JP2000318721A - 易開封性ブロー成形容器 - Google Patents
易開封性ブロー成形容器Info
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- JP2000318721A JP2000318721A JP12679999A JP12679999A JP2000318721A JP 2000318721 A JP2000318721 A JP 2000318721A JP 12679999 A JP12679999 A JP 12679999A JP 12679999 A JP12679999 A JP 12679999A JP 2000318721 A JP2000318721 A JP 2000318721A
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- notch
- molded container
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 胴部に連接した細長い首部を途中から手で切
り離し易いブロー成形容器を提供する。 【解決手段】 胴部1と、該胴部1に連接して形成され
た首部2と、該首部2を周回して形成された切り込み部
4と、前記切り込み部4より先端側の首部2に前記切り
込み部4に隣接して形成された摘まみ片5とからなり、
前記摘まみ片5で前記切り込み部4を引き裂いて開封す
る易開封性ブロー成形容器であって、前記切り込み部4
の内面が、前記切り込み部4の最深部7で交わる二つの
面からなり、そのうちの少なくとも一方を、外側に膨ら
む曲面にする。
り離し易いブロー成形容器を提供する。 【解決手段】 胴部1と、該胴部1に連接して形成され
た首部2と、該首部2を周回して形成された切り込み部
4と、前記切り込み部4より先端側の首部2に前記切り
込み部4に隣接して形成された摘まみ片5とからなり、
前記摘まみ片5で前記切り込み部4を引き裂いて開封す
る易開封性ブロー成形容器であって、前記切り込み部4
の内面が、前記切り込み部4の最深部7で交わる二つの
面からなり、そのうちの少なくとも一方を、外側に膨ら
む曲面にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,細長い首部の中段
に設けられている切り込み部を引き裂いて容易に開封で
きるブロー成形容器に関する。
に設けられている切り込み部を引き裂いて容易に開封で
きるブロー成形容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、中身に氷菓が入った玩具菓子
の分野において、ブロー成形容器が使用されている。こ
のブロー成形容器は、胴部に細長い首部を取り付け、首
部の先端をシールしてなるものであって、その開封にあ
たっては、中身が凍った状態で細長い首部の途中を引き
ちぎって開封できるようになっている。図5は、従来の
易開封性ブロー成形容器の開封手段の説明図である。こ
れまで、図5に示すような種々の開封手段が提案がなさ
れている。例えば、実開昭53−45147号公報には
図5(a)に示すように胴部1よりも細い頸部12に環
状狭窄部14を設け、その上部に設けられている把手1
5を引っ張って環状狭窄部14から引きちぎって開口す
る細口瓶状のブロー成形容器が提案させている。また、
実開昭58−54332号公報には、図5(b)に示す
ように、同じく細長い頸部12に環状折れ込み部14を
その中心軸が頸部12の中心軸と偏心した位置に設け、
環状折れ込み部14の最凹所16に厚手の摘まみ15を
設け、それを引っ張って開口を容易にした細口瓶状のブ
ロー成形容器が提案されている。さらに、特開平9−1
83457号公報には、切り口部の図示はされていない
が、同じく頸部に環状に設けられている切り口部の切り
込み角度が、31度以下で、好ましくは20〜30度で
あり、切り込みの段差(深度)が1mm以上で、好まし
くは、1〜3mmである細口瓶状のブロー成形容器が提
案されている。これらのブロー成形容器においては、
「環状狭窄部」、「折れ込み部の最凹所」、「切り口
部」と名称は異なるが、これらはいずれも細長い頸部を
環状に取りまく溝状の凹部(実開昭58−54332号
公報においては凸部を含む)であって、それより上部に
取り付けられた把手あるいは摘まみを引っ張ることによ
ってその直下にある凹部の最深部に応力を集中させ、そ
こからの引き裂きを可能とするものである。
の分野において、ブロー成形容器が使用されている。こ
のブロー成形容器は、胴部に細長い首部を取り付け、首
部の先端をシールしてなるものであって、その開封にあ
たっては、中身が凍った状態で細長い首部の途中を引き
ちぎって開封できるようになっている。図5は、従来の
