JP2000317157A - 被覆付pc鋼材用シースカッター - Google Patents
被覆付pc鋼材用シースカッターInfo
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- JP2000317157A JP2000317157A JP11128530A JP12853099A JP2000317157A JP 2000317157 A JP2000317157 A JP 2000317157A JP 11128530 A JP11128530 A JP 11128530A JP 12853099 A JP12853099 A JP 12853099A JP 2000317157 A JP2000317157 A JP 2000317157A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 緊張・定着作業の合理化を図りPC緊張処理
の安定性、確実性を高め得るシースカッターの提供。 【解決手段】 刃部5、8を前端部に柄部7、10を後
部に備える一対の桿部材3、4を、刃部5、8相互及び
柄部7、10相互が対向して同時に接近・離隔し得る揺
動可能に交差状に組み合わせヒンジ接合させて、刃部
5、8の刃先線がヒンジ軸に平行に延在するようにした
くい切り工具様のカッター1と、被覆付PC鋼材19を
保持可能な貫通孔を有する直管あるいはU字溝を有する
直樋状体であって、ヒンジ接合点において中間部をヒン
ジ接合し、ヒンジ接合点で交わるカッター1の基準中心
線Lに長手側の中心軸を合わせ、接近させた両刃部5、
8の刃先線に揃う状態を含み直後方部に先端部を位置さ
せ配設した鋼材保持部材2とからシースカッターが構成
される。
の安定性、確実性を高め得るシースカッターの提供。 【解決手段】 刃部5、8を前端部に柄部7、10を後
部に備える一対の桿部材3、4を、刃部5、8相互及び
柄部7、10相互が対向して同時に接近・離隔し得る揺
動可能に交差状に組み合わせヒンジ接合させて、刃部
5、8の刃先線がヒンジ軸に平行に延在するようにした
くい切り工具様のカッター1と、被覆付PC鋼材19を
保持可能な貫通孔を有する直管あるいはU字溝を有する
直樋状体であって、ヒンジ接合点において中間部をヒン
ジ接合し、ヒンジ接合点で交わるカッター1の基準中心
線Lに長手側の中心軸を合わせ、接近させた両刃部5、
8の刃先線に揃う状態を含み直後方部に先端部を位置さ
せ配設した鋼材保持部材2とからシースカッターが構成
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆付PC鋼材の
被覆を除去するためのカッターに関し、詳しくは土木・
建築分野でのプレストレストコンクリート工法の際、ア
フターボンド、アンボンド用PC鋼材等のPC鋼材表面
に被覆加工が施されている被覆付PC鋼材を緊張する時
に行う被覆除去のための作業に用いる被覆付PC鋼材用
シースカッターに関する。
被覆を除去するためのカッターに関し、詳しくは土木・
建築分野でのプレストレストコンクリート工法の際、ア
フターボンド、アンボンド用PC鋼材等のPC鋼材表面
に被覆加工が施されている被覆付PC鋼材を緊張する時
に行う被覆除去のための作業に用いる被覆付PC鋼材用
シースカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】上記被覆付PC鋼材、例えば、アフター
ボンド用被覆付PC鋼材は、被覆材(sheath, 以下、シ
ースと言う)で囲まれた内部に充填されている未硬化樹
脂が洩れるのを防止するために、緊張直前までシースを
除去しないようになっている。また、PC鋼材の定着に
用いる定着具に対して悪影響を与えることなく、支圧板
に最も近い位置で確実かつ強大な緊張力を保持させよう
とするには、シースを取除く位置は、支圧板の端面に至
近の個所であることが必要である。
ボンド用被覆付PC鋼材は、被覆材(sheath, 以下、シ
ースと言う)で囲まれた内部に充填されている未硬化樹
脂が洩れるのを防止するために、緊張直前までシースを
