JP2000320433A - 燃料噴射弁のノズル構造 - Google Patents
燃料噴射弁のノズル構造Info
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- JP2000320433A JP2000320433A JP11131014A JP13101499A JP2000320433A JP 2000320433 A JP2000320433 A JP 2000320433A JP 11131014 A JP11131014 A JP 11131014A JP 13101499 A JP13101499 A JP 13101499A JP 2000320433 A JP2000320433 A JP 2000320433A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より多くの燃料噴射形態を提供する。
【解決手段】 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するた
めの燃料噴射弁のノズル構造において、燃料の噴射方向
が可変の第一の噴射孔と燃料の噴射方向が不変の第二の
噴射孔とを有する。
めの燃料噴射弁のノズル構造において、燃料の噴射方向
が可変の第一の噴射孔と燃料の噴射方向が不変の第二の
噴射孔とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射弁のノズル
構造に関する。
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁から噴射された燃料を内燃機
関の燃料室内において良好に霧化する目的で内燃機関の
運転状態に応じて燃料の噴射形態を制御することが従来
から行われている。例えば特開平9−49470号公報
では燃料噴射弁のノズル構造は燃料噴射弁の軸線に垂直
な平面に対して互いに異なる角度で燃料を噴射する第一
の噴射孔と第二の噴射孔とを有し、燃料を噴射すべき噴
射孔を内燃機関の運転状態に応じて選択することにより
燃料の噴射形態が制御される。具体的には機関運転が低
負荷状態にある時には第一の噴射孔のみから燃料が噴射
され、機関運転が高負荷状態にある時には第一の噴射孔
および第二の噴射孔から噴射される。
関の燃料室内において良好に霧化する目的で内燃機関の
運転状態に応じて燃料の噴射形態を制御することが従来
から行われている。例えば特開平9−49470号公報
では燃料噴射弁のノズル構造は燃料噴射弁の軸線に垂直
な平面に対して互いに異なる角度で燃料を噴射する第一
の噴射孔と第二の噴射孔とを有し、燃料を噴射すべき噴
射孔を内燃機関の運転状態に応じて選択することにより
燃料の噴射形態が制御される。具体的には機関運転が低
負荷状態にある時には第一の噴射孔のみから燃料が噴射
され、機関運転が高負荷状態にある時には第一の噴射孔
および第二の噴射孔から噴射される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−494
70号公報に開示された燃料噴射弁では機関運転状態に
応じて二つの燃料噴射形態から一つの形態を選択するこ
とができる。しかしながらさらに多くの燃料噴射形態か
ら選択できることが好ましい。そこで本発明の目的はよ
り多くの燃料噴射形態を提供することにある。
70号公報に開示された燃料噴射弁では機関運転状態に
応じて二つの燃料噴射形態から一つの形態を選択するこ
とができる。しかしながらさらに多くの燃料噴射形態か
ら選択できることが好ましい。そこで本発明の目的はよ
り多くの燃料噴射形態を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば内燃機関の燃焼室内に燃料を噴
射するための燃料噴射弁のノズル構造において、燃料の
噴射方向が可変の第一の噴射孔と燃料の噴射方向が不変
の第二の噴射孔とを有する。これによれば第一の噴射孔
からは状況に応じて異なる方向へ燃料が噴射され、第二
の噴射孔からは状況によらず常に同じ方向へ燃料が噴射
される。
に一番目の発明によれば内燃機関の燃焼室内に燃料を噴
射するための燃料噴射弁のノズル構造において、燃料の
噴射方向が可変の第一の噴射孔と燃料の噴射方向が不変
