ
ルシリル基、ジメチルフェニルシリル基、ジブチルフェ
ニルシリル基、トリメチルシリル基など;複素環式基の
具体例としては、たとえばピペリジル基、チエニル基、
フリル基など;置換アルキル基の具体例としては、たと
えばメトキシメチル基、メトキシエチル基など;置換ア
リール基の具体例としては、たとえばアニシル基、エト
キシフェニル基、トリル基、トルイル基、t−ブチルフ
ェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ジ
エチルアミノフェニル基、キシリル基などがあげられ
る。
【0031】前記一般式(III)における陰イオン:
【0032】
【化4】
【0033】の具体例としては、たとえばメチルトリフ
ェニルホウ素イオン、エチルトリフェニルホウ素イオ
ン、n−ブチルトリフェニルホウ素イオン、n−オクチ
ルトリフェニルホウ素イオン、n−ドデシルトリフェニ
ルホウ素イオン、メチルトリ−p−トリルホウ素イオ
ン、エチルトリ−p−トリルホウ素イオン、n−ブチル
トリ−p−トリルホウ素イオン、n−オクチルトリ−p
−トリルホウ素イオン、n−ドデシルトリ−p−トリル
ホウ素イオン、メチルトリアニシルホウ素イオン、エチ
ルトリアニシルホウ素イオン、n−ブチルトリアニシル
ホウ素イオン、n−オクチルトリアニシルホウ素イオ
ン、n−ドデシルトリアニシルホウ素イオン、ジメチル
ジフェニルホウ素イオン、ジエチルジフェニルホウ素イ
オン、ジn−ブチルジフェニルホウ素イオン、ジn−オ
クチルジフェニルホウ素イオン、ジn−ドデシルジフェ
ニルホウ素イオン、ジメチルジ−p−トリルホウ素イオ
ン、ジエチルジ−p−トリルホウ素イオン、ジn−ブチ
ルジ−p−トリルホウ素イオン、ジn−オクチルジ−p
−トリルホウ素イオン、ジn−ドデシルジ−p−トリル
ホウ素イオン、ジメチルジアニシルホウ素イオン、ジエ
チルジアニシルホウ素イオン、ジn−ブチルジアニシル
ホウ素イオン、ジn−オクチルジアニシルホウ素イオ
ン、ジn−ドデシルジアニシルホウ素イオン、テトラフ
ェニルホウ素イオン、テトラアニシルホウ素イオン、テ
トラ−p−トリルホウ素イオン、トリフェニルナフチル
ホウ素イオン、トリ−p−トリルナフチルホウ素イオ
ン、テトラブチルホウ素イオン、トリn−ブチル(トリ
フェニルシリル)ホウ素イオン、トリn−ブチル(ジメ
チルフェニルシリル)ホウ素イオン、n−オクチルジフ
ェニル(ジn−ブチルフェニルシリル)ホウ素イオン、
ジメチルフェニル(トリメチルシリル)ホウ素イオンな
どがあげられる。
ェニルホウ素イオン、エチルトリフェニルホウ素イオ
ン、n−ブチルトリフェニルホウ素イオン、n−オクチ
ルトリフェニルホウ素イオン、n−ドデシルトリフェニ
ルホウ素イオン、メチルトリ−p−トリルホウ素イオ
ン、エチルトリ−p−トリルホウ素イオン、n−ブチル
トリ−p−トリルホウ素イオン、n−オクチルトリ−p
−トリルホウ素イオン、n−ドデシルトリ−p−トリル
ホウ素イオン、メチルトリアニシルホウ素イオン、エチ
ルトリアニシルホウ素イオン、n−ブチルトリアニシル
ホウ素イオン、n−オクチルトリアニシルホウ素イオ
ン、n−ドデシルトリアニシルホウ素イオン、ジメチル
ジフェニルホウ素イオン、ジエチルジフェニルホウ素イ
オン、ジn−ブチルジフェニルホウ素イオン、ジn−オ
クチルジフェニルホウ素イオン、ジn−ドデシルジフェ
ニルホウ素イオン、ジメチルジ−p−トリルホウ素イオ
ン、ジエチルジ−p−トリルホウ素イオン、ジn−ブチ
ルジ−p−トリルホウ素イオン、ジn−オクチルジ−p
−トリルホウ素イオン、ジn−ドデシルジ−p−トリル
ホウ素イオン、ジメチルジアニシルホウ素イオン、ジエ
チルジアニシルホウ素イオン、ジn−ブチルジアニシル
ホウ素イオン、ジn−オクチルジアニシルホウ素イオ
ン、ジn−ドデシルジアニシルホウ素イオン、テトラフ
ェニルホウ素イオン、テトラアニシルホウ素イオン、テ
トラ−p−トリルホウ素イオン、トリフェニルナフチル
ホウ素イオン、トリ−p−トリルナフチルホウ素イオ
ン、テトラブチルホウ素イオン、トリn−ブチル(トリ
フェニルシリル)ホウ素イオン、トリn−ブチル(ジメ
チルフェニルシリル)ホウ素イオン、n−オクチルジフ
ェニル(ジn−ブチルフェニルシリル)ホウ素イオン、
ジメチルフェニル(トリメチルシリル)ホウ素イオンな
どがあげられる。
【0034】前記一般式(IV)におけるE-のハロゲン
イオンとしては、フッ素イオン、塩素イオン、臭素イオ
ンおよびヨウ素イオン;スルホン酸イオンとしては、た
とえばCH3SO3 -などのメチルスルホン酸イオン、F
CH2SO3 -、F2CHSO3 -、F3CSO3 -、ClCH2
SO3 -、Cl2CHSO3 -、Cl3CSO3 -、CH3OC
H2SO3 -、(CH3)2NCH2SO3 -などの置換メチル
スルホン酸イオン、C 6H5SO3 -などのフェニルスルホ
ン酸イオン、CH3C6H4SO3 -、(CH3)2C6H3S
O3 -、(CH3)3C6H2SO3 -、HOC6H4SO3 -、
(HO)2C6H3SO3 -、(HO)3C6H2SO3 -、CH
3OC6H4SO3 -、C6H4ClSO3 -、C 6H3Cl2S
O3 -、C6H2Cl3SO3 -、C6HCl4SO3 -、C6Cl
5SO3 -、C6H4FSO3 -、C6H3F2SO3 -、C6H2F
3SO3 -、C6HF4SO3 -、C6F5SO3 -、(C H3)2
NC6H4SO3 -などの置換フェニルスルホン酸イオンな
どがあげられる。
イオンとしては、フッ素イオン、塩素イオン、臭素イオ
ンおよびヨウ素イオン;スルホン酸イオンとしては、た
とえばCH3SO3 -などのメチルスルホン酸イオン、F
CH2SO3 -、F2CHSO3 -、F3CSO3 -、ClCH2
SO3 -、Cl2CHSO3 -、Cl3CSO3 -、CH3OC
H2SO3 -、(CH3)2NCH2SO3 -などの置換メチル
スルホン酸イオン、C 6H5SO3 -などのフェニルスルホ
ン酸イオン、CH3C6H4SO3 -、(CH3)2C6H3S
O3 -、(CH3)3C6H2SO3 -、HOC6H4SO3 -、
(HO)2C6H3SO3 -、(HO)3C6H2SO3 -、CH
3OC6H4SO3 -、C6H4ClSO3 -、C 6H3Cl2S
O3 -、C6H2Cl3SO3 -、C6HCl4SO3 -、C6Cl
5SO3 -、C6H4FSO3 -、C6H3F2SO3 -、C6H2F