易開封性ブロー成形容器の開封手段の説明図である。こ
れまで、図5に示すような種々の開封手段が提案がなさ
れている。例えば、実開昭53−45147号公報には
図5(a)に示すように胴部1よりも細い頸部12に環
状狭窄部14を設け、その上部に設けられている把手1
5を引っ張って環状狭窄部14から引きちぎって開口す
る細口瓶状のブロー成形容器が提案させている。また、
実開昭58−54332号公報には、図5(b)に示す
ように、同じく細長い頸部12に環状折れ込み部14を
その中心軸が頸部12の中心軸と偏心した位置に設け、
環状折れ込み部14の最凹所16に厚手の摘まみ15を
設け、それを引っ張って開口を容易にした細口瓶状のブ
ロー成形容器が提案されている。さらに、特開平9−1
83457号公報には、切り口部の図示はされていない
が、同じく頸部に環状に設けられている切り口部の切り
込み角度が、31度以下で、好ましくは20〜30度で
あり、切り込みの段差(深度)が1mm以上で、好まし
くは、1〜3mmである細口瓶状のブロー成形容器が提
案されている。これらのブロー成形容器においては、
「環状狭窄部」、「折れ込み部の最凹所」、「切り口
部」と名称は異なるが、これらはいずれも細長い頸部を
環状に取りまく溝状の凹部(実開昭58−54332号
公報においては凸部を含む)であって、それより上部に
取り付けられた把手あるいは摘まみを引っ張ることによ
ってその直下にある凹部の最深部に応力を集中させ、そ
こからの引き裂きを可能とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この引き裂
きが起きる切り込みの最深部の肉厚が、首部の他の部分
より充分薄ければ引き裂きは容易になるが、これまでの
ような切り込みの断面形状が単に図示されているような
V字状であっては、深度を深くしない限り薄肉構造には
ならず、引きちぎりに力を必要とし、子供や、老人にと
っては開封しにくいという問題があった。また、スムー
ズな開封ができないと、開封しようとしている間に体温
で内容物が溶けてしまい、開封の瞬間に内容液が飛散す
る問題も残っている。さらに、薄肉化は達成できたとし
ても、実際の使用に至るまでの間に何らかの応力が作用
して不用意に開封してしまったり、開封しないまでもピ
ンホールが発生したりして包装容器としての保護機能を
損なう問題がある。本発明は前記の問題点に鑑みてなさ
れたもので、弱い力でも容易に安定して開封できるが、
開封時点までは不用意に開封せず、また開封開始点にピ
ンホールが発生しにくいブロー成形容器の提供を目的と
する。
きが起きる切り込みの最深部の肉厚が、首部の他の部分
より充分薄ければ引き裂きは容易になるが、これまでの
ような切り込みの断面形状が単に図示されているような
V字状であっては、深度を深くしない限り薄肉構造には
ならず、引きちぎりに力を必要とし、子供や、老人にと
っては開封しにくいという問題があった。また、スムー
ズな開封ができないと、開封しようとしている間に体温
で内容物が溶けてしまい、開封の瞬間に内容液が飛散す
る問題も残っている。さらに、薄肉化は達成できたとし
ても、実際の使用に至るまでの間に何らかの応力が作用
して不用意に開封してしまったり、開封しないまでもピ
ンホールが発生したりして包装容器としての保護機能を
損なう問題がある。本発明は前記の問題点に鑑みてなさ
れたもので、弱い力でも容易に安定して開封できるが、
開封時点までは不用意に開封せず、また開封開始点にピ
ンホールが発生しにくいブロー成形容器の提供を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による易開封性ブ
ロー成形容器は、胴部と、該胴部に連接して形成された
首部と、該首部を周回して形成された切り込み部と、該
切り込み部より先端側の前記首部に前記切り込み部に隣
接して形成された前記摘まみ片とからなり、前記摘まみ
片で前記切り込み部を引き裂いて開封する易開封性ブロ
ー成形容器であって、前記切り込み部の内面が、前記切
り込み部の最深部で交わる二つの面からなり、そのうち
の少なくとも一方の面が、外側に膨らむ曲面であること
を特徴とするものである。また、前記摘まみ片が、前記
切り込み部との隣接点から前記胴部側に向けて延びる端
辺を有し、該端辺と前記首部の前記胴部側の側壁とが鋭
角に保たれていることを特徴とするものである。さら
に、引きちぎり可能な薄膜が、前記首部の中心軸から放
射する面上の前記端辺と、前記切り込み部の内面と、前
記首部の前記胴部側の側壁とによって囲まれる部分に形
成されたことを特徴とするものである。
ロー成形容器は、胴部と、該胴部に連接して形成された
首部と、該首部を周回して形成された切り込み部と、該
切り込み部より先端側の前記首部に前記切り込み部に隣
接して形成された前記摘まみ片とからなり、前記摘まみ
