JP2000316009A - Atm−mバスシステムにおける空きセルの優先割当方法および該方法に使用する分岐装置 - Google Patents

Atm−mバスシステムにおける空きセルの優先割当方法および該方法に使用する分岐装置

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JP2000316009A
JP2000316009A JP12427899A JP12427899A JP2000316009A JP 2000316009 A JP2000316009 A JP 2000316009A JP 12427899 A JP12427899 A JP 12427899A JP 12427899 A JP12427899 A JP 12427899A JP 2000316009 A JP2000316009 A JP 2000316009A
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Osamu Kanekawa
修 金川
Junji Asakura
順治 朝倉
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NTT Inc
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Nakayo Telecommunications Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻湊したATM−Mバス上での、音声通信等
のリアルタイム性が要求されるデータの遅延及び揺らぎ
をなくして通信の品質を確保する。 【解決手段】 ATM主装置に接続された下りバス21
が最遠端の分岐装置30−2の下流の折返し部32で折
り返されて上りバス22とされたMバス20に複数の分
岐装置30を縦列接続したATM−Mバスシステムにお
ける空きセルの優先割当制御方法であって、分岐装置3
0に収容された端末50からATM主装置(MBU1
2)への発信時に送られる“呼設定メッセージ(Set
Up)”の中の“AALパラメータ”情報要素の内容に
空きセルの優先割当てを要とする端末か空きセルの優先
割当てを要しない端末かを示す情報を搭載し、MBU1
2が優先割り当てを要する端末50−1が収容された分
岐装置30−1に対して使用先を特定したセル42を割
り当てて送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ATM主装置に接続されAT
Mセルが伝送されるATM−Mバスに縦列接続された複
数の分岐装置を有するとともにATM主装置から最遠端
に位置する分岐装置の下流側で下りバスを折り返して上
りバスに接続したATMマルチバス(ATM−Mバス)
システムにおいて、リアルタイムが要求されるセルの通
信品質を確保する方法およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、ATM主装置に接続されAT
Mセルが伝送される2本のATMバスに縦列接続された
複数の分岐装置を有するとともに、ATM主装置から最
遠端に位置する分岐装置の下流側で下りバスを折り返し
て上りバスに接続したATM−Uバスシステムと称する
バスシステム(特開平10−210045号公報等)を
提案している。以下、このバスシステムをATM−Mバ
スシステムという。
【0003】ところで、NNI(Network Node Interfa
ce)には、ATMセルのGFC(Generic Flow Contro
l:一般的フロー制御;4bit)の規定が無い。したがっ
て、ATMセルのGFCは、End-to-Endの機能としては
使用されず、UNI(User Network Interface)部分に
のみ使用されるフィールドである。
【0004】ATM−Mバスシステムでは、内線側イン
タフェースの1つとして、分岐装置を縦列接続し、分岐
装置間(Mバス区間)にのみGFCの4bitを各分岐装
置のID(識別子)として割り付け、分岐装置に収容さ
れる複数端末をVP(Virtual Path)で識別するように
している。
【0005】このATM−Mバスシステムは、ATM主
装置からヘッダに宛先情報(ID制御情報)を有するA
TMセルを下りバス上に送り出す。分岐装置では、ヘッ
ダを参照して自己宛のIDを有するセルからペイロード
に搭載された情報を取り込こんだ後、宛先を空欄とした
空きセルを下流側に送出する。下りバス上を流れる空き
セルは、最遠端にある分岐装置の下流に設けた折返部で
折り返されて上りバス上を主装置に向けて転送される。
【0006】以下、上記ATM−Mバスシステムの構成
を図3を用いて説明する。ATM−Mバスシステムは、
ATM主装置10と、ATMバス20と、該ATMバス