3SO3 -、C6HF4SO3 -、C6F5SO3 -、(C H3)2
NC6H4SO3 -などの置換フェニルスルホン酸イオンな
どがあげられる。
【0035】前記一般式(IV)におけるZ+には、一般
式(III)におけるZ+と同じものがとくに限定なく使用
される。
式(III)におけるZ+と同じものがとくに限定なく使用
される。
【0036】前記一般式(I)で表わされる着色剤に属
するもので、色相が異なり可視光領域における吸収ピー
クのピークトップがそれぞれ20nm以上離れているも
の2種または3種、好ましくはG、BG、B、PBのい
ずれかと、P、RP、Rのいずれかと、YR、Y、GY
のいずれかから選ばれる2種または3種、さらに好まし
くは400〜500nmに吸収ピークのピークトップを
有するものと、500〜570nmに吸収ピークのピー
クトップを有するものと、570から700nmに吸収
ピークのピークトップを有するものから選ばれる2種ま
たは3種が使用される。
するもので、色相が異なり可視光領域における吸収ピー
クのピークトップがそれぞれ20nm以上離れているも
の2種または3種、好ましくはG、BG、B、PBのい
ずれかと、P、RP、Rのいずれかと、YR、Y、GY
のいずれかから選ばれる2種または3種、さらに好まし
くは400〜500nmに吸収ピークのピークトップを
有するものと、500〜570nmに吸収ピークのピー
クトップを有するものと、570から700nmに吸収
ピークのピークトップを有するものから選ばれる2種ま
たは3種が使用される。
【0037】なお、3種が使用される場合、ピークトッ
プ同士は、平均的に(同じぐらい)離れていることが望
ましい。
プ同士は、平均的に(同じぐらい)離れていることが望
ましい。
【0038】前記2種または3種の着色剤の使用割合と
しては、製造したトナーの彩度が低くなるような割合が
好ましい。着色剤によって吸収性が異なるため、着色剤
の種類に応じて当業者が適宜選択すればよい。
しては、製造したトナーの彩度が低くなるような割合が
好ましい。着色剤によって吸収性が異なるため、着色剤
の種類に応じて当業者が適宜選択すればよい。
【0039】前記着色剤の使用量としては、充分に着色
させるために、一般に樹脂A100重量部(以下、部と
いう)に対して0.05部以上、さらには0.3部以上
が好ましい。なお、上限は20部、さらには7部であ
る。
させるために、一般に樹脂A100重量部(以下、部と
いう)に対して0.05部以上、さらには0.3部以上
が好ましい。なお、上限は20部、さらには7部であ
る。
【0040】前記樹脂Aとしては、たとえばポリスチレ
ン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなど
のスチレンおよびその置換体の単独重合体、スチレン−
メチルアクリレート共重合体、スチレン−エチルアクリ
レート共重合体、スチレン−ブチルアクリレート共重合
体、スチレン−オクチルアクリレート共重合体、スチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体、スチレン−エチル
メタクリレート共重合体、スチレン−ブチルメタクリレ
ート共重合体、スチレン−オクチルメタクリレート共重
合体、スチレン−ブチルアクリレート−ブチルメタクリ
レート共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−ヒドロキシエチルアクリレー
ト共重合体、スチレン−アクリル酸エステル−ヒドロキ
シエチルアクリレート系共重合体、スチレン−ヒドロキ
シプロピルアクリレート共重合体などのスチレン−(メ
タ)アクリレート系共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−アクリルゴム−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−EPDM−アクリロニトリル
共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、スチレン−塩素化ポリエチレン−アクリロニト
リル共重合体などのスチレン−アクリロニトリル系共重
合体、スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共
重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニル
エチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケト
ン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−
インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ス
チレン−マレイン酸エステル系共重合体などのその他の
スチレン系共重合体、ポリアクリル酸、ポリメチルメタ
クリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリヒドロキ
シメチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルアクリレ
ート、ポリヒドロキシプロピルアクリレート、ポリヒド
ロキシメチルメタクリレート、ポリヒドロキシエチルメ
タクリレート、ポリヒドロキシプロピルメタクリレート
などで代表される(メタ)アクリル酸系樹脂、飽和ポリ
エステル、不飽和ポリエステルなどで代表されるポリエ
ステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、変性エ
チレン−酢酸ビニル共重合体などのエチレン−酢酸ビニ
ル系共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオ
レフィン系樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル系樹脂、シ
リコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビ
ニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ロジン、変性ロジン、ロジン変性フェノ
ールホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒ
ド樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、テルペ
ン樹脂、脂肪族または脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系
石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス、カ
ルナバワックスなどがあげられるが、本発明はかかる例
示のみに限定されるものではない。これらは単独で用い
てもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなど
のスチレンおよびその置換体の単独重合体、スチレン−
メチルアクリレート共重合体、スチレン−エチルアクリ
レート共重合体、スチレン−ブチルアクリレート共重合
体、スチレン−オクチルアクリレート共重合体、スチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体、スチレン−エチル
メタクリレート共重合体、スチレン−ブチルメタクリレ
ート共重合体、スチレン−オクチルメタクリレート共重
合体、スチレン−ブチルアクリレート−ブチルメタクリ
レート共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−ヒドロキシエチルアクリレー
ト共重合体、スチレン−アクリル酸エステル−ヒドロキ
シエチルアクリレート系共重合体、スチレン−ヒドロキ
シプロピルアクリレート共重合体などのスチレン−(メ
タ)アクリレート系共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−アクリルゴム−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−EPDM−アクリロニトリル
共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、スチレン−塩素化ポリエチレン−アクリロニト
リル共重合体などのスチレン−アクリロニトリル系共重
合体、スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共
重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニル
エチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケト
ン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−
インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ス
チレン−マレイン酸エステル系共重合体などのその他の
スチレン系共重合体、ポリアクリル酸、ポリメチルメタ
クリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリヒドロキ
シメチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルアクリレ
ート、ポリヒドロキシプロピルアクリレート、ポリヒド
ロキシメチルメタクリレート、ポリヒドロキシエチルメ
タクリレート、ポリヒドロキシプロピルメタクリレート
などで代表される(メタ)アクリル酸系樹脂、飽和ポリ
エステル、不飽和ポリエステルなどで代表されるポリエ
ステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、変性エ
チレン−酢酸ビニル共重合体などのエチレン−酢酸ビニ
ル系共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオ
レフィン系樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル系樹脂、シ
リコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビ
ニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ロジン、変性ロジン、ロジン変性フェノ
ールホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒ
ド樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、テルペ
ン樹脂、脂肪族または脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系
石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス、カ
ルナバワックスなどがあげられるが、本発明はかかる例
示のみに限定されるものではない。これらは単独で用い
てもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0041】前記樹脂Aのなかでは、たとえばポリエス
テル系樹脂、エポキシ樹脂、(メタ)アクリル酸系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、スチレン−
(メタ)アクリレート系共重合体、スチレン−アクリロ
ニトリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル系共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体などの分子中に水酸
基、シアノ基、カルボキシル基およびカルボニル基から
選ばれた少なくとも1種の基を有する極性が大きい樹脂
が、すぐれた退色防止性を呈するので、とくに好適に使
用することができる。
テル系樹脂、エポキシ樹脂、(メタ)アクリル酸系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、スチレン−
(メタ)アクリレート系共重合体、スチレン−アクリロ
ニトリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル系共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体などの分子中に水酸