除去しないようになっている。また、PC鋼材の定着に
用いる定着具に対して悪影響を与えることなく、支圧板
に最も近い位置で確実かつ強大な緊張力を保持させよう
とするには、シースを取除く位置は、支圧板の端面に至
近の個所であることが必要である。
【0003】図7に従来のシース除去手段の態様が示さ
れる。被覆付PC鋼材19(以下、鋼材19と言う)に
シースカッター22の先部の係合部を当合わせてセット
する。この場合、従来の図示するシースカッター22
は、鋼材19に対して直角方向にセットされる(図7
(イ)参照)。前記係合部は略半円筒形状であって、内
面側には幅中心線に沿った個所に図示しない刃部が刃先
を内方に向けて突設されていて、シースカッター22の
柄部を鋼材19の回りに図7(ロ)の矢示線Cのように
回転させて、鋼材19のシースに輪状の切り目23を付
け、次いで、図7(ハ)の矢示線Dのように直線移動さ
せて鋼材19のシースに該軸線方向に縦の切り目24を
付けた後、シースカッター21を鋼材19から離脱させ
る(図7(ニ)参照)。その後、輪状及び縦の切り目2
3、24に沿ってシースを鋼材19の芯線から剥ぎ取ら
せる。
れる。被覆付PC鋼材19(以下、鋼材19と言う)に
シースカッター22の先部の係合部を当合わせてセット
する。この場合、従来の図示するシースカッター22
は、鋼材19に対して直角方向にセットされる(図7
(イ)参照)。前記係合部は略半円筒形状であって、内
面側には幅中心線に沿った個所に図示しない刃部が刃先
を内方に向けて突設されていて、シースカッター22の
柄部を鋼材19の回りに図7(ロ)の矢示線Cのように
回転させて、鋼材19のシースに輪状の切り目23を付
け、次いで、図7(ハ)の矢示線Dのように直線移動さ
せて鋼材19のシースに該軸線方向に縦の切り目24を
付けた後、シースカッター21を鋼材19から離脱させ
る(図7(ニ)参照)。その後、輪状及び縦の切り目2
3、24に沿ってシースを鋼材19の芯線から剥ぎ取ら
せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシー
スカッター22は、刃部がその幅中心付近に設けられて
いるため、壁際、すなわち、支圧板に沿ってシースを切
断しようとしてもシースカッター22の側縁から刃部ま
での幅代ろが障害となって、その分だけ支圧板から離れ
た個所を切断せざるを得なく、その結果、前述する如く
鋼材19の定着に用いる定着具に対して種々の悪影響を
与えることになるのである。
スカッター22は、刃部がその幅中心付近に設けられて
いるため、壁際、すなわち、支圧板に沿ってシースを切
断しようとしてもシースカッター22の側縁から刃部ま
での幅代ろが障害となって、その分だけ支圧板から離れ
た個所を切断せざるを得なく、その結果、前述する如く
鋼材19の定着に用いる定着具に対して種々の悪影響を
与えることになるのである。
【0005】本発明は、このような従来のシースカッタ
ーが具有する問題点に鑑みて、その解消を図るために成
されたものであり、本発明の目的は、緊張させた被覆付
PC鋼材に対して支圧板の直近位置において被覆除去を
可能とすることにより、緊張・定着作業の合理化を図る
とともに、PC緊張処理の安定性、確実性を高揚し得る
シースカッターを提供することにある。
ーが具有する問題点に鑑みて、その解消を図るために成
されたものであり、本発明の目的は、緊張させた被覆付
PC鋼材に対して支圧板の直近位置において被覆除去を
可能とすることにより、緊張・定着作業の合理化を図る
とともに、PC緊張処理の安定性、確実性を高揚し得る
シースカッターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明に関する請求項1の発明は、刃部5、8を前
端部に柄部7、10を後部にそれぞれ備える対称形状を
成す一対の桿部材3、4を、刃部5、8相互及び柄部
7、10相互が対向して同時に接近・離隔し得る揺動可
能に刃部5、8寄り中間部で交差状に組み合わせヒンジ
接合させてなり、刃部5、8の刃先線がヒンジ軸に平行
