JP2000320576A - 油圧式動力伝達継手のドレーン機構 - Google Patents

油圧式動力伝達継手のドレーン機構

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JP2000320576A
JP2000320576A JP11135450A JP13545099A JP2000320576A JP 2000320576 A JP2000320576 A JP 2000320576A JP 11135450 A JP11135450 A JP 11135450A JP 13545099 A JP13545099 A JP 13545099A JP 2000320576 A JP2000320576 A JP 2000320576A
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pin
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裕幸 中野
Kazuhisa Shimada
和寿 嶌田
Tadahiko Kato
忠彦 加藤
Toshiharu Takasaki
俊治 高崎
Hirotaka Kusukawa
博隆 楠川
Shigeo Murata
茂雄 村田
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/284Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D31/00Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution
    • F16D31/02Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution using pumps with pistons or plungers working in cylinders

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度耐久性を向上させ、高圧室の油圧を高圧
に設定し、小型化を図る。 【解決手段】 バルブ27内に収納され高圧室59から
のオイルを排出するドレーン孔56が形成されたドレー
ンプラグ55と、ドレーンプラグ55内に摺動自在に設
けられドレーン孔56を開閉するドレーンピン60と、
バルブ27に挿入固定されサーモスイッチ67をドレー
ン方向に移動させるための固定ピン54と、バルブ27
の低圧室66内にリターンスプリング69,70に付勢
されてドレーンピン60を押圧しドレーン孔56を閉止
するように設けられ所定温度になると固定ピン54に当
接してドレーン孔56を開く方向に移動するサーモスイ
ッチ67とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式動力伝達継
手に用いられるドレーン機構、特に強度耐久性を向上さ
せ、さらに高圧を設定することができるドレーン機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式動力伝達継手に用いられる
ドレーン機構としては、例えば図4、図5および図6に
示すようなものがある。
【0003】図4において、101はバルブであり、バ
ルブ101は図示しないロータに連結され、ロータと一
体で回転する。ロータは後輪に直結したメインシャフト
にスプライン結合され、メインシャフトと一体で回転す
る。バルブ101には高圧室102が形成され、高圧室
102はロータに形成した吐出孔に連通している。バル
ブ101には図示しないオリフィスが形成され、オリフ
ィスは高圧室102に連通している。
【0004】バルブ101の端面には固定部材103が
設けられ、固定部材103によりサーモスイッチ104
が高圧室102内に挿入された状態でバルブ101にね
じ止め、固定されている。バルブ101には高圧室10
2に連通するドレーン孔105が形成され、また、バル
ブ101にはドレーン孔105を介して高圧室102に
連通する収納孔106が形成されている。収納孔106
内には収納孔106に形成した弁座107に着座してド
レーン孔105を閉止するチェックボール108とチェ
ックボール108を付勢するリターンスプリング109