基、シアノ基、カルボキシル基およびカルボニル基から
選ばれた少なくとも1種の基を有する極性が大きい樹脂
が、すぐれた退色防止性を呈するので、とくに好適に使
用することができる。
【0042】また、樹脂Aとしては、得られる消色性ト
ナーを用いて形成される画像に可視光線〜近赤外線を照
射したときに、色残りが生じないようにするために、樹
脂Aの30%酢酸エチル溶液での色差計によるL*a*
b色座標におけるb*値が20以下、好ましくは−20
〜20、さらに好ましくは−5〜20のものを用いるの
が好ましい。
ナーを用いて形成される画像に可視光線〜近赤外線を照
射したときに、色残りが生じないようにするために、樹
脂Aの30%酢酸エチル溶液での色差計によるL*a*
b色座標におけるb*値が20以下、好ましくは−20
〜20、さらに好ましくは−5〜20のものを用いるの
が好ましい。
【0043】なお、本発明におけるL*値、a*値およ
びb*値は、いずれも樹脂Aの30%酢酸エチル溶液を
用い、日本電色工業(株)製、色差計「Z−Σ90 C
OLOR MEASURING SYSTEM」による
透過光測定によって求める値である。
びb*値は、いずれも樹脂Aの30%酢酸エチル溶液を
用い、日本電色工業(株)製、色差計「Z−Σ90 C
OLOR MEASURING SYSTEM」による
透過光測定によって求める値である。
【0044】L*値は、大きくなるにしたがって明度が
大となり、また小さくなるにしたがって明度が小さくな
る。a*値は、大きくなるにしたがって緑色となり、ま
た小さくなるにしたがって赤色となる。また、b*値
は、大きくなるにしたがって黄色となり、0に近づくに
したがって無色となり、また負の値が大きくなるにした
がって青色となる。
大となり、また小さくなるにしたがって明度が小さくな
る。a*値は、大きくなるにしたがって緑色となり、ま
た小さくなるにしたがって赤色となる。また、b*値
は、大きくなるにしたがって黄色となり、0に近づくに
したがって無色となり、また負の値が大きくなるにした
がって青色となる。
【0045】本発明において、とくにb*値が20以下
であることが好ましいのは、b*値が20よりも大きい
場合には、樹脂Aが黄色に着色されることになり、その
黄色の着色が消色後の画像の色相に悪影響を及ぼすから
である。
であることが好ましいのは、b*値が20よりも大きい
場合には、樹脂Aが黄色に着色されることになり、その
黄色の着色が消色後の画像の色相に悪影響を及ぼすから
である。
【0046】なお、本発明において、樹脂Aには、必要
により、たとえばポリオレフィン系ワックス、パラフィ
ン系ワックスなどのワックスなどを配合してもよい。
により、たとえばポリオレフィン系ワックス、パラフィ
ン系ワックスなどのワックスなどを配合してもよい。
【0047】前記ワックスの配合量は、ワックスを配合
することによる効果、たとえばオフセット防止効果など
を充分に発現せしめる点から、樹脂A100部に対して
0.1部以上、好ましくは0.5部以上とすることが望
ましい。ワックスの配合量が多すぎる場合には、電気的
潜像を形成する感光体への成膜などが発生しやすくなる
傾向があるので、樹脂A100部に対して20部以下、
好ましくは10部以下とすることが望ましい。
することによる効果、たとえばオフセット防止効果など
を充分に発現せしめる点から、樹脂A100部に対して
0.1部以上、好ましくは0.5部以上とすることが望
ましい。ワックスの配合量が多すぎる場合には、電気的
潜像を形成する感光体への成膜などが発生しやすくなる
傾向があるので、樹脂A100部に対して20部以下、
好ましくは10部以下とすることが望ましい。
【0048】本発明に使用される消色剤は、一般式(I
I):
I):
【0049】
【化5】
【0050】(式中、R1〜R8はそれぞれ独立して水素
原子、アルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール基、
置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基または置換シリル基を示す)で表わされる消色剤であ
る。
原子、アルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール基、
置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基または置換シリル基を示す)で表わされる消色剤であ
る。
【0051】一般式(II)のR1〜R8の例としてあげら
れているアルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール基、
置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基または置換シリル基の具体例としては、一般式(II
I)の具体例と同じものがあげられる。
れているアルキル基、脂環式基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
基、置換アルキル基、置換脂環式基、置換アリール基、
置換アラルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基または置換シリル基の具体例としては、一般式(II
I)の具体例と同じものがあげられる。
【0052】一般式(II)で表わされる消色剤(ホウ素
系化合物)の代表例としては、たとえばテトラメチルア
ンモニウムメチルトリフェニルホウ素、テトラメチルア
ンモニウムn−ブチルトリフェニルホウ素、テトラメチ
ルアンモニウムn−オクチルトリフェニルホウ素、テト
ラメチルアンモニウムn−ドデシルトリフェニルホウ
素、テトラメチルアンモニウムメチルトリ−p−トリル
ホウ素、テトラメチルアンモニウムn−ブチルトリ−p
−トリルホウ素、テトラメチルアンモニウムn−オクチ
ルトリ−p−トリルホウ素、テトラメチルアンモニウム
n−ドデシルトリ−p−トリルホウ素、テトラメチルア
ンモニウムメチルトリアニシルホウ素、テトラメチルア
ンモニウムn−ブチルトリアニシルホウ素、テトラメチ
ルアンモニウムn−オクチルトリアニシルホウ素、テト
ラメチルアンモニウムn−ドデシルトリアニシルホウ
素、テトラエチルアンモニウムn−メチルトリフェニル
ホウ素、テトラエチルアンモニウムn−ブチルトリフェ
