JP2000315416A - ポータブル型光源装置 - Google Patents
ポータブル型光源装置Info
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Abstract
く、極めて高い出力の安定性を得るようにしたポータブ
ル型光源装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によるポータブル型光源装置は、
重水素ランプ10を、ランプボックス42内に収容させ
ると同時に、外気の温度変化の影響を極めて少なくする
ために、筺体41内にも収容させている。すなわち、温
度変化に敏感な重水素ランプ10は、ランプボックス4
2ばかりでなく筺体41によっても包み込まれることに
なり、二重遮蔽構造をもって収容されることになる。そ
の結果、外気の影響を最も受ける筺体41の温度変化が
重水素ランプ10に伝わり難くし、野外で作業する際の
天気の変化や、室内で作業する際の空調機の影響に気遣
うことなく利用することが可能となった。更に、ランプ
ボックス42内に重水素ランプ10を上方から抜き差し
することができるので、筺体41のコンパクト化を図っ
てもランプ10の交換作業が容易となり、結果的に、野
外や屋外で光源装置を持ち運び易くなる。
Description
むことができるポータブル型光源装置に関するものであ
る。
開平8−329732号公報がある。この公報に記載さ
れた光源装置は、重水素ランプを冷却する手段を有して
いる。すなわち、重水素ランプを光源ブロック内に収容
させ、この光源ブロックに設けられた通風孔と冷却ファ
ンとを通風管で連結させ、冷却ファンから送り出される
冷却風が光源ブロックを通過することで、間接的に重水
素ランプを冷却するようにしている。
た従来の光源装置は、冷却風によって重水素ランプを冷
却するような工夫が施されたものであるが、重水素ラン
プは単に冷却すれば安定して動作するといったものでは
なく、冷却し過ぎても出力の所望の安定性が得られるも
のではない。これは、重水素ランプの構造上からくるも
のであり、重水素ランプ内は1/100気圧といった低
圧状態が維持され、外気の温度変化の影響を極めて受け
易い特性をもっている。従って、従来において、重水素
ランプは、光源ブロック内に収容されてはいるものの、
光源ブロックが外気に直接触れるように利用される結
果、重水素ランプは、作業現場において外気温の変化を
極めて受け易くなっており、重水素ランプの安定した出
力特性を得難いといった問題点があった。なお、特開平
8−233659号公報には、重水素ランプを光源チャ
ンバ内に納めた状態で、重水素ランプを冷却ファンによ
り間接的に冷却させる手段が開示されている。
されたもので、特に、外気の温度変化の影響を受けにく
く、極めて高い出力の安定性を得るようにしたポータブ
ル型光源装置を提供することを目的とする。
ポータブル型光源装置は、筺体内に固定されると共に、
所定の波長光を発生させる重水素ランプを収容して、重
水素ランプから出射させる光を外部へ導出させる光出射
開口を有するランプボックスと、筺体内に固定されて、
重水素ランプを駆動させる電源部と、筺体に固定され
て、筺体内で強制的な空気の流れを発生させる冷却ファ
ンとを備え、ランプボックスには、上方が開口したラン
プ収容空間部が形成され、重水素ランプのステム側を上
にしてランプ収容空間部内に重水素ランプを収容させる
ことを特徴とする。
プを点灯/点滅発光させるための装置である。この重水
素ランプというのは、単に冷却すれば安定して動作する
といったものではない。それは、重水素ランプ内が低圧
状態(例えば1/100気圧程度)に維持されているこ
とに起因し、極めて温度変化に敏感な出力特性をもって
いるからである。そこで、このような重水素ランプは、
ランプボックス内に収容させると同時に、外気の温度変
化の影響を極めて少なくするために、筺体内にも収容さ
せている。すなわち、温度変化に敏感な重水素ランプ
は、ランプボックスばかりでなく筺体によっても包み込