に延在するくい切り工具様のカッター1と、鋼材19が
軸方向から挿通可能な貫通孔を有する直管あるいは軸平
行に側方から介挿可能なU字溝を有する直樋状体からな
り、前記ヒンジ接合点において中間部をヒンジ接合し、
ヒンジ接合点で交わるカッター1の基準中心線Lに長手
側の中心軸を合わせ、接近させた両刃部5、8の刃先線
に揃う状態を含み直後方部に先端部を位置させ配設して
なる鋼材保持部材2とから構成されることを特徴とする
被覆付PC鋼材用シースカッターである。
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明に関する請求項1の発明は、刃部5、8を前
端部に柄部7、10を後部にそれぞれ備える対称形状を
成す一対の桿部材3、4を、刃部5、8相互及び柄部
7、10相互が対向して同時に接近・離隔し得る揺動可
能に刃部5、8寄り中間部で交差状に組み合わせヒンジ
接合させてなり、刃部5、8の刃先線がヒンジ軸に平行
に延在するくい切り工具様のカッター1と、鋼材19が
軸方向から挿通可能な貫通孔を有する直管あるいは軸平
行に側方から介挿可能なU字溝を有する直樋状体からな
り、前記ヒンジ接合点において中間部をヒンジ接合し、
ヒンジ接合点で交わるカッター1の基準中心線Lに長手
側の中心軸を合わせ、接近させた両刃部5、8の刃先線
に揃う状態を含み直後方部に先端部を位置させ配設して
なる鋼材保持部材2とから構成されることを特徴とする
被覆付PC鋼材用シースカッターである。
【0007】このような上記被覆付PC鋼材用シースカ
ッターは、緊張した鋼材19を支圧板20の直前で鋼材
保持部材2により保持し、保持した鋼材19の被覆を前
記両刃部5、8により鋏付けて、カッター1を前記基準
中心線の回りに回動させることにより、鋼材19の被覆
を前記支圧板20の端面に沿い輪切り可能である。
ッターは、緊張した鋼材19を支圧板20の直前で鋼材
保持部材2により保持し、保持した鋼材19の被覆を前
記両刃部5、8により鋏付けて、カッター1を前記基準
中心線の回りに回動させることにより、鋼材19の被覆
を前記支圧板20の端面に沿い輪切り可能である。
【0008】また、本発明に関する請求項2の発明は、
上記請求項1に係る被覆付PC鋼材用シースカッターに
おいて、一方の桿部材3が、鋼材保持部材2を嵌挿可能
な細長方形枠体に形成した前桿部6、該前桿部6の後端
部に一体に連結された柄部としての後桿部7及び前桿部
6の前端面に係脱可能に取着された板片の刃部5からな
り、他方の桿部材4が、一方の前桿部6を嵌挿可能な細
長方形枠体に形成した前桿部9、該前桿部9の後端部に
一体に連結された柄部としての後桿部10及び前桿部9
の前端面に係脱可能に取着された板片の刃部8からな
り、嵌挿により三重合させた鋼材保持部材2及び両前桿
部6、9が中間部において相互にヒンジ接合されてなる
構成としたことを特徴とする。
上記請求項1に係る被覆付PC鋼材用シースカッターに
おいて、一方の桿部材3が、鋼材保持部材2を嵌挿可能
な細長方形枠体に形成した前桿部6、該前桿部6の後端
部に一体に連結された柄部としての後桿部7及び前桿部
6の前端面に係脱可能に取着された板片の刃部5からな
り、他方の桿部材4が、一方の前桿部6を嵌挿可能な細
長方形枠体に形成した前桿部9、該前桿部9の後端部に
一体に連結された柄部としての後桿部10及び前桿部9
の前端面に係脱可能に取着された板片の刃部8からな
り、嵌挿により三重合させた鋼材保持部材2及び両前桿
部6、9が中間部において相互にヒンジ接合されてなる
構成としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
【0010】図1には、本発明の実施形態に係るシース
カッターによるPC鋼材の切断の態様が、(イ)に正面
図、(ロ)に平面図、(ハ)にA−A線矢視側面図でそ
れぞれ図示される。また、図2乃至図6には、図1図示
のシースカッターにおける鋼材保持部材2、一対の桿部
材3,4、刃部5,8、及び刃押さえ板16、17がそ
れぞれ図示される。
カッターによるPC鋼材の切断の態様が、(イ)に正面