の第二の噴射孔とを有する。これによれば第一の噴射孔
からは状況に応じて異なる方向へ燃料が噴射され、第二
の噴射孔からは状況によらず常に同じ方向へ燃料が噴射
される。
【0005】二番目の発明によれば一番目の発明におい
て前記第一の噴射孔と前記第二の噴射孔とをノズル構造
の周方向において交互に配置する。三番目の発明によれ
ば一番目の発明において燃料噴射弁の軸線に対して垂直
な平面に対する前記第一の噴射孔からの燃料噴射流の角
度と同平面に対する前記第二の噴射孔からの燃料噴射流
の角度とを等しくできる。
て前記第一の噴射孔と前記第二の噴射孔とをノズル構造
の周方向において交互に配置する。三番目の発明によれ
ば一番目の発明において燃料噴射弁の軸線に対して垂直
な平面に対する前記第一の噴射孔からの燃料噴射流の角
度と同平面に対する前記第二の噴射孔からの燃料噴射流
の角度とを等しくできる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明を4ストローク圧縮
着火式内燃機関に適用した場合を示している。図1を参
照すると、1は機関本体、2はシリンダブロック、3は
シリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は電気
制御式燃料噴射弁、7は吸気弁、8は吸気ポート、9は
排気弁、10は排気ポートを夫々示す。吸気ポート8は
対応する吸気枝管11を介してサージタンク12に連結
され、サージタンク12は吸気ダクト13およびインタ
ークーラ14を介して過給機、例えば排気ターボチャー
ジャ15のコンプレッサ16の出口部に連結される。コ
ンプレッサ16の入口部は空気吸込管17を介してエア
クリーナ18に連結され、空気吸込管17内にはステッ
プモータ19により駆動されるスロットル弁20が配置
される。また、スロットル弁20上流の空気吸込管17
内には吸入空気の質量流量を検出するための質量流量検
出器21が配置される。
着火式内燃機関に適用した場合を示している。図1を参
照すると、1は機関本体、2はシリンダブロック、3は
シリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は電気
制御式燃料噴射弁、7は吸気弁、8は吸気ポート、9は
排気弁、10は排気ポートを夫々示す。吸気ポート8は
対応する吸気枝管11を介してサージタンク12に連結
され、サージタンク12は吸気ダクト13およびインタ
ークーラ14を介して過給機、例えば排気ターボチャー
ジャ15のコンプレッサ16の出口部に連結される。コ
ンプレッサ16の入口部は空気吸込管17を介してエア
クリーナ18に連結され、空気吸込管17内にはステッ
プモータ19により駆動されるスロットル弁20が配置
される。また、スロットル弁20上流の空気吸込管17
内には吸入空気の質量流量を検出するための質量流量検
出器21が配置される。
【0007】一方、排気ポート10は排気マニホルド2
2を介して排気ターボチャージャ15の排気タービン2
3の入口部に連結され、排気タービン23の出口部は排
気管24を介して酸化機能を有する触媒25を内蔵した
触媒コンバータ26に連結される。排気マニホルド22
内には空燃比センサ27が配置される。触媒コンバータ
26の出口部に連結された排気管28とスロットル弁2
0下流の空気吸込管17とは排気ガス再循環(以下、E
GRと称す)通路29を介して互いに連結され、EGR
通路29内にはステップモータ30により駆動されるE
GR制御弁31が配置される。また、EGR通路29内
にはEGR通路29内を流れるEGRガスを冷却するた
めのインタークーラ32が配置される。図1に示される
実施例では機関冷却水がインタークーラ32内に導か
れ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。
2を介して排気ターボチャージャ15の排気タービン2
3の入口部に連結され、排気タービン23の出口部は排
気管24を介して酸化機能を有する触媒25を内蔵した
触媒コンバータ26に連結される。排気マニホルド22
内には空燃比センサ27が配置される。触媒コンバータ
26の出口部に連結された排気管28とスロットル弁2
0下流の空気吸込管17とは排気ガス再循環(以下、E
GRと称す)通路29を介して互いに連結され、EGR