まれることになり、二重遮蔽構造をもって収容されるこ
とになる。その結果、外気の影響を最も受ける筺体の温
度変化が重水素ランプに伝わり難くし、野外で作業する
際の天気の変化や、室内で作業する際の空調機の影響に
気遣うことなく利用することが可能となった。更に、本
発明では、ランプボックス内に重水素ランプを上方から
抜き差しすることができるので、筺体のコンパクト化を
図ってもランプの交換作業が容易となり、結果的に、野
外や屋外で光源装置を持ち運び易くなる。
いて、筺体には、ランプボックスの開口を臨む位置に着
脱自在な上蓋が設けられると好ましい。この場合、上蓋
の採用によって、ランプ交換作業時のみ筺体を開けるよ
うにしている。また、上蓋を外した際に上からランプボ
ックスを覗き込むようにしてランプ交換作業を行うこと
ができるので、割れ易いランプの交換を安全に行うこと
ができる。
いて、重水素ランプのステム側には、管軸に対して垂直
方向に突出する金属製のフランジ部が設けられ、フラン
ジ部を、ランプボックスの上端に当接させて、重水素ラ
ンプを、ランプボックスのランプ収容空間部内で保持さ
せると好ましい。この場合、ランプボックス内に重水素
ランプを宙づり状態で簡単に収容させることできる。し
かも、ランプのフランジ部を指で摘まむようにして、ラ
ンプ交換作業を行うことができるので、ガラスバルブ部
分に指が触れることがなく、指紋等の汚れにより発生す
る輝度ムラを無くすことができる。そして、ランプボッ
クスと重水素ランプのフランジ部との当接により、フラ
ンジ部によってランプ収容空間部に適切な蓋がなされ、
ランプ収容空間部内への冷却風の侵入を適切に阻止する
ことができる。
ータブル型光源装置の好適な実施形態について詳細に説
明する。
置に適用させる重水素ランプを示す斜視図である。同図
に示す重水素ランプ10は、サイドから紫外線を出射さ
せるサイドオン型と呼ばれているものであり、この重水
素放電管10において、ガラス製の円筒状容器11の内
部には、発光部組立体20が収容されていると共に、重
水素ガス(図示しない)が数Torr程度封入されてい
る。なお、容器11の底部には、ガラス製のステム12
が形成されている。また、容器11は、良好な紫外線透
過率を有する紫外線透過ガラスや石英ガラス等から形成
されている。
16が一直線状に並列固定させられ、各リードピン13
〜16は、ステム12を貫通すると共に、それぞれ絶縁
材により被覆されてリード線17として導出されて、外
部電源(図示しない)に接続される。また、発光部組立
体20は、前部に配置した金属製(NiやSUS)又は
セラミックス製の前面カバー23と、後部に配置したセ
ラミックス製の陽極支持部材22と、この陽極支持部材
22と前面カバー23との間に配置される金属製(Ni
やSUS)の収束電極支持部材21とを有している。
細に説明する。
4の先端には金属製の陽極部24が固定されている。こ
の陽極部24は、リードピン14の先端に固定される矩
形状の陽極固定板24aと、陽極固定板24aの前面2
4aBに固定される板状の陽極24bとからなってい
る。また、断面略凸字形の角柱をなす陽極支持部材22
の前部には、陽極固定板24aを収容するための陽極収
容凹部25、並びに陽極部24の後方に位置するリード
ピン14の先端部分を収容するためのリードピン収容凹
部26が形成されている。従って、リードピン14に陽
極部24を固定した状態で、リードピン14をリードピ
ン収容凹部26内に収容することで、リードピン14に
より、陽極支持部材22を容器11内で保持させること
ができる。また、陽極収容凹部25の底面25aには、
陽極固定板24aの背面24aAが当接支持される。
と高い熱伝導性を有するセラミックスで一体に形成され
ている。従って、陽極支持部材22は、高温になった陽
極部24に対してヒートシンクとして作用し、発光部組
立体20に蓄積される熱を外部へ効率よく発散させるこ
とができる。
の収束電極支持部材21には、矩形の開口部27が設け
られ、この開口部27は、陽極24bに対峙する位置に
設けられている。更に、収束電極支持部材21には、金