20に縦列接続された複数の分岐装置30−1〜30−
4と、それぞれの分岐装置に収容された端末50(51
〜55)から構成される。
【0007】ATM主装置10は、ATMスイッチ(A
TM−SW)11と、該スイッチに収容されるM−GF
C制御機能を有するマルチバスインタフェースユニット
(以下、MBUという)12と、25Mbpsインタフ
ェースユニット(25MU)13と、LANインタフェ
ースユニット(LANU)14と、INS64へ接続さ
れたN−ISDN基本インタフェースユニット(BCO
U)15と、他ノードへ接続される25Mbpsノード
間インタフェースユニット(25MNU)16と、三者
会議ユニット(CNFU)17と、音声通話タイプ変換
ユニット(VTU)18と、中央制御ユニット(CC
U)19等を有して構成される。
【0008】ATM−Mバス20は、例えばツイスト銅
線(UTP5)または光ファイバーケーブルを用いて構
成される。ATM−Mバス20は、ATM主装置10か
らATMセル40を送り出す下りバス21と、ATM主
装置10へATMセル40を送り込む上りバス22とか
ら構成される。下りバス21は、最遠端の分岐装置30
−4の下流側に設けた折返部23で折り返されて上りバ
ス22に接続されている。
【0009】分岐装置30は、MBU12が提供するM
バス20に、専用端末および汎用ATM端末(例えば、
ATM端末51、ISDN電話機52、アナログ電話機
53、ATMボタン電話機(ATM−KT)54、キー
テレホン既存インタフェース55)等の端末50が接続
可能な25MbpsATM−UNI(端末インタフェー
ス)を6ポート収容するように構成されている。分岐装
置30は、MBU12に最大14台縦列接続されてMバ
スを構成する。分岐装置30は、例えばバス側の接続媒
体としてUTP5を、端末側の接続媒体としてUTP3
を使用する。
【0010】分岐装置30は、シグナリングによるこの
分岐装置用ユーザセルのVPI/VCIの取得と管理、
該当するユーザセルのGFC制御、端末ポート毎のトラ
ヒック制御と監視、Mバスおよび端末ポートの障害監視
機能等を有する。
【0011】ATM主装置10に搭載されたMBU12
は、155MbpsATM−Mバス20を制御するユニ
ットで、ATM主装置10に最大3ユニット搭載するこ
とができる。
【0012】MBU12は、155Mbpsユーザネッ
トワークインタフェース(UNI)によるMバスインタ
フェース(UTP5)機能、一般的フロー制御(GF
C)を用いてMバスのフローを管理するM−GFC制御
(Mバス内でのみ使用される一般的フロー制御:Mバス
の管理)機能、ATMセルのアドレス変換やATM−S
W用スイッチングタグの挿抜を行うルーティング機能、
Mバス上の障害を監視するMバス障害監視機能等を有し
ている。
【0013】ここで、上記ATM−MバスシステムのM
バス内で用いられるGFC制御(以下、M−GFC制御
という)プロトコルについて説明する。M−GFC制御
プロトコルは、MBU12と分岐装置30のハードウェ
ア(一部ソフトウェア介在)で実現するバス制御プロト
コルである。M−GFC制御を実現する上での前提条件
を以下に示す。
【0014】分岐装置30のIDは、MBU12から実
施されるID自動割当てで決定される。
【0015】分岐装置30におけるMバス20上のAT
Mセルの受信は、下りバス21からのみ取り込み、AT
Mセルの送信は下りバス21または上りバス22のどち
らの空きセルにもセットすることができる。ただし、A
TMセルを送信する場合、上りバス22上に検出した空
きセルを優先して使用する。
【0016】ATMセルのヘッダのVPの上位4bitを
送信ID、下位4bitをポートID(Port ID)と定義
し、送信IDで分岐装置30を指定し、ポートIDで分
岐装置30の端末ポート番号(ポート番号を1〜6で指
定)を指定する。
【0017】ATM主装置10内のMBU12とATM
−SW11間および分岐装置30と端末50間を流れる
セルのGFC/VP/VCは、“0/0/VC”で構成
される。(GFC/VPはMバス20上のみに限定して
使用する)
【0018】Mバス20上で管理されるATMセルの種
別は、GFC/VP/VCを用いて表1に示すように定
義する。
【0019】
【表1】
【0020】MBU12の具体的な構成を図4を用いて
説明する。MBU12は、Mバスループバック制御手段
120と、下りバス用GFC/VP/VC変換手段(A
TC♯1)121−1と、上りバス用GFC/VP/V
C変換手段(ATC♯2)121−2と、AAL5処理
部122と、PLDに搭載されたM−GFC制御/分岐
装置制御/タグスペース制御手段1231〜1235
と、155MbpsATMユーザネットワークインタフェ
ースユニット(ATM−UNI)124と、UTP5イ
ンタフェース125と、SOS−GFC認識手段126