図、(ロ)に平面図、(ハ)にA−A線矢視側面図でそ
れぞれ図示される。また、図2乃至図6には、図1図示
のシースカッターにおける鋼材保持部材2、一対の桿部
材3,4、刃部5,8、及び刃押さえ板16、17がそ
れぞれ図示される。
【0011】それら各図を参照して、本実施形態に係る
シースカッターは、一般に「ニッパー」と称されるくい
切り工具様のカッター1と、鋼材保持部材2とを構成要
素部材として備える。カッター1は、一対の桿部材3、
4を中間部でヒンジ接合して鋏形に形成されていて、一
方の桿部材3は、図3に示されるが前桿部6と後桿部7
とが曲げ角度約15°で曲がって一体に連なる逆く字状
を成し、前桿部6の前端部に刃部5が取着される一方、
後桿部7は取扱者が握持するための柄部に形成される。
シースカッターは、一般に「ニッパー」と称されるくい
切り工具様のカッター1と、鋼材保持部材2とを構成要
素部材として備える。カッター1は、一対の桿部材3、
4を中間部でヒンジ接合して鋏形に形成されていて、一
方の桿部材3は、図3に示されるが前桿部6と後桿部7
とが曲げ角度約15°で曲がって一体に連なる逆く字状
を成し、前桿部6の前端部に刃部5が取着される一方、
後桿部7は取扱者が握持するための柄部に形成される。
【0012】前桿部6は、後述する鋼材保持部材2に対
応した細長方形枠体に形成されて、該保持部材2を嵌挿
することができる空間部を有するとともに、その対向す
る二つの枠片には長手方向の略中央部の対称位置にヒン
ジ接合点としてのキリ穴13がそれぞれ穿設されてい
る。この前桿部6の前端部には、方形状の端板部11が
一体に形成されていて、この端板部11は2個のタップ
穴を螺設して刃部5の取付け面となっており、半面刃
(片勾配の刃先を持つ刃)の板片からなる刃部5(図5
参照)を前記端板部11に当て合わせ、図6(イ)に示
される刃押さえ板16で押さえて、例えば、すりわり付
なべ小ネジ(図示しない)でネジ締めすることにより、
刃部5は前桿部6の前端部に係脱可能に取着される。
応した細長方形枠体に形成されて、該保持部材2を嵌挿
することができる空間部を有するとともに、その対向す
る二つの枠片には長手方向の略中央部の対称位置にヒン
ジ接合点としてのキリ穴13がそれぞれ穿設されてい
る。この前桿部6の前端部には、方形状の端板部11が
一体に形成されていて、この端板部11は2個のタップ
穴を螺設して刃部5の取付け面となっており、半面刃
(片勾配の刃先を持つ刃)の板片からなる刃部5(図5
参照)を前記端板部11に当て合わせ、図6(イ)に示
される刃押さえ板16で押さえて、例えば、すりわり付
なべ小ネジ(図示しない)でネジ締めすることにより、
刃部5は前桿部6の前端部に係脱可能に取着される。
【0013】このような刃部5は、一対の桿部材3、4
が中間部においてヒンジ接合され交差状に組み合わされ
た場合、ヒンジ軸に平行に延びる刃先線を内向きに有し
て配設されることになる。
が中間部においてヒンジ接合され交差状に組み合わされ
た場合、ヒンジ軸に平行に延びる刃先線を内向きに有し
て配設されることになる。
【0014】他方の桿部材4は、図4に示されるが前桿
部9と後桿部10とが曲げ角度約15°で曲がって一体
に連なるく字状を成し、前桿部9の前端部に刃部5と同
形状の刃部8が取着される一方、後桿部10は取扱者が
握持するための柄部に形成される。
部9と後桿部10とが曲げ角度約15°で曲がって一体
に連なるく字状を成し、前桿部9の前端部に刃部5と同
形状の刃部8が取着される一方、後桿部10は取扱者が
握持するための柄部に形成される。
【0015】前桿部9は、細長方形枠体の前記前桿部6
を嵌挿することができる空間部を有する細長方形枠体に
形成されて、その対向する二つの枠片には長手方向の略
中央部の対称位置にヒンジ接合点としてのキリ穴14が
それぞれ穿設されている。また、前桿部9の前端部に
は、方形状の端板部12が設けられていて、この端板部
12は2個のタップ穴を備えて刃部8の取付け面となっ
ており、半面刃の板片からなる刃部8が前記一方の桿部
材3における前桿部6の刃部5と同要領で係脱可能に取
着される。
