JP2000319560A - インクジェット記録用カラーインク - Google Patents

インクジェット記録用カラーインク

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JP2000319560A
JP2000319560A JP13128399A JP13128399A JP2000319560A JP 2000319560 A JP2000319560 A JP 2000319560A JP 13128399 A JP13128399 A JP 13128399A JP 13128399 A JP13128399 A JP 13128399A JP 2000319560 A JP2000319560 A JP 2000319560A
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color
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vapor pressure
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Yoshiyuki Koike
佳之 小池
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一系統の色で濃淡の異なる2水準以上のイ
ンクを搭載し、従来の面積階調に加えて濃度階調を用い
ることにより、さらに高画質の記録を得ることができる
インクジェット記録方法において、記録媒体上での色安
定化時間が短く、耐湿性にも良好で、かつ吐出安定性を
確保できるインクジェット記録用カラーインクを提供す
る。 【構成】 少なくとも、水、染料、浸透剤、親水性低揮
発性高沸点有機溶媒を含むインクジェット記録用カラー
インクで、染料濃度が0.1〜3wt%の淡インクにお
いて、前記親水性低揮発性高沸点有機溶媒が、20℃に
おける蒸気圧が1Pa以下の親水性低揮発性高沸点有機
溶媒と20℃における蒸気圧が1〜10Paの親水性低
揮発性高沸点有機溶媒を混合してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録に用いるインク、詳しくは、同一系統の色で濃淡の異
なる2水準以上のインクからなる複数色のカラーインク
を記録媒体に吐出して所望のカラー画像を記録媒体上に
形成するインクジェット記録に用いるカラーインクに関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録は、微細なノズルか
らインクを小滴として吐出して、文字や図形を記録媒体
に記録する方法である。インクジェット記録方式として
はピエゾ素子を用いて電気信号を機械信号に変換して、
記録ヘッド部分に貯えたインクを断続的に吐出して記録
媒体に文字や記号を記録する方法、記録ヘッド部分に貯
えたインクを吐出部分に極近い一部を急速に加熱して泡
を発生させて、その泡による体積膨張で断続的に吐出し
て、記録媒体に文字や記号を記録する方法などが実用化
されている。
【0003】インクジェット記録用インクとしては、安
全性が高いことや安価であることなどの理由から主溶媒
として水を使用した物が主流となっている。そして、ノ
ズルの目詰まり防止や吐出信頼性を確保するためにさま
ざまな親水性低揮発性高沸点有機溶媒等が添加されてい
る。また、着色剤としては、発色性の良さやインクとし
ての保存性などの点から染料を用いたものが主流となっ
ている(特にカラーインク)。
【0004】また、インクジェット記録に用いられるイ
ンクには、印字の乾燥性がよいことや印字のにじみ(混
色にじみ)が少ないことなどの特性が要求されている。
【0005】これらの要求を満たすために従来のインク
ジェット記録用インクでは、インクを記録媒体にすばや
く浸透させる工夫がなされている。米国特許第5,15
6,675号明細書のようにジエチレングリコールモノ
ブチルエーテルを添加したり、米国特許第5,183,
502号明細書や特開昭56−5871号公報のように
アセチレングリコール系界面活性剤であるサーフィノー
ル465(エアプロダクツ(株)製)を添加したり、あ
るいは米国特許第5,196,056号明細書のように
ジエチレングリコールモノブチルエーテルを1.5〜5
wt%とサーフィノール465を1〜3wt%添加する
ことなどが検討されている。
【0006】また、最近では同一系統の色で濃淡の異な
る2水準以上のインクを搭載し、従来の面積階調に加え
て濃度階調を用いることにより、さらに高画質の記録を
得るインクジェット記録方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】染料を用いた従来のイ
ンクジェット記録用カラーインクを評価する中で、記録
媒体に記録を行った数十分後と記録後数日室内で放置し
た物で、色相にずれの生じることが観察された。
【0008】これは、ノズルの目詰まり防止や吐出信頼
性を確保するために添加している親水性低揮発性高沸点
有機溶媒が、記録媒体上において揮発せずに残っている