が収納されている。また、バルブ101には収納孔10
6に連通するドレーン通路110が形成されている。サ
ーモスイッチ104のピン111はドレーン孔105に
挿入され、チェックボール108を押圧して、ドレーン
孔105を開放するようになっている。
【0005】サーモスイッチ104は高圧室102に挿
入して固定部材103により固定されており、所定温度
に達すると、図5の矢印Aで示すように、サーモスイッ
チ104のピン111が伸びてチェックボール108を
押圧し、ドレーン孔105を開いて、オイルをドレーン
させる。チェックボール108はピン111で押圧され
ると、リターンスプリング109に抗して弁座107か
ら離れて図5中右方向に移動し、オイルは矢印B,Cで
示す方向に流れ、矢印Dで示すように、ドレーン通路1
10から低圧室にドレーンされる。
【0006】所定温度以下になると、リターンスプリン
グ109の付勢力によりチェックボール108が押し戻
され、ピン111が元の位置に戻り、ドレーン孔105
を閉止し、オイルのドレーンが止められる。
【0007】また、従来の他のドレーン機構としては、
図6に示すようなものもある。
【0008】図6において、111はサーモスイッチ1
04のピンであり、ピン111の先端部には弁体112
が一体に形成されている。弁体112はリターンスプリ
ング109により押圧されてドレーン孔105を閉止し
ている。所定温度に達すると、ピン111が図6中右方
向に移動し、弁体112がリターンスプリング109に
抗して右方向に移動し、ドレーン孔105を開く。オイ
ルは高圧室102からドレーン孔105を通って、リタ
ーンスプリング109を収納した収納孔16に入り、ド
レーン通路110から低圧室にドレーンされる。所定温
度以下になると、リターンスプリング109が弁体11
2を押圧してドレーン孔105を閉止し、オイルのドレ
ーンを止める。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手のドレーン機構にあって
は、サーモスイッチが高圧室内にあるため、強度上の耐
久性能が低いという問題があった。また、サーモスイッ
チのピンでチェックボールを押す構造とすると、ピンの
分だけドレーン孔の径が大きくなりチェックボールが受
ける受圧荷重が大きくなってしまうが、リターンスプリ
ング力に限界があるため、高圧に上げられない(ドレー
ン孔の径が小さいと高圧になる。)という問題もあっ
た。さらに、サーモスイッチを固定する部品が必要とな
り、その分ドレーン機構が大きくなるという問題もあっ
た。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたのものであって、強度耐久性を向上させるこ
とができ、高圧に設定することができ、さらに小型化を
図ることができる油圧式動力伝達継手のドレーン機構を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。
【0012】請求項1の発明は、入力軸と出力軸の回転
速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手に
用いられ、バルブ内に収納され高圧室からのオイルを排
出するドレーン孔が形成されたドレーンプラグと、該ド
レーンプラグ内に摺動自在に設けられ前記ドレーン孔を
開閉するドレーンピンと、前記バルブに挿入固定されサ
ーモスイッチをドレーン方向に移動させるための固定ピ
ンと、前記バルブの低圧室内にリターンスプリングに付
勢されて前記ドレーンピンを押圧し前記ドレーン孔を閉
止するように設けられ所定温度になると前記固定ピンに
当接して前記ドレーン孔を開く方向に移動するサーモス
イッチと、を備える。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の油圧式動力
伝達継手のドレーン機構において、前記ドレーンピンの
後端側に開放された凹部を形成し、該凹部に前記固定ピ
ンを貫通させるとともに、前記サーモスイッチの頭部ピ
ンを前記固定ピンに当接可能に挿入した。
【0014】このような構成を備えた本発明によれば、
バルブ内に収納され高圧室からのオイルを排出するドレ
ーン孔が形成されたドレーンプラグと、ドレーンプラグ
内に摺動自在に設けられドレーン孔を開閉するドレーン
ピンと、バルブに挿入固定されサーモスイッチをドレー
