JP2000315932A - 積層型圧電共振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フィルタ - Google Patents
積層型圧電共振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フィルタInfo
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/15—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
- H03H9/17—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
- H03H9/178—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator of a laminated structure of multiple piezoelectric layers with inner electrodes
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/54—Filters comprising resonators of piezoelectric or electrostrictive material
- H03H9/58—Multiple crystal filters
- H03H9/60—Electric coupling means therefor
- H03H9/605—Electric coupling means therefor consisting of a ladder configuration
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層型圧電共振子の外形寸法や、基体を作製
するためのマザー基板の設計変更を行うことなく、所望
の容量を得ることができる積層型圧電共振子およびその
特性調整方法を得る。 【解決手段】 積層型圧電共振子10は、圧電体層14
と内部電極16とを積層した基体12を含む。圧電体層
14と内部電極16との積層面は、基体12の長手方向
に対して直交しないように角度をもって形成される。内
部電極16を交互に絶縁体18,20で被覆し、外部電
極22,24を形成することにより、隣接する内部電極
16を外部電極22,24に交互に接続する。このよう
な基体12を得るために、圧電体層と内部電極とを積層
したマザー基板を、積層面に直交しないように角度をも
って切断する。
するためのマザー基板の設計変更を行うことなく、所望
の容量を得ることができる積層型圧電共振子およびその
特性調整方法を得る。 【解決手段】 積層型圧電共振子10は、圧電体層14
と内部電極16とを積層した基体12を含む。圧電体層
14と内部電極16との積層面は、基体12の長手方向
に対して直交しないように角度をもって形成される。内
部電極16を交互に絶縁体18,20で被覆し、外部電
極22,24を形成することにより、隣接する内部電極
16を外部電極22,24に交互に接続する。このよう
な基体12を得るために、圧電体層と内部電極とを積層
したマザー基板を、積層面に直交しないように角度をも
って切断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は積層型圧電共振子
に関し、特にたとえば、圧電体層と内部電極とを積層し
た基体を有する長さ振動モードで振動する積層型圧電共
振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フ
ィルタに関する。
に関し、特にたとえば、圧電体層と内部電極とを積層し
た基体を有する長さ振動モードで振動する積層型圧電共
振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フ
ィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の積層型圧電共振子は、た
とえば特開平10−4330号に記載されている。図1
0は、従来の積層型圧電共振子の一例を示す図解図であ
る。積層型圧電共振子1は、直方体状の基体2を含む。
基体2は、複数の圧電体層3と複数の内部電極4とを積
層することによって形成される。これらの圧電体層3お
よび内部電極4の積層面は、基体2の長手方向に直交す
るように配置される。基体2の一方面側において、内部
電極4の露出部が、1つおきに絶縁体5aで被覆され
る。また、基体2の他方面側において、絶縁体5aで被
覆されていない内部電極4の露出部が、1つおきに絶縁
体5bで被覆される。さらに、基体2の一方面および他
方面には外部電極6a,6bが形成される。基体2の両