ニルホウ素、テトラエチルアンモニウムn−オクチルト
リフェニルホウ素、テトラエチルアンモニウムn−ドデ
シルトリフェニルホウ素、テトラエチルアンモニウムメ
チルトリ−p−トリルホウ素、テトラブチルアンモニウ
ムn−ブチルトリフェニルホウ素などがあげられる。こ
れらの消色剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。
系化合物)の代表例としては、たとえばテトラメチルア
ンモニウムメチルトリフェニルホウ素、テトラメチルア
ンモニウムn−ブチルトリフェニルホウ素、テトラメチ
ルアンモニウムn−オクチルトリフェニルホウ素、テト
ラメチルアンモニウムn−ドデシルトリフェニルホウ
素、テトラメチルアンモニウムメチルトリ−p−トリル
ホウ素、テトラメチルアンモニウムn−ブチルトリ−p
−トリルホウ素、テトラメチルアンモニウムn−オクチ
ルトリ−p−トリルホウ素、テトラメチルアンモニウム
n−ドデシルトリ−p−トリルホウ素、テトラメチルア
ンモニウムメチルトリアニシルホウ素、テトラメチルア
ンモニウムn−ブチルトリアニシルホウ素、テトラメチ
ルアンモニウムn−オクチルトリアニシルホウ素、テト
ラメチルアンモニウムn−ドデシルトリアニシルホウ
素、テトラエチルアンモニウムn−メチルトリフェニル
ホウ素、テトラエチルアンモニウムn−ブチルトリフェ
ニルホウ素、テトラエチルアンモニウムn−オクチルト
リフェニルホウ素、テトラエチルアンモニウムn−ドデ
シルトリフェニルホウ素、テトラエチルアンモニウムメ
チルトリ−p−トリルホウ素、テトラブチルアンモニウ
ムn−ブチルトリフェニルホウ素などがあげられる。こ
れらの消色剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。
【0053】前記消色剤の使用量は、消色性を向上させ
るために、着色剤100部に対して1部以上、さらには
5部以上であることが好ましく、また、得られる消色性
トナーを用いて形成される印字、画像の耐光性を向上さ
せ、変色や退色などが生じないようにするために、50
部以下、さらには20部以下であることが好ましい。
るために、着色剤100部に対して1部以上、さらには
5部以上であることが好ましく、また、得られる消色性
トナーを用いて形成される印字、画像の耐光性を向上さ
せ、変色や退色などが生じないようにするために、50
部以下、さらには20部以下であることが好ましい。
【0054】本発明の消色性トナーを製造する方法には
とくに限定はなく、通常のトナーのように、たとえば原
料を混合して製造するなどの方法により製造することが
できる。
とくに限定はなく、通常のトナーのように、たとえば原
料を混合して製造するなどの方法により製造することが
できる。
【0055】たとえば、樹脂Aと着色剤と消色剤とを混
合して加熱溶融混練することにより、着色剤および消色
剤を樹脂Aに分散させればよい。
合して加熱溶融混練することにより、着色剤および消色
剤を樹脂Aに分散させればよい。
【0056】前記消色性トナーを製造する際に、必要に
よりトナー特性付与剤を添加してもよい。
よりトナー特性付与剤を添加してもよい。
【0057】前記トナー特性付与剤としては、たとえば
帯電性物質、退色防止剤、白色填料、紫外線吸収剤、可
塑剤、滑剤などがあげられる。
帯電性物質、退色防止剤、白色填料、紫外線吸収剤、可
塑剤、滑剤などがあげられる。
【0058】前記帯電性物質の代表例としては、たとえ
ば帯電制御剤などがあげられる。
ば帯電制御剤などがあげられる。
【0059】前記帯電制御剤としては、たとえば4級ア
ンモニウム塩、アルキルアミド、疎水性シリカなどの正
電荷の帯電制御剤;ジアミノアントラキノン、塩素化ポ
リオレフィン、塩素化ポリエステル、ナフテン酸金属
塩、脂肪酸金属塩などの負電荷の帯電制御剤などがあげ
られる。
ンモニウム塩、アルキルアミド、疎水性シリカなどの正
電荷の帯電制御剤;ジアミノアントラキノン、塩素化ポ
リオレフィン、塩素化ポリエステル、ナフテン酸金属
塩、脂肪酸金属塩などの負電荷の帯電制御剤などがあげ
られる。
【0060】前記帯電制御剤は、一般に商品として入手
し得るものであり、かかる商品の代表的なものとして
は、たとえば4級アンモニウム塩の正電荷の帯電制御剤
であるボントロンP−51(オリエント化学工業(株)
製)、TP−415(保土ケ谷化学工業(株)製)、負
電荷の帯電制御剤であるカヤチャージN−3(日本化薬
(株)製)、カリックスアレーンの負電荷の帯電制御剤
であるボントロンE−89(オリエント化学工業(株)
製)などがあげられる。
し得るものであり、かかる商品の代表的なものとして
は、たとえば4級アンモニウム塩の正電荷の帯電制御剤
であるボントロンP−51(オリエント化学工業(株)
製)、TP−415(保土ケ谷化学工業(株)製)、負
電荷の帯電制御剤であるカヤチャージN−3(日本化薬
(株)製)、カリックスアレーンの負電荷の帯電制御剤
であるボントロンE−89(オリエント化学工業(株)
製)などがあげられる。
【0061】前記帯電性物質の配合量は、目的とする消
色性トナーの帯電量に応じて適宜調整すればよい。な
お、あまりにも帯電性物質の配合量が多い場合には、得
られる消色性トナーの耐湿性が劣り、また画像安定性が
わるくなるようになる傾向があるので、樹脂A100部
に対して20部以下、さらには8部以下であることが好
ましく、またある程度の帯電性を付与させようとする場
合、前記帯電性物質の配合量は、樹脂A100部に対し
て0.3部以上、さらには1部以上であるのが好まし
い。
色性トナーの帯電量に応じて適宜調整すればよい。な
お、あまりにも帯電性物質の配合量が多い場合には、得
られる消色性トナーの耐湿性が劣り、また画像安定性が
わるくなるようになる傾向があるので、樹脂A100部
に対して20部以下、さらには8部以下であることが好
ましく、またある程度の帯電性を付与させようとする場
合、前記帯電性物質の配合量は、樹脂A100部に対し
て0.3部以上、さらには1部以上であるのが好まし
い。
【0062】本発明の消色性トナーに、あらかじめ退色
防止剤を配合した場合には、該消色性トナーの印刷また
は複写画像の画像濃度の低下を防止することができる。
これは、該消色性トナー中の着色剤の光および熱による
反応、分解が抑制されるためである。
防止剤を配合した場合には、該消色性トナーの印刷また