片で前記切り込み部を引き裂いて開封する易開封性ブロ
ー成形容器であって、前記切り込み部の内面が、前記切
り込み部の最深部で交わる二つの面からなり、そのうち
の少なくとも一方の面が、外側に膨らむ曲面であること
を特徴とするものである。また、前記摘まみ片が、前記
切り込み部との隣接点から前記胴部側に向けて延びる端
辺を有し、該端辺と前記首部の前記胴部側の側壁とが鋭
角に保たれていることを特徴とするものである。さら
に、引きちぎり可能な薄膜が、前記首部の中心軸から放
射する面上の前記端辺と、前記切り込み部の内面と、前
記首部の前記胴部側の側壁とによって囲まれる部分に形
成されたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図面を用いて、更に詳し
く説明する。図1は、本発明による易開封性ブロー成形
容器の概要説明図である。図1(a)と図1(b)は、
本発明による易開封性ブロー成形容器10のそれぞれ正
面図、側面図である。本発明による易開封性ブロー成形
容器10は、図1に示すように、胴部1に細長い首部2
が一体的に連接されて、首部2の上部先端部にシール部
3が、また中段に首部を周回する切り込み部4が環状に
設けられている。この首部2は、内容物の充填前は円筒
状であるが、充填後、シール部3がその先端で水平に合
掌シールされた状態では、切り込み部4のある部分の水
平断面は楕円形状に変形している。また、容器本体より
肉厚な摘まみ片5が、ブロー成形時に同時成形されるこ
とによって首部2の長手方向に一体的に取り付けられて
いる。そして、その取り付け位置の最下端が、前記切り
込み部4に隣接し、さらに、その隣接点から胴部側に向
かって延びる摘まみ片5の端辺6が形成され、端辺6と
首部2の胴部側の側壁とが鋭角に保たれている。摘まみ
片5のこのような取り付け位置と形状は、摘まみ片5を
矢印方向に持ち上げた場合、剪断応力が切り込み部4の
最深部7(次図参照)に集中し易くするのに好適であ
る。
く説明する。図1は、本発明による易開封性ブロー成形
容器の概要説明図である。図1(a)と図1(b)は、
本発明による易開封性ブロー成形容器10のそれぞれ正
面図、側面図である。本発明による易開封性ブロー成形
容器10は、図1に示すように、胴部1に細長い首部2
が一体的に連接されて、首部2の上部先端部にシール部
3が、また中段に首部を周回する切り込み部4が環状に
設けられている。この首部2は、内容物の充填前は円筒
状であるが、充填後、シール部3がその先端で水平に合
掌シールされた状態では、切り込み部4のある部分の水
平断面は楕円形状に変形している。また、容器本体より
肉厚な摘まみ片5が、ブロー成形時に同時成形されるこ
とによって首部2の長手方向に一体的に取り付けられて
いる。そして、その取り付け位置の最下端が、前記切り
込み部4に隣接し、さらに、その隣接点から胴部側に向
かって延びる摘まみ片5の端辺6が形成され、端辺6と
首部2の胴部側の側壁とが鋭角に保たれている。摘まみ
片5のこのような取り付け位置と形状は、摘まみ片5を
矢印方向に持ち上げた場合、剪断応力が切り込み部4の
最深部7(次図参照)に集中し易くするのに好適であ
る。
【0006】図2は、本発明による易開封性ブロー成形
容器の切り込み部の拡大断面図である。本発明による易
開封性ブロー成形容器の切り込み部4の内面は、最深部
7で交わる二つの面からなり、そのうちの少なくとも一
方の面が、外側に膨らむ曲面を有している。従って、首
部2の中心軸からの放射面に表れる切り込み部4の断面
形状は、図2に示すように、最深部7で交わる2本の線
のうち少なくとも一本が外側に膨らむ曲線となってい
る。図2(a)に示す切り込み部4は、首部2先端側の
断面形状を所定の曲率半径を有する円弧状とし、胴部側
の形状は水平か、やや外側に傾斜した形状となってい
て、小さなアールを介して胴部に連接している。図2
(b)に示す切り込み部4は、首部2先端側の断面形状
を水平か、やや外側に傾斜した形状とし、胴部側の形状
は、所定の曲率半径を有する円弧状となっている。また
図3(c)に示す切り込み部4は、両方の形状とも曲線
状としたものである。このように、切り込み部4の断面
形状を単なるV字状でなく、少なくとも上下の一方を外
側に膨らむ曲線状とすることにより、切り込み角度を限
りなく0に収斂させることができ、開封時に切り込み部
4の最深部7に剪断応力を集中させ易くなる。また、こ
のような最深部の切り込み角度を小さくすることは、深
度が浅くても達成できる。実際に、従来のV字状の切り
込み部と本発明による切り込み部4を比較すると、本発
明による方が、より弱い力で切り込み部4の引き裂きを
開始することができる。このようにして、切り込み部4
の最深部7の摘まみ片5側の一点から始まる引き裂きは