面には、絶縁体5a,5bが形成されているため、外部
電極6a,6bには、隣接する内部電極4が交互に接続
される。この積層型圧電共振子1では、図10の矢印で
示すように、隣接する圧電体層3が、基体2の長手方向
に向かって、互いに逆向きとなるように分極される。
とえば特開平10−4330号に記載されている。図1
0は、従来の積層型圧電共振子の一例を示す図解図であ
る。積層型圧電共振子1は、直方体状の基体2を含む。
基体2は、複数の圧電体層3と複数の内部電極4とを積
層することによって形成される。これらの圧電体層3お
よび内部電極4の積層面は、基体2の長手方向に直交す
るように配置される。基体2の一方面側において、内部
電極4の露出部が、1つおきに絶縁体5aで被覆され
る。また、基体2の他方面側において、絶縁体5aで被
覆されていない内部電極4の露出部が、1つおきに絶縁
体5bで被覆される。さらに、基体2の一方面および他
方面には外部電極6a,6bが形成される。基体2の両
面には、絶縁体5a,5bが形成されているため、外部
電極6a,6bには、隣接する内部電極4が交互に接続
される。この積層型圧電共振子1では、図10の矢印で
示すように、隣接する圧電体層3が、基体2の長手方向
に向かって、互いに逆向きとなるように分極される。
【0003】このような積層型圧電共振子1を製造する
には、図11に示すように、複数の圧電体層3と内部電
極4とを積層した大きいマザー基板7が形成される。そ
して、図11の点線で示すように、マザー基板7が、圧
電体層3と内部電極4との積層面に直交する向きに切断
される。このように、マザー基板7を切断することによ
り、基体2が形成される。さらに、基体2の対向面に絶
縁体5a,5bが形成され、外部電極用材料を塗布した
のち焼き付けることにより、積層型圧電共振子1が形成
される。
には、図11に示すように、複数の圧電体層3と内部電
極4とを積層した大きいマザー基板7が形成される。そ
して、図11の点線で示すように、マザー基板7が、圧
電体層3と内部電極4との積層面に直交する向きに切断
される。このように、マザー基板7を切断することによ
り、基体2が形成される。さらに、基体2の対向面に絶
縁体5a,5bが形成され、外部電極用材料を塗布した
のち焼き付けることにより、積層型圧電共振子1が形成
される。
【0004】このような積層型圧電共振子1では、外部
電極6a,6bを入出力端子として信号を入力すること
により、隣接する内部電極4間に互いに逆向きの電界が
与えられる。隣接する圧電体層3は互いに逆向きに分極
されているため、与えられた電界によって、基体2が全
体として長さ振動モードで振動し、圧電共振子として使
用することができる。
電極6a,6bを入出力端子として信号を入力すること
により、隣接する内部電極4間に互いに逆向きの電界が
与えられる。隣接する圧電体層3は互いに逆向きに分極
されているため、与えられた電界によって、基体2が全
体として長さ振動モードで振動し、圧電共振子として使
用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数の積層型圧電共振
子を直列および並列にラダー型に接続することにより、
ラダー型フィルタが形成される。このようなラダー型フ
ィルタでは、直列用の積層型圧電共振子と並列用の積層
型圧電共振子との容量比を調整することによって減衰量
を調整することができる。そのため、ラダー型フィルタ
においては、所望の特性を得るために、並列用の積層型
圧電共振子の容量が直列用の積層型圧電共振子の容量よ
り大きくなるように設計されている。したがって、ラダ
ー型フィルタの特性を調整するためには、積層型圧電共
振子の容量を調整する必要がある。このような場合に、
たとえば積層する内部電極の数や内部電極間の距離、あ
るいは圧電体層自体の誘電率を変えるなどの方法によ
り、積層型圧電共振子の容量が調整される。
子を直列および並列にラダー型に接続することにより、
ラダー型フィルタが形成される。このようなラダー型フ
ィルタでは、直列用の積層型圧電共振子と並列用の積層
型圧電共振子との容量比を調整することによって減衰量
を調整することができる。そのため、ラダー型フィルタ
においては、所望の特性を得るために、並列用の積層型
圧電共振子の容量が直列用の積層型圧電共振子の容量よ
り大きくなるように設計されている。したがって、ラダ
ー型フィルタの特性を調整するためには、積層型圧電共
振子の容量を調整する必要がある。このような場合に、
たとえば積層する内部電極の数や内部電極間の距離、あ
るいは圧電体層自体の誘電率を変えるなどの方法によ
り、積層型圧電共振子の容量が調整される。
【0006】このような調整を行うには、基体を作製す
るためのマザー基板の設計変更が必要となる場合があ
る。しかも、積層型圧電共振子の容量の調整を行う場合