ン方向に移動させるための固定ピンと、バルブの低圧室
内にリターンスプリングに付勢されてドレーンピンを押
圧しドレーン孔を閉止するように設けられ所定温度にな
ると固定ピンに当接してドレーン孔を開く方向に移動す
るサーモスイッチと、を有し、サーモスイッチを低圧室
内に移動自在に配置するようにしたため、サーモスイッ
チに高圧が作用しなくなり、強度耐久性を向上させるこ
とができる。
【0015】また、ドレーン孔に従来のようにサーモス
イッチのピンを挿入する必要がなくなるので、ドレーン
孔の径を小さくすることができ、高圧側の油圧を高く設
定することができる。さらにサーモスイッチを完全に固
定するための特別の部材が不要となり、同じ性能で小型
化を図ることができる。
【0016】また、ドレーンピンの後端側に開放された
凹部を形成し、凹部に固定ピンを貫通させるとともに、
サーモスイッチの頭部ピンを固定ピンに当接可能に挿入
したので、ドレーンピンの移動を確実に規制することが
でき、また、サーモスイッチを確実に作動することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明のドレーン機構が用
いられる油圧式動力伝達継手の断面図である。
【0018】図1において、1はコンパニオンフランジ
であり、コンパニオンフランジ1は前輪駆動軸(一方の
軸)である図示しないプロペラシャフトに連結されてい
る。コンパニオンフランジ1にはカムハウジング軸部2
が挿入され、スプライン結合されている。カムハウジン
グ軸部2の外周にはフロントベアリング3が設けられ、
フロントベアリング3を介してカムハウジング軸部2は
デフケース4に支持されている。デフケース4とコンパ
ニオンフランジ1との間にはシール部材5およびカバー
6が設けられ、シール部材5およびカバー6によりごみ
などの異物の侵入およびデフオイルの流出を防止してい
る。カムハウジング軸部2には溶接部7でハウジング8
が固定され、内側面には2つ以上の山を有するカム面9
が形成されている。カムハウジング軸部2はこのカム面
9によりカムとしての機能を持つ。また、カムハウジン
グ軸部2にはオイルを継手内部に注入し、または排出す
るためのプラグ10,11が挿入されている。
【0019】12はハウジング8内に回転自在に収納さ
れたロータであり、ロータ12はメインシャフト(他方
の軸)13に係合され、メインシャフト13と一体で回
転する。メインシャフト13内にはドライブピニオンギ
ア14が挿入、固定され、メインシャフト13はドライ
ブピニオンギア14と一体で回転する。
【0020】ロータ12には、軸方向に複数個のプラン
ジャ室15が形成されプランジャ室15内は複数個のプ
ランジャ16がリターンスプリング17を介して摺動自
在に収納されている。
【0021】プランジャ16の頭部側には吸入路18が
形成され、吸入路18は低圧室19に連通している。吸
入路18とプランジャ室15は連通孔20により連通
し、連通孔20はボールよりなる吸入用のワンウェイバ
ルブ21により開閉される。
【0022】プランジャ室15の内部には弁座22が形
成され、弁座22にはワンウェイバルブ21が着座す
る。弁座22の段部にはチェックプラグ23が設けら
れ、チェックプラグ23とワンウェイバルブ21との間
にはワンウェイバルブ21を押圧し、位置決めるための
チェックスプリング(図示しない)が介装されている。
【0023】チェックプラグ23とロータ12の底部と
の間には前記のリターンスプリング17が介装されてい
る。ロータ12には吐出孔24が形成され、吐出孔24
はプランジャ室15に連通している。吐出孔24にはボ
ールよりなる吐出用のワンウェイバルブ25が設けられ
ている。すなわち、吐出孔24には弁座26が形成さ
れ、弁座26にはワンウェイバルブ25が着座する。
【0024】27はバルブであり、バルブ27にはロー
タ12の吐出孔24に連通する高圧室28が形成されて
いる。高圧室28に規制部材29が突出してバルブ27
に設けられ、規制部材29はワンウェイバルブ25を所
定の位置に位置決めする。
【0025】バルブ27にはオリフィス30が設けられ
たオリフィス部材31が設けられ、高圧室28はオリフ
ィス30に連通している。バルブ27とロータ12はピ
ン32により位置決めされ、ボルト33で固定されてい
る。
【0026】プランジャ16が吸入工程にあるときは、
プランジャ16の頭部に設けた吸入用のワンウェイバル
ブ21が開き、低圧室19、吸入路18、連通孔20を
通じて、プランジャ室15にオイルを吸入する。このと
き、ロータ12の吐出孔24に設けた吐出用のワンウェ
イバルブ25は閉じて、高圧室28からのオイルの逆流
を阻止する。また、プランジャ16が吐出工程にあると
きは、吐出側のワンウェイバルブ25が開き、プランジ
ャ室15のオイルは、吐出孔24、高圧室28からオリ
フィス30に供給される。このとき、吸入用のワンウェ
イバルブ21は閉じて連通孔20、吸入路18から低圧
室19にオイルがリークするのを防止する。
【0027】34はベアリングリテーナであり、ベアリ
ングリテーナ34はハウジング8に圧入、固定され、ス
ナップリング35により位置決めされている。
【0028】ベアリングリテーナ34はハウジング8と
一体で回転する。ベアリングリテーナ34は通孔36が
形成され、通孔36は低圧室19に連通している。ま
た、ベアリングリテーナ34とバルブ27およびベアリ
ングリテーナ34とメインシャフト13との間にはニー
ドルベアリング37,38がそれぞれ介装され、また、
ベアリングリテーナ34とメインシャフト13との間に
はオイルシール39が設けられ、オイルシール39によ
りオイルの流出を防止している。
【0029】ベアリングリテーナ34の外側にはオイル
の熱膨張、収縮を吸収するためのアキュムレータピスト
ン40が摺動自在に設けられ、アキュムレータピストン
40によりアキュムレータ室41が画成されている。ア
キュムレータ室41はベアリングリテーナ34の通孔3
6を介して低圧室19に連通している。
【0030】アキュムレータピストン40とハウジング
8との間およびアキュムレータピストン40とベアリン
グリテーナ34との間にはオイルのもれを防止するOリ
ング42,43がそれぞれ介装されている。44はアキ
ュームリテーナであり、アキュームリテーナ44の外周
端部はハウジング8に固定されている。アキュームリテ
ーナ44とアキュムレータピストン40の底部との間に
はリターンスプリング45,46が介装されている。
【0031】ベアリングリテーナ34の延在部の外周に
はリアベアリング47が設けられ、リアベアリング47
を介してベアリングリテーナ34はデフケース4に支持
されている。なお、48はメインシャフト13の開口部
に設けられた潤滑用油溝、49はシール部材である。
【0032】図2は本発明の一実施形態を示す断面図で
ある。
【0033】図2の上半分は作動前の状態を示し、下半
分は作動後の状態を示す。
【0034】図2において、27はバルブであり、バル
ブ27はロータ12に連結され、ロータ12と一体で回
転する。バルブ27には収納孔50が形成され、収納孔
50にはねじ部51が形成され、スイッチプラグ52が
ねじ込まれている。バルブ27にはニードルベアリング
37の受座53が形成され、受座53から収納孔50を
貫通して、固定ピン54が挿入され、ニードルベアリン
グ37が抜け止めとなり、固定されている。収納孔50
の底部には金属製のシールワッシャ72が挿入され、さ
らにドレーンプラグ55が挿入され、ドレーンプラグ5
5は断面が略コの字形状に形成されている。ドレーンプ
ラグ55には高圧側に連通するドレーン孔56が形成さ
れている。
【0035】バルブ27にはドレーン孔56に連通する
高圧ポート57が形成され、高圧ポート57は高圧路5
8を介して高圧室59に連通している。
【0036】ドレーンプラグ55内にはドレーンピン6
0がドレーン孔56を開閉可能に収納され、ドレーン孔
56を開閉するための突起61を有する。突起61は断
面が略三角形状に形成され、図3に示すように、突起6
1のテーパ部62がドレーン孔56の開口端部に当接す
る。したがって、ドレーン孔56の径が小さく形成され
ても、ドレーン孔56を突起61により閉止することが
できる。
【0037】ドレーン孔60の突起61の反対側は開放
され、凹部63が形成されている。ドレーンピン60の
凹部63を貫通して固定ピン54が設けられ、ドレーン
ピン60が移動してドレーン孔56を開いた状態では凹
部63の底部が固定ピン54に当接して、ドレーンピン
60の移動が規制されるようになっている。
【0038】図2に戻って、ドレーンピン60がドレー
ンプラグ55に収納されるドレーン室64にはドレーン
通路65が開口し、高圧ポート57からドレーン孔56