ため起こる現象で、インクの色安定化時間を遅らたり、
耐湿性を劣化させる原因となっている。図1は、親水性
低揮発性高沸点有機溶媒の添加量により色が安定するま
での様子を示す概略図である。色が安定した状態のサン
プルを基準として色差を確認したところ、親水性低揮発
性高沸点有機溶媒を減量することで、記録媒体上での色
安定化時間が短縮される。
【0009】しかしながら、記録媒体上の色安定化時間
を短縮するために親水性低揮発性高沸点有機溶媒をイン
ク組成から抜いてしまうと、目詰まり等により吐出信頼
性の確保が難しくなる。
【0010】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、その目的とするところは、同一系統の色で濃
淡の異なる2水準以上のインクを搭載し、従来の面積階
調に加えて濃度階調を用いることにより、さらに高画質
の記録を得ることができるインクジェット記録方法にお
いて、記録媒体上での色安定化時間が短く、耐湿性にも
良好で、かつ吐出安定性を確保できるインクジェット記
録用カラーインクを提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録用カラーインクは、同一系統の色で濃淡の異なる2
水準以上のインクからなる複数色のカラーインクを記録
媒体に吐出してカラー画像を記録媒体上に形成するイン
クジェット記録用カラーインクにおいて、少なくとも、
水、染料、浸透剤、親水性低揮発性高沸点有機溶媒を含
み、20℃における蒸気圧が1Pa以下の親水性低揮発
性高沸点有機溶媒と20℃における蒸気圧が1〜10P
aの親水性低揮発性高沸点有機溶媒を混合してなる淡イ
ンクを用いることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録カラ
ーインクは、同一系統の色で濃淡の異なる2水準以上の
インクを搭載し、従来の面積階調に加えて濃度階調を用
いることにより、さらに高画質の記録を得ることができ
るインクジェット記録方法において、記録媒体上での色
安定化時間が短く、耐湿性にも良好で、かつ吐出安定性
を確保できるなどの特性が要求されていることに注目し
て、鋭意検討した結果によるものである。
【0013】従来からインク溶媒としては、低粘度であ
ること、安全性に優れること、取扱が容易であること、
コストが安いこと、臭気がないこと等の理由により主に
水が用いられる。インクに使用するものとしては、イオ
ン交換、蒸留等の精製工程を経た超純水が好ましい。
【0014】本発明に使用される染料として、直接染
料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応性染料、分
散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分散染料、油
性染料が挙げられ、いずれも使用できるが、中でも水溶
性染料は、インクの性能上好ましく用いられ、特に好ま
しいものは、 C.I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、2
7、28、29、33、35、39、41、44、5
0、53、58、59、68、86、87、93、9
5、96、98、100、106、108、109、1
10、130、132、142、144、161、16
3、 C.I.ダイレクトレッド2、4、9、23、26、3
1、39、62、63、72、75、76、79、8
0、81、83、84、89、92、95、111、1
73、184、207、211、212、214、21
8、221、223、224、225、226、22
7、232、233、240、241、242、24
3、247、 C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、48、
51、66、90、93、94、95、98、100、
101、 C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、2
5、55、67、68、71、76、77、78、8
0、84、86、87、90、98、106、108、
109、151、156、158、159、160、1
68、189、192、193、194、199、20
0、201、202、203、207、211、21
3、214、218、225、229、236、23
7、244、248、249、251、252、26
4、270、280、288、289、291、 C.I.アシッドイエロー17、19、23、25、3
9、40、42、44、49、50、61、64、7
6、79、110、127、135、143、151、
159、169、174、190、195、196、1
97、199、218、219、222、227、 C.I.アシッドレッド35、42、52、57、6
2、80、82、111、114、118、119、1
27、128、131、143、151、154、15
8、249、254、257、261、263、26
6、289、299、301、305、336、33