は複写画像の画像濃度の低下を防止することができる。
これは、該消色性トナー中の着色剤の光および熱による
反応、分解が抑制されるためである。
【0063】前記トナー特性付与剤を添加する場合、必
要によりトナー特性付与剤を有機溶媒に溶解させ、添加
・混練し、該有機溶媒を揮散除去してもよい。
要によりトナー特性付与剤を有機溶媒に溶解させ、添加
・混練し、該有機溶媒を揮散除去してもよい。
【0064】前記加熱溶融混練は、通常、ニーダー、ロ
ール、混練押出機などを用いて行なうことができる。均
一な組成となるように混練を行なったのち冷却し、得ら
れた混練物を所定の粒子径に粉砕する。粉砕は、たとえ
ばカッターミル、ジェット粉砕機などにより行なうこと
ができ、粉砕後は、所定の粒子径にするために、必要に
より、風力分級機などを用いて分級すればよい。
ール、混練押出機などを用いて行なうことができる。均
一な組成となるように混練を行なったのち冷却し、得ら
れた混練物を所定の粒子径に粉砕する。粉砕は、たとえ
ばカッターミル、ジェット粉砕機などにより行なうこと
ができ、粉砕後は、所定の粒子径にするために、必要に
より、風力分級機などを用いて分級すればよい。
【0065】前記消色性トナーの平均粒子径は、あまり
にも小さい場合には、コストの増大を招く傾向があるの
で、5μm以上、さらには8μm以上であるのが好まし
く、また、あまりにも大きい場合には、鮮明なトナー画
像が得られにくくなる傾向があるので、50μm以下、
さらには20μm以下であるのが好ましい。
にも小さい場合には、コストの増大を招く傾向があるの
で、5μm以上、さらには8μm以上であるのが好まし
く、また、あまりにも大きい場合には、鮮明なトナー画
像が得られにくくなる傾向があるので、50μm以下、
さらには20μm以下であるのが好ましい。
【0066】本発明の消色性トナーは、樹脂Aと非相溶
の樹脂Bに、種類の異なる着色剤をそれぞれ別々に分散
させ、そののち樹脂Aに分散させることにより製造して
もよい。この場合、各着色剤と樹脂Bとからなる異なる
ドメインに種類の異なる着色剤が含有されるため、樹脂
Aを介して各ドメイン同士の接触が妨げられ、着色剤同
士の直接的な接触がさけられる。したがって、種類が異
なる着色剤同士の相互作用による消色性トナーの色調の
変化、該消色性トナーを用いて形成された画像の色調の
変化を防止することができる。また、前記樹脂Bの種類
およびその使用量のうち、少なくとも一方を調整するこ
とにより、消色性トナーの消色性を調整することもでき
る。
の樹脂Bに、種類の異なる着色剤をそれぞれ別々に分散
させ、そののち樹脂Aに分散させることにより製造して
もよい。この場合、各着色剤と樹脂Bとからなる異なる
ドメインに種類の異なる着色剤が含有されるため、樹脂
Aを介して各ドメイン同士の接触が妨げられ、着色剤同
士の直接的な接触がさけられる。したがって、種類が異
なる着色剤同士の相互作用による消色性トナーの色調の
変化、該消色性トナーを用いて形成された画像の色調の
変化を防止することができる。また、前記樹脂Bの種類
およびその使用量のうち、少なくとも一方を調整するこ
とにより、消色性トナーの消色性を調整することもでき
る。
【0067】前記樹脂Bとしては、たとえば先に樹脂A
として例示したもののなかから、実際に樹脂Aとして用
いるもの以外のもので該樹脂Aと非相溶のものを選んで
用いればよい。
として例示したもののなかから、実際に樹脂Aとして用
いるもの以外のもので該樹脂Aと非相溶のものを選んで
用いればよい。
【0068】また、樹脂(B)と着色剤、消色剤との使
用割合などについても、樹脂Aと着色剤、消色剤との使
用割合などに準じればよい。
用割合などについても、樹脂Aと着色剤、消色剤との使
用割合などに準じればよい。
【0069】樹脂(B)に着色剤、消色剤などを分散さ
せた粒子(トナー用粒子ともいう)を用いて消色性トナ
ーを製造する場合、樹脂(A)にトナー用粒子などを分
散させることにより行なえばよい。
せた粒子(トナー用粒子ともいう)を用いて消色性トナ
ーを製造する場合、樹脂(A)にトナー用粒子などを分
散させることにより行なえばよい。
【0070】本発明の消色性トナーは、マンセル表色に
おける彩度(C)が12以下、さらには10以下、とく
には4以下であることが、視認性(文字の読みやすさ)
の点から好ましい。前記彩度(C)が12より大きくな
ると、まぶしくて文字を読むときに疲れるなどの傾向が
生じる。
おける彩度(C)が12以下、さらには10以下、とく
には4以下であることが、視認性(文字の読みやすさ)
の点から好ましい。前記彩度(C)が12より大きくな
ると、まぶしくて文字を読むときに疲れるなどの傾向が
生じる。
【0071】本発明の消色性トナーの消色性は、たとえ
ば以下の方法で評価することができる。
ば以下の方法で評価することができる。
【0072】すなわち、消色性トナーをジクロロメタ
ン、アセトンなどの有機溶媒に溶解させ、オーバーヘッ
ドプリント用フィルムに塗布したのち、風乾させること
により膜厚が約10μmの塗膜を形成させる。形成され
た塗膜の反射濃度(濃度A)をマクベス濃度計で測定す
る。
ン、アセトンなどの有機溶媒に溶解させ、オーバーヘッ
ドプリント用フィルムに塗布したのち、風乾させること
により膜厚が約10μmの塗膜を形成させる。形成され
た塗膜の反射濃度(濃度A)をマクベス濃度計で測定す
る。
【0073】つぎに、前記塗膜に、ハロゲンランプを所
定時間 (T時間)照射し、消色させたのち、反射濃度
(濃度B)を前記と同様にして測定し、式: [消色率(Et)]=[(濃度A−濃度B)/濃度A]
×100 にしたがって消色率(Et)を求める。
定時間 (T時間)照射し、消色させたのち、反射濃度
(濃度B)を前記と同様にして測定し、式: [消色率(Et)]=[(濃度A−濃度B)/濃度A]
×100 にしたがって消色率(Et)を求める。
【0074】なお、本発明において、近赤外線を100
秒間照射したあとの消色率(Et)が95%以上であれ
ば、消色性が良好であるといえる。
秒間照射したあとの消色率(Et)が95%以上であれ
ば、消色性が良好であるといえる。
【0075】また、樹脂Aと非相溶の樹脂Bに種類の異
なる着色剤をそれぞれ別々に分散させ、そののち樹脂A
に分散させる製法で消色性トナーを得る場合、各着色剤
と樹脂Bとからなる異なるドメインの消色率が、いずれ