を貫通したオイルは、ドレーン通路65に入り、その後
低圧室にドレーンされる。
【0039】スイッチプラグ52内には低圧室66が形
成され、低圧室66内にはサーモスイッチ67が移動自
在に収納される。サーモスイッチ67の外周には段部6
8が形成され、段部68とスイッチプラグ52との間に
はリターンスプリング69が介装され、また、サーモス
イッチ67の底部とスイッチプラグ62との間にもリタ
ーンスプリング70が介装されている。サーモスイッチ
67は、これらのリターンスプリング69,70に付勢
されて、ドレーンピン60を図中左方向に押圧し、ドレ
ーンピン60でドレーン孔56を閉止している。
【0040】サーモスイッチ67の先端部中央には頭部
ピン71が一体に形成され、作動前においては、頭部ピ
ン71と固定ピン54の間にはわずかな間隙が保持され
ている。所定温度になると、頭部ピン71が伸びて固定
ピン54に当り、反力でサーモスイッチ67がリターン
スプリング69,70に抗して図中右方向に移動して、
高圧ポート57からの高圧でドレーンピン60で図中右
方向に移動してドレーン孔56が開くようになってい
る。
【0041】サーモスイッチ67は低圧室66内にリタ
ーンスプリング69,70により付勢されて、ドレーン
ピン60を押圧するように収納されており、従来のよう
に固定されていない。
【0042】次に、作用を説明する。
【0043】作動前においては、図2の上半分で示すよ
うに、ドレーンピン60はサーモスイッチ67を介して
リターンスプリング69,70により左方向に押圧さ
れ、ドレーン孔56を閉止している。すなわち、ドレー
ンピン60はリターンスプリング69,70により左方
向に付勢されたサーモスイッチ67により左方向に押圧
されて、突起61がドレーン孔56を閉止している。
【0044】サーモスイッチ67の頭部ピン71は、リ
ターンスプリング69,70により付勢されてドレーン
ピン60に形成した凹部62に挿入されるが、固定ピン
54には当接しないで、わずかな間隙が保持されてい
る。
【0045】所定温度になると、サーモスイッチ67の
頭部ピン71が図2中左方向に伸びて固定ピン54に当
たり、反力によりサーモスイッチ67はリターンスプリ
ング69,70に抗して図2の下半分に示すように右方
向に移動する。サーモスイッチ67が右方向に移動する
と、ドレーンピン60を押圧する力がカットされ、ドレ
ーンピン60はフリーになり高圧ポート57からの高圧
により図2中右方向に移動してドレーン孔56を開く。
このため、高圧ポート57のオイルは、矢印Aで示すよ
うに、ドレーン孔56を通って、ドレーン室64に入
り、ドレーン通路65に入る。
【0046】すなわち、図3に示すように、ドレーンピ
ン60がドレーン孔56を開くと、高圧ポート57のオ
イルは、矢印Bで示すように、ドレーン室64に入り、
その後ドレーン通路65を通って低圧室にドレーンされ
る。ドレーンピン60の移動は、図3に示すようにドレ
ーンピン60の凹部63の底部が固定ピン54に当接す
ることでこれ以上移動することが阻止される。
【0047】このように、サーモスイッチ67を低圧室
66内に移動自在に配置するようにしたため、サーモス
イッチ67に高圧が作用しなくなり、強度耐久性を向上
させることができる。
【0048】また、ドレーン孔56に従来のようにサー
モスイッチのピンを挿入する必要がなくなるので、ドレ
ーン孔56の径を小さくすることができ、高圧側の油圧
を高く設定することができる。さらにサーモスイッチ6
7を完全に固定するための特別の部材が不要となり、同
じ性能で小型化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、バルブ内に収納され高圧室からのオイルを排出する
ドレーン孔が形成されたドレーンプラグと、ドレーンプ
ラグ内に摺動自在に設けられドレーン孔を開閉するドレ
ーンピンと、バルブに挿入固定されサーモスイッチをド
レーン方向に移動させるための固定ピンと、バルブの低
圧室内にリターンスプリングに付勢されてドレーンピン
を押圧しドレーン孔を閉止するように設けられ所定温度
になると固定ピンに当接してドレーン孔を開く方向に移
動するサーモスイッチと、を有し、サーモスイッチを低
圧室内に移動自在に配置するようにしたため、サーモス
イッチに高圧が作用しなくなり、強度耐久性を向上させ
ることができる。