7、361、396、397、 C.I.アシッドバイオレット5、34、43、47、
48、90、103、126、 C.I.アシッドブルー9、25、40、41、62、
72、76、78、80、82、92、106、11
2、113、120、127、129、138、14
3、175、181、205、207、220、22
1、230、232、247、258、260、26
4、271、277、278、279、280、28
8、290、326、 C.I.リアクティブイエロー2、3、13、14、1
5、17、18、23、24、25、26、27、2
9、35、37、41、42、 C.I.リアクティブレッド3、13、17、19、2
1、22、23、24、29、35、37、40、4
1、43、5、49、55、180 C.I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、
6、7、8、9、16、17、22、23、24、2
6、27、33、34、 C.I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、1
3、14、15、17、18、19、21、25、2
6、27、28、29、38、 C.I.ベーシックイエロー1、2、4、11、13、
14、15、19、21、23、24、25、28、2
9、32、36、39、40、 C.I.ベーシックレッド12、13、14、15、1
8、22、23、24、25、27、29、35、3
6、38、39、45、46、 C.I.ベーシックバイオレット1、2、3、7、1
0、15、16、20、21、25、27、28、3
5、37、39、40、48、 C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、22、
26、41、45、46、47、54、57、60、6
2、65、66、69、71、 等が挙げられる。
【0015】染料の添加量は、染料の種類や所望の発色
性により異なるが、濃度階調を持たせない場合には3〜
10wt%程度の添加量で使用されることが多い。そし
て、更に高画質を得るために、同一系統の色で濃淡の異
なる2水準以上のインクを搭載し、従来の面積階調に加
えて濃度階調を用いる場合、濃インクとしては前記の場
合と同程度の添加量であるが、淡インクとしては更に添
加量が少なく、0.1〜3wt%程度で使用することが
多い。淡インクの染料添加量が少ないほど、記録画像の
低濃度領域におけるドットの視認性が低くなるため、画
像のざらつきを抑えることが可能となる。
【0016】しかしながら、淡インクと濃インクの濃度
差が大きくなると、記録画像の低濃度領域から高濃度領
域に移行する過程で、淡インクと濃インクとのつながり
の部分で濃度ジャンプが大きくなるため、その部分での
ざらつきを抑えることが困難となる。そのため、淡イン
クの染料添加量は、濃インクの染料添加量に対して20
%以上にすることが好ましい。また、濃淡の水準を多く
すればするほど濃淡の差を小さく設定できるため、記録
画像の低濃度領域から高濃度領域に移行する過程で画質
が滑らかになり、最もうすい淡インクの染料添加量を少
なくできるため、記録画像の低濃度領域のざらつきをな
くすことができる。
【0017】但し、インクの種類をむやみに増やすこと
は、記録ヘッドやインク供給等のシステムの大型化やコ
ストアップを伴うため、濃淡の段階は2〜3水準で行う
のが好ましい。
【0018】本発明に使用される浸透剤としては、エチ
レングリコール系アルキルエーテル、例えばエチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル等が用いられる。
【0019】また、本発明のインクに用いる浸透剤とし
て、界面活性剤を用いることができる。
【0020】例えばアニオン界面活性剤としては、高級
脂肪酸塩、高級アルキルジカルボン酸塩、高級アルコー
ル硫酸エステル塩、高級アルキルスルホン酸塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン
酸塩、ナフタレンスルホン酸の塩(Na、K、Li、C
a)ホルマリン重縮号物、高級脂肪酸とアミノ酸の縮合
物、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルス
ルホコハク酸塩、ナフテン酸塩等、アルキルエーテルカ
ルボン酸塩、アシル化ペプチド、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、N−アシルメチルタウリン、アルキルエーテル
硫酸塩、第二級高級アルコールエトキシサルフェート、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、
モノグリサルフェート、アルキルエーテル燐酸エステル
塩、アルキル燐酸エステル塩等がある。
【0021】カチオン界面活性剤としては、脂肪族アミ
ン塩、第4アンモニウム塩、スルホニウム塩、ホスフォ
ニウム塩等がある。
【0022】両性界面活性剤としてはカルボキシベタイ