通路29内にはステップモータ30により駆動されるE
GR制御弁31が配置される。また、EGR通路29内
にはEGR通路29内を流れるEGRガスを冷却するた
めのインタークーラ32が配置される。図1に示される
実施例では機関冷却水がインタークーラ32内に導か
れ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。
【0008】一方、燃料噴射弁6は燃料供給管33を介
して燃料リザーバ、いわゆるコモンレール34に連結さ
れる。このコモンレール34内へは電気制御式の吐出量
可変な燃料ポンプ35から燃料が供給され、コモンレー
ル34内に供給された燃料は各燃料供給管33を介して
燃料噴射弁6に供給される。コモンレール34にはコモ
ンレール34内の燃料圧を検出するための燃料圧センサ
36が取付けられ、燃料圧センサ36の出力信号に基づ
いてコモンレール34内の燃料圧が目標燃料圧となるよ
うに燃料ポンプ35の吐出量が制御される。
して燃料リザーバ、いわゆるコモンレール34に連結さ
れる。このコモンレール34内へは電気制御式の吐出量
可変な燃料ポンプ35から燃料が供給され、コモンレー
ル34内に供給された燃料は各燃料供給管33を介して
燃料噴射弁6に供給される。コモンレール34にはコモ
ンレール34内の燃料圧を検出するための燃料圧センサ
36が取付けられ、燃料圧センサ36の出力信号に基づ
いてコモンレール34内の燃料圧が目標燃料圧となるよ
うに燃料ポンプ35の吐出量が制御される。
【0009】電子制御ユニット40はデジタルコンピュ
ータからなり、双方向性バス41によって互いに接続さ
れたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッ
サ)44、入力ポート45および出力ポート46を具備
する。質量流量検出器21の出力信号は対応するAD変
換器47を介して入力ポート45に入力され、空燃比セ
ンサ27および燃料圧センサ36の出力信号も夫々対応
するAD変換器47を介して入力ポート45に入力され
る。アクセルペダル50にはアクセルペダル50の踏込
み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ51が
接続され、負荷センサ51の出力電圧は対応するAD変
換器47を介して入力ポート45に入力される。また、
入力ポート45にはクランクシャフトが例えば30°回
転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ52
が接続される。一方、出力ポート46は対応する駆動回
路48を介して燃料噴射弁6、スロットル弁制御用ステ
ップモータ19、EGR制御弁制御用ステップモータ3
0および燃料ポンプ35に接続される。
ータからなり、双方向性バス41によって互いに接続さ
れたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッ
サ)44、入力ポート45および出力ポート46を具備
する。質量流量検出器21の出力信号は対応するAD変
換器47を介して入力ポート45に入力され、空燃比セ
ンサ27および燃料圧センサ36の出力信号も夫々対応
するAD変換器47を介して入力ポート45に入力され
る。アクセルペダル50にはアクセルペダル50の踏込
み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ51が
接続され、負荷センサ51の出力電圧は対応するAD変
換器47を介して入力ポート45に入力される。また、
入力ポート45にはクランクシャフトが例えば30°回
転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ52
が接続される。一方、出力ポート46は対応する駆動回
路48を介して燃料噴射弁6、スロットル弁制御用ステ
ップモータ19、EGR制御弁制御用ステップモータ3
0および燃料ポンプ35に接続される。
【0010】次に第一実施例の燃料噴射弁のノズル構造
を詳細に説明する。本実施例では図2に示したように燃
料噴射弁6の軸線周りに等角度間隔を開けて第一噴射孔
62と第二噴射孔82とがハウジング60に交互に形成
される。これら噴射孔62,82はハウジング60の径