【0050】また、ドレーン孔に従来のようにサーモス
イッチのピンを挿入する必要がなくなるので、ドレーン
孔の径を小さくすることができ、高圧側の油圧を高く設
定することができる。さらにサーモスイッチを完全に固
定するための特別の部材が不要となり、同じ性能で小型
化を図ることができる。
【0051】また、ドレーンピンの後端側に開放された
凹部を形成し、凹部に固定ピンを貫通させるとともに、
サーモスイッチの頭部ピンを固定ピンに当接可能に挿入
したので、ドレーンピンの移動を確実に規制することが
でき、また、サーモスイッチを確実に作動することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドレーン機構が用いられる油圧式動力
伝達継手の断面図
【図2】本発明の一実施形態を示すドレーン機構の断面
【図3】ドレーンピンの断面図
【図4】従来例を示す断面図
【図5】図4の作用説明図
【図6】他の従来例を示す断面図
【符号の説明】
1:コンパニオンフランジ 2:カムハウジング軸部 3:フロントベアリング 4:デフケース 5,49:シール部材 6:カバー 7:溶接部 8:ハウジング 9:カム面 10,11:フラグ 12:ロータ 13:メインシャフト 14:ドライブピニオンギア 15:プランジャ室 16:プランジャ 17:リターンスプリング 18:吸入路 19:低圧室 20:連通孔 21:吸入用のワンウェイバルブ 22,26:弁座 23:チェックプラグ 24:吐出孔 25:吐出用のワンウェイバルブ 27:バルブ 28:高圧室 29:規制部材 30:オリフィス 31:オリフィス部材 32:ピン 33:ボルト 34:ベアリングリテーナ 35:スナップリング 36:通孔 37,38:ニードルベアリング 39:オイルシール 40:アキュムレータピストン 41:アキュムレータ室 42,43:Oリング 44:アキュームリテーナ 45,46:リターンスプリング 47:リアベアリング 48:潤滑用油溝 50:収納孔 51:ねじ部 52:スイッチプラグ 53:受座 54:固定ピン 55:ドレーンプラグ 56:ドレーン孔 57:高圧ポート 58:高圧路 59:高圧室 60:ドレーンピン 61:突起 62:テーパ部 63:凹部 64:ドレーン室 65:ドレーン通路 66:低圧室 67:サーモスイッチ 68:段部 69,70:リターンスプリング 71:頭部ピン 72:シールワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶌田 和寿 静岡県湖西市鷲津2418番地 株式会社フジ ユニバンス内 (72)発明者 加藤 忠彦 静岡県湖西市鷲津2418番地 株式会社フジ ユニバンス内 (72)発明者 高崎 俊治 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 楠川 博隆 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 村田 茂雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸と出力軸の回転速度差に応じたトル
    クを伝達する油圧式動力伝達継手に用いられ、 バルブ内に収納され高圧室からのオイルを排出するドレ
    ーン孔が形成されたドレーンプラグと、 該ドレーンプラグ内に摺動自在に設けられ前記ドレーン
    孔を開閉するドレーンピンと、 前記バルブに挿入固定されサーモスイッチをドレーン方
    向に移動させるための固定ピンと、 前記バルブの低圧室内にリターンスプリングに付勢され
    て前記ドレーンピンを押圧し前記ドレーン孔を閉止する
    ように設けられ所定温度になると前記固定ピンに当接し
    て前記ドレーン孔を開く方向に移動するサーモスイッチ
    と、を備えたことを特徴とする油圧式動力伝達継手のド
    レーン機構。
  2. 【請求項2】請求項1の油圧式動力伝達継手のドレーン
    機構において、 前記ドレーンピンの後端側に開放された凹部を形成し、 該凹部に前記固定ピンを貫通させるとともに、前記サー
    モスイッチの頭部ピンを前記固定ピンに当接可能に挿入
    したことを特徴とする油圧式動力伝達継手。
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