ン型、アミノカルボン酸塩、レシチン等がある。
【0023】ノニオン界面活性剤としては、アセチレン
グリコール系、フッ素系、シリコン系、アクリル酸共重
合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンステ
ロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、
アルキルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘
導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテルポリオキシエチレン化合物の脂肪酸エ
ステル型、ポリエチレンオキサイド縮合型ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪
酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ンアルキルアミンオキサイド等がある。
【0024】本発明のインクに用いる20℃における蒸
気圧が1Pa以下の親水性高沸点低揮発性溶媒として
は、グリセリン、トリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール(平均分子量200〜400程度が好まし
い)等がある。こうした蒸気圧が1Pa以下の親水性高
沸点低揮発性溶媒は、常温ではほとんど揮発しないこと
に加え吸湿性も有しているため、インクの目詰まり防止
には有効な添加剤となる。しかしながら、蒸気圧が1P
a以下の親水性高沸点低揮発性溶媒は、記録媒体上にも
いつまでも残ることになり水分の蒸発を抑制するため、
記録媒体上での色安定に時間がかかったり、湿度の高い
環境では吸湿作用により記録媒体上に定着していた染料
が滲み出すという副作用をもたらす。こうした現象を抑
制するためには、インクへの添加量を5wt%以下にす
ることが好ましい。但し、目詰まり復帰性の点で、1w
t%以上添加するのが好ましい。
【0025】また、20℃における蒸気圧が1Pa以下
の親水性高沸点低揮発性溶媒を上記のように1〜5wt
%にした場合、記録中におけるノズルからの水分の蒸発
を十分に抑制することができないため、短期的なインク
の粘度上昇により吐出不良を起こしやすくなる。そのた
め、本発明においては、20℃における蒸気圧が1Pa
以下の親水性高沸点低揮発性溶媒と20℃における蒸気
圧が1〜10Paの親水性高沸点低揮発性溶媒を混合し
て用いることでこれらの問題を解消した。
【0026】20℃における蒸気圧が1〜10Paの親
水性高沸点低揮発性溶媒としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
ヘキシレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
5−ペンタンジオール、トリエタノールアミン等があ
る。こうした20℃における蒸気圧が1〜10Paの親
水性高沸点低揮発性溶媒は、20℃における蒸気圧が1
Pa以下の親水性高沸点低揮発性溶媒とことなり、記録
媒体上では最終的には揮発してしまうため記録画像の耐
湿性等に影響を及ぼしにくい。但し、添加量が多すぎて
は色安定化時間を延ばすことになり、また、少なすぎて
は吐出安定性を確保しにくくなるため、その添加量は5
〜20wt%程度が好ましい。
【0027】上記のように20℃における蒸気圧が1P
a以下の親水性高沸点低揮発性溶媒と20℃における蒸
気圧が1〜10Paの親水性高沸点低揮発性溶媒を混合
して用いる方法により、記録媒体上での色安定化時間の
短縮と、目詰まりや短期的なインクの粘度の上昇による
吐出不良を抑制することが可能である。但し、染料濃度
が3wt%を越えている濃インクでは、上記添加量では
目詰まりなどに対して十分な効果を得られない場合があ
るため、特に20℃における蒸気圧が1Pa以下の親水
性高沸点低揮発性溶媒を多量に添加する必要がある。そ
のため、濃インクの色安定化時間を短縮することが難し
く、また記録画像の耐湿性を上げることは困難である。
しかしながら、染料濃度が0.1〜3wt%の淡インク
は、実際に使用される色再現範囲の大部分で活用されて
おり、淡インクを本発明のインクにすることでほとんど
の画像データにおいて十分な効果が得られることが確認
された。
【0028】その他の成分として、防腐剤、酸化防止
剤、導電率調整剤、pH調整剤、表面張力調整剤、酸素
吸収剤等の添加剤は適宜用いることができる。
【0029】例えば防腐剤・防かび剤として安息香酸ナ
トリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−ピ
リジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン
酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ジベ
ンジソチアゾリン−3−オン(ZENECA(株)製の
プロキセルCRL、プロキセルBDN、プロキセルGX