においても、製品構造上の制約により、積層型圧電共振
子の外形寸法を変更できない場合がある。
るためのマザー基板の設計変更が必要となる場合があ
る。しかも、積層型圧電共振子の容量の調整を行う場合
においても、製品構造上の制約により、積層型圧電共振
子の外形寸法を変更できない場合がある。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、マ
ザー基板の設計変更や外形寸法の変更を行うことなく、
所望の容量を得ることができる積層型圧電共振子および
その特性調整方法を提供することである。
ザー基板の設計変更や外形寸法の変更を行うことなく、
所望の容量を得ることができる積層型圧電共振子および
その特性調整方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の圧電
体層と複数の内部電極とを長手方向に積層した基体と、
内部電極に接続される2つの外部電極とを含み、圧電体
層および内部電極の積層面が基体の長手方向に対して直
交しないように積層された、積層型圧電共振子である。
また、この発明は、複数の圧電共振子を直列および並列
となるようにラダー型に接続したラダー型フィルタであ
って、少なくとも並列用の圧電共振子として上述の積層
型圧電共振子が用いられる、ラダー型フィルタである。
さらに、この発明は、複数の圧電体層と複数の内部電極
とを長手方向に積層した基体と、内部電極に接続される
2つの外部電極を含む積層型圧電共振子の特性調整方法
であって、圧電体層および内部電極の積層面が基体の長
手方向に対して直交しないようにその角度を調整する工
程を含む、積層型圧電共振子の特性調整方法である。こ
の場合、圧電体層と内部電極とを積層したマザー基板を
その積層面に対して直交しない角度で切断することによ
り基体を形成することにより、基体の長手方向と積層面
との角度を調整することができる。
体層と複数の内部電極とを長手方向に積層した基体と、
内部電極に接続される2つの外部電極とを含み、圧電体
層および内部電極の積層面が基体の長手方向に対して直
交しないように積層された、積層型圧電共振子である。
また、この発明は、複数の圧電共振子を直列および並列
となるようにラダー型に接続したラダー型フィルタであ
って、少なくとも並列用の圧電共振子として上述の積層
型圧電共振子が用いられる、ラダー型フィルタである。
さらに、この発明は、複数の圧電体層と複数の内部電極
とを長手方向に積層した基体と、内部電極に接続される
2つの外部電極を含む積層型圧電共振子の特性調整方法
であって、圧電体層および内部電極の積層面が基体の長
手方向に対して直交しないようにその角度を調整する工
程を含む、積層型圧電共振子の特性調整方法である。こ
の場合、圧電体層と内部電極とを積層したマザー基板を
その積層面に対して直交しない角度で切断することによ
り基体を形成することにより、基体の長手方向と積層面
との角度を調整することができる。
【0009】圧電体層と内部電極との積層面が基体の長
手方向に直交しないようにすることにより、基体に対す
る積層面の角度によって内部電極の対向面積を変えるこ
とができる。それにより、積層型圧電共振子の容量を変
えることができる。基体に対する積層面の角度の変更
は、圧電体層と内部電極とを積層したマザー基板の切断
角度を変えることにより行うことができ、マザー基板の
設計変更などを必要としない。
手方向に直交しないようにすることにより、基体に対す
る積層面の角度によって内部電極の対向面積を変えるこ
とができる。それにより、積層型圧電共振子の容量を変
えることができる。基体に対する積層面の角度の変更
は、圧電体層と内部電極とを積層したマザー基板の切断
角度を変えることにより行うことができ、マザー基板の
設計変更などを必要としない。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の積層型圧電共振
子の一例を示す図解図である。積層型圧電共振子10
は、たとえば直方体状の基体12を含む。基体12は、
複数の圧電体層14および複数の内部電極16を積層す
ることによって形成される。圧電体層14および内部電
極16の積層面は、基体12の長手方向に対して直交し
ないように角度をもって配置される。隣接する圧電体層
14は、図1の矢印に示すように、基体12の長手方向
に向かって互いに逆向きとなるように分極される。
子の一例を示す図解図である。積層型圧電共振子10
は、たとえば直方体状の基体12を含む。基体12は、
複数の圧電体層14および複数の内部電極16を積層す
ることによって形成される。圧電体層14および内部電
極16の積層面は、基体12の長手方向に対して直交し
ないように角度をもって配置される。隣接する圧電体層
14は、図1の矢印に示すように、基体12の長手方向