と、CPU127と、F−ROM1281と、RAM1
282とを有して構成される。
【0021】M−GFC制御/分岐装置制御/タグスペ
ース制御123は、タグスペース削除部1231と、下
りバス用M−GFC制御部1232と、空きセル用GF
C制御部1233と、上りバス用M−GFC制御部12
34と、タグスペース挿入部1235とを有して構成さ
れる。
【0022】次いで、MBUプロトコルについて説明す
る。MBUには上りルーティングテーブルと下りルーテ
ィングテーブルとからなる「ルーティング・テーブル」
が形成される。MBU12の下りバス用GFC/VP/
VC変換手段(ATC♯1)121−1には、下りルー
ティングテーブルからなる変換テーブルが形成される。
上りバス用GFC/VP/VC変換手段(ATC♯2)
121−2には、上りルーティングテーブルからなる変
換テーブルが形成される。下りルーティングテーブル
は、ATMスイッチ管理用のGFC/VP/VCをMバ
ス上の通信中の呼のGFC(ID)/VP/VCに相互
変換するテーブルである。上りルーティングテーブル
は、Mバス上の通信中の呼のGFC(ID)/VP/V
CをATMスイッチ管理用GFC/VP/VCに相互に
変換するテーブルである。
【0023】これらのルーティングテーブルは、Mバス
20上の最大コネクション数(1024)で、CCUに
よって決定されたデータを基に管理される。さらに、こ
れらのルーティングテーブルは、ATMスイッチ交換用
のスイッチングタグの挿抜を行う。
【0024】GFC/VP/VC制御手段121におけ
るルーティングテーブルを用いた基本的な変換法則およ
び変換方法を表2および図5(上りバス用GFC/VP
/VC制御手段(ATC♯2)121−2を用いて説明
する。表2(A)は、シグナリングセルおよびOAMセ
ルならびにSNMPセル用の共用チャネル上での変換内
容を示し、表2(B)は、ユーザセル用のユーザチャネ
ル上での変換内容を示し、表2(C)は、マルチキャス
トセル用のユーザチャネル上での変換内容を示してい
る。
【0025】
【表2】
【0026】表2(A)に示すように、シグナリングセ
ルおよびOAMセルならびにSNMPセルを対象とした
共用チャネルにおいては、上り方向では、GFC/VP
/VCについて、Mバス22上のセルの“分岐装置ID
/送信IDとポートIDを示すVPI/VCI”を、M
BU12→ATM−SW11間のセルの“0(固定)/
CCU管理用VPI(通常“0”)/CCU管理用VC
I”に変換する。一方、下り方向では、GFC/VP/
VCについて、ATM−SW11→MBU12間のセル
の“0(固定)/CCU管理用VPI(通常“0”)/
CCU管理用VCI”をMバス21上の下りセルの“分
岐装置ID/送信IDとポートIDを示すVPI/VC
I”に変換する。このルーティングテーブルは、システ
ム起動時に初期データとして書き込まれる。
【0027】表2(B)に示すように、ユーザセルを対
象としたユーザチャネルにおいては、上り方向では、G
FC/VP/VCについて、Mバス22上のセルのMバ
ス22上のセルの“分岐装置ID/送信IDとポートI
Dを示すVPI/VCI”を、MBU12→ATM−S
W11間のセルの“0(固定)/CCU管理用VPI
(通常“0”)/CCU管理用VCI”に変換する。一
方、下り方向では、GFC/VP/VCについて、AT
M−SW11→MBU12間のセルの“0(固定)/C
CU管理用VPI(通常“0”)/CCU管理用VC
I”をMバス21上の下りセルの“分岐装置ID/送信
IDとポートIDを示すVPI/VCI”に変換する。
【0028】表2(C)に示すように、マルチキャスト
用セルを対象としたユーザチャネルにおいては、上り方
向では、対象となるセルが存在せず、下りセルでは、G
FC/VP/VCについて、ATM−SW11→MBU
12間のセルの“0(固定)/CCU管理用VPI(通
常“0”)/CCU管理用VCI”をMバス21上のセ
ルの“15/送信IDとポートIDを示すVPI/VC
I”に変換する。
【0029】MBU12に設けたGFC/VP/VC変
換手段(ATC)121の働きを、図5を用いて説明す
る。ここでは、上りバス22から入力された53バイト
のATMセルを、ATM−SW11へ向けて送出する5
6バイトのATMセルに変換する上りバス用GFC/V
P/VC変換手段(ATC♯2)121−2を例にして
いる。
【0030】上りバス用GFC/VP/VC変換手段1
21−2では、Mバス20から入力された53バイトの
ATMセル40から、GFC/VP/VCを読み出し、
変換テーブル(#2)121T2を参照して得た出力セ
ル用のGFC/VP/VC/スイッチングタグを入力セ
ルにセットして56バイトの出力セルとしてATM−S
W11へ向けて送出する。入力セルは、タグスペース挿
入手段1235で挿入されたタグスペースを有してい
