JP2000320570A - クラッチディスク摩耗検出装置、オペレーティングシリンダー、クラッチディスク摩耗検出システム及びクラッチ - Google Patents

クラッチディスク摩耗検出装置、オペレーティングシリンダー、クラッチディスク摩耗検出システム及びクラッチ

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JP2000320570A
JP2000320570A JP11133219A JP13321999A JP2000320570A JP 2000320570 A JP2000320570 A JP 2000320570A JP 11133219 A JP11133219 A JP 11133219A JP 13321999 A JP13321999 A JP 13321999A JP 2000320570 A JP2000320570 A JP 2000320570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗追従機構を用いたクラッチカバー組立体
においてクラッチディスクの摩耗限界を運転者に知らせ
る。 【解決手段】 クラッチディスク摩耗検出装置はクラッ
チ2に用いられる。ダイヤフラムスプリング22はクラ
ッチディスク23に付勢力を与えてフライホイール15
に連結させる。摩耗検出装置はスイッチ16と摩耗追従
機構11とを備えている。スイッチ16はクラッチディ
スク23の摩耗量を検出するためのものである。摩耗追
従機構11は、クラッチディスク23の摩耗が所定量に
達するまではクラッチディスク23の摩耗に関わらずダ
イヤフラムスプリング22の姿勢を一定に維持し、クラ
ッチディスク23の摩耗が所定量に達すると以降はダイ
ヤフラムスプリング22の姿勢変化を許容する。スイッ
チ16はダイヤフラムスプリング22の姿勢変化からク
ラッチディスク23の摩耗量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩耗追従機構が設
けられたクラッチに用いられる、クラッチディスク摩耗
検出装置、オペレーティングシリンダー、クラッチディ
スク摩耗検出システム及びクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチカバー組立体は、エンジンのフ
ライホイールに装着され、フライホイールとの間でクラ
ッチディスクを挟持してエンジンの駆動力をトランスミ
ッション側に伝達するために用いられている。このよう
なクラッチカバー組立体及びクラッチディスクでは長寿
命化の要請が従来からある。そこで、クラッチディスク
においては、リベット等を用いずにフェーシングをクッ
ショニングプレートに固定することによりフェーシング
の有効使用厚みを増加させている。また、クラッチカバ
ー組立体においては摩耗追従機構を設けている。摩耗追
従機構は、フェーシングが摩耗した場合において例えば
プレッシャープレート側でダイヤフラムスプリングを支
持する部分を摩耗量だけトランスミッション側に移動さ
せることで、ダイヤフラムスプリングの姿勢を初期の姿
勢に保つ。この結果、ダイヤフラムスプリングのセット
荷重は常に初期荷重に自動的に復帰する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の摩耗追従機
構を用いたクラッチカバー組立体では、フェーシングの
摩耗量が限界に近づいた時でも運転者はそれに気が付か
ない場合がある。これは摩耗追従機構によってフェーシ
ング摩耗にも関わらずペダル踏力の変化がないからであ
る。
【0004】本発明の課題は、摩耗追従機構を用いたク
ラッチカバー組立体においてクラッチディスクの摩耗限
界を運転者に知らせることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクラッ
チディスク摩耗検出装置は、クラッチディスクを付勢し
てフライホイールに連結させるための付勢部材を有する
クラッチに用いられる。クラッチディスク摩耗検出装置
は検出機構と摩耗追従機構とを備えている。摩耗追従機
構は、クラッチディスクの摩耗が所定量に達するまでは
クラッチディスクの摩耗に関わらず付勢部材の姿勢を一
定に維持し、クラッチディスクの摩耗が所定量に達する
と以降は付勢部材の姿勢変化を許容する。検出機構は付
勢部材の姿勢変化からクラッチディスクの摩耗量を検出
するための機構である。
【0006】このクラッチディスク摩耗検出装置では、
摩耗追従機構が付勢部材の姿勢変化を許容すると、その
姿勢変化から検出機構がクラッチディスクの摩耗量を検
出する。このように摩耗追従機構が途中から付勢部材の
姿勢変化を許容することによってクラッチディスクの摩
耗限界を運転者に知らせることができる。このため、運
手者は摩耗による悪影響は受けずに摩耗限界を知ること
ができる。
【0007】請求項2に記載のクラッチディスク摩耗検
出装置では、請求項1において、付勢力が解除されるよ
うに付勢部材を駆動するための駆動機構をさらに備えて
いる。検出機構は駆動機構に組み込まれている。このよ
うに検出機構が駆動機構に組み込まれているため全体の
構造が簡単になる。請求項3に記載のクラッチディスク
摩耗検出装置では、請求項2において、駆動機構は付勢
部材と互いに連動関係にある駆動部を有している。検出
機構は駆動部の位置によってクラッチディスクの摩耗量
を検出する。
【0008】このクラッチディスク摩耗検出装置では、
駆動機構は駆動部の移動によって付勢部材を駆動してい
る。クラッチディスクの摩耗により付勢部材の姿勢が変
化すると、付勢部材が駆動部を移動させ、その移動位置
から検出機構がクラッチディスクの摩耗量を検出する。
請求項4に記載のクラッチディスク摩耗検出装置では、
請求項2において、駆動機構は付勢部材を軸方向に駆動
するためのオペレーティングシリンダーであって、外部
から圧力が供給されるシリンダー本体と、シリンダー本
体内を移動可能なピストンとを含んでいる。ピストン
は、シリンダー本体への圧力供給によってクラッチ連結
位置からクラッチレリーズ位置に移動することで付勢部
材に力を与え、シリンダー本体への圧力供給が解除され
ると付勢部材からの力によってクラッチレリーズ位置か
らクラッチ連結位置に移動する。検出機構は、付勢部材
の姿勢変化によるピストンのクラッチ連結位置変化に基
づいてクラッチディスクの摩耗量を検出するスイッチで
ある。
【0009】このクラッチディスク摩耗検出装置では、
付勢部材が姿勢変化すると付勢部材によってピストンの
クラッチ連結位置が変化していく。スイッチはピストン
のクラッチ連結位置に基づいてクラッチディスクの摩耗
量を検出し、これにより、運転者にクラッチディスクの
摩耗限界を知らせることができる。請求項5に記載のク
ラッチディスク摩耗検出装置では、請求項1において、
検出機構は付勢部材の付勢力変化からクラッチディスク
の摩耗量を検出する。
【0010】このクラッチディスク摩耗検出装置では、
摩耗追従機構が付勢部材の姿勢変化を許容するとそれ以
降付勢部材からの付勢力が除々に大きくなっていく。こ
の付勢力変化が所定の値に達すると検出機構が摩耗量を
検出し、それに基づいて運転者にクラッチディスクの摩
耗限界を知らせることができる。請求項6に記載のクラ
ッチディスク摩耗検出装置では、請求項1〜5のいずれ
かにおいて、検出機構による検出結果を運転席に知らせ
るための警報手段をさらに備えている。この警報手段に
より、運転席で実際に運転中の運転者にクラッチディス
クの摩耗限界を知らせることができる。
【0011】請求項7に記載のクラッチディスク摩耗検
出装置では、請求項6において、警報手段は運転席に設
けられた警告ランプである。この装置では、クラッチデ
ィスクの摩耗限界に達すると運転者は警告ランプが点灯
することでクラッチディスクの摩耗限界を知ることがで
きる。請求項8に記載のオペレーティングシリンダー
は、クラッチディスクに付勢力を与えてフライホイール
に連結させるための付勢部材を有するクラッチに用いら
れる。オペレーティングシリンダーは付勢力が解除され
るように付勢部材を駆動するための機構である。オペレ
ーティングシリンダーはシリンダー本体とピストンとス
イッチとを備えている。シリンダー本体には外部から圧
力が供給され得る。ピストンはシリンダー本体内を移動
可能である。ピストンは、シリンダー本体に圧力が供給
されるとクラッチ連結位置からクラッチレリーズ位置に
移動することで付勢部材に力を与え、シリンダー本体に
圧力を供給するのが解除されると付勢部材からの力によ
ってクラッチレリーズ位置からクラッチ連結位置に移動
する。スイッチは、付勢部材の姿勢変化によるピストン
のクラッチ連結位置変化に基づいてクラッチディスクの
摩耗量を検出する。
【0012】このオペレーティングシリンダーでは、付
勢部材が姿勢変化すると付勢部材によってピストンのク
ラッチ連結位置が変化していく。スイッチはピストンの
クラッチ連結位置に基づいてクラッチディスクの摩耗量
を検出し、これにより、運転者にクラッチディスクの摩
耗限界を知らせることができる。請求項9に記載のクラ
ッチディスク摩耗検出システムは、請求項8の記載のオ
ペレーティングシリンダーと、スイッチがクラッチディ
スクの摩耗限界を検出すると運転席に知らせるための警
報手段とを備えている。
【0013】このクラッチディスク摩耗検出システムで
は、スイッチがクラッチディスクの摩耗限界を検出する
と、警報手段が運転席にいる運転者にクラッチディスク
の摩耗限界を知らせる。請求項10に記載のクラッチデ
ィスク摩耗検出システムでは、請求項11において、警
報手段は運転席に設けられた警告ランプである。
【0014】請求項11に記載のクラッチは、フライホ
イールのトルクをトランスミッション側に伝達するため
のクラッチであって、クラッチディスク組立体とクラッ
チカバー組立体と摩耗追従機構と検出・警告システムと
を備えている。クラッチディスク組立体はフライホイー
ルに連結可能なクラッチディスクを有する。クラッチカ
バー組立体は、フライホイールに固定されたクラッチカ
バーと、クラッチディスクに近接して配置されたプレッ
シャープレートと、クラッチカバーに支持されプレッシ
ャープレートをフライホイール側に付勢する付勢部材と
を有する。摩耗追従機構は、クラッチディスクが摩耗し
ても付勢部材の姿勢を一定に保たせる。検出・警告シス
テムは、プレッシャープレートとクラッチディスク組立
体の干渉によってクラッチディスクの摩耗限界を運転者
に知らせるためのものである。
【0015】このクラッチでは、クラッチディスクの摩
耗が進むと、摩耗追従機構によって付勢部材の姿勢一定
に保たれる。また、クラッチディスク摩耗が限界に達す
ると、プレッシャープレートとクラッチディスク組立体
が互いに干渉して干渉音を発生する。これにより運転者
はクラッチディスクの摩耗限界を知ることができる。こ
こでは、運手者は摩耗による悪影響は受けずに摩耗限界
を知ることができる。
【0016】請求項11に記載のクラッチでは、請求項
10において、検出機構は第1干渉部と第2干渉部とか
らなる。第1干渉部はプレッシャープレートに設けられ
ている。第2干渉部は、クラッチディスク組立体に設け
られ、初期のクラッチ連結状態で第1干渉部に対してク
ラッチディスクの摩耗限界に対応する軸方向隙間をあけ
て対向している。第2干渉部は第1干渉部に干渉すると
干渉音を発生する。
【0017】このクラッチディスク摩耗検出装置では、
クラッチディスクの摩耗が進み摩耗限界に達すると、第
1干渉部第2干渉部が互いに干渉し干渉音を発生する。
この干渉音によって、運転者はクラッチディスクの摩耗
限界を知ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態として
のクラッチシステム1の概略を示している。クラッチシ
ステム1はクラッチ2と検出・警告システム3とから構
成されている。クラッチ2は主にクラッチディスク組立
体4とクラッチカバー組立体5とレリーズ機構6とから
構成されている。クラッチ2は図1及び図2左側にある
エンジンのフライホイール52から図1及び図2右側に
あるトランスミッションのメインドライブシャフト53
にトルクを断続的に伝達するための機構である。フライ
ホイール52はエンジン側のクランクシャフト51に連
結されている。トランスミッションから延びるメインド
ライブシャフト53はクラッチディスク組立体4の中心
にスプライン嵌合している。また、クラッチ2の軸方向
トランスミッション側にはトランスミッションの前壁5
4が設けられ、クラッチ2の外周は前壁54から延びる
クラッチハウジング55によって覆われている。
【0019】クラッチカバー組立体5を図3に詳細に示
す。クラッチカバー組立体5は、クラッチディスク組立
体4のクラッチディスク23をフライホイールに付勢す
ることでクラッチ連結を行う機構である。クラッチカバ
ー組立体5からの付勢は後述のレリーズ機構6からの駆
動によって解除される。クラッチカバー組立体5は、エ
ンジン側のフライホイール52に固定されるクラッチカ
バー20と、クラッチカバー20内に配置されたプレッ
シャープレート21と、プレッシャープレート21をフ
ライホイール52側に押圧するためのダイヤフラムスプ
リング22とを備えている。クラッチカバー組立体5は
さらに摩耗追従機構11を備えている。
【0020】プレッシャープレート21は、概ね円環状
の部材であり、ストラッププレート(図示せず)を介し
てクラッチカバー20に対して軸方向(図3上下方向)
移動可能に取り付けられている。プレッシャープレート
21には、フライホイール52との間でクラッチディス
ク組立体4のクラッチディスク23を挟持するための押
圧面21aがフライホイール52側に形成されている。
また、プレッシャープレート21のダイヤフラムスプリ
ング22側の側面には、円周方向に延びる溝21bが形
成されている。
【0021】ダイヤフラムスプリング22は、クラッチ
カバー20と同心に配置されている。また、ダイヤフラ
ムスプリング22は、図2に示すように、その半径方向
中間部がクラッチカバー20側に支持される被支持部に
なっている。摩耗追従機構11はクラッチディスク23
の摩耗に対して、ダイヤフラムスプリング22の姿勢を
初期状態に維持することでダイヤフラムスプリング22
の付勢力を一定に保つための機構である。摩耗追従機構
11はフルクラムリング24と付勢機構25と規制機構
40と補償動作停止機構60とを含んでいる。
【0022】フルクラムリング24は、ダイヤフラムス
プリング22の外周部により押圧される部材であり、プ
レッシャープレート21のクラッチカバー20側に配置
され、溝21bないでプレッシャープレート21に対し
て軸方向に移動可能である。フルクラムリング24はフ
ランジ24aを有しており、フランジ24aには複数の
孔24bが形成されている。フルクラムリング24には
ダイヤフラムスプリング22の半径方向外側部が当接し
ており、フルクラムリング24はダイヤフラムスプリン
グ22によってフライホイール52側に付勢されてい
る。
【0023】次に、図4及び図5を用いて付勢機構25
について説明する。付勢機構25はフルクラムリング2
4を軸方向トランスミッション側に付勢力を与えるため
の機構である。付勢機構25はプレッシャープレート2
1の各溝21b内に設けられている。付勢機構25は、
各溝21b内に配置され、互いの斜面が当接する複数の
第1テーパブロック26と第2テーパブロック27とを
有している。第1テーパブロック26は2本のねじ28
によってフルクラムリング24に固定されている。また
第2テーパブロック27は溝21b内において移動自在
である。溝21b内において、第2テーパブロック27
の一端には、スプリング29が配置されており、このス
プリング29が第2テーパブロック27を第1テーパブ
ロック26側に付勢している。すなわち、第1テーパブ
ロック26は常に第2テーパブロック27により上方に
力を受けている。スプリング29の他端は、プレッシャ
ープレート21に係止された留め金具30によって支持
されている。
【0024】規制機構40は、フルクラムリング24の
ダイヤフラムスプリング22側へ移動を規制し、クラッ
チディスク23に摩耗が生じると、その摩耗量だけフル
クラムリング24が軸方向トランスミッション側に移動
するのを許容するための機構である。この結果、ダイヤ
フラムスプリング22の半径方向外側部分の軸方向位置
が変化せず、ダイヤフラムスプリング22の姿勢が一定
に保たれる。すなわちダイヤフラムスプリング22によ
るセット荷重が一定である。図3に示す規制機構40
は、プレッシャープレート21の外周側に一体形成され
た複数の固定部21cに設けられている。固定部21c
には複数の孔21dが形成されている。規制機構40
は、主に、ウェッジカラー31と、ウェッジ32と、ボ
ルト33とから構成されている。ウェッジカラー31
は、筒状のライナー34を介して孔21dに嵌入されて
おり、軸方向にスライド自在である。なお、ライナー3
4は、プレッシャープレート21がフライホイール52
側へ移動する際に、ともに移動するようになっている。
ウェッジカラー31は、フライホイール52から離れる
したがって縮径するテーパ状の内周面31aを有してい
る。ウェッジカラー31は、さらに、プレッシャープレ
ート21のクラッチカバー20側に当接する係止フラン
ジ31bを有している。ウェッジカラー31には、図6
に示すように、スリット31cが形成されており、この
ために径方向に拡縮可能である。図2に示すクラッチデ
ィスク23がプレッシャープレート21とフライホイー
ル52とに挟持された状態において、ウェッジカラー3
1の一端は、フライホイール52に対して当接してい
る。
【0025】ウェッジ32は、ウェッジカラー31の内
周面31aに嵌合するテーパ状の外周面32aを有して
おり、内部にねじ孔を有している。このねじ孔内に、ボ
ルト33がねじ止めされている。なお、ウェッジ32の
フライホイール52側の一端は、フライホイール52に
は当接していない。ウェッジ32の他端には、円板状の
プレート35が、ボルト33の中間に螺合するナット3
3bにより固定されている。プレート35とウェッジカ
ラー31の係止フランジ31bとの間には、円錐コイル
スプリング36が配置されており、ウェッジ32はウェ
ッジカラー31に対して図3の上方に引っ張られてい
る。そのため、ウェッジカラー31とウェッジ32とは
相対移動不能なロック状態になっており、がたつきが防
止されている。ボルト33はフルクラムリング24のフ
ランジ24aに形成された孔24bを貫通しており、そ
の頭部33aがフランジ24aのクラッチカバー側に係
止している。フランジ24aが頭部33aに係止される
ことにより、フルクラムリング24の軸方向外方(図3
上方)への移動が規制されている。
【0026】なお、ライナー34は各部材間の摩擦係数
調整のために配置されている。すなわち、ライナー34
には摩擦係数の大きい材料が用いられており、そのため
ライナー34を介するウェッジカラー31とプレッシャ
ープレート21との間の摩擦係止力が、ウェッジカラー
31とウェッジ32との摩擦係止力より大きくなってい
る。
【0027】クラッチカバー20には、ボルト33の頭
部33aに対応する部分に、孔20aが形成されてい
る。以上に述べたように、このクラッチカバー組立体5
は摩耗追従機構11を有しており、クラッチディスク2
3に摩耗があってもダイヤフラムスプリング22の姿勢
を長期間に渡って一定に維持することができる。
【0028】補償動作停止機構60は、クラッチディス
ク23の摩耗量が所定量に達するとフルクラムリング2
4の移動を停止するための機構である。補償動作停止機
構60は、フルクラムリング24の内周側に設けられた
第2フランジ72とボルト71とからなる。第2フラン
ジ72には軸方向に貫通する孔77が設けられている。
ボルト71は孔77内を貫通し軸方向トランスミッショ
ン側からプレッシャープレート21に固定されている。
より具体的には、ボルト71は本体73と螺合部75
と、頭部74とからなる。本体73は孔77内を貫通し
ている。頭部74は第2フランジ72から軸方向トラン
スミッション側に間隔を空けて配置されている。頭部7
4と第2フランジ72との軸方向間の隙間Aがフルクラ
ムリング24の移動可能な量であり、これ以上クラッチ
ディスク23が摩耗した場合にはダイヤフラムスプリン
グ22の姿勢が変化することを意味する。隙間Aの大き
さは、クラッチディスク23の全摩耗量より小さくなっ
ている。例えば、全摩耗量が5mmであれば隙間Aは4
mmである。
【0029】補償動作停止機構としては、例えば付勢機
構25に所定角度回転すると回転方向に2つの部材が当
接することで回転を停止させる構造でもよい。ダイヤフ
ラムスプリング22は半径方向内側部分が軸方向エンジ
ン側に押されると、その半径方向外側部が軸方向トラン
スミッション側に移動することでフルクラムリング24
やプレッシャープレート21への付勢が解除されるよう
になっている。
【0030】レリーズ機構6は運転席のペダル操作によ
ってクラッチ2の動力伝達を遮断するための機構であ
る。具体的には、レリーズ機構6はダイヤフラムスプリ
ング22の内周部を軸方向エンジン側に押すことでレリ
ーズを行う。レリーズ機構6はレリーズベアリング8と
レリーズレバー9と油圧作動機構10とから構成されて
いる。
【0031】レリーズベアリング8はメインドライブシ
ャフト53の回りに軸方向に移動自在に配置されてい
る。レリーズベアリング8のインナーレースは、図2に
示すように、ダイヤフラムスプリング22の内周端に軸
方向トランスミッション側から当接している。レリーズ
レバー9はレリーズベアリング8を軸方向に移動させる
ための機構である。レリーズレバー9は、その中間部分
が支点56によって軸方向トランスミッション側を支持
されている。レリーズレバー9の内側端はレリーズベア
リング8のアウターレースに対して軸方向トランスミッ
ション側から当接している。また、レリーズレバー9の
半径方向外側端はクラッチハウジング55の外側に突出
している。支点56はトランスミッションの前壁54に
設けられている。
【0032】油圧作動機構10はレリーズレバー9を駆
動することでクラッチ2をレリーズするための機構であ
る。油圧作動機構10は主にマスターシリンダー13及
びオペレーティングシリンダー14から構成されてい
る。マスターシリンダー13はクラッチペダル12から
の動作によりオペレーティングシリンダー14に油圧を
供給及び解除することが可能である。オペレーティング
シリンダー14はクラッチハウジング55の外側に設け
られその一部がレリーズレバー9の半径方向外側端に対
して軸方向エンジン側から作用することが可能となって
いる。
【0033】図7を用いてオペレーティングシリンダー
14の構造について説明する。オペレーティングシリン
ダー14はシリンダー本体41とピストン42とカップ
43とスプリング44とプッシュロッド45とブーツ4
6とから構成されている。シリンダー本体41はクラッ
チハウジング55の外側に固定され軸方向に延びてい
る。シリンダー本体41内には軸方向に移動可能にピス
トン42が設けられている。ピストン42の軸方向エン
ジン側にはカップ43が設けられている。カップ43は
スプリング44により軸方向トランスミッション側(第
1方向側)に常に付勢されている。プッシュロッド45
は一端がシリンダー本体41内でピストン42に支持さ
れ、他端がシリンダー本体41から外部に突出してい
る。プッシュロッド45の他端の先端はレリーズレバー
9の半径方向外側端の軸方向エンジン側の面に当接して
いる。また、プッシュロッド45はブーツ46によりシ
リンダー本体41に固定されている。シリンダー本体4
1内においてピストン42の第2軸方向側にはブリーダ
ー47及び油圧流入口49が設けられている。油圧流入
口49はマスターシリンダー13に接続されている。
【0034】マスターシリンダー13からオペレーティ
ングシリンダー14への油圧供給が解除されている状態
で、ダイヤフラムスプリング22は内周部がレリーズベ
アリング55を軸方向トランスミッション側に移動させ
る。この結果、レリーズレバー9は半径方向内側端が軸
方向トランスミッション側に移動し、半径方向外側端が
軸方向エンジン側に移動する。レリーズレバー9の半径
方向外側端はプッシュロッド45を軸方向エンジン側に
付勢する。したがってピストン42はプッシュロッド4
5に押されて、シリンダー本体41内の第2方向側(図
7の下方側)に位置する。これをピストン42のクラッ
チ連結位置とする。
【0035】マスターシリンダー13からオペレーティ
ングシリンダー14へ油圧が供給されると、ピストン4
2はシリンダー本体41内を第1方向側(図7の上方
側)に移動し、プッシュロッド45を押していく。プッ
シュロッド45はレリーズレバー9の半径方向外側端を
押してレリーズレバー9を回動させる。その結果レリー
ズレバー9の半径方向内側端が軸方向トランスミッショ
ン側に移動する。レリーズベアリング8はダイヤフラム
スプリング22の内周部を軸方向エンジン側に押し、ダ
イヤフラムスプリング22の外周端をフルクラムリング
24やプレッシャープレート21から離れる方向に移動
させる。このときピストン42の位置をクラッチレリー
ズ位置とする。
【0036】以上に述べたように、ダイヤフラムスプリ
ング22はピストン42の位置変化に連動するようにな
っており、ピストン42はダイヤフラムスプリング22
の姿勢変化に連動するようになっている。例えば、クラ
ッチ連結状態でクラッチディスク23が摩耗してダイヤ
フラムスプリング22の内周部が軸方向トランスミッシ
ョン側に移動すると(レバー高さが高くなると)、ピス
トン42のクラッチ連結位置は第2方向側に後退してい
く。
【0037】検出・警告システム3はクラッチディスク
23の摩耗を検出して、摩耗限界に達すると運転者に知
らせるための機構である。検出・警告システム3による
クラッチディスク23の摩耗の検出は、摩耗追従機構1
1の補償動作が停止した後のダイヤフラムスプリング2
2の姿勢変化、より具体的には前述のピストン42のク
ラッチ連結位置の変化に基づいて行われる。また、検出
・警告システム3はクラッチディスク23の摩耗によっ
て生じるレリーズ機構6の変化に基づいてクラッチディ
スク23の摩耗量を検出していると考えても良い。
【0038】検出・警告システム3は主にスイッチ16
と警告ランプ17とから構成さている。また、バッテリ
ー18がスイッチ16と警告ランプ17との間にコード
50を介して接続されている。スイッチ16はシリンダ
ー本体41内でカップ43の第2方向側に配置されてい
る。図7ではスイッチ16に対してカップ43が当接し
ているが、初期段階ではクラッチ連結状態においてスイ
ッチ16とカップ43には所定の隙間が確保されてい
る。スイッチ16はカップ43に押されると警告ランプ
17とバッテリー18とを接続することで警告ランプ1
7を点灯するための機構である。警告ランプ17は運転
席において運転者から確認できる位置に配置されてい
る。
【0039】次に、動作について説明する。初期のセッ
ト状態においては、図2に示すように、フルクラムリン
グ24はダイヤフラムスプリング22の外周部に当接し
ている。前述のレリーズ操作によってダイヤフラムスプ
リング22の外周部が軸方向外方に移動すると、プレッ
シャープレート21がストラッププレート(図示せず)
によって図2の上方に移動する。これにより、プレッシ
ャープレート21によるクラッチディスク23の押圧が
解除される。
【0040】クラッチ2の使用により、クラッチディス
ク23に磨耗が生じると、ダイヤフラムスプリング22
の押圧力によって、フルクラムリング24及びプレッシ
ャープレート21全体がフライホイール52側に移動す
る。このとき、規制機構40のウェッジカラー31の一
端がフライホイール52上に当接しており、ウェッジカ
ラー31,ウェッジ32及びボルト33はフライホイー
ル52に対して移動しない。この結果、フルクラムリン
グ24のフランジ24aとボルト33の頭部33aとの
間に、磨耗に対応する隙間が生じる。
【0041】次に、レリーズ操作が行われると、ダイヤ
フラムスプリング22の半径方向外側部がフルクラムリ
ング24から離れる方向に移動し、フルクラムリング2
4,プレッシャープレート21及び規制機構40が一体
的にダイヤフラムスプリング22側に移動する。また、
このレリーズ操作によってフルクラムリング24へのダ
イヤフラムスプリング22の押圧力が解除されるので、
スプリング29の反発力により第2テーパブロック27
が第1テーパブロック26を押し上げ、その結果フルク
ラムリング24が軸方向外方に移動する。フルクラムリ
ング24のフランジ24aが、ボルト33の頭部33a
に当接すると、ボルト33を引き上げようとする力がウ
ェッジ32を介してウェッジカラー31に作用する。し
かし、ウェッジ32がウェッジカラー31により軸方向
外方に引っ張られると、外周面32aが内周面31aを
押し上げ、ウェッジカラー31が径方向外側に拡張され
る。そのため、ウェッジカラー31がライナー34(プ
レッシャープレート21)に対して係止される。そのた
め、ボルト33及び頭部33aの位置はプレッシャープ
レート21に対して移動しない。
【0042】以上の動作は、ライナー34によってウェ
ッジカラー31とウェッジ32との摩擦係止力がウェッ
ジカラー31とプレッシャープレート21との摩擦係止
力より大きく設定されていることで保証されている。摩
擦係止力の大きさの関係が逆の場合は、磨耗後レリーズ
操作時にウェッジカラー31はウェッジ32に連れられ
てプレッシャープレート21に対して移動してしまう。
【0043】以上に説明したように、規制機構40がプ
レッシャープレート21に対して軸方向外方への移動を
規制されているので、フルクラムリング24の軸方向移
動が規制される。この結果、フルクラムリング24がク
ラッチディスク23の磨耗量だけダイヤフラムスプリン
グ22側に突出し、停止することになる。次に、レリー
ズ操作を解除すると、ダイヤフラムスプリング22の押
圧力により、フルクラムリング24は、プレッシャープ
レート21及び規制機構40と一体的にフライホイール
52側に移動する。このセット状態では、上述のよう
に、フルクラムリング24のフランジ24aが規制機構
40のボルト頭部33aに当接しているため、フルクラ
ムリング24の軸方向高さが初期の高さ位置に置かれて
いる。これにより、フルクラムリング24とそれに圧接
するダイヤフラムスプリング22の被支持部との軸方向
間隔が一定に保たれる。すなわち、セット時のダイヤフ
ラムスプリング22の押圧姿勢は変化せず、セット荷重
が初期の荷重に維持される。
【0044】このように、付勢機構25及び規制機構4
0により、フルクラムリング24がクラッチディスク2
3の磨耗量に応じてダイヤフラムスプリング22側に突
出するので、ダイヤフラムスプリング22が常時初期の
セット荷重に維持される。これにより、以下の効果が得
られる。 (a)クラッチディスク23の磨耗限界量まで十分に使
用することができ、クラッチの長寿命化を図ることがで
きる。
【0045】(b)セット荷重が一定に保たれることか
ら、使用中にクラッチ2のトルク伝達性能を維持でき
る。 (c)レリーズ特性が変化することなく、常時同じレリ
ーズ荷重でレリーズ操作を行うことができる。また、フ
ルクラムリング24の突出量が規制機構40により規制
されるため、エンジン回転による遠心力の作用により第
2テーパブロック27が第1テーパブロック26により
押し込まれることはなく、むしろ円周方向外側に押し付
けられることにより定位置で固定された状態になる。し
たがって、エンジン回転数に影響されることなく、フル
クラムリング24を磨耗量に応じた量だけ精度良く突出
させることができ、これにより常時セット荷重が正確に
維持される。
【0046】規制機構40の固定部21cを別部材で構
成し、ボルト等によりプレッシャープレート21に固定
してもよい。この実施例の変形例として、ライナー34
を省略してプレッシャープレート21の孔21dに直接
ウェッジカラー31外周面を係合させてもよい。その場
合は、たとえばウェッジ32外周面に固体潤滑剤で処理
を行い、ウェッジカラー31とウェッジ32との摩擦係
止力がウェッジカラー31とプレッシャープレート21
との摩擦係止力より小さくなるように調整する。
【0047】以上のように摩耗追従動作によってクラッ
チディスク23の摩耗が進んでもダイヤフラムスプリン
グ22の姿勢は変化せず、従って初期のセット荷重が維
持される。クラッチディスク23の摩耗量が隙間Aに等
しくなると、補償動作停止機構60において第2フラン
ジ72がボルト71の頭部74に当接する。すると、そ
れ以降は摩耗追従機構11が作動しないためクラッチデ
ィスク23の摩耗に従ってダイヤフラムスプリング22
の姿勢が変化していく。具体的には、ダイヤフラムスプ
リング22の外周端が摩耗に従って軸方向エンジン側に
移動し、内周端が軸方向トランスミッション側に移動す
る。このため、レリーズベアリング8は軸方向トランス
ミッション側に移動していき、レリーズレバー9の半径
方向内側端は軸方向トランスミッション側に移動し、半
径方向外側端は軸方向エンジン側に移動する。この結
果、オペレーティングシリンダー14のプッシュロッド
45が押され、ピストン42及びカップ43を軸方向エ
ンジン側に移動させていく。クラッチディスク23の摩
耗量が所定量に達すると(例えば全摩耗量に達しフェー
シングリベット当たると)、カップ43がスイッチ16
に当接しスイッチ16をオンさせる。この結果、警告ラ
ンプ17が点灯する。この警告ランプ17を見ることで
運転者はクラッチディスク23が摩耗限界に達したこと
を知ることができる。以上の結果、摩耗追従機構11に
よって長期間にわたってダイヤフラムスプリング22の
姿勢が変化しない構造においても運転者が容易にクラッ
チディスク23の交換時期を知ることができる。
【0048】ダイヤフラムスプリング22のレバー比を
5とすると、摩耗追従停止後のクラッチディスク23の
摩耗量が1mmであるとダイヤフラムスプリング22の
レバー高さのの変化は5mmとなる。したがってピスト
ン42の移動量も5mmであり、確実にクラッチディス
ク23の摩耗を検出できる。なお、摩耗追従時ののダイ
ヤフラムスプリング22のレバー高さの変化量は±1m
m程度と小さいため、初期クラッチ連結時にピストン4
2とスイッチ16との距離を5mm確保しておけば、誤
動作でスイッチ16がオンされることはない。すなわち
クラッチディスク23の摩耗量が限界に達したときのみ
にスイッチ16がオンされて、運転者がクラッチディス
ク組立体4の交換時期を知ることができる。
【0049】この実施形態では、従来のオペレーティン
グシリンダーにスイッチを設けるだけの簡単な構造で運
転者にクラッチディスクの摩耗限界を知らせることがで
きる。 〔他の実施形態〕前記実施形態ではダイヤフラムスプリ
ング22の姿勢変化さらにはレリーズレバー9の姿勢変
化からクラッチディスク23の摩耗量を検出したが、例
えばダイヤフラムスプリング21の付勢力変化に基づい
て摩耗量を検出してもよい。その場合は、レリーズベア
リング8又はレリーズレバー9あるいはオペレーティン
グシリンダー14等に圧力センサを設けることで検出可
能である。例えば先の実施形態のスイッチ16を圧力セ
ンサとしてもよい。特に、ダイヤフラムスプリング22
のレバー高さ(変位)の変化によってレリーズ荷重が谷
間部分からピークに移行するように設定されている場合
には有効である。
【0050】さらに、図10に検出・警告システムの他
の実施形態を示す。検出・警告システム70は、クラッ
チディスク組立体62とプレッシャープレート61との
干渉により摩耗量の検出及び警告を行うものである。検
出・警告システム70は、プレッシャープレート61に
設けられた突起65と、クラッチディスク組立体62に
設けられた板67とから構成されている。突起65はプ
レッシャープレート61の本体部分の内周側から半径方
向内側に突出している。突起65はクラッチディスク組
立体62の外周側部分のリテーニングプレート66の軸
方向トランスミッション側に位置している。金属製の板
67はリテーニングプレート66の外周部に固定されて
いる。すなわち板67は突起65に対して軸方向に対向
している。板67はリベット68によりリテーニングプ
レート66に固定されている。板67は円周方向両端が
軸方向に突出するように折り曲げられている。板67と
突起65との間には軸方向に隙間が確保されている。こ
の隙間はクラッチディスク69の摩耗限界量に対応して
いる。
【0051】この実施形態でクラッチディスク69が摩
耗するとプレッシャープレート61はそれに従ってフラ
イホイール63側に移動する。やがて突起65が板67
に当接すると、クラッチ連結の瞬間とクラッチレリーズ
の瞬間に板67は突起65に対して繰り返し衝突する。
このとき発生する干渉音によって、運転者はクラッチデ
ィスク69の摩耗限界を知ることができる。この実施形
態では、摩耗量の検出及び警告が簡単な構造で実現され
ている。
【0052】クラッチディスク組立体とプレッシャープ
レートとの干渉による検出・警告システムのバリエーシ
ョンとしては、板をプレッシャープレート側に設けても
よいし、両方に板を設けてもよい。さらには、板の形状
は前述の実施形態に限定されない。〔変形例〕本発明は
クラッチカバー組立体の種類に限定されない。すなわち
本発明はプッシュタイプ若しくはプルタイプ又はダイヤ
フラムスプリング式又はコイルスプリング式のいずれの
クラッチカバー組立体であってもよい。さらに、ダイヤ
フラムスプリングとレバーとの組み合わせからなる付勢
部材を有するクラッチカバー組立体でもよい。
【0053】また、本発明は油圧作動機構の構造に限定
されない。例えばオペレーティングシリンダーがメイン
ドライブシャフトの回りに配置され直接レリーズベアリ
ングを駆動するタイプにも採用できる。さらに、本発明
においては、摩耗追従機構の具体的な構造に限定されな
い。すなわち、付勢部材のプレッシャープレート側支点
が移動するタイプでもクラッチカバー側支点が移動する
タイプでもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明に係るクラッチディスク摩耗検出
装置では、摩耗追従機構が付勢部材の姿勢変化を許容す
ると、その姿勢変化から検出機構がクラッチディスクの
摩耗量を検出する。このように摩耗追従機構が途中から
付勢部材の姿勢変化を許容することによってクラッチデ
ィスクの摩耗限界を運転者に知らせることができる。こ
のクラッチディスク摩耗検出装置では、運手者は摩耗に
よる悪影響は受けずに摩耗限界を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチディスク摩耗検出システムの全体概略
図。
【図2】クラッチの縦断面概略図。
【図3】クラッチカバー組立体の縦断面部分図。
【図4】調整機構の横断面図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】ウェッジカラーの斜視図。
【図7】オペレーティングシリンダーの断面図。
【図8】他の実施形態における検出機構及び警告機構の
縦断面図。
【図9】板を示すための部分斜視図。
【符号の説明】
1 クラッチシステム 2 クラッチ 3 検出・警告システム 4 クラッチディスク組立体 5 クラッチカバー組立体 6 レリーズ機構 8 レリーズベアリング 9 レリーズレバー 10 油圧作動機構 11 摩耗追従機構 13 マスターシリンダー 14 オペレーティングシリンダー(駆動機構) 16 スイッチ(検出機構) 17 警告ランプ(警報手段) 18 バッテリー 22 ダイヤフラムスプリング(付勢部材) 41 シリンダー本体 42 ピストン(駆動部) 45 プッシュロッド 65 突起(第1干渉部) 67 板(第2干渉部) 70 検出・警告システム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチディスクを付勢してフライホイー
    ルに連結させるための付勢部材を有するクラッチに用い
    られるクラッチディスク摩耗検出装置であって、 前記クラッチディスクの摩耗が所定量に達するまでは前
    記クラッチディスクの摩耗にかかわらず前記付勢部材の
    姿勢を一定に維持し、前記クラッチディスクの摩耗が前
    記所定量に達すると以降は前記付勢部材の姿勢変化を許
    容する摩耗追従機構と、 前記付勢部材の姿勢変化から前記クラッチディスクの摩
    耗量を検出するための検出機構と、を備えたクラッチデ
    ィスク摩耗検出装置。
  2. 【請求項2】付勢力が解除されるように前記付勢部材を
    駆動するための駆動機構をさらに備え、 前記検出機構は前記駆動機構に組み込まれている、請求
    項1に記載のクラッチディスク摩耗検出装置。
  3. 【請求項3】前記駆動機構は前記付勢部材と互いに連動
    関係にある駆動部を有し、 前記検出機構は前駆駆動部の位置によって前記クラッチ
    ディスクの摩耗量を検出する、請求項2に記載のクラッ
    チディスク摩耗検出装置。
  4. 【請求項4】前記駆動機構は、前記付勢部材を駆動する
    ためのオペレーティングシリンダーであって、外部から
    圧力が供給されるシリンダー本体と、前記シリンダー本
    体内を移動可能なピストンとを含み、 前記シリンダー本体への圧力供給によって前記ピストン
    はクラッチ連結位置からクラッチレリーズ位置に移動す
    ることで前記付勢部材に力を与え、前記シリンダー本体
    への圧力供給が解除されると前記付勢部材からの力によ
    ってクラッチレリーズ位置からクラッチ連結位置に移動
    し、 前記検出機構は、前記付勢部材の姿勢変化による前記ピ
    ストンのクラッチ連結位置の変化に基づいて前記クラッ
    チディスクの摩耗量を検出するスイッチである、請求項
    2に記載のクラッチディスク摩耗検出装置。
  5. 【請求項5】前記検出機構は、前記付勢部材の付勢力変
    化から前記クラッチディスクの摩耗量を検出する、請求
    項1に記載のクラッチディスク摩耗検出装置。
  6. 【請求項6】前記検出機構による検出結果を運転席に知
    らせるための警報手段をさらに備えている、請求項1〜
    5のいずれかに記載のクラッチディスク摩耗検出装置。
  7. 【請求項7】前記警報手段は運転席に設けられたる警告
    ランプである、請求項6に記載のクラッチディスク摩耗
    検出装置。
  8. 【請求項8】クラッチディスクを付勢してフライホイー
    ルに連結させるための付勢部材を有するクラッチに用い
    られる、付勢力が解除されるように前記付勢部材を駆動
    するためのオペレーティングシリンダーであって、 外部から圧力が供給されるシリンダー本体と、 前記シリンダー本体内を移動可能であり、前記シリンダ
    ー本体へ圧力が供給されるとクラッチ連結位置からクラ
    ッチレリーズ位置に移動することで前記付勢部材に力を
    与え、前記シリンダー本体への圧力供給が解除されると
    前記付勢部材からの力によってクラッチレリーズ位置か
    らクラッチ連結位置に移動するピストンと、 前記付勢部材の姿勢変化によるピストンのクラッチ連結
    位置の変化に基づいて前記クラッチディスクの摩耗量を
    検出するスイッチと、を備えたオペレーティングシリン
    ダー。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の前記オペレーティングシ
    リンダーと、 前記スイッチが前記クラッチディスクの摩耗限界を検出
    すると運転席に知らせるための警報手段と、を備えたク
    ラッチディスク摩耗検出システム。
  10. 【請求項10】前記警報手段は運転席に設けられた警告
    ランプである、請求項9に記載のクラッチディスク摩耗
    検出システム。
  11. 【請求項11】フライホイールのトルクをトランスミッ
    ション側に伝達するためのクラッチであって、 前記フライホイールに連結可能なクラッチディスクを有
    するクラッチディスク組立体と、 前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、前
    記クラッチディスクに近接して配置されたプレッシャー
    プレートと、前記クラッチカバーに支持され前記プレッ
    シャープレートを前記フライホイール側に付勢する付勢
    部材とを有するクラッチカバー組立体と、 前記クラッチディスクが摩耗しても前記付勢部材の姿勢
    を一定に保たせる摩耗追従機構と、 前記プレッシャープレートと前記クラッチディスク組立
    体の干渉によってクラッチディスクの摩耗限界を運転者
    に知らせるための検出・警告システムと、を備えたクラ
    ッチ。
  12. 【請求項12】前記検出・警告システムは、前記プレッ
    シャープレートに設けられた第1干渉部と、前記クラッ
    チディスク組立体に設けられ初期のクラッチ連結状態で
    前記第1干渉部に対して前記クラッチディスクの摩耗限
    界に対応する軸方向隙間をあけて対向し、前記第1干渉
    部に干渉すると干渉音を発生するための第2干渉部とか
    らなる、請求項11に記載のクラッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100498091B1 (ko) * 2002-06-14 2005-07-01 미츠비시 후소 트럭 앤드 버스 코포레이션 클러치 디스크 마모 검지장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100498091B1 (ko) * 2002-06-14 2005-07-01 미츠비시 후소 트럭 앤드 버스 코포레이션 클러치 디스크 마모 검지장치

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