に向かって互いに逆向きとなるように分極される。
【0012】基体12の一方側面においては、内部電極
16の露出部が、1つおきに絶縁体18で被覆される。
また、基体12の他方側面においては、基体12の一方
側面において絶縁体18で被覆されていない内部電極1
6の露出部が絶縁体20で被覆される。さらに、基体1
2の絶縁体18,20形成面において、それぞれ外部電
極22,24が形成される。したがって、外部電極2
2,24には、隣接する内部電極16が交互に接続され
る。
16の露出部が、1つおきに絶縁体18で被覆される。
また、基体12の他方側面においては、基体12の一方
側面において絶縁体18で被覆されていない内部電極1
6の露出部が絶縁体20で被覆される。さらに、基体1
2の絶縁体18,20形成面において、それぞれ外部電
極22,24が形成される。したがって、外部電極2
2,24には、隣接する内部電極16が交互に接続され
る。
【0013】このような積層型圧電共振子10を製造す
るには、図2に示すように、圧電体層14と内部電極1
6とを積層した大きいマザー基板30が準備される。マ
ザー基板30を作製するには、たとえば圧電体層となる
セラミックグリーンシートと電極材料とを積層し、焼成
することによってセラミックの層と内部電極16とが形
成される。そして、隣接するセラミック層が互いに逆向
きとなるように分極させることにより、圧電体層14が
形成される。このようにして得られたマザー基板30
が、図2の点線で示すように、マルチワイヤーソウなど
によって、積層面と直交しないように角度をもって切断
される。さらに、図3に示すように、得られた切断片の
端部を切り落とすことによって、基体12が形成され
る。そして、基体12の対向側面に絶縁体18,20を
形成し、さらに外部電極22,24を形成することによ
り、積層型圧電共振子10が作製される。
るには、図2に示すように、圧電体層14と内部電極1
6とを積層した大きいマザー基板30が準備される。マ
ザー基板30を作製するには、たとえば圧電体層となる
セラミックグリーンシートと電極材料とを積層し、焼成
することによってセラミックの層と内部電極16とが形
成される。そして、隣接するセラミック層が互いに逆向
きとなるように分極させることにより、圧電体層14が
形成される。このようにして得られたマザー基板30
が、図2の点線で示すように、マルチワイヤーソウなど
によって、積層面と直交しないように角度をもって切断
される。さらに、図3に示すように、得られた切断片の
端部を切り落とすことによって、基体12が形成され
る。そして、基体12の対向側面に絶縁体18,20を
形成し、さらに外部電極22,24を形成することによ
り、積層型圧電共振子10が作製される。
【0014】このような積層型圧電共振子10では、外
部電極22,24を入出力端子して信号を入力すること
により、隣接する内部電極16間に電界が与えられる。
このとき、隣接する内部電極16が交互に外部電極2
2,24に接続されているため、隣接する圧電体層14
には逆向きの電界が与えられる。そして、隣接する圧電
体層14は、互いに逆向きに分極されているため、信号
が入力されることによって、基体12全体として長さ振
動モードで振動する。
部電極22,24を入出力端子して信号を入力すること
により、隣接する内部電極16間に電界が与えられる。
このとき、隣接する内部電極16が交互に外部電極2
2,24に接続されているため、隣接する圧電体層14
には逆向きの電界が与えられる。そして、隣接する圧電
体層14は、互いに逆向きに分極されているため、信号
が入力されることによって、基体12全体として長さ振
動モードで振動する。
【0015】この積層型圧電共振子10では、基体12
の長手方向と積層面との角度θによって、内部電極16
の対向面積が変わり、それに伴って積層型圧電共振子1
0の容量も変わる。この角度θと積層型圧電共振子10
の容量との関係を図4に示す。図4では、角度θが90
°のときの容量を基準として、角度θと容量比との関係
を示してある。図4からわかるように、角度θが大きく
なるにしたがって、積層型圧電共振子10の容量が大き
くなっている。
の長手方向と積層面との角度θによって、内部電極16
の対向面積が変わり、それに伴って積層型圧電共振子1
0の容量も変わる。この角度θと積層型圧電共振子10
の容量との関係を図4に示す。図4では、角度θが90
°のときの容量を基準として、角度θと容量比との関係
を示してある。図4からわかるように、角度θが大きく
なるにしたがって、積層型圧電共振子10の容量が大き
くなっている。
【0016】なお、積層型圧電共振子10としては、図
5に示すように、基体12の1つの側面に2つの外部電
極22,24を形成することもできる。このような積層
型圧電共振子10では、基体12の1つの側面の幅方向