を嵌挿することができる空間部を有する細長方形枠体に
形成されて、その対向する二つの枠片には長手方向の略
中央部の対称位置にヒンジ接合点としてのキリ穴14が
それぞれ穿設されている。また、前桿部9の前端部に
は、方形状の端板部12が設けられていて、この端板部
12は2個のタップ穴を備えて刃部8の取付け面となっ
ており、半面刃の板片からなる刃部8が前記一方の桿部
材3における前桿部6の刃部5と同要領で係脱可能に取
着される。
【0016】次に、鋼材保持部材2について説明する
と、本実施形態においては鋼製或いは硬質剛性樹脂製等
になる直管、例えば真っ直ぐの円筒管からなっている。
この直管としては、被処理対象物としての鋼材19を軸
方向から挿通可能な貫通孔を有しているとともに、前記
前桿部6における細長方形枠体の長手方向の長さに比し
て僅かに短く、かつ、この細長方形枠体の空間部に嵌挿
可能な外径を有する管が用いられる。なお、本発明は図
示しないが直樋状体を上記直管に替えて用いても良く、
すなわち、前桿部6の細長方形枠体の空間部に嵌挿可能
な長さ及び外径を有する半円筒の形状で、かつ、前記鋼
材19を軸平行に側方向から介挿可能な直樋状体であっ
ても良い。
と、本実施形態においては鋼製或いは硬質剛性樹脂製等
になる直管、例えば真っ直ぐの円筒管からなっている。
この直管としては、被処理対象物としての鋼材19を軸
方向から挿通可能な貫通孔を有しているとともに、前記
前桿部6における細長方形枠体の長手方向の長さに比し
て僅かに短く、かつ、この細長方形枠体の空間部に嵌挿
可能な外径を有する管が用いられる。なお、本発明は図
示しないが直樋状体を上記直管に替えて用いても良く、
すなわち、前桿部6の細長方形枠体の空間部に嵌挿可能
な長さ及び外径を有する半円筒の形状で、かつ、前記鋼
材19を軸平行に側方向から介挿可能な直樋状体であっ
ても良い。
【0017】このような鋼材保持部材2には、その軸方
向の略中央部で前記キリ穴13及びキリ穴14に対応す
る位置にヒンジ接合点としてのタップ穴15が径方向の
対称位置にそれぞれ螺設されている。
向の略中央部で前記キリ穴13及びキリ穴14に対応す
る位置にヒンジ接合点としてのタップ穴15が径方向の
対称位置にそれぞれ螺設されている。
【0018】上述の構成を備えてなる一対の桿部材3、
4及び鋼材保持部材2は、図1(イ)乃至(ハ)に示さ
れるように組付けられる。この組付けは以下のようにし
て行われる。先ず、一対の桿部材3、4を、前桿部6を
前桿部9内に斜め交差状に介挿してキリ穴13とキリ穴
14とを合心させた仮セット状態に組付けて、これによ
りくい切り工具様のカッター1が形成される。次いで、
このカッター1に対して、鋼材保持部材2を前記前桿部
6内に斜め交差状に介挿して、キリ穴13、キリ穴14
にタップ穴15を合心させた状態にする。そして、図示
の例えば全ネジ六角ボルトからなるヒンジ用ボルト18
の2本を、キリ穴13及びキリ穴14にそれぞれ挿通
し、かつタップ穴15にそれぞれ螺合し、ヒンジ接合さ
せる。
4及び鋼材保持部材2は、図1(イ)乃至(ハ)に示さ
れるように組付けられる。この組付けは以下のようにし
て行われる。先ず、一対の桿部材3、4を、前桿部6を
前桿部9内に斜め交差状に介挿してキリ穴13とキリ穴
14とを合心させた仮セット状態に組付けて、これによ
りくい切り工具様のカッター1が形成される。次いで、
このカッター1に対して、鋼材保持部材2を前記前桿部
6内に斜め交差状に介挿して、キリ穴13、キリ穴14
にタップ穴15を合心させた状態にする。そして、図示
の例えば全ネジ六角ボルトからなるヒンジ用ボルト18
の2本を、キリ穴13及びキリ穴14にそれぞれ挿通
し、かつタップ穴15にそれぞれ螺合し、ヒンジ接合さ
せる。
【0019】こうして、ヒンジ接合させてなる一対の桿
部材3、4及び鋼材保持部材2は、図1(イ)乃至
(ハ)を参照して明らかなように、カッター1における
一対の桿部材3、4は、ヒンジ接合点を通る基準中心線
Lに対して線対称関係の交差配置をとるように組付けら
れ、一方、鋼材保持部材2は、長手側の中心軸が基準中