左右両回りで切り込み部4に沿って伝播し、最終的に摘
まみ片5と反対側で合流して終結するのが理想的であ
る。しかるに往々にして、左右いずれかの引き裂きが切
り込み部4の範囲から外れ、図では上側の先端側の首部
2にまで入り込む場合があって、切り込み部4だけで首
部2を切断することが不能に終わることが起きる。また
最終的に切断されたとしても切り込み部4に首部2の側
壁の一部が残ってしまい、目標とする切り込み部4にお
ける完全な水平カットとは程遠い切断状態となり、この
状態では、内容物の吸い口としての役割を果たせない場
合がある。このような変則な引き裂きが起きるのを回避
するための切り込み部4の最適形状は図2(a)に示す
ようなものである。それは、所定の長さPのパリソン部
分が、切り込み部4の最深部7を境界として、上下に等
しく2分割されて、一方が、切り込み部4の曲線部L1
を、他方が、切り込み部4の直線部に小さなアールを介
して首部2の一部が加わった部分L2をそれぞれ同一樹
脂量で成形することとなるが、L1の方が、L2よりパ
スが短いために肉厚となり、切り込み部4から先端側の
首部2への引き裂きが伝播されにくくなるためである。
容器の切り込み部の拡大断面図である。本発明による易
開封性ブロー成形容器の切り込み部4の内面は、最深部
7で交わる二つの面からなり、そのうちの少なくとも一
方の面が、外側に膨らむ曲面を有している。従って、首
部2の中心軸からの放射面に表れる切り込み部4の断面
形状は、図2に示すように、最深部7で交わる2本の線
のうち少なくとも一本が外側に膨らむ曲線となってい
る。図2(a)に示す切り込み部4は、首部2先端側の
断面形状を所定の曲率半径を有する円弧状とし、胴部側
の形状は水平か、やや外側に傾斜した形状となってい
て、小さなアールを介して胴部に連接している。図2
(b)に示す切り込み部4は、首部2先端側の断面形状
を水平か、やや外側に傾斜した形状とし、胴部側の形状
は、所定の曲率半径を有する円弧状となっている。また
図3(c)に示す切り込み部4は、両方の形状とも曲線
状としたものである。このように、切り込み部4の断面
形状を単なるV字状でなく、少なくとも上下の一方を外
側に膨らむ曲線状とすることにより、切り込み角度を限
りなく0に収斂させることができ、開封時に切り込み部
4の最深部7に剪断応力を集中させ易くなる。また、こ
のような最深部の切り込み角度を小さくすることは、深
度が浅くても達成できる。実際に、従来のV字状の切り
込み部と本発明による切り込み部4を比較すると、本発
明による方が、より弱い力で切り込み部4の引き裂きを
開始することができる。このようにして、切り込み部4
の最深部7の摘まみ片5側の一点から始まる引き裂きは
左右両回りで切り込み部4に沿って伝播し、最終的に摘
まみ片5と反対側で合流して終結するのが理想的であ
る。しかるに往々にして、左右いずれかの引き裂きが切
り込み部4の範囲から外れ、図では上側の先端側の首部
2にまで入り込む場合があって、切り込み部4だけで首
部2を切断することが不能に終わることが起きる。また
最終的に切断されたとしても切り込み部4に首部2の側
壁の一部が残ってしまい、目標とする切り込み部4にお
ける完全な水平カットとは程遠い切断状態となり、この
状態では、内容物の吸い口としての役割を果たせない場
合がある。このような変則な引き裂きが起きるのを回避
するための切り込み部4の最適形状は図2(a)に示す
ようなものである。それは、所定の長さPのパリソン部
分が、切り込み部4の最深部7を境界として、上下に等
しく2分割されて、一方が、切り込み部4の曲線部L1
を、他方が、切り込み部4の直線部に小さなアールを介
して首部2の一部が加わった部分L2をそれぞれ同一樹
脂量で成形することとなるが、L1の方が、L2よりパ
スが短いために肉厚となり、切り込み部4から先端側の
首部2への引き裂きが伝播されにくくなるためである。
【0007】図3は、本発明による易開封性ブロー成形
容器の使用前の不用意な開封防止手段の説明図である。
本発明による易開封性ブロー成形容器10においては、
弱い力で開封し易くしたことにより、逆に使用に至るま
でに何らかの応力が切り込み部4の最深部7に作用して
不用意に開封してしまう恐れが生じ、また開封しないま
でもピンホールが最深部7に発生して包装容器としての
保護機能を損なう問題がある。これを回避するために、
本発明では、図3に示すように、摘まみ片5の端辺6
と、切り込み部4の内面と、胴部側の首部2の側壁とに
よって囲まれる空間に、首部2の中心軸からの放射面に
沿うように、容易に引きちぎることのできる、厚さが
0.20〜0.40mmの範囲にある薄膜8が一体的に
成形されている。なお、参考までに、切り込み部4の肉
厚は、0.28〜0.32mmの範囲にあることが好ま
しい。このようにして設けられた薄膜8の引きちぎりに