方向へ延びており、燃料噴射弁の軸線、即ちハウジング
60の中心軸線Cを中心とした各噴射孔間の角度は30
度である。尚、図2は図3の線II−IIに沿った断面図で
ある。
を詳細に説明する。本実施例では図2に示したように燃
料噴射弁6の軸線周りに等角度間隔を開けて第一噴射孔
62と第二噴射孔82とがハウジング60に交互に形成
される。これら噴射孔62,82はハウジング60の径
方向へ延びており、燃料噴射弁の軸線、即ちハウジング
60の中心軸線Cを中心とした各噴射孔間の角度は30
度である。尚、図2は図3の線II−IIに沿った断面図で
ある。
【0011】図3に示したように第一実施例の燃料噴射
弁6はハウジング60と、このハウジング60内に摺動
可能に収容される弁体61とを具備する。ハウジング6
0は略円筒形である。第一噴射孔62(図3では二つの
みを示した)はハウジング60の略円錐台形状の先端部
に設けられる。第一噴射孔62は予め定められた方向へ
延びる主通路63と、この主通路63とは異なる方向へ
延びる副通路64とを有する。主通路63は燃料をこの
主通路63内に導入するための燃料導入口63aを有す
る。一方、副通路64は燃料をこの副通路64内に流入
するための燃料導入口64aを有する。また本実施例で
は主通路63と副通路64とは共通の燃料噴射口65を
有する。即ちこれら主通路63と副通路64とは互いに
異なる位置で開口する燃料導入口と同じ位置で開口する
燃料噴射口とを有する。弁体61は略円筒形である。ま
た弁体61はハウジング60の先端部の略円筒形の空間
に嵌合する略円筒形の先端部66を有する。弁体61の
外壁面67とハウジング60の内壁面68との間には燃
料を貯留するための空間(以下、燃料貯留空間)69が
形成される。また弁体61の先端部66は上記燃料貯留
空間69と第一噴射孔62とを連通するための燃料流通
路70を備える。尚、弁体61はハウジング60内にお
いてハウジング60の中心軸線Cに沿って移動可能であ
る。
弁6はハウジング60と、このハウジング60内に摺動
可能に収容される弁体61とを具備する。ハウジング6
0は略円筒形である。第一噴射孔62(図3では二つの
みを示した)はハウジング60の略円錐台形状の先端部
に設けられる。第一噴射孔62は予め定められた方向へ
延びる主通路63と、この主通路63とは異なる方向へ
延びる副通路64とを有する。主通路63は燃料をこの
主通路63内に導入するための燃料導入口63aを有す
る。一方、副通路64は燃料をこの副通路64内に流入
するための燃料導入口64aを有する。また本実施例で
は主通路63と副通路64とは共通の燃料噴射口65を
有する。即ちこれら主通路63と副通路64とは互いに
異なる位置で開口する燃料導入口と同じ位置で開口する
燃料噴射口とを有する。弁体61は略円筒形である。ま
た弁体61はハウジング60の先端部の略円筒形の空間
に嵌合する略円筒形の先端部66を有する。弁体61の
外壁面67とハウジング60の内壁面68との間には燃
料を貯留するための空間(以下、燃料貯留空間)69が
形成される。また弁体61の先端部66は上記燃料貯留
空間69と第一噴射孔62とを連通するための燃料流通
路70を備える。尚、弁体61はハウジング60内にお
いてハウジング60の中心軸線Cに沿って移動可能であ
る。
【0012】図2に示したように主通路63の燃料導入
口63aのみが開放されるまで弁体61が移動せしめら
れた時には燃料は主通路63の延在方向、即ち図3の矢
印Aの方向に噴射される。このとき僅かながら燃料が漏
れて弁体61の先端部66とハウジング60の先端の内
壁面との間を通って副通路64に流入してもこの燃料は
主通路63内を流れる燃料にのって共通の燃料噴射口6
5から噴射される。このため燃料の漏洩が燃料噴射弁6
からの正規の燃料噴射流に与える影響は極めて小さく、
勿論、正規の燃料噴射流と別に燃料噴射流が形成される
こともない。従って本実施例によれば燃料は正確に正規
の方向へのみ噴射される。
口63aのみが開放されるまで弁体61が移動せしめら
れた時には燃料は主通路63の延在方向、即ち図3の矢
印Aの方向に噴射される。このとき僅かながら燃料が漏
れて弁体61の先端部66とハウジング60の先端の内
壁面との間を通って副通路64に流入してもこの燃料は