心線Lに対し合軸し、かつ、刃部5、8に近い側の先端
部が両刃部5、8の刃先線に揃う状態となって両桿部材
3、4の間に介在して組付けられる。この場合、鋼材保
持部材2は、先端部を両刃部5、8の刃先線に揃う状態
とする他、両刃部5、8の刃先線に対して至近の直後方
部に位置させるようにしても良い。
部材3、4及び鋼材保持部材2は、図1(イ)乃至
(ハ)を参照して明らかなように、カッター1における
一対の桿部材3、4は、ヒンジ接合点を通る基準中心線
Lに対して線対称関係の交差配置をとるように組付けら
れ、一方、鋼材保持部材2は、長手側の中心軸が基準中
心線Lに対し合軸し、かつ、刃部5、8に近い側の先端
部が両刃部5、8の刃先線に揃う状態となって両桿部材
3、4の間に介在して組付けられる。この場合、鋼材保
持部材2は、先端部を両刃部5、8の刃先線に揃う状態
とする他、両刃部5、8の刃先線に対して至近の直後方
部に位置させるようにしても良い。
【0020】このように組付けてなる本実施形態のシー
スカッターを用いての鋼材19のシース切断処理の態様
を以下に説明する。コンクリート層21の端面に面一に
固着されている支圧板20から突出している鋼材19を
鋼材保持部材2の貫通孔に挿通し、両刃部5、8が支圧
板20に接当する所までカッター1を持って行き、柄部
である後桿部7、10を握持して支圧板20の直ぐ傍の
位置でシースを両刃部5、8の刃先により鋏付ける。こ
の場合、両刃部5、8の刃先線がヒンジ軸に平行に延在
していることは言うまでもなく、従って、各刃先線は、
鋼材19のシースに対して該軸に直交差した状態で食い
込んでいる。
スカッターを用いての鋼材19のシース切断処理の態様
を以下に説明する。コンクリート層21の端面に面一に
固着されている支圧板20から突出している鋼材19を
鋼材保持部材2の貫通孔に挿通し、両刃部5、8が支圧
板20に接当する所までカッター1を持って行き、柄部
である後桿部7、10を握持して支圧板20の直ぐ傍の
位置でシースを両刃部5、8の刃先により鋏付ける。こ
の場合、両刃部5、8の刃先線がヒンジ軸に平行に延在
していることは言うまでもなく、従って、各刃先線は、
鋼材19のシースに対して該軸に直交差した状態で食い
込んでいる。
【0021】この食い込み状態を保持しながら、図1
(イ)における矢示線Bのようにカッター1を基準中心
線Lの回りに少なくとも一回り回動させて、シースを支
圧板20の端面に沿い円周に輪切りさせる。そして、カ
ッター1を開放してシースカッター全体を鋼材19から
離脱させ、その後、輪切りされたシースを鋼材19の芯
線から剥ぎ取らせてシースの除去を終了する。
(イ)における矢示線Bのようにカッター1を基準中心
線Lの回りに少なくとも一回り回動させて、シースを支
圧板20の端面に沿い円周に輪切りさせる。そして、カ
ッター1を開放してシースカッター全体を鋼材19から
離脱させ、その後、輪切りされたシースを鋼材19の芯
線から剥ぎ取らせてシースの除去を終了する。
【0022】なお、鋼材保持部材2の先端部を、図2に
示すように径方向に相対する2個所で切り欠いた構造と
するのは好ましい手段である。このようにすると、両刃
部5、8の接近動作を近辺に障害物がない状態で円滑に
行わせることができるとともに、深切りをさせないよう
に鋼材保持部材2の先端部にストッパーの役割を持たせ
ることもできる。
示すように径方向に相対する2個所で切り欠いた構造と
するのは好ましい手段である。このようにすると、両刃
部5、8の接近動作を近辺に障害物がない状態で円滑に
行わせることができるとともに、深切りをさせないよう
に鋼材保持部材2の先端部にストッパーの役割を持たせ
ることもできる。
【0023】以上本発明の好ましい実施の形態について
説明したが、このような構造の他に、一対の桿部材3、
4を先ずくい切り工具様に組付けてカッターに形成した
後、鋼材保持部材2をこれに沿わせてヒンジ接合させる
ようにしてもよい。この場合、両桿部材3、4における
前桿部6、9の先端部分を鋼材保持部材2取付け側に鉤
状に曲げて、この部分に両刃部5、8を取着し、刃先線