も互におよそ同等であることが望ましい。たとえば着色
剤aと樹脂Bとからなるドメインの照射T時間経過後の
消色率をE(a)Tとし、また着色剤bと樹脂Bとから
なるドメインの照射T時間経過後の消色率をE(b)T
としたとき、│E(a)T−E(b)T│が約10%以
下、好ましくは約5%以下であることが好ましい。
なる着色剤をそれぞれ別々に分散させ、そののち樹脂A
に分散させる製法で消色性トナーを得る場合、各着色剤
と樹脂Bとからなる異なるドメインの消色率が、いずれ
も互におよそ同等であることが望ましい。たとえば着色
剤aと樹脂Bとからなるドメインの照射T時間経過後の
消色率をE(a)Tとし、また着色剤bと樹脂Bとから
なるドメインの照射T時間経過後の消色率をE(b)T
としたとき、│E(a)T−E(b)T│が約10%以
下、好ましくは約5%以下であることが好ましい。
【0076】本発明の消色性トナーを用いて、たとえば
紙類などからなる画像支持体上に印字定着したものは、
文字が読みやすい。また、印字定着後、たとえば半導体
レーザー、ハロゲンランプ、発光ダイオードなどの手段
により、可視光線〜近赤外線を照射することにより、印
字部分を消色させることができるものである。そして、
印字部分を消色させたのちには、消色部分に再度重ねて
印字を行なうことができる。したがって、本発明の消色
性トナーは、たとえば複写用紙などの画像支持体をはじ
め、乗車時に印字し、下車時に消去して繰返し使用可能
な乗車券、乗車回数券や各種入場券用の紙片の印刷にも
好適に使用し得るものである。
紙類などからなる画像支持体上に印字定着したものは、
文字が読みやすい。また、印字定着後、たとえば半導体
レーザー、ハロゲンランプ、発光ダイオードなどの手段
により、可視光線〜近赤外線を照射することにより、印
字部分を消色させることができるものである。そして、
印字部分を消色させたのちには、消色部分に再度重ねて
印字を行なうことができる。したがって、本発明の消色
性トナーは、たとえば複写用紙などの画像支持体をはじ
め、乗車時に印字し、下車時に消去して繰返し使用可能
な乗車券、乗車回数券や各種入場券用の紙片の印刷にも
好適に使用し得るものである。
【0077】
【実施例】つぎに、本発明の消色性トナーを実施例に基
づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例
のみに限定されるものではない。
づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例
のみに限定されるものではない。
【0078】なお、以下の実施例および比較例で用いた
評価方法について、以下にまとめて示す。
評価方法について、以下にまとめて示す。
【0079】(消色性)消色前試料(消色性トナー印画
紙、マクベス濃度0.8となるように調整)にハロゲン
ランプを所定時間照射して消色させたのち、マクベス濃
度計(カラーフィルターなし)で消色後の画像濃度を測
定し、以下の基準で評価した。
紙、マクベス濃度0.8となるように調整)にハロゲン
ランプを所定時間照射して消色させたのち、マクベス濃
度計(カラーフィルターなし)で消色後の画像濃度を測
定し、以下の基準で評価した。
【0080】
【0081】(視認性)消色前試料の彩度を、日本電色
工業(株)製の測色色差計「ZE−Σ2000」で測定
した。彩度が高いほどまぶしくなり、視認性はわるくな
る。逆に彩度が低いほどまぶしくないので視認性がよく
なる。
工業(株)製の測色色差計「ZE−Σ2000」で測定
した。彩度が高いほどまぶしくなり、視認性はわるくな
る。逆に彩度が低いほどまぶしくないので視認性がよく
なる。
【0082】実施例1〜4および比較例1〜5 マトリックス樹脂(樹脂A)としてポリエステル樹脂
(三菱レーヨン(株)製「FC−714」)97部、ポ
リプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、「R−
972」)3部、白色充填剤(酸化チタン:昭和電工
(株)製、「STR−60」)0.5部、消色剤(テト
ラブチルアンモニウムn−ブチルトリフェニルホウ素)
3部および表2記載の各着色剤混合物1部を混合し、混
練押出機を用いて溶融混練した。
(三菱レーヨン(株)製「FC−714」)97部、ポ
リプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、「R−
972」)3部、白色充填剤(酸化チタン:昭和電工
(株)製、「STR−60」)0.5部、消色剤(テト
ラブチルアンモニウムn−ブチルトリフェニルホウ素)
3部および表2記載の各着色剤混合物1部を混合し、混
練押出機を用いて溶融混練した。
【0083】得られた混練物を冷却後、カッターミルお
よびジェットミルを用いて粉砕して平均粒子径11μm
の消色性トナーを得た。
よびジェットミルを用いて粉砕して平均粒子径11μm
の消色性トナーを得た。
【0084】なお、表2記載の色素1〜5の内容を表3
に示す。
に示す。
【0085】得られた消色性トナーを用いて、以下の方
法で消色性トナー複写印刷物を作成した。
法で消色性トナー複写印刷物を作成した。
【0086】消色性トナー5部とシリコーン樹脂コート
フェライトキャリア(パウダーテック社製、「F95−
100」)95部とをV型ブレンダーを用いて均一に混
合し、2成分系現像剤を得た。
フェライトキャリア(パウダーテック社製、「F95−
100」)95部とをV型ブレンダーを用いて均一に混
合し、2成分系現像剤を得た。
【0087】得られた現像剤を市販の複写機((株)リ
コー製、「FT−4525」)にセットして、ブラック
ソリッドを原稿として種々の印字濃度で複写を行なっ
た。
コー製、「FT−4525」)にセットして、ブラック
ソリッドを原稿として種々の印字濃度で複写を行なっ
た。
【0088】得られた複写印刷物の反射濃度を、マクベ
ス濃度計(カラーフィルターなし)で測定し、各試料と
も画像濃度0.8のものを消色処理前試料とした。この
消色処理前試料を用いて消色性、視認性を評価した。結
果を表2に示す。
ス濃度計(カラーフィルターなし)で測定し、各試料と
も画像濃度0.8のものを消色処理前試料とした。この
消色処理前試料を用いて消色性、視認性を評価した。結
果を表2に示す。
【0089】
【表8】
【0090】
【表9】
【0091】
【発明の効果】本発明の消色性トナーを使用すると、消