属製の収束電極固定板28が当接配置させられている。
この収束電極固定板28の前面28aには、金属製の収
束電極部29が固定されている。そして、収束電極固定
板28は、収束電極支持部材21の前面21aに固定さ
れ、収束電極部29の収束開口29aは、収束電極支持
部材21の開口部27に臨んで配置されると共に、陽極
24bと対峙する関係になっている。
形成されると共に、収束電極支持部材21の前面21a
に固定されている。この前面カバー23の中央には、収
束開口29a及び陽極24bと対峙関係にある紫外線投
光用の開口窓30が形成されている。そして、前面カバ
ー23と収束電極支持部材21とで形成される空間S内
には、熱電子を発生させるための螺旋状の熱陰極31が
配置されている。この熱陰極31は、光路から外れた位
置、即ち前面カバー23内の側方に配置されている。
には、光路から外れた位置に金属(NiやSUS)製又
はセラミックス製の放電整流板32が配置されている。
この放電整流板32の一端は、収束電極支持部材21の
前面21aに固定され、この他端は、前面カバー23の
内壁面に当接させられている。また、放電整流板32に
は、熱陰極31と収束電極部29との間を連通させるス
リット32aが形成され、このスリット32aにより、
熱陰極31から発生する熱電子を整流させている。
固定板24bとの間には、セラミックスからなる円柱状
のスペーサ35が2本配置されている。各スペーサ35
は、陽極収容凹部25内における両側方の位置におい
て、収束電極支持部材21の背面21bと、陽極固定板
24aの前面24aBとに当接配置されている。そし
て、スペーサ35を利用することにより、収束電極部2
9と陽極部24との間隔を常に一定に保つことができ
る。
管10の動作について説明する。
(図示しない)から10W前後の電力を熱陰極31に供
給して、熱陰極31を予熱する。その後、熱陰極31と
陽極24bとの間に150V程度の直流開放電圧を印加
して、アーク放電の準備を整える。
4bとの間に350〜500Vのトリガ電圧を印加す
る。このとき、熱陰極31から放出された熱電子は、放
電整流板32の細長いスリット32aを通過し、収束電
極部29の収束開口29aで収斂しながら陽極24bに
至る。そして、収束開口29aの前方にアーク放電が発
生し、このアーク放電によるアークボールから取り出さ
れる紫外線は、開口窓30を通過した後、ガラス製の容
器11の周面を透過して外部に放出される。
数百℃を越える高温になるので、この熱は、セラミック
スからなる前述の部材によって外部に適時放出される。
そして、陽極部24は陽極支持部材22にしっかりと保
持され、収束電極部29は収束電極支持部材21にしっ
かりと保持されているので、長時間の連続発光による高
温下においても、変形が起こりにくく、陽極部24と収
束電極部29との位置精度を良好に保つことができる。
タブル型光源装置について、以下説明する。
さ約26cm、幅約16cm、高さ約12cm、重量約
3kg程度の極めてコンパクトで軽量な持ち運びに便利
な装置である。この光源装置40は直方体形状のスチー
ル製筺体41を有し、この筺体41内において、前部に
は、重水素ランプ10を収容させるアルミ製のランプボ
ックス42が底面板41aに固定され、後部には、筺体
41内で強制的な空気の流れを作り出すための冷却ファ
ン43が背面板41bに固定されている。
3との間には電源部44が底面板41aに固定され、電
源部44はAC−DCコンバータ44Aとランプ駆動用
電源回路44Bとによって左右に振り分けられている。
そして、筺体41の背面板41bに設けられた電源スイ
ッチ45をオンにすると、電源部44を介して重水素ラ
ンプ10に所望の電流が供給され、冷却ファン43が回
転を開始することになる。
での持ち運びや取り扱いを考慮して、取手46及びゴム
製の脚部47が取り付けられている。また、筺体41に
は、電源のオン/オフを知らせるLEDランプ48や重
水素ランプ10のオン/オフを知らせるLEDランプ4
9が設けられ、作業者の利用の便を図っている。
は、重水素ランプ10を点灯/点滅発光させるための装
置である。ところで、前述した重水素ランプ10という
のは、単に冷却すれば安定して動作するといったもので
はない。それは、重水素ランプ10内が低圧状態(例え
ば1/100気圧程度)に維持されていることに起因
し、極めて温度変化に敏感な出力特性をもっているから
である。
ランプボックス42内に収容させると同時に、外気の温
度変化の影響を極めて少なくするために、筺体41内に
も収容させている。すなわち、重水素ランプ10は、ラ
ンプボックス42ばかりでなく筺体41によっても包み
込まれることになり、二重遮蔽構造をもって収容される
ことになる。その結果、外気の影響を最も受け易い筺体
41の温度変化が重水素ランプ10に伝わり難くなり、
野外で作業する際の天気の変化や、室内で作業する際の
空調機等の影響に気遣うことなく長時間利用することが
できる。
述した工夫とは別に、高性能な重水素ランプ10がもっ
ている特性を十二分に引き出すような工夫が随所に施さ
れており、それについて以下、説明する。
43による適切な吸引を可能にし、筺体41内に適切な
冷却風を発生させるための吸気孔50が設けられてい
る。吸気孔50は、電源部44の前方に位置すると共
に、ランプボックス42と冷却ファン43とを結ぶ線に
対して左右対象の位置に設けられている。筺体41にお
ける具体的な場所として、左右の側面板41cには、ラ
ンプボックス42に対峙するような複数のスリットから
なる側面吸気孔51が形成され(図3及び図5参照)、
前面板41dには、複数のスリットからなる前面吸気孔
52が左右に形成され(図3参照)、底面板41aに
は、ランプボックス42の両脇に位置するような複数の
スリットからなる底面吸気孔53が形成されている(図
5参照)。
2,53は、電源部44の前方に位置する結果、電源部
44を適切に冷却することになる。よって、重水素ラン
プ10に安定した電圧を供給することができ、重水素ラ
ンプ10の出力特性を、前述した二重遮蔽構造と相俟っ
て極めて安定させることができる。
対象の位置に形成された結果、左右の吸気孔50から冷
却ファン43までの間において、筺体41内で左右均等
な冷却風を発生させることができる。従って、ランプボ
ックス42の左右均一な冷却を可能にし、重水素ランプ
10の出力特性の更なる安定化が図られることになる。
なお、空気の吸気量が十分ならば、底面吸気孔53のみ
を残して、側面吸気孔51や前面吸気孔52を撤廃し、
外観をすっきりさせてもよい。この場合、外部からのゴ
ミや埃の侵入が適切に防止されることになる。
るランプボックス42は、熱伝導を考慮してアルミ製の
中空ブロックで直方体に形成されている。このランプボ
ックス42には、重水素ランプ10がそのステム12側
を上にした状態で、円柱形のランプ収容空間部S内に上
から差し込まれている。従って、各リード線17を上に
することで、筺体41内で各ターミナルへの結線作業を
容易にし、しかも、ランプ交換時に、ランプボックス4
2のランプ挿入開口55を上から覗き込むようにして作
業することができ、割れ易いランプ10の交換を安全に
行うことができる。
ス42の頂部には、円形のランプ挿入開口55が設けら
れており、このランプボックス42は、重水素ランプ1
0のガラス製容器11より径の大きなランプ収容空間S
を有している。そして、ランプ収容空間Sの壁面と容器
11の表面とは、各材質の熱膨張の違いを考慮して僅か
に離間させている。
素ランプ10には、ランプボックス42への実装を容易
にするために、金属製のフランジ部56が接着剤等で固
定されている。このフランジ部56は、重水素ランプ1
0のステム12側を包囲するための筒胴57の端部か
ら、ランプ10の管軸Lに対して垂直方向に突出する。
このようなフランジ部56を設ける結果、フランジ部5
6を指で摘まむようにして、ランプ交換作業を行うこと
ができるので、容器11のガラス部分に指が触れること
がなく、指紋等の汚れにより発生する輝度ムラを無くす
ことができる。
42の上端42Aに当接させる。その結果、ランプボッ