が鋼材保持部材2の直前方に位置するように設ければよ
く、このような形態においても、上述する実施形態と同
等の機能を発揮させることが可能である。また、刃部
5、8は半面刃でなく、両面刃(テーパ(両勾配)の刃
先を持つ刃)であってもよい。
説明したが、このような構造の他に、一対の桿部材3、
4を先ずくい切り工具様に組付けてカッターに形成した
後、鋼材保持部材2をこれに沿わせてヒンジ接合させる
ようにしてもよい。この場合、両桿部材3、4における
前桿部6、9の先端部分を鋼材保持部材2取付け側に鉤
状に曲げて、この部分に両刃部5、8を取着し、刃先線
が鋼材保持部材2の直前方に位置するように設ければよ
く、このような形態においても、上述する実施形態と同
等の機能を発揮させることが可能である。また、刃部
5、8は半面刃でなく、両面刃(テーパ(両勾配)の刃
先を持つ刃)であってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】すなわち、本発明によれば、シースカッタ
ーを被覆付PC鋼材の軸方向から接近させて鋼材保持部
材によってPC鋼材に対する位置決めを確実に行わせる
ことができるので、切断操作時の姿勢安定性が良く、作
業を容易かつ円滑に行い得る。しかも、刃部を支圧板に
至近の個所に沿わせ被覆付PC鋼材の円周方向に当て合
わせながら被覆の除去が可能であるので、被覆付PC鋼
材に対する緊張・定着作業の質的向上並びに合理化を一
層図ることができる。
ーを被覆付PC鋼材の軸方向から接近させて鋼材保持部
材によってPC鋼材に対する位置決めを確実に行わせる
ことができるので、切断操作時の姿勢安定性が良く、作
業を容易かつ円滑に行い得る。しかも、刃部を支圧板に
至近の個所に沿わせ被覆付PC鋼材の円周方向に当て合
わせながら被覆の除去が可能であるので、被覆付PC鋼
材に対する緊張・定着作業の質的向上並びに合理化を一
層図ることができる。
【図1】本発明の実施形態に係るシースカッターによる
PC鋼材の切断の態様を示し、(イ)は正面図、(ロ)
は平面図、(ハ)は(イ)におけるA−A線矢視側面
図。
PC鋼材の切断の態様を示し、(イ)は正面図、(ロ)
は平面図、(ハ)は(イ)におけるA−A線矢視側面
図。
【図2】図1図示のシースカッターの鋼材保持部材2を
示し、(イ)は左側面図、(ロ)は正面図、(ハ)は右
側面図。
示し、(イ)は左側面図、(ロ)は正面図、(ハ)は右
側面図。
【図3】図1図示のシースカッターの一方の桿部材3を
示し、(イ)は平面図、(ロ)は左端面図、(ハ)は正
面図。
示し、(イ)は平面図、(ロ)は左端面図、(ハ)は正
面図。
【図4】図1図示のシースカッターの他方の桿部材4を
示し、(イ)は平面図、(ロ)は左端面図、(ハ)は正
面図。
示し、(イ)は平面図、(ロ)は左端面図、(ハ)は正
面図。
【図5】図1図示のシースカッターの刃部5、8を示
し、(イ)は正面図、(ロ)は右側面図。
し、(イ)は正面図、(ロ)は右側面図。
【図6】図1図示のシースカッターの刃押さえ板16
17を示し、(イ)は一方の桿部材3分、(ロ)は他方
の桿部材4分。
17を示し、(イ)は一方の桿部材3分、(ロ)は他方
の桿部材4分。
【図7】従来のシースカッターによるシース除去手段の
態様を順序的に示す斜視図。
態様を順序的に示す斜視図。
1…カッター 2…鋼材保持部材 3
…一方の桿部材 4…他方の桿部材 5…刃部 6
…前桿部 7…柄部(後桿部) 8…刃部 9
…前桿部 10…柄部(後桿部) 11…端板部 1
2…端板部 13…キリ穴 14…キリ穴 1
5…タップ穴 16…刃押さえ板 17…刃押さえ板 1
8…ヒンジ用ボルト 19…被覆付PC鋼材 20…支圧板 2
1…コンクリート層 L…基準中心線
…一方の桿部材 4…他方の桿部材 5…刃部 6
…前桿部 7…柄部(後桿部) 8…刃部 9
…前桿部 10…柄部(後桿部) 11…端板部 1
2…端板部 13…キリ穴 14…キリ穴 1
5…タップ穴 16…刃押さえ板 17…刃押さえ板 1
8…ヒンジ用ボルト 19…被覆付PC鋼材 20…支圧板 2
1…コンクリート層 L…基準中心線
Claims (2)