主通路63内を流れる燃料にのって共通の燃料噴射口6
5から噴射される。このため燃料の漏洩が燃料噴射弁6
からの正規の燃料噴射流に与える影響は極めて小さく、
勿論、正規の燃料噴射流と別に燃料噴射流が形成される
こともない。従って本実施例によれば燃料は正確に正規
の方向へのみ噴射される。
【0013】また図4に示したように主通路63の燃料
導入口63aおよび副通路64の燃料導入口64aが開
放されるまで弁体61が移動せしめられた時には燃料は
図4の矢印Bの方向に噴射される。この矢印Bの方向は
主通路63の延在方向と副通路64の延在方向との間の
方向であり、主通路63内を流れる燃料の流量が副通路
64内を流れる燃料の流量に対して多いほど主通路63
の延在方向に近く、少ないほど副流路64の延在方向に
近くなる。従って主通路63および副通路64の通路径
および延在方向を調整することにより燃料噴射弁6から
噴射される燃料流の方向の可変範囲が決まる。
導入口63aおよび副通路64の燃料導入口64aが開
放されるまで弁体61が移動せしめられた時には燃料は
図4の矢印Bの方向に噴射される。この矢印Bの方向は
主通路63の延在方向と副通路64の延在方向との間の
方向であり、主通路63内を流れる燃料の流量が副通路
64内を流れる燃料の流量に対して多いほど主通路63
の延在方向に近く、少ないほど副流路64の延在方向に
近くなる。従って主通路63および副通路64の通路径
および延在方向を調整することにより燃料噴射弁6から
噴射される燃料流の方向の可変範囲が決まる。
【0014】尚、第一実施例において弁体の移動度合を
制御することにより副通路の燃料導入口に流入する燃料
量を制御可能としてもよい。この場合には第一噴射孔か
らの燃料噴射流の方向をより細く制御することができ
る。第二噴射孔82(図5では二つのみを示した)はハ
ウジング60の略円錐台形状の先端部に設けられる。ま
た第二噴射孔82は予め予められた方向へ延びる。さら
に第二噴射孔82は燃料流通路70を介して燃料貯留空
間69に連通せしめられる。
制御することにより副通路の燃料導入口に流入する燃料
量を制御可能としてもよい。この場合には第一噴射孔か
らの燃料噴射流の方向をより細く制御することができ
る。第二噴射孔82(図5では二つのみを示した)はハ
ウジング60の略円錐台形状の先端部に設けられる。ま
た第二噴射孔82は予め予められた方向へ延びる。さら
に第二噴射孔82は燃料流通路70を介して燃料貯留空
間69に連通せしめられる。
【0015】図2に示したように主通路63の燃料導入
口63aのみが開放されるまで弁体61が移動せしめら
れた時には燃料は第二噴射孔82の延在方向、即ち図5
の矢印Dの方向に噴射される。そして図4に示したよう
に主通路63の燃料導入口63aおよび副通路64の燃
料導入口64aが開放されるまで弁体61が移動せしめ
られた時にも燃料は図5の矢印Dの方向に噴射される。
即ち第二噴射孔82からは弁体61のリフト量に係りな
く常に一定の方向へ燃料が噴射される。尚、本実施例で
はハウジングの中心軸線Cに対して垂直な平面(以下、
横平面)に対する矢印Dの角度は同横平面に対する矢印
Bの角度に等しい。
口63aのみが開放されるまで弁体61が移動せしめら
れた時には燃料は第二噴射孔82の延在方向、即ち図5
の矢印Dの方向に噴射される。そして図4に示したよう
に主通路63の燃料導入口63aおよび副通路64の燃
料導入口64aが開放されるまで弁体61が移動せしめ
られた時にも燃料は図5の矢印Dの方向に噴射される。
即ち第二噴射孔82からは弁体61のリフト量に係りな
く常に一定の方向へ燃料が噴射される。尚、本実施例で
はハウジングの中心軸線Cに対して垂直な平面(以下、
横平面)に対する矢印Dの角度は同横平面に対する矢印
Bの角度に等しい。
【0016】次に本実施例の燃料噴射弁の作動を詳細に
説明する。本実施例では内燃機関が低負荷状態にある時
には主通路63の燃料導入口63aのみが開放されるま
で弁体61が移動せしめられる。従ってこの時には第一
噴射孔62からは矢印Aの方向へ燃料が噴射せしめられ
ると共に第二噴射孔82からは矢印Dの方向へ燃料が噴
射せしめられる。即ち燃料は横平面に対して異なる角度
で燃料噴射弁から噴射される。
説明する。本実施例では内燃機関が低負荷状態にある時
には主通路63の燃料導入口63aのみが開放されるま