の中央部において、基体12の長手方向に延びる溝26
が形成される。溝26の一方側においては、内部電極1
6の露出部が1つおきに絶縁体18で被覆される。ま
た、溝26の他方側においては、一方側で絶縁体18で
被覆されていない内部電極16の露出部が絶縁体20で
被覆される。そして、溝26の両側に、外部電極22,
24が形成される。このような積層型圧電共振子10に
おいても、図1に示す積層型圧電共振子と同様に、外部
電極22,24に信号を入力することにより、長さ振動
モードで振動させることができる。
5に示すように、基体12の1つの側面に2つの外部電
極22,24を形成することもできる。このような積層
型圧電共振子10では、基体12の1つの側面の幅方向
の中央部において、基体12の長手方向に延びる溝26
が形成される。溝26の一方側においては、内部電極1
6の露出部が1つおきに絶縁体18で被覆される。ま
た、溝26の他方側においては、一方側で絶縁体18で
被覆されていない内部電極16の露出部が絶縁体20で
被覆される。そして、溝26の両側に、外部電極22,
24が形成される。このような積層型圧電共振子10に
おいても、図1に示す積層型圧電共振子と同様に、外部
電極22,24に信号を入力することにより、長さ振動
モードで振動させることができる。
【0017】このような積層型圧電共振子10を用い
て、図6に示すように、ラダー型フィルタを形成するこ
とができる。ラダー型フィルタ40は、絶縁体基板42
を含む。絶縁体基板42上には、4つのパターン電極4
4,46,48,50が形成される。パターン電極4
4,46,48は、絶縁体基板42の一端側に引き出さ
れ、パターン電極50は絶縁体基板42の他端側におい
て、絶縁体基板42の端部に沿って延びるように形成さ
れる。
て、図6に示すように、ラダー型フィルタを形成するこ
とができる。ラダー型フィルタ40は、絶縁体基板42
を含む。絶縁体基板42上には、4つのパターン電極4
4,46,48,50が形成される。パターン電極4
4,46,48は、絶縁体基板42の一端側に引き出さ
れ、パターン電極50は絶縁体基板42の他端側におい
て、絶縁体基板42の端部に沿って延びるように形成さ
れる。
【0018】さらに、パターン電極44,46,48と
パターン電極50との間において、間隔を隔てて配置さ
れる5つのランド52,54,56,58,60が形成
される。1番目のランド52はパターン電極44に接続
され、2番目および5番目のランド54,60はパター
ン電極50に接続され、3番目のランド56はパターン
電極46に接続され、4番目のランド58はパターン電
極48に接続される。
パターン電極50との間において、間隔を隔てて配置さ
れる5つのランド52,54,56,58,60が形成
される。1番目のランド52はパターン電極44に接続
され、2番目および5番目のランド54,60はパター
ン電極50に接続され、3番目のランド56はパターン
電極46に接続され、4番目のランド58はパターン電
極48に接続される。
【0019】これらのランド52〜60上に、4つの積
層型圧電共振子10a,10b,10c,10dが取り
付けられる。そして、図7に示すように、積層型圧電共
振子10a〜10dが、直列および並列となるようにラ
ダー型に接続されている。この場合、積層型圧電共振子
10a〜10dの外部電極22,24の中央部に導電部
材62が形成され、この導電部材62がランド52〜6
0に接続される。このように、積層型圧電共振子10a
〜10dを絶縁体基板42から浮かせることによって、
積層型圧電共振子10a〜10dの振動のための空間を
確保することができる。さらに、絶縁体基板42上に
は、積層型圧電共振子10a〜10dを覆うようにし
て、金属製のキャップ64が被せられる。なお、キャッ
プ64によってパターン電極44〜50が短絡しないよ
うに、絶縁体基板42上のキャップ64が接触する部分
に、絶縁膜が形成される。
層型圧電共振子10a,10b,10c,10dが取り
付けられる。そして、図7に示すように、積層型圧電共
振子10a〜10dが、直列および並列となるようにラ
ダー型に接続されている。この場合、積層型圧電共振子
10a〜10dの外部電極22,24の中央部に導電部
材62が形成され、この導電部材62がランド52〜6
0に接続される。このように、積層型圧電共振子10a
〜10dを絶縁体基板42から浮かせることによって、
積層型圧電共振子10a〜10dの振動のための空間を
確保することができる。さらに、絶縁体基板42上に
は、積層型圧電共振子10a〜10dを覆うようにし
て、金属製のキャップ64が被せられる。なお、キャッ
プ64によってパターン電極44〜50が短絡しないよ
うに、絶縁体基板42上のキャップ64が接触する部分
に、絶縁膜が形成される。
【0020】このようなラダー型フィルタ40では、直