る。
【0031】下りバス用GFC/VP/VC変換手段1
21−1における、ATM−SW11からの56バイト
のATMセルを53バイトのATMセル40に変換する
動作は、上記とほぼ同様に行われる。ATMセル40
は、Mバス20へ送出される。
【0032】以下、分岐装置30について説明する。分
岐装置30には、上流ノードから受信するセルを再生し
下流ノードに送出する中継機能と、上り/下りバスを流
れるセルのID(GFC)を監視し自分宛セルを取り込
む機能と、VPによる端末へのセル分配機能と、ID
(GFC)とVPを付加してのセルを送信する機能を設
ける。
【0033】分岐装置30の構成を、図6を用いて説明
する。分岐装置30は、セル分岐挿入制御部31と、セ
ル分配・多重化制御部32と、ATMユーザネットワー
クインタフェース(UNI)33と、パルストランス3
4と、CPU35と、F−ROM361と、RAM36
2と、表示部37とを有している。
【0034】セル分岐挿入制御部31は、Mバス20の
下りバス21上を流れてきたATMセル40のGFCを
参照して、自己宛のATMセルを分岐して取り込むとと
もに、上りバス22または下りバス21に空きセルを見
出したときに、このATMセルに、配下の端末からのデ
ータや管理データを搭載してATM主装置10へ送り出
す機能を有している。
【0035】セル分配多重化制御部32は、分岐したA
TMセルのVPを参照して宛先の端末が接続されたポー
トへ分配する機能と、配下の端末から送られてきたデー
タを多重化してセル分岐挿入制御部31へ送る働きを有
している。
【0036】ATM−UNI33は、上流側のMバス2
0とのインタフェースをとる155Mbpsの上流側A
TM−UNI33−Uと、下流側のMバスとのインタフ
ェースをとる155Mbpsの下流側ATM−UNI3
3−Dと、端末50とのインタフェースをとる25Mb
psのポートを6個もつ端末側ATM−UNI33−T
とがある。
【0037】端末側ATM−UNI33Tは、セル分配
多重化制御部32から分配されたATMセルをそれぞれ
のポートに接続された端末側パルストランス34Tへ分
配する。
【0038】パルストランス34は、上流側のMバス2
0に接続される上流側パルストランス34−Uと、下流
側のMバスに接続される下流側パルストランス34−D
と、端末50に接続される6個の端末側パルストランス
34−T1〜34−T6とがある。
【0039】CPU35は、分岐装置30内の各機能部
分を統合して制御する。
【0040】F−ROM361,RAM362は、分岐
装置30の制御等に必要なプログラムやデータを格納す
る。
【0041】表示部37は、LEDから構成され、分岐
装置30の動作状態を表示する。
【0042】分岐装置30は、以下のハードウェア動作
概要で構成する。分岐装置30は、上流ノードからの下
りバス21で受信したセルを監視し、自己宛のIDを有
するセル(以下、自IDセルという)を取り込む機能を
有している。さらに、分岐装置30は、自IDセル以外
のセルをそのまま下流ノードへの下りバス21に中継す
る機能を有している。分岐装置30は、自IDセルを取
込み、VPを参照して端末ポートを決定し、GFC/V
Pを“0”クリアし、UNIフォーマットに変換して対
応するポート宛送信バッファに格納する。
【0043】分岐装置30は、上流ノードからの下りバ
ス21上に受信したセルがマルチキャストセル(GFC
=15)の場合は、そのまま下流ノードへ中継するが、
分岐装置30の全ポートにもマルチキャストするため、
GFC/VPを“0”クリアして全てのポート宛バッフ
ァに格納(セルコピー)する。
【0044】分岐装置30からの送信データが無い場合
は、分岐装置30は、取り込んだ自IDセルのGFC,
VP,VCを全て“0”に変更して空きセルに変換し、
下流ノードに送出する。
【0045】分岐装置30からの送信データがある場合
は、分岐装置30は、取り込んだ自IDセルのGFC,
VP,VCにGFC=ID,VP=ポート番号をセット
するとともにペイロードに送信データを搭載して下流ノ
ード側へ送出する。
【0046】分岐装置30は、送信データを、上流ノー
ドからの下りバス21上の空きセルのみでなく下流ノー
ドからの上りバス22上の空きセルにも送信できるよう
構成される。上流ノードからの下りバスと下流ノードか
らの上りバスの両方に空きがある場合は上流ノード側を
優先する。分岐装置30は、下流ノードからの上りバス
22上にマルチキャストセルを受信した場合は、自己が
最遠端分岐装置であるとして受信したマルチキャストセ
ルを直ちに消滅させ、空きセル化する。
【0047】分岐装置30には、端末からのセルを受信
する端末受信バッファを10セル分設ける。端末受信バ
ッファのカウンタ値が“3”に達した場合にのみSOS
セルを1回送信し、端末受信バッファのカウンタ値を減