で弁体61が移動せしめられる。従ってこの時には第一
噴射孔62からは矢印Aの方向へ燃料が噴射せしめられ
ると共に第二噴射孔82からは矢印Dの方向へ燃料が噴
射せしめられる。即ち燃料は横平面に対して異なる角度
で燃料噴射弁から噴射される。
【0017】一方、内燃機関が高負荷状態にある時には
主通路63の燃料導入口63aおよび副通路64の燃料
導入口64aが開放されるまで弁体61が移動せしめら
れる。従ってこの時には第一噴射孔62からは矢印Bの
方向へ燃料が噴射せしめられると共に第二噴射孔82か
らは矢印Dの方向へ燃料が噴射せしめられる。即ち燃料
は横平面に対して等しい角度で燃料噴射弁から噴射され
る。
主通路63の燃料導入口63aおよび副通路64の燃料
導入口64aが開放されるまで弁体61が移動せしめら
れる。従ってこの時には第一噴射孔62からは矢印Bの
方向へ燃料が噴射せしめられると共に第二噴射孔82か
らは矢印Dの方向へ燃料が噴射せしめられる。即ち燃料
は横平面に対して等しい角度で燃料噴射弁から噴射され
る。
【0018】このように本発明によれば燃料の噴射方向
を変えることができる第一噴射孔と燃料の噴射方向が変
わらない第二噴射孔とを組み合わせることにより機関運
転状態に応じて選択できる燃料噴射弁からの燃料の噴射
形態の選択肢が多くなる。また上述したように第一噴射
孔の副通路の燃料導入口に流入する燃料量を制御可能と
し、第一噴射孔からの燃料噴射流の方向をより細く制御
することにより、燃料の噴射形態の選択肢がさらに多く
なる。
を変えることができる第一噴射孔と燃料の噴射方向が変
わらない第二噴射孔とを組み合わせることにより機関運
転状態に応じて選択できる燃料噴射弁からの燃料の噴射
形態の選択肢が多くなる。また上述したように第一噴射
孔の副通路の燃料導入口に流入する燃料量を制御可能と
し、第一噴射孔からの燃料噴射流の方向をより細く制御
することにより、燃料の噴射形態の選択肢がさらに多く
なる。
【0019】また上述したように本発明では第一噴射孔
と第二噴射孔とは燃料噴射弁の周方向へ交互に配置され
ている。このため横平面に対する第一噴射孔からの燃料
噴射流の角度(以下、第一燃料噴射流角度)と横平面に
対する第二噴射孔からの燃料噴射流の角度(以下、第二
燃料噴射流角度)とが異なる時には燃料噴射弁の周方向
において隣り合う燃料噴射流の横平面に対する角度は異
なる。このため燃焼室内に形成される横方向旋回流(所
謂スワール)による燃料噴射流同志の干渉が回避され
る。即ち隣り合う燃料噴射流の横平面に対する角度が等
しいとこれら燃料噴射流がスワールの影響で互いに混ざ
り合ってしまう可能性があり、このことは燃焼室内にお
ける燃料の霧化の促進という観点からは好ましくない。
しかしながら本発明では隣り合う燃料噴射流の横平面に
対する角度が異なるため燃焼室内における燃料の霧化が
促進される。
と第二噴射孔とは燃料噴射弁の周方向へ交互に配置され
ている。このため横平面に対する第一噴射孔からの燃料
噴射流の角度(以下、第一燃料噴射流角度)と横平面に
対する第二噴射孔からの燃料噴射流の角度(以下、第二
燃料噴射流角度)とが異なる時には燃料噴射弁の周方向
において隣り合う燃料噴射流の横平面に対する角度は異
なる。このため燃焼室内に形成される横方向旋回流(所
謂スワール)による燃料噴射流同志の干渉が回避され
る。即ち隣り合う燃料噴射流の横平面に対する角度が等
しいとこれら燃料噴射流がスワールの影響で互いに混ざ
り合ってしまう可能性があり、このことは燃焼室内にお
ける燃料の霧化の促進という観点からは好ましくない。
しかしながら本発明では隣り合う燃料噴射流の横平面に
対する角度が異なるため燃焼室内における燃料の霧化が
促進される。
【0020】また本発明にはより多くの噴射孔を燃料噴
射弁に設けても適切な燃料噴射が行われるという利点が
ある。即ち一般的にはより多くの噴射孔を燃料噴射弁に
設けた場合、隣り合う噴射孔間の距離が狭くなるため各
噴射孔からの燃料噴射流同志が干渉する可能性が大きく
なる。しかしながら上述したように本発明では燃料噴射
流同志の干渉が回避されるのでより多くの噴射孔を設け
ても燃料噴射流同志が干渉せず、適切な燃料噴射が行わ
れる。
射弁に設けても適切な燃料噴射が行われるという利点が