列用の積層型圧電共振子10a,10dと並列用の積層
型圧電共振子10b,10cとの容量比を調整すること
によって減衰量を調整することができる。そのため、ラ
ダー型フィルタ40においては、所望の特性を得るため
に、並列用の積層型圧電共振子10b,10cの容量が
直列用の積層型圧電共振子10a,10dの容量より大
きくなるように設計されている。このようなラダー型フ
ィルタ40において、たとえば並列用の積層型圧電共振
子10b,10cの容量を調整することにより容量比が
調整されるが、これらの積層型圧電共振子10b,10
cの基体12の長手方向と積層面との間の角度θが調整
される。
列用の積層型圧電共振子10a,10dと並列用の積層
型圧電共振子10b,10cとの容量比を調整すること
によって減衰量を調整することができる。そのため、ラ
ダー型フィルタ40においては、所望の特性を得るため
に、並列用の積層型圧電共振子10b,10cの容量が
直列用の積層型圧電共振子10a,10dの容量より大
きくなるように設計されている。このようなラダー型フ
ィルタ40において、たとえば並列用の積層型圧電共振
子10b,10cの容量を調整することにより容量比が
調整されるが、これらの積層型圧電共振子10b,10
cの基体12の長手方向と積層面との間の角度θが調整
される。
【0021】ラダー型フィルタ40では、図8に示すよ
うな減衰特性を有するが、並列用の積層型圧電共振子1
0b,10cの容量を調整することによって減衰量を調
整することができる。並列用の積層型圧電共振子10
b,10cにおいて、基体12の長手方向と積層面との
角度θを変化させて、ラダー型フィルタ40の減衰量を
測定し、その結果を図9に示した。図9からわかるよう
に、並列用の積層型圧電共振子10b,10cの角度θ
を90°から小さくするにしたがってその容量が大きく
なり、直列用の積層型圧電共振子10a,10dとの容
量比が大きくなって、減衰量が大きくなっていることが
確認された。
うな減衰特性を有するが、並列用の積層型圧電共振子1
0b,10cの容量を調整することによって減衰量を調
整することができる。並列用の積層型圧電共振子10
b,10cにおいて、基体12の長手方向と積層面との
角度θを変化させて、ラダー型フィルタ40の減衰量を
測定し、その結果を図9に示した。図9からわかるよう
に、並列用の積層型圧電共振子10b,10cの角度θ
を90°から小さくするにしたがってその容量が大きく
なり、直列用の積層型圧電共振子10a,10dとの容
量比が大きくなって、減衰量が大きくなっていることが
確認された。
【0022】このように、この発明の積層型圧電共振子
10では、基体12の長手方向と積層面との角度θを変
えることにより、簡単に容量の調整を行うことができ、
ラダー型フィルタの減衰量の調整などに役立てることが
できる。しかも、容量の調整を行うために、基体12を
形成するためのマザー基板30の設計を変更することな
く、その切断角度を変えるだけで容量の調整ができる。
もちろん、この発明の積層型圧電共振子10をラダー型
フィルタ40に用いる場合、並列用の積層型圧電共振子
10b,10cだけでなく、直列用の積層型圧電共振子
10a,10dにも用いることができる。さらに、この
発明の積層型圧電共振子10は、1つの積層型圧電共振
子のみを用いる発振子やディスクリミネータなどにも適
用可能である。
10では、基体12の長手方向と積層面との角度θを変
えることにより、簡単に容量の調整を行うことができ、
ラダー型フィルタの減衰量の調整などに役立てることが
できる。しかも、容量の調整を行うために、基体12を
形成するためのマザー基板30の設計を変更することな
く、その切断角度を変えるだけで容量の調整ができる。
もちろん、この発明の積層型圧電共振子10をラダー型
フィルタ40に用いる場合、並列用の積層型圧電共振子
10b,10cだけでなく、直列用の積層型圧電共振子
10a,10dにも用いることができる。さらに、この
発明の積層型圧電共振子10は、1つの積層型圧電共振
子のみを用いる発振子やディスクリミネータなどにも適
用可能である。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、基体の長手方向と積
層面との間の角度を調整することにより、積層型圧電共
振子の容量を調整することができる。しかも、このよう
な調整は、マザー基板の切断角度を変えるだけでよく、
マザー基板の設計を変更する必要がない。したがって、
容量を調整した積層型圧電共振子を使用することによ
り、ラダー型フィルタの減衰量を調整することができ
る。
層面との間の角度を調整することにより、積層型圧電共
振子の容量を調整することができる。しかも、このよう
な調整は、マザー基板の切断角度を変えるだけでよく、
マザー基板の設計を変更する必要がない。したがって、
容量を調整した積層型圧電共振子を使用することによ
り、ラダー型フィルタの減衰量を調整することができ
る。
【図1】この発明の積層型圧電共振子の一例を示す図解
図である。
図である。
【図2】図1に示す積層型圧電共振子の基体を形成する
ためのマザー基板とその切断方向を示す図解図である。
ためのマザー基板とその切断方向を示す図解図である。
【図3】図2に示すマザー基板から切りだした基体を示
す図解図である。
す図解図である。
【図4】基体の長手方向と積層面との間の角度を変化さ
せたときの容量変化を示すグラフである。
せたときの容量変化を示すグラフである。
【図5】この発明の積層型圧電共振子の他の例を示す図
解図である。
解図である。
【図6】図5に示す積層型圧電共振子を用いたラダー型
フィルタを示す分解斜視図である。
フィルタを示す分解斜視図である。
【図7】図6に示すラダー型フィルタの回路図である。
【図8】図6に示すラダー型フィルタの減衰特性を示す
グラフである。
グラフである。
【図9】図6に示すラダー型フィルタに用いられる並列
用の積層型圧電共振子において、基体の長手方向と積層
面との間の角度を変化させたときの減衰量の変化を示す
グラフである。
用の積層型圧電共振子において、基体の長手方向と積層
面との間の角度を変化させたときの減衰量の変化を示す
グラフである。
【図10】従来の積層型圧電共振子の一例を示す図解図
である。
である。
【図11】図10に示す従来の積層型圧電共振子の基体
を形成するためのマザー基板とその切断方向を示す図解
図である。
を形成するためのマザー基板とその切断方向を示す図解
図である。
10 積層型圧電共振子 12 基体 14 圧電体層 16 内部電極 18,20 絶縁体 22,24 外部電極 30 マザー基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月28日(2000.1.2
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の積層型圧電共振
子の一例を示す図解図である。積層型圧電共振子10
は、たとえば直方体状の基体12を含む。基体12は、
複数の圧電体層14および複数の内部電極16を積層す
ることによって形成される。圧電体層14および内部電
極16の積層面は、基体12の長手方向に対して直交し
ないように角度をもって配置される。隣接する圧電体層
14は、図1の矢印に示すように、内部電極16に対し
て直交する方向に向かって互いに逆向きとなるように分
極される。
子の一例を示す図解図である。積層型圧電共振子10
は、たとえば直方体状の基体12を含む。基体12は、
複数の圧電体層14および複数の内部電極16を積層す
ることによって形成される。圧電体層14および内部電
極16の積層面は、基体12の長手方向に対して直交し
ないように角度をもって配置される。隣接する圧電体層
14は、図1の矢印に示すように、内部電極16に対し
て直交する方向に向かって互いに逆向きとなるように分
極される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の圧電体層と複数の内部電極とを長
手方向に積層した基体、および前記内部電極に接続され
る2つの外部電極を含み、 前記圧電体層および前記内部電極の積層面が前記基体の
長手方向に対して直交しないように積層された、積層型
圧電共振子。 - 【請求項2】 複数の圧電共振子を直列および並列とな
るようにラダー型に接続したラダー型フィルタであっ
て、 少なくとも並列用の圧電共振子として請求項1に記載の
積層型圧電共振子が用いられる、ラダー型フィルタ。 - 【請求項3】 複数の圧電体層と複数の内部電極とを長
手方向に積層した基体、および前記内部電極に接続され
る2つの外部電極を含む積層型圧電共振子の特性調整方
法であって、 前記圧電体層および前記内部電極の積層面が前記基体の
長手方向に対して直交しないようにその角度を調整する
工程を含む、積層型圧電共振子の特性調整方法。 - 【請求項4】 圧電体層と内部電極とを積層したマザー
基板をその積層面に対して直交しない角度で切断するこ
とにより前記基体が形成される、請求項3に記載の積層
型圧電共振子の特性調整方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11124486A JP2000315932A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 積層型圧電共振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フィルタ |