クス42内に重水素ランプ10を宙づり状態で簡単に収
容させることできる。しかも、ランプボックス42と重
水素ランプ10のフランジ部56との当接により、フラ
ンジ部56によってランプ収容空間部Sに適切な蓋がな
され、ランプ収容空間部S内への冷却風の侵入を適切に
阻止することができる。
水素ランプ10の実装位置を常に一定にする必要があ
る。そこで、ランプボックス42の上端42Aに位置決
めピン57を突出させ、この位置決めピン57は、フラ
ンジ部56の切欠き溝58内に差し込まれる。従って、
重水素ランプ10の前後を取り違えることなく、確実な
ランプ交換作業が行われる。
42に固定させるにあたって、フランジ部57には、ネ
ジ差し込み孔59が設けられ、これに対応するようにラ
ンプボックス42の上端42Aにはネジ孔60(図7及
び図8参照)が形成されている。よって、ネジ差し込み
孔59を通すように、ネジ61をネジ孔60に螺合させ
ることで、フランジ部57は、ランプボックス42にし
っかりと固定されることになる。
図3及び図4に示すように、筺体41には、ランプボッ
クス42のランプ挿入開口55に臨むようにして、着脱
自在な上蓋62が設けられている。そして、上蓋62
は、ローレットネジ63の着脱によって開閉させること
ができる。このような上蓋62の採用によって、ランプ
交換作業時に上蓋62を簡単に外すことができ、ランプ
ボックス42を上から覗き込むように作業することがで
きるので、割れ易いランプ10の交換を安全に行うこと
ができる。
プ10を、常に一定した出力特性に維持させるための方
策について述べる。図4及び図6に示すように、ランプ
ボックス42は、筺体41の底面板41aから離間させ
るように固定されている。具体的に、底面板41aとラ
ンプボックス42の底面42Bとの間に板状のセラミッ
クス製断熱部材(第1の断熱板)65を介在させる。そ
の結果、外気に直接触れている筺体41と、重水素ラン
プ10を直接的に収容するランプボックス42とを熱的
に遮断し、筺体41の温度変化をランプボックス42へ
伝わり難くしている。
る筺体41からランプボックス42が熱的に遮断される
ことになり、筺体41の温度変化が重水素ランプ10の
出力特性に影響を与えにくくなり、前述した二重遮蔽構
造と相俟って、重水素ランプ10の安定した動作特性を
長時間維持し続けることが可能となった。これによっ
て、野外や屋内での使用環境に左右されない汎用性の高
い装置が実現される。例えば、野外での水質検査用分光
光度計、工場やプラントの各場所での化学物質の定期検
査等に応用可能である。
1aとの間には、板状のゴム製防振部材66が配置され
ている。そして、防振部材66と断熱部材65とランプ
ボックス42とは、4本のネジ67によって筺体41の
底面板41aに固定される。この場合、各ネジ67は、
底面板41aの下方から挿入されて、ランプボックス4
2のネジ孔68(図9参照)内に螺入される。このよう
に、防振部材66の採用により、外部から筺体41が受
ける振動をランプボックス42に伝え難くし、重水素ラ
ンプ10の適切な振れを防止して、出力特性を安定させ
ている。
線を確実に出射させる方策について説明する。
前壁42aには、紫外線投光用の開口窓30に対峙する
光出射開口69が貫通状態で設けられている。更に、ラ
ンプボックス42の前壁42aには、光出射開口69を
延長させるためのアルミ製導光筒70が前方に突出する
ように固定されている。図12及び図13に示すよう
に、この導光筒70の中央には、光出射開口69と同心
的に配置させる延長開口71が形成され、この中を紫外
線が通過することになる。また、導光筒70は、4本の
ネジ73によってランプボックス42に固定されてい
る。具体的には、延長開口71の周囲に設けられた4個
のネジ挿通孔72を介して、導光筒70はネジ73によ
ってランプボックス42に固定される。
空気中に紫外線が照射されるとオゾンが発生することが
知られており、紫外線を空気に出来る限り接触させない
ようにするためである。すなわち、筺体41内には、冷
却ファン43によって強制的な空気の流れ発生してお