- 【請求項1】 刃部を前端部に柄部を後部にそれぞれ備
える対称形状を成す一対の桿部材を、刃部相互及び柄部
相互が対向して同時に接近・離隔し得る揺動可能に刃部
寄り中間部で交差状に組み合わせヒンジ接合させてな
り、前記刃部の刃先線がヒンジ軸に平行に延在するくい
切り工具様のカッターと、 被覆付PC鋼材が軸方向から挿通可能な貫通孔を有する
直管あるいは軸平行に側方から介挿可能なU字溝を有す
る直樋状体からなり、前記ヒンジ接合点において中間部
をヒンジ接合し、ヒンジ接合点で交わるカッターの基準
中心線に長手側の中心軸を合わせ、接近させた前記両刃
部の刃先線に揃う状態を含み直後方部に先端部を位置さ
せ配設してなる鋼材保持部材とから構成され、 緊張した被覆付PC鋼材を支圧板の直前で鋼材保持部材
により保持し、保持した前記PC鋼材の被覆を前記両刃
部により鋏付けて、カッターを前記基準中心線の回りに
回動させることにより、PC鋼材の被覆を前記支圧板の
端面に沿い輪切り可能としたことを特徴とする被覆付P
C鋼材用シースカッター。 - 【請求項2】 一方の桿部材が、鋼材保持部材を嵌挿可
能な細長方形枠体に形成した前桿部、該前桿部の後端部
に一体に連結された柄部としての後桿部及び前桿部の前
端面に係脱可能に取着された板片の刃部からなり、他方
の桿部材が、前記一方の前桿部を嵌挿可能な細長方形枠
体に形成した前桿部、該前桿部の後端部に一体に連結さ
れた柄部としての後桿部及び前桿部の前端面に係脱可能
に取着された板片の刃部からなり、嵌挿により三重合さ
せた鋼材保持部材及び両前桿部が中間部において相互に
ヒンジ接合されてなる請求項1記載の被覆付PC鋼材用
シースカッター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128530A JP2000317157A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 被覆付pc鋼材用シースカッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128530A JP2000317157A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 被覆付pc鋼材用シースカッター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000317157A true JP2000317157A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14987041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11128530A Withdrawn JP2000317157A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 被覆付pc鋼材用シースカッター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000317157A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018071138A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | オリエンタル白石株式会社 | シース開孔工具 |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11128530A patent/JP2000317157A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018071138A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | オリエンタル白石株式会社 | シース開孔工具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |