JP2000317466A - 凝集分離処理装置 - Google Patents
凝集分離処理装置Info
- Publication number
- JP2000317466A JP2000317466A JP11129841A JP12984199A JP2000317466A JP 2000317466 A JP2000317466 A JP 2000317466A JP 11129841 A JP11129841 A JP 11129841A JP 12984199 A JP12984199 A JP 12984199A JP 2000317466 A JP2000317466 A JP 2000317466A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- acid
- molecular weight
- tank
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミニウムを含む汚泥に効果的に凝集力を
与えるように酸を加える。 【解決手段】 傾斜板沈殿槽22の沈殿汚泥を濃縮槽3
0で濃縮、濃縮汚泥貯槽32で曝気した後、ライン攪拌
機36で硫酸と混合し、これを混和槽10に返送し凝集
剤として再利用する。そして、この硫酸混合濃縮汚泥の
一部をアルミニウム化合物測定装置42に供給し、アル
ミニウム化合物の分子量を測定する。そして、分子量1
1200前後,6400前後のアルミニウム化合物が増
加するように酸添加量を制御する。
与えるように酸を加える。 【解決手段】 傾斜板沈殿槽22の沈殿汚泥を濃縮槽3
0で濃縮、濃縮汚泥貯槽32で曝気した後、ライン攪拌
機36で硫酸と混合し、これを混和槽10に返送し凝集
剤として再利用する。そして、この硫酸混合濃縮汚泥の
一部をアルミニウム化合物測定装置42に供給し、アル
ミニウム化合物の分子量を測定する。そして、分子量1
1200前後,6400前後のアルミニウム化合物が増
加するように酸添加量を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水に無機アルミ
ニウム凝集剤を添加して、凝集処理した後固液分離して
処理水を得る凝集分離処理に関する。
ニウム凝集剤を添加して、凝集処理した後固液分離して
処理水を得る凝集分離処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、河川水、湖沼水等の表流水を
浄化して上水などを得る浄水処理施設があり、この浄水
処理施設においては、無機アルミニウム凝集剤を利用し
た凝集沈殿処理装置が広く採用されている。そして、こ
の凝集沈殿処理装置において、分離された汚泥に酸を加
え、凝集助剤として凝集剤の混和槽に加える方法が知ら
れている。これによって、凝集剤を再利用することがで
き、凝集剤の使用量を減少できるというメリットがあ
る。
浄化して上水などを得る浄水処理施設があり、この浄水
処理施設においては、無機アルミニウム凝集剤を利用し
た凝集沈殿処理装置が広く採用されている。そして、こ
の凝集沈殿処理装置において、分離された汚泥に酸を加
え、凝集助剤として凝集剤の混和槽に加える方法が知ら
れている。これによって、凝集剤を再利用することがで
き、凝集剤の使用量を減少できるというメリットがあ
る。
【0003】ここで、汚泥に加える酸の量は、pHによ
り決定され、通常の場合pH3〜4となるように酸を加
えている。また、汚泥に酸を加える目的は、汚泥中の凝
集剤に再度凝集力を持たせるためであり、経験的にpH
が4.0以下であれば、再度凝集力が発生する。
り決定され、通常の場合pH3〜4となるように酸を加
えている。また、汚泥に酸を加える目的は、汚泥中の凝
集剤に再度凝集力を持たせるためであり、経験的にpH
が4.0以下であれば、再度凝集力が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、汚泥のpHと
凝集剤の凝集力再生の関係は、あくまで経験的なもので
あり、実際に凝集剤が有効な状態になっているのかは不
明である。従って、何らかの原因でpHを適切な値に制
御しても、アルミ凝集剤としての効果を発揮しない場合
もあり、このような場合には凝集剤不足となり、処理水
質が悪化してしまうという問題点があった。
凝集剤の凝集力再生の関係は、あくまで経験的なもので
あり、実際に凝集剤が有効な状態になっているのかは不
明である。従って、何らかの原因でpHを適切な値に制
御しても、アルミ凝集剤としての効果を発揮しない場合
もあり、このような場合には凝集剤不足となり、処理水