| US09/536,974 US6215228B1 (en) | 1999-04-30 | 2000-03-28 | Stacked piezoelectric resonator, characteristics-adjusting method thereof, and ladder-type filter including the same |
| CN00108259.0A CN1127207C (zh) | 1999-04-30 | 2000-04-28 | 层叠压电谐振器、其特性调节方法和含其的梯形滤波器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11124486A JP2000315932A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 積層型圧電共振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000315932A true JP2000315932A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14886714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11124486A Pending JP2000315932A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 積層型圧電共振子とその特性調整方法およびそれを用いたラダー型フィルタ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6215228B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000315932A (ja) |
| CN (1) | CN1127207C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022075959A (ja) * | 2018-08-13 | 2022-05-18 | 株式会社村田製作所 | 弾性波フィルタ |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10111948B4 (de) * | 2001-03-13 | 2004-08-26 | Eads Deutschland Gmbh | Formanpassbare Elektrodenstruktur in Schichtbauweise und Verfahren zum Betrieb |
| US20060232166A1 (en) * | 2005-04-13 | 2006-10-19 | Par Technologies Llc | Stacked piezoelectric diaphragm members |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3577170B2 (ja) * | 1996-08-05 | 2004-10-13 | 株式会社村田製作所 | 圧電共振子とその製造方法およびそれを用いた電子部品 |
| JP3262076B2 (ja) * | 1997-10-03 | 2002-03-04 | 株式会社村田製作所 | 圧電共振子、圧電共振子の周波数調整方法および通信機器 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11124486A patent/JP2000315932A/ja active Pending
-
2000
- 2000-03-28 US US09/536,974 patent/US6215228B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-04-28 CN CN00108259.0A patent/CN1127207C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022075959A (ja) * | 2018-08-13 | 2022-05-18 | 株式会社村田製作所 | 弾性波フィルタ |
| JP7363952B2 (ja) | 2018-08-13 | 2023-10-18 | 株式会社村田製作所 | 弾性波フィルタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1127207C (zh) | 2003-11-05 |
| CN1272721A (zh) | 2000-11-08 |
| US6215228B1 (en) | 2001-04-10 |
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