ある。即ち一般的にはより多くの噴射孔を燃料噴射弁に
設けた場合、隣り合う噴射孔間の距離が狭くなるため各
噴射孔からの燃料噴射流同志が干渉する可能性が大きく
なる。しかしながら上述したように本発明では燃料噴射
流同志の干渉が回避されるのでより多くの噴射孔を設け
ても燃料噴射流同志が干渉せず、適切な燃料噴射が行わ
れる。
【0021】また本発明では状況に応じて第一燃料噴射
流角度と第二燃料噴射流角度とを等しくすることができ
る。このことは横平面に対する燃料噴射弁からの燃料噴
射流の角度範囲をできるだけ狭くしたいという要求があ
る場合に利点がある。例えば本実施例では機関運転が高
負荷状態にある時に第一燃料噴射流角度と第二燃料噴射
流角度とが等しくされる。機関運転が高負荷状態にある
時には燃料噴射弁から噴射される燃料の総量は多くな
る。この場合には各燃料噴射流角度を等しくし、燃料室
の壁面に衝突させることにより燃料の霧化が促進され
る。従って各燃料噴射流角度を等しくできることには利
点がある。尚、機関運転が低負荷状態にある時には燃料
は燃焼室内においても十分霧化するので本実施例では各
燃料噴射流角度を異ならせている。
流角度と第二燃料噴射流角度とを等しくすることができ
る。このことは横平面に対する燃料噴射弁からの燃料噴
射流の角度範囲をできるだけ狭くしたいという要求があ
る場合に利点がある。例えば本実施例では機関運転が高
負荷状態にある時に第一燃料噴射流角度と第二燃料噴射
流角度とが等しくされる。機関運転が高負荷状態にある
時には燃料噴射弁から噴射される燃料の総量は多くな
る。この場合には各燃料噴射流角度を等しくし、燃料室
の壁面に衝突させることにより燃料の霧化が促進され
る。従って各燃料噴射流角度を等しくできることには利
点がある。尚、機関運転が低負荷状態にある時には燃料
は燃焼室内においても十分霧化するので本実施例では各
燃料噴射流角度を異ならせている。
【0022】さらに本発明では機関運転の状態に係らず
全ての噴射孔から燃料が噴射される。このことは燃料の
霧化を促進するという観点から好ましい。即ち燃料の霧
化を促進するためには一つの噴射孔からの燃料噴射流中
の燃料量はできるだけ少ないほうが都合が良い。従って
本発明のように全ての噴射孔から燃料を噴射することに
より一つの噴射孔からの燃料噴射流中の燃料量を少なく
することができる。
全ての噴射孔から燃料が噴射される。このことは燃料の
霧化を促進するという観点から好ましい。即ち燃料の霧
化を促進するためには一つの噴射孔からの燃料噴射流中
の燃料量はできるだけ少ないほうが都合が良い。従って
本発明のように全ての噴射孔から燃料を噴射することに
より一つの噴射孔からの燃料噴射流中の燃料量を少なく
することができる。
【0023】また本実施例では機関運転が高負荷状態に
ある時には第一燃料噴射流角度は大きくされるが、図6
および図7のような実施例により機関運転が高負荷状態
にある時に第一燃料噴射流角度を小さくし、第二燃料噴
射流角度に等しくしてもよい。尚、機関運転が高負荷状
態にある時に第一燃料噴射流角度を小さくするか大きく
するかは燃料の噴射時期、ピストン形状、噴射圧力等を
考慮に適宜選択すればよい。
ある時には第一燃料噴射流角度は大きくされるが、図6
および図7のような実施例により機関運転が高負荷状態
にある時に第一燃料噴射流角度を小さくし、第二燃料噴
射流角度に等しくしてもよい。尚、機関運転が高負荷状
態にある時に第一燃料噴射流角度を小さくするか大きく
するかは燃料の噴射時期、ピストン形状、噴射圧力等を
考慮に適宜選択すればよい。
【0024】
【発明の効果】一番目から三番目の発明によれば状況に
応じて燃料の噴射方向を変えることができる第一の噴射
孔と、状況によらず常に同じ方向へ燃料を噴射する第二
の噴射孔とを組み合わせたことにより燃料噴射弁からの
燃料の噴射形態の選択肢が増大せしめられる。
応じて燃料の噴射方向を変えることができる第一の噴射
孔と、状況によらず常に同じ方向へ燃料を噴射する第二
の噴射孔とを組み合わせたことにより燃料噴射弁からの
燃料の噴射形態の選択肢が増大せしめられる。
【図1】本発明の第一実施例の燃料噴射弁のノズル構造
を採用した内燃機関を示す図である。
を採用した内燃機関を示す図である。
【図2】本発明のノズル構造の横断面図である。
【図3】図2の線III −III に沿った本発明のノズル構