L、プロキセルXL−2、プロキセルTN)などを添加
してもよい。
【0030】本発明に用いるインクジェット記録用カラ
ーインクの実施例について以下に説明する。組成比の数
値の単位は、wt%である。
【0031】 <実施例1> (濃イエローインク) <組成比> ・C.I.ダイレクトイエロー132 3.5 ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10 ・サーフィノール465(エアプロダクツ(株)製) 1 ・ジエチレングリコール 10 ・グリセリン 10 ・水酸化カリウム 0.1 ・プロキセルXL−2:防腐剤(ZENECA(株)製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐食防止剤(関東化学(株)製) 0.01・超純水 65.09 計 100 (淡イエローインク) <組成比> ・C.I.ダイレクトイエロー132 1 ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10 ・サーフィノール465(エアプロダクツ(株)製) 1 ・ジエチレングリコール 5 ・グリセリン 1 ・水酸化カリウム 0.1 ・プロキセルXL−2:防腐剤(ZENECA(株)製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐食防止剤(関東化学(株)製) 0.01・超純水 81.59 計 100 (濃マゼンタインク) <組成比> ・C.I.リアクティブレッド180 3.5 ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10 ・サーフィノール465(エアプロダクツ(株)製) 1 ・ジエチレングリコール 10 ・グリセリン 10 ・水酸化カリウム 0.1 ・プロキセルXL−2:防腐剤(ZENECA(株)製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐食防止剤(関東化学(株)製) 0.01・超純水 65.09 計 100 (淡マゼンタインク) <組成比> ・C.I.リアクティブレッド180 1 ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10 ・サーフィノール465(エアプロダクツ(株)製) 1 ・ジエチレングリコール 5 ・グリセリン 1 ・水酸化カリウム 0.1 ・プロキセルXL−2:防腐剤(ZENECA(株)製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐食防止剤(関東化学(株)製) 0.01・超純水 81.59 計 100 (濃シアンインク) <組成比> ・C.I.ダイレクトブルー199 3.5 ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10 ・サーフィノール465(エアプロダクツ(株)製) 1 ・ジエチレングリコール 10 ・グリセリン 10 ・水酸化カリウム 0.1 ・プロキセルXL−2:防腐剤(ZENECA(株)製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐食防止剤(関東化学(株)製) 0.01・超純水 65.09 計 100 (淡シアンインク) <組成比> ・C.I.ダイレクトブルー199 1 ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10 ・サーフィノール465(エアプロダクツ(株)製) 1 ・ジエチレングリコール 5 ・グリセリン 1 ・水酸化カリウム 0.1 ・プロキセルXL−2:防腐剤(ZENECA(株)製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐食防止剤(関東化学(株)製) 0.01・超純水 81.59 計 100 <実施例2>実施例1のインク組成を基に、淡インクの
グリセリンの添加量を5wt%に変更し、その分を超純
水で調整した。
【0032】<実施例3>実施例1のインク組成を基
に、淡インクのグリセリンを平均分子量300のポリエ
チレングリコールに変更した。
【0033】<実施例4>実施例1のインク組成を基
に、淡インクのジエチレングリコールをへキシレングリ
コールに変更した。
【0034】以下に本発明の比較例を示す。
【0035】<比較例1>実施例1のインク組成を基
に、淡インクのグリセリンの添加量を0.5wt%に変
更し、その分を超純水で調整した。
【0036】<比較例2>実施例1のインク組成を基
に、淡インクのグリセリンの添加量を10wt%に変更
し、その分を超純水で調整した。
【0037】<比較例3>実施例1のインク組成を基
に、淡インクのジエチレングリコールの添加量を0wt
%に変更し、その分を超純水で調整した。
【0038】<比較例4>実施例1のインク組成を基
に、淡インクのグリセリンおよびジエチレングリコール
を0wt%に変更し、その分を超純水で調整した。
【0039】続いて、評価項目について説明する。本発