対する抵抗力は、薄膜8の厚み、形状、面積を適宜変え
ることによって制御することができる。
容器の使用前の不用意な開封防止手段の説明図である。
本発明による易開封性ブロー成形容器10においては、
弱い力で開封し易くしたことにより、逆に使用に至るま
でに何らかの応力が切り込み部4の最深部7に作用して
不用意に開封してしまう恐れが生じ、また開封しないま
でもピンホールが最深部7に発生して包装容器としての
保護機能を損なう問題がある。これを回避するために、
本発明では、図3に示すように、摘まみ片5の端辺6
と、切り込み部4の内面と、胴部側の首部2の側壁とに
よって囲まれる空間に、首部2の中心軸からの放射面に
沿うように、容易に引きちぎることのできる、厚さが
0.20〜0.40mmの範囲にある薄膜8が一体的に
成形されている。なお、参考までに、切り込み部4の肉
厚は、0.28〜0.32mmの範囲にあることが好ま
しい。このようにして設けられた薄膜8の引きちぎりに
対する抵抗力は、薄膜8の厚み、形状、面積を適宜変え
ることによって制御することができる。
【0008】本発明による易開封性ブロー成形容器10
には、手による開封性、内容物の押し出し適性、成形性
等を勘案して、密度0.918〜0.926g/cm3
の低密度ポリエチレン樹脂が好適に使用可能である。本
発明によるブロー成形容器10のブロー成形において、
前述の切り込み部4は、割り型に図2に示すような形状
を有する環状の突出部を予め形成しておくことによって
成形可能であり、また、摘まみ片5と薄膜8は、本来で
あればバリとされている部分を生かして一体的に成形さ
れている。その成形工程は、通常のブロー成形と略同一
である。すなわち、左右の割り型の中間に押し出し機か
らパリソンを垂直に押し出し、それを両側から割り型で
挟み込んでから、上下が閉ざされたパリソンに対して高
圧エアーを吹き込む。この時、パリソンは、キャビティ
の内壁一杯に広がり、本発明による切り込み部4が略金
型通りに成形される。またキャビティの外側で摘まみ片
5と薄膜8が同時形成され、それらの周辺は喰い切られ
てバリとなる。また、肩部2の上端部のバリは、冷却中
に金型内に組み込まれたカッター刃で切断される。そし
て、冷却後に金型が開いて易開封性ブロー成形容器10
が取り出される。なお、前述の高圧エアーの吹き込み
は、吹き込み成形部を成形する金型部分の外側に設けら
れたブローピン受け部にブローピンが突き刺さり、この
ブローピンを通して行われる。以上のブロー成形は、ロ
ータリーブロー成形機を使用することによって極めて効
率的に、安定した生産を行うことができる。
には、手による開封性、内容物の押し出し適性、成形性
等を勘案して、密度0.918〜0.926g/cm3
の低密度ポリエチレン樹脂が好適に使用可能である。本
発明によるブロー成形容器10のブロー成形において、
前述の切り込み部4は、割り型に図2に示すような形状
を有する環状の突出部を予め形成しておくことによって
成形可能であり、また、摘まみ片5と薄膜8は、本来で
あればバリとされている部分を生かして一体的に成形さ
れている。その成形工程は、通常のブロー成形と略同一
である。すなわち、左右の割り型の中間に押し出し機か
らパリソンを垂直に押し出し、それを両側から割り型で
挟み込んでから、上下が閉ざされたパリソンに対して高
圧エアーを吹き込む。この時、パリソンは、キャビティ
の内壁一杯に広がり、本発明による切り込み部4が略金
型通りに成形される。またキャビティの外側で摘まみ片
5と薄膜8が同時形成され、それらの周辺は喰い切られ
てバリとなる。また、肩部2の上端部のバリは、冷却中
に金型内に組み込まれたカッター刃で切断される。そし
て、冷却後に金型が開いて易開封性ブロー成形容器10
が取り出される。なお、前述の高圧エアーの吹き込み
は、吹き込み成形部を成形する金型部分の外側に設けら
れたブローピン受け部にブローピンが突き刺さり、この
ブローピンを通して行われる。以上のブロー成形は、ロ
ータリーブロー成形機を使用することによって極めて効
率的に、安定した生産を行うことができる。
【0009】
【実施例】図4は、本発明による易開封性ブロー成形容
器の一実施例の寸法図である。図4に示すように、易開
封性を付与する切り込み部4については、切り込み部4
の首部2の長手方向の幅と段差(深度)をそれぞれ0.
9mmとし、切り込み部4の首部2先端側の断面形状に
曲率半径1.2mmの円弧が表れるようにした。なお、
胴部1と首部2の平均肉厚は、それぞれ0.34mm,
0.35mmである。また、目付は8.0〜9.0g,
内容積は切り込み部4の7mm下で200ccである。
切り込み部4の外側には図3に示すような領域で、厚み
が0.30mmの薄膜8を設けた 。以上の実施例サン
プルを従来から市販されている易開封性ブロー成形容器