算して“2”とする。SOSセルを受信した、MBU1
2では強制的に「分岐装置指定予約空きセル」を生成し
下りバス21上に送出する。このことによって、当該分
岐装置の端末受信バッファの積帯が解消される。なお、
SOSセル方式を使用しない場合は18セル分以上のバ
ッファを設ける必要がある。
【0048】このような、ATM−Mバスシステムにお
いては、分岐装置30に収容された端末50からデータ
を送出するときには、Mバス20上を流れるATMセル
40を監視し、空きセルがあったときにこのATMセル
にデータを搭載して送出している。データを送出するた
めに空きセルを必要とするときには、分岐装置30は、
上りバス上22に、空きセルを要求するSOSセルを送
出する。SOSセルを受信したATM主装置10は、こ
の分岐装置に使用先を特定したATMセルを送出して要
求に対処している。
【0049】このような方式では、Mバス20が輻湊し
ているときに多くの端末50や分岐装置30からSOS
セルが送出されると、音声などのリアルタイム性を必要
とする端末にATMセルを割り当てることができなくな
るおそれがあり、リアルタイム性を必要とする端末から
のデータに遅延および揺らぎを生じて通信の品質を低下
させる怖れがある。
【0050】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決することを目的とし、より詳しくは、輻湊したAT
M−Mバス20上においても、リアルタイム性が要求さ
れる例えば音声通信(AAL1)等の遅延および揺らぎ
をなくして通信の品質を確保することを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、Mバス上において、リアルタイム性が要
求される例えば音声通信(AAL−1)等に優先度を与
えることにより、遅延および揺らぎを少なくして通信の
品質を確保する。
【0052】請求項1の発明は、ATM主装置に接続さ
れた下りバスが最遠端の分岐装置の下流で折り返されて
上りバスとされATM主装置に接続されたMバスに複数
の分岐装置を縦列接続したATM−Mバスシステムにお
ける空きセルの優先割当方法において、分岐装置に収容
された端末からATM主装置への発信時に送られる“呼
設定メッセージ(Set Up)”の中の“AALパラ
メータ”情報要素の内容に空きセルの優先割当てを必要
とするか空きセルの優先割当てを必要としないかを示す
情報を搭載し、ATM主装置では優先割当てを望む端末
が収容された分岐装置に対して使用先を特定した空きセ
ルを割り当てて送出するようにした。
【0053】請求項2の発明は、請求項1のATM−M
バスシステムにおける空きセルの優先割当方法におい
て、AALパラメータがAAL1である呼設定メッセー
ジに対して優先割当てを行うようにした。
【0054】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2のATM−Mバスシステムにおける空きセルの優先割
当方法において、使用先を特定したセルは、ヘッダのV
Pに使用先を指定した。
【0055】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載されたATM−Mバスシステムにお
けるATMセルの優先割当方法に使用する分岐装置であ
って、端末からのセルを一時蓄積する優先用バッファお
よび非優先用バッファと、端末ポートに接続された端末
がセルを優先的に送出する端末か否かを記述した優先/
非優先制御テーブルとを備え、端末からのセルを優先用
バッファまたは非優先用バッファに振り分けるととも
に、優先用バッファに蓄積されたセルを優先的にMバス
へ送出するようにした。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、ATM−Mバスシステムに
おける本発明の空きセル優先制御方法を図1を用いて説
明する。本発明にかかる空きセル制御方法においては、
上記ATM−Mバスシステムにおいて、分岐装置30
に、優先用バッファ381と、非優先用バッファ382
と、優先/非優先制御テーブルを設けるとともに、端末
ポートで受信したセルのVCI値を参照して優先/非優
先制御テーブルを検索して、その結果受信したセルを優
先用バッファ381または非優先用バッファ382へ振
り分ける機能を有している。この優先用バッファ381
および非優先用バッファ382ならびに優先/非優先制
御テーブルは、図6に示したRAM362に設けられ
る。
【0057】優先/非優先制御用テーブルは、Mバスに
接続された分岐装置に収容される端末に対して与えられ
た異なるVCI値(1〜1023)に対応して、そのV
CI値を有する端末が優先データで通信する端末である
か非優先データで通信する端末であるかを記述してい
る。
【0058】ATMセル40のヘッダには、ATMアダ