色に使用する光のエネルギーを効率よく消色反応に利用
することができ、消色性が向上する。また、着色剤(染
料)を2種または3種混合することによって彩度が低く
なり、細かい文字などが読みやすくなり、目が疲れにく
くなる。
色に使用する光のエネルギーを効率よく消色反応に利用
することができ、消色性が向上する。また、着色剤(染
料)を2種または3種混合することによって彩度が低く
なり、細かい文字などが読みやすくなり、目が疲れにく
くなる。
Claims (5)
- 【請求項1】 光により消色可能なトナーにおいて、一
般式(I): Z+ ・ A- (I) (式中、Z+は可視光領域から近赤外光領域に吸収をも
つ陽イオン、A-はホウ素イオン、ハロゲンイオン、過
塩素酸イオン、PF6 -、BF4 -、SbF6 -、OH-およ
びR−SO3 -から選ばれる陰イオン、ただし、Rはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、置換アルキル基、
置換アリール基または置換アラルキル基である)で表わ
される着色剤に属する色相の異なる2種の着色剤および
一般式(II): 【化1】 (式中、R1〜R8はそれぞれ独立して水素原子、アルキ
ル基、脂環式基、アリール基、アラルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基、シリル基、複素環式基、置換アル
キル基、置換脂環式基、置換アリール基、置換アラルキ
ル基、置換アルケニル基、置換アルキニル基または置換
シリル基である)で表わされる消色剤を含み、前記2種
の着色剤の可視光領域における吸収ピークのピークトッ
プが20nm以上離れていることを特徴とする消色性ト
ナー。 - 【請求項2】 光により消色可能なトナーにおいて、前
記一般式(I)で表わされる着色剤に属する色相の異な
る3種の着色剤および前記一般式(II)で表わされる消
色剤を含み、前記3種の着色剤の可視光領域における吸
収ピークのピークトップがそれぞれ20nm以上離れて
いることを特徴とする消色性トナー。 - 【請求項3】 一般式(I)で表わされる着色剤に属す
る3種の着色剤のうちの1種が、マンセル表色における
色相がG、BG、B、PBのいずれかであり、1種が
P、RP、Rのいずれかであり、のこりの1種がYR、
Y、GYのいずれかである請求項2記載の消色性トナ
ー。 - 【請求項4】 一般式(I)で表わされる着色剤に属す
る3種の着色剤のうちの1種が400〜500nmに吸
収ピークのピークトップを有し、1種が500〜570
nmに吸収ピークのピークトップを有し、のこりの1種
が570〜700nmに吸収ピークのピークトップを有
する請求項2または3記載の消色性トナー。 - 【請求項5】 マンセル表色における彩度(C)が12
以下である請求項1、2、3または4記載の消色性トナ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12270599A JP2000314984A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 消色性トナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12270599A JP2000314984A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 消色性トナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000314984A true JP2000314984A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14842577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12270599A Pending JP2000314984A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 消色性トナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000314984A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102073228A (zh) * | 2009-11-23 | 2011-05-25 | 东芝泰格有限公司 | 色调剂以及色调剂的制备方法 |
| KR101240062B1 (ko) * | 2010-04-27 | 2013-03-06 | 도시바 테크 가부시키가이샤 | 화상 형성 장치 |
| JP2014206624A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | カシオ電子工業株式会社 | 消色型電子写真トナー |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12270599A patent/JP2000314984A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102073228A (zh) * | 2009-11-23 | 2011-05-25 | 东芝泰格有限公司 | 色调剂以及色调剂的制备方法 |
| KR101240062B1 (ko) * | 2010-04-27 | 2013-03-06 | 도시바 테크 가부시키가이샤 | 화상 형성 장치 |
| US8805224B2 (en) | 2010-04-27 | 2014-08-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| US9104153B2 (en) | 2010-04-27 | 2015-08-11 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| JP2014206624A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | カシオ電子工業株式会社 | 消色型電子写真トナー |
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