り、このような部分を紫外線が通過すると、紫外線が存
在するところに、常に新たな空気が供給され続けること
になり、多量のオゾンの発生を引き起こし、このこと
が、紫外線のオゾン揺らぎを発生させてしまう。
0で囲むと共に、導光筒70を前面板41dまで延ば
し、紫外線に冷却風ができるだけ当たらないようにす
る。従って、このような導光筒70の採用により、筺体
41内において、紫外線が通過している部分でオゾンの
発生を抑制し、オゾンの発生による出射光の揺らぎを適
切に回避させている。
延ばす結果、導光筒70が筺体41に接近し、筺体41
の熱変動が導光筒70を介してランプボックス42に伝
わることになる。そこで、導光筒70の先端面に円板状
のセラミックス製断熱部材(第2の断熱板)74を固定
させている。この断熱部材74は、図14に示すよう
に、2本のネジ75によって導光筒70に固定される。
このような断熱部材74の採用で、導光筒70を可能な
限り筺体41に近づけることが可能となる。
この前端側から光コネクタ用のアダプタ76の後端が挿
入される。そして、アダプタの前端を筺体41の前面板
41dから露出させる。その結果、このアダプタ76に
よって、筺体41の外部での図示しない光ファイバとの
光接続が容易となる。しかも、筺体41内において、導
光筒70との協働により、紫外線が冷気風の影響を極め
て受けにくい構造になるので、光出力特性の極めて高い
安定化も図られる。
が設けられており、導光筒70には、2個のネジ孔77
が設けられている。よって、前述した2本のネジ75に
よって、アダプタ76と一緒に断熱部材74が導光筒7
0に固定されることになる。
ス42の光出射開口69内には、集光レンズ80が固定
されている。この集光レンズ80は、重水素ランプ10
に近づけられており、より多くの光を集光させることが
でき、光強度がアップすることになる。この集光レンズ
80は、ワッシャ81を介在させて、導光筒70とラン
プボックス42とで挟み込み固定させている。このよう
に構成すると、重水素ランプの出力に合致させるような
集光レンズ80を簡単に組み込むことができ、作業の効
率化や集光レンズ80の選択の自由度が増すことにな
る。
体化を図るために、集光レンズ80を、導光筒70の延
長開口71内に固定させてもよい。この場合、集光レン
ズ80が導光筒70に予め組み込まれた状態になるた
め、組立て作業性が更に向上することになる。
させ、冷却効率を向上させる方策について説明する。図
4及び図5に示すように、筺体41内において、ランプ
ボックス42と冷却ファン43との間には、断面T字状
の放熱フィン83を延在させ、この放熱フィン83を、
アルミ材によって形成させる。
42に固定させており、筺体41と接触しないように底
面板41aから僅かに離されると共に、冷却ファン43
の近くまで延びる。そして、放熱フィン83の後端を冷
却ファン43と対峙させる。従って、放熱フィン83に
沿った冷却風が発生すると、冷却風が冷却ファン43に
よって素早く外部に排出されることになり、筺体41内
での空気の入れ替え効率が高められ、ランプ始動時にお
いて、出力安定に要する暖気運転の時間短縮を可能なす
る。
83は、ランプボックス42と冷却ファン43との間で
筺体41の底面板41aに対して垂直に延在する仕切板
83aと、仕切板83aの上部に設けられて仕切板83
aに対し直交する方向(底面板41aに平行)に延在す
るルーフ板41bとを有している。そして、放熱フィン
83の前端は、ランプボックス42に接触させ、その他
端は冷却ファン43近傍に位置させている。このよう
に、放熱フィン83は断面T字状に形成さる結果、冷却
風は、ルーフ板41bによって上から抑えこまれるよう
に流れるので、冷却風が筺体41の上面板41eや上蓋
62に当たり難くなり、しかも、冷却風を効率良くスピ
ィデーに排出させることができる。
熱交換によって、冷却風は暖められることになり、この
冷却風は、上昇しながら冷却ファン43によって引かれ
ることになるが、仕切板83a及びルーフ板83bで作
り出された断面L字状の通路に沿って効率良く排気され
ることになる。更に、冷却風の排気効率を高めるため、
筺体41の底面板41aには、仕切板83aの両側に位
置する複数の吸気孔84が設けられており、各吸気孔8
4は、仕切板83aに沿うように一列に並べられている
(図5参照)。その結果、放熱フィン83の直近で下か
ら吸気されるので、冷却風を、放熱フィン83に沿って
効率良く冷却ファン43に誘導させることができる。
ボックス42の外表面に当接させる断面コ字状の放熱部
85が一体に設けられ、この放熱部85によって、ラン
プボックス42と放熱フィン83との間の熱伝導効率を
高めている。従って、ランプボックス42の放熱面積の
拡大化が図られ、ランプボックス42の冷却効率が高め
られることになる。更に、放熱フィン83をランプボッ
クス42に固定するため、放熱部85にはネジ挿入孔8
5aが設けられ、ランプボックス42にはネジ孔87
(図11参照)が設けられている。そして、ネジ挿入孔
85aとネジ孔87とを位置合わせした後、ネジ86に
よって、放熱部85はランプボックス42に取り付けら
れることになる(図5参照)。
板83bが上蓋62の近傍に位置する結果、ルーフ板8
3bにインタロック機構90を取り付けることができ
る。このインタロック機構90は、上蓋62が外された
場合に電源をオフにするための安全機構である。
以上のように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、筺体内に固定されると共に、所定の波長
光を発生させる重水素ランプを収容して、重水素ランプ
から出射させる光を外部へ導出させる光出射開口を有す
るランプボックスと、筺体内に固定されて、重水素ラン
プを駆動させる電源部と、筺体に固定されて、筺体内で
強制的な空気の流れを発生させる冷却ファンとを備え、
ランプボックスには、上方が開口したランプ収容空間部
が形成され、重水素ランプのステム側を上にしてランプ
収容空間部内に重水素ランプを収容させることにより、
外気の温度変化の影響を受けにくく、極めて高い出力の
安定性を得られる。
る重水素ランプの一実施形態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
状態を示す拡大断面図である。
である。
ある。
である。
41…筺体、41a…底面板、42…ランプボックス、
43…冷却ファン、44…電源部、50…吸気孔、56
…フランジ部、62…上蓋、66…防振部材、65…第
1の断熱板(断熱部材)、69…光出射開口、70…導
光筒、71…延長開口、74…第2の断熱板(断熱部
材)、76…アダプタ、80…集光レンズ、83…放熱
フィン、83a…仕切板、83b…ルーフ板、84…吸
気孔、85…放熱部、S…ランプ収容空間部。
Claims (3)
- 【請求項1】 筺体内に固定されると共に、所定の波長
光を発生させる重水素ランプを収容して、前記重水素ラ
ンプから出射させる光を外部へ導出させる光出射開口を
有するランプボックスと、 前記筺体内に固定されて、前記重水素ランプを駆動させ
る電源部と、 前記筺体に固定されて、前記筺体内で強制的な空気の流
れを発生させる冷却ファンとを備え、 前記ランプボックスには、上方が開口したランプ収容空
間部が形成され、重水素ランプのステム側を上にして前
記ランプ収容空間部内に前記重水素ランプを収容させる
ことを特徴とするポータブル型光源装置。 - 【請求項2】 前記筺体には、前記ランプボックスの前
記開口を臨む位置に着脱自在な上蓋が設けられたことを
特徴とする請求項1記載のポータブル型光源装置。 - 【請求項3】 前記重水素ランプの前記ステム側には、
管軸に対して垂直方向に突出する金属製のフランジ部が
設けられ、前記フランジ部を、前記ランプボックスの上
端に当接させて、前記重水素ランプを、前記ランプボッ
クスの前記ランプ収容空間部内で保持させることを特徴
とする請求項1又は2記載のポータブル型光源装置。
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