プテーションレイヤ(AAL)パラメータ情報要素が記
述されている。このAALパラメータは、呼に対して使
用されるAAL手順のための要求されたエンド−エンド
で意味を持つAALパラメータ値を示している。これに
は、ユーザによって選択可能な全てのAALサブレイヤ
のためのパラメータを含んでいる。この情報要素の内容
は、インタワーキングの場合を除いて、網に対して透明
である。この情報要素の最大長は21オクテットであ
る。
【0059】AALパラメータ情報要素は、例えば、1
オクテットの情報要素識別子と、1ビットの拡張子と、
2ビットのコーディング標準と、1ビットのフラグと1
ビットの予約済みと3ビットの情報要素動作内容とから
なる情報要素動作指示フィールドと、2オクテットのA
Alパラメータ内容長と、1オクテットのAALタイプ
とを有している。
【0060】AALタイプは、“00000000”の
とき音声用AALを、“00000001”のときAA
Lタイプ1を、“0000001”のときAALタイプ
2を、“00000011”のときAALタイプ3また
はAALタイプ4を、“00000100”のときAA
L5を、“00010000”のときユーザ定義AAL
を、それ以外のとき予約済みを示している。
【0061】優先/非優先制御用テーブルに既述する優
先データで通信する端末であるか非優先データで通信す
る端末であるかの設定および解除について図2を用いて
説明する。図2(A)は優先/非優先情報設定シーケン
スを、図2(B)は設定された優先/非優先情報解除シ
ーケンスを説明する図である。上記の設定は、例えば以
下のようにしてVCI毎に割当を行う。分岐装置30の
配下にある端末50において発信操作がなされると、自
己がリアルタイムで通信する端末であるか否かを情報要
素に記述した呼設定メッセージ(SetUP)がATM
主装置のCCU19へ送られる(S1)。
【0062】“Set Up”を受信したCCU19
は、端末50に対して“Call Proc”を返送す
る(S2)。
【0063】CCU19は、“Set Up”の情報要
素の内容を解析して、当該端末のデータが優先データで
あるか非優先データであるか割り当てる(S3)。
【0064】優先/非優先の割当結果を、チャネル設定
コマンド(ch設定COM)に乗せてMBU12へ指示
する(S4)。
【0065】MBU12は、受信した“ch設定CO
M”から優先/非優先情報を抽出して、“優先ch要
求”に搭載してその内容を分岐装置30へ指示する(S
5)。
【0066】分岐装置30は、優先/非優先制御テーブ
ルに設定する(S6)。このようにして分岐装置30内
の優先/非優先制御テーブルに配下の端末の優先/非優
先制御情報が設定される。
【0067】このような設定内容の解除は、図2(B)
に示すフローで行われる。優先データである旨が設定さ
れた状態の通信が終了して端末50が切断操作を行う
と、ATM主装置のCCU19に対して“Releas
e”信号が送出される(S11)。
【0068】CCU19は、チャネル開放コマンド(c
h開放COM)に乗せてMBU12へ指示する(S1
2)。
【0069】MBU12は、受信した“ch開放CO
M”から分岐装置30に対して、優先チャネル要求(優
先ch要求)に乗せて指定チャネル非優先を指示する
(S13)。
【0070】分岐装置30は、優先/非優先制御テーブ
ルに当該端末の非優先を設定して、優先情報を解除する
(S14)。このようにして分岐装置30内の優先/非
優先制御テーブルには、通信中でかつ優先される端末の
みに優先情報が設定される。
【0071】端末50からの発信時にATM主装置10
のCCU19へ送られる“呼設定メッセージ(Set
Up)”の中の“AALパラメータ”情報要素の内容に
基づいて、MBU12のCCU19において、以下のよ
うに割り当てる。AALパラメータがAAL1のとき優
先データとし優先用バッファへ振り分け、AALパラメ
ータがAAL2〜5のとき非優先データとして非優先用
バッファへ振り分ける。
【0072】分岐装置30では、Mバス20の下りバス
21または上りバス22上で空きセルを受信すると、優
先用バッファまたは非優先用バッファからデータを取り
出して当該空きセルに搭載して、Mバス20上へ送出す
る。このとき、優先用バッファに格納されたデータを空
きセルへ搭載し、非優先用バッファに格納されたデータ
は優先用バッファが空きのときにのみMバス20へ送信
可能とされる。
【0073】このようにすることによって、分岐装置3
0上で、優先用バッファに格納された音声データなどの
優先データは、遅延することなくMバス20上へ送出す
ることが可能となる。
【0074】ところで、本発明が適用されるATM−M
バスシステムでは、分岐装置30が最大14台まで接続
でき、しかも非同期で動作をしている。そこで、ある1
台の分岐装置において、上記手法によって、配下の端末
からの優先データを空きセルに優先的に割り当てたとし
ても、他の分岐装置で非優先的に割り当てられたセルの
負荷が増大することによって空きセルを手にいれる機会
が減少して、リアルタイム性を損なうおそれが考えられ
る。
【0075】以下、他分岐装置30との優先/非優先割
当制御に付いて説明する。このような場合には、ATM
−MバスシステムにおけるSOS制御を、それぞれの分
岐装置の優先用バッファからのデータのみに対して対象
として行えば、分岐装置間での優先/非優先割当制御を
行うことができる。
【0076】この制御手法において、Mバス20上での
それぞれのデータの優先度は次の通りとする。 分岐装置間においても優先用バッファに格納された
セル(以下、優先セルという)を、非優先用バッファに
格納されたセル(以下、非優先セルという)よりも優先
度が高いとする。 それぞれの分岐装置間では、優先セルは同位とする。 それぞれの分岐装置間では、非優先セルも同位とす
る。
【0077】このような優先度を付けた場合のATM−
Mバスシステムにおける優先/非優先割当制御の一例
を、図1を用いて説明する。端末50−1が分岐装置3
0−1からAAL1での通信を行っているときに、分岐
装置30−2の配下にある端末50−2から、AAL1
通信を浸食する量のAAL5データをSOSセルを用い
て送出したとする。この場合、分岐装置30−1からの
優先セルによる送信データは、分岐装置30−2からの
データに遮られて優先用バッファ381−1に溜ってい
く。
【0078】 分岐装置30−1内の優先用バッファ
381−1の蓄積量がある一定値以上になると、分岐装
置30−1は、SOSセル41をMBU12に送出す
る。
【0079】 MBU12は、分岐装置30−1から
のSOSセル41を受信すると、優先/非優先制御テー
ブルを参照して、当該SOSセル41が優先データであ
るときには、送出可能セル42をMバス20の下りバス
21に送出する。すなわち、送出可能セル2は、宛先と
して分岐装置30−2を指定するとともに当該セルを使
用できる分岐装置として分岐装置30−1を指定したセ
ルである。MBU12は、例えば分岐装置30−2宛の
ATMセル40を送出するときに、分岐装置30−1を
指定した送出可能セル42を送出する。
【0080】 下りバス21の上流側からこの送出可
能セル42を受信した分岐装置30−1は、ヘッダを参
照して自IDセルでないことを検出すると、そのまま下
流側に中継する。
【0081】 下りバス21の上流側から送出可能セ
ル42を受信した分岐装置30−2は、ヘッダを参照し
て自IDセルであるときには、ペイロードを取り込む。
【0082】 分岐装置30−2は、ヘッダを参照し
て、指定された分岐装置が自己でないことを検出する
と、宛先ID(分岐装置ID)をクリアするとともに、
端末50−2からのセルを搭載せずに空きセルとして下
流側に送出する。
【0083】 送出可能セル42は、最遠端の折返部
23で折り返されて上りバス22を流れてくる。
【0084】 上りバス22の下流側で空きセル(送
出可能セル)42を受信した分岐装置30−2は、ヘッ
ダを参照して自己が使用できない送出可能セルであるこ
とを認識すると、そのまま上流側に中継する。
【0085】 分岐装置30−1は、上りバス22の
下流側で空きセル(送出可能セル)42を受信すると、
ヘッダを参照して自己が使用できる空きセルであるか否
かを判断し、自己が使用できる送出可能セル42である
ときには、優先バッファ381−1に格納された端末5
0−1からのデータを搭載して、MBU12へ向けて上
りバス22上へ送出する。
【0086】以上のように、分岐装置30−1からの優
先セルに空きセルが優先して割り付けられ、分岐装置3
0−2は、SOSセル41を送出することができないの
で、分岐装置30−1の配下にある端末50−1は通信
品質を低下させることなくリアルタイムの通信を行うこ
とができる。また、分岐装置30−2の配下にある端末
50−2から送出される非優先セルは、非優先用バッフ
ァ382−2に蓄積され、Mバス20上の空きセル待ち
となる。
【0087】このようにして、複数の分岐装置間でも、
非優先セルに対して優先セルの優先度を高いものとする
ことができ、分岐装置30−2からの非優先セルの送信
を抑えて、分岐装置30−1から優先セルを送信するこ
とができる。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明に選れば、輻湊し
たATM−Mバス20上においても、リアルタイム性が
要求される例えば音声通信(AAL1)等の遅延および
揺らぎをなくして通信の品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空きセルの優先割付けを説明する
図。
【図2】優先/非優先制御テーブルへの情報設定および