造の縦断面図である。
造の縦断面図である。
【図4】図3と同様であるが異なる作動状態にある本発
明のノズル構造の縦断面図である。
明のノズル構造の縦断面図である。
【図5】図2の線II−IIに沿った本発明のノズル構造の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】本発明の第二実施例の図2と同様の図である。
【図7】本発明の第二実施例の図5と同様の図である。
6…燃料噴射弁 62…第一噴射孔 82…第二噴射孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AA11 AA13 AB02 AC01 AC09 AD12 BA00 BA02 BA03 CC18 CC23 CC28 CC30 CC48 DA00 DB08 DB09 DC04 DC05 DC11 DC18 DC24
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するた
めの燃料噴射弁のノズル構造において、燃料の噴射方向
が可変の第一の噴射孔と燃料の噴射方向が不変の第二の
噴射孔とを有する燃料噴射弁のノズル構造。 - 【請求項2】 前記第一の噴射孔と前記第二の噴射孔と
をノズル構造の周方向において交互に配置した請求項1
に記載の燃料噴射弁のノズル構造。 - 【請求項3】 燃料噴射弁の軸線に対して垂直な平面に
対する前記第一の噴射孔からの燃料噴射流の角度と同平
面に対する前記第二の噴射孔からの燃料噴射流の角度と
を等しくできる請求項1に記載の燃料噴射弁のノズル構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131014A JP2000320433A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 燃料噴射弁のノズル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131014A JP2000320433A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 燃料噴射弁のノズル構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320433A true JP2000320433A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15047980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11131014A Withdrawn JP2000320433A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 燃料噴射弁のノズル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320433A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104033308A (zh) * | 2013-03-06 | 2014-09-10 | 株式会社电装 | 燃料喷射阀 |
| JP2014173446A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131014A patent/JP2000320433A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104033308A (zh) * | 2013-03-06 | 2014-09-10 | 株式会社电装 | 燃料喷射阀 |
| JP2014173446A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
| US9309851B2 (en) | 2013-03-06 | 2016-04-12 | Denso Corporation | Fuel injection valve |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040122 |