質が悪化してしまうという問題点があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、汚泥に効果的に凝集力を与えるように酸を加える
ことができる凝集分離装置を提供することを目的とす
る。
あり、汚泥に効果的に凝集力を与えるように酸を加える
ことができる凝集分離装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原水に無機ア
ルミニウム凝集剤を添加して、凝集処理した後固液分離
して処理水を得るとともに、固液分離によって得られた
汚泥に酸を添加混合した後、前記凝集処理へ返送する凝
集分離装置において、酸を加えた汚泥中のアルミニウム
化合物の分子量分布を測定するアルミニウム化合物測定
手段を備え、その測定結果に基づいて酸の注入率を決定
することを特徴とする。
ルミニウム凝集剤を添加して、凝集処理した後固液分離
して処理水を得るとともに、固液分離によって得られた
汚泥に酸を添加混合した後、前記凝集処理へ返送する凝
集分離装置において、酸を加えた汚泥中のアルミニウム
化合物の分子量分布を測定するアルミニウム化合物測定
手段を備え、その測定結果に基づいて酸の注入率を決定
することを特徴とする。
【0007】このように、本発明によれば、アルミニウ
ム化合物測定手段により、酸を加えた汚泥中のアルミニ
ウム化合物の分子量分布を測定する。アルミニウム系の
凝集剤としては、例えばポリ塩化アルミニウム(PA
C)があり、この凝集汚泥について酸を添加すること
で、凝集力を再度発生することができる。ここで、この
酸を添加した汚泥中のアルミ化合物の分子量分布を測定
したところ、分子量分布と凝集力に所定の関係があるこ
とが確認された。すなわち、分子量11200前後と6
400前後のアルミ化合物が凝集力を有していることが
確認された。そこで、酸を添加した汚泥におけるアルミ
化合物の分子量分布を測定し、分子量11200前後と
6400前後のアルミ化合物が生成されるように酸の添
加を制御することで、好適な凝集力の再生が行える。
ム化合物測定手段により、酸を加えた汚泥中のアルミニ
ウム化合物の分子量分布を測定する。アルミニウム系の
凝集剤としては、例えばポリ塩化アルミニウム(PA
C)があり、この凝集汚泥について酸を添加すること
で、凝集力を再度発生することができる。ここで、この
酸を添加した汚泥中のアルミ化合物の分子量分布を測定
したところ、分子量分布と凝集力に所定の関係があるこ
とが確認された。すなわち、分子量11200前後と6
400前後のアルミ化合物が凝集力を有していることが
確認された。そこで、酸を添加した汚泥におけるアルミ
化合物の分子量分布を測定し、分子量11200前後と
6400前後のアルミ化合物が生成されるように酸の添
加を制御することで、好適な凝集力の再生が行える。
【0008】なお分子量11200前後とは、1120
0を中心にその前後約100の幅を有するもので、11
100〜11300を指し、また分子量6400前後と
は同じように6300〜6500を指す。
0を中心にその前後約100の幅を有するもので、11
100〜11300を指し、また分子量6400前後と
は同じように6300〜6500を指す。
【0009】無機アルミニウム系の凝集剤としては、P
ACのほかに硫酸アルミニウムなどが利用される。ま
た、凝集処理においては、高分子凝集剤を併せて添加す
ることもできる。添加する酸としては、塩酸や硫酸が好
適である。
ACのほかに硫酸アルミニウムなどが利用される。ま
た、凝集処理においては、高分子凝集剤を併せて添加す
ることもできる。添加する酸としては、塩酸や硫酸が好
適である。
【0010】また、酸を加えた汚泥中のアルミニウム化
合物として、分子量が11200前後のもの、6400
前後のもののいずれかまたは両方が存在するように、酸
の注入率を制御することが好適である。
合物として、分子量が11200前後のもの、6400
前後のもののいずれかまたは両方が存在するように、酸
の注入率を制御することが好適である。
【0011】また、前記アルミニウム化合物測定手段
は、液体クロマト分離測定装置であることが好適であ
る。
は、液体クロマト分離測定装置であることが好適であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本実施形態に係る凝集分離装置の
全体構成を示す図である。河川水、湖沼水などの原水
は、まず混和槽10に流入される。この混和槽10に
は、凝集剤貯槽12からの凝集剤が凝集剤ポンプ14に
よって供給される。凝集剤は、PACなどの無機アルミ
ニウム凝集剤である。そして、混和槽10には、攪拌機
16が設けられており、原水と凝集剤が急速攪拌され
る。この混和槽10において、凝集剤が混和された凝集
剤混和水は、凝集槽18に流入する。この凝集槽18に
は、緩速攪拌機20が配置されており、凝集剤混和水が
緩速攪拌され、凝集フロックの合体、粗大化が図られ
る。
全体構成を示す図である。河川水、湖沼水などの原水
は、まず混和槽10に流入される。この混和槽10に
は、凝集剤貯槽12からの凝集剤が凝集剤ポンプ14に
よって供給される。凝集剤は、PACなどの無機アルミ
ニウム凝集剤である。そして、混和槽10には、攪拌機
16が設けられており、原水と凝集剤が急速攪拌され
る。この混和槽10において、凝集剤が混和された凝集
剤混和水は、凝集槽18に流入する。この凝集槽18に
は、緩速攪拌機20が配置されており、凝集剤混和水が
緩速攪拌され、凝集フロックの合体、粗大化が図られ
る。
【0014】次に、凝集槽18からの緩速攪拌後の凝集
剤混和水は、傾斜板沈殿槽22に流入する。この傾斜板
沈殿槽22は、仕切板22aにより入口側と排出側に仕
切られており、入口側に槽深の深い沈殿部22bが形成
されている。そして、この沈殿部22bの下部は、沈殿
汚泥を貯留するスラッジ貯留部分22cになっている。
また、排出側には多数の傾斜板22dが配置されて傾斜
板沈殿部22eが形成されている。凝集剤混和水は沈殿
部22bに流入され、ここで沈殿処理された後、仕切り
板22aの下を通過して、傾斜板沈殿部22eを上向流
で通過する。そして、この傾斜板沈殿部22eの傾斜板
22dを通過する際にさらに沈殿処理がなされ、スラッ
ジが槽底へ向けて沈殿する。傾斜板沈殿部22eの槽底
は、スラッジ貯留部分22cに向けて深くなるように傾
斜しているため、沈殿スラッジは重力によりスラッジ貯
留部分22cに移動し、ここにたまる。そして、傾斜板
沈殿部22eを通過した上澄み水が傾斜板沈殿槽22か
ら流出される。
剤混和水は、傾斜板沈殿槽22に流入する。この傾斜板
沈殿槽22は、仕切板22aにより入口側と排出側に仕
切られており、入口側に槽深の深い沈殿部22bが形成
されている。そして、この沈殿部22bの下部は、沈殿
汚泥を貯留するスラッジ貯留部分22cになっている。
また、排出側には多数の傾斜板22dが配置されて傾斜
板沈殿部22eが形成されている。凝集剤混和水は沈殿
部22bに流入され、ここで沈殿処理された後、仕切り
板22aの下を通過して、傾斜板沈殿部22eを上向流
で通過する。そして、この傾斜板沈殿部22eの傾斜板
22dを通過する際にさらに沈殿処理がなされ、スラッ
ジが槽底へ向けて沈殿する。傾斜板沈殿部22eの槽底
は、スラッジ貯留部分22cに向けて深くなるように傾
斜しているため、沈殿スラッジは重力によりスラッジ貯
留部分22cに移動し、ここにたまる。そして、傾斜板
沈殿部22eを通過した上澄み水が傾斜板沈殿槽22か
ら流出される。
【0015】このような凝集沈殿処理により、傾斜板沈
殿槽22からの沈殿処理水は、懸濁固形物のかなりの部
分は除去されたものになっている。この沈殿処理水は、
ろ過器24に流入される。このろ過器24は、通常は砂
のろ過層を有する圧力式の急速ろ過器である。また、ろ
過器24に流入する沈殿処理水に対し、凝集剤を追加混
合することも好適である。そして、このろ過器24のろ
過処理水は、処理水タンク26に貯留された後、配水さ
れる。また、この処理水タンク26内の処理水は、逆洗
ポンプ28によりろ過器24に上向流で供給し、ろ過器
24内のろ層を逆洗できるようになっている。
殿槽22からの沈殿処理水は、懸濁固形物のかなりの部
分は除去されたものになっている。この沈殿処理水は、
ろ過器24に流入される。このろ過器24は、通常は砂
のろ過層を有する圧力式の急速ろ過器である。また、ろ
過器24に流入する沈殿処理水に対し、凝集剤を追加混
合することも好適である。そして、このろ過器24のろ
過処理水は、処理水タンク26に貯留された後、配水さ
れる。また、この処理水タンク26内の処理水は、逆洗
ポンプ28によりろ過器24に上向流で供給し、ろ過器
24内のろ層を逆洗できるようになっている。
【0016】また、傾斜板沈殿槽22のスラッジ貯留部
分22cに沈殿した汚泥は、濃縮槽30に導入される。
この濃縮槽30は、沈殿汚泥を貯留し重力濃縮し、分離
水を系外に排出する。一方、この濃縮槽30の濃縮汚泥
は、ブロアからの空気により曝気攪拌される汚泥貯槽3
2に供給され、ここに一旦貯留される。汚泥貯槽32内
の濃縮汚泥は、濃縮汚泥ポンプ34によってライン攪拌
機36を介し混和槽10に返送されるが、このライン攪
拌機36へ供給される濃縮汚泥には、酸貯槽38からの
酸(酸性溶液)が酸ポンプ40によって添加される。そ
こで、ライン攪拌機36において、濃縮汚泥に酸が攪拌
混合される。なお、この例では、酸として、硫酸が採用
されているが、塩酸なども採用できる。
分22cに沈殿した汚泥は、濃縮槽30に導入される。
この濃縮槽30は、沈殿汚泥を貯留し重力濃縮し、分離
水を系外に排出する。一方、この濃縮槽30の濃縮汚泥
は、ブロアからの空気により曝気攪拌される汚泥貯槽3
2に供給され、ここに一旦貯留される。汚泥貯槽32内
の濃縮汚泥は、濃縮汚泥ポンプ34によってライン攪拌
機36を介し混和槽10に返送されるが、このライン攪
拌機36へ供給される濃縮汚泥には、酸貯槽38からの
酸(酸性溶液)が酸ポンプ40によって添加される。そ
こで、ライン攪拌機36において、濃縮汚泥に酸が攪拌
混合される。なお、この例では、酸として、硫酸が採用
されているが、塩酸なども採用できる。
【0017】そして、ライン攪拌機36によって、酸が
混合された濃縮汚泥の一部は、アルミニウム化合物測定
装置42に供給される。このアルミニウム化合物測定装
置42は、酸が添加された濃縮汚泥中のアルミニウム化
合物についての分子量分布を測定する。特に、このアル
ミニウム化合物測定装置42は、分子量11200と6
400のアルミニウム化合物の量について計測する。そ
して、測定結果に基づき、分子量11200と6400
のアルミニウム化合物の量が増加するように酸ポンプ4
0を制御する。
混合された濃縮汚泥の一部は、アルミニウム化合物測定
装置42に供給される。このアルミニウム化合物測定装
置42は、酸が添加された濃縮汚泥中のアルミニウム化
合物についての分子量分布を測定する。特に、このアル
ミニウム化合物測定装置42は、分子量11200と6
400のアルミニウム化合物の量について計測する。そ
して、測定結果に基づき、分子量11200と6400
のアルミニウム化合物の量が増加するように酸ポンプ4
0を制御する。
【0018】ここで、アルミニウム化合物測定装置42
は、RI検出器(ERC−7512)付きの高速液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)で構成されている。この
検出器は、1.00〜1.75程度の広い屈折率と移動
相に対応できるディフレクションタイプの示差屈折率計
である。また、カラムとしては、排除限界分子量1×1
05の水系GFCカラム(TSKgelG2000SW
XL)を用いている。さらに、溶離液としては、pHを
調整したHPLC蒸留水を利用している。この高速液体
クロマトグラフィーにおいて、測定汚泥中のアルミニウ
ム化合物は分子量に応じて検出時間が異なることにな
り、予め標準物質により検量線を作成しておくことによ
り、分子量分布が検出される。
は、RI検出器(ERC−7512)付きの高速液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)で構成されている。この
検出器は、1.00〜1.75程度の広い屈折率と移動
相に対応できるディフレクションタイプの示差屈折率計
である。また、カラムとしては、排除限界分子量1×1
05の水系GFCカラム(TSKgelG2000SW
XL)を用いている。さらに、溶離液としては、pHを
調整したHPLC蒸留水を利用している。この高速液体
クロマトグラフィーにおいて、測定汚泥中のアルミニウ
ム化合物は分子量に応じて検出時間が異なることにな
り、予め標準物質により検量線を作成しておくことによ
り、分子量分布が検出される。
【0019】このように、本実施形態の装置において
は、アルミニウム化合物測定装置42により、酸を添加
した濃縮汚泥におけるアルミニウム化合物の分子量分布
を測定し、分子量11200前後と6400前後のアル
ミニウム化合物のいずれかまたは両方の量が増加するよ
うに酸の添加量を制御する。このような制御によって、
好適な凝集反応を維持することができる。
は、アルミニウム化合物測定装置42により、酸を添加
した濃縮汚泥におけるアルミニウム化合物の分子量分布
を測定し、分子量11200前後と6400前後のアル
ミニウム化合物のいずれかまたは両方の量が増加するよ
うに酸の添加量を制御する。このような制御によって、
好適な凝集反応を維持することができる。
【0020】特に、PACの製品について、pHを変更
してアルミニウム化合物の分子量分布を測定した場合、
pHが3程度であると分子量11200前後と6400
前後の両方が存在し、分子量11200前後のものが多
く、pHを高くしていくと分子量6400前後のものが
増加する。pHをさらに高くすると、分子量11200
前後のものがなくなり、分子量6400前後のものも減
少してくる。
してアルミニウム化合物の分子量分布を測定した場合、
pHが3程度であると分子量11200前後と6400
前後の両方が存在し、分子量11200前後のものが多
く、pHを高くしていくと分子量6400前後のものが
増加する。pHをさらに高くすると、分子量11200
前後のものがなくなり、分子量6400前後のものも減
少してくる。
【0021】また、これらpHでの凝集処理実験の結果
によれば、分子量11200前後及び6400前後のア
ルミニウム化合物には好適な凝集力がある。そして、そ
れら分子量のアルミニウム化合物が減少してくるにつ
れ、凝集力が落ちる。
によれば、分子量11200前後及び6400前後のア
ルミニウム化合物には好適な凝集力がある。そして、そ
れら分子量のアルミニウム化合物が減少してくるにつ
れ、凝集力が落ちる。
【0022】そして、酸を添加した汚泥についても、同
様の結果が得られており、これより分子量11200前
後及び6400前後のいずれかまたは両方のアルミニウ
ム化合物を生成することが凝集力を得るために好適であ
る。
様の結果が得られており、これより分子量11200前
後及び6400前後のいずれかまたは両方のアルミニウ
ム化合物を生成することが凝集力を得るために好適であ
る。
【0023】一方、酸を添加した汚泥の場合、pHとア
ルミニウム化合物の分子量の関係は、製品そのものと比
べ、安定していない。pHを常に3以下とすれば、かな
りの凝集力を得ることができるが、酸の添加量が多くな
りすぎる。そこで、本実施形態のように、分子量を測定
し、少なくとも分子量6400前後のアルミニウム化合
物が十分存在するように酸の添加量を制御することが好
適である。
ルミニウム化合物の分子量の関係は、製品そのものと比
べ、安定していない。pHを常に3以下とすれば、かな
りの凝集力を得ることができるが、酸の添加量が多くな
りすぎる。そこで、本実施形態のように、分子量を測定
し、少なくとも分子量6400前後のアルミニウム化合
物が十分存在するように酸の添加量を制御することが好
適である。
【0024】
【実施例】図1の装置を用いて実験を行った。実験条件
を以下に示す。
を以下に示す。
【0025】<実験条件> ・原水流量:1000m3/h ・混和槽10:滞留時間4分 ・傾斜板沈殿槽22:上向流式傾斜板付き沈殿池、滞留
時間40分、上昇速度5cm/min ・アルミニウム化合物分子量測定装置42:高速液体ク
ロマトグラフィー ・原水濁度:8〜30度 ・原水pH:7.2〜7.5 ・凝集剤:PAC10〜30mg/l ・汚泥注入率:4〜6L/m3−処理水量(汚泥濃度2
%) ・酸注入率:硫酸2〜6mL/L−濃縮汚泥、硫酸:7
5%H2SO4 <実験結果>濁度8度の原水に対し、混和槽10におい
て凝集剤としてPAC10〜30mg/Lを添加して、
傾斜板沈殿槽22において得た凝集沈殿汚泥を濃縮槽3
0において固形物濃度2%まで重力濃縮した。この濃縮
汚泥を濃縮汚泥貯槽32において曝気処理した後、混和
槽10に返送する際に、濃縮汚泥4〜6L/m3に対
し、75%硫酸を2〜6mL/L−汚泥を加えた。
時間40分、上昇速度5cm/min ・アルミニウム化合物分子量測定装置42:高速液体ク
ロマトグラフィー ・原水濁度:8〜30度 ・原水pH:7.2〜7.5 ・凝集剤:PAC10〜30mg/l ・汚泥注入率:4〜6L/m3−処理水量(汚泥濃度2
%) ・酸注入率:硫酸2〜6mL/L−濃縮汚泥、硫酸:7
5%H2SO4 <実験結果>濁度8度の原水に対し、混和槽10におい
て凝集剤としてPAC10〜30mg/Lを添加して、
傾斜板沈殿槽22において得た凝集沈殿汚泥を濃縮槽3
0において固形物濃度2%まで重力濃縮した。この濃縮
汚泥を濃縮汚泥貯槽32において曝気処理した後、混和
槽10に返送する際に、濃縮汚泥4〜6L/m3に対
し、75%硫酸を2〜6mL/L−汚泥を加えた。
【0026】これによって、混和槽10には、PACの
他に酸添加濃縮汚泥が添加され、これが凝集層18で緩
速攪拌された後傾斜板沈殿槽22で沈殿処理され、さら
にろ過器24にてろ過処理されて処理水が得られる。
他に酸添加濃縮汚泥が添加され、これが凝集層18で緩
速攪拌された後傾斜板沈殿槽22で沈殿処理され、さら
にろ過器24にてろ過処理されて処理水が得られる。
【0027】そして、ライン攪拌機36にて混和後のも
のを一部抜き出し、アルミニウム化合物分子量測定装置
(高速液体クロマトグラフィー)42にてアルミニウム
化合物の分子量を測定し、分子量11200前後か64
00前後のピークが出現するような、硫酸の注入率とし
た。
のを一部抜き出し、アルミニウム化合物分子量測定装置
(高速液体クロマトグラフィー)42にてアルミニウム
化合物の分子量を測定し、分子量11200前後か64
00前後のピークが出現するような、硫酸の注入率とし
た。
【0028】これによって、アルミニウム(Al)の回
収率を90%以上に維持しつつ、濁度0.1以下の良好
な処理水が常に得られた。
収率を90%以上に維持しつつ、濁度0.1以下の良好
な処理水が常に得られた。
【0029】「その他の構成」なお、上述の例では、傾
斜板沈殿槽を利用したが、傾斜板は必ずしも必要なく、
また直接ろ過処理するなど他の固液分離手段を採用して
もよい。また、ろ過器24は、重力式のろ過器も採用す
ることができ、ろ材には各種のものが採用できる。汚泥
濃縮槽30についても浮上分離式など他の形式のものも
採用できる。さらに、ライン攪拌機36に代えて、通常
の攪拌機による攪拌槽を設けてもよい。アルミニウム化
合物の分子量分析については、液体クロマトグラフィー
が最適であるが、アルミニウム化合物の分子量を検出で
きれば他の形式のものでもよい。
斜板沈殿槽を利用したが、傾斜板は必ずしも必要なく、
また直接ろ過処理するなど他の固液分離手段を採用して
もよい。また、ろ過器24は、重力式のろ過器も採用す
ることができ、ろ材には各種のものが採用できる。汚泥
濃縮槽30についても浮上分離式など他の形式のものも
採用できる。さらに、ライン攪拌機36に代えて、通常
の攪拌機による攪拌槽を設けてもよい。アルミニウム化
合物の分子量分析については、液体クロマトグラフィー
が最適であるが、アルミニウム化合物の分子量を検出で
きれば他の形式のものでもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
確実に汚泥中のアルミニウムに再凝集力を与えられるよ
うになり、凝集不良による処理水質の悪化を確実に防止
することができる。
確実に汚泥中のアルミニウムに再凝集力を与えられるよ
うになり、凝集不良による処理水質の悪化を確実に防止
することができる。
【図1】 実施形態の装置の全体構成を示す図である。
10 混和槽、18 凝集槽、22 傾斜板沈殿槽、2
4 ろ過器、30 汚泥濃縮槽、32 濃縮汚泥貯槽、
36 ライン攪拌機、38 酸貯槽、42 アルミニウ
ム化合物測定装置。
4 ろ過器、30 汚泥濃縮槽、32 濃縮汚泥貯槽、
36 ライン攪拌機、38 酸貯槽、42 アルミニウ
ム化合物測定装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/18 G01N 33/18 A Fターム(参考) 2G042 AA01 BC12 CA03 CB03 DA01 EA06 FA01 HA07 4D015 BA04 BA09 BB05 CA11 DA04 FA11 4D059 AA06 BF12 BJ16 CB19 DA32 DA33 EA20 EB11 4D062 BA04 BA09 BB05 CA11 DA04 FA11
Claims (3)
- 【請求項1】 原水に無機アルミニウム凝集剤を添加し
て、凝集処理した後固液分離して処理水を得るととも
に、固液分離によって得られた汚泥に酸を添加混合した
後、前記凝集処理へ返送する凝集分離装置において、 酸を加えた汚泥中のアルミニウム化合物の分子量分布を
測定するアルミニウム化合物測定手段を備え、その測定
結果に基づいて酸の注入率を制御することを特徴とする
凝集分離処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 酸を加えた汚泥中のアルミニウム化合物として、分子量
が11200前後のもの、6400前後のもののいずれ
かまたは両方が存在するように、酸の注入率を制御する
ことを特徴とする凝集分離処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
て、 前記アルミニウム化合物測定手段は、液体クロマトグラ
フィーであることを特徴とする凝集分離処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129841A JP2000317466A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 凝集分離処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129841A JP2000317466A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 凝集分離処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000317466A true JP2000317466A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15019569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129841A Pending JP2000317466A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 凝集分離処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000317466A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005021742A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Japan Organo Co Ltd | 凝集沈澱装置およびその制御方法 |
| JP2014002050A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Hitachi Ltd | 凝集状態検知装置 |
| CN103663660A (zh) * | 2014-01-03 | 2014-03-26 | 江苏佳有环保科技有限公司 | 一种高效节能的漆水分离装置 |
| CN104245596A (zh) * | 2012-04-04 | 2014-12-24 | 威立雅水务解决方案与技术支持公司 | 紧凑型水处理装置 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11129841A patent/JP2000317466A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005021742A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Japan Organo Co Ltd | 凝集沈澱装置およびその制御方法 |
| CN104245596A (zh) * | 2012-04-04 | 2014-12-24 | 威立雅水务解决方案与技术支持公司 | 紧凑型水处理装置 |
| CN104245596B (zh) * | 2012-04-04 | 2017-05-10 | 威立雅水务解决方案与技术支持公司 | 紧凑型水处理装置 |
| JP2014002050A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Hitachi Ltd | 凝集状態検知装置 |
| CN103663660A (zh) * | 2014-01-03 | 2014-03-26 | 江苏佳有环保科技有限公司 | 一种高效节能的漆水分离装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3350302A (en) | Clarification of surface waters | |
| JP2011230038A (ja) | 水処理装置 | |
| TWI729084B (zh) | 聚集沉澱裝置 | |
| JP2005013892A (ja) | 浄水処理方法 | |
| CN107108289A (zh) | 改进的压载的净化系统 | |
| JP4004854B2 (ja) | 浄水処理方法及びその装置 | |
| JP2016131937A (ja) | 海水淡水化システム及び海水淡水化方法 | |
| JP4523731B2 (ja) | 水処理装置 | |
| JP2005046787A (ja) | 凝集分離装置 | |
| JP2018047435A (ja) | 凝集沈澱装置 | |
| JP7083274B2 (ja) | 水処理方法および水処理装置 | |
| JP2000317220A (ja) | 凝集沈澱装置 | |
| JP2000317466A (ja) | 凝集分離処理装置 | |
| JP2018153729A (ja) | 水処理剤、水処理方法及び水処理装置 | |
| JP2002066568A (ja) | 水処理方法および装置 | |
| KR20120033349A (ko) | 응집 침전 처리 방법 | |
| JP3905663B2 (ja) | 固液分離装置及び凝集条件決定方法 | |
| JP2021186793A (ja) | 浄水処理方法及び浄水処理装置 | |
| JP2002355507A (ja) | 凝集沈澱装置およびその制御方法 | |
| JP5210948B2 (ja) | 浄水場の薬品注入制御方法 | |
| JP2000334209A (ja) | 砂添加凝集沈澱装置 | |
| JP3854471B2 (ja) | 浄水処理装置 | |
| JP2000300912A5 (ja) | ||
| JP4800463B2 (ja) | ろ過装置 | |
| JP4800462B2 (ja) | ろ過処理方法 |