解除を説明するシーケンス図。
【図3】本発明が適用されるATM−Mバスシステムの
構成の概要を説明するブロック図。
【図4】MBUの構成を説明するブロック図。
【図5】GFC/VP/VC変換手段の働きを説明する
流れ図。
【図6】分岐装置の構成を説明するブロック図。
【符号の説明】
10 ATM主装置 11 ATMスイッチ 12 Mバスインタフェース(MBU) 122 Mバスループバック制御手段 121 GFC/VP/VC変換手段 122 AAL5処理部 123 MGF制御/分岐制御セル送受/タグスペース
制御手段 1231 タグスペース削除手段 1232 下りバス用M−GFC制御手段 1233 空きセル用M−GFC制御手段 1234 上りセル用M−GFC制御手段 1235 タグスペース挿入手段 124 ATM−UNI 125 UTP5インタフェース 126 SOS−GFC認識手段 127 CPU 1281 F−ROM 1282 RAM 13 25Mbpsインタフェースユニット 14 LANインタフェースユニット 15 ISDN基本インタフェースユニット 16 25Mbpsノード間インタフェースユニット 17 三者会議ユニット 18 音声通話タイプ変換ユニット 19 中央制御ユニット(CCU) 20 Mバス 21 下りバス 22 上りバス 23 折返部 30 分岐装置 31 セル分岐・挿入制御部 32 セル分配・多重化制御部 33 ATM−UNI 34 パルストランス 35 CPU 361 F−ROM 362 RAM 37 表示部 40 ATMセル 41 SOSセル 42 送信可能セル 50 端末 51 ATM端末 52 ISDN電話機 53 アナログ電話機 54 ATMボタン電話機 55 キーテレホンインタフェース
フロントページの続き (72)発明者 朝倉 順治 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA02 HA10 HB01 HB09 HB21 HC15 JA01 JL08 KA03 KA04 LB02 LC06 LE05 5K031 AA03 BA05 BA06 CB01 DA02 DA05 DB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM主装置に接続された下りバスが最
    遠端の分岐装置の下流で折り返されて上りバスとされA
    TM主装置に接続されたMバスに複数の分岐装置を縦列
    接続したATM−Mバスシステムにおける空きセルの優
    先割当方法において、 分岐装置に収容された端末からATM主装置への発信時
    に送られる“呼設定メッセージ(SetUp)”の中の
    “AALパラメータ”情報要素の内容に空きセルの優先
    割当てを必要とするか空きセルの優先割当てを必要とし
    ないかを示す情報を搭載し、 ATM主装置では優先割当てを望む端末が収容された分
    岐装置に対して使用先を特定した空きセルを割り当てて
    送出するようにしたATM−Mバスシステムにおける空
    きセルの優先割当方法。
  2. 【請求項2】 AALパラメータがAAL1である呼設
    定メッセージに対して優先割当てを行うようにした請求
    項1に記載のATM−Mバスシステムにおける空きセル
    の優先割当方法。
  3. 【請求項3】 使用先を特定したセルは、ヘッダのVP
    に使用先が指定されている請求項1または請求項2に記
    載のATM−Mバスシステムにおける空きセルの優先割
    当方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載されたATM−MバスシステムにおけるATMセルの
    優先割当方法に使用する分岐装置であって、端末からの
    セルを一時蓄積する優先用バッファおよび非優先用バッ
    ファと、端末ポートに接続された端末がセルを優先的に
    送出する端末か否かを記述した優先/非優先制御テーブ
    ルとを備え、 端末からのセルを優先用バッファまたは非優先用バッフ
    ァに振り分けるとともに、優先用バッファに蓄積された
    セルを優先的にMバスへ送出するようにした分岐装置。
JP12427899A 1999-04-30 1999-04-30 Atm−mバスシステムにおける空きセルの優先割当方法および該方法に使用する分岐装置 Withdrawn JP2000316009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439856B1 (ko) * 2001-09-12 2004-07-12 엘지전자 주식회사 교환기에서 디엠 버스 관리 방법

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