JP2000318087A - 加工密着性に優れたプレコート鋼板 - Google Patents

加工密着性に優れたプレコート鋼板

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JP2000318087A
JP2000318087A JP13408299A JP13408299A JP2000318087A JP 2000318087 A JP2000318087 A JP 2000318087A JP 13408299 A JP13408299 A JP 13408299A JP 13408299 A JP13408299 A JP 13408299A JP 2000318087 A JP2000318087 A JP 2000318087A
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steel sheet
coating layer
resin
organic coating
adhesion
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JP13408299A
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Yoshio Kimata
芳夫 木全
Hiromasa Nomura
広正 野村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工密着性に優れたプレコート鋼板の提供。 【解決手段】 鋼板の少なくとも片面に、下層の有機被
覆層Iと上層の有機被覆層IIを有し、有機被覆層Iがポ
リテトラフルオロエチレン樹脂:2〜50重量%を含有
することを特徴とする加工密着性に優れたプレコート鋼
板。有機被覆層Iが、ポリエーテルスルホン樹脂:20
重量%以上を、さらに含有すること、鋼板が、化成処理
層および亜鉛:80重量%以上を含有するめっき層の一
方もしくは両方を有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家電、建材、自動車
等に用いられる加工密着性優れたプレコ−ト鋼板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄板鋼板製品は塗装して使用するのが一
般的である。この塗装の目的は素地の鋼板を保護すると
同時に耐久性を増加し、これを美化するものである。塗
装した鋼板は、建築物、船舶、橋梁等の大きなものから
各種機械、自動車、家具、電気製品の小物や生活用品に
まで使用されるが、一般にこれらの鋼板の塗装はポスト
コートと呼ばれるように加工・組立後に行われている。
しかしながら、建材・家電分野では予め塗装された、い
わゆるプレコ−ト鋼板を加工・組立する方式に移行しつ
つある。このプレコ−ト鋼板には、加工する際に塗膜が
剥離しないように加工性のある高分子化した樹脂が被覆
層に使用されている。
【0003】しかし、高分子化した樹脂を複層で塗布し
て複雑な加工を施した場合、塗膜の欠落を生じて十分な
被膜性能を得られない場合がある。この場合、特に基材
と下層の有機被覆の密着力が必要とされるが、一般には
樹脂構造に密着力を向上させる修飾基を追加する手法が
行われている。しかしながら樹脂合成にコストがかかる
こと、さらには化学反応基の追加により樹脂の酸化耐久
性が低下することなどのデメリットが生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、樹脂
への化学修飾を行うことなく、基材への塗料の塗れ性を
改善し、基材と被覆層の密着力を向上させて、加工密着
性を向上させたプレコート鋼板の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明がその要旨とする
ところは、 「(1)鋼板の少なくとも片面に、下層の有機被覆層I
と上層の有機被覆層IIを有し、有機被覆層Iがポリテト
ラフルオロエチレン樹脂:2〜50重量%を含有するこ
とを特徴とする加工密着性に優れたプレコート鋼板。
【0006】(2)有機被覆層Iが、ポリエーテルスル
ホン樹脂:20重量%以上を、さらに含有することを特
徴とする前記(1)に記載の加工密着性に優れたプレコ
ート鋼板。 (3)鋼板が、有機被覆層Iのさらに下層として、化成
処理層を有することを特徴とする前記(1)または
(2)に記載の加工密着性に優れたプレコート鋼板。
【0007】(4)鋼板が、亜鉛:80重量%以上を含
有するめっき層を有することを特徴とする前記(1)〜
(3)のいずれかに記載の加工密着性に優れたプレコー
ト鋼板。」である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のプレコート鋼板は、基材
となる鋼板、下層の有機被覆層I、上層の有機被覆層II
から構成され、有機被覆層I中にポリテトラフルオロエ
チレン樹脂(以下、PTFEと称す)を2〜50重量%
含有する。基材となる鋼板としては、冷延鋼板、熱延鋼
板、亜鉛めっき鋼板、合金化亜鉛めっき鋼板、亜鉛−鉄
合金めっき鋼板、亜鉛−アルミ合金めっき鋼板、アルミ
めっき鋼板、クロムめっき鋼板、ニッケルめっき鋼板、
亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板、錫めっき鋼板、及びス
テンレス鋼板、アルミめっきステンレス鋼板、鉛めっき
ステンレス鋼板、亜鉛めっきステンレス鋼板等が挙げら
れる。
【0009】これらの内めっき鋼板において、めっき組
成が亜鉛を80重量%以上含有するものにおいて加工部
密着性の向上効果が高いことを発明者らは確認してお
り、基材としては最も好ましい。塗膜の密着性を確保す
る上で、有機被覆層Iのさらなる下層に前処理として、
めっきもしくは鋼板の上に化成処理を施すことが好まし
い。この前処理の一例としては、水洗、湯洗、酸洗、ア
ルカリ脱脂、研削、研磨を単独もしくは組み合わせて必
要に応じて行い、クロメート処理、リン酸亜鉛処理、水
溶性アクリル樹脂被覆、水溶性エポキシ樹脂被覆、ウレ
タン樹脂被覆、各樹脂のハイブリッド被覆処理、及び複
合酸化皮膜処理等を単独もしくは組み合わせた化成処理
を行うとよい。なお、選択する各処理の条件は特に限定
しない。
【0010】次に、上記鋼板の少なくとも片面に施す有
機被覆層Iとしては、ポリエーテルスルホン樹脂(以
下、PESと称す)、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリナイロ
ン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、PVdF
などのフッ素系樹脂など、プレコート鋼板に使用できる
塗料であれば特に規定しないが、発明者らが検討した範
囲では、PESを20重量%以上含む樹脂が製造条件な
どの制約が少なく、PTFEを含有させる上では最も好
ましい樹脂である。有機被覆層Iは、PESとPTFE
のみで構成しても良く、この場合PESはPTFEの残
量である50〜98重量%となる。
【0011】有機被覆層I中にはPTFEを2〜50重
量%含有させることが必須である。PTFEが2重量%
未満では基材と有機被覆層Iとのぬれ性に基づく密着性
が確保出来ない。PTFEが50重量%より多くなる
と、被覆層の伸性や弾性が悪くなって加工密着性はかえ
って低下する。有機被覆層Iの膜厚については特に規定
はしないが、加工性の確保及び塗装作業性の観点から乾
燥膜厚を30μm以下とすることが望ましい。膜厚が3
0μmよりも厚い場合は塗膜の破壊が生じ、剥離を誘発
するおそれがある。
【0012】PTFEの組成や粒径、形状、分布は特に
規定しないが、一般には、PTFEとWAXが1:1混
合されている、平均粒径が1〜5ミクロン程度のフッ素
系添加剤を使用する。さらに、上記被覆層の上に施す有
機被覆層IIとしては、PES、ポリエステル樹脂、ポリ
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、PVdFなどのフッ
素系樹脂など、プレコート鋼板に使用できる塗料であれ
ば特に規定しない。
【0013】有機被覆層IIの膜厚についても特に規定は
しないが、加工性の確保及び塗装作業性の観点から乾燥
膜厚を50μm以下とすることが望ましい。膜厚が50
μmよりも厚い場合は塗膜の破壊が生じ、剥離を誘発す
るおそれがある。なお、有機被覆層Iおよび有機被覆層
IIのいずれについても、一般にプレコート鋼板に用いら
れる添加成分の使用についてはその制限を設けない。そ
の一例としては、色顔料や体質顔料、防錆顔料や染料、
レベリング成分やメタリック、マイカ、骨材などの意匠
性成分などが挙げられる。
【0014】上記した本発明のプレコート鋼板は、例え
ば、屋根壁用パネル、屋外広告用パネル、照明反射用パ
ネル、トンネル内装用パネル、自動車外装用パネル、間
仕切りパネル、エレベーター内装用パネルなど、加工を
伴う部品に適用することにより、従来よりも加工密着性
に優れた薄板鋼板製品を得ることが可能となる。
【0015】
【実施例】本発明のプレコート鋼板の実施例について説
明する。アルカリ浸漬脱脂・クロメート処理した表1に
示す基材上に、PTFEを所定量含む塗料をバーコータ
を用いて塗布し、その後高周波誘導加熱法によって焼き
付けて有機被覆層Iを作成した。その上に、同様な方法
で有機被覆層IIを焼き付けて供試材とした。
【0016】得られたプレコート鋼板について、下記の
条件で加工密着性を評価した。加工密着性試験として
は、JIS G3312に基づき、20℃雰囲気下で2
T曲げ試験を行い、塗膜加工部をテープ剥離した際に生
じる塗膜剥離の程度により評価した。その結果を表1に
示す。なお剥離の評点は、7点(剥離無し)、5点(剥
離面積が10%以内)、3点(剥離面積が30%以
内)、1点(全面剥離)の7段階評価であり、5点以上
を良好と判断した。
【0017】表1から明らかなように、本発明によるプ
レコート鋼板は優れた加工密着性を示している。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明は、下層の樹脂被覆層Iにポリテ
トラフルオロエチレン樹脂を2〜50重量%含有させる
ことにより、屋根壁用、屋外広告用、照明反射用、トン
ネル内装用、自動車外装用、間仕切り、エレベーター内
装用などのパネル材として、極めて優れた加工密着性を
有するプレコート鋼板を、特別な製造方法によることな
く提供できる。したがって、本発明は産業上の価値が極
めて高い発明であるといえる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B05D 3/10 B05D 3/10 A Fターム(参考) 4D075 AE03 BB73X CA13 DA06 DB05 DC02 DC12 DC18 EA05 EB17 EB37 EB56 4F100 AB03A AB18A AK01C AK18B AK18D AL05B AL05D AT00A BA03 BA07 BA10C BA10D EH71A EJ06A EJ46 GB07 GB32 GB48 JK06 JL01 JL11 YY00B YY00D 4K026 AA02 AA07 AA09 AA13 AA22 BA01 BA06 BA12 BB06 BB09 EB08 EB11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の少なくとも片面に、下層の有機被
    覆層Iと上層の有機被覆層IIを有し、有機被覆層Iがポ
    リテトラフルオロエチレン樹脂:2〜50重量%を含有
    することを特徴とする加工密着性に優れたプレコート鋼
    板。
  2. 【請求項2】 有機被覆層Iが、ポリエーテルスルホン
    樹脂:20重量%以上を、さらに含有することを特徴と
    する請求項1に記載の加工密着性に優れたプレコート鋼
    板。
  3. 【請求項3】 鋼板が、有機被覆層Iのさらに下層とし
    て、化成処理層を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の加工密着性に優れたプレコート鋼板。
  4. 【請求項4】 鋼板が、亜鉛:80重量%以上を含有す
    るめっき層を有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の加工密着性に優れたプレコート鋼板。
JP13408299A 1999-05-14 1999-05-14 加工密着性に優れたプレコート鋼板 Withdrawn JP2000318087A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322589A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Nisshin Steel Co Ltd 電気式ホーンの振動板用プレコート鋼板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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