明の評価には、PM−770C(セイコーエプソン
(株)製)を評価用に改良し、各インク毎にドット重量
やカラーバランスを調整できるようにした記録メカで各
評価を行った。表1に評価結果一覧を示す。各評価結果
を10段階評価で分類し、最も良かった物を10ポイン
トとした。
【0040】
【表1】
【0041】<色安定評価>淡インクによりコンポジッ
トブラックを印字し、時間経過とともに色測定を行っ
た。色測定には、グレタグ分光光度計SPM50(GR
ETAG(株)製)を使用した。記録媒体として、フォ
トプリント紙2(セイコーエプソン(株)製)を使用し
た。ここで、コンポジットブラックを使用した理由は、
各淡インク単色で記録した場合よりも色相変化が顕著に
出やすいからである。
【0042】記録サンプルは、25℃20%RHの環境
で乾燥させながら色測定を行った。印字後1週間のデー
タを基準として色差ΔEが2未満になるまでの時間を確
認した。
【0043】<耐湿性評価>高精細カラーデジタル標準
画像データ(ISO/JIS−SCID JISX 9
201準拠 JSA−00001)のサンプル番号1〜
8を印字し、25℃20%RHの環境で1週間乾燥させ
た後、40℃85%RHに3日放置し、高湿度環境にお
ける記録サンプルの色変化を観察した。記録媒体とし
て、フォトプリント紙2(セイコーエプソン(株)製)
を使用した。
【0044】<目詰まり復帰性評価>記録メカを40℃
20%RHの環境で3ヶ月間放置し、ノズル目詰まりの
復帰性を確認した。
【0045】<吐出安定性評価>高精細カラーデジタル
標準画像データ(ISO/JIS−SCID JISX
9201準拠 JSA−00001)のサンプル番号
14(カラーチャート)を連続100ページ印字した。
印字環境は25℃20%RHで行った。
【0046】インクジェット記録装置は、通常ある一定
間隔でノズル近傍で粘度上昇を起こしたインクを記録媒
体上以外の場所(ヘッドキャップ等)に吐出することで
(以下吐出安定化動作と称する)、インクの粘度の上昇
による吐出不良を抑制している。吐出安定化動作時の必
要吐出量を、上記の連続印字でドットの乱れや抜けなど
を起こさないように調整した。この必要吐出量が少ない
ほど吐出安定性の良いインクとした。
【0047】本発明によるインクジェット記録用カラー
インクセットによれば、インクジェット記録に要求され
る様々な特性に対して優れた結果が得られる。また、比
較例では、いずれかの評価項目において低い結果があ
り、バランスの崩れたものとなっている。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるイン
クジェット記録用カラーインクによれば、同一系統の色
で濃淡の異なる2水準以上のインクを搭載し、従来の面
積階調に加えて濃度階調を用いることにより、さらに高
画質の記録を得ることができるインクジェット記録方法
において、記録媒体上での色安定化時間が短く、耐湿性
にも良好で、かつ吐出安定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】親水性低揮発性高沸点有機溶媒の添加量により
色が安定するまでの様子を示す概略図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一系統の色で濃淡の異なる2水準以上
    のインクからなる複数色のカラーインクを記録媒体に吐
    出してカラー画像を記録媒体上に形成するインクジェッ
    ト記録用カラーインクにおいて、少なくとも、水、染
    料、浸透剤、親水性低揮発性高沸点有機溶媒を含み、2
    0℃における蒸気圧が1Pa以下の親水性低揮発性高沸
    点有機溶媒と20℃における蒸気圧が1〜10Paの親
    水性低揮発性高沸点有機溶媒を混合してなる淡インクを
    用いることを特徴とする、インクジェット記録用カラー
    インク。
  2. 【請求項2】 前記淡インクの染料濃度が0.1〜3w
    t%であることを特徴とする、請求項1記載のインクジ
    ェット記録用カラーインク。
  3. 【請求項3】 20℃における蒸気圧が1Pa以下の親
    水性低揮発性高沸点有機溶媒の添加量が1〜5wt%で
    あることを特徴とする、請求項1〜2に記載のインクジ
    ェット記録用カラーインク。
  4. 【請求項4】 20℃における蒸気圧が1〜10Paの
    親水性低揮発性高沸点有機溶媒の添加量が5〜20wt
    %であることを特徴とする、請求項1〜3に記載のイン
    クジェット記録用カラーインク。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201389A (ja) * 2001-01-09 2002-07-19 Konica Corp インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
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