と比較したところより弱い力で容易に、しかも安定して
開封できることが分かった。また、摘まみ片5側の切り
込み部4に何らかの力が作用しても、それが薄膜8を引
きちぎる力に至らない場合は開封することがなく、不用
意な開封が起こりにくいことが実証された。
器の一実施例の寸法図である。図4に示すように、易開
封性を付与する切り込み部4については、切り込み部4
の首部2の長手方向の幅と段差(深度)をそれぞれ0.
9mmとし、切り込み部4の首部2先端側の断面形状に
曲率半径1.2mmの円弧が表れるようにした。なお、
胴部1と首部2の平均肉厚は、それぞれ0.34mm,
0.35mmである。また、目付は8.0〜9.0g,
内容積は切り込み部4の7mm下で200ccである。
切り込み部4の外側には図3に示すような領域で、厚み
が0.30mmの薄膜8を設けた 。以上の実施例サン
プルを従来から市販されている易開封性ブロー成形容器
と比較したところより弱い力で容易に、しかも安定して
開封できることが分かった。また、摘まみ片5側の切り
込み部4に何らかの力が作用しても、それが薄膜8を引
きちぎる力に至らない場合は開封することがなく、不用
意な開封が起こりにくいことが実証された。
【0010】本発明によるブローチューブ容器10は、
以上の実施の態様の記載に限定されることなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本発明による易開封性ブロー成形容器10の形
状は、図1に示すような左右対称形の容器に限定される
ことはなく、首部2が胴部1から斜め方向に伸びるよう
な変形ボトルでもよく、首部2の水平断面形状も任意に
選定することができる。
以上の実施の態様の記載に限定されることなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本発明による易開封性ブロー成形容器10の形
状は、図1に示すような左右対称形の容器に限定される
ことはなく、首部2が胴部1から斜め方向に伸びるよう
な変形ボトルでもよく、首部2の水平断面形状も任意に
選定することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、細長い首部の途中に環
状の切り込み部4を設け、首部の中心軸からの放射面に
表れる切り込み部4の断面形状を上下少なくとも一方で
曲線状とすることで、従来のものに較べより弱い力で切
り込みに沿って引き裂くことができる。また、摘まみ片
5の端辺6と切り込み部4を含む首部2の側壁とによっ
て囲まれる空間に、首部2の中心軸からの放射面に沿う
ように、容易に引きちぎることのできる厚み0.20〜
0.40mmの範囲の薄膜8を一体成形することによっ
て、使用に至るまでに何らかの応力が作用して不用意に
開封してしまう恐れを解消することができる。
状の切り込み部4を設け、首部の中心軸からの放射面に
表れる切り込み部4の断面形状を上下少なくとも一方で
曲線状とすることで、従来のものに較べより弱い力で切
り込みに沿って引き裂くことができる。また、摘まみ片
5の端辺6と切り込み部4を含む首部2の側壁とによっ
て囲まれる空間に、首部2の中心軸からの放射面に沿う
ように、容易に引きちぎることのできる厚み0.20〜
0.40mmの範囲の薄膜8を一体成形することによっ
て、使用に至るまでに何らかの応力が作用して不用意に
開封してしまう恐れを解消することができる。
【図1】本発明による易開封性ブロー成形容器の概要説
明図
明図
【図2】本発明による易開封性ブロー成形容器の切り込
み部の拡大断面図
み部の拡大断面図
【図3】本発明による易開封性ブロー成形容器の使用前
の不用意な開封防止手段の説明図
の不用意な開封防止手段の説明図
【図4】本発明による易開封性ブロー成形容器の一実施
例の寸法図
例の寸法図
【図5】従来の易開封性ブロー成形容器の開封手段の説
明図
明図
1 胴部 2 首部 3 シール部 4 切り込み部 5 摘まみ片 6 端辺 7 最深部 8 薄膜 10 本発明による易開封性ブロー成形容器 20 従来の易開封性ブロー成形容器
Claims (3)
- 【請求項1】 胴部と、該胴部に連接して形成された首
部と、該首部を周回して形成された切り込み部と、該切
り込み部より先端側の前記首部に前記切り込み部に隣接
して形成された摘まみ片とからなり、該摘まみ片で前記
切り込み部を引き裂いて開封する易開封性ブロー成形容
器であって、 前記切り込み部の内面が、前記切り込み部の最深部で交
わる二つの面からなり、そのうちの少なくとも一方の面
が、外側に膨らむ曲面であることを特徴とする易開封性
ブロー成形容器。 - 【請求項2】 前記摘まみ片が、前記切り込み部との隣
接点から前記胴部側に向けて延びる端辺を有し、該端辺
と前記首部の前記胴部側の側壁とが鋭角に保たれている
ことを特徴とする請求項1記載の易開封性ブロー成形容
器。 - 【請求項3】 引きちぎり可能な薄膜が、前記首部の中
心軸から放射する面上の前記端辺と、前記切り込み部の
内面と、前記首部の前記胴部側の側壁とによって囲まれ
る部分に形成されたことを特徴とする請求項2記載の易
開封性ブロー成形容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12679999A JP2000318721A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 易開封性ブロー成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12679999A JP2000318721A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 易開封性ブロー成形容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000318721A true JP2000318721A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14944253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12679999A Pending JP2000318721A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 易開封性ブロー成形容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000318721A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007106456A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | 易開封性を有するブロー成形容器 |
| JP2008201009A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Aitec:Kk | 成形体 |
| WO2009142176A1 (ja) * | 2008-05-21 | 2009-11-26 | 花王株式会社 | 袋容器 |
| JP2009280228A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Kao Corp | 袋容器 |
| JP2009280226A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Kao Corp | 袋容器 |
| JP2011230822A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP12679999A patent/JP2000318721A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007106456A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | 易開封性を有するブロー成形容器 |
| JP2008201009A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Aitec:Kk | 成形体 |
| WO2009142176A1 (ja) * | 2008-05-21 | 2009-11-26 | 花王株式会社 | 袋容器 |
| JP2009280228A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Kao Corp | 袋容器 |
| JP2009280226A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Kao Corp | 袋容器 |
| CN102007041B (zh) * | 2008-05-21 | 2012-12-12 | 花王株式会社 | 袋式容器 |
| JP2011230822A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060413 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090406 